JPH0796061B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH0796061B2
JPH0796061B2 JP61308213A JP30821386A JPH0796061B2 JP H0796061 B2 JPH0796061 B2 JP H0796061B2 JP 61308213 A JP61308213 A JP 61308213A JP 30821386 A JP30821386 A JP 30821386A JP H0796061 B2 JPH0796061 B2 JP H0796061B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフイア
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、補助遊技形成手段の補助遊技結果に基づいて
特別変動入賞装置の第2状態を所定回数繰り返すことが
可能な特別遊技の権利が発生したことを必要条件に、上
記特別入賞装置を第2状態に変換駆動するように構成し
たパチンコ機に関し、特に、補助遊技形成手段の補助遊
技を開始する切掛けとなる特定入賞領域に係る遊技盤面
構成の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来、特定入賞領域への球の入賞に基づいて大型変動入
賞装置または可変表示装置を採用した補助遊技形成手段
による補助遊技を開始させ、特別遊技の権利が発生した
場合には、遊技者が比較的大きな遊技利益を獲得可能な
特別遊技を行えるようにしたパチンコ機が数多く提案さ
れており、例えば本願出願人の提案による特開昭58−22
081号公報や特開昭58−112571号公報等で広く知られて
いる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記した従来のパチンコ機の特定入賞領域は、
遊技盤面に複数設けられているものの、当該特定入賞領
域への入賞確率は釘調整のみに依存する所謂チャッカ構
造の入賞領域に過ぎず、遊技者が期待するところの“特
定入賞領域への球の連続入賞”は極めて希なものであ
る。従って、パチンコ遊技特有の所謂スランプ状態に入
った場合には、補助遊技形成手段による補助遊技が殆ど
行われないという状態が比較的長く継続する場合もあっ
て、何の手立てもなく有効な作戦も立てられないという
遊技者の不満があった。
また、特別遊技の権利が球の入賞結果(特定入賞口への
入賞)において発生するパチンコ機の場合には、この特
定入賞領域へ球がタイミング良く連続的に入賞すると、
補助遊技形成手段への球の入賞確率が上昇し、特別遊技
の権利発生率が大きく変化するので、遊技者は特定入賞
領域へ球をタイミング良く連続的に入賞させたいという
要望があった。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来の所謂チャ
ッカ構造の特定入賞領域だけのものに代えて、特定入賞
領域の上方側に球貯留部を有する球流下制御手段の球出
口を臨ませて、この特定入賞領域へ球が連続的に入賞す
るチャンスを多くした盤面構成を採り、補助遊技におけ
る特別遊技の権利発生への期待感が従来になく高められ
るようにしたことにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記課題を解決するために、本発明に係るパチンコ機
は、遊技部(3)を形成した遊技盤(1)と、上記遊技
盤に設けられて、遊技者にとって不利な第1状態と遊技
者にとって有利な第2状態とに変換可能な特別変動入賞
装置(4)と、上記遊技盤に設けられて、補助遊技を行
うことができる補助遊技形成手段(例えば特別変動入賞
装置4等)と、上記補助遊技形成手段の補助遊技結果が
上記特別変動入賞装置の第2状態を所定回数繰り返すこ
とが可能な特別遊技の権利が発生したこと(例えば特別
入賞口31への入賞)を必要条件に、上記特別変動入賞装
置を第2状態に変換駆動する駆動制御手段(制御装置)
と、球を貯留する貯留部(例えば左貯留部45および右貯
留部46)を有し、該貯留部に貯留した球を所定の球数宛
て流下制御する球流下制御手段(例えば流下制御用ソレ
ノイド49,50、貯留球流下制御部材47,48、球出口15等)
と、上記遊技盤に設けられた特定入賞領域に流入した球
を検出して、上記補助遊技形成手段での補助遊技を開始
する開始信号を発生する補助遊技開始信号発生手段と
(例えば特定入賞検出機60)と、を備え、上記特定入賞
領域の上方側に上記琉球下制御手段の球出口(15)を該
特定入賞領域と相対して配置せしめて、所定の作動条件
により球流下制御手段を作動するようにした。
〈作用〉 補助遊技開始信号発生手段からの開始信号に基づいて補
助遊技形成手段による補助遊技が開始され、この補助遊
技の結果において予め規定されている特別遊技の権利が
発生したことを必要条件に、駆動制御手段が特別変動入
賞装置を第2状態に変換駆動する。所定の作動条件(例
えばスイッチの操作)に基づいて球流下制御手段は、貯
留部に貯留した球を球出口から特定入賞領域に対して所
定の球数宛流下させることにより、特定入賞領域への球
の入賞確率が高まる。従って、盤面を流下する球だけで
なく、貯留部に貯留した球によっても特定入賞領域への
入賞が期待できることとなるので、この特定入賞領域に
対して球を連続入賞させるチャンスが拡大でき、また、
所定の作動条件をスイッチングの操作により可能とした
場合には、遊技者が遊技上の作戦に利用することができ
て、遊技者の満足する遊技内容となる。
〈実施例〉 以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説明する。
パチンコ機の遊技盤1は、第1図に示すように、表面に
ガイドレール2で囲んだ遊技部3を形成し、該遊技部3
内のほぼ中央に特別変動入賞装置4を配設するととも
に、特別変動入賞装置4の下方に第1特定入賞口5を、
該第1特定入賞口5の左右に第2特定入賞口6、第3特
定入賞口を夫々配設してある。
特別変動入賞装置4は、第2図に示すように、遊技盤1
の表面に取付ける基板8のほぼ中央に開口部9を開設、
該開口部9の上縁に天入賞口10を有する鎧部11を突設
し、開口縁の左右上部に一対の可動片12,12を軸13,13に
より回動可能に軸着し、両可動片12,12の下方及び開口
部9の下縁に球流入阻止部材14を突設し、該球流入阻止
部材14の下方の基板8に球出口15を開設し、基板8の左
側表面にポケット状の左貯留球受口16を、右側に右貯留
球受口17を各々突設する。なお、この特別変動入賞装置
4は、後述する特別遊技において遊技者に多くの遊技利
益をもたらす遊技装置として機能すると共に、該特別遊
技を行う権利を発生させるための補助遊技でも用いるも
のとしてあり、補助遊技形成手段としても機能するので
ある。
そして、基板8の裏側には前面開放のケース18を設けて
凹室19を形成し、該凹室19内に可動装飾部材20を支軸2
1,21により回動可能に支承するとともに、可動装飾部材
20の周りに棚板状の仕切板22を設け、第5図に示すよう
に、ケース18の外部に突出させた上記支軸21の一端に歯
車23…等を介して駆動源としてのパルスモータ24に接続
する。したがって、パルスモータ24を作動すると、支軸
21が回動して、可動装飾部材20が起立してロボット状と
なった通常状態(第3図)から、第4図に示すように、
ヘリコプター状となる特別状態に変換する。
また、凹室19の底部には第6図に示すように、下面に特
別入賞誘導片25,25を前後方向に形成した揺動底板26を
軸27により揺動可能に軸着し、該揺動底板26の後端から
延設した受片28を駆動源として設けた揺動用ソレノイド
29の係合部30に係合し、揺動底板26の下方に位置するケ
ース18の奥に特別入賞口31を形成するとともに、該特別
入賞口31の左右に一般入賞口32,32を形成し、特別入賞
口31には特別入賞検出器33を臨ませる。揺動底板26は、
常には揺動用ソレノイド29が消磁しているので、第7図
に示すように、スプリング等の付勢により先端部分を下
降した通常状態で静止している。
この通常状態では特別入賞誘導片25,25の下端縁と凹室1
9の底面との間隔が球の直径よりも小さいので、揺動底
板26上を前方に向って流下し、底面上に落下して流下方
向を後方に換えた球のうち、特別入賞誘導片25,25間に
運良く入った球だけが特別入賞誘導片25,25に案内され
て特別入賞口31に入賞し、他の球は底面上を流下する途
中で特別入賞誘導片25,25により特別入賞口31方向への
流下を阻止され、必然的に一般入賞口32,32に入賞す
る。
一方、揺動用ソレノイド29の励磁により揺動底板26の先
端部分が上昇すると、第8図に示すように、特別入賞誘
導片25,25の下端縁と凹室19の底面との間隔が球の直径
よりも大きくなるので、揺動底板26上から底面上に落下
した球は、特別入賞誘導片25,25により流下方向の規制
を受けることなく自由な方向に流下し、特別入賞口31、
又は一般入賞口32,32に入賞する。したがって、この様
に揺動底板26の前端部分を上昇して特別入賞誘導片25,2
5に機能させないようにすると、揺動底板26の先端部分
を下降して特別入賞誘導片25,25を機能させたときに比
較して、特別入賞口31に球が入り易くなる。
また、上記ケース18の裏側には電気的駆動源として可動
片用ソレノイド34,34を取付けるとともに、各可動片用
ソレノイド34のプランジャに制御レバ35を取付け、可動
片12,12の軸13,13の後端に設けたクランク状の連結部材
のピン36を各制御レバ35の長孔37内に遊嵌する。
そして、本実施例では可動片12,12の開き状態を複数段
階に変換可能とするために、ストッパー片38を有する開
度規制部材39を上記両制御レバ35,35のストッパー受部4
0,40に臨ませ回動可能に軸着し、該開度規制部材39の作
動ピン41を電気的駆動源として設けた開度規制用ソレノ
イド42の長孔43内に遊嵌する。したがって、可動片用ソ
レノイド34,34が消磁した状態では、第2図及び第10図
に示すように、各制御レバ35に一端を接続したスプリン
グ44の付勢により両可動片12,12が起立して鎧部11との
間を塞いで球を受け入れない、すなわち遊技者にとって
不利な第1状態を維持する。
そして、可動片用ソレノイド34,34を励磁すると、各制
御レバ35が上昇して軸13を回動するので、可動片12,12
が鎧部11から離隔して上端を外側に倒す方向にほぼ水平
近くまで回動し、球を受け入れ易い、すなわち遊技者に
とって有利な第2状態に変換する。
一方、開度規制用ソレノイド42を励磁すると、開度規制
部材39が回動してストッパー片38を制御レバ35の方に突
出させる。この状態で可動片用ソレノイド34,34が励磁
すると、各制御レバ35のストッパー受部40が開度規制部
材39のストッパー片38に当接し、途中で止る。したがっ
て、軸13が途中まで回動し、これにより各可動片12,12
が途中まで回動して半開きの状態となる。
この様に、可動片12,12が途中まで回動して半開きの状
態に変換すると、左右の可動片12,12の上端間隔が第2
状態のときよりも狭くなるので、球を受け入れることが
できるが、第2状態に比較すると球を受け入れ難い状態
になる。このため、特別変動入賞装置4の始動口として
機能する第1、第2、第3特定入賞口5,6,7のうち第
2、第3特定入賞口6,7へ球が入賞した時、開度規制用
ソレノイド42を励磁するように設定し、可動片12,12を
半開き状態となるようにすれば、特定入賞口6,7の障害
釘を球が入り易いように調整しておくことができ、従来
よりも多く可動片12,12をを開状態とすることができ
る。
なお、上記した説明では、開度規制部材39のストッパー
片38を制御レバ35のストロークの途中に突出させること
により両可動片12,12の開度を調整したが、開度規制部
材39の構成は、可動片12,12の開度を途中で規制するこ
とができれば、ストッパー片38を有するロータ状のもの
に限らず、どのような構成でもよい。
また、ケース18の左側に位置する基板8の裏面には、第
3図に示すように、上端が左貯留球受口16に連通して下
端が球出口15に連通する筒状の左貯留部45を、ケース18
の右側に位置する基板8の裏面には、上端が右貯留球受
口17に連通して下端が球出口15に連通する筒状の右貯留
部46を各々の形成し、左貯留部45及び右貯留部46の底部
付近には貯留球流下制御部材47,48を各々設け、左右貯
留部45,46に電気的駆動源として設けた球流下用ソレノ
イド49,50を接続する。
貯留球流下制御部材47は、第12図に示すように、2本の
制御ピン51a,51bをベース板52から球の直径よりも僅か
に大きな間隔で立設し、ベース板52の裏側に突設した作
動ピン53を球流下用ソレノイド49のプランジャに連結部
材54を介して接続してなる。
そして、この貯留球流下制御部材47を左貯留部45に取付
けるには、ベース板52に突設した軸受孔55に通した軸に
より左貯留部45の背面に回動自在に軸着するとともに、
左貯留部45の背面に開設した円弧長孔56a,56b内に両制
御ピン51a,51bを挿通し、左貯留部45内に必ず一方の制
御ピンが位置するように構成する。
斯る構成からなる貯留球流下制御部材47は、球流下用ソ
レノイド49が消磁した状態では、第13図に示すように、
上流側の制御ピン51aが左貯留部45から外れ、下流側の
制御ピン51bが左貯留部45内に位置する状態で停止す
る。したがって、左貯留部45内の球は、下流側の制御ピ
ン51bに当接して停止する。
この状態で球流下用ソレノイド49を励磁すると、プラン
ジャが第12図矢印方向に移動して貯留流下制御部材47を
回動する。貯留球流下制御部材47が回動すると、第14図
に示すように、下流側の制御ピン51bが左貯留部45内か
ら外れるとともに、上流側の制御ピン51aが左貯留部45
内に入り込む。したがって、下流側の制御ピン51bに当
接して停止していた球だけが流下し、2番目の球が上流
側の制御ピン51aに当接して停止する。
そして、所定時間が経過して球流下用ソレノイド49が消
磁すると、貯留球流下制御部材47が戻り回動するので、
上流側の制御ピン51aが左貯留部45内から外れるととも
に、下流側の制御ピン51bが左貯留部45内に入り込む。
したがって、上流側の制御ピン51aに当接して停止して
いた球が流下し、下流側の制御ピン51bに当って停止す
る。この球に、貯留球流下制御部材47は、球流下用ソレ
ノイド49が励磁する度に左貯留部45内の球を1個宛流下
する。なお、上記説明は、左側の貯留球流下制御部材47
について説明したが、右側の貯留球流下制御部材48も左
側と同様の構成である。
すなわち、本実施例においては、特別変動入賞装置4に
設けた左右貯留球受口16,17から受け入れた球を貯留す
る左右貯留部45,46や、流下制御用ソレノイド49,50の駆
動制御に基づいて作動する貯留球流下制御部材47,48
や、貯留球流下制御部材47,48の動作によって開放され
た球を遊技盤面へ排出する球出口15等が相互に機能する
ことで、貯留部に貯留した球を所定の球数宛流下制御す
る球流下制御手段となるのである。
そして、本実施例ではパチンコ機の前面枠に球排出用の
スイッチ57を設け、遊技者がこのスイッチ57を操作した
ときに左右の左右貯留部45,46から交互の球が1個宛排
出されるように構成してある。また、本実施例では、球
出口15の直ぐ下方に第1特定入賞口5を配設してあるの
で、上記の様にして、球出口15から排出された球は、第
1特定入賞口5に高い確率で入る。しかも、第1特定入
賞口5を所謂2回開きのチューリップで構成してあるの
で、この第1特定入賞口5に球が入る確率は従来のパチ
コン機の始動口に比較すると著しく高い。
また、第2状態に変換した可動片12,12の先端が斜め上
方に位置するように貯留球受口16,17を配置してあるの
で、第2状態に変換した可動片12,12の先端が球案内部
として機能する。したがって、可動片12,12が第2状態
に変換すると貯留球受口16,17に球が入る確率が高めら
れる。故に、可動片12,12が開状態となってもケース8
内に球が入賞しなかったり、ケース8内に入賞しても後
述する特別遊技の権利が発生しなかった場合でも、貯留
球受口16,17に球が入れば、その球により第1特定入賞
口5に高い確率で入賞することとなるので、第1特定入
賞口5に入賞すれば再び可動片12,12を開状態とするこ
とができる、特別遊技発生のチャンスを得ることができ
る。
次に、上記した構成から成るパチンコ機における遊技に
ついて説明する。
遊技者が球を発射すると、これらの球は障害釘に当って
流路を変換しながら遊技部3内を流下する。そして、流
下途中で特別変動入賞装置4の左側の貯留球受口16内に
入った球は左貯留部45内、右側の貯留球受口17に入った
球は右貯留部46内に貯留される。なお、左右貯留部45,4
6内が球で充満にした場合(例えば、5個)に次の球が
流入すると、この球は、基板8に開設された左右の溢れ
口58a,58bからオーバーフローして、再び遊技部3内を
流下する。
また、遊技部3内を流下する球が運良く第1特定入賞口
5に入ると、該第1特定入賞口5の可動翼片59,59が開
いて受け入れ易い状態に変換するとともに、第1特定入
賞検出器60がこの球を検出して制御装置に信号を送る。
なお、第1特定入賞口5に入った球は、遊技盤1の裏側
に排出されて入賞球となる。
制御装置は第1特定入賞検出器60からの信号を受ける
と、特別変動入賞装置4の可動片用ソレノイド34,34を
所定の短時間(例えば、0.8秒間)宛2回だけ励磁する
補助遊技が行われ、特別変動入賞装置4の可動片12,12
が0.8秒間宛2回だけ第2状態に変換する。すなわち、
特定入賞検出器60は、特定入賞領域たる第1特定入賞口
5に流入した球を検出して、補助遊技形成手段としての
特別変動入賞装置4による補助遊技を開始する開始信号
を発生する補助遊技開始信号発生手段として機能するの
である。なお、第1特定入賞口5が第2状態に変換する
と、球を受け入れ易いので、遊技部3内を流下する球が
再度第1特定入賞口5に入る確率が高まり、これにより
特別変動入賞装置4が再度第2状態に変換する確率が高
まる。
而して、本発明の一実施例に係るパチンコ機において
は、特定入賞領域たる第1特定入賞口5の直ぐ上方に左
右貯留部45,46の球出口15を開口してあるので、特別変
動入賞装置4の一機能として付加した流下制御手段の球
出口15を特定入賞領域たる第1特定入賞口5と相対して
配置させるものとし、左右貯留部45,46内に球が貯留さ
れている場合は、予め定めた所定の作動条件としてスイ
ッチ57を操作すると、左右貯留部45,46内の球が球出口1
5から排出されるという球流下制御手段の作動が行われ
るのである。この様にすると、発射した打球を直接第1
特定入賞口5に入れるよりも、球出口15から排出された
球を第1特定入賞口5に入れる方がその確率が高い。即
ち、後述する特別遊技の権利を発生するチャンスが増加
する。
一方、遊技部3内を流下する球が第2特定入賞口6に入
ると、第2特定入賞検出器61がこの球を検出して制御装
置に信号を送る。制御装置は第2特定入賞検出器61から
の信号を受けると、特別変動入賞装置4の可動片用ソレ
ノイド34,34と開度規則用ソレノイド42を所定時間宛1
回励磁する。したがって、特別変動入賞装置4は、両可
動片12,12が球を受け入れない第1状態から球を受け入
れ得る半開き状態に1回だけ変換する。なお、第3特定
入賞口7に球が入った場合、上記と同様に、第3特定入
賞検出器62が制御装置に信号を送り、これにより特別変
動入賞装置4の可動片12,12が半開きの状態に変換す
る。また、第2、第3特定入賞口6,7に入った球は、遊
技盤1の裏側に排出されて入賞球となる。
上記の様にして特別変動入賞装置4が球を受け入れない
第1状態から球を受け入れ易い乃至受け入れ得る半開き
状態に変換すると、遊技部3内を流下してきた球がタイ
ミング良く開いた可動片12,12上に載り、凹室19内に流
入し、揺動底板26上をを前方に向って転動する。この状
態においては、揺動底板26は先端部分を下降した状態で
ある。したがって、特別入賞誘導片25,25間を通った球
だけが特別入賞口31に入り、他の球は一般入賞口32,32
に入る。一般入賞口32,32に球が入ると、この球は遊技
盤1の裏側に排出されて入賞球となり、遊技状態に変化
はない。一方、特別入賞口31に球が入ると、特別入賞検
出器33がこの球を検出して制御装置に特別遊技の権利が
発生した旨の信号を送る。なお、特別入賞検出器33に作
用した球は遊技盤1の裏側に排出されて入賞球となる。
制御装置が特別入賞検出器33からの信号を受けると、補
助遊技形成手段としての特別変動入賞装置4を用いた補
助遊技における補助遊技結果が当該特別変動入賞装置4
の第2状態を所定回数繰り返すことが可能な特別遊技の
権利が発生する。また、制御装置はパルスモータ24を作
動して可動装飾部材20をロボット状の通常状態からヘリ
コプター状の特別状態に変換して遊技者に特別遊技が開
始されたことを可視表示する。さらに、制御装置は、特
別遊技の権利が発生したことを必要条件に、特別変動入
賞装置を第2状態に変換する駆動制御手段としての機能
を備え、特別遊技を統括的に制御するのである。なお、
この特別遊技中に再度球が特別入賞口31へ入賞すると、
可変装飾部材20は特別状態から通常状態に一旦変換され
てから再び特別状態に変換され、遊技者に後述するサイ
クルの更新があったことを可視表示する。
本実施例における特別遊技は、特別変動入賞装置4の可
動片12,12が所定時間宛所定回数(例えば、0.8秒間宛18
回)だけ第1状態から第2状態に変換することを1サイ
クルとし、このサイクル中に球が特別入賞口31に入るこ
とを条件としてサイクルの更新が行われ、最高8回まで
サイクル更新が可能であり、当該サイクルにおいて可動
片12,12が第1状態から第2状態に18回目まで変換して
も球が特別入賞口31に入らなかった場合には残りサイク
ル数に拘らず当該サイクルで特別遊技が終了する。
そして、サイクルの更新は、例えばLEDからなる第1表
示器63により遊技者に可視表示する。なお、あるサイク
ルにおいて特別変動入賞装置4の両一般入賞口32,32に
所定数(例えば、10個)の球が入賞して球計数検出器64
が検出した場合には、残りサイクル数に拘らずその時点
で特別遊技が終了するように設定してある。そして、球
計数検出器64が検出した球数は、例えばLEDからなる第
2表示器65により遊技者に可視表示する。
また、あるサイクルにおいて予め設定した状態(本実施
例では特別変動入賞装置4の一般入賞口32,32に球が5
個入るか又は当該サイクルが開始されて可動片12,12が1
0回回動したとき)になると、揺動用ソレノイド29の励
磁により揺動底板26の先端部分が上昇して特別入賞誘導
片25,25の機能を止め、特別入賞口31に球が入り易い状
態、即ちサイクルを更新し易い状態に変換する。
上記した遊技を制御する制御装置は、例えば第15図に示
すように構成することにより特別変動入賞装置4の可動
片12,12、揺動底板26、可動装飾部材20等を制御する。
なお、第15図中、66は可動装飾部材20の状態を検出する
検出器である。
また、遊技者がスイッチ57を操作したときに左右の左右
貯留部45,46内の球を1個宛球出口15から排出するため
に、例えば第16図に示すような回路を構成する。この回
路において初期状態では、第1フリップフロップ67の反
転Q出力が「H」、第2フリップフロップ68のQ出力が
「L」、反転Q出力が「H」、第3フリップフロップ69
のQ出力が「L」、反転Q出旅が「H」となり、第1ア
ンドゲート70、第2アンドゲート71、第3アンドゲート
72の出力がすべて「L」となる。したがって、この状態
では左球流下用ソレノイド49、及び右球流下用ソレノイ
ド50が消磁している。
遊技者がスイッチ57を操作すると、波形整形回路73から
の「H」が、第1フリップフロップ67の反転Q出力
「H」を一方の入力としている第3アンドゲート72の他
方に入り、該第3アンドゲート72の出力を「H」にす
る。また、波形整形回路73からの「H」は第1フリップ
フロップ67をセットするので、反転Q出力が「L」に変
換し、この「L」が遅延回路74で遅れて第3アンドゲー
ト72の一方の入力側に入る。したがって、スイッチ57が
直ちに操作されても、第3アンドゲート72が開かない状
態にする。
第2フリップフロップ68がセットされると、Q出力が
「H」に、反転Q出力が「L」に変換する。このとき第
3フリップフロップ69のQ出力が「L」、反転Q出力が
「H」であり、このQ出力「L」が第1アンドゲート70
の一方の入力側に、反転Q出力「H」が第2アンドゲー
ト71の一方の入力側に送られており、また第2アンドゲ
ート71の他方の入力側には第2フリップフロップ68のQ
出力「H」が送られている。したがって、第1アンドゲ
ート70の出力は「L」のままであり、第2アンドゲート
71の出力が「H」となり、これにより左球流下用ソレノ
イド49が励磁し、左側の左貯留部45内の球が球出口15か
ら1個排出される。
遊技者がスイッチ57を操作してから0.5秒間経過する
と、第1フリップフロップ67の反転Q出力によりリセッ
トを解除されたタイマ75からの「H」出力が第1オアゲ
ート76を介して第2フリップフロップ68をリセットす
る。第2フリップフロップ68がリセットされると、Q出
力が「L」に、反転Q出力が「H」に変換し、この反転
Q出力「H」が第3フリップフロップ69をセットする。
第3フリップフロップ69がセットされると、Q出力が
「H」、反転Q出力が「L」となる。このとき第3フリ
ップフロップ69のデータ(D)は「L」となる。この様
にして第1アンドゲート70、第2アンドゲート71の出力
が共に「L」となり、左球流下用ソレノイド49が消磁す
る。
上記したタイマ75はリセット解除後1秒間経過すると
「H」を出力し、この「H」出力により第2オアゲート
77を介して第1フリップフロップ67をリセットする。第
1フリップフロップ67がリセットされると、反転Q出力
が「H」に変換するので、この「H」出力により第3ア
ンドゲート72の一方の入力側が「H」となり、遊技者の
スイッチ57の操作を待つ。
遊技者がスイッチ57を操作すると、波形整形回路73から
の「H」により第1フリップフロップ67がセットされて
反転Q出力が「L」に変換するとともに、第3アンドゲ
ート72の出力が「H」に変換する。この第3アンドゲー
ト72の「H」出力により第2フリップフロップ68がセッ
ト、Q出力が「H」に、反転Q出力が「L」に変換す
る。このとき第3フリップフロップ69のQ出力は
「H」、反転Q出力は「L」のままである。したがっ
て、第1アンドゲート70の出力のみが「H」となり、こ
れにより右側球流下用ソレノイド50が励磁し、右側の右
貯留部46内の球が1個球出口15から排出される。
前記と同様に遊技者がスイッチ57を操作してから0.5秒
間経過すると、タイマ75からの「H」出力により第3フ
リップフロップ69がリセットされ、Q出力が「L」に、
反転Q出力が「H」に変換される。したがって、第1ア
ンドゲート70の出力が「L」となり、右側球流下用ソレ
ノイド50が消磁する。また、第2フリップフロップ68は
タイマ75の上記「H」出力により第1オアゲート76を介
してリセットされ、反転Q出力が「H」に変換される。
この「H」出力は第3フリップフロップ69をセットす
る。そして、前記した1回目の球排出終了時に第3フリ
ップフロップ69のデータ(D)が「L」に変換されてい
るので、第3フリップフロップ69はセットされるとQ出
力が「L」、反転Q出力が「H」、データ(D)が
「H」となる。
遊技者の2回目のスイッチ57の操作から1秒間経過する
と、タイマ75から「H」が出力される。したがって、こ
の「H」出力により第1フリップフロップ67がリセット
され、初期状態に戻る。即ち、遊技者のスイッチ57の操
作による波形整形回路73からの「H」を待つ状態とな
る。
この様に、本回路は、遊技者のスイッチ操作により左側
球流下用ソレノイド49と右側球下用ソレノイド50を交互
に励磁して、左右の貯留部45,46から交互に球を1個宛
球出口15から排出するように構成されている。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、特定入賞領域に流
入した球を検出することに基づいて補助遊技形成手段に
よる補助遊技が開始され、補助遊技結果において予め規
定されている特別遊技の権利が発生したことを必要条件
に、特別変動入賞装置を第2状態に変換駆動するように
構成したパチンコ機において、貯留部に貯留した球を所
定の球数宛て流下制御する球流下制御手段を備え、上記
特定入賞領域の上方側に球流下制御手段の球出口を該特
定入賞領域と相対して配置せしめて、所定の作動条件に
より球流下制御手段を作動するようにしたので、盤面構
成の多様化が図れて、遊技者にとって特別遊技の権利発
生への第1ステップである特定入賞領域へ球の入る確率
が高まる遊技内容とすることができる。また、盤面を流
下する球以外に貯留部に貯留した球によっても特定入賞
領域へ球が入る盤面構成としたことにより、この特定入
賞領域に対して球の連続入賞のチャンスが拡大できて、
且つ、所定の作動条件をスイッチ操作により可能とした
場合には、遊技者は貯留球の流下タイミングを遊技上の
作戦に利用することができるので、補助遊技における特
別遊技の権利発生への期待感が従来になく高められて、
遊技者が満足する遊技内容となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は遊技盤
1の正面図、第2図は特別変動入賞装置の斜視図、第3
図は第2図に示す特別変動入賞装置の第1状態における
正面図、第4図は第2図に示す特別変動入賞装置の可動
装飾部材の状態が変換したときの正面図、第5図は可動
装飾部材の斜視図、第6図は揺動底板の斜視図、第7図
は先端部分を下降した状態における揺動底板の断面図、
第8図は先端部分を下降した状態における揺動底板の断
面図、第9図は開度規制部材及び開度規制用ソレノイド
等の斜視図、第10図は可動片を起立して球を受け入れな
い第1状態における可動片用ソレノイド及び可動片等の
正面図、第11図は可動片を途中で止めた半開き状態と可
動片を横倒しにして球を受け入れ易い第2状態に変換し
た状態における可動片用ソレノイド及び可動片等の正面
図、第12図は貯留球下制御部材の斜視図、第13図及び第
14図は貯留球流下制御部材を貯留部に取付けた状態にお
ける貯留部の一部正面図、第15図は制御装置のブロック
図、第16図は左右の球流下用ソレノイドを交互に作動さ
せる回路のブロック図である。 図中、1は遊技盤、3は遊技部、4は特別変動入賞装
置、5は特定入賞口、15は球出口、16,17は貯留球受
口、31は特別入賞口、45は左貯留部、46は右貯留部、4
7,48は貯留球流下制御部材、49,50は球流下用ソレノイ
ド、60は特定入賞検出器である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技部を形成した遊技盤と 上記遊技盤に設けられて、遊技者にとって不利な第1状
    態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な特別
    変動入賞装置と、 上記遊技盤に設けられて、補助遊技と行うことができる
    補助遊技形成手段と、 上記補助遊技形成手段の補助遊技結果が上記特別変動入
    賞装置の第2状態を所定回数繰り返すことが可能な特別
    遊技の権利が発生したことを必要条件に、上記特別変動
    入賞装置を第2状態に変換駆動する駆動制御手段と、 球を貯留する貯留部を有し、該貯留部に貯留した球を所
    定の球数宛て流下制御する球流下制御手段と、 上記遊技盤に設けられた特定入賞領域に流入した球を検
    出して、上記補助遊技形成手段での補助遊技を開始する
    開始信号を発生する補助遊技開始信号発生手段と、 を備え、 上記特定入賞領域の上方側に上記球流下制御手段の球出
    口を該特定入賞領域と相対して配置せしめて、所定の作
    動条件により球流下制御手段を作動するようにしたこと
    を特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】上記特定入賞領域は、球の流入確率が低い
    第1流入状態と球の流入確率が高い第2流入状態とに変
    換する可動部材を備えていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載のパチンコ機。
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