JP2004049537A - 遊技機 - Google Patents

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Nobuyuki Taniguchi
谷口 信行
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Abstract

【課題】大入賞口の開閉蓋が完全に開かない場合であっても、開閉蓋を開くようにすることにより、遊技者に本来与えられる利得が妨げられないようにすること。
【解決手段】開閉蓋24の開放動作の開始信号の送信後、開閉蓋24が閉じられる第1の所定時間(30秒)よりも短い第2の所定時間(10秒)が経過するまでに入賞検出器S3、S4が遊技球を検出しなかった場合、開閉蓋24を一旦閉止し再度開放するリトライ動作を行うように制御する。
【選択図】  図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉蓋を有する大入賞口を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、「大当たり」などの所定条件が成立した際に開放される開閉蓋を有し、多数の遊技球が入賞される大入賞口を備えた遊技機が種々知られている。例えば、特別図柄が揃い「大当たり」となった場合には、通常時には閉止されている開閉蓋が前方に傾動してほぼ水平状態となり、遊技領域を流下する遊技球を、大入賞口内部へと案内し、所定時間(例えば開放後30秒)経過するまで、又は所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞されるまで開放され、この開放動作を所定回数(例えば15回)繰り返すように設けられた大入賞口を備えた、第1種パチンコ遊技機などが知られている。
【0003】
ここで、このような遊技機の大入賞口の開閉蓋が開く際に開閉蓋の横を流下中の遊技球が、この開閉蓋と、遊技機のガラス板又は大入賞口周辺の突起物(遊技釘やパチンコ部品の突起部位など)との間に偶然挟まってしまうなど、開閉蓋が完全には開かなくなることがある。このような場合に挟まった遊技球が取り除かれないと、開閉蓋は完全には開放されず大入賞口に遊技球が入賞できないため、予め定められた所定時間の経過後に、遊技球が一切入賞することなく開閉蓋が閉じられてしまう。したがって、本来、所定個数の範囲内で多数の遊技球を入賞させ、その入賞に対する賞球が期待できるにも拘わらず、その利得を得ることができなくなるおそれがある。特に、1回の開放動作を1ラウンドとして、これを複数回以上繰り返すサイクル遊技を実行可能な遊技機においては、大入賞口内の特定の領域に検出器を配設しこの特定の領域に遊技球が通過して遊技球が検出されることを次ラウンドへの継続条件として定めることが多く、上記のように開閉蓋が開放されず遊技球が一切入賞しないと、この継続条件を満たすことが出来なくなり、それ以降のラウンドを通じて得ることができるはずの多大な利得を享受できないおそれがある。
【0004】
本発明は、上記した従来の遊技機の問題点を解消するものであり、大入賞口の開閉蓋が完全に開かない場合にリトライ動作を行い、正常に開くようにすることにより、遊技者に本来与えられる利得が妨げられないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機は、
所定条件の成立を契機として送信される開放動作の開始信号により、第1の所定時間が経過するまで、又は遊技球が所定個数入賞するまで開放される開閉蓋と、該開閉蓋の開放中に受け入れた遊技球を検出する入賞検出器とを有する大入賞口とを遊技盤面上に備え、さらに、記憶装置ROMに格納された動作プログラム、開放動作時間等の固定データと、記憶装置RAMに格納された球数カウントデータ等の必要なデータとにより大入賞口の開閉蓋を開閉制御する大入賞口制御手段を備えた遊技機において、
大入賞口制御手段は、前記開放動作の開始信号の送信後、前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過するまでに前記入賞検出器が遊技球を検出しなかった場合、前記開閉蓋を一旦閉止し再度開放するリトライ動作を行う制御内容を備えたことを特徴とするものである(請求項1)。
【0006】
開閉蓋を開く際に開閉蓋とガラス板との間に遊技球が挟まるなどして開閉蓋が完全には開かなかった場合には、開閉蓋をいったん閉じて再度開く「リトライ動作」を行うことにより、開閉蓋が完全に開かれるようにするものである。このように「リトライ動作」を行うことにより、開閉蓋を完全に開くようにして、本来開閉蓋が開放されることにより享受し得るはずの利得を得られなくなるおそれを回避する。
【0007】
ここで、開閉蓋は、第1の所定時間が経過するか、又は遊技球が所定個数入賞すると閉止されるように制御されるが、開閉蓋が完全には開いていないと、遊技球が入賞しないまま第1の所定時間が経過して開閉蓋は閉止されてしまう。このような場合、ホールの係員によりパチンコ遊技機のガラス保持枠を開けてもらい、詰まった遊技球を取り除くなど不具合の原因を解消してもらうことも考えられるが、「第1の所定時間」は、例えば30秒程度に設定されることが多く、このような短時間の内に上記のような作業を完了させることは困難なことが多い。そこで、開閉蓋閉止の条件となる「第1の所定時間」よりも短い「第2の所定時間」経過後に「リトライ動作」を行うことにより、利得を享受し得るようにする。
【0008】
通常、大入賞口の開閉蓋は、中央制御装置CPUなどから送られる開放動作信号を契機として、開閉蓋に連結されたソレノイドに通電されることにより開放される。また、「第1の所定時間」は、通常、開閉蓋の開放動作のもう一つの終了条件である「所定個数」の遊技球が入賞するのに充分な長さに設定される。しかし、遊技機には開閉蓋の開放自体を検知する手段を備えていないことが多く、このため、開閉蓋が完全に開いているか否かを直接的に判別することはできない。そこで、上記した開放動作信号が送られた後第2の所定時間内に、大入賞口に遊技球が一切入賞しない場合をもって、開閉蓋が完全に開いていないものと判別し、これを条件に「リトライ動作」を実行することとしている。このように構成することにより、既存のパチンコ遊技機に新たに開閉蓋の開閉検知手段などを設けることなく、「リトライ動作」を実行すべき時期を簡便に判別することができる。
【0009】
本発明において「リトライ動作」とは、上記したように大入賞口の開閉蓋を一旦閉止し、再度開放するように作動させることをいう。このように一旦閉止することにより、開閉蓋の開放動作の原因を解消し得る。例えば、開閉蓋を一旦閉止することにより、開閉蓋とガラス板との間に挟まった遊技球を流下させ得る。そして、再度開閉蓋を開放することにより、本来、大入賞口への入賞によって受け得る利得を享受することができる。また、本発明において所定条件の成立によって行われる「大入賞口」の「開放動作」は、1回のみであっても良いし、特定の条件の成立により複数回以上継続されるものであっても良い。
【0010】
また、上記遊技機において、大入賞口制御手段を、リトライ動作が行われた場合、第1の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備えることとすることができる(請求項2)。このように構成することにより、リトライ動作後から「第1の所定時間」を確保でき、開閉蓋の開放動作が終了する「第1の所定時間」が実質的に短縮されることがないので、予め定められた「所定個数」の遊技球の入賞が望める。また、このように通常通りの「第1の所定時間」が確保できるので、いわゆる「パンク」に陥るおそれも少ない。
【0011】
また、上記いずれかの遊技機において、大入賞口制御手段を、リトライ動作が行われた場合、第2の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備えることとすることができる(請求項3)。このように構成することにより、リトライ動作が行われたにも拘わらず、依然開閉蓋が完全に開かなかったり、開閉蓋が再度開かなくなり遊技球の入賞がない場合には、繰り返し「リトライ動作」を実行することができる。よって、開閉蓋の完全な開放動作をより確実に実現することができる。
【0012】
特に、上記したように、リトライ動作が行われた場合に第1の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備える遊技機において、このように第2の所定時間も再度最初から計時する構成とすることにより、遊技球の入賞がないかぎり「第1の所定時間」「第2の所定時間」がそれぞれ終了することがないので、第1ラウンド開始当初に球切れとなった場合でも慌てることなく遊技球を補充して第1ラウンドから遊技を行うことができ、また、ラウンドを複数回以上継続できる遊技機にあっては、ラウンド間で遊技を中断して休憩などをしても、中断した時点の次のラウンドからいつでも遊技を再開することができる。
【0013】
また、上記各発明を、大入賞口の特定領域への遊技球の入賞を検知することにより前記開放動作を複数回以上継続可能に設けられた遊技機に適用することもできる(請求項4)。上記したように、1回の開放動作を1ラウンドとして、これを複数回以上繰り返すサイクル遊技を実行可能な遊技機が種々知られているが、このような遊技機では開閉蓋の開放動作の回数が多いため開放動作に上記のような不具合が生ずる確率も高い。よって、このような遊技機に上記各発明を適用することにより、より一層開閉動作の不具合を回避でき好適である。また、これらの遊技機においては、大入賞口内の特定の領域に検出器を配設しこの特定の領域に遊技球が通過して遊技球が検出されることを次ラウンドへの継続条件として定めることが多い。よって、上記各発明を適用することにより、継続条件をより確実に満たすことができるので、このような遊技機本来の興趣を削ぐおそれが少ない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。図1は本発明の遊技機の遊技盤3の正面図を示す。図1に示すように、本発明の「遊技機」の一例であるパチンコ遊技機は、第1種パチンコ遊技機として構成されている。遊技盤3ほぼ中央上方寄りには、センターケース16が配設されている。センターケース16内には、特別図柄表示装置17、特別図柄始動記憶数表示部18、普通図柄表示部19、普通図柄始動記憶数表示部20が配設されている。液晶表示器からなる特別図柄表示装置17の特別図柄表示部14には、三つの特別図柄(例えば、特別図柄A,特別図柄B,特別図柄C)が表示され、特別図柄はそれぞれ「0」〜「9」の10個の数字からなる。
【0015】
特別図柄表示装置17には四個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示部18が設けられている。この特別図柄始動記憶表示部18は、後述する主制御基板60(図3参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された特別図柄の始動記憶数を表示する。
【0016】
また、特別図柄表示部14内の上側左寄りには、普通図柄表示部19が設けられている。普通図柄表示部19は、液晶表示器からなる特別図柄表示部14内に設けられた2種類の表示態様(例えば「3」及び「7」の2つの数字)を有する2つの表示エリアから構成されており、この2種類の表示態様を順次変更させて種々の組合せの表示態様を表示する。そして、この2つの表示態様が所定の当り態様(例えば「3」「3」、「7」「7」などに揃った態様)の場合には、普通電動役物23を開放する。さらに、特別図柄表示装置17には、四個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示部20が設けられ、後述の普通図柄始動スイッチS2(図3参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0017】
センターケース16の左右両側には、普通図柄作動ゲート21,21が設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート21,21に内蔵された普通図柄始動スイッチS2(図3参照)から球検出信号が発生すると、普通図柄表示部19が図柄変動する。また、左右の普通図柄作動ゲート21の斜め外側より下方にはそれぞれ左袖入賞口30a、右袖入賞口30bが設けられている。また、これらの入賞口30a,30bの斜め中央より下方には、さらに左下入賞口30c、右下入賞口30dが設けられている。
【0018】
また、特別図柄表示装置17の直下位置には、内部を始動口22として、開閉翼片により始動領域(入賞口兼用)の開口度を変化させるようにした普通電動役物23が配設されている。そして普通図柄表示部19の表示結果が、上述したような所定の当り状態の場合には、開閉翼片が約0.5秒拡開して、始動口22の開口度を拡開させ、球が入り易い状態となる。普通電動役物23内には、光電スイッチ、リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS1(図3参照)が備えられ、該始動スイッチS1による球通過検知に伴って、特別図柄表示装置17の特別図柄が変動表示を開始し、次いで所定の図柄を停止表示することとなる。
【0019】
普通電動役物23のさらに下方には、図2(a)〜(c)に示すように、内部に特定領域10と一般領域11とを有する大入賞口15が配設され、開閉蓋24を大入賞口ソレノイド25により開閉制御することによりを開放状態と閉鎖状態の何れかに変換する大入賞口15が配設されている。また、大入賞口15内部には、特定領域10側と一般領域11側のいずれかに傾動可能に設けられてそれぞれの領域のいずれかに入賞球を案内する誘導部材12が取り付けられている。また、大入賞口15の下方には、はずれ球を排出するアウト口29が設けられている。
【0020】
図3は、本発明にかかるパチンコ遊技機の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、該主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、データのやり取りを行なうデータバス(図示せず)を介して接続され、該主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。乱数テーブルには当り特別乱数値K、当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、普通当り乱数値U、当り普通図柄乱数値V等が格納され、所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数値の抽選が行われる。さらに記憶装置ROMには、本発明にかかる当りリーチ態様乱数値Q、ハズレリーチ態様乱数値Jも格納されており、当り特別乱数値Kの当り又はハズレの選出に従って有効とされる。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1 、普通図柄始動スイッチS2 、特定領域スイッチS3のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0021】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示せず)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
【0022】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示せず)及び出力ポート(図示せず)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び排出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには盤面中継基板61を介して上述した特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2 、特定領域スイッチS3、一般領域スイッチS4が接続され、主制御基板60が2ms毎に各スイッチS1〜4の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物23のソレノイド、大入賞口15の大入賞口ソレノイド25等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。すなわち、本発明にかかる大入賞口制御手段は、主制御用中央制御装置CPUにより構成される。
【0023】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び後述する各制御基板に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、該演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板に夫々送信し、各制御基板の中央制御装置CPUが該制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0024】
上記の図柄表示制御基板62には、特別図柄表示装置17で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この記憶装置ROMには、動作プログラム、特別図柄の可変パターン及びその表示パターン、大当り遊技パターン、祝祭表示パターン等の図柄変動態様を行う固定データ等が記憶されている。
【0025】
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。そして、該表示用ドライバは該図柄データに従って、特別図柄表示装置17に所定の図柄を表出させる。
【0026】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに発信して、該音データを受けてスピーカに出力させる。
【0027】
上記の光源制御基板64には、遊技盤3に取り付けられた発光ダイオードLEDや装飾ランプ等の電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御基板CPUに、動作プログラムや、発光ダイオードLED,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に送信し、所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0028】
上記の排出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、貸球ユニットや賞球ユニットを作動して、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この排出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、該データにより貸球ユニットや賞球ユニットの排出ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、排出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニットと、該プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやりとりする。
【0029】
次に本パチンコ遊技機の制御態様を説明する。遊技球が遊技盤3に発射され、該遊技球が始動口22を通過し、特別図柄始動スイッチS1がON作動すると、該信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。かかる信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている当り特別乱数値K、当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma ,Mb ,Mc 、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、当りリーチ態様乱数値Q、ハズレリーチ態様乱数値J等の各図柄乱数値を選出し、各選出値を、一旦、記憶装置RAMに格納する。さらには、特別図柄始動スイッチS1のON信号に基づき、主制御用中央制御装置CPUで演算処理して賞球指令信号を排出制御基板65に発信すると共に、賞球作動に連動する賞球音の発生指令信号を音源制御基板63に、賞球ランプ等の発生指令信号を光源制御基板64に夫々発信する。
【0030】
主制御基板60から賞球指令信号を受信した排出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットを作動させて所定数量の賞球を払い出す。これと同期して、賞球音の発生指令信号を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて音源制御用中央制御装置CPUにて演算処理を行い、その結果に従ってスピーカより所定の賞球音を上記賞球の払出時に合わせて出力する。同時に光源制御基板64でも、受信した賞球ランプの発生指令信号に従って光源制御用中央制御装置CPUが記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて演算処理を行い、その結果に従って所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0031】
さらには、特別図柄始動スイッチS1のON作動もしくは、主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている始動記憶数の消化により特別図柄A,B,Cが変動開始すると、主制御用中央制御装置CPUは、選出された当り特別乱数値Kを判定し、当り図柄乱数値L、ハズレ図柄乱数値Ma ,Mb ,Mc の何れかを有効とする。そして、Kが当りを選出していた場合には、当りリーチ態様乱数値Qを有効とする。一方、Kが当りを選出していなかった場合にはリーチ乱数値Nの選定内容に従ってリーチとするかどうかを判定し、リーチの場合にはリーチ図柄乱数値P、ハズレリーチ態様乱数値Jを有効とする。そして、特別図柄表示装置17で実行される特別図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0032】
上記図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、特別図柄表示装置17で演出する特別図柄A,B,Cの図柄表示態様を決定する。そして、該図柄表示態様に従って特別図柄A,B,Cを順次停止し、該特別図柄A,B,Cを確定表示する。
【0033】
その他、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、音響作動と発光作動を該図柄表示態様に連動させるため、音響制御指令信号を音源制御基板63に発信すると共に、電飾制御指令信号を光源制御基板64に発信する。音響制御指令を受けた音源制御基板63は、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて音源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた音データをサウンドジェネレータを介してスピーカより出力する。また上記光源制御基板64では、電飾制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている動作プログラム等を用いて光源制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、得られた光データを、光源作動基板を介して、所定の発光ダイオードLEDもしくは装飾ランプを点灯、点滅させる。
【0034】
また、遊技球が始動口22に連続的に通過した場合には、特別図柄始動スイッチS1による遊技球検出が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように特別図柄始動記憶表示部18の発光ダイオードLEDが順次点灯し、最高四回まで保留される。この発光ダイオードLEDは図柄が変動する都度、消灯されて、記憶数が減少する。なお、始動記憶数が満杯(四個)となっている場合には、始動口22を遊技球が通過しても無効となる。
【0035】
ここで、上述の当り特別乱数値Kが当りを選出した場合には、当り図柄乱数値Lと、当りリーチ態様乱数値Qを有効とし、主制御基板60は、図柄表示制御基板62に所定の制御指令信号を伝達する。そして、図柄表示制御基板62は、当り図柄乱数値Lに従い特別図柄をA=Bで停止し、当りリーチ態様乱数値Qに従いリーチ作動を実行した後、所定の当り図柄態様に従って特別図柄A,B,Cを確定表示する。
【0036】
このように特別図柄A,B,Cが当り図柄態様を表出すると、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイド25に信号を送り、ソレノイドを駆動して大入賞口15を開放する。そして、大入賞口15に遊技球が流入され、該大入賞口15内の特定領域スイッチS3や一般領域スイッチS4がON作動されると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が確認し、必要に応じて、図柄表示制御基板62や排出制御基板65に制御指令を発信する一連の特別遊技作動が実行される。
【0037】
ここで、大入賞口15は、図2(a)に示すように、通常時には開閉蓋24が鉛直方向に起立して大入賞口を閉止しており、遊技球が入賞することはない。そして、特別図柄A,B,Cが当り図柄態様を表出すると、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイド25に信号を送りソレノイドを駆動する。すると、図2(b)に示すように、開閉蓋24が前方に傾動して開き、その開放状態で開閉蓋24の上面が案内作用を生じ、大入賞口15へ遊技球を案内する。そして、大入賞口15内の特定領域10に遊技球が入り、特定領域10内に配設された「入賞検出器」としての特定領域スイッチS3が遊技球を検出すると次の開閉ラウンドへ移行する権利が付与される。
【0038】
大入賞口15内部には、特定領域10側と一般領域11側のいずれかに傾動可能に設けられてそれぞれの領域のいずれかに入賞球を案内する誘導部材12が取り付けられている。開閉蓋24が開いた直後には、この誘導部材12は特定領域10側を低くして傾動されており、特定領域10に遊技球を導きやすくすることにより、次の開閉ラウンドへ移行する権利を容易に取得できるようにしている。そして、上記した特定領域スイッチS3が遊技球を検出すると、次の開閉ラウンド移行への権利付与とともに、図2(c)に示すように、誘導部材12は一般領域11側に傾斜方向を変換して、一般領域11に遊技球を導きやすくする。一般領域11内には「入賞検出器」としての一般領域スイッチS4が配設されており、特定領域スイッチS3及びカウントスイッチとしての機能を有する一般領域スイッチS4による遊技球の検出個数が所定個数(本例においては10個)に至ると、大入賞口ソレノイド25への通電が遮断され、開閉蓋24が閉止される。また、所定個数の入賞がなされる前に所定時間(本例においては30秒)が経過した場合にも開閉蓋24が閉止される。本例でいうこの所定時間「30秒」が、請求項1にいう「第1の所定時間」に該当する。その後、再び大入賞口15を開放して、次の開閉ラウンドが開始される。このように開閉ラウンドが最大15回繰り返されて、大入賞口15の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の賞球が供される。
【0039】
一方、当り特別乱数値Kが当りを選出しない場合には、上述のハズレ図柄乱数値Ma ,Mb ,Mc、リーチ乱数値N、リーチ図柄乱数値P、ハズレリーチ態様乱数値Jを有効とし、各乱数値からなる制御指令を主制御基板60から図柄表示制御基板62に発信し、該図柄表示制御基板62は該制御指令に従って、特別図柄A,B,Cをハズレ表示する。また、リーチ乱数値Nによりリーチとする場合にあっては、リーチ図柄乱数値Pに従って特別図柄A=Bを一旦表示し、ハズレリーチ態様乱数値Jに従ってリーチ作動を実行した後、特別図柄Cを停止してハズレ図柄態様とする。
【0040】
次に普通図柄作動につき説明する。遊技球が普通図柄始動ゲート21を通過すると、該遊技球は普通図柄始動スイッチS2で検出される。この普通図柄始動スイッチS2で遊技球が検出されると、普通図柄表示部19の普通図柄が変動する。この普通図柄表示部19が変動中、又は普通電動役物23が開放中のときに普通図柄始動スイッチS2で遊技球が検出されると、主制御基板60の記憶装置RAMにその遊技球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示部20の発光ダイオードLEDが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。なお、普通図柄始動記憶数表示部20の最大記憶数は四個であり、それ以上は無効とされる。
【0041】
この普通図柄表示部19の変動停止後、又は普通電動役物23の開放動作終了後に、普通図柄始動記憶数表示部20に表示された始動記憶に基づいて普通図柄表示部19は再び変動開始する。普通図柄表示部19が変動開始後、約30秒以上経過すると変動が停止し、2つの表示エリアの図柄が揃うと普通電動役物23が約0.5秒間開放される。
【0042】
ここで、普通図柄表示部19が変動を停止したときに表示する図柄態様は、主制御基板60の記憶装置ROMに格納されている普通当り乱数値Uにより決定される。遊技球通過により、普通図柄始動スイッチS2がON作動すると、主制御基板60は記憶装置ROMから普通当り乱数値U、及び当り普通図柄乱数値Vの乱数値を選出し、その内容を一旦記憶装置RAMに記憶し、普通図柄表示部19が変動開始すると同時に、記憶した内容を調べ、その普通当り乱数値Uの選出値に対応する当りハズレを決定する。そして当りの場合は、当り普通図柄乱数値Vにより停止態様を決定し、2つの表示エリアの図柄が揃う状態となる。ハズレの場合は、2つの表示エリアの図柄が異なった表示の状態となる。
【0043】
次いで、以上の基本構成からなるパチンコ遊技機について、大入賞口15の開閉蓋24の「リトライ動作」について説明する。図4の大入賞口15正面図におけるA−A’線断面図に示すように、遊技盤の前面側には、板ガラス4が備えられている。そして、図5(a)に示すように、大入賞口15の閉じている状態(通常時)においては、大入賞口15の前面側を遊技球が通過可能となっている。この状態から、上記したように「大当たり」となると大入賞口15の開閉蓋24が開放駆動される。ここで、開閉蓋24が開放される瞬間に偶然にも遊技球が開閉蓋24の前方を流下しようとしていた場合、図5(b)に示すように、開閉蓋24と板ガラス4との間に遊技球が挟まってしまうことがある。この場合には、開閉蓋24は遊技球が通過できるほど充分には開くことができない。この場合には、大入賞口15には遊技球が入賞できず、上記した通常の開放動作を行うことができないので、次のような「リトライ動作」を行う。
【0044】
図6のフローチャートに示すように、上記したように特別図柄が当り図柄態様を表出すると、まず所定の大当たりディレー時間が経過することにより大入賞口開閉フラグが立つ(ステップ1。以下、単に「S…」とする。)。その後大入賞口15の開閉蓋24を駆動する大入賞口ソレノイド25に通電がなされる(S3)とともに、「第1の所定時間」に該当する30秒に対応する設定値が第1タイマーカウンターにセットされ(S4)、「第2の所定時間」に該当する10秒に対応する設定値が第2タイマーカウンターにセットされる(S5)。その後、開閉蓋24が完全に開き、正常な開放動作が行われれば、入賞個数が10個に達した時点(S7)、または開放後30秒が経過した時点(S8)で、大入賞口ソレノイド25への通電が遮断される(S9)とともに、次回の開放動作に備えてラウンド回数を減算更新し(S10)、所定のインターバル時間が経過した後、新たな大入賞口開閉フラグが立つ(S1)ことにより、次ラウンドの開放制御が開始されることになる。
【0045】
しかしながら、図5(b)に示したように、遊技球によって開閉蓋24の開放が妨げられているような場合には、大入賞口15内の特定領域スイッチS3及び一般領域スイッチS4は、遊技球を検出することがない。そして、この遊技球が検出されない状態で10秒が経過した時点(S12)で大入賞口ソレノイド25への通電を遮断して一旦開閉蓋24を閉じる(S13)。このように開閉蓋24を閉じることにより、開閉蓋24と板ガラス4との間に挟まっていた遊技球は流下される。そして、再度大入賞口ソレノイド25に通電する(S3)ことにより、図5(c)に示すように、開閉蓋24が完全に開放され、遊技球の入賞が可能となる。
【0046】
また本例においては、同時に、第1タイマーカウンターに上記した初期設定値を再度セットする(S4)。よって、当該ラウンドの開閉蓋24の開放時間は改めて30秒が確保される。また、同時に、第2タイマーカウンターに上記した初期設定値を再度セットする(S5)。よって、再度遊技球が挟まるなどして開閉蓋24が完全には開かないばあいには、再び上記した「リトライ動作」が行われることになる。また、この際には、ラウンド回数は減算更新されることはなく、当該ラウンドをもう一度最初からやり直すこととなる。
【0047】
以上、本発明を上記の実施の形態に基づき説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限り、適宜変更することができる。例えば、上記実施の形態では、大入賞口15の開閉蓋24は前方に傾動開放される例を示し、開閉蓋24と板ガラス4との間に遊技球が挟まるおそれのある遊技機について説明したが、図7乃至図9に示すように、開閉蓋40が遊技盤3に沿って横方向に開閉する大入賞口42を用いた遊技機に適用しても良い。なお、本実施の形態については、上記実施の形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。この大入賞口42は、通常時には図9に示すように、2つの開閉蓋40が起立し、遊技球の入賞はできない。そして、図8に示すように、特別図柄が当たり表示態様を表出するなど所定条件を満たした場合には、この開閉蓋40が遊技盤3正面からみて左右に開き遊技球の入賞が可能となる。このような大入賞口42にあっては、例えば、開閉蓋42横の遊技釘44などとの間に遊技球が挟まることがあるが、上記した本発明を適用することにより、このような大入賞口42を備えた遊技機においても、上記「リトライ動作」を行うように構成することにより、遊技者に本来与えられる利得が妨げられないようにすることができる。
【0048】
【発明の効果】
上記のように、本発明の遊技機は、大入賞口制御手段を、開閉蓋の開放動作の開始信号の送信後、第1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過するまでに入賞検出器が遊技球を検出しなかった場合、開閉蓋を一旦閉止し再度開放するリトライ動作を行う制御内容を備えるものとしたものであり(請求項1)、これにより、開閉蓋に詰まった遊技球を取り除くなどして開閉蓋を完全に開くようにし、本来開閉蓋が開放されることにより享受し得るはずの利得を得られなくなるおそれを回避することができる。
【0049】
また、上記遊技機において、大入賞口制御手段を、リトライ動作が行われた場合、第1の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備えることとすること(請求項2)により、開閉蓋の開放動作が終了する「第1の所定時間」が実質的に短縮されるないので、予め定められた「所定個数」の遊技球の入賞も望める。また、このように通常通りの「第1の所定時間」が確保できるので、いわゆる「パンク」に陥るおそれも減少させることもできる。
【0050】
また、上記いずれかの遊技機において、大入賞口制御手段を、リトライ動作が行われた場合、第2の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備えることとすること(請求項3)により、繰り返し「リトライ動作」を実行することができるので、開閉蓋の完全な開放動作をより確実に実現することができる。特に、リトライ動作が行われた場合に第1の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備える遊技機において、このように第2の所定時間も再度最初から計時する構成とすることにより、遊技球の入賞がないかぎり「第1の所定時間」「第2の所定時間」がそれぞれ終了することがないので、第1ラウンド開始当初に球切れとなった場合でも慌てることなく遊技球を補充して第1ラウンドから遊技を行うことができ、また、ラウンドを複数回以上継続できる遊技機にあっては、ラウンド間で遊技を中断して休憩などをしても、中断した時点の次のラウンドからいつでも遊技を再開することができるので、遊技機の利便性を向上させることもできる。
【0051】
また、大入賞口の特定領域への遊技球の入賞を検知することにより前記開放動作を複数回以上継続可能に設けられた遊技機に上記各発明を適用すると(請求項4)、開閉蓋の開放動作回数の多いこのような遊技機において開閉蓋が開かないことによる遊技者に与える不利益を回避できるので、このような遊技機本来の興趣を削ぐおそれが少なく好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される遊技機の遊技盤の正面図である。
【図2】大入賞口の分解斜視図である。
【図3】配線系統を示すブロックダイヤ図である。
【図4】大入賞口の正面図である。
【図5】図3の大入賞口のA−A線縦断面図である。
【図6】大入賞口の開閉制御を示すフローチャートである。
【図7】別の実施の形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。
【図8】別の実施の形態に係る遊技機の大入賞口の分解斜視図である。
【図9】図8の大入賞口の作動状態を示す大入賞口の正面図である。
【符号の説明】
3   遊技盤
4   板ガラス
10  特定領域
11  一般領域
12  誘導部材
14  特別図柄表示部
15  大入賞口
16  センターケース
17  特別図柄表示装置
18  特別図柄始動記憶表示部
19  普通図柄表示部
20  普通図柄始動記憶数表示部
21  普通図柄作動ゲート
22  始動口
23  普通電動役物
24  開閉蓋
25  大入賞口ソレノイド
29  アウト口
30a 左袖入賞口
30b 右袖入賞口
30c 左下入賞口
30d 右下入賞口
40  開閉蓋
42  大入賞口
44  遊技釘
60  主制御基板
61  盤面中継基板
62  図柄表示制御基板
63  音源制御基板
64  光源制御基板
65  球排出制御基板

Claims (4)

  1. 所定条件の成立を契機として送信される開放動作の開始信号により、第1の所定時間が経過するまで、又は遊技球が所定個数入賞するまで開放される開閉蓋と、該開閉蓋の開放中に受け入れた遊技球を検出する入賞検出器とを有する大入賞口とを遊技盤面上に備え、さらに、記憶装置ROMに格納された動作プログラム、開放動作時間等の固定データと、記憶装置RAMに格納された球数カウントデータ等の必要なデータとにより大入賞口の開閉蓋を開閉制御する大入賞口制御手段を備えた遊技機において、
    大入賞口制御手段は、前記開放動作の開始信号の送信後、前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過するまでに前記入賞検出器が遊技球を検出しなかった場合、前記開閉蓋を一旦閉止し再度開放するリトライ動作を行う制御内容を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 大入賞口制御手段は、リトライ動作が行われた場合、第1の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備えるものである請求項1に記載の遊技機。
  3. 大入賞口制御手段は、リトライ動作が行われた場合、第2の所定時間を再度最初から計時する制御内容を備えるものである請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 大入賞口の特定領域への遊技球の入賞を検知することにより前記開放動作を複数回以上継続可能に設けられたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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