JP2005261663A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大当り遊技中の興趣を向上させた遊技機を提供。
【解決手段】 遊技機1は、始動入賞装置20,可動入賞装置30,可動入賞装置80を備えている。そして、始動入賞装置20に遊技球(以降、球と称す)が入賞すると、可動入賞装置30の入賞口41が例えば0.3秒開放される。この時に、入賞口41に入賞した球が可動入賞装置30の特定入賞口53に入賞すると、所定回数を上限としてラウンドが連続して行われる大当り遊技が実行される。尚、ラウンド中は、可動入賞装置80の入賞口81が継続して開放され、1ラウンドの経過時間が30秒に達するか入賞口81への入賞数が10個に達した場合に、1ラウンドを終了する。また、大当り遊技中に球が始動入賞装置20に入賞すると入賞口41が開放され、この時に入賞口41に入賞した球が特定入賞口53に入賞すると、この時点で、実行中の大当り遊技が終了し、新たに大当り遊技が開始される。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技媒体を用いて遊技者に遊技を提供する遊技機に関する。
従来より、第2種パチンコ機と呼称されている遊技機(所謂、羽根物)が知られている。この第2種パチンコ機では、遊技球が始動入賞口に入賞すると可動入賞装置の入賞口が短時間(例えば0.3秒間)開放される。その間に可動入賞装置に入賞した遊技球が、可動入賞装置内の特定領域を通過すると、その特典として大当り遊技が遊技者に提供される。この大当り遊技では、可動入賞装置が一定間隔で開閉動作を繰り返し、設定回数(例えば18回)まで可動入賞装置が開閉動作(例えば、0.8秒間開放し、その後0.8秒間閉鎖する動作を1回の開閉動作とする)するか、設定個数(例えば10個)以上の入賞があるか、遊技球が特定領域を通過すると1ラウンドが終了する。そして、この1ラウンドの間に、可動入賞装置へ入賞した遊技球の少なくとも1個が特定領域を通過すれば、同様のラウンドが再度行われ、所定ラウンド数(例えば15ラウンド)まで大当り遊技が繰り返される(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような遊技機では、大当り遊技中に遊技球が始動入賞口に入賞した場合には、所定数(例えば、5個)の賞品球の払い出しを行うのみで、可動入賞装置の入賞口の開放を行っていなかった。
特開2003−135720号公報
しかし、遊技球が始動入賞口に入賞することは容易でない(例えば、遊技球を30個発射して1個入賞する程度の確率)ため、大当り遊技中であっても、可動入賞装置の入賞口が開放されるという特典が無視されると、遊技者は非常に損をした気分になってしまう。即ち、大当り遊技中の興趣が損なわれるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、大当り遊技中の興趣を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、遊技球が入賞する第1入賞口と、第1入賞口を開閉する第1開閉部材と、遊技球が通過可能に当該装置内に設定された一般領域と、遊技球が通過可能に当該装置内に設定された特定領域とを有し、第1入賞口から入賞した遊技球は一般領域および特定領域の何れか一方を通過するように構成される第1可動入賞装置と、特定領域を通過する遊技球を検出する特定領域検出手段と、遊技球が入賞する第2入賞口と、第2入賞口を開閉する第2開閉部材とを有する第2可動入賞装置と、遊技球が入賞する始動入賞口と、予め設定された大当り条件が成立すると、予め設定された終了条件を満たすまで第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に第2可動入賞装置を設定することを1回の小当り遊技、予め設定された所定遊技回数の小当り遊技を連続して行うことを大当り遊技として、この大当り遊技を第2可動入賞装置に実行させる大当り遊技実行手段と、第2可動入賞装置記大当り遊技の実行を停止している状態である通常遊技状態において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、予め設定された第1所定動作時間の間だけ第1入賞口への遊技球の入賞が可能となるように、第1開閉部材が一定の時間間隔で第1入賞口を開閉する開閉動作を、第1可動入賞装置に行わせる第1開閉手段とを備え、大当り条件が、通常遊技状態において特定領域検出手段が遊技球を検出することと設定された遊技機であって、第2可動入賞装置が大当り遊技を実行している状態である大当り遊技状態において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、予め設定された第2所定動作時間の間だけ第1入賞口への遊技球の入賞が可能となるように、第1開閉部材が一定の時間間隔で第1入賞口を開閉する開閉動作を、第1可動入賞装置に行わせる第2開閉手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、大当り遊技実行手段は、大当り条件が成立すると、終了条件を満たすまで第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に第2可動入賞装置を設定することを1回の小当り遊技、所定遊技回数の小当り遊技を連続して行うことを大当り遊技として、この大当り遊技を第2可動入賞装置に実行させる。そして、第2開閉手段は、大当り遊技状態において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、第2所定動作時間の間だけ第1入賞口への遊技球の入賞が可能となるように、第1開閉部材が一定の時間間隔で第1入賞口を開閉する開閉動作を、第1可動入賞装置に行わせる。
つまり、当該遊技機では、大当り遊技状態において遊技球が始動入賞口に入賞した時点で、別途、第1入賞口を開放させることができる。
従って、大当り遊技状態においても、第1入賞口の開放という特典が無視されることがなくなる。このため、遊技者に対して損をした気分にさせてしまうことを抑制できる。即ち、大当り遊技中の興趣を向上させることができる。
また、通常遊技状態において遊技球が特定領域を通過すると、大当り遊技という特典が遊技者に提供されるため、大当り遊技状態において遊技球が特定領域を通過した場合にも、遊技者に特典を提供するようにしてもよい。
即ち、本発明の遊技機では、大当り遊技状態において特定領域検出手段が遊技球を検出すると、大当り遊技実行手段に、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技を連続して行わせる大当り遊技実行制御手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、大当り遊技状態において遊技球が特定領域を通過すると、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技を連続して行うことができるという特典が遊技者に提供されるため、遊技球が特定領域を通過したことに対する特典が、無視されることがなくなる。このため、遊技者に対して損をした気分にさせてしまうことを抑制できる。即ち、大当り遊技中の興趣を向上させることができる。
具体的に、本発明の遊技機では、大当り遊技実行制御手段は、大当り遊技実行手段に、実行中の大当り遊技を、特定領域検出手段が遊技球を検出した時点で終了させた後に、新たに大当り遊技を連続して実行させることにより、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技を連続して行わせるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技として、遊技球が特定領域を通過する前に行われた回数分の小当り遊技を追加することができる。
或いは、本発明の遊技機では、大当り遊技実行制御手段は、大当り遊技実行手段に、特定領域検出手段が遊技球を検出した時点で実行中であった大当り遊技が所定遊技回数の小当り遊技を行って終了した後に、新たに大当り遊技を連続して実行させることにより、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技を連続して行わせるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技として、所定遊技回数分の小当り遊技を追加することができる。
或いは、本発明の遊技機では、大当り遊技実行制御手段は、大当り遊技実行手段に、特定領域検出手段が遊技球を検出した時点で実行中であった大当り遊技において、所定遊技回数より小さく設定された所定追加回数の小当り遊技を追加して実行させることにより、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技を連続して行わせるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、所定遊技回数を超えた回数の小当り遊技として、所定追加回数分の小当り遊技を追加することができる。尚、所定追加回数は所定遊技回数より小さく設定されるため、上記のように所定遊技回数の小当り遊技が追加される場合と比較して、当該遊技機の射幸性を抑制することができる。
ところで、本発明の遊技機では、大当り遊技中に多くの遊技球が特定領域を通過すると、非常に多くの回数の小当り遊技が連続して行われる虞がある。
そこで、本発明の遊技機では、大当り遊技実行制御手段により、所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が、予め設定された第1所定延長回数に達すると、大当り遊技実行手段に、大当り遊技の実行を終了させる大当り遊技終了手段を備えるようにすることが望ましい。
このように構成された遊技機によれば、大当り遊技中に多くの遊技球が特定領域を通過した場合でも、延長遊技回数が第1所定延長回数に達すると、大当り遊技が終了するため、当該遊技機の射幸性を抑制することができる。
また、本発明の遊技機では、第2開閉手段は、大当り遊技状態において特定領域検出手段が遊技球を検出すると、第1開閉部材による1回の開閉動作で第1入賞口を開放する期間である第1開放期間を、特定領域検出手段が遊技球を検出する前より短くするようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、大当り遊技中に遊技球が特定領域を通過すると、その後、この大当り遊技中に遊技球が第1入賞口に入賞する可能性が低くなる。即ち、遊技球が特定領域を通過する可能性が低くなる。なぜならば、特定領域を通過するためには、まず、第1入賞口に入賞する必要があるためである。つまり、大当り遊技中に遊技球が特定領域を通過したことに対する特典が遊技者に提供された後に、このような特典が更に提供される可能性が低くなるため、当該遊技機の射幸性を抑制することができる。
また、本発明の遊技機では、1回の小当り遊技中において第2入賞口に入賞した遊技球の数である入賞遊技球数を計数する入賞計数手段を備えると共に、終了条件が、入賞計数手段によって計数された入賞遊技球数が予め設定された終了入賞数以上であることと設定され、大当り遊技実行制御手段により、所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第2所定延長回数に達すると、終了入賞数を、延長遊技回数が第2所定延長回数に達する前より小さくする終了入賞数設定手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、延長遊技回数が第2所定延長回数に達すると、延長遊技回数が第2所定延長回数に達する前より少ない入賞遊技球数で、1回の小当り遊技が終了する。即ち、1回の小当り遊技で入賞させることができる遊技球の数が少なくなるため、当該遊技機の射幸性を抑制することができる。
また、本発明の遊技機が、小当り遊技において、第2開閉部材が第2入賞口を小当り遊技中継続して開放することにより、第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に第2可動入賞装置が設定されるように構成される場合には、小当り遊技の開始時からの経過時間を計測する経過時間計測手段を備え、終了条件が、経過時間計測手段によって計測された経過時間が予め設定された第2開放期間以上であることと設定され、大当り遊技実行制御手段により、所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第3所定延長回数に達すると、第2開放期間を、延長遊技回数が第3所定延長回数に達する前より短くする第2開放期間設定手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、延長遊技回数が第3所定延長回数に達すると、延長遊技回数が第3所定延長回数に達する前より短い経過時間で、1回の小当り遊技が終了する。即ち、1回の小当り遊技で入賞させることができる遊技球の数が少なくなる可能性が高くなるため、当該遊技機の射幸性を抑制することができる。
また、本発明の遊技機が、小当り遊技においては、第2開閉部材が一定の時間間隔で開閉動作を繰り返すことにより、第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に第2可動入賞装置が設定されるように構成される場合には、1回の小当り遊技中における第2開閉部材の開閉動作の回数である開閉動作回数を計数する開閉動作計数手段を備え、終了条件が、開閉動作計数手段によって計数された開閉動作回数が予め設定された終了開閉回数以上であることと設定され、大当り遊技実行制御手段により、所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第4所定延長回数に達すると、終了開閉回数を、延長遊技回数が第4所定延長回数に達する前より小さくする開閉回数設定手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、延長遊技回数が第4所定延長回数に達すると、延長遊技回数が第4所定延長回数に達する前より短い開閉動作回数で、1回の小当り遊技が終了する。即ち、1回の小当り遊技で入賞させることができる遊技球の数が少なくなる可能性が高くなるため、当該遊技機の射幸性を抑制することができる。
また、本発明の遊技機では、大当り遊技実行手段は、所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第5所定延長回数に達すると、第2開閉部材による1回の開閉動作で第2入賞口を開放する期間である第3開放期間を、延長遊技回数が第5所定延長回数に達する前より短くするようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、延長遊技回数が第5所定延長回数に達すると、延長遊技回数が第5所定延長回数に達する前より短い第3開放期間で、第2開閉部材による1回の開閉動作が終了する。即ち、第2入賞口が開放される期間が短くなることにより、遊技球を入賞させる可能性が低くなるため、当該遊技機の射幸性を抑制することができる。
また、本発明の遊技機が、小当り遊技においては、第2開閉部材が開閉動作を繰り返すことにより、第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に第2可動入賞装置が設定されるように構成される場合には、第2開閉手段は、始動入賞口に遊技球が入賞した時に第2入賞口が開放されている場合には、第2入賞口が閉鎖されるまで、第1可動入賞装置に第1開閉部材の開閉動作を保留させるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、始動入賞口への入賞時に第2入賞口が閉鎖されていれば、第1入賞口が開放され、始動入賞口への入賞時に第2入賞口が開放されていれば、第2入賞口が閉鎖されてから第1入賞口が開放される。即ち、第2入賞口が閉鎖されている時には第1入賞口が開放され、第2入賞口が開放されている時に第1入賞口が閉鎖されているという状況になり易くなる。換言すると、第1入賞口及び第2入賞口の両方とも閉鎖されているという状況になり難い。このため、当該遊技機によって発射された遊技球が、第1入賞口及び第2入賞口の何れかに入賞する可能性を向上させることができる。
また、本発明の遊技機では、第2可動入賞装置は、当該遊技機によって発射された遊技球が第1入賞口に至る経路から外れた位置に設けられるようにするとよい。
このように構成された遊技機によれば、第1入賞口に入賞する可能性のある遊技球が第2入賞口に入賞することを防止できる。このため、大当り遊技中に遊技球が第1入賞口に入賞し難くなることを防止できる。
尚、本発明の遊技機では、上述のように、第2可動入賞装置は、当該遊技機によって発射された遊技球が第1入賞口に至る経路から外れた位置であれば何処に設けてもよいが、特に、第1入賞口の下方に設けられるようにするとよい。
即ち、第2可動入賞装置を第1入賞口の上方に設ける場合には、遊技球が第1入賞口に至る全ての経路を考慮して、設置位置を決定する必要がある。一方、第1入賞口の下方に設ける場合には、遊技球が第1入賞口に至る経路から確実に外れるため、容易に設置位置を決定することができる。
また、本発明の遊技機では、第2可動入賞装置は、当該遊技機によって発射された遊技球が始動入賞口に至る経路から外れた位置に設けられるようにするとよい。
このように構成された遊技機によれば、始動入賞口に入賞する可能性のある遊技球が第2入賞口に入賞することを防止できる。このため、大当り遊技中に遊技球が始動入賞口に入賞し難くなることを防止できる。
尚、本発明の遊技機では、上述のように、第2可動入賞装置は、当該遊技機によって発射された遊技球が始動入賞口に至る経路から外れた位置であれば何処に設けてもよいが、特に、始動入賞口の下方に設けられるようにするとよい。
即ち、第2可動入賞装置を始動入賞口の上方に設ける場合には、遊技球が始動入賞口に至る全ての経路を考慮して、設置位置を決定する必要がある。一方、始動入賞口の下方に設ける場合には、遊技球が始動入賞口に至る経路から確実に外れるため、容易に設置位置を決定することができる。
(第1実施形態)
以下に、第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明が適用された遊技機1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、遊技機1の正面図である。
遊技機1は、図1に示すように、当該遊技機1の筐体である外枠3と、開閉自在に外枠3に取り付けられた内枠5とを備えている。
そして、内枠5には、遊技者に遊技を提供する遊技盤7と、遊技盤7上に遊技球を発射するためのハンドル9と、遊技盤7における遊技の結果として当該遊技機1から賞品として払い出される遊技球(賞品球)を貯留する上受け皿11と、上受け皿11から排出される遊技球を受ける下受け皿13とが設けられている。
ここで、遊技盤7には、遊技盤7の略中央に配置され、開閉可能な入賞口を備える可動入賞装置30と、大当り遊技時に開放される入賞口を備える可動入賞装置80と、可動入賞装置30の入賞口を開放させるために遊技球が投入される入賞口を備える始動入賞装置20a,20bと、大当り遊技中のラウンド数等を表示するドットマトリクス表示装置15とが設けられている。
そして、始動入賞装置20a,20bは、可動入賞装置30の下方において、図の左側から始動入賞装置20a,20bの順に横1列に配置されるとともに、可動入賞装置80は、始動入賞装置20aと始動入賞装置20bとの間において、始動入賞装置20a,20bの入賞口の下方に位置するように配置されている。つまり、可動入賞装置80は、可動入賞装置30及び始動入賞装置20a,20bの下方に配置されている。このため、可動入賞装置80は、遊技機1によって発射された遊技球が可動入賞口41及び始動入賞装置20a,20bに至る経路から確実に外れている。
また、可動入賞装置30は、可動入賞装置30の内部に遊技球を取り込むための球取込部40と、球取込部40から取り込まれた遊技球を用いて大当りか否かを決定する遊技室50と、球取込部40及び遊技室50を収納して、遊技盤7上に固定する本体枠60とから構成されている。
このうち、球取込部40は、本体枠60の左側と右側にそれぞれ1つずつ左右対称に配置されており、遊技球を可動入賞装置30の内部に取り込むための可動入賞口41と、可動入賞口41を開閉する開閉羽根43と、可動入賞口41から取り込まれた遊技球を検出して、検出信号を後述の主制御基板100に出力するカウントセンサ45(図2参照)と、開閉羽根43を駆動するソレノイド47(図2参照)とから構成されている。
そして、開閉羽根43は、不図示の回動軸を中心にして開放位置(図1における実線の開閉羽根43を参照)と閉鎖位置(図1における破線の開閉羽根43を参照)との間で回動することにより、可動入賞口41を開閉する。尚、開閉羽根43は、このソレノイド47が非通電状態(以降、オフ状態と称す)の時には閉鎖位置に、ソレノイド47が通電状態(以降、オン状態と称す)の時には開放位置に配置される。
次に、遊技室50は、本体枠60の内側において、球取込部40の下方に配置されており、後方から前方(図1において、紙面に垂直で、紙面の奥側から手前側に向かう方向)に向かって傾斜する傾斜板51と、通常遊技時に入賞すると大当り遊技が発生する特定入賞口53と、通常遊技時に入賞しても大当り遊技が発生しない普通入賞口55と、特定入賞口53に入賞した遊技球を検出して、検出信号を後述の主制御基板100に出力する特定入賞センサ57(図2参照)とから構成されている。
尚、特定入賞口53は、傾斜板51の前端縁の中央部の下方に配置されている。更に、普通入賞口55は、特定入賞口53の左右両側に隣接して、1つずつ配置されている。
このように構成された可動入賞装置30では、開閉羽根43により開放された可動入賞口41から入賞した遊技球は、傾斜板51上に落下する。その後に、遊技球は、傾斜板51上を前方に向かって転がり、特定入賞口53或いは普通入賞口55に入賞する。
また、可動入賞装置80は、遊技球を可動入賞装置80の内部に取り込むための可動入賞口81と、可動入賞口81を開閉する開閉板83と、可動入賞口81から取り込まれた遊技球を検出して、検出信号を後述の主制御基板100に出力するカウントセンサ85(図2参照)と、開閉板83を駆動するソレノイド87(図2参照)とから構成されている。そして、開閉板83は、開閉板83の下端縁に沿って設けられた回動軸83aを中心に、傾動すると可動入賞口81を開放し、直立すると可動入賞口81を閉鎖する。尚、開閉板83は、ソレノイド87がオフ状態の時には可動入賞口81を閉鎖し、オン状態の時には可動入賞口81を開放する。
次に、遊技機1における制御系統の構成を図2に基づいて説明する。図2は、遊技機1の制御系統の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、遊技機1には、CPUやROM、RAMなどを搭載してなり、当該遊技機1における遊技を統括する主制御基板100が具備され、この主制御基板100に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置を接続して当該遊技機1の制御系統が構築されている。
即ち、主制御基板100には、まず、始動入賞装置20a,20bの入賞口(始動口)に遊技球が投入されたことを検出して、検出信号を主制御基板100に出力する始動口センサ21a,21bと、特定入賞センサ57と、カウントセンサ45と、可動入賞装置30の開閉羽根43を駆動するソレノイド47と、カウントセンサ85と、可動入賞装置80の開閉板83を駆動するソレノイド87とが接続されている。
また、主制御基板100には、上受け皿11への賞品球の払出を行う払出装置115を制御する賞球制御基板110と、遊技機1に設置されたスピーカ125を介して声や効果音、音楽などを出力する音声制御基板120と、ドットマトリクス表示装置15に大当りラウンド数を表示する表示制御基板130とが接続されている。
そして、この制御系統では、主制御基板100のCPUが、遊技に連動して遊技者に付与すべき特典を判定し、判定結果に応じたコマンドを上述の各種制御基板や各種装置に送信することにより、判定結果に応じた遊技を行うための各種処理を実行する。
また、主制御基板100のCPUは、遊技球が可動入賞口41または可動入賞口81に入賞すると、所定数(例えば、10個)の賞品球を遊技者に払い出す処理を実行する。一方、始動入賞装置20(20a,20b)に入賞した場合には、所定数(例えば、5個)の遊技球を遊技者に払い出す処理を実行する。
また、主制御基板100のRAMには、現在の大当りラウンド数(以降、現ラウンド数と称す)を示すラウンドカウンタC11と、大当り遊技において連続して行なわれたラウンド数(以降、連続ラウンド数と称す)を示す連続ラウンドカウンタC12と、1ラウンド中における可動入賞口81への入賞数(以降、可動入賞数と称す)を示す可動入賞カウンタC13と、ラウンド開始からの経過時間(以降、ラウンド経過時間と称す)を示すラウンド経過時間カウンタC14とが設けられている。
また、主制御基板100のRAMには、遊技機1の動作状態を示す各種状態フラグF1〜F6が設けられている。
そして、各種状態フラグF1〜F6は、大当りを引き当てる為の通常遊技状態であることを示す通常遊技中フラグF1,大当り遊技状態であることを示す大当り中フラグF2,大当り遊技開始時であることを示す大当り動作開始フラグF3,大当り遊技のラウンド中であることを示すラウンド中フラグF4,大当り遊技のインターバル中であることを示すインターバル中フラグF5,大当り遊技終了時であることを示す大当り動作終了フラグF6である。また、以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
また、主制御基板100のRAMには、後述の第1開放経過時間の上限値(以降、第1開放上限時間と称す)を格納する第1開放上限時間記憶領域M1と、ラウンド経過時間の上限値(以降、ラウンド上限時間と称す)を格納するラウンド上限時間記憶領域M2と、可動入賞数の上限値(以降、上限入賞数と称す)を格納する上限入賞数記憶領域M3とが設けられている。
そして、主制御基板100のCPUは、通常遊技中に開閉羽根43の開閉動作を制御する通常羽根開閉処理と、遊技機1で遊技者により行われる遊技に関わる制御を実行する遊技処理と、大当り遊技中における開閉板83の開閉動作を制御する大当り中開放処理と、大当り遊技中における開閉羽根43の開閉動作を制御する大当り羽根開閉処理とをそれぞれ独立に実行する。
まず、通常羽根開閉処理の手順を、図3(a)を用いて説明する。図3(a)は、通常羽根開閉処理を表すフローチャートである。尚、この通常羽根開閉処理は、主制御基板100のCPUが起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この通常羽根開閉処理が実行されると、主制御基板100のCPUは、まずS10にて、通常遊技中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、通常遊技中フラグF1がセットされていない場合には(S10:NO)、当該通常羽根開閉処理を終了する。一方、通常遊技中フラグF1がセットされている場合には(S10:YES)、S20にて、始動口センサ21aからの検出信号(以降、第1始動信号と称す)が入力したか否かを判断する。
ここで、第1始動信号が入力した場合には(S20:YES)、S30にて、ソレノイド47を駆動して、可動入賞装置30の開閉羽根43を1回開閉動作させて、可動入賞口41を所定開放時間(本実施形態では0.3秒)開放する。そして、当該通常羽根開閉処理を終了する。尚、S30の処理で開閉羽根43を1回開閉動作させるための所要時間は本発明における第1所定動作時間である。
一方、第1始動信号が入力していない場合には(S20:NO)、S40にて、始動口センサ21bからの検出信号(以降、第2始動信号と称す)が入力したか否かを判断する。ここで、第2始動信号が入力した場合には(S40:YES)、S50にて、ソレノイド47を駆動して、可動入賞装置30の開閉羽根43を2回開閉動作させて、可動入賞口41を開放する(本実施形態では0.3秒×2)。具体的には、所定開放時間(0.3秒)開放した後に所定閉鎖時間(本実施形態では0.3秒)閉鎖し、再び所定開放時間(0.3秒)開放する。そして、S50の処理が終了すると、当該通常羽根開閉処理を終了する。一方、第2始動信号が入力していない場合には(S40:NO)、当該通常羽根開閉処理を終了する。尚、S50の処理で開閉羽根43を2回開閉動作させるための所要時間は本発明における第1所定動作時間である。
次に、遊技処理の手順を、図4(a)を用いて説明する。図4(a)は、遊技処理を表すフローチャートである。尚、この遊技処理は、主制御基板100のCPUが起動(電源オン)している間に、所定時間毎(例えば2ms毎)に繰り返し実行される処理である。
この遊技処理においては、主制御基板100のCPUは、まずS110にて、通常遊技状態において大当り判定をする通常時大当り判定処理を行う。そして、S120にて、大当り遊技状態において大当り判定をする大当り時大当り判定処理を行う。その後に、S130にて、大当り遊技中の処理を行う大当り遊技中処理を行う。そして、当該遊技処理を終了する。
次に、S110において行われる通常時大当り判定処理を、図4(b)を用いて説明する。図4(b)は、通常時大当り判定処理を表すフローチャートである。
この通常時大当り判定処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS210にて、通常遊技中フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、通常遊技中フラグF1がセットされていない場合には(S210:NO)、当該通常時大当り判定処理を終了する。一方、通常遊技中フラグF1がセットされている場合には(S210:YES)、S220にて、開閉羽根43の開放開始から所定時間(例えば2秒)(以降、大当り判定許可時間と称す)が経過したか否かを判断する。
ここで、大当り判定許可時間が経過した場合には(S220:YES)、当該通常時大当り判定処理を終了する。一方、大当り判定許可時間が経過していない場合には(S220:NO)、S230にて、特定入賞センサ57からの検出信号(以降、特定入賞信号と称す)が入力したか否かを判断する。ここで、特定入賞信号が入力していない場合には(S230:NO)、当該通常時大当り判定処理を終了する。一方、特定入賞信号が入力した場合には(S230:YES)、S240にて、通常遊技中フラグF1をクリアするとともに、大当り中フラグF2及び大当り動作開始フラグF3をセットする。即ち、開閉羽根43が可動入賞口41を開放させてから2秒以内に特定入賞口53に入賞すると、大当り遊技状態に移行する。
その後、S250にて、ラウンドカウンタC11及び連続ラウンドカウンタC12の値を1にする。そして、S260にて、第1開放上限時間の値を設定する。即ち、第1開放上限時間記憶領域M1に第1所定開放上限時間(本実施形態では0.3秒)の値を格納する。そして、当該通常時大当り判定処理を終了する。
次に、S120において行われる大当り時大当り判定処理を、図5を用いて説明する。図5は、大当り時大当り判定処理を表すフローチャートである。
この大当り時大当り判定処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS310にて、大当り中フラグF2がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り中フラグF2がセットされていない場合には(S310:NO)、当該大当り時大当り判定処理を終了する。一方、大当り中フラグF2がセットされている場合には(S310:YES)、S320にて、開閉羽根43の開放開始から大当り判定許可時間が経過したか否かを判断する。
ここで、大当り判定許可時間が経過した場合には(S320:YES)、当該大当り時大当り判定処理を終了する。一方、大当り判定許可時間が経過していない場合には(S320:NO)、S330にて、特定入賞信号が入力したか否かを判断する。ここで、特定入賞信号が入力していない場合には(S330:NO)、当該大当り時大当り判定処理を終了する。一方、特定入賞信号が入力した場合には(S330:YES)、S340にて、大当り中フラグF2及び大当り動作開始フラグF3をセットするとともに、大当り中フラグF2及び大当り動作開始フラグF3以外のフラグをクリアする。即ち、大当り遊技状態において、開閉羽根43が可動入賞口41を開放させてから2秒以内に特定入賞口53に入賞すると、再び大当り遊技が開始される。
その後、S350にて、ラウンドカウンタC11の値を1にし、可動入賞カウンタC13及びラウンド経過時間カウンタC14の値を0にする。更に、連続ラウンドカウンタC12をインクリメント(1加算)する。そして、S360にて、第1開放上限時間の値を設定する。即ち、第1開放上限時間記憶領域M1に第2所定開放上限時間(本実施形態では0.25秒)の値を格納する。尚、第2所定開放上限時間は、第1所定開放上限時間より小さい値に設定されている。即ち、大当り遊技状態において、特定入賞口53に入賞すると、第1開放上限時間が、特定入賞口53への入賞前と比べて小さく設定される。
そして、S360の処理が終了すると、当該大当り時大当り判定処理を終了する。
次に、S130において行われる大当り遊技中処理を、図6,図7を用いて説明する。図6は大当り遊技中処理の前半部分、図7は大当り遊技中処理の後半部分を表すフローチャートである。
尚、大当り遊技中処理は、S420〜S440の処理(以降、大当り開始処理と称す)、S450〜S560の処理(以降、ラウンド中処理と称す)、S580〜S610の処理(以降、インターバル中処理と称す)、S620〜S650の処理(以降、大当り終了処理と称す)に大別される。即ち、大当り開始処理は大当り動作開始フラグF3がセットされている時の処理、ラウンド中処理はラウンド中フラグF4がセットされている時の処理、インターバル中処理はインターバル中フラグF5がセットされている時の処理、大当り終了処理は大当り動作終了フラグF6がセットされている時の処理である。
この大当り遊技中処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS410にて、大当り中フラグF2がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り中フラグF2がセットされていない場合には(S410:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。一方、大当り中フラグF2がセットされている場合には(S410:YES)、S420にて、大当り動作開始フラグF3がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り動作開始フラグF3がセットされていない場合には(S420:NO)、S450に移行する。一方、大当り動作開始フラグF3がセットされている場合には(S420:YES)、S430にて、大当りが開始されてから所定時間(例えば10秒)(以降、大当り開始時間と称す)が経過したか否かを判断する。尚、この大当り開始時間の間に、主制御基板100は、表示制御基板130を介してドットマトリクス表示装置15に画像を表示させて、大当り遊技が開始される旨を報知する。
ここで、大当り開始時間が経過していない場合には(S430:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。一方、大当り開始時間が経過した場合には(S430:YES)、S440にて、大当り動作開始フラグF3をクリアするとともに、ラウンド中フラグF4をセットし、当該大当り遊技中処理を終了する。
そして、S450に移行すると、ラウンド中フラグF4がセットされているか否かを判断する。ここで、ラウンド中フラグF4がセットされている場合には(S450:YES)、S460にて、ラウンド上限時間及び上限入賞数を設定する。即ち、連続ラウンドカウンタC12の値から所定提供ラウンド数(本実施形態では15)の値を減算した値が、設定判定用所定ラウンド数(本実施形態では1)以上であるか否かを判断する。即ち、所定提供ラウンド数を超えて連続したラウンド数(以降、延長ラウンド数と称す)が設定判定用所定ラウンド数に達しているか否かを判断する。そして、延長ラウンド数が設定判定用所定ラウンド数未満である場合には、ラウンド上限時間記憶領域M2及び上限入賞数記憶領域M3にそれぞれ第3所定開放上限時間(本実施形態では30秒)及び第1所定上限入賞数(本実施形態では10)の値を格納する。
一方、延長ラウンド数が設定判定用所定ラウンド数以上である場合には、ラウンド上限時間記憶領域M2及び上限入賞数記憶領域M3にそれぞれ第4所定開放上限時間(本実施形態では20秒)及び第2所定上限入賞数(本実施形態では7)の値を格納する。尚、第4所定開放上限時間は、第3所定開放上限時間より小さい値に設定されているとともに、第2所定上限入賞数は、第1所定上限入賞数より小さい値に設定されている。即ち、延長ラウンド数が1に達すると、ラウンド上限時間及び上限入賞数が小さく設定される。
そして、S460の処理が終了すると、S470にて、カウントセンサ85からの検出信号(以降、カウント信号と称す)が入力したか否かを判断する。ここで、カウント信号が入力した場合には(S470:YES)、S480にて、可動入賞カウンタC13をインクリメントして、S490に移行する。一方、カウント信号が入力していない場合には(S470:NO)、S490に移行する。
そして、S490に移行すると、ラウンド経過時間カウンタC14をインクリメントする。即ち、ラウンド経過時間カウンタC14の値が1加算されると2ms経過したことを示す。次に、S500にて、可動入賞カウンタC13の値(可動入賞数)が上限入賞数記憶領域M3に記憶された値(上限入賞数)以上であるか否かを判断する。即ち、可動入賞数が上限入賞数に達しているか否かを判断する。
ここで、可動入賞数が上限入賞数に達している場合には(S500:YES)、S520に移行する。一方、可動入賞数が上限入賞数に達していない場合には(S500:NO)、S510にて、ラウンド経過時間カウンタC14の値(ラウンド経過時間)がラウンド上限時間記憶領域M2に記憶された値(ラウンド上限時間)以上であるか否かを判断する。即ち、ラウンド経過時間がラウンド上限時間に達しているか否かを判断する。
ここで、ラウンド経過時間がラウンド上限時間に達している場合には(S510:YES)、S520に移行する。一方、ラウンド経過時間がラウンド上限時間に達していない場合には(S510:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。
そして、S520に移行すると、可動入賞カウンタC13及びラウンド経過時間カウンタC14の値を0にする。そして、S530にて、連続ラウンドカウンタC12の値から所定提供ラウンド数(本実施形態では15)の値を減算した値が、所定延長終了ラウンド数(本実施形態では20)以上であるか否かを判断する。即ち、所定提供ラウンド数を超えて連続したラウンド数(延長ラウンド数)が所定延長終了ラウンド数に達しているか否かを判断する。
ここで、延長ラウンド数が所定延長終了ラウンド数に達している場合には(S530:YES)、S560にて、ラウンド中フラグF4をクリアするとともに、大当り動作終了フラグF6をセットして、当該大当り遊技中処理を終了する。一方、延長ラウンド数が所定延長終了ラウンド数に達していない場合には(S530:NO)S540にて、ラウンドカウンタC11の値(現ラウンド数)が所定提供ラウンド数以上であるか否かを判断する。即ち、現ラウンド数が所定提供ラウンド数に達しているか否かを判断する。
ここで、現ラウンド数が所定提供ラウンド数に達している場合には(S540:YES)、S560に移行し、上述の処理を行う。一方、現ラウンド数が所定提供ラウンド数に達していない場合には(S540:NO)、S550にて、ラウンド中フラグF4をクリアするとともに、インターバル中フラグF5をセットして、当該大当り遊技中処理を終了する。
また、S450に戻り、ラウンド中フラグF4がセットされていない場合には(S450:NO)、S570にて、ラウンド経過時間カウンタC14の値を0にする。そして、S580にて、インターバル中フラグF5がセットされているか否かを判断する。ここで、インターバル中フラグF5がセットされている場合には(S580:YES)、S590にて、インターバルが開始されてから所定時間(例えば3秒)(以降、インターバル時間と称す)が経過したか否かを判断する。尚、このインターバル時間の間に、主制御基板100は、音声制御基板120を介してスピーカ125から音声を発生させるなどして、ラウンドが更新される旨を報知する。
ここで、インターバル時間が経過していない場合には(S590:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。一方、インターバル時間が経過した場合には(S590:YES)、S600にて、インターバル中フラグF5をクリアするとともに、ラウンド中フラグF4をセットする。更に、S610にて、ラウンドカウンタC11及び連続ラウンドカウンタC12をインクリメントして、当該大当り遊技中処理を終了する。
また、S580に戻り、インターバル中フラグF5がセットされていない場合には(S580:NO)、S620にて、大当り動作終了フラグF6がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り動作終了フラグF6がセットされていない場合には(S620:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。一方、大当り動作終了フラグF6がセットされている場合には(S620:YES)、S630にて、大当り動作終了フラグF6がセットされてから所定時間(例えば3秒)(以降、大当り終了時間と称す)が経過したか否かを判断する。尚、この大当り終了時間の間に、主制御基板100は、音声制御基板120を介してスピーカ125から音声を発生させるなどして、大当り遊技が終了した旨を報知する。
ここで、大当り終了時間が経過していない場合には(S630:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。一方、大当り終了時間が経過した場合には(S630:YES)、S640にて、大当り動作終了フラグF6と大当り中フラグF2をクリアするとともに、通常遊技中フラグF1をセットし、更にS650にて、ラウンドカウンタC11及び連続ラウンドカウンタC12の値を0にして、当該大当り遊技中処理を終了する。
次に、大当り中開放処理の手順を、図8を用いて説明する。図8は、大当り中開放処理を表すフローチャートである。尚、この大当り中開放処理は、主制御基板100のCPUが起動(電源オン)している間に、所定時間毎(例えば2ms毎)に繰り返し実行される処理である。
この大当り中開放処理においては、主制御基板100のCPUは、まずS810にて、ラウンド中フラグF4がセットされているか否かを判断する。ここで、ラウンド中フラグF4がセットされている場合には(S810:YES)、S820にて、ソレノイド87をオン状態にして、当該大当り中開放処理を終了する。一方、ラウンド中フラグF4がセットされていない場合には(S810:NO)、S830にて、ソレノイド87をオフ状態にして、当該大当り中開放処理を終了する。
次に、大当り羽根開閉処理の手順を、図3(b)を用いて説明する。図3(b)は、大当り羽根開閉処理を表すフローチャートである。尚、この大当り羽根開閉処理は、主制御基板100のCPUが起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この大当り羽根開閉処理が実行されると、主制御基板100のCPUは、まずS910にて、大当り中フラグF2がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り中フラグF2がセットされていない場合には(S910:NO)、当該大当り羽根開閉処理を終了する。一方、大当り中フラグF2がセットされている場合には(S910:YES)、S920にて、第1始動信号が入力したか否かを判断する。
ここで、第1始動信号が入力した場合には(S920:YES)、S930にて、ソレノイド47を駆動して、可動入賞装置30の開閉羽根43を1回開閉動作させて、可動入賞口41を、第1開放上限時間記憶領域M1に記憶された値により示される時間(第1開放上限時間)開放する。そして、当該大当り羽根開閉処理を終了する。尚、S930の処理で開閉羽根43を1回開閉動作させるための所要時間は本発明における第2所定動作時間である。
一方、第1始動信号が入力していない場合には(S920:NO)、S940にて、第2始動信号が入力したか否かを判断する。ここで、第2始動信号が入力した場合には(S940:YES)、S950にて、ソレノイド47を駆動して、可動入賞装置30の開閉羽根43を2回開閉動作させて、可動入賞口41を開放する。具体的には、第1開放上限時間開放した後に所定閉鎖時間閉鎖し、再び第1開放上限時間開放する。そして、S950の処理が終了すると、当該大当り羽根開閉処理を終了する。一方、第2始動信号が入力していない場合には(S940:NO)、当該大当り羽根開閉処理を終了する。尚、S950の処理で開閉羽根43を2回開閉動作させるための所要時間は本発明における第2所定動作時間である。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、通常遊技時において、始動入賞装置20aに遊技球が入賞すると、可動入賞装置30の開閉羽根43が1回開放動作し、可動入賞口41を0.3秒間開放する。また、始動入賞装置20bに遊技球が入賞すると、開閉羽根43が2回連続して開閉動作し、可動入賞口41を開放する(0.3×2秒)。
そして、始動入賞装置20a,20bへの入賞を契機に開放された可動入賞口41から遊技球が入賞すると、この遊技球は、傾斜板51上に落下する。そして、落下した遊技球が傾斜板51上を転がり、特定入賞口53に入賞すると、大当り遊技が開始される。
この大当り遊技では、開閉板83が傾動して可動入賞口81を継続して開放するラウンドと、開閉板83が直立して可動入賞口81をインターバル時間の間継続して閉鎖するインターバルとが15回交互に繰り返される。尚、ラウンド中に10個の遊技球が可動入賞口41に入賞するか、ラウンドが30秒継続すると1ラウンドが終了する。
そして、この大当り遊技中において、始動入賞装置20aに遊技球が入賞すると、可動入賞装置30の開閉羽根43が1回開放動作し、可動入賞口41を0.3秒間開放する。また、始動入賞装置20bに遊技球が入賞すると、開閉羽根43が2回連続して開閉動作し、可動入賞口41を開放する(0.3×2秒)。
そして、開放された可動入賞口41から遊技球が入賞し、更に特定入賞口53に入賞すると、この時点で、実行中の大当り遊技が終了し、新たに大当り遊技が1ラウンド目から開始される。その後、この新たに開始された大当り遊技は、15ラウンドが終了した時点で終了する。
つまり、遊技機1では、大当り遊技中において遊技球が始動入賞口20a,20bに入賞した時点で、別途、可動入賞装置30を作動させることができる。
従って、大当り遊技中においても、可動入賞口41の開放という特典が無視されることがなくなる。このため、遊技者に対して損をした気分にさせてしまうことを抑制できる。即ち、大当り遊技中の興趣を向上させることができる。
また、大当り遊技中において遊技球が特定入賞口53に入賞すると、特定入賞口53に入賞する前に行われた回数分のラウンドが、15回を超えた回数のラウンドとして追加されるため、遊技球が特定入賞口53に入賞したことに対する特典が、無視されることがなくなる。このため、遊技者に対して損をした気分にさせてしまうことを抑制できる。
また、本実施形態の遊技機1では、延長ラウンド数が20ラウンド(所定延長終了ラウンド数)に達すると(S530:YES)、大当たり遊技が終了する。このため、大当り遊技中に多くの遊技球が特定入賞口53に入賞して、1回の大当たり遊技で非常に多くのラウンドが連続して行われることを防止できる。即ち、遊技機1の射幸性を抑制することができる。
尚、本実施形態の遊技機1では、可動入賞装置80は特定入賞口を有していない。このため、遊技球の特定入賞口への通過/非通過により、ラウンドの継続/終了が判定されることがない。従って、遊技者は安心して大当り遊技を行うことができる。
また、本実施形態の遊技機1では、大当り遊技中において遊技球が特定入賞口53に入賞すると、開閉羽根43による1回の開放動作で可動入賞口41が開放される時間が、遊技球が特定入賞口53に入賞する前より短くなる(0.3秒→0.25秒)。このため、大当り遊技中に遊技球が特定入賞口53に入賞すると、その後、この大当り遊技中に遊技球が可動入賞口41に入賞する可能性が低くなる。即ち、遊技球が特定入賞口53に入賞する可能性が低くなる。つまり、大当り遊技中に特定入賞口53に入賞することに対する特典が遊技者に提供された後に、このような特典が更に提供される可能性が低くなるため、遊技機1の射幸性を抑制することができる。
また、本実施形態の遊技機1では、延長ラウンド数が1ラウンド(設定判定用所定ラウンド数)に達すると、1ラウンド中における上限入賞数が10個から7個に変更される(S460)。従って、7個入賞すると1ラウンドが終了するため、1回のラウンドで入賞させることができる遊技球の数が少なくなり、遊技機1の射幸性を抑制することができる。
同様に、延長ラウンド数が1ラウンド(設定判定用所定ラウンド数)に達すると、ラウンド上限時間が30秒から20秒に変更される(S460)。従って、可動入賞口81が20秒開放されると1ラウンドが終了するため、1回のラウンドで入賞させることができる遊技球の数が少なくなる可能性が高くなり、遊技機1の射幸性を抑制することができる。
また、可動入賞装置80は、遊技機1によって発射された遊技球が可動入賞口41に至る経路から確実に外れるため、大当り遊技中に遊技球が可動入賞口41に入賞し難くなることを防止できる。更に、可動入賞口41の下方であれば、遊技球が可動入賞口41に至る全ての経路を考慮することなく、可動入賞装置80の設置位置を容易に決定することができる。
同様に、可動入賞装置80は、遊技機1によって発射された遊技球が始動入賞装置20a,20bに至る経路から確実に外れているため、大当り遊技中に遊技球が始動入賞装置20a,20bに入賞し難くなることを防止できる。更に、始動入賞装置20a,20bの下方であれば、遊技球が始動入賞装置20a,20bに至る全ての経路を考慮することなく、可動入賞装置80の設置位置を容易に決定することができる。
以上説明した実施形態において、図4(a)におけるS130の大当り遊技中処理及び図8の大当り中開放処理は本発明における大当り遊技実行手段、図3(a)の通常羽根開閉処理は本発明における第1開閉手段、図3(b)の大当り羽根開閉処理は本発明における第2開閉手段、図5の大当り時大当り判定処理は本発明における大当り遊技実行制御手段である。
また、可動入賞口41は本発明における第1入賞口、開閉羽根43は本発明における第1開閉部材、普通入賞口55は本発明における一般領域、特定入賞口53は本発明における特定領域、可動入賞装置30は本発明における第1可動入賞装置、特定入賞センサ57は本発明における特定領域検出手段、可動入賞口81は本発明における第2入賞口、開閉板83は本発明における第2開閉部材、可動入賞装置80は本発明における第2可動入賞装置、始動入賞装置20a,20bは本発明における始動入賞口である。
また、可動入賞カウンタC13及び図6におけるS470及びS480の処理は本発明における入賞計数手段、ラウンド経過時間カウンタC14及び図6におけるS490及びS570の処理は本発明における経過時間計測手段、図6におけるS460の処理は本発明における終了入賞数設定手段,第2開放期間設定手段である。
また、可動入賞カウンタC13の値は本発明における入賞遊技球数、ラウンド経過時間カウンタC14の値は本発明における経過時間、第1開放上限時間記憶領域M1に記憶された値は本発明における第1開放期間、ラウンド上限時間記憶領域M2に記憶された値は本発明における第2開放期間、上限入賞数記憶領域M3に記憶された値は本発明における終了入賞数である。
また、ラウンドは本発明における小当り遊技、所定提供ラウンド数は本発明における所定遊技回数、延長ラウンド数は本発明における延長遊技回数、所定延長終了ラウンド数は本発明における第1所定延長回数、設定判定用所定ラウンド数は本発明における第2所定延長回数,第3所定延長回数である。
また、通常遊技中フラグF1がセットされた状態は本発明における通常遊技状態、大当り中フラグF2がセットされた状態は本発明における大当り遊技状態である。
(第2実施形態)
以下に第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態における遊技機1が第1実施形態の遊技機1と異なる点は、主制御基板100のRAMに、連続して実行される大当り遊技の回数を示すための大当り連続カウンタC21が追加されている点と、大当り時大当り判定処理と大当り遊技中処理が変更されている点である。
このため、以下に、第2実施形態における大当り時大当り判定処理を図9に基づいて説明する。図9は、大当り時大当り判定処理を表すフローチャートである。
図9に示すように、第2実施形態の大当り時大当り判定処理において第1実施形態と異なるのは、S340及びS350の処理が省略されるとともに、S335の処理が追加される点である。
即ち、S330の処理が終了すると、S335にて、大当り連続カウンタC21をインクリメントして、S360に移行する。
次に、第2実施形態における大当り遊技中処理を図10に基づいて説明する。図10は、大当り遊技中処理を表すフローチャートである。
図10に示すように、第2実施形態の大当り遊技中処理において第1実施形態と異なるのは、S543,S545,S547の処理が追加される点である。
即ち、S540にて、現ラウンド数が所定提供ラウンド数に達している場合には(S540:YES)、S543に移行し、大当り連続カウンタC21の値が0であるか否かを判断する。ここで、大当り連続カウンタC21の値が0である場合には(S543:YES)、S560に移行する。一方、大当り連続カウンタC21の値が0でない場合には(S543:NO)、S545にて、ラウンド中フラグF4をクリアするとともに、大当り動作開始フラグF3をセットする。そして、S547にて、ラウンドカウンタC11の値を1にするとともに、連続ラウンドカウンタC12をインクリメント、大当り連続カウンタC21をデクリメント(1減算)し、当該大当り遊技中処理を終了する。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、大当り遊技中において、開放された可動入賞口41から遊技球が入賞し、更に特定入賞口53に入賞すると、実行中の大当り遊技が15ラウンドを消化して終了した直後に、新たな大当り遊技が1ラウンド目から開始される。その後、この新たに開始された大当り遊技は、15ラウンドが終了した時点で終了する。
つまり、大当り遊技中において遊技球が特定入賞口53に入賞すると、15回分のラウンドが特典として追加されるため、大当り遊技中において遊技球が特定入賞口53に入賞したことに対する特典が、無視されることがなくなる。このため、遊技者に対して損をした気分にさせてしまうことを抑制できる。
以上説明した実施形態において、図9の大当り時大当り判定処理及び図10のS540〜S547の処理は本発明における大当り遊技実行制御手段である。
(第3実施形態)
以下に第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第3実施形態における遊技機1が第1実施形態の遊技機1と異なる点は、主制御基板100のRAMに、1回の大当り遊技で提供されるラウンド数を示すための提供ラウンドカウンタC31が追加されている点と、通常時大当り判定処理,大当り時大当り判定処理及び大当り遊技中処理が変更されている点である。
このため、以下に、第3実施形態における通常時大当り判定処理を図11(a)に基づいて説明する。図11(a)は、通常時大当り判定処理を表すフローチャートである。
図11(a)に示すように、第3実施形態の通常時大当り判定処理において第1実施形態と異なるのは、S250の処理に代わってS250aの処理が行われる点である。
即ち、S240の処理が終了すると、S250aにて、ラウンドカウンタC11及び連続ラウンドカウンタC12の値を1にするとともに、提供ラウンドカウンタC31の値を所定提供ラウンド数(本実施形態では15)の値にして、S260に移行する。
次に、第3実施形態における大当り時大当り判定処理を図11(b)に基づいて説明する。図11(b)は、大当り時大当り判定処理を表すフローチャートである。
図11(b)に示すように、第3実施形態の大当り時大当り判定処理において第1実施形態と異なるのは、S340及びS350の処理が省略されるとともに、S345の処理が追加される点である。
即ち、S330の処理が終了すると、S345にて、提供ラウンドカウンタC31の値を、所定追加ラウンド数(本実施形態では3)加算した値にして、S360に移行する。
次に、第3実施形態における大当り遊技中処理を図12に基づいて説明する。図12は、大当り遊技中処理を表すフローチャートである。
図12に示すように、第3実施形態の大当り遊技中処理において第1実施形態と異なるのは、S540の処理に代わってS540aの処理が行われる点である。
即ち、S530の処理が終了すると、S540aにて、ラウンドカウンタC11の値(現ラウンド数)が提供ラウンドカウンタC31の値(提供ラウンド数)以上であるか否かを判断する。即ち、現ラウンド数が提供ラウンド数に達しているか否かを判断する。
ここで、現ラウンド数が提供ラウンド数に達している場合には(S540a:YES)、S560に移行する。一方、現ラウンド数が提供ラウンド数に達していない場合には(S540a:NO)、S550に移行する。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、大当り遊技中において、開放された可動入賞口41から遊技球が入賞し、更に特定入賞口53に入賞すると、実行中の大当り遊技は、18ラウンドが終了した時点で終了する。
つまり、大当り遊技中において遊技球が特定入賞口53に入賞すると、3回分のラウンドが特典として追加されるため、遊技球が特定入賞口53に入賞したことに対する特典が、無視されることがなくなる。このため、遊技者に対して損をした気分にさせてしまうことを抑制できる。
以上説明した実施形態において、図11(b)の大当り時大当り判定処理及び図12のS540aの処理は本発明における大当り遊技実行制御手段、所定追加ラウンド数は本発明における所定追加回数である。
(第4実施形態)
以下に第4実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、第4実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第4実施形態における遊技機1が第1実施形態の遊技機1と異なる点は、主制御基板100のRAMに、1ラウンド中における開閉板83の開閉回数(以降、板開閉回数と称す)を示す板開閉回数カウンタC41と、可動入賞口81の開放開始からの経過時間(以降、第2開放経過時間と称す)を示す第2開放経過時間カウンタC42と、開閉板83が開放状態であることを示す板開フラグF41と、板開閉回数の上限値(以降、板開閉上限回数と称す)を格納する板開閉上限回数記憶領域M41と、第2開放経過時間の上限値(以降、第2開放上限時間と称す)を格納する第2開放上限時間記憶領域M42とが追加されている点と、大当り遊技中処理が変更されている点と、大当り中開放処理に代わって後述の大当り中開閉処理が実行される点である。
このため、以下に、第4実施形態における大当り遊技中処理を図13に基づいて説明する。図13は、大当り遊技中処理を表すフローチャートである。
図13に示すように、第4実施形態の大当り遊技中処理において第1実施形態と異なるのは、S460,S510の処理に代わって、それぞれS460a,S510aの処理が行われる点である。
即ち、S450にて、ラウンド中フラグF4がセットされている場合には(S450:YES)、S460aにて、板開閉上限回数,第2開放上限時間及び上限入賞数を設定する。即ち、連続ラウンドカウンタC12の値から所定提供ラウンド数(本実施形態では15)の値を減算した値が、設定判定用所定ラウンド数(本実施形態では1)以上であるか否かを判断する。即ち、所定提供ラウンド数を超えて連続したラウンド数(延長ラウンド数)が設定判定用所定ラウンド数に達しているか否かを判断する。そして、延長ラウンド数が設定判定用所定ラウンド数未満である場合には、板開閉上限回数記憶領域M41,第2開放上限時間記憶領域M42及び上限入賞数記憶領域M3にそれぞれ第1所定開閉上限回数(本実施形態では18),第5所定開放上限時間(本実施形態では0.8秒)及び第1所定上限入賞数(本実施形態では10)の値を格納する。一方、延長ラウンド数が設定判定用所定ラウンド数以上である場合には、板開閉上限回数記憶領域M41,第2開放上限時間記憶領域M42及び上限入賞数記憶領域M3にそれぞれ第2所定開閉上限回数(本実施形態では15),第6所定開放上限時間(本実施形態では0.6秒)及び第2所定上限入賞数(本実施形態では7)の値を格納する。尚、第2所定開閉上限回数は、第1所定開放上限時間より小さい値に設定されているとともに、第6所定開放上限時間は、第5所定開放上限時間より小さい値に設定されている。即ち、延長ラウンド数が1に達すると、板開閉上限回数,第2開放上限時間及び上限入賞数が小さく設定される。そして、S460aの処理が終了すると、S470に移行する。
また、S500にて、可動入賞数が上限入賞数に達していない場合には(S500:NO)、S510aにて、板開閉回数カウンタC41の値(板開閉回数)が板開閉上限回数記憶領域M41に記憶された値(板開閉上限回数)以上であるか否かを判断する。即ち、板開閉回数が板開閉上限回数に達しているか否かを判断する。
ここで、板開閉回数が板開閉上限回数に達している場合には(S510a:YES)、S520に移行する。一方、板開閉回数が板開閉上限回数に達していない場合には(S510a:NO)、当該大当り遊技中処理を終了する。
次に、第4実施形態における大当り中開閉処理を図14に基づいて説明する。図14は、大当り中開閉処理を表すフローチャートである。尚、この大当り中開閉処理は、主制御基板100のCPUが起動(電源オン)している間に、所定時間毎(例えば2ms毎)に繰り返し実行される処理である。
尚、大当り中開閉処理は、S1020〜S1120の処理(以降、開閉決定処理と称す)、S1130〜S1170の処理(以降、ソレノイド・オン/オフ処理と称す)に大別される。即ち、開閉決定処理は、可動入賞口81の開放・閉鎖時間等に基づいて、開閉板83に可動入賞口81を開放または閉鎖させるかを決定する処理、ソレノイド・オン/オフ処理は、開閉決定処理における決定に基づいて、ソレノイドをオンまたはオフ状態にする処理である。
この大当り中開閉処理においては、主制御基板100のCPUは、まずS1010にて、大当り中フラグF2がセットされているか否かを判断する。ここで、大当り中フラグF2がセットされていない場合には(S1010:NO)、当該大当り中開閉処理を終了する。一方、大当り中フラグF2がセットされている場合には(S1010:YES)、S1020にて、ラウンド中フラグF4がセットされているか否かを判断する。ここで、ラウンド中フラグF4がセットされていない場合には(S1020:NO)、S1110にて、板開フラグF41をクリアして、更にS1120にて、板開閉回数カウンタC41の値を0にして、S1130に移行する。
また、ラウンド中フラグF4がセットされている場合には(S1020:YES)、S1030にて、前回(大当り中開閉処理の1周期前(即ち、2ms前))において、ラウンド中フラグF4がセットされていたか否かを判断する。即ち、ラウンド開始であるか否かを判断する。ここで、前回において、ラウンド中フラグF4がセットされていた場合には(S1030:YES)、S1050に移行する。一方、前回において、ラウンド中フラグF4がセットされていなかった場合には(S1030:NO)、S1040にて、板開フラグF41をセットして、S1050に移行する。
そして、S1050に移行すると、板開フラグF41がセットされているか否かを判断する。ここで、板開フラグF41がセットされている場合には(S1050:YES)、S1060にて、第2開放経過時間カウンタC42の値(第2開放経過時間)が第2開放上限時間記憶領域M42に記憶された値(第2開放上限時間)以上であるか否かを判断する。即ち、第2開放経過時間が第2開放上限時間に達しているか否かを判断する。
ここで、第2開放経過時間が第2開放上限時間に達していない場合には(S1060:NO)、S1130に移行する。一方、第2開放経過時間が第2開放上限時間に達している場合には(S1060:YES)、S1070にて、板開フラグF41をクリアし、更に、S1080にて、板開閉回数カウンタC41をインクリメントし、S1130に移行する。
また、S1050に戻り、板開フラグF41がセットされていない場合には(S1050:NO)、S1090にて、開閉板83が閉鎖状態になってから所定時間(例えば0.8秒)(以降、板閉時間と称す)が経過したか否かを判断する。ここで、板閉時間が経過していない場合には(S1090:NO)、S1130に移行する。一方、板閉時間が経過した場合には(S1090:YES)、S1100にて、板開フラグF41をセットし、S1130に移行する。
そして、S1130に移行すると、板開フラグF41がセットされているか否かを判断する。ここで、板開フラグF41がセットされている場合には(S1130:YES)、S1140にて、第2開放経過時間カウンタC42をインクリメントする。即ち、第2開放経過時間カウンタC42の値が1加算されると2ms経過したことを示す。次に、S1150にて、ソレノイド87をオン状態にして、当該大当り中開閉処理を終了する。一方、板開フラグF41がセットされていない場合には(S1130:NO)、S1160にて、第2開放経過時間カウンタC42の値を0にする。そして、S1170にて、ソレノイド87をオフ状態にして、当該大当り中開閉処理を終了する。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、大当り遊技が開始されると、一定間隔で開閉板83が開閉動作を繰り返すラウンドと、開閉板83が可動入賞口81を上記インターバル時間継続して閉鎖するインターバルとを15回交互に繰り返す。尚、ラウンド中に10個の遊技球が可動入賞口41に入賞するか、板開閉回数が18回に達すると1ラウンドが終了する。
そして、大当り遊技中において、開放された可動入賞口41から遊技球が入賞し、更に特定入賞口53に入賞すると、この時点で、実行中の大当り遊技が終了し、新たに大当り遊技が1ラウンド目から開始される。その後、この新たに開始された大当り遊技は、15ラウンドが終了した時点で終了する。
そして、延長ラウンド数が1ラウンド(設定判定用所定ラウンド数)に達すると、開閉板83による1回の開放動作で可動入賞口81が開放される時間が短くなる(0.8秒→0.6秒)。また、板開閉上限回数が18回から15回に変更される(S460a)。このため、1回のラウンドで入賞させることができる遊技球の数が少なくなる可能性が高くなり、遊技機1の射幸性を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、板開閉回数カウンタC41及び図14におけるS1050,S1060及びS1080の処理は本発明における開閉動作計数手段、図13におけるS460aの処理は本発明における開閉回数設定手段である。
また、板開閉回数カウンタC41の値は本発明における開閉動作回数、第2開放経過時間カウンタC42の値は本発明における第3開放期間、板開閉上限回数記憶領域M41に記憶された値は本発明における終了開閉回数、設定判定用所定ラウンド数は本発明における第4所定延長回数,第5所定延長回数である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば、第4実施形態の遊技機1においては、大当り遊技中に始動入賞装置20a,20bに遊技球が入賞すると、その直後に、可動入賞装置30の開閉羽根43が開放動作して可動入賞口41を開放するものを示したが、始動入賞装置20a,20bに遊技球が入賞した時に可動入賞口81が開放されている場合には、可動入賞口81が閉鎖されるまで、開閉羽根43の開閉動作を保留させるようにしてもよい。
このように構成された遊技機1によれば、始動入賞装置20a,20bへの入賞時に可動入賞口81が閉鎖されていれば、可動入賞口41が開放され、始動入賞装置20a,20bへの入賞時に可動入賞口81が開放されていれば、可動入賞口81が閉鎖されてから可動入賞口41が開放される。即ち、可動入賞口81が閉鎖されている時には可動入賞口41が開放され、可動入賞口81が開放されている時に可動入賞口41が閉鎖されているという状況になり易くなる。換言すると、可動入賞口41及び可動入賞口81の両方とも閉鎖されているという状況になり難い。このため、遊技機1によって発射された遊技球が、可動入賞口41及び可動入賞口81の何れかに入賞する可能性を向上させることができる。
遊技機1の正面図。 遊技機1における制御系統の構成ブロック図。 通常羽根開閉処理手順と大当り羽根開閉処理手順を示すフローチャート。 遊技処理手順と通常時大当り判定処理手順を示すフローチャート。 大当り時大当り判定処理手順を示すフローチャート。 大当り遊技中処理手順の前半部分を示すフローチャート。 大当り遊技中処理手順の後半部分を示すフローチャート。 大当り中開放処理手順を示すフローチャート。 大当り時大当り判定処理手順を示すフローチャート。 大当り遊技中処理手順の前半部分を示すフローチャート。 通常時大当り判定処理手順と大当り時大当り判定処理手順を示すフローチャート。 大当り遊技中処理手順の前半部分を示すフローチャート。 大当り遊技中処理手順の前半部分を示すフローチャート。 大当り中開閉処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…遊技機、3…外枠、5…内枠、7…遊技盤、9…ハンドル、11…上受け皿、13…下受け皿、15…ドットマトリクス表示装置、20(20a,20b)…始動入賞装置、21(21a,21b)…始動口センサ、30…可動入賞装置、40…球取込部、41…可動入賞口、43…開閉羽根、45…カウントセンサ、47…ソレノイド、50…遊技室、51…傾斜板、53…特定入賞口、55…普通入賞口、57…特定入賞センサ、60…本体枠、80…可動入賞装置、81…可動入賞口、83…開閉板、83a…回動軸、85…カウントセンサ、87…ソレノイド、100…主制御基板、110…賞球制御基板、115…払出装置、120…音声制御基板、125…スピーカ、130…表示制御基板。

Claims (16)

  1. 遊技球が入賞する第1入賞口と、該第1入賞口を開閉する第1開閉部材と、遊技球が通過可能に当該装置内に設定された一般領域と、遊技球が通過可能に当該装置内に設定された特定領域とを有し、前記第1入賞口から入賞した遊技球は前記一般領域および前記特定領域の何れか一方を通過するように構成される第1可動入賞装置と、
    前記特定領域を通過する遊技球を検出する特定領域検出手段と、
    遊技球が入賞する第2入賞口と、該第2入賞口を開閉する第2開閉部材とを有する第2可動入賞装置と、
    遊技球が入賞する始動入賞口と、
    予め設定された大当り条件が成立すると、予め設定された終了条件を満たすまで前記第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に前記第2可動入賞装置を設定することを1回の小当り遊技、予め設定された所定遊技回数の前記小当り遊技を連続して行うことを大当り遊技として、該大当り遊技を前記第2可動入賞装置に実行させる大当り遊技実行手段と、
    前記第2可動入賞装置が前記大当り遊技の実行を停止している状態である通常遊技状態において、前記始動入賞口に遊技球が入賞すると、予め設定された第1所定動作時間の間だけ前記第1入賞口への遊技球の入賞が可能となるように、前記第1開閉部材が一定の時間間隔で前記第1入賞口を開閉する開閉動作を、前記第1可動入賞装置に行わせる第1開閉手段と、
    を備え、
    前記大当り条件が、前記通常遊技状態において前記特定領域検出手段が遊技球を検出すること、
    と設定された遊技機であって、
    前記第2可動入賞装置が前記大当り遊技を実行している状態である大当り遊技状態において、前記始動入賞口に遊技球が入賞すると、予め設定された第2所定動作時間の間だけ前記第1入賞口への遊技球の入賞が可能となるように、前記第1開閉部材が一定の時間間隔で前記第1入賞口を開閉する開閉動作を、前記第1可動入賞装置に行わせる第2開閉手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記大当り遊技状態において前記特定領域検出手段が遊技球を検出すると、前記大当り遊技実行手段に、前記所定遊技回数を超えた回数の前記小当り遊技を連続して行わせる大当り遊技実行制御手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記大当り遊技実行制御手段は、前記大当り遊技実行手段に、実行中の前記大当り遊技を、前記特定領域検出手段が遊技球を検出した時点で終了させた後に、新たに前記大当り遊技を連続して実行させることにより、前記所定遊技回数を超えた回数の前記小当り遊技を連続して行わせる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記大当り遊技実行制御手段は、前記大当り遊技実行手段に、前記特定領域検出手段が遊技球を検出した時点で実行中であった前記大当り遊技が前記所定遊技回数の前記小当り遊技を行って終了した後に、新たに前記大当り遊技を連続して実行させることにより、前記所定遊技回数を超えた回数の前記小当り遊技を連続して行わせる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  5. 前記大当り遊技実行制御手段は、前記大当り遊技実行手段に、前記特定領域検出手段が遊技球を検出した時点で実行中であった前記大当り遊技において、前記所定遊技回数より小さく設定された所定追加回数の小当り遊技を追加して実行させることにより、前記所定遊技回数を超えた回数の前記小当り遊技を連続して行わせる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  6. 前記大当り遊技実行制御手段により、前記所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が、予め設定された第1所定延長回数に達すると、前記大当り遊技実行手段に、前記大当り遊技の実行を終了させる大当り遊技終了手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項5何れかに記載の遊技機。
  7. 前記第2開閉手段は、前記大当り遊技状態において前記特定領域検出手段が遊技球を検出すると、前記第1開閉部材による1回の開閉動作で前記第1入賞口を開放する期間である第1開放期間を、前記特定領域検出手段が遊技球を検出する前より短くする、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項6何れかに記載の遊技機。
  8. 1回の小当り遊技中において前記第2入賞口に入賞した遊技球の数である入賞遊技球数を計数する入賞計数手段を備えると共に、
    前記終了条件が、前記入賞計数手段によって計数された入賞遊技球数が予め設定された終了入賞数以上であることと設定され、
    前記大当り遊技実行制御手段により、前記所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第2所定延長回数に達すると、前記終了入賞数を、前記延長遊技回数が前記第2所定延長回数に達する前より小さくする終了入賞数設定手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項7何れかに記載の遊技機。
  9. 前記小当り遊技において、前記第2開閉部材が前記第2入賞口を前記小当り遊技中継続して開放することにより、前記第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に前記第2可動入賞装置が設定されるように構成され、
    前記小当り遊技の開始時からの経過時間を計測する経過時間計測手段を備え、
    前記終了条件が、前記経過時間計測手段によって計測された経過時間が予め設定された第2開放期間以上であることと設定され、
    前記大当り遊技実行制御手段により、前記所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第3所定延長回数に達すると、前記第2開放期間を、前記延長遊技回数が前記第3所定延長回数に達する前より短くする第2開放期間設定手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項7何れかに記載の遊技機。
  10. 前記小当り遊技においては、前記第2開閉部材が一定の時間間隔で開閉動作を繰り返すことにより、前記第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に前記第2可動入賞装置が設定されるように構成され、
    1回の小当り遊技中における前記第2開閉部材の開閉動作の回数である開閉動作回数を計数する開閉動作計数手段を備え、
    前記終了条件が、前記開閉動作計数手段によって計数された開閉動作回数が予め設定された終了開閉回数以上であることと設定され、
    前記大当り遊技実行制御手段により、前記所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第4所定延長回数に達すると、前記終了開閉回数を、前記延長遊技回数が前記第4所定延長回数に達する前より小さくする開閉回数設定手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項7何れかに記載の遊技機。
  11. 前記小当り遊技においては、前記第2開閉部材が一定の時間間隔で開閉動作を繰り返すことにより、前記第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に前記第2可動入賞装置が設定されるように構成され、
    前記大当り遊技実行手段は、前記所定遊技回数を超えて実行される小当り遊技の回数である延長遊技回数が予め設定された第5所定延長回数に達すると、前記第2開閉部材による1回の開閉動作で前記第2入賞口を開放する期間である第3開放期間を、前記延長遊技回数が前記第5所定延長回数に達する前より短くする、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項7何れかに記載の遊技機。
  12. 前記小当り遊技においては、前記第2開閉部材が開閉動作を繰り返すことにより、前記第2入賞口に遊技球が入賞し易い状態に前記第2可動入賞装置が設定されるように構成され、
    前記第2開閉手段は、前記始動入賞口に遊技球が入賞した時に前記第2入賞口が開放されている場合には、前記第2入賞口が閉鎖されるまで、前記第1可動入賞装置に前記第1開閉部材の開閉動作を保留させる、
    ことを特徴とする請求項2〜請求項7何れかに記載の遊技機。
  13. 前記第2可動入賞装置は、当該遊技機によって発射された遊技球が前記第1入賞口に至る経路から外れた位置に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12何れかに記載の遊技機。
  14. 前記第2可動入賞装置は、前記第1入賞口の下方に設けられる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の遊技機。
  15. 前記第2可動入賞装置は、当該遊技機によって発射された遊技球が前記始動入賞口に至る経路から外れた位置に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14何れかに記載の遊技機。
  16. 前記第2可動入賞装置は、前記始動入賞口の下方に設けられる、
    ことを特徴とする請求項15に記載の遊技機。
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