JP2004283279A - 遊技機 - Google Patents

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雅史 峰野
Naohiro Suzuki
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Abstract

【課題】判定図柄の確定表示を待つことなく、大当り遊技を行い得る遊技機を提供する。
【解決手段】利益量決定手段により決定された利益量に対応する判定図柄Aが、決定された利益量の付与開始から付与終了までの間の所定タイミングで確定表示されるようにした。これにより、判定図柄Aの確定表示前に大当り遊技作動が開始されるので、遊技者は判定図柄Aの確定表示を待つことなく、大当り遊技を行うことができる。また、従来のように判定図柄Aの確定表示を待つ間、遊技球の発射を止めることがなくなるので、遊技機の稼働率が向上する。さらに、判定図柄Aの変動時間を従来に比して長くし得るので期待感が昂揚され、遊技の興趣が向上する。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機等の遊技機にあって、大当り時に与えられる利益量に変化を持たせているものがある。この場合、大当り確定時に利益量を決定し、利益が得られる大当り遊技の開始前に表示装置でその利益量を表示することによって遊技者に報知している。
【0003】
例えば、第2種パチンコ遊技機では、大入賞口内の特定領域を遊技球が通過すると、継続可能ラウンド数が選定され、ラウンド数判定図柄の変動が開始される。所定時間経過後、前記選定結果に基づき、例えば「2」「7」「15」の何れかの継続可能なラウンド数を示すラウンド数判定図柄が停止して確定表示される。確定表示されたラウンド数判定図柄は、大当り遊技で継続可能なラウンド数を遊技者に報知するものであるため、遊技者は最も利益度の高い「15」が確定表示されることを望んでいる。そのため、ラウンド数判定図柄の変動中に様々な変動方法を駆使して、利益度の高いラウンド数判定図柄の確定表示に対する遊技者の期待感を刺激するようにしている。
【0004】
尚、上記のような特定領域を遊技球が通過するとラウンド数判定図柄が所定時間変動し、停止した後に大当り遊技作動が開始されるようにした遊技機の先行技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−239110号公報(段落[0086]、図10)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような特定領域の球通過を契機として遊技者に供与する利益量を選定し、選定された利益量を示すラウンド数判定図柄を、大当り遊技作動の開始前に表示装置に確定表示するものにあっては、特定領域の球通過を契機とするラウンド数判定図柄の変動表示中に、遊技球を発射しても遊技に影響を及ぼすことがない。このため、ラウンド数判定図柄の変動が開始されると、多くの遊技者は遊技球の発射を止めてしまう。しかしながら、この行為は、単位時間における遊技球の発射数を減少させるものであるため、結果的に遊技機の稼働率を低下させることとなっていた。
【0007】
また、ラウンド数判定図柄の確定表示後に、大当り遊技作動が開始されるため、ラウンド数判定図柄の変動時間を余り長いものとすることができない。このため、ラウンド数判定図柄の変動方法に自ずと限界があり、遊技者の期待感を充分に昂揚させることができなかった。
【0008】
さらに、ラウンド数判定図柄を所定時間変動させて確定表示した後、大入賞口を開放する大当り遊技作動が開始されるので、特定領域を遊技球が通過しても、大当り遊技作動が即座に開始されることがなかった。このため、特定領域を遊技球が通過した場合には、利益が得られる大当り遊技作動の迅速な開始が望まれていた。
【0009】
本発明は、かかる従来の問題点を解消し得るようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数種類の判定図柄を表示可能な判定図柄表示装置と、所定条件の成立によって、複数段階の利益量の中から遊技者に付与する利益量を決定する利益量決定手段と、該利益量決定手段が決定した利益量を付与するように制御する遊技制御手段と、前記利益量決定手段が決定した利益量に割り当てられた判定図柄を複数種類の図柄の中から決定する判定図柄決定手段と、前記判定図柄表示装置の判定図柄を変動開始させた後、前記判定図柄決定手段が決定した判定図柄を前記利益量決定手段の決定後所定のタイミングで確定表示するように表示制御する判定図柄表示制御手段とを備え、該判定図柄表示制御手段は、前記遊技制御手段による前記利益量決定手段の決定に基づく複数段階の利益量のうちいずれかの利益量を付与開始から前記複数段階の利益量のうちの決定されている利益量を付与終了するラウンドまでの所定タイミングで前記判定図柄決定手段が決定した判定図柄を確定表示するように表示制御することを特徴とする遊技機である(請求項1)。
【0011】
かかる構成にあって、利益量決定手段により決定された利益量に対応する判定図柄が、決定された利益量の付与開始から付与終了までの間の所定タイミングで確定表示されることにより、利益量決定手段によって大当り遊技作動で遊技者に付与される利益量が決定されると、判定図柄の確定表示前に大当り遊技作動が開始される。これにより、遊技者は判定図柄の確定表示を待つことなく、大当り遊技を行うことができる。また、従来のように判定図柄の確定表示を待つ間、遊技球の発射を止めることがなくなるので、遊技機の稼働率が向上する。さらに、判定図柄の変動時間を従来に比して長くすることができるので、それだけ気を持たせる判定図柄の演出が可能であり、付与される利益が終了する直前まで、その利益量を認識させないようにすることもでき、その場合には、遊技者心理として、どこまで続くか分からない不安感と期待感を抱きつつ、いつ判定図柄が停止して利益量の報知がなされるか緊張感を保ちながら大当り遊技を行うこととなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【0012】
また、前記遊技制御手段が、遊技盤面に設けられた変動入賞装置の状態変換制御によって利益量を付与する場合、前記利益量決定手段は、前記変動入賞装置の1回の状態変換制御を1ラウンドとし、少なくとも2ラウンド以上の複数段階の中からいずれかのラウンド数を決定するとともに、前記判定図柄表示制御手段は、いずれかのラウンドの前記変動入賞装置の状態変換期間を前記判定図柄が変動する期間として含ませる構成(請求項2)が提案される。
【0013】
かかる構成にあっては、利益量決定手段により利益量として決定されたラウンド数の、そのいずれかのラウンドにおける変動入賞装置の状態変換期間が、判定図柄の変動期間に含まれることにより、最終のラウンドにおける変動入賞装置の状態変換制御終了後に判定図柄を確定表示することもできる。この場合には、判定図柄の変動時間をさらに長くすることができるので、さらに気を持たせる判定図柄による演出が可能であり、付与される利益が終了するまで、その利益量を認識させないようにすることができる。
【0014】
また、前記請求項1の構成は、複数種類の判定図柄を変動表示する判定図柄表示装置と、大入賞口を開閉する開閉部材を備え、かつ該大入賞口により外部と連通する閉鎖作動領域内に一般領域と特定領域とを備えた変動入賞装置と、遊技球の通過により前記開閉部材を開閉させる始動領域と、前記始動領域の球通過を駆動契機とする開閉部材の開放駆動により大入賞口から閉鎖作動領域内に流入した遊技球が特定領域を通過した場合に、開閉部材が所定開閉態様で開閉駆動される大当り遊技作動を発生させるとともに、該大当り遊技作動中にあって、開閉部材の開閉駆動開始から所定終了条件の成立を契機として開閉部材の開閉駆動が終了する開閉ラウンドを、特定領域の球通過を条件として、所定回数継続させる制御内容を具備し、かつ大当り遊技作動の発生で遊技者に付与する利益量を、予め定められた利益内容の異なる複数段階の利益態様の中から決定する利益量決定手段を具備し、さらに該利益量決定手段が決定した利益量に割り当てられた判定図柄を複数種類の図柄の中から決定する制御内容を具備する遊技制御手段とを備えた遊技機において、前記遊技制御手段が、大当り遊技作動の発生時に、判定図柄を所定タイミングで変動開始させるとともに、利益量決定手段により決定された利益量に対応する判定図柄を大当り遊技作動が終了するまでの所定タイミングで停止させて確定表示する制御内容を備えた遊技機(請求項3)として好適に実施され得る。
【0015】
かかる構成の遊技機にあっては、上述したように、利益量決定手段によって大当り遊技作動で遊技者に付与される利益量が決定されると、判定図柄の確定表示前に大当り遊技作動が開始されるので、遊技者は判定図柄の確定表示を待つことなく、大当り遊技を行うことができる。また、従来のように判定図柄の確定表示を待つ間、遊技球の発射を止めることがなくなるので、遊技機の稼働率が向上する。さらに、判定図柄の変動時間を従来に比して長くすることができるので、それだけ気を持たせる判定図柄の演出が可能であり、付与される利益が終了する直前まで、その利益量を認識させないようにすることもでき、その場合には、遊技者心理として、どこまで続くか分からない不安感と期待感を抱きつつ、いつ判定図柄が停止して利益量の報知がなされるか緊張感を保ちながら大当り遊技を行うこととなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【0016】
さらに、上記遊技機にあって、予め定められた利益内容の異なる複数段階の利益態様を、大当り遊技作動での異なる継続可能ラウンド数とする構成(請求項4)が提案される。かかる構成にあっては、遊技者にとって、大当り遊技作動で付与される利益量の違いが分かり易いものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第一実施例を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、第二種パチンコ遊技機として構成された遊技機の遊技盤面1を示す正面図であって、該遊技盤面1には、その略中央部に変動入賞装置2が配設されており、また、該変動入賞装置2の下方には、中央に位置させた始動領域3aと、その左右両側に位置させた始動領域3b,3bとが横一列状に配設されている。
【0018】
前記始動領域3aは、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイッチS1(図9参照)を備えており、該始動スイッチS1 から球検知信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるとともに、後述する変動入賞装置2の開閉部材4,4(図2参照)が開閉駆動され、大入賞口5,5の所定時間(例えば0.8秒間)の開放が 2回行われる。また、始動領域3b,3bは、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイッチS2(図9参照)を夫々備えており、該始動スイッチS2 から球検知信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるとともに、開閉部材4,4が開閉駆動されて、大入賞口5,5の所定時間(例えば0.5秒間)の開放が 1回行われる。
【0019】
その他、遊技盤面1には、種々の一般入賞口6a,6b,風車7a,7b等の遊技装置や、コーナーランプ8a,サイドランプ8b,センターケースランプ8c等の電飾装置が所定位置に配設されている。
【0020】
前記変動入賞装置2には、図2,図3に示すように、外郭を構成するセンターケース9の略中央位置に、矩形状に開口された奥に深い閉鎖作動領域10が形成されている。該閉鎖作動領域10は、左右両側にセンターケースランプ8cを兼ねた側壁部11,11を備え、かつ上部及び下部に天蓋部14と底壁部13とを備えている。また、天蓋部14と底壁部13間の中段位置には棚壁部12が配設されており、該棚壁部12と天蓋部14間の左右両側に閉鎖作動領域10を外部と連通させる大入賞口5,5が設けられている。該大入賞口5,5には、駆動軸15,15により下端部が軸支された翼片からなる開閉部材4,4が配設されており、該開閉部材4,4を駆動軸15,15に連繋した図示しない入賞口開閉ソレノイド32(図9参照)等からなる駆動手段によって往復回動駆動することにより、略起立状態で大入賞口5,5を塞ぐ閉鎖位置と、図2に示すように略倒ハ字形に外側方に拡開して大入賞口5,5を開放する開放位置とに変換制御し得るようになっている。そして、この開閉部材4,4の開閉制御を、変動入賞装置2の状態変換制御としている。
【0021】
前記棚壁部12の上面は、図3に示すように、半球状の複数の小突起17を備え、かつ適宜の勾配で後方傾斜した傾斜案内面12aとなっており、大入賞口5,5から流入して該傾斜案内面12a上に落下した遊技球を、前記小突起17によって方向を変えて後方に流下させ得るようになっている。該棚壁部12の後方には、遊技球が通過する三つの検知領域16a,16b,16cが横一列状に区画形成されており、各検知領域16a,16b,16cには閉鎖作動領域10内へ流入した遊技球を検知する流入検知スイッチS3(図9参照)が夫々配設されている。尚、該流入検知スイッチS3 は、後述する大当り遊技作動時における開閉ラウンド中に、大入賞口5,5から閉鎖作動領域10に流入した入賞球を検知するカウントスイッチとしての機能も備えている。
【0022】
前記検知領域16a,16b,16cの何れかを通過した遊技球は、図示しない球通路を流下して、閉鎖作動領域10の後壁部19に開口された球出口20から閉鎖作動領域10の底壁部13上に放出される。ここで、閉鎖作動領域10の底壁部13の上面は適宜の勾配で前方傾斜しており、前記球出口20から放出された遊技球を前方に流下させ得るようになっている。底壁部13の前縁部には、図3に示すように、中央に特定領域21が、また、その左右両側に一般領域22a,22bが区画形成されている。特定領域21は、遊技球の通過により球検知信号を送出する特定領域スイッチS4(図9参照)を備えており、該特定領域スイッチS4 から球検知信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるとともに、開閉部材4,4が所定開閉態様で開閉駆動される大当り遊技作動が実行され、また、該大当り遊技作動中にあっては、所定回数を上限とする開閉ラウンドを継続させるようになっている。一方、一般領域22a,22bは一般領域スイッチS5(図9参照)を夫々備えており、遊技球の通過により各一般領域スイッチS5 から球検知信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
【0023】
前記閉鎖作動領域10の底壁部13上には、後壁部19に開口された球出口20から特定領域21に至る遊技球の流下路内に位置させて、重量挙げの人形を模した誘導部材24が配設されており、該人形の股の間に遊技球を後方から前方に通過させ得る誘導路25が形成されている。該誘導部材24は、図4に示すように、下部に配設された駆動モータ26により、通常は5秒で一回転する一定速度で一方向に回転駆動されている。そして、その回転過程において、図5(イ)に示すように、人形が正面(又は背面)を向いた状態であると、遊技球が誘導路25を通って、概ね特定領域21に流入し、また、図5(ロ)に示すように、人形が側面を向いた状態であると、遊技球が人形の足によって直進を阻止され、左右に迂回して概ね一般領域22a,22bの何れかに流入することとなる。これにより、遊技球の特定領域21の通過を容易とする状態と、困難とする状態とが交互に生じるようになっている。
【0024】
また、図6(イ),(ロ)に示すように、誘導部材24と特定領域21との間には、遊技球の保持部材27が底壁部13から出没するように配設されている。該保持部材27は、図7(イ),(ロ)に示すように、リンク機構28を介して昇降駆動ソレノイド29のプランジャ30に連繋されており、該昇降駆動ソレノイド29のON状態でプランジャ30が下方に進出作動すると、図7(イ)に示すように、支軸31を支点として回動するリンク機構28を介して保持部材27が上昇し、また、昇降駆動ソレノイド29のOFF状態でプランジャ30が上方に後退作動すると、図7(ロ)に示すように、支軸31を支点として回動するリンク機構28を介して保持部材27が降下するようになっている。ここで、該保持部材27の昇降駆動は、大当り遊技作動中に実行され、通常遊技時には、保持部材27が底壁部13の上面と略面一となる状態で底壁部13の下部に収納されている。
【0025】
また、前記入賞装置2の上部には、図2に示すように、ドットマトリックス表示器、液晶表示器等で構成される判定図柄表示装置23が配設されている。この判定図柄表示装置23には判定図柄Aが変動表示される。該判定図柄Aは、通常遊技時において、前記始動スイッチS1 ,S2 の球検知によって開放される大入賞口5,5から閉鎖作動領域10に流入した遊技球が、特定領域21を通過した場合に、後述する所定タイミングで変動を開始し、所定時間の変動後、所定タイミングで停止して確定表示される。ここで、判定図柄Aは、図8(イ)〜(ハ)に示すように、「2」,「7」,「15」の三図柄からなる複数種類の図柄により構成されており、これらの中から何れかが、後述する利益量決定手段が決定した利益量に対応する判定図柄Aとして確定表示される。そして、この何れかの判定図柄Aによって、大当り遊技作動において遊技者に付与する利益量としての継続可能ラウンド数(開閉ラウンドの継続可能回数)が報知される。即ち、「2」の判定図柄Aが確定表示された場合には継続可能ラウンド数が2回であることを示し、「7」の場合には7回を示し、「15」の場合には15回を示す。
【0026】
図9に、上述の遊技機の遊技制御手段を構成する制御回路を示す。
マイクロコンピュータにより構成される主制御基板60には、遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものである。また、該主制御用中央制御装置CPUによって、複数段階の利益量の中から遊技者に付与する利益量を決定する利益量決定手段と、該利益量決定手段が決定した利益量に対応する判定図柄を複数種類の図柄の中から決定する判定図柄決定手段とが構成されている。さらに、主制御用中央制御装置CPUは、前記利益量決定手段が決定した利益量を付与するように遊技機の遊技作動等を制御する制御内容を備えている。
【0027】
前記主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行なうデータバス(図示省略)を介して接続され、該主制御基板60の基板回路を構成している。前記記憶装置ROMには、制御プログラムや、利益量決定乱数テーブルk、判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルm,n、後述する第二実施例にあっては、該判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルm,nに代えて判定図柄変動開始タイミング決定乱数テーブルh,p等の固定データが格納されている。そして、始動領域3a,3b,3bの何れかの球通過を駆動契機とする開閉部材4,4の開放駆動により大入賞口5,5から閉鎖作動領域10内に流入した遊技球が特定領域21を通過し、該特定領域21の特定領域スイッチS4 から球検知信号が送出されると所定条件が成立し、主制御用中央制御装置CPUによって前記各乱数テーブルの乱数値の抽選が行われ、利益量決定乱数値K、判定図柄停止タイミング乱数値M,N、判定図柄変動開始タイミング乱数値H,P等が選出される。また、記憶装置RAMには、各乱数テーブルから選出される乱数値や、始動スイッチS1 ,S2 、流入検知スイッチ(カウントスイッチ)S3 、特定領域スイッチS4 及び一般領域スイッチS5 から送出された球検知信号等の情報が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0028】
さらに上記主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーも接続されている。
【0029】
また、上記主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられている。該入力ポートには、盤面中継基板61を介して上述した始動スイッチS1 ,S2 、流入検知スイッチ(カウントスイッチ)S3 、特定領域スイッチS4 及び一般領域スイッチS5 が接続されている。そして、主制御基板60は所定時間毎(例えば2ms毎)に上記各スイッチS1 〜S5 の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して入賞口開閉ソレノイド32、誘導部材24の駆動モータ26、保持部材27の昇降駆動ソレノイド29等が接続されており、これらが主制御用中央制御装置CPUの制御指令信号に従って作動される。また、主制御基板60の出力ポートを介して主制御用中央制御装置CPUの制御指令信号が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向けて一方向に発信されるようになっている。
【0030】
また、主制御用中央制御装置CPU、及び上記各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、該演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板62,63,64,65に夫々送信し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0031】
上記図柄表示制御基板62には、判定図柄表示装置23に変動表示される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。前記記憶装置ROMには、上述した判定図柄Aの図柄形態及び図柄変動パターン等の固定データやその動作プログラムが記憶されている。
【0032】
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60からの制御指令信号を入力ポートを介して受信すると、図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の判定図柄Aの図柄変動を演出する変動態様データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。該表示用ドライバは前記変動態様データに従って、判定図柄表示装置23に所定の変動態様で判定図柄Aを変動表示させる。そして、この表示用ドライバ及び図柄表示制御基板62と前記主制御基板60とによって、判定図柄表示装置23の判定図柄Aを、変動開始させた後、所定のタイミングで確定表示するように表示制御する判定図柄表示制御手段が構成されている。
【0033】
上記音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この音源制御基板63は、前記主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに送信して、スピーカから所定の効果音を出力させる。
【0034】
また、上記光源制御基板64には、コーナーランプ8a,サイドランプ8b,センターケースランプ8c及び遊技機が具備するその他の発光ダイオードや装飾ランプ等の電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯,点滅等を制御する光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや、電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、前記主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光演出データを出力ポートを介して光源作動基板に送信し、コーナーランプ8a,サイドランプ8b,センターケースランプ8c及び所定の発光ダイオードや装飾ランプ等を所定の演出態様で点灯,点滅させる。
【0035】
さらに、上記払出制御基板65には、遊技球の貸球や賞球等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、賞球ユニットや貸球ユニット等が具備する各種ソレノイドを作動して、所定数の賞球や貸球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとを備えてなる。この払出制御基板65は、入力ポートを介して主制御基板60から制御指令信号を受信し、該制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより賞球ユニットや貸球ユニットが具備する図示しない各種ソレノイドを作動させて、所定数の賞球や貸球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、プリペイド金額を記憶したプリペイドカードの読み込み・書き込みを行うプリペイドカードユニットと、プリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続されており、プリペイド金額の残額データ等を送受する。
【0036】
次に、図9に示した制御回路による制御態様を遊技機の作動に従って説明する。
遊技球が図示しない発射装置から遊技盤面1に打ち出され、この遊技球が始動領域3a,3b,3bの何れかを通過すると、変動入賞装置2の開閉部材4,4が瞬時的に 1回または 2回開閉駆動される。即ち、始動領域3aを遊技球が通過した場合には、始動スイッチS1 から送出される球検知信号に基づいて入賞口開閉ソレノイド32が作動し、開閉部材4,4が所定時間(例えば0.8秒間)、 2回開放駆動される。また、始動領域3b,3bの何れかを遊技球が通過した場合には、始動スイッチS2 から送出される球検知信号に基づいて入賞口開閉ソレノイド32が作動して、開閉部材4,4が所定時間(例えば0.5秒間)に亘って 1回開放駆動される。そして、この開閉部材4,4の開放駆動中に、遊技球が大入賞口5,5から閉鎖作動領域10内に流入すると、該遊技球は、棚壁部12の傾斜案内面12a上に落下し、検知領域16a,16b,16cの何れかを通過して、閉鎖作動領域10の後壁部19の球出口20から底壁部13上に放出され、一方向に回転駆動されている誘導部材24の障害を経て、特定領域21及び一般領域22a,22bの何れかに流入する。ここで、遊技球が特定領域21に流入すると、特定領域スイッチS4 により特定領域21の球通過が検知され、その球検知信号に基づいて即座に開閉部材4,4が所定開閉態様で開閉駆動される大当り遊技作動が実行される。
【0037】
この大当り遊技作動により、入賞口開閉ソレノイド32が作動して、開閉部材4,4を所定制限開閉回数(例えば18回)開閉させ、かつ一回の開閉毎に所定時間(例えば0.8 秒間)の開放状態を生じさせる開閉ラウンドが開始される。
【0038】
一回の開閉ラウンドは、所定制限開閉回数(例えば18回)の開閉が満了するか、該所定制限開閉回数内でカウントスイッチを兼ねた流入検知スイッチS3 により規定個数(例えば10個)の遊技球の入賞検知がなされるか、またはその入賞した遊技球が特定領域21の特定領域スイッチS4 を通過するかの何れかによる所定終了条件の成立を契機として終了する。そして、この開閉ラウンド中または開閉ラウンド終了後の所定有効時間(例えば2.3秒間)内に、特定領域スイッチS4によって特定領域21の球通過が検知されると、次の開閉ラウンドへ進む条件が充足され、開閉ラウンドが再開される。この開閉ラウンドが、後述するように、利益量決定手段で決定される利益量としての継続可能ラウンド数(例えば 2回,7回,15回)を上限として継続されると、大当り遊技作動が終了する。尚、この大当り遊技作動中にあって、特定領域21または一般領域22a,22bの球通過により、特定領域スイッチS4 または一般領域スイッチS5 から球検知信号が送出される度に所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
【0039】
また、前記大当り遊技作動中にあっては、図6(イ)に示すように、誘導部材24の回転駆動が停止されて、人形が正面を向いた状態で静止するとともに、保持部材27が上昇駆動されて、底壁部13から突き出た状態となる。これにより、大入賞口5,5から流入して、球出口20から底壁部13上に放出される遊技球は、まず、誘導部材24の誘導路25を通過して保持部材27で保持され、次の遊技球は誘導路25内に保持される。それ以降に球出口20から放出される遊技球は、誘導部材24を左右に迂回して一般領域22a,22bの何れかに流入する。そして、上述した所定終了条件の成立を契機として開閉ラウンドが終了すると、図6(ロ)に示すように、保持部材27が降下駆動されて、底壁部13の上面と略面一となり、保持されていた遊技球が特定領域21に流入することとなる。これにより、開閉ラウンドが継続し易いようになっている。
【0040】
次に本発明の要部について説明する。
上述したように、始動領域3a,3b,3bの何れかの球通過を駆動契機とする開閉部材4,4の開放駆動により大入賞口5,5から閉鎖作動領域10内に流入した遊技球が特定領域21を通過すると大当り遊技作動が発生するが、この第一実施例では、かかる大当り遊技作動の発生をもたらす特定領域21の球通過により特定領域スイッチS4 から球検知信号が送出されると、該球検知信号を変動開始タイミングとして、判定図柄表示装置23の判定図柄Aが即座に変動を開始する。
【0041】
上述した主制御基板60の記憶装置ROMには、複数段階の利益量として利益内容の異なる複数の利益態様、例えば 2回,7回,15回の三パターンからなる継続可能ラウンド数(開閉ラウンドの継続可能回数)が予め記憶されており、これらの中から何れかが、主制御基板60の記憶装置ROMに格納されている利益量決定乱数テーブルkから利益量決定乱数値Kを抽選する利益量決定手段によって決定される。ここで、該利益量決定乱数値Kの抽選は、始動領域3a,3b,3bの何れかの球通過を駆動契機とする開閉部材4,4の開放駆動により大入賞口5,5から閉鎖作動領域10内に流入した遊技球が特定領域21を通過することにより、特定領域スイッチS4 から送出される球検知信号が、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUに入力されることを契機として、該主制御用中央制御装置CPUで実行される。また、判定図柄決定手段により、前記利益量決定手段が決定した利益量に割り当てられた判定図柄A、即ち、「2」,「7」,「15」の三図柄からなる判定図柄Aの何れかが、利益量決定乱数値Kの抽選結果に対応して決定される。
【0042】
前記利益量決定乱数テーブルkは0〜2の3コマからなり、該利益量決定乱数テーブルkから選出される利益量決定乱数値Kに基づいて継続可能ラウンド数(開閉ラウンドの継続可能回数)及び判定図柄Aが決定される。即ち、図10(イ)に示すように、利益量決定乱数値KがK=0の場合には継続可能ラウンド数が2回,判定図柄Aが「2」となり、K=1の場合には継続可能ラウンド数が7回,判定図柄Aが「7」となり、K=2の場合には継続可能ラウンド数が15回,判定図柄Aが「15」となる。
【0043】
また、判定図柄表示制御手段は、前記利益量決定手段で決定された利益量としての継続可能ラウンド数による大当り遊技作動の開始から終了までの間の所定タイミングで、前記判定図柄決定手段で決定された判定図柄Aを確定表示する。即ち、前記利益量決定乱数値KがK=0の場合には、判定図柄Aの停止タイミングは、第2ラウンド(2R)で流入検知スイッチS3 により最初の遊技球の大入賞口5,5への入賞検知がなされた時となり、該流入検知スイッチS3 から送出される球検知信号に基づいて変動中の判定図柄Aが停止して「2」が確定表示される。一方、利益量決定乱数値KがK=1の場合には、判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルmから選出される判定図柄停止タイミング乱数値Mに基づいて判定図柄Aを停止して確定表示するラウンドが決定され、第2ラウンド(2R)乃至第7ラウンド(7R)の何れかのラウンドで、流入検知スイッチS3 により最初の遊技球の入賞検知がなされた時となる。ここで、判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルmは、0〜5の6コマからなり、該判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルmから選出される判定図柄停止タイミング乱数値M(0〜5)には、図10(ロ)に示すように、判定図柄Aを停止して「7」を確定表示するラウンドが割り当てられている。そして、例えば判定図柄停止タイミング乱数値MがM=3であると、第5ラウンド(5R)が選定され、この第5ラウンドでの流入検知スイッチS3 による最初の遊技球の入賞検知がなされると、変動中の判定図柄Aが停止して「7」が確定表示されることとなる。また、利益量決定乱数値KがK=2の場合には、図10(ハ)に示すように、0〜13の14コマからなる判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルnから選出される判定図柄停止タイミング乱数値Nに基づいて、該判定図柄停止タイミング乱数値N(0〜13)に割り当てられている第2ラウンド(2R)乃至第15ラウンド(15R)の何れかのラウンドが、判定図柄Aを停止して確定表示するラウンドとして選定される。そして、例えば判定図柄停止タイミング乱数値NがN=11であると、第13ラウンド(13R)が選定され、この第13ラウンドでの流入検知スイッチS3 による最初の遊技球の入賞検知がなされると、変動中の判定図柄Aが停止して「15」が確定表示されることとなる。
【0044】
図11は、利益量決定手段で決定された利益量としての継続可能ラウンド数が2回である場合の、判定図柄Aの停止タイミングと、ラウンドとの関係を示すタイムチャートである。上述したように、特定領域21を遊技球が球通過すると判定図柄表示装置23の判定図柄Aが変動を開始する。そして、この変動は第1ラウンド(1R)から第2ラウンド(2R)まで継続され、該第2ラウンドで変動入賞装置2の大入賞口5,5に最初の遊技球が入賞したタイミングで停止して確定表示されるのである。
【0045】
かかる構成にあって、利益量決定手段により決定された利益量に対応する判定図柄Aが、決定された利益量の付与開始から付与終了するラウンドまでの所定タイミングで確定表示されることにより、利益量決定手段によって大当り遊技作動で遊技者に付与される利益量が決定されると、判定図柄Aによる利益量の確定表示前に大当り遊技作動が開始される。これにより、遊技者は判定図柄Aの確定表示を待つことなく、大当り遊技を行うことができる。また、従来のように判定図柄Aの確定表示を待つ間、遊技球の発射を止めることがなくなるので、遊技機の稼働率が向上する。さらに、判定図柄Aの変動時間を従来に比して長くすることができるので、それだけ気を持たせる判定図柄Aの演出が可能であり、付与される利益が終了する直前まで、その利益量を認識させないようにすることもでき、その場合には、遊技者心理として、どこまで続くか分からない不安感と期待感を抱きつつ、いつ判定図柄が停止して利益量の報知がなされるか緊張感を保ちながら大当り遊技を行うこととなる。
【0046】
次に、第二実施例について説明する。上述したように、始動領域3a,3b,3bの何れかの球通過を駆動契機とする開閉部材4,4の開放駆動により大入賞口5,5から閉鎖作動領域10内に流入した遊技球が特定領域21を通過すると大当り遊技作動が発生するが、この第二実施例では、かかる大当り遊技作動中において、判定図柄Aの変動開始のタイミングを種々異ならせるようにしている。
【0047】
複数段階の利益量としての継続可能ラウンド数と、各利益量に対応する判定図柄Aは、第一実施例と同様に、利益量決定乱数テーブルkから選出される利益量決定乱数値Kに基づいて決定される。即ち、図12(イ)に示すように、利益量決定乱数値KがK=0の場合には継続可能ラウンド数が2回,判定図柄Aが「2」となり、K=1の場合には継続可能ラウンド数が7回,判定図柄Aが「7」となり、K=2の場合には継続可能ラウンド数が15回,判定図柄Aが「15」となる。
【0048】
また、各判定図柄Aの変動開始タイミングは、前記利益量決定乱数値KがK=0の場合には第1ラウンド(1R)で流入検知スイッチS3 により最初の遊技球の大入賞口5,5への入賞検知がなされた時となり、該流入検知スイッチS3 から送出される球検知信号に基づいて判定図柄Aの変動が開始される。一方、利益量決定乱数値KがK=1の場合には、判定図柄変動開始タイミング決定乱数テーブルhから選出される判定図柄変動開始タイミング乱数値Hに基づいて判定図柄Aを変動開始するラウンドが決定され、第1ラウンド(1R)乃至第6ラウンド(6R)の何れかのラウンドで、流入検知スイッチS3 により最初の遊技球の入賞検知がなされた時となる。ここで、判定図柄変動開始タイミング決定乱数テーブルhは、0〜5の6コマからなり、該判定図柄変動開始タイミング決定乱数テーブルhから選出される判定図柄変動開始タイミング乱数値H(0〜5)には、図12(ロ)に示すように、判定図柄Aを変動開始するラウンドが割り当てられている。そして、例えば判定図柄変動開始タイミング乱数値HがH=3であると、第4ラウンド(4R)が選定され、この第4ラウンドでの流入検知スイッチS3 による最初の遊技球の入賞検知がなされると、判定図柄Aの変動が開始されることとなる。また、利益量決定乱数値KがK=2の場合には、図12(ハ)に示すように、0〜13の14コマからなる判定図柄変動開始タイミング決定乱数テーブルpから選出される判定図柄変動開始タイミング乱数値Pに基づいて、該判定図柄変動開始タイミング乱数値P(0〜13)に割り当てられている第1ラウンド(1R)乃至第14ラウンド(14R)の何れかのラウンドが、判定図柄Aを変動開始するラウンドとして選定される。そして、例えば判定図柄変動開始タイミング乱数値PがP=11であると、第12ラウンド(12R)が選定され、この第12ラウンドでの流入検知スイッチS3 による最初の遊技球の入賞検知がなされると、判定図柄Aの変動が開始されることとなる。
【0049】
また、各判定図柄Aの停止タイミングは、図12(イ)に示すように、利益量決定乱数値KがK=0の場合には第2ラウンド(2R)で流入検知スイッチS3 により最初の遊技球の入賞検知がなされた時となり、K=1の場合には第7ラウンド(7R)で流入検知スイッチS3 により最初の遊技球の入賞検知がなされた時となり、K=2の場合には第15ラウンド(15R)で流入検知スイッチS3 により最初の遊技球の入賞検知がなされた時となる。
【0050】
図13は、利益量決定手段で決定された利益量としての継続可能ラウンド数が2回である場合の、判定図柄Aの変動開始タイミング及び停止タイミングと、ラウンドとの関係を示すタイムチャートである。この場合、特定領域21を遊技球が球通過すると、継続可能ラウンド数を2回とする大当り遊技が発生する。そして、第1ラウンド(1R)で変動入賞装置2の大入賞口5,5に最初の遊技球が入賞したタイミングによって判定図柄表示装置23の判定図柄Aが変動を開始し、第2ラウンド(2R)で変動入賞装置2の大入賞口5,5に最初の遊技球が入賞したタイミングで判定図柄Aが停止して「2」が確定表示されるのである。
【0051】
かかる構成にあっても、利益量決定手段により決定された利益量に対応する判定図柄Aが、決定された利益量の付与開始から付与終了するラウンドまでの所定タイミングで確定表示されることにより、利益量決定手段によって大当り遊技作動で遊技者に付与される利益量が決定されると、判定図柄Aによる利益量の確定表示前に大当り遊技作動が開始される。これにより、遊技者は判定図柄Aの確定表示を待つことなく、大当り遊技を行うことができる。
【0052】
尚、上記各実施例では、遊技者に付与する複数段階の利益量を、継続可能ラウンド数が異なる複数の利益態様としたが、これに代えて、継続可能ラウンド数を一定(例えば15回)にするとともに、一回の開閉ラウンドにおける開閉部材4,4の連続開閉回数を例えば 4回, 9回,18回のように異ならせたり、又は一回の開閉ラウンドにおける規定入賞個数を例えば 5個,10個,15個のように異ならせる態様や、入賞球1個につき払い出される賞球数を例えば 2個,7個,15個のように異ならせる態様としてもよい。
【0053】
また、変動入賞装置2の1回の状態変換制御による状態変換期間は、大当り遊技作動時における開閉部材4,4の開放前及び開放後のインターバル時間を含むものであり、判定図柄Aを確定表示する停止タイミングを、利益量として付与された継続可能ラウンド数の何れかのラウンドの開放後インターバル時間中とすることもできる。例えば、継続可能ラウンド数を2回とした場合、第2ラウンド終了後のインターバル中までに確定させればよい。本発明は判定図柄Aの結果表示のリミットについて規定したものであり、変動開始時期が様々な場合を排除するものではない。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、上述したように、利益量決定手段により決定された利益量の付与開始から付与終了までの間の所定タイミングで前記利益量を示す判定図柄を確定表示するようにしたから(請求項1)、判定図柄の確定表示前に大当り遊技作動が開始され、遊技者は判定図柄の確定表示を待つことなく、大当り遊技を行うことができる。また、従来のように判定図柄の確定表示を待つ間、遊技球の発射を止めることがなくなるので、遊技機の稼働率が向上する。さらに、判定図柄の変動時間を従来に比して長くすることができるので、それだけ気を持たせる判定図柄の演出が可能であり、付与される利益が終了する直前まで、その利益量を認識させないようにすることもでき、その場合には、遊技者心理として、どこまで続くか分からない不安感と期待感を抱きつつ、いつ判定図柄が停止して利益量の報知がなされるか緊張感を保ちながら大当り遊技を行うこととなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【0055】
また、遊技制御手段が、遊技盤面に設けられた変動入賞装置の状態変換制御によって利益量を付与する場合、利益量決定手段は、変動入賞装置の1回の状態変換制御を1ラウンドとし、少なくとも2ラウンド以上の複数段階の中からいずれかのラウンド数を決定するとともに、判定図柄表示制御手段は、いずれかのラウンドの前記変動入賞装置の状態変換期間を判定図柄が変動する期間として含ませる構成(請求項2)にあっては、利益量決定手段により利益量として決定されたラウンド数の、そのいずれかのラウンドにおける変動入賞装置の状態変換期間が、判定図柄の変動期間に含まれることにより、最終のラウンドにおける変動入賞装置の状態変換制御終了後に判定図柄を確定表示することもできる。この場合には、判定図柄の変動時間をさらに長くすることができるので、さらに気を持たせる判定図柄による演出が可能であり、付与される利益が終了するまで、その利益量を認識させないようにすることができる。
【0056】
また、複数種類の判定図柄を変動表示する判定図柄表示装置と、大入賞口を開閉する開閉部材を備え、かつ該大入賞口により外部と連通する閉鎖作動領域内に一般領域と特定領域とを備えた変動入賞装置と、遊技球の通過により前記開閉部材を開閉させる始動領域と、前記始動領域の球通過を駆動契機とする開閉部材の開放駆動により大入賞口から閉鎖作動領域内に流入した遊技球が特定領域を通過した場合に、開閉部材が所定開閉態様で開閉駆動される大当り遊技作動を発生させるとともに、該大当り遊技作動中にあって、開閉部材の開閉駆動開始から所定終了条件の成立を契機として開閉部材の開閉駆動が終了する開閉ラウンドを、特定領域の球通過を条件として、所定回数継続させる制御内容を具備し、かつ大当り遊技作動の発生で遊技者に付与する利益量を、予め定められた利益内容の異なる複数段階の利益態様の中から決定する利益量決定手段を具備し、さらに該利益量決定手段が決定した利益量に割り当てられた判定図柄を複数種類の図柄の中から決定する制御内容を具備する遊技制御手段とを備えた遊技機において、前記遊技制御手段が、大当り遊技作動の発生時に、判定図柄を所定タイミングで変動開始させるとともに、利益量決定手段により決定された利益量に対応する判定図柄を大当り遊技作動が終了するまでの所定タイミングで停止させて確定表示する制御内容を備えた遊技機の構成(請求項3)にあっては、上述したように、利益量決定手段によって大当り遊技作動で遊技者に付与される利益量が決定されると、判定図柄の確定表示前に大当り遊技作動が開始されるので、遊技者は判定図柄の確定表示を待つことなく、大当り遊技を行うことができる。また、従来のように判定図柄の確定表示を待つ間、遊技球の発射を止めることがなくなるので、遊技機の稼働率が向上する。さらに、判定図柄の変動時間を従来に比して長くすることができるので、それだけ気を持たせる判定図柄の演出が可能であり、付与される利益が終了する直前まで、その利益量を認識させないようにすることもでき、その場合には、遊技者心理として、どこまで続くか分からない不安感と期待感を抱きつつ、いつ判定図柄が停止して利益量の報知がなされるか緊張感を保ちながら大当り遊技を行うこととなるため、遊技の興趣を向上させることができる。
【0057】
さらに、上記遊技機にあって、予め定められた利益内容の異なる複数段階の利益態様を、大当り遊技作動での異なる継続可能ラウンド数とする構成(請求項4)にあっては、遊技者にとって、大当り遊技作動で付与される利益量の違いが分かり易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の、遊技盤面を示す正面図である。
【図2】遊技盤面に配設された変動入賞装置の拡大正面図である。
【図3】変動入賞装置の内部構造を示す斜視図である。
【図4】誘導部材とその駆動モータを示す斜視図である。
【図5】(イ)は誘導部材が遊技球の特定領域の通過を容易とする状態、(ロ)は困難とする状態を夫々示す作用説明図である。
【図6】(イ)は保持部材の上昇状態、(ロ)は降下状態を示す作用説明図である。
【図7】(イ)は上昇状態、(ロ)は降下状態を示す保持部材の駆動機構の斜視図である。
【図8】判定図柄表示装置に変動表示される判定図柄の種類を示す説明図である。
【図9】遊技制御手段を構成する制御回路を示すブロック回路図である。
【図10】(イ)は第一実施例における利益量決定乱数値と、判定図柄,継続可能ラウンド数,判定図柄の停止タイミングとの関係を示す図表、(ロ)は利益量決定乱数値K=1の場合に適用される判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルmの説明図、(ハ)は利益量決定乱数値K=2の場合に適用される判定図柄停止タイミング決定乱数テーブルnの説明図である。
【図11】第一実施例における判定図柄の停止タイミングと、ラウンドとの関係を示すタイムチャートである。
【図12】(イ)は第二実施例における利益量決定乱数値と、判定図柄,継続可能ラウンド数,判定図柄の変動開始タイミング,判定図柄の停止タイミングとの関係を示す図表、(ロ)は利益量決定乱数値K=1の場合に適用される判定図柄変動開始タイミング決定乱数テーブルhの説明図、(ハ)は利益量決定乱数値K=2の場合に適用される判定図柄変動開始タイミング決定乱数テーブルpの説明図である。
【図13】第二実施例における判定図柄の変動開始タイミング及び停止タイミングと、ラウンドとの関係を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
A 判定図柄
1 遊技盤面
2 変動入賞装置
23 判定図柄表示装置

Claims (4)

  1. 複数種類の判定図柄を表示可能な判定図柄表示装置と、
    所定条件の成立によって、複数段階の利益量の中から遊技者に付与する利益量を決定する利益量決定手段と、
    該利益量決定手段が決定した利益量を付与するように制御する遊技制御手段と、
    前記利益量決定手段が決定した利益量に割り当てられた判定図柄を複数種類の図柄の中から決定する判定図柄決定手段と、
    前記判定図柄表示装置の判定図柄を変動開始させた後、前記判定図柄決定手段が決定した判定図柄を前記利益量決定手段の決定後所定のタイミングで確定表示するように表示制御する判定図柄表示制御手段とを備え、
    該判定図柄表示制御手段は、前記遊技制御手段による前記利益量決定手段の決定に基づく複数段階の利益量のうちいずれかの利益量を付与開始から前記複数段階の利益量のうちの決定されている利益量を付与終了するラウンドまでの所定タイミングで前記判定図柄決定手段が決定した判定図柄を確定表示するように表示制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技制御手段が、遊技盤面に設けられた変動入賞装置の状態変換制御によって利益量を付与する場合、前記利益量決定手段は、前記変動入賞装置の1回の状態変換制御を1ラウンドとし、少なくとも2ラウンド以上の複数段階の中からいずれかのラウンド数を決定するとともに、前記判定図柄表示制御手段は、いずれかのラウンドの前記変動入賞装置の状態変換期間を前記判定図柄が変動する期間として含ませることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 複数種類の判定図柄を変動表示する判定図柄表示装置と、
    大入賞口を開閉する開閉部材を備え、かつ該大入賞口により外部と連通する閉鎖作動領域内に一般領域と特定領域とを備えた変動入賞装置と、
    遊技球の通過により前記開閉部材を開閉させる始動領域と、
    前記始動領域の球通過を駆動契機とする開閉部材の開放駆動により大入賞口から閉鎖作動領域内に流入した遊技球が特定領域を通過した場合に、開閉部材が所定開閉態様で開閉駆動される大当り遊技作動を発生させるとともに、該大当り遊技作動中にあって、開閉部材の開閉駆動開始から所定終了条件の成立を契機として開閉部材の開閉駆動が終了する開閉ラウンドを、特定領域の球通過を条件として、所定回数継続させる制御内容を具備し、かつ大当り遊技作動の発生で遊技者に付与する利益量を、予め定められた利益内容の異なる複数段階の利益態様の中から決定する利益量決定手段を具備し、さらに該利益量決定手段が決定した利益量に割り当てられた判定図柄を複数種類の図柄の中から決定する制御内容を具備する遊技制御手段とを備えた遊技機において、
    前記遊技制御手段が、大当り遊技作動の発生時に、判定図柄を所定タイミングで変動開始させるとともに、利益量決定手段により決定された利益量に対応する判定図柄を大当り遊技作動が終了するまでの所定タイミングで停止させて確定表示する制御内容を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 予め定められた利益内容の異なる複数段階の利益態様が、大当り遊技作動での異なる継続可能ラウンド数であることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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