JP4335637B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機は、遊技盤の遊技領域に遊技球を発射し、その遊技球が遊技領域内の入賞手段に入賞したときに、払い出し手段により1入賞当たり規定数の賞品球を払い出して、遊技者に対して入賞利益を還元する。
第2種のパチンコ機では、可動部材を備えた可変入賞手段と、この可変入賞手段とは別の特定入賞手段とを遊技領域に配置し、特定入賞手段に遊技球が入賞したときに、可変入賞手段の可動部材が一時的(例えば0.5秒間程度)に開放し、この可動部材の開放中に可変入賞手段に入賞した遊技球がその内部の特定領域を通過して、この特定領域が遊技球を検出することを条件に、遊技者に有利な利益状態が発生する。
そして、利益状態が発生すれば、可動部材が開閉動作を開始し、この可動部材が所定回数(例えば18回)開閉するか、又は所定回数開閉するまでの間に可変入賞手段に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞することにより、可動部材が開閉動作を終了し、また開閉動作中に遊技球が特定領域を通過すれば、最大所定ラウンド数(例えば16ラウンド)まで特別遊技動作を継続する。
従来のパチンコ機では、利益状態の発生中、即ち開閉動作中に可変入賞手段に入賞した遊技球が特定領域を通過することにより、最大所定ラウンド数まで利益状態が継続する。このため利益状態が発生すれば、比較的安定した利益の還元を受け得る反面、利益状態の発生後の遊技が非常に単調になり、変化に乏しく遊技性の点で興趣に欠ける欠点がある。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、利益状態の発生後の遊技性が向上し、遊技者の興趣を増大できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも内部に特定領域26を有し且つ遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変換駆動可能な可変入賞手段13と、遊技球が入賞可能な複数の特定入賞手段14,14a〜14c と、該特定入賞手段14,14a〜14c への遊技球の入賞を条件に前記可変入賞手段13を所定回数開閉させる開閉制御手段29と、前記可変入賞手段13に入賞した遊技球を前記特定領域26が検出することを条件に遊技者に有利な1ラウンド目の利益状態を発生させる利益状態発生手段30とを備えた弾球遊技機において、前記利益状態発生手段30の機能中に、前記特定領域26が遊技球を検出することを条件に図柄変動する変動図柄表示手段21と、各ラウンド毎に前記変動図柄表示手段21の停止図柄を特定態様とするか否かを抽選により決定する抽選決定機能と、前記変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が前記特定態様となることを条件に、前記利益状態の終了後に再度前記利益状態を発生させる利益状態再発生手段34と、前記複数の特定入賞手段14,14a〜14c の内、一部の特定入賞手段14a に遊技球が入賞したときに、前記変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が前記特定態様となる確率を高確率にし、前記利益状態が再発生しないときに通常確率に戻す確率制御手段36とを備えたものである。
本発明では、利益状態の発生後の遊技性が向上し、遊技者の興趣を増大できる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図3は本発明の第1の実施形態を例示し、図2において、1 は遊技機本体で、開閉自在に枢着された前枠2 を有する。前枠2 には遊技盤3 が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤3 の前側にガラス扉4 と前面板5 とが開閉自在に配置されている。
前面板5 には、発射用の遊技球を貯留する上皿6 が装着されている。前枠2 には、前面板5 等の裏側にスピーカ7 が設けられると共に、前面板5 の下側に、余剰球を貯留する下皿8 と、発射手段9 の発射ハンドル10とが夫々設けられている。
スピーカ7 は聴覚的報知手段を構成するもので、利益状態の発生、利益状態の再発生等の遊技状態に応じて効果音を発生し、その遊技状態を遊技者に対して報知するようになっている。
遊技盤3 には、図3に示すように、ガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12の略中央に可変入賞手段13が設けられ、また可変入賞手段13の下方に特定入賞手段14,14a 〜14c が設けられ、可変入賞手段13の左右両側に普通入賞手段16及び開閉入賞手段17が設けられている。
可変入賞手段13は、遊技盤3 に装着された可変入賞ケース18を備えている。可変入賞ケース18の上部には、入賞口19と、この入賞口19を開閉する左右一対の羽根状の開閉部材20とが設けられ、また変動図柄表示手段21とラウンド表示手段22が前面側に設けられている。ラウンド表示手段22は、利益状態が発生したときのラウンド数を表示するためのものである。
開閉部材20は、下部側の前後方向の枢軸により可変入賞ケース18に枢支され、枢軸から側方に突出して遊技者に有利になる開状態と、入賞口19を閉じて遊技者に不利になる閉状態との間で開閉方向に変換駆動可能である。なお、開閉部材20は、開状態では上側から落下する遊技球を入賞口19へと案内可能である。
可変入賞ケース18には、その前面側に透視窓23が設けられると共に、この透視窓23の内部に停留手段24、阻止手段25及び特定領域26が上下方向に配置され、また内部の下部側に計数スイッチ27が設けられている。透視窓23は、可変入賞ケース18の内部を前面側から透視可能である。停留手段24、阻止手段25及び特定領域26は、入賞口19から入賞した遊技球が案内通路の終端から落下する落下位置の下側に、上下方向に所定の間隔をおいて略一列状に配置されている。
停留手段24は、図外の駆動手段の駆動により停留位置と解除位置との間で前後方向に出退自在であり、停留位置へと前方に突出したときに遊技球を1個停留させ、解除位置に後退したときにその遊技球の停留を解除するようになっている。阻止手段25は、特定領域26への遊技球の通過を阻止するためのものであって、図外の駆動手段の駆動により阻止位置と解除位置との間で前後方向に出退自在であり、解除位置にあるときに特定領域26への遊技球の通過を許容するようになっている。
特定領域26は、これを通過する遊技球を検出することを条件に、遊技者に有利な利益状態の発生、変動図柄表示手段21の図柄変動、その変動後の停止図柄の表示態様の判定の契機とするもので、可変入賞ケース18内に分割して形成された複数個(例えば3個)の領域の内、その一部(例えば中央)の領域が特定領域26として設定されている。
なお、特定領域26には、遊技球の通過を検出するスイッチが設けられている。計数スイッチ27は、入賞口19から入賞する遊技球の全てを検出して計数するためのもので、可変入賞ケース18の下部に設けられている。
変動図柄表示手段21、ラウンド表示手段22は、可変入賞手段13の可変入賞ケース18の上部中央等の適当箇所に一体に設けられている。変動図柄表示手段21は、1個又は複数個、例えば1個の図柄を変動表示可能であり、利益状態の発生中に入賞した遊技球を特定領域26が検出することを条件に、その図柄が所定時間変動して停止するようになっている。
変動図柄表示手段21に表示される図柄には、文字図柄、絵図柄、キャラクター等の適宜図柄が使用されている。例えば、この実施形態では0〜9までの10種類の数字図柄が使用され、その数字図柄がスクロール等により変動しながら発光するようになっている。
特定入賞手段14,14a〜14c は、遊技球の入賞検出を条件に可変入賞手段13の開閉部材20を開放所定回数(例えば1回)だけ一定時間(例えば0.5秒間程度)開放させるためのものである。特定入賞手段14は可変入賞手段13の下側に設けられている。特定入賞手段14a 〜14c は、1個の入賞ケースに装着して一体に構成され、特定入賞手段14の下側に配置されている。
なお、各入賞手段13,14,14a 〜14c,16,17 に遊技球が入賞した場合には、払い出し手段(図示省略)により、その遊技球の入賞個数に応じて1入賞につき規定数の賞品球が払い出されるようになっている。また可変入賞手段13等には、視覚的報知手段としての表示ランプ28(図1参照)が設けられ、この表示ランプ28が遊技状態に応じて発光又は点滅発光して、そのときの遊技状態を遊技者に報知するようになっている。
図1は制御装置のブロック図である。29は開閉制御手段であって、特定入賞手段14,14a〜14c への遊技球の入賞検出を条件に可変入賞手段13を所定回数だけ開閉制御するためのもので、特定入賞手段14が遊技球の入賞を検出したときに、開閉部材20を一定時間(例えば0.5秒間程度)だけ開放させるようになっている。
30は利益状態発生手段で、特定領域26への遊技球の入賞に基づいて遊技者に有利な利益状態を発生させるためのもので、特定領域26が遊技球を検出することを条件に、可変入賞手段13の開閉部材20を所定回数開閉させて、遊技者に有利な利益状態を発生させるようになっている。即ち、この利益状態発生手段30は、特定領域26が遊技球を検出することを条件に利益状態を発生させる機能と、その利益状態の発生中に可変入賞手段13の開閉部材20を所定時間内に所定回数開閉(例えば18回)させる機能と、その開閉動作中に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉部材20の開閉動作を停止させる機能とを備えている。
31は乱数発生手段で、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄の表示態様を特定態様(当たり態様)にするか否かを判定するための表示態様判定用の乱数値を繰り返し発生するようになっており、例えば変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となる確率が2/10の場合には、0〜9までの乱数値を順次発生するようになっている。
32は表示態様判定手段で、特定領域26の遊技球の検出に基づいて乱数発生手段31の発生乱数値を抽選し、その抽選乱数値が特定態様乱数値のときに特定態様と判定し、抽選乱数値が非特定態様乱数値のときに非特定態様と判定するようになっている。
この実施形態では、0〜9の乱数値の内、その乱数値「3」と「7」とを特定態様乱数値として設定し、抽選乱数値が「3」又は「7」のときに、表示態様判定手段32が特定態様と判定するようになっている。
33は図柄変動制御手段で、特定領域26の遊技球の検出に基づいて変動図柄表示手段21の図柄を所定時間変動させると共に、そのときの表示態様判定手段32の判定結果に応じて変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様又は非特定態様の何れかを表示すべく、変動図柄表示手段21の図柄を変動制御するようになっている。
なお、この実施形態では、説明の都合上、図柄変動制御手段33の制御により、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が抽選乱数値と同じ数字図柄を表示するものとしている。
34は利益状態再発生手段で、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となることを条件に、利益状態発生手段30に利益状態の再発生を指令して、その特定態様に起因して発生した利益状態の終了後に再度、利益状態を発生させるようになっている。
なお、利益状態再発生手段34は、表示態様判定手段32が特定態様と判定したときと、又は変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となったときの何れかの時点において、利益状態発生手段30に対して利益状態の再発生を指令するようにしても良く、利益状態の終了後に再度、利益状態を発生させるように構成されておれば十分である。
35は報知制御手段で、特定入賞手段14,14a〜14c の何れかに遊技球が入賞したとき、利益状態発生手段30による利益状態が発生したとき、利益状態再発生手段34の指令により利益状態が再発生したとき等、スピーカ7 から所定の効果音を発生させると共に、表示ランプ28を発光、点滅発光等させて、そのときの遊技状態を遊技者に報知するようになっている。
次に上記弾球遊技機における動作について説明する。遊技に際して発射手段9 の発射ハンドル10を操作すると、上皿6 の遊技球が発射手段9 の発射動作に連動して発射部に1個づつ供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール11に沿って順次遊技領域12へと発射させる。
そして、遊技領域12の上部側に発射された遊技球が盤面に沿って落下する間に、その遊技球が入賞手段13〜17に入賞すると、払い出し手段が規定数の賞品球を払い出して遊技者に利益を還元する。
遊技球が特定入賞手段14,14a〜14c の何れかに入賞すると、開閉制御手段29により可変入賞手段13の開閉部材20が短時間だけ一時的に開放する。このとき開閉部材20上へと落下する遊技球があれば、その遊技球は開閉部材20により案内されて入賞口19へと入賞し、可変入賞ケース18内の案内通路等を経て下方へと落下する。
特定入賞手段14,14a〜14c に遊技球が入賞する前は、停留手段24が後退し、阻止手段25が前後に動いている。このため阻止手段25の後退中に遊技球が通過すれば、その遊技球は特定領域26側へと落下して入賞する。そして特定領域26が遊技球の入賞を検出すれば、利益状態発生手段30が働いて第1ラウンド目の利益状態が発生する。
利益状態が発生すると、利益状態発生手段30の制御により可変入賞手段13の開閉部材20が所定時間間隔で所定回数まで開閉動作を行うため、開閉部材20を経て入賞口19へと遊技球が入賞し易くなり、これによって遊技者は大きな利益の還元を受けることができる。
また開閉部材20が開閉動作を開始すると同時又はその直後に停留手段24が前進し、停留手段24上に落下する遊技球があれば、その遊技球を停留させる。このため後続の遊技球は、その停留中の遊技球に衝突して停留手段24の左右の何れかを経て下方へと落下し、計数スイッチ27で検出された後、遊技盤3 の裏側へと誘導されて行く。
一方、利益状態の発生中に可変入賞手段13に入賞した遊技球が特定領域26を通過し、特定領域26がその遊技球を検出すると、図柄変動制御手段33の制御により変動図柄表示手段21が図柄変動を開始すると共に、表示態様判定手段32が特定領域26の遊技球の検出時に乱数発生手段31から発生する乱数値を抽選して、その抽選乱数値から変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄の表示態様が特定態様と非特定態様との何れであるかを判定する。
そして、表示態様判定手段32が特定態様と判定したときには、変動図柄表示手段21の図柄が所定時間変動した後、「3」又は「7」の特定態様で停止し、また非特定態様と判定したときには、「3」及び「7」以外の非特定態様で停止する。
可変入賞手段13の開閉部材20が所定回数開閉すれば、これによって利益状態発生手段30による利益状態が終了する。しかし、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様を表示した場合には、利益状態再発生手段34が利益状態発生手段30に対して利益状態の再発生を指令するので、そのときの利益状態が終了した後、利益状態発生手段30により第2ラウンド目の利益状態が発生する。このため可変入賞手段13は、一旦開閉動作を終了した後に再度開閉動作を開始し、これによって遊技者は再度大きな利益の還元を受けることができる。
また表示態様判定手段32が非特定態様と判定したときには、その停止図柄が「3」及び「7」以外の非特定態様で停止し、利益状態の再発生はない。
特定入賞手段14,14a〜14c への遊技球の入賞、利益状態の発生、又は利益状態の再発生があれば、報知制御手段35の制御により、スピーカ7 から所定の効果音が発生すると共に、表示ランプ28が発光又は点滅発光して、そのときの遊技状態を遊技者に報知する。
このように特定入賞手段14,14a〜14c への遊技球の入賞により可変入賞手段13が開閉して、この可変入賞手段13に入賞した遊技球を特定領域26が検出することを条件に、利益状態発生手段30により第1ラウンド目の利益状態が発生した場合、その後は各ラウンド毎に次ラウンドの利益状態を発生させるか否かを抽選により決定して、そのラウンドの利益状態の終了後に次ラウンドの利益状態を発生させるように構成すれば、利益状態の発生後の遊技性が向上し、遊技者の興趣を大幅に増大できる。
特に可変入賞手段13の特定領域26が遊技球を検出することを条件に変動図柄表示手段21の図柄を変動させて、その変動後の停止図柄が特定態様となることを条件に次ラウンド目の利益状態を発生させることにより、その変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となるか否かが興味の対象となり、これによって遊技者の興趣が更に向上する。
しかも特定領域26が遊技球を検出することを条件に乱数発生手段31の乱数値を抽選し、その抽選乱数値に基づいて表示態様判定手段32が特定態様か非特定態様かを判定し、その判定結果に従って変動図柄表示手段21の停止図柄の表示態様を制御するようにしているので、変動図柄表示手段21の変動後に所定の確率で特定態様を発生させることができる。
また可変入賞手段13に変動図柄表示手段21を一体に設けているため、遊技盤3 に可変入賞手段13と変動図柄表示手段21とを集中して配置できると共に、構造を簡単にでき、更に両者の遊技盤3 に対する取り付けも容易になる。
なお、この実施形態では、各ラウンド毎に可変入賞手段13に入賞した遊技球を特定領域26が検出し、表示態様判定手段32が特定態様と判定する限り、次ラウンドの利益状態が継続的に発生するようにしている。しかし、所定ラウンド数(例えば15ラウンド)だけ利益状態が継続的に発生すれば、その時点で利益状態再発生手段34の機能が一旦停止するようにしても良い。即ち、利益状態再発生手段34は、利益状態の再発生を所定ラウンド数で制限する機能を備えたものでも良い。
図4及び図5は本発明の第2の実施形態を例示し、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となる確率を遊技盤3 側の所定遊技状態に応じて変化させる確率制御手段36を備え、また確率制御手段36が機能しているときに、それをスピーカ7 、表示ランプ28により遊技者に報知するようにしたものである。
この実施形態では、図4に示すように、遊技盤3 の下部に複数個(例えば3個の)特定入賞手段14a 〜14c が設けられている。そして、この複数個の特定入賞手段14a 〜14c の内、その一部の特定入賞手段14b に遊技球が入賞したときの可変入賞手段13の開閉回数が、他の特定入賞手段14a,14c に遊技球が入賞したときの可変入賞手段13の開閉回数よりも多くなるように、特定入賞手段14a 〜14c の一部又は全部に対応して異なる開閉回数が設定されている。また一部の特定入賞手段14b が所定遊技状態の成立用になっている。
例えば、この実施形態では、中央の特定入賞手段14b を2回開閉用とし、左右の特定入賞手段14a,14c を1回開閉用として、各特定入賞手段14a 〜14c に遊技球が入賞したときの可変入賞手段13の開閉回数を設定し、また中央の特定入賞手段14b を所定遊技状態の成立用として設定している。
制御装置には、図5に示すように確率制御手段36が設けられている。確率制御手段36は、例えば変動後の停止図柄が特定態様となる通常確率を2/10とした場合、特定入賞手段14b への遊技球の入賞に基づいて所定遊技状態が成立したときに、その確率を6/10〜9/10の高確率に確率変動させ、また利益状態が発生しても利益状態再発生手段34が再発生指令を出さないときに、その確率を高確率から通常確率へと戻すようになっている。
この実施形態では、特定入賞手段14b に遊技球が入賞すれば、可変入賞手段13の開閉部材20が2回開閉すると共に、所定遊技状態の成立を判定して確率制御手段36が働き、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となる確率が通常確率から高確率状態へと確率変動する。
そして、可変入賞手段13に入賞した遊技球を特定領域26が検出すると、利益状態発生手段30により利益状態が発生する。また変動図柄表示手段21が図柄変動を開始すると共に、表示態様判定手段32が乱数発生手段31の乱数値を抽選して、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様か否かを判定する。
このときの特定態様の発生確率は通常確率から高確率状態に確率変動しているので、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となる確率が大であり、比較的容易に次ラウンドの利益状態が発生する。従って、遊技者は、利益状態の継続的発生によって利益を享受し易くなり、遊技者の興趣が向上する。
また確率制御手段36により高確率に確率変動すれば、報知制御手段35によりスピーカ7 から所定の効果音が発生すると共に、表示ランプ28が所定の周期で点滅発光して、遊技者に対して高確率状態であることを報知する。このため、遊技者は、そのときの特定状態の発生確率が高確率状態であることを容易に把握することができる。
確率制御手段36による高確率状態は、利益状態の再発生が続く限り継続するが、可変入賞手段13の開閉動作中に遊技球を特定領域26が検出しない場合には、確率制御手段36によって高確率から通常確率に戻り、その後は通常確率で遊技が進行する。
なお、この実施形態では、所定遊技状態が成立したときのラウンドでの利益状態の発生から、確率制御手段36が働いて高確率状態にするようになっているが、次ラウンドでの利益状態の発生から高確率に確率変動するようにしても良い。
また確率制御手段36は、利益状態再発生手段34が再発生指令を出さないときと併用して、又は単独に高確率状態での利益状態の再発生を所定ラウンド数で制限するようにしても良い。また確率制御手段36は、各ラウンド毎に特定入賞手段14への遊技球の入賞を条件に通常確率から高確率へと確率変動させ、そのラウンドが終了すれば、高確率から通常確率へと戻すようにしても良い。
実施形態には、次に記載の各発明が含まれている。その第1の発明は、少なくとも内部に特定領域(26)を有し且つ遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変換駆動可能な可変入賞手段(13)と、遊技球が入賞可能な特定入賞手段(14)(14a) 〜(14c) と、該特定入賞手段(14)(14a) 〜(14c) への遊技球の入賞を条件に前記可変入賞手段(13)を所定回数開閉させる開閉制御手段(29)と、前記可変入賞手段(13)に入賞した遊技球を前記特定領域(26)が検出することを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(30)とを備えた弾球遊技機において、前記利益状態発生手段(30)の機能中に、前記特定領域(26)が遊技球を検出することを条件に図柄変動する変動図柄表示手段(21)と、該変動図柄表示手段(21)の変動後の停止図柄が特定態様となることを条件に、前記利益状態の終了後に再度前記利益状態を発生させる利益状態再発生手段(34)とを備えたものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記可変入賞手段(13)と前記変動図柄表示手段(21)とを一体に設けたものである。第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記変動図柄表示手段(21)の変動後の停止図柄を抽選乱数値に基づいて制御可能にしたものである。
第4の発明は、第1〜3の何れかの発明において、所定遊技状態に応じて前記変動図柄表示手段(21)の変動後の停止図柄が前記特定態様となる確率を変化させる確率制御手段(36)を備えたものである。第5の発明は、第4の発明において、前記確率制御手段(36)が機能していることを遊技者に報知する報知手段(7)(28) を備えたものである。
第6の発明は、第1〜第5の何れかの発明において、前記利益状態再発生手段(34)は、前記利益状態の再発生回数を所定回数に制限する機能を備えたものである。第7の発明は、第1〜第6の何れかの発明において、前記利益状態発生手段(30)は、前記可変入賞手段(13)の複数回の開閉動作を単位動作として、遊技状態に応じて前記利益状態の発生中に1単位動作又は複数単位動作分、前記可変入賞手段(13)を開閉駆動する機能を備えたものである。
以上、本発明の各実施形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態では、特定入賞手段14,14a〜14c への遊技球の入賞に基づいて可変入賞手段13が所定回数(1回又は複数回)開閉するようにしているが、この特定入賞手段14,14a〜14c には他の構造のものを使用しても良い。
また可変入賞手段13には、可変入賞ケース18の上部側に入賞口19、開閉部材20を備え、透視窓23に対応して可変入賞ケース18内に停留手段24、阻止手段25及び特定領域26を備えたものを使用し、この可変入賞手段13に遊技球が入賞したときに、可変入賞手段13を開閉動作させる利益状態が発生するようにしているが、可変入賞手段13には、実施形態に例示する以外の構成のものを使用しても良い。
また所定遊技状態の成立は、特定入賞手段14b への遊技球の入賞によって成立する他、別の図柄表示手段、例えば0〜9までの10種類の数字図柄を変動表示する3個の表示部を利用し、その図柄表示手段の変動後の停止図柄の種類、例えば「0・0・0」等の3個の表示部の停止図柄が全て同一になることによって、所定遊技状態が成立するようにしても良い。また「7・7・7」等の奇数図柄、又は「6・6・6」等の偶数図柄によって所定遊技状態を成立させても良い。従って、所定遊技状態の成立は、利益状態発生手段30による利益状態の発生の条件と成り得るものであれば十分であり、何を条件に所定遊技状態の成立としても良い。
利益状態発生手段30により発生する利益状態は、遊技者が何等かの利益を享受できる遊技状態であれば良く、必ずしも実施形態に例示のものに限定されるものではない。利益状態発生手段30は、可変入賞手段13の複数回(例えば18回)の開閉動作を単位動作として、変動図柄表示手段21の停止図柄が偶数図柄の特定態様のときに1単位動作分の利益状態を発生させ、停止図柄が奇数図柄の特定態様のときに適当な時間間隔で2単位動作又は3単位動作分の利益状態を発生させる等、遊技状態に応じて利益状態の発生中に1単位動作又は複数単位動作分、可変入賞手段13を開閉駆動する機能を備えたものでも良い。
また可変入賞手段13は、少なくとも特定領域26を備え、且つ遊技者に有利な開状態と不利な閉状態との間で開閉するものであれば良く、前側に開放可能な開閉板を備えたものを使用しても良い。
また実施形態における特定態様の発生確率は例示であって、実施形態に限定されるものではなく、その確率は遊技内容の構成全体の中で適宜決定すれば良い。更に変動図柄表示手段21は、特定入賞手段14に設けても良いし、特定入賞手段14、可変入賞手段13から分離して個別に設けても良い。
更に、変動図柄表示手段21の変動後の停止図柄が特定態様となった場合に、その特定態様の図柄の種類によって次ラウンドの利益状態の内容、確率制御手段36による確率変動を制御するようにしても良い。
例えば、特定態様の図柄が複数種類ある場合、停止図柄がその一部の種類の特定態様を表示したときに、次ラウンドでの利益状態において、可変入賞手段13の開閉回数を通常の18回から20回に変更する等、特定態様の図柄の種類に応じて可変入賞手段13の開閉回数を増加又は減少させるようにしても良いし、また一部の種類の特定態様を表示したときに、特定態様の発生確率が中確率又は高確率となるべく、特定態様の図柄の種類に応じて確率制御手段36が確率を変動させるようにしても良い。
実施形態では、聴覚的報知手段としてスピーカ7 を、視覚的報知手段として表示ランプ28を用いているが、その何れか一方でも良い。またスピーカ7 は他の箇所に設けても良いし、表示ランプ28は他の箇所、例えば前枠2 、ガラス扉4 の枠部等に設けても良いし、或いは他の遊技部品に設けても良い。
1入賞当たりに遊技者が獲得する賞球数は、各入賞手段13〜17とも同数としても良いし、可変入賞手段13側の賞球数を他の入賞手段14〜17側の賞球数よりも多くしても良い。また本発明は、弾球遊技機である限り、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等においても同様に実施可能である。
本発明の第1の実施形態を示す制御装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。 本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。 本発明の第2の実施形態を示す遊技盤の正面図である。 本発明の第2の実施形態を示す制御装置のブロック図である。
符号の説明
7 スピーカ
13 可変入賞手段
14,14a〜14c 特定入賞手段
21 変動図柄表示手段
26 特定領域
28 表示ランプ
29 開閉制御手段
30 利益状態発生手段
34 利益状態再発生手段
36 確率制御手段

Claims (1)

  1. 少なくとも内部に特定領域(26)を有し且つ遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変換駆動可能な可変入賞手段(13)と、遊技球が入賞可能な複数の特定入賞手段(14)(14a) 〜(14c) と、該特定入賞手段(14)(14a) 〜(14c) への遊技球の入賞を条件に前記可変入賞手段(13)を所定回数開閉させる開閉制御手段(29)と、前記可変入賞手段(13)に入賞した遊技球を前記特定領域(26)が検出することを条件に遊技者に有利な1ラウンド目の利益状態を発生させる利益状態発生手段(30)とを備えた弾球遊技機において、前記利益状態発生手段(30)の機能中に、前記特定領域(26)が遊技球を検出することを条件に図柄変動する変動図柄表示手段(21)と、各ラウンド毎に前記変動図柄表示手段(21)の停止図柄を特定態様とするか否かを抽選により決定する抽選決定機能と、前記変動図柄表示手段(21)の変動後の停止図柄が前記特定態様となることを条件に、前記利益状態の終了後に再度前記利益状態を発生させる利益状態再発生手段(34)と、前記複数の特定入賞手段(14)(14a) 〜(14c) の内、一部の特定入賞手段(14a) に遊技球が入賞したときに、前記変動図柄表示手段(21)の変動後の停止図柄が前記特定態様となる確率を高確率にし、前記利益状態が再発生しないときに通常確率に戻す確率制御手段(36)とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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