JP3613460B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤の遊技領域に開閉式の可変入賞手段を配置し、所定遊技状態の成立を条件に利益状態発生手段により、可変入賞手段の開閉板が前側に開放する利益状態を発生させ、その後、所定時間が経過するか又は所定数の遊技球が入賞したときに開閉板を閉じ、また開放中に入賞した遊技球が特定領域を通過することを条件に、再度可変入賞手段の開閉板を開放する利益状態を発生させて、最大所定ラウンドまで利益状態を継続させるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機では、可変入賞手段が開放する利益状態が発生すれば、その後は再抽選等を行うことなく遊技球が特定領域を通過するだけで利益状態が継続するため、遊技者にとっては多大な利益を享受できるものの、利益状態の発生後の遊技が非常に単調になり、遊技性の点で興趣に欠ける欠点がある。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、利益状態の発生後の遊技性が向上し、遊技者の興趣を増大できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技盤 3 に、内部に複数個の入賞口 22 24 を有する所定入賞手段 13 と、内部に複数個の球通過領域の一部である特定領域30を有し且つ遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変換駆動可能な可変入賞手段15とを備え、前記所定入賞手段 13 への遊技球の入賞による所定遊技状態の成立に基づいて、前記可変入賞手段15を1回又は複数回変換駆動する遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段32と、前記特定領域30が遊技球を検出することを条件に図柄が所定時間変動し且つ変動後の停止図柄が特定態様、非特定態様の何れかを表示する変動図柄表示手段16と、該変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が前記特定態様となることを条件に、前記利益状態の終了後に再度、前記利益状態を発生させる利益状態再発生手段36と、前記所定入賞手段 13 に入賞した遊技球の、複数個の前記入賞口 22 24 の一部である特別入賞口 24 への入賞による特別遊技状態の成立に基づいて、前記変動図柄表示手段 16 の変動後の停止図柄が前記特定態様となる確率を変化させる確率制御手段 38 を備えたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図3は本発明の第1の実施形態を例示し、図2において、1 は遊技機本体で、開閉自在に枢着された前枠2 を有する。前枠2 には、その窓孔に対応して遊技盤3 が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤3 の前側にガラス扉4 と前面板5 とが開閉自在に配置されている。前面板5 には、発射用の遊技球を貯留する上皿6 が装着されている。
【0007】
前枠2 には、前面板5 等の裏側にスピーカ7 が設けられると共に、前面板5 の下側に余剰球を貯留する下皿8 と、発射手段9 の発射ハンドル10とが夫々設けられている。スピーカ7 は報知手段を構成するもので、後述の所定遊技状態の成立、利益状態の発生、利益状態の再発生等の遊技状態に応じて効果音を発生し、夫々を遊技者に対して聴覚的に報知するようになっている。
【0008】
発射手段9 は、遊技者が発射ハンドル10を把持して操作したときに打撃槌駆動用の発射モータが作動して、上皿6 から1個づつ発射レール上に供給される遊技球を打撃槌により打撃し、遊技盤3 側へと発射させるようになっている。
【0009】
遊技盤3 には、図3に示すように、ガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に所定入賞手段13、開閉入賞手段14、可変入賞手段15、変動図柄表示手段16、普通入賞手段17〜19等の遊技部品が配置されている。
【0010】
所定入賞手段13は、遊技球の入賞に基づいて所定遊技状態を成立させるためのもので、遊技盤3 の略中央部に装着された所定入賞ケース20と、この所定入賞ケース20の上部に設けられた球入り口21と、複数個の入賞口22〜24を有し且つ所定入賞ケース20の内部に設けられた球旋回部25とを備え、球入り口21から所定入賞ケース20内に入った遊技球が入賞口22〜24に入賞したときに、所定遊技状態が成立するようになっている。
【0011】
球旋回部25は所定入賞ケース20内に入った遊技球を旋回させる皿状であって、適当箇所に複数個、例えば3個の入賞口22〜24が設けられ、旋回後の失速した遊技球が何れかの入賞口22〜24を経て遊技盤3 の裏側に誘導されるようになっている。なお、球入り口21を入賞口とし、これに遊技球が入賞したときに所定遊技状態が成立するようにしても良い。また3個の入賞口22〜24は、その何れに遊技球が振り分けられるかによって、賞品球の払い出し個数が異なるように利用しても良い。
【0012】
所定入賞手段13には、その所定入賞ケース20の周縁に複数個の表示ランプ26が設けられている。この表示ランプ26は報知手段を構成するもので、発光、点滅発光等によって所定遊技状態の成立、利益状態の発生、利益状態の再発生等の遊技状態を遊技者に視覚的に報知するようになっている。なお、表示ランプ26は、所定遊技状態の成立、利益状態の発生、利益状態の再発生等、その報知条件に応じて発光、点滅発光等の時間、周期を変化させても良いし、全て同じにしても良い。
【0013】
可変入賞手段15は、遊技者に有利な開状態と不利な閉状態とに変換駆動可能であって、遊技領域12の下部で遊技盤3 に装着された可変入賞ケース27と、この可変入賞ケース27に形成された横長状等の入賞口28と、下部の横軸廻りに入賞口28を開閉すべく可変入賞ケース27に開閉自在に枢支された開閉板29とを備えている。
【0014】
また可変入賞手段15には、入賞口28から入賞した遊技球を振り分けるように内部側に複数個(例えば3個)の球通過領域が設けられ、その一部(例えば中央)が特定領域30として設定されている。更に可変入賞手段15には、入賞した遊技球を計数するための計数スイッチ31が設けられている。
【0015】
可変入賞手段15には、その可変入賞ケース27の上部中央等の適当箇所に変動図柄表示手段16が一体に設けられ、また左右両側に普通入賞手段18,19 が一体に設けられている。変動図柄表示手段16は、1個又は複数個、例えば1個の図柄を変動表示可能であり、利益状態の発生中に特定領域30が遊技球を検出することを条件に、その図柄が所定時間変動して停止するようになっている。
【0016】
変動図柄表示手段16に表示される図柄には、文字図柄、絵図柄、キャラクター等の適宜図柄が使用されている。例えば、この実施形態では0〜9までの10種類の数字図柄が使用され、その数字図柄がスクロール等により変動しながら発光するようになっている。
【0017】
なお、各入賞手段14,15,17〜19に遊技球が入賞した場合には、払い出し手段(図示省略)により、その遊技球の入賞個数に応じて1入賞につき規定数の賞品球が払い出されるようになっている。
【0018】
図1は制御系を例示するブロック図である。32は利益状態発生手段で、所定遊技状態の成立に基づいて遊技者に有利な利益状態を発生させるためのものである。即ち、利益状態発生手段32は、所定入賞手段13に入賞した遊技球が入賞口22〜24を通過することを条件に、可変入賞手段15の開閉板29が前側に開放し、その開状態で可変入賞手段15に所定数、例えば10個の遊技球が入賞するか、又は開放から所定時間が経過したときに開閉板29が閉じるべく可変入賞手段15を制御することにより、遊技者に有利な利益状態を発生させるように構成されている。
【0019】
33は乱数発生手段で、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄の表示態様を特定態様(当たり態様)にするか否かを判定するための表示態様判定用の乱数値を繰り返し発生するようになっており、例えば変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となる確率が2/10の場合には、0〜9までの乱数値を順次発生するようになっている。
【0020】
34は表示態様判定手段で、遊技球の特定領域30の通過に基づいて乱数発生手段33の発生乱数値を抽選し、その抽選乱数値が特定態様乱数値のときに特定態様と判定し、抽選乱数値が非特定態様乱数値のときに非特定態様と判定するようになっている。
【0021】
この実施形態では、0〜9の乱数値の内、その乱数値「3」と「7」とを特定態様乱数値として設定し、抽選乱数値が「3」又は「7」のときに、表示態様判定手段34が特定態様と判定するようになっている。
【0022】
35は図柄変動制御手段で、遊技球の特定領域30の通過に基づいて変動図柄表示手段16の図柄を所定時間変動させると共に、そのときの表示態様判定手段34の判定結果に応じて変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様又は非特定態様の何れかを表示すべく、変動図柄表示手段16の図柄を変動制御するようになっている。
【0023】
なお、この実施形態では、説明の都合上、図柄変動制御手段35の制御により、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が抽選乱数値と同じ数字図柄を表示するものとしている。
【0024】
36は利益状態再発生手段で、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となることを条件に、利益状態発生手段32に利益状態の再発生を指令して、その特定態様に起因して発生した利益状態の終了後に再度、利益状態を発生させるようになっている。
【0025】
なお、利益状態再発生手段36は、表示態様判定手段34が特定態様と判定したときと、又は変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となったときとの何れの時点において、利益状態発生手段32に対して利益状態の再発生を指令するようにしても良く、利益状態の終了後に再度、利益状態を発生させるように構成されておれば十分である。
【0026】
37は報知制御手段で、所定入賞手段13の入賞口22〜24に遊技球が入賞して所定遊技状態が成立したとき、利益状態発生手段32による利益状態が発生したとき、利益状態再発生手段36の指令により利益状態が再発生したときに、スピーカ7 から所定の効果音を発生させると共に、表示ランプ26を発光、点滅発光等させて、そのときの遊技状態を遊技者に報知するようになっている。
【0027】
次に上記弾球遊技機における動作について説明する。上皿6 に遊技球がある状態で発射手段9 の発射ハンドル10を操作すると、上皿6 の遊技球が発射手段9 の発射動作に連動して発射部に1個づつ供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール11に沿って順次遊技盤3 側へと発射させて行く。
【0028】
遊技盤3 の上部側に発射された遊技球は、遊技盤3 の盤面に沿って落下する間に、所定入賞手段13、普通入賞手段17〜19に入賞するか、または入賞せずに落下してアウト口から裏側へと誘導されて行く。遊技球が所定入賞手段13の球入り口21から所定入賞ケース20内に入ると、その遊技球は球旋回部25上で周方向に旋回しながら3個の入賞口22〜24の何れかに入賞し、これによって所定遊技状態が成立する。
【0029】
所定遊技状態が成立すると、利益状態発生手段32により第1ラウンド目の利益状態が発生し、可変入賞手段15の開閉板29が前側に開放し、上側から落下する遊技球が開閉板29により案内されて入賞口22〜24へと入賞し易くなり、これによって遊技者は大きな利益の還元を受けることができる。
【0030】
一方、利益状態の発生中に可変入賞手段15に入賞した遊技球が特定領域30を通過すると、図柄変動制御手段35により変動図柄表示手段16が図柄変動を開始すると共に、表示態様判定手段34が遊技球の特定領域30の通過時に乱数発生手段33から発生する乱数値を抽選して、その抽選乱数値から変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄の表示態様が特定態様と非特定態様との何れであるかを判定する。
【0031】
そして、表示態様判定手段34が特定態様と判定したときには、変動図柄表示手段16の図柄が所定時間変動した後、「3」又は「7」の特定態様で停止し、また非特定態様と判定したときには、「3」及び「7」以外の非特定態様で停止する。
【0032】
可変入賞手段15の開閉板29は、所定時間が経過するか、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに閉じ、これによって利益状態発生手段32による利益状態が終了する。しかし、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様を表示した場合には、利益状態再発生手段36が利益状態発生手段32に対して利益状態の再発生を指令するので、そのときの利益状態が終了した後、利益状態発生手段32が第2ラウンド目の利益状態を発生させる。このため可変入賞手段15の開閉板29は、一旦閉じた後に再度開放し、これによって遊技者は再度大きな利益の還元を受けることができる。
【0033】
また表示態様判定手段34が非特定態様と判定したときには、その停止図柄が「3」及び「7」以外の非特定態様で停止し、利益状態の再発生はない。
【0034】
所定遊技状態の成立、利益状態の発生、又は利益状態の再発生があった場合には、報知制御手段37の制御により、スピーカ7 から所定の効果音が発生すると共に、表示ランプ26が発光又は点滅発光して、そのときの遊技状態を遊技者に報知する。
【0035】
このように所定入賞手段13への遊技球の入賞により所定遊技状態が成立して、利益状態発生手段32により第1ラウンド目の利益状態が発生したときに、その後、各ラウンド毎に次ラウンドの利益状態を発生させるか否かを抽選により決定して、そのラウンドの利益状態の終了後に次ラウンドの利益状態を発生させるようにすれば、利益状態の発生後の遊技性が向上し、遊技者の興趣を増大できる。
【0036】
特に可変入賞手段15に入賞した遊技球が特定領域30を通過することを条件に変動図柄表示手段16の図柄を変動させて、その変動後の停止図柄が特定態様となることを条件に次ラウンド目の利益状態を発生させることにより、その変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となるか否かが興味の対象となり、これによって遊技者の興趣が更に向上する。
【0037】
しかも遊技球が特定領域30を通過することを条件に乱数発生手段33の乱数値を抽選し、その抽選乱数値に基づいて表示態様判定手段34が特定態様か非特定態様かを判定し、その判定結果に従って変動図柄表示手段16の停止図柄の表示態様を制御するようにしているので、変動図柄表示手段16の変動後に所定の確率で特定態様を発生させることができる。
【0038】
また可変入賞手段15に変動図柄表示手段16を一体に設けているため、遊技盤3 に可変入賞手段15と変動図柄表示手段16とを集中して配置できると共に、構造を簡単にでき、更に両者の遊技盤3 に対する取り付けも容易になる。
【0039】
なお、この実施形態では、各ラウンド毎に可変入賞手段15に入賞した遊技球が特定領域30を通過し、表示態様判定手段34が特定態様と判定する限り、次ラウンドの利益状態が継続的に発生するようにしているが、所定ラウンド数だけ利益状態が継続的に発生すれば、その時点で利益状態再発生手段36の機能が一旦停止するようにしても良い。即ち、利益状態再発生手段36は、利益状態の再発生回数を所定回数(所定ラウンド数)に制限する機能を備えたものでも良い。
【0040】
図4は本発明の第2の実施形態を例示し、可変入賞手段15の内部の特定領域3030に対応して球停留手段40を備え、可変入賞手段15が閉状態になることを条件に、球停留手段40が停留状態の遊技球を可変入賞手段15内の特定領域30へと誘導し、その遊技球を特定領域30が検出するようにしたものである。
【0041】
球停留手段40は、特定領域30に対応して開閉板29に設けられ、開閉板29が開状態のときに、その上側に1個の遊技球が停留し、開閉板29が下部の横軸廻りに回動して閉状態になったときに、その遊技球の停留を解除して特定領域30へと誘導するようになっている。なお、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0042】
この場合には、可変入賞手段15に所定数の遊技球が入賞するか、又は開閉板29の開放から所定時間が経過するか、その何れか早い方で開閉板29が閉じる。開閉板29の開放中に、球停留手段40上に停留する遊技球があれば、開閉板29が閉状態に回動するときに、その遊技球が球停留手段40から落下して特定領域30へと移動するので、特定領域30がその遊技球を検出する。従って、この場合には、可変入賞手段15が閉状態になって各ラウンドが終了する毎に、特定領域30が遊技球を検出して変動図柄表示手段16が図柄変動を行うことになる。
【0043】
図5は本発明の第3の実施形態を例示し、所定遊技状態の内の一部の特別遊技状態の成立に基づいて、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となる確率を変化させる確率制御手段38を備え、また確率制御手段38が機能しているときに、それが機能中であることをスピーカ7 、表示ランプ26により遊技者に報知するようにしたものである。
【0044】
この実施形態では、所定入賞手段13の球旋回部25の3個の入賞口22〜24の内、その1個の入賞口24を特別遊技状態の成立用の特別入賞口として設定し、所定入賞手段13に入賞した遊技球が球旋回部25上で旋回した後、この特別入賞口24に入賞することを条件に特別遊技状態の成立としている。
【0045】
確率制御手段38は、例えば変動後の停止図柄が特定態様となる通常確率を2/10とした場合、特別遊技状態が成立したときにその確率を6/10〜9/10の高確率に確率変動させ、また利益状態が発生しても利益状態再発生手段36が再発生指令を出さないときに、その確率を高確率から通常確率へと戻すようになっている。
【0046】
この実施形態では、所定入賞手段13に入賞した遊技球が特別入賞口24に入賞すれば、特別遊技状態が成立し、利益状態発生手段32により利益状態が発生して可変入賞手段15が開放する。一方、特別入賞口24への遊技球の入賞によって確率制御手段38が働き、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となる確率が通常確率から高確率状態へと確率変動する。そして、利益状態の発生中に可変入賞手段15に入賞した遊技球が特定領域30を通過すると、変動図柄表示手段16が図柄変動を開始すると共に、表示態様判定手段34が乱数発生手段33の乱数値を抽選し、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様か否かを判定する。
【0047】
このときの特定態様の発生確率は通常確率から高確率状態に確率変動しているので、変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となる確率が大であり、比較的容易に次ラウンドの利益状態が発生する。従って、遊技者は、利益状態の継続的発生によって利益を享受し易くなり、遊技者の興趣が向上する。
【0048】
また確率制御手段38により高確率に確率変動すれば、報知制御手段37によりスピーカ7 から所定の効果音が発生すると共に、表示ランプ26が所定の周期で点滅発光して、遊技者に対して高確率状態であることを報知する。このため、遊技者は、そのときの特定状態の発生確率が高確率状態であることを容易に把握することができる。
【0049】
確率制御手段38による高確率状態は、利益状態の再発生が続く限り継続するが、可変入賞手段15の開放中に遊技球が特定領域30を通過しない場合には、確率制御手段38によって高確率から通常確率に戻り、その後は通常確率で遊技が進行する。
【0050】
なお、この実施形態では、特別遊技状態が成立したときのラウンドでの利益状態の発生から確率制御手段38が働いて高確率状態にするようになっているが、次ラウンドでの利益状態の発生から高確率に確率変動するようにしても良い。
【0051】
また確率制御手段38は、利益状態再発生手段36が再発生指令を出さないときと併用して、又は単独に高確率状態での利益状態の再発生を所定ラウンド数で制限するようにしても良い。また確率制御手段38は、各ラウンド毎に特別入賞口24への遊技球の入賞を条件に通常確率から高確率へと確率変動させ、そのラウンドが終了すれば、高確率から通常確率へと戻すようにしても良い。
【0052】
図6は本発明の第5の実施形態を例示する。利益状態発生手段32は、所定遊技状態の成立に基づいて、可変入賞手段15の1開閉動作を1ラウンドとする複数ラウンド(例えば3ラウンド)分を1パックとする利益状態を発生させるようになっている。可変入賞手段15には、図4の場合と同様に、球停留手段40付きのものが使用されている。従って、可変入賞手段15は、1回の利益状態の発生によって複数回開閉動作が可能であり、また特定領域30も1回の利益状態の発生によって遊技球を複数回検出可能である。利益状態再発生手段36は、1回の利益状態の発生に伴う特定領域30の遊技球の検出により、変動図柄表示手段の変動後の停止図柄が1回でも特定態様となることを条件に、再度、利益状態を発生させるようになっている。
【0053】
なお、可変入賞手段15は、所定数の遊技球が入賞するか、又は開放後に所定時間が経過するか、その何れか早い条件で閉じる等、所定の条件の成立で閉じるようになっている。
【0054】
この場合には、図6に示すように所定遊技状態が成立すると(ステップS1)、利益状態発生手段32による利益状態が発生して可変入賞手段15の開閉板29が開放する(ステップS2)。そして、開閉板29の開放後、遊技球が10個入賞する等の所定条件が成立すると、その開閉板29が閉じて1ラウンド目が終了する(ステップS3)。
【0055】
一方、球停留手段40上に遊技球が停留状態であれば、開閉板29の閉鎖によってその遊技球が特定領域30側へと誘導され、特定領域30がその遊技球を検出する(ステップS4)。これによって、変動図柄表示手段16の図柄変動処理を行い(ステップS5)、その変動後の停止図柄が特定態様か否かを判定し(ステップS6)、特定態様であれば利益状態再発生手段36が、利益状態の再発生条件の成立を記憶する(ステップS7)。次いで、所定ラウンド数か否かを判定し(ステップS8)、可変入賞手段15の開閉回数が所定ラウンド数になるまで同様の動作を繰り返す(ステップS1〜S8)。
【0056】
所定ラウンド数になれば、利益状態再発生手段36側で既に利益状態の再発生条件が成立した旨の記憶があるか否かを確認し(ステップS9)、再発生条件が成立しておれば、利益状態再発生手段36が利益状態発生手段32に利益状態の再発生を指令して、可変入賞手段15の複数回の開閉動作を1パックとする利益状態を再度発生させ、以下ステップS1〜S8を繰り返す。再発生条件が成立した旨の記憶がなければ、終了する(ステップS10 )。従って、この場合にも、各実施形態と同様の利点がある。
【0057】
以上、本発明の各実施形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態では、所定入賞ケース20内で遊技球が旋回する形式の所定入賞手段13を使用し、この所定入賞手段13に遊技球が入賞したときに所定遊技状態が成立して、可変入賞手段15を開放する利益状態が発生するようにしているが、所定入賞手段13には、実施形態に例示する以外の構成のものを使用しても良い。
【0058】
また所定遊技状態の成立は、所定入賞手段13への遊技球の入賞によって成立する他、別の図柄表示手段、例えば0〜9の10種類の数字図柄を変動表示する3個の表示部を備えた図柄表示手段を利用して、その図柄表示手段の変動後の停止図柄の種類、例えば「0・0・0」等の3個の表示部の停止図柄が全て同一になることによって、所定遊技状態が成立するようにしても良い。またこの場合の特定遊技状態としては、「7・7・7」等の奇数図柄での所定遊技状態の成立とすれば良い。従って、所定遊技状態の成立は、利益状態発生手段32による利益状態の発生の条件となり得るものであれば十分であり、何れを条件に所定遊技状態の成立としても良い。
【0059】
利益状態は、遊技者が何等かの利益を享受できる遊技状態であれば良く、必ずしも実施形態に例示のものに限定されるものではない。また可変入賞手段15は、少なくとも特定領域30を備え、且つ遊技者に有利な開状態と不利な閉状態との間で開閉するものであれば良く、一対の開閉羽根を備えたものでも良い。
【0060】
また実施形態における特定状態の発生確率は例示であって、実施形態に限定されるものではなく、その確率は遊技内容の構成全体の中で適宜決定すれば良い。更に変動図柄表示手段16は、所定入賞手段13に設けても良いし、所定入賞手段13、可変入賞手段15から分離して個別に設けても良い。
【0061】
実施形態では、聴覚的報知手段としてスピーカ7 を、視覚的報知手段として表示ランプ26を用いているが、その何れか一方でも良い。またスピーカ7 は他の箇所に設けても良いし、表示ランプ26は他の箇所又は他の遊技部品に設けても良い。
【0062】
1入賞当たりに遊技者が獲得する賞球数は、開閉入賞手段14、可変入賞手段15、普通入賞手段17〜19とも同数としても良いし、可変入賞手段15側の賞球数を普通入賞手段17〜19側の賞球数よりも多くしても良い。
【0063】
また入賞手段14,15,17〜19への遊技球の入賞により景品球を払い出す機能を備えた弾球遊技機である限り、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等においても同様に実施可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明では、遊技盤 3 に、内部に複数個の入賞口 22 24 を有する所定入賞手段 13 と、内部に複数個の球通過領域の一部である特定領域30を有し且つ遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変換駆動可能な可変入賞手段15とを備え、所定入賞手段 13 への遊技球の入賞による所定遊技状態の成立に基づいて、可変入賞手段15を1回又は複数回変換駆動する遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段32と、特定領域30が遊技球を検出することを条件に図柄が所定時間変動し且つ変動後の停止図柄が特定態様、非特定態様の何れかを表示する変動図柄表示手段16と、該変動図柄表示手段16の変動後の停止図柄が特定態様となることを条件に、利益状態の終了後に再度、利益状態を発生させる利益状態再発生手段36と、所定入賞手段 13 に入賞した遊技球の、複数個の入賞口 22 24 の一部である特別入賞口 24 への入賞による特別遊技状態の成立に基づいて、変動図柄表示手段 16 の変動後の停止図柄が特定態様となる確率を変化させる確率制御手段 38 を備えているので、利益状態の発生後の遊技性が向上し、遊技者の興趣を増大できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す制御装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す制御装置のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す制御装置のブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
7 スピーカ
15 可変入賞手段
16 変動図柄表示手段
26 表示ランプ
30 特定領域
32 利益状態発生手段
36 利益状態再発生手段
38 確率制御手段

Claims (5)

  1. 遊技盤 (3) に、内部に複数個の入賞口 (22) (24) を有する所定入賞手段 (13) と、内部に複数個の球通過領域の一部である特定領域(30)を有し且つ遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変換駆動可能な可変入賞手段(15)とを備え、前記所定入賞手段 (13) への遊技球の入賞による所定遊技状態の成立に基づいて、前記可変入賞手段(15)を1回又は複数回変換駆動する遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(32)と、前記特定領域(30)が遊技球を検出することを条件に図柄が所定時間変動し且つ変動後の停止図柄が特定態様、非特定態様の何れかを表示する変動図柄表示手段(16)と、該変動図柄表示手段(16)の変動後の停止図柄が前記特定態様となることを条件に、前記利益状態の終了後に再度、前記利益状態を発生させる利益状態再発生手段(36)と、前記所定入賞手段 (13) に入賞した遊技球の、複数個の前記入賞口 (22) (24) の一部である特別入賞口 (24) への入賞による特別遊技状態の成立に基づいて、前記変動図柄表示手段 (16) の変動後の停止図柄が前記特定態様となる確率を変化させる確率制御手段 (38) を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記可変入賞手段(15)と前記変動図柄表示手段(16)とを一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記変動図柄表示手段(16)の変動後の停止図柄を抽選乱数値に基づいて制御可能にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記確率制御手段 (38) が機能していることを遊技者に報知する報知手段 (7)(26) を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記利益状態再発生手段 (36) は、前記利益状態の再発生回数を所定回数に制限する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
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