JP2760441B2 - 遊技機の変動入賞装置 - Google Patents

遊技機の変動入賞装置

Info

Publication number
JP2760441B2
JP2760441B2 JP22135589A JP22135589A JP2760441B2 JP 2760441 B2 JP2760441 B2 JP 2760441B2 JP 22135589 A JP22135589 A JP 22135589A JP 22135589 A JP22135589 A JP 22135589A JP 2760441 B2 JP2760441 B2 JP 2760441B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning
game
space
special
game ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22135589A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0385186A (ja
Inventor
吉平 新山
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sofia Inc
Original Assignee
Sofia Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sofia Inc filed Critical Sofia Inc
Priority to JP22135589A priority Critical patent/JP2760441B2/ja
Publication of JPH0385186A publication Critical patent/JPH0385186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2760441B2 publication Critical patent/JP2760441B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、始動条件の成立に基づき、可動部材が、
入賞空間内に遊技球を受け入れ易い予備遊技状態に変換
し、該予備遊技状態時の前記入賞空間内の特別入賞口へ
遊技球が入賞したことに基づき、前記可動部材が前記予
備遊技状態時よりも更に入賞空間内に遊技球を受け入れ
易い特別遊技状態に変換可能な遊技機の変動入賞装置に
関する。
[従来の技術] 従来より、内部に可動部材によって開閉される入賞空
間を有し、該入賞空間中に、一般入賞口と特別入賞口と
を備え、遊技領域中の始動入賞口に遊技球が入賞したと
きに、前記可動部材が前記入賞空間中に遊技球を受け入
れ易い予備遊技状態に変換し、その予備遊技状態時に更
にその入賞空間中の特別入賞口に遊技球が入賞した場合
に、その入賞空間中に更に遊技球を受け入れ易い特別遊
技状態に変換するパチンコ遊技機の変動入賞装置が知ら
れている。
そして、このタイプの変動入賞装置にあっては、入賞
空間中に、その中に流入した遊技球の流下方向に影響を
与える流下案内面や変動部材が設けられ、入賞空間中の
特別入賞口への入賞確率を変化させて特別入賞口に対す
る入賞の期待感を高められるようにし、もって、パチン
コ遊技機などの遊技機をより興味深いものにしようとし
ていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の入賞空間中における遊技球が流下(転
動)する流下案内面は、固定的であったため、特別入賞
口への入賞率も固定的となり、変化に乏しい遊技内容に
なってしまっていた。
また、入賞空間中に変動部材を設けている場合におい
ても、ダイナミックさや意外性に欠け、遊技者が長い時
間遊技を行うと、飽きられてしまう場合が多かった。
この発明は、上記事情に鑑み成されたもので、ダイナ
ミックな変化によって、入賞空間内の特別入賞口への入
賞率に変化を与え、意外性の豊富な遊技内容とし、長い
時間遊技しても飽きられないような遊技機の変動入賞装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は上記課題を解決するため、 内部に一般入賞口(118)と特別入賞口(117)とが形
成された入賞空間(132)と、該入賞空間の内部に遊技
球を受け入れるための可動部材(210,210)とが設けら
れ、始動条件の成立(例えば、始動口511又は512への入
賞)に基づき、前記可動部材が前記入賞空間内に遊技球
を受け入れ易い予備遊技状態(例えば、可動部材210,21
0の1回又は2回の開閉)に変換するとともに、該予備
遊技状態時の前記特別入賞口への遊技球の入賞に基づ
き、前記可動部材が前記予備遊技状態時よりも更に入賞
空間内に遊技球を受け入れ易い特別遊技状態(例えば、
可動部材210,210の開閉が継続して行われるサイクル的
な遊技)に変換可能な遊技機の変動入賞装置において、 前記入賞空間内には、該入賞空間内に受け入れられた
遊技球の前記特別入賞口への入賞率をそれぞれ異ならせ
るよう転動案内する複数の流下案内面(315a,316a)が
設けられ、 所定条件の成立に基づき、前記入賞空間内に受け入れ
られた遊技球を、前記特別入賞口への入賞率の低い流下
案内面(315a)によって転動案内させる状態から、前記
特別入賞口への入賞率の高い流下案内面(316a)によっ
て転動案内させる状態に切換制御を行う構成とした。
この発明において、特別入賞口への入賞率の高い流下
案内面には、当該流下案内面上を流下する遊技球を一旦
保持するとともに、前記特別入賞口への入賞率を高くす
る状態にして解除する遊技球保持部(例えば、流下阻止
突起333)を設けてもよい。
[作用] この発明によれば、所定条件の成立に基づき、変動入
賞装置の入賞空間内に受け入れられた遊技球を、特別入
賞口への入賞率の低い流下案内面によって転動案内させ
る状態から、特別入賞口への入賞率の高い流下案内面に
よって転動案内させる状態に切換えられるので、流下案
内面のダイナミックな変化により、入賞空間内の特別入
賞口への入賞率に変化が与えられ、特別入賞口への入賞
率が固定的でなく、著しい変化が得られ、意外性の豊富
な遊技内容となって、長い時間遊技しても飽きられない
ような遊技機の変動入賞装置となる。
前記特別入賞口への入賞率の高い流下案内面に、当該
流下案内面上を流下する遊技球を一旦保持するととも
に、前記特別入賞口への入賞率を高くする状態にして解
除する遊技球保持部を設ければ、変動入賞装置の入賞空
間内の流下案内面上を流下する遊技球が遊技球保持部に
より一旦保持されてから、特別入賞口への入賞率を高く
する状態にされて解除されるので、流下案内面上を流下
する遊技球が遊技球保持部によって保持された場合に
は、特別入賞口への入賞率が高いものとして、遊技者に
多くの期待感を持たせるものとなって、遊技の興趣が高
まる遊技機の変動入賞装置となる。
[実施例] 第1図はこの発明に係る遊技機として例示するパチン
コ遊技機の遊技盤1の前面の構成例を示すもので、遊技
盤1の前面には、図外の操作ダイヤルにより駆動される
打球発射装置(図外)によって発射された打球を遊技盤
1の上方部まで案内するガイドレール3が配設され、該
ガイドレール3と遊技盤1前面のガラス板とによって囲
まれた空間内に遊技領域2が設けられている。
この遊技領域2の中央には多くの賞球獲得のチャンス
を与える役物と呼ばれる変動入賞装置10が設置され、そ
の上端部には天入賞口と呼ばれる一般入賞口114が設け
られている。
この変動入賞装置10は可動部材210,210によって開閉
される流入空間131と該流入空間131を介して変動入賞装
置10の内部に流入した遊技球を受け入れる入賞空間132
とを具えている。そして、その入賞空間132中には、前
記流入空間131を介して内部の奥側に導かれた遊技球を
奥部の球受け入れ口321,322を介して内部に受け入れて
撹乱させながら入賞空間132の下部手前側に導く変動入
賞撹乱枠310が設置されるとともに、該変動入賞撹乱枠3
10により撹乱されながら入賞空間132の下部手前側に導
かれた遊技球を特別入賞させる特別入賞口117と一般入
賞させる一般入賞口118,118とが設けられている。ま
た、前記流入空間131内の左右位置にはそれぞれ継続回
数表示器221と入賞個数表示器222とが設置されている。
遊技領域2内の下部寄り中央位置には、中央に2回開
き用始動入賞口511を、その左右に1回開き用始動入賞
口512,512をそれぞれ具えた始動入賞装置50が設置され
ている。
また、遊技領域2内の下部寄り左右両側位置にはチュ
ーリップ形式の一般入賞装置4,4がそれぞれ設置されて
いる。
遊技領域2内の適宜位置には障害釘(図示省略)や風
車と呼ばれる打球方向変換部材5が配設されている。
遊技領域2内の左右位置には特別遊技の発生を知らせ
るサイドランプ6,6が配設され、中央の最下位置にはア
ウト孔7が設けられている。
遊技盤1の上部には、上記各入賞部4,114,117,118,51
1,512等に遊技球が入賞して賞球排出が行われるときに
一時的に点灯させるセーフランプ8やパチンコ遊技機裏
側の貯留タンク(図外)に貯留されている予備球として
の賞品球が不足したときに点灯する球不足表示ランプ9
が設置されている。
また、前記2回開き用始動入賞口511および1回開き
用始動入賞口512,512の各流路には、その中に流入した
遊技球を検出する始動入賞検出器551(SW1)、552(S
W2)、552(SW2)が設置されている。また、前記変動入
賞装置10の前記流入空間131奥部の流下路(後述)には
流入個数検出器(入賞個数検出器)235(SW4)が設置さ
れ、前記特別入賞口117中には特別入賞検出器820(S
W3)が設置されている。
上記のように概略構成されたパチンコ遊技機はそれに
設置されたマイクロコンピュータ等の制御装置(後述)
によって概ね次のように制御される。図外の電源スイッ
チ操作によりパチンコ遊技機に電気が供給された初期状
態においては、変動入賞装置20の可動部材210,210は第
1図に示すように閉じて流入空間131中に遊技球が流入
できない状態を維持している。また、変動入賞撹乱枠31
0が第1図に示す状態を中立状態として時計方向と反時
計方向とに交互にそれぞれ略45゜の範囲で常時往復回動
を繰り返す状態となる。
この状態で、図外のダイヤル操作により打球発射装置
(図外)が作動されて遊技領域2内に遊技球が発射さ
れ、その遊技球が始動入賞口511,512,512のいずれかに
入賞すると、それが始動入賞口511,512,512中に設置さ
れた始動入賞検出器551(SW1)、552(SW2)、552(S
W2)に検出される。
その結果、1回開き用始動入賞口512,512への入賞で
あって、その始動入賞検出器552(SW2)、552(SW2)に
よる検出があったときには、その検出信号に基づいて、
変動入賞装置10の可動部材210,210が1回回動(開閉)
されて、流入空間131中に遊技球が流入し得る予備遊技
状態が1回作り出される。
一方、2回開き用始動入賞口511への入賞であって、
その始動入賞検出器551(SW1)からの検出信号があった
ときには、可動部材210,210が2回回動(開閉)され
て、流入空間131中に遊技球が流入し得る予備遊技状態
が2回作り出される。
これら予備遊技時においても、変動入賞撹乱枠310の
上記通常遊技時における往復回動動作がそのまま継続し
て行われる。
これら予備遊技時に、流入空間131中に遊技球が流入
すると、その遊技球はその流入空間131の奥部に導かれ
て回動動作中の変動入賞撹乱枠310の内部に至る。そし
て、その遊技球がその変動入賞撹乱枠310によって撹乱
されながら入賞空間132の下部手前側に導かれた後、そ
の手前側の特別入賞口117中又は一般入賞口118,118中に
入賞する。
その結果、特別入賞口117中に入賞できなかったとき
には、その予備遊技の終了とともに、可動部材210,210
が第1図に示すように流入空間131中への流入口116a,11
6aを閉じた状態に戻って、流入空間131中に遊技球を受
け入れない通常状態を維持する。
始動入賞口511,512,513中に遊技球が入賞するごとに
上記予備遊技動作が繰り返され、結果として偶発的に特
別入賞口117中に遊技球が流入すると、それがその特別
入賞口117中に設置された特別入賞検出器820(SW3)に
検出されて特別遊技が発生する。
ここに、特別遊技とは、通常の遊技時に比べて遊技者
に多くの賞球獲得のチャンスを与える遊技態様で、例え
ば、可動部材210,210の所定回数(例えば、18回)の開
閉動作を1サイクル(但し、その所定回数の開閉動作の
終了前に流入空間131中に遊技球が流入して流入個数検
出器235(SW4)により10カウントされたとき、又は特別
入賞口117中に流入してその特別入賞検出器820(SW3
に検出されたときにはその時点までを1サイクルとして
もよい。)とし、各サイクル中に特別入賞口117に遊技
球が入賞して特別入賞検出器820(SW3)に検出されるこ
とを継続条件として、所定サイクル(例えば、最高8サ
イクル)までその動作が行われるとするものである。
この特別遊技の各サイクル中においては変動入賞撹乱
枠310が第1図に示す状態から時計周りに90゜回転して
停止した状態となる。そして、各サイクルの前半におい
てはそのときに上下に位置する流下案内面から後述する
流下阻止突起が複数突出して特別入賞口117への遊技球
の入賞を阻止し、後半においてはそれら流下阻止突起が
引っ込んで特別入賞口117への遊技球の入賞を可能とさ
せる。そうすることによって、各サイクルの前半におい
ては特別入賞口117に遊技球が入賞して各サイクルが短
く終わってしまうのを防止し、後半においては特別入賞
口117に遊技球が入賞して継続条件(サイクルの更新条
件)が満たされ易くし、もって、遊技者の利益を図って
いる。
この特別遊技時における継続回数は継続回数表示器22
1に、各サイクル中における流入空間131内への遊技球の
流入個数は流下個数検出器(入賞個数検出器)235(S
W4)にそれぞれ数字表示されるようになっている。
また、この特別遊技時においては、サイドランプ6,6
等の特別遊技を知らせる各種ランプが点滅される。
この特別遊技が終了すると、上記通常の遊技状態に戻
る。
次に、第2図〜第4図に基づいて上記変動入賞装置10
の詳しい構成について説明する。
第2図には変動入賞装置10を前から見た全体斜視図
を、第3図にはそれを裏側から見た分解斜視図を、第4
図にはその縦断側面図を示す。
それらの図に基づいて説明すると、その外形の前側主
要部を構成する前枠110と、該前枠110の後側に取付けら
れる後枠120と、該後枠120の入賞空間132内に設置され
る変動入賞ユニット300と、前記後枠120の後部に取付け
られる駆動ユニット140と、さらにその後部に取付けら
れる中継基板150とを具えている。
前記前枠110は変動入賞装置20の前側外形の主要部を
形作るもので、その中央部が前側包囲枠111によって囲
まれた前側入賞空間112となっており、その後端部の周
囲には取付板部113がフランジ状に形成されている。
変動入賞装置10が遊技盤1に取付けられる際には、そ
の取付板113の裏面部が遊技盤1に設けられた取付け用
開口部(図示省略)の前面部に密着するようにして取付
けられている。その取付けられた状態において、変動入
賞装置20の前側部分が遊技領域2内に突出し、後側部分
が遊技盤1の裏側に突出した状態となっている。
前枠110の上端部中央には前記天入賞口と呼ばれる一
般入賞口114が前方に突出して設けられ、その裏側には
その一般入賞口114中に流入した遊技球を遊技盤1の裏
側に導く入賞球案内樋114aが設けられている。また、前
枠110の前面側上端部中央の一般入賞口114の直下には鎧
部115が前側包囲枠111と同程度に前方に突出して設けら
れている。
また、この鎧部115の直下で前側入賞空間112の上方に
は左右に流入口116a,116aを有する前側流入空間116が前
記鎧部115や前側包囲枠111と同程度前方に突出して設け
られている。この前側流入空間116中の底部に、前側案
内流路116bが後方が低くなるように緩傾斜した状態で設
けられている。
また、前側入賞空間112中の底部中央には特別入賞口1
17が設けられ、その左右には一般入賞口118,118が設け
られている。そして、その特別入賞口117の内部流路に
は特別入賞口117中に入賞した遊技球を検出する特別入
賞検出器820(SW3)(第1図)が設置されている。
また、前枠110の前面側の前記流入空間116の左右の流
入口116a,116aには、これら流入口116a,116aを開閉する
可動部材210,210が回動自在に取り付けられている。
これら可動部材210,210の基部裏側に取り付けられた
支軸211,211が前枠110の左右の取付板113部分に設けら
れた軸受孔113a,113aを介してその裏側に至っている。
また、これら可動部材210,210の裏側中間部には案内ピ
ン212,212が突設されている。そして、これら案内ピン2
12,212が前記軸受孔113a,113aの周りの取付板部113の部
分に設けられた円弧状案内孔113b,113b中に移動自在に
挿通されることにより、可動部材210,210の回動範囲が
略垂直上向きとなって流入空間131中への流入口116a,11
6aを閉じた状態と逆「ハ」の字状となってそれら流入口
116a,116aを開放した状態とに変換可能な範囲で回動規
制が行われるとともにその回動が滑らかに行われるよう
案内されている。
また、前枠110の裏側上端部には前面側に継続回数表
示器221および入賞個数表示器222を具えた表示基板220
が取り付けられている。そして、それら継続回数表示器
221および入賞個数表示器222が取付板113の上部左右の
流入口116a,116a中に至っていて、遊技者にそれらが視
認し得るようになっている。
そして、そのさらに後部にランプ設置枠225が取り付
けられている。このランプ設置枠225の上端部には前記
案内樋114aによって遊技盤1の裏側に導かれた入賞球を
さらに入賞球集合樋(図外)に導く入賞球案内部226が
設けられている。また、このランプ設置枠225の下部側
左右には特別遊技の発生を知らせる特別遊技表示ランプ
227,227が取り付けられている。これらランプ227,227の
点灯光が前記前側流入空間116を介して遊技者に視認し
得るようになっている。
前記後枠120の内側上部には前側開口の後側流入空間1
21が設けられ、内側下部には前側開口の後側入賞空間12
2が設けられている。そして、その後側流入空間121の底
部には後側案内流路121aが設けられている。
後枠120の背面部には前記後側流入空間121の奥部に至
った遊技球を後枠120の背面を介して前記後側入賞空間1
22中の奥部に流入させる流下案内路123が設けられ、該
案内流路123はその後側開口部が蓋部材230によって閉塞
されている。蓋部材230の背面側には入賞個数検出器235
(SW4)が支持片231によって支持された状態で設置され
ていて、その先端の入賞検出部235aが蓋部材230に設け
られた開口部232を介して流下案内路123中に至ってい
る。
上記のように構成された後枠120の後部入賞空間122中
に前記変動入賞ユニット300が設置されている。
この変動入賞ユニット300は変動入賞撹乱枠310と歯車
盤320と球流下阻止部材330,330とカム盤340とを具えて
いる。
前記変動入賞撹乱枠310は前記流入空間131から流下案
内路123を介して入賞空間122中に至った遊技球を内部の
入賞撹乱空間318中に受け入れて撹乱させながら入賞空
間122中の手前側に導いてその手前側の特別入賞口117中
又は一般入賞口118,118中に入賞させるもので、前端の
円板部311とその裏側に一体に設けられた案内流路枠312
とを具えている。そして、その案内流路枠312は対向し
た1対ずつの第1および第2の側板部315,315,316,316
によって囲まれた入賞撹乱空間318を有し、その前後が
開口した状態となっている。そして、その4つの側板部
315,315,316,316の内壁面はそれぞれ遊技球を前方に転
動させられるように緩傾斜した第1および第2の流下案
内面315a,315a,316a,316aとなっている。また、その案
内流路枠312を構成する前記4つの側板部315,315,316,3
16のうちの第2の側板部316,316の前方寄り部分に複数
個ずつ透孔316bが設けられている。
前記歯車盤320は後述のモータ360からの駆動力を受け
て前記案内流路枠312と一体に回転するもので、その前
側に前記変動入賞撹乱枠310の後端部が取付けられてい
る。その取付けられた状態において、この歯車320によ
ってその案内流路枠312の後端開口部が閉塞されてい
る。
この歯車盤320の内周寄り部分には前記流下案内路123
を介して後部入賞空間122の奥部に至った遊技球を変動
入賞撹乱空間318中に導き入れる長孔形状の球受け入れ
口321と円孔形状の球受入れ口322とがそれぞれ90゜間隔
をおいて交互に設けられている。
この歯車盤320の前記円孔形状の球受入れ口322,322の
外側の外周寄り部分に前記球流下阻止部材330,330がそ
れぞれ取付けられている。
これら球流下阻止部材330,330はそれらの基部335,335
が歯車盤320に設けられた開口部323,323を介してその裏
側に導かれ、支軸332,332によって回動自在に支持され
ている。それら球流下阻止部材330,330の先端部には前
記第2の側板部316,316のピン孔316b,316b,‥‥中に嵌
入し得る遊技球保持部として例示する流下阻止突起333,
333,‥‥がピン孔316b,316b‥‥と対応した個数設けら
れ、球流下阻止部材330,330の回動に伴ってそれら流下
阻止突起333,333がピン孔316a,316a‥‥を介して案内流
路枠312内に出没自在となっている。これら流下阻止部
材330,330は案内流路枠312の外側に突設されたピン313,
313によって支持された復帰用スプリング334,334により
前記流下阻止突起333,333がピン孔316b,‥‥から抜け出
る方向への回動復帰力が与えられている。
また、変動入賞空間枠310の奥部上端部には、装飾部
材350が変動枠310の上部外側に突設されたピン314に支
持された状態で変動入賞空間枠310内を介して遊技者に
見えるように取り付けられている。
前記カム盤340は後述のソレノイド143により前後方向
への移動力を付与され、その移動に伴って前記流下阻止
部材330,330を回動させるもので、その前側にはその外
周部の全周にわたって前方に行くに連れて小径となるよ
うなテーパ状のカム341が設けられている。また、その
下部には前記後枠120の流下案内路123を介して後部入賞
空間122中の奥部に至った遊技球を前記変動入賞撹乱枠3
10中に導き入れる長孔形状の球導入口342が設けられて
いる。
上記のように構成されたカム盤340及び歯車盤320が、
第4図に示すように、間に復帰用スプリング345を挾ん
だ状態で前記支軸124にそれぞれの軸受孔324,343を外嵌
させてからその支軸124の先端部に止着部材355を螺合さ
せて止着させることにより、後部入賞空間122中に設置
されている。
このように設置された状態において、歯車320は支軸1
24に対して回転自在となり、カム盤340は図示省略の回
転阻止部材によってその通過口342が常時下方にある状
態で回転不能とされるとともに復帰用スプリング345の
伸張力によって後側入賞空間122中の後壁部に接する方
向に通常は復帰されている。そして、そのように復帰さ
れているときには、カム盤340のカム341の先端の小径部
が流下阻止部材330,330の基部335,335の内側部分と接し
た状態にあって、流下阻止部材330,330の先端側は復帰
用スプリング334,334の伸張力により外向きに回動復帰
されていてそれらの先端の流下阻止突起333,333,‥‥が
前記案内流路枠312のピン孔316b,316b‥‥から外方に抜
け出た状態にある。
そして、後述のソレノイド143により、カム盤340が前
進されると、そのカム盤340のカム341の後端側の大径部
が流下阻止部材330,330の基部の内側部分と接した状態
となることにより、流下阻止部材330,330の先端側が復
帰用スプリング334,334の力に抗して内向きに回動され
てそれらの先端の流下阻止突起333,333,‥‥が前記案内
流路枠312のピン孔316b,316b‥‥を介して案内流路枠31
2中に突出した状態となる。
このように変動入賞ユニット300が設置された後枠120
の裏側下部に変動入賞枠310を回動させたり回転させた
りする動力を付与する駆動源としてのモータ360が設置
されている。
このモータ360の駆動軸361が後枠120の後壁部下部の
軸孔125を介して後側入賞空間122中に至り、その先端部
に駆動歯車362が取り付けられ、該歯車362が前記歯車盤
320の外周の歯と常時噛合することによって、モータ360
の回転動力がその歯車盤320に伝達されるようになって
いる。なお、後側入賞空間122中の奥側下部にはその駆
動歯車362を覆う覆い枠363が設置されている。
また、前記蓋部材230の取り付けられた後枠120の背面
部には後述のソレノイド143の駆動力を前記カム盤340に
伝達する作動部材370が設置されている。
この作動部材370はその中央部に後方に突出した筒状
軸受部371を具えるとともに、その前面側四隅部にそれ
ぞれ作動ピン372を具えている。
そして、その中央の筒状軸受部371が蓋部材230の軸孔
233を介して後方に突出した後枠120の支軸124に摺動自
在に外嵌される一方、四隅部の作動ピン372,372,‥‥が
後枠120の流下路123の周りに設けられた4つの筒状軸孔
126,126,‥‥を介して後側入賞空間122中に進退自在に
入り込んでいて、それら作動ピン372,372,‥‥の先端が
カム盤340の背面に当接し得る状態となっている。
また、後枠120の裏側下部には装飾表示ランプユニッ
ト380が設置され、その左右の装飾表示ランプ381,381が
その後枠120の裏側下部の切欠き部127,127を介して前方
に至ってそれらの点灯光が遊技者に見えるようになって
いる。また、後枠120の後部の左右両側には特別遊技表
示ランプユニット390,390が設置され、それらの特別遊
技表示ランプ391,391が後枠120の左右に設けられた保持
枠128−128中を介して前方に至り、取付板部110の透明
窓部110a,110aを介してそれらの点灯光が遊技者に見え
るようになっている。
上記のように後側入賞空間122内に変動入賞ユニット3
00が設置された状態で後枠120が前枠110の後部に一体的
に取り付けられている。
そして、その取り付けられた状態において、前枠110
の前側流入空間116と後枠120の後側流入空間121とで、
第4図に示すように、1つの流入空間131が画成され、
それらの底部の前側案内流路116bと後側案内流路121a
(第4図)とで1つの連続した案内流路132が作られて
いる。また、前側入賞空間112と後側入賞空間122とで1
つの入賞空間132が画成される。
また、その状態において、可動部材210,210の支軸21
1,211は後蓋230の上端部左右の筒状軸受234,234中を介
して蓋部材230の後方に至り、その後方に至った後端部
にそれぞれクランク部材212,212が取り付けられ、各ク
ランク部材212,212の先端部の後部に作動ピン213が取り
付けられている。
前記駆動ユニット140は前記可動部材210,210や流下阻
止部材330,330を動作させる駆動力を与えるもので、前
記作動部材370の動作を妨げないようにして後蓋230の後
方から後枠120の後背部に取り付けられる取付部材141
と、該取付部材141の左右両側に取付けられた第1のソ
レノイド142,142と、中央下部に取り付けられた第2の
ソレノイド143とを具えている。
前記第1のソレノイド142,142は励磁時に縮み(下降
し)、消磁時に復帰用スプリング144a,144aの伸張力に
よって伸びる(上昇する)作動ロッド144,144を具えて
いる。これら各作動ロッド144,144の上端部に作動部材1
45,145が取り付けられ、これら作動部材145,145の横長
の長孔145a,145a中に前記クランク部材212,212の作動ピ
ン213,213が挿通されている。
そして、常時はそれら第1のソレノイド142,142が消
磁されて作動ロッド144,144および作動部材145,145が復
帰用スプリング144a,144aの伸張力によって上昇されて
いることにより、クランク部材212,212が逆「ハ」の字
状となって可動部材210,210が第1図に示すように閉じ
ていて流入空間131中に遊技球が流入できない状態とな
っている。が、予備遊技時や特別遊技時にはソレノイド
142,142が適宜励磁されて作動ロッド144,144や作動部材
145,145が下降されることによりクランク部材212,212が
「ハ」の字状となって可動部材210,210が逆「ハ」の字
状に開いて、流入空間131中に遊技球が流入し得る状態
に変換する。
一方、前記第2のソレノイド143は励磁時に前進して
消磁時には復帰用スプリング146aの伸張力によって後退
する作動ロッド146を具えている。この作動ロッド146の
先端部に円板状の作動片147が一体に設けられている。
そして、常時はこの第2のソレノイド143が消磁され
て作動ロッド146および作動片147が復帰用スプリング14
6aの伸張力によって後退されることにより、前記歯車盤
320とカム盤340の間に介在された復帰用スプリング345
の伸張力によってカム盤340および作動部材370が後退復
帰されていて、流下阻止部材330,330が外側に回動復帰
してそれらの先端の流下阻止突起333,333,‥‥が変動入
賞撹乱空間318中から脱した状態にある。が、予備遊技
時や特別遊技時にソレノイド143が適宜励磁されて作動
ロッド146および作動片147が前進されることにより、そ
の作動片147が前記作動部材370の筒状軸受部371の後端
部に当たって該作動部材370を前進させるとともに同作
動部材370の作動ピン372,372‥‥によりカム盤340を前
進させる。そして、そのカム盤340の前進に伴って流下
阻止部材330,330の先端側が内方向に回動されてそれら
の先端が案内流路枠312のピン孔316b,316b‥‥を介して
変動入賞撹乱空間318中に突出した状態となる。
変動入賞装置10の最後部に取り付けられる前記中継基
板150は変動入賞装置10の制御系統の配線を中継して図
外の制御装置に電気的接続させるもので、その後背部の
中央には前記第2のソレノイド143の後端部を覆う覆部1
51が後方に膨出して設けられ、該覆部151の上下に位置
する中継基板150の裏側上下位置にはそれぞれ複数のコ
ネクタ152が設けられた構成となっている。
これらコネクタ152に変動入賞装置10の継続回数表示
器221、入賞個数表示器222、特別遊技発生表示ランプ22
7,391,装飾ランプ381、モータ360、第1および第2のソ
レノイド142,143,流入個数検出器235等からの電気系統
の配線用コネクタ(図示省略)が接続されている。そし
て、さらに中継基板150から制御用リード線153が導き出
されその先端に取り付けられた接続用コネクタ(図示省
略)が図外の制御装置に接続されている。
第5図にはモータ360による変動入賞撹乱枠310の駆動
機構を変動入賞装置10の破断透視斜視図として示す。
同図に示すように、モータ360の駆動軸361に取り付け
られた駆動歯車362が歯車盤320の歯と常時噛合してい
る。
そして、そのモータ360の駆動によって歯車盤320が時
計方向や反時計方向に適宜回転されることにより、その
歯車盤320と一体に変動入賞撹乱枠310が時計方向や反時
計方向に適宜回転される。
第6図および第7図には第2のソレノイド143による
球流下阻止部材330,330の駆動機構をそれぞれ変動入賞
ユニット300の背面側斜視図およびその縦断側面図とし
て示す。
通常時においては、第2のソレノイド143が消磁され
ていて、その作動ロッド146が同図に実線で示すように
後退した状態にある。そして、歯車盤320とカム盤340と
の間に介在されている復帰用スプリング345(第7図)
の伸張力によりカム盤340および作動部材370が同図に実
線で示すように後退された状態にあって、そのカム341
の先端側の小径部が球流下阻止部材330,330の基部の内
側に接触した状態にある。そして、球流下阻止部材330,
330は復帰用スプリング334,334の伸張力によってそれら
の先端側が同図に実線で示すように外向きに離れる方向
に回動復帰されていて、それらの先端の流下阻止用突起
333,333,‥‥が変動入賞撹乱枠310中から外方へ脱出し
た状態にある。
が、予備遊技時や特別遊技時には、第2のソレノイド
143が適宜励磁されてその作動ロッド146が同図に鎖線で
示すように前進した状態となる。その前進により、歯車
盤320とカム盤340との間に介在されている復帰用スプリ
ング345(第7図)の力に抗してカム盤340が作動部材37
0を介し同図に鎖線で示すように前進した状態となっ
て、そのカム341の後端側の大径部球流下阻止部材330,3
30の基部の内側に接触した状態となる。それによって、
球流下阻止部材330,330が復帰用スプリング334,334の力
に抗してそれらの先端側が同図に鎖線で示すように内向
きに近づく方向に回動されてそれらの先端の流下阻止突
起333,333,‥‥がピン孔316b,316b,‥‥を介して変動入
賞撹乱枠310中に入り込んでその内部の変動入賞撹乱空
間318中に突出した状態となる。
第8図および第9図には、通常遊技時において変動入
賞撹乱枠310が通常の基準状態から反時計方向に45゜回
動したときに遊技球が流入空間131を介してその変動入
賞撹乱空間318に至ったときのその流れをそれぞれ変動
入賞装置10の正面図および破断斜視図として示す。
同図に示すように、変動入賞撹乱枠310が通常の基準
状態から反時計方向に45゜回動したときには、その偶部
が真下に至って特別入賞口117の直上に位置する状態と
なるので、そのとき受け入れ口321を介して変動撹乱空
間318中に至った遊技球はその下側に来た変動撹乱枠310
内の偶部に導かれて特別入賞口117中に入賞し易くな
る。
第10図および第11図には、特別遊技時の第1〜第7サ
イクルの各前半において変動入賞撹乱枠310が通常の基
準状態から時計方向に90゜回転して流下阻止突起333,33
3,‥‥が変動入賞撹乱空間318中に突出したときに遊技
球が流入空間131を介してその変動枠310中に至ってその
遊技球が変動入賞撹乱枠310中の左右両端寄りを流下す
るときのその流れをそれぞれ変動入賞装置10の正面図お
よび破断斜視図として示す。
同図に示すように、変動入賞撹乱枠310が通常の基準
状態から時計方向に90゜回転してその一側部が下側に来
てその下側から変動入賞撹乱空間318に流下阻止突起33
3,333,‥‥が突出した状態となっているときに、その奥
部の受け入れ口322を介して変動入賞撹乱空間318中に遊
技球が受け入れられ、それがその変動入賞撹乱空間318
中の流下底面316aの左右両端寄りを流下するときには同
図に示すようにそのまま右又は左の流下阻止突起333の
外側を通って一般入賞口118中に入賞する。
第12図および第13図には、特別遊技時の第1〜第7サ
イクルの各前半において変動入賞撹乱枠310が通常の基
準状態から時計方向に90゜回転して流下阻止突起333,33
3,‥‥が変動入賞撹乱空間318中に突出したときに遊技
球が流入空間131を介してその変動入賞撹乱空間318中に
至ってその遊技球が変動入賞撹乱空間318中の第2の流
下底面316aの中央寄り側を流下するときのその流れをそ
れぞれ変動入賞装置10の正面図および破断斜視図として
示す。
同図に示すように、変動入賞撹乱枠310が通常の基準
状態から時計方向に90゜回転してその第2の流下底面31
6aが下側に来てその下側から変動入賞撹乱空間318中に
流下阻止突起333,333,‥‥が突出した状態となっている
ときに、その奥部の受け入れ口322を介して変動入賞撹
乱枠310中に遊技球が流入しそれが変動撹乱空間318中の
第2の流下底面316aの中央寄りを流下するとにきには同
図に示すように流下阻止突起333,333,‥‥によってその
流下が阻止されて貯留された状態となる。そいて、それ
ら流下阻止突起333,333,‥‥が引っ込んだときに再び流
下を始めて特別入賞口117中又は一般入賞口118中に流入
する。
第14図には始動入賞装置50を前側から見た全体斜視図
を、第15図にはその分解斜視図をそれぞれ示す。
この始動入賞装置50は、同図に示すように、その本体
枠510と、その前側の左右両側に取り付けられる装飾枠5
20,520と、本体枠510の前側を覆った状態に取り付けら
れる装飾板530と、本体枠510の裏側を覆った状態に取り
付けられる後枠540とを具えている。
前記本体枠510は始動入賞装置50の本体部を構成する
もので、その中央部には2回開き用始動入賞口511が、
左右両側寄りには1回開き用始動入賞口512,512が設け
られている。また、その中央の下部と左右両側寄りの下
部にはそれぞれ装飾用開口部513,514,514が設けられて
いる。
そして、それら各始動入賞口511,512,512中にはそれ
ぞれ始動入賞検出器551(SW1),552(SW2),552(SW2
が設置されている。
前記装飾枠520は透光性材料により後部開口の枠状に
できていて、その周りには係止片521〜523が一体に形成
されている。これら係止片521〜523を利用することによ
って、装飾枠520,520が本体枠510の前面側からその左右
の前記装飾開口部514,514を覆う状態に着脱可能に取り
付けられている。そのように取り付けられた状態におい
てそれら各係止片521〜523は装飾用開口部514,514の周
縁部の裏面部に係合した状態となっている。
前記装飾板530は反透光性材料で平板状に作られてい
て本体枠510の前面側を覆った状態に取り付けられてい
る。
前記後枠540は本体枠510の奥側を覆うもので、前記本
体枠510の各始動入賞口511,512,512の裏側流出部(図に
現われていない)と対応する位置には入賞球通過口541,
541,541が設けられている。また、その前面側でそれら
各入賞球通過口541,541,541の直下位置には特別遊技表
示ランプ543がそれぞれ一対ずつの把持片542a,542aから
なる把持部542によって把持された状態に設置されてい
る。
このように特別遊技表示ランプ543,543,‥‥が設置さ
れた状態で、この後枠540が本体枠510の裏側に一体的に
取り付けられている。その取付けは本体枠510の裏側に
設けられた位置決め用ピン515,515,‥‥が後枠540のピ
ン孔544,544,‥‥中に挿通されるとともに本体枠510裏
側左右の係止片516,516が後枠540の左右の係止孔545,54
5を通してその裏面部に引っ掛った状態にされることに
よって行われている。
第16図には、上記のように構成されたパチンコ遊技機
に設置された役物制御装置の制御ブロック図の一例を示
す。
同図において、符号800を付して示すものは役物制御
装置を構成する制御チップマイクロコンピュータ(CP
U)である。
このマイクロコンピュータ800にはアドレスバスやデ
ータバスに沿って読出し専用メモリたるROM(固定デー
タ記憶手段)801、読出しと書込みが可能なメモリたるR
AM(変動記憶手段)802、バッファゲート803、出力ポー
ト804およびサウンドジェネレータ805等が設置されてい
る。
前記ROM801は制御データ領域および表示記号記憶領域
等を有し、該ROM801には通常遊技時、予備遊技時および
特別遊技時における各種ランプ6,227,381,391等の点灯
や点滅、可動部材210,210や流下阻止部材330,330を動作
させるソレノイド142,142,143の作動、変動入賞ユニッ
ト300を動作させるモータ360の作動、継続回数表示器22
1や入賞個数表示器222への表示等の制御を行う制御用固
定データ等が記憶されている。
前記RAM802には始動入賞装置50の始動入賞口511,512,
512中に設置された始動入賞検出器551(SW1)、552(SW
2)、552(SW2)や変動入賞装置10に設置された流入個
数検出器(入賞個数検出器)235(SW4)からの検出信号
をカウントして一時的に記憶したり特別入賞検出器820
(SW3)からの検出信号を一時的に記憶したりする記憶
部などが設けられている。
また、マイクロコンピュータ800には電源回路808や分
周回路809等が接続されている。
そして、前記バッファゲート803には、ローパスフィ
ルタ806を介して、始動入賞検出器551(SW1)、552(SW
2)、552(SW2)、特別入賞検出器235(SW4)および流
入個数検出器820(SW3)等が接続され、それら検出器か
らの検出信号がローパスフィルタ806およびバッファゲ
ート803を介してマイクロコンピュータ800に入力される
ようになっている。
また、前記出力ポート804には、ドライバ807を介して
継続入賞表示器221、入賞個数表示器222、可動部材210,
210を動かすソレノイド142,142、流下阻止部材330,330
を動かすソレノイド143、変動入賞ユニット300を動かす
モータ360、装飾用ランプ381、特別遊技表示ランプ39
1、特別遊技発生表示ランプ227およびサイドランプ6,6
等が接続され、これらがマイクロコンピュータ800から
各種制御指令を受けて、通常遊技、予備遊技および特別
遊技の動作、および各種表示等を行うようになってい
る。
また、前記サウンドジェネレータ805にはアンプ810を
介してスピーカ811が取り付けられ、マイクロコンピュ
ータ800からの指令で各種電子音を発するようになって
いる。
第17図には1回開き用始動入賞口512,512に遊技球が
入賞したときにおける可動部材210,210を開閉させるソ
レノイド142,142および変動入賞ユニット300を回動させ
るモータ360の作動や特別入賞口117への入賞を特別遊技
の発生条件として有効に扱う有効タイマのタイミングチ
ャートを示す。
同図に示すように、1回開き用始動入賞口512,512へ
の入賞に基づいて始動入賞検出器552(SW2)、552(S
W2)の検出信号の立上りがあったときには、その立上り
があったときから有効タイマがスタートされる。
また、その立上りがあったときから所定時間(例え
ば、0.8秒)経過後にソレノイド142,142が作動されるこ
とにより可動部材210,210が所定時間(例えば、0.8秒
間)1回開かれて流入空間131が開放される。
そして、それら可動部材210,210が閉じられてから、
さらに所定時間(例えば、2.0秒)経過した時点で有効
タイマがタイムアップされる。
上記有効タイマがスタートされてからタイムアップさ
れるまでの間に特別入賞口117中に遊技球が入賞して特
別入賞検出器820(SW3)からの検出信号が立ち上がる
と、その検出信号に基づいて特別遊技が発生される。
この予備遊技時においても、通常遊技時におけると同
様に、モータ360の作動によって変動入賞部材310が第1
図に示す状態を中立状態として時計方向と反時計方向と
に45゜ずつ交互に回動される状態が継続され、それによ
って、特別入賞口117への入賞予測がしにくくされてい
る。
第18図には2回開き用始動入賞口511に遊技球が入賞
したときにおける可動部材210,210を開閉させるソレノ
イド142,142および変動入賞ユニット300を回転又は回動
させるモータ360の作動や特別入賞口117中への入賞を特
別遊技の発生条件として有効に扱う有効タイマのタイミ
ングチャートを示す。
同図に示すように、2回開き用始動入賞口511への入
賞に基づいて始動入賞検出器551(SW1)の検出信号の立
上りがあったときには、その立上りがあったときから有
効タイマがスタートされる。
また、その立上りがあったときから所定時間(例え
ば、0.8秒)経過後にソレノイド142,142が作動されるこ
とにより可動部材210,210が所定時間(例えば、0.8秒
間)ずつ、間に所定時間(例えば、0.8秒間)の休止を
挾んで2回開かれる。
そして、それら可動部材210,210が2回目に閉じられ
てから、さらに所定時間(例えば、2.0秒)経過した時
点で有効タイマがタイムアップされる。
上記有効タイマがスタートされてからタイムアップさ
れるまでの間に特別入賞検出器820(SW3)からの検出信
号の立ち上がりがあると、その検出信号立下りに基づい
て特別遊技が発生される。
この予備遊技時においても、通常遊技時におけると同
様、モータ360の作動によって変動入賞部材310が第1図
に示す状態を中立状態(基準状態)として時計方向と反
時計方向とに45゜ずつ交互に回動される状態が継続さ
れ、それによって、特別入賞口117への入賞予測がしに
くくされている。
第19図には、2回開き用始動入賞口511への入賞によ
り予備遊技が発生したときの有効時間内に特別入賞口21
5に遊技球が入賞して特別遊技が発生した場合において
行なわれる特別遊技時の変動入賞装置20の各作動部の作
動と特別入賞口117への入賞の有効時間のタイミングチ
ャートを示す。
同図に示すように、予備遊技時において有効タイマが
スタートされてからタイムアップされるまでの間に特別
入賞口117中に遊技球が入賞して特別入賞検出器820(SW
3)からの検出信号が発生すると、その信号の立下りが
あったときに特別遊技が発生される。
特別遊技が発生されると、その発生時点以後に変動入
賞ユニット300が最初に中立状態となったときから450゜
時計方向に回転して停止する。
その結果、変動入賞ユニット300は中立状態から時計
方向に90゜回転した状態(第10図〜第13図)となる。
その停止した時点から、0.8秒経過後にソレノイド14
2,142の作動が開始されることにより、可動部材210,210
が所定時間(例えば、0,8秒間)ずつの休止を挾んで開
閉動作を行ない、所定回数(例えば、18回)の開閉動作
を1サイクル(但し、その所定回数の開閉動作の終了前
に流入空間131中に遊技球が流入して流入個数検出器235
(SW4)により10カウントされたとき、又は特別入賞口1
17中に流入してその特別入賞検出器820(SW3)に検出さ
れたときにはその時点までを1サイクルとしてもよ
い。)とし、各サイクルの有効時間内に特別入賞口117
中に遊技球が入賞して特別入賞検出器820(SW3)に検出
されることを条件に最高8サイクルまでその動作が行な
われることとなる。
各特別遊技のサイクルにおいては、その開始時点から
特定の条件が成立するまでの間(例えば、流入空間131
中に遊技球が流入して流入個数検出器235(SW4)により
7カウントされるまでの間)、ソレノイド143が励磁さ
れて球流下阻止部材330,330がそれらの先端側が相互に
内向きに近づく方向に回動されてそれら先端の流下阻止
突起333,333‥‥が変動入賞撹乱空間318中に突出した状
態となる。
そして、特別遊技の各サイクル中に流入個数検出器23
5(SW4)により7カウントされると、ソレノイド143が
消磁されて流下阻止突起333,333,‥‥が変動入賞撹乱空
間318中から脱し、特別入賞口117および一般入賞口118,
118方向への遊技球の流下が可能な状態にされる。
特別遊技の各サイクルの有効時間内に特別入賞口117
中に遊技球が入賞して特別入賞検出器820(SW3)に検出
されることにより特別遊技の継続条件(サイクルの継続
条件)が満たされたときは、その特別入賞検出器820(S
W3)の検出信号の立下りエッジで変動入賞ユニット300
の時計方向への回転が開始され、720゜回転(2回転)
したところで停止される。そして、その停止のときから
0,8秒経過した時点で新たなサイクルの可動部材210,210
の開閉動作が開始されるようになっている。
特別遊技の各サイクル中においては、上記流下阻止突
起の動作によって、各サイクルの途中までは特別入賞口
117に遊技球が入賞口して各サイクルが短く終わってし
まうのを防止し、それ以後においては特別入賞口117に
遊技球が入賞して継続条件(サイクルの更新条件)が満
たされ易くし、もって遊技者の利益を図っている。
この実施例のパチンコ遊技機は、上記のように構成さ
れているので、予備遊技時や特別遊技時に流入空間131
を介して入賞空間中132に流入した遊技球はその内部の
適宜変動する変動入賞撹乱枠310中に流入しその変動入
賞撹乱枠310の変動に伴ってその変動入賞撹乱枠310内部
の流下案内面315a,316aに撹乱されながら入賞空間132中
の複数の入賞口117,118,118方向に導かれてそれらのう
ちのいずれかの入賞口117,118,118中に流入することと
なって、その変動入賞撹乱枠310の変動によりその内部
の遊技球がダイナミックに流下方向を変換され、それに
伴って、特別入賞口117への入賞確率が変動されて特別
入賞口117への入賞の意外性が生じ、パチンコ遊技機に
対する興趣がより高いものとなる。
なお、上記実施例では流入空間131を入賞空間132と別
個に設けたが、その流入空間131の部分を流入口とし、
該流入口から入賞空間131に通ずる通路を作っておい
て、その流入口に流入した遊技球をその通路を介して入
賞空間131中の変動入賞撹乱枠310中に導くようにしても
よい。また、変動入賞撹乱枠310の形状は上記形状に限
定せず、その中に流入した遊技球の流下方向を撹乱させ
うるものであればどのような形状にしてもよいい。ま
た、変動入賞撹乱枠310の動作も上記動作に限定せず、
その中に流入した遊技球の流下方向を適宜変更させ得れ
ば、どのように動作させてもよい。また、流下阻止突起
333,333,‥‥は必ずしも必要としない。また、変動入賞
撹乱枠310の流下案内面315a,316aは平面に限定せず、各
部に凹凸を設けるなど変化をもたせてもよい。
[発明の効果] この発明によれば、所定条件の成立に基づき、変動入
賞装置の入賞空間内に受け入れられた遊技球を、特別入
賞口への入賞率の低い流下案内面によって転動案内させ
る状態から、特別入賞口への入賞率の高い流下案内面に
よって転動案内させる状態に切換えられるので、流下案
内面のダイナミックな変化により、入賞空間内の特別入
賞口への入賞率に変化が与えられ、特別入賞口への入賞
率が固定的でなく、著しい変化が得られ、意外性の豊富
な遊技内容となって、長い時間遊技しても飽きられない
ような遊技機の変動入賞装置となる。
前記特別入賞口への入賞率の高い流下案内面に、当該
流下案内面上を流下する遊技球を一旦保持するととも
に、前記特別入賞口への入賞率を高くする状態にして解
除する遊技球保持部を設ければ、変動入賞装置の入賞空
間内の流下案内面上を流下する遊技球が遊技球保持部に
より一旦保持されてから、特別入賞口への入賞率を高く
する状態にされて解除されるので、流下案内面上を流下
する遊技球が遊技球保持部によって保持された場合に
は、特別入賞口への入賞率が高いものとして、遊技者に
多くの期待感を持たせるものとなって、遊技の興趣が高
まる遊技機の変動入賞装置となる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示すもので、そのうち、 第1図は遊技盤の正面図、 第2図は変動入賞装置の全体斜視図、 第3図は変動入賞装置の分解斜視図、 第4図は変動入賞装置の縦断側面図、 第5図はモータによる変動入賞撹乱枠の駆動機構を示す
変動入賞装置の破断透視斜視図、 第6図は第2のソレノイドによる球流下阻止部材の駆動
機構を示す変動入賞ユニットの背面側斜視図、 第7図は第2のソレノイドによる球流下阻止部材の駆動
機構を示す変動入賞ユニットの縦断側面図、 第8図は変動入賞撹乱枠が通常の基準状態から反時計方
向に45゜回動したとき遊技球の流れを示す変動入賞装置
の正面図、 第9図はその破断斜視図、 第10図は変動入賞撹乱枠が通常の基準状態から時計方向
に90゜回転して流下阻止突起が変動入賞撹乱空間中に突
出したときの遊技球の流れの阻止状態を示す変動入賞装
置の正面図、 第11図はその破断斜視図、 第12図は変動入賞撹乱枠が通常の基準状態から時計方向
に90゜回転して流下阻止突起が変動入賞撹乱枠中に突出
したときの遊技球の流れを示す本の正面図、 第13図はその破断斜視図、 第14図は始動入賞装置の全体斜視図、 第15図はその分解斜視図、 第16図は役物制御装置の制御ブロック図、 第17図は1回開き用始動入賞口に遊技球が入賞したとき
における変動入賞装置の各作動部の作動タイミング等を
示すタイミングチャート、 第18図は2回開き用始動入賞口に遊技球が入賞したとき
における変動入賞装置の各作動部の作動タイミング等を
示すタイミングチャート、 第19図は特別遊技時における変動入賞装置の各作動部の
作動等のタイミングを示すタイミングチャートである。 1……遊技盤、10……変動入賞装置、117……特別入賞
口、118……一般入賞口、132……入賞空間、210……可
動部材、310……変動入賞撹乱枠、315a,316a……流下案
内面、333……流下阻止突起(遊技球保持部)、511,512
……始動入賞口。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に一般入賞口と特別入賞口とが形成さ
    れた入賞空間と、該入賞空間の内部に遊技球を受け入れ
    るための可動部材とが設けられ、始動条件の成立に基づ
    き、前記可動部材が前記入賞空間内に遊技球を受け入れ
    易い予備遊技状態に変換するとともに、該予備遊技状態
    時の前記特別入賞口への遊技球の入賞に基づき、前記可
    動部材が前記予備遊技状態時よりも更に入賞空間内に遊
    技球を受け入れ易い特別遊技状態に変換可能な遊技機の
    変動入賞装置において、 前記入賞空間内には、該入賞空間内に受け入れられた遊
    技球の前記特別入賞口への入賞率をそれぞれ異ならせる
    よう転動案内する複数の流下案内面が設けられ、 所定条件の成立に基づき、前記入賞空間内に受け入れら
    れた遊技球を、前記特別入賞口への入賞率の低い流下案
    内面によって転動案内させる状態から、前記特別入賞口
    への入賞率の高い流下案内面によって転動案内させる状
    態に切換制御を行うことを特徴とする遊技機の変動入賞
    装置。
  2. 【請求項2】前記特別入賞口への入賞率の高い流下案内
    面には、当該流下案内面上を流下する遊技球を一旦保持
    するとともに、前記特別入賞口への入賞率を高くする状
    態にして解除する遊技球保持部が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の遊技機の変動入賞装置。
JP22135589A 1989-08-28 1989-08-28 遊技機の変動入賞装置 Expired - Fee Related JP2760441B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22135589A JP2760441B2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 遊技機の変動入賞装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22135589A JP2760441B2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 遊技機の変動入賞装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0385186A JPH0385186A (ja) 1991-04-10
JP2760441B2 true JP2760441B2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=16765502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22135589A Expired - Fee Related JP2760441B2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 遊技機の変動入賞装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2760441B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4972848B2 (ja) * 2001-09-28 2012-07-11 株式会社竹屋 遊技機の中央役物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0385186A (ja) 1991-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2965220B2 (ja) 弾球遊技機
JPH11290515A (ja) 弾球遊技機
JP2760441B2 (ja) 遊技機の変動入賞装置
JP4015420B2 (ja) 弾球遊技機
JP2880790B2 (ja) 弾球遊技機
JP3004400B2 (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JP2888956B2 (ja) 弾球遊技機における可変入賞球装置
JP2980210B2 (ja) 弾球遊技機
JP2821187B2 (ja) 弾球遊技機
JPS63147484A (ja) パチンコ遊技機
JP2612164B2 (ja) 弾球遊技機
JP3300275B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3005274B2 (ja) 弾球遊技機
JP2593788B2 (ja) 弾球遊技機
JPH08252364A (ja) 弾球遊技機
JPH07265505A (ja) パチンコ機の入賞装置
JP2796981B2 (ja) 弾球遊技機
JP3346540B2 (ja) 弾球遊技機
JP3007191B2 (ja) 弾球遊技機
JP2647686B2 (ja) 弾球遊技機
JPH03231695A (ja) 弾球遊技機
JP2912389B2 (ja) 弾球遊技機
JPH01310683A (ja) 弾球遊技機における始動装置
JP2708079B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0582228B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees