JPH10286351A - 弾球遊技機用入賞装置 - Google Patents

弾球遊技機用入賞装置

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JPH10286351A
JPH10286351A JP11019197A JP11019197A JPH10286351A JP H10286351 A JPH10286351 A JP H10286351A JP 11019197 A JP11019197 A JP 11019197A JP 11019197 A JP11019197 A JP 11019197A JP H10286351 A JPH10286351 A JP H10286351A
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Hisao Suzuki
久夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球が受皿上にて面白い動きをするように
し、パチンコ等の弾球遊技を一層興味あるものにする。 【解決手段】 凹面状の受皿2をモータ6によって水平
面内で回転動するように支持すると共に、該受皿上に遊
技球aが導かれるようにし、該受皿の周囲に複数の入賞
口11,12,13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機等の弾球
遊技機に設けられ遊技球の動きを面白くする入賞装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばパチンコ機は、遊技盤面に多数の
釘,風車,または、その他の回転役物等を配置すること
により遊技球の動きに変化を持たせるこによりゲーム性
を高めて遊技者を飽きさせないようにしている。
【0003】また、特開平8−336639号公報に示
された遊技機の入賞装置は、ゴルフのグリーンに見たて
た薄型錐体を上面に設けた回転板をモータにより水平面
内で低速回転させ、遊技球がその上に導かれることによ
りその遊技球がV入賞口に入るか入らないかを見て面白
さを演出しようとしたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記刊行物に
示された構成の入賞装置は、遊技球の回転板上における
滞留時間が短いために充分に楽しむ間もなく遊技球が外
方に排出されてしまう欠点があった。
【0005】また、凹面状の受皿の中心部に複数の入賞
口を形成し、該受皿上に落下させた遊技球が自重によっ
て該受皿上にて揺動するようにし、いずれかの入賞口に
その遊技球が入賞するようにしたものも知られている
が、これでは遊技者がパチンコ機を叩いて振動させる
と、遊技球が特定の入賞口に入り易くなってしまうとい
う問題があった。
【0006】そこで、本発明は適度な滞留時間が得られ
遊技者が遊技球の面白い動きを視覚的に充分に楽しむこ
とができるようにし、しかも外部から振動を加えるなど
の行為によって特定の入賞口に遊技球が入り易くなるよ
うなことのないようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の弾球
遊技機用入賞装置は、凹面状の受皿をモータによって水
平面内で回転動するように支持すると共に、該受皿上に
遊技球が導かれるようにし、該受皿の周囲に複数の入賞
口を設けてなることを特徴とする。また本発明は上記入
賞装置において、受皿の回転方向を定期的に逆転させる
ようにしたことを特徴とする。また本発明は上記入賞装
置において、受皿の下面の偏心位置に回転用の支持軸を
設けたことを特徴とする。また本発明は上記入賞装置に
おいて、受皿の上面に小突起を形成したことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図面と共に本発明の実施の形
態を説明する。図1にこの弾球遊技機用入賞装置Aの要
部を斜視図にて示し、図2〜図4にこれをパチンコ機の
遊技盤1に設定した例を示す。上面が凹面状に窪んだ形
態の受皿2は、その下面の偏心位置に設けられたボス3
に回転用の支持軸4の上端部を挿通し該受皿2を水平に
支持している。5は該受皿2の周囲を包囲している透明
なプラスチック製の碗状の器筐、6は該器筐5の後方に
設けられた正逆転可能なモータである。該器筐5の下側
には、該モータの回転軸に固着された歯車8と、中間歯
車9と、支持軸4に設けられた歯車10とを噛合させて
なる歯車伝動機構が設けられ、該モータ6の駆動により
該伝動機構を介して受皿2が水平面内で回転動し得るよ
うにしている。
【0009】該受皿2の周囲で該器筐5の周壁には、1
つの特定入賞口11と2つの通常入賞口12,13が適
宜間隔を置いて形成されている。また、14は該受皿2
上に遊技球aを導くために設けられた球誘導樋で、該球
誘導樋14は遊技盤1の前面上方部に設けられた普通電
動役物15に入った遊技球aを案内樋16を経て流入さ
せることにより受皿2の上面の中心位置に落下させる。
なお、17は案内樋16に設けられた球検出センサ、1
8は該受皿2の遊技球aを様子を前面から見易くするた
めに受皿2の上方に傾斜状に設けられたミラーである。
【0010】また、19は特定入賞口11に入賞した遊
技球aを遊技盤1の前面に設けられた特定領域口20に
案内する通過口、21は該特定領域口20の内部に設け
られた球検出センサ、22,23は通常入賞口12,1
3に入った遊技球を検出する球検出センサである。なお
球検出センサ17が遊技球の通過を検出するとモータ6
を作動させ受皿2を一定方向に5秒間正転させた後、2
秒間逆転させ、その後さらに5秒間正転させ、2秒間逆
転させ、球検出センサ21または球検出センサ22,2
3が遊技球を検出するまでこの正転と逆転を交互に繰り
返す。
【0011】また、遊技盤1の前面にはこの入賞装置A
のほか、普通図柄表示装置25,風車26,普通電動役
物30,右肩入賞口31,左袖入賞口32,右袖入賞口
33,左下部入賞口34,普通図柄表示装置35,右下
部入賞口36,スタート口37および電動大入賞口3
8,39が設けられている。そして、遊技球がスタート
口37に入ると普通図柄表示装置25の表示図柄が変動
し数秒後に予め決められた特定の図柄で停止した場合に
普通電動役物15が3秒ないし遊技球が1個入るまで開
く。そしてその遊技球は案内樋16,球誘導樋14を通
り回転動している受皿2上に落下する。
【0012】受皿2上に落下した遊技球aは自重のため
その凹面に沿って揺動すると同時に該受皿2が水平面内
で回転動することによる遠心力を受けて不特定な面白い
動きをし、遊技者は遊技中にその様子を直接、或いはミ
ラー18を通して見ることができる。そして遊技球aは
しばらくそのような動きをした後で特定入賞口11また
は通常入賞口12,13に排出される。このため遊技者
はどの入賞口に入賞するかを期待感を持って興味深く観
察できる。
【0013】なお、受皿2を例えば5秒置きに逆転させ
るなど定期的に逆転させることで、受皿2上で揺動して
いる遊技球aは受皿2の外周方向により確実に動くよう
になるので、遊技球aは一定時間受皿2上に滞留した後
に確実に周囲のいずれかの入賞口に排出される。なお、
受皿2上にて2個以上の遊技球aが同時に乗った場合で
もこれによって排出がさまたげられることなく確実に排
出できる。
【0014】また、受皿2は偏心位置に設けられた支持
軸4により偏心状態で回転するので、該受皿2の回転自
体が揺動を伴い遊技球aの動きを一層複雑な興味あるも
のにすることができる。
【0015】そして、特定領域口20に遊技球aが入賞
した場合、普通電動役物30が5.8秒間開作動し該普
通電動役物30にさらに遊技球が入賞すると普通図柄表
示装置35の表示図柄が変動し数秒後に特定の図柄で停
止すると電動大入賞口38が1.4秒間開き、その間に
該電動大入賞口38にまた遊技球が入賞すると約2.2
秒休止後に電動大入賞口39が4.8秒間開き、該電動
大入賞口39にさらに遊技球が入賞し易くなる。
【0016】一方、受皿2上の遊技球aが通常入賞口1
2または13に入賞した場合は、上記のような特定入賞
口11に入賞したような遊技者にとって非常に有利な作
動はしない。そしてこの場合、遊技者がパチンコ機を叩
くなどして外部から振動を加えても遊技球aを特定の入
賞口に入賞し易くすることは殆ど困難となる。そして球
センサ21または球検出センサ22,23が作動をする
ことにより受皿2の回転は停止する。
【0017】なお、図5に示したように受皿2の上面に
数個の小突起40を形成すれば、遊技球aは該小突起4
0との衝突によってさらにランダムな動きをするように
なり、一層興味深いものとなる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明の弾球遊技機用入賞装
置によれば、遊技球が受皿上に適宜時間滞留し非常に面
白い動きをするので、パチンコ機等の弾球遊技を一層興
味あるものにできると共に外部からの振動に影響を受け
ないなど種々の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機用入賞装置の要部の斜
視図。
【図2】本発明に係る弾球遊技機用入賞装置を遊技盤に
取付けたときの縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】本発明の弾球遊技機用入賞装置を取付けた遊技
盤の正面図。
【図5】受皿の他の実施形態を示した斜視図。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 受皿 4 支持軸 6 モータ 11 特定入賞口 12,13 通常入賞口 40 小突起 a 遊技球

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹面状の受皿をモータによって水平面内
    で回転動するように支持すると共に、該受皿上に遊技球
    が導かれるようにし、該受皿の周囲に複数の入賞口を設
    けてなることを特徴とした弾球遊技機用入賞装置。
  2. 【請求項2】 受皿の回転方向を定期的に逆転させるよ
    うにした請求項1に記載の弾球遊技機用入賞装置。
  3. 【請求項3】 受皿の下面の偏心位置に回転用の支持軸
    を設けた請求項1または2に記載の弾球遊技機用入賞装
    置。
  4. 【請求項4】 受皿の上面に小突起を形成した請求項1
    〜3のいずれかに記載の弾球遊技機用入賞装置。
JP11019197A 1997-04-11 1997-04-11 弾球遊技機用入賞装置 Expired - Lifetime JP4210351B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014834A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Heiwa Corp 遊技機
KR100554606B1 (ko) * 2000-02-17 2006-02-24 고나미 가부시끼가이샤 메달 불출 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100554606B1 (ko) * 2000-02-17 2006-02-24 고나미 가부시끼가이샤 메달 불출 장치
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