JP2008119272A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別遊技状態に移行するか否かの抽選と共に、特別遊技状態をどの程度継続させるかの継続パターン抽選をも実感し得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機1に備えたセンター役物22が、特別遊技状態抽選部Sと継続パターン抽選部Sとを有することにより、センター役物22内の遊技球の流れを見ながら遊技している遊技者に、当該遊技球により特別遊技状態の抽選と継続パターンの抽選とが機械的に行われる状況を実感させることができる。このように、特別遊技状態の抽選を行った遊技球で引き続き継続パターン抽選も行うことにより、遊技者に、特別遊技状態の抽選とともに継続パターン抽選に関しても納得させ、満足させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは、始動口への入球時に開放する開閉部材によって遊技球を取り込む入球役物を備えた遊技機に関する。
遊技機として、始動入賞口への入賞時に開閉動作する可動翼片(開閉部材)を有する入球役物を備え、該可動翼片の開放時に取り込まれた遊技球が入球役物内の特定領域を通過した際に、通常遊技状態から、遊技者にとって有利となる特別遊技状態へと移行するように構成された第2種パチンコ遊技機が知られている(特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に記載の第2種パチンコ遊技機は、遊技領域に入球役物を備え、この入球役物の上部左右に配置された一対の可動翼片を開閉動作させ、開閉する可動翼片によって取り込まれた遊技球を、第1通過経路と第2通過経路とに振り分けるように構成される。第1通過経路は、通過する遊技球を、一方向に回転する回転体(所謂クルーン)の一般入賞口及び特定入賞口のいずれか一方に入賞させ得るように案内し、第2通過経路は、通過する遊技球を、第1通過経路の場合とは異なる位置(上記回転体の中央部分)に落下させ得るように案内する。第2通過経路は、第1通過経路よりも特定入賞口に入賞し易いように構成される。
特開2004−174238号公報
ところで、上記第2種パチンコ遊技機では、特別遊技状態に移行するか否かの抽選が遊技球の実際の入球に基づいて実行され、特別遊技状態に移行することに当選すると、同時に、移行する特別遊技状態の継続回数(つまり、ラウンド数)が内部的(ソフト的)な抽選で決定される。そのため、入球役物内の遊技球の動きを見ながら遊技している遊技者は、実際に視認できる遊技球の動きで抽選される特別遊技状態の当選に関しては納得できるものの、この当選と同時に内部的に決定されるラウンド数に関しては、実感できない部分で抽選されることから、懐疑的に受け止めることもあり、このような従来の抽選システムは、ラウンド数抽選の結果を遊技者に必ずしも満足させ得るものではなかった。
そこで本発明は、特別遊技状態に移行するか否かの抽選と共に、特別遊技状態をどの程度継続させるかの継続パターン抽選をも実感し得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図5参照)、遊技盤(11)に、遊技球が入球可能な始動口(14,15)と、該始動口への入球時に開放する開閉部材(20)を有する入球役物(22)と、を備え、前記遊技盤(11)の遊技領域(11a)に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
前記入球役物(22)は、
前記開閉部材(20)の開放時に取り込んだ遊技球を用いて、通常の遊技状態から、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するか否かの抽選を機械的に行う特別遊技状態抽選部(S)と、
該特別遊技状態抽選部(S)での前記機械的な抽選に当選した際、遊技球を用いて、前記特別遊技状態の複数の継続パターンのいずれかを選択する抽選を機械的に行う継続パターン抽選部(S)と、を有してなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、本発明における「入球」は、入球により賞球を受けない「入球」とともに、入球により賞球を受ける「入賞」をも含む概念である。
請求項2に係る本発明は(例えば図1ないし図4参照)、前記継続パターンを選択する抽選が、前記特別遊技状態抽選部(S)での前記機械的な抽選の当選に寄与した遊技球を用いて行われてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1ないし図3参照)、前記特別遊技状態抽選部(S)が、前記開閉部材(20)によって前記入球役物(22)に取り込まれた遊技球を流下させる流下案内部(43)と、該流下案内部を流下する遊技球を受け得る第1位置(例えば、図2の実線位置)と受け得ない第2位置(例えば、図2における左右いずれかに移動した位置)とに移動自在に支持された当選確定部(28)と、を有し、
前記継続パターン抽選部(S)は、前記当選確定部(28)に入球してから落下する遊技球を受けて転動移動させるクルーン部(30)と、当該遊技球の入球時に、前記複数の継続パターンのうちの対応するものを決定すべく前記クルーン部(30)に設けられた複数の入球孔(35a,35b,35c)と、を有してなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図2参照)、前記入球役物(22)が、前記開閉部材(20)によって取り込まれた遊技球を前記特別遊技状態抽選部(S)に導く特別ルート(27)と、前記開閉部材(20)によって取り込まれた遊技球を該特別ルート(27)よりも低い到達確率で前記特別遊技状態抽選部(S)に導く通常ルート(26)とに振り分ける振分け部(19a)を有してなる、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、入球役物が、取り込んだ遊技球を用いて特別遊技状態に移行するか否かの抽選を機械的に行う特別遊技状態抽選部と、遊技球を用いて継続パターン抽選を機械的に行う継続パターン抽選部とを有するので、入球役物内の遊技球の流れを見ながら遊技している遊技者に、遊技球によって特別遊技状態の抽選とともに継続パターンの抽選が機械的に行われる状況を実感させることができる。このため、従来技術において遊技者は、特別遊技状態の当選と同時に内部的に決められた特別遊技状態の継続の程度を実感できず懐疑的に受け止めることもあったが、本発明においては、遊技球で特別遊技状態の抽選を行い、引き続き遊技球で継続パターンの抽選も行うので、遊技者に継続パターンの抽選に関しても納得させることができる。つまり、遊技者は、継続パターン抽選の実際を自分の目で実感できることから、遊技球による当該抽選の経緯を見つめながら期待感を膨らませ、その結果が自分にとって不利な場合であってもそれを納得して受け止めることができ、また、結果が自分にとって有利な場合には、喜悦感と共に大きな満足感を得ることができる。
請求項2に係る本発明によると、継続パターンを選択する抽選が、特別遊技状態抽選部での機械的抽選の当選に寄与した遊技球を用いて行われるので、特別遊技状態の抽選を行った遊技球で引き続き継続パターンの抽選も行うことにより、継続パターンの抽選に関しても、より効果的に納得させることができる。
請求項3に係る本発明によると、継続パターン抽選部が、当選確定部への入球後に落下する遊技球を受けて転動移動させるクルーン部と、該クルーン部に設けられた複数の入球孔とを有するので、クルーン部を転動移動する遊技球が複数の入球孔のいずれに入球するかで継続パターンの抽選を行うという、簡単構成で、球詰まり等の不具合を発生させない継続パターン抽選部を実現することができる。
請求項4に係る本発明によると、入球役物が、取り込まれた遊技球を特別遊技状態抽選部に導く特別ルートと、取り込まれた遊技球を該特別ルートよりも低い到達確率で特別遊技状態抽選部に導く通常ルートとに振り分ける振分け部を有するので、特別遊技状態の抽選に先立ち、入球役物内に取り込まれた遊技球が特別ルートと通常ルートのいずれに導かれるかに遊技者を注目させ、その後更に、その遊技球で特別遊技状態を射止めることができるか否かに注目させ、特別遊技状態を射止めた場合は、更に、その遊技球で、できるだけ有利な継続パターンを射止めるか否かに注目させ、実際の遊技球の流れで遊技の興趣を大幅に高めることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置される、所謂第2種特別電動役物を使用したパチンコ機(第2種パチンコ遊技機)を図面に沿って説明する。なお、図1は本発明の実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図、図2は本パチンコ機1の遊技盤及び遊技領域を拡大して示す正面図、図3は遊技盤に備えたセンター役物(入球役物)の構成を示す側面断面図、図4はセンター役物に備えたクルーン部の詳細な構造を示す斜視図、図5は本パチンコ機全体の制御系を示す制御ブロック図である。
図1に示すように、パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体2と、この筐体2に開閉自在に装着された前扉3とを有しており、前扉3の前面には、透明ガラス46を有するガラス枠5が開閉自在に取り付けられている。透明ガラス46の奥側には、遊技盤11が配設されている。前扉3における遊技盤11の左右及び上部には演出用照明装置23が配設されており、前扉3における上部左右には、それぞれスピーカ(図示せず)を有する放音装置8が配設されている。また、ガラス枠5における右側部には、前扉3を筐体2側に施錠し解放する施錠装置4が配設されている。
そして、前扉3における下部中央には皿ユニット6が設けられており、皿ユニット6における右上部には、球貸ボタン7a及びプリペイドカード返却ボタン7bが配置されている。前扉3の該ボタン7a,7bの背面側には、球貸ボタン7aを操作した際の貸し球や入賞時の賞球を皿ユニット6に供給するための球供給口10が形成されている。皿ユニット6の中央部には、該皿ユニット6上の遊技球を発射装置72(図5参照)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン21aと、皿ユニット6上の遊技球を上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン21bとが配置されている。
また、前扉3における皿ユニット6の右側下方には、発射装置72を操作して遊技球を遊技盤11に向けて打ち出すための発射ハンドル9が配置され、皿ユニット6の左側下方には灰皿25が配置されている。遊技領域11aの最下部には、アウト口18が形成されると共に、遊技中に遊技領域11aにて入球・入賞することなく落下してアウト口18に進入した遊技球をパチンコ機背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。なお、図1中の符号12は、発射ハンドル9の操作で発射された遊技球を遊技領域11aに導くガイドレールを示している。
また、遊技領域11aの中央部には、開閉部材20を開閉させる電動開閉式チューリップである特定入賞口19を上部に有するセンター役物(入球役物)22が配置されており、センター役物22の下方にはアタッカー24が配置されている。センター役物22の下部左右には始動チャッカー(始動口)14,15が配置されており、センター役物の上方には、開閉部材13aを開閉させる電動開閉式チューリップである始動チャッカー13が配置されている。
センター役物22の中央部左右には、単に遊技球の賞球のみを行うための一般入賞口16,17と、これら一般入賞口16,17の内側に位置する風車42,42と、これら風車42,42それぞれの上部に位置するスルーゲート36,37とが配置されている。センター役物22の上部左右にも風車42,42が配置されている。上記スルーゲート36は、入球(遊技球通過)を契機として普通図柄抽選が行われる役物であり、この抽選が後述のCPU62aで行われて当選すると、始動チャッカー13が予め設定された秒数だけ開放した後閉止する。また、遊技領域11aには、センター役物22、始動チャッカー14,15、一般入賞口16,17、スルーゲート36,37、始動チャッカー13等の周囲に、遊技領域11aに発射されて流下する遊技球を適宜散らすための多数の障害釘が打ち込まれている。
センター役物22は、図2及び図3に示すように、図柄表示装置31の画面を露出させる開口部22aを中央部に有しており、開口部22aの下部に、特別遊技状態抽選部Sと継続パターン抽選部Sとを順次有している。更に、センター役物22は、開閉部材20によって取り込まれた遊技球を特別遊技状態抽選部Sに導く特別ルート27と、開閉部材20によって取り込まれた遊技球を該特別ルート27よりも低い到達確率で特別遊技状態抽選部Sに導く通常ルート26とに振り分ける振分け部19aを有している。
特別遊技状態抽選部Sは、開閉部材20の開放時に取り込まれて通常ルート26に案内された遊技球を転動させる転動部32を上部に有しており、この転動部32を転動移動した遊技球を用いて、通常の遊技状態から、遊技者にとって有利となる特別遊技状態に移行するか否かの抽選を機械的に行う。この抽選を実行するため、特別遊技状態抽選部Sは、センター役物22に取り込まれた遊技球を流下させる流下案内部43と、該流下案内部43を流下する遊技球を受け得る第1位置(図2の実線位置)と受け得ない第2位置(図2における左右いずれかに回動移動した位置)とに移動自在に支持された当選確定部28と、を有している。
本実施形態における上記特別遊技状態は、アタッカー24が開放して閉止するまでの1ラウンドを例えば3回、7回、15回のいずれかの回数だけ繰り返す状態を意味するもので、1ラウンドは、アタッカー24に遊技球が所定数(例えば10個)入賞した時点で終了される。なお、特別遊技状態における上記ラウンド数、1ラウンド内での上記入賞球数は、上記に限定されるものではなく、設計に応じて適宜変更され得るものである。
当選確定部28は、センター役物22における特別遊技状態抽選部Sの奥側に配置された第1駆動モータ40の回転軸40aに後端部を支持されており、第1駆動モータ40の正逆方向の回動により、上記第1位置と第2位置とに交互に繰り返し回動させられる。また、当選確定部28には、流下案内部43から落下した遊技球を通過孔45aに通過させてV入賞検知信号を得る継続センサ45が配置されている。当選確定部28の下方には、当選確定部28に入球した遊技球を受けるステージ29が配置されており、このステージ29には、当選確定部28から落下した遊技球を、下方の継続パターン抽選部Sに落下させるための落下孔29aが形成されている。
継続パターン抽選部Sは、特別遊技状態抽選部Sでの機械的な抽選に当選した際、該当選に寄与した遊技球を用いて、特別遊技状態の継続程度を段階的に規定した複数の継続パターンのいずれかを選択する抽選を機械的に行う。この抽選を実行するため、継続パターン抽選部Sは、当選確定部28に入球してから落下する遊技球を受けて転動移動させるクルーン部30と、当該遊技球の入球時に、複数の継続パターンのうちの対応するものを決定すべくクルーン部30に設けられた複数の入球孔35a,35b,35cと、を有している。
クルーン部30は、センター役物22における継続パターン抽選部Sの奥側に配置された第2駆動モータ41の回転軸41aに支持されており、第2駆動モータ41の正逆方向の回動により、軸a(図4参照)を中心とする一方向と他方向に交互に繰り返し回動させられる。クルーン部30は、図4に示すように、全体として上下方向が短い略円筒状に形成され、前方(図3の左方向、図4の手前方向)に向かって下降するように傾斜した上面30aと、この上面30aの外周に亘って形成された外周面30bと、を有している。上面30aには、軸aを中心とする円形状に形成された凹部34と、この凹部34から前方に向かうように放射状に形成された放射溝34a,34b,34cとを有しており、これら放射溝34a,34b,34cの各先端部に上記入球孔35a,35b,35cがそれぞれ形成されている。
上述のように、継続パターン抽選部Sが、クルーン部30と、該クルーン部30に設けられた入球孔35a,35b,35cとを有するので、クルーン部30を転動移動する遊技球が入球孔35a〜35cのいずれに入球するかで継続パターンの抽選を行うという、簡単構成で、球詰まり等の不具合を発生させない継続パターン抽選部Sが実現している。また、センター役物22が、特別ルート27と通常ルート26とに振り分ける振分け部19aを有するので、特別遊技状態の抽選に先立ち、センター役物22内に取り込まれた遊技球がこれらルート26,27のいずれに導かれるかに遊技者を注目させ、その後更に、その遊技球で特別遊技状態を射止めることができるか否かに注目させることができる。特別遊技状態を射止めた場合は、更に、その遊技球で、できるだけ有利な継続パターンを射止めるか否かに注目させ、実際の遊技球の流れで遊技の興趣を大幅に高めることができる。
上記構成を有するクルーン部30では、上方の特別遊技状態抽選部Sから落下した遊技球(Ba,Ba)が、その落下時の上面30aの回動状況等によって、異なる方向に転動移動する。その結果、放射溝34aに進入した場合(Ba)には入球孔35aに入球し、放射溝34bに進入した場合には入球孔35bに入球し、放射溝34cに進入した場合には入球孔35cに入球することとなる。入球孔35a,35b,35c内にはそれぞれ入球検知センサ(図示せず)が配置されており、いずれかの入球検知センサが入球を検知した際、後述する遊技用マイクロコンピュータ62のCPU62a内に設けられた遊技制御部(図示せず)によって、対応する継続パターン(つまり、ラウンド数)が決定される。
上記継続パターンは、遊技用マイクロコンピュータ62のROM62bにデータとして内蔵されたものであり、3ラウンド(3R)に対応する第1継続パターンデータ、7ラウンド(7R)に対応する第2継続パターンデータ、15ラウンド(15R)に対応する第3継続パターンデータの3種類が用意されている。第1継続パターンは、入球孔35aに入球した際にアタッカー24を所定時間開放して所定球数が入賞した時点で閉止する動作(1ラウンド)を、3回だけ継続させるパターンであり、第2継続パターンは、上記動作(1ラウンド)を、7回だけ継続させるパターンであり、第3継続パターンは、上記動作(1ラウンド)を、15回だけ継続させるパターンである。なお、クルーン部30の外周面30bにおける遊技者に対面する部位には、入球孔35aに対応して「3R」が印刷等で表示され、入球孔35bに対応して「15R」が表示され、入球孔35cに対応して「7R」が表示されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図5に沿って説明する。図5は、本パチンコ機1の全体の制御系を示すブロック図である。すなわち、本制御系は、遊技制御装置60と、演出制御装置69や賞球制御装置61を初めとするその他の周辺装置等とによって構成されている。
遊技制御装置60は、遊技盤11の裏面に装着された役物制御ユニット(図示略)により実現されており、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイクロコンピュータ62と、水晶の発振周波数を分周して所定のクロックを得るクロック生成回路(CLK)63と、各種信号の入出力を行う入出力インターフェース64とを有している。遊技用マイクロコンピュータ62は、CPU62a、ROM62b、RAM62cを内蔵しており、いわゆるアミューズチップ用のLSIとして用いられるものである。
遊技制御装置60の入出力インターフェース64には、入賞センサ65,66,67、入賞センサA1,A2、入賞センサ73、及び継続センサ45からの検知信号がそれぞれ入力される。ここで、入賞センサ65は、始動チャッカー13への入賞を検知するセンサであり、入賞センサ66は、始動チャッカー14への入賞を検知するセンサであり、入賞センサ67は、始動チャッカー15への入賞を検知するセンサであり、入賞センサ73は、特定入賞口19への入賞を検知するセンサであり、更に入賞センサA1,A2は、一般入賞口16,17への入賞をそれぞれ検知するセンサである。また、継続センサ45は、センター役物22に入賞した遊技球のうち、当選確定部28に入賞(V入賞)した遊技球を検知する(つまり、V入賞検知信号を出力する)センサである。
一方、入出力インターフェース64からは、放音装置8を放音駆動して効果音などの出力制御を行う音声出力制御装置68、演出用照明装置23や図柄表示装置31等の制御を行う演出制御装置69、発射装置72を制御する発射制御装置71、賞球制御装置61、始動チャッカー13の開閉部材13aを開閉動作させる第1開閉ソレノイド38、特定入賞口19の開閉部材20を開閉動作させる第2開閉ソレノイド39、当選確定部28を回動動作させる第1駆動モータ40、及びクルーン部30を回動動作させる第2駆動モータ41にそれぞれ信号が出力される。
上記賞球制御装置61に出力される信号は賞球制御情報の信号であり、この賞球制御情報は、賞球数情報や排出条件等の情報である。賞球制御装置61は、遊技制御装置60から入力される賞球制御情報に基づいて、排出ユニット(図示せず)を駆動して遊技球を賞球排出する制御を行う。つまり、遊技制御装置60は、遊技領域11aの各入賞口に設けられた入賞センサ65、入賞センサ66、入賞センサ67、入賞センサA1,A2、入賞センサ73によって入賞が検知されると、各入賞口の入賞価値に対応して予め設定された賞球数情報を賞球制御装置61に送信する。すると、賞球制御装置61は、受信した賞球数情報に対応した賞球排出制御を行う。
遊技用マイクロコンピュータ62におけるCPU62a内の遊技制御部(図示せず)は、V入賞検知信号が入力された際、大当たり確定(つまり、特別遊技状態への移行の確定)に伴ってアタッカー24を開閉継続させるラウンド数を、入球孔35a,35b,35cのいずれに入球したかに対応して、ROM62b内の第1〜第3継続パターンデータのうちから選択する。これにより、3ラウンドの継続パターン、7ラウンドの継続パターン、15ラウンドの継続パターンのいずれかが決定される。そして、特別遊技状態への移行が確定すると、遊技制御装置60による演出用照明装置23や図柄表示装置31等の各種発光・表示演出が適時になされる。また、上記遊技制御部は、パチンコ機1を備えた遊技場の開店等に際して該パチンコ機1の主電源がオンされた時点から、第1駆動モータ40を駆動して当選確定部28を左右に一定周期で連続的に往復回動させると共に、第2駆動モータ41を駆動してクルーン部30を左右に一定周期で連続的に往復回動させる。
次に、本パチンコ機1による作用について説明する。すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル9を握って適宜の角度に回動操作すると、発射制御装置71がその回動角に基づいて発射装置72を制御し、該発射装置72の作動で遊技球を所定の時間間隔で遊技領域11aに連続的に発射する。すると、遊技領域11aに打ち出されて転動落下する遊技球は、始動チャッカー14,15、一般入賞口16,17、或いは、スルーゲート36への入球を契機とした普通図柄抽選で当選した際に開放する始動チャッカー13等に適時入賞したり、これらに関与せずに転動落下してアウト口18から遊技盤11背面側に排出されたりする。
上記した各経路を辿った遊技球が、始動チャッカー14又は始動チャッカー15に入賞すると、特定入賞口19の開閉部材20が、所定時間(例えば、0.5秒間)の開閉動作を行う。また、普通図柄抽選に当選して開放した始動チャッカー13に入賞した場合も、特定入賞口19の開閉部材20が所定時間の開閉動作を行う。このようにして特定入賞口19が開放すると、特定入賞口19の近傍を流下する遊技球のうちで開閉部材20の開閉タイミングに合ったものが、特定入賞口19からセンター役物22内に取り込まれる。
センター役物22内に導入された遊技球は、振分け部19aにおいて通常ルート26と特別ルート27のいずれかに振り分けられると共に入賞センサ73で検知される。この際、当該遊技球が通常ルート26側に振り分けられると、この遊技球は、転動部32に導かれて該転動部32を流下移動し、或るものは流下案内部43に進入できずに単に落下して排出口(図示せず)から遊技盤11裏側に排出され、或るものは流下案内部43に進入する。一方、遊技球が特別ルート27側に振り分けられると、この遊技球は、流下案内部43に直接に導かれ、該流下案内部43に沿って当選確定部28側に流下する。
そして、通常ルート26、特別ルート27のいずれかから流下案内部43に導かれた遊技球は、一定周期で第1位置と第2位置に往復回動している当選確定部28が第2位置にあるときに落下すると、上記排出口(図示せず)から遊技盤11裏側に排出されるが、第1位置にあるときにタイミング良く落下すると、当選確定部28に飛び込み、継続センサ45により検知されてV入賞検知信号を出力され、それにより特別遊技状態への移行が確定する。
当選確定部28に進入した上記遊技球は、引き続き、ステージ29の落下孔29aから、一定周期で左右に往復回動している継続パターン抽選部Sのクルーン部30に放出される。その際、遊技球が、放射溝34aに進入して入球孔35aに入球すると、CPU62a内の遊技制御部によって3ラウンドが決定され、放射溝34bに進入して入球孔35bに入球すると、15ラウンドが決定され、放射溝34cに進入して入球孔35cに入球すると、7ラウンドが決定される。そして、移行した特別遊技状態において、決定したラウンド数に応じて開閉するアタッカー24への入賞数に対応する賞球が、球供給口10から皿ユニット13に払い出されることで、遊技者は多量の賞球を取得することになる。
以上説明した本実施形態では、センター役物22が特別遊技状態抽選部Sと継続パターン抽選部Sとを有するので、センター役物22内の遊技球の流れを見ながら遊技している遊技者に、当該遊技球によって特別遊技状態の抽選とともに継続パターンの抽選が機械的に行われる状況を実感させることができる。このため、従来技術において遊技者は、特別遊技状態の抽選での当選と同時に内部的に決められた継続パターンの継続程度(ラウンド数)を実感できずに懐疑的に受け止めることもあったが、本実施の形態では、特別遊技状態の抽選を行った遊技球で引き続き継続パターン抽選も行うことにより、遊技者に継続パターン抽選に関しても納得させることができる。
すなわち、遊技者は、継続パターン抽選(つまり、ラウンド数抽選)が自分の目で実感できる部分で行われることから、継続パターン抽選部Sでの遊技球による抽選の経緯を見ながら期待感を膨らませ、その結果が自分にとって不利な3ラウンドであった場合でもこれを納得して受け止め、また、自分にとって有利な15ラウンドに当選した場合には、喜悦感と共に大きな満足感を得ることができるようになる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本パチンコ機の遊技盤及び遊技領域を拡大して示す正面図である。 遊技盤に備えたセンター役物の構成を示す側面断面図である。 センター役物に備えたクルーン部の詳細な構造を示す斜視図である。 本パチンコ機全体の制御系を示す制御ブロック図である。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
11 遊技盤
11a 遊技領域
14,15 始動口(始動チャッカー)
19a 振分け部
20 開閉部材
22 入球役物(センター役物)
26 通常ルート
27 特別ルート
28 当選確定部
30 クルーン部
35a,35b,35c 入球孔
43 流下案内部
特別遊技状態抽選部
継続パターン抽選部

Claims (4)

  1. 遊技盤に、遊技球が入球可能な始動口と、該始動口への入球時に開放する開閉部材を有する入球役物と、を備え、前記遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    前記入球役物は、
    前記開閉部材の開放時に取り込んだ遊技球を用いて、通常の遊技状態から、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するか否かの抽選を機械的に行う特別遊技状態抽選部と、
    該特別遊技状態抽選部での前記機械的な抽選に当選した際、遊技球を用いて、前記特別遊技状態の複数の継続パターンのいずれかを選択する抽選を機械的に行う継続パターン抽選部と、を有してなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記継続パターンを選択する抽選が、前記特別遊技状態抽選部での前記機械的な抽選の当選に寄与した遊技球を用いて行われてなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特別遊技状態抽選部は、前記開閉部材によって前記入球役物に取り込まれた遊技球を流下させる流下案内部と、該流下案内部を流下する遊技球を受け得る第1位置と受け得ない第2位置とに移動自在に支持された当選確定部と、を有し、
    前記継続パターン抽選部は、前記当選確定部に入球してから落下する遊技球を受けて転動移動させるクルーン部と、当該遊技球の入球時に、前記複数の継続パターンのうちの対応するものを決定すべく前記クルーン部に設けられた複数の入球孔と、を有してなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記入球役物は、前記開閉部材によって取り込まれた遊技球を前記特別遊技状態抽選部に導く特別ルートと、前記開閉部材によって取り込まれた遊技球を該特別ルートよりも低い到達確率で前記特別遊技状態抽選部に導く通常ルートとに振り分ける振分け部を有してなる、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。
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