JP2002336453A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP2002336453A
JP2002336453A JP2001144746A JP2001144746A JP2002336453A JP 2002336453 A JP2002336453 A JP 2002336453A JP 2001144746 A JP2001144746 A JP 2001144746A JP 2001144746 A JP2001144746 A JP 2001144746A JP 2002336453 A JP2002336453 A JP 2002336453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
ball
profit state
symbol
special
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001144746A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
Priority to JP2001144746A priority Critical patent/JP2002336453A/ja
Publication of JP2002336453A publication Critical patent/JP2002336453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利益状態に趣向を凝らすことができるように
すること、弾球遊技の趣を充実できるようにすること。 【解決手段】 遊技盤の遊技領域に入賞振り分け装置を
設け、この入賞振り分け装置に図柄始動手段25(振り
分け穴17p)と特別入賞手段26(振り分け穴17
q)とを設け、図柄始動手段25が遊技球28を検出す
ることを条件に、特別表示手段に有する図柄表示部の特
別遊技図柄が変動表示され、変動後に停止した遊技図柄
が特定の図柄態様となることを条件に第1の利益状態が
発生する。また、特別入賞手段26が遊技球28を検出
することを条件に第2の利益状態が発生するので、遊技
者は第1の利益状態と第2の利益状態の両方を楽しむこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に遊技者に有利な利益状態として、第1利益状態
とこれとは異なる第2利益状態とを発生できるようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、弾球遊技機である第1種のパチ
ンコ機においては、遊技盤に図柄始動手段と図柄変動可
能な表示手段(可変表示装置)、アタッカーと呼ばれる
可変入賞手段(開閉式入賞手段)等を備え、図柄始動手
段が遊技球を検出することを条件に、当たり外れに関す
る抽選が行われ、表示手段の複数個の特別図柄が所定変
動時間だけ変動し、その変動後の停止図柄が、抽選によ
り決定した当たりに相当する特定図柄態様(所謂、大当
たりの図柄態様)を表示したときに、可変入賞手段が所
定条件に基づいて設定ラウンド数まで開閉動作を繰り返
し、遊技者に有利な特別遊技状態が発生するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 この種の弾球遊技機
においては、図柄始動手段へ遊技球が入賞する毎に、当
たり外れに関する抽選が行われ、入賞に伴って表示手段
の複数個の特別図柄が変動表示された後、抽選結果が当
たりの場合には、30〜40秒の変動状態を経て、「7
77」等の大当たり図柄態様で変動停止し、その後に遊
技者に有利な利益状態が発生するだけなので、単調であ
り、遊技者のゲームに対する興趣を損なうという問題が
ある。本発明の目的は利益状態に趣向を凝らすことがで
きるようにすること、弾球遊技の趣を充実できるように
すること、等である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、遊技盤の遊技領域に設けられ且つ遊技球が入賞し易
い開状態と閉状態とに切換え可能な可変入賞手段と、こ
の可変入賞手段を開状態にさせて遊技者に有利な利益状
態を発生させる利益状態発生手段とを備えた弾球遊技機
において、利益状態発生手段は、第1の利益状態を発生
させる第1利益状態発生手段と、第1の利益状態とは異
なる第2の利益状態を発生させる第2利益状態発生手段
とを備えたものである。
【0005】遊技盤の遊技領域に可変入賞手段が設けら
れており、利益状態発生手段はこの可変入賞手段を開状
態にさせることで、遊技者に有利な利益状態を発生させ
る。ところで、その利益状態には、第1利益状態発生手
段で発生する第1の利益状態と、第2利益状態発生手段
で発生する第2の利益状態とが有り、これら第1の利益
状態と第2の利益状態とは異なっているため、遊技者は
第1の利益状態の発生により弾球遊技を楽しむだけでな
く、第2の利益状態の発生により弾球遊技を楽しむこと
ができる。
【0006】請求項2の弾球遊技機は、請求項1におい
て、図柄始動手段と、この図柄始動手段が遊技球を検出
することを条件に遊技図柄を変動表示する図柄表示手段
とを備え、変動後に停止した遊技図柄が特定の図柄態様
となることを条件に第1利益状態発生手段が作動するも
のである。この場合、遊技球が図柄始動手段に入賞し、
図柄始動手段への遊技球の入賞が検出された場合、図柄
表示手段の遊技図柄が変動表示され、変動後の停止した
遊技図柄が特定の図柄態様の場合、遊技者は第1の利益
状態の発生により弾球遊技を楽しむことができる。
【0007】請求項3の弾球遊技機は、請求項1又は2
において、前記遊技領域に設けられた特別入賞手段と、
特別入賞手段に遊技球が入賞することを条件として第2
利益状態発生手段が作動するものである。この場合、遊
技球が特別入賞手段に入賞し、特別入賞手段への遊技球
の入賞が検出された場合、遊技者は第2の利益状態の発
生により弾球遊技を楽しむことができる。
【0008】請求項4の弾球遊技機は、請求項1〜3の
何れかにおいて、前記第1利益状態発生手段により可変
入賞手段を開閉させる開閉パターンと、第2利益状態発
生手段により可変入賞手段を開閉させる開閉パターンと
は異なるものである。この場合、遊技者は、変化のある
遊技を楽しむことができる。
【0009】請求項5の弾球遊技機は、請求項1〜4の
何れかにおいて、前記図柄始動手段と特別入賞手段とを
1つの入賞振り分け装置内に設けたものである。この場
合、遊技球が入賞振り分け装置内に導入された場合、図
柄始動手段と特別入賞手段との何れに入賞するのかを振
り分けることができ、ゲーム性が向上する。
【0010】請求項6の弾球遊技機は、請求項5におい
て、前記入賞振り分け装置は、遊技球を導入する導入口
と、低く形成された中央部に複数の振り分け穴を設けた
平面視円形の円形凹部と、導入口に流入した遊技球を円
形凹部に案内する案内通路とを備え、案内通路により案
内された遊技球が円形凹部の外周に沿って転動した後、
何れかの振り分け穴に落下するように構成されたもので
ある。この場合、遊技球は、先ず導入口から導入された
後、案内通路により案内されて円形凹部の外周に沿っ
て、ルーレットのように複数回転動してから、複数の振
り分け穴うちの何れかに落下する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0012】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と発射用の遊技球28を貯留する球受け皿8の前面
板(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されている。前枠
4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊
技球28を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハン
ドル11とが設けられている。
【0013】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した
回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球28
を発射させる発射モータ13(図3,図4参照)などを
備えている。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機
1に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられ、
この操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表
示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球
28の球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技
終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cと
が設けられている。
【0014】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、センターケース24と、そのセンターケ
ース24内に設けられたカラーの液晶ディスプレイ16
と、所謂クルーンと呼ばれるタイプの入賞振り分け装置
17と、可変入賞手段(開閉式入賞手段)18と、複数
の普通入賞手段19と、2つの作動口(通過口又はゲー
ト)20と、電動チューリップ29等が夫々所定の位置
に配設されている。
【0015】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画、吹き
出しの動作などを演出表示する演出表示機能を有し、更
に、3つの遊技図柄からなる特別遊技図柄を変動表示す
る特別図柄表示手段22として機能するとともに、2つ
の遊技図柄からなる普通遊技図柄を変動表示する普通図
柄表示手段23として機能する表示手段21である。特
別図柄表示手段22は、例えば左右方向に並ぶ3個
(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、後
述する図柄始動手段25に遊技球28が入賞することを
条件に、図柄表示部22a〜22cに特別遊技図柄が所
定時間だけ変動表示(スクロール表示)される。
【0016】そして、各図柄表示部22a〜22cにお
いては、入賞振り分け装置17内に設けられた図柄始動
手段25への遊技球28の入賞タイミングに応じた抽選
結果に基づいて決定される図柄態様で停止する。普通図
柄表示手段23は、例えば表示手段21の右下部に、左
右方向に並ぶ2個(左、右)の図柄表示部23a,23
bを有し、作動口20を通過した遊技球28を検出した
とき、各図柄表示部23a,23bに普通遊技図柄を所
定時間だけ変動表示し、遊技球28の作動口20通過時
点において抽選された抽選用数値により決定される図柄
態様を表示して停止するようになっている。
【0017】次に、液晶ディスプレイ16の直ぐ下側に
設けられた入賞振り分け装置17について、図5に基づ
いて説明する。この入賞振り分け装置17は、遊技盤5
よりも前方に突出する前側ケース17aと、遊技盤5の
後方に延び且つ前側ケース17aと一体化された後側ケ
ース17bと、これら両ケース17a,17bの内部に
設けられ、遊技球28を旋回させながら、図柄始動手段
25と特別入賞手段26と普通入賞手段27の何れかに
入賞させるように導入する導入口17cと、第1〜第5
案内通路17d〜17h等を備えている。
【0018】これら案内通路17d〜17hは、遊技盤
5に沿って落下してきた遊技球28を右方へ誘導する右
傾斜状の第1案内通路17dと、その第1案内通路17
dから転がり落ちてきた遊技球28を導入口17cを経
て導入後に左方へ誘導する左傾斜状の第2案内通路17
eと、この第2案内通路17eを転がり終えた遊技球2
8を後方(奥側)へ誘導する第3案内通路17fと、こ
の第3案内通路17fを転がり終えた遊技球28を右方
へ誘導する右傾斜状の第4案内通路17gと、この第4
案内通路17gを転がり終えた遊技球28を平面視にて
時計回りに旋回させながら前方(前側)に誘導する第5
案内通路17hと、この第5案内通路17hから前方に
転がり出た遊技球28を時計回りに旋回させるすり鉢状
に形成された円形凹部17i等からなっている。
【0019】この円形凹部17iは平面視円形であり、
その低く形成された中央部に3つの振り分け穴17o〜
17qが、略120°おきの三等分位置に夫々形成され
ている。ここで、振り分け穴17pとこれに入賞した遊
技球28を検出する検出センサ(図示略)等で図柄始動
手段25が構成され、振り分け穴17qとこれに入賞し
た遊技球28を検出する検出センサ(図示略)等で特別
入賞手段26が構成され、振り分け穴17oとこれに入
賞した遊技球28を検出する検出センサ(図示略)等で
普通入賞手段27が構成されている。そして、これら振
り分け穴17o〜17qの何れかに入賞した遊技球28
は遊技盤5の裏側の入賞球排出樋(図示略)に案内され
るようになっている。
【0020】それ故、図柄始動手段25に入賞した遊技
球28は遊技盤5の後側に移動して検出センサにより入
賞が検出されるとともに、特別入賞手段26に入賞した
遊技球28は遊技盤5の後側に移動して検出センサによ
り入賞が検出され、更に、普通入賞手段27に入賞した
遊技球28は遊技盤5の後側に移動して検出センサによ
り入賞が検出される。遊技球28が図柄始動手段25に
入賞した場合、特別図柄表示手段22に有する図柄表示
部22a〜22cの特別遊技図柄が変動表示される。ま
た、遊技球28が特別入賞手段26に入賞した場合、後
述する可変入賞手段18の開閉板18aが微小時間(例
えば、約0.8 秒間)だけ開閉される。
【0021】可変入賞手段18は前方に開閉可能な矩形
状の開閉板18aを備え、その内部に特定入賞領域18
bと普通入賞領域18cとが並設され、通常、開閉板1
8aは閉じた状態である。しかし、遊技球28が特別入
賞手段26に入賞した場合に、この開閉板18aが微小
時間だけ1回開閉され、この開状態時に遊技球28が特
定入賞領域18bに入賞した場合、第2利益状態が発生
する。この第2利益状態が発生した場合、図6に示すよ
うに、開閉板18aを所定時間(例えば、約1.5 秒) だ
け開いて閉じる開閉動作を所定回(例えば、18回)行
う第2開閉パターンによる特別遊技ラウンドSYRが、
最大所定ラウンド(例えば、15ラウンド15SYR)
まで継続される。
【0022】即ち、この第2利益状態開始時から所定時
間(例えば、約28秒)経過するか、又は可変入賞手段
18に所定個(例えば、10個)の遊技球28が普通入
賞領域18cに入賞することを条件に、今回の特別遊技
ラウンドSYR、つまり第2利益状態が終了する。しか
し、今回の特別遊技ラウンドSYRの途中で遊技球28
が特定入賞領域18bに入賞した場合には、第2種のパ
チンコ機と同様に、その時点で今回の特別遊技ラウンド
SYRが終了することになるが、第2利益状態が継続さ
れ、遊技者に多大の利益が還元されるようになってい
る。
【0023】ところで、入賞振り分け装置17の図柄始
動手段25に遊技球28が入賞し、図柄表示部22a〜
22cの特別遊技図柄が所定時間だけ変動表示した後、
図柄態様が「777」、「444」等の特定態様である
大当たり図柄態様で確定停止した場合、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始される。この特別遊技にお
いては、開閉板18aが前方開放状に切換えられて遊技
者に有利な第1利益状態が発生し、遊技球28が特定入
賞領域18bを通過することを条件に、特別遊技ラウン
ドSYRが最大所定ラウンド(例えば、15ラウンド1
5SYR)まで継続可能である。
【0024】この第1利益状態が発生した場合、図6に
示すように、特別遊技ラウンドSYRが開始されて可変
入賞手段18の開閉板18aが前方に開放された後、所
定時間(例えば、約28秒)が経過し、又は所定数(例
えば10個)の遊技球28が入賞してその特別遊技ラウ
ンドSYRの終了に伴って開閉板18aが閉じるとき
に、遊技球28が特定入賞領域18bを通過していない
ときにその特別遊技ラウンドSYR、つまり第1利益状
態が終了するが、特定入賞領域18bを通過していれば
最大所定回数まで特別遊技ラウンドSYRが継続され、
遊技者に多大の利益が還元されるようになっている。
【0025】それ故、この第1利益状態においては、各
特別遊技ラウンドSYRが終了するときに閉状態に切換
えられる以外の特別遊技ラウンドSYR中では、開状態
に切換えられる。これを第1開閉パターンとする。
【0026】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続さ
れた払出し球誘導路36が設けられている。払出し手段
35から払出された遊技球28は払出し球誘導路36を
経由して球受け皿8に払出される。
【0027】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球28を排出する入賞球排出樋(図
示略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装
着された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設
され、その前側に図柄制御基板40が配設されている。
主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基
板ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けら
れ、この基板ケース41aに隣接する基板ケース41b
の内部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0028】これら基板ケース41a,41bの下側で
裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、
電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられてい
る。更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース
47の内部には、発射制御基板48が設けられている。
これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,
48は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基板4
5と発射制御基板48を除くその他の制御基板39,4
0,42,43,46には、CPUとROMやRAM等
を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュー
タ(図示略)が夫々設けられている。
【0029】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
普通遊技図柄や特別遊技図柄の図柄停止に関する不正を
確実に防止できるとともに、後述する主制御手段50の
制御負荷を格段に軽減でき、制御コマンドの送信制御を
格段に簡単化することができる。
【0030】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は、前述したマイクロコンピュー
タ及びROMに格納した種々の制御プログラム等によ
り、これらの手段50〜57、60〜63、70、7
1、73、75で達成される。
【0031】主制御基板39上に構成された主制御手段
50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊技球
検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる遊技盤5
の遊技制御を主として司るとともに、後述する図柄制御
手段60、払出し制御手段70、ランプ制御手段71、
サウンド制御手段73等に必要に応じて制御コマンドを
送信出力する。図柄制御基板40上に構成された図柄制
御手段60は、主制御手段50から送信されてくる図柄
制御コマンドに基づいて、各図柄表示部23a,23b
の普通遊技図柄を変動制御し、指示された普通遊技図柄
態様を表示するように変動停止を制御する。
【0032】図柄制御手段60は、更に、受信した図柄
制御コマンドに基づいて、各図柄表示部22a〜22c
の特別遊技図柄を変動制御し、指示された特別図柄態様
を表示するように変動停止を制御したり、液晶ディスプ
レイ16に演出表示させる演出表示制御を実行する。払
出し制御基板46上に構成された払出し制御手段70
は、主制御手段50から払出し制御コマンドを受信し、
払出し手段35による遊技機の払出し制御を司る。ラン
プ制御基板42上に構成されたランプ制御手段71は、
主制御手段50からランプ制御コマンドを受信し、遊技
盤5等に設けられた多数の装飾用ランプや演出用ランプ
等を含むランプ群72の点灯制御を司る。
【0033】サウンド制御基板43上に構成されたサウ
ンド制御手段73は、主制御手段50からサウンド制御
コマンドを受信し、球受け皿8の裏側に設けられたスピ
ーカ74に対する各種の音響効果音の為のサウンド出力
制御を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御
手段75は、発射モータ13を駆動して遊技球28の発
射制御を司る。
【0034】主制御手段50は、利益状態を発生させる
か否かを抽選する抽選手段51と、利益状態判定手段5
2と、第1及び第2利益状態発生手段53,54と、確
率変動手段55と、図柄決定手段56と、コマンド送信
手段57等を備えている。抽選手段51は、抽選用カウ
ンタを用いて微小な更新周期(例えば、約2msec周期)
で抽選用数値を所定の範囲(例えば、0〜299)で更
新し、特別遊技図柄に関して、図柄始動手段25に遊技
球28が入賞したときの数値を抽出することにより、当
たり外れに関する抽選を行なうとともに、確率変動型大
当たりか否かについても抽選する。
【0035】抽選手段51は、更に、普通遊技図柄に関
しても作動口20を遊技球28が通過したときの数値を
抽選する。このように、抽選手段51は遊技動作、つま
り遊技態様や遊技球28の挙動に応じて利益状態に関す
る抽選を行う。利益状態判定手段52は、図柄始動手段
25や作動口20に遊技球28が入賞したときに抽選手
段51から供給される抽選された数値に基づいて、特別
遊技図柄に関して「大当り」又は「外れ(外れリーチを
含む)」の何れであるかを判定するとともに、確率変動
型大当たりに関しても判定し、更に普通遊技図柄に関し
ても「当り」又は「外れ」の何れであるかを判定する。
【0036】第1利益状態発生手段53は、利益状態判
定手段52から大当たりの判定結果を受ける、若しく
は、特別図柄表示手段22の変動後の停止図柄が大当た
り図柄となることを条件に、図6で説明したように、遊
技制御に含まれる所定の利益状態発生ルーチンにより可
変入賞手段18の開閉板18aを各特別遊技ラウンドS
YR毎に第1開閉パターンに基づいて作動させて、最高
で15ラウンドまでの特別遊技を実行、つまり第1利益
状態を発生するとともに、利益状態判定手段52から確
率変動型大当たりの判定結果を受けた場合、確率変動手
段55に高確率状態を設定するように指令し、遊技者に
利益状態を与える。
【0037】第2利益状態発生手段54は、特別入賞手
段26に遊技球28が入賞した場合に、図6で説明した
ように、遊技制御に含まれる所定の利益状態発生ルーチ
ンにより、可変入賞手段18の開閉板18aが約0.8 秒
間だけ開閉され、この開閉動作中に遊技球28が特定入
賞領域18bに入賞した場合、開閉板18aを前述した
第2開閉パターンで行われる特別遊技ラウンドSYR
が、最大所定ラウンド(例えば、15ラウンド15SY
R)までの特別遊技を実行、つまり第2利益状態を発生
する。
【0038】確率変動手段55は、第1利益状態発生手
段53から高確率である利益状態とするように指令され
た場合に、確率変動モードを設定し、次回或いは次々回
の大当たり迄、或いは所定回数図柄が変動する迄、利益
状態判定手段52による大当たり判定に際して大当たり
とする特定数値の数を通常のときよりも多くし、大当た
り確率を高くするように利益状態判定手段52に指令す
る。ところで、普通遊技図柄が「当たり」の場合には、
第1利益状態発生手段53により、電動チューリップ2
9に有する1対の開閉爪29aの開放時間が延長されて
入賞し易くなり、遊技者に有利な利益状態が付与され
る。ここで、第1利益状態発生手段53により、入賞振
り分け装置17に遊技球28を導入する導入口17cを
拡大するようにしてもよい。
【0039】図柄決定手段56は、利益状態判定手段5
2からの判定結果に応じて、所定の抽選プログラムによ
り、普通遊技図柄に関して、「当たり」のときには当た
り普通遊技図柄及び普通図柄変動パターンを抽選により
決定するとともに、「外れ」のときには外れ普通遊技図
柄及び普通図柄変動パターンを抽選により決定する。図
柄決定手段56は、更に、特別遊技図柄や演出表示に関
して、「大当たり」のときには大当たりの特定図柄及び
特別図柄変動パターンを抽選により決定するとともに、
「外れ」のときには外れ特別遊技図柄及び特別図柄変動
パターンを抽選により決定する。
【0040】コマンド送信手段57は、図柄決定手段5
6で決定された変動パターンに基づいて、図柄制御手段
60に対して、普通遊技図柄や特別遊技図柄の為の変動
パターンを指定する制御コマンド及び変動パターン指定
コードと停止図柄と変動停止コマンドとを送信出力する
だけでなく、払出し制御手段70とランプ制御手段71
とサウンド制御手段73等に対して、必要に応じてその
図柄変動に伴う種々の制御コマンドを送信する。
【0041】図柄制御手段60は、普通図柄表示手段2
3を制御する普通図柄制御手段61と、特別図柄表示手
段22を制御する特別図柄制御手段62と、変動パター
ン記憶手段63等を有し,コマンド送信手段57から送
信される図柄制御コマンドを受信し、受信した図柄制御
コマンドを解析する。そして、普通図柄表示手段23に
より各図柄表示部23a,23bにおける普通図柄変動
が制御され、特別図柄制御手段62により各図柄表示部
22a〜22cにおける特別図柄変動が制御される。
【0042】変動パターン記憶手段63には、複数の変
動パターン番号の各々に普通遊技図柄や特別遊技図柄の
動作内容(変動時間を含む)を対応づけて記憶されてい
る。この場合、変動パターン記憶手段63には、各種の
キャラクタや背景により演出表示する演出パターンのパ
ターン情報も記憶しているものとする。ここで、主制御
基板39に設けられたマイクロコンピュータ及びそのR
OMに有する主制御プログラム等により主制御手段50
が構成され、図柄制御基板40に設けられたマイクロコ
ンピュータ及びそのROMに有する図柄変動制御プログ
ラム等により図柄制御手段60が構成されている。ま
た、表示手段21と図柄制御手段60等により図柄表示
手段が構成されている。
【0043】次に、第1利益状態発生手段53により実
行される第1利益状態発生制御について、図6を参照し
て図8のフローチャートに基づいて説明する。但し、図
中符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステッ
プである。発射ハンドル11の操作により遊技領域5a
に発射された遊技球28が入賞振り分け装置17に導入
され、第1〜第5案内通路17d〜17hを経て円形凹
部17iの図柄始動手段25に遊技球28が入賞した場
合に、図柄表示部22a〜22cの特別遊技図柄が変動
開始され、変動後に停止した確定図柄態様が「777」
等の特定態様であって、所謂「大当たり」と称する特別
遊技が開始される場合に、第1種のパチンコ機のような
第1利益状態の為の制御が実行される。
【0044】この制御が開始されると、先ず特別遊技ラ
ウンド数RNとして初期値「1」がセットされ(S1
1)、入賞球数のカウント値PNがクリアされ(S1
2)、更に、ソフト的なタイマTが初期化される(S1
3)。次に、可変入賞手段18の開閉板18aが開状態
に切換えられ(S14)、タイマTによる計時動作が開始
される(S15)。このように、第1開閉パターンによる
第1利益状態の第1特別遊技ラウンド1SYRが開始さ
れ、遊技球28が入賞するまで、特定入賞領域18bに
入賞か否か(S16)、普通入賞領域18cに入賞か否か
(S19)、28秒が経過したか否か(S20)、が繰り返
して実行される。
【0045】遊技球28が特定入賞領域18bに入賞し
た場合(S16:Yes )、第1利益状態の継続が可能にな
る。即ち、遊技球28の入賞検出により入賞球数PNが
1つインクリメントされ(S17)、継続フラグCFがセ
ットされ(S18)、この時点において次の特別遊技ラウ
ンドSYRに継続可能な状態となる。次に、入賞球数P
Nが「10個」に達していない場合、つまりその特別遊
技ラウンドSYRを続けて実行可能な場合には(S22:
No)、S16以降が実行される。
【0046】ところで、例えば、それ以降において遊技
球28の何れの入賞領域18b,18cへの入賞が検出
されないで、入賞球数PNが「10個」に達する前に、
先に28秒が経過した場合、つまり今回の特別遊技ラウ
ンドSYRの終了条件が成立した場合(S20:Yes )、
継続フラグCFがセットされている場合には(S23:Ye
s )、特別遊技ラウンド数RNが1つインクリメントさ
れ(S24)、特別遊技ラウンド数RNが最高の「15」
ラウンドに達していない場合には(S25:No)、継続フ
ラグCFがリセットされる(S27)。
【0047】次に、所定時間(例えば、1.5秒)だけ
可変入賞手段18が閉状態に切換えられた状態で待機
し、しかも所定時間経過したときに可変入賞手段18が
開状態に切換えられ(S28)、次の特別遊技ラウンド2
SYRに進んでS12以降が実行される。しかし、普通入
賞領域18cに遊技球28が入賞した場合には(S19:
Yes )、遊技球28の入賞検出により入賞球数PNが1
つインクリメントされ(S21)、入賞球数PNが「1
0」に達した場合、つまり今回の特別遊技ラウンドSY
Rの終了条件が成立した場合には(S22:Yes )、S23
以降が実行され、この特別遊技ラウンドSYRを終了す
る。
【0048】ところで、図6に示すように、継続フラグ
CFがセットされていることを条件として、第2特別遊
技ラウンド2SYR、第3特別遊技ラウンド3SYR、
・・・・第15特別遊技ラウンド15SYRまで進み、
特別遊技ラウンド数RNが「15」に達している場合に
は(S25:Yes )、可変入賞手段18の開閉板18aが
閉状態に切換えられ(S26)、この制御を終了してメイ
ンルーチンにリターンする。
【0049】次に、第2利益状態発生手段54により実
行される第2利益状態発生制御について、図6を参照し
て図9のフローチャートに基づいて説明する。入賞振り
分け装置17に導入され、第1〜第5案内通路17d〜
17hを経て円形凹部17iの特別入賞手段26に遊技
球28が入賞した場合、可変入賞手段18の開閉板18
aが約0.8 秒間だけ開閉されるので、この開閉動作中に
遊技球28が特定入賞領域18bに入賞した場合に、こ
の制御が実行される。
【0050】S31〜S33においては前述したS11〜S13
と同様に実行された後、可変入賞手段18は、図6の第
2利益状態に示すように、開閉板18aが第2開閉パタ
ーンで開閉される。次に、タイマTによる計時動作が開
始される(S35)。このように、第2利益状態の第1特
別遊技ラウンド1SYRが開始され、遊技球28が入賞
するまで、特定入賞領域18bに入賞か否か(S36)、
普通入賞領域18cに入賞か否か(S38)、28秒が経
過したか否か(S39)、が繰り返して実行される。
【0051】普通入賞領域18cに遊技球28が入賞し
た場合には(S38:Yes )、遊技球28の入賞検出によ
り入賞球数PNが1つインクリメントされ(S40)、入
賞球数PNが「10個」に達していない場合、つまりそ
の特別遊技ラウンドを続けて実行可能な場合には(S4
1:No)、S36以降が実行される。ところで、それ以降
において遊技球28の入賞が検出されないで、入賞球数
PNが「10個」に達する前に、先に28秒が経過した
場合、つまり今回の特別遊技ラウンドSYRの終了条件
が成立した場合(S39:Yes )、特別遊技ラウンド数R
Nが1つインクリメントされる(S42)。
【0052】次に、特別遊技ラウンド数RNが最高の
「15」ラウンドに達していない場合には(S43:N
o)、所定時間(例えば、1.5秒)だけ可変入賞手段
18が閉状態に切換えられた状態で待機し、しかも所定
時間経過したときに可変入賞手段18が開状態に切換え
られ(S45)、次の特別遊技ラウンド2SYRに進んで
S32以降が実行される。そして、遊技球28が特定入賞
領域18bに入賞した場合(S36:Yes )、第2種パチ
ンコ機のような利益状態が発生する。
【0053】即ち、遊技球28の入賞検出により入賞球
数PNが1つインクリメントされ(S37)、更に、特別
遊技ラウンド数RNが1つインクリメントされ(S4
2)、特別遊技ラウンド数RNが最高の「15」ラウン
ドに達していない場合には(S43:No)、S45を経て、
次の特別遊技ラウンド2SYRに進んでS32以降が実行
される。ところで、図6に示すように、特定入賞領域1
8bに入賞することを条件として、第2特別遊技ラウン
ド2SYR、第3特別遊技ラウンド3SYR、・・・・
第15特別遊技ラウンド15SYRまで進み、特別遊技
ラウンド数RNが「15」に達している場合には(S4
3:Yes )、可変入賞手段18の開閉板18aが閉状態
に切換えられ(S44)、この制御を終了する。
【0054】このように、遊技盤5の遊技領域5aに入
賞振り分け装置17を設け、この入賞振り分け装置17
に設けた図柄始動手段25(振り分け穴17p)が遊技
球28を検出することを条件に、特別表示手段22の図
柄表示部22a〜22cの特別遊技図柄が変動表示さ
れ、変動後に停止した遊技図柄が特定の図柄態様となる
ことを条件に第1利益状態発生手段53が作動して第1
の利益状態が発生するので、遊技者は第1の利益状態の
発生により、第1種のパチンコ機2本来の弾球遊技を楽
しむことができる。
【0055】また、入賞振り分け装置17に設けた特別
入賞手段26(振り分け穴17q)が遊技球28を検出
することを条件に、第2利益状態発生手段54が作動し
て第2の利益状態が発生するので、遊技者は第2の利益
状態の発生により、第2種のパチンコ機としての弾球遊
技を楽しむことができる。図柄始動手段25と特別入賞
手段26とを1つの入賞振り分け装置17内に設けたの
で、遊技球28が入賞振り分け装置17内に導入された
場合、図柄始動手段25と特別入賞手段26との何れに
入賞するのかを振り分けることができ、ゲーム性が向上
する。
【0056】更に、第1利益状態発生手段53により可
変入賞手段18を開閉させる第1開閉パターンと、第2
利益状態発生手段54により可変入賞手段18を開閉さ
せる第2開閉パターンとは異なるので、遊技者は、変化
のある遊技を楽しむことができる。
【0057】その入賞振り分け装置17においては、こ
れら案内通路17d〜17hにより案内された遊技球2
8が円形凹部17iの外周に沿って転動した後、何れか
の振り分け穴17o〜17qに落下するように構成され
たので、遊技球28が導入口17iと案内通路17d〜
17hを経て円形凹部17iの複数の振り分け穴17o
〜17qの何れかに落下することで、図柄始動手段25
に入賞するのか、或いは特別入賞手段26に入賞するの
かを決定できるので、ゲーム性が向上する。
【0058】前記実施形態の変更形態について説明す
る。 1〕入賞振り分け装置17は、実施形態のものに限られ
るものではなく、振り分け穴をより多く設けたもの等、
各種々の入賞振り分け装置であってもよい。 2〕入賞振り分け装置17を設けることなく、図柄始動
手段25と特別入賞手段26とを、遊技領域5aの別個
の位置に夫々設けるようにしてもよい。 3〕第1利益状態発生手段53により開状態に切換えら
れる可変入賞手段と、第2利益状態発生手段54により
開状態に切換えられる可変入賞手段とを夫々専用に設け
るようにしてもよい。
【0059】4〕特別入賞手段26を複数設けて、これ
ら複数の特別入賞手段26の何れかに入賞した場合、可
変入賞手段18を、2回又は3回等、複数回開閉するよ
うにしてもよい。 5〕特定入賞領域18bへの遊技球28の入賞を阻止す
るシャッタ板を設け、遊技球28が特定入賞領域18b
に入賞した場合、直ぐに特定入賞領域18bをシャッタ
板で塞ぎ、それ以降において遊技球28が特定入賞領域
18bに入賞しないように構成してもよい。
【0060】6〕第1利益状態と第2利益状態における
最高の特別遊技ラウンドを、15ラウンドよりも多く又
は少なく設定したり、1ラウンドを終了する遊技球28
の所定数を10個よりも多く又は少なく設定するように
してもよい。この場合、第1利益状態と第2利益状態に
おける最高継続ラウンドを決定する抽選手段及び判定用
図柄を設けてもよい。
【0061】7〕第1利益状態が開始される場合、又は
第2利益状態が開始される場合に、その利益状態の開始
をスピーカ74から発する音声又はサウンドにより遊技
者に識別可能に報知するようにしてもよい。 8〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、パチンコ機に限らず、遊技球やコイン等
の各種の賞媒体を用いるアレンジボール機、雀球機等の
種々の弾球遊技機に本発明を適用することが可能であ
る。
【0062】
【発明の効果】 請求項1の発明によれは、開状態と閉
状態とに切換え可能な可変入賞手段と、利益状態発生手
段とを備え、利益状態発生手段は、第1の利益状態を発
生させる第1利益状態発生手段と、第1の利益状態とは
異なる第2の利益状態を発生させる第2利益状態発生手
段とを備えたので、遊技者は第1の利益状態の発生によ
り弾球遊技を楽しむことができるだけでなく、第2の利
益状態の発生により弾球遊技を楽しむことができ、利益
状態に趣向を凝らすことができ、しかも弾球遊技の趣を
充実できる。
【0063】請求項2の発明によれば、図柄始動手段
と、この図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に
遊技図柄を変動表示する図柄表示手段とを備え、変動後
に停止した遊技図柄が特定の図柄態様となることを条件
に第1利益状態発生手段が作動するので、遊技球が図柄
始動手段に入賞し、図柄始動手段への遊技球の入賞が検
出された場合、図柄表示手段の遊技図柄が変動表示さ
れ、変動後の停止した遊技図柄が特定の図柄態様の場
合、遊技者は第1の利益状態の発生により弾球遊技を楽
しむことができる。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
【0064】請求項3の発明によれば、前記遊技領域に
設けられた特別入賞手段と、特別入賞手段に遊技球が入
賞することを条件として第2利益状態発生手段が作動す
るので、遊技球が特別入賞手段に入賞し、特別入賞手段
への遊技球の入賞が検出された場合、遊技者は第2の利
益状態の発生により弾球遊技を楽しむことができる。そ
の他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0065】請求項4の発明によれば、前記第1利益状
態発生手段により可変入賞手段を開閉させる開閉パター
ンと、第2利益状態発生手段により可変入賞手段を開閉
させる開閉パターンとは異なるので、遊技者は、変化の
ある遊技を楽しむことができる。その他請求項1〜3の
何れかと同様の効果を奏する。
【0066】請求項5の発明によれば、前記図柄始動手
段と特別入賞手段とを1つの入賞振り分け装置内に設け
たので、遊技球が入賞振り分け装置内に導入された場
合、図柄始動手段と特別入賞手段との何れに入賞するの
かを振り分けることができ、ゲーム性が向上する。その
他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
【0067】請求項6の発明によれば、前記入賞振り分
け装置は、遊技球を導入する導入口と、低く形成された
中央部に複数の振り分け穴を設けた平面視円形の円形凹
部と、導入口に流入した遊技球を円形凹部に案内する案
内通路とを備え、案内通路により案内された遊技球が円
形凹部の外周に沿って転動した後、何れかの振り分け穴
に落下するように構成されたので、遊技球が導入口と案
内通路を経て円形凹部の複数の振り分け穴の何れかに落
下することで、図柄始動手段に入賞するのか、或いは特
別入賞手段に入賞するのかを決定できるので、ゲーム性
が向上する。その他請求項5と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】入賞振り分け装置の斜視図である。
【図6】第1利益状態と第2利益状態における特別遊技
ラウンドを説明する説明図である。
【図7】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図8】第1利益状態発生制御のフローチャートであ
る。
【図9】第2利益状態発生制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 5 遊技盤 5a 遊技領域 16 液晶ディスプレイ 17 入賞振り分け装置 17c 導入口 17o〜17q 振り分け穴 17i 円形凹部 17d〜17h 案内通路 25 図柄始動手段 26 特別入賞手段 28 遊技球 53 第1利益状態発生手段 54 第2利益状態発生手段 60 図柄制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(5) の遊技領域(5a)に設けられ且
    つ遊技球(28)が入賞し易い開状態と閉状態とに切換え可
    能な可変入賞手段(18)と、この可変入賞手段(18)を開状
    態にさせて遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状
    態発生手段(53,54) とを備えた弾球遊技機において、 前記利益状態発生手段(53,54) は、第1の利益状態を発
    生させる第1利益状態発生手段(53)と、前記第1の利益
    状態とは異なる第2の利益状態を発生させる第2利益状
    態発生手段(54)とを備えたことを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 図柄始動手段(25)と、この図柄始動手段
    (25)が遊技球(28)を検出することを条件に遊技図柄を変
    動表示する図柄表示手段(21,60) とを備え、 変動後に停止した遊技図柄が特定の図柄態様となること
    を条件に前記第1利益状態発生手段(53)が作動すること
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技領域(5a)に設けられた特別入賞
    手段(26)と、特別入賞手段(26)に遊技球(28)が入賞する
    ことを条件として前記第2利益状態発生手段(54)が作動
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記第1利益状態発生手段(53)により可
    変入賞手段(18)を開閉させる開閉パターンと、前記第2
    利益状態発生手段(54)により可変入賞手段(18)を開閉さ
    せる開閉パターンとは異なることを特徴とする請求項1
    〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記図柄始動手段(25)と特別入賞手段(2
    6)とを1つの入賞振り分け装置(17)内に設けたことを特
    徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記入賞振り分け装置(17)は、遊技球(2
    8)を導入する導入口(17c) と、低く形成された中央部に
    複数の振り分け穴(17o〜17q)を設けた平面視円形の円形
    凹部(17i) と、前記導入口(17c) に流入した遊技球(28)
    を円形凹部(17i) に案内する案内通路(17d〜17h)とを備
    え、案内通路(17d〜17h)により案内された遊技球(28)が
    円形凹部(17i) の外周に沿って転動した後、何れかの振
    り分け穴(17o〜17q)に落下するように構成されたことを
    特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
JP2001144746A 2001-05-15 2001-05-15 弾球遊技機 Pending JP2002336453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144746A JP2002336453A (ja) 2001-05-15 2001-05-15 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144746A JP2002336453A (ja) 2001-05-15 2001-05-15 弾球遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002336453A true JP2002336453A (ja) 2002-11-26

Family

ID=18990650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001144746A Pending JP2002336453A (ja) 2001-05-15 2001-05-15 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002336453A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051180A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007185436A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Samii Kk 遊技機
JP2008067985A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Heiwa Corp 入賞装置及び遊技機
JP2014117359A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Heiwa Corp 遊技機
JP2017176556A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051180A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Samii Kk 弾球遊技機
JP4702733B2 (ja) * 2004-08-11 2011-06-15 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2007185436A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Samii Kk 遊技機
JP2008067985A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Heiwa Corp 入賞装置及び遊技機
JP2014117359A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Heiwa Corp 遊技機
JP2017176556A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3770501B2 (ja) 遊技機
JP4994763B2 (ja) 遊技機および遊技用プログラム
JP2004290487A (ja) 弾球遊技機
JP2006334022A (ja) 遊技機
JP2002369921A (ja) 弾球遊技機
JP2007202705A (ja) 遊技機および遊技用プログラム
JP2003205100A (ja) 弾球遊技機
JP2003135712A (ja) 弾球遊技機
JP2002336453A (ja) 弾球遊技機
JP2007215606A (ja) 遊技機および遊技用プログラム
JP2002346129A (ja) 弾球遊技機
JP4699938B2 (ja) 遊技機及び遊技用プログラム
JP2003000848A (ja) 弾球遊技機
JP2002159675A (ja) 弾球遊技機
JP2001145735A (ja) 弾球遊技機
JPH10165628A (ja) 遊技機
JP2003111900A (ja) 遊技機
JP3928920B2 (ja) 弾球遊技機
JP2002360840A (ja) 弾球遊技機
JP2007075282A (ja) 遊技機
JP3998919B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001046634A (ja) 弾球遊技機
JP2002000840A (ja) 遊技機およびゲームプログラムが記録された記録媒体
JP2003052948A (ja) 弾球遊技機
JP2002315911A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080306