JP2002159675A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002159675A
JP2002159675A JP2000360651A JP2000360651A JP2002159675A JP 2002159675 A JP2002159675 A JP 2002159675A JP 2000360651 A JP2000360651 A JP 2000360651A JP 2000360651 A JP2000360651 A JP 2000360651A JP 2002159675 A JP2002159675 A JP 2002159675A
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JP2000360651A
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English (en)
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Masaru Hibino
勝 日比野
Sukemitsu Oomaki
祐光 大巻
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数組の図柄群表示により遊技性を高めるよ
うにすること、リーチ状態から大当たりに発展する期待
感を増大できるようにすること、大当たりの信頼度を高
めるようにすること。 【解決手段】 3つの図柄を横1列状に並べた横向き姿
勢の1組の図柄群80が変動開始され、左図柄が「2」
で停止(図9(a))し、その後に右図柄が「2」で停
止(図9(b))して、リーチ状態に発展する。このと
き、相互に関連のない図柄「2」によるリーチ状態の横
向き第1図柄群81と、図柄「7」によるリーチ状態の
横向き第2図柄群82とからなる2組の図柄群表示に切
換えられる(図9(c))。第1図柄群81の中図柄が
「1」で停止して「外れ」が決定(図9(d))して
も、第2図柄群82はリーチ状態で変動表示している。
第2図柄群82の「大当たり」が決定(図9(e))
し、大当たりした図柄「777」が大きく表示される
(図9(f))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に図柄変動が開始してから停止するまでの変動途
中で発生するリーチ状態での演出効果を高めるようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、遊技盤の中央部にカラー液晶ディスプレイから
なる図柄表示手段が設けられ、遊技球が図柄始動手段に
入賞した場合、その図柄表示手段に設けられた左右方向
に並ぶ3つの図柄表示部において図柄が変動表示(スク
ロール表示)され、図柄始動手段への遊技球の入賞タイ
ミングに応じた抽選結果に基づいて決定される当たり又
は外れの図柄パターンで変動停止する。
【0003】その図柄の変動中においては、ガラス扉の
上部や遊技盤に設けられた複数のカラフルな装飾用ラン
プが点灯又は点滅表示され、遊技者に刺激と興奮を与え
るとともに、電飾効果を高め、遊技者による弾球遊技を
盛り上げるようになっている。特に、リーチ状態になっ
たときや大当たりになったときには、スピーカによる音
響効果も加わって、弾球遊技を大いに盛り上げるように
なっている。ところで、最近、図柄表示手段に多数の表
示部を設け、これら複数の表示部の各々に図柄を変動表
示するようにした弾球遊技機が種々提案されている。
【0004】例えば、特開平10−249008号公報
に記載の遊技機は、液晶ディスプレイに3列×3行から
なるマトリックス状の9つの図柄表示部を設け、これら
9つの図柄表示部の各々において図柄が変動表示された
後、先ず左列上段と右列下段の2つの図柄表示部の第1
図柄が変動停止し、その後に左列中段と中列上段及び下
段と右列中段の4つの図柄表示部の第2図柄が変動停止
し、次に左列下段と右列上段の2つの図柄表示部の第3
図柄が変動停止し、最終的に中列中段の1つの第4図柄
が変動停止するように図柄表示制御するようになってい
る。
【0005】この場合、9つの図柄表示部の横方向の3
本の横ラインと、縦方向の3本の縦ラインと、1対の対
角線である2本の斜めラインからなる8本のラインの何
れにおいて、3つの図柄の組合せが、「777」等の特
定態様となったとき、その特定態様を含むラインが有効
化され、大当たりが発生するようになっている。例え
ば、図14に示すように、可変表示装置116におい
て、2つの第1図柄として「7」で停止し、4つの第2
図柄として「5」と「7」とで停止し、2つの第3図柄
として「5」で停止した場合、左列中段LMの「5」と
右列中段RMの「5」により横ラインL1でリーチ状態
であり、中列上段CUの「7」と中列下段CDの「7」
により縦ラインL2でリーチ状態である。
【0006】更に、左列上段LUの「7」と右列下段R
Dの「7」により斜めラインL3でリーチ状態であり、
左列下段LDの「5」と右列上段RUの「5」により斜
めラインL4でリーチ状態である。それ故、最終的に中
列中段CMの1つの第4図柄として「5」で停止した場
合には、横ラインL1と斜めラインL4とで夫々大当た
りが発生し、その第4図柄として「7」で停止した場合
には、縦ラインL2と斜めラインL3とで夫々大当たり
が発生する。このように、リーチ状態が4つのラインで
成立しているため、第4図柄が停止するまで、遊技者に
よる弾球遊技が一層盛り上がるようにしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 図14に示すよう
に、4つのラインL1〜L4で夫々リーチ状態が成立し
ている場合、最終的に変動停止する中列中段CMの1つ
の第4図柄がこれら4つのラインL1〜L4に大いに影
響を及ぼすため、その第4図柄如何で、これらラインL
1〜L4が有効化されるか否かが決定される。それ故、
遊技者は大当たりに対する期待感が大きい反面、第4図
柄として「5」又は「7」以外の図柄で停止した場合に
は、リーチ状態である4つのラインL1〜L4の全てが
同時に無効化になり、大当たりに対する大きな期待感が
一瞬にして無くなり、期待が外れた衝撃も大きいという
問題がある。
【0008】更に、複数のラインでリーチ状態であって
も、中列中段の1つの第4図柄により複数ラインの無効
化が同時に決まるため、特定態様を期待できるラインが
8本も有るにも係わらず、遊技性に欠けるという問題が
ある。本発明の目的は、複数組の図柄群表示により遊技
性を高めるようにすること、リーチ状態から大当たりに
発展する期待感を増大できるようにすること、大当たり
の信頼度を高めるようにすること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、図柄始動手段と、図柄始動手段が遊技球を検出する
ことを条件として複数個の図柄を含む図柄群を変動表示
する図柄表示手段と、変動停止時の図柄群が特定態様と
なった場合に遊技者に有利な利益状態を発生する利益状
態発生手段を備えた弾球遊技機において、図柄表示手段
が、1組の図柄群を表示する第1表示モードと、複数組
の図柄群を表示する第2表示モードとに亙って切換え可
能に構成されたものである。
【0010】図柄表示手段により第1表示モードに切換
えられた場合、1組の図柄群が表示されるため、通常の
図柄変動と同様に、その図柄群に含まれる複数個の図柄
が変動表示され、変動停止時に図柄群が特定態様となっ
た場合には、利益状態発生手段により利益状態が発生す
る。図柄表示手段により第2表示モードに切換えられた
場合には、相互に関連性のない複数組の図柄群が表示さ
れるため、これら複数組の図柄群の各々において図柄変
動が行われ、各図柄群毎に当たり又は外れが決定する。
それ故、表示された複数組の図柄群により、図柄変動を
複数回楽しむことができ、遊技性が高まる。更に、表示
される図柄群が多い程、それに応じて信頼度が高くな
る。
【0011】請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明
において、前記図柄表示手段が、第2表示モードにおい
て複数組の図柄群を変動表示する場合には複数組の図柄
群を独立に又は同期して変動表示するものである。それ
故、複数組の図柄群を独立に変動表示する場合には、図
柄始動手段に1個の遊技球が入賞した場合でも、複数個
の遊技球が入賞したのと同様に、弾球遊技を複数回に亙
って楽しむことができる。複数組の図柄群を同期して変
動表示する場合には、これら図柄群のうちの1つが特定
態様となるような期待感を持つことができる。
【0012】請求項3の弾球遊技機は、請求項2の発明
において、前記第1表示モードにおいて表示される図柄
群は、第2表示モードにおいて表示される図柄群よりも
大きいものである。それ故、第1表示モードにおいて
は、1組の図柄群が大きく表示されるため、その図柄群
が見やすくなる。また、第2表示モードにおいて表示さ
れる複数組の図柄群の方が小さいため、図柄表示手段の
表示器が大型化することがない。
【0013】請求項4の弾球遊技機は、請求項2の発明
において、前記複数組の図柄群を独立に変動表示する場
合、少なくとも図柄変動の開始と停止が図柄群別に変動
制御されるものである。この場合、各図柄群毎に個別に
変動制御が行われていることが明確になり、リーチ状態
や大当たりに対する期待感を図柄群毎に持つことができ
る。
【0014】請求項5の弾球遊技機は、請求項2の発明
において、前記複数組の図柄群を同期させて変動表示す
る場合、少なくとも図柄変動の開始と停止が同期するよ
うに変動制御されるものである。この場合、複数組の図
柄群が一斉に変動開始し、その図柄変動が同時に停止す
るため、図柄の変動時間を複数組に亙って等しくするこ
とができる。
【0015】請求項6の弾球遊技機は、請求項1〜5の
何れかの発明において、前記図柄始動手段が遊技球を検
出したときに利益状態を発生させるか否かを抽選により
判定する抽選判定手段を設け、この抽選判定手段が利益
状態を発生させると判定した場合に、第1表示モードか
ら第2表示モードに切換えるものである。それ故、第2
表示モードに切換えられた場合、複数組の図柄群の何れ
かが、利益状態を発生させる特定態様となる可能性が高
いため、複数組の図柄群によりリーチ演出や大当たり演
出等の演出効果を高めることができる。
【0016】請求項7の弾球遊技機は、請求項6の発明
において、前記図柄表示手段が、第1表示モードから第
2表示モードに切換えた場合に複数組の図柄群の全てを
リーチ状態にして変動表示するものである。それ故、複
数組の図柄群の何れかが必ず大当たりになるという期待
感や遊技性を高めることができる。請求項8の弾球遊技
機は、請求項1〜7の何れかの発明において、前記図柄
表示手段が、第2表示モードにおいて図柄群毎に異なる
種類の図柄を変動表示するものである。この場合、図柄
群毎に図柄の種類が異なるため、図柄群を識別し易くな
り、しかも図柄群毎の図柄変動が分かり易くなる。
【0017】請求項9の弾球遊技機は、請求項1〜8の
何れかの発明において、前記図柄表示手段が、第2表示
モードにおいて変動表示する複数組の図柄群の各々が、
横1列状に又は縦1列状に並ぶ複数個の図柄からなるも
のである。図柄群に含まれる複数個の図柄を横1列状に
並べた場合には、複数個の図柄の変動状態が見やすく、
図柄表示手段の表示器の向きを横方向に長く配置でき
る。また、図柄群に含まれる複数個の図柄を縦1列状に
並べた場合には、図柄表示手段の表示器の向きを縦方向
に長く配置できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0019】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と球受け皿(上皿)8の前面板(図示略)とが夫々
開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、球受け
皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9
と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられてい
る。
【0020】発射手段10は、回動操作可能な発射ハン
ドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた
打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モー
タ13(図5参照)などを備えている。球受け皿8の右
部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操
作パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カ
ード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14
aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しス
イッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する
返却スイッチ14cとが設けられている。
【0021】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つの作動口(ゲート又は通過口)20等が夫々所定の
位置に配設されている。
【0022】液晶ディスプレイ16は、背景画像や各種
のキャラクタの動画などを表示する表示機能を有し、こ
の液晶ディスプレイ16には数字等の図柄を組合せた図
柄群を変動表示する図柄群表示手段21が設けられてい
る。図柄群表示手段21は、基本的には3個の図柄を横
1列に並べた1組の図柄群を変動表示可能になってい
る。この場合、図柄始動手段17に遊技球が入賞するこ
とを条件に、図柄群の各図柄が変動表示(スクロール表
示)される。そして、図柄始動手段17への遊技球の入
賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停
止図柄パターンで停止する。
【0023】ところで、図柄群表示手段21には、3個
の図柄を横1列に並べた図柄群として、2組(図9参
照)、3組(図11参照)〜10組(図12参照)の図
柄群が表示可能になっている。但し、各図柄群に有する
3つの図柄表示部においては、後述する図柄制御手段6
0により、数字「0」〜「9」までの10個の図柄を夫
々サイクリックに表示するようになっている。ここで、
液晶ディスプレイ16には、更に、2つの小型の普通図
柄を変動表示する普通図柄表示部が設けられているが、
ここではその説明を省略する。
【0024】図柄始動手段17は、開閉自在な左右1対
の開閉爪17aを備えた電動式チューリップであり、普
通図柄表示手段22の変動後に停止した普通図柄が当た
り図柄となった当たり発生時に、開閉爪17aが所定時
間だけ開放されて入賞し易くなる。開閉式入賞手段18
は前方に開放可能な開閉板18aを備え、図柄群表示手
段21の変動後に停止した特定図柄が「777」、「4
44」等の特定態様のとき、所謂「大当たり」と称する
特別遊技が開始され、開閉板18aが前方傾斜状に開放
される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域18
bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過したと
き、特別遊技が継続される。
【0025】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるとき
に、遊技球が特定領域18bを通過していないときに特
別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば
最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が継続さ
れ、遊技者に有利な利益状態に制御される。
【0026】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタ
ンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に
接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設け
られ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続さ
れた通路ユニット36が設けられている。払出し手段3
5から払出された遊技球は通路ユニット36の賞球払出
し通路を経由して球受け皿8に払出される。
【0027】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設さ
れ、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主
制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基板
ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、
この基板ケース41aに隣接する基板ケース41bの内
部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0028】これら基板ケース41a,41bの下側で
裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、
電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられてい
る。発射手段10の発射モータ13の後側に装着された
基板ケース47の内部には、発射制御基板48が設けら
れている。即ち、これら制御基板39〜40,42〜4
3,45〜46,48は夫々独立の基板で構成されてお
り、電源基板45と発射制御基板48を除く制御基板3
9,40,42,43,46には、CPUとROMやR
AM等を有する1チップ集積回路からなるマイクロコン
ピュータが夫々設けられている。
【0029】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、
図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主
制御手段50の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を
格段に簡単化することができる。
【0030】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ
等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御
手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊
技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる遊技
制御を主として司るとともに、後述する図柄制御手段6
0、払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウン
ド制御手段73等に必要に応じて制御コマンドを送信出
力する。
【0031】主制御基板39に設けられたマイコンのR
OMには、主に遊技盤5の遊技動作を制御するメインの
遊技制御プログラム等が格納されている。図柄制御基板
40上に構成された図柄制御手段60は、主制御手段5
0から送信されてくる図柄制御コマンドに基づいて、液
晶ディスプレイ16に種々の動画や背景画を表示させる
表示制御を実行したり、1組又は複数組の図柄群の図柄
を変動制御し、指定された図柄パターンで停止するよう
に制御する。払出し制御基板46上には払出し制御手段
70が構成され、この払出し制御手段70は主制御手段
50から払出し制御コマンドを受信し、払出し手段35
による遊技球の払出し制御を司る。
【0032】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマン
ドを受信し、遊技盤5やガラス扉6等に設けられた多数
の装飾ランプや演出用ランプを含むランプ群72の点灯
制御又は点滅制御を司る。サウンド制御基板43上に構
成されたサウンド制御手段73は、主制御手段50から
サウンド制御コマンドを受信し、スピーカ74に対する
各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司る。発射
制御基板48上に構成された発射制御手段75は、発射
モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司る。
【0033】主制御手段50は、抽選手段51と、判定
手段52と、利益状態発生手段53と、確率変動手段5
4と、図柄決定手段55と、コマンド送信手段56等を
備えている。抽選手段51は、抽選用カウンタを用いて
微小な更新周期(例えば、約2msec周期)で数値を所定
の範囲(例えば、0〜315)で更新し、図柄始動手段
17に遊技球が入賞したときの数値を抽出することによ
り、当たり外れに関する抽選を行なう。判定手段52
は、図柄始動手段17に遊技球が入賞したときに抽選手
段51から供給される抽選された数値に基づいて、「大
当り」又は「外れ(外れリーチを含む)」の何れである
かを判定する。ここで、これら抽選手段51と判定手段
52とで抽選判定手段が構成されている。
【0034】利益状態発生手段53は、判定手段52か
ら大当たりの判定結果を受ける、若しくは、図柄群表示
手段21により表示された図柄群の変動後の停止図柄が
大当たり図柄となることを条件に、遊技制御に含まれる
所定の利益状態発生ルーチンにより開閉式入賞手段18
の開閉板18aを前述したように作動させて、遊技者に
利益状態を与える。確率変動手段54は、判定手段52
から大当たりの判定結果を受けた場合に、その「大当た
り」が確率変動型大当たりのときに確率変動モードを設
定し、次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数
図柄が変動する迄、抽選手段51による抽選に際して大
当たりとする特定数値の数を通常のときよりも多くし、
大当たり確率を高くする。
【0035】図柄決定手段55は、判定手段52からの
判定結果に応じて、所定の抽選プログラムにより、複数
の図柄変動パターンのうちから、抽選用数値が「大当た
り」のときには大当たり変動パターンの何れかを、「外
れ」のときには外れ図柄の組合せの何れかを、「外れリ
ーチ」のときには外れリーチ図柄の何れかを、夫々抽選
により決定する。この場合、例えば、「大当たり」のと
きには8つの図柄変動パターン(No.1〜No.8) のうちの
何れかが適用され、「外れリーチ」のときには12の図
柄変動パターン(No.9〜No.20)のうちの何れかが適用さ
れ、「外れ」のときには10の図柄変動パターン(No.2
1 〜No.30)のうちの何れかが適用されるものとする。
【0036】コマンド送信手段56は、図柄決定手段5
5で決定された図柄変動パターンに基づいて、図柄制御
手段60と、払出し制御手段70と、ランプ制御手段7
1と、サウンド制御手段73等に、必要に応じて1つ又
は複数の制御コマンドを送信する。例えば、コマンド送
信手段56は図柄制御手段60に対して、図柄変動に際
して、変動開始を指示する図柄変動パターン指定コマン
ドと、左図柄指定コマンドと、右図柄指定コマンドと、
中図柄指定コマンドと、図柄停止コマンド等、一群の制
御コマンドを順次送信する。
【0037】図柄制御手段60には、図柄群表示手段2
1において1組又は複数組の図柄群を変動表示制御する
図柄群表示制御手段61と、1組の図柄群を表示する第
1表示モードから複数組の図柄群を表示する第2表示モ
ードに切換えるための選択率を図柄変動パターン番号
(No.1〜No.30)に対応して記憶した表示モード切換えテ
ーブル(図6参照)62と、第2表示モードで表示する
図柄群の表示数を抽選により決定する図柄群表示数テー
ブル63とが設けられている。
【0038】ここで、図柄群表示制御手段61は、第2
表示モードに切換えたときに表示する複数組の図柄群の
リーチ状態からの変動パターンを複数種類記憶してい
る。ここで、液晶ディスプレイ16に設けられた図柄群
表示手段21や図柄制御手段60等で図柄表示手段が構
成されている。表示モード切換えテーブル62において
は、「大当たり」の場合の図柄変動パターン「No.1〜N
o.8」における第2表示モードに切換える選択率が高く
設定され、「外れリーチ」の場合の図柄変動パターン
「No.9〜No.20 」における選択率は「大当たり」よりも
低く設定され、「外れ」の場合の図柄変動パターン「N
o.21 〜No.30 」における選択率は「外れリーチ」より
も低く設定されている。
【0039】それ故、図柄制御手段60は、コマンド送
信手段56から送信される一連の図柄制御コマンドを受
信して解析するとともに、解析により得られた制御コマ
ンドに基づいて、1組又は複数組の図柄群を変動制御す
る。次に、主制御手段50により実行される変動パター
ン決定制御について、図7のフローチャートに基づいて
説明する。但し、図中の符号Si(i=10,11,1
2・・・)は各ステップである。
【0040】図柄始動手段17に遊技球が入賞する毎
に、抽選手段51により当たり/外れに関する抽選が行
われ(S10)、その抽選された数値に基づいて判定手段
52により当たり又は外れの判定が行われる(S11)。
その判定の結果、大当たりのときには(S12:Yes )、
複数のリーチパターンのうちから1つのリーチパターン
が抽選で決定される(S13)。但し、この抽選対象の複
数のリーチパターンのうちには、単なるリーチパターン
だけでなく、スーパーリーチとしてのリーチパターンも
含まれている。
【0041】次に、リーチ状態を経て最終的に停止表示
する大当たり図柄と、リーチパターンを含む一連の図柄
変動を指定する1つの図柄変動パターン番号が「No.1〜
No.8」のうちから選択的に決定され(S14)、この制御
を終了し、メインルーチンにリターンする。そして、図
柄決定手段55から、図柄変動パターン指定コマンド
と、左図柄指定コマンドと、右図柄指定コマンドと、中
図柄指定コマンドと、図柄停止コマンド等の一連の図柄
制御コマンドが図柄制御手段60に送信される。
【0042】判定手段52による判定の結果、外れのと
きには(S12:No)、リーチ状態を発生するか否かが抽
選により決定され(S16)、リーチ状態を発生する場合
には(S17:Yes )、「左図柄」と「右図柄」として表
示するリーチ図柄が抽選により決定されるとともに、図
柄変動を指定する1つの図柄変動パターン番号が「No.9
〜No.20 」のうちから選択的に決定され(S18)。
【0043】次に、最終的に停止表示する「中図柄」が
抽選により決定され(S19)、同様にメインルーチンに
リターンする。この場合にも、図柄決定手段55から、
図柄変動パターン指定コマンドと、左図柄指定コマンド
と、右図柄指定コマンドと、中図柄指定コマンドと、図
柄停止コマンド等の一連の図柄制御コマンドが図柄制御
手段60に送信される。ところで、リーチ状態を発生さ
せない場合には(S17:No)、3つの外れ図柄が抽選に
より決定されるとともに、図柄変動を指定する1つの図
柄変動パターン番号が「No.21 〜No.30 」のうちから選
択的に決定される(S18)。
【0044】この場合にも、図柄決定手段55から、図
柄変動パターン指定コマンドと、左図柄指定コマンド
と、右図柄指定コマンドと、中図柄指定コマンドと、図
柄停止コマンド等の一連の図柄制御コマンドが図柄制御
手段60に送信される。次に、図柄制御手段60により
実行される図柄群表示制御について、図8のフローチャ
ートに基づいて説明する。図柄決定手段55から一連の
図柄制御コマンドを受信し、図柄変動パターン番号と、
表示モード切換えテーブル62の選択率とに基づいて、
複数組の図柄群を表示するか否かが抽選により決定され
る(S30)。
【0045】次に、抽選結果に基づいて、複数組の図柄
群を変動表示しない場合には(S31:No)、第1表示モ
ードが設定され(S36)、1組の図柄群により通常の図
柄変動処理が実行され(S37)、図柄停止コマンドを受
信したとき、その図柄変動処理が停止され(S35)、こ
の制御を終了して、メインルーチンにリターンする。こ
の通常の図柄変動制御においては、受信した一連の図柄
制御コマンドに基づいて、図柄変動パターン番号で指定
された図柄変動により、左図柄と右図柄と中図柄とが夫
々変動表示された後、例えばリーチ状態を伴わない外れ
の場合には、左図柄として「2」、右図柄として
「4」、中図柄として「6」で停止し図柄が確定する。
【0046】抽選の結果、複数組の図柄群を変動表示す
る場合には(S31:Yes )、第2表示モードが設定され
(S32)、第2表示モードで表示する図柄群の表示数が
図柄群表示数テーブル63に基づいて抽選により決定さ
れる(S33)。次に、S33で決定された複数組の図柄群
による図柄変動処理が実行され(S34)、S35を経てメ
インルーチンにリターンする。この複数組による図柄群
の変動制御について、図9に基づいて説明する。この場
合、受信した図柄制御コマンドにより、図柄変動パター
ン番号「1」、「大当たり」、リーチパターン「7,
7」、大当たり図柄「7,7,7」として指定され、図
柄群表示数「2」が決定されているものとする。
【0047】この図柄群変動制御が実行されて、3つの
図柄(左図柄、右図柄、中図柄)を横1列状に並べた横
向き姿勢の1組の図柄群80が変動開始され、先ず左図
柄が「2」で停止(図9(a))し、その後に右図柄が
「2」で停止(図9(b))して、リーチ状態に発展す
る。このとき、1組の横向き図柄群表示に代えて、図柄
「2」によるリーチ状態の横向き第1図柄群81と、図
柄「7」によるリーチ状態の横向き第2図柄群82とか
らなる2組の図柄群表示に切換えられる(図9
(c))。この場合、これら2組の図柄群81,82
は、1組の図柄群80よりも夫々小さく、第1図柄群8
1の中図柄と第2図柄群82の中図柄とが独立に変動制
御される。しかも、上側の第1図柄群81の方が下側の
第2図柄群82よりも小さく表示されている。
【0048】このように、第2表示モードに切換えられ
たときには、相互に関連性のない2組の図柄群81,8
2が表示され、しかも、これら図柄群81,82の全て
がリーチ状態にして変動表示されるため、2組の図柄群
81,82の何れかが必ず大当たりになるのではないか
という期待感を持ったり、表示が大きい第2図柄群82
の方の当たり確率が大きいかもしれない、という様々な
期待感が湧き、更には、表示される図柄群81,82の
組数が多い程信頼度が高くなり、遊技性を増大させるこ
とができる。
【0049】更に、各図柄群81,82毎に独立に変動
制御が行われていることが明確になり、リーチ状態や大
当たりに対する期待感を図柄群81,82毎に持つこと
ができる。ここで、1組の図柄群80は2組の図柄群8
1,82よりも大きく表示され、第1表示モードにおけ
る1組の図柄群80が見やすくなる。また、第2表示モ
ードにおいて表示される2組の図柄群81,82の方が
小さいため、液晶ディスプレイ16が大型化することが
ない。
【0050】その後、第1図柄群81において中図柄が
「1」で停止し、第1図柄群81の「外れ」が決定する
(図9(d))。しかし、第2図柄群82は、まだリー
チ状態で変動表示しているため、遊技者はこの第2図柄
群82に期待感を持つことができる。そして、最終的
に、第2図柄群82において中図柄が「7」で停止し、
第2図柄群82の「大当たり」が決定する(図9
(e))。次に、第1表示モードに切換えられ、第2図
柄群82に代えて1組の図柄群80として大当たりした
図柄「777」が大きく表示される(図9(f))。
【0051】ところで、別の複数組による図柄群の変動
制御について、図10に基づいて説明する。この場合、
受信した図柄制御コマンドにより、図柄変動パターン番
号「2」、「大当たり」、リーチパターン「7,7」、
大当たり図柄「7,7,7」として指定され、図柄群表
示数「2」が決定されているものとする。図柄群変動制
御が実行されて、3つの図柄を含む1組の図柄群80が
変動開始され、左図柄が「3」で停止してから右図柄も
「3」で停止(図10(a))して、リーチ状態に発展
する。
【0052】このとき、1組の図柄群表示に代えて、図
柄「3」によるリーチ状態の第1図柄群83と、図柄
「7」によるリーチ状態の第2図柄群84とからなる2
組の図柄群表示に切換えられる(図10(b))。この
場合、これら2組の図柄群83,84は1組の図柄群8
0よりも夫々小さく、第1及び第2図柄群83,84の
中図柄が夫々独立に変動制御される。しかも、下側の第
2図柄群84の方が上側の第1図柄群83よりも小さく
表示されている。この場合にも、リーチ状態の図柄群8
3,84の何れかが必ず大当たりになるのではないかと
いう期待感を持ったり、表示が大きい第1図柄群83の
方の当たり確率が大きいかもしれない、という様々な期
待感が湧き、遊技性を増大させることができる。
【0053】その後、第1図柄群83において中図柄が
「7」で停止して「外れ」が決定する(図10
(c))。しかし、第2図柄群84は、まだリーチ状態
で変動表示しているため、遊技者はこの第2図柄群84
に対して期待感を持つことができる。次に、「外れ」が
決定した第1図柄群83が小さく表示され且つ変動表示
している第2図柄群84が大きく表示される(図10
(d))。そして、最終的に、第2図柄群84において
中図柄が「7」で停止して「大当たり」が決定する(図
10(e))。次に、第1表示モードに切換えられ、第
1及び第2図柄群83,84に代えて1組の図柄群80
として大当たりした図柄「777」が大きく表示される
(図10(f))。
【0054】ところで、別の複数組による図柄群の変動
制御について、図11に基づいて説明する。この場合、
図柄制御コマンドにより、図柄変動パターン番号
「3」、「大当たり」、リーチパターン「五,五」、大
当たり図柄「五,五,五」として指定され、図柄群表示
数として「2」と「3」が決定されているものとする。
図柄群変動制御が実行されて、3つの図柄を含む1組の
図柄群80が変動開始され、左図柄が「7」で停止して
から右図柄も「7」で停止(図11(a))して、リー
チ状態に発展する。
【0055】このとき、1組の図柄群表示に代えて、図
柄「7」によるリーチ状態の第1図柄群85と、図柄
「五」によるリーチ状態の第2図柄群86とからなる2
組の図柄群表示に切換えられる(図11(b))。この
場合、これら2組の図柄群85,86は1組の図柄群8
0よりも夫々小さく、第1及び第2図柄群85,86の
中図柄が夫々独立に変動制御される。しかも、これら第
1及び第2図柄群85,86は同じ大きさで表示されて
いる。その後、2組の図柄群表示に代えて、図柄「7」
によるリーチ状態の第1図柄群85と、図柄「五」によ
るリーチ状態の第2図柄群86と、図柄「☆」によるリ
ーチ状態の第3図柄群87からなる3組の図柄群表示に
切換えられる(図11(c))。
【0056】ここで、これら3組の図柄群85〜87は
1組の図柄群80よりも夫々小さく、第1〜第3図柄群
85〜87の中図柄が夫々独立に変動制御される。この
場合にも、リーチ状態の図柄群85〜87の何れかが必
ず大当たりになるかもしれないという期待感が湧き、遊
技性を増大させることができる。その後、第1図柄群8
5において中図柄が「6」で停止して「外れ」が決定さ
れ、その第1図柄群85が小さく表示される(図11
(d))。しかし、第2及び第3図柄群86,87がリ
ーチ状態で変動表示しているため、遊技者はこれら2組
の図柄群86,87に対して期待感を持つことができ
る。
【0057】更に、第3図柄群87において中図柄が
「□」で停止して「外れ」が決定され、その第3図柄群
87も小さく表示される(図11(e))。しかし、第
2図柄群86がリーチ状態で変動表示しているため、遊
技者はその第2図柄群86に期待感を持つことができ
る。そして、最終的に、第2図柄群86において中図柄
が「五」で停止して「大当たり」が決定したとき、第1
表示モードに切換えられ、第1〜第3図柄群85〜87
に代えて1組の図柄群80として、大当たり図柄「五五
五」が大きく表示される(図11(f))。
【0058】ところで、別の複数組による図柄群の変動
制御について、図12に基づいて説明する。この場合、
受信した図柄制御コマンドにより、図柄変動パターン番
号「4」、「大当たり」、リーチパターン「3,3」、
大当たり図柄「3,3,3」として指定され、図柄群表
示数として「10」が決定されているものとする。図柄
群変動制御が実行されて、3つの図柄を含む1組の図柄
群80が変動開始され、左図柄が「4」で停止してから
右図柄も「4」で停止(図12(a))して、リーチ状
態に発展する。
【0059】このとき、1組の図柄群表示に代えて、図
柄「0」〜「9」によるリーチ状態の第1図柄群90〜
第10図柄群99からなる10組の図柄群表示に切換え
られる(図12(b))。これら10組の図柄群90〜
99の各々は1組の図柄群80よりも夫々小さく、しか
も、これら10組の図柄群90〜99は同じ大きさで表
示されている。この場合、10組の図柄群90〜99の
中図柄が同期して、つまり同時に変動開始するととも
に、同じ図柄「1、2、3・・・」が同期して、1→2
→3→4→・・・のように変動制御される。
【0060】そして、最終的に、10組の図柄群90〜
99の中図柄が夫々「3」で同期して同時に停止し(図
12(c))、図柄「3」でリーチ状態の第4図柄群9
3に「大当たり」が決定する。そして、第1〜第10図
柄群90〜99に代えて1組の図柄群80として、大当
たり図柄「333」が大きく表示される(図12
(d))。このように、10組の図柄群90〜99の中
図柄が同期して、変動開始し、同期して図柄変動し、更
に同時に変動停止するので、図柄の変動時間を複数組に
亙って等しくすることができ、しかもこれら図柄群90
〜99のうちの、少なくとも1つが必ず大当たりとなる
ような期待感を持つことができる。
【0061】ところで、別の複数組による図柄群の変動
制御について、図13に基づいて説明する。この場合、
受信した図柄制御コマンドにより、図柄変動パターン番
号「5」、「大当たり」、リーチパターン「スイカ,ス
イカ」、大当たり図柄「スイカ,スイカ,スイカ」とし
て指定され、図柄群表示数として「2」が決定されてい
るものとする。図柄群変動制御が実行されて、3つの図
柄を縦1列状に並べた縦向き姿勢の1組の図柄群100
が変動開始され、上図柄が「3」で停止してから下図柄
も「3」で停止(図13(a))して、リーチ状態に発
展する。
【0062】このとき、1組の縦向き図柄群表示に代え
て、図柄「3」によるリーチ状態の縦向き第1図柄群1
01と、図柄「スイカ」によるリーチ状態の縦向き第2
図柄群102とからなる2組の図柄群表示に切換えられ
る(図13(b))。この場合、これら2組の図柄群1
01,102は1組の図柄群100よりも夫々小さく表
示され、第1及び第2図柄群101,102の中図柄が
夫々独立に変動制御される。しかも、これら第1及び第
2図柄群101,102は同じ大きさで表示されてい
る。
【0063】ここで、第2表示モードにおいては、図柄
群101,102毎に、数字と果物のように、異なる種
類の図柄を変動表示するので、第1及び第2図柄群10
1,102を識別し易くなり、しかも図柄群101,1
02毎の図柄変動が分かり易くなる。この場合にも、リ
ーチ状態の図柄群101〜102の何れかが大当たりに
なるかもしれないという期待感が湧き、遊技性を増大さ
せることができる。その後、第1図柄群101において
中図柄が「5」で停止して「外れ」が決定し、その第1
図柄群101が小さく表示される(図13(c))。
【0064】しかし、第2図柄群102がリーチ状態で
変動表示しているため、遊技者はこの第2図柄群102
に対して期待感を持つことができる。そして、最終的
に、第2図柄群102において中図柄が「スイカ」で停
止して「大当たり」が決定したとき(図13(d))、
第1表示モードに切換えられ、第1及び第2図柄群10
1,102に代えて1組の図柄群100として、大当た
り図柄「スイカ,スイカ,スイカ」が大きく表示される
(図13(e))。
【0065】前記実施形態の変更形態について説明す
る。 1〕図9〜図11に示す複数組の図柄群表示において、
これら複数組の図柄群を同期させて、つまり変動開始や
図柄変動、更には変動停止を同時に行うようにしてもよ
い。 2〕図6に示す図柄変動パターン番号に対する選択率は
一例を示したに過ぎず、リーチ状態の変動パターンや変
動時間に応じて選択率を適宜変更するようにしてもよ
く、これらの選択率を変更可能に構成するようにしても
よい。
【0066】3〕第2表示モードが設定された場合、最
初の変動開始時から複数組の図柄群を変動表示するよう
にしてもよい。 4〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、確率変動モードに代えて時間短縮モード
を設定可能なパチンコ機に本発明を適用してもよく、パ
チンコ機に限らず、各種の遊技媒体を用いるアレンジボ
ール機、雀球機等の種々の弾球遊技機に本発明を適用す
ることが可能である。
【0067】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、図柄始動手
段と図柄表示手段と利益状態発生手段とを備え、図柄表
示手段は、1組の図柄群を表示する第1表示モードと、
複数組の図柄群を表示する第2表示モードとに亙って切
換え可能に構成されたので、第1表示モードにより1組
の図柄群が表示されたときには、その図柄群の変動表示
による当たりを期待して遊技を楽しむことができる。第
2表示モードに切換えられたときには、相互に関連性の
ない複数組の図柄群が表示されるため、表示された複数
組の図柄群の図柄変動により、複数の当たりを期待で
き、遊技性が増大する。更に、表示される図柄群が多い
程、信頼度が高くなる。
【0068】請求項2の発明によれば、前記図柄表示手
段は、第2表示モードにおいて複数組の図柄群を変動表
示する場合には複数組の図柄群を独立に又は同期して変
動表示するので、複数組の図柄群を独立に変動表示する
場合には、図柄始動手段に1個の遊技球が入賞した場合
でも、複数個の遊技球が入賞したのと同様に、弾球遊技
を複数回に亙って楽しむことができる。複数組の図柄群
を同期して変動表示する場合には、これら図柄群のうち
の1つが特定態様となるような期待感を持つことができ
る。その他請求項1と同様の効果が得られる。
【0069】請求項3の発明によれば、前記第1表示モ
ードにおいて表示される図柄群は、第2表示モードにお
いて表示される図柄群よりも大きいので、第1表示モー
ドにおける1組の図柄群が見やすくなる。また、第2表
示モードにおいて表示される複数組の図柄群の方が小さ
いため、図柄表示手段の表示器が大型化することがな
い。その他請求項2と同様の効果を奏する。
【0070】請求項4の発明によれば、前記複数組の図
柄群を独立に変動表示する場合、少なくとも図柄変動の
開始と停止が図柄群別に変動制御されるので、各図柄群
毎に個別に変動制御が行われていることが明確になり、
リーチ状態や大当たりに対する期待感を図柄群毎に持つ
ことができる。その他請求項2と同様の効果を奏する。
【0071】請求項5の発明によれば、前記複数組の図
柄群を同期させて変動表示する場合、少なくとも図柄変
動の開始と停止が同期するように変動制御されるので、
複数組の図柄群が一斉に変動開始し、その図柄変動が同
時に停止するため、図柄の変動時間を複数組に亙って等
しくすることができる。その他請求項2と同様の効果を
奏する。
【0072】請求項6の発明によれば、前記図柄始動手
段が遊技球を検出したときに利益状態を発生させるか否
かを抽選により判定する抽選判定手段を設け、この抽選
判定手段が利益状態を発生させると判定した場合に、第
1表示モードから第2表示モードに切換えるので、第2
表示モードに切換えられた場合、複数組の図柄群の何れ
かが、利益状態を発生させる特定態様となる可能性が高
いため、複数組の図柄群によりリーチ演出や大当たり演
出等の演出効果を高めることができる。その他請求項1
〜5の何れかと同様の効果を奏する。
【0073】請求項7の発明によれば、前記図柄表示手
段は、第1表示モードから第2表示モードに切換えた場
合に複数組の図柄群の全てをリーチ状態にして変動表示
するので、複数組の図柄群の何れかが必ず大当たりにな
るという期待感や遊技性を高めることができる。その他
請求項6と同様の効果を奏する。請求項8の発明によれ
ば、前記図柄表示手段は、第2表示モードにおいて図柄
群毎に異なる種類の図柄を変動表示するので、図柄群毎
に図柄の種類が異なるため、図柄群を識別し易くなり、
しかも図柄群毎の図柄変動が分かり易くなる。その他請
求項1〜7の何れかと同様の効果を奏する。
【0074】請求項9の発明によれば、前記図柄表示手
段は、第2表示モードにおいて変動表示する複数組の図
柄群の各々が横1列状に並ぶ複数個の図柄からなる場合
には、複数個の図柄の変動状態が見やすく、図柄表示手
段の表示器の向きを横方向に長く配置でき、複数組の図
柄群の各々が縦1列状に並ぶ複数個の図柄からなる場合
には、図柄表示手段の表示器の向きを縦方向に長く配置
できる。その他請求項1〜8の何れかと同様の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】表示モード切換えテーブルの設定データを示す
図表である。
【図7】変動パターン決定制御のフローチャートであ
る。
【図8】図柄群表示制御のフローチャートである。
【図9】図柄群表示手段の横向き表示例を示す説明図で
あり、(a)は1組の図柄群変動途中、(b)は図柄
「2」のリーチ状態発生、(c)はリーチ状態での2組
の図柄群変動途中、(d)は第1図柄群が外れで停止、
(e)は残る第2図柄群が大当たりで停止、(f)は決
定した大当たり図柄群である。
【図10】図柄群表示手段の横向き表示例を示す説明図
であり、(a)は図柄「3」のリーチ状態発生、(b)
はリーチ状態での2組の図柄群変動途中、(c)は第1
図柄群が外れで停止、(d)は変動途中の第2図柄群の
拡大表示、(e)は残る第2図柄群が大当たりで停止、
(f)は決定した大当たり図柄群である。
【図11】図柄群表示手段の横向き表示例を示す説明図
であり、(a)は図柄「7」のリーチ状態発生、(b)
はリーチ状態での2組の図柄群変動途中、(c)はリー
チ状態での3組の図柄群変動途中、(d)は第1図柄群
が外れで停止、(e)は第3図柄群が外れで停止、
(f)は決定した大当たり図柄群である。
【図12】図柄群表示手段の横向き表示例を示す説明図
であり、(a)は図柄「4」のリーチ状態発生、(b)
はリーチ状態での10組の図柄群変動途中、(c)は中
図柄が「3」で同期停止、(d)は決定した大当たり図
柄群である。
【図13】図柄群表示手段の縦向き表示例を示す説明図
であり、(a)は図柄「3」のリーチ状態発生、(b)
はリーチ状態での2組の図柄群変動途中、(c)は第1
図柄群が外れで停止、(d)は残る第2図柄群が大当た
りで停止、(e)は決定した大当たり図柄群である。
【図14】従来技術に係る多数の図柄表示部による図柄
変動の説明図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 16 液晶ディスプレイ 17 図柄始動手段 21 図柄表示手段 51 抽選手段 52 判定手段 53 利益状態発生手段 80,100 1組の図柄群 81〜87 複数組の図柄群 90〜99 複数組の図柄群 101,102 複数組の図柄群

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄始動手段(17)と、図柄始動手段(17)
    が遊技球を検出することを条件として複数個の図柄を含
    む図柄群を変動表示する図柄表示手段(21,60) と、変動
    停止時の図柄群が特定態様となった場合に遊技者に有利
    な利益状態を発生する利益状態発生手段(53)を備えた弾
    球遊技機において、 前記図柄表示手段(21,60) は、1組の図柄群(80,100)を
    表示する第1表示モードと、複数組の図柄群(81 〜87,9
    0 〜99,101〜102)を表示する第2表示モードとに亙って
    切換え可能に構成されたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記図柄表示手段(21,60) は、第2表示
    モードにおいて複数組の図柄群(81 〜87,90 〜99,101〜
    102)を変動表示する場合には複数組の図柄群(81 〜87,9
    0 〜99,101〜102)を独立に又は同期して変動表示するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第1表示モードにおいて表示される
    図柄群(80,100)は、第2表示モードにおいて表示される
    図柄群(81 〜87,90 〜99,101〜102)よりも大きいことを
    特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記複数組の図柄群(81 〜87,101〜102)
    を独立に変動表示する場合、少なくとも図柄変動の開始
    と停止が図柄群別に変動制御されることを特徴とする請
    求項2に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記複数組の図柄群(90 〜99) を同期さ
    せて変動表示する場合、少なくとも図柄変動の開始と停
    止が同期するように変動制御されることを特徴とする請
    求項2に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記図柄始動手段(17)が遊技球を検出し
    たときに前記利益状態を発生させるか否かを抽選により
    判定する抽選判定手段(51,52) を設け、この抽選判定手
    段(51,52) が前記利益状態を発生させると判定した場合
    に、第1表示モードから第2表示モードに切換えること
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記図柄表示手段(21,60) は、第1表示
    モードから第2表示モードに切換えた場合に複数組の図
    柄群(81 〜87,90 〜99,101〜102)の全てをリーチ状態に
    して変動表示することを特徴とする請求項6に記載の弾
    球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記図柄表示手段(21,60) は、第2表示
    モードにおいて図柄群(85 〜87,101〜102)毎に異なる種
    類の図柄を変動表示することを特徴とする請求項1〜7
    の何れかに記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記図柄表示手段(21,60) は、第2表示
    モードにおいて変動表示する複数組の図柄群(81 〜87,9
    0 〜99,101〜102)の各々が、横1列状に又は縦1列状に
    並ぶ複数個の図柄からなることを特徴とする請求項1〜
    8の何れかに記載の弾球遊技機。
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