JP2002219244A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP2002219244A
JP2002219244A JP2001019571A JP2001019571A JP2002219244A JP 2002219244 A JP2002219244 A JP 2002219244A JP 2001019571 A JP2001019571 A JP 2001019571A JP 2001019571 A JP2001019571 A JP 2001019571A JP 2002219244 A JP2002219244 A JP 2002219244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
profit
symbol
profit state
specific
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001019571A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Mano
友和 真野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
Priority to JP2001019571A priority Critical patent/JP2002219244A/ja
Publication of JP2002219244A publication Critical patent/JP2002219244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】変動停止した特別図柄の図柄内容によって、利
益状態において可変入賞手段を第2状態から第1状態に
切換えて第1状態を継続する各ラウンド中に可変入賞手
段に入賞可能な遊技球の数を異ならせて、遊技性を高め
遊技者への利益還元率に幅を持たせることができる弾球
遊技機を提供する。 【解決手段】変動停止時の特別図柄の組合せが、特定態
様Aとなった場合、第2利益状態発生手段54により、
可変入賞手段18を第2状態から第1状態に切換えて1
0個の遊技球が入賞するまで第1状態を継続するラウン
ドを15ラウンド繰り返えす利益状態を発生させ、特定
態様Bになった場合、第2利益状態発生手段54によ
り、変入賞手段18を第2状態から第1状態に切換えて
9個の遊技球が入賞するまで第1状態を継続するラウン
ドを15ラウンド繰り返えす利益状態を発生させ、特定
態様Cとなった場合、第1利益状態発生手段53によ
り、可変入賞手段18を第2状態から第1状態に切換え
て7個の遊技球が入賞するまで第1状態を継続するラウ
ンドを15ラウンド繰り返えす利益状態を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に、変動停止した特別図柄の種類を加味して分類
した複数種類の図柄別特定態様によって、可変入賞手段
に入賞可能な遊技球の数を異ならせるようにしたもの、
変動停止時の特別図柄の組合せが特定態様となった場合
と特別特定態様となった場合とで、可変入賞手段に入賞
可能な遊技球の数を異ならせるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 最近のパチンコ機等の弾球遊技機に
は、図柄始動手段と、この図柄始動手段が遊技球を検出
したことを条件に複数種類の特別図柄を例えば3列に変
動表示する図柄表示手段と、遊技者に有利な第1状態と
不利な第2状態とに変化可能な可変入賞手段が設けられ
ている。そして、変動停止時の特別図柄の組合せが複数
種類の特定態様(例えば、「111」や「222」や
「333」等の大当たり)の何れかになった場合に、可
変入賞手段が第2状態から第1状態に複数回間欠的に切
換えられて利益状態が発生する。
【0003】この利益状態では、可変入賞手段を第2状
態から第1状態に切換えて、可変入賞手段に所定数(例
えば、10個)の遊技球が入賞する又は所定時間(例え
ば、30秒)経過するまで第1状態を連続的に継続する
ラウンドを、最大で所定ラウンド(例えば、15ラウン
ド)繰り返すことにより、可変入賞手段に多数(例え
ば、10×15=150個)の遊技球を入賞させ、その
入賞球数の数倍又は10数倍の数の遊技球の払戻し(例え
ば、1個の入賞球に対して15個の遊技球の払戻し;つ
まり全体で、約150×15=2250個の遊技球の払
戻し)を行って遊技者に利益を還元する。
【0004】従来の弾球遊技機では、一般に、変動停止
時の特別図柄の組合せが複数種類の特定態様(所謂、大
当たり)の何れかになった場合、図8に示すように、図
柄の種類に関係なく、一定数(10個)の遊技数を可変
入賞手段に入賞させるラウンドを所定数ラウンド(15
ラウンド)繰り返し行う利益状態が発生し、遊技球の払
戻し総数(例えば、2250個)はほぼ一定になる。
【0005】一方、弾球遊技機として、変動停止時の特
別図柄の組合せが複数種類の特定態様の何れかになった
場合に、その特定態様の図柄内容によってラウンド数が
異なるようにしてある弾球遊技機は実用に供されている
(特許第2882626号公報、特公1991−251
89号公報参照)。
【0006】この弾球遊技機では、例えば、複数種類の
特定態様「111」〜「999」が設定されている場合
に、図9に示すように、変動停止時の特定態様が「33
3」,「777」の場合には、ラウンド数を15とし各
ラウンドの入賞球数を10個とする利益状態を発生さ
せ、その他の特定態様(「222」等)の場合には、ラ
ウンド数を10とし各ラウンドの入賞球数を10個とす
る利益状態を発生させるようにしてある。
【0007】尚、例えば、変動停止時の特別図柄の組合
せが、特定態様「111」〜「999」のうちの奇数の
同図柄組合わせ(「111」等)になった場合には、利
益状態の終了後、次回又は次々回の大当たりになるま
で、変動停止時の特別図柄の組合わせが大当たりになる
確率を高めるようにした確率変動型の弾球遊技機等は広
く実用に供されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 従来の一般的な弾球
遊技機では、前述のように、変動停止時の特別図柄の組
合せが複数種類の特定態様の何れかになった場合、その
特定態様の種類に関わらず、前記利益状態におけるラウ
ンド数と各ラウンドの入賞球数は一定であり、そのた
め、遊技球の払戻し総数がほぼ一定になるため、特定態
様の種類に応じて遊技者への利益還元率(遊技球の払戻
し総数)に幅を持たせて遊技性を高めたものではない。
【0009】一方、特許第2882626号公報、特公
1991−25189号公報の弾球遊技機では、変動停
止時の特別図柄の組合せが複数種類の特定態様の何れか
になった場合の利益状態において、その特定態様の図柄
内容に応じてラウンド数を異ならせて、遊技球の払戻し
総数も異ならせることができるが、各ラウンドの入賞球
数を異ならせたものでない。
【0010】本発明の目的は、変動停止した特別図柄の
種類を加味して分類した複数種類の図柄別特定態様によ
って、また、変動停止時の特別図柄の組合せが特定態様
となった場合と特別特定態様となった場合とで、利益状
態において可変入賞手段を第2状態から第1状態に切換
えて第1状態を連続的又は断続的に継続する各ラウンド
中に可変入賞手段に入賞可能な遊技球の数を異ならせる
ことにより、遊技性を高め、遊技者への利益還元率に幅
を持たせることができる弾球遊技機を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項1の弾球遊技機
は、図柄始動手段と、この図柄始動手段が遊技球を検出
したことを条件に複数種類の特別図柄を変動表示する図
柄表示手段と、遊技者に有利な第1状態と不利な第2状
態とに変化可能な可変入賞手段と、変動停止時の特別図
柄の組合せが複数種類の特定態様の何れかになった場合
に、可変入賞手段を第2状態から第1状態に切換えて所
定数の遊技球が入賞するまで第1状態を連続的又は断続
的に継続するのを複数回繰り返えす利益状態を発生させ
る利益状態発生手段とを備えた弾球遊技機において、前
記特定態様は、変動停止した特別図柄の種類を加味して
分類した複数種類の図柄別特定態様を含み、前記所定数
として、複数種類の図柄別特定態様に夫々対応する異な
る複数の数を設定したことを特徴とするものである。
【0012】この弾球遊技機では、図柄始動手段により
遊技球が検出されると、そのことを条件に図柄表示手段
に複数種類の特別図柄が変動表示される。遊技者に有利
な第1状態と不利な第2状態とに変化可能な可変入賞手
段が設けられ、変動停止時の特別図柄の組合せが複数種
類の特定態様の何れかになった場合に、利益状態発生手
段が、可変入賞手段を第2状態から第1状態に切換えて
所定数の遊技球が入賞するまで第1状態を連続的又は断
続的に継続するのを複数回繰り返えす利益状態を発生さ
せて、遊技者に利益を還元する。
【0013】前記特定態様は、変動停止した特別図柄の
種類を加味して分類した複数種類の図柄別特定態様が含
んでおり、前記所定数として、複数種類の図柄別特定態
様に夫々対応する異なる複数の数が設定されている。つ
まり、変動停止時の特別図柄の組合せが特定態様の何れ
かになった場合に発生する利益状態において、複数種類
の図柄別特定態様別に、可変入賞手段を第2状態から第
1状態に切換えて第1状態を連続的又は断続的に継続す
る各ラウンド中に可変入賞手段に入賞可能な遊技球数
(前記所定数)を異ならせて設定してあるので、特定態
様を図柄の種類によりランク付けし、遊技性を高めるこ
とができ、遊技者への利益還元率(遊技球の払戻し総
数)に幅を持たせることが可能になる。
【0014】請求項2の弾球遊技機は、図柄始動手段
と、この図柄始動手段が遊技球を検出したことを条件に
複数種類の特別図柄を変動表示する図柄表示手段と、遊
技者に有利な第1状態と不利な第2状態とに変化可能な
可変入賞手段と、変動停止時の特別図柄の組合せが特定
態様となった場合に、可変入賞手段を第2状態から第1
状態に切換えて第1の数の遊技球が入賞するまで第1状
態を連続的又は断続的に継続するのを複数回繰り返えす
第1利益状態を発生させる第1利益状態発生手段と、変
動停止時の特別図柄の組合せが特定の特別図柄の組合せ
となる特別特定態様となった場合に、可変入賞手段を第
2状態から第1状態に切換えて第2の数の遊技球が入賞
するまで第1状態を連続的又は断続的に継続するのを複
数回繰り返えす第2利益状態を発生させる第2利益状態
発生手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】この弾球遊技機では、図柄始動手段により
遊技球が検出されると、そのことを条件に図柄表示手段
に複数種類の特別図柄が変動表示される。遊技者に有利
な第1状態と不利な第2状態とに変化可能な可変入賞手
段が設けられ、変動停止時の特別図柄の組合せが特定態
様となった場合に、第1利益状態発生手段が、可変入賞
手段を第2状態から第1状態に切換えて第1の数の遊技
球が入賞するまで第1状態を連続的又は断続的に継続す
るのを複数回繰り返えす第1利益状態を発生させる。ま
た、変動停止時の特別図柄の組合せが特定の特別図柄の
組合せとなる特別特定態様となった場合に、第2利益状
態発生手段が、可変入賞手段を第2状態から第1状態に
切換えて第2の数の遊技球が入賞するまで第1状態を連
続的又は断続的に継続するのを複数回繰り返えす第2利
益状態を発生させる。
【0016】つまり、変動停止時の特別図柄の組合せが
特定態様となった場合に発生する第1利益状態におい
て、可変入賞手段を第2状態から第1状態に切換えて第
1状態を連続的又は断続的に継続する各ラウンド中に可
変入賞手段に入賞可能な遊技球数を第1の数とし、変動
停止時の特別図柄の組合せが特別特定態様となった場合
に発生する第2利益状態において、可変入賞手段を第2
状態から第1状態に切換えて第1状態を連続的又は断続
的に継続する各ラウンド中に可変入賞手段に入賞可能な
遊技球数を第1の数と異なる第2の数とするので、遊技
性を高め、遊技者への利益還元率(遊技球の払戻し総
数)に幅を持たせてることが可能になる。
【0017】請求項3の弾球遊技機は、請求項2の発明
において、前記第2の数は第1の数よりも大きいことを
特徴とするものである。つまり、可変入賞手段を第2状
態から第1状態に切換えて第1状態を連続的又は断続的
に継続する各ラウンド中に可変入賞手段に入賞可能な遊
技球数について、変動停止時の特別図柄の組合せが特定
態様となり第1利益状態になった場合よりも、特別特定
態様となり第2利益状態になった場合の方を多くして、
遊技者への利益還元率を大きくすることができる。
【0018】請求項4の弾球遊技機は、請求項2又は3
の発明において、前記第1利益状態の発生を視認可能に
報知する第1利益状態報知手段と、第2利益状態の発生
を視認可能に報知する第1利益状態報知手段とは別の第
2利益状態報知手段とを備えたこと特徴とするものであ
る。遊技者は第1利益状態報知手段の報知から第1利益
状態の発生を視認することができ、また、第2利益状態
報知手段の報知から第2利益状態の発生を視認すること
ができる。それ故、遊技者は第1利益状態になっている
のか第2利益状態になっているのかを簡単・確実に認識
できる。
【0019】請求項5の弾球遊技機は、請求項2〜4の
何れかの発明において、前記特定態様とするか特別特定
態様とするかを乱数判定にて抽選する抽選判定手段を設
けたことを特徴とするものである。抽選判定手段により
特定態様とするか特別特定態様とするかを乱数判定にて
抽選し、その抽選結果に基づいて、第1又は第2利益状
態発生手段により第1又は第2利益状態を発生させるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施形態は、パチ
ンコホールの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊
技機と呼ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場
合の一例である。尚、パチンコホールに設けられた島構
造体には、その長さ方向に複数のパチンコ機2が配設さ
れ、各パチンコ機2の左側にはカード式球貸し機1が配
設され、各カード式球貸し機1は右側のパチンコ機2に
電気的に接続されている。
【0021】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、外枠
3に開閉自在に枢着された前枠4を有し、外枠3が島構
造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4に
は遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の
前側に窓部6aを有するガラス扉6と上皿8の前面板
(図示略)も夫々開閉自在に枢着されている。前枠4の
下部には、上皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯
留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11が設
けられている。
【0022】発射手段10は、回動操作可能な発射ハン
ドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応じた
打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モー
タ13(図3参照)などを備えている。上皿8の右部に
は、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パ
ネル14が設けられ、この操作パネル14に、カード残
額を3桁の数字で表示するカード残高表示部14aと、
所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ
14bと、カード式球貸し機1に挿入されているカード
の返却を指示する返却スイッチ14cが設けられてい
る。
【0023】図2に示すように、遊技盤5には、金属性
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側に遊技
領域5aが形成され、発射手段10により発射された遊
技球はガイドレール15にガイドされて遊技領域5aに
投入される。遊技領域5aには、カラーの液晶ディスプ
レイ16、図柄始動手段17、可変入賞手段18、複数
の普通入賞手段19、2つのゲート20等が、夫々所定
の位置に配設されている。
【0024】液晶ディスプレイ16(図柄表示手段に相
当する)は、左右方向に並ぶ3つ(左、中、右)の図柄
表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段17が遊技
球を検出したことを条件に、これら図柄表示部22a〜
22cに複数種類の特別図柄を所定時間変動表示(スク
ロール表示)してから、図柄変動を停止させる。この液
晶ディスプレイ16には背景画像や各種キャラクタの動
画なども表示される。
【0025】この液晶ディスプレイ16の右下隅部分に
2つの普通図柄表示部23a,23bが設けられ、これ
ら普通図柄表示部23a,23bには、ゲート20を通
過する遊技球が検出されたことを条件に普通図柄が所定
時間変動表示される。
【0026】図柄始動手段17は、開閉自在の左右1対
の開閉爪17aを備えた電動チューリップであり、普通
図柄表示部23a,23bに表示される変動停止時の2
つの普通図柄の組み合わせが当たり図柄(例えば、「7
7」)になった場合に、通常閉じている開閉爪17aが
所定時間だけ開いて、図柄始動手段17に遊技球を入賞
させ易くする。
【0027】可変入賞手段18は開閉板18aを備え、
遊技者にとってこの開閉板18aを開いた有利な第1状
態と、開閉板18aを閉じた不利な第2状態とに変化可
能になっている。通常時、可変入賞手段18は開閉板1
8aを閉じた第2状態になっており、この第2状態では
遊技球が入賞することがない。
【0028】ここで、図柄表示手段21の図柄表示部2
2a〜22cに表示される変動停止時の特別図柄の組合
せが複数種類の特定態様の何れか(例えば、「22
2」、「777」等)になった場合に、所謂「大当た
り」と称する利益状態が発生し、可変入賞手段18は開
閉板18aを複数回間欠的に開放し、その可変入賞手段
18には遊技球が入賞し易くなるため、遊技者にとって
有利な状態になる。
【0029】この利益状態では、可変入賞手段18を第
2状態から第1状態に切換えて、そこに所定数の遊技球
が入賞又は所定時間(例えば、30秒)経過するまでに
特定領域18bに遊技球が入球すれば、第1状態を連続
的に継続するラウンドを、最大で所定数ラウンド(例え
ば、15ラウンド)繰り返すことにより、可変入賞手段
18に多数の遊技球を入賞させ、その入賞球数の数倍又
は10数倍の数の遊技球の払戻しを行って遊技者に利益を
還元する。
【0030】このパチンコ機2における複数種類の特定
態様として、本実施形態では、大当たり図柄の組合せ
「111」〜「999」が設定されていて、これら特定
態様は、変動停止した特別図柄の種類を加味して分類し
た複数種類の特定態様(図柄別特定態様)を含んでい
る。大当たり状態にて変動停止した図柄の組合せが、
「333」、「777」の場合には特定態様Aとし、
「111」、「555」、「999」の場合には特定態
様Bとし、「222」、「444」、「666」、「8
88」の場合には特定態様Cとしている。尚、特定態様
A,B,Cが3種類の図柄別特定態様に相当する。
【0031】ここで、図5に示すように、変動停止時の
特別図柄の組合せが、特定の特別図柄(奇数の図柄)の
組合せとなる特別特定態様(つまり、特定態様A,B)
となった場合のうち、特定態様Aの場合には、可変入賞
手段18を第2状態から第1状態に切換えて10個の遊
技球が入賞するまで第1状態を継続するラウンドを15
ラウンド繰り返えす利益状態が発生し、特定態様Bの場
合には、可変入賞手段18を第2状態から第1状態に切
換えて9個の遊技球が入賞するまで第1状態を継続する
ラウンドを15ラウンド繰り返えす利益状態が発生す
る。
【0032】尚、変動停止時の特別図柄の組合せが特定
態様AやBの特別特定態様となった場合に発生する利益
状態において、各ラウンド中に可変入賞手段18に入賞
可能な遊技球数「10個」又は「9個」が「第2の数」
に相当し、このときの15ラウンドにわたる利益状態が
「第2利益状態」に相当する。
【0033】また、変動停止時の特別図柄の組合せが、
特定態様Cとなった場合には、可変入賞手段18を第2
状態から第1状態に切換えて7個の遊技球が入賞するま
で第1状態を継続するラウンドを15ラウンド繰り返え
す利益状態が発生する。尚、この場合に発生する利益状
態において、各ラウンド中に可変入賞手段18に入賞可
能な遊技球数「7個」が「第1の数」に相当し、このと
きの15ラウンドにわたる利益状態が「第1利益状態」
に相当する。
【0034】このように、このパチンコ機2では、前記
「所定数」、つまり、利益状態にて可変入賞手段18を
第2状態から第1状態に切換えて第1状態を継続する各
ラウンド中に可変入賞手段18に入賞可能な遊技球数と
して、複数種類の図柄別特定態様A,B,Cに夫々対応
する異なる複数の数「10個」、「9個」、「7個」が
設定されている。
【0035】尚、前記各ラウンド中に可変入賞手段18
に前記所定数の遊技球数が入賞するとそのラウンドが終
了するが、ラウンド開始後に所定時間(例えば、30
秒)経過してもそのラウンドが終了する。また、各ラウ
ンド中に入賞する遊技球の少なくとも1個が特定領域1
8b(図2参照)を通過したことを条件として次のラウ
ンドが開始される。但し、本実施形態の場合、1回の大
当たりにおけるラウンド数については、変動停止時の特
別図柄の組合せがどの特定態様であっても、所定数ラウ
ンド(15ラウンド)を上限として設定されている。
【0036】図2に示すように、遊技領域5aにおいて
液晶ディスプレイ16のすぐ上側には、変動停止時の特
別図柄の組合せが、特定態様Aによる利益状態の発生を
視認可能に報知する利益状態報知手段25と、特定態様
Bによる利益状態の発生を視認可能に報知する利益状態
報知手段26と、特定態様Cによる利益状態の発生を視
認可能に報知する利益状態報知手段27が円弧状に並べ
て設けられている。
【0037】利益状態報知手段25〜27は、夫々、報
知ランプ25a〜27a(図6参照)と報知ランプ25
a〜27aの前側の半透明状のカバーを有し、利益状態
報知手段25のカバー前面部には「MAX10」が、利
益状態報知手段26のカバー前面部には「MAX9」
が、利益状態報知手段27のカバー前面部には「MAX
7」が印されている。尚、利益状態報知手段27が「第
1利益状態報知手段」に相当し、利益状態報知手段2
5,26が「第2利益状態報知手段」に相当する。
【0038】例えば、変動停止時の特別図柄の組合せが
特定態様Aとなった場合、報知ランプ25a〜27aの
うちの報知ランプ25aだけが点灯し、遊技者は明るく
なった「MAX10」を見て、各ラウンド中に可変入賞
手段18に入賞可能な遊技球数が「10個」であるとい
うことを認識することができる。尚、「MAX9」、
「MAX7」についても同様である。
【0039】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押える裏機構板30が着脱自在
に装着されている。この裏機構板30には開口部30a
が形成され、その上側に賞球タンク33と、これから延
びるタンクレール34が設けられ、裏機構板30の下側
には払出し手段35に接続された通路ユニット36が設
けられている。払出し手段35から払出された遊技球は
通路ユニット36を経由して上皿8に払出される。
【0040】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)が夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着さ
れたケース38の内部に主制御基板39が設けられ、そ
の前側に図柄制御基板40が設けられている。
【0041】主制御基板39の下側において裏カバー3
7に装着されたケース41aの内部にランプ制御基板4
2が設けられ、このケース41aに隣接するケース41
bの内部にサウンド制御基板43が設けられている。こ
れらケース41a,41bの下側において裏機構板30
に装着されたケース44の内部に、電源基板45と払出
し制御基板46が夫々設けられている。発射手段10の
後側に装着されたケース47の内部には、発射制御基板
48が設けられている。
【0042】このように、これら制御基板39、40,
42,43,45,46,48は夫々別基板で構成され
ており,電源基板45と発射制御基板48を除く制御基
板39,46には、CPUとROMやRAM等を有する
1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ(マイ
コン)が夫々設けられている。
【0043】主制御基板39とその他の基板40,4
2,43,46とは、複数本の信号線を介して電気的に
接続され、主制御基板39から各制御基板40,42,
43,46には、所定の遊技動作を実行させる種々の制
御コマンド等の制御信号を一方向通信にて送信可能にな
っている。尚、主制御基板39からの制御信号の一方向
送信を採用することにより、主制御基板39を介して行
われる不正を防止でき、主制御手段50の制御負荷を軽
減することも可能となる。
【0044】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
された複数の制御プログラムに基づいて達成される種々
の機能について、図6の機能ブロックに基づいて説明す
る。但し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピ
ュータ等で達成される。
【0045】主制御基板39上に構成された主制御手段
50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や、可変
入賞手段18の内部に設けた特定領域通過球検出センサ
18cと通常通過球検出センサ18dを含むセンサ類等
に対する信号の入出力に関わる遊技制御を主として司る
と共に、後で述べる図柄制御手段60、払出し制御手段
70、ランプ制御手段71、サウンド制御手段72等に
必要に応じて制御コマンドを送信出力する。
【0046】主制御手段50は、抽選判定手段51、第
1利益状態発生手段53、第2利益状態発生手段54、
コマンド送信手段55等を備えている。抽選判定手段5
1は、抽選用カウンタを用いて微小な更新周期(例え
ば、約2msec周期)毎に抽選用の数値を「1」ずつカウ
ントアップしながら所定の範囲(例えば、0〜299)
で更新し、図柄始動手段17に遊技球が入賞したときの
抽選用数値を抽選し、この抽選結果を受けて、その数値
が大当たりか外れかの判定を乱数判定にて行う。例え
ば、抽選判定手段51は、抽選した数値が予め設定され
た特定数値「71」のときに大当たりと判定し、それ以
外の数値のときには外れと判定する。
【0047】更に、抽選判定手段51は、大当たりと抽
選判定したときには、その大当たりの態様を、前記特定
態様Aとするか、特定態様Bとするか、特定態様Cとす
るかを抽選し判定する。この場合、抽選判定手段51
は、特定態様抽選用カウンタを用いて微小な更新周期毎
に抽選用の数値を「1」ずつカウントアップしながら所
定の範囲で更新し、所定のタイミングで抽選用数値を抽
選し、その抽選結果を受けて、特定態様A,B,Cの何
れかの判定を乱数判定にて行う。
【0048】第1利益状態発生手段53は、抽選判定手
段51による判定結果が特定態様Cとなった場合に、例
えば、可変入賞手段18を第2状態から第1状態に切換
えて可変入賞手段18に7個の遊技球が入賞するまで第
1状態を継続するラウンドを、15ラウンド繰り返えす
第1利益状態を発生させる。
【0049】第2利益状態発生手段54は、抽選判定手
段51による判定結果が特定態様Bとなった場合に、例
えば、可変入賞手段18を第2状態から第1状態に切換
えて可変入賞手段18に9個の遊技球が入賞するまで第
1状態を継続するラウンドを、15ラウンド繰り返えす
第2利益状態を発生させ、抽選判定手段51による判定
結果が特定態様Aとなった場合に、例えば、可変入賞手
段18を第2状態から第1状態に切換えて可変入賞手段
18に10個の遊技球が入賞するまで第1状態を継続す
るラウンドを、15ラウンド繰り返えす第2利益状態を
発生させる。
【0050】尚、利益状態発生手段53,54は、可変
入賞手段18の内部に設けた特定領域通過球検出センサ
18cと通過球検出センサ18dからの検出信号に基づ
いて、可変入賞手段18への入賞球数を演算して開閉板
18aを開閉制御し、特定領域通過球検出センサ18c
からの信号の有無と開閉板18aの開継続時間に基づい
て、次のラウンドを継続するか否かを決定する。
【0051】コマンド送信手段55は、抽選判定手段5
1による判定結果を受けて、図柄制御手段60に図柄制
御コマンドを送信し、払出し制御手段70に払出し制御
コマンドを送信する。図柄制御コマンドは、「特定態様
A」、「特定態様B」、「特定態様C」、「外れ」の何
れかに関するデータを含み、その他、「図柄変動時間」
のデータ等も含んでいる。払出し制御コマンドは、遊技
球の払出し数(5個や10個)を指令するデータを含ん
でいる。
【0052】コマンド送信手段55はランプ制御手段7
1にランプ制御コマンドを送信し、サウンド制御手段7
2にサウンド制御コマンドを送信する。ランプ制御コマ
ンドは、ランプ群LPのランプ制御パターンを指令する
データの他に、大当たりとなった場合に、その特定態様
A,B,Cに応じて3つの報知ランプ25a〜27aの
何れかの点灯を指令するデータを含んでいる。
【0053】図柄制御基板40上に構成された図柄制御
手段60は停止図柄決定手段61を有し、コマンド送信
手段55から送信されてきた図柄制御コマンドを受信
し、その図柄制御コマンドに基づいて、図柄表示手段2
1の図柄表示部22a〜22bに、複数種類の図柄を変
動表示させると共に、停止図柄決定手段61により停止
図柄を決定し、所定時間変動させた後にその図柄変動を
停止させて、停止図柄決定手段61で決定した停止図柄
を表示させる。
【0054】この停止図柄決定手段61では、例えば,
図柄制御コマンドにより「特定態様A」が指定された場
合には停止図柄が「333」又は「777」に抽選によ
り決定され、「特定態様B」が指定された場合には停止
図柄が「111」又は「555」又は「999」に抽選
により決定され、「特定態様C」が指定された場合には
停止図柄がその他の停止図柄(例えば、「222」)に
抽選により決定される。「外れ」の場合には複数種類の
外れ図柄(外れリーチ図柄を含む)の何れかに決定され
る。
【0055】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段71は、コマンド制御手段55から送信されて
きたランプ制御コマンドを受信し、そのランプ制御コマ
ンドに基づくパターンでランプ群LPを点灯させるよう
に制御するが、特に、ランプ制御コマンドが、「特定態
様A」を指定した場合には報知ランプ25aを点灯さ
せ、「特定態様B」を指定した場合には報知ランプ26
aを点灯させ、「特定態様C」を指定した場合には報知
ランプ27aを点灯させるように制御する。「外れ」の
場合には報知ランプ25a〜27aを点灯させない。
【0056】尚、払出し制御基板46上に構成された払
出し制御手段73は、コマンド制御手段55から送信さ
れてきた払出し制御コマンドを受信し、その払出し制御
コマンドに基づいて、払出し装置35の払出しモータを
制御して遊技球の払戻しを行い、サウンド基板43上に
構成されたサウンド制御手段72は、コマンド制御手段
55から送信されてきたサウンド制御コマンドを受信
し、スピーカSPに対する各種の音響効果音の為のサウ
ンド制御を行う。
【0057】このパチンコ機2の作用・効果について説
明する。発射手段10により発射されて遊技領域5aに
投入された遊技球が図柄始動手段17に入賞して検出さ
れると、可変入賞手段18を第2状態から第1状態に切
換えて所定数の遊技球が入賞するまで第1状態を継続す
るのを複数回繰り返えす利益状態(大当たり)とするか
否かを、抽選判定手段51で抽選判定することにより行
う。尚、抽選判定手段51では、例えば1/300の確
率で大当たりとなる抽選を行うようになっている。
【0058】この抽選判定手段51の結果を受けて、コ
マンド送信手段55により図柄制御コマンドが図柄制御
手段40に送信され、この図柄制御コマンドに基づいて
図柄制御手段40により図柄表示手段21が制御され、
その図柄表示部22a〜22cに複数種類の特別図柄が
変動表示される。このように、図柄始動手段17が遊技
球を検出したことを条件に複数種類の特別図柄が図柄表
示手段21に変動表示される。
【0059】そして、図柄表示部22a〜22cに複数
種類の特別図柄が所定時間変動した後、図5に示すよう
に、特定態様Aと抽選判定された場合には、図柄表示部
22a〜22cに特定態様Aの大当たり「333」又は
「777」が停止表示され、特定態様Bと抽選判定され
た場合には、図柄表示部22a〜22cに特定態様Bの
大当たり「111」又は「555」又は「999」が停
止表示され、特定態様Cと抽選判定された場合には、図
柄表示部22a〜22cに特定態様Bのその他の大当た
り(「222」等)が停止表示される。
【0060】一方、特定態様Aと抽選判定された場合に
は、図柄表示部22a〜22cに特定態様Aの大当たり
「333」又は「777」が停止表示された後に、第2
利益状態発生手段54が、可変入賞手段18を第2状態
から第1状態に切換えて可変入賞手段18に「10個」
の遊技球が入賞するまで第1状態を継続するラウンド
を、15ラウンド繰り返えす第2利益状態を発生させ
る。そして、少なくともこの利益状態が継続している
間、ランプ制御手段71は、送信されてきたランプ制御
コマンドに基づいて、「MAX10」が印された利益状
態報知手段25の報知ランプ25aを点灯させる。
【0061】特定態様Bと抽選判定された場合には、図
柄表示部22a〜22cに特定態様Bの大当たり「11
1」又は「555」又は「999」が停止表示された後
に、第2利益状態発生手段54が、可変入賞手段18を
第2状態から第1状態に切換えて可変入賞手段18に
「9個」の遊技球が入賞するまで第1状態を継続するラ
ウンドを、15ラウンド繰り返えす第2利益状態を発生
させる。そして、少なくともこの利益状態が継続してい
る間、ランプ制御手段71は、送信されてきたランプ制
御コマンドに基づいて、利益状態報知手段26の報知ラ
ンプ26aを点灯させる。
【0062】特定態様Cと抽選判定された場合には、図
柄表示部22a〜22cにその他の特定態様の大当たり
(「222」等)が停止表示された後に、第1利益状態
発生手段53が、可変入賞手段18を第2状態から第1
状態に切換えて可変入賞手段18に「7個」の遊技球が
入賞するまで第1状態を継続するラウンドを、15ラウ
ンド繰り返えす第1利益状態を発生させる。そして、少
なくともこの利益状態が継続している間、ランプ制御手
段71は、送信されてきたランプ制御コマンドに基づい
て、利益状態報知手段27の報知ランプ27aを点灯さ
せる。
【0063】例えば、可変入賞手段18への1個の入賞
球に対して15倍の15個の遊技球の払戻しがあるもの
として、特定態様Aの利益状態では、15(ラウンド)
×10(球)×15(倍)=2250球の払戻しが得ら
れ、特定態様Bの利益状態では、15(ラウンド)×9
(球)×15(倍)=2025球の払戻しが得られ、特
定態様Cの利益状態では、15(ラウンド)×7(球)
×15(倍)=1575球の払戻しが得られることにな
る。
【0064】このように、このパチンコ機2では、複数
種類の特定態様「111」〜「999」は、変動停止し
た特別図柄の種類を加味して分類した複数種類の図柄別
特定態様(特定態様A「333」又は「777」、特定
態様B「111」又は「555」又は「999」、特定
態様C「222」等のその他の特定態様)を含むように
設定した。
【0065】そして、利益状態において可変入賞手段1
8を第2状態から第1状態に切換えて第1状態を継続す
る各ラウンド中に可変入賞手段18に入賞可能な遊技球
数(所定数)として、前記複数種類の図柄別特定態様に
夫々対応する異なる複数の数(10個(第2の数)、9
個(第2の数)、7個(第1の数))を設定した。つま
り、前記所定数を異ならせるように設定した。依って、
特定態様の図柄の種類によりランク付けし、遊技性を高
めることができ、遊技者への利益還元率(遊技球の払戻
し総数)に幅を持たせることが可能になる。
【0066】第2の数は第1の数よりも大きいので、可
変入賞手段18を第2状態から第1状態に切換えて第1
状態を継続する各ラウンド中に可変入賞手段18に入賞
可能な遊技球数について、変動停止時の特別図柄の組合
せが特定態様Cとなった場合よりも特定態様A,Bとな
った場合の方を多くして、遊技者への利益還元率を大き
くすることができる。
【0067】利益状態報知手段25〜27を設けたの
で、利益状態になっているとき、その利益状態が特定態
様A,B,Cのどれに対応する利益状態かを、特定態様
A,B,Cに対応する利益状態報知手段25〜27の1
つを点灯させることにより、遊技者はその利益状態報知
手段25〜27の「MAX10」又は「MAX9」又は
「MAX7」を視認し、各ラウンド中に可変入賞手段1
8に入賞可能な遊技球数で以て簡単・確実に認識するこ
とができる。
【0068】次に、前記実施形態の変形例について説明
する。 1〕図7に示すように、例えば、変動停止時の特別図柄
の組合せが、特定態様Aとなった場合、可変入賞手段1
8を第2状態から第1状態に切換えて10個の遊技球が
入賞するまで第1状態を連続的に継続するラウンドを1
5ラウンド繰り返えす利益状態を発生させ、特定態様B
となった場合、可変入賞手段18を第2状態から第1状
態に切換えて9個の遊技球が入賞するまで第1状態を連
続的に継続するラウンドを13ラウンド繰り返えす利益
状態を発生させ、特定態様Cとなった場合、可変入賞手
段18を第2状態から第1状態に切換えて7個の遊技球
が入賞するまで第1状態を連続的に継続するラウンドを
10ラウンド繰り返えす利益状態を発生させるように設
定してもよい。
【0069】このように、可変入賞手段18を第2状態
から第1状態に切換えて第1状態を継続する各ラウンド
中に、可変入賞手段18に入賞可能な遊技機の所定数と
して、複数種類の図柄別特定態様(特定態様A,B,
C)に夫々対応する異なる複数の数を設定すると共に、
その1ラウンドを繰り返し行う所定ラウンド数として、
複数種類の図柄別特定態様(特定態様A,B,C)に夫
々対応する異なる複数のラウンド数を設定することがで
き、この場合、より遊技性を高めることができ、遊技者
への利益還元率に幅を持たせることができる。
【0070】2〕前記パチンコ機2が、変動停止時の特
別図柄の組合せが、例えば、大当たり「111」〜「9
99」のうちの特別の大当たり(「777」等)になっ
た場合に、利益状態の終了後、次回又は次々回の大当た
りになるまで、変動停止時の特別図柄の組合わせが大当
たりになる確率を高めるようにした確率変動型の弾球遊
技機等、別の第2の利益状態を発生させるものであって
もよい。
【0071】この場合、前記実施形態において、変動停
止した特別図柄の種類を加味して分類した複数種類の図
柄別特定態様を利用し、変動停止時の特別図柄の組合せ
が、前記複数種類の図柄別特定態様のうちの1又は複数
種類の図柄別特定態様となった場合、利益状態の終了
後、次回又は次々回の大当たりになるまで、変動停止時
の特別図柄の組合わせが大当たりになる確率を高めるよ
うにしてもよい。
【0072】3〕前記実施形態以外に、特別図柄の種類
や、特別図柄を組合せた特定態様の種類の他、変動停止
した特別図柄の種類を加味して分類した図柄別特定態様
の種類や、図柄別特定態様別に設定した利益状態発生時
の前記ラウンド数や各ラウンドの入賞球数等は、種々設
定可能である。
【0073】4〕前記第1利益状態(前記特定態様Cの
利益状態)の発生を視認可能に報知する第1利益状態報
知手段と、第2利益状態(前記特定態様A,Bの利益状
態)の発生を視認可能に報知する第2利益状態報知手段
として、遊技領域5aの液晶ディスプレイ16の直ぐ上
に設けた利益状態報知手段25〜27の代わりに、ガラ
ス扉6の上部に設けたランプ等の種々のラウンドを適用
した複数の利益状態報知手段を設けてもよい。また、第
1利益状態と第2利益状態とで異なる効果音を発生させ
るようにしてもよい。但し、遊技者がどの利益状態であ
るか明確に識別できるように、複数の利益状態報知手段
の夫々について、前記実施形態のように各ラウンド中に
入賞可能な入賞球数を印したり、点灯色を変える等の対
策が好ましい。
【0074】5〕7セグメントからなる数字表示手段を
設け、この数字表示手段に、前記各ラウンドにおいて入
賞した遊技球の数を、数字「0」からカウントアップし
ながら表示してもよい。また、複数のLEDを直列配列
したレベルメータを設け、前記各ラウンドにおいて入賞
した遊技球の数を、LEDを順番に点灯又は消灯させて
いくことにより表示してもよい。ここで、遊技者はこの
数字表示手段やレベルメータを見て、各ラウンド中に入
賞した(入賞可能な)遊技球数を知ることができるた
め、これらを利益状態報知手段とすることができる。
【0075】6〕上記の利益状態報知手段に対応する表
示を、液晶ディスプレイつまり図柄表示手段16に表示
させるようにしてもよい。 7〕変動停止時の特別図柄の組合せが複数種類の特定態
様の何れかになった場合に、例えば2枚を開閉羽を有す
る可変入賞手段を第2状態(閉状態)から第1状態(開
状態)に切換えて所定数の遊技球が入賞するまで第1状
態を断続的に継続するラウンドを、複数回繰り返えす利
益状態を発生させるようにした所謂羽物の第2種パチン
コ機に、本発明を適用してもよい。 8〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、
前記の変更以外の種々の変更を付加し、種々のパチンコ
機に適用可能である。また、パチンコ球に限らず、アレ
ンジボール等の種々の弾球遊技機に本発明を適用するこ
とができる。
【0076】
【発明の効果】 請求項1の弾球遊技機によれば、図柄
始動手段が遊技球を検出したことを条件に図柄表示手段
に複数種類の特別図柄を変動表示し、変動停止時の特別
図柄の組合せが複数種類の特定態様の何れかになった場
合に、利益状態発生手段が可変入賞手段を第2状態から
第1状態に切換えて所定数の遊技球が入賞するまで第1
状態を連続的又は断続的に継続するのを複数回繰り返え
す利益状態を発生させて、遊技者に利益を還元すること
ができる。
【0077】前記特定態様は変動停止した特別図柄の種
類を加味して分類した複数種類の図柄別特定態様を含
み、前記所定数として複数種類の図柄別特定態様に夫々
対応する異なる複数の数を設定したので、変動停止時の
特別図柄の組合せが特定態様の何れかになった場合に発
生する利益状態において、複数種類の図柄別特定態様別
に、可変入賞手段を第2状態から第1状態に切換えて第
1状態を連続的又は断続的に継続する各ラウンド中に可
変入賞手段に入賞可能な遊技球数(前記所定数)を異な
らせて、特定態様を図柄の種類によりランク付けし、遊
技性を高め、遊技者への利益還元率(遊技球の払戻し総
数)に幅を持たせることが可能になる。
【0078】請求項2の弾球遊技機によれば、変動停止
時の特別図柄の組合せが特定態様となった場合に発生す
る第1利益状態において、可変入賞手段を第2状態から
第1状態に切換えて第1状態を連続的又は断続的に継続
する各ラウンド中に可変入賞手段に第1の数の遊技球を
入賞させることができ、変動停止時の特別図柄の組合せ
が特別特定態様となった場合に発生する第2利益状態に
おいて、可変入賞手段を第2状態から第1状態に切換え
て第1状態を連続的又は断続的に継続する各ラウンド中
に可変入賞手段に第2の数の遊技球を入賞させることが
でき、つまりは、遊技性を高め、遊技者への利益還元率
(遊技球の払戻し総数)に幅を持たせることが可能にな
る。
【0079】請求項3の弾球遊技機によれば、前記第2
の数は第1の数よりも大きいので、可変入賞手段を第2
状態から第1状態に切換えて第1状態を連続的又は断続
的に継続する各ラウンド中に可変入賞手段に入賞可能な
遊技球数について、変動停止時の特別図柄の組合せが特
定態様となり第1利益状態になった場合よりも、特別特
定態様となり第2利益状態になった場合の方を多くし
て、遊技者への利益還元率を大きくすることができる。
【0080】請求項4の弾球遊技機によれば、第1利益
状態報知手段と2利益状態報知手段を設けたので、遊技
者は第1利益状態報知手段の報知から第1利益状態の発
生を視認することができ、また、第2利益状態報知手段
の報知から第2利益状態の発生を視認することができ、
結果、遊技者は第1利益状態になっているのか第2利益
状態になっているのかを簡単・確実に認識できる。
【0081】請求項5の弾球遊技機によれば、特定態様
とするか特別特定態様とするかを乱数判定にて抽選する
抽選判定手段を設けたので、その抽選結果に基づいて、
第1又は第2利益状態発生手段により第1又は第2利益
状態を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の斜視図
である。
【図2】パチンコ機の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】特定態様の種類に応じた利益状態におけるラウ
ンド数と各ラウンドの入賞球数を規定する図表である。
【図6】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図7】変更形態に係る特定態様の種類に応じた利益状
態におけるラウンド数と各ラウンドの入賞球数を規定す
る図表である。
【図8】従来技術に係る特定態様の種類に応じた利益状
態におけるラウンド数と各ラウンドの入賞球数を規定す
る図表である。
【図9】別の従来技術に係る特定態様の種類に応じた利
益状態におけるラウンド数と各ラウンドの入賞球数を規
定する図表である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 17 図柄始動手段 18 可変入賞手段 21 図柄表示手段 25〜27 利益状態報知手段 51 抽選判定手段 53 第1利益状態発生手段 54 第2利益状態発生手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄始動手段(17)と、この図柄始動手段
    (17)が遊技球を検出したことを条件に複数種類の特別図
    柄を変動表示する図柄表示手段(21)と、遊技者に有利な
    第1状態と不利な第2状態とに変化可能な可変入賞手段
    (18)と、 変動停止時の特別図柄の組合せが複数種類の特定態様の
    何れかになった場合に、可変入賞手段(18)を第2状態か
    ら第1状態に切換えて所定数の遊技球が入賞するまで第
    1状態を連続的又は断続的に継続するのを複数回繰り返
    えす利益状態を発生させる利益状態発生手段(53,54) と
    を備えた弾球遊技機において、 前記特定態様は、変動停止した特別図柄の種類を加味し
    て分類した複数種類の図柄別特定態様を含み、 前記所定数として、複数種類の図柄別特定態様に夫々対
    応する異なる複数の数を設定したことを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 図柄始動手段(17)と、この図柄始動手段
    (17)が遊技球を検出したことを条件に複数種類の特別図
    柄を変動表示する図柄表示手段(21)と、遊技者に有利な
    第1状態と不利な第2状態とに変化可能な可変入賞手段
    (18)と、 変動停止時の特別図柄の組合せが特定態様となった場合
    に、可変入賞手段(18)を第2状態から第1状態に切換え
    て第1の数の遊技球が入賞するまで第1状態を連続的又
    は断続的に継続するのを複数回繰り返えす第1利益状態
    を発生させる第1利益状態発生手段(53)と、 変動停止時の特別図柄の組合せが特定の特別図柄の組合
    せとなる特別特定態様となった場合に、可変入賞手段(1
    8)を第2状態から第1状態に切換えて第2の数の遊技球
    が入賞するまで第1状態を連続的又は断続的に継続する
    のを複数回繰り返えす第2利益状態(54)を発生させる第
    2利益状態発生手段と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第2の数は第1の数よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記第1利益状態の発生を視認可能に報
    知する第1利益状態報知手段(27)と、第2利益状態の発
    生を視認可能に報知する第1利益状態報知手段(27)とは
    別の第2利益状態報知手段(25,26) とを備えたこと特徴
    とする請求項2又は3に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記特定態様とするか特別特定態様とす
    るかを乱数判定にて抽選する抽選判定手段(51)を設けた
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の弾球遊
    技機。
JP2001019571A 2001-01-29 2001-01-29 弾球遊技機 Pending JP2002219244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019571A JP2002219244A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001019571A JP2002219244A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 弾球遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002219244A true JP2002219244A (ja) 2002-08-06

Family

ID=18885427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001019571A Pending JP2002219244A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002219244A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178472A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Sammy Corp 雀球遊技機
JP2013150924A (ja) * 2013-05-16 2013-08-08 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2013150925A (ja) * 2013-05-16 2013-08-08 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2014158901A (ja) * 2014-03-11 2014-09-04 Universal Entertainment Corp 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178472A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Sammy Corp 雀球遊技機
JP2013150924A (ja) * 2013-05-16 2013-08-08 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2013150925A (ja) * 2013-05-16 2013-08-08 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2014158901A (ja) * 2014-03-11 2014-09-04 Universal Entertainment Corp 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264638B2 (ja) 遊技機
JP5497406B2 (ja) 遊技機
JP3846682B2 (ja) 弾球遊技機
JP2002224351A (ja) 弾球遊技機
JP2003205100A (ja) 弾球遊技機
JP2002282467A (ja) 遊技機
JP2001046703A (ja) 弾球遊技機
JP2004121340A (ja) 遊技機
JP2002346129A (ja) 弾球遊技機
JP2002219244A (ja) 弾球遊技機
JP2002282453A (ja) 弾球遊技機
JP2001054652A (ja) 弾球遊技機
JP3928920B2 (ja) 弾球遊技機
JP2002360840A (ja) 弾球遊技機
JP2002263290A (ja) 遊技機
JP2003299799A (ja) 遊技機ならびに遊技機用プログラムおよび記録媒体
JP2002360841A (ja) 弾球遊技機
JP2002306722A (ja) 弾球遊技機
JP2005058477A (ja) 遊技機
JP2002253792A (ja) 弾球遊技機
JP2002315914A (ja) 弾球遊技機
JP5282157B2 (ja) 遊技機
JP2003033523A (ja) 弾球遊技機
JP5354612B2 (ja) パチンコ機
JP2002336475A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050419