JP3928920B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機に関し、特に大当たり抽選の確率を向上させる確率向上期間(確変期間)を、その大当たりになる図柄変動期間に設定するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機等の弾球遊技機においては、遊技盤に図柄始動手段と図柄表示手段(液晶ディスプレイ)とアタッカーと呼ばれる可変入賞手段(開閉式入賞手段)等を備え、図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に図柄表示手段の複数の特別遊技図柄が所定変動時間だけ変動し、遊技球の図柄始動手段への入賞時点で抽選された抽選結果が大当たりの場合、その変動後の停止図柄が特定態様(所謂、「777」等の大当たり図柄態様)となり、可変入賞手段が所定条件に基づいて設定回数(例えば、最大15ラウンド)まで開閉動作を繰り返し、遊技者に有利な利益状態である特別遊技状態が発生する。
【0003】
ところで、抽選結果が大当たりの場合であって、しかも確率変動を伴う利益状態が発生した場合には、次回或いは次々回の大当たりまで確率変動モードが設定され、その設定回数の特別遊技状態が終了してから、大当たりを抽選する抽選確率を高める高確率状態(確変状態)が発生し、遊技者に更なる利益状態が付与される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機においては、前述したように、確変型大当たりになった場合には、大当たりによる特別遊技状態は、特別遊技図柄の組合せが、「777」等の大当たり図柄態様が決定してから、直ぐに実行されるが、確率変動により抽選確率が高確率状態となる利益状態は、後回しとなるため、従来の利益状態では遊技者は満足できない場合もあり、利益状態発生時期による満足度に欠けること、弾球遊技の興趣に欠けること、等の問題がある。
【0005】
本発明の目的は、大当たり抽選の抽選確率を向上させる高確率状態の発生時期に趣向を凝らしてゲーム性を高めるようにすること、緊張感のある弾球遊技を行えるようにすること、等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の弾球遊技機は、図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に乱数発生手段から乱数を抽出する乱数抽出手段と、この乱数抽出手段が抽出した乱数が予め定められた特定乱数と一致するか否か判定する乱数判定手段と、1又は複数の遊技図柄を所定時間変動表示してから停止可能な図柄表示手段と、この図柄表示手段の変動後の図柄態様が予め定められた特定図柄態様となる場合に遊技者に有利な状態を発生させる利益状態発生手段とを備え、乱数判定手段が抽出した乱数が特定乱数と一致したと判定した場合に図柄表示手段の変動後の図柄態様が特定図柄態様となるように構成された弾球遊技機において、図柄表示手段の図柄の変動開始から変動停止までの間に図柄始動手段が遊技球を検出した場合に、その検出に応答して乱数判定手段が判定する際に変動停止後の図柄態様が特定図柄態様となる確率を向上させる為の確率向上手段と、確率向上手段の作動終了又は図柄表示手段の変動停止までの時間を報知する報知手段とを設け、確率向上手段は、乱数判定手段が抽出した乱数が特定乱数と一致したと判定したときに作動するものである。
【0007】
それ故、図柄始動手段に遊技球が入賞したタイミングで抽出した乱数が特定乱数と一致する場合、その入賞による1又は複数の遊技図柄の変動開始から大当たりである特定図柄態様で変動停止するまでの間に限って、図柄始動手段への遊技球の入賞による乱数の抽出に際して、特定乱数と一致する乱数を抽出する確率が向上して、特別図柄態様で変動停止し易くなる。それ故、遊技者はその図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動手段に入賞させるように緊張感が高まり、ゲーム性が向上する。
【0008】
ここで、前記乱数発生手段は、第1乱数発生手段と第2乱数発生手段とを有し、乱数抽出手段は、通常の遊技中には第1乱数発生手段から乱数の抽出を行い、確率向上手段の作動中には第2乱数発生手段から乱数の抽出を行うように構成してもよい。
【0009】
また、前記乱数判定手段は、通常の遊技中に乱数の判定を行う第1判定手段と、確率向上手段の作動中に乱数の判定を行う第2判定手段であって、第1乱数判定手段よりも前記特定図柄態様となる確率が高い第2乱数判定手段とを有するように構成してもよい。また、前記乱数判定手段は第1乱数判定手段と、この第1乱数判定手段よりも特定図柄態様となる確率が高い第2乱数判定手段とを有し、図柄始動手段が遊技球を検出した場合に乱数抽出手段で抽出した乱数と、第1乱数判定手段又は第2乱数判定手段の何れかとを対応付けて記憶しておくように構成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基いて説明する。
本実施形態は、パチンコホールの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、その長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチンコ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチンコ機2に電気的に接続されている。
【0011】
図1〜図4に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と発射用の遊技球を貯留する球受け皿8の前面板(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。
【0012】
この発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モータ13(図3、図4参照)などを備えている。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。
【0013】
図2に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、センターケース24と、そのセンターケース24内に設けられたカラーの液晶ディスプレイ16と、図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)17と、可変入賞手段(開閉式入賞手段)18と、複数の普通入賞手段19(この場合、上段の普通入賞手段19以外に、可変入賞手段18の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)と、2つの作動口(通過口又はゲート)20等が夫々所定の位置に配設されている。
【0014】
液晶ディスプレイ16は、3つの特別遊技図柄を変動表示する特別図柄表示手段22として機能するとともに、2つの普通遊技図柄を変動表示する普通図柄表示手段23として機能する表示手段21である。また、表示手段21には、各種キャラクタの動画や吹き出し等の動作を背景画像として演出表示する演出表示機能も有する。特別図柄表示手段22は、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件に、図柄表示部22a〜22cに特定遊技図柄が所定時間だけ変動表示(スクロール表示)される。
【0015】
そして、各図柄表示部22a〜22cにおいては、図柄始動手段17への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される図柄態様で停止する。普通図柄表示手段23は、例えば表示手段21の右下部に、左右方向に並ぶ2個(左、右)の図柄表示部23a,23bを有し、作動口20を通過した遊技球が検出されたとき、各図柄表示部23a,23bに普通遊技図柄を所定時間だけ変動表示し、遊技球の作動口20通過時点において抽選された制御乱数により決定される図柄態様を表示して停止するようになっている。
【0016】
センターケース24の上部には、後述する高確率状態で特別遊技図柄が変動している変動時間、つまり確率向上状態の時間を表示する報知表示器25が設けられている。この報知表示器25は、7セグメントからなる2つのLEDを有する表示器であり、図柄変動が停止するまでの残り時間、つまり確率向上状態が保持される時間を秒数で表示するようになっている。図柄始動手段17は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリップと一体的に構成され、遊技球検出手段として機能するとともに、遊技球の入賞により図柄表示部22a〜22cの特定遊技図柄を変動表示させる。
【0017】
ここで、普通図柄表示手段23の変動後に停止した普通遊技図柄が当たり図柄となった当たり発生時に、開閉爪17aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。可変入賞手段18は前方に開放可能な開閉板18aを備えた入賞手段であり、通常、開閉板18aは閉じた状態であるが、特別図柄表示手段22の変動後に停止した遊技図柄が「777」、「444」等の特定態様のとき、所謂「大当たり」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方開放状に切換えられて遊技者に有利な状態が発生する。この可変入賞手段18の内部に特定入賞領域18bと普通入賞領域18cとが設けられている。
【0018】
特別遊技実行中に、遊技球が特定入賞領域18bを通過することを条件として特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態が遊技者に有利な利益状態である。可変入賞手段18の開閉板18aが前方に開放された後、所定時間(例えば、約30秒間)が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、遊技球が特定入賞領域18bを通過していないときに特別遊技状態が終了するが、特定入賞領域18bを通過していれば最大所定回数(例えば16回)まで特別遊技状態が継続される。
【0019】
図3、図4に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設けられ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続された払出し球誘導路36が設けられている。払出し手段35から払出された遊技球は払出し球誘導路36を経由して球受け皿8に払出される。
【0020】
裏機構板30の開口部30aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設され、その前側に図柄制御基板40が配設されている。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基板ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、この基板ケース41aに隣接する基板ケース41bの内部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0021】
これら基板ケース41a,41bの下側で裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられている。更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース47の内部には、発射制御基板48が設けられている。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基板45と発射制御基板48を除くその他の制御基板39,40,42,43,46には、CPUとROMやRAM等を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ(図示略)が夫々設けられている。
【0022】
主制御基板39とその他の制御基板40,42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、普通遊技図柄や特別遊技図柄の図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、後述する主制御手段49の制御負荷を軽減でき、制御コマンドの送信制御を簡単化することができる。
【0023】
次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機能について、図5の機能ブロック図により説明する。但し、これら種々の機能は、前述したマイクロコンピュータ及びROMに格納した種々の制御プログラム等により、これらの手段50〜58、61〜63、70、71、73で達成される。
【0024】
主制御基板39上に構成された主制御手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や各種の遊技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる遊技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述する図柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウンド制御手段73等に必要に応じて制御コマンドを送信出力する。図柄制御基板40上に構成された図柄制御手段60は、主制御手段50から送信されてくる図柄制御コマンドに基づいて、各図柄表示部23a,23bの普通遊技図柄を変動制御し、指示された普通図柄態様を表示するように変動停止を制御する。
【0025】
図柄制御手段60は、更に、受信した図柄制御コマンドに基づいて、各図柄表示部22a〜22cの特別遊技図柄を変動制御し、指示された特別図柄態様を表示するように変動停止を制御したり、液晶ディスプレイ16に演出表示させる演出表示制御を実行する。払出し制御基板46上に構成された払出し制御手段70は、主制御手段50から払出し制御コマンドを受信し、払出し手段35による遊技球の払出し制御を司る。
【0026】
ランプ制御基板42上に構成されたランプ制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマンドを受信し、外枠3や遊技盤5等に設けられた多数の装飾用ランプや演出用ランプ等を含むランプ群72の点灯制御を司る。サウンド制御基板43上に構成されたサウンド制御手段73は、主制御手段50からサウンド制御コマンドを受信し、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ74に対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段75は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司る。
【0027】
主制御手段50は、制御乱数を発生する乱数発生手段51と、乱数抽出手段52と、乱数判定手段53と、利益状態発生手段54と、確率向上手段55と、図柄決定手段56と、コマンド送信手段57と、報知制御手段58等を備えている。乱数発生手段51は、図6に示すように、「0〜299」までの制御乱数を繰り返し発生する第1乱数発生手段51aと、図7に示すように、「0〜29」までの制御乱数を繰り返し発生する第2乱数発生手段51bとを有している。これら乱数発生手段51a,51bで発生する複数の制御乱数のうち、1つの制御乱数「7」だけが、予め定められた特定乱数である大当たり用乱数として設定されている。
【0028】
乱数抽出手段52は、特別図柄に関しては図柄始動手段17に遊技球が入賞したときの制御乱数を、また普通図柄に関しては作動口20を遊技球が通過したときの制御乱数を、2つの乱数発生手段51a,51bのうちの何れか作動している方から抽出する。乱数判定手段53は、図柄始動手段17や作動口20に遊技球が入賞したときに乱数抽出手段52から供給される制御乱数に基づいて、特別遊技図柄に関して、特定乱数「7」と一致した「大当り」であるのか、又は「外れ(外れリーチを含む)」であるかを判定するとともに、普通遊技図柄に関しても「当り」又は「外れ」の何れであるかを判定する。
【0029】
利益状態発生手段54は、乱数判定手段53から大当たりの判定結果を受ける、若しくは、特別図柄表示手段22の変動後の停止図柄が大当たり図柄となることを条件に、遊技制御に含まれる所定の利益状態発生ルーチンにより可変入賞手段18の開閉板18aを前述したように開閉作動させる。確率向上手段55は、乱数判定手段53により大当たりの判定結果を受けることを条件として作動し、大当たり(特別図柄態様)となる抽選確率を向上させるように、乱数発生手段51に対して第2乱数発生手段51bに切換えるように指令する。
【0030】
この場合、第1乱数発生手段51aを採用した場合の当たり抽選確率は「1/300」であるが、第2乱数発生手段51bを採用した場合の当たり抽選確率は「1/30」であり、第1乱数発生手段51aよりも高くなっている。
図柄決定手段56は、乱数判定手段53からの判定結果に応じて、所定の抽選プログラムにより、普通遊技図柄に関して、「当たり」のときには当たり普通遊技図柄及び普通図柄変動パターンを決定するとともに、「外れ」のときには外れの普通遊技図柄及び普通図柄変動パターンを決定する。更に、特別遊技図柄に関して、「大当たり」のときには大当たりの特別遊技図柄及び特別図柄変動パターンを決定するとともに、「外れ」のときには外れ特別遊技図柄及び特別図柄変動パターンを決定する。
【0031】
コマンド送信手段57は、図柄決定手段56で決定された変動パターンに基づいて、図柄制御手段60に対して、普通遊技図柄や特別遊技図柄の為の変動パターンを指定する変動パターン指定コードと、停止図柄と、変動停止コマンドとを図柄変動毎に送信出力するだけでなく、払出し制御手段70とランプ制御手段71とサウンド制御手段73等に対して、必要に応じてその図柄変動に伴う種々の制御コマンドを送信する。報知制御手段58は、確率向上手段55が作動している時間、つまり確率向上状態が保持される時間を報知表示器25に秒数による表示制御を行う。
【0032】
ここで、報知表示器25は、複数の表示バーを併設的に有するレベルゲージで構成し、点灯状態の表示バーを減らしていくことで、確率向上状態が保持される残りの時間を表示するようにしてもよい。また、複数色(例えば、緑、黄、橙、赤)を発光可能な発光ランプで構成し、発光色を「緑」→「黄」→「橙」→「赤」のように順次変更することで、確率向上状態が保持される残りの時間を表示するようにしてもよい。
【0033】
図柄制御手段60は、普通図柄表示手段23を制御する普通図柄制御手段61と、特別図柄表示手段22を制御する特別図柄制御手段62と、変動パターン記憶手段63等を有し,コマンド送信手段57から送信される図柄制御コマンドを受信し、受信した図柄制御コマンドを解析する。そして、普通図柄制御手段61により各図柄表示部23a,23bにおける普通図柄変動が制御され、特別図柄制御手段62により各図柄表示部22a〜22cにおける特別図柄変動が制御される。
【0034】
変動パターン記憶手段63には、複数の変動パターン番号の各々に普通遊技図柄や特別遊技図柄の動作内容(変動時間を含む)を対応づけて記憶されている。この場合、変動パターン記憶手段63には、各種のキャラクタや背景により演出表示する演出パターンのパターン情報も記憶しているものとする。ここで、主制御手段50に設けられた主制御用マイクロコンピュータ及びROMに有する乱数発生制御プログラム等により乱数発生手段51が構成されている。また、そのマイクロコンピュータ及びROMに有する乱数抽出制御プログラム等により乱数抽出手段52が構成されている。
【0035】
また、そのマイクロコンピュータ及びROMに有する乱数判定制御プログラム等により乱数判定手段53が構成されている。また、そのマイクロコンピュータ及びROMに有する利益状態発生制御プログラム等により利益状態発生手段54が構成されている。また、そのマイクロコンピュータ及びROMに有する報知制御プログラム等により報知制御手段58が構成され、この報知制御手段58と報知表示器25等により報知手段が構成されている。
【0036】
次に、このように構成されたパチンコ機2の作用について、図8に基づいて説明する。この場合、通常状態においては、第1乱数発生手段51aの作動により、大当たりの抽選確率は低確率状態である。
図柄始動手段17に遊技球が入賞(1) したときに、乱数抽出手段52は第1乱数発生手段51aから制御乱数「7」の抽出を行い、乱数判定手段53により「大当たり」であると判定された場合、図柄決定手段56により停止図柄及び大当たり用変動パターンが決定され、符号H1で示す図柄変動(例えば、変動時間が約90秒)が開始される。
【0037】
ここで、確率向上手段55の作動時間(変動時間)の決定を、乱数抽出手段52及び乱数判定手段53で行う場合について説明しておく。
即ち、乱数発生手段(第1乱数発生手段51a,第2乱数発生手段51b)51に作動時間(変動時間)決定用の乱数を別途設け、図柄始動手段17に遊技球が入賞する毎に乱数抽出手段52により乱数を抽出する。乱数抽出手段52により抽出した乱数が「7」の場合、作動時間(変動時間)決定用の乱数の抽出及び判定を行い、その判定結果により確率向上手段55の作動時間(変動時間)を決定するようにしてもよい。そして、図柄決定手段56により、乱数判定手段53で決定した作動時間(変動時間)に応じた変動パターンを決定する。
【0038】
それ以外に、確率向上手段55の作動時間(変動時間)の決定を、確率向上手段55で行うようにしてもよい。即ち、確率向上手段55に作動時間(変動時間)決定用の乱数を別途設け、図柄始動手段17に遊技球が入賞する毎に乱数抽出手段52により乱数を抽出し、その抽出した乱数が「7」の場合、作動時間(変動時間)決定用の乱数の抽出及び判定を行い、その判定結果により確率向上手段55の作動時間(変動時間)を決定するようにしてもよい。そして、乱数判定手段53により「7」であると判定した場合、確率向上手段55で決定した作動時間(変動時間)に応じた変動パターンを決定する。
【0039】
更に、それ以外に、確率向上手段55の作動時間(変動時間)の決定を、図柄決定手段56で行うようにしてもよい。即ち、図柄決定手段56に変動パターン決定用の乱数を設け、図柄始動手段17に遊技球が入賞する毎に乱数抽出手段52により乱数を抽出し、その抽出した乱数が「7」の場合、図柄決定手段56により抽選で決定した変動パターンに含まれる変動時間に応じて、確率向上手段55の作動時間(変動時間)を決定するようにしてもよい。
【0040】
このとき、マイクロコンピュータのRAMに有する入賞メモリには、図9に示すように、入賞(1) とセットされた大当たりフラグのデータ「1」とが対応付けて記憶される。これと同時に、確率向上手段55は、大当たりの判定を受けて、第2乱数発生手段51bに切換えて作動するように指令する。それ故、当たり抽選が高確率状態で行われるようになる。また、報知制御手段58は、確率向上手段55が高確率状態に切換え作動中であるため、確率向上状態が保持される「90」秒を報知表示器25に表示(図2参照)させる。この場合、図示しないが、報知時間は、「89」→「88」→「87」→・・・→「0」のように残り表示される。
【0041】
それ故、遊技者は、高確率状態が保持されているこの図柄変動H1の停止までに、出来るだけ多くの遊技球を図柄始動手段17に入賞させるように緊張感が増し、ゲーム性が向上する。そして、その図柄変動H1が行われている期間において、3つの遊技球が入賞(2) 〜入賞(4) した場合、第2乱数発生手段51bから制御乱数の抽出を行い、入賞メモリには、図9に示すように、各入賞(2) 〜(4) と大当たりフラグのフラグデータ(大当たりを示す「1」又は外れを示す「0」)とが対応付けて記憶される。
【0042】
そして、入賞(1) に対応する図柄変動H1が停止して、報知表示器25における時間報知が終了した場合、確率向上手段55の作動が中止されるため、第2乱数発生手段51bに代えて第1乱数発生手段51aが作動し、低確率状態になる。次の入賞(2) に対応する図柄変動H2に際しては、外れ抽選であったため、低確率状態が保持された状態で、しかも報知表示器25による高確率状態の残り時間表示は行われない。そして、この低確率状態で図柄変動H2が行われている期間において、2つの遊技球が入賞(5) 〜入賞(6) した場合にも同様に、大当たりフラグのデータと対応付けて入賞メモリに順々に記憶される。
【0043】
以下同様にして、次の入賞(3) に対応する図柄変動H3に際しては、確率向上手段55が作動して第2乱数発生手段51bに切換えられ、確率向上状態が保持される「60」秒が報知表示器25に表示される。また、次の入賞(4) に対応する図柄変動H4に際しては、確率向上手段55の作動が中止されて第1乱数発生手段51aに切換えられる。更に、次の入賞(5) に対応する図柄変動H5に際しては、確率向上手段55が作動して第2乱数発生手段51bに切換えられ、確率向上状態が保持される「45」秒が報知表示器25に表示される。
【0044】
このように、図柄始動手段17に遊技球が入賞したタイミングで抽出した乱数が大当たりである特定乱数の場合、その入賞による3つの特別遊技図柄の変動開始から「777」等の大当たり態様で変動停止するまでの変動期間中に限って、図柄始動手段17への遊技球の入賞による乱数の抽出に際して、第2乱数発生手段51bが作動して、変動停止後の図柄態様が大当たりとなる確率が向上する。それ故、遊技者は特別遊技図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動手段17に入賞させるように緊張感が高まり、利益状態の発生に趣向を凝らしてゲーム性が向上する。
【0045】
前記実施形態の変更形態について説明する。
1〕主制御手段50Aを図10に示すように部分的に変更し、乱数発生手段51Aは、実施形態の図6に示すように、「0」〜「299」までの制御乱数を繰り返し発生させるように構成し、乱数判定手段53Aは、1個の当たり制御乱数「7」を記憶した乱数判定テーブル「1」を有する第1乱数判定手段53a(図11参照)と、10個の当たり制御乱数「7、37、67、・・・・277」を記憶した乱数判定テーブル「2」を有する第2乱数判定手段53b(図12参照)とで構成し、これら乱数判定手段53a,53bを適宜切換えるようにしてもよい。
【0046】
即ち、図13に示すように、図柄始動手段17に遊技球が入賞(1) したときに、乱数抽出手段52Aは第1乱数発生手段51Aから制御乱数「7」を抽出し、乱数判定手段53aにより「大当たり」であると判定された場合、図柄決定手段56により停止図柄及び大当たり用変動パターンが決定され、符号H1で示す図柄変動(変動時間が約90秒)が開始される。このとき、マイクロコンピュータのRAMに有する入賞メモリには、図14に示すように、入賞(1) と、セットされた大当たりフラグのデータ「1」とが対応付けて記憶される。
【0047】
これと同時に、確率向上手段55Aは、大当たりの判定を受けて、第2乱数判定手段53bに切換えて作動するように指令する。それ故、当たり抽選が高確率状態で行われるようになる。また、報知制御手段58Aは、確率向上手段55Aが高確率状態に切換え作動中であるため、確率向上状態が保持される「90」秒を報知表示器25に表示させる。そして、その図柄変動H1が行われている期間において、3つの遊技球が入賞(2) 〜入賞(4) した場合、第2乱数判定手段53bにより抽出した制御乱数の判定が行われ、入賞メモリには、図14に示すように、各入賞(2) 〜(4) と大当たりフラグのフラグデータ(「1」又は「0」)とが対応付けて記憶される。
【0048】
入賞(1) に対応する図柄変動H1が停止した場合、確率向上手段55Aの作動が中止されるため、第2乱数判定手段53bに代えて第1乱数判定手段53aが作動し、低確率状態になる。次の入賞(2) に対応する図柄変動H2は、外れ抽選であったため、第1乱数判定手段53aが継続して作動し、低確率状態が保持されている。この低確率状態で図柄変動H2が行われている変動期間において、2つの遊技球が入賞(5) 〜入賞(6) した場合にも同様に、大当たりフラグのデータと対応付けて入賞メモリに順々に記憶される。
【0049】
以下同様にして、次の入賞(3) に対応する図柄変動H3に際しては、確率向上手段55が作動して第2乱数判定手段53bに切換えられ、確率向上状態が保持される「60」秒が報知表示器25に表示される。また、次の入賞(4) に対応する図柄変動H4に際しては、確率向上手段55が作動が中止されて第1乱数判定手段53aに切換えられる。更に、次の入賞(5) に対応する図柄変動H5に際しては、確率向上手段55が作動して第2乱数判定手段53bに切換えられ、確率向上状態が保持される「45」秒が報知表示器25に表示される。
【0050】
このように、図柄始動手段17に遊技球が入賞したタイミングで抽出した乱数が大当たりである特定乱数の場合に、その入賞による3つの特別遊技図柄の変動開始から「777」等の大当たり態様で変動停止するまでの変動期間中に限って、図柄始動手段17への遊技球の入賞による乱数の判定に際して、第2乱数判定手段53bが作動して、変動停止後の図柄態様が大当たりとなる確率が向上する。それ故、遊技者は特別遊技図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動手段17に入賞させるように緊張感が高まり、利益状態の発生に趣向を凝らしてゲーム性が向上する。
【0051】
2〕主制御手段50Aを図10に示すように部分的に変更し、図柄始動手段17への遊技球の入賞時には、制御乱数と乱数判定テーブルとを対応付けて記憶しておき、実際の図柄変動が開始される際に、これらの制御乱数と乱数判定テーブルとに基づいて大当たりであるか否かを判定するようにしてもよい。即ち、図15に示すように、図柄始動手段17に遊技球が入賞(1) したときに、乱数抽出手段52Aは乱数発生手段51から制御乱数「7」を抽出し、マイクロコンピュータのRAMに有する入賞メモリに、図16に示すように、入賞(1) に対応する記憶(1) として、制御乱数「7」と乱数判定テーブル「1」とが対応付けて記憶される。
【0052】
そして、入賞(1) に対応する図柄変動H1が開始されるに際して、入賞メモリに記憶(1) として記憶していた制御乱数「7」と乱数判定テーブル「1」とに基づいて大当たりが判定(1) され、図柄決定手段56により大当たりの停止図柄及び大当たり用変動パターンが決定され、図柄変動(変動時間が約90秒)H1が開始される。これと同時に、報知制御手段58Aは、確率向上手段55Aが高確率状態に切換え作動中であるため、確率向上状態が保持される「90」秒を報知表示器25に表示させる。
【0053】
そして、その図柄変動H1が行われている期間において、3つの遊技球が入賞(2) 〜入賞(4) した場合、その入賞の都度、制御乱数「205、127、48」と乱数判定テーブル「2」とを夫々対応付けた記憶(2) 〜記憶(4) が入賞メモリに記憶される(図16参照)。入賞(1) に対応する図柄変動H1が停止した場合、確率向上手段55Aの作動が中止されるため、第2乱数判定手段53bに代えて第1乱数判定手段53aが作動し、低確率状態になる。
【0054】
次の入賞(2) に対応する図柄変動H2が開始される際にも、入賞メモリに記憶(2) として記憶していた制御乱数「205」と乱数判定テーブル「2」とに基づいて「外れ」が判定(2) され、第1乱数判定手段53aが継続して作動し、低確率状態が保持されている。この低確率状態で図柄変動H2が行われている変動期間において、2つの遊技球が入賞(5) 〜入賞(6) した場合にも同様に、その入賞の都度、制御乱数「7、279」と乱数判定テーブル「1」とを夫々対応付けた記憶(5) 〜記憶(6) が入賞メモリに記憶される。
【0055】
以下同様にして、次の入賞(3) に対応する図柄変動H3が開始される際にも、記憶(3) に基づいて、「大当たり」が判定(3) され、確率向上手段55Aが作動して第2乱数判定手段53bに切換えられ、確率向上状態が保持される「60」秒が報知表示器25に表示される。また、次の入賞(4) に対応する図柄変動H4が開始される際にも、記憶(4) に基づいて、「外れ」が判定(4) され、確率向上手段55Aの作動が中止されて第1乱数判定手段53aに切換えられる。
【0056】
更に、次の入賞(5) に対応する図柄変動H5が開始される際にも、記憶(5) に基づいて「大当たり」が判定(5) され、確率向上手段55Aが作動して第2乱数判定手段53bに切換えられ、確率向上状態が保持される「45」秒が報知表示器25に表示される。
【0057】
この場合にも、図柄始動手段17への遊技球の入賞による3つの特別遊技図柄の変動開始から「777」等の大当たり態様で変動停止するまでの変動期間中に限って、図柄始動手段17への遊技球の入賞による乱数の判定に際して、第2乱数判定手段53bが作動して、変動停止後の図柄態様が大当たりとなる確率が向上するため、遊技者は特別遊技図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動手段17に入賞させるように緊張感が高まり、利益状態の発生に趣向を凝らしてゲーム性が向上する。
【0058】
3〕確率向上状態であること又は確率向上状態が終了するまでの時間を、液晶ディスプレイ16に文字情報により報知するようにしてもよい。また、液晶ディスプレイ16に、文字情報以外に、表示する図柄の色や形状又は背景、演出用のキャラクタの動作により報知するようにしてもよい。更に、確率向上手段55の作動時に選択される変動パターンに報知情報を追加的に記憶しておき、その報知情報を液晶ディスプレイ16に表示するようにしてもよい。
【0059】
4〕確率向上状態であることを、センターケース24、遊技盤5上のサイドランプ、可変入賞手段18の近傍又は外枠3の上部に設けた報知ランプを点灯させたり、点滅させることで報知するようにしてもよい。更に、これらの報知ランプにより、確率向上状態でない通常時、つまり確率向上手段55の非作動時と異なる発光パターンで点滅させることで、確率向上状態であることを報知するようにしてもよい。
【0060】
5〕大当たりを抽選する為の向上させた確率は、1/30だけに限るものではなく、1/50、1/60等、通常の抽選確率よりも高い確率に設定するようにしてもよい。即ち、複数種類の確率を設け、決定された大当たり図柄や図柄始動手段17への遊技球の入賞個数に応じて変更するようにしてもよい。
6〕大当たりが決定された場合以外に、例えば、予め設定された特定のリーチ態様が発生した場合に、確率向上手段55により確率向上状態に切換えるようにしてもよい。また、例えば、乱数発生手段51等に確率向上判定用乱数を別途設けておき、図柄始動手段17に遊技球が入賞した場合に、図柄変動開始時に、確率向上判定用乱数を抽出及び判定し、確率向上手段55を作動させるか否かを決定するようにしてもよい。
【0061】
7〕乱数発生手段51,51Aの第2乱数発生手段51bを、発生する制御乱数の数が相互に異なる複数種類設け、抽選で決定するようにしてもよい。
8〕乱数判定手段53Aの第2乱数判定手段53bを、抽選確率が相互に異なる複数種類設け、抽選で決定するようにしてもよい。
9〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を付加し、更に、第2種パチンコ機だけでなく、遊技球やコイン等の各種の賞媒体を用いるアレンジボール機、雀球遊技機等の種々の弾球遊技機に本発明を適用することが可能である。
【0062】
【発明の効果】
本願の弾球遊技機によれば、図柄始動手段に遊技球が入賞したタイミングで抽出した乱数が大当たりである特定乱数の場合、その入賞による3つの特別遊技図柄の変動開始から「777」等の大当たり態様で変動停止するまでの変動期間中に限って、図柄始動手段への遊技球の入賞による乱数の抽出に際して、大当たりになる特定乱数を抽出する確率が向上するため、大当たりを抽選する抽選確率が高くなる。それ故、遊技者は特別遊技図柄の変動期間中に、多くの遊技球を図柄始動手段に入賞させるように緊張感が高まり、利益状態の発生に趣向を凝らしてゲーム性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】第1乱数発生手段により発生する制御乱数を説明する説明図である。
【図7】第2乱数発生手段により発生する制御乱数を説明する説明図である。
【図8】図柄始動手段への入賞による図柄変動と抽選確率変更のタイムチャートである。
【図9】入賞メモリの記憶情報を示す図表である。
【図10】変更形態に係る主制御手段の部分機能ブロック図である。
【図11】第1乱数判定手段の判定テーブルを示す図表である。
【図12】第2乱数判定手段の判定テーブルを示す図表である。
【図13】変更形態に係る図8相当図である。
【図14】入賞メモリの記憶情報を示す図表である。
【図15】変更形態に係る図8相当図である。
【図16】入賞メモリの記憶情報を示す図表である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機)
17 図柄始動手段
21 表示手段
25 報知表示器
51,51A 乱数発生手段
51a 第1乱数発生手段
51b 第2乱数発生手段
52,52A 乱数抽出手段
53,53A 乱数判定手段
53a 第1乱数判定手段
53b 第2乱数判定手段
54 利益状態記憶手段
55,55A 確率向上手段
58,58A 報知制御手段
60 図柄制御手段
Claims (4)
- 図柄始動手段(17)が遊技球を検出することを条件に乱数発生手段(51,51A)から乱数を抽出する乱数抽出手段(52,52A)と、この乱数抽出手段(52,52A)が抽出した乱数が予め定められた特定乱数と一致するか否か判定する乱数判定手段(53,53A)と、1又は複数の遊技図柄を所定時間変動表示してから停止可能な図柄表示手段(21,60) と、この図柄表示手段(21,60) の変動後の図柄態様が予め定められた特定図柄態様となる場合に遊技者に有利な状態を発生させる利益状態発生手段(54)とを備え、前記乱数判定手段(53,53A)が前記抽出した乱数が前記特定乱数と一致したと判定した場合に図柄表示手段(21,60) の変動後の図柄態様が前記特定図柄態様となるように構成された弾球遊技機において、
前記図柄表示手段(21,60) の図柄の変動開始から変動停止までの間に前記図柄始動手段(17)が遊技球を検出した場合に、その検出に応答して前記乱数判定手段(53,53A)が判定する際に変動停止後の図柄態様が前記特定図柄態様となる確率を向上させる為の確率向上手段(55,55A)と、
前記確率向上手段 (55,55A) の作動終了又は図柄表示手段 (21,60) の変動停止までの時間を報知する報知手段 (25,58) とを設け、
前記確率向上手段 (55,55A) は、前記乱数判定手段 (53,53A) が前記抽出した乱数が前記特定乱数と一致したと判定したときに作動することを特徴とする弾球遊技機。 - 前記乱数発生手段(51)は、第1乱数発生手段(51a) と第2乱数発生手段(51b) とを有し、前記乱数抽出手段(52)は、通常の遊技中には第1乱数発生手段(51a) から乱数の抽出を行い、前記確率向上手段(55)の作動中には第2乱数発生手段(51b) から乱数の抽出を行うことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記乱数判定手段(53A) は、通常の遊技中に乱数の判定を行う第1乱数判定手段(53a) と、前記確率向上手段(55A) の作動中に乱数の判定を行う第2乱数判定手段(53b) であって、第1乱数判定手段(53a) よりも前記特定図柄態様となる確率が高い第2乱数判定手段(53b) とを有することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記乱数判定手段(53A) は第1乱数判定手段(53a) と、この第1乱数判定手段(53a) よりも前記特定図柄態様となる確率が高い第2乱数判定手段(53b) とを有し、前記図柄始動手段(17)が遊技球を検出した場合に乱数抽出手段(52A) で抽出した乱数と、第1乱数判定手段(53a) 又は第2乱数判定手段(53b) の何れかとを対応付けて記憶しておくことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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