JP3900411B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関し、特に大当たりによる利益状態の期間中に受信した種々の信号に基づいて、その種々の信号を受けたとき以降の演出を副制御手段側で変更できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、第1種のパチンコ機等の弾球遊技機においては、遊技盤に、普通入賞手段に加えて、普通図柄始動用のゲート手段(通過手段)や特別図柄始動手段(電動式チューリップ)、1又は複数の普通図柄を変動表示可能な普通図柄表示手段、複数の特別図柄を変動表示可能な特別図柄表示手段、更に、アタッカーと呼ばれる可変入賞手段(開閉式入賞手段)等を備え、遊技者が発射手段の発射ハンドルを操作することで、球受け皿に貯留された遊技球が遊技盤の遊技領域に順々に発射される。
【0003】
そして、発射された遊技球が遊技釘や風車で落下方向を変えながら落下し、ゲート手段を通過した場合、普通図柄表示手段における普通図柄が所定変動時間だけ変動し、遊技球のゲート通過時点で抽選された結果が当たりの場合、特別図柄始動手段に有する1対の開閉爪が所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0004】
また、特別図柄始動手段に入賞した場合、特別図柄表示手段における複数の特別図柄が所定変動時間だけ変動し、遊技球の特別図柄始動手段への入賞時点で抽選された結果が大当たりの場合、その変動後の停止図柄が特定図柄態様(所謂、「777」等の大当たり図柄態様)となり、可変入賞手段が所定条件に基づいて、設定回数(例えば、16ラウンド)まで開放され、遊技者に有利な利益状態である特別遊技が発生する。この場合、可変入賞手段の開放中には、複数の遊技球が入賞可能になり、遊技者に多大の利益が還元される。
【0005】
ところで、遊技球の特別図柄始動手段への入賞時点における抽選で大当たりが発生した場合、特別図柄表示手段においては、通常では表示されない特殊な背景やキャラクタにより、大当たりを予告する演出表示が行われたり、遊技盤や前枠に設けられた複数の演出ランプが高速で点滅したり、更には、各種の音響を出力する等して、演出効果を高め、遊技者による弾球遊技を盛り上げるようにしている。
【0006】
この場合には、特別遊技が行われていない通常遊技中における遊技球の特別図柄始動手段への入賞に基づいて、「大当たり」が乱数抽選により決定された結果、抽選により選択された大当たり用の特定の背景やキャラクタを有する予告演出が、大当たり発生まで表示される。また、乱数抽選により「大当たり」が決定した場合でも、その大当たりによる特別遊技が終了した後には、通常の遊技状態と何ら変わることのない遊技演出が行われるだけである。ここで、その大当たりが確率変動型であった場合には、非確率変動型で大当たりした場合に比べて、背景が若干変わるような場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機においては、前述したように、大当たりによる特別遊技が終了した後の遊技演出は、通常の遊技状態における演出表示と何ら変わることのない演出内容であるため、変化に乏しく、遊技意欲を損なうこと、等の問題がある。また、大当たりが確率変動型であっても、特別遊技終了後には、背景が若干変わるだけであり、遊技演出としては、それ以上の変化はなく、遊技演出による遊技者の興趣に欠けるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、大当たりにより発生した利益状態の期間中以降における遊技演出の演出内容を改善できるようにすること、その遊技演出により遊技者の興趣性の向上を図れるようにすること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の弾球遊技機は、遊技演出を行う演出手段と、遊技機を統括的に制御する主制御手段と、この主制御手段から種々の指令を受けて演出手段を制御する副制御手段と、特別図柄が大当り図柄態様になったことを条件として遊技者に利益状態を複数ラウンドに亙って発生させる利益状態発生手段とを備えた弾球遊技機において、副制御手段は、複数の演出パターンの内容を示す情報及びそれに付随する情報を記憶した演出パターンテーブルを複数記憶した演出パターン記憶手段と、演出パターン記憶手段に記憶された複数の演出パターンテーブルのうちの1つを択一的に選択するテーブル選択手段であって利益状態発生中の所定ラウンドにおいて成立した所定の条件に基づいて演出パターンテーブルを選択するテーブル選択手段と、選択されたパターンテーブルに記憶された複数の演出パターンのうちの1つを択一的に選択する演出パターン選択手段であって選択されたパターンテーブルに記憶された複数の演出パターンの各々に対応付けて予め設定された演出パターン抽選確率となるような乱数抽選に基づいて、利益状態終了後における遊技演出に用いる演出パターンを選択する演出パターン選択手段とを備えたものである。
【0010】
遊技者による弾球遊技の実行中に、大当たりが発生する等の所定条件が成立した場合、遊技者に利益状態が複数ラウンドに亙って発生する。ここで、この利益状態としては、大当たりにより最大所定ラウンド(例えば16ラウンド)まで可変入賞手段を開放する特別遊技であってもよい。その利益状態の発生中には、所定ラウンドにおいて成立した所定の条件に基づいて、演出パターン選択手段により、パターンテーブルに記憶された利益状態終了後における遊技演出に用いる複数の演出パターンのうちの1つが予め設定された演出パターン抽選確率となるような乱数抽選に基づいて択一的に選択される。このように、利益状態の発生中における遊技態様に応じて、択一的に選択される演出パターンが異なるので、利益状態終了後における遊技演出表示の斬新さや興趣性が高まる。
【0011】
ここで、前記演出パターン記憶手段は、複数の演出パターンの内容を示す情報及びそれに付随する情報を記憶した演出パターンテーブルを複数記憶する。副制御手段は演出パターン記憶手段に記憶された複数の演出パターンテーブルのうちの1つを択一的に選択するテーブル選択手段を備え、テーブル選択手段は、利益状態発生中の所定ラウンドにおいて成立した所定の条件に基づいて演出パターンテーブルを選択する。
【0012】
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、所定の条件とは、利益状態発生中の所定ラウンドにおいて遊技球が特定入賞領域へ入賞したことを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項1の発明において、所定の条件とは、利益状態発生中の所定ラウンドのラウンド開始指令を受信した時から前記特定入賞領域への入賞を示す入賞指令を受信した時までの経過時間であることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基いて説明する。
本実施形態は、パチンコホールの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、その長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチンコ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチンコ機2に電気的に接続されている。
【0014】
図1〜図4に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と発射用の遊技球を貯留する球受け皿8の前面板(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。
【0015】
この発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モータ13(図3、図4参照)などを備えている。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。
【0016】
図2に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、センターケース25と、そのセンターケース25内に設けられたカラーの液晶ディスプレイ16と、左右のゲート手段(通過手段又は作動口)18と、複数の普通入賞手段19(この場合、例えば7つ)と、特別図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)20と、可変入賞手段(開閉式入賞手段)21等が夫々所定の位置に配設されている。
【0017】
各ゲート手段18には遊技球の通過を検出する球検出手段18aが設けられている。また、複数の普通入賞手段19の各々にも、遊技球の入賞を検出する球検出手段19aが設けられている。尚、遊技領域5aには複数の遊技釘や風車等が設けられているが、図示を省略する。液晶ディスプレイ16には、3つの特別図柄を変動表示させる特別図柄表示手段23として機能するとともに、2つの小さな普通図柄を変動表示させる普通図柄表示手段24として機能する図柄表示手段22(これが演出手段に相当する)が設けられている。
【0018】
また、図柄表示手段22には、各種のキャラクタの動画、吹き出し等の動作を、特別図柄表示手段23を含む液晶ディスプレイ16の表示画面に、背景画像等の遊技演出を表示する機能も有する。即ち、これら特別図柄表示手段23の為のディスプレイと、普通図柄表示手段24の為のディスプレイとが共通の1つの液晶ディスプレイ16上に一体的に構成されている。
【0019】
特別図柄表示手段23は、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部23a〜23cを有し、特別図柄始動手段20に遊技球が入賞することを条件に、図柄表示部23a〜23cに特別図柄が所定時間だけ変動表示(スクロール表示)する。即ち、特別図柄始動手段20に遊技球が入賞した場合、その入賞タイミングで制御乱数が抽出され、特別図柄の変動前に大当たりに関して判定され、各図柄表示部23a〜23cにおいては、所定時間の変動の後、判定結果に基づいて決定された図柄態様で停止する。
【0020】
普通図柄表示手段24は、例えば図柄表示手段22の右下部に、左右方向に並ぶ2個(左、右)の小さな図柄表示部24a,24bを有し、左右のゲート手段18の何れかを通過した遊技球が検出されたとき、各図柄表示部24a,24bに普通図柄を所定時間だけ変動表示する。遊技球が左右何れかのゲート手段18を通過した場合、その通過タイミングで制御乱数が抽出され、普通図柄の変動前に当たりに関して判定され、各図柄表示部24a,24bにおいては、所定時間の変動表示の後、判定結果に基づいて決定された図柄態様で停止する。
【0021】
普通図柄表示手段24の変動後に停止した普通図柄が当たりとなった当たり発生時には、特別図柄始動手段20に有する1対の開閉爪20aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。これも遊技者に有利な利益状態である。特別図柄始動手段20は、開閉自在な左右1対の開閉爪20a及び遊技球の入賞を検出する球検出手段20bを備え、図示外のソレノイドを駆動源とする電動式チューリップとして一体的に構成され、球検出手段として機能するものである。可変入賞手段21は前方に開放可能な開閉板21aを備え、通常、開閉板21aは閉じ状態である。
【0022】
しかし、特別図柄表示手段23の変動後に停止した組合せ図柄が「7,7,7」、「4,4,4」等の特定図柄態様の場合、所謂「大当たり」と称する特別遊技が開始され、開閉板21aが前方に開放されて遊技者に有利な状態が発生する。この可変入賞手段21の内部に特定入賞領域21b(所謂、Vゾーン)と普通入賞領域21cとが設けられ、特定入賞領域21bを遊技球が通過したとき、特別遊技が継続される。この場合、遊技球の特定入賞領域21bへの入賞を球検出手段21dで検出可能である。
【0023】
また、遊技球の普通入賞領域21cへの入賞を球検出手段21eで検出可能である。可変入賞手段21の開閉板21aが前方に開放された後、所定時間(例えば、約30秒間)が経過した場合、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞した場合に特別遊技が終了する。しかし、開閉板21aが閉じるに際して遊技球が特定入賞領域21bを通過していれば、最大所定ラウンド(例えば16ラウンド)まで特別遊技を継続でき、遊技者に有利な利益状態が付与される。
【0024】
図3、図4に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装着され、この裏機構板30の上側に、基板カバー31で保護された外部出力基板32と、球タンク33と、これから延びるタンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設けられ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続された払出し球誘導路36が設けられている。
【0025】
払出し手段35から払出された遊技球は払出し球誘導路36を経由して球受け皿8に払出される。裏機構板30の略中央部に形成された矩形状開口部30aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー37が嵌合している。裏カバー37の後面に装着された基板ケース38の内部には、主制御基板39が配設され、その前側には図柄制御基板40が配設されている。そして、液晶ディスプレイ16はこの図柄制御基板40に電気的に接続されている。
【0026】
主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基板ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、この基板ケース41aに隣接する基板ケース41bの内部にサウンド制御基板43が設けられている。これら基板ケース41a,41bの下側で裏機構板30に装着された基板ケース44の内部には、電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられている。電源基板45には、図3に示すように、電源スイッチ45aが夫々設けられている。
【0027】
更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース47の内部には、発射制御基板48が設けられている。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基板45と発射制御基板48を除くその他の制御基板39,40,42,43,46には、CPUとROM及びRAM等を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータが夫々設けられている。
【0028】
主制御基板39とその他の制御基板40,42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、普通図柄や特別図柄の図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、後述する主制御手段50の制御負荷を軽減でき、制御コマンドの送信制御を簡単化することができる。
【0029】
次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機能について、図5の機能ブロック図により説明する。但し、これら種々の機能は、前述した各種制御用のマイクロコンピュータ及びそのROMに格納した種々の制御プログラム等により、これらの制御手段50〜56、61〜66、70、71、73、75で達成される。
【0030】
主制御基板39上に構成された主制御手段50は、パチンコ機2を統括的に制御するものであり、遊技態様や遊技球の挙動に応じた遊技動作の制御、つまり遊技盤5に設けられた種々の遊技部品20,21や各種の遊技球入賞手段18〜21等に設けられた球検出手段18a〜19a,20b、21d、21e等に対する信号の入出力に関わる遊技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述する図柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウンド制御手段73等に必要に応じて制御コマンドを送信出力する。
【0031】
図柄制御基板40上に構成された図柄制御手段60(これが副制御手段に相当する)は、主制御手段50から送信されてくる図柄制御コマンド(表示用コマンドを含む)に基づいて、各図柄表示部24a,24bの普通図柄を変動制御し、指示された普通図柄態様を停止表示するように制御する。図柄制御手段60は、更に、受信した図柄制御コマンドに基づいて、各図柄表示部23a〜23cの特別図柄を変動制御し、指示された特別図柄態様を停止表示するように制御し、これら図柄表示部23a〜23cを含む液晶ディスプレイ16の画面に演出表示させる演出表示を制御する。
【0032】
払出し制御基板46上に構成された払出し制御手段70は、主制御手段50から払出し制御コマンドを受信し、払出し手段35による遊技球の払出し制御を司る。ランプ制御基板42上に構成されたランプ制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマンドを受信し、遊技盤5や前枠4等に設けられた多数の装飾用ランプや演出用ランプ等を含むランプ群72の点灯又は点滅制御を司る。
【0033】
サウンド制御基板43上に構成されたサウンド制御手段73は、主制御手段50からサウンド制御コマンドを受信し、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ74を駆動制御して効果音等の種々のサウンド出力制御を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段75は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司る。ここで、外部出力基板32は、特別図柄に関する変動回数や停止図柄の情報等を、パチンコホールに設けられた島コンピュータ(図示略)に送信出力する。
【0034】
主制御手段50は、特別図柄用の乱数発生手段51及び乱数抽出手段52と、乱数判定手段53と、利益状態発生手段54と、図柄決定手段55と、コマンド送信手段56等を備えている。ここで、乱数発生手段51と乱数抽出手段52等により特別図柄用の抽選手段が構成されている。この主制御手段50には、左右のゲート手段18の何れかを遊技球が通過することに基づいて、普通図柄に関する抽選を行う普通図柄用抽選手段が別途設けられているが、ここでは、普通図柄抽選手段に関する説明を省略し、特別図柄用抽選手段について説明する。
【0035】
次に、特別図柄用抽選手段の乱数発生手段51と乱数抽出手段52について説明する。この乱数発生手段51は、微小な更新周期(例えば、約2msec)で、例えば「0〜299」までの制御乱数を繰り返し発生する。この乱数発生手段51で発生する複数の制御乱数のうち、1つの制御乱数(例えば、「17」)だけが、予め定められた大当たり用の特定乱数として設定されている。
【0036】
乱数抽出手段52は、特別図柄に関して、特別図柄始動手段20に遊技球が入賞したときの1つの制御乱数を抽出する。乱数判定手段53は、特別図柄始動手段20に遊技球が入賞したときに乱数抽出手段52により1つの制御乱数が抽出されるので、特別図柄の変動前の時点で、特別図柄に関して、特定乱数と一致した「大当たり」であるのか、又は「外れ(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定する。
【0037】
更に、乱数判定手段53は、確率変動型の大当たりに関しても判定を行い、確率変動型であると判定した場合には、当該利益状態である特別遊技が終了した後、次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数(例えば、100回)だけ特別図柄が変動する迄、大当たりとする特定乱数の数が通常のときよりも多くなり、大当たり確率が通常よりも高くなる。また、乱数判定手段53は、このような確率変動の場合には、後述する利益状態発生手段54に所定の利益を与えるように指示する。これも遊技者に有利な利益状態である。
【0038】
利益状態発生手段54は、乱数判定手段53から大当たりの判定結果を受ける、若しくは、特別図柄表示手段23の変動後の停止図柄が大当たり図柄となることを条件に、遊技制御に含まれる所定の利益状態発生ルーチンにより、可変入賞手段21の開閉板21aを前述したように開閉作動させる。更に、利益状態発生手段54は、乱数判定手段53から前述した確率変動指示を受けると、普通図柄が「当たり」になることを条件として、特別図柄始動手段20の開閉爪20aを通常時(例えば、約0.5 秒)よりも長い時間(例えば、約3秒)、開状態にする等して、遊技球が入り易くなるといった利益状態を遊技者に与える。
【0039】
図柄決定手段55は、乱数判定手段53からの判定結果に応じて、所定の抽選プログラムにより、普通図柄に関して、「当たり」のときには当たり普通図柄及び当たり普通図柄変動パターンを抽選により決定するとともに、「外れ」のときには外れ用の普通図柄及び普通図柄変動パターンを夫々抽選により決定する。図柄決定手段55は、更に、特別図柄に関して、「大当たり」のときには大当たり用の特別図柄及び特別図柄変動パターンを夫々抽選により決定するとともに、「外れ」のときには外れ用の特別図柄及び特別図柄変動パターンを決定する。
【0040】
コマンド送信手段56は、図柄制御手段60に対して、電源の投入時又は停電からの復旧時には、初期画面表示指令コマンド等の遊技開始の為の制御コマンドを送信し、図柄決定手段55で決定された変動パターンに基づいて、特別図柄の為の変動パターン番号を指定する変動パターン指定コードと、停止図柄と、変動停止コマンドとを図柄変動毎に送信出力し、普通図柄の変動パターンについても同様に、図柄制御手段60に対して、変動パターン指定コードを含む種々の制御コマンドを送信する。
【0041】
コマンド送信手段56は、更に、払出し手段35とランプ制御手段71とサウンド制御手段73の各々に対して、必要に応じてその図柄変動に伴う種々の制御コマンドを送信する。ここで、大当たりによる特別遊技に際して図柄制御手段60に送信される表示用のコマンド(複数の指令に相当する)について簡単に説明する。
【0042】
図6に示すように、大当たり発生を指令する「大当たり開始前指定コマンド」、第1ラウンドの開始を指令する「開放1回目指定コマンド」、第2ラウンドの開始を指令する「開放2回目指定コマンド」・・・・第16ラウンドの開始を指令する「開放16回目指定コマンド」、遊技球の特定入賞領域21b入賞を指令する「特定領域通過指定コマンド」等である。ここで、これらの開放N回目指定コマンドの各々がラウンド開始指令に相当し、特定領域通過指定コマンドが入賞指令に相当する。
【0043】
図柄制御手段60は、特別図柄表示手段23を表示制御する特別図柄制御手段61と、普通図柄表示手段24を表示制御する普通図柄制御手段62と、変動パターン記憶手段63と、演出パターン記憶手段64と、テーブル選択手段65と、演出パターン選択手段66等を有している。図柄制御手段60においては、コマンド送信手段56から送信される図柄制御コマンドが解析され、特別図柄制御手段61により各図柄表示部23a〜23cにおける特別図柄変動が制御されるとともに、普通図柄制御手段62により各図柄表示部24a,24bにおける普通図柄変動が制御される。
【0044】
ここで、図柄制御手段60には、図7に示すように、図6に示した特別遊技に際しての表示用のコマンドの各々に対応する表示内容を記憶した表示データが、図示のように記憶されている。変動パターン記憶手段63は、普通図柄変動や特別図柄変動に関して、複数の変動パターン番号の各々に変動内容(変動時間を含む)を対応づけた変動パターン情報が記憶されている。演出パターン記憶手段64は、図8に示す演出パターンテーブルAと、図9に示す演出パターンテーブルBと、図10に示す演出パターンテーブルCとを夫々記憶している。
【0045】
演出パターンテーブルA〜Cの各々には、演出パターンを夫々特定する情報として、演出パターン番号1,2,3・・・・10が夫々記憶されるとともに、演出パターン抽選確率、背景の選択確率、背景の演出内容、キャラクタの選択確率、キャラクタの演出内容等が予め記憶されている。
【0046】
テーブル選択手段65は、図11に示すように、演出パターンテーブルA〜Cと、特別遊技の第3ラウンドが開始されてから遊技球が特定入賞領域21bを通過するまでの経過時間(秒)とを対応付けたテーブル選択条件を記憶している。演出パターン選択手段66は、図12に示す演出パターンテーブル及び演出パターン選択制御のS16により、選択された各演出パターンテーブルA〜Cに記憶された演出パターン抽選確率となるように乱数抽選を介して何れか1つの演出パターンを選択する。
【0047】
次に、図柄制御手段60により実行される演出パターンテーブル及び演出パターン選択制御について、図12のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。営業開始に際して、パチンコ機2の前枠4を前方に開いた状態で、電源スイッチ45aがオン側に切換えられると、パチンコ機2に主電源が投入され、この制御が開始される。ここで、図13に基づいて、この制御及びその背景を説明しておく。
【0048】
遊技者が発射手段10の発射ハンドル12を回動操作することで、球受け皿8に貯留された遊技球が遊技盤5の遊技領域5aに順々に発射される。発射された遊技球が遊技釘や風車で落下方向を変えながら落下し、時点t0において特別図柄始動手段20に入賞した場合、特別図柄表示手段23における複数の特別図柄が各図柄表示部23a〜23cにおいて所定変動時間だけ変動する。この場合、遊技球の特別図柄始動手段20への入賞時点で抽選された結果が大当たりの場合、大当たりを期待させるような予告演出が図柄表示手段22に表示される。
【0049】
そして、所定時間の変動後に、時点t1において「777」等の大当たり図柄態様で停止して大当たりが発生し、この時点t1から最大所定回数を16ラウンドとする特別遊技が開始される。この場合、開閉板21aが前方に開放されているため、落下する遊技球は可変入賞手段21に入賞し易く、普通入賞領域21cや特定入賞領域21bを通過するようになる。但し、遊技球の特定入賞領域21bへの通過は1個に限られている。
【0050】
そして、所定時間(例えば、約30秒間)が経過するか又は所定数(例えば10個)の遊技球が通過する条件が満たされる毎に、第1ラウンド、第2ラウンド、第3ラウンド・・・第16ラウンドまでの特別遊技が実行されて終了する。ところで、前述したように、主制御手段50から図柄制御手段60に、大当たり発生時には「大当たり開始前指定コマンド」が送信され、第1ラウンドの開始に際しては「開放1回目指定コマンド」、第2ラウンドの開始に際しては「開放2回目指定コマンド」が送信されるとともに、遊技球の特定入賞領域21bへの入賞に際しては「特定領域通過指定コマンド」が送信される。
【0051】
この制御が開始されると、先ず、大当たり開始前指定コマンドを受信した場合(S11:Yes )、開放3回目指定コマンドを受信するまで待機される(S12)。第3ラウンドの開始に際して開放3回目指定コマンドを受信した場合(S12:Yes )、ソフトタイマからなるタイマによる計時がスタートされる(S13)。そして、遊技球の特定入賞領域21bへの通過により、特定領域通過指定コマンドを受信した場合(S14:Yes )、タイマで計時した経過時間Tが読み込まれる(S15)。
【0052】
次に、この経過時間Tと図11に示すテーブル選択条件とに基づいて、1つの演出パターンテーブルが選択される(S16)。次に、選択された演出パターンテーブルに含まれる複数の演出パターンのうちから、演出パターン抽選確率に基づいて1つの演出パターンが乱数抽選により選択される(S17)。次に、背景の選択確率による乱数抽選に基づいて背景が選択されるとともに、キャラクタの選択確率による乱数抽選に基づいて登場するキャラクタが選択される(S18)。
【0053】
そして、今回の大当たりが確率変動型でない場合には、図13に示すように、最大で16ラウンドに及ぶ特別遊技が終了した時点t2から、通常遊技モードにおいて、このようにして利益状態である特別遊技の発生中における遊技球の特定入賞領域21bへの通過タイミングに応じて、演出パターンテーブルA〜Cのうちの1つが択一的に選択され、その選択された演出パターンテーブルA〜Cに記憶された複数の演出パターンのうちの1つの演出パターンが選択され、この演出パターンに基づいて演出表示が実行される。それ故、特別遊技が終了した後の通常遊技モードにおける遊技演出が、特別遊技発生中の遊技態様に応じて変化するようになり、演出表示の斬新さや興趣性が高まる。
【0054】
ここで、図柄制御基板40に有するマイクロコンピュータやそのRAMの演出パターンテーブルメモリに記憶した演出パターンテーブルA〜C(図8〜図19参照)等で演出パターン記憶手段64が構成され、そのマイクロコンピュータやそのROMに記憶したテーブル選択制御プログラム及びテーブル選択条件(図11参照)等でテーブル選択手段65が構成され、そのマイクロコンピュータとそのROMに記憶した演出パターン選択制御プログラム等で演出パターン選択手段66が構成されている。
【0055】
次に、前記実施形態の変更形態について説明する。
1〕演出パターンテーブルA〜Cに対応するテーブル選択条件として、図14に示すように、特別遊技の第3ラウンドが開始されてから、遊技球が何球目で特定入賞領域21bを通過するか、つまり可変入賞手段21に入賞した複数の遊技球のうち、何球目(N球目)で特定入賞領域21bを通過したかを設定するようにしてもよい。この場合の演出パターンテーブル及び演出パターン選択制御について、図15のフローチャートに基づいて説明する。
【0056】
先ず、これらのステップS21〜S22が前述したステップS11〜S12と同様に実行された後、N球目として初期値「0」がセットされる(S23)。次に、遊技球の普通入賞領域21cへの通過による普通入賞領域通過指定コマンドを受信した場合には(S24:Yes )、N球目が1つインクリメントされる(S25)。遊技球の特定入賞領域21bへの通過による特定領域通過指定コマンドを受信した場合には(S26:Yes )、このときのN球目が読み込まれる(S27)。そして、このN球目と図14に示すテーブル選択条件とに基づいて、1つの演出パターンテーブルA〜Cが選択される(S28)。
【0057】
その後、前述したステップS17〜S18と同様にステップS29〜S30が実行され、1つの演出パターンが選択されるとともに、登場する背景とキャラクタが選択される。この場合にも、前記実施形態と同様の効果が得られる。
2〕演出パターンテーブルA〜Cに対応するテーブル選択条件として、図16に示すように、これら複数の演出パターンテーブルA〜Cに夫々対応する異なる選択確率を設定するようにしてもよい。この場合の演出パターンテーブル及び演出パターン選択制御について、図17のフローチャートに基づいて説明する。
【0058】
先ず、S35〜S36が前述したS11〜S12と同様に実行される。次に、遊技球の特定入賞領域21bへの通過による特定領域通過指定コマンドを受信した場合(S37:Yes )、乱数抽選により演出パターンテーブルA〜Cのうちから何れか1つが選択される(S38)。その後、前述したS17〜S18と同様にS39〜S40が実行され、1つの演出パターンが選択されるとともに、登場する背景とキャラクタが選択される。この場合にも、前記実施形態と同様の効果が得られる。
【0059】
3〕テーブル選択条件として、最大で16ラウンドからなる特別遊技における所定の複数のラウンド(例えば、第1ラウンドから第3ラウンド)を終了するまでの所要時間をパラメータに設定するようにしてもよい。
4〕テーブル選択条件として、最大で16ラウンドからなる特別遊技において、1球目に特定入賞領域21bを通過したラウンドの総数をパラメータに設定するようにしてもよい。
5〕テーブル選択条件として、特定のラウンド(例えば、第3ラウンド)を終了するのに要した時間をパラメータに設定するようにしてもよい。
【0060】
6〕図12、図15、図17に示す演出パターンテーブル及び演出パターン選択制御により選択した演出パターンに基づいて、特別遊技中において演出を変更するようにしてもよい。例えば、第3ラウンドを遊技中に受けた入賞信号に基づいて、次の第4ラウンドの遊技中に演出する演出パターンを抽選で決定するようにしてもよい。
7〕図柄制御手段60は、特定入賞領域21bの球検出手段21eから演出に関する特定領域通過指定コマンド等の演出関連コマンドを直接に受け、この演出関連コマンドに基づいて演出パターンを抽選するようにしてもよい。
【0061】
8〕図8〜図10に示す演出パターンテーブルA〜Cの各々に、ランプ群72の幾つかを組合せて点灯又は点滅させて遊技演出を行う複数の演出パターンを記憶し、前述したように選択された演出パターンテーブルA〜Cに基づいて、遊技盤5や前枠4等に設けられた多数のランプをランプ制御手段71で点滅又は点灯制御させるように構成してもよい。この場合には、特別遊技が終了した後のランプによる遊技演出が、特別遊技発生中の遊技態様に応じて変化するようになり、演出表示の斬新さや興趣性が高まる。
【0062】
この場合、ランプ群72が演出手段に相当し、ランプ制御手段71が副制御手段に相当する。
9〕特別遊技中における遊技態様に基づいて、演出パターンテーブルを選択する為の演出テーブル指定コマンドを主制御手段50側で作成して図柄制御手段60に送信し、図柄制御手段60においては、その演出テーブル指定コマンド基づいて演出パターンテーブルを選択するようにしてもよい。この場合には、図柄制御手段60における演出パターンテーブル選択制御が簡単化する。
【0063】
10〕ランプ制御手段71に、変更形態の8〕で説明したランプ点灯に関する複数の演出パターンテーブルA〜Cを記憶するようにし、ランプ制御手段71は、図柄制御手段60において選択された演出パターンテーブルを指定する演出テーブル指定コマンドを受信し、その演出テーブル指定コマンドで指定された1つの演出パターンテーブルA〜Cに基づいてランプ点灯制御を、図柄制御手段60による遊技演出と同期して行うようにしてもよい。
【0064】
11〕演出パターンテーブルA〜Cが切換えられる毎に、決定した最新の演出パターンテーブルA〜Cが何れであるかを、図柄表示手段22に表示して報知するようにしたり、特定の演出表示ランプの点滅速度で報知したり、スピーカ74による演出音で報知するようにしてもよい。
【0065】
12〕確率変動モード用にも複数の演出パターンテーブルを設け、特別遊技の終了時に確率変動モードが設定された場合には、通常遊技モード用の演出パターンテーブルとは異なる確率変動モード用の演出パターンテーブルを選択するようにし、この演出パターンテーブルのうちの演出パターンに基づいて遊技演出するようにしてもよい。
【0066】
13〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、遊技球やコイン等の各種の遊技媒体を用いるアレンジボール機、雀球遊技機等、種々の弾球遊技機に本発明を適用することが可能である。
【0067】
【発明の効果】
本願の発明によれば、副制御手段は、演出パターン記憶手段と、テーブル選択手段と、演出パターン選択手段とを備え、大当たりが発生したことによる利益状態の発生中に、テーブル選択手段が、所定ラウンドにおいて成立した所定の条件に基づいて演出パターン記憶手段に記憶された複数の演出パターンテーブルのうちから1つの演出パターンテーブルを選択し、選択されたパターンテーブルに記憶された複数の演出パターンの各々に対応付けて予め設定された演出パターン抽選確率となるような乱数抽選に基づいて、利益状態終了後における遊技演出に用いる複数の演出パターンのうちの1つが択一的に選択されるため、利益状態の発生中における遊技態様に応じて、択一的に選択される演出パターンが異なるので、利益状態終了後における遊技演出表示の斬新さや興趣性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】図柄制御手段に送信される表示用コマンドの図表である。
【図7】図柄制御手段に記憶する表示用コマンドの表示内容の図表である。
【図8】演出パターンテーブルAのパターン内容を示す図表である。
【図9】演出パターンテーブルBのパターン内容を示す図表である。
【図10】演出パターンテーブルCのパターン内容を示す図表である。
【図11】テーブル選択条件を示す図表である。
【図12】演出パターンテーブル及び演出パターン選択制御のフローチャートである。
【図13】遊技状態と遊技演出表示の関連を説明するタイムチャートである。
【図14】変更形態に係る図11相当図である。
【図15】変更形態に係る図12相当図である。
【図16】変更形態に係る図11相当図である。
【図17】変更形態に係る図12相当図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機)
21 可変入賞手段
21b 特定入賞領域
22 図柄表示手段
50 主制御手段
54 利益状態発生手段
60 図柄制御手段
64 演出パターン記憶手段
65 テーブル選択手段
66 演出パターン選択手段
71 ランプ制御手段
72 ランプ群
Claims (3)
- 遊技演出を行う演出手段(22,72) と、遊技機を統括的に制御する主制御手段(50)と、この主制御手段(50)から種々の指令を受けて演出手段(22,72) を制御する副制御手段(60,71) と、特別図柄が大当り図柄態様になったことを条件として遊技者に利益状態を複数ラウンドに亙って発生させる利益状態発生手段(54)とを備えた弾球遊技機において、
前記副制御手段(60,71) は、
複数の演出パターンの内容を示す情報及びそれに付随する情報を記憶した演出パターンテーブルを複数記憶した演出パターン記憶手段 (64) と、
前記演出パターン記憶手段 (64) に記憶された複数の演出パターンテーブルのうちの1つを択一的に選択するテーブル選択手段 (65) であって前記利益状態発生中の所定ラウンドにおいて成立した所定の条件に基づいて演出パターンテーブルを選択するテーブル選択手段 (65) と、
選択されたパターンテーブルに記憶された複数の演出パターンのうちの1つを択一的に選択する演出パターン選択手段(66)であって前記選択されたパターンテーブルに記憶された複数の演出パターンの各々に対応付けて予め設定された演出パターン抽選確率となるような乱数抽選に基づいて、前記利益状態終了後における遊技演出に用いる演出パターンを選択する演出パターン選択手段 (66) とを備えた、
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記所定の条件とは、前記利益状態発生中の所定ラウンドにおいて遊技球が特定入賞領域(21b) へ入賞したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 前記所定の条件とは、前記利益状態発生中の所定ラウンドのラウンド開始指令を受信した時から前記特定入賞領域への入賞を示す入賞指令を受信した時までの経過時間であることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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