JP2009100899A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えばステージの一部に振分機構を組み込むとともに、複数の玉の進入タイミングに応じ振分機構の作動形態が変動することによって、遊技者の技術介入性を高め、興趣を持続させることのできるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 特別遊技領域10aに導入された先行玉B1が転動ルートR(案内面31a及び載置面32a)を通りポケット部32bに達すると、揺動ステージ32は、先行玉B1の重量により回転軸32dを中心として載置面32aの右側が低位となり左側が高位となるように時計回りに回転して傾斜する揺動位置に変位する。特別遊技領域10aに導入され案内面31aで転動案内された後続玉B2は、揺動ステージ32が揺動位置に変位していると、玉受止壁32cに衝突する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
従来より、パチンコ遊技機において、例えば遊技領域のほぼ中央部に表示装置を備えたセンター役物が配置されている。このようなセンター役物では、その内部に特別遊技領域が形成されており、遊技領域からワープルートを介してその特別遊技領域に導入された玉を内部に設けられたステージ(スロープともいう)上で転動させるとともに、導入された玉を遊技領域へ戻す際に始動入賞のチャンスが与えられることによって、遊技者の興趣を高めている。
また、ステージの一部を片持ち状に支持し玉の重量によって揺動変位させたり、ステージ上でV字状の誘導部材をシーソー状に支持し玉の重量によって揺動変位させたりすることによって、ステージ上の玉の動きに変化を与える技術が開示されている(特許文献1,2参照)。
特開2002−85676号公報 特開2004−73669号公報
これらの文献によれば、玉の動きの多様化を図ったり、玉を振り分けたりすることによって、ある程度遊技者の興趣を増すことはできる。しかし、片持ち状ステージや誘導部材は、個々の玉の重量によって単調な動きを繰り返すだけであるから、遊技者の技術介入の余地はほとんどなく、次第に興趣が薄れてしまう。
本発明の課題は、例えばステージの一部に振分機構を組み込むとともに、複数の玉の進入タイミングに応じ振分機構の作動形態が変動することによって、遊技者の技術介入性を高め、興趣を持続させることのできるパチンコ遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明のパチンコ遊技機は、
遊技盤の前方側に形成された遊技領域に開口する導入口を介して、その遊技領域を流下する玉が導入案内される特別遊技領域を備えたパチンコ遊技機であって、
前記遊技盤の特別遊技領域内に固定配置され、その特別遊技領域に導入された玉を転動案内するための案内面を有する誘導案内体と、
前記遊技盤の特別遊技領域内に回転軸線周りでシーソー状に揺動回転可能に配置されるとともに、前記案内面を通って移動案内された玉を一時的に停留するための玉停留部と、前記案内面で転動案内された玉が衝突して移動方向を変えられる玉当接部とを有する揺動振分体と、を備え、
前記揺動振分体は、前記特別遊技領域に導入された玉が前記玉停留部に到達し得る状態で停止する待機位置と、その玉停留部に到達した玉の重量で前記回転軸線を中心として前記玉停留部が下降するように回転することにより、前記特別遊技領域に導入され前記案内面で転動案内された別の玉が前記玉当接部に衝突可能となる揺動位置とに変位し、前記玉停留部に到達した玉と、前記玉当接部に衝突した別の玉とを互いに異なる経路に導いて振り分けることを特徴とする。
このようなパチンコ遊技機の具体例として、
玉の流下方向を上下方向としその交差方向を左右方向とする遊技盤の前方側に形成された遊技領域に開口する導入口を介して、その遊技領域を流下する玉が導入案内される特別遊技領域を備えたパチンコ遊技機であって、
前記遊技盤の特別遊技領域内に固定配置され、その特別遊技領域に導入された玉を転動案内するための案内面を有する誘導案内体と、
前記遊技盤と交差状に位置する回転軸線周りでシーソー状に揺動回転可能に配置されるとともに、その回転軸線と平行状に配置され、前記案内面と連なることにより前記特別遊技領域に導入された玉を案内するための移動ルートを形成しうる載置面と、前記回転軸線に対して左右方向一方側に形成され、前記移動ルートのうち少なくとも前記案内面を通って移動案内された玉を一時的に停留するための玉停留部と、前記回転軸線に対して左右方向他方側に形成され、前記案内面で転動案内された玉が衝突して移動方向を変えられる玉当接部とを有する揺動振分体と、を備え、
前記特別遊技領域に導入された玉が前記玉停留部に達すると、その玉の重量で前記揺動振分体は前記回転軸線を中心として前記載置面の左右方向一方側が低位となり他方側が高位となるように回転して傾斜することにより、前記特別遊技領域に導入され前記案内面で転動案内された別の玉が前記玉当接部に衝突可能となることを特徴とするものであってもよい。
このように、特別遊技領域に導入された玉が揺動振分体(例えば揺動ステージの左右方向一方側)に形成された玉停留部(例えばポケット部)に到達すると、揺動振分体は玉の重量によって玉停留部が下降する(つまり一方側が低位となる)ように回転するので、玉当接部(例えば左右方向他方側に形成された玉受止壁)を誘導案内体(例えば固定ステージ)の案内面よりも高位に突出させることができる。そして、このとき特別遊技領域に導入され案内面で転動案内された別の玉が、玉当接部に衝突可能となる。したがって、玉停留部に停留する玉が揺動振分体を回転させて待機位置から揺動位置へ変位させるタイミングと、揺動位置にて別の玉が玉当接部に衝突するタイミングとに遊技者の技術介入の余地が生じる。すなわち、これら複数の玉の進入タイミングに応じ振分機構としての揺動振分体の作動形態が変動することによって、遊技者の技術介入性を高め、興趣を持続させることができる。
また、特別遊技領域へ導入された複数の玉を揺動振分体で振り分けることは、これらの玉の進入(導入)タイミングの差や相互位置関係に依存しているので、従来の振分機構の単調な作動にはない意外性や緊迫感が生み出される。
その際、例えば、揺動振分体は、案内面と連なることにより特別遊技領域に導入された玉を案内するための移動ルートを形成しうる載置面を有し、
待機位置において揺動振分体は、載置面が案内面と連なって移動ルートを形成する状態で停止するとともに、
揺動位置において揺動振分体は、移動ルートを通り玉停留部に到達した玉の重量で回転軸線を中心として載置面の玉停留部側が下降するように回転する場合がある。
このように、特別遊技領域に導入された玉が載置面と案内面とで形成された移動ルート(例えば転動ルート)を通り玉停留部に到達すると、回転軸線を中心として玉停留部側が下降するように回転(例えば、載置面の左右方向一方側が低位となり他方側が高位となるように回転して傾斜)し、揺動振分体は待機位置から揺動位置へ変位する。このとき特別遊技領域に導入された別の玉がタイミングよく玉当接部に衝突すると、衝突により玉の移動方向が変えられて入賞口等に導かれる。つまり、複数の玉の進入タイミングに応じて揺動振分体の作動形態が変動するので、遊技者の技術介入性が高められ、興趣が持続する。なお、この場合の玉停留部は、例えば載置面の左右方向一方側端部上に形成されたポケット部とすることができるので、特別遊技領域に導入された玉は、載置面と案内面とで形成された移動ルートを通って玉停留部(ポケット部)に達する。
あるいは、導入口は遊技領域上の複数位置において互いに離間して配置されるとともに、誘導案内体は揺動振分体を挟んで両側に分割され、各々が案内面を有する形態で配置され、
揺動振分体は、案内面と連なることにより特別遊技領域に導入された玉を案内するための移動ルートを形成しうる載置面を有し、
待機位置において揺動振分体は、載置面がいずれか一方側に位置する第1の案内面と連なって移動ルートを形成する状態で停止するとともに、
揺動位置において揺動振分体は、他方側に位置する第2の案内面を通り玉停留部に到達した玉の重量で回転軸線を中心として載置面の玉停留部側が下降するように回転する場合がある。
このように、特別遊技領域に導入された玉が揺動振分体のいずれか一方側(例えば左右方向一方側)に位置する第2の案内面を通り玉停留部に到達すると、回転軸線を中心として玉停留部側が下降するように回転(例えば、載置面の左右方向一方側が低位となり他方側が高位となるように回転して傾斜)し、揺動振分体は待機位置から揺動位置へ変位する。このとき特別遊技領域に導入された別の玉がタイミングよく玉当接部に衝突すると、衝突により玉の移動方向が変えられて入賞口等に導かれる。つまり、複数の玉の進入タイミングに応じて揺動振分体の作動形態が変動するので、遊技者の技術介入性が高められ、興趣が持続する。しかも、複数の導入口から特別遊技領域に玉が導入され、誘導案内体の案内面が揺動振分体の両側に分割配置されるので、それら複数の玉の特別遊技領域内での動きは複雑になり、遊技者の技量によって賞球獲得数を変動させることも容易になる。なお、この場合の玉停留部は、載置面の下方に形成されたポケット部とすることができるので、特別遊技領域に導入された玉は、例えば左右方向一方側に位置する第2の案内面を通り玉停留部(ポケット部)に達する。
さらに、導入口は遊技領域上の複数位置において互いに離間して配置されるとともに、誘導案内体は揺動振分体を挟んで両側に分割され、各々が案内面を有する形態で配置され、
揺動振分体の玉当接部は、玉停留部側に第1の玉当接部、回転軸線を挟み玉停留部とは反対側に第2の玉当接部がそれぞれ形成されるとともに、その第2の玉当接部側には待機位置において誘導案内体から揺動振分体へ移動しようとする玉を跳ね返すための玉反射部が配置され、
待機位置において揺動振分体は、第2の玉当接部が位置する側の第1の案内面を転動案内された玉が玉反射部と衝突可能な状態で停止するとともに、
揺動位置において揺動振分体は、第1の玉当接部が位置する側の第2の案内面を通り玉停留部に到達した玉の重量で回転軸線を中心として玉停留部が下降するように回転することにより、第2の案内面で転動案内された別の玉が第1の玉当接部に衝突可能となって、玉停留部に到達した玉と第1の玉当接部に衝突した別の玉とを互いに異なる経路に導いて振り分けるとともに、第1の案内面で転動案内された別の玉が第2の玉当接部に衝突可能となって、玉反射部に衝突した玉と第2の玉当接部に衝突した別の玉とを互いに異なる経路に導いて振り分ける場合がある。
このように、特別遊技領域に導入された玉が揺動振分体の第1の玉当接部が位置する側(例えば左右方向一方側)の第2の案内面を通り玉停留部に到達すると、回転軸線を中心として玉停留部が下降するように回転(例えば、揺動振分体の左右方向一方側が低位となり他方側が高位となるように回転して傾斜)し、揺動振分体は待機位置から揺動位置へ変位する。このとき特別遊技領域に導入され第2の案内面で転動案内された別の玉がタイミングよく第1の玉当接部に衝突すると、衝突により玉の移動方向が変えられて入賞口等に導かれる。同様に、回転軸線を挟み第1の玉当接部(及び玉停留部)とは反対側に位置する側(例えば左右方向他方側)の第1の案内面で転動案内された別の玉がタイミングよく第2の玉当接部に衝突すると、衝突により玉の移動方向が変えられて入賞口等に導かれる。
つまり、複数の玉の進入タイミングに応じて揺動振分体の作動形態が変動するので、遊技者の技術介入性が高められ、興趣が持続する。しかも、複数の導入口から特別遊技領域に玉が導入され、誘導案内体の案内面が揺動振分体の両側に分割配置され、玉当接部が揺動振分体の両側に形成されるので、それら複数の玉の特別遊技領域内での動きは複雑になる。しかし、いずれの導入口から特別遊技領域に導入された玉でも、タイミングさえよければ特別遊技領域内の入賞口等に入賞させることができるので、遊技者の技量によって賞球獲得数を変動させることも容易になる。なお、玉停留部の上方に第1の玉当接部、第2の玉当接部の上方に玉反射部をそれぞれ配置することができるので、揺動振分体をコンパクトに形成することができる。
そして、揺動振分体の待機位置にて玉停留部に到達した玉は、特別遊技領域から遊技領域へ戻される一方、
揺動振分体の揺動位置にて玉当接部に衝突した別の玉は、特別遊技領域の入賞口に導出される場合がある。
このように、特別遊技領域においてある玉(例えば先行玉)は外れ、別の玉(例えば後続玉)は入賞に振り分けられるが、振分決定時期は揺動振分体の変位に応じて個別に定まる。また、特別遊技領域から遊技領域へ戻されることによって、所定の玉には遊技領域での入賞のチャンスが付与される。したがって、遊技者は特別遊技領域内での複数の玉の動き及び遊技領域での所定の玉のその後の動向から目を離せなくなり、興趣が高められる。
具体的には、先行玉は案内面の前方側から遊技領域に落下し、その下方に第1の入賞口(例えば電チュー)が位置するとともに、玉当接部は、後続玉を案内面の後方側に形成された第2の入賞口(例えば特別遊技領域の入賞口)に導出するための傾斜面を有することができる。これによって、先行玉と後続玉との特別遊技領域での振り分け、及び先行玉の遊技領域での入賞チャンスが明確になり、遊技者は遊技の狙いを定めやすくなる。なお、第1の入賞口と第2の入賞口とに遊技上の差を設けてもよい。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明に係る特別遊技領域が形成されているセンター役物を搭載したパチンコ遊技機の一例を示す正面模式図、図2はステージを含むセンター役物の一例を示す斜視図である。図1に示すパチンコ遊技機1は、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3には、円形状の遊技領域3aが形成されている。遊技領域3aの下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉(遊技球;遊技媒体)は、発射停止ボタン5aを備えた発射ハンドル5によって遊技領域3aに向けて発射される。遊技領域3aには釘3bが多数立設されているので、レール(図示省略)を通じて遊技盤3の遊技領域3aに達した玉は、それらの釘3bに弾かれながら遊技領域3aを落下する。なお、102はスピーカ、103は装飾ランプ類を示す。
遊技領域3aの中央付近にはセンター役物10が配設されている。センター役物10は、所定条件の成立に基づいて実行される抽選処理の結果を特別図柄として表示して遊技者に報知するための液晶表示装置20と、液晶表示装置20の下方に配置されて遊技領域3aから導入された玉を内部に設けられたステージ30上で転動させる特別遊技領域10aとを備える。特別遊技領域10aは、その左端側(左右方向他端側)において開口するワープ入口10b(導入口)及びワープ出口10cを介して遊技領域3aと連通している。なお、図1において玉の流下方向を上下方向、その交差方向を左右方向とし、遊技盤3に対して遊技者の位置する側(紙面手前側)を前方側という。
センター役物10の下方には、開閉する一対の回動翼片12a,12aを有する電動チューリップ(以下、電チューともいう)12(第1始動入賞口;スタートチャッカー)が配置されている。その電チュー12の下方には、電チュー12への入賞に基づいて実行される大当たり抽選において大当たりしたときに開放する大入賞装置13(可変入賞装置;アタッカー)が設けられている。また、センター役物10の左方(左右方向他方)には、玉が通過したとき電チュー12を所定の時間及び回数(例えば0.5秒間で1回)だけ開放するための通過ゲート11(スルーチャッカー)が配置されている。なお、符号14は玉を回収するための玉排出口を示す。
ここで、図1を用いて、パチンコ遊技機1における遊技の流れ(遊技領域3aでの遊技状態の変化)について概要を説明する。玉が通過ゲート11に入球(ゲート通過)すると、普図用抽選テーブルを用いた抽選(内部抽選)が行われる。この抽選結果が当たりであると、電チューソレノイド(図示せず)の励磁により回動翼片12a,12aが所定の時間及び回数(例えば0.5秒間で1回)にわたり開口して、電チュー12に入賞し易くなる。
玉が電チュー12に入賞したとき、又は玉が後述する入賞口10dに入賞したとき、特図用抽選テーブルを用いた大当たり抽選(内部抽選)が行われる。この抽選結果の当否判定が行われると、液晶表示装置20において、各桁毎に所定時間にわたり特別図柄が変動表示された後、判定結果が大当たりであれば3桁の大当たり図柄(例えば「777」等のゾロ目)が確定表示(停止表示)され、ハズレであれば3桁のハズレ図柄(例えば「246」等のバラケ目)が確定表示される。なお、大当たり抽選の判定結果に基づいて、液晶表示装置20では様々な表示演出が行われる。
液晶表示装置20に大当たり図柄が確定表示されると、「大当たり状態(特別遊技状態)」となり、大入賞ソレノイド(図示せず)の励磁により大入賞装置13が開放され、玉がきわめて入り易い状況をもたらす。大入賞装置13の開放は、所定個数(例えば10個)の入賞検知又は所定時間(例えば25秒間)の経過を1ラウンドとして所定ラウンド回数(例えば最高15回)まで繰り返されるので、このような大当たり状態の間に遊技者は多数の賞球を得ることができる。
図2に示すように、ステージ30は、遊技盤3の特別遊技領域10a内の下部に固定配置された固定ステージ31(誘導案内体)と、遊技盤3と交差状(例えば直交状)に位置する回転軸32d(回転軸線O)周りでシーソー状に揺動回転可能に配置された揺動ステージ32(揺動振分体;振分機構)とを有する。
固定ステージ31は、ワープ出口10cの直下となる特別遊技領域10aの左端側(左右方向他端側)から右方部(左右方向一端寄り)にかけて配設され、特別遊技領域10aに導入された玉Bを転動案内するために、湾曲状の案内面31aが上面に形成されている。
一方、揺動ステージ32は、特別遊技領域10aの右端部(左右方向一端部)に配設され、特別遊技領域10aに導入された玉Bを案内する載置面32aと、その玉Bを一時的に停留するポケット部32b(玉停留部)と、別の玉Bが衝突する玉受止壁32c(玉当接部)とを有する。載置面32aは、回転軸32d(回転軸線O)と平行な平面状に配置され、固定ステージ31の案内面31aと連なることにより、特別遊技領域10aに導入された玉Bを転動案内するための一連の転動ルートR(移動ルート)を形成する。ポケット部32bは、回転軸32d(回転軸線O)に対して載置面32aの右端(左右方向一端)に立設する突起32b1を有し、転動ルートRを構成する案内面31aと載置面32aとを通って移動案内された玉Bを突起32b1で受け止めて一時的に停留する。玉受止壁32cは、回転軸32d(回転軸線O)に対して載置面32aの左端側(左右方向他端側)に形成されている。玉受止壁32cは、固定ステージ31の案内面31aで転動案内された玉Bが衝突したとき、その移動方向を後述する入賞口10dに向けて変えるために、傾斜面に形成されている(図4(a)参照)。
ステージ30には、固定ステージ31と揺動ステージ32とによって形成されるメインステージを挟んで、前方側に前方ステージ33、後方側に後部壁34がそれぞれ配設されている。前方ステージ33は、ポケット部32bに一時停留された玉Bを特別遊技領域10aから遊技領域3a(図1参照)へ戻すためのルートを構成し、電チュー12(図1参照)の上方において玉Bを落下させるために、前方側に開口する位置決め用の凹部33aが形成されている。また、後部壁34には、玉受止壁32cに衝突した玉Bを入賞させるための入賞口10d(第2始動入賞口;スタートチャッカー)が開口している(図4(a)参照)。なお、固定ステージ31には、案内面31aで転動案内された玉Bを前方ステージ33に落下させるために、前方側に開口する位置決め用の凹部31bが形成されている。
次に、ステージ上での玉の挙動を図3及び図4に示す。図3に示すように、通常時において、揺動ステージ32は、載置面32aが案内面31aと連なって転動ルートRを形成する状態で停止する待機位置にある。
そして、図4に示すように、特別遊技領域10aに導入された先行玉B1が転動ルートR(案内面31a及び載置面32a)を通りポケット部32bに到達すると、揺動ステージ32は、先行玉B1の重量により回転軸32d(回転軸線O)を中心として載置面32aの右側(左右方向一方側)が低位となり左側(他方側)が高位となるように時計回りに回転して傾斜する揺動位置に変位する。したがって、特別遊技領域10aに導入され案内面31aで転動案内された後続玉B2は、揺動ステージ32が揺動位置に変位していると、玉受止壁32cに衝突する。
このとき、揺動ステージ32の待機位置にてポケット部32bに達した先行玉B1は、前方ステージ33に転がり落ちて前方ステージ33上を転動し、やがて前方ステージ33の凹部33aより落下して特別遊技領域10aから遊技領域3a(図1参照)へ戻される。一方、揺動ステージ32の揺動位置にて玉受止壁32cに衝突した後続玉B2は、後部壁34に開口する特別遊技領域10aの入賞口10dに入賞して導出される。このように、先行玉B1は遊技領域3aへ、後続玉B2は入賞口10dへ、揺動ステージ32によって互いに異なる経路及び方向に振り分けられる。
このように、ポケット部32bに停留する先行玉B1が揺動ステージ32を回転させるタイミングと、後続玉B2が玉受止壁32cに衝突するタイミングとに遊技者の技術介入の余地が生じる。すなわち、これら複数の玉B1,B2の進入(導入)タイミングに応じ振分機構としての揺動ステージ32の作動形態が変動するので、遊技者の技術介入性を高め、興趣を持続させることができる。
ところで、揺動ステージ32は、図5及び図6に示すように、円盤320を中心O’方向から見て円周上の2点X,Yを通る弦を切断線XYとし、中心O’方向に沿ってその切断線XYを移動させて切断・分離したとき、2つの切断片321,322のうちいずれか一方を選択して用いることができる。よって、揺動ステージ32の載置面32aは、その選択された切断片321,322が有する単一の切断平面321a,322aに該当する。
例えば、図5に示すように切断線XYが円盤320の直径であるとき、2つの切断片321,322は等しい大きさに切断・分離され、そのいずれが選択された場合でも、回転軸線Oを中心O’からオフセット(齟齬;偏位)して配置すればよい。これによって、切断平面321a,322a(載置面32a)上に回転軸線Oが存在しないように構成できるので、玉Bは載置面32aを円滑に移動できる(図2参照)。
一方、図6に示すように切断線XYが円盤320の直径でないとき、2つの切断片321,322は中心O’を含む大きい切断片321とその中心O’を含まない小さい切断片322とに切断・分離される。
そのうち大きい切断片321が選択された場合には、回転軸線Oを中心O’に一致させて配置することができるので、回転軸線Oの設置が容易に行なえる。このように、回転軸線Oを中心O’と一致させて配置しても、切断平面321a(載置面32a)上に回転軸線Oが存在しないように構成できるので、玉Bは載置面32aを円滑に移動できる(図2参照)。あるいは、小さい切断片322が選択された場合には、回転軸線Oは中心O’とは無関係に配置されることになり、切断平面322a(載置面32a)上に回転軸線Oが存在しないように構成できるので、玉Bは載置面32aを円滑に移動できる(図2参照)。なお、実施例1の揺動ステージ32は図6に示す大きい切断片321を採用し、回転軸線Oを中心O’に一致させて配置している。
(実施例2)
図7,図8は図3,図4(実施例1)に代わるステージ上での玉の挙動を示す。図7及び図8に示すステージ130では、特別遊技領域10aは、その左右両端部において開口する一対のワープ入口(導入口;図示せず)及びワープ出口(図示せず)を介して遊技領域3a(図1参照)と連通している。また、固定ステージ(誘導案内体)は、特別遊技領域10aの左右方向中央部に配置された揺動ステージ132(揺動振分体;振分機構)を挟んで左右に分割して配置されている。そして、左側(左右方向一方側)の固定ステージ131L(誘導案内体)及び右側(左右方向他方側)の固定ステージ131R(誘導案内体)は、それぞれ左側(左右方向一方側)の案内面131aL(第2の案内面)及び右側(左右方向他方側)の案内面131aR(第1の案内面)を有する。なお、転動ルートR(移動ルート)は、揺動ステージ132の載置面132aと右側案内面131aRとが連なって形成される。また、ポケット部132b(玉停留部)は載置面132aの左端部(左右方向一端部)下方に凹陥部として形成されている。
図7に示すように、通常時において、揺動ステージ132は、載置面132aが右側案内面131aRと連なって転動ルートRを形成する状態で停止する待機位置にある。
そして、図8に示すように、特別遊技領域10aに導入された第1玉B1(先行玉)が左側案内面131aLを通りポケット部132bに到達すると、揺動ステージ132は、第1玉B1の重量により回転軸132d(回転軸線O)を中心として載置面132aの左側(左右方向一方側)が低位となり右側(他方側)が高位となるように反時計回りに回転して傾斜する揺動位置に変位する。したがって、特別遊技領域10aに導入され右側案内面131aRで転動案内された後続玉のうち、先の第2玉B2は、揺動ステージ132が待機位置(図7)にある間に転動ルートR(右側案内面131aR及び載置面132a)を通り、揺動ステージ132が揺動位置(図8)に変位したときには左側案内面131aLに移動する。また、上記後続玉のうち、後の第3玉B3は、揺動ステージ132が揺動位置(図8)に変位していると、玉受止壁132c(玉当接部)に衝突する。
このとき、揺動ステージ132の待機位置にてポケット部132bに達した第1玉B1は、前方ステージ33に転がり落ちて前方ステージ33上を転動し、やがて前方ステージ33の凹部33aより落下して特別遊技領域10aから遊技領域3a(図1参照)へ戻される。また、揺動ステージ132の待機位置にて転動ルートRを通過し、揺動位置にて左側案内面131aLに達した第2玉B2は、左側案内面131aLの凹部31bより前方ステージ33に落下し、その後前方ステージ33の凹部33aより落下して特別遊技領域10aから遊技領域3a(図1参照)へ戻される。一方、揺動ステージ132の揺動位置にて玉受止壁132cに衝突した第3玉B3は、後部壁34に開口する特別遊技領域10aの入賞口10dに入賞して導出される。このように、第1玉B1及び第2玉B2は遊技領域3aへ、第3玉B3は入賞口10dへ、揺動ステージ132によって互いに異なる経路及び方向に振り分けられる。
このように、これら複数の玉B1,B2,B3の進入(導入)タイミングに応じ振分機構としての揺動ステージ132の作動形態が変動するので、遊技者の技術介入性を高め、興趣を持続させることができる。しかも、一対のワープ入口から特別遊技領域10aに玉B1,B2,B3が導入され、固定ステージ131L,131Rの案内面131aL,131aRが左右に分割配置されるので、それら複数の玉B1,B2,B3の特別遊技領域10a内での動きは複雑になり、遊技者の技量によって賞球獲得数を変動させることも容易になる。なお、図7,図8(実施例2)において図3,図4(実施例1)と機能を共通にする部分には同一符号を用いて説明を省略する。
(実施例3)
図9,図10は図7,図8(実施例2)に代わる揺動ステージ及びステージ上での玉の挙動を示す。図9及び図10に示す揺動ステージ232(揺動振分体;振分機構)には、その左端部(左右方向一端部)下方に凹陥部として形成されたポケット部232b(玉停留部)、ポケット部232bの上方に左側玉受止壁232cL(第1の玉当接部)がそれぞれ形成されている。また、回転軸232d(回転軸線O)を挟みポケット部232bとは反対側の右端部(左右方向他端部)下方に右側玉受止壁232cR(第2の玉当接部)、右側玉受止壁232cRの上方に玉反射壁232e(玉反射部)がそれぞれ形成されている。
図9に示すように、通常時において、揺動ステージ232は、特別遊技領域10aに導入され右側案内面131aR(第1の案内面)で転動案内されて、右側固定ステージ131R(誘導案内体)から揺動ステージ232へ移動しようとする玉B0が、玉反射壁232eに衝突する状態で停止する待機位置にある。この待機位置で玉反射壁232eに衝突し跳ね返された衝突玉B0は、右側案内面131aRに戻された後右側案内面131aRの凹部31bより前方ステージ33に転がり落ちて前方ステージ33上を転動し、やがて前方ステージ33の凹部33aより落下して特別遊技領域10aから遊技領域3a(図1参照)へ戻される。
そして、図10に示すように、特別遊技領域10aに導入された第1玉B1が左側案内面131aL(第2の案内面)を通りポケット部232bに到達すると、揺動ステージ232は、第1玉B1の重量により回転軸232d(回転軸線O)を中心として左側(左右方向一方側)が低位となり右側(他方側)が高位となるように反時計回りに回転して傾斜する揺動位置に変位する。揺動ステージ232が揺動位置に変位していると、特別遊技領域10aに導入され左側案内面131aLで転動案内された第2玉B2は左側玉受止壁232cLに衝突し、右側案内面131aRで転動案内された第3玉B3は右側玉受止壁232cRに衝突する。
このとき、揺動ステージ232の待機位置にてポケット部232bに達した第1玉B1は、前方ステージ33に転がり落ちて前方ステージ33上を転動し、やがて前方ステージ33の凹部33aより落下して特別遊技領域10aから遊技領域3a(図1参照)へ戻される。一方、揺動ステージ232の揺動位置にて左側玉受止壁232cLに衝突した第2玉B2及び右側玉受止壁232cRに衝突した第3玉B3は、後部壁34に開口する特別遊技領域10aの入賞口10dに入賞して導出される。このように、衝突玉B0及び第1玉B1は遊技領域3aへ、第2玉B2及び第3玉B3は入賞口10dへ、揺動ステージ232によって互いに異なる経路に振り分けられる。
このように、これら複数の玉B0,B1,B2,B3の進入(導入)タイミングに応じ振分機構としての揺動ステージ232の作動形態が変動するので、遊技者の技術介入性を高め、興趣を持続させることができる。しかも、左右一対のワープ入口から特別遊技領域10aに玉B0,B1,B2,B3が導入され、固定ステージ131L,131Rの案内面131aL,131aRが左右両側に分割配置され、玉受止壁232cL,232cRが揺動ステージ232の左右両側に形成されるので、それら複数の玉B0,B1,B2,B3の特別遊技領域10a内での動きは複雑になる。しかし、左右いずれのワープ入口から特別遊技領域10aに導入された玉でも、タイミングさえよければ特別遊技領域10a内の入賞口10dに入賞させることができるので、遊技者の技量によって賞球獲得数を変動させることも容易になる。なお、図9,図10(実施例3)において図7,図8(実施例2)と機能を共通にする部分には同一符号を用いて説明を省略する。
以上で説明した実施例では、ステージ30,130の一部を構成する揺動ステージ32,132上で玉を振り分けるようにしたが、いわゆるハネモノ(旧2種)タイプのセンター役物内に同様の振分機構を設けてもよい。この場合には、玉がセンター役物に進入するタイミングによって、V入賞できるか否かを決定する(振り分ける)ことができる。
また、実施例では、揺動ステージ32,132,232を遊技盤3の盤面と平行状に配置したが、盤面に対して交差状(垂直又は斜め)に配置してもよい。その場合、特別遊技領域10aに導入された玉が揺動ステージ32,132,232へ円滑に導かれるように、固定ステージ31,131L,131Rを部分的に湾曲形成することが望ましい。
さらに、実施例1,2では、ポケット部32b,132bに到達した玉と、玉受止壁32c,132cに衝突した玉とを互いに異なる方向に導いたが、実施例3のように同じ方向に導くこともできる。その場合、ポケット部32b,132bに到達した玉が導かれる下段ルートと、玉受止壁32c,132cに衝突した玉が導かれる上段ルートとを設け、下段ルートを通過した玉は遊技領域3aに戻され、上段ルートを通過した玉は特別遊技領域10a内の入賞口10dに導かれるように構成するとよい。
第1始動入賞口12(電チュー)又は第2始動入賞口10d(特別遊技領域10aの入賞口)に入賞した場合には、独立して当否抽選を行い、抽選結果を各別に保留することが望ましい。その際、第2始動入賞口10dについて次のような変更を加えてもよい。
(1)第2始動入賞口10dを第1始動入賞口12よりも遊技者にとって有利に設定しておくと、遊技者は第2始動入賞口10dへの入賞を狙って遊技することになり意欲を高めることができる。遊技者にとって有利な設定として、例えば、
・大当たりの当選確率;
・大当たりのうち確変大当たりの当選割合;
・大当たり中のラウンド数、1ラウンドの入賞可能個数、1入賞当たりの賞球数;
・ラウンド数の異なる大当たりが複数種類設けられている場合、ラウンド数の多い大当たりの当選割合。
(2)第2始動入賞口10dを第1始動入賞口12と同等の始動口として処理してもよい。上記(1)のように第2始動入賞口10dに重み付けをした方が遊技者の興趣を高めるには効果的であるが、このようにすれば処理の簡素化やコストダウンが容易となる。
(3)第2始動入賞口10dは、何らかの処理を実行するための入賞口として利用してもよい。例えば、入賞口10dに入賞すると大入賞装置13が所定時間開放され、その間に大入賞口内に進入した玉が大入賞口内の特別領域を通過すると大当たりが発生するなど、他のゲーム性にも利用できる。
本発明に係る特別遊技領域が形成されているセンター役物を搭載したパチンコ遊技機の一例を示す正面模式図。 ステージを含むセンター役物の一例を示す斜視図。 ステージ上での玉の挙動を示す平面図及び正面図。 図3に続いてステージ上での玉の挙動を示す平面図及び正面図。 揺動ステージの形状を示す説明図。 揺動ステージの他の形状を示す説明図。 図3に代わるステージ上での玉の挙動を示す平面図及び正面図。 図7に続いてステージ上での玉の挙動を示す平面図及び正面図。 図7に代わる揺動ステージ及びステージ上での玉の挙動を示す平面図及び正面図。 図9に続いてステージ上での玉の挙動を示す平面図及び正面図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 遊技盤
3a 遊技領域
10 センター役物
10a 特別遊技領域
10b ワープ入口(導入口)
10d 入賞口(第2始動入賞口;スタートチャッカー)
12 電動チューリップ(第1始動入賞口;スタートチャッカー)
20 液晶表示装置
30 ステージ
31 固定ステージ(誘導案内体)
31a 案内面
32 揺動ステージ(揺動振分体;振分機構)
32a 載置面
32b ポケット部(玉停留部)
32b1 突起
32c 玉受止壁(玉当接部)
32d 回転軸
130 ステージ
131L 左側固定ステージ(誘導案内体)
131R 右側固定ステージ(誘導案内体)
131aL 左側案内面(第2の案内面)
131aR 右側案内面(第1の案内面)
132 揺動ステージ(揺動振分体;振分機構)
132a 載置面
132b ポケット部(玉停留部)
132c 玉受止壁(玉当接部)
132d 回転軸
230 ステージ
232 揺動ステージ(揺動振分体;振分機構)
232b ポケット部(玉停留部)
232cL 左側玉受止壁(第1の玉当接部)
232cR 右側玉受止壁(第2の玉当接部)
232d 回転軸
232e 玉反射壁(玉反射部)
O 回転軸線
R 転動ルート(移動ルート)

Claims (5)

  1. 遊技盤の前方側に形成された遊技領域に開口する導入口を介して、その遊技領域を流下する玉が導入案内される特別遊技領域を備えたパチンコ遊技機であって、
    前記遊技盤の特別遊技領域内に固定配置され、その特別遊技領域に導入された玉を転動案内するための案内面を有する誘導案内体と、
    前記遊技盤の特別遊技領域内に回転軸線周りでシーソー状に揺動回転可能に配置されるとともに、前記案内面を通って移動案内された玉を一時的に停留するための玉停留部と、前記案内面で転動案内された玉が衝突して移動方向を変えられる玉当接部とを有する揺動振分体と、を備え、
    前記揺動振分体は、前記特別遊技領域に導入された玉が前記玉停留部に到達し得る状態で停止する待機位置と、その玉停留部に到達した玉の重量で前記回転軸線を中心として前記玉停留部が下降するように回転することにより、前記特別遊技領域に導入され前記案内面で転動案内された別の玉が前記玉当接部に衝突可能となる揺動位置とに変位し、前記玉停留部に到達した玉と、前記玉当接部に衝突した別の玉とを互いに異なる経路に導いて振り分けることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記揺動振分体は、前記案内面と連なることにより前記特別遊技領域に導入された玉を案内するための移動ルートを形成しうる載置面を有し、
    前記待機位置において前記揺動振分体は、前記載置面が前記案内面と連なって前記移動ルートを形成する状態で停止するとともに、
    前記揺動位置において前記揺動振分体は、前記移動ルートを通り前記玉停留部に到達した玉の重量で前記回転軸線を中心として前記載置面の玉停留部側が下降するように回転する請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記導入口は前記遊技領域上の複数位置において互いに離間して配置されるとともに、前記誘導案内体は前記揺動振分体を挟んで両側に分割され、各々が前記案内面を有する形態で配置され、
    前記揺動振分体は、前記案内面と連なることにより前記特別遊技領域に導入された玉を案内するための移動ルートを形成しうる載置面を有し、
    前記待機位置において前記揺動振分体は、前記載置面がいずれか一方側に位置する第1の案内面と連なって前記移動ルートを形成する状態で停止するとともに、
    前記揺動位置において前記揺動振分体は、他方側に位置する第2の案内面を通り前記玉停留部に到達した玉の重量で前記回転軸線を中心として前記載置面の玉停留部側が下降するように回転する請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記導入口は前記遊技領域上の複数位置において互いに離間して配置されるとともに、前記誘導案内体は前記揺動振分体を挟んで両側に分割され、各々が前記案内面を有する形態で配置され、
    前記揺動振分体の玉当接部は、前記玉停留部側に第1の玉当接部、前記回転軸線を挟み前記玉停留部とは反対側に第2の玉当接部がそれぞれ形成されるとともに、その第2の玉当接部側には前記待機位置において前記誘導案内体から前記揺動振分体へ移動しようとする玉を跳ね返すための玉反射部が配置され、
    前記待機位置において前記揺動振分体は、前記第2の玉当接部が位置する側の第1の案内面を転動案内された玉が前記玉反射部と衝突可能な状態で停止するとともに、
    前記揺動位置において前記揺動振分体は、前記第1の玉当接部が位置する側の第2の案内面を通り前記玉停留部に到達した玉の重量で前記回転軸線を中心として前記玉停留部が下降するように回転することにより、前記第2の案内面で転動案内された別の玉が前記第1の玉当接部に衝突可能となって、前記玉停留部に到達した玉と前記第1の玉当接部に衝突した別の玉とを互いに異なる経路に導いて振り分けるとともに、前記第1の案内面で転動案内された別の玉が前記第2の玉当接部に衝突可能となって、前記玉反射部に衝突した玉と前記第2の玉当接部に衝突した別の玉とを互いに異なる経路に導いて振り分ける請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記揺動振分体の待機位置にて前記玉停留部に到達した玉は、前記特別遊技領域から前記遊技領域へ戻される一方、
    前記揺動振分体の揺動位置にて前記玉当接部に衝突した別の玉は、前記特別遊技領域の入賞口に導出される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
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