JP2005230053A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワープ出口から始動入賞口に至るワープ通過球流下領域へワープ出口から導出されたワープ通過球に、ワープ通路を通っていない非ワープ通過球が衝突して、ワープ通過球が始動入賞口に入賞しなくなる事態が起こるのを抑制できる遊技機を提供する。
【解決手段】変動表示装置7の球転動面11cを転動してワープ入口13aからワープ通路13を通ってワープ出口13bより導出された遊技球がそのまま自然流下して到達できる部位に始動入賞口6を位置させるように補助変動入賞装置8を配置し、ワープ出口センサ14がワープ通過球を検出すると、平坦な前面部15aが変動表示装置7の前部壁11eと面一な第1状態から前面部15aが前面壁11eよりも前側に突出して側壁部分が現れる第2状態に阻止部材15,15を変換し、非ワープ通過球がワープ通過球流下領域Aに向って流下して行くのを阻止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球が転動流下する遊技領域から遊技球を導入するためのワープ入口と、上記ワープ入口から導入された遊技球を流下案内するワープ通路と、上記ワープ通路を流下した遊技球を再び遊技領域へ導出するためのワープ出口と、上記ワープ出口の鉛直方向直下方に位置し、遊技者に特別な利益を与えるための特別遊技を行うか否かを決定する補助遊技を始動させる始動入賞口と、を備えた遊技機に関するものである。
従来より知られた遊技機として、遊技球が流下する遊技領域に、変動表示装置の表示面を臨ませ、遊技球が始動入賞口に入賞したことをゲーム開始条件として、変動表示装置の表示面で複数種類の図柄(識別情報)を変動表示する変動表示ゲームを行い、この変動表示ゲームの結果として停止表示された図柄の組み合わせ等よりなる結果態様が、予め定めた特別結果態様であると、遊技者に多大な遊技価値を与える特別遊技を発生させるものが知られている。
この種の遊技機においては、変動表示ゲームの結果態様が特別結果態様となって特別遊技の発生することが遊技者にとっての関心事であることから、変動表示ゲームの開始条件となる始動入賞口へ遊技球が入賞し易いように調整された遊技機が好まれる反面、始動入賞口への球入賞が多すぎると、特別遊技の発生頻度も高くなり過ぎて、遊技店の経営が成り立たなくなってしまう。
そこで、始動入賞口への入賞率が高くなり過ぎないように抑えておき、遊技者の視線が向く変動表示装置の付加機能としてワープ通路を設け、運良くワープ入口からワープ通路へ入ってワープ出口から出た遊技球が始動入賞口へ高い確率で入賞するように誘導させる遊技機が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−346075号公報
また、特許文献1に記載された遊技機では、ワープ通路から導出された遊技球はステージ部の球誘導面部上を転動させ、ステージ部中央の誘導凹部から流下して行く様子を遊技者に見せるような構造を採用している。すなわち、特許文献1に記載の遊技機では、変動表示装置のステージ部中央から鉛直方向直下方に始動入賞口を開口させる構造を採用しており、ステージ部中央の誘導凹部から直下方へ遊技球が流下すると、極めて高い割合で始動入賞口へ入賞するため、遊技者はステージ部での遊技球の挙動に興趣が高められるのである。
なお、特許文献1に記載の遊技機では、ワープ通路から導出された遊技球が誘導凹部に上手く誘導されないで始動入賞口へ入賞する流路から逸れてしまう可能性もあるため、ワープ通路から導出されたワープ通過球をより効率良く始動入賞口へ入賞させる構造として、例えば、図10に示すように、変動表示装置100のステージ部101の後端部にワープ通路102へ遊技球を導入するワープ入口102aを形成し、ワープ通路102の流下端であるワープ出口102bをステージ部101中央の下方適所に開口させ、このワープ出口102bの鉛直方向下方に、普通電動役物110の可動部材111,111間に形成された始動入賞口112を位置させるようにした遊技機もある。
図10に示した変動表示装置100と普通電動役物110の配置構成を採用した遊技機においては、ワープ通路102を通ってワープ出口102bから出たワープ通過球は、ワープ出口102bから始動入賞口112に至るワープ通過球流下領域Aを通って、極めて高い確率で始動入賞口112へ入賞することとなり、このワープ通路102へ遊技球が導入されるか否かの過程、すなわち、ステージ101上に載った遊技球がワープ入口102aへ転動する様を遊技者に見せるので、ステージ部101後端のワープ入口102aに遊技球が導入されるか否かの挙動に対しても興趣が高められる。
しかしながら、折角、ワープ出口102bから出たワープ通過球bが始動入賞口112に向ってワープ通過球流下領域Aを流下していても、ワープ通路102を通っていない非ワープ通過球aがワープ通過球流下領域Aを横切るように流下して来て、非ワープ通過球aがワープ通過球bに衝突した場合、ワープ通過球bは流路が変更されてワープ通過球流下領域Aから逸れてしまい、始動入賞口112へは入賞不可能となる。
このように、非ワープ通過球aがワープ通過球bに衝接してワープ通過球bの流下経路を変更させてしまうと、ワープ通過球bが始動入賞口112へ入賞するものと期待していた遊技者にとっては大きな不満となり、遊技意欲を減退させてしまうため、憂慮すべき問題である。
かといって、ワープ通過球流下領域に非ワープ通過球が流下してくることを防ぐワープ通過球防護壁を設けるなどして、ワープ通過球が非ワープ通過球に阻害されることなく確実に始動入賞口へ導かれるような構造とすると、非ワープ通過球が始動入賞口へ入賞する可能性は全く無くなり、ワープ入口そのものが始動入賞口と化すため、ワープ通路の意味が無くなってしまう。しかも、ワープ通過球防護壁等が遊技盤面から突出していると、それだけ遊技領域における遊技球の流下経路が制限を受けることとなり、弾球遊技そのものの興趣が低減してしまう。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、ワープ出口から始動入賞口に至るワープ通過球流下領域へワープ出口から導出されたワープ通過球に、ワープ通路を通っていない非ワープ通過球が衝突して、ワープ通過球の流路がワープ通過球流下領域から逸れてしまい、ワープ通過球が始動入賞口に入賞しなくなる事態が起こるのを抑制できる遊技機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、遊技球が転動流下する遊技領域から遊技球を導入するためのワープ入口と、上記ワープ入口から導入された遊技球を流下案内するワープ通路と、上記ワープ通路を流下した遊技球を再び遊技領域へ導出するためのワープ出口と、上記ワープ出口の鉛直方向直下方に位置し、遊技者に特別な利益を与えるための特別遊技を行うか否かを決定する補助遊技を始動させる始動入賞口と、を備えた遊技機において、上記ワープ出口から上記始動入賞口に至るワープ通過球流下領域へワープ通路を通っていない非ワープ通過球が流下して来ることを抑制し、上記ワープ出口から導出されたワープ通過球がワープ通過球流下領域において非ワープ通過球と衝突してワープ通過球の流下方向が変化するのを阻止する衝突阻止手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の遊技機において、上記衝突阻止手段は、上記ワープ通過球流下領域の側方部に設けられ、遊技領域面と略面位置状態となる第1状態と遊技領域面より突出する第2状態とに作動可能な阻止部材を含み、所定条件の達成により上記阻止部材が第2状態に作動した時に遊技球を導入可能な開口となるワープ入口を阻止部材の外表面適所に設けると共に、該ワープ入口より導入された遊技球を流下させるように阻止部材の内部に設けた球流路を上記ワープ通路の一部として機能させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記請求項1に記載の遊技機において、上記衝突阻止手段は、上記ワープ出口から導出されるワープ通過球を検出するワープ通過球検出手段と、上記ワープ通過球流下領域の側方部に設けられ、遊技領域面と略面位置状態となる第1状態と遊技領域面より突出する第2状態とに作動可能な阻止部材と、を含み、上記ワープ通過球検出手段からの検出信号に基づいて上記阻止部材を第2状態に作動させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記請求項2又は請求項3に記載の遊技機において、複数の変動表示領域にそれぞれ複数の識別情報を変動表示してその停止結果態様に基づいて特別遊技を発生させる補助遊技としての変動表示ゲームを行うための変動表示装置を備え、上記変動表示装置は、上記変動表示ゲームを表示するための複数の変動表示領域を構成する画像表示部と、上記画像表示部の表示面が臨む窓部が形成されるセンターケースと、から構成され、上記センターケースは、上記窓部が形成される凹室の上方において前方へ突出する鎧部と、上記凹室の下方において遊技領域より受け入れた遊技球が転動する球転動面を備えるステージ部と、を有し、上記上記球転動面を転動する遊技球が到達可能なステージ部の適所に上記ワープ入口を開設すると共に、上記転動面よりも下方に上記ワープ出口を開設したことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記請求項4に記載の遊技機において、上記阻止部材は、水平方向に平坦な上面を備えるものとし、第2状態においては上面が奥行き方向に向かって下り傾斜するようにしたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記請求項4に記載の遊技機において、上記阻止部材は、上記ワープ出口から上記始動入賞口に至るワープ通過球流下領域の側方に位置し、鉛直方向に平板な二面を有する平板部材としたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記請求項6に記載の遊技機において、上記平板部材は、鉛直方向に平板な二面が、上記ワープ出口から上記始動入賞口に至るワープ通過球流下領域の上下方向全域に亘って位置するようにしたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記請求項3〜請求項7の何れか1項に記載の遊技機において、上記衝突阻止手段は、上記ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を所定時間に亘って第2状態に作動し、該第2状態に作動中に、上記ワープ通過球検出手段が後続のワープ通過球を検出した場合には、後続のワープ通過球をワープ通過球検出手段が検出した時を起点として、更に上記阻止部材を所定時間に亘って第2状態に作動させることを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、上記請求項3〜請求項7の何れか1項に記載の遊技機において、上記衝突阻止手段は、上記阻止部材が第1状態にある時に、ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を第2状態に作動変換し、一方、上記阻止部材が第2状態にある時に、ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を第1状態に作動変換するようにしたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、上記請求項2〜請求項9の何れか1項に記載の遊技機において、上記変動表示ゲームは、上記特別遊技を第1の確率で発生させる低確率遊技状態と、上記特別遊技を上記第1の確率に比して高確率となる第2の確率で発生させる高確率遊技状態と、に変動制御可能に構成し、上記低確率遊技状態においては、上記衝突阻止手段の機能を非能動状態として上記阻止部材を第1状態に保持させ、一方、上記高確率遊技状態においては、上記衝突阻止手段を能動状態として上記阻止部材を第2状態に作動可能としたことを特徴とする。
請求項1に係る遊技機によれば、ワープ出口から始動入賞口に至るワープ通過球流下領域へワープ通路を通っていない非ワープ通過球が流下して来ることを抑制し、ワープ出口から導出されたワープ通過球がワープ通過球流下領域において非ワープ通過球と衝突してワープ通過球の流下方向が変化するのを阻止する衝突阻止手段を備えるものとしたので、衝突阻止手段を機能させることにより、ワープ通過球流下領域を流下しているワープ通過球に非ワープ通過球が衝突してワープ通過球が始動入賞口に入賞しなくなる事態が起こるのを抑制できる。これにより、ワープ通路の機能を十二分に発揮でき、ワープ出口から導出されたワープ通過球が始動入賞口へ入賞することに対する遊技者の期待が充足されて、興趣の高い遊技機となる。
また、請求項2に係る発明によれば、所定条件の達成により阻止部材が第2状態に作動した時に遊技球を導入可能な開口となるワープ入口を阻止部材の外表面適所に設けると共に、該ワープ入口より導入された遊技球を流下させるように阻止部材の内部に設けた球流路を上記ワープ通路の一部として機能させるようにしたので、阻止部材が第2状態に作動した時にワープ入口へ遊技球が流入可能となり、このワープ入口から導入されてワープ出口からワープ通過球流下領域へ導出されたワープ通過球が流下する際には、阻止部材によって非ワープ通過球がワープ通過球に衝突することを抑制できる。したがって、阻止部材が第2状態に作動されることで、ワープ通過球の発生可能な状態と、ワープ通過球通過領域を通過中のワープ通過球に非ワープ通過球が衝突することを抑制する状態とが同時に発生するので、遊技者にとって大変有利な状態となり、特別遊技発生への期待感を効果的に高めることができる。
また、請求項3に係る遊技機によれば、ワープ出口から導出されるワープ通過球を検出するワープ通過球検出手段と、ワープ通過球流下領域の側方部に設けられ、遊技領域面と略面位置状態となる第1状態と遊技領域面より突出する第2状態とに作動可能な阻止部材と、を衝突阻止手段が含むものとし、ワープ通過球検出手段からの検出信号に基づいて阻止部材を第2状態に作動させるようにしたので、ワープ通過球がワープ出口から導出されるまで阻止部材は第1状態にあり、非ワープ通過球の流下を阻害することはないが、ワープ出口からワープ通過球が導出されると阻止部材が第2状態に作動して遊技領域面より突出し、ワープ通過球流下領域を流下しているワープ通過球に非ワープ通過球が衝突することを阻止する。よって、ワープ通過球がワープ出口から導出されない時はワープ通過球流下領域を非ワープ通過球が自由に流下できるので、衝突阻止手段を設けることで遊技領域における遊技球の流下経路が制限されてしまうことを回避しつつ、ワープ通過球流下領域を流下しているワープ通過球に非ワープ通過球が衝突してワープ通過球が始動入賞口に入賞しなくなる事態を効果的に抑制できる。
また、請求項4に係る発明によれば、遊技者が注目する変動表示ゲームを行う変動表示装置に設けたステージ部からワープ入口へ遊技球が導入されるものとしたので、ステージ部における球転動面上での球の挙動に対して興趣を高めさせることができ、ワープ入口より導入されたワープ通過球がワープ通路を経て球転動面より下方のワープ出口から導出されると、阻止部材が第2状態に作動して、ワープ通過球流下領域を流下しているワープ通過球に非ワープ通過球が衝突してワープ通過球が始動入賞口に入賞しなくなる事態を効果的に抑制できる。
また、請求項5に係る発明によれば、阻止部材は、水平方向に平坦な上面を備えるものとし、第2状態においては上面が奥行き方向に向かって下り傾斜するようにしたので、遊技領域を流下してきた遊技球が阻止部材の上面に衝突すると、その遊技球は奥側に弾かれてステージ部の球転動面上に載る可能性が高くなる。よって、阻止部材が第2状態に作動した時は、ワープ出口から導出されたワープ通過球が始動入賞口へ無事に入賞する可能性が高まる上に、遊技領域を流下してきた遊技球が阻止部材の上面に当たってステージ部へ導かれ、球転動面を転動しつつワープ入口から導入される可能性も生ずるので、興趣を効果的に高めることができる。
また、請求項6に係る発明によれば、阻止部材は、ワープ出口から始動入賞口に至るワープ通過球流下領域の側方に位置し、鉛直方向に平板な二面を有する平板部材としたので、比較的軽量に構成できて阻止部材を作動させる駆動機構に掛かる負荷を軽減できると共に、ワープ通過球が流下して行くワープ通過球流下領域に沿った効率的な衝突回避機能を実現できる。
また、請求項7に係る発明によれば、平板部材は、鉛直方向に平板な二面が、ワープ出口から始動入賞口に至るワープ通過球流下領域の上下方向全域に亘って位置するようにしたので、非ワープ通過球がワープ通過球流下領域に進入することを確実に阻止でき、第2状態に作動している阻止部材を回避した非ワープ通過球がワープ通過球流下領域を流下しているワープ通過球に衝突して、ワープ通過球が始動入賞口に入賞しなくなる事態が生ずることを完全に排除できる。
また、請求項8に係る発明によれば、衝突阻止手段は、ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、阻止部材を所定時間に亘って第2状態に作動し、該第2状態に作動中に、ワープ通過球検出手段が後続のワープ通過球を検出した場合には、後続のワープ通過球をワープ通過球検出手段が検出した時を起点として、更に阻止部材を所定時間に亘って第2状態に作動させるものとしたので、遊技者が自身の遊技技量を発揮して、阻止部材が第2状態に作動している所定期間中に後続のワープ通過球を発生させる遊技展開となるように、遊技球を遊技領域へ弾発してゆけば、阻止部材の第2状態作動期間が順延されることとなる。これにより、阻止部材に当たってステージ部の球転動面上へ案内される遊技球を増やして、ワープ通過球の発生可能性を一層高め、興趣を更に高めることも可能となる。
また、請求項9に係る発明によれば、衝突阻止手段は、阻止部材が第1状態にある時に、ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を第2状態に作動変換し、一方、上記阻止部材が第2状態にある時に、ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を第1状態に作動変換するようにしたので、ワープ通路からワープ球が導出される毎に阻止部材の作動状態が交互に変換されることとなる。よって、阻止部材が第2状態に作動している時には、ワープ通路を通過していない遊技球が始動入賞口へ誘導され易い構造にしておけば、阻止部材を第2状態に作動させたまま効率的に始動入賞口への入賞球を増やすような遊技展開を期すこともでき、遊技者の遊技技量を介在させることが可能となり、多様な遊技性を持った遊技機を実現できる。
また、請求項10に係る発明によれば、低確率遊技状態においては、衝突阻止手段の機能を非能動状態として上記阻止部材を第1状態に保持させ、一方、高確率遊技状態においては、衝突阻止手段を能動状態として阻止部材を第2状態に作動可能としたので、第1の確率に比して高確率となる第2の確率で特別遊技を発生させる高確率遊技状態では、ワープ通路を通過したワープ通過球がワープ通過球流下領域を流下する際に、阻止部材が第2状態に作動して、ワープ通過球流下領域を流下中のワープ通過球に非ワープ通過球が衝突して、ワープ通過球が始動入賞口へ入賞できないような事態が生ずるのを抑制し、ワープ通過球を効率良く始動入賞口へ入賞させることが可能となる。これにより、高確率遊技状態においては、ワープ通過球が始動入賞口へ入賞して変動表示ゲームが開始される頻度が上がり、高確率遊技状態になってから特別遊技が発生するまでの期間を一層短縮できる。
次に、本発明に係る遊技機の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
遊技媒体としての遊技球を弾発する弾球遊技を行える遊技機(所謂パチンコ機)は、図1に示す遊技盤1を備える。この遊技盤1は弾球遊技の主体となるもので、ガイドレール2で囲まれた遊技領域3に各種の入賞口や遊技装置を設けると共に、非遊技領域などには各種ランプやLED等からなる装飾表示器を設けたものである。
図示を省略したロータリーソレノイド等の電気的駆動源によって弾発された遊技球は上記ガイドレール2に沿って遊技領域3内へ到達すると、遊技釘や風車等に当たりつつ流下して行き、遊技領域3内に設けた入賞領域たる各種入賞口4…の何れかに入賞すると、各入賞口4…(例えば、第1入賞口〜第N入賞口)毎に設けた入賞口センサ(図示省略)によって当該入賞球が検出され、この検出信号に基づいて賞球が遊技者に与えられ、入賞口4…等の入賞領域に入賞しなかった球は、アウト口5より外れ球として回収される。
なお、入賞口への入賞に対して遊技者に付与するのは賞球に限定されるものではない。例えば、封入球式の遊技機(遊技者が実際の球を取り扱うことなく、機内に封入された球を循環させて弾球遊技を行えるようにした遊技機)においては、仮想的な球数データを追加するような形態で遊技価値を付与するようにしても良い。また、遊技者への付与対象となる遊技価値も、パチンコ球やメダル等の遊技媒体に限らず、種々の景品等を遊技者に与えるようにしても良い。
また、遊技領域3には、入賞口4…の他に始動入賞口6を設けてあり、この始動入賞口6に遊技球が入賞して、これを特図始動センサ(図示省略)が検出すると、遊技盤1の略中央に設けた大型の遊技装置(特別図柄表示装置)である変動表示装置7が備える画像表示部(複数の識別情報を変動表示可能な液晶表示器等により構成)の表示面7aを用い、複数の識別情報を変動表示してその停止結果態様に基づいて特別遊技(後に詳述)を発生させる補助遊技としての変動表示ゲームが開始される。なお、変動表示ゲームの開始・終了や特別遊技など、パチンコ遊技を実現するための諸々の制御は、遊技機制御部(後に詳述)が行う。この遊技機制御部は、遊技制御装置、表示制御装置、装飾制御装置、排出制御装置、音制御装置などの各種制御装置から構成される。
上記始動入賞口6は、例えば、ソレノイド等の電気的駆動源とリンク機構を介して接続された左右一対の可動片8a,8aを備え、電気的駆動源の作動・停止に応じて、これら可動片8a,8aが直立して遊技球を受け入れ難い閉状態と、可動片8a,8aの上端を互いに離隔させるように開いて遊技球を受け入れ易い開状態とに変換する普通電動役物たる普通変動入賞装置8と一体に設けてある。なお、本例で示す普通変動入賞装置8は、閉状態においても遊技球を受け入れ可能なものとしたが、閉状態においては遊技球を一切受け入れない構造のものとしても良い。また、始動入賞口6は、普通変動入賞装置8のように遊技球の受け入れ状態が変化する入賞具と一体に設けないで、通常の入賞口として独立させて設けても良い。
上記普通変動入賞装置8には、例えば、数字の0〜9を変動表示可能な7セグメント式表示器等からなる小型の普通図柄表示器8bを設けておき、遊技領域の適所に設けた通過チャッカ9(通過する遊技球を検出する通過センサたる普図始動センサを備えた通過入賞口)へ遊技球が通過入賞すると、通過チャッカ9からの検出出力に基づいて遊技機制御部が普通図柄表示器8bによる変動表示を開始させ、所定時間経過後に停止表示させる普通変動表示ゲームを行う。このときの停止図柄が予め定めた特定図柄(例えば、3もしくは7)であった場合には、普通変動入賞装置8を用いた普通変動遊技開始条件が達成されるものとし、普通変動入賞装置8の可動片8a,8aが比較的短時間だけ開状態に変換し、始動入賞口6への球入賞を容易にする普通変動遊技が行われる。
上記始動入賞口6への球入賞に基づき、遊技機制御部が変動表示装置7の表示面7aを用いて行う変動表示ゲームとは、例えば、3桁の数字や各種記号等を高速で変換表示した後に、所定の順序で停止表示させてゆき、3桁の停止表示態様が予め定めた特別結果態様(例えば、「0,0,0」「2,2,2」「3,3,3」「7,7,7」等、3桁の数字や記号が全て一致するぞろ目の停止態様)になると、特別遊技への遊技移行条件が達成され、例えば、横長四角形状の大入賞口を開閉板10aにより閉塞した第1状態と大入賞口へ球が入賞し得るように開閉板10aを開いた第2状態(開閉板10aの下辺部を軸にして前傾させるように開く事で、落下してきた遊技球を開閉板10aにより受け止めて大入賞口へ効率良く導く状態)とに変動可能な大入賞口装置たる変動入賞装置10を用いた特別遊技が開始される。
なお、特別遊技への移行条件が達成される特別結果態様の中でも特に定めた特賞結果態様(例えば、奇数のぞろ目である「1,1,1」「3,3,3」「5,5,5」「7,7,7」「9,9,9」)になった場合には、変動表示ゲームで特別結果態様が発生する確率を普通の第1確率から、特別結果態様が発生する確率が第1確率よりも高い第2確率へ変更する(所謂、確変モードに変更する)ことで、次の特別遊技移行条件を達成し易くする特典を与えるようにしても良い。また、変動表示ゲーム実行中に始動入賞口6への入賞球が検出された場合、これを所定数(例えば、4個)まで遊技機制御部で記憶すると共に、変動表示装置7の始動入賞記憶表示器7bにて可視表示し、変動表示ゲームの終了後にこの始動記憶に基づいて、次の変動表示ゲームを実行できるようにしても良い。
上記変動表示ゲームの停止結果が特別結果態様となることで行われる特別遊技においては、変動入賞装置10の第2状態変換時間が所定時間(例えば30秒)に達するサイクル終了第1条件と、第2状態へ変換してから大入賞口への入賞球数が所定個数(例えば、10個)に達するサイクル終了第2条件のうち、何れかの条件が達成されると、これを以てサイクル遊技の終了となり、所定時間幅のウェイトタイム経過後に再びサイクル遊技を行う。また、特別遊技におけるサイクル更新は所定回数(例えば、15回)までとし、最初のサイクル遊技から数えて16回目のサイクル遊技が実行されると、この16回目のサイクル遊技の終了を以て特別遊技を終了させるものとした。
なお、特別遊技の内容は、上述した例に限定されるものではなく、遊技者の獲得利益を高めるという特別遊技の趣旨に沿うように、適宜設定すれば良い。無論、普通変動表示ゲーム、普通変動遊技、変動表示ゲームなども、上述した例に限定されるものではない。また、普通変動表示ゲームを行うための普通図柄表示器8bを別途設けずに、変動表示装置7の表示面7aを用いて行うようにしても良い。
次に、図2〜図5に基づき、変動表示ゲームを行うために用いる変動表示装置7の詳細な構造につき説明する。変動表示装置7は、表示面7aが臨む窓部が形成されるセンターケース11にステージ部12とワープ通路13等を設けたものである。
上記センターケース11は、奥側に窪んで前面開口となる凹室11aの上方において前方へ突出する鎧部11bを設け、該凹室11aの底壁となる球転動面11cは後方に向って若干昇り傾斜するなだらかな床面としてある。この球転動面11cの後側端縁は、表示面7aが臨む窓部が開設された後部壁11dの下縁に連なり、球転動面11cの前側端縁は、遊技領域面と略面位置状態となっている前部壁11eの開口下縁に連なる。
また、後部壁11dの中央下部には遊技球が1個通過できる程度の開口部であるワープ入口13aを開設し、このワープ入口13aより導入された遊技球が自重により流下するワープ通路13の流下端であるワープ出口13bを前部壁11eの中央部に開設してある。よって、このワープ出口13bの鉛直方向直下方に始動入賞口6が位置することとなり、ワープ通路13を通過したワープ通過球は、ワープ出口13bから始動入賞口6に至るワープ通過球流下領域Aを経て、高い確率で始動入賞口6に入賞するのである。なお、普通変動入賞装置8の可動片8a,8aが開状態になっていれば、ワープ通過球が始動入賞口6に入賞する可能性は一層高くなる。
このように、遊技領域3を流下してきた遊技球が凹室11aに入ると、球転動面11c上を流下勢で転動し、球転動面11cの傾斜に沿って前端縁から凹室11aの外に出て再び遊技領域3を落下していったり、或いは、運良くワープ入口13aに到達してワープ通路13を経てワープ出口13bから導出されることとなる。なお、本構成例の変動表示装置7においては、ワープ入口13aの近傍に到達した遊技球がワープ通路13へ導入され易くなるように、球転動面11cの適所にはワープ入口13aに向って下り傾斜するワープ入口誘導部11fを形成した。
また、本構成例の変動表示装置7においては、ワープ出口13bの近傍(ワープ通路13の下流側)でワープ通過球を検出するワープ通過球検出手段としてのワープ出口センサ14を設けることにより、ワープ出口13bからワープ通過球流下領域Aにワープ通過球が導出されるタイミングをワープ出口センサ14の検出出力により判定できるようにしたが、この構成に限らず、ワープ通路13の上流側(例えば、ワープ入口13aの近傍など)に設けて、ワープ通過球検出手段からの検出出力を受けてからワープ通路流下時間(センサ位置からワープ出口13bまで遊技球が流下するのに要する大凡の時間)の経過を以てワープ通過球がワープ通過球流下領域Aに導出されるタイミングを判定するようにしても良い。
また、本構成例の変動表示装置7においては、遊技球が転動する球転動面11cと、この球転動面11cの後側端縁に連なる後部壁11dと、球転動面11cの前側端縁に連なる前部壁11eと、からステージ部12を構成するものとしたが、ステージ部12の構成はこれに限定されるものではなく、段差のある複数の球転動面を備える多段構造のステージ部を構成し、遊技球の転動状態を複雑化するようにしても良い。更に、ワープ入口13aの開設位置も後部壁11dに限らず、凹室11aに入った遊技球が転動して到達可能な箇所ならステージ部12のどこに設けても構わない。例えば、球転動面11cに縦穴状の開口としてワープ入口13aを設けても良い。無論、ワープ入口13aの開設位置も中央に限らず、側方部に設けても良いし、中央部と側方部などの複数箇所にワープ入口を分散配置しておくように構成しても良い。
上記構成の変動表示装置7を備えると共に、ワープ出口13bから始動入賞口6に至るワープ通過球流下領域Aが形成されるように補助変動入賞装置8を配置した遊技機においては、ワープ通路13を通ってワープ出口13bからワープ通過球流下領域Aに至ったワープ通過球に、ワープ通路13を通っていない非ワープ通過球が当たってしまう事態が起こり得るので、「ワープ出口13bから始動入賞口6に至るワープ通過球流下領域Aへワープ通路13を通っていない非ワープ通過球が流下して来ることを抑制し、ワープ出口13bから導出されたワープ通過球がワープ通過球流下領域Aにおいて非ワープ通過球と衝突してワープ通過球の流下方向が変化するのを阻止する衝突阻止手段」を遊技機に設けるものとした。
本実施形態に係る遊技機の衝突阻止手段としては、「ワープ出口から導出されるワープ通過球を検出するワープ通過球検出手段」としてのワープ出口センサ14と、「ワープ通過球流下領域の側方部に設けられ、遊技領域面と略面位置状態となる第1状態と遊技領域面より突出する第2状態とに作動可能な阻止部材」として機能する左右一対の阻止部材15,15と、「ワープ通過球検出手段からの検出信号に基づいて阻止部材を第2状態に作動させる阻止部材制御手段」としての機能を実現する遊技機制御部と、から構成した。
上記阻止部材15,15は、例えば、垂直断面が短翼形状(ほぼ水平な上辺と、ごく短い縦辺と、これら2辺を結ぶ斜辺と、からなる三角形の各角を円弧状とした様な形状)の短尺材であり、第1状態においては平坦な前面部15aが変動表示装置7の前部壁11eと面一となり、第2状態においては前面部15aが前面壁11eよりも前側に突出して側壁部分が現れる(図4参照)。
ここで、上記前面部15aが面一となる前部壁11eは、センターケース11を遊技盤面に取り付ける取付基板として機能するもので、遊技領域面からの突出量は極く小さいものであることから、阻止部材15が第1状態の時には、遊技領域面と略面位置状態になっており、遊技球の流下に際して殆ど影響がないのに対し、阻止部材15が第2状態の時には、遊技領域3を流下する遊技球が側面部分に衝突する状態となる。
すなわち、ワープ出口センサ14からの検出信号に基づいて阻止部材15,15を第2状態に作動させると、ワープ通過球流下領域Aに向って左右斜め上方より流下して来る遊技球(非ワープ通過球)は阻止部材15の側面部分に衝突して弾かれ、ワープ通過球流下領域Aに向けて流下し難くなるので、ワープ通過球流下領域Aを流下中のワープ通過球に非ワープ通過球が衝突して、ワープ通過球が始動入賞口6に入賞しなくなって、遊技者に不満を与えるような状況が起きることを効果的に抑制できる。なお、本構成例の如く、左右対称の阻止部材15,15をワープ出口13bの左右両側方へ夫々設けると共に、ワープ出口センサ14からの検出信号で同時に第2状態へ作動させる構造とせずに、別々に動作させるようにしたり、どちらか一方にのみ阻止部材を設けるようにしても良い。
更に、本構成例で示す阻止部材15,15の各上面部15bは水平方向に平坦な面で、尚且つ、第2状態においてはその平坦な面が奥行き方向に向かって下り傾斜するように構成してある(図5参照)。これにより、阻止部材15の上面部15bに上から当たった遊技球は奥側に弾かれることとなり、高い確率で球転動面11cに到達でき、阻止部材15が第1状態の時よりも、阻止部材15が第2状態に作動した時の方がワープ口13aからワープ通路13へ導入される遊技球の発生する可能性が高くなる。
したがって、本構成例においては、阻止部材15,15が第2状態に作動することで、ワープ通過球流下領域Aを流下中のワープ通過球が始動入賞口6へ到達できるように非ワープ通過球がワープ通過球流下領域Aに流下して行くことを阻止する機能と併せて、ワープ通過球を発生し易くする機能を同時に実現することができる。無論、本構成例のような上面部15bの傾斜を無くして、第2状態に作動した阻止部材15によって遊技球を球転動面11cへ案内し易くする機能を設けない構成としても良い。
なお、第2状態に作動した阻止部材15の上面部15bによって、遊技球を球転動面11cへ誘導するための具体的構造は、遊技領域3における釘配置に基づく球流路を考慮して適宜に決定する設計事項の範疇である。例えば、阻止部材15の上面部15bの横幅を広くすると、それだけ遊技球を拾い易くなってワープ通過球の発生可能性を高めることができるし、狭めるとワープ通過球の発生可能性を抑えることができる。なお、上面部15bの横幅を狭める場合は、ワープ通過球流下領域Aに向って流下する非ワープ通過球を阻止する機能が著しく低下しないように考慮しておく必要がある。
また、上面部15bから球転動面11cまでの段差を低くすることによってもワープ通過球の発生可能性を高めることができる。なお、阻止部材15の上面部15bに当たって弾かれた遊技球が乗り越えられる段差の上限は、上面部15bの傾斜角度のほか、遊技球の流下勢に基づく上面部15bへの衝突速度や、遊技球と上面部15bとの反発係数などで様々に変化させることもできるが、概ね、遊技球の球径程度に段差が抑えられていれば、軽量化を図った樹脂素材製の阻止部材15で合金製の遊技球を球転動部11c上へ案内させることができる。
次に、上記のような変動表示装置7を備える遊技機の諸制御を行う遊技機制御部の詳細につき説明する。本実施形態に係る遊技機の遊技機制御部は、例えば、遊技制御装置20,排出制御装置21,表示制御装置22,装飾制御装置23,音制御装置24の装置群からなる。
先ず、遊技制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有する遊技用マイコン20a、入力インターフェース20b、出力インターフェース20c、動作用クロック信号を生成して遊技用マイコン20aに供給する発振器20d、などを備えている。また、バックアップ電源25からの給電により、停電等による電源断が生じても、遊技制御装置20はRAM内の記憶情報を保持することができるようにしてある。
上記遊技制御装置20は、始動入賞口6への入賞球を検出する特図始動センサ6a,左右夫々の通過チャッカ9の通過球を検出する普図始動センサ9a,大入賞口たる変動入賞装置10内への入賞球を検出するカウントセンサ10b,ワープ通路13のワープ出口へ到達する直前のワープ通過球を検出するワープ出口センサ14,各入賞口4…に各々設けられて入賞球を検出する各入賞口センサ4a…からの検出信号が入力インターフェース20bを介して入力されると、これらの検出信号に基づいて遊技用マイコン20aが出力インターフェース20cを介して、変動表示ゲームの開始に供されていない始動入賞球数を可視表示するための始動入賞記憶表示器7b,普通変動表示ゲームを行うための普通図柄表示器8b,阻止部材15と適宜なリンク機構を介して接続されている阻止部材ソレノイド16,特別遊技を行うための変動入賞装置10の駆動源たる大入賞口ソレノイド10c,普通変動遊技を行うための普通変動入賞装置8の駆動源たる普電ソレノイド8c,排出装置21aを動作させて各種入賞に応じた賞球を排出させる排出制御装置21,変動表示ゲームや各種の演出動作の実行制御を行う表示制御装置22等へ信号を送り、種々の条件に応じた遊技が行われるように制御する。
また、各種入賞口への球入賞に基づく賞球を遊技者に付与するために、上記遊技制御装置20から排出制御装置21へ賞球情報(入賞数や入賞種別などの情報)の信号を送り、これに基づいて排出制御装置21が球排出装置(図示省略)を制御して、遊技機の球供給皿等へ所定数の賞球を排出する。なお、遊技機において遊技者に払い出した賞球数や遊技結果(大当りの発生やその図柄)等の情報は、外部出力端子(図示省略)から遊技機外へ出力され、当該遊技店の管理コンピュータ等で収集・管理される。
表示制御装置22は、遊技制御装置20からの指令(表示制御コマンド)に基づいて、変動表示装置7の表示装置17に、識別情報(例えば、図柄としての数字、記号など)による変動表示ゲーム(識別情報を変動表示し、その停止態様の組み合わせにより特別遊技の発生を決めるゲーム)、及び、変動表示ゲームの過程で発生するリーチ状態のリーチ演出の表示、各種情報表示、特別遊技状態中の演出表示など、遊技中の演出動作を制御するものである。
また、上記表示制御装置22からの指令に基づいて、装飾制御装置23は各種LED23aやランプ23bの点灯制御を行い、音制御装置24はスピーカ24aより適宜な効果音を出力させ、遊技を盛り上げる装飾演出が行われる。
上記構成からなる遊技機制御部において、阻止部材制御手段としての機能を含む遊技制御装置20が阻止部材ソレノイド16を作動させる具体的タイミングを図7に基づいて説明する。なお、本構成例においては、一対の阻止部材15,15を動作させる駆動手段として、夫々に阻止部材ソレノイド16,16を設け、2つの阻止部材ソレノイド16,16を同時に駆動・停止制御を行うものとしたが、この構成に限定されず、一つの阻止部材ソレノイドの駆動力で2つの阻止部材を同時に作動させても良く、以下の説明では簡略化のため、一つの阻止部材ソレノイド16のオン・オフ制御によって一対の阻止部材15,15が動作変換可能なものとした。
先ず、図7(a)は第1の制御例を示すもので、ワープ出口センサ14からの検出タイミング(遊技球の検出に基づいてローレベルからハイレベルに反転したタイミング)で、阻止部材ソレノイド16を所定時間(例えば、2秒程度)だけオン駆動させ、非駆動時には前面部15aが前面壁11eとほぼ面一となっていた阻止部材15を第2状態に変換させ、阻止部材15の側壁部分が遊技球の流路に突出する状態が所定時間保持されるものとした。
このように、ワープ通過球がワープ出口13bよりワープ通過球流下領域Aに導出される直前に検出出力を送出する部位にワープ出口センサ14を設け、該ワープ出口センサ14からの検出出力により阻止部材15を所定時間に亘って第2状態に作動させることで、ワープ通路13を通過したワープ通過球が始動入賞口6へ到達するまで、阻止部材15によって、非ワープ通過球がワープ通過球流下領域Aに流下して行くことを阻止するので、せっかくワープ通路13を通ったワープ通過球が非ワープ通過球に邪魔されて始動入賞口6に入賞できなくなってしまう事態を抑制できる。
従って、本構成例の遊技機によれば、ステージ部12においてワープ入口13baに遊技球が導入されるか否かの挙動に対して興趣が高められ、ワープ出口13bから導出されたワープ通過球は、ワープ通過球流下領域Aにおいて非ワープ通過球に妨害されることなく始動入賞口6の直上方に案内されるので、ステージ部12の球転動面11cにおける球の挙動からワープ通過球の発生によって高められた遊技者の期待感が、非ワープ通過球とワープ通過球との衝突により始動入賞口6へ入賞しなくなることにより減殺されてしまう事態(遊技者を喜ばせておいて落胆させせてしまう事態)を効果的に回避できる。
なお、ワープ通過球の検出から阻止部材ソレノイド16を作動させるタイミングは、ワープ通過球検出手段を設けた位置と、当該検出位置からワープ通過球がワープ出口13bに到達するまでの平均的な時間を想定して、適宜に調整することができるので、ワープ出口13bに至る直前部位にワープ通過球検出手段としてのワープ出口センサ14を設ける構成に限定されるものではない。しかしながら、ワープ通過球の検出位置からワープ出口13bまでの距離が長いと、ワープ通過球の流下勢などに起因した誤差が生じ易く、阻止部材15が作動するタイミングが、実際にワープ通過球がワープ出口13bから出て来るタイミングよりも早かったり遅かったりする可能性が高くなるので、本構成例の如く、ワープ出口13bの近傍に設けたワープ出口センサ14によるワープ通過球の検出タイミングで阻止部材ソレノイド16を作動させると、阻止部材15によるワープ通過球の保護機能の信頼性を高める上で有効となる。
図7(b)は第2の制御例を示すもので、複数のワープ通過球が僅差でワープ出口センサ14に検出された場合に好適な制御である。すなわち、阻止部材ソレノイド16の作動中に(阻止部材15が第2状態中に)、ワープ出口センサ14から新たに検出信号があった場合、この新たな検出信号の入力をトリガとして、そこから更に所定時間、阻止部材ソレノイド16を駆動させるのである。
斯くすれば、最初のワープ通過球の検出に基づいて駆動された阻止部材ソレノイド16が所定時間経過後に戻ってしまって(図7(b)において破線で示すタイミングにより阻止部材ソレノイド16がオフになって)、後続のワープ通過球が阻止部材15によって非ワープ通過球から保護されなくなってしまう不合理を解消できる。更に、遊技者が自身の遊技技量を発揮して、阻止部材15が第2状態に作動している所定期間中に後続のワープ通過球を発生させる遊技展開となるように、遊技球を遊技領域3へ弾発してゆけば、阻止部材15の第2状態作動期間が順延されることとなので、阻止部材15の上面部15bに当たってステージ部12の球転動面11c上へ案内される遊技球を増やして、ワープ通過球の発生可能性を一層高め、興趣を更に高めることも可能となる。
図7(c)は第3の制御例を示すもので、阻止部材ソレノイド16がオフ状態(阻止部材15が第1状態)にある時に、ワープ出口センサ14がワープ通過球を検出することに基づいて、阻止部材ソレノイド16をオン状態(阻止部材15を第2状態)に作動変換し、一方、阻止部材ソレノイド16がオン状態(阻止部材15が第2状態)にある時に、ワープ出口センサ14がワープ通過球を検出することに基づいて、阻止部材ソレノイド16をオフ状態(阻止部材15を第1状態)に作動変換するようにした。
斯くすれば、ワープ通路からワープ球が導出される毎に阻止部材の作動状態が交互に変換されることとなるので、阻止部材15が第2状態に作動している時には、ワープ通路13を通過していない遊技球が始動入賞口16へ誘導され易くなる構造(例えば、第2状態の作動部材15の上面部15bによって遊技球を球転動面11c上へ案内し易くすると共に、ワープ出口13bの直上方にあたる球転動面11cを若干窪ませて誘導凹部を形成し、球転動面11c上を転動した遊技球が誘導凹部からワープ通過球流下領域Aへ流下し易くした構造など)としておけば、阻止部材15を第2状態に作動させたまま効率的に始動入賞口6への入賞球を増やすような遊技展開を期すこともでき、遊技者の遊技技量を介在させることが可能となり、多様な遊技性を持った遊技機を実現できる。
なお、阻止部材ソレノイド16の作動制御は、上記の各例に限定されるものではなく、遊技状況に応じて実行する作動制御方法を変更して行くようにしても良い。また、遊技機制御部による遊技制御として行う変動表示ゲームが、特別遊技を第1の確率で発生させる低確率遊技状態と、特別遊技を第1の確率に比して高確率となる第2の確率で発生させる高確率遊技状態と、に変動制御できる構成とし、低確率遊技状態においては、衝突阻止手段の阻止部材制御手段を非能動状態として阻止部材15を第1状態に保持させ、一方、高確率遊技状態においては、衝突阻止手段の阻止部材制御手段を能動状態として阻止部材15を第2状態に作動可能としても良い。斯くすれば、第1の確率に比して高確率となる第2の確率で特別遊技を発生させる高確率遊技状態では、ワープ通路13を通過したワープ通過球がワープ通過球流下領域Aを流下する際に、阻止部材15が第2状態に作動して、ワープ通過球流下領域Aを流下中のワープ通過球に非ワープ通過球が衝突して、ワープ通過球が始動入賞口6へ入賞できないような事態が生ずるのを抑制し、ワープ通過球を効率良く始動入賞口6へ入賞させることが可能となる。これにより、高確率遊技状態においては、ワープ通過球が始動入賞口6へ入賞して変動表示ゲームが開始される頻度が上がり、高確率遊技状態になってから特別遊技が発生するまでの期間を一層短縮できる。
また、衝突阻止手段としての機能を実現するための阻止部材も、上記構成例に限定されるものではなく、ワープ出口13bよりワープ通過球流下領域Aに導出されたワープ通過球が始動入賞口6に到達することを非ワープ通過球に阻害されることのない様に、非ワープ通過球がワープ通過球流下領域Aに流下して行く可能性を減ずる機能を有していれば、如何様に構成しても構わない。
例えば、図8(a)に示す第2構成例の変動表示装置72においては、阻止部材32におけるワープ出口13b側の下端を垂下させた垂下片32aを延在させて、この垂下片32aの下端がワープ出口13bの下縁よりも下方に位置するようにしたものである。斯くすれば、ワープ出口13bからワープ通過球流下領域Aに導出されたワープ通過球に対して、非ワープ通過球が衝突してしまうことを、より効果的に奉仕できる構造となる。
また、図8(b)に示す第3構成例の変動表示装置73においては、ワープ通過球流下領域Aの側方に位置させた阻止部材33を、鉛直方向に平板な二面(ワープ通過球誘導領域Aに臨むワープ通過球誘導面33aと、該ワープ通過球誘導面33aに相対する非ワープ通過球阻止面33bの2面)を有する平板部材により構成した。斯くすれば、阻止部材33を比較的軽量に構成できて阻止部材ソレノイドに掛かる負荷を軽減できると共に、ワープ通過球が流下して行くワープ通過球流下領域Aに沿った効率的な衝突回避機能を実現できる。
また、図8(c)に示す第4構成例の変動表示装置74においては、上記第3構成例の変動表示装置に設けた阻止部材と同様に、ワープ通過球流下領域Aの側方に位置させた阻止部材34を、鉛直方向に平板な二面(ワープ通過球誘導領域Aに臨むワープ通過球誘導面34aと、該ワープ通過球誘導面34aに相対する非ワープ通過球阻止面34bの2面)を有する平板部材により構成すると共に、ワープ通過球誘導面34aと非ワープ通過球阻止面34bが、ワープ出口13bから始動入賞口6に至るワープ通過球流下領域Aの上下方向全域に亘って位置するようにしたものである。
斯くすれば、阻止部材34が第2状態に作動された際には、非ワープ通過球阻止面34bによって非ワープ通過球がワープ通過球流下領域Aに進入することを確実に阻止でき、非ワープ通過球に阻害されてワープ通過球が始動入賞口6に入賞しなくなる事態が生ずることを完全に排除できる。加えて、阻止部材34が第2状態に作動された際には、ワープ通過球流下領域Aの上下方向全域に亘って左右両側に夫々ワープ通過球誘導面34a,34aが位置するので、球形よりも幅広に形成されたワープ出口13bから横にずれて遊技球が流下してきた場合でも、その流下方向を始動入賞口6へと誘導する機能が確実に発揮され、ワープ通過球が始動入賞口6に入賞する可能性を一層高めることができる。
なお、本構成例の阻止部材34の上部外側(非ワープ通過球阻止面34b側)に膨出部を形成して、該膨出部の上面が水平で奥側に傾斜する上面部となるように構成することで、ステージ部12へ遊技球を案内する機能を阻止部材34に付加するようにしても良い。また、本構成例では、ワープ通過球流下領域Aの上下方向全域に亘って阻止部材34を位置させるために、前部壁11eを下方に引き延ばした形状とし、この前部壁11eの下部に普通変動入賞装置8′を一体に設ける構成としたが、上述した各構成例と同様に、変動表示装置74と別体に普通変動入賞装置を設けるようにしても良い。
また、図9に示す第5構成例の変動表示装置75においては、ステージ部12にワープ入口13aを設けないで、前面部35aが遊技領域面と略面位置状態となる第1状態と前面部35aが遊技領域面より突出する第2状態とに作動可能な阻止部材35にワープ入口13a′を設けたものである。すなわち、所定条件の達成により阻止部材35が第2状態に作動した時に遊技球を導入可能な開口となるワープ入口13a′を阻止部材35の上面部35bに設けると共に、該ワープ入口13a′より導入された遊技球を流下させるように阻止部材35の内部に設けた球流路(図示省略)をワープ通路の一部として機能させ、ワープ出口13bよりワープ通過球流下領域Aに導出させるようにした。
斯くすれば、阻止部材35が第2状態に作動した時にワープ入口13a′へ遊技球が流入可能となり、このワープ入口13a′から導入されてワープ出口13bからワープ通過球流下領域Aへ導出されたワープ通過球が流下する際には、阻止部材によって非ワープ通過球がワープ通過球に衝突することを抑制できる。したがって、阻止部材35が第2状態に作動されることで、ワープ通過球の発生可能な状態と、ワープ通過球通過領域Aを通過中のワープ通過球に非ワープ通過球が衝突することを抑制する状態とが同時に発生するので、遊技者にとって大変有利な状態となり、特別遊技発生への期待感を効果的に高めることができる。
なお、本構成例の変動表示装置75を設ける場合、ワープ通過球がワープ出口13bに到達するタイミングでのみ阻止部材35を第2状態に作動させる制御を適用してしまうと、ワープ入口13a′が開かないとワープ通過球が発生せず、ワープ通過球が発生しないとワープ入口13a′が開かないという状況に陥ってしまうので、その他の適当な条件(例えば、所定の入賞口への球入賞であるとか、普通図柄変動表示ゲームや特別図柄の変動表示ゲームの実効回数が所定数に達するとか、遊技領域3へ弾発した発射球数が所定数に達するとかいった、遊技を継続して達成される種々の条件)を採用すれば良い。
また、阻止部材35を第2状態に保持する期間も特に限定されるものではないが、例えば、阻止部材35が第2状態に作動されてから所定期間だけ該状態を保持するものとし、第2状態の保持期間が所定期間に達する前に、ワープ通路内の適所に設けたワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出すると、その時点から所定期間(例えば、ワープ通過球検出手段に検出された遊技球がワープ通路を抜けて、更にワープ通過球流下領域Aを流下して始動入賞口6に到達するのに必要十分な時間)だけ阻止部材35を第2状態に保持するようにしても良い。なお、阻止部材35に設けるワープ入口13a′の開設位置も、上面部35bに限らず、阻止部材35の側方(ワープ通過球流下領域Aに臨んでいない側)に開設するようにしても良い。
或いは、前述した各構成例の変動表示装置7,72,73,74と同様に、ステージ部12にワープ入口13aを設けておき、ワープ入口13aからワープ通路13に導入されたワープ通過球が検出されるタイミングで阻止部材35が第2状態となって、阻止部材35に形成したワープ入口13a′からも遊技球がワープ通路へ導入される構造(ワープ入口13aからの流路とワープ入口13a′からの流路がワープ出口13bまでの適所で合流する構造)としても良い。斯くすれば、阻止部材35が第2状態になることで、ワープ通過球が始動入賞口6へ入賞できる可能性が高まると同時に、ワープ通過球も発生し易くなるので、遊技者の興趣を一層高めることができる。
以上本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態は全て例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものではなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内での全ての変更が含まれる。
本発明に係る遊技機が備える遊技盤の正面図である。 変動表示装置の正面図である。 変動表示装置下部と始動入賞口における遊技球の流下状態説明図である。 変動表示装置下部と始動入賞口の斜視図である。 変動表示装置下部の縦断面図である。 遊技機制御部の概略構成図である。 阻止部材の動作タイミング例を示すタイミングチャートである。 変動表示装置(第2構成例〜第4構成例)下部の正面図である。 変動表示装置(第5構成例)下部と始動入賞口の斜視図である。 従来の変動表示装置に設けたワープ通路から始動入賞口に至る遊技球の流下状態説明図である。
符号の説明
1 遊技盤
3 遊技領域
6 始動入賞口
8 普通変動入賞装置
13 ワープ通路
13a ワープ入口
13b ワープ出口
15 阻止部材
16 阻止部材ソレノイド
20 遊技制御装置

Claims (10)

  1. 遊技球が転動流下する遊技領域から遊技球を導入するためのワープ入口と、
    上記ワープ入口から導入された遊技球を流下案内するワープ通路と、
    上記ワープ通路を流下した遊技球を再び遊技領域へ導出するためのワープ出口と、
    上記ワープ出口の鉛直方向直下方に位置し、遊技者に特別な利益を与えるための特別遊技を行うか否かを決定する補助遊技を始動させる始動入賞口と、
    を備えた遊技機において、
    上記ワープ出口から上記始動入賞口に至るワープ通過球流下領域へワープ通路を通っていない非ワープ通過球が流下して来ることを抑制し、上記ワープ出口から導出されたワープ通過球がワープ通過球流下領域において非ワープ通過球と衝突してワープ通過球の流下方向が変化するのを阻止する衝突阻止手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 上記衝突阻止手段は、上記ワープ通過球流下領域の側方部に設けられ、遊技領域面と略面位置状態となる第1状態と遊技領域面より突出する第2状態とに作動可能な阻止部材を含み、
    所定条件の達成により上記阻止部材が第2状態に作動した時に遊技球を導入可能な開口となるワープ入口を阻止部材の外表面適所に設けると共に、該ワープ入口より導入された遊技球を流下させるように阻止部材の内部に設けた球流路を上記ワープ通路の一部として機能させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 上記衝突阻止手段は、
    上記ワープ出口から導出されるワープ通過球を検出するワープ通過球検出手段と、
    上記ワープ通過球流下領域の側方部に設けられ、遊技領域面と略面位置状態となる第1状態と遊技領域面より突出する第2状態とに作動可能な阻止部材と、
    を含み、
    上記ワープ通過球検出手段からの検出信号に基づいて上記阻止部材を第2状態に作動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 複数の変動表示領域にそれぞれ複数の識別情報を変動表示してその停止結果態様に基づいて特別遊技を発生させる補助遊技としての変動表示ゲームを行うための変動表示装置を備え、
    上記変動表示装置は、
    上記変動表示ゲームを表示するための複数の変動表示領域を構成する画像表示部と、
    上記画像表示部の表示面が臨む窓部が形成されるセンターケースと、
    から構成され、
    上記センターケースは、
    上記窓部が形成される凹室の上方において前方へ突出する鎧部と、
    上記凹室の下方において遊技領域より受け入れた遊技球が転動する球転動面を備えるステージ部と、
    を有し、
    上記上記球転動面を転動する遊技球が到達可能なステージ部の適所に上記ワープ入口を開設すると共に、上記転動面よりも下方に上記ワープ出口を開設したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
  5. 上記阻止部材は、
    水平方向に平坦な上面を備えるものとし、第2状態においては上面が奥行き方向に向かって下り傾斜するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 上記阻止部材は、
    上記ワープ出口から上記始動入賞口に至るワープ通過球流下領域の側方に位置し、鉛直方向に平板な二面を有する平板部材としたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  7. 上記平板部材は、
    鉛直方向に平板な二面が、上記ワープ出口から上記始動入賞口に至るワープ通過球流下領域の上下方向全域に亘って位置するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 上記衝突阻止手段は、
    上記ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を所定時間に亘って第2状態に作動し、該第2状態に作動中に、上記ワープ通過球検出手段が後続のワープ通過球を検出した場合には、後続のワープ通過球をワープ通過球検出手段が検出した時を起点として、更に上記阻止部材を所定時間に亘って第2状態に作動させることを特徴とする請求項3〜請求項7の何れか1項に記載の遊技機。
  9. 上記衝突阻止手段は、
    上記阻止部材が第1状態にある時に、ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を第2状態に作動変換し、一方、上記阻止部材が第2状態にある時に、ワープ通過球検出手段がワープ通過球を検出することに基づいて、上記阻止部材を第1状態に作動変換するようにしたことを特徴とする請求項3〜請求項7の何れか1項に記載の遊技機。
  10. 上記変動表示ゲームは、上記特別遊技を第1の確率で発生させる低確率遊技状態と、上記特別遊技を上記第1の確率に比して高確率となる第2の確率で発生させる高確率遊技状態と、に変動制御可能に構成し、
    上記低確率遊技状態においては、上記衝突阻止手段の機能を非能動状態として上記阻止部材を第1状態に保持させ、
    一方、上記高確率遊技状態においては、上記衝突阻止手段を能動状態として上記阻止部材を第2状態に作動可能としたことを特徴とする請求項2〜請求項9の何れか1項に記載の遊技機。
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