JP2008099969A - 遊技機の役物 - Google Patents

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Abstract

【目的】表示装置に表示される図柄による演出と、個々の遊技球の運動に対応した演出とを連動させて遊技者に高い演出効果を与え得る遊技機の役物を提供する。
【構成】役物は、遊技球の転動を許容する遊技球の転動ステージと、転動ステージの近傍に配置されている画像表示器と、遊技球の転動ステージ上の位置情報を検知する位置検知センサーと、を含む。更に、役物は、位置情報に応じた画像を含む画像を画像表示器の表示画面に表示せしめる画像表示駆動手段と、画像表示器の表示画面からの光と遊技球の像を含む光とを重畳した状態にて遊技盤面から外方に向けて導出する光学系と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機の如き遊技機の遊技盤上に配置される役物に関し、特に遊技球をその外部と隔離された内部空間に導いて遊技者への視覚的な演出を行う遊技機の役物に関する。
パチンコ機の如き遊技機の遊技盤上に設置される役物のうち、遊技球をその外部と隔離された内部空間に導いて遊技者への視覚的な演出を行おうとする役物がある。このような役物のうち、最も代表的なものが遊技盤の中央部近傍に設置されるセンター役物である。例えば、典型的な1つのタイプのセンター役物は、液晶表示器の如き表示装置を包囲するようにして外壁を設けるとともに特定の入賞口又はゲートを通過した遊技球を該外壁によって画定された内部空間に導いて、動きの変化を与えながら外部に排出する構造を有している。これによれば、表示装置に表示される図柄と該空間内の遊技球の動きとによる2種類の視覚的な演出を遊技者に与えることができるのである。
例えば、特許文献1は、外部と隔離された内部空間の後方にある液晶表示器の前方下部に波形ステージと呼ばれるなだらかな波状の凹凸表面を有するステージを設置したセンター役物を開示している。ゲートを介して内部空間に導かれた遊技球は、波形ステージ上に落下して揺動しながらセンター役物の外部に排出されるのである。かかるセンター役物によれば、液晶表示器に表示される図柄による演出とともに、波形ステージ上で揺動する遊技球の動きの変化による演出をも遊技者に与えることができて、それぞれ2つの異なった演出によって視覚的な演出効果を与えるのである。
また、液晶表示器に表示される図柄による演出に遊技球の動きによる演出を相乗的に与えるようなセンター役物も知られている。
例えば、特許文献2は、外部と隔離された内部空間の後方に液晶表示器を設置して、遊技盤上からその内部空間に導かれた遊技球を液晶表示器の前方に飛翔せしめるセンター役物を開示している。かかるセンター役物によれば、液晶表示器に表示される図柄による演出とともにその前方を飛翔する遊技球による演出を遊技者に同時に視認せしめて、遊技者に2種類の演出を重ね合わせることによる視覚を通じた相乗的な高い演出効果を与えることが出来るのである。
特開2004−313519号公報 特開2005−000198号公報
特許文献1及び2に開示のセンター役物では、液晶表示器に表示される図柄による演出と、個々の遊技球の運動による演出とは独立して行われていた。例えば、特許文献2に開示のセンター役物であっても、遊技球の飛翔の開始に合わせて液晶表示装置に表示される図柄を変化させることは出来る。しかしながら、センター役物内を飛翔する個々の遊技球の位置情報に対応した図柄を液晶表示器に表示するような演出は行われていなかった。センター役物内における遊技球の位置情報を得ようとしても、落下する遊技球の動きは早く、捕捉することが困難だったのである。また、センター役物内の空間は狭く、落下する遊技球はほぼ瞬時にして該空間内を落下し終えてしまうため、個々の遊技球の位置情報に対応した図柄により表示装置に演出を行っても表示時間が短く、遊技者への演出効果が薄かったのである。しかしながら、センター役物に代表される役物の表示装置に表示される図柄による演出はパターン化されて単調になりやすく、ランダムな個々の遊技球の運動を表示装置の図柄に反映させた演出を行うことができれば、より高い演出効果を得られる。
そこで本発明の目的は、表示装置に表示される図柄による演出と、個々の遊技球の運動に対応した演出とを連動させて遊技者に高い演出効果を与え得る遊技機の役物を提供することである。
本発明は、遊技機の遊技盤上に配置される役物であって、遊技球の転動を許容する遊技球の転動ステージと、前記転動ステージの近傍に配置されている画像表示器と、前記遊技球の前記転動ステージ上の位置情報を検知する位置検知センサーと、前記位置情報に応じた画像を含む画像を前記画像表示器の表示画面に表示せしめる画像表示駆動手段と、前記画像表示器の前記表示画面からの光と前記遊技球の像を含む光とを重畳した状態にて前記遊技盤面から外方に向けて導出する光学系と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、遊技者は、転動ステージ上で転動する個々の遊技球の位置情報に応じた画像を含む画像に、更に遊技球の像を含む光を重畳した状態を視認するのである。つまり、画像表示器に表示される図柄による演出と、個々の遊技球の運動に対応した演出とを連動させて、しかも個々の遊技球の実像を画像表示器の画像信号による画像に重畳することができて、遊技者に高い演出効果を与えるのである。
発明を実施するための形態
本発明による遊技機の役物は、パチンコ機の如き、遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出して遊技を行う遊技機の役物である。遊技盤には遊技内容を表示する画像表示器が設けられている。画像表示器の近傍には、その上で遊技球を転動させ得る転動ステージが設けられているとともに、転動ステージの近傍にはその上に遊技球を導くための誘導排出口が設けられている。なお、画像表示器及び転動ステージは、必ずしも遊技者に視認出来るように設置されていなくても良い。
転動ステージにはその上で転動する遊技球の位置情報を検知する位置検知センサーが設けられている。位置検知センサーは、例えば、転動ステージが遊技球の通過を許容する単一の検知通路、すなわち遊技球が1個のみ通過可能な溝状の検知通路を有する場合にあっては、当該溝の長手方向に沿って、その底部又は側部に一定間隔で埋設されて設けられている。位置検知センサーは、例えば、機械式センサー、磁気センサー及び光学センサーなどである。また、転動ステージが遊技球の遊技盤面に交差する平面内全体における移動を許容する転動平面を含むような場合にあっては、位置検知センサーは、例えば、遊技球の重さによる押圧でON/OFFするフィルムスイッチをマトリクス状に配置したものである。また、他の実施例として、位置検知センサーは、赤外線光源とこれに対応する赤外線検知センサーとからなる一対のセンサーを転動ステージを挟んで側部に沿って複数配置したものであってもよい。また、位置検知センサーの他の実施例として、撮像カメラと画像処理回路からなる画像認識により遊技球の位置情報を検知するものであってもよい。
位置検知センサーによる個々の遊技球の位置情報は画像表示駆動手段に送出されて、これに応じたエフェクト画像を含む画像が画像表示器の表示画面に表示される。これにより遊技球のランダムな動きに対応したバリエーション豊かな演出効果を得ることが出来るのである。更に、画像表示器の表示画面からの光には遊技球からの実像を含む光が重畳されて、遊技盤面から外方、すなわち遊技者側に向けてこれを導出する光学系が設けられている。遊技球からの実像を反射光として明瞭に取り出すためには、転動ステージ上の遊技球に照明が与えられていることが好ましい。これにより、遊技球のランダムな動きに対応したバリエーション豊かな演出効果を更に高めることが出来るのである。
画像表示器及び光学系の1つの実施例として、転動ステージは透明な材料からなる。転動ステージが遊技球の通過を許容する単一の検知通路を有するような場合にあっては、検知通路部分を少なくとも透明な材料によって形成するのである。画像表示器は、転動ステージの下側においてその表示画面を転動ステージの下面に対向するようにして配置する。更に、光学系としてのミラーが転動ステージの上面の転動平面に対して斜めに対向するようにして設けられる。これにより、遊技者は、透明な転動ステージを介して画像表示器の表示画面を視認出来るとともに、転動ステージ上の遊技球をも同時に視認出来るのである。本実施例では、位置検知センサーは、遊技者による画像表示装置の表示画面の視認を妨げないように転動ステージに設けられていなければならない。なお、ミラーをハーフミラーとすることで、ハーフミラーの背後に例えば可動役物などを配置して、更なる演出を行うことも出来るのである。
画像表示器及び光学系の他の1つの実施例として、画像表示器は、その表示画面を遊技盤面の裏面に対向するようにして遊技盤面の裏側に配置されていてもよい。転動平面に対して斜めに対向するミラーはハーフミラーであって、遊技者に転動ステージ上の遊技球と画像表示器の表示画面とを同時に視認出来るようにするのである。本実施例では、転動ステージを透明にすることなく、画像表示器の画像表示面全体の画像を遊技者に視認せしめることが出来るのである。
上記した各実施例によれば、遊技者は、転動ステージ上で転動する個々の遊技球の位置情報に応じた画像を含む画像に、更に遊技球の像を含む光を重畳した状態を視認するのである。つまり、画像表示器に表示される図柄による演出と、個々の遊技球の運動による演出とを連動させて高い演出効果を得ることが出来るとともに、個々の遊技球の実像を画像表示器の画像信号による画像に重畳することで、遊技者に更に高い演出効果を与えるのである。
更に上記した本発明による役物を含む遊技機の実施例の詳細について図1乃至図14を参照しつつ説明する。
特に図1に示すように、遊技機1はパチンコ機の如き、遊技者のハンドル2の操作によって遊技球を遊技盤3の遊技領域3aへ向けて打ち出して遊技を行う遊技機である。遊技領域3aの中央部近傍には、センター役物10が設置されている。センター役物10は、後述するミラー(鏡)11を包囲するようにして設けられた外壁12によって内部空間13が画定されている。内部空間13には、センター役物10の左右に設けられたゲート14を通過した遊技球が侵入可能である。内部空間13の底部には、遊技球の転動を許容する転動平面を含む転動ステージ15が設けられている。ゲート14を通過した遊技球は、内部空間13を通過して転動ステージ15上に落下し、揺動しながら転動ステージ15の前方よりセンター役物10の下方に落下するのである。なお、転動ステージ15の形状等についての詳細は後述する。
センター役物10の両側にはスルーチャッカー21が設けられている。スルーチャッカー21を遊技球が通過すると、これを検知してセンター役物10の下方に設置された電動チューリップ22の可動片が所定時間だけ開動するのである。これによりセンター役物10の転動ステージ15の特定の領域から落下した遊技球は、電動チューリップ22に入り易くなるのである。電動チューリップ22の下方には、大当たり時に開放される大入賞口23、及び、遊技領域3aに打ち出した遊技球を最終的に遊技機1の内部に回収するための排出口24が設けられている。
次に、センター役物10の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、センター役物10は転動ステージ15及び画像表示器16を含む。バックライトユニットや液晶パネルの如きを含む画像表示器16は、その液晶パネルの表示画面を遊技盤3の背面に対向するようにして遊技盤3の裏側に配置されている。一方、転動ステージ15は、その転動面が略水平となるようにして、すなわち転動面が画像表示器16の表示画面とほぼ直交するようにして、画像表示器16の前方(図2の矢印A方向)下側に設置されている。画像表示器16の前方には画像表示器16の表示画面及び転動ステージ15の転動面の双方に対して斜めに対向するようにして、すなわち上方端部を前方に配置せしめてハーフミラー11が固定されている。(なお、ハーフミラー11は必要に応じて傾斜角度を可変となるようにしても良い。)ハーフミラー11は、遊技盤3を視認する遊技者の視線に対して傾斜して配置されており、画像表示器16の表示画面からの光(S1)及び転動ステージ15の転動面からの光(S2)の2つの光を重ね合わせて遊技者に視認させるのである。なお、図示しない誘導排出口より転動ステージ15上に導かれた遊技球による反射光をハーフミラー11に明瞭に映すべく、転動ステージ15の側部に光源17を設けて転動ステージ15の転動面を照らすようにしてもよい。また、転動面を黒色などの暗色系に着色することで、転動面における遊技球の反射光がハーフミラー11により明瞭に映し出されて好ましいのである。
更に、転動ステージ15の転動面を遊技者の視線から遮るべく、転動ステージ15の前方に遮蔽板4を設けてもよい。このとき遊技球は、ハーフミラー11を通じてのみ遊技者に視認されるので、遊技者の視点をハーフミラー11に集中せしめることができるのである。
更に、他の実施例として、図3を参照すると、転動ステージ15を透明又は半透明な材料で形成して、転動ステージ15の下部に光源17を設けてもよい。転動面にある遊技球は転動ステージ15を透過した光の陰としてハーフミラー11に遊技球の像を作るのである。ここで転動ステージ15が半透明であるとき、光源17からの光は転動ステージ15の全体に拡散するので、光源17の数を少なくしても転動ステージ15の全体に光が分散して、しかもハーフミラー11上での光ムラを減じることが出来るのである。
更に、他の実施例として、図4を参照すると、転動ステージ15を透明又は半透明な材料で形成して、転動ステージ15の下部に画像表示器16を設けてもよい。このとき、転動ステージ15の転動面に対して対向するようにして全反射型のミラー11’が配置される。画像表示器16の表示画面の画像からの光(S2)は、透明又は半透明な転動ステージ15を通過して、転動ステージ15上にある遊技球を映す光(S1)とともにミラー11’によって遊技者側へ向けて反射されるのである。全反射型のミラー11’は、ハーフミラー11と比べて遊技者の視認できる画像がより明瞭になるので好ましい。なお、ミラー11’をハーフミラー11とすることで、ハーフミラー11の背後に例えば可動役物などを配置することが出来て、演出のバリエーションを更に増すことが出来るのである。
次に、転動ステージ15について図5及び図6を参照しながら説明する。転動ステージ15は、長手方向中央部が両端部に比較して低くなっており、これを前方から見て略凹型の板状体である。転動ステージ15の表面の転動面には遊技球がこれに沿って導かれる誘導溝15aが形成されている。誘導溝15aは転動ステージ15の長手方向両端部から徐々にその幅を狭くして、その中央部近傍で遊技球1個だけが通過できる程度の幅となった単一の溝となっている。中央部では、手前側に遊技球を排出するための排出溝15bと合流している。誘導溝15a内に落ちた遊技球は排出溝15bから転動ステージ15の手前側に排出されるのである。誘導溝15aのうち遊技球が1個だけ通過出来る幅の単一の溝部分及び排出溝15bの底部には、溝の長手方向に沿って遊技球の位置検知センサーとしての遊技球通過センサー18がほぼ等間隔で設置されている。遊技球通過センサー18は光学式、機械式、またコイルからなる電磁式(図6参照)などであってもよい。特定の遊技球通過センサー18の上を遊技球が通過すると遊技球通過検知部51に信号が送出されて、遊技球通過検知部51は誘導溝15a又は排出溝15b内の遊技球の位置情報をCPU52に送出するのである。CPU52はこの位置情報に従って画像表示駆動手段53に信号を送出して画像表示器16に特定の画像を表示するのである。かかる実施例では、遊技球の転動ステージ15上での運動を誘導溝15a及び排出溝15b内の単一の通路に制限することで、遊技球の位置情報を一次元で検知すればよい。つまり所定の通路内のいずれの位置に遊技球が存在するかを検知出来ればよいのである。よって、遊技球の位置検出の構造を簡便にすることが出来るのである。
なお、図3及び図4に示した実施例の如く、転動ステージ15上の遊技球の実像を遊技者に与えるべく、転動ステージ15を光が透過するときには、埋め込まれたセンサーが当該透過光と干渉しないようにしなければならない。そこで、図7に示すように、誘導溝15a及び排出溝15bの一側部に赤外線センサー18aを設置するとともにこれに対向する一側部に赤外線光源18bを設けたセットを複数、誘導溝15a及び排出溝15bの長手方向に沿って設けるのである。つまり、通常時には、赤外線センサー18aは赤外線光源18bからの赤外線ビームを受けているのであるが、遊技球が誘導溝15a及び排出溝15bを転動して赤外線センサー18aの近傍を通過すると、当該赤外線センサー18aに照射されていた赤外線光源18bからの赤外線ビームが遮断されるのである。すると、赤外線センサー18aに接続している遊技球通過検知部51は、遊技球の位置を示す位置信号をCPU52に送出するのである。CPU52はこの位置情報に従って画像表示駆動手段53に信号を送出して画像表示器16に特定の画像を表示するのである。
また、転動ステージ15の他の実施例は、図8に示すように、転動ステージ15の長手方向両端部から中央部へ向けて低くなるように傾斜し、再び、中央部へ向けて高くなるように傾斜した「波形」ステージであってもよい。1個づつの遊技球が通過する単一の誘導溝15cは、中央部近傍の山部の尾根に沿って1本、中央部の両側の谷部に沿って2本の合計3本が設けられている。谷部の2本の誘導溝15cには高い確率で、山部の誘導溝15cにはそれよりも低い確率で遊技球が落下するのである。なお、波形ステージについては公知である故に詳細は省略する。本実施例においても、誘導溝15cの長手方向に沿って複数の遊技球通過センサー18がほぼ等間隔で設置されている。遊技球通過センサー18は光学式、機械式、また電磁式などであってもよい。更に、図3及び図4に示したような透明材料からなる転動ステージ15の場合にあっては、上記したと同様に、誘導溝15cの側部に赤外線センサー18a及び赤外線光源18bを設けることが好ましい。
また、転動ステージ15の他の実施例は、図9に示すように、平板状体であって、その上の遊技球の位置情報を二次元で検知できるようにしたものであっても良い。つまり転動ステージ15の平面内のどこに遊技球が存在するかを二次元(X−Y)座標系で検知するのである。図10を併せて参照すると、転動ステージ15は、基板31の上において、その間に透明絶縁メッシュ34を挟んで、2枚の透明フィルム32及び33が積層された構造になっている。透明フィルム32及び33の互いに対向する面には、導電層32a及び33aがストライプ状に形成されており、互いに直交するように配置されてマトリクスを構成している。絶縁メッシュ34は、絶縁体のワイヤからなる直交網目体であって、1つの網目の中心部近傍に導電層32a及び33aの交点35が位置するように配置されている。遊技球が転動ステージ15上に存在しいずれかのマトリクスの交点35上にあると、遊技球の重量によって透明フィルム33aが押下れて下方にたわみ、導電層32a及び33aが接触して互いに導通するのである。遊技球通過検知部51は、導通したマトリクスの位置から遊技球の位置を示す位置信号をCPU52に送出する。CPU52はこの位置情報に従って画像表示駆動手段53に信号を送出して画像表示器16に特定の画像を表示するのである。
また、転動ステージ15の他の実施例として、図11及び図12に示すように、転動ステージ15は、その上の遊技球の位置情報をマトリクス状に配置された赤外線光源37aと赤外線光センサー37bによって二次元で検知できるようにしたものであってもよい。後述するように、この実施例では、転動ステージ15の転動面に凹凸を設けることができるのである。転動ステージ15は、長手方向に両端部から下方向に傾斜して谷部を形成した後に、中央部近傍で上方向に傾斜して山部を形成した「波形」ステージでありえる。中央部の山部の尾根に沿っては、手前側に向けて傾斜する溝15dが形成されている。転動ステージ15の手前には遊技球を下方に落下せしめるための貫通孔38が設けられている。転動ステージ15の二辺に沿って赤外線光源37aが等間隔に並び、これに対応するように他の二辺には赤外線光センサー37bが並んでいる。なお、転動ステージ15の長辺に沿って並ぶ赤外線の赤外線光センサー37bは、貫通孔38の更に手前側に位置している。遊技球が転動ステージ15の転動面に存在する位置では、縦方向及び横方向の2組の赤外線光源37a及びこれに対応する赤外線センサー37bにおいて、赤外線センサー37bへの赤外線光源37aからの赤外線が遮断されるのである。遊技球通過検知部51は、この2組の赤外線光源37a及びこれに対応する赤外線センサー37bからなるマトリクスの位置から遊技球の位置を示す位置信号をCPU52に送出する。CPU52はこの位置情報に従って画像表示駆動手段53に信号を送出して画像表示器16に特定の画像を表示するのである。
本実施例によれば、赤外線光源37a及びこれに対応する赤外線センサー37bの数を増やすことが容易でより詳細な遊技球の位置情報を得ることが出来るのである。また、特に図12に示すように、赤外線光源37a及びこれに対応する赤外線センサー37bは、転動ステージ15の外部に設けられているため、転動ステージ15の転動面が凹凸部を有していたとしても、遊技球が凹凸に沿って上下して少なくとも赤外線光源37aからの赤外線光線を遮る位置にあれば、遊技球の位置情報を検知可能である。故に、転動ステージ15の形状の自由度を高めることが出来るのである。
次に、遊技者の視認する画像について説明する。
図13に示す画像表示器16の表示画面の画像は、転動ステージ15上の遊技球の実像44とハーフミラー11又はミラー11’によって重ね合わせられて図14の如く遊技者は視認するのである。
図13に示すように、転動ステージ15上に遊技球が落下すると、上記した如き遊技球通過センサー18(若しくは赤外線センサー18a、37bなど)によって遊技球通過検知部51が遊技球の位置を検知してCPU52に信号を送出するのである。CPU52は、遊技球の位置に対応して、例えば遊技球の周囲にエフェクト画像41を表示するように画像表示駆動手段53に信号を送出するのである。これにより、遊技者は、ハーフミラー11又はミラー11’によって遊技球の実像44とともに、その周囲のエフェクト画像41を視認するのである(図14参照)。
遊技球が転動ステージ15上を連続的に移動すると、遊技球通過検知部51は遊技球の位置を連続的に検知して、CPU52に信号を送出する。CPU52は、上記した如く、遊技球の位置に対応して、例えば遊技球の周囲にエフェクト画像41を表示するとともに、遊技球が転動ステージ15上から落下して、一定時間以上遊技球通過検知部51からの信号を受信しなくなるまで、遊技球の残像42を一定の間隔の円で描いたり、軌跡43を線引きしたりするように画像表示駆動手段53に信号を送出するのである。
ところで、上記した実施例では、いわゆるデジパチと呼ばれる機種への適用について説明してきたが、本発明による役物の適用機種はこれに限定されず、全ての機種への適用が可能である。例えば、ハネモノと呼ばれる機種についての適用も好適である。図2乃至4に示した役物の実施例がハネモノ機にも適用が出来るのである。
例えば、図15及び図16を参照すると、転動ステージ15を透明又は半透明な材料で形成して、転動ステージ15の下部に画像表示器16を設ける。すなわち、図4において説明したのと同様の実施例である。なお、転動ステージ15の転動面に対して対向するようにして全反射型のミラー11’が配置されているが、転動ステージ15及び画像表示器16はその長手方向中央部近傍に回転軸19を有しており、これを支点に長手方向の左右両端部を上下に揺動自在に支持されているのである。また、転動ステージ15及び画像表示器16は、ミラー11’の左右方向の幅よりも短くなっており、正面から見て転動ステージ15及び画像表示器16の左端部近傍には、遊技盤3の面をよぎる方向(法線方向)に移動自在なVゾーン入賞口20が設けられている。Vゾーン入賞口20は、ミラー11’によって遊技者が視認可能である。つまり、Vゾーン入賞口20についても転動ステージ15及び画像表示器16と同様に、遮蔽板4によって遊技者の視線から遮られていてもよいのである。
上記した実施例においては、転動ステージ15及び画像表示器16は一定のタイミングで回転軸19を支点に揺動する。また、Vゾーン入賞口20についても一定のタイミングで遊技盤3の面をよぎる方向に前後に移動する。転動ステージ15及び画像表示器16の揺動、及び、Vゾーン入賞口20の運動は、CPU52によって図示しない制御部を介して行われており、CPU52はこれらの位置情報を有している。ここで、例えば、図示しないハネ付き入賞口により、役物の内部に遊技球が導かれると、やはり図示しない誘導排出口から転動ステージ15上に当該遊技球が落下する。遊技球通過センサー18(若しくは赤外線センサー18a、37bなど。上記説明を参照。)及び遊技球通過検知部51によって遊技球の位置が検知されて、CPU52に信号が送出されるのである。詳細については、上記した説明も併せて参照されたい。CPU52は、例えば、遊技球の遊技盤3の面からの法線方向距離と、Vゾーン入賞口20の遊技盤3の面からの法線方向距離とが近いと、遊技球がこのまま転動ステージ15の長手方向に沿ってVゾーン入賞口20へ向かうことでこれに入賞する確率が高いと判断する。故に、入賞確率が高いことを示すための特定のエフェクト画像41’を遊技球の実像の周囲に表示するように画像表示駆動手段53に信号を送出するのである。遊技者は、ミラー11’によって遊技球の実像44及びVゾーン入賞口20の実像45により双方の位置関係を視認できるが、遊技球がVゾーン入賞口20に入賞しやすいことをエフェクト画像41’によっても知り得るのである。ここで、CPU52は、転動ステージ15及び画像表示器16の傾斜角度や、Vゾーン入賞口20の移動速度などの組み合わせパターンから、遊技球が入賞する確率を予め記憶するようにしておいてもよい。入賞確率に対応してエフェクト画像41’を変化させることで、遊技者への演出効果をより高めることが出来るのである。
以上のように、本実施例によれば、遊技者は、転動ステージ上で転動する個々の遊技球の位置情報に応じた画像を含む画像に、更に遊技球の像を含む光を重畳した状態を視認するのである。つまり、画像表示器に表示される図柄による演出と、個々の遊技球の運動に対応した演出とを連動させて、しかも個々の遊技球の実像を画像表示器の画像信号による画像に重畳することで、更に、遊技者に高い演出効果を与えるのである。
本発明による役物を含む遊技機の斜視図である。 本発明による役物の要部の断面図である。 本発明による役物の要部の断面図である。 本発明による役物の要部の断面図である。 本発明による役物の要部の斜視図である。 本発明による役物の要部の断面図である。 本発明による役物の要部の断面図である。 本発明による役物の要部の斜視図である。 本発明による役物の要部の図である。 本発明による役物の要部の部分分解斜視図である。 本発明による役物の要部の図である。 図11のA−A線の断面図である。 本発明による役物の画像表示装置に表示される表示図柄である。 図13の表示図柄により遊技者が視認する図柄である。 本発明による役物の要部の断面図である。 図15の役物と画像表示装置に表示される表示図柄である。
符号の説明
1 遊技機
3 遊技盤
3a 遊技領域
4 遮蔽板
10 センター役物
11、11’ ミラー
15 転動ステージ
15a、15c 誘導溝
15b 排出溝
16 画像表示器
17 光源
18 遊技球通過センサー(位置検知センサ)
18a、37b 赤外線センサー(位置検知センサ)
18b、37a 赤外線光源
20 Vゾーン入賞口
23 大入賞口
31 基板
41 エフェクト画像
51 遊技球通過検知部
52 CPU
53 画像表示駆動手段

Claims (7)

  1. 遊技機の遊技盤上に配置される役物であって、
    遊技球の転動を許容する遊技球の転動ステージと、
    前記転動ステージの近傍に配置されている画像表示器と、
    前記遊技球の前記転動ステージ上の位置情報を検知する位置検知センサーと、
    前記位置情報に応じた画像を含む画像を前記画像表示器の表示画面に表示せしめる画像表示駆動手段と、
    前記画像表示器の前記表示画面からの光と前記遊技球の像を含む光とを重畳した状態にて前記遊技盤面から外方に向けて導出する光学系と、を含むことを特徴とする遊技機の役物。
  2. 前記転動ステージは、前記遊技球の通過を許容する溝状の通路を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機の役物。
  3. 前記転動ステージは、前記遊技球の前記遊技盤面に交差する平面内における移動を許容する転動平面を含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機の役物。
  4. 前記画像表示器は、その表示画面を前記転動ステージに対向するようにして前記転動ステージの下側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちの1に記載の遊技機の役物。
  5. 前記光学系は、前記転動平面に対して斜めに対向する鏡であることを特徴とする請求項4記載の遊技機の役物
  6. 前記画像表示器は、その表示画面を前記遊技盤面に対向するようにして前記遊技盤面の裏側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちの1に記載の遊技機の役物。
  7. 前記光学系は、前記転動平面及び前記画像表示器に対して斜めに対向するハーフミラーであることを特徴とする請求項6記載の遊技機の役物
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