JP2004222927A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出を認識した遊技者が当該演出を楽しんだり、遊技の進行に関して期待感を持てるようにする。
【解決手段】パチンコ機やアレンジボール機等の遊技機に関し、遊技球Bを検出する第1検出手段1と、当該第1検出手段1が遊技球Bを検出したことを契機として抽選を行う抽選手段2と、当該抽選手段2による抽選結果に応じて変動表示を行う表示部4と、遊技球Bが転動可能な転動部6と、転動部6で転動する遊技球Bを検出する複数の第2検出手段7(例えば五つの第2検出手段7a,7b,7c,7d,7e)と、複数の第2検出手段7によって検出した遊技球Bの転動に連動させて演出を行う連動演出手段8とを備える。遊技球Bの転動に連動した演出を行うので、遊技者はその演出を楽しみながら遊技できたり、遊技の進行に関して期待感を持てるようになる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球の動きに伴う演出を実現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機において、パチンコ球が転がる面に接点対を設け、当該接点対にパチンコ球が接触することによって装飾ランプを点灯させる技術を既に開示した(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−262553号公報(第4頁,図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術は偶発的に装飾ランプを点灯させるに過ぎない。よって装飾ランプの点灯を認識した遊技者が当該点灯を見て楽しんだり、遊技の進行に関して何らかの期待感を持つことはなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、演出(上述した装飾ランプの点灯を含める)を認識した遊技者が当該演出を楽しんだり、遊技の進行に関して期待感を持てるように構成した遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は図1に模式的に示すように、遊技球Bを検出する第1検出手段1と、当該第1検出手段1が遊技球Bを検出したことを契機として抽選を行う抽選手段2と、当該抽選手段2による抽選結果に応じて変動表示を行う表示部4とを備えた遊技機であって、
遊技球Bが転動可能な転動部6(図1の例では波状路)と、前記転動部6で転動する遊技球Bを検出する複数の第2検出手段7(図1の例では五つの第2検出手段7a,7b,7c,7d,7e)と、前記複数の第2検出手段7によって検出した遊技球Bの転動に連動させて演出を行う連動演出手段8とを有する。
【0006】
ここで、上記手段1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の手段,請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「表示部」は、変動表示が可能であれば一の表示装置(他に表示器,表示体,発光体等も同様)について表示画面のほぼ全部であってもよく、当該表示画面の一部であってもよい。当該一の表示装置は、一桁分の数量情報を表示する表示素子(例えばセグメント素子やドットマトリクス素子等)について所定桁数分を備えたものでもよい。
(2)「転動部」は遊技球が転動可能な部位,部材,装置等であって、例えば棚板や通路等が該当する。
(3)「演出」は遊技球との連動が認識可能であれば、伝達媒体を通じて伝達し得る全ての手段を含む。例えば表示部への表示による演出や、発光体の発光/点滅をさせる演出、音(音声,音楽,効果音等)を奏する演出、特定の装置や部材を振動させる演出、可動体を作動させる演出等について一の演出または二以上の組み合わせによる演出が該当する。伝達媒体は、例えば表示部,発光体,音響装置,振動体,可動体等が該当する。演出と伝達媒体との関係は任意であって、複数の伝達媒体を用いて一の演出をする形態、一の伝達媒体を用いて複数の演出をする形態、複数の伝達媒体を用いて複数の演出をする形態などがある。
【0007】
当該手段1によれば、転動部6で転動する遊技球Bを複数の第2検出手段7が検出すると、当該遊技球Bの転動に連動させて連動演出手段8が演出を行う。従来技術のように偶発的に装飾ランプを点灯させるのではなく、遊技球Bの転動に連動した演出を行うので、遊技者はその演出を楽しみながら遊技できる。転動形態に応じて演出を変化させる構成とすれば、遊技者は演出がどのように変化するのかを楽しみながら遊技することができる。
なお、第1検出手段1で検出する遊技球Bと、転動部6を転動する遊技球Bとは同一の遊技球であってもよく、異なる遊技球であってもよい。また、第2検出手段7の数量は遊技内容等に応じて任意に設定してもよい。
【0008】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、手段1に記載した遊技機であって、
連動演出手段8は、予め定めた予告実施条件を満たさないときは遊技球Bの転動とは無関係な演出を行い、前記予告実施条件を満たしたときは複数の第2検出手段7によって検出した遊技球Bの転動に連動させた演出を行う。
【0009】
上記手段2に記載した用語の「予告実施条件」は、遊技機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能な条件であって、条件の内容は不変または可変のいずれでもよい。例えば、所定の信号を受信したことや、抽選により所定の結果になったこと、遊技球が所定領域(例えばゲートや始動口等)に入賞または通過すること、特定の遊技中(例えば大当たり遊技や確率変動等)、可動部材(例えば入賞口の蓋や羽根,可動片等)が所定の姿勢になったこと等が該当する。当該解釈は他の手段,請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
【0010】
当該手段2によれば、連動演出手段8は予告実施条件を満たすか否かによって演出形態を異ならせたので、遊技者は特に予告実施条件を満たしたときに行われる演出を楽しみながら遊技することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、手段1に記載した遊技機であって、
連動演出手段8は、予め定めた予告実施条件を満たすことを契機として、または抽選手段2による抽選が所定の抽選結果になったことを契機として、複数の第2検出手段7によって検出した遊技球Bの転動に連動させた演出を行う。
【0012】
当該手段3によれば、予告実施条件を満たしたときや、抽選が所定の抽選結果になったときに限って連動演出手段8が遊技球Bの転動に連動させた演出を行う。よって、当該演出を楽しみたい遊技者は予告実施条件を満たそうと遊技するか、あるいは抽選が所定の抽選結果になるのを期待して遊技するようになる。
【0013】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、手段1から3のいずれか一項に記載した遊技機であって、連動演出手段8は遊技者が視覚可能な視覚装置5(図1の例では、ほぼ同じ水平位置に並べて設置した七つの発光体)で構成し、かつ当該視覚装置5を転動部6の近傍に配置した。
【0014】
上記手段4に記載した用語の「視覚装置」は視覚可能な装置であって、例えば発光体(すなわち表示装置,ランプ,LED等)や可動体(すなわち開閉部材,スライド部材,回転部材等)などが該当する。当該解釈は他の手段,請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
【0015】
当該手段4によれば、転動部6の近傍に配置した視覚装置5を用いて、連動演出手段8が遊技球Bの転動に連動させた演出を行う。例えば図1に示すような七つの発光体からなる視覚装置5の場合には、遊技球Bの動きに合わせて発光させる発光体を切り換える。こうすれば転動部6を転がる遊技球Bと、視覚装置5を通じて行われる演出との連動に一体感を持たせることができる。よって、遊技者は連動の一体感を楽しみながら遊技できる。
【0016】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、手段1から4のいずれか一項に記載した遊技機であって、表示部4の近傍に転動部6を配置し、連動演出手段8は表示部4で表示する図柄を遊技球Bの転動に連動させる演出を行う。
【0017】
当該手段5によれば、転動部6の近傍に配置した表示部4を用いて、連動演出手段8が遊技球Bの転動に連動させた演出を行う。しかも、その演出には表示部4で表示する図柄を用いて表示する。表示部4で表示する図柄としては、特に変動表示に用いる図柄(すなわち抽選用表示図柄,背景図柄,キャラクタ図柄等)とすれば、変動表示と関連して遊技者に期待感を持たせ得る点で望ましい。図1の例では、遊技球Bの動きに合わせてキャラクタ図柄3が表示部4を移動する。すなわち第2検出手段7aの次に第2検出手段7bで遊技球Baを検出すると、当該遊技球Baは図面右方向に移動していると推測できるので、キャラクタ図柄3aをキャラクタ図柄3bの位置に矢印Da方向に移動させる。また第2検出手段7bの次にさらに第2検出手段7cで遊技球Bbを検出したときは、キャラクタ図柄3bを矢印Db方向に移動させる。これに対して第2検出手段7eの次に第2検出手段7dで遊技球Bcを検出したときは、当該遊技球Bは図面左方向に移動していると推測できるので、キャラクタ図柄3cをキャラクタ図柄3bの位置に矢印Dc方向に移動させる。こうすれば転動部6を転がる遊技球Bと、表示部4に表示される図柄による演出との連動に一体感を持たせることができる。よって、遊技者は連動の一体感を楽しみながら遊技できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用し、パチンコ球の転動に連動させて液晶表示器に表示する演出を実現した例である。当該実施の形態1は、図2〜図9を参照しながら説明する。なお、遊技媒体として用いるパチンコ球は遊技球Bに相当する。
【0019】
図2は、パチンコ機に備える遊技盤10の外観を正面図で示す。当該遊技盤10は、パチンコ球が通過可能なゲート16,34や、後述するように液晶表示器14や保留数表示器30,36等を有する役物装置12、当該役物装置12の下方に配置してパチンコ球が入賞可能な始動口20や、ソレノイド等によって開閉制御が可能な大入賞口24、その他に一般の入賞口,障害釘,風車器等を適宜に配置する。このうち液晶表示器14は表示部4および視覚装置5に相当する。
【0020】
ゲート16はパチンコ球の通過を検出するゲートセンサ18を備える。同じくゲート34はゲートセンサ32を備える。始動口20はパチンコ球の入賞を検出する始動口センサ26と、後述するメイン制御基板120から開閉制御が可能な一対の可動片22(いわゆるチューリップ;可動部材)とを備える。当該始動口20は、一対の可動片22を開けた状態は当然のこと、閉じた状態でもパチンコ球が入賞可能に構成する。液晶表示器14には、例えば文字(英数字・カナ・漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図柄,背景図柄等)などを表示する。当該液晶表示器14に代えて、プラズマ表示器やLED表示器等を用いる場合もある。保留数表示器30は、特別図柄の変動表示を開始不能な期間中(例えば変動表示中や大当たり遊技中等)にパチンコ球が始動口20に入賞したことに基づく保留数を表示する。保留数表示器36は、普通図柄の変動表示を開始不能な期間中(例えば変動表示中や可動片22の開放中等)にパチンコ球がゲート16,34を通過したことに基づく保留数を表示する。なお、変動表示は主として複数の抽選表示用図柄(例えば特別図柄や普通図柄等)からなる図柄群を用いて、図柄の表示を変化させる形態を意味する。
【0021】
図3には図2の役物装置12を拡大して図示し、その正面図を図3(A)に示し、同じく斜視図を図3(B)に示す。図3(B)では、見易くするために一部の構成要素(例えば保留数表示器30等)の図示を省略している。
役物装置12は、上述した液晶表示器14や保留数表示器30,36のほかに、パチンコ球が通行可能な波状路50、小片42を通じて入ったパチンコ球を波状路50に導く右誘導路46、小片56を通じて入ったパチンコ球を矢印D4方向(図3(B)を参照)に沿って波状路50に導く左誘導路52等を有する。右誘導路46と左誘導路52にはそれぞれ筒状の通路を用いる。またパチンコ球の通過を検出するために、小片42には通過センサ44を設け、小片56には通過センサ54を設ける。
【0022】
パチンコ球が転動する転動部6に相当する波状路50は、全体としては緩やかな凹状(すなわちほぼU字状)に湾曲させ、細部は波状となるように形成する。当該波状路50には、波状路50を転動する複数の通過センサ48a,48b,48c,48d,48eを設ける。この通過センサ48a,48b,48c,48d,48eは、それぞれ第2検出手段7に相当する。
【0023】
液晶表示器14に表示する図柄は、例えば文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図柄,背景図柄等)などが該当し、静止画でもよく、アニメーション等の動画でもよい。パチンコ球が始動口20に入賞すると特別図柄の変動表示を始め、当該変動表示を終えた後に保留数の範囲内で次回以降の変動表示を行うように構成する。液晶表示器14に代えて、7セグメント素子,プラズマ表示装置等のような発光体を任意に用いてもよい。保留数表示器30はLEDやランプ等を発光させることによって保留数を報知する。LEDやランプ等は、「1」から「4」までの各数字を形成した部材の内部に備える。
【0024】
小片42,56は、本例では役物装置12に固定する。小片56を通じて入ったパチンコ球B2は左誘導路52内を落下し、重力により運動エネルギーを得る。そのために波状路50を転動するパチンコ球B4は移動速度が速まり、通常は図面左右方向(矢印D2方向)に複数回往復した後に落下する。また小片42を通じて入ったパチンコ球は右誘導路46内を落下し、波状路50を転動する際の移動速度が速まる点や波状路50上で複数回往復し得る点も同様である。
【0025】
次に、パチンコ機によるパチンコ遊技を実現するべく構成した基板や装置等の接続例について図4を参照して説明する。なお以下の説明で単に「接続する」という場合には、特に断らない限り電気的に接続することを意味する。
【0026】
CPU(プロセッサ)122を中心に構成したメイン制御基板120は、遊技制御プログラムや一定のデータ等を格納したROM124、乱数,保留数(特別保留数,普通保留数),上限値およびバッファ等のような一時的データを格納可能なRAM126、あるいは入出力処理回路や通信制御回路などを備える。CPU122は、ROM124に格納された遊技制御プログラムを実行してパチンコ遊技を実現する。当該遊技制御プログラムには、後述する始動口処理,変動表示処理,連動演出処理等のような各手続きを実現するプログラムを含む。他の構成要素は周知の技術と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0027】
メイン制御基板120には、駆動センサ102,計数センサ104等からの信号を受けて払い出し用のモータM4を駆動制御する払出制御基板112や、外部装置に信号を伝達可能な外部端子板116、表示や音等の演出を制御するサブ制御基板130、信号を中継する中継端子板138などを接続する。外部装置には、遊技場に備えたホールコンピュータや、島設備に備えた島コンピュータ、他の遊技機(例えばパチンコ機,スロットマシン等)、携帯端末装置(例えば携帯電話器や携帯用パソコン等)などが該当する。外部装置に伝達する信号には、例えば大当たり,図柄確定,確変中等のような遊技情報を含む。
【0028】
払出制御基板112には、パチンコ球の発射を制御するハンドルに備えたタッチセンサ100等からの信号を受けて発射用のモータM2を駆動制御する発射制御基板110や、情報表示器106やカードユニット108等との間でデータの送受信等を制御するインタフェース基板114(図4では「I/F基板」と表記する)などを接続する。これらの発射制御基板110やインタフェース基板114等は、メイン制御基板120と同様にCPUを中心に構成する。
【0029】
モータM2,M4には例えばパルスモータ(正逆回転可能なものが望ましい)を用いるが、サーボモータ等を用いてもよい。駆動センサ102は、モータM4やパチンコ球を払い出す払出装置等の駆動状態を監視する。計数センサ104は、実際に払い出したパチンコ球の個数をカウントする。パチンコ機に併設するカードユニット108は、記録媒体(例えば磁気カード,ICカード,携帯端末装置等)に記録された残高情報や有価価値情報等が入出力可能であり、当該残高情報等で示す範囲内で遊技者が望む金額分に相当する個数のパチンコ球が貸し出し可能に構成する。カードユニット108の具体的な構成や作動等については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。情報表示器106は、上述した記録媒体に記録されている情報や遊技情報などを表示可能に構成する。
【0030】
サブ制御基板130には、液晶表示器14への表示を制御する図柄制御基板140や、スピーカ142、装飾用の発光体144、通過センサ44,48a,48b,48c,48d,48e,54などを接続する。当該サブ制御基板130はCPU132を中心に構成し、サブ制御プログラムや所要のデータ等を格納するROM134、受信データ,大当たり図柄,抽選データ等の一時的データを格納するRAM136、あるいは入出力処理回路や通信制御回路などを備える。CPU132はROM134に格納したサブ制御プログラムを実行して、メイン制御基板120から送信された演出用のコマンドを受信し、図柄制御基板140を通じて液晶表示器14に図柄等を表示したり、スピーカ142から音を出したり、発光体144の表示などを制御する。他の構成要素については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0031】
図柄制御基板140はメイン制御基板120と同様にCPUを中心に構成し、図柄を予め記憶しておき表示コマンド等を受けて生成するキャラクタジェネレータや、サブ制御基板130から送信された表示用のコマンドを受けて液晶表示器14に図柄を表示するVDP(Video Display Processor)等を有する。VDPはパレットRAM等を有し、二以上のレイヤーで独立に表示/非表示を制御可能なものが望ましい。またVDPは、コマンドに含まれる表示情報に従ってキャラクタジェネレータが生成した図柄データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を液晶表示器14に出力する。スプライト処理を実行して実現するスプライト機能によって、図柄(特別図柄,普通図柄,背景図柄など)の表示や図柄変動などを容易に実現できる。
【0032】
中継端子板138には、特にメイン制御基板120から離れた位置に備えた装置(例えば始動口センサ26や、可動片22を運動させるソレノイド等)などを接続する。ソレノイド28の作動を制御することにより、一対の可動片22を矢印方向に往復運動させて開閉することができる。
なお上述した駆動センサ102や、計数センサ104、始動口センサ26、通過センサ44,48a,48b,48c,48d,48e,54等には、接触型センサ(例えばリードスイッチ,マイクロスイッチ,圧力センサ等)、あるいは非接触型センサ(例えば近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)を用いる。
【0033】
上述のように構成したパチンコ機において、本発明を実現する手続きについて図5〜図7を参照して説明する。ここで図5には始動口20へのパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図6には液晶表示器14で特別図柄の変動表示等を実現する変動表示処理の手続きを、図7にはパチンコ球の転動と液晶表示器14で表示する図柄とを連動させる連動演出処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。これらの手続きのうちで、例えば始動口処理はメイン制御基板120で実現し、変動表示処理および連動演出処理はサブ制御基板130で実現する。なお、図5のステップS12は抽選手段2に相当し、図7の連動演出処理は連動演出手段8に相当する。
【0034】
以下の説明では特に断らない限り、単に「変動表示」という場合には特別図柄の変動表示を意味する。また「停止(あるいは停止表示)」は完全に静止している表示に限らず、一時的に静止している表示を含む。例えば、基準位置を中心として任意(上下,左右,斜め等)の方向に対して任意の距離や範囲で動かす(移動中の回転を含む)表示や、移動しないで図柄自体の大きさを拡大縮小して変化させる表示、これらの双方を行う表示等が該当する。
【0035】
図5に示す始動口処理では、まず始動口20にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。例えば図2,図4に示す始動口センサ26から検出信号を受ければ入賞した(YES)と判別し、当該検出信号を受けなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口20にパチンコ球が入賞すると(YES)、入賞したパチンコ球ごとに対応させて各種の乱数を読み込んでRAM126等に格納(記憶)する〔ステップS12〕。
【0036】
ステップS12で読み込む乱数は、カウンタ等を用いたソフトウェア乱数と、発振器等を用いたハードウェア乱数とのいずれか一方または双方を用いる。当該乱数の種類としては、例えば大当たりか否かを決定するための当落判定用乱数RAや、変動表示を停止した後に確定して表示する大当たり図柄(停止表示用図柄であって、例えば[333]や[777]等のような図柄パターンまたは単図柄等)を特定するための停止図柄用乱数RB、変動表示の開始から停止までの表示パターン等を特定するための変動表示用乱数RC、パチンコ球の転動に連動させる演出形態を特定するための連動制御用乱数RDなどが該当する。
【0037】
各種の乱数を読み終えると、払出制御基板112に払出信号を送って、今回の始動口20の入賞に伴って所定個数(例えば5個や7個等)のパチンコ球を景品球として払い出すとともに〔ステップS14〕、同じく今回の始動口20の入賞に伴って保留数を増やす〔ステップS16〕。
【0038】
ステップS16で保留数を増やすか、あるいはステップS10で始動口20にパチンコ球が入賞していなければ(NO)、変動不能か否か、あるいは保留数が0以下であるか否かを判別する〔ステップS18〕。すなわち、現在の遊技状態が変動表示中であるときや大当たり遊技中であるとき等は変動不能と判別し、そのいずれの状態でもないときは変動可能と判別する。保留数が0以下であれば、既に保留にかかる変動表示を全て終えている。
【0039】
もし変動表示が可能な時期であって、かつ保留数が1以上ならば(ステップS18でNO)、保留を消化するべく保留数を減らし〔ステップS20〕、変動表示等を実現するべく表示コマンドをメイン制御基板120からサブ制御基板130等に伝達する〔ステップS22〕。表示コマンドには、今回の始動口入賞(または保留消化)に基づく表示パターンや、乱数(例えば変動表示用乱数RC)等を含む。当該表示コマンドを受けたサブ制御基板130は、図6に示す変動表示処理(具体的な内容は後述する)を実行して変動表示等を実現する。
【0040】
ステップS22で表示コマンドをサブ制御基板130等に送信して始めた変動表示を終えるのには、所定の変動期間(例えば60秒間等)を要する。よって変動表示中はステップS24,S26の実行を待機する必要がある。そして変動表示を終えると、今回の変動表示にかかる抽選の抽選結果が大当たり(すなわち当選)か否かを判別する〔ステップS24〕。もし大当たりならば(YES)、大当たり遊技を実現して景品球を得る機会を遊技者に与えるべく大当たり遊技を実現し〔ステップS26〕、始動口処理を終える。そして上述した始動口処理を再び実行を繰り返すことにより、パチンコ遊技を継続する。
【0041】
大当たり処理は、例えば大入賞口24に備えた開閉部材を所要期間(一例としては30秒間等)だけ開けたり、当該大入賞口24等に入賞したパチンコ球の数に応じて景品球を払い出す等を行う。当該大当たり処理の具体的な手続きは周知であるので、その説明および図示を省略する。これに対してステップS18で変動不能であるか保留数が0以下であるか(YES)、ステップS24で抽選結果がハズレであれば(NO)、各時点で始動口処理を終える。そして上述した始動口処理を再び実行を繰り返すことにより、パチンコ遊技を継続する。
【0042】
図6に示す変動表示処理では、上述した図5のステップS22等の実行によりメイン制御基板120から送信された表示コマンドを受信し(ステップS30でYES)、かつ当該表示コマンドによって変動表示を行う場合には(ステップS32でYES)、次のように処理する。すなわち、指定された表示パターン等に従って変動表示を開始すると〔ステップS34〕、変動期間を経過するまでは当該変動表示を継続する(ステップS40でNO)。変動期間の長さは、パチンコ機の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に設定できる。例えば、通常は表示パターンに応じて期間の長さを伸縮して設定するが、図5のステップS12で記憶した乱数(例えば変動表示用乱数RC等)に応じて期間の長さを伸縮して設定したり、所定の期間(例えば60秒間等)としてもよい。
【0043】
上述した変動期間中に通過センサ44,54がパチンコ球を検出したときは(ステップS36でYES)、当該パチンコ球は波状路50を転動する。よって、パチンコ球の転動に連動させて演出を行うべく連動演出処理を実行する〔ステップS38〕。連動演出処理の具体的な手続きは後述する(図7を参照)。
【0044】
変動期間を経過した後は(ステップS40でYES)、今回の変動表示を終了して停止表示用図柄を表示し〔ステップS42〕、変動表示処理を終える。ステップS42の停止表示は非静止状態で表示するか、静止状態で表示する。ここにいう非静止状態は、例えば停止表示する特別図柄を上下方向,左右方向,斜め方向等に揺らして往復運動する形態や、拡大縮小を繰り返す形態などが該当する。停止表示によって、遊技者は抽選結果(当選,落選)を認識できる。
【0045】
図7に示す連動演出処理では、まず演出開始条件を満たせば(ステップS50でYES)、演出を始め〔ステップS56〕、当該演出をは演出終了条件を満たすまで継続する(ステップS64でNO)。よって演出終了条件を満たせば(ステップS64でYES)、その時点で連動演出処理を終えることになる。
【0046】
ステップS50の演出開始条件は予告実施条件に相当し、パチンコ機の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に設定できる。例えば、指定された表示パターンに従って予告(特に大当たりに関する予告)が許可された変動表示であることや、図5のステップS12で取得した乱数(例えば連動制御用乱数RD等)が特定値であったこと、遊技盤10に備えた特定領域(例えばゲート16,34、始動口20、波状路50等)に通過や入賞したパチンコ球の数が所定数(10個等)に達したこと、始動口20の可動片22や大入賞口24の開閉部材等のような可動部にかかる作動回数が所定回数(具体的には5回等)に達したことなどが該当する。これらの条件は単独で課してもよく、二以上の条件を課してもよい。
なお、図5のステップS12で取得した乱数、遊技盤10に備えた特定領域への通過や入賞に関する情報、可動部にかかる作動回数などはメイン制御基板120から送信される表示コマンドに含めることで実現される。
【0047】
ステップS56の「演出」は、転動するパチンコ球との連動が認識できれば、任意の伝達媒体を通じて伝達し得る手段で実現する。例えば、キャラクタ図柄等のような演出用図柄を液晶表示器14に表示したり、スピーカ142から連動演出用の音(特に音楽)を響かせたり、遊技盤10の近傍に配置した発光体144を特定のパターンで表示させるなどの諸形態が該当し、これらの形態を単独で(あるいは二以上の形態を複合して)行うことで演出を実現する。
【0048】
ステップS64の演出終了条件は上述した演出開始条件と同様に、パチンコ機の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に設定できる。例えば、通過センサ44,54がパチンコ球を検出してから所要期間(例えば10秒間等)を経過したことや、波状路50の中央部に備えた通過センサ(例えば通過センサ48c等)が単位時間当たりに検出する回数が所定回数(例えば1秒間に3回等)に達したこと、始動口センサ26がパチンコ球を検出したことなどが該当する。これらの条件は単独で課してもよく、二以上の条件を課してもよい。
【0049】
そして、波状路50上を転動するパチンコ球B4を通過センサ48a,48b,48c,48d,48eのいずれかが検出すると(ステップS58でYES;図3を参照)、前回の検出との関係から当該パチンコ球の移動方向や移動速度等を求め〔ステップS60〕、その転動(移動)に合わせるようにして演出を変化させる〔ステップS62〕。演出の変化は、例えば液晶表示器14に表示するキャラクタ図柄等をパチンコ球の転動態様に合わせて移動させたり、スピーカ142から響かせる音の高低やテンポ等をパチンコ球の転動態様に合わせて変化させたり、発光体144の表示内容(点滅速度や色彩等)をパチンコ球の転動態様に合わせて変化させるなどの形態が該当する。すなわち液晶表示器14にキャラクタ図柄等を表示する例では、パチンコ球B4が遊技者から見て右側に転動するときはキャラクタ図柄等も画面上で右側に移動し、逆にパチンコ球B4が左側に転動するときはキャラクタ図柄等も画面上で左側に移動する。
【0050】
なおステップS50で演出開始条件を満たさないときは(ステップS50でNO)、パチンコ球の転動に連動させた演出を実現する必要もないので、その時点で連動演出処理を終える。すなわち演出開始条件を満たさなければ、波状路50上で転動するパチンコ球とは無関係な変動表示(演出)を行うことになる。
【0051】
図5〜図7に示す各処理を実行して、パチンコ球の転動に連動して液晶表示器14に図柄を表示する例を図8,図9に示す。まずパチンコ球が始動口20に入賞することを契機として、変動表示を開始する{図5のステップS10,S22、図6のステップS34を参照}。このときの液晶表示器14の表示例を図8(A)に示す。当該図8(A)の表示例では、左図柄群70を用いて左図柄変動Caを開始し、中図柄群72を用いて中図柄変動Cbを開始し、右図柄群74を用いて右図柄変動Ccを開始している。変動表示を開始した後、左誘導路52に入ったパチンコ球B6を通過センサ54が検出すると、演出用図柄としてのキャラクタ図柄76を画面上に登場させる{図6のステップS36,図7のステップS56を参照}。本例のキャラクタ図柄76は左誘導路52を指示しているので、遊技者はパチンコ球B6が左誘導路52を落下していることを認識できる。
【0052】
左誘導路52を落下したパチンコ球B6は、当該落下に伴って運動エネルギーを得るので、図8(B)に示すパチンコ球B8や図9(A)に示すパチンコ球B10のように、波状路50上を図面左右方向に往復する。この往復運動について、図8(B)に示すようにパチンコ球B8が図面右方向(矢印D6方向)に転がって移動するときは、通過センサ48e→通過センサ48d→…→通過センサ48aの順番でパチンコ球B8を検出する{図7のステップS58}。この検出順からパチンコ球B8の移動方向を求めて、画面上のキャラクタ図柄76を図面右方向(矢印D8方向)に移動させる{図7のステップS60,S62}。
【0053】
逆に図9(A)に示すようにパチンコ球B10が図面左方向(矢印D10方向)に転がって移動するときは、通過センサ48a→通過センサ48b→…→通過センサ48eの順番でパチンコ球B10を検出する{図7のステップS58}。この検出順からパチンコ球B10の移動方向を求めて、キャラクタ図柄76の向きを変えて図面左方向(矢印D12方向)に移動させる{図7のステップS60,S62}。このようにパチンコ球B8,B10の往復運動に従ってキャラクタ図柄76を画面上で移動させると、ちょうどキャラクタ図柄76がパチンコ球B8,B10を追従しているように見える。
【0054】
そして、図9(B)に示すようにパチンコ球B12が波状路50から矢印D14方向に落下するタイミング(例えば通過センサ48cがパチンコ球B12を1秒間に5回以上検出したとき)には、実線で図示するキャラクタ図柄76のように、落下するパチンコ球B12を見送る様子を表示する。こうするとパチンコ球の転動に連動させた演出を実現できるので、遊技者はパチンコ球B12と画面を見て楽しめる。
【0055】
ここで、図8(B)の表示例では左図柄変動Caを停止して左図柄70a「7」を表示し、図9(A)の表示例ではさらに右図柄変動Ccを停止して右図柄74a「7」を表示してリーチ状態になっている。本例では、変動表示とキャラクタ図柄76の表示とを重ならないように制御しているので、遊技者は双方の表示を認識できる。なお、図7に示すステップS50の演出開始条件を満たさなければ(NO)、変動表示とキャラクタ図柄76の表示とを重ならないような制御を行う必要もないので、例えば変動表示を画面のほぼ全体で表示し続ける。
【0056】
そして、図9(B)の表示例では最後に中図柄変動Cbを停止し、中図柄72a「7」を表示している。図柄パターン「777」が大当たり図柄のときは、二点鎖線で図示するキャラクタ図柄76がバンザイする様子を表示する。このように、変動表示とパチンコ球の転動に連動させた演出とを並行して表示し、しかも同一の画面で表示するので、遊技者は視線を動かす範囲を狭くしても双方を認識することができる。
【0057】
上述した実施の形態1によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(a1)波状路50上で転動するパチンコ球を通過センサ48a,48b,48c,48d,48eが検出すると、当該パチンコ球の転動に連動させてキャラクタ図柄76を移動させる演出を行なった{連動演出手段8;図8,図9を参照}。従来技術のように偶発的に装飾ランプを点灯させるのではなく、パチンコ球の転動に連動した演出を行うので、遊技者はその演出を楽しみながら遊技できる。転動形態に応じて演出を変化させる構成とすれば、遊技者は演出がどのように変化するのかを楽しみながら遊技することができる。さらには大当たりになる可能性が高まる予告としてキャラクタ図柄76の表示を行う構成したので、遊技者は遊技の進行に関して期待感を持てるようにする。本例では波状路50を役物装置12に備えたが、遊技盤10上に備えた場合でも同様の効果が得られる。
また、パチンコ球の転動に連動させてキャラクタ図柄76を移動させる演出はサブ制御基板130側で制御したので{図7の連動演出処理を参照}、メイン制御基板120に負担をかけることなく実現できる。
【0058】
(a2)予め定めた演出開始条件(予告実施条件に相当)を満たさないときはパチンコ球の転動とは無関係な演出を行い、演出開始条件を満たしたときは通過センサ48a,48b,48c,48d,48e,48eによって検出したパチンコ球の転動に連動させた演出を行なった{連動演出手段8;図7のステップS50,図8,図9を参照}。演出開始条件を満たすか否かによって演出形態を異ならせたので、遊技者は特に演出開始条件を満たしたときに行われる演出(上述した例ではキャラクタ図柄76の表示)を楽しみながら遊技することができる。
なお本例では、五つの通過センサ48a,48b,48c,48d,48e,48eを備えたが、装備数を増やすにつれて演出がスムーズになってゆく。逆に装備数を二〜四にした場合には、少ない装備数でも演出を実現できる。
【0059】
(a3)本例では、予め定めた演出開始条件を満たすか否かで演出形態を異ならせたが、抽選による結果に応じて演出形態を異ならせてもよい。抽選は始動口20への入賞に伴って図5のステップS12で読み込んだ乱数に基づいて行なってもよく、左誘導路52または右誘導路46を通過するに図7のステップS52(二点鎖線で図示)で読み込んだ乱数に基づいて行なってもよい。そして、例えば当選等のような所定の抽選結果であるか否かで(二点鎖線で図示する図7のステップS54)、演出形態を異ならせる。この構成によれば、当該演出を楽しみたい遊技者は演出開始条件を満たそうと遊技するか、あるいは抽選が所定の抽選結果になるのを期待して遊技するようになる。
【0060】
(a4)遊技者が視覚可能な液晶表示器14(表示部4および視覚装置5に相当)を波状路50の近傍に配置する構成とした{図3等を参照}。波状路50の近傍に配置した液晶表示器14には、パチンコ球の転動に連動させてキャラクタ図柄76を移動させる演出を行う{図8,図9等を参照}。こうして波状路50を転がるパチンコ球と、液晶表示器14に表示する演出との連動に一体感を持たせることができる。よって、遊技者は連動の一体感を楽しみながら遊技できる。
本例ではパチンコ球の動きに合わせて液晶表示器14の画面上で移動させる図柄をキャラクタ図柄76としたが、他の図柄で実現してもよい。当該他の図柄としては、例えば抽選用表示図柄や背景図柄等が該当する。他の図柄を用いて表示した場合でも、遊技者は連動の一体感を楽しみながら遊技できる。
【0061】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は実施の形態1と同様にパチンコ機に本発明を適用し、パチンコ球の転動に連動させて液晶表示器以外の装置で演出を実現する例である。当該実施の形態2は図10,図11を参照しながら説明する。なおパチンコ機の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
液晶表示器14に代わって演出を実現する視覚装置5として、図10の例では複数の発光体からなる発光体群78で構成する。本例の発光体群78は、例えば5個のLED78a,78b,78c,78d,78eからなり、液晶表示器14と波状路50との間にほぼ同じ水平位置に並べて配置する。これらのLED78a,78b,78c,78d,78eは、順番に通過センサ48a,48b,48c,48d,48eにそれぞれ対応させる。例えばパチンコ球B8が図面右方向(矢印D6方向)に転動すると、通過センサ48e→通過センサ48d→…→通過センサ48aの順番でパチンコ球B10を検出するので、LED78e→LED78d→…→LED78aのように左側から右側へ順番に一時的に発光させる(図7のステップS54,S56,S58)。ただし、パチンコ球B8を検出していない通過センサに対応するLEDは発光させない。
【0063】
また液晶表示器14に代わって演出を実現する他の視覚装置5として、図11の例では複数の可動体からなる可動体群80で構成する。本例の可動体群80は、例えば5個の進退部材80a,80b,80c,80d,80eからなり、ソレノイド等の駆動体によって矢印D16方向に進退させる。可動体群80も発光体群78と同様に、液晶表示器14と波状路50との間にほぼ同じ水平位置に並べて配置する。進退部材80a,80b,80c,80d,80eの姿勢は、順番に通過センサ48a,48b,48c,48d,48eにそれぞれ対応させる。例えばパチンコ球B8が図面左方向(矢印D18方向)に転動すると、通過センサ48a→通過センサ48b→…→通過センサ48eの順番でパチンコ球B14を検出するので、進退部材80a→進退部材80b→…→進退部材80eのように右側から左側へ順番に一時的に突出姿勢にする(図7のステップS54,S56,S58)。ただし、パチンコ球B8を検出していない通過センサに対応する進退部材は基本姿勢(元の姿勢)にする。
【0064】
上述した実施の形態2によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(b1)遊技者が視覚可能な発光体群78または可動体群80(視覚装置5に相当する)を波状路50の近傍に配置した{図10,図11を参照}。パチンコ球が左右に転動してゆくにつれて、発光体群78を構成するLEDを順番に切り換えて発光させたり、可動体群80を構成する進退部材を順番に切り換えて突出姿勢にする。こうすれば波状路50を転がるパチンコ球と、発光体群78や可動体群80を通じて行われる演出との連動に一体感を持たせることができる。よって、遊技者は連動の一体感を楽しみながら遊技できる。
【0065】
なお、本例では発光体群78と可動体群80をそれぞれ役物装置12に備えたが、いずれか一方または双方を遊技盤10上に備えてもよい。また、発光体群78を構成する要素はLEDに限らず、ランプや液晶表示器等で構成してもよい。さらに、可動体群80を構成する要素は進退部材に限らず、遊技者が動きを認識可能な部材(例えばキャラクタ部材の頭部,腕部,脚部等)によって構成してもよい。いずれの場合でも、上述した事項(b1)の効果を得ることができる。
【0066】
(b2)その他の要件,構成,作用,作動結果等については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述した事項(a1)〜(a5)を参照}。
【0067】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、次に示すような各形態を実施することもできる。
(c1)上述した実施の形態では、パチンコ機に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)にも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、演出を認識した遊技者が当該演出を楽しんだり、遊技の進行に関して期待感を持てるようになる。
【0068】
補助表示装置(例えば液晶表示器やLED表示器等)を備えたスロットマシンでは、当該補助表示装置を用いて次のように実現することができる。すなわち付加特典遊技(例えばAT遊技やCT遊技等)にかかる抽選を行い、当該抽選によって当選したことを契機として停止操作部(例えば停止ボタン等)の操作により抽選結果に対応する図柄で引き込み可能に環状部材(例えばリール等)を停止させる制御を行う。さらに、停止操作部の操作形態(例えば操作順や操作の時間間隔等)および抽選結果のうちで一方または双方に連動させて補助表示装置等で演出を行う。こうすれば遊技者が操作に対応して演出を楽しんだり、スロット遊技の進行に関して期待感を持てるようになる。
【0069】
(c2)上述した実施の形態1,2では、サブ制御基板130側で図6の変動表示処理および図7の連動演出処理を実現した。この形態に代えて、図6の変動表示処理および図7の連動演出処理のうちで一方または双方をメイン制御基板120側で実現してもよい。この場合は図4において二点鎖線で図示するように、通過センサ44,48a,48b,48c,48d,48e,54から出力する信号を、中継端子板138を介してメイン制御基板120に伝達するのが望ましい。この構成によれば、メイン制御基板120がパチンコ球の転動に連動した演出を管理することができる。
【0070】
(c3)上述した実施の形態1,2では、転動部6として波状路50を適用した{図3等を参照}。この形態に代えて、波状路以外の形状で構成し、かつパチンコ球が転動可能な他の通路や他の装置を適用してもよい。波状路以外の形状としては、緩やかな凹状(すなわちほぼU字状)に湾曲させた形状や、通路上に備えた突起形状などが該当する。他の通路や他の装置であってもパチンコ球の転動に連動した演出を行うので、遊技者はその演出を楽しみながら遊技できる。
【0071】
(c4)上述した実施の形態1,2では、小片42,56を役物装置12に固定する形態とした{図3等を参照}。この形態に代えて、ソレノイドやモータ等の駆動源を用いて運動(回転運動や往復運動等)可能に構成してもよい。こうすれば小片42,56が図示する水平姿勢になるときにパチンコ球が右誘導路46や左誘導路52に入り易くなるが、他の姿勢(例えば傾斜姿勢や直立姿勢等)になるとパチンコ球が右誘導路46や左誘導路52に入り難くなる。
【0072】
(c5)上述した実施の形態1,2では、右誘導路46と左誘導路52にはそれぞれ筒状の通路を用いる形態とした{図3等を参照}。この形態に代えて、傾斜や曲線状の通路を用いてもよく、落下速度を抑制可能な通路を用いてもよい。速度抑制が可能な通路としては、例えばジグザグに走行させる通路や、パチンコ球の直径とほぼ同じ内径で形成した通路、内壁に凹凸を設けた通路等が該当する。こうすれば波状路50を通行するパチンコ球B4の移動速度を制御できるので、転動に伴う演出を行う時間を伸縮することができる。
【0073】
(c6)上述した実施の形態1,2では、転動部6を波状路50のみで構成した{図3等を参照}。この形態に代えて、当該波状路50に加えて左誘導路52および右誘導路46のうちで一方または双方を備える構成としてもよい。こうすれば、パチンコ球が左誘導路52や右誘導路46を通行するときにも、液晶表示器14{図8,図9を参照},発光体群78{図10を参照},可動体群80{図11参照}によって連動する演出を実現することができる。
【0074】
【発明の効果】
本発明によれば、演出を認識した遊技者が当該演出を楽しんだり、遊技の進行に関して期待感を持てるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機に備える遊技盤の外観を示す正面図である。
【図3】役物装置の構成例を示す図である。
【図4】各種の基板と装置にかかる概略構成を示すブロック図である。
【図5】始動口処理の手続きを示すフローチャートである。
【図6】変動表示処理の手続きを示すフローチャートである。
【図7】連動演出処理の手続きを示すフローチャートである。
【図8】パチンコ球の転動に連動させた液晶表示器の表示例を示す図である。
【図9】パチンコ球の転動に連動させた液晶表示器の表示例を示す図である。
【図10】役物装置に備えた発光体群の構成例を示す図である。
【図11】役物装置に備えた可動体群の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 第1検出手段
2 抽選手段
3(3a,3b,3c) キャラクタ図柄(演出用図柄)
4 表示部
5 視覚装置
6 転動部
7(7a,7b,7c,7d,7e) 第2検出手段
8 連動演出手段
B(Ba,Bb,Bc) 遊技球
12 役物装置
14 液晶表示器(表示部,視覚装置)
20 始動口
26 始動口センサ(第1検出手段)
42,56 小片
44,54 通過センサ(検出手段)
48a,48b,48c,48d,48e 通過センサ(第2検出手段)
46 右誘導路(転動部)
50 波状路(転動部)
52 左誘導路(転動部)
78 発光体群(視覚装置)
80 可動体群(視覚装置)
120 メイン制御基板(抽選手段,連動演出手段)
122,132 CPU
124,134 ROM(記憶部)
126,136 RAM(記憶部)
130 サブ制御基板(抽選手段,連動演出手段)

Claims (1)

  1. 遊技球を検出する第1検出手段と、当該第1検出手段が遊技球を検出したことを契機として抽選を行う抽選手段と、当該抽選手段による抽選結果に応じて変動表示を行う表示部とを備えた遊技機であって、
    遊技球が転動可能な転動部と、
    前記転動部で転動する遊技球を検出する複数の第2検出手段と、
    前記複数の第2検出手段によって検出した遊技球に基づいて演出を行う演出手段とを有する遊技機。
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