JP2002085676A - 遊技装置 - Google Patents
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Abstract
技球の動きを変化に富んだものにする。 【解決手段】 ワープ通路20に流入した遊技球は、出
口20aから遊動部30上に流出し可動部17に向か
う。遊技球が可動部17に載ると、その荷重で可動部1
7が手前側に傾動し、遊技球が落下誘導部29に落下す
る。落下誘導部29に落下した遊技球は、落下誘導部2
9の前縁から落下する。簡単な構造でありながら、奥ス
テージ15上での遊技球の動きを変化に富んだものにす
ることができる。
Description
分野に属する。
は、遊技球を左右方向に遊動させる領域を有しその上に
載った遊技球を前縁から落下させるステージを備える遊
技装置が装備されているものがある。このようなステー
ジ付きの遊技装置の代表例として、いわゆるセンター役
物がある。
(例えば液晶画面)を取り囲む枠状であり、通常はその
下辺部分がステージとされている。また、センター役物
の下方には図柄変動の始動口とされる入賞口が設置され
ていることが多い。この場合、ステージの中央部から落
下すると始動口に入賞する可能性が高いから、ステージ
の中央部には遊技球を始動口の真上から落下させるため
に、前後方向の溝が設けられていることが多い。
ージを備える遊技装置がある。
遊技装置では、ステージ上での遊技球の動きに変化を与
えるために、例えば特開平7−124309号公報に記
載の入賞率変換装置や貯留装置が設けられることがあっ
たが、これらの場合は駆動源を必要とするので構造は複
雑であった。
ージ上での遊技球の動きを変化に富んだものにすること
が可能な遊技装置を提供するものである。
題を解決するための請求項1記載の遊技装置は、弾球遊
技機の遊技盤に装着される遊技装置であって、遊技球を
左右方向に遊動させる領域を有しその上に載った遊技球
を前縁から落下させるステージを備える遊技装置におい
て、遊技球の荷重によって上下方向に変位する上下変位
部を前記ステージに設けたことを特徴とする。
技盤)を正面から見た場合の左右方向であり、また「遊
技球を左右方向に」というのは、左右に往復させること
のみを言うのではなく、単に左から右への移動また右か
ら左への移動も含むものである。「遊動」とは、移動経
路が確定的ではないこと、例えばステージの表面形状や
遊技球の速度、進行方向、壁や障害物との接触などによ
り、そのときそのときで遊技球の速度や方向が変化する
動きを言う。ただし、例えばワープ出口からステージ上
に出てステージの中央部から落下するというような、大
まかな経路は決まっていても構わない。また、そうした
経路の一部が例えば樋や溝などであってもよい。
下方向に変位する上下変位部をステージに設けてあるの
で、遊技球が上下変位部に乗れば上下変位部が例えば傾
斜し、その変位によって遊技球の進路が変化する。簡単
な構造でありながら、ステージ上での遊技球の動きを変
化に富んだものにすることができる。
うに荷重がかかった側に変位、荷重がかかると沈む、風
車のように荷重によって回転する等が例示されるが、こ
れらに限るものではない。また荷重の程度によって変位
量が変化しても構わない。請求項2記載の遊技装置は、
請求項1記載の遊技装置において、前記上下変位部に遊
技球の荷重が作用しないときには該上下変位部を通常位
置にさせる復帰手段を設けたことを特徴とする。
位しても、遊技球が移動して荷重が解除されると復帰手
段によって通常位置にさせられる。したがって、上下変
位部は、おおむね、通常位置で遊技球を受け、その荷重
で変位し、遊技球が去ると通常位置になる。ここで「お
おむね」としたのは、例えば複数の遊技球が次々と通過
する場合などには、上下変位部が通常位置に復帰しきれ
ないことがあるからである。
に復帰しきれないうちに次の遊技球が到来することは多
くはないから、ほとんどの場合通常位置で遊技球を待つ
ことになる。つまり、遊技球ごとに上下変位部の位置が
異なることは少ない。復帰手段は、例えば上下変位部を
通常位置側に付勢するばねにても実現できるが、この場
合部品点数が多くなり、構造もやや複雑となる。
り上下変位部の形状を偏らせる等によって偏心させて遊
技球の荷重がかからなければ通常位置を保つ構造とする
なら、構造は簡単で部品点数も少なくて済む。請求項3
記載の遊技装置は、請求項1または2記載の遊技装置に
おいて、前記ステージを複数備えており、それらの少な
くとも1つに前記上下変位部が設けられていることを特
徴とする。
ージを前後にずらしたり上下に重ねることは公知であ
る。この例のように複数のステージを備えた場合に、そ
れらの各々に上下変位部を設けてもよいし、いずれかの
ステージには上下変位部を設けて他のステージには設け
ない構成とすることもできる。つまり、ステージを複数
とする場合、それらの全てに上下変位部を設ける必要は
なく、遊技装置の用途、役割などに応じて適宜数のステ
ージに上下変位部を設ければよく、さまざまなバリエー
ションが可能になる。
し3のいずれか記載の遊技装置において、図柄表示装置
の表示域を臨ませる枠状部分を備えているので、いわゆ
るセンター役物や中央入賞装置として用いるのに適して
いる。
の実施の形態を説明する。
て遊技盤の中央部に配置されるセンター役物に本発明を
適用した例である。図1、2に示すのは本実施例の遊技
装置(センター役物)10の要部(下半部)である。上
半部には、例えば特開平5−212150号公報に記載
のセンターケース4や特開平7−124309号公報に
記載のケーシング101のように、入賞口、ワープ入
口、保留記憶ランプ、普通図柄用の表示器などが設けら
れるが、それらは本発明と関係が薄いので図示と説明を
省略する。
けられており、表示窓12は透明プラスチック板である
保護板13にて閉鎖されている。この表示窓12は、特
別図柄(いわゆる大当たり図柄)を表示するための図柄
表示装置(図示と説明は省略)の液晶表示盤を臨ませる
ための窓であり枠状部分に該当する。また、保護板13
は液晶表示盤に遊技球が接触、衝突するのを防止するも
のである。
15と前ステージ16が配されている。奥ステージ15
は、中央に配された可動部17と左右の遊動部18、1
8とからなり、主に遊動部18、18が「遊技球を左右
方向に遊動させる領域」となる。なお、可動部17も
「遊技球を左右方向に遊動させる領域」として機能す
る。遊動部18、18は、短斜部18aと長斜部18b
とからなり、短斜部18aが急傾斜、長斜部18bが緩
傾斜であるが、全体として可動部17側が低くこれから
遠い端側が高いスロープ状とされている。
出口20aが配されている。本実施例の場合、ワープ通
路20の入口20bは遊技装置10の前面側で横向きに
開口しており、ここから飛び込んだ遊技球が出口20a
から遊動部18、18上に流出する。ワープ通路20の
入口20bは、本例の位置に限るものではなく、例えば
遊技装置10の頂部に設けられた入賞口の左右にて適宜
の位置に開口させることができる。
かう誘導溝21が設けられており、その左右の上面22
はそれぞれ誘導溝21に向かってわずかに傾斜してい
る。そして、図2(b)に示すように、可動部17には
遊技装置10の左右方向に沿った揺動軸23が設けられ
ており、復帰手段として機能する錘25が埋め込まれて
いる。可動部17は揺動軸23を中心にして上下に(図
2(b)において時計回り、反時計回りに)揺動可能で
ある。
偏った位置にある。詳しくは、可動部17上に載った遊
技球が可動部17の背後に位置する壁面26に接触して
いるときに、その遊技球の重心が揺動軸23よりも手前
(前ステージ16側)に位置すべく設定されている。ま
た、錘25は揺動軸23の下方で、揺動軸23よりも壁
面26側に配されている。
(これだけではないが)、可動部17は、外力が作用し
ていない状態では図示するように上面22がほぼ水平の
通常位置となる。一方、可動部17上に遊技球が載った
場合には、その荷重にて可動部17が手前側に傾動し、
載っている遊技球が前ステージ16側に落下する。ただ
し、遊技球が遊動部18から可動部17に勢いよく移動
してきた場合に、可動部17が十分に傾動する前に可動
部17上を通過してもう一方の遊動部18に達してしま
うこともある。したがって、可動部17上に遊技球が載
った際には、必ずこれが傾動して遊技球が前ステージ1
6側に落下するわけではない。
には仕切板27、27が配されている。仕切板27、2
7の幅(左右方向長さ)は遊動部18、18の長斜部1
8b、18bの同方向長さとほぼ一致し、短斜部18a
と前ステージ16との間には仕切板27、27は存在し
ない。なお、仕切板27、27同士の間隔は可動部17
の幅よりもわずかに大きく、仕切板27、27が可動部
17の傾動を阻害することはない。
では長斜部18bの傾斜に沿った方向で長斜部18bよ
りも緩傾斜、内半部27bでは長斜部18bとは逆方向
の傾斜となっている。すなわち、仕切板27、27の長
斜部18bからの立ち上がり高さは、外半部27aでは
小さく内半部27bでは大きくなっている。このため外
半部27a(特に短斜部18aに近い部分)では、遊技
球が(その勢いにも依るが)長斜部18bから外半部2
7aを乗り越えて前ステージ16側に移動し得るが、遊
技球が内半部27bを乗り越えるのはほぼ不可能であ
る。
ジ15と類似している。具体的には可動部17の手前に
配される落下誘導部29と左右の遊動部30、30とか
らなっている。前ステージ16では、主に遊動部30、
30が「遊技球を左右方向に遊動させる領域」となり、
落下誘導部29も「遊技球を左右方向に遊動させる領
域」として機能する。なお、奥ステージ15とは異な
り、落下誘導部29は固定されていて変位しない。
部30bとからなり、急斜部30aが急傾斜、緩斜部3
0bが緩傾斜であるが、全体として落下誘導部29側が
低くこれから遠い端側が高いスロープ状とされている。
また、急斜部30aの一部は奥ステージ15の短斜部1
8aと接しており、遊技球が、この接続部を通ってある
いは外半部27aの接続部付近を乗り越えて、急斜部3
0aから短斜部18aまたは長斜部18bに流入でき
る。
手前側が低い緩やかな傾斜が施されており、その中央部
には奥から手前に向かう落下誘導溝31が設けられてい
る。遊技装置10の構造は以上の通りの構造である。次
に、この遊技装置10における遊技球の動きを説明す
る。
例えばパチンコ機の遊技盤に装着される。遊技球が遊技
盤面に打ち出されてパチンコ遊技が行われると、遊技球
が入口20bからワープ通路20に流入することがあ
る。この遊技球は、ワープ通路20の出口20aから奥
ステージ15の遊動部30上に流出する。遊技球の出口
20aからの流出方向や速度は一定ではなく、その都度
(各遊技球毎に)異なったものになる。
向、壁面26に向かう方向及び前ステージ16に向かう
方向に大別でき、それら各方向にても多様である。壁面
26に沿った方向であれば、ほぼそのまま可動部17に
向かう。壁面26に向かう方向であると壁面26に衝突
して、壁面26に沿って進んだり仕切板27に向かう。
壁面26に沿って進めば可動部17に向かうことにな
る。壁面26に衝突して或いは直接仕切板27に向かっ
た遊技球は、短斜部18aからあるいは外半部27aを
乗り越えて前ステージ16に落下することがあり、また
仕切板27で跳ね返されるものもある。仕切板27で跳
ね返されたものは、壁面26と仕切板27とで誘導され
て可動部17に向かう。つまり、ワープ通路20の出口
20aから奥ステージ15上に流出した遊技球は、可動
部17に向かうか、短斜部18aから直接あるいは外半
部27aを乗り越えて前ステージ16に落下する。
に載る。それらの中には、その勢いによって可動部17
上を通過して反対側の遊動部18上に至るものもある
が、やがては遊動部18の傾斜にて可動部17に引き戻
されてくる。つまり、可動部17に向かった遊技球は、
いずれは可動部17上に載る。可動部17上に遊技球が
載ると、その荷重にて可動部17が手前側に傾動し、載
っている遊技球が前ステージ16の落下誘導部29に落
下する。ただし、遊技球が遊動部18から可動部17に
勢いよく移動してきた場合には、可動部17が十分に傾
動する前に可動部17上を通過してもう一方の遊動部1
8に達してしまうこともある。
誘導部29の前縁から落下する。つまり遊技盤面に戻
る。通常、落下誘導部29の下方には図柄変動の始動口
が設置されているので、落下誘導部29の中央すなわち
落下誘導溝31から落下すると始動口に入賞する可能性
が高い。
動部17が傾動したときの遊技球の運動状態(位置、方
向、速度等)によるので一律ではないが、誘導溝21内
にあれば落下誘導溝31に落下する可能性がきわめて高
い。前ステージ16には、可動部17からの遊技球だけ
でなく、短斜部18aからあるいは外半部27aを乗り
越えて落下してくる遊技球もある。また、遊技盤面から
飛び込んでくるものもある。
中には、急斜部30aと短斜部18aとの接続部を通っ
てあるいは外半部27aの接続部付近を乗り越えて、急
斜部30aから短斜部18aまたは長斜部18bに流入
するものもある。奥ステージ15上に流入した遊技球
は、ワープ通路20からの遊技球と同様に移動する。
動部30上を落下誘導部29に向かう。それらの中に
は、その勢いによって落下誘導部29上を通過して反対
側の遊動部30上に至るものもあるが、結局は遊動部3
0の傾斜にて落下誘導部29に引き戻されて、落下誘導
部29から落下する。
には遊動部30の前縁から落下するものもある。遊技装
置10は、奥ステージ15と前ステージ16とを備え、
奥ステージ15には遊技球の荷重によって上下方向に変
位する可動部17を設けたので、遊技球が可動部17に
乗れば可動部17が前傾し、遊技球が可動部17から落
下誘導部29に落下する。また、勢いがよくて可動部1
7を通過する遊技球もある。簡単な構造でありながら、
奥ステージ15上での遊技球の動きを変化に富んだもの
にすることができる。そして、可動部17からの落下位
置によっては落下誘導溝31に入ったり、これから外れ
たりするので、前ステージ16での遊技球の動きも変化
に富む。
ているので、遊技球の荷重により変位しても、遊技球が
移動して荷重が解除されると通常位置に戻る。したがっ
て、可動部17は、おおむね通常位置で遊技球を受け、
その荷重で変位し、遊技球が去ると通常位置になる。つ
まり、遊技球ごとに可動部17の位置が異なることは少
ない。
て、それらの一方だけに可動部17(上下変位部)が設
けられているので、遊技球の動きは奥ステージ15と前
ステージ16とで異なり、それによって遊技者を楽しま
せる。
置と一体化されて遊技盤の中央部に配置されるセンター
役物に本発明を適用した例である。図3、4に示すのは
本実施例の遊技装置(センター役物)50の要部(下半
部)である。上半部には、例えば特開平5−21215
0号公報に記載のセンターケース4や特開平7−124
309号公報に記載のケーシング101のように、入賞
口、ワープ入口、保留記憶ランプ、普通図柄用の表示器
などが設けられるが、それらは本発明と関係が薄いので
図示と説明を省略する。また、前ステージ16、ワープ
通路20等、実施例1と同様の部分が多いので、これら
については実施例1と同符号を用いて説明を省略する。
ンステージ56、その左右にて対をなす可動ステージ5
7、57及び可動ステージ57、57に隣接するサブス
テージ58、58にて構成されている。メインステージ
56は、中央の前方誘導部59、その左右の遊動部6
0、60からなり、前方誘導部59の中央には奥から手
前に向かう誘導溝61が設けられている。遊動部60、
60は、それぞれ前方誘導部59に向かって傾斜し、前
方誘導部59には全体として奥側が高く手前側が低い緩
やかな傾斜が施されている。主に遊動部60、60が
「遊技球を左右方向に遊動させる領域」となり、前方誘
導部59も「遊技球を左右方向に遊動させる領域」とし
て機能する。また、遊動部60、60と前ステージ16
との間には仕切板67、67が立設されており、遊動部
60、60からの遊技球の落下を防止する。
8の下側からメインステージ56の間にはステージ収容
部62が設けられており、可動ステージ57、57の大
部分が収容されている。可動ステージ57、57は、遊
技装置50の前後方向に沿った揺動軸63によって上下
に(図4(a)において時計回り、反時計回りに)揺動
可能である。また、図4(a)に示す状態で揺動軸63
のほぼ真下になる位置に復帰手段として機能する錘65
が埋め込まれている。さらに、揺動軸63及び錘65が
含まれる部分には空洞が無いが、通路面66の下側部分
には空洞が設けられている。
なっているので、可動ステージ57は、外力が作用して
いない状態では、通路面66を図示するようにメインス
テージ56側を高くして傾かせた通常位置となる。一
方、通路面66上に遊技球が載った場合には、その荷重
にて可動ステージ57がメインステージ56側に傾動
し、載っている遊技球がメインステージ56側に落下す
る。ただし、遊技球がサブステージ58から可動ステー
ジ57上に勢いよく移動してきた場合に、可動ステージ
57が十分に傾動する前に可動ステージ57上を通過し
てメインステージ56上に達することもある。
ある。次に、この遊技装置50における遊技球の動きを
説明する。この遊技装置50はセンター役物として、例
えばパチンコ機の遊技盤に装着される。遊技球が遊技盤
面に打ち出されてパチンコ遊技が行われると、遊技球が
入口20bからワープ通路20に流入することがある。
aから奥ステージ55のサブステージ58上に流出す
る。遊技球の出口20aからの流出方向や速度は一定で
はなく、その都度(各遊技球毎に)異なったものにな
る。流出方向については、壁面26に沿った方向、壁面
26に向かう方向及び前ステージ16に向かう方向に大
別でき、それら各方向にても多様である。
まま可動ステージ57に向かう。壁面26に向かう方向
であると壁面26に衝突して、壁面26に沿って進んだ
り前ステージ16に向かう。壁面26に沿って進めば可
動ステージ57に向かうことになる。壁面26に衝突し
て或いは直接前ステージ16に向かった遊技球は、サブ
ステージ58からあるいは可動ステージ57上から前ス
テージ16に落下するものがある。また、その角度が緩
くて可動ステージ57上をメインステージ56に向かう
ものもある。
ステージ57に載る。可動ステージ57上に遊技球が載
ると、その荷重にて可動ステージ57がメインステージ
56側に傾動し、載っている遊技球がメインステージ5
6上に落下する。ただし、遊技球がサブステージ58か
ら可動ステージ57に勢いよく移動してきた場合には、
可動ステージ57が十分に傾動する前に可動ステージ5
7上を通過してメインステージ56に達してしまうこと
もある。また、可動ステージ57から前ステージ16に
落下するものもある。
球は遊動部60、60から前方誘導部59に向かう。仕
切板67、67はこの遊技球が遊動部60、60から前
ステージ16に落下するのを妨げる。なお、遊動部6
0、60の仕切板67、67の無い部分から前ステージ
16に落下することもある。
は、その勢いによって前方誘導部59上を通過して反対
側の遊動部60上に至るものもあるが、やがては遊動部
60の傾斜にて前方誘導部59に引き戻されてくる。つ
まり、前方誘導部59に向かった遊技球は、いずれは前
方誘導部59上に載る。
59の前縁から前ステージ16に落下する。このとき誘
導溝61を通れば落下誘導部29の中央すなわち落下誘
導溝31に流入する可能性が高い。落下誘導部29に落
下した遊技球は、落下誘導部29の前縁から落下する。
つまり遊技盤面に戻る。通常、落下誘導部29の下方に
は図柄変動の始動口が設置されているので、落下誘導部
29の中央すなわち落下誘導溝31から落下すると始動
口に入賞する可能性が高い。
からの遊技球だけでなく、サブステージ58からあるい
は可動ステージ57から落下してくる遊技球もある。ま
た、遊技盤面から飛び込んでくるものもある。そして、
遊技盤面から飛び込んだ遊技球の中には、サブステージ
58上、サブステージ58と可動ステージ57の境界付
近などを通って、可動ステージ57上に流入するものも
ある。可動ステージ57上に流入した遊技球は、ワープ
通路20からの遊技球と同様に移動する。
動部30上を落下誘導部29に向かう。それらの中に
は、その勢いによって落下誘導部29上を通過して反対
側の遊動部30上に至るものもあるが、結局は遊動部3
0の傾斜にて落下誘導部29に引き戻されて、落下誘導
部29から落下する。
には遊動部30の前縁から落下するものもある。遊技装
置50は、奥ステージ55と前ステージ16とを備え、
奥ステージ55には遊技球の荷重によって上下方向に変
位する可動ステージ57を設けたので、遊技球が可動ス
テージ57に乗れば可動ステージ57が傾動し、遊技球
が可動ステージ57からメインステージ56に落下す
る。また、中には可動ステージ57から前ステージ16
に落ちる遊技球もある。簡単な構造でありながら、奥ス
テージ55上での遊技球の動きを変化に富んだものにす
ることができる。そして、可動ステージ57からの落下
位置によっては落下誘導溝31に入ったり、これから外
れたりするので、前ステージ16での遊技球の動きも変
化に富む。
偏心しているので、遊技球の荷重により変位しても、遊
技球が移動して荷重が解除されると通常位置に戻る。し
たがって、可動ステージ57は、おおむね通常位置で遊
技球を受け、その荷重で変位し、遊技球が去ると通常位
置になる。つまり、遊技球ごとに可動ステージ57の位
置が異なることは少ない。
て、それらの一方だけに可動ステージ57(上下変位
部)が設けられているので、遊技球の動きは奥ステージ
55と前ステージ16とで異なり、それによって遊技者
を楽しませる。以上、実施例に従って、本発明の実施の
形態について説明したが、本発明はこのような実施例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
図2(a)は正面図、図2(b)はA−A断面図であ
る。
図4(a)は正面図、図4(b)はA−A断面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 弾球遊技機の遊技盤に装着される遊技装
置であって、遊技球を左右方向に遊動させる領域を有し
その上に載った遊技球を前縁から落下させるステージを
備える遊技装置において、 遊技球の荷重によって上下方向に変位する上下変位部を
前記ステージに設けたことを特徴とする遊技装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の遊技装置において、 前記上下変位部に遊技球の荷重が作用しないときには該
上下変位部を通常位置にさせる復帰手段を設けたことを
特徴とする遊技装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の遊技装置におい
て、 前記ステージを複数備えており、それらの少なくとも1
つに前記上下変位部が設けられていることを特徴とする
遊技装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか記載の遊技
装置において、 図柄表示装置の表示域を臨ませる枠状部分を備えたこと
を特徴とする遊技装置。
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