JP2006198137A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技性を向上させる遊技構成部材を備えた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ機PMが、第1ステージ部110、第2ステージ部120および第3ステージ部130からなるステージ部と、第1ステージ部110の前面に取り付けられて前後に延びる揺動軸153から下方に延びて吊り下げられ、揺動軸153を中心として左右に揺動自在な可動体151,152とを有し、第2ステージ部120に遊技球を受け止めて支持する溝部121が前後に延びて形成され、第2ステージ部120を溝部121に向けて転動する遊技球が溝部121の手前側に遊技球の転動を遮るように配設された可動体152に衝突して可動体152が溝部121の側に一定以上揺動するときに、遊技球が可動体121の下方を通過して溝部121内に落入し、溝部121を前方へ転動して始動入賞装置17へ向けて落下するように構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技盤の上部に打ち出された遊技球を遊技盤の前面に沿って落下移動させ、遊技盤の前面に設けられた入賞装置へ入賞させる遊技を行うような構成の弾球遊技機に関する。
このような弾球遊技機を代表するものとしてパチンコ機が知られている。パチンコ機は、これに装備された発射装置から発射された遊技球を遊技盤面上に配設したレールに沿って移動させて遊技盤の上部に打ち出し、遊技球を遊技盤前面に沿って落下移動させ、遊技盤前面の所定位置に設けられた入賞装置へ遊技球が入賞したときに、所定数の遊技球を賞球として払い出す遊技を行うように構成されている。遊技盤の前面には、入賞装置に加えて所定の配列で遊技盤に打ち込まれた多数の釘、風車等が設けられており、遊技球の落下移動経路を多様に変化させて遊技演出効果を持たせている。さらに、遊技盤前面の遊技領域の周囲にはレール飾り、ランプ飾りが設けられて遊技領域を設定するとともに遊技中でのランプ点灯により演出効果を高める工夫が凝らされている。
また、遊技盤の中央部には、周囲を中央飾りにより囲まれるとともにその内部空間内に液晶表示装置や入賞具を設けてなるセンター役物を配設することも多い。センター役物において内部空間内に入賞具を設けるときに、中央飾りの上部や左右側部に遊技球が入り込むことが可能な通路を設け、この通路を通って内部空間内に入り込んだ遊技球が内部空間の下面転動面上を転動移動して、入賞具に入賞したり、入賞具には入賞せずに外側に排出されたりするような工夫がなされている。このようなことは、例えば、特許文献1にも記載されている。
特開2004−147941号公報
このように従来のパチンコ機では遊技盤前面に沿って落下移動する遊技球の移動経路に多様性を持たせたり、センター役物において中央飾りの内部空間の下面転動での遊技球の転動移動による演出等、遊技性を高め、遊技者が遊技をより楽しく行えるようにする種々の工夫がなされているが、近年特にモータ等の動力を必要とせずに作動して遊技球の移動経路を変更させるような遊技構成部材をセンター役物に自由に配設して遊技性をさらに高めることができるような遊技装置構成が求められている。
以上のような課題に鑑みて、本発明では、遊技性を向上させた弾球遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係る弾球遊技機は、入賞装置(例えば、実施形態における始動入賞装置17および大入賞装置18)が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、遊技盤の上部に打ち出された遊技球を遊技盤の前面に沿って落下移動させて入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機(例えば実施形態におけるパチンコ機PM)において、遊技盤の前面に後方に凹んで形成され遊技球を内部空間内に導入可能に構成されたセンター役物が設けられ、内部空間の下部に設けられ内部空間に導入された遊技球が転動可能なステージ部(例えば、実施形態における第2ステージ部120)と、内部空間において遊技盤に対して略垂直に延びる揺動軸からステージ部の上方に遊技球の転動を遮るように吊り下げられ、揺動軸を中心として左右に揺動自在な可動体とを有し、ステージ部にステージ部を転動する遊技球を受け止めて支持する溝部が前後に延びて形成され、ステージ部を溝部に向けて転動する遊技球が可動体に衝突して可動体が遊技球の転動する方向に一定以上揺動するときに、遊技球が可動体の下方を通過して溝部内に落入し、溝部を前方へ転動してセンター役物の下方に設けられた所定の入賞装置に向けて落下するように構成される。
また、上記構成の弾球遊技機において、ステージ部が、第1のステージ部(例えば、実施形態における第1ステージ部110)と、内部空間における第1のステージ部の前下方に設けられ、第1のステージ部から落下した遊技球を受け止めてセンター役物の下方へ排出する第2のステージ部(例えば、実施形態における第2ステージ部120)とを有して構成され、揺動軸が第1のステージ部の前面に取り付けられて可動体が第2のステージ部における遊技球の転動を遮るように吊り下げられ、溝部が前記第2のステージ部に形成されているのが好ましい。
また、上記構成の弾球遊技機において、溝部が第2のステージ部の略中央部に形成され、揺動軸が所定の間隔をおいて並設され左右一対の可動体が溝部を挟んで吊り下げられて、左右一対の可動体が第2のステージ部上を左右いずれの側から溝部に向けて転動する遊技球の落下経路を変更可能であるように構成するのが好ましい。
さらに、上記構成の弾球遊技機において、溝部の一方の側の壁面(例えば、実施形態における壁面124)と他方の側の壁面(例えば、実施形態における壁面125)とが相違する高さを有して構成されるようにしてもよい。
また、上記構成の弾球遊技機において、第2のステージ部が、第2のステージ部上を左右両側から溝部に向けて転動する遊技球が互いに溝部の前後方向に異なる落入位置から溝部内へと落入するように形成されるようにしてもよい。
本発明に関する弾球遊技機によれば、内部空間に導入された遊技球がステージを転動しつつ中央飾りの下方に向けて落下するが、内部空間には遊技球の落下経路を変更するための可動体が設けられている。この可動体は、遊技球が衝突することにより一定以上可動したときに、遊技球を通過させるように構成されている。このため遊技球の勢いに応じて、この可動体が遊技球を所定の方向に誘導することが可能となっている。また、可動体の存在によって遊技球を入賞装置に入賞し易くさせたり、入賞しにくくさせたりすることが可能であり、特に、可動体を通過した遊技球は入賞装置に入賞し易くなるように構成され、遊技性がより向上した遊技装置構成になっている。また、可動体を溝部を挟んで左右一対設けるようにすれば、ステージ上を溝部に対して左右いずれの側から転動する遊技球の落下経路を変更できるため、さらなる遊技性の向上を図ることが可能である。
さらに、この可動体の作動には、モータやソレノイドといったもので発生させる動力を必要としないため、外部からの電力供給が不要で外部配線が不要であり、センター役物のステージ上に自由に配設することができるという利点を有する。その上、モータやソレノイドを必要としない分、部品の数を減らすことができ、遊技装置を構成する上でのコストを削減することができる。
また、可動体を通過した遊技球が落入する溝部の一方の側の壁面と他方の側の壁面とが相違する高さを有して構成したり、または、第2のステージ部上を左右両側から溝部に向けて転動する遊技球が互いに溝部の前後方向に異なる落入位置から溝部内へと落入するように第2のステージ部を構成すれば、ステージ上を転動する2個の遊技球が、溝部の左右両側から同時に溝部に達したような場合であっても、溝部内に当該2個の遊技球が詰まってしまうのを防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1および図2に示しており、まず、これらの図面を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMのガラス扉を開放して示す正面図で、図2はパチンコ機PMの内部構造を表した背面図である。
パチンコ機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構により前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置7を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側には、上部に前枠2の前面域に合わせた方形状のガラス扉3が、下部に球皿4が、それぞれ正面左側に設けられたヒンジ機構で横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置7および球皿施錠装置(図示せず)を利用して常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。また、球皿4の右側下部には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル5が取り付けられている。
ガラス扉3の背後に位置する前枠上部には、方形枠状の収容部2aが前枠2に一体に設けられており、この収容部2aに設けられた遊技盤係止具8を利用して遊技盤10が前面側から着脱可能に立設保持されてガラス扉3を通して視認可能となっている。なお、本実施形態においては遊技盤係止具8を収容部2aに具備して前面側から遊技盤10を取付可能に構成しているが、収容部を背面側に設けて遊技盤を背面側において取付可能な構成としてもよい。
遊技盤10は、板厚19mm程度の積層合板を所定形状に切断等して、その表面に所定意匠のセルを貼り付けた化粧板(ベニヤとも称される)11を基板として構成される。化粧板11の前面には、上下2分割のレール飾り12,13がビス止めされ、内側に略円形の遊技領域PAが区画形成されるとともに、遊技球発射装置(図示せず)から発射される遊技球を遊技領域PAの上部に導く案内レール面14,15が形成される。遊技領域PAの内側には多数本の遊技釘とともに風車16、始動入賞装置17や大入賞装置18等の各種入賞装置、図柄表示装置20が取り付けられた中央飾り100等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部には各入賞装置に入賞することなく遊技領域PAを転動落下した遊技球を回収するためのアウト口19が設けられる。
前枠2の背面側には、図2に示すように、外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの矩形枠状に形成された裏セット盤30が、互いの背面右側に配設され、前後方向にスライドさせて開閉作動可能に構成されたヒンジ機構6a,6bにより横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、背面各部に設けられた裏セット盤係止具9を用いて常には前枠2の背面を覆う閉鎖状態に保持される。裏セット盤30には、遊技球を貯留する球貯留タンク31、球貯留タンク31から供給された遊技球を整列させて流下させるタンクレール32、球圧を軽減して遊技球を下方に流下させるS字レール33、入賞状態等に基いて遊技球を払い出す球払出装置34、球払出装置34から払い出された遊技球を球皿4に導く球払出通路35等の遊技球の処理機構が設けられている。
また、裏セット盤30の背面には、制御装置、電子部品に電力を供給する電源ユニット41、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置42、効果照明、効果音等の遊技演出の制御を主に行うサブ制御装置43、遊技球の払出作動を制御する球払出制御装置44、遊技施設側と信号の入出力を行う外部中継端子基板45等の各種制御装置、回路基板等の電子部品が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、ガラス扉3、球皿4、裏セット盤30等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、球皿4に遊技球を貯留させて発射ハンドル5を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル5が回動操作されると、球皿4に貯留された遊技球が、球皿4の背面側に配設される遊技球発射装置により1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、パチンコゲームが展開される。
次に、センター役物CYについて図3乃至図5を追加参照しながら説明する。図3はパチンコ機の遊技盤に装着されるセンター役物を示す正面図で、図4はセンター役物の内部空間の下部に設けられたステージ部周辺を示す平面図で、図5はセンター役物CYの内部空間の下方に設けられたステージ部周辺を示す図3中の矢印A−Aに沿った部分側断面図である。
センター役物CYは、樹脂材料を用いて射出成形等により一体的に形成された中央飾り100を遊技盤10の中央前面側に取り付けられて構成される。この中央飾り100の中央部には、遊技盤10の前面に向けて開口する内部空間101が形成されており、閉鎖されたガラス扉3を通じて、内部空間101の上部であって中央飾り100の奥に取り付けられた図柄表示装置20の表示面20aを視認できるようになっている。
中央飾り100の左側部には、遊技領域PAを流下する遊技球が通過可能な球取込口102が形成されており、中央飾り100内のワープ通路103に繋がっている。このワープ通路103は、中央飾り100内で球取込口102から下方および後方に延びて内部空間101へ繋がるように形成されており、球取込口102を通過してワープ通路103に達した遊技球は、ワープ通路103内を転動して内部空間101に入球するようになっている。
内部空間101の下部には、内部空間101に入球した遊技球が転動可能な第1ステージ部110が形成される。第1ステージ部110は、内部空間101において左右に延びるように形成され、第1ステージ部110上に波面状の振り分け部111が形成されている。この振り分け部111の左側端部はワープ通路103に繋がっており、ワープ通路103を通過した遊技球が振り分け部111(第1ステージ部110)の上を転動するようになっている。
振り分け部111の中央山部には、後方へ向かうにつれて下方へ傾斜する中央傾斜部112が形成されており、振り分け部111の中央山部で略停止した遊技球は、中央傾斜部112を後方へ転動して第1ステージ部110後方に設けられた後ステージ部140の略中央部に上下に延びて形成されている球誘導路141内に落下するようになっている。
また、第1ステージ部110の略中央部には、球誘導路141の下部から第1ステージ部110の前下方に設けられた第2ステージ部120側に前後に貫通する球誘導孔115が形成されている。この球誘導孔115の底面は、前方に向かうにつれて下方へ傾斜するようになっており、このため、第1ステージ部110の中央傾斜部112から球誘導路141内に落下した遊技球は、この球誘導孔115を通過して第2ステージ部120に誘導されるようになっている。
振り分け部111の左右谷部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する(前方が開放された)左傾斜部113および右傾斜部114がそれぞれ形成されており、振り分け部111の左側谷部もしくは右側谷部で略停止した遊技球は、左傾斜部113もしくは右傾斜部114を前方へ転動して第2ステージ部120に落下するようになっている。
すなわち、ワープ通路103を通過して振り分け部111(第1ステージ部110)に達した遊技球は、振り分け部111(第1ステージ部110)の上を一時的に停留するように左右へ転動し、各傾斜部112,113,114のいずれかを通過して第1ステージ部110から落下するようになっている。
前述したように、内部空間101における第1ステージ部110の前下方には、第2ステージ部120が左右に延びて形成されている。この第2ステージ部120は、全体として略水平面状に構成され、その略中央部には、遊技球よりも若干幅が狭く、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する溝部121が前後に延びて形成されている。溝部121は、第1ステージ部110に形成された球誘導孔115の前下方に位置し、球誘導孔115から落下した遊技球を受け止めて支持するように構成される。この溝部121に落入した遊技球は、溝部121に案内されるようにして前方に転動する。
また、第2ステージ部120には、溝部121を挟んだ左右一対の凹部122,123が前後に窪んで形成されている。これら凹部122,123は、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜しており、凹部122,123内に入った遊技球は、凹部122,123を前方に転動し、第2ステージ部120の前下方に設けられた第3ステージ部130に向けて落下するようになっている。
第3ステージ部130は、内部空間101における第2ステージ部120の前下方に左右に延びて左右両端から中央に向けて下方へ傾斜するように形成され、その略中央部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜部131が形成されている。第2ステージ部120から第3ステージ部130に向けて落下した遊技球は、傾斜部131の上を一時的に停留するように左右に転動し、傾斜部131から中央飾り100(内部空間101)の下方へ排出されるようになっている。
そして、特に第2ステージ120の溝部121を前方へ転動して第3ステージ部130に落下した遊技球は、傾斜部131の略中央部を前方に真っ直ぐに通過し、遊技領域PAの下部において中央飾り100の下方に設けられた始動入賞装置17へ向けて落下するようになっている。このように、溝部121に支持された遊技球は始動入賞装置17へ向けてほぼ真っ直ぐに落下するため、第2ステージ部120に達した遊技球をより確実に始動入賞装置17に向けて落下させることができる。
第1ステージ部110の前面には、球誘導孔115を挟んで左右一対取り付けられた揺動軸153が前後に延びている。これらのうち、向かって左側の揺動軸153には、当該左側の揺動軸153を中心として左右に揺動自在な可動体151が、向かって右側の揺動軸153には、当該右側の揺動軸153を中心として左右に揺動自在な可動体152取り付けられている。これら可動体151,152は、いずれも、第2ステージ部120に向けて下方に延びた状態で揺動軸153に吊り下げられている。なお、左右一対の可動体151,152は、図3に示すように、溝部121を挟んで溝部121の幅よりも広い間隔で設けられているが、必ずしもこのように構成するとは限らず、左右の可動体151,152が溝部121の幅よりも若干狭い間隔を有し、いずれも溝部121の上方に向けて揺動自在に吊り下げられるようにしてよい。
可動体151,152は、第2ステージ120を転動する遊技球の転動経路を変更させる経路変更部材としての役割を有している。すなわち、向かって球誘導孔115の右側に設けられている可動体152を例に説明すると、第2ステージ部120を溝部121に向けて左方に転動する遊技球の勢いがある程度強い場合には、遊技球が可動体151に衝突することにより可動体152が溝部121の側に一定以上揺動し、遊技球が可動体152の下方を通過して溝部121内に落入する。そして、遊技球は溝部121を前方へ転動して第3ステージ部130の傾斜部131の略中央部を前方に真っ直ぐに通過し、中央飾り100の下方に設けられた始動入賞装置17に向けて落下する。
一方、第2ステージ部120を溝部121に向けて左方に転動する遊技球の勢いがそれ程強くない場合には、遊技球が可動体152に衝突しても可動体152が遊技球を通過させる程度に溝部121の側に大きくは揺動せず、遊技球は溝部121内に落入出来ずに可動体152により右方に押し戻されて第2ステージ120を逆行する。そして、凹部123を越えることができずに凹部123内に入った遊技球は、凹部123を前方に転動して第3ステージ部130の傾斜部131を前方に転動する。また、可動体152により右方に押し戻されて右方に転動する遊技球が凹部123内に入らずに凹部123を越えた場合には、そのまま第3ステージ部130に落下し、第3ステージ部130を傾斜部131に向けて転動して、さらに傾斜部131を前方に転動する。
また、第2ステージ部120を溝部121に向けて左方に転動する遊技球の勢いがかなり弱く、凹部123を越えることができなかった場合には、遊技球は凹部123内に入り、そのまま凹部123内を前方に転動して第3ステージ部130の傾斜部131に至る。
以上、球誘導孔115の右側に設けられている可動体152に向けて第2ステージ部120を左方に転動する遊技球を例に説明したが、以上のことは、第2ステージ部120の左側に設けられている可動体151に向けて第2ステージ部120を右方に転動する遊技球の場合についても同様である。
以上説明したように本発明においては、センター役物CYの内部空間101における可動体151,152の存在によって、内部空間101内を転動する遊技球が始動入賞装置17に入賞し易くなったり、入賞しにくくなったりするようになっている。すなわち、前述したように第1ステージ部110の中央傾斜部112から球誘導路141内に落入し、球導入孔115内を転動して溝部121を前方に転動する遊技球、もしくは、第1ステージ部110の左傾斜部113もしくは右傾斜部114から第2ステージ部120に落下し、可動体151もしくは可動体152を一定以上揺動させて溝部121に落入し溝部121を前方に転動する遊技球は、第3ステージ部130の傾斜部131の略中央部を前方に真っ直ぐに転動するため、中央飾り100の下方へ落下する遊技球は、始動入賞装置17に入賞し易くなっている。
これに対し、第2ステージ部120を転動する遊技球が溝部121に落入しなかった場合には、第3ステージ部130の傾斜部131の略中央部を前方に真っ直ぐに通過しないため、傾斜部131から中央飾り100の下方へ落下する遊技球は、始動入賞装置17に入賞しにくくなっている。
なお、これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。図6に示すように、第2ステージ部120に形成された溝121部の正面視向かって左側の壁面124と右側の壁面125とが相違する高さを有して構成されるようにしてもよい。すなわち、例えば、左側の壁面124の高さよりも右側の壁面125の高さを高くするようにしてもよい。このように溝部121の壁面を構成すれば、第2ステージ部120上をその左右両側から溝部121に向けて転動する2個の遊技球が同時に溝部121に達したような場合であっても、これによる球詰まりが生じることはない。これは、上記のような溝部121の非対称な壁面の構成により、2個の遊技球が同時に溝部121に達した場合には、一方の遊技球の他方の遊技球を押す力が大きくなり2個の遊技球の他方に及ぼす力が釣り合うことがないため、いずれか一方の遊技球の方が優先的に溝部121を前方に向けて転動し始めるためである。
また、第2ステージ部120上を左右両側から溝部121に向けて転動する遊技球が互いに溝部121の前後方向に異なる落入位置から溝部121内へと落入するように第2ステージ部120を形成してもよい。この場合、例えば図7に示すように、溝部121が、第2ステージ部120の前方に向かって下方に傾斜する左側の傾斜面126と、第2ステージ部120の後方に向かって下方に傾斜する右側の傾斜面127との間に形成されるように第2ステージ部120を構成すればよい。このように溝部121を形成すれば、第2ステージ部120上をその左右両側から溝部121に向けて転動する2個の遊技球が同時に溝部121に達したような場合であっても、これによる球詰まりが生じることはない。これは、2個の遊技球が同時に溝部121に達した場合には、第2ステージ部120上を右方に転動する遊技球は傾斜面126を前方に転動しつつ溝部121に落入し、第2ステージ部120上を左方に転動する遊技球は傾斜面127を後方に転動しつつ溝部121に落入して、当該2個の遊技球がその真正面から出会うことがないためである。
あるいは上記のような第2ステージ部120の構成は、溝部121の両側がいずれも第2ステージ部120の前方もしくは後方に同一の方向に傾斜するが、いずれか一方の傾斜面の傾斜角度を大きく、すなわち他方の傾斜面の傾斜角度を緩く構成することによっても実現できる。このように構成することで、2個の遊技球が同時に溝部121に達した場合には、いずれか一方の遊技球が先に溝部121に落入して双方の遊技球が真正面から出会うことがないため、球詰まりを防止できるようになっている。
さらに、上記のような第2ステージ部120の構成は、第2ステージ部120上の溝部121近傍であって溝部121を挟んで左右両側に溝部121の前後方向に互い違いに遊技球の転動を妨げる障害物を設けることによっても実現可能である。すなわち、このような障害物を設ければ、2個の遊技球が同時に溝部121に対して左右両側から溝部121に達した場合であっても、互い違いに設けられた上記障害物によって各々の遊技球が溝部121の前後方向に異なる落入位置から溝部121内へと落入するように誘導されて、双方の遊技球が真正面から出会うことがないため、球詰まりを防止できるようになっている。
ここで、本発明において達成される効果は下記のようになっている。すなわち、本発明に係る弾球遊技機においては、内部空間に導入された遊技球がステージ部を転動しつつ中央飾りの下方に向けて落下するが、内部空間には遊技球の落下経路を変更するための可動体が設けられている。この可動体は、遊技球が衝突することにより一定以上可動したときに、遊技球を通過させるように構成されている。このため遊技球の勢いに応じて、この可動体が遊技球を所定の方向に誘導することが可能となっている。
また、可動体の存在によって遊技球を入賞装置に入賞し易くさせたり、入賞しにくくさせたりすることが可能であり、特に、可動体を通過した遊技球は入賞装置に入賞し易くなるように構成され、遊技性がより向上した遊技装置構成になっている。また、可動体を溝部を挟んで左右一対設けるようにすれば、ステージ上を溝部に対して左右いずれの側から転動する遊技球の落下経路を変更できるため、さらなる遊技性の向上を図ることが可能である。
さらに、この可動体は、モータやソレノイドといったもので発生させる動力を必要としないため、外部からの電力供給が不要で外部配線が不要であり、センター役物のステージ上に自由に配設することができるという利点を有する。その上、モータやソレノイドを必要としない分、部品の数を減らすことができ、遊技装置を構成する上でのコストを削減することができる。
さらに、可動体を通過した遊技球が落入する溝部の一方の側の壁面と他方の側の壁面とが相違する高さを有するように構成したり、または、第2のステージ部上を左右両側から溝部に向けて転動する遊技球が互いに溝部の前後方向に異なる落入位置から溝部内へと落入するように第2のステージ部を構成すれば、ステージ上を転動する2個の遊技球が、溝部の左右両側から同時に溝部に達したような場合であっても、溝部内に当該2個の遊技球が詰まってしまうのを防止することができる。
本発明に係る弾球遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 上記パチンコ機の内部構造を表した図である。 上記パチンコ機の遊技盤に装着されるセンター役物を示す正面図である。 上記センター役物の内部空間の下部に設けられたステージ部周辺を示す平面図である。 上記センター役物CYの内部空間の下方に設けられたステージ部周辺を示す図3中の矢印A−Aに沿った部分側断面図である。 ステージ部に形成された一実施形態における溝部周辺を示す正面図である。 ステージ部に形成された一実施形態における溝部周辺を示す正面図である。
符号の説明
PM パチンコ機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
CY センター役物
1 外枠
2 前枠
5 ガラス扉
6 球皿
10 遊技盤
17 始動入賞装置(入賞装置)
18 大入賞装置(入賞装置)
20 図柄表示装置
100 中央飾り
101 内部空間
110 第1ステージ部(第1のステージ部)
120 第2ステージ部(ステージ部、第2のステージ部)
121 溝部
122 凹部
123 凹部
124 壁面
125 壁面
126 傾斜面
127 傾斜面
130 第3ステージ部
151 可動体
152 可動体
153 揺動軸

Claims (5)

  1. 入賞装置が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、前記遊技盤の上部に打ち出された遊技球を前記遊技盤の前面に沿って落下移動させて前記入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機において、
    前記遊技盤の前面に後方に凹んで形成され遊技球を内部空間内に導入可能に構成されたセンター役物が設けられ、
    前記内部空間の下部に設けられ前記内部空間に導入された遊技球が転動可能なステージ部と、
    前記内部空間において前記遊技盤に対して略垂直に延びる揺動軸から前記ステージ部の上方に遊技球の転動を遮るように吊り下げられ、前記揺動軸を中心として左右に揺動自在な可動体とを有し、
    前記ステージ部に前記ステージ部を転動する遊技球を受け止めて支持する溝部が前後に延びて形成され、
    前記ステージ部を前記溝部に向けて転動する遊技球が前記可動体に衝突して前記可動体が遊技球の転動する方向に一定以上揺動するときに、遊技球が前記可動体の下方を通過して前記溝部内に落入し、前記溝部を前方へ転動して前記センター役物の下方に設けられた所定の前記入賞装置に向けて落下するように構成されたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記ステージ部が、第1のステージ部と、前記内部空間における前記第1のステージ部の前下方に設けられ、前記第1のステージ部から落下した遊技球を受け止めて前記センター役物の下方へ排出する第2のステージ部とを有して構成され、
    前記揺動軸が前記第1のステージ部の前面に取り付けられて前記可動体が前記第2のステージ部における遊技球の転動を遮るように吊り下げられ、
    前記溝部が前記第2のステージ部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記溝部が前記第2のステージ部の略中央部に形成され、
    前記揺動軸が所定の間隔をおいて並設され左右一対の前記可動体が前記溝部を挟んで吊り下げられて、
    前記左右一対の可動体が前記第2のステージ部上を左右いずれの側から前記溝部に向けて転動する遊技球の落下経路を変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記溝部の一方の側の壁面と他方の側の壁面とが相違する高さを有して構成されることを特徴とする請求項1〜3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記第2のステージ部が、前記第2のステージ部上を左右両側から前記溝部に向けて転動する遊技球が互いに前記溝部の前後方向に異なる落入位置から前記溝部内へと落入するように形成されていることを特徴とする請求項1〜3に記載の弾球遊技機。

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