JP2006149923A - 弾球遊技機の遊技構成部品およびこれを適用した弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技性を向上させるために遊技球の移動経路を変える遊技構成部品を備えた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ機PMが、センター役物CYの内部空間101に設けられた上段ステージ110の前下方に遊技盤10に対して略垂直に延びる回転軸142を中心として回転自在な回転体140を備え、内部空間101に導入されて上段ステージ110を転動する遊技球が球受容位置に位置する回転体140の外周の一部に凹んで形成された球受容部141に落入し、回転体140が回転して回転体140の球排出位置において球受容部141から排出された遊技球が回転体140の前下方に前方に延びて形成された下段ステージ130の溝部131を前方に転動して始動入賞装置17に向けて落下するように構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、弾球遊技機の遊技構成部品に関し、さらに、このような遊技構成部品を備え、遊技盤の上部に打ち出された遊技球を遊技盤の前面に沿って落下移動させ、遊技盤の前面に設けられた入賞装置へ入賞させる遊技を行う弾球遊技機に関する。
このような弾球遊技機を代表するものとしてパチンコ機が知られている。パチンコ機は、これに装備された発射装置から発射された遊技球を遊技盤面上に配設したレールに沿って移動させて遊技盤の上部に打ち出し、遊技球を遊技盤前面に沿って落下移動させ、遊技盤前面の所望位置に設けられた入賞装置へ遊技球が入賞したときに、所定数の遊技球を賞球として払い出す遊技を行うように構成されている。遊技盤の前面には、入賞装置に加えて所定の配列で遊技盤に打ち込まれた多数の釘、風車等が遊技構成部品として設けられており、遊技球の落下移動経路を多様に変化させて遊技演出効果を持たせている。さらに、遊技盤前面の遊技領域の周囲にはレール飾り、ランプ飾りが設けられて遊技領域を設定するとともに遊技中でのランプ点灯により演出効果を高める工夫が凝らされている。
また、遊技盤の中央部には、周囲を中央飾りにより囲まれるとともにその内部空間内に液晶表示装置や入賞具を設けてなるセンター役物を配設することも多い。センター役物において内部空間内に入賞具を設けるときに、中央飾りの上部や左右側部に遊技球が入り込むことが可能な通路を設け、この通路を通って内部空間内に入り込んだ遊技球が内部空間の下面転動面上を転動移動して、入賞具に入賞したり、入賞具には入賞せずに外側に排出されたりするような工夫がなされている。このようなことは、例えば、特許文献1にも記載されている。
特開2004−147941号公報
このように従来のパチンコ機では遊技盤前面に沿って落下移動する遊技球の移動経路に多様性を持たせたり、センター役物において中央飾りの内部空間の下面転動での遊技球の転動移動による演出等、遊技性を高め、遊技者が遊技をより楽しく行えるようにする種々の工夫がなされているが、近年特にモータ等の動力を必要とせずに作動して遊技球の移動経路を変更させるような遊技構成部品をセンター役物に自由に配設して遊技性をさらに高めることができるような遊技装置構成が求められている。
以上のような課題に鑑みて、本発明では、遊技性をより向上させた弾球遊技機の遊技構成部品およびこれを適用した弾球遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係る弾球遊技機の遊技構成部品は、入賞装置(例えば、実施形態における始動入賞装置17および大入賞装置18)が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、遊技盤の上部に打ち出された遊技球を遊技盤の前面に沿って落下移動させて入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機(例えば実施形態におけるパチンコ機PM)において、遊技盤に対して略垂直に延びる回転軸を中心として回転自在な回転体を備え、遊技球を所定の方向に誘導する遊技構成部品が遊技盤に配設され、回転体が、回転体の外周に凹んで形成され回転体の回転とともに回転移動して遊技球を受容、排出可能な球受容部を有し、自由状態においては回転軸に対して偏在する回転体の重心位置が鉛直下方に位置して球受容部が上方に開口する球落入位置に回転体が位置し、遊技盤上を落下移動する遊技球が球受容部に落入可能に構成され、球受容部に遊技球を受容した状態では遊技球を含む回転体の重心位置が回転軸よりも上方に位置して球受容部が下方に回転移動し、球受容部が下方に開口する球排出位置に回転体が位置して遊技球が球受容部から排出されるように構成される。
また、上記構成の弾球遊技機の遊技構成部品において、回転体が球落入位置に位置した状態では、球受容部に遊技球を受容したときの遊技球を含む回転体の重心位置が回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、回転軸よりも上方に位置し、回転体が球排出位置に位置した状態では、球受容部から遊技球が排出された直後における回転体の重心位置が回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、回転軸よりも上方に位置するように球受容部が形成されていることが好ましい。
また、前記課題を解決するために本発明に係る弾球遊技機は、入賞装置(例えば、実施形態における始動入賞装置17および大入賞装置18)が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、遊技盤の上部に打ち出された遊技球を遊技盤の前面に沿って落下移動させて入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)において、遊技盤の前面に後方に凹んで形成され遊技球を内部空間内に導入可能に構成されたセンター役物が設けられ、遊技盤に対して略垂直に延びる回転軸を中心として回転自在な回転体を備え、遊技球を所定の方向に誘導する遊技構成部品がセンター役物に配設され、回転体が、回転体の外周に凹んで形成され回転体の回転とともに回転移動して遊技球を受容、排出可能な球受容部を有し、自由状態においては回転軸に対して偏在する回転体の重心位置が鉛直下方に位置して球受容部が上方に開口する球落入位置に回転体が位置し、遊技盤上を落下移動する遊技球が球受容部に落入可能に構成され、球受容部に遊技球を受容した状態では遊技球を含む回転体の重心位置が回転軸よりも上方に位置して球受容部が下方に回転移動し、球受容部が下方に開口する球排出位置に回転体が位置して遊技球が球受容部から排出されるように構成され、内部空間の下部に設けられ内部空間に導入された遊技球が転動可能な第1のステージ部(例えば、実施形態における上段ステージ110)と、内部空間における第1のステージ部の前下方に設けられた回転体と、内部空間における第1のステージ部の前下方に設けられ第1のステージ部から落下した遊技球が転動可能な第2のステージ部(例えば、実施形態における下段ステージ130)とを有し、第1のステージ部における所定の落下位置から落下する遊技球が球落入位置に位置する回転体の球受容部に落入可能に構成されるのが好ましい。
また、前記課題を解決するために本発明に係る弾球遊技機は、入賞装置(例えば、実施形態における始動入賞装置17および大入賞装置18)が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、遊技盤の上部に打ち出された遊技球を遊技盤の前面に沿って落下移動させて入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機(例えば実施形態におけるパチンコ機PM)において、遊技盤の前面に後方に凹んで形成され遊技球を内部空間内に導入可能に構成されたセンター役物が設けられ、遊技盤に対して略垂直に延びる回転軸を中心として回転自在な回転体を備え、遊技球を所定の方向に誘導する遊技構成部品がセンター役物に配設され、回転体が、回転体の外周に凹んで形成され回転体の回転とともに回転移動して遊技球を受容、排出可能な球受容部を有し、自由状態においては回転軸に対して偏在する回転体の重心位置が鉛直下方に位置して球受容部が上方に開口する球落入位置に回転体が位置し、遊技盤上を落下移動する遊技球が球受容部に落入可能に構成され、球受容部に遊技球を受容した状態では遊技球を含む回転体の重心位置が回転軸よりも上方に位置して球受容部が下方に回転移動し、球受容部が下方に開口する球排出位置に回転体が位置して遊技球が球受容部から排出されるように構成され、内部空間の下部に設けられ内部空間に導入された遊技球が転動可能な第1のステージ部(例えば、実施形態における上段ステージ210)と、内部空間における第1のステージ部の前下方に設けられ第1のステージ部から落下した遊技球が転動可能な第2のステージ部(例えば、実施形態における下段ステージ230)とを有し、第1のステージ部に第1のステージを転動する遊技球が落下可能な下方に開口する開口部が形成され、回転体が開口部の下方に設けられて球落入位置に位置する回転体の球受容部と開口部とが上下に連通することにより、遊技球が開口部を介して球受容部に落入可能に構成されるようにしてもよい。
さらに、上記構成の弾球遊技機において、第2のステージ部における回転体の前下方に遊技球を受け止めて支持する溝部が前後に延びて形成され、回転体の球受容部から排出された遊技球が溝部に落入し溝部を前方に転動してセンター役物の下方に設けられた所定の入賞装置(例えば、実施形態における始動入賞装置17)に向けて落下するように構成するのが好ましい。
また、上記構成の弾球遊技機において、回転体が球落入位置に位置した状態では、球受容部に遊技球を受容したときの遊技球を含む回転体の重心位置が回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、回転軸よりも上方に位置し、一方、回転体が球排出位置に位置した状態では、球受容部から遊技球が排出された直後における回転体の重心位置が回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、回転軸よりも上方に位置するように球受容部が形成されているように構成するのが好ましい。
本発明に関する弾球遊技機の遊技構成部品およびこれを適用した弾球遊技機によれば、センター役物の内部空間に導入された遊技球がステージを転動しつつ中央飾りの下方に向けて落下するが、内部空間には遊技球を所定の方向に誘導する回転体が遊技構成部品として設けられている。そして、ステージを転動する遊技球がこの回転体によって受容されると、遊技球を受容した状態で回転した後に遊技球を所定の方向に排出するようになっている。このような回転体を設けることにより、遊技球の落下移動経路を多様に変化させて遊技演出効果を向上させることができる。
また、本発明によれば、回転体の存在によって遊技球を入賞装置に入賞させ易くしたり、入賞させにくくしたりすることが可能で、特に、回転体を通過した遊技球は入賞装置に入賞し易いように構成されており、遊技性がより向上した遊技装置構成になっている。さらに、この回転体の作動には、モータやソレノイドといった動力を必要としないため、外部からの電力供給が不要で外部配線が不要であり、配線による制約を受けないことからセンター役物のステージ上に自由に配設することができるという利点を有する。その上、モータやソレノイドを必要としない分、部品の数を減らすことができ、遊技装置を構成する上でのコストを削減することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1および図2に示しており、まず、これらの図面を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMのガラス扉を開放して示す正面図で、図2はパチンコ機PMの内部構造を表した背面図である。
パチンコ機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構により前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置7を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側には、上部に前枠2の前面域に合わせた方形状のガラス扉3が、下部に球皿4が、それぞれ正面左側に設けられたヒンジ機構で横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置7および球皿施錠装置(図示せず)を利用して常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。また、球皿4の右側下部には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル5が取り付けられている。
ガラス扉3の背後に位置する前枠上部には、方形枠状の収容部2aが前枠2に一体に設けられており、この収容部2aに設けられた遊技盤係止具8を利用して遊技盤10が前面側から着脱可能に立設保持されてガラス扉3を通して視認可能となっている。なお、本実施形態においては遊技盤係止具8を収容部2aに具備して前面側から遊技盤10を取付可能に構成しているが、収容部を背面側に設けて遊技盤を背面側において取付可能な構成としてもよい。
遊技盤10は、板厚19mm程度の積層合板を所定形状に切断等して、その表面に所定意匠のセルを貼り付けた化粧板(ベニヤとも称される)11を基板として構成される。化粧板11の前面には、上下2分割のレール飾り12,13がビス止めされ、内側に略円形の遊技領域PAが区画形成されるとともに、遊技球発射装置(図示せず)から発射される遊技球を遊技領域PAの上部に導く案内レール面14,15が形成される。遊技領域PAの内側には多数本の遊技釘とともに風車16、始動入賞装置17や大入賞装置18等の各種入賞装置、図柄表示装置20が取り付けられた中央飾り100等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部には各入賞装置に入賞することなく遊技領域PAを転動落下した遊技球を回収するためのアウト口19が設けられる。
前枠2の背面側には、図2に示すように、外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの矩形枠状に形成された裏セット盤30が、互いの背面右側に配設され、前後方向にスライドさせて開閉作動可能に構成されたヒンジ機構6a,6bにより横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、背面各部に設けられた裏セット盤係止具9を用いて常には前枠2の背面を覆う閉鎖状態に保持される。裏セット盤30には、遊技球を貯留する球貯留タンク31、球貯留タンク31から供給された遊技球を整列させて流下させるタンクレール32、球圧を軽減して遊技球を下方に流下させるS字レール33、入賞状態等に基いて遊技球を払い出す球払出装置34、球払出装置34から払い出された遊技球を球皿4に導く球払出通路35等の遊技球の処理機構が設けられている。
また、裏セット盤30の背面には、制御装置、電子部品に電力を供給する電源ユニット41、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置42、効果照明、効果音等の遊技演出の制御を主に行うサブ制御装置43、遊技球の払出作動を制御する球払出制御装置44、遊技施設側と信号の入出力を行う外部中継端子基板45等の各種制御装置、回路基板等の電子部品が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、ガラス扉3、球皿4、裏セット盤30等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、球皿4に遊技球を貯留させて発射ハンドル5を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル5が回動操作されると、球皿4に貯留された遊技球が、球皿4の背面側に配設される遊技球発射装置により1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、パチンコゲームが展開される。
次に、本発明に係る弾球遊技機の第1の実施の形態について図3乃至図6を追加参照しながら説明する。ここで、図3はパチンコ機の遊技盤に装着されるセンター役物CYを示す正面図で、図4はセンター役物CYに設けられた回転体周辺を示す斜視図で、図5は回転体の回転の様子を示す正面図で、(a)はその遊技球の受容直後の姿勢を示し、(b)は遊技球を受容した状態で回転する様子を示し、(c)は遊技球を第3ステージ部に排出する様子を示す図で、図6は球排出位置に位置する回転体周辺の斜視図である。
後述するステージ110,120,130、回転体140といった遊技構成部品が配設されたセンター役物CYは、樹脂材料を用いて射出成形等により一体的に形成された中央飾り100を遊技盤10の中央前面側に取り付けられて構成される。この中央飾り100の中央部には、前後に開口した略直方体形の内部空間101が形成されており、図1に示すように、この内部空間101およびガラス扉3を通じて、中央飾り100の奥に取り付けられた図柄表示装置20の表示面20aを視認できるようになっている。
中央飾り100の左側部には、遊技領域PAを流下する遊技球が通過可能な球取込口102が形成されており、中央飾り100内のワープ通路103に繋がっている。このワープ通路103は、中央飾り100内で球取込口102から下方および後方に延びて内部空間101へ繋がるように形成されており、球取込口102を通過してワープ通路103に達した遊技球は、ワープ通路103内を転動して内部空間101に入球するようになっている。
内部空間101の下部には、内部空間101に入球した遊技球が転動可能な3つのステージ部が形成され、これら3つのステージ部は、最上部の上段ステージ110(請求項3における第1のステージ部)、この上段ステージ110の前下方に設けられた中段ステージ120、および中段ステージ120の前下方に設けられた下段ステージ130(請求項3における第2のステージ部)から構成されている。これらのうち、上段ステージ110は、内部空間101を左右へ延びるように形成され、上段ステージ110の上部に波面状の振り分け部111が形成されている。振り分け部111の左端部はワープ通路103に繋がっており、ワープ通路103を通過した遊技球が振り分け部111上を転動するようになっている。
振り分け部111の中央山部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する中央傾斜部112が形成されており、振り分け部111の中央山部で略停止した遊技球は、中央傾斜部112を前方へ転動して上段ステージ110の前下方に設けられた後述する回転体140に落下するようになっている。また、振り分け部111の左右谷部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する(前方が開放された)左傾斜部113および右傾斜部114がそれぞれ形成されており、振り分け部111の左側谷部もしくは右側谷部で略停止した遊技球は、左傾斜部113もしくは右傾斜部114を前方へ転動して中段ステージ120に落下するようになっている。
すなわち、ワープ通路103を通過して振り分け部111(上段ステージ110)に達した遊技球は、振り分け部111(上段ステージ110)の上を一時的に停留するように左右へ転動し、回転体140に向けて落下するか、傾斜部113,114のいずれかを通過して中段ステージ120に向けて落下するようになっている。
上段ステージ110の前下方には、中段ステージ120が形成されている。中段ステージ120は、その略中央部に設けられた回転体140を隔てて、内部空間101の左側側部から中央部に波面状に延びる左側中段ステージ120aと内部空間101の右側側部から中央部に波面状に延びる右側中段ステージ120bとに分割されている。また、左側中段ステージ120aの中央谷部には前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する(前方が開放された)左傾斜部121が形成され、右側中段ステージ120bの中央谷部には前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する(前方が開放された)右傾斜部122が形成されている。
このため、左側中段ステージ120aに達した遊技球は、左傾斜部121の上を一時的に停留するように左右へ転動し、左傾斜部121から中段ステージ120の前下方の下段ステージ130に向けて落下するようになっている。また、右側中段ステージ120bに達した遊技球は、右傾斜部122の上を一時的に停留するように左右へ転動し、下段ステージ130に向けて落下するようになっている。
中段ステージ120および回転体140の前下方には、下段ステージ130が内部空間101の左右両側部から中央に向けて下方へ傾斜するように延びて形成されている。下段ステージ130の中央部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する溝部131が前後に延びて形成されている。また、中央飾り100における下段ステージ130の中央部の前下方には、平面視コの字形の上下に開口する遊技球の案内用の球案内部150が設けられている。
中段ステージ120から傾斜部121,122のいずれかを通過して下段ステージ130に落下した遊技球は、下段ステージ130の略中央部上を一時的に停留するように左右に転動して、溝部131を前方に転動した後に下方に落下し、上記球案内部150を通過して遊技領域PAの下部において中央飾り100の下方に設けられた始動入賞装置17に向かうようになっている。
ここで、回転体140と、この遊技球を受容したこの回転体140の動作について説明する。図4に示すように、中段ステージ120における左側中段ステージ120aおよび右側中段ステージ120bとの間は、半円状に下方に凹んでおり、この半円状に凹んだ部分に回転体140が設置されている。この回転体140は、プラスチック等からなる略半円筒形の部材に、その外周の一部に遊技球を受容可能な程度の大きさに凹んだ正面視略U字状の球受容部141を設けた形状を呈している。球受容部141近傍は上段ステージ110の前面に釘等によって打ち付けられて固定され、当該上段ステージ110に対して略垂直に延びる回転軸142を回転中心として回転自在に構成されている。
また、上段ステージ110の前面であって中央傾斜部112の前下方には、前方に突出する正面視円弧状の一対の案内部123,123が左右に形成されている。回転体140は、これら案内部123,123を丁度正面および側面の側から覆うようにして上段ステージ110の前面に取り付けられる。これら左右の案内部123,123は上部及び下部に一個の遊技球が通過可能な程度の間隙を有して対向している。左側中段ステージ120aおよび右側中段ステージ120bとの間における半円状に凹んだ部分の中央部には、溝部124が前後に延びて形成されている。この溝部124は、下段ステージ130の中央部に設けられた溝部131に連通している。
回転体140内部は空洞になっており、回転体140が静止して遊技球が球受容部141に落入するのを待機している自由状態においては、回転体140全体の重心位置は回転軸142の鉛直下方位置に位置している。このような回転体140の自由状態においては、ネジ等からなり前後に延びる金属製の錘143と受容面141aを有する球受容部141とが設けられた回転体140は、その重心位置が最も低くなるような姿勢になる。図5(a)に示すように、自由状態における回転体140は、後述するように偏った形状に抉られている球受容部141との釣り合いから、錘143が回転軸142の鉛直線L上よりも、やや右方に偏った位置に位置する。また、このような状態においては、上段ステージ110に形成された中央傾斜部112の前下方に球受容部141が位置して球受容部141が上方に開口する球落入位置に、回転体140が位置する。なお、球受容部141の形状によっては、自由状態における錘143は、回転軸142の鉛直線L上よりも、やや左方に偏った位置に位置する。
したがって、遊技領域PAに打ち出され、ワープ通路103を通過して振り分け部111(上段ステージ110)に達した遊技球のうち、振り分け部111の中央山部で略停止した遊技球は、中央傾斜部112を前方へ転動して球受容部141内に落入するようになっている。そして、遊技球を受容したことにより遊技球を含めた回転体140全体の重心位置が回転軸142よりも上方に移動するため、回転体140は、この移動した重心位置を低くしようとして、遊技球を受容した状態で回転軸142を中心として回転を開始する。
図5(a)に示すように、回転体140が球落入位置に位置する状態おいては、球受容部141の受容面141aのうち最も低い部分は、回転軸142の鉛直線L上よりも、向かってやや右方の位置に偏って位置している。このように偏って形成された受容面141aで遊技球を受容した遊技球を含む回転体140の重心位置は鉛直線L上よりもやや右方に偏り、且つ、回転軸142よりも上方に位置するため、遊技球を受容した回転体140は正面視で時計方向に回転する(図5(b)参照)。このとき、案内部123により、遊技球に遠心力が作用しても遊技球が球受容部141から外に飛び出さないようになっている。
そして、図5(c)に示すように、回転体140は遊技球を受容したまま球受容部141が鉛直下方に位置する球排出位置まで回転し、遊技球は左右の案内部123,123間を通過して溝部124に落入し、さらに溝部124の前下方に形成されている溝部131に落入する。前述したように、この溝部131は前方へ向かうにつれて下方へ傾斜しており、溝部131に落入した遊技球は溝部131に案内されるようにして前方に転動して、溝部131の前端部から下方に落下する。このようにして落下した遊技球は、下段ステージ130の前下方の球150を通過した後、遊技領域PAの下部において中央飾り100の下方に設けられた始動入賞装置17へ向けて落下するようになっている。
また、図5(c)に示すような球排出位置において遊技球を外部に排出した直後における回転体140は、その重心位置が回転軸142の鉛直線Lに対して左方に偏り、且つ、回転軸142よりも上方に位置しているため、回転体140は反時計方向へ回転軸142を回転中心として回転し、図5(a)に示すような球落入位置に戻る。そして、球受容部141に別の遊技球が再び落入したときに、回転体140が回転を開始するようになっている。なお、回転体140の回転の勢いによっては、遊技球を外部に排出した直後における回転体140の重心位置が回転軸142の鉛直線Lに対して右方に偏る場合もあるため、このような場合には、回転体140は反時計方向へ回転せずに(反転せずに)、そのまま勢いにのって時計方向に回転し球落入位置に戻ることになる。
以上のように、上段ステージ110の中央傾斜部112から回転体140の球受容部141に落入し、回転体140から排出されて溝部131を前方に転動する遊技球、或いは、左側中段ステージ120aの左傾斜部121もしくは右側中段ステージ120bの右傾斜部122から下段ステージ130に落下して溝部131を前方に転動する遊技球は、中央飾り100の下方へ始動入賞装置17に向けて真っ直ぐに落下するため、始動入賞装置17に入賞し易いようになっている。
これに対し、下段ステージ130を転動する遊技球が溝部131に落入しなかった場合には、始動入賞装置17に向けて真っ直ぐには落下せず、このような場合には、始動入賞装置17に入賞しにくくなっている。
以上第1の実施の形態について説明したように、本発明においては、センター役物CYの内部空間101に遊技構成部品として設けられた回転体140の存在により、遊技球を所定の方向に誘導することが可能な上、遊技球を始動入賞装置17に入賞させ易かったり、入賞させにくかったりできるようになっている。そして、このような回転体140により、遊技球の落下移動経路を多様に変化させて遊技機の遊技性を向上させることができるようになっている。
次に、本発明に係る弾球遊技機の第2の実施の形態について図7および図8を参照して説明する。本実施例においては、第1の実施の形態と同様な部分に同一の番号を付して、相違する部分を中心に説明する。なお、図7は第2の実施の形態におけるセンター役物に設けられた回転体周辺を示す正面図で、図8は第2の実施の形態における回転体の回転の様子を示す正面図で、(a)はその遊技球の受容直後の姿勢を示し、(b)は遊技球を受容した状態で回転する様子を示し、(c)は遊技球を第2ステージ部に排出する様子を示す図である。
図7に示すように、遊技構成部品である上段ステージ210は、その略中央部に設けられ同じく遊技構成部品である回転体160を収納可能な回転体収容部115を隔てて、内部空間101の左側側部から中央部に延びる左側上段ステージ110aと内部空間101の右側側部から中央部に延びる右側上段ステージ110bとに分割されている。また、左側上段ステージ110aおよび右側上段ステージ110bの上部には波面状の振り分け部111が各々形成されている。左側上段ステージ110aの振り分け部111の左側端部はワープ通路103に繋がっており、ワープ通路103を通過した遊技球が振り分け部111(上段ステージ210)の上を転動するようになっている。
左側上段ステージ110aおよび右側上段ステージ110bの回転体収容部115側山部は対向することにより、下方に開口する開口部116が形成されている。この開口部116は、回転体収容部115への上部入口となっており、上段ステージ210を転動する遊技球は開口部116に落入可能になっている。回転体収容部115は、上部入口である開口部116が狭く、中段に向かうにつれて左右の幅が広くなるような正面視で略円形に形成されており、この回転体収容部115内部に後述する回転体160が収容されるようになっている。
左側上段ステージ110aの振り分け部111の谷部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する(前方が開放された)左傾斜部113が、右側上段ステージ110bの振り分け部111の谷部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する(前方が開放された)右傾斜部114がそれぞれ形成されており、振り分け部111の谷部で略停止した遊技球は、左傾斜部113もしくは右傾斜部114を前方へ転動して下段ステージ230に落下するようになっている。
すなわち、ワープ通路103を通過して振り分け部111(上段ステージ210)に達した遊技球は、振り分け部111(上段ステージ210)の上を一時的に停留するように左右へ転がり移動し、開口部116内に落入するか、傾斜部113,114のいずれかを通過して上段ステージ210から落下するようになっている。
上段ステージ210の前下方には、下段ステージ230が内部空間101の左右両側部から中央に向けて延びて形成されている。また、下段ステージ230の中央部には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する溝部135が形成されている。そして、上段ステージ210から傾斜部113,114のいずれかを通過して下段ステージ230に落下した遊技球のうち、溝部135に落入した遊技球は、溝部135を前方に転動して溝部135の前端部から中央飾り100(内部空間101)の下方へ落下し、遊技領域PAの下部において中央飾り100の下方に設けられた始動入賞装置17へ向かうようになっている。
ここで、回転体160と、この遊技球を受容したこの回転体160の動作について説明する。図7に示すように、回転体収容部115に収容される回転体160は、略円筒形の部材に、その外周の一部に遊技球を受容可能な程度の大きさに凹んだ正面視略U字状の球受容部161を設けた形状を呈している。回転体160の正面視略中央部は図柄表示装置20の表示面20a下方に釘によって打ち付けられて固定され、当該表示面20aに対して略垂直に延びる回転軸162を回転中心として回転自在に構成されている。
回転体160内部は空洞になっており、回転体160が静止して遊技球が球受容部161に落入するのを待機している自由状態においては、回転体160全体の重心位置は回転軸162の鉛直下方位置に位置している。このような回転体160の自由状態においては、ネジ等からなり前後に延びる金属製の錘163と球受容部161とが設けられた回転体160は、その重心位置が最も低くなるような姿勢になる。図8(a)に示すように、自由状態における回転体160は、自由状態における回転体160は、後述するように偏った形状に抉られている球受容部161との釣り合いから、錘163が回転軸162の鉛直線L´上よりも、やや右方に偏った位置に位置する。また、このような状態においては、上段ステージ210に形成された開口部116と球受容部161とが上下に連通するように球受容部141が位置して球受容部141が上方に開口する球落入位置に、回転体160が位置する。なお、球受容部161の形状によっては、自由状態における錘163は、回転軸162の鉛直線L´上よりも、やや左方に偏った位置に位置する。
したがって、遊技領域PAに打ち出され、ワープ通路103を通過して振り分け部111(上段ステージ210)に達した遊技球のうち、振り分け部111(上段ステージ210)の上を一時的に停留するように左右へ転がり移動した後に開口部116内に落入した遊技球は、そのまま回転体160の球受容部161に受容されるようになっている(図8(a)参照)。そして、遊技球を受容したことにより、遊技球を含めた回転体160全体の重心位置が回転軸162よりも上方に移動するため、回転体160は、この移動した重心位置を低くしようとして、遊技球を受容した状態で回転軸162を中心として回転を開始する。
図8(a)に示すように、回転体160が球落入位置に位置する状態おいては、球受容部161の受容面161aのうち最も低い部分は、回転軸162の鉛直線L´上よりも、向かってやや右方の位置に偏って位置している。このような偏って形成された受容面161aで遊技球を受容した遊技球を含む回転体160の重心位置は鉛直線L´上よりもやや右方に偏り、且つ、回転軸162よりも上方に位置するため、遊技球を受容した回転体160は正面視で時計方向に回転する(図8(b)参照)。このとき、回転体収容部115の壁面により、遊技球に遠心力が作用しても遊技球が球受容部161から外に飛び出さないようになっている。
そして、図8(c)に示すように、回転体160は遊技球を受容したまま球受容部161が最下点に位置する球排出位置まで回転し、遊技球は球受容部161から排出されて下段ステージ230に形成された溝部135に落入する。前述したように、この溝部135は前方へ向かうにつれて下方へ傾斜しており、溝部135に落入した遊技球は溝部135に案内されるように前方に転動して、溝部135の前端部から遊技領域PAの下部において中央飾り100の下方に設けられた始動入賞装置17へ向けて落下するようになっている。
また、図8(c)に示すような球排出位置において遊技球を外部に排出した回転体160は、その重心位置が回転軸160の鉛直線L´に対して左方に偏り、且つ、回転軸162よりも上方に位置しているため、回転体160は反時計方向へ回転軸162を回転中心として回転し、球落入位置(図7参照)に戻る。そして、球受容部161に別の遊技球が再び落入したときに、回転体160が回転を開始するようになっている。なお、回転体160の回転の勢いによっては、遊技球を外部に排出した直後における回転体160の重心位置が回転軸162の鉛直線L´に対して右方に偏る場合もあり、このような場合には、回転体160は反時計方向へ回転せずに(反転せずに)、そのまま勢いにのって時計方向に回転し球落入位置に戻ることになる。
以上のように、上段ステージ210の開口部116から回転体160の球受容部161に落入し、回転体160から排出されて溝部135を前方に転動する遊技球、もしくは、上段ステージ210の左傾斜部113もしくは右傾斜部114から下段ステージ230に落下して溝部135を前方に転動する遊技球は、中央飾り100の下方へ始動入賞装置17に向けて真っ直ぐに落下するため、始動入賞装置17に入賞し易いようになっている。
これに対し、下段ステージ230を転動する遊技球が溝部135に落入しなかった場合には、始動入賞装置17に向けて真っ直ぐには落下せず、このような場合には、始動入賞装置17に入賞しにくくになっている。
以上第2の実施の形態について説明したように、本発明においては、遊技構成部品として設けられた回転体160の存在により、遊技球を所定の方向に誘導することが可能な上、第1の実施の形態と同様に、遊技球を始動入賞装置17に入賞させ易かったり、入賞させにくかったりできるようになっている。そして、このような回転体160により、遊技球の落下移動経路を多様に変化させて遊技機の遊技性を向上させることができるようになっている。
なお、これまで本発明の好ましい実施形態について、第1および第2実施例を一例として説明してきたが、本発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば回転体に設けられる錘を、回転体の回転に応じて回転体内部を移動するようなもので構成してもよい。このような構成の回転体は、その基本的な外部の形状は上記の実施例と同様で球受容部を有したものであるが、回転体内部に錘として作用する水、もしくは砂のような流動性を有するものを貯留する錘貯留部が設けられている。そしてこの錘貯留部は、回転体の回転軸の鉛直線に対して左右非対称になるような形状に形成されている。
このような錘貯留部を回転体に構成すれば、回転体が球排出位置において遊技球を排出した直後においては、錘貯留部の左右非対称な形状のため、錘貯留部の錘が回転体の回転軸の鉛直線に対して左右いずれかの方向に多く流れる。このため、回転体の重心位置が回転軸の鉛直線に対して錘の流れる方向に左右いずれかに偏り、回転体が球排出位置から自由状態である球落入位置に戻ることとなる。ここで、錘の流れる方向によっては、回転体は遊技球の排出直後に反転して球落入位置に戻ることも可能である。なお、上記のような錘貯留部を内部に有する回転体において、錘貯留部内に貯留される錘として、上記のような水、もしくは砂のようなものの代わりに複数の球体を用いてもよい。
ここで、本発明において達成される効果をまとめると下記のようになっている。すなわち、本発明に係る弾球遊技機においては、内部空間に導入された遊技球がステージを転動しつつ中央飾りの下方に向けて落下するが、内部空間には遊技球の落下経路を変更するための回転体が設けられている。ステージを転動する遊技球がこの回転体によって受容されると、遊技球を受容した状態で回転した後に遊技球を所定の方向に排出するようになっている。このように回転体を設けることにより、遊技球の落下移動経路を多様に変化させて遊技演出効果を向上させることができる。
また、回転体の存在によって遊技球を入賞装置に入賞させ易くしたり、入賞させにくくしたりすることが可能で、特に、回転体を通過した遊技球は入賞装置に入賞し易いように構成されており、遊技性がより向上した遊技装置構成になっている。さらに、この回転体は、モータやソレノイドといった動力を必要としないため、外部からの電力供給が不要で外部配線が不要であり配線による制約を受けないことから、センター役物のステージ上に自由に配設することができるという利点を有する。その上、モータやソレノイドを必要としない分、部品の数を減らすことができ、遊技装置を構成する上でのコストを削減することができる。
本発明に係る遊技構成部品およびこれを備えた弾球遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 上記パチンコ機の内部構造を表した背面図である。 上記パチンコ機の遊技盤に装着されるセンター役物を示す正面図である。 上記センター役物に設けられた回転体周辺を示す斜視図である。 上記回転体の回転の様子を示す正面図で、(a)はその遊技球の受容直後の姿勢を示し、(b)は遊技球を受容した状態で回転する様子を示し、(c)は遊技球を第3ステージ部に排出する様子を示す図である。 球排出位置に位置する回転体周辺の斜視図である。 第2の実施の形態におけるセンター役物に設けられた回転体周辺を示す正面図である。 第2の実施の形態における回転体の回転の様子を示す正面図で、(a)はその遊技球の受容直後の姿勢を示し、(b)は遊技球を受容した状態で回転する様子を示し、(c)は遊技球を第2ステージ部に排出する様子を示す図である。
符号の説明
PM パチンコ機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
CY センター役物
1 外枠
2 前枠
5 ガラス扉
6 球皿
10 遊技盤
17 始動入賞装置(入賞装置)
18 大入賞装置(入賞装置)
20 図柄表示装置
100 中央飾り
101 内部空間
110 上段ステージ(第1のステージ部)
210 上段ステージ(第1のステージ部)
115 回転体収容部
116 開口部
120 中段ステージ
124 溝部
130 下段ステージ(第2のステージ部)
230 下段ステージ(第2のステージ部)
131 溝部
135 溝部
140 回転体(遊技構成部品)
141 球受容部
141a 受容面
142 回転軸
143 錘
160 回転体(遊技構成部品)
161 球受容部
161a 受容面
162 回転軸
163 錘

Claims (6)

  1. 入賞装置が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、前記遊技盤の上部に打ち出された遊技球を前記遊技盤の前面に沿って落下移動させて前記入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機において、
    前記遊技盤に対して略垂直に延びる回転軸を中心として回転自在な回転体を備え、遊技球を所定の方向に誘導する遊技構成部品が前記遊技盤に配設され、
    前記回転体が、前記回転体の外周に凹んで形成され前記回転体の回転とともに回転移動して遊技球を受容、排出可能な球受容部を有し、
    自由状態においては前記回転軸に対して偏在する前記回転体の重心位置が鉛直下方に位置して前記球受容部が上方に開口する球落入位置に前記回転体が位置し、前記遊技盤上を落下移動する遊技球が前記球受容部に落入可能に構成され、
    前記球受容部に遊技球を受容した状態では前記遊技球を含む前記回転体の重心位置が前記回転軸よりも上方に位置して前記球受容部が下方に回転移動し、前記球受容部が下方に開口する球排出位置に前記回転体が位置して遊技球が前記球受容部から排出されるように構成されたことを特徴とする弾球遊技機の遊技構成部品。
  2. 前記回転体が前記球落入位置に位置した状態では、前記球受容部に遊技球を受容したときの前記遊技球を含む前記回転体の重心位置が前記回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、前記回転軸よりも上方に位置し、
    前記回転体が前記球排出位置に位置した状態では、前記球受容部から遊技球が排出された直後における前記回転体の重心位置が前記回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、前記回転軸よりも上方に位置するように前記球受容部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の遊技構成部品。
  3. 入賞装置が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、前記遊技盤の上部に打ち出された遊技球を前記遊技盤の前面に沿って落下移動させて前記入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機において、
    前記遊技盤の前面に後方に凹んで形成され遊技球を内部空間内に導入可能に構成されたセンター役物が設けられ、
    前記遊技盤に対して略垂直に延びる回転軸を中心として回転自在な回転体を備え、遊技球を所定の方向に誘導する遊技構成部品が前記センター役物に配設され、
    前記回転体が、前記回転体の外周に凹んで形成され前記回転体の回転とともに回転移動して遊技球を受容、排出可能な球受容部を有し、
    自由状態においては前記回転軸に対して偏在する前記回転体の重心位置が鉛直下方に位置して前記球受容部が上方に開口する球落入位置に前記回転体が位置し、前記遊技盤上を落下移動する遊技球が前記球受容部に落入可能に構成され、
    前記球受容部に遊技球を受容した状態では前記遊技球を含む前記回転体の重心位置が前記回転軸よりも上方に位置して前記球受容部が下方に回転移動し、前記球受容部が下方に開口する球排出位置に前記回転体が位置して遊技球が前記球受容部から排出されるように構成され、
    前記内部空間の下部に設けられ前記内部空間に導入された遊技球が転動可能な第1のステージ部と、
    前記内部空間における前記第1のステージ部の前下方に設けられた前記回転体と、
    前記内部空間における前記第1のステージ部の前下方に設けられ前記第1のステージ部から落下した遊技球が転動可能な第2のステージ部とを有し、
    前記第1のステージ部における所定の落下位置から落下する遊技球が前記球落入位置に位置する前記回転体の前記球受容部に落入可能に構成されたことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 入賞装置が設けられた遊技盤を立設配置して構成され、前記遊技盤の上部に打ち出された遊技球を前記遊技盤の前面に沿って落下移動させて前記入賞装置へ入賞させる遊技を行うように構成された弾球遊技機において、
    前記遊技盤の前面に後方に凹んで形成され遊技球を内部空間内に導入可能に構成されたセンター役物が設けられ、
    前記遊技盤に対して略垂直に延びる回転軸を中心として回転自在な回転体を備え、遊技球を所定の方向に誘導する遊技構成部品が前記センター役物に配設され、
    前記回転体が、前記回転体の外周に凹んで形成され前記回転体の回転とともに回転移動して遊技球を受容、排出可能な球受容部を有し、
    自由状態においては前記回転軸に対して偏在する前記回転体の重心位置が鉛直下方に位置して前記球受容部が上方に開口する球落入位置に前記回転体が位置し、前記遊技盤上を落下移動する遊技球が前記球受容部に落入可能に構成され、
    前記球受容部に遊技球を受容した状態では前記遊技球を含む前記回転体の重心位置が前記回転軸よりも上方に位置して前記球受容部が下方に回転移動し、前記球受容部が下方に開口する球排出位置に前記回転体が位置して遊技球が前記球受容部から排出されるように構成され、
    前記内部空間の下部に設けられ前記内部空間に導入された遊技球が転動可能な第1のステージ部と、
    前記内部空間における前記第1のステージ部の前下方に設けられ前記第1のステージ部から落下した遊技球が転動可能な第2のステージ部とを有し、
    前記第1のステージ部に前記第1のステージを転動する遊技球が落下可能な下方に開口する開口部が形成され、
    前記回転体が前記開口部の下方に設けられて前記球落入位置に位置する前記回転体の前記球受容部と前記開口部とが上下に連通することにより、遊技球が前記開口部を介して前記球受容部に落入可能に構成されたことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 前記第2のステージ部における前記回転体の前下方に遊技球を受け止めて支持する溝部が前後に延びて形成され、
    前記回転体の前記球受容部から排出された遊技球が前記溝部に落入し前記溝部を前方に転動して前記センター役物の下方に設けられた所定の前記入賞装置に向けて落下するように構成されたことを特徴とする請求項3もしくは4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記回転体が前記球落入位置に位置した状態では、前記球受容部に遊技球を受容したときの前記遊技球を含む前記回転体の重心位置が前記回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、前記回転軸よりも上方に位置し、
    前記回転体が前記球排出位置に位置した状態では、前記球受容部から遊技球が排出された直後における前記回転体の重心位置が前記回転軸の鉛直方向に対して左右いずれかに偏在し、且つ、前記回転軸よりも上方に位置するように前記球受容部が形成されていることを特徴とする請求項3〜5に記載の弾球遊技機。
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