JP4904101B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技盤の前面に形成されて遊技者の操作により遊技球が打ち込まれる遊技領域と、該遊技領域内に配されて遊技球の入賞が可能な始動入賞口と、該始動入賞口への遊技球の入賞を検出する始動検出手段と、該始動検出手段による遊技球の検出に応じて所定の開閉動作が可能な開閉片、該開閉片の開放によって遊技球が進入可能となる進入口、該進入口から進入した遊技球を検出する進入検出手段、該進入検出手段によって検出された遊技球を受け入れる入賞空間、該入賞空間に入った遊技球を転動させて規定時間内で所定の演出を行う転動装置、該転動装置により転動させられた遊技球を受け入れ可能とされて遊技者に有利な特定遊技状態が発生し得る特定入賞領域及び前記特定遊技状態が発生しない通常入賞領域、該通常入賞領域に入った遊技球を検出する通常検出手段、前記特定入賞領域に入った遊技球を検出する特定検出手段、前記特定入賞領域及び前記通常入賞領域における遊技球の受け入れを所定の周期をもって切り替える受入切替手段を有し、前記遊技領域内の前記始動入賞口とは異なる位置に配された可変入賞装置と、を備えた遊技機に関するものである。
従来、一般に、遊技機の一例としてのパチンコ機には、始動入賞口への入賞に基づいて可変入賞装置の開閉片を開放し、該可変入賞装置内に入った遊技球が特定入賞領域に入賞すると、遊技特典として特定遊技状態を発生する(例えば、可変入賞装置の開閉片を特別態様で開放する)ことで遊技者に多量の賞球を付与するものがある。また、このようなパチンコ機には、可変入賞装置内での遊技球の球流れに対する興趣を高めるために、該球流れと対応した演出表示を行う表示器を備えたもの(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2004−223167号公報(図2)
ところで、上記特許文献1の構成では、可変入賞装置内での遊技球の球流れと、表示器での演出表示との関連性を高めるために、遊技領域内において表示器を可変入賞装置の近傍位置(具体的には、可変入賞装置の真上部分)に配置していた。また、遊技者の関心が最も高くなる可変入賞装置内での遊技球の球流れをクローズアップし且つ期待感を持続させるために(可変入賞装置内での遊技球の球流れ時間を長めにとるために)、遊技領域内で可変入賞装置が占める領域を大きめにとっていた。このため、可変入賞装置近傍に配された表示器は、必然的に占有領域が制限されてしまい(表示器が小型化されてしまい)、結果として、表示器の演出表示をダイナミックに行うことができず、遊技の興趣が低下していた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技領域内での可変入賞装置の占有領域を制限することなく、表示器の演出表示をダイナミックに行うことで、遊技の興趣の低下が抑制できる遊技機を提供することにある。
(解決手段1)
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技盤の前面に形成されて遊技者の操作により遊技球が打ち込まれる遊技領域と、該遊技領域内に配されて遊技球の入賞が可能な始動入賞口と、該始動入賞口への遊技球の入賞を検出する始動検出手段と、該始動検出手段による遊技球の検出に応じて所定の開閉動作が可能な開閉片、該開閉片の開放によって遊技球が進入可能となる進入口、該進入口から進入した遊技球を検出する進入検出手段、該進入検出手段によって検出された遊技球を受け入れる入賞空間、該入賞空間に入った遊技球を転動させて規定時間内で所定の演出を行う転動装置、該転動装置により転動させられた遊技球を受け入れ可能とされて遊技者に有利な特定遊技状態が発生し得る特定入賞領域及び前記特定遊技状態が発生しない通常入賞領域、該通常入賞領域に入った遊技球を検出する通常検出手段、前記特定入賞領域に入った遊技球を検出する特定検出手段、前記特定入賞領域及び前記通常入賞領域における遊技球の受け入れを所定の周期をもって切り替える受入切替手段を有し、前記遊技領域内の前記始動入賞口とは異なる位置に配された可変入賞装置と、を備えた遊技機であって、前記可変入賞装置は、前記入賞空間の後壁部分に配されると共に、当該後壁部分のほぼ全体に表示画面が臨設されて演出表示を行う表示器を備え、前記転動装置は、前記入賞空間に入った遊技球を受け入れる球入口と、該球入口で受け入れた遊技球を前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に送り出す球出口とを有し、前記球入口での遊技球の受け入れを可能にすると共に前記表示画面の少なくとも前面一部を隠蔽する第一の位置と、当該隠蔽を解除する通常位置となる第二の位置との間で移動可能に設けられた可動通路部材と、を備え、前記可動通路部材は、1個の遊技球を受け入れ可能な球受凹部が周方向に一定間隔を置いて複数個形成されると共にモータの駆動に基づいて常時、一方向に回動する円盤形状の球受回動部材と、該球受回動部材の上端側に設けられて前記入賞空間内に入った遊技球を前記複数個の球受凹部のいずれかに送り込む球受入口と、前記球受回動部材の下端側に設けられて前記球受回動部材の回動動作に伴って前記球受凹部内の遊技球を前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に排出する球排出口と、を備え、前記遊技機は、前記進入検出手段による遊技球の検出に基づいて、前記可動通路部材を前記第二の位置から前記第一の位置に移動させる制御を行う移動制御手段と、前記表示器による演出表示を制御する演出表示制御手段と、を備え、前記演出表示制御手段は、前記可動通路部材が前記第一の位置に移動した状態で、当該可動通路部材に対して作用を及ぼす演出画像を表示制御し、前記通常検出手段によって遊技球が検出されたときは、前記特定遊技状態が発生しない旨を遊技者に示唆する態様で前記作用を及ぼす演出画像を表示制御する一方、前記特定検出手段によって遊技球が検出されたときは、前記特定遊技状態が発生する旨を遊技者に示唆する態様で前記作用を及ぼす演出画像を表示制御することを特徴とする。
この場合、進入検出手段による遊技球の検出がないとき、即ち可変入賞装置への入賞がないときには、表示画面の隠蔽を解除する第二の位置に可動通路部材を移動させることで、入賞空間の後壁部分におけるほぼ全体に臨設された表示器の表示画面で演出表示を行う。一方、進入検出手段による遊技球の検出があるとき、即ち可変入賞装置への入賞があるときには、表示画面の少なくとも前面一部を隠蔽する第一の位置に可動通路部材を移動させることで、入賞空間に入った遊技球を可動通路部材(球入口)で受け入れ、当該遊技球を可動通路部材の球出口から特定入賞領域又は通常入賞領域に送り出すことで、特定遊技状態を発生させるか否かを決定する。これにより、遊技領域内での可変入賞装置の占有領域を制限することなく、表示器の演出表示をダイナミックに行うことができ、ひいては表示器の演出表示に対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。また、球受入口で受け入れた遊技球を球受回動部材の回動動作によって回転方向に搬送して、その後、球排出口から特定入賞領域又は通常入賞領域に送り出す構成にできるので、可動通路部材での遊技球の球流れに対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
また、この構成によれば、表示器の表示画面の少なくとも前面一部を隠蔽する状態にある可動通路部材の背面側で、当該可動通路部材に対して作用を及ぼす演出画像を表示することで、表示器の演出表示によって可動通路部材内での遊技球の球流れを視覚的に盛り上げることができる。また、表示器の可動通路部材に対して作用を及ぼす演出画像によって特定遊技状態が発生するか否か(特定検出手段によって遊技球が検出されたか否か)を遊技者に認識させることができるので、表示器の演出表示に対する興趣の低下をより一層抑制することができる。
(解決手段2)
解決手段1において、前記通常入賞領域に入った遊技球を検出する通常検出手段を備え、前記演出表示制御手段は、前記通常検出手段によって遊技球が検出されたときは、前記特定遊技状態が発生しない旨を遊技者に示唆する態様で前記作用を及ぼす演出画像を表示制御する一方、前記特定検出手段によって遊技球が検出されたときは、前記特定遊技状態が発生する旨を遊技者に示唆する態様で前記作用を及ぼす演出画像を表示制御する。
この場合、表示器の可動通路部材に対して作用を及ぼす演出画像によって特定遊技状態が発生するか否か(特定検出手段によって遊技球が検出されたか否か)を遊技者に認識させることができるので、表示器の演出表示に対する興趣の低下をより一層抑制することができる。
(解決手段3)
解決手段1又は解決手段2において、前記可動通路部材に入った遊技球を検出する通路内検出手段と、該通路内検出手段による遊技球の検出タイミングに基づいて当該遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性を予測する特定入賞予測手段と、を備え、前記演出表示制御手段は、前記特定入賞予測手段により遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が高いと予測されたときは、遊技球が前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に入る前段階で当該遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が高いことを予告する演出画像を表示制御する一方、前記特定入賞予測手段により遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が低いと予測されたときは、遊技球が前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に入る前段階で当該遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が低いことを予告する演出画像を表示制御することを特徴とする請求項1記載の遊技機
この場合、可動通路部材の背面側で行われる表示器の演出表示によって可動通路部材内に入った遊技球が特定入賞領域に送り込まれる可能性を遊技者に予告することができるので、表示器の演出表示に対する興趣を高めることができ、ひいては遊技の興趣の低下を抑制することができる。
(解決手段4)
解決手段1乃至解決手段3において、前記転動装置は、前記可動通路部材を前記第一の位置と前記第二の位置との間で左右方向にスライド移動させるスライド移動機構を備え、前記移動制御手段は、前記スライド移動機構を制御することで前記可動通路部材の移動動作を制御する。
この場合、進入検出手段による遊技球の検出がないとき(可変入賞装置への入賞がないとき)には、可動通路部材を表示器(表示画面)の側方に移動させておき、進入検出手段による遊技球の検出があると(可変入賞装置への入賞があると)、表示器(表示画面)の側方から可動通路部材をスライド移動によって表示器(表示画面)の前方位置となる第一の位置に移動させる構成にできる。
(解決手段5)
解決手段4において、前記表示器の側方となる前記遊技盤の裏面側には、前記第二の位置で前記可動通路部材を収容する収容領域が設けられている。
この場合、遊技領域内に可動通路部材の収容領域を設ける必要がないので、その分、遊技領域内において遊技球を流下させるための領域を広くとることができる。
(解決手段6)
解決手段5において、前記収容領域の前方となる遊技領域には、収容領域内に収容された状態で前記可動通路部材の少なくとも一部を視認可能にする視認穴が穿設され、該視認穴には、透明な板部材が取り付けられる。
この場合、可動通路部材が収容領域内に収容された状態でも、遊技者は可動通路部材の存在を視認することができ、遊技領域内における視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
(解決手段7)
解決手段1乃至解決手段6において、前記可動通路部材の上側部分には、前記入賞空間に入った遊技球を受け入れ、該遊技球を外部から視認可能に回転させながら下方に排出するクルーン部が設けられている。
この場合、可動通路部材の上側部分で受け入れた遊技球を回転させながら下方に排出するので、可動通路部材での遊技球の球流れに対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
(解決手段8)
解決手段1乃至解決手段7において、前記可動通路部材は、1個の遊技球を受け入れ可能な球受凹部が周方向に一定間隔を置いて複数個形成されると共にモータの駆動に基づいて常時、一方向に回動する円盤形状の球受回動部材と、該球受回動部材の上端側に設けられて前記入賞空間内に入った遊技球を前記複数個の球受凹部のいずれかに送り込む球受入口と、前記球受回動部材の下端側に設けられて前記球受回動部材の回動動作に伴って前記球受凹部内の遊技球を前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に排出する球排出口と、を備える。
この場合、球受入口で受け入れた遊技球を球受回動部材の回動動作によって回転方向に搬送して、その後、球排出口から特定入賞領域又は通常入賞領域に送り出す構成にできるので、可動通路部材での遊技球の球流れに対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
(解決手段9)
解決手段1乃至解決手段8において、前記移動制御手段は、前記可動通路部材を前記第二の位置から前記第一の位置に移動させるときの移動速度を比較的速く設定する一方、前記可動通路部材を前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるときの移動速度を比較的遅く設定し、前記可動通路部材の前記第一の位置への移動終了時点から前記第二の位置への移動開始時点までの間で、前記球入口での遊技球の受け入れを可能にする停止状態を所定期間設けた。
この場合、可動通路部材での遊技球の受け入れ前では、速い速度で可動通路部材を移動させることで、事前に可動通路部材を遊技球の受け入れ準備状態にすることができ、然も第一の位置に移動した後に遊技球の受け入れ期間として所定期間で可動通路部材を停止することで、確実に可動通路部材に遊技球を送り込むことができる。これに対して、可動通路部材での遊技球の受け入れが終了した後では、遅い速度で可動通路部材を移動させることで、可動通路部材に入った遊技球が特定入賞領域に送り込まれるか否かの演出効果を高めることができ、ひいては遊技の興趣の低下を抑制することができる。
(解決手段10)
解決手段4乃至解決手段9において、前記特定入賞領域及び前記通常入賞領域は、それぞれ前記球出口の下方位置に並設され、前記受入切替手段は、前記可動通路部材の側方へのスライド移動時に前記球出口から排出される遊技球が前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域のいずれかに送り込まれることで構成される。
この場合、可動通路部材の側方へのスライド移動時に遊技球が特定入賞領域に送り込まれるか否か、即ち特定遊技状態が発生するか否かを決定するので、可動通路部材の動きに対する興趣を高めることができ、ひいては視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
(解決手段11)
解決手段1乃至解決手段10において、前記可変入賞装置とは別に設けられると共に開放状態において大量の遊技球が入賞し得る大入賞口を有する大入賞口装置と、該大入賞口装置に入賞した遊技球を検出する入賞検出手段と、前記特定入賞領域に入った遊技球を検出する特定検出手段と、該特定検出手段による遊技球の検出に基づいて前記特定遊技状態の発生として前記大入賞口を開放する特定遊技状態発生手段と、少なくとも前記入賞検出手段による遊技球の検出に基いて所定数の遊技球を払い出す払出装置と、を備える。
この場合、特定遊技状態の発生によって大入賞口を開放して、多量の賞球を払い出すことを遊技特典として遊技者に付与することができる。
(解決手段12)
解決手段1乃至解決手段11において、前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする。
なお、パチンコ遊技機の基本構成としては、操作手段の操作に応じて遊技球を遊技領域に打ち込み、該打ち込んだ遊技球が遊技領域内に設けられた始動口に入賞することを条件として図柄表示手段で図柄情報の変動表示を行い、図柄情報の表示結果を停止表示するものである。また、利益付与状態(例えば、大当り遊技状態)の発生時には、遊技領域内に設けられた大入賞口を所定態様で開放して遊技球の入賞を可能にし、その入賞に基づいて遊技者に遊技特典(例えば、賞球の付与や磁気カードへのポイントの書き込み等)を付与するものである。
本発明の構成によれば、進入検出手段による遊技球の検出がないとき、即ち可変入賞装置への入賞がないときには、表示画面の隠蔽を解除する第二の位置に可動通路部材を移動させることで、入賞空間の後壁部分におけるほぼ全体に臨設された表示器の表示画面で演出表示を行う。一方、進入検出手段による遊技球の検出があるとき、即ち可変入賞装置への入賞があるときには、表示画面の少なくとも前面一部を隠蔽する第一の位置に可動通路部材を移動させることで、入賞空間に入った遊技球を可動通路部材(球入口)で受け入れ、当該遊技球を可動通路部材の球出口から特定入賞領域又は通常入賞領域に送り出すことで、特定遊技状態を発生させるか否かを決定する。これにより、遊技領域内での可変入賞装置の占有領域を制限することなく、表示器の演出表示をダイナミックに行うことができ、ひいては表示器の演出表示に対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。先ず、図1及び図2を参照して実施形態に係るパチンコ機の全体構成について説明する。図1は、パチンコ機を示す正面図である。図2は、本体枠及び前面枠を開放した状態のパチンコ機を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、外枠2、本体枠3、遊技盤4、前面枠5等を備えて構成されている。外枠2は、上下左右の枠材によって縦長四角形の枠状に形成され、外枠2の前側下部には、本体枠3の下面を受ける下受板6を有している。外枠2の前面一側には、ヒンジ機構7によって本体枠3が前方に開閉可能に装着されている。また、本体枠3は、前枠体8、遊技盤装着枠9、及び機構装着枠10を合成樹脂材によって一体成形することで構成されている。本体枠3の前側に形成された前枠体8は、外枠2前側の下受板6を除く外郭形状に対応する大きさの矩形枠状に形成されている。
前枠体8の後部に一体的に形成された遊技盤装着枠9には、遊技盤4が前方から着脱交換可能に装着されるようになっている。遊技盤4の盤面(前面)には、外レールと内レールとを備えた案内レール11が設けられ、該案内レール11の内側には、遊技領域12が区画形成されている。遊技盤装着枠9よりも下方に位置する前枠体8の前側下部の一側寄りには、スピーカ装着板13を介して低音用スピーカ14が装着されている。また、前枠体8前面の下部領域内の上側部分には、遊技盤4の発射通路に向けて遊技球を導く発射レール15が傾斜状に装着されている。一方、前枠体8前面の下部領域内の下側部分には、下前面部材16が装着されている。下前面部材16前面のほぼ中央には、下皿17が設けられ、片側寄りには操作ハンドル18が設けられている。
本体枠3(前枠体8)のヒンジ機構7が設けられる側とは反対側となる開放側の後面には、外枠2に対して本体枠3を施錠する機能と、本体枠3に対して前面枠5を施錠する機能とを兼ね備えた施錠装置19が装着されている。施錠装置19は、外枠2に設けられた閉止具20に係脱可能に係合して本体枠3を閉鎖状態に施錠する上下複数の本体枠施錠フック21と、前面枠5の開放側の後面に設けられた閉止具22に係脱可能に係合して前面枠5を閉鎖状態に施錠する上下複数の扉施錠フック23とを備えている。そして、シリンダー錠24の鍵穴に鍵が挿入されて一方向に回動操作されることで、本体枠施錠フック21と外枠2の閉止具20との係合が解除されて本体枠3が解錠され、これとは逆方向に鍵が回動操作されることで、扉施錠フック23と前面枠5の閉止具22との係合が解除されて前面枠5が解錠されるようになっている。なお、シリンダー錠24の前端部は、パチンコ機1の前方から鍵を挿入して解錠操作が行えるように、前枠体8及び下前面部材16を貫通して下前面部材16の前面に露出して配置されている。
本体枠3前面の一側には、ヒンジ機構25によって前面枠5が前方に開閉可能に装着されている。前面枠5は、扉本体フレーム26、サイド装飾装置27、上皿28、音響電飾装置29を備えて構成されている。扉本体フレーム26は、プレス加工された金属製フレーム部材によって構成され、前枠体8の上端から下前面部材16の上縁に亘る部分を覆う大きさに形成されている。扉本体フレーム26のほぼ中央には、遊技盤4の遊技領域12を前方から透視可能なほぼ円形状の開口窓30が形成されている。また、扉本体フレーム26の後側には、開口窓30よりも大きい矩形枠状をなす窓枠31が設けられ、該窓枠31には、透明板32が装着されている。
扉本体フレーム26の前側には、開口窓30の周囲において、左右両側部にサイド装飾装置27が、下部に上皿28が、上部に音響電飾装置29が装着されている。サイド装飾装置27は、ランプ基板が内部に配置され且つ合成樹脂材によって形成されたサイド装飾体33を主体として構成されている。サイド装飾体33には、横方向に長いスリット状の開口孔が上下方向に複数配列されており、該開口孔には、ランプ基板に配置された光源に対応するレンズ34が組み込まれている。音響電飾装置29は、透明カバー体35、スピーカ36、スピーカカバー37、及びリフレクタ体(図示しない)等を備え、これらの構成部材が相互に組み付けられてユニット化されている。
次に、遊技盤4に区画形成された遊技領域12内に設けられる各種構成部材について図3を参照して説明する。図3は、遊技盤を示す正面図である。
遊技領域12のほぼ中央には、本実施形態の要部をなす中央入賞装置40(可変入賞装置)が配設されている。中央入賞装置40の下方には、始動口スイッチ42(図5参照:始動検出手段)を内蔵した始動入賞口41が配置されている。始動入賞口41に打球が入賞すると、これを始動口スイッチ42が検出することで、中央入賞装置40を所定期間開放するようになっている。
始動入賞口41の下方には、横長長方形状の大入賞口61を開閉する開閉板62を有する大入賞口装置60が配設されている。大入賞口装置60は、大入賞口61(開閉板62)の開閉用駆動源となる大入賞口ソレノイド63と、大入賞口カウントスイッチ64(入賞検出手段)と(共に図5参照)を備えている。大入賞口装置60の下方となる遊技領域12の最下部には、遊技領域12を流下していずれの入賞口や入賞装置にも入賞しなかった遊技球が取り込まれるアウト口65が設けられている。また、遊技領域12には、上記した構成以外にも、サイドランプ66を内蔵したサイドランプ飾り67や、図示しない風車、障害釘等が設けられている。
遊技盤4に設けられる各種の入賞装置等によって実現される遊技について説明すると、パチンコ機1の裏面側に設けられる発射装置(図示しない)によって打ち出されて発射レール15及び案内レール11を通って遊技領域12に放出された遊技球は、遊技領域12を障害釘等に衝突しながらアウト口65に向かって流下する。遊技領域12を流下する遊技球が始動入賞口41に入賞して始動口スイッチ42によって検出されると、中央入賞装置40の後述する開閉片46が所定期間(例えば、0.3秒)開放され、中央入賞装置40に遊技球が入賞し得るようになっている。
そして、中央入賞装置40に遊技球が入賞して、その入賞球が中央入賞装置40内の後述する特定入賞領域スイッチ74(特定検出手段)によって検出されると、「大当り遊技状態(特定遊技状態)」となって、大入賞口装置60の開閉板62が手前側に倒れて大入賞口61を開放し、所定時間(例えば、30秒)、あるいは所定個数(例えば、9個)の入賞があるまで大入賞口61を開放した状態に維持する。その後、開閉板62の起立により大入賞口61が一旦閉じられ、再度、開閉板62が手前側に倒れることにより、大入賞口61が開放される開閉サイクル(ラウンド)を15回繰り返すようになっている(特定遊技状態発生手段)。なお、実施形態中では、無条件に15ラウンドを継続させる構成としているが、上記した構成に限定しない。例えば、大入賞口装置60内にラウンド継続スイッチを設け、該ラウンド継続スイッチで遊技球を検出したことを条件としてラウンドを継続するようにしてもよい。また、大入賞口61に少なくとも1個以上の入賞があることを条件としてラウンドを継続するようにしてもよい。また、開閉サイクル(ラウンド)も15回に限定しない(例えば、2回や7回等の開閉サイクルであってもよい)。また、始動入賞口41への入賞(始動口スイッチ42による遊技球の検出)に基づいて乱数抽出を行い、該乱数の抽出値から当り(小当りも含む)外れを決定し、大当りの場合には、そのまま大入賞口61を開放制御し、小当りの場合に開閉片46を開放制御するようにしてもよい。
遊技領域12のほぼ中央に配置される中央入賞装置40は、図3に示すように、当該中央入賞装置40を遊技盤4の表面(遊技領域12)に取り付けるための取付基板43を有し、該取付基板43には、上部入賞空間44(入賞空間)と下部入賞空間45(入賞空間)が形成されている。上部入賞空間44には、左右一対の開閉片46が回転可能に設けられている。開閉片46は、それぞれ周知のリンク機構を介して開閉片ソレノイド47(図5参照)が連結され、該開閉片ソレノイド47がONしたときに、上部入賞空間44を開放する方向、即ち遊技球の進入口46a(図4参照)を形成する方向に回転する一方、開閉片ソレノイド47がOFFしたときに、上部入賞空間44を閉鎖する方向に回転するようになっている。左右の開閉片46の各近接部分となる上部入賞空間44内には、それぞれ上部入賞空間44に入賞した遊技球(進入口46aから進入した遊技球)を検出する開閉片カウントスイッチ48(図5参照:進入検出手段)が設けられ、上部入賞空間44の底壁部分には、入賞球を後方に向かって転動させる上部転動板49(転動装置)が設けられている。なお、開閉片カウントスイッチ48で検出された入賞球は、上部転動板49を流下した後に図示しない球落下口から下部入賞空間45に送り込まれるようになっている。
一方、下部入賞空間45の後壁部分には、図4に示すように、液晶表示器50(表示器)が設けられている。液晶表示器50は、下部入賞空間45後壁部分のほぼ全体に表示画面が臨設されて演出表示を行うようになっている。液晶表示器50の前方には、可動通路部材51(転動装置)が設けられている。可動通路部材51は、スライド用モータ52(図5参照:スライド移動機構)の駆動に基づいて左右方向にスライド移動可能に設けられている。具体的には、スライド用モータ52の回転駆動により、可動通路部材51の下端部分と係合して設けられた搬送ベルト(図示しない:スライド移動機構)が正逆方向に回転することで、可動通路部材51の左右方向へのスライド移動が行われるようになっている。但し、開閉片カウントスイッチ48による遊技球の検出がない状態、即ち、中央入賞装置40内への遊技球の入賞がない状態では、可動通路部材51は、液晶表示器50の右側方に設けられた収容領域76内に収容された状態となる。そして、始動入賞口41への入賞に伴う開閉片46の開放によって中央入賞装置40内に遊技球が入賞すると(開閉片カウントスイッチ48によって遊技球が検出されると)、これに基づいて、収容領域76に収容された可動通路部材51は、左方向(液晶表示器50の前側方向)に向ってスライド移動し、液晶表示器50のほぼ中央位置まで移動した後に所定期間停止し、その後、右方向へのスライド移動によって再度収容領域76内に収容されるようになっている。なお、収容領域76は、遊技領域12(遊技盤4)の裏面空間に設けられ、当該遊技領域12には、収容領域76に収容された可動通路部材51(厳密には、後述する球受回動部材55の部分)を前方から視認可能にする円形状の視認穴77が穿設されている。また、当該視認穴77の前方には、遊技領域12の表面と面一となるように透明な板部材77aが取り付けられており、これによって視認穴77の前方部分でも遊技球の流下を可能にしている。
可動通路部材51の上側部分には、上部転動板49の球落下口から送り込まれた遊技球を受け入れ、該遊技球を回転させながら下方の排出口54から排出するクルーン部53が設けられている。即ち、クルーン部53の上面開口53aが可動通路部材51の球入口となっている。クルーン部53は、透明な材料によって形成されており、クルーン部53内での遊技球の球流れが視認可能となっている。クルーン部53の下方には、回転用モータ56(図5参照)の駆動に基づいて常時、時計方向に回動する円盤形状の球受回動部材55が設けられている。球受回動部材55には、周方向に一定間隔を置いて8個の球受凹部57が形成されている。8個の球受凹部57は、それぞれ1個の遊技球を受け入れ可能な形状に形成されており、クルーン部53の排出口54から排出された遊技球が、球受回動部材55の上端側に設けられた球受入口58を通っていずれかの球受凹部57に受け入れられるようになっている。なお、球受入口58には、該球受入口58を通過した遊技球、言い換えれば球受凹部57に遊技球が入ったことを検出するための球受入スイッチ59(通路内検出手段)が設けられている。また、球受回動部材55の下端側には、球受回動部材55の回動動作に伴って球受凹部57内の遊技球を下方に排出する球排出口70が設けられており、球受回動部材55の回動中心となる前面部分には、演出ランプ71が設けられている。
球受回動部材55の下方位置となる下部入賞空間45の下端部には、特定入賞領域72と、通常入賞領域73とが設けられている。特定入賞領域72及び通常入賞領域73は、それぞれ液晶表示器50の下辺右側部分に配され、該下辺右側部分のほぼ中央部分が特定入賞領域72となり、残りの部分が通常入賞領域73となっている。特定入賞領域72には、該特定入賞領域72に入った遊技球を検出するための特定入賞領域スイッチ74(図5参照)が設けられ、通常入賞領域73には、該通常入賞領域73に入った遊技球を検出するための通常入賞領域スイッチ75(図5参照:通常検出手段)が設けられている。そして、球排出口70から排出された遊技球が特定入賞領域72に入り特定入賞領域スイッチ74によって検出されると、当該検出に基づいて大当り遊技状態が発生される。なお、開閉片カウントスイッチ48による遊技球の検出に基づいて、払出装置103(図5参照)から所定数の賞球が払い出される。
次に、パチンコ機1の裏面側に設けられる主制御基板101及び周辺制御基板111について図5を参照して説明する。図5は、主制御基板101及び周辺制御基板111を示すブロック図である。
図5に示すように、主制御基板101は、中央演算装置としてのCPU101a、読み出し専用メモリとしてのROM101b、読み書き可能メモリとしてのRAM101cを備えている。CPU101aは、ROM101bに格納されている制御プログラムを実行することによりパチンコ機1で行われる各種遊技を制御したり、周辺制御基板111や払出制御基板102に出力するコマンド信号を作成したりする。RAM101cには、主制御基板101で実行される種々の処理において生成される各種データや入力信号等の情報が一時的に記憶される。主制御基板101には、大入賞口カウントスイッチ64、始動口スイッチ42、開閉片カウントスイッチ48、特定入賞領域スイッチ74、及び通常入賞領域スイッチ75からの検出信号が入力される。一方、主制御基板101は、大入賞口ソレノイド63、開閉片ソレノイド47、スライド用モータ52、及び回転用モータ56へ駆動信号を出力する。また、主制御基板101は、払出制御基板102にコマンド信号を出力する。そして、払出制御基板102は、主制御基板101から入力したコマンド信号を処理して、払出装置103(払出モータ)に駆動信号を出力する。これにより、払出装置103は、駆動信号に従って遊技球を払い出す。
周辺制御基板111は、CPU111a、ROM111b、RAM111cを備えている。CPU111aは、ROM111bに格納されている制御プログラムに従ってコマンド信号を処理する。RAM111cには、周辺制御基板111で実行される種々の処理において生成される各種データや入出力信号等の情報が一時的に記憶される。主制御基板101には、主制御基板101からのコマンド信号が入力されると共に、球受入スイッチ59からの検出信号が入力される。そして、周辺制御基板111は、主制御基板101からのコマンド信号に基づいてスピーカ36及びサイドランプ67を制御すると共に、球受入スイッチ59からの検出信号に基づいて演出ランプ71を点灯制御する。また、周辺制御基板111は、液晶制御基板104にコマンド信号を出力する。そして、液晶制御基板104は、周辺制御基板111から入力したコマンド信号を処理して、液晶表示器50に駆動信号を出力する(演出表示制御手段)。
次に、中央入賞装置40に入賞した遊技球の流れ、及びこれに伴う中央入賞装置40の各種構成部材の動作について、図6乃至図10を参照して説明する。図6は、通常入賞領域73に遊技球が入賞する場合の中央入賞装置40の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。図7は、通常入賞領域73に遊技球が入賞する場合の可動通路部材51の動作を示す正面図である。図8は、特定入賞領域72に遊技球が入賞する場合の中央入賞装置40の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。図9は、特定入賞領域72に遊技球が入賞する場合の可動通路部材51の動作を示す正面図である。図10は、可動通路部材51の動作に伴う液晶表示器50での演出を示す説明図である。
先ず、通常入賞領域73に遊技球が入賞する場合の中央入賞装置40の各種構成部材の動作について説明する。図6において、始動入賞口41への遊技球の入賞に基づいて始動口スイッチ42がONすると、その0.2秒後に中央入賞装置40の開閉片46が0.3秒間開放される。そして、当該開閉片46の開放に伴って上部入賞空間44内に遊技球が入賞すると、該遊技球は、開閉片カウントスイッチ48によって検出される。なお、このとき、開閉片46の開放開始時点から0.5秒が経過するまでの期間内で、開閉片カウントスイッチ48による遊技球の検出がない場合、即ち、開閉片46が開放されたにも拘わらず上部入賞空間44内に遊技球が入賞しなかった場合、この時点までに次位の始動入賞口41への入賞(始動口スイッチ42のON)が検出されていると、最初の開閉片46の開放開始から0.5秒が経過した時点で、次位の始動口スイッチ42のONに基づく開閉片46の開放が開始される。
一方、開閉片46の開放開始時点から0.5秒が経過するまでの期間内で、開閉片カウントスイッチ48による遊技球の検出がある場合(開閉片46の開放に伴って上部入賞空間44内に遊技球が入賞した場合)、開閉片46の開放開始から0.5秒が経過した時点で、スライド用モータ52がONされることで、可動通路部材51が収容領域76(第二の位置)から左方向(液晶表示器50の前側方向)に向って一定速度でスライド移動を開始する。このような可動通路部材51の左方向へのスライド移動(スライド用モータ52のON)は、0.5秒間行われ、この時点で、可動通路部材51は、液晶表示器50のほぼ中央位置(第一の位置)まで移動して2.0秒間停止する。また、液晶表示器50の演出表示は、可動通路部材51がスライド移動を開始するまでは、通常時の演出画像(図示しない)が表示され、可動通路部材51がスライド移動を開始すると同時に、スライド移動時の演出画像(図示しないが、例えば、可動通路部材51のスライド移動をその背面側で装飾的に演出する画像)に切り替えられる。
これに対して、開閉片カウントスイッチ48によって検出された遊技球は、上部転動板49を転動して上部入賞空間44から下部入賞空間45に送り込まれ、液晶表示器50のほぼ中央位置で停止した可動通路部材51のクルーン部53に入る。その後、遊技球は、クルーン部53内を螺旋方向に回転して排出口54から排出された後、球受入口58を通って球受回動部材55のいずれかの球受凹部57に受け入れられる。なお、このとき、球受凹部57が球受入口58と一致しない球受回動部材55の回動位置となる場合には、球受入口58の部分で遊技球が停留された状態となり、球受回動部材55の回動によって球受凹部57が球受入口58と一致した時点で、遊技球は、球受入口58を通過して(球受凹部57に入って)球受入スイッチ59で検出される。但し、球受回動部材55の回動動作は、中央入賞装置40の各種構成部材の動作や各種の球検出スイッチのON/OFFに関わらず、電源投入時点から一定の回転速度で継続的に行われるものである。
また、上記したように球受入スイッチ59によって遊技球が検出されると、これと同時に、液晶表示器50の演出表示は、予告演出用の画像に切り替えられる。この予告演出用の画像は、図10(A),(C)に示す2種類があり、図10(A)の予告演出画像では、球受回動部材55の回動中心に配置された演出ランプ71を射撃の的としてピストルを向けたキャラクタ80が、可動通路部材51の左側方となる液晶表示器50の表示領域に表示される。一方、図10(C)の予告演出画像では、球受回動部材55の回動中心に配置された演出ランプ71を射撃の的としてバズーカ砲を構えたキャラクタ81が、可動通路部材51の左側方となる液晶表示器50の表示領域に表示される。このような2種類の予告演出画像の選択は、周辺制御基板111のCPU111aによって行われる。
具体的には、可動通路部材51のスライド移動開始時点を基準とした球受入スイッチ59による遊技球の検出タイミングから、球受凹部57に入った遊技球が特定入賞領域72に入賞するか否かを周辺制御基板111のCPU111aが予測する。そして、周辺制御基板111のCPU111aが特定入賞領域72に入賞しないと予測したときには、的を射ぬくことが困難であることを遊技者に暗示するキャラクタ(図10(A)のピストルを向けたキャラクタ80)を予告演出画像として表示する一方、特定入賞領域72に入賞すると予測したときには、的を射ぬくことが容易であることを遊技者に暗示するキャラクタ(図10(C)のバズーカ砲を構えたキャラクタ81)を予告演出画像として表示する(特定入賞予測手段)。但し、遊技球が球受入スイッチ59によって検出されてから、当該遊技球が球排出口70から排出されるまでの時間には若干のばらつきが生じるため、必ずしも予告演出画像が特定入賞領域72への入賞の有無を遊技者に事前報知するものとはなっていない。また、射撃の的となる球受回動部材55中心の演出ランプ71は、通常状態で消灯状態が継続される。
その後、液晶表示器50のほぼ中央位置で2.0秒間停止した可動通路部材51は、スライド用モータ52が再度ONされることで(但し、このときは、前述したスライド用モータ52の回転方向とは逆方向に回転)、右方向(収容領域76の方向)に向って一定速度でスライド移動を開始する。そして、図7に示すように、球受回動部材55の回動によって、遊技球を受け入れた球受凹部57が球排出口70と一致すると、球受凹部57内の遊技球は、球排出口70から通常入賞領域73に送り込まれ、通常入賞領域スイッチ75がONする。これにより、中央入賞装置40に入賞した遊技球は、大当り遊技状態の発生を伴わない通常の入賞球として処理される。
ところで、球受凹部57内の遊技球が特定入賞領域72に送り込まれるか否か、言い換えれば大当り遊技状態が発生するか否かは、可動通路部材51の右方向へのスライド移動時における遊技球の球排出口70からの排出タイミングによって決定される(受入切替手段)。遊技球の球排出口70からの排出タイミングが、可動通路部材51の右方向へのスライド開始時点から0.8秒が経過するまでの期間a内となる場合、遊技球は通常入賞領域73に送り込まれる。遊技球の球排出口70からの排出タイミングが、上記期間aの終了時点から0.4秒が経過するまでの期間b内となる場合、遊技球は特定入賞領域72に送り込まれる。遊技球の球排出口70からの排出タイミングが、上記期間bの終了時点から0.8秒が経過するまでの期間c内となる場合、遊技球は通常入賞領域73に送り込まれる。
また、このように通常入賞領域スイッチ75によって遊技球が検出されると、これと同時に、液晶表示器50の演出表示は、結果演出用の画像に切り替えられる。このときの結果演出画像としては、図10(B)に示すように、キャラクタ80が発射した弾が的から外れる画像82と、これを示す「スカッ」の文字83とが表示される。なお、球受入スイッチ59によって遊技球が検出された時点で、図10(C)に示した予告演出画像(バズーカ砲を構えたキャラクタ81)が表示され、その後、球受凹部57内の遊技球が通常入賞領域73に送り込まれた場合には、通常入賞領域スイッチ75によって遊技球が検出された時点で、キャラクタ81が発射したバズーカ弾が的から外れる画像と、これを示す「スカッ」の文字83とが表示される。また、このとき、射撃の的となる球受回動部材55中心の演出ランプ71は、弾が的から外れたことを示すように消灯状態のままである。
その後は、可動通路部材51の右方向(収容領域76の方向)へのスライド移動が継続して行われ、右方向へのスライド移動を開始してから2.0秒後に、可動通路部材51は、収容領域76内に収容されて停止する。また、液晶表示器50の演出表示は、通常入賞領域73への入賞を示す結果演出画像が所定時間表示された後、通常時の演出画像に戻る。なお、可動通路部材51のスライド移動の速度は、上記したように左方向への移動速度と右方向への移動速度とで異なって設定されている。即ち、クルーン部53での遊技球の受け入れ前となる準備段階では、0.5秒という短い時間(速い速度)で可動通路部材51がスライド移動されるのに対して、クルーン部53での遊技球の受け入れが終了して球受凹部57内の遊技球を特定入賞領域72に送り込むか否かの興趣を高める演出段階では、2.0秒という長い時間(遅い速度)で可動通路部材51がスライド移動される。
次に、特定入賞領域72に遊技球が入賞する場合の中央入賞装置40の各種構成部材の動作について説明する。図8において、始動入賞口41への遊技球の入賞に基づいて始動口スイッチ42がONすると、その0.2秒後に中央入賞装置40の開閉片46が0.3秒間開放される。そして、当該開閉片46の開放に伴って上部入賞空間44内に遊技球が入賞すると、該遊技球は、開閉片カウントスイッチ48によって検出される。その後は、図6に示したタイムチャートと同様に、開閉片46の開放開始から0.5秒が経過した時点で、スライド用モータ52がONされることで、可動通路部材51が収容領域76から左方向(液晶表示器50の前側方向)に向って一定速度で0.5秒間スライド移動され、液晶表示器50のほぼ中央位置まで移動して2.0秒間停止する。また、液晶表示器50の演出表示も同様に、可動通路部材51がスライド移動を開始すると同時に、通常時の演出画像からスライド移動時の演出画像に切り替えられる。
そして、開閉片カウントスイッチ48によって検出された遊技球は、上部転動板49、クルーン部53、及び球受入口58を経て、球受回動部材55のいずれかの球受凹部57に受け入れられ、球受入スイッチ59がこれを検出する。次いで、球受入スイッチ59によって遊技球が検出されると、これと同時に、液晶表示器50の演出表示は、予告演出用の画像に切り替えられる。この場合、周辺制御基板111のCPU111aは、球受凹部57に入った遊技球が特定入賞領域72に入賞することを予測する可能性が高く、図10(C)に示すバズーカ砲を構えたキャラクタ81の予告演出画像を液晶表示器50に表示する。但し、周辺制御基板111のCPU111aが、特定入賞領域72に入賞しないことを予測するこで、図10(A)に示すピストルを向けたキャラクタ80の予告演出画像を液晶表示器50に表示した後、遊技球が球排出口70から排出されるまでに生じる時間のばらつきによって、特定入賞領域72に入賞する場合もある。
その後、液晶表示器50のほぼ中央位置で2.0秒間停止した可動通路部材51は、スライド用モータ52が再度ONされることで、右方向(収容領域76の方向)に向って一定速度でスライド移動を開始する。そして、図9に示すように、球受回動部材55の回動によって、遊技球を受け入れた球受凹部57が球排出口70と一致すると、球受凹部57内の遊技球は、球排出口70から特定入賞領域72に送り込まれ、特定入賞領域スイッチ74がONすることで、大当り遊技状態が発生する。
また、このように特定入賞領域スイッチ74によって遊技球が検出されると、これと同時に、液晶表示器50の演出表示は、結果演出用の画像に切り替えられる。このときの結果演出画像としては、図10(D)に示すように、キャラクタ81が発射したバズーカ弾が的に当る画像84と、これを示す「命中!」の文字85とが表示される。また、このとき、射撃の的となる球受回動部材55中心の演出ランプ71は、弾が的に当ったことを示すように点滅状態となる。
その後は、可動通路部材51の右方向(収容領域76の方向)へのスライド移動が継続して行われ、右方向へのスライド移動を開始してから2.0秒後に、可動通路部材51は、収容領域76内に収容されて停止する。また、液晶表示器50の演出表示は、特定入賞領域72への入賞を示す結果演出画像が所定時間表示された後、大当り遊技状態の発生を遊技者に認識させる大当り表示に切り替えられる。
なお、前述したような開閉片46の開放タイミングに応じた可動通路部材51の左方向への0.5秒間のスライド移動、2.0秒間の停止、及び右方向への2.0秒間のスライド移動を可能にするスライド用モータ52の駆動制御と、球受回動部材55(球受凹部57)の回動動作を可能にする回転用モータ56の駆動制御とは、中央入賞装置40内の遊技球を特定入賞領域72に送り込むか否か(大当り遊技状態を発生させるか否か)を決定する重要な要素であり、これらの駆動制御は、それぞれ主制御基板101のCPU101a(移動制御手段)によって制御されるようになっている(図5参照)。
また、上部転動版49からの遊技球の排出タイミングが可動通路部材51での受入タイミングと合わないような場合、例えば、可動通路部材51が遊技球の受け入れ位置に移動する以前に上部転動版49から遊技球が排出されたり、逆に可動通路部材51が遊技球の受け入れ位置から通常位置に移動した後に上部転動版49から遊技球が排出されるような場合、さらには複数個の遊技球が可動通路部材51(クルーン部53)に受け入れられ、球の弾き合いによって遊技球がクルーン部53からこぼれ落ちるような場合、当該遊技球は、液晶表示器50の前方をそのまま落下して通常入賞領域72に送り込まれるようになっている。
以上のように、本実施形態の構成によれば、中央入賞装置40への入賞がないときには、液晶表示器50の表示画面の隠蔽を解除する通常位置(第二の位置)に可動通路部材51を移動させることで、下部入賞空間45の後壁部分におけるほぼ全体に臨設された液晶表示器50の表示画面で演出表示を行う。一方、中央入賞装置40への入賞があるときには、液晶表示器50の表示画面の少なくとも前面一部を隠蔽する位置(第一の位置)に可動通路部材51を移動させることで、下部入賞空間45に入った遊技球を可動通路部材51で受け入れ、当該遊技球を可動通路部材51から特定入賞領域72又は通常入賞領域73に送り出すことで、大当り遊技状態を発生させるか否かを決定する。これにより、遊技領域12内での中央入賞装置40の占有領域を制限することなく、液晶表示器50の演出表示をダイナミックに行うことができ、ひいては液晶表示器50の演出表示に対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
また、可動通路部材51を第一の位置と第二の位置との間で左右方向にスライド移動させるスライド移動機構(スライド用モータ52及び搬送ベルト等)を備え、該スライド移動機構を制御することで可動通路部材51の移動動作を制御する。これにより、中央入賞装置40への入賞がないときには、可動通路部材51を液晶表示器50の側方に移動させておき、中央入賞装置40への入賞があると、液晶表示器50の側方から可動通路部材51をスライド移動によって液晶表示器50の前方位置となる第一の位置に移動させる構成にできる。
また、液晶表示器50の側方となる遊技盤4の裏面側には、第二の位置で可動通路部材51を収容する収容領域76が設けられている。これにより、遊技領域12内に可動通路部材51の収容領域76を設ける必要がないので、その分、遊技領域12内において遊技球を流下させるための領域を広くとることができる。
また、収容領域76の前方となる遊技領域12には、収容領域76内に収容された状態で可動通路部材51の少なくとも一部を視認可能にする視認穴77が穿設され、該視認穴77には、透明な板部材77aが取り付けられる。これにより、可動通路部材51が収容領域76内に収容された状態でも、遊技者は可動通路部材51の存在を視認することができ、遊技領域12内における視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
また、可動通路部材51の上側部分には、下部入賞空間45に入った遊技球を受け入れ、該遊技球を外部から視認可能に回転させながら下方に排出するクルーン部53が設けられている。これにより、可動通路部材51の上側部分で受け入れた遊技球を回転させながら下方に排出するので、可動通路部材51での遊技球の球流れに対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
また、可動通路部材51は、1個の遊技球を受け入れ可能な球受凹部57が周方向に一定間隔を置いて複数個形成されると共に回転用モータ56の駆動に基づいて常時、一方向に回動する円盤形状の球受回動部材55と、該球受回動部材55の上端側に設けられて下部入賞空間45内に入った遊技球を複数個(実施形態中では、8個)の球受凹部57のいずれかに送り込む球受入口58と、球受回動部材55の下端側に設けられて球受回動部材55の回動動作に伴って球受凹部57内の遊技球を特定入賞領域72又は通常入賞領域73に排出する球排出口70と、を備える。これにより、球受入口58で受け入れた遊技球を球受回動部材55の回動動作によって回転方向に搬送して、その後、球排出口70から特定入賞領域72又は通常入賞領域73に送り出す構成にできるので、可動通路部材51での遊技球の球流れに対する視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
また、可動通路部材51を第二の位置から第一の位置に移動させるときの移動速度を比較的速く設定する一方、可動通路部材51を第一の位置から第二の位置に移動させるときの移動速度を比較的遅く設定し、可動通路部材51の第一の位置への移動終了時点から第二の位置への移動開始時点までの間で、可動通路部材51での遊技球の受け入れを可能にする停止状態を所定期間設けた。これにより、可動通路部材51での遊技球の受け入れ前では、速い速度で可動通路部材51を移動させることで、事前に可動通路部材51を遊技球の受け入れ準備状態にすることができ、然も第一の位置に移動した後に遊技球の受け入れ期間として所定期間で可動通路部材51を停止することで、確実に可動通路部材51に遊技球を送り込むことができる。これに対して、可動通路部材51での遊技球の受け入れが終了した後では、遅い速度で可動通路部材51を移動させることで、可動通路部材51に入った遊技球が特定入賞領域72に送り込まれるか否かの演出効果を高めることができ、ひいては遊技の興趣の低下を抑制することができる。
また、特定入賞領域72及び通常入賞領域73は、それぞれ可動通路部材51の球排出口70の下方位置に並設され、可動通路部材51の側方へのスライド移動時に球排出口70から排出される遊技球が特定入賞領域72又は通常入賞領域73のいずれかに送り込まれる。これにより、可動通路部材51の側方へのスライド移動時に遊技球が特定入賞領域72に送り込まれるか否か、即ち大当り遊技状態が発生するか否かを決定するので、可動通路部材51の動きに対する興趣を高めることができ、ひいては視覚的な興趣の低下を抑制することができる。
また、中央入賞装置40とは別に設けられると共に開放状態において大量の遊技球が入賞し得る大入賞口61を有する大入賞口装置60と、該大入賞口装置60に入賞した遊技球を検出する大入賞口カウントスイッチ64と、特定入賞領域72に入った遊技球を検出する特定入賞領域スイッチ74と、大入賞口カウントスイッチ64による遊技球の検出に基いて所定数の遊技球を払い出す払出装置103と、を備え、特定入賞領域スイッチ74による遊技球の検出に基づいて大当り遊技状態の発生として大入賞口61を開放する。これにより、大当り遊技状態の発生によって大入賞口61を開放して、多量の賞球を払い出すことを遊技特典として遊技者に付与することができる。
また、本実施形態の構成によれば、液晶表示器50の表示画面の少なくとも前面一部を隠蔽する状態にある可動通路部材51の背面側で、当該可動通路部材51に対して作用を及ぼす演出画像(実施形態中では、可動通路部材51を動く標的として弾を発射するキャラクタ80,81)を表示することで、液晶表示器50の演出表示によって可動通路部材51内での遊技球の球流れを視覚的に盛り上げることができる。
また、通常入賞領域スイッチ75によって遊技球が検出されたときは、大当り遊技状態が発生しない旨を遊技者に示唆する態様(キャラクタが発射した弾が的としての可動通路部材51から外れる)で作用を及ぼす演出画像を表示制御する一方、特定入賞領域スイッチ74によって遊技球が検出されたときは、大当り遊技状態が発生する旨を遊技者に示唆する態様(キャラクタが発射した弾が的としての可動通路部材51に当る)で作用を及ぼす演出画像を表示制御する。これにより、液晶表示器50の可動通路部材51に対して作用を及ぼす演出画像によって大当り遊技状態が発生するか否か(特定入賞領域スイッチ74によって遊技球が検出されたか否か)を遊技者に認識させることができるので、液晶表示器50の演出表示に対する興趣の低下をより一層抑制することができる。
また、可動通路部材51に入った遊技球を検出する球受入スイッチ59を備え、該球受入スイッチ59による遊技球の検出タイミングに基づいて当該遊技球が特定入賞領域72に入る可能性を予測し、遊技球が特定入賞領域72に入る可能性が高いと予測されたときは、遊技球が特定入賞領域72又は通常入賞領域73に入る前段階で当該遊技球が特定入賞領域72に入る可能性が高いことを予告する演出画像(的となる可動通路部材51にバズーカ砲を向けたキャラクタ81)を表示制御する一方、遊技球が特定入賞領域72に入る可能性が低いと予測されたときは、遊技球が特定入賞領域72又は通常入賞領域73に入る前段階で当該遊技球が特定入賞領域72に入る可能性が低いことを予告する演出画像(的となる可動通路部材51にピストルを向けたキャラクタ80)を表示制御する。これにより、可動通路部材51の背面側で行われる液晶表示器50の演出表示によって可動通路部材51内に入った遊技球が特定入賞領域72に送り込まれる可能性を遊技者に予告することができるので、液晶表示器50の演出表示に対する興趣を高めることができ、ひいては遊技の興趣の低下を抑制することができる。
パチンコ機を示す正面図である。 本体枠及び前面枠を開放した状態のパチンコ機を示す斜視図である。 遊技盤を示す正面図である。 中央入賞装置に設けられた可動通路部材の動作の一例を示す正面図である。 メイン制御基板及びサブ制御基板を示すブロック図である。 通常入賞領域に遊技球が入賞する場合の中央入賞装置の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。 通常入賞領域に遊技球が入賞する場合の可動通路部材の動作を示す正面図である。 特定入賞領域に遊技球が入賞する場合の中央入賞装置の各種構成部材の動作を示すタイムチャートである。 特定入賞領域に遊技球が入賞する場合の可動通路部材の動作を示す正面図である。 可動通路部材の動作に伴う液晶表示器での演出を示す説明図である。
符号の説明
1 パチンコ機
4 遊技盤
12 遊技領域
40 中央入賞装置
41 始動入賞口
42 始動口スイッチ
44 上部入賞空間
45 下部入賞空間
46 開閉片
46a 進入口
48 開閉片カウントスイッチ
49 上部転動板
50 液晶表示器
51 可動通路部材
52 スライド用モータ
53 クルーン部
53a 上面開口
55 球受回動部材
56 回転用モータ
57 球受凹部
58 球受入口
59 球受入スイッチ
60 大入賞口装置
61 大入賞口
70 球排出口
72 特定入賞領域
73 通常入賞領域
74 特定入賞領域スイッチ
75 通常入賞領域スイッチ
101 メイン制御基板
111 サブ制御基板

Claims (2)

  1. 遊技盤の前面に形成されて遊技者の操作により遊技球が打ち込まれる遊技領域と、
    該遊技領域内に配されて遊技球の入賞が可能な始動入賞口と、
    該始動入賞口への遊技球の入賞を検出する始動検出手段と、
    該始動検出手段による遊技球の検出に応じて所定の開閉動作が可能な開閉片、該開閉片の開放によって遊技球が進入可能となる進入口、該進入口から進入した遊技球を検出する進入検出手段、該進入検出手段によって検出された遊技球を受け入れる入賞空間、該入賞空間に入った遊技球を転動させて規定時間内で所定の演出を行う転動装置、該転動装置により転動させられた遊技球を受け入れ可能とされて遊技者に有利な特定遊技状態が発生し得る特定入賞領域及び前記特定遊技状態が発生しない通常入賞領域、該通常入賞領域に入った遊技球を検出する通常検出手段、前記特定入賞領域に入った遊技球を検出する特定検出手段、前記特定入賞領域及び前記通常入賞領域における遊技球の受け入れを所定の周期をもって切り替える受入切替手段を有し、前記遊技領域内の前記始動入賞口とは異なる位置に配された可変入賞装置と、を備えた遊技機であって、
    前記可変入賞装置は、
    前記入賞空間の後壁部分に配されると共に、当該後壁部分のほぼ全体に表示画面が臨設されて演出表示を行う表示器を備え、
    前記転動装置は、
    前記入賞空間に入った遊技球を受け入れる球入口と、該球入口で受け入れた遊技球を前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に送り出す球出口とを有し、前記球入口での遊技球の受け入れを可能にすると共に前記表示画面の少なくとも前面一部を隠蔽する第一の位置と、当該隠蔽を解除する通常位置となる第二の位置との間で移動可能に設けられた可動通路部材と、を備え、
    前記可動通路部材は、
    1個の遊技球を受け入れ可能な球受凹部が周方向に一定間隔を置いて複数個形成されると共にモータの駆動に基づいて常時、一方向に回動する円盤形状の球受回動部材と、
    該球受回動部材の上端側に設けられて前記入賞空間内に入った遊技球を前記複数個の球受凹部のいずれかに送り込む球受入口と、
    前記球受回動部材の下端側に設けられて前記球受回動部材の回動動作に伴って前記球受凹部内の遊技球を前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に排出する球排出口と、を備え、
    前記遊技機は、
    前記進入検出手段による遊技球の検出に基づいて、前記可動通路部材を前記第二の位置から前記第一の位置に移動させる制御を行う移動制御手段と、
    前記表示器による演出表示を制御する演出表示制御手段と、を備え、
    前記演出表示制御手段は、
    前記可動通路部材が前記第一の位置に移動した状態で、当該可動通路部材に対して作用を及ぼす演出画像を表示制御し、前記通常検出手段によって遊技球が検出されたときは、前記特定遊技状態が発生しない旨を遊技者に示唆する態様で前記作用を及ぼす演出画像を表示制御する一方、前記特定検出手段によって遊技球が検出されたときは、前記特定遊技状態が発生する旨を遊技者に示唆する態様で前記作用を及ぼす演出画像を表示制御することを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動通路部材に入った遊技球を検出する通路内検出手段と、
    該通路内検出手段による遊技球の検出タイミングに基づいて当該遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性を予測する特定入賞予測手段と、を備え、
    前記演出表示制御手段は、
    前記特定入賞予測手段により遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が高いと予測されたときは、遊技球が前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に入る前段階で当該遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が高いことを予告する演出画像を表示制御する一方、前記特定入賞予測手段により遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が低いと予測されたときは、遊技球が前記特定入賞領域又は前記通常入賞領域に入る前段階で当該遊技球が前記特定入賞領域に入る可能性が低いことを予告する演出画像を表示制御することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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