JP4494091B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、アレンジボール機等、遊技球を単位ゲームにつき規定発射数ずつ遊技領域内に発射して、その発射された遊技球の動作に関連して所定の入賞役が成立することに基づいてその入賞役に応じた個数の遊技球を払い出すように構成された弾球遊技機に関するものである。
弾球遊技機のうち、例えばアレンジボール機では、遊技球を単位ゲームにつき規定発射数、例えば16個ずつ遊技領域内に発射して、それら発射された遊技球が、遊技領域の下部に配列された複数個の入賞口のうち、連続する所定の複数個の入賞口に入賞する等により所定の入賞役が成立することに基づいてその入賞役に応じた個数の遊技球を払い出し手段により払い出すように構成されている。
この種のアレンジボール機のうち、遊技媒体として遊技球を用いるものとしては、遊技者により投入された遊技球をそのまま発射用の遊技球として使用すると共に使用後は島側に回収するようにした遊技球循環式のものが一般的である(特許文献1参照)。
この遊技球循環式のアレンジボール機では、上皿に貯留された遊技球を球送り手段を介して1個ずつ発射手段側に供給しつつ発射させ、単位ゲームにつき規定発射数、例えば16個の遊技球が発射されることを条件に、次の単位ゲームの開始条件が満たされるまで発射動作を停止させるようになっている。また、例えば発射した規定数の遊技球のうち、遊技領域に届かなかったファール球が検出された場合には、そのファール球の個数だけ追加的に発射動作を行うようになっている。
また、遊技媒体として遊技球を用いるアレンジボール機としては、その他にも、例えば発射用の遊技球を遊技機内に所定個数封入して繰り返し使用すると共に、単位ゲーム開始毎に遊技者により投入される遊技球はそのまま島側に回収する遊技球封入式のものも考えられる。
特開2003−205074号公報
遊技媒体として遊技球を用いる従来のアレンジボール機のうち、遊技球循環式のものは、上述したように遊技球を1個ずつ投入しつつその投入された遊技球を順次発射に供するように構成されているため、例えば単位ゲームの成立のために遊技者が投入する必要のある遊技球の個数である規定投入数と、単位ゲームにつき遊技領域に発射させる必要のある遊技球の個数である規定発射数とが異なる場合には対応できない問題がある。
なお、規定投入数と規定発射数とが異なる場合であっても、規定投入数の方が規定発射数よりも多い場合には、規定投入数の遊技球のうち、規定発射数分だけ発射に供し、残りは別途回収すればよいため比較的容易に対応が可能であるが、逆に規定投入数よりも規定発射数の方が多い場合には容易には対応できない。
一方、遊技球封入式のアレンジボール機であれば、規定投入数と規定発射数とが異なる場合であっても全く問題なく対応可能であるが、この場合、発射用の遊技球は島側の遊技球循環装置で循環させることができず、個別に洗浄等を行う必要があるため、メンテナンス作業等に多大な労力と時間とを要する問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、投入された遊技球を発射用に用いる構成としつつ、規定投入数よりも規定発射数の方が多い場合にも対応可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技球貯留手段7から規定投入数の遊技球が投入されたことを条件に単位ゲームを開始させるゲーム開始手段128aと、単位ゲームにつき前記規定投入数よりも所定数だけ多い規定発射数の遊技球を遊技領域24に発射する発射手段15と、遊技球を払い出す払い出し手段57とを備え、前記発射手段15により前記遊技領域24内に発射された遊技球の入賞により所定の入賞役が成立することに基づいてその入賞役に応じた個数の遊技球を前記払い出し手段57により前記遊技球貯留手段7側に払い出すように構成された弾球遊技機において、単位ゲームの開始に際して前記遊技球貯留手段7から投入された前記規定投入数の遊技球を前記発射手段15の手前で待機させる発射待機通路81と、前記払い出し手段57から払い出された遊技球を前記遊技球貯留手段7を経ることなく前記発射待機通路81に案内する発射球補充案内通路82と、前記所定数分の遊技球を前記払い出し手段57から前記発射球補充案内通路82側に払い出させる不足発射球補充制御手段128cとを備えたものである。
本発明の弾球遊技機によれば、発射待機通路81内に規定投入数を超える規定発射数の遊技球を投入させることができるため、投入された遊技球を発射用に用いる構成としつつ、規定投入数よりも規定発射数の方が多い場合にも対応可能である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図13は本発明をアレンジボール機として具現化した第1の実施形態を例示している。図1及び図2において、1は外枠、2は前枠で、外枠1の前側に上下一対のヒンジ3を介して開閉自在に枢着されている。4はガラス扉、5は前面板で、それらは前枠2の窓孔6に対応して上下に配置され、前枠2に開閉自在に枢支されている。
7は発射用の遊技球を貯留する上皿(遊技球貯留手段)で、前面板5の前側に装着され、上皿カバー8により覆われている。また、9は余剰球等を貯留する下皿、10は灰皿で、これらは前面板5の下側で前枠2の前側に左右に配置され、下皿カバー11により覆われている。12は遊技盤で、前枠2の窓孔6に対応するように、前枠2の裏側の遊技盤装着枠13に裏側から着脱自在に装着され、窓孔6の下部側で前枠2の裏側に装着された支持板14により下側から支持されている。
下皿9の一側で前枠2の前側には、発射手段15を操作するための発射ハンドル16が設けられている。発射手段15は、前面板5の後側に配置され且つ支持板14の前側等に装着された発射レール17、モータ等の所定の発射駆動手段により動作する打撃槌19等を備え、遊技者が発射ハンドル16を操作したときに、発射駆動手段により打撃槌19が作動して、前面板5の裏側に装着された球送り手段20により発射レール17上に1個ずつ供給される遊技球を遊技盤12側に向けて発射させるようになっている。
また、前枠2の裏側の所定位置、例えば発射ハンドル16の裏側近傍には、発射制御基板21を収納する発射基板ケース22が着脱自在に装着されている。なお、発射ハンドル16には、遊技者の把持を検出する接触検出スイッチ(図示省略)が設けられている。
遊技盤12の前面には、図3に示すように、発射手段15により発射された遊技球を案内するガイドレール23が環状に装着されると共に、そのガイドレール23の内側の遊技領域24内には、その下部に入賞口手段25が配置され、また入賞口手段25の上側に図柄表示手段26、特定入賞手段27、得点増加手段28、始動手段29、作動手段30,31、普通入賞手段32,33等の各種遊技部品が配置されている。また、入賞口手段25と各遊技部品との間には、多数の遊技釘(図示省略)が設けられている。
入賞口手段25は、図3及び図6に示すように、遊技盤12の開口部12aに裏側から着脱自在に装着された入賞ケース34と、この入賞ケース34に横一列状等に形成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤12の裏側へと誘導する複数個、例えば16個の入賞口35と、各入賞口35に入賞した遊技球を検出する複数個、例えば16個の入賞検出スイッチ36とを備え、遊技盤12に沿って落下する遊技球が何れかの入賞口35に入賞して、入賞検出スイッチ36がその遊技球を検出するようになっている。
また、入賞口手段25は、遊技盤12に装着された入賞口カバー37により前側から覆われており、その入賞口カバー37に、各入賞口35に対応する複数個、例えば16個の表示部38を備えた入賞表示手段39が設けられている。入賞表示手段39は、遊技球が何れかの入賞口35に入賞したときに、それに対応する表示部38が発光、その他によって入賞を表示するようになっている。各表示部38には、各入賞口35に対応して一端側から順番に番号が表示されている。
単位ゲーム中に、例えば連続する4個の表示部38が発光状態となるなど、入賞表示状態となった表示部38が予め定められた組み合わせとなって入賞役が成立した場合には、その組み合わせの難易度等に応じて所定数の遊技球が賞球として上皿7に払い出されるようになっている。
なお、入賞表示手段39は、入賞口手段25よりも上側の遊技領域24の中央部等に、表示部38を縦横に所定数(例えば4個ずつ)組み合わせて配置する等、その配置位置や配置態様は任意である。
図柄表示手段26は、1個又は複数個、例えば3個の遊技図柄26a〜26cを変動表示可能であって、各種の遊技情報等を遊技者に報知するための液晶表示手段40により兼用されている。
各遊技図柄26a〜26cは、始動手段29が遊技球を検出することを条件に所定時間変動して、「7・7・7」等の特定態様又はそれ以外の非特定態様で停止するようになっている。なお、遊技図柄26a〜26cには数字図柄、キャラクター図柄等の適宜図柄が使用されている。
特定入賞手段27は、図柄表示手段26の変動後の遊技図柄26a〜26cが特定態様で停止、確定した後に所定期間開放する開閉体27aを備えると共に、その内部が複数個(例えば3個)の通路に分割され、その1つ(例えば中央)が特定領域41となっている。特定領域41を遊技球が通過すると、作動手段30,31が有効となる。なお、特定入賞手段27には、入賞した遊技球が特定領域41を通過したことを検出する通過検出スイッチ42が設けられている。
得点増加手段28は、遊技球が入賞したときに得点を増加させるためのもので、有効状態にある作動手段30,31に遊技球が入賞することを条件に所定期間開放する開閉爪28aを備え、この得点増加手段28に遊技球が入賞したときにそのゲームで獲得した得点を増加(例えば2倍)させるようになっている。
なお、特定入賞手段27、得点増加手段28、普通入賞手段32,33等は、これらに遊技球が入賞したときに、それに対応する1個又は複数個の入賞口35への遊技球の入賞と同等に取り扱われるようになっている。例えば、特定入賞手段27は入賞口35の11番目及び14番目に、得点増加手段28は11〜13番目及び15番目に夫々対応し、それらに遊技球が入賞したときに、対応する入賞口35に遊技球が入賞したと同様に、その入賞口35に対応する表示部38が入賞を表示するようになっている。また、特定入賞手段27、得点増加手段28、始動手段29、作動手段30,31、及び普通入賞手段32,33は、入賞口手段25と同様、入賞した遊技球を遊技盤12の裏側に案内するようになっている。
遊技盤12の裏側には、図2に示すように、図柄表示手段26等の遊技部品を裏側から覆う裏カバー44が装着されている。裏カバー44の裏側には、主制御基板45を収納する主基板ケース46と、ランプ制御基板47を収納するランプ基板ケース48と、音声制御基板49を収納する音声基板ケース50とが着脱自在に装着されている。また、裏カバー44の下部には、図外の集球カバーが一体に設けられており、入賞口手段25等に入賞して遊技盤12の裏側に案内された遊技球はこの集球カバーで1箇所に集められた後、所定の排出通路を経て島側に回収されるようになっている。
遊技盤装着枠13は門形状であって、前枠2の窓孔6に沿って前枠2の裏側に固定され、この遊技盤装着枠13の下端部間に、前面板5の裏側に対応するように支持板14が前枠2の裏側に固定されている。遊技盤装着枠13には、遊技盤12を裏側から押圧して固定するように、裏機構板51が上下一対のヒンジ52により開閉自在に枢着され、複数の締結具53により遊技盤装着枠13に締結されている。
裏機構板51には、図2に示すように、その中央部に裏カバー44が嵌合する開口部54が形成され、この開口部54の上側に遊技球タンク55とタンクレール56が、左右一側に払い出し手段57が、下側に通路ユニット58と設置部59とが夫々設けられている。
設置部59には、払い出し制御基板60を収納する払い出し基板ケース61と、電源基板62を収納する電源基板ケース63とが裏側から着脱自在に取り付けられている。
遊技球タンク55は、島側の球補給装置から補給された遊技球を貯留するためのもので、この遊技球タンク55からタンクレール56を経て払い出し手段57側に遊技球を供給するようになっている。
払い出し手段57は、図2及び図8に示すように、例えば裏機構板51に上下方向に配置された払い出しケース71と、この払い出しケース71内に回転自在に支持された回転体72と、回転体72を駆動する繰り出しモータ73と、払い出しケース71の下流側に連結された払い出し側排出路74及び発射球補給側排出路75と、払い出しケース71側から繰り出された遊技球の流下方向を払い出し側排出路74と発射球補充側排出路75との何れかに切り換える払い出し切換手段76と、払い出し側排出路74側を通過する遊技球を検出する払い出し側検出スイッチ74aと、発射球補充側排出路75側を通過する遊技球を検出する発射球補充側検出スイッチ75aとを備え、タンクレール56側から払い出しケース71内に供給された遊技球を回転体72の回転により下流側に繰り出し、払い出し側排出路74と発射球補充側排出路75との何れかに払い出すようになっている。
なお、払い出し切換手段76は、発射球補充側排出路75側を閉鎖して払い出しケース71側と払い出し側排出路74側とを連通させる払い出し側切換位置と、払い出し側排出路74側を閉鎖して払い出しケース71側と発射球補充側排出路75側とを連通させる発射球補充側切換位置との間で揺動可能な揺動爪77と、この揺動爪77を揺動駆動する電磁ソレノイド等よりなる切換駆動手段(図示省略)とを備えている。
通路ユニット58は、払い出し手段57側の払い出し側排出路74から払い出された遊技球を上皿7側に案内する払い出し案内通路79と、払い出し手段57側の発射球補給側排出路75から払い出された遊技球を後述する発射球補充通路80を介して発射待機通路81側に案内する発射球補充案内通路82と、上皿7から溢れた余剰球を下皿9側に案内する溢流案内通路(図示省略)とを備えている。
支持板14は合成樹脂製であって、遊技盤12を下側から支持する遊技盤支持部83(図6参照)、発射手段15により発射されたにも拘わらず遊技領域24に到達できなかったファール球を島側に案内するファール球案内通路84(図1参照)等が一体に設けられており、その前側に発射レール17が装着されている。ファール球案内通路84は、発射レール17の下流側に設けられており、その内部に落下したファール球を検出するファール球検出スイッチ(ファール球検出手段)85が設けられている。また、発射レール17の近傍には、図6に示すように、発射レール17上の遊技球の有無等により打撃槌19の打撃による遊技球の発射を検出する発射検出スイッチ86が配置されている。
前面板5は、図4〜図8に示すように、例えば板金製の上皿台板87を備え、その裏側に、球送り手段20、レールカバー部材88等が装着され、前側に、上皿7、発射待機通路81、発射球補充通路80、球抜き通路89、回収通路90、これらを前側から覆う上皿カバー8等が装着されている。
上皿7は、払い出し手段57から通路ユニット58の払い出し案内通路79を介して払い出し口91から払い出された遊技球を貯留する貯留部92と、この貯留部92の遊技球を一列状に整列させながら下流側の発射待機通路81に案内する整列部93とを左右に備えている。
図4に示すように、貯留部92は前面板5から前方に大きく突出した形状となっており、この貯留部92から左右方向に離れるに従って突出量が次第に小さくなって整列部93に滑らかに接続している。また、上皿7の底壁94は、貯留部92側から整列部93側に向けて徐々に低くなるように若干傾斜して設けられており、貯留部92から整列部93を介して発射待機通路81側に遊技球が自然に移動するようになっている。
整列部93は、少なくとも単位ゲームを開始するために投入する必要がある規定投入数、例えば15個の遊技球を一列状に整列可能な長さに形成されており、その上流側端部近傍には、整列部93内の先頭(最下流側)から規定投入数番目、例えば15番目の遊技球を検出する規定数貯留検出スイッチ(規定数貯留検出手段)95が配置されている。この規定数貯留検出スイッチ95による遊技球の検出状態が所定時間継続すれば、その整列部93上に少なくとも規定投入数(15個)の遊技球が整列しているものと判断できる。
また、整列部93の上流側端部近傍には、例えば底壁94の下側に整列部流入阻止手段95aが配置されている。この整列部流入阻止手段(流入阻止手段)95aは、規定数貯留検出スイッチ95により規定投入数の遊技球の貯留が検出された状態で作動することによりその規定投入数の遊技球よりも上流側の遊技球の発射待機通路81側への流入を阻止するためのもので、整列部93側に進退可能な阻止部材95bを備えた電磁ソレノイド等により構成され、例えば作動時には、阻止部材95bが底壁94の下側から整列部93内に進出して貯留部92側から整列部93側への遊技球の流入を阻止する流入阻止状態となり、非作動時には、阻止部材95bが整列部93から待避して貯留部92側から整列部93側への遊技球の流入を許容する流入許容状態となるように構成されている。
発射待機通路81は、発射手段15側の球送り手段20と上皿7側の整列部93との間に配置され且つ上皿7側から流入した遊技球を発射手段15の手前で例えば一列状に配列された状態で待機させるもので、例えば整列部93の下側に整列部93とは左右方向逆向きの傾斜状に配設されており、その上流端側は整列部93の下流端側の例えば下側に、下流端側は球送り手段20の前側に夫々接続されている。発射待機通路81は、例えば少なくとも単位ゲームの成立に必要な規定発射数の遊技球を球送り手段20の上流側で待機させることが可能な長さに形成されている。
ここで、規定発射数は規定投入数よりも大きな値に設定されており、本実施形態では、規定発射数を16、規定投入数を15とする。なお、発射待機通路81は遊技球を一列状に配列するものでなくてもよい。
整列部93と発射待機通路81とが上下に連通する投入連通口96の近傍には、整列部93側から発射待機通路81側への遊技球の流入の許容/阻止を切り換える発射球投入制限手段97と、この発射球投入制限手段97の下流側近傍に配置され且つ整列部93側から発射待機通路81側に流入する遊技球を検出する取込球検出スイッチ98とが配置されている。
発射球投入制限手段97は、投入連通口96を開閉可能な開閉部材99と、この開閉部材99を、投入連通口96を閉鎖する投入阻止位置と開放する投入許容位置とに切り換える電磁ソレノイド等よりなる投入制限駆動手段100とを備えている。投入制限駆動手段100は、投入連通口96の側方に例えばその駆動軸100aを略水平方向に向けた状態で上皿台板87の前側に着脱自在に固定されており、開閉部材99を投入連通口96に対して略水平に出退させるようになっている。
発射待機通路81には、例えばその上流端側に発射球補充通路80が接続されている。この発射球補充通路80は、前面板5を閉じた状態で、通路ユニット58側の発射球補充案内通路82の下流端側に接続されるようになっており、払い出し手段57側の発射球補給側排出路75から払い出された遊技球を発射待機通路81側に案内するようになっている。
整列部93の下流端側には、発射球投入制限手段97の上流側近傍に球抜き口101を介して球抜き通路89が接続されており、更にこの球抜き口101を開閉する球抜き開閉手段102が設けられている。球抜き通路89は、その下流端側が下皿9側に接続されており、球抜き口101が開放されたとき、上皿7内の遊技球を下皿9側に案内するようになっている。なお、球抜き口101は、例えば整列部93の前側の側壁部93aに設けられており、開閉部材99の上面側は、その上流側の遊技球を球抜き口101側に案内するように前向きの傾斜状に形成されている。
球抜き開閉手段102は、球抜き口101を開放する開状態と閉鎖する閉状態との間で例えばスライド可能な開閉部材103と、この開閉部材103を閉状態に付勢するバネ部材104と、上皿カバー8にスライド可能に設けられ且つ開閉部材103を開閉操作するための操作レバー105と、操作レバー105と開閉部材103とを連動させる連動部材106と、開閉部材103が開状態となったことを検出する球抜き操作検出スイッチ107とを備え、操作レバー105を開方向に操作することにより、開閉部材103がバネ部材104に抗して開状態に移動して球抜き口101が開放され、その開放操作が球抜き操作検出スイッチ107により検出されるようになっている。なお、本実施形態では、操作レバー105、連動部材106及び開閉部材103は一体に形成されている。
また、発射待機通路81の下流端側には、球送り手段20の上流側近傍に回収口108を介して回収通路90が接続されており、更にその近傍には、この回収口108を開閉する回収口開閉手段109と、この回収口開閉手段109の下流側近傍に配置され且つ発射待機通路81側から回収通路90側に流入する遊技球を検出する回収球検出スイッチ110とが設けられている。回収通路90は、その下流端側が島側への排出通路(図示省略)に接続されており、回収口108が開放されたとき、発射待機通路81内の遊技球を島側に案内するようになっている。なお、回収口108は、例えば発射待機通路81の下側の底壁部81aに設けられている。
回収口開閉手段109は、回収口108を開閉可能な開閉部材111と、この開閉部材111を、回収口108を開放する開状態と閉鎖する閉状態とに切り換える電磁ソレノイド等よりなる回収口開閉駆動手段112とを備えており、単位ゲームの終了から次の単位ゲームの開始までの間に開閉部材103が球抜き口101の開放側に操作されて球抜き操作検出スイッチ107がそれを検出した場合に回収口108を開放する方向に作動するようになっている。
また、回収口開閉手段109により回収口108が開放され、発射待機通路81側の遊技球が回収口108を経て回収通路90側に流入すると、それらの遊技球は回収球検出スイッチ110により検出され、その回収球検出スイッチ110で検出された回収個数分の遊技球が払い出し手段57から上皿7側に払い出されるようになっている。
図9はアレンジボール機の制御系のブロック図である。本実施形態の制御系は、図9に示すように主制御基板45、払い出し制御基板60、発射制御基板21、表示制御基板121、ランプ制御基板47、音声制御基板49等を備えている。表示制御基板121は、例えば液晶表示手段40の裏側等に基板ケースに格納した状態で装着されている。
主制御基板45は、主として遊技盤12側の遊技動作の制御を行う主制御手段を構成するもので、CPU、ROM、RAM等の電子部品により構成される乱数発生手段123、遊技状態判定手段124、特別遊技状態発生手段125、入賞処理手段126、精算処理手段127、ゲーム更新手段128、返却制御手段129、制御コマンド送信手段130等を備えている。
乱数発生手段123は、所定の乱数を繰り返し発生するようになっている。遊技状態判定手段124は、乱数発生手段123からの抽出乱数値に基づいて遊技者に有利な特定遊技状態と不利な非特定遊技状態との何れかを択一的に選択し判定するためのもので、始動手段29が遊技球を検出することを条件に乱数発生手段123の発生乱数値を抽出して、その抽出乱数値が特定遊技判定乱数値のときに特定遊技状態とする旨を判定するようになっている。
遊技状態判定手段124が特定遊技状態と判定したときには、図柄表示手段26の変動後の遊技図柄26a〜26cが「7・7・7」等の特定態様で停止した後に、特定入賞手段27の開閉体27aが所定期間開放するようになっている。
特別遊技状態発生手段125は、特定入賞手段27に入賞した遊技球が特定領域41を通過して、通過検出スイッチ42がその遊技球の通過を検出することを条件に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生し、その後に最大所定ゲーム数(例えば14ゲーム等の複数ゲーム)の結果が得られるまで特別遊技状態を継続させるようになっている。なお、特定入賞手段27に入賞した遊技球が再度特定領域41を通過した場合には、特別遊技状態発生手段125の作動はその時点で終了する。
特別遊技状態中は作動手段30,31が有効になり、この作動手段30,31に遊技球が入賞すれば得点増加手段28の開閉爪28aが所定期間開放し、この得点増加手段28に遊技球が入賞することを条件に、そのゲームで獲得した得点が増加(例えば2倍)するようになっている。
入賞処理手段126は、入賞口手段25の各入賞口35等に遊技球が入賞したときに、入賞検出スイッチ36等からの入賞信号に基づいて、その入賞口35等に対応する所定の入賞表示手段39の表示部38を発光させる入賞処理を行うものである。
精算処理手段127は、単位ゲーム毎に入賞役に応じて得点を付与するためのもので、入賞役の成立に必要な数(例えば4個)以上の遊技球が何れかの入賞口35に入賞したときに入賞役の成否の判定を行う機能と、入賞役が成立したときにその難易度に応じて得点を付与する機能と、特別遊技状態の発生中に得点増加手段28に遊技球が入賞したときに当該ゲームでの得点を増加(例えば2倍)させる機能等を備えている。なお、単位ゲーム当たりの得点は、最高で10点までとなっている。
ゲーム更新手段128は、単位ゲームの更新処理を行うためのもので、ゲーム開始手段128a、ゲーム終了手段128b、不足発射球補充制御手段128c等を備えている。
ゲーム開始手段128aは、単位ゲームの開始条件が満たされた場合に次の単位ゲームを開始させるためのもので、取込制御手段131を備えている。取込制御手段131は、単位ゲームの開始に際して上皿7側から規定投入数(ここでは15個)の遊技球の取り込み処理を行うもので、規定数貯留検出スイッチ95からの検出信号に基づいて上皿7の整列部93上に規定投入数(15個)以上の遊技球が貯留されていると判断された場合に、整列部流入阻止手段95aを流入許容状態から流入阻止状態に作動させて、整列部93内の規定投入数番目(15個目)よりも後方の遊技球の整列部93側への流入を阻止すると共に、取込球検出スイッチ98により規定投入数(15個)の遊技球が検出されるまで、投入制限駆動手段100を作動させて投入連通口96を開放するようになっている。これにより、整列部93内の規定投入数(15個)の遊技球が投入連通口96を介して発射待機通路81内に流入する。
取込球検出スイッチ98により規定投入数(15個)の遊技球が検出されると、投入制限駆動手段100の作動が停止されて投入連通口96が閉鎖されると共に、整列部流入阻止手段95aの作動が停止されて貯留部92内の遊技球の整列部93内への流入が許容される。なお、投入制限駆動手段100は、単位ゲーム中は作動できないようになっている。
また、ゲーム開始手段128aは、例えば前回の単位ゲームが終了して所定の休止時間が経過したこと、取込制御手段131の制御により単位ゲームの開始に必要な規定投入数(15個)の遊技球が発射待機通路81側に取り込まれたこと、遊技者により発射ハンドル16が操作されたこと等の所定の単位ゲーム開始条件が満たされたときに、発射手段15による発射を許可して単位ゲームを開始させるようになっている。
不足発射球補充制御手段128cは、規定投入数(15個)の遊技球が投入された発射待機通路81に、規定発射数(16個)に対する不足分(1個)の遊技球を補充するもので、例えばゲーム開始手段128aによる単位ゲームの開始後、所定のタイミングで、制御コマンド送信手段130を介して払い出し制御基板60側に不足発射球補充コマンドを送信するようになっている。
なお、不足発射球補充コマンドが送信されると、払い出し制御基板60の制御により、払い出し切換手段76の揺動爪77を発射球補充側切換位置にセットした状態で払い出し手段57の繰り出しモータ73が作動して、規定発射数に対する規定投入数の不足分(1個)の遊技球が発射球補充側排出路75側に払い出される。これにより、単位ゲーム開始前に整列部93側から投入された規定投入数(15個)の遊技球と合わせて、発射待機通路81内に投入された遊技球は規定発射数(16個)となる。
ゲーム終了手段128bは、単位ゲームの終了条件が満たされた場合に当該ゲームを終了させるためのもので、規定発射数(16個)の遊技球の発射が終了して所定時間経過したこと、規定発射数(16個)の遊技球の全ての入賞が検出されたこと、遊技図柄26a〜26cの変動が終了したこと、賞球の払い出しが終了したこと、下皿満杯エラーや球切れエラー等の所定のエラーが発生していないこと等の所定の単位ゲーム終了条件が満たされたときに、当該単位ゲームを終了させるようになっている。
また、ゲーム終了手段128bは、発射検出スイッチ86からの発射検出信号とファール球検出スイッチ85からのファール球検出信号とに基づいて、例えば発射検出スイッチ86から発射検出信号が出力される毎に有効発射個数に1を加算し、ファール球検出スイッチ85からファール球検出信号が出力される毎に有効発射個数から1を減算することにより遊技領域24内に発射された有効発射個数を計数すると共に、その有効発射個数が規定発射数(16個)に達することに基づいて、ゲームの終了処理に先立って発射手段15による発射を終了させるようになっている。なお、ファール球検出スイッチ85により検出されたファール球は、ファール球案内通路84を介して島側に回収される。
ここで、ゲーム終了手段128bには、ファール球検出スイッチ85で検出されたファール球の個数分だけ払い出し手段57から発射待機通路81側に遊技球を払い出させるための追加発射球補充制御手段132が設けられており、ファール球検出スイッチ85からファール球検出信号が出力される毎に、制御コマンド送信手段130を介して払い出し制御基板60側に追加発射球補充コマンドを送信するようになっている。
なお、追加発射球補充コマンドが送信されると、払い出し制御基板60の制御により、払い出し切換手段76の揺動爪77を発射球補充側切換位置にセットした状態で払い出し手段57の繰り出しモータ73が作動して、1個の遊技球が発射球補充側排出路75側に払い出される。これにより、ファール球として島側に回収された分の遊技球は発射待機通路81側に補充されるため、ファール球が発生した場合でも有効発射個数が規定発射数(16個)に達するまで発射を行うことができる。
返却制御手段129は、発射待機通路81内の遊技球の返却に関する制御を行うもので、回収口開閉制御手段133と返却払い出し制御手段134とを備えている。回収口開閉制御手段133は、回収口開閉駆動手段112の駆動による回収口108の開閉制御を行うもので、球抜き操作検出スイッチ107からの検出信号に基づいて球抜き開閉手段102の開閉部材103が開状態となったと判断されたときに、それが単位ゲームの終了後、次の単位ゲームが開始されるまでの非ゲーム期間中であることを条件に、回収口開閉駆動手段112を作動させて回収口108を開放させるように構成されている。
返却払い出し制御手段134は、発射待機通路81から回収通路90を介して島側に回収された遊技球と同数の遊技球を払い出し手段57から払い出させるためのもので、回収口開閉制御手段133の制御により回収口108が開放され、発射待機通路81内の遊技球が回収口108を介して回収通路90側に流下したときに、回収球検出スイッチ110からの検出信号に基づいて、その検出個数分に対応する払い出し制御コマンドを制御コマンド送信手段130を介して払い出し制御基板60側に送信するように構成されている。
払い出し制御コマンドが送信されると、払い出し制御基板60の制御により、払い出し切換手段76の揺動爪77を払い出し側切換位置にセットした状態で払い出し手段57の繰り出しモータ73が作動して、回収球検出スイッチ110による検出個数分の遊技球が払い出し側排出路74側に払い出される。これにより、発射待機通路81から回収通路90を介して島側に回収された分の遊技球は払い出し手段57から上皿7側に払い出されるため、結果的に発射待機通路81内の遊技球がそのまま下皿9等に返却されたのと同等となる。
なお、本実施形態では、不足発射球補充制御手段128cによる発射待機通路81への遊技球の補充は単位ゲーム開始後に行われるようになっているため、返却制御手段129の制御により規定投入数(15個)以上の遊技球が返却されることはない。
制御コマンド送信手段130は、サブ制御基板60,47,49,121等に制御コマンドを一方向通信により送信するためのもので、遊技状態判定手段124の判定結果に基づいて表示制御基板121に図柄制御コマンドを送信する機能、入賞処理手段126の入賞処理等に基づいて表示制御基板121に入賞表示制御コマンドを送信する機能、精算処理手段127の得点に基づいて払い出し制御基板60に賞球の払い出し制御コマンドを送信する機能、返却払い出し制御手段134の制御に基づいて払い出し制御基板60に返却球の払い出し制御コマンドを送信する機能、不足発射球補充制御手段128cの制御に基づいて払い出し制御基板60に不足発射球補充コマンドを送信する機能、追加発射球補充制御手段132の制御に基づいて払い出し制御基板60に追加発射球補充コマンドを送信する機能、ゲーム更新手段128の単位ゲーム開始/終了制御に基づいて払い出し制御基板60を介して発射制御基板21側に発射許可/停止コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生等の遊技状態等に基づいてランプ制御基板47側にランプ表示制御コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生等の遊技状態等に基づいて音声制御基板49側に音声制御コマンドを送信する機能等を有する。
払い出し制御基板60は、払い出し手段57による払い出し制御等を行うもので、主制御基板45から発射許可/停止コマンドがあったときに発射制御基板21への電源の供給を開始/停止すると共に発射制御信号の出力を開始/停止する機能、図示しない球貸しユニット側からの貸し球払い出し信号に基づいて払い出し切換手段76を払い出し側切換位置に作動させることにより払い出しケース71側と払い出し側排出路74側とを連通させた状態で繰り出しモータ73を作動させて所定個数の遊技球を上皿7側に払い出させる機能、主制御基板45から賞球の払い出し制御コマンドがあったときに、払い出し切換手段76を払い出し側切換位置に作動させることにより払い出しケース71側と払い出し側排出路74側とを連通させた状態で繰り出しモータ73を作動させて所定個数の遊技球を上皿7側に払い出させる機能、主制御基板45から不足発射球補充コマンド、追加発射球補充コマンドがあったときに、払い出し切換手段76を発射球補充側切換位置に作動させることにより払い出しケース71側と発射球補充側排出路75側とを連通させた状態で繰り出しモータ73を作動させて所定個数の遊技球を発射待機通路81側に払い出させる機能等を備えている。
発射制御基板21は、払い出し制御基板60から供給される電源及び発射制御信号に基づいて発射手段15の発射制御を行う発射制御手段を構成するもので、払い出し制御基板60から発射制御信号の出力が開始され、且つ遊技者が遊技球の発射操作を行ったことを発射ハンドル16の接触検出スイッチ等からの信号に基づいて検出することを条件に発射手段15の作動を開始させ、払い出し制御基板60が発射制御信号の出力を停止することを条件に発射手段15の作動を終了させるようになっている。
表示制御基板121は、入賞表示手段39、図柄表示手段26等の表示制御を行うもので、入賞表示制御手段135、図柄表示制御手段136等を備えている。
入賞表示制御手段135は、主制御基板45からの入賞表示制御コマンドに基づいて入賞表示手段39の表示制御を行うためのもので、遊技球が何れかの入賞口35等に入賞して入賞表示制御コマンドがあったときに、その入賞口35等に対応する表示部38を発光させるようになっている。
図柄表示制御手段136は、遊技状態判定手段124の判定結果に応じて図柄表示手段26の遊技図柄26a〜26cの変動制御を行うためのもので、始動手段29による遊技球の検出により遊技図柄26a〜26cの変動を開始させ、遊技状態判定手段124の判定結果が特定遊技判定のときに「7・7・7」等の特定態様で、非特定遊技判定のときに非特定態様で夫々停止させるようになっている。
ランプ制御基板47は、主制御基板45からのランプ表示制御コマンドがあったときに、前枠2、遊技盤12等の遊技機本体1の前面側に配置された表示ランプ137を所定のパターンで発光させるようになっている。音声制御基板49は、主制御基板45からの音声制御コマンドがあったときに、スピーカ等の音声出力手段138から所定の音声を出力させるようになっている。
次に上記構成のアレンジボール機における動作を説明する。遊技の開始に際し、遊技者が所定の貸し球操作を行うと、図示しない球貸しユニット側から払い出し制御基板60側に貸し球の払い出し信号が出力される。払い出し制御基板60側では、この貸し球の払い出し信号に基づいて、払い出し手段57の払い出し切換手段76を払い出し側切換位置に作動させて払い出しケース71側と払い出し側排出路74側とを連通させ、更に繰り出しモータ73を作動させて所定個数の遊技球を上皿7へと払い出す。
払い出し手段57側から払い出し口91を介して上皿7内に払い出された遊技球は、非作動で流入許容状態となっている整列部流入阻止手段95aを通過して貯留部92から整列部93側に順次流下し、先頭(最下流側)の遊技球が発射球投入制限手段97の開閉部材99に規制された状態で、その上流側に一列状に整列する(図11(a))。
上皿7内に規定投入数(15個)以上の遊技球が貯留されている場合には、整列部93に整列した遊技球のうち、先頭から15個目の遊技球が規定数貯留検出スイッチ95により検出された状態となる(図11(b))。
単位ゲームの開始に際し、まず取込制御手段131は、例えば図10に示すような取込制御処理を実行する。即ち、まず単位ゲーム中か否かを判定し(S1)、単位ゲーム中でなければ(S1:No)、規定数検出スイッチ95からの検出信号に基づいて上皿7内に規定投入数(15個)以上の遊技球が貯留されているか否かを判定する(S2)。
そして、規定投入数以上の遊技球が貯留されていると判定された場合には(S2:Yes)、整列部流入阻止手段95aを流入許容状態から流入阻止状態に作動させて整列部93内の規定投入数番目(15個目)よりも後方の遊技球の整列部93側への流入を阻止する(S3a)と共に、発射球投入制限手段97の投入制限駆動手段100を作動させて投入連通口96を開放する(S3b)。これにより、整列部93内に整列した投入(15個)の遊技球が投入連通口96を介して順次発射待機通路81側に流入する。その際、投入連通口96を通過した遊技球は取込球検出スイッチ98により検出される(図11(c))。
その後、取込球検出スイッチ98による遊技球の検出数が規定投入数(15個)に達すると(S4:Yes)、発射球投入制限手段97の投入制限駆動手段100の作動を停止させて投入連通口96を閉鎖する(S5a)と共に、整列部流入阻止手段95aの作動を停止させて流入阻止状態から流入許容状態に復帰させ(S5b)、貯留部92側から整列部93側への遊技球の流入を許容する。これにより、発射待機通路81内に規定投入数(15個)の遊技球が待機すると共に、後続の遊技球が整列部93内に順次整列する(図11(d))。
取込制御手段131の取込制御処理(図10)による発射待機通路81側への規定投入数(15個)の遊技球の取込が終了し、更に前回の単位ゲームが終了して所定の休止時間が経過したこと、遊技者により発射ハンドル16が操作されたこと等のその他の単位ゲーム開始条件が全て満たされると、ゲーム開始手段128aは次の単位ゲームを開始させる。即ち、制御コマンド送信手段130を介して払い出し制御基板60に対して発射手段15の発射許可コマンドを送信する。
なお、単位ゲームが開始されると、取込制御手段131は、その単位ゲームが終了するまで、発射球投入制限手段97により、上皿7側から発射待機通路81側への遊技球の流入を阻止した状態を継続させるように制御する。
また、単位ゲームが開始されると、その直後等の所定のタイミングで、不足発射球補充制御手段128cの制御により、制御コマンド送信手段130を介して払い出し制御基板60側に不足発射球補充コマンドが送信される。払い出し制御基板60側では、不足発射球補充コマンドを受信すると、払い出し手段57の払い出し切換手段76を発射球補充側切換位置に作動させて払い出しケース71側と発射球補充側排出路75側とを連通させ、更に繰り出しモータ73を作動させて、規定発射数(16個)に対する規定投入数(15個)の不足分(1個)の遊技球を払い出させる(図11(e))。これにより、単位ゲーム開始前に整列部93側から取り込まれた規定投入数(15個)の遊技球と合わせて、発射待機通路81内に投入された遊技球は規定発射数(16個)となる。
発射制御基板21は、払い出し制御基板60から発射制御信号の出力が開始され、且つ遊技者が遊技球の発射操作を行ったことを接触検出スイッチ等からの検出信号に基づいて検出することを条件に発射手段15の作動を開始させ、これによって球送り手段20から発射レール17上に順次供給される遊技球がガイドレール23を経て遊技領域24へと順次打ち込まれて行く。
発射手段15によって遊技球が発射されると、発射検出スイッチ86がその発射を検出し、またファール球が発生した場合にはファール球検出スイッチ85がそのファール球を検出する。そしてそれら発射検出信号とファール球検出信号とに基づいてゲーム終了手段128bが有効発射個数を計数する。
また、ファール球検出スイッチ85によりファール球検出信号が出力されると、追加発射球補充制御手段132の制御により、制御コマンド送信手段130を介して払い出し制御基板60側に追加発射球補充コマンドが送信される。払い出し制御基板60側では、追加発射球補充コマンドを受信すると、払い出し手段57の払い出し切換手段76を発射球補充側切換位置に作動させて払い出しケース71側と発射球補充側排出路75側とを連通させ、更に繰り出しモータ73を作動させて1個の遊技球を払い出させる。これにより、ファール球検出スイッチ85で検出されたファール球の個数分だけ払い出し手段57から発射球補充通路80を介して発射待機通路81側に遊技球が補充されるため(図12)、上皿7側からの遊技球の追加投入を行うことなく、ファール球が発生した場合でも有効発射個数が規定発射数(16個)に達するまで発射を行うことができる。
発射手段15によって遊技領域24に打ち込まれた遊技球は、入賞口手段25の何れかの入賞口35に入賞するか、又は普通入賞手段32,33等に入賞して、遊技盤12の裏側へと案内されて行く。
遊技球が入賞口手段25の入賞口35等に入賞すると、入賞処理手段126の制御により、制御コマンド送信手段130から表示制御基板121側に入賞表示制御コマンドが送信され、この入賞表示制御コマンドに基づいて入賞表示制御手段135によりその入賞口35等に対応する表示部38が発光される。
またそれと並行して、入賞処理手段126の入賞処理に基づいて精算処理手段127が入賞役の成否を判定する。例えば、入賞口手段25の入賞口35の内、左側の1番目から4番目までの入賞口35に遊技球が入賞すると、それに対応して入賞表示手段39の左側の1番目から4番目までの表示部38が発光し、入賞役が成立する。そして、4個目の遊技球が入賞した時点で精算処理手段127が入賞役の成立を判定し、その入賞役に応じた得点が付与される。
一方、精算処理手段127により得点が付与されると、制御コマンド送信手段130から払い出し制御基板60側に払い出し制御コマンドが送信される。払い出し制御基板60側では、払い出し制御コマンドを受信すると、払い出し手段57の払い出し切換手段76を払い出し側切換位置に作動させて払い出しケース71側と払い出し側排出路74側とを連通させ、更に繰り出しモータ73を作動させて得点に応じた賞球を上皿7側へと払い出す。
始動手段29に遊技球が入賞すると、遊技状態判定手段124が乱数発生手段123の発生乱数値を抽出して、その抽出乱数値に基づいて特定遊技状態とするか否かを判定し、その判定結果に基づいて図柄表示制御手段136の制御により図柄表示手段26の遊技図柄26a〜26cが変動を開始する。遊技図柄26a〜26cは、変動開始から所定時間経過した後、遊技状態判定手段124の判定結果に基づいて、その判定結果が特定遊技判定のときに特定態様となり、非特定遊技判定のときに非特定態様となるように、図柄表示制御手段136の制御により所定の変動パターンで変動し、停止する。
遊技図柄26a〜26cが特定態様で停止し確定すると、特定入賞手段27の開閉体27aが開放して、上方から落下する遊技球を作動口内へと誘導する。特定入賞手段27に入賞した遊技球が特定領域41を通過すれば、通過検出スイッチ42がその遊技球の通過を検出し、特別遊技状態発生手段125が作動を開始して、所定ゲーム数に亘って継続的に特別遊技状態が発生する。
特別遊技状態の発生中は作動手段30,31が有効になり、この作動手段30,31に遊技球が入賞すれば、得点増加手段28が所定期間開放する。そして、得点増加手段28に遊技球が入賞すると、精算処理手段127がそのゲーム中に獲得した得点を例えば2倍に増加させる。
発射検出スイッチ86からの発射検出信号及びファール球検出スイッチ85からのファール球検出信号に基づく有効発射個数の計数値が規定発射数(16個)に達すると、ゲーム終了手段128bの制御により、制御コマンド送信手段130から払い出し制御基板60に対して発射停止コマンドが送信される。払い出し制御基板60側では、発射停止コマンドを受信すると、発射制御基板21への電源の供給を停止すると共に発射制御信号の出力を停止して、発射制御基板21は発射手段15の作動を停止させる。
その後、規定発射数の遊技球の発射が終了して所定時間経過したこと、規定発射数の遊技球の全ての入賞が検出されたこと、遊技図柄26a〜26cの変動が終了したこと、賞球の払い出しが終了したこと、所定のエラーが発生していないこと等の諸条件が満たされたときに、ゲーム終了手段128bによって当該ゲームが終了される。
単位ゲームの終了後、例えば遊技者が他の遊技機へ移るべく操作レバー105を操作すると、開閉部材103がバネ部材104に抗して開側に移動して球抜き口101が開放される。これにより、上皿7側の遊技球は球抜き口101、球抜き通路89を介して下皿9側に排出される(図13)。
また、操作レバー105が操作されると、球抜き操作検出スイッチ107から操作検出信号が出力され、これにより、返却制御手段129により発射待機通路81内の遊技球の返却処理が行われる。即ち、回収口開閉制御手段133の制御により回収口開閉駆動手段112が作動して開閉部材111により回収口108が開放され、発射待機通路81内の遊技球は回収口108から回収通路90側に流下し、回収球検出スイッチ110に検出された後に島側に回収される(図13)。そして、返却払い出し制御手段134の制御により、回収球検出スイッチ110による検出個数分に対応する払い出し制御コマンドが制御コマンド送信手段130を介して払い出し制御基板60側に送信される。
払い出し制御基板60側では、払い出し制御コマンドを受信すると、払い出し手段57の払い出し切換手段76を払い出し側切換位置に作動させて払い出しケース71側と払い出し側排出路74側とを連通させ、更に繰り出しモータ73を作動させて、回収球検出スイッチ110による検出個数分の遊技球を上皿7へと払い出す(図13)。上皿7側に払い出された遊技球は、開放中の球抜き口101、球抜き通路89を介して下皿9側に排出される。
なお、単位ゲーム中に遊技者が操作レバー105を操作した場合には、球抜き口101は開放され、上皿7側の遊技球は下皿9側に排出されるが、返却制御手段129による発射待機通路81内の遊技球の返却処理は行われない。従って、単位ゲーム開始後に不足発射球補充制御手段128cの制御によって発射待機通路81内に払い出された遊技球が返却制御手段129の制御により返却されることはない。
以上説明したように、本実施形態のアレンジボール機では、単位ゲームの開始に際して上皿7から投入された規定投入数の遊技球を発射手段15の手前で待機させる発射待機通路81と、規定発射数に対する規定投入数の不足分の遊技球を払い出し手段57から発射待機通路81側に払い出させる不足発射球補充制御手段128cとを備えているため、投入された遊技球を発射用に用いる構成としつつ、規定投入数よりも規定発射数の方が多い場合にも対応可能である。
発射待機通路81内に規定投入数の遊技球が待機することを含む所定のゲーム開始条件が満たされたときにゲーム開始手段128aにより単位ゲームが開始され、その単位ゲーム中は発射待機通路81内の遊技球を返却不可能に構成しているため、単位ゲームの成立に必要な規定数の遊技媒体の投入を単位ゲーム開始条件の1つとしていることとの整合をとることができ、単位ゲーム中に発射用の遊技球が不足してゲームを成立させることができない事態を防止できる。
更に、不足発射球補充制御手段128cは、ゲーム開始手段128aによる単位ゲームの開始後に、所定数分、即ち規定発射数に対する規定投入数の不足分の遊技球を払い出し手段57から発射待機通路81側に払い出させるように構成されているため、規定投入数を超える遊技球が返却されることを防止できる。
遊技領域24まで到達できなかったファール球を検出するファール球検出手段85と、ファール球検出手段85で検出されたファール球の個数分だけ払い出し手段57から発射待機通路81側に遊技球を払い出させる追加発射球補充制御手段132とを備えているため、単位ゲームの成立に必要な規定数の遊技媒体の投入を単位ゲーム開始条件の1つとし且つ単位ゲームが開始されるとその単位ゲームが終了するまで遊技媒体の追加投入はできないこととすることができ、遊技媒体としてメダルを用いるアレンジボール機等のその他の遊技機との間で統一的な運用を行うことが可能である。
各単位ゲームの開始に際し、所定の取込開始条件の成立に基づいて上皿7側から発射待機通路81側への遊技球の流入を許容し、上皿7から発射待機通路81内に規定投入数の遊技球が取り込まれた状態で上皿7側から発射待機通路81側への遊技球の流入を阻止すると共にその阻止状態を少なくとも当該単位ゲームの終了まで継続する発射球投入制限手段97を備えているため、単位ゲームに対して投入される遊技球の個数を規定投入数に制限できる。
上皿7側に少なくとも規定投入数の遊技球が貯留されていることを検出する規定数貯留検出手段95を備え、発射球投入制限手段97は、単位ゲームの開始に際し、規定数貯留検出手段95により規定投入数の遊技球の貯留が検出されることを条件に遊技球貯留手段7側から発射待機通路81側への遊技球の流入を許容すると共に、発射待機通路81側に規定投入数の遊技球が流入したときにその流入を阻止するように構成されているため、確実に規定数の遊技球の取り込みを行った上で単位ゲームを開始させることができる。
規定数貯留検出手段95により規定投入数の遊技球の貯留が検出された状態で作動することによりその規定投入数の遊技球よりも上流側の遊技球の発射待機通路81側への流入を阻止する流入阻止手段95aを備え、単位ゲームの開始に際し、この流入阻止手段95aを作動させた状態で、発射球投入制限手段97により上皿7側から発射待機通路81側への遊技球の流入を許容するように構成されているため、整列部93から発射待機通路81内への遊技球の流入個数を確実に規定投入数に制限することができる。
図14及び図15は本発明の第2の実施形態を例示し、発射待機通路81内の遊技球を直接下皿9側に返却するように構成した例を示している。
本実施形態では、図14に示すように、発射待機通路81の下流端側に、球送り手段20の上流側近傍に返却口141を介して返却通路142が接続されており、更にその近傍には、この返却口141を開閉する返却口開閉手段143が設けられている。
返却通路142は、その下流端側が下皿(所定の貯留手段の一例)9に接続されており、返却口141が開放されたとき、発射待機通路81内の遊技球を下皿9側に案内するようになっている。なお、返却口141は、第1の実施形態における回収口108と同様、例えば発射待機通路81の下側の底壁部81aに設けられている。
返却口開閉手段143は、返却口141を開閉可能な開閉部材144と、この開閉部材144を、返却口141を開放する開状態と閉鎖する閉状態とに切り換える電磁ソレノイド等よりなる返却口開閉駆動手段145とを備えており、単位ゲームの終了から次の単位ゲームの開始までの間に開閉部材103が球抜き口101の開放側に操作されて球抜き操作検出スイッチ107がそれを検出した場合に返却口141を開放する方向に作動するようになっている。
また、本実施形態の制御系は図15に示すように構成されている。即ち、返却制御手段129は返却口開閉制御手段146を備えている。この返却口開閉制御手段146は、返却口開閉駆動手段145の駆動による返却口141の開閉制御を行うもので、単位ゲームの終了後、次の単位ゲームが開始されるまでの期間中、即ち単位ゲーム中以外のときに、球抜き操作検出スイッチ107からの検出信号に基づいて球抜き開閉手段102の開閉部材103が開状態となったと判断されたときに、返却口開閉駆動手段145を作動させて返却口141を開放させるように構成されている。
これにより、単位ゲーム中以外のときに遊技者が操作レバー105を操作すると、球抜き口101が開放されて上皿7側の遊技球が球抜き通路89を介して下皿9側に排出されると共に、返却口141が開放されて発射待機通路81内の遊技球は返却通路142を介して下皿9側に返却される。
なお、単位ゲーム中に遊技者が操作レバー105を操作した場合には、球抜き口101は開放され、上皿7側の遊技球は下皿9側に排出されるが、返却制御手段129による発射待機通路81内の遊技球の返却処理は行われない。
図16は本発明の第3の実施形態を例示し、第1又は第2の実施形態において規定数貯留検出スイッチ95及び整列部流入阻止手段95aを省略した例を示している。
本実施形態の取込制御手段131は、図16に示すように、単位ゲームの開始に際し、単位ゲーム中でないことを条件に(S1:No)、発射球投入制限手段97の投入制限駆動手段100を作動させて投入連通口96を開放し(S3b)、その後、上皿7側から発射待機通路81側に流入した遊技球の個数、即ち取込球検出スイッチ98による遊技球の検出数が規定投入数(15個)に達したときに(S4:Yes)、発射球投入制限手段97の投入制限駆動手段100の作動を停止させて投入連通口96を閉鎖する(S5)ように構成されている。
以上のように構成することで、例えば上皿7内の遊技球が規定投入数に満たない場合には、規定投入数に達するまで投入制限駆動手段100の作動状態を維持しなければならないという欠点はあるが、上皿7内の遊技球は、規定投入数に達していない状態でも発射待機通路81側に順次取り込まれるため、規定数貯留検出スイッチ95を用いた第1の実施形態の場合と比べて次の単位ゲームの開始のタイミングを早めることができる利点がある。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、図17(a)に示すように、不足発射球補充制御手段128cの制御による発射待機通路81への不足発射球の補充を単位ゲーム開始後に行うように構成すると共に単位ゲーム中は発射待機通路81内の遊技球の返却を禁止することにより、遊技者が投入した個数を超える遊技球が返却されることを防止しているが、例えば図17(b)に示すように、不足発射球補充制御手段128cの制御による発射待機通路81への不足発射球の補充を単位ゲーム開始の条件とする場合であっても、その不足発射球の補充が行われた後は、単位ゲームが終了するまで発射待機通路81内の遊技球の返却を禁止することにより、実施形態と同様に遊技者が投入した個数を超える遊技球が返却されることを防止できる。
また、例えば図17(c)に示すように、不足発射球補充制御手段128cの制御による発射待機通路81への不足発射球の補充を単位ゲーム開始の条件とすると共に単位ゲームが開始されるまでは発射待機通路81内の遊技球の返却を可能とする場合であっても、返却個数の上限を規定投入数とすることにより、実施形態と同様に遊技者が投入した個数を超える遊技球が返却されることを防止できる。但しこの場合には、第1の実施形態のように、発射待機通路81内の遊技球を島側に回収すると共に払い出し手段57により上皿7等にその回収された遊技球と同数(規定投入数を上限とする)を払い出すように構成する必要がある。
外部操作可能な押しボタン式等の投入開始操作手段を設け、単位ゲーム中以外のときにこの投入開始操作手段が操作されることに基づいて(所定の取込開始条件の成立の一例)、発射球投入制限手段97により上皿7側から発射待機通路81側への遊技球の流入を許容する(図10、図16のS3b)ように構成してもよい。投入開始操作手段は、上皿カバー8等、遊技者が容易に操作可能な任意の位置に設ければよい。
規定数貯留検出スイッチ95の検出信号(第1の実施形態の場合)、又は取込球検出スイッチ98の検出信号(第3の実施形態の場合)に基づいて上皿7内に規定数以上の遊技球が貯留されていないものと判断された場合に、これを報知する報知手段を設けてもよい。この報知手段は、液晶表示手段40等の可変表示手段に所定の文字情報を含む画像を表示させるもの、音声出力手段138により所定の音声を出力するもの等どのようなものでもよい。
第1の実施形態において、整列部流入阻止手段95aを省略してもよい。この場合、発射球投入制限手段97により、例えば上皿7から発射待機通路81側に連続的に流入する遊技球のうち、規定数番目の遊技球が流入したときにその次の遊技球の流入を確実に規制できる必要がある。
回収口108を開閉する回収口開閉手段109は、操作レバー105の操作に機械的に連動して開閉部材111が回収口108を開放するように構成してもよい。同様に、返却口141を開閉する返却口開閉手段143は、操作レバー105の操作に機械的に連動して開閉部材144が返却口141を開放するように構成してもよい。これらの場合、開閉部材111又は開閉部材144の開方向への移動を阻止する阻止位置と許容する許容位置とに切り換え可能な電磁ソレノイド等よりなる開放阻止手段を設け、単位ゲーム中はこの開放阻止手段を阻止位置で保持することにより開閉部材111又は開閉部材144の開方向への移動を阻止するように構成すればよい。
実施形態では、球抜き口101を開放するための操作レバー105が操作されることに基づいて、回収口108を開放する回収口開閉手段109、又は返却口141を開放する返却口開閉手段143を開放側に作動させるように構成したが、回収口108又は返却口141を開放するための操作手段を、球抜き口101を開放するための操作レバー105とは別に設け、単位ゲーム中以外のときにこの操作手段が操作されることに基づいて、回収口108又は返却口141を開放するように構成してもよい。
この場合も、回収口108を開閉する回収口開閉手段109は、操作手段の操作に機械的に連動して開閉部材111が回収口108を開放するように構成してもよい。同様に、返却口141を開閉する返却口開閉手段143は、操作手段の操作に機械的に連動して開閉部材144が返却口141を開放するように構成してもよい。これらの場合、開閉部材111又は開閉部材144の開方向への移動を阻止する阻止位置と許容する許容位置とに切り換え可能な電磁ソレノイド等よりなる開放阻止手段を設け、単位ゲーム中はこの開放阻止手段を阻止位置で保持することにより開閉部材111又は開閉部材144の開方向への移動を阻止するように構成すればよい。
遊技球の払い出し要求と遊技球の補充要求とが略同時に発生した場合には、予め定められた優先順位に沿って処理すればよいが、遊技球の補充要求を優先的に処理する方がより好ましい。
更に、実施形態ではアレンジボール機を例に挙げて説明したが、雀球遊技機等、規定数の遊技球を発射させることにより単位ゲームを行うその他の弾球遊技機であっても同様に実施可能である。
本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の正面図である。 本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の裏面図である。 本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の前枠の横断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の前面板の正面断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の前枠要部の縦断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の前面板要部の縦断面図である。 本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の上皿から発射手段までの通路部及びその近傍の概略斜視図である。 本発明の第1の実施形態の制御系を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の取込制御処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の取込動作の説明図である。 本発明の第1の実施形態の発射待機通路への遊技球補充動作の説明図である。 本発明の第1の実施形態の上皿及び発射待機通路からの球抜き動作の説明図である。 本発明の第2の実施形態を示すアレンジボール機の前面板の正面断面図である。 本発明の第2の実施形態の制御系を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の取込制御処理のフローチャートである。 不足発射球補充のタイミングと遊技球の返却可/不可期間との関係の説明図である。
符号の説明
7 上皿(遊技球貯留手段)
15 発射手段
24 遊技領域
57 払い出し手段
81 発射待機通路
85 ファール球検出スイッチ(ファール球検出手段)
95 規定数貯留検出スイッチ(規定数貯留検出手段)
95a 整列部流入阻止手段(流入阻止手段)
97 発射球投入制限手段
128a ゲーム開始手段
128c 不足発射球補充制御手段
132 追加発射球補充制御手段

Claims (8)

  1. 遊技球貯留手段(7)から規定投入数の遊技球が投入されたことを条件に単位ゲームを開始させるゲーム開始手段(128a)と、単位ゲームにつき前記規定投入数よりも所定数だけ多い規定発射数の遊技球を遊技領域(24)に発射する発射手段(15)と、遊技球を払い出す払い出し手段(57)とを備え、前記発射手段(15)により前記遊技領域(24)内に発射された遊技球の入賞により所定の入賞役が成立することに基づいてその入賞役に応じた個数の遊技球を前記払い出し手段(57)により前記遊技球貯留手段(7)側に払い出すように構成された弾球遊技機において、単位ゲームの開始に際して前記遊技球貯留手段(7)から投入された前記規定投入数の遊技球を前記発射手段(15)の手前で待機させる発射待機通路(81)と、前記払い出し手段(57)から払い出された遊技球を前記遊技球貯留手段(7)を経ることなく前記発射待機通路(81)に案内する発射球補充案内通路(82)と、前記所定数分の遊技球を前記払い出し手段(57)から前記発射球補充案内通路(82)側に払い出させる不足発射球補充制御手段(128c)とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記発射待機通路(81)内に前記規定投入数の遊技球が待機することを含む所定のゲーム開始条件が満たされたときに前記ゲーム開始手段(128a)により単位ゲームが開始され、その単位ゲーム中は前記発射待機通路(81)内の遊技球を返却不可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記不足発射球補充制御手段(128c)は、前記ゲーム開始手段(128a)による単位ゲームの開始後に、前記所定数分の遊技球を前記払い出し手段(57)から前記発射待機通路(81)側に払い出させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技領域(24)まで到達できなかったファール球を検出するファール球検出手段(85)と、前記ファール球検出手段(85)で検出されたファール球の個数分だけ前記払い出し手段(57)から前記発射待機通路(81)側に遊技球を払い出させる追加発射球補充制御手段(132)とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 各単位ゲームの開始に際し、前記遊技球貯留手段(7)から前記発射待機通路(81)内に前記規定投入数の遊技球が取り込まれた状態で前記遊技球貯留手段(7)側から前記発射待機通路(81)側への遊技球の流入を阻止すると共にその阻止状態を少なくとも当該単位ゲームの終了まで継続する発射球投入制限手段(97)を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記発射球投入制限手段(97)は、単位ゲームの開始に際し、所定の取込開始条件の成立に基づいて前記遊技球貯留手段(7)側から前記発射待機通路(81)側への遊技球の流入を許容すると共に、前記発射待機通路(81)側に前記規定投入数の遊技球が流入したときにその流入を阻止するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記遊技球貯留手段(7)側に少なくとも前記規定投入数の遊技球が貯留されていることを検出する規定数貯留検出手段(95)を備え、前記発射球投入制限手段(97)は、単位ゲームの開始に際し、前記規定数貯留検出手段(95)により前記規定投入数の遊技球の貯留が検出されることを条件に前記遊技球貯留手段(7)側から前記発射待機通路(81)側への遊技球の流入を許容すると共に、前記発射待機通路(81)側に前記規定投入数の遊技球が流入したときにその流入を阻止するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
  8. 前記規定数貯留検出手段(95)により前記規定投入数の遊技球の貯留が検出された状態で作動することによりその規定投入数の遊技球よりも上流側の遊技球の発射待機通路(81)側への流入を阻止する流入阻止手段(95a)を備え、単位ゲームの開始に際し、この流入阻止手段(95a)を作動させた状態で、前記発射球投入制限手段(97)により前記遊技球貯留手段(7)側から前記発射待機通路(81)側への遊技球の流入を許容するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の弾球遊技機。
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