JP2002272925A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2002272925A
JP2002272925A JP2001080937A JP2001080937A JP2002272925A JP 2002272925 A JP2002272925 A JP 2002272925A JP 2001080937 A JP2001080937 A JP 2001080937A JP 2001080937 A JP2001080937 A JP 2001080937A JP 2002272925 A JP2002272925 A JP 2002272925A
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pachinko
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sphere
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JP2001080937A
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English (en)
Inventor
Hayato Kawakami
早人 川上
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MRD Co Ltd
Original Assignee
MRD Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機の動作信頼性を向上する。 【解決手段】 パチンコ機の上部に球発射装置20を配
置し、この球発射装置20には、球タンクからパチンコ
球を供給する。球送出装置29を送出動作させて球皿2
5内のパチンコ球を機外へ送り出し、その数をカウント
してクレジットカウンタのカウント値(発射可能回数)
をカウントアップする。そして、発射操作ハンドル26
が発射操作され且つ発射待機球検出センサ24で次に発
射されるパチンコ球が検出されている時に、クレジット
カウンタのカウント値が「0」となるまで、球発射装置
20を1球分だけ球発射動作させる毎にクレジットカウ
ンタのカウント値を「1」ずつカウントダウンする処理
を繰り返す。尚、途中で遊技を終了する場合は、球払出
装置をその時点のクレジットカウンタのカウント値分だ
け払出動作させて、残りの発射回数分のパチンコ球を遊
技客に返却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作信頼性を改善
したパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ機の上部に球発射装置を
配置した上部発射式のパチンコ機が提案されている。こ
の上部発射式のパチンコ機は、パチンコ機下部に配置さ
れた球皿内のパチンコ球をパチンコ機上部に配置された
球発射装置へ供給する構成にすると、パチンコ球をパチ
ンコ機の下部から上部へ持ち上げる機構が必要となり、
構成が複雑化してコストアップするため、球皿内のパチ
ンコ球(賞球や貸球)の経路と発射球の経路とを分離
し、パチンコ機上部の球発射装置には、それよりも高い
位置に設けられた球タンクからパチンコ球(発射球)を
供給すると共に、パチンコ機下部の球皿内のパチンコ球
(賞球や貸球)を1個ずつ球送出装置により機外(パチ
ンコ島側)へ送り出し、その送出動作に連動させて、球
タンク側から球発射装置に供給されるパチンコ球を1個
ずつ遊技盤面に発射する構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、球発射装置の発射動作と球送出装置の送出動作とを
連動させる構成では、球発射装置に供給するパチンコ球
が球切れ状態となったり、球発射装置への供給路の途中
でパチンコ球が詰まったりして、球発射装置が空打ちし
た場合でも、その空打ちに連動して球送出装置が送出動
作して球皿内のパチンコ球が機外へ送り出されてしま
う。このため、実際に発射されたパチンコ球の数よりも
球皿内から機外へ送り出されたパチンコ球の数の方が多
くなってしまい、遊技客に不利益を与えてしまう等、動
作信頼性に問題があった。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、実際のパチンコ球の
状況を正確に把握しながら発射動作を行うことができ、
動作信頼性を向上することができるパチンコ機を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のパチンコ機は、球皿内のパチン
コ球を球送出装置で機外へ送り出し、この球送出流路と
は別経路で供給されるパチンコ球を球発射装置で遊技盤
面に発射するものにおいて、球送出装置で送り出された
パチンコ球(以下「送出球」という)を送出球検出セン
サで検出し、発射回数設定手段によって送出球の数をカ
ウントして球発射装置の発射可能回数を設定すると共
に、球発射装置で発射されるために待機しているパチン
コ球(以下「発射待機球」という)を発射待機球検出セ
ンサで検出する。そして、球発射装置の発射操作部が発
射操作され且つ発射待機球検出センサで発射待機球が検
出されているときに、発射制御手段によって球発射装置
を前記発射可能回数だけ発射動作させるようにしたもの
である。
【0006】この構成では、予め、球皿内のパチンコ球
を機外へ送り出し、実際に送り出されたパチンコ球の数
をカウントして球発射装置の発射可能回数を設定してか
ら、発射待機球検出センサで発射待機球が検出されてい
ることを条件に、発射可能回数分の発射動作が許可され
る。従って、遊技客が球発射装置の発射操作部を発射操
作しても、実際に発射待機球が有るときのみにしか球発
射装置が発射動作しないので、球発射装置の空打ちを防
止することができる。これにより、球発射装置で実際に
発射されたパチンコ球の数と球皿内から実際に機外へ送
り出されたパチンコ球の数とを正確に一致させることが
でき、パチンコ機の動作信頼性を向上することができ
る。
【0007】ところで、予め、球皿内のパチンコ球を機
外に送り出して発射可能回数を設定する方式では、発射
可能回数分(球皿から機外に送り出したパチンコ球の数
分)の発射動作の途中で遊技客が遊技を終了する場合も
ある。
【0008】そこで、請求項2のように、遊技終了指令
が出されたときに球皿にパチンコ球を払い出す球払出装
置を球払出動作させて残りの発射回数分のパチンコ球を
返却するようにすると良い。このようにすれば、発射可
能回数分の発射動作の途中で遊技を終了する場合でも、
残りの発射回数分のパチンコ球を遊技客に返却すること
ができる。
【0009】また、請求項3のように、球発射装置で発
射されるために待機しているパチンコ球(以下「発射待
機球」という)を発射待機球検出センサで検出すると共
に、球送出装置で送り出されるために待機しているパチ
ンコ球(以下「送出待機球」という)を送出待機球検出
センサで検出し、球発射装置の発射操作部が発射操作さ
れ且つ前記各検出センサで前記発射待機球と前記送出待
機球が両方とも検出されているときに、球発射装置が1
球分の発射動作をする毎に球送出装置が1球分の送出動
作をするように球発射装置と球送出装置を制御するよう
にしても良い。
【0010】この構成では、発射待機球と送出待機球が
両方とも検出されているとき、つまり、球発射装置が実
際にパチンコ球を発射できる状態で、且つ、球送出装置
が実際にパチンコ球を送り出すことができる状態のとき
のみに、球発射装置と球送出装置の駆動を許可して、球
発射装置が1球分の発射動作をする毎に球送出装置が1
球分の送出動作をする。このようにしても、球発射装置
で実際に発射されたパチンコ球の数と球皿内から実際に
機外へ送り出されたパチンコ球の数とを正確に一致させ
ることができ、パチンコ機の動作信頼性を向上すること
ができる。しかも、この構成では、1球発射する毎に球
皿内のパチンコ球が1球ずつ減っていくので、発射可能
な残りの球数が遊技客に分かりやすくなると共に、球皿
内のパチンコ球を遊技盤面に打ち込んでいるような感じ
を遊技客に与えることができる。
【0011】更に、請求項4のように、発射待機球検出
センサで発射待機球が検出されなくなったときに報知手
段を報知動作させるようにしても良い。このようにすれ
ば、球発射装置への供給球の球切れや球詰まり等の不具
合が発生していることを報知手段の報知動作によって店
員や遊技客に知らせることができる。
【0012】上述したパチンコ機においては、例えば、
不正行為者が糸や針金等で吊した球を球送出流路に侵入
させて球検出センサに検出させることで、あたかもパチ
ンコ球が送り出されたかのように見せかけて球発射装置
を発射動作させる不正が行われる可能性がある。
【0013】このような不正行為の防犯策として、請求
項5のように、球送出流路に複数の球検出センサを所定
間隔で配置し、各球検出センサの出力信号に基づいてパ
チンコ球が通過したことを検出する球通過検出手段を設
けるようにしても良い。このように所定間隔で配置した
各球検出センサの出力信号を用いれば、各球検出センサ
間を通過するパチンコ球の挙動や通過速度を判定するこ
とができるので、各球検出センサ間をパチンコ球が正常
に通過したか否かを精度良く判定することができる(糸
や針金等で吊した球を各球検出センサ間を正常な速度で
通過したように動かすことは非常に難しい)。このた
め、不正行為によってパチンコ球が送り出されたと誤判
定させようとしても、それを未然に防止することができ
る。
【0014】このような球通過検出手段は、パチンコ機
の他のパチンコ球流路にも適用することができる。つま
り、請求項6のように、パチンコ球の流路に複数の球検
出センサを所定間隔で配置し、各球検出センサの出力信
号に基づいてパチンコ球が通過したことを検出する球通
過検出手段を設けるようにしても良い。このようにすれ
ば、パチンコ機の他のパチンコ球流路においてもパチン
コ球が正常に通過したか否かを精度良く判定することが
できる。
【0015】また、請求項7のように、球検出センサ
は、球送出装置の入口側と出口側に配置するようにして
も良い。このようにすれば、球送出装置が正常に送出動
作しているか否かを確認することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】《実施形態(1)》以下、本発明
の実施形態(1)を図1乃至図9に基づいて説明する。
まず、図2に基づいてパチンコ機の裏面側の概略構成を
説明する。パチンコ機の本体枠11の裏面側には、裏部
品を組み付ける機構板12が取り付けられている。この
機構板12の裏面上部には、パチンコ島の球補給路(図
示せず)からパチンコ球が補給される球タンク13が設
けられ、この球タンク13には、そこから流れ出るパチ
ンコ球を整列状態で流下させるタンクレール14が接続
されている。このタンクレール14の下端には、球供給
路15が設けられ、その球供給路15の下端部に、球払
出装置16が接続されている。
【0017】次に、図1に基づいてパチンコ機の前面側
の概略構成を説明する。本体枠11の前面側には、遊技
盤18が取り付けられている。この遊技盤18の前面に
取り付けられたレール19等によって、遊技盤18の前
面に、パチンコ球が転動する遊技領域が区画形成され、
この遊技領域に、センター役物、入賞口、入賞装置等
(図示せず)が設けられている。また、本体枠11の前
面側上部には、遊技盤18の遊技領域にパチンコ球を発
射する球発射装置20が設けられている。この球発射装
置20の上部には、発射待機流路21が設けられ、球タ
ンク13(図2参照)内のパチンコ球が、球供給路(図
示せず)を介して発射待機流路21に供給される。球発
射装置20は、打球槌22がその回動軸22aを上側に
して取り付けられ、この打球槌22を右方に発射動作さ
せると、発射位置23にセットされたパチンコ球が打球
槌22によって遊技領域内に発射され、その後、打球槌
22を左方に復帰動作させると、発射待機流路21の出
口部で待機しているパチンコ球が発射位置23に落下さ
れてセットされるようになっている。発射待機流路21
には、その出口部で待機しているパチンコ球(以下「発
射待機球」という)を検出する発射待機球検出センサ2
4が設けられている。
【0018】一方、本体枠11の前面側下部には、1皿
化された大型の球皿25や球発射装置20の発射操作ハ
ンドル26(発射操作部)が設けられている。球払出装
置16(図2参照)から払い出されたパチンコ球(賞球
又は貸球)は、球払出口27を通って球皿25内に流入
する。球払出口27付近には、球皿25がパチンコ球で
満杯になったことを検出する球皿満杯検出センサ(図示
せず)が設けられている。また、球皿25の下流側に
は、球皿25内のパチンコ球を機外(パチンコ島側)へ
送り出す球送出装置29が設けられている。
【0019】次に、図3乃至図5を用いて球送出装置2
9の構成を説明する。図3に示すように、球送出装置2
9の本体ケース30は、取付ベース31にカバー32を
ネジ33で固定することで構成され、この本体ケース3
0内に、パチンコ球を送り出す送出カム34が配置され
ている。この送出カム34は、樹脂等で形成され、この
送出カム34には、回動軸35と可動磁性片36がイン
サート成形等により一体化されている。球皿25の球出
口には球流路37が接続され、この球流路37を流下す
るパチンコ球を送出カム34の上方に導入する球導入口
38が取付ベース31に形成されている。また、カバー
32には、送出カム34で送り出されたパチンコ球を排
出する球排出口39が形成されている。
【0020】図4及び図5に示すように、送出カム34
の側方には、送出カム34を回動駆動する駆動源となる
電磁石40が、取付ベース31にネジ41で固定されて
いる。送出カム34の側面に垂直に固定された可動磁性
片36は、電磁石40の下面(吸着面)に対向するよう
に配置されている。
【0021】電磁石40への通電がオフされて磁気吸引
力が無くなると、図3(a)に示すように、送出カム3
4が自重により下方に回動し、送出カム34からパチン
コ球を1個送り出すと同時に、取付ベース31の球導入
口38から流入した後続のパチンコ球を送出カム34の
上端で受け止めた状態となる。この後、電磁石40に通
電すると、可動磁性片36に磁気吸引力が作用して、可
動磁性片36が電磁石40の下面(吸着面)に吸着され
る。これにより、図3(b)に示すように、送出カム3
4が上方に回動し、送出カム34の凹部にパチンコ球を
1個だけ受け入れた状態となる。この後、電磁石40を
断電すれば、前述したようにして送出カム34の凹部内
のパチンコ球が送り出される。
【0022】また、取付ベース31の球導入口38の下
方には、送出カム34の上端で受け止められたパチンコ
球(以下「送出待機球」という)を検出する送出待機球
検出センサ42が設けられ、カバー32の球排出口39
の下方には、送出カム34から送り出されたパチンコ球
を検出する送出球検出センサ43が設けられている。
【0023】以上のように構成したパチンコ機の球送出
装置29、球発射装置20、球払出装置16の動作は、
パチンコ機の制御回路44(図6参照)によって制御さ
れる。この制御回路44は、図7の球送出制御プログラ
ムを実行することで、球送出装置29を送出動作させて
球皿25内のパチンコ球を機外(パチンコ島側)へ送り
出すと共に、その数をカウントしてクレジットカウンタ
のカウント値(発射可能回数)をカウントアップする。
そして、図8の球発射制御プログラムを実行すること
で、発射操作ハンドル26が発射操作され且つ発射待機
球検出センサ24で発射待機球が検出されているとき
に、クレジットカウンタのカウント値が「0」となるま
で、球発射装置20を1球分だけ発射動作させる毎にク
レジットカウンタのカウント値を「1」ずつカウントダ
ウンする処理を繰り返す。
【0024】また、制御回路44は、図9の球払出制御
プログラムを実行することで、球貸ボタン(図示せず)
が押されて貸球払出指令が出されたときに、球払出装置
16を貸球払出動作させて所定数の貸球を払い出し、パ
チンコ球が入賞して賞球払出指令が出されたときに、球
払出装置16を賞球払出動作させて所定数の賞球を払い
出す。以下、制御回路44が実行する各プログラムの処
理内容を説明する。
【0025】[球送出制御]図7の球送出制御プログラ
ムは、所定時間毎に実行される。本プログラムが起動さ
れると、まず、ステップ101で、クレジットカウンタ
のカウント値が、所定の下限クレジット数(例えば7
0)よりも少ないか否かを判定する。もし、クレジット
カウンタのカウント値が下限クレジット数よりも少なけ
れば、ステップ102に進み、球送出装置29の球導入
口38下方に配置された送出待機球検出センサ42がオ
ンか否かによって、次に送り出されるために待機してい
るパチンコ球(送出待機球)が有るか否かを判定する。
送出待機球が有れば、ステップ103に進み、自動的に
球送出装置29の電磁石40への通電を所定周期でオン
/オフして送出カム34を上下動させる送出動作を開始
して、球皿25から流れてくるパチンコ球を送出カム3
4で1球ずつ機外(パチンコ島側)へ送り出す。
【0026】この後、ステップ104に進み、送出待機
球検出センサ42と送出球検出センサ43の出力信号に
基づいて、パチンコ球が2つの球検出センサ42間を通
過するのに要する時間、各球検出センサ42の検出タイ
ミング、検出順序、各々の検出回数等を判定すること
で、2つの球検出センサ42間をパチンコ球が正常に通
過したか否かを判定する。
【0027】この際、送出カム34で正常に送出される
パチンコ球は、2つの球検出センサ42,43間を通過
するのに要する時間がほぼ一定であるから、この時間が
極端に短かったり、極端に長い場合は、不正行為や球送
出装置29等の異常が発生している可能性がある。ま
た、上流側の送出待機球検出センサ42でパチンコ球の
通過を検出していないのに、その下流側の送出球検出セ
ンサ43でパチンコ球の通過を検出した場合も、不正行
為や何等かの異常が発生している可能性がある。その反
対に、送出待機球検出センサ42でパチンコ球の通過を
検出しているのに、その下流側の送出球検出センサ43
でパチンコ球の通過を検出しない場合も、不正行為や何
等かの異常が発生している可能性がある。また、各球検
出センサ42,43の検出タイミングと送出カム34の
送出タイミングとのずれが大きい場合も、不正行為や何
等かの異常が発生している可能性がある。このようにし
て、送出待機球検出センサ42と送出球検出センサ43
の出力信号に基づいてパチンコ球が正常に通過したか否
かを判定する機能(ステップ104)が特許請求の範囲
でいう球通過検出手段に相当する役割を果たす。
【0028】もし、パチンコ球が正常に通過していない
と判定されれば、不正行為又は何等かの異常が発生して
いると判断して、クレジットカウンタをカウントアップ
する処理(ステップ105〜107)を行うことなく、
ステップ108に進み、速やかに球送出装置29の送出
動作を停止する。
【0029】一方、パチンコ球が正常に通過した(球送
出装置29が正常に送出動作している)と判定された場
合は、ステップ105に進み、送出球検出センサ43の
出力信号に基づいて送出球の数をカウントし、次のステ
ップ106で、送出球を1球カウントする毎に、クレジ
ットカウンタのカウント値を「1」ずつカウントアップ
する。これらのステップ105,106の処理が特許請
求の範囲でいう発射回数設定手段に相当する役割を果た
す。
【0030】この後、ステップ107に進み、クレジッ
トカウンタのカウント値が所定の上限クレジット数(例
えば100)に達したか否かを判定する。クレジットカ
ウンタのカウント値が上限クレジット数未満の期間中
は、ステップ102に戻り、球皿25内のパチンコ球を
1球ずつ送り出してクレジットカウンタをカウントアッ
プする処理を繰り返し、クレジットカウンタのカウント
値が上限クレジット数に達した時点で、ステップ108
に進み、球送出装置29の送出動作を停止してパチンコ
球の送り出しを停止する。
【0031】遊技開始後は、後述する図8の発射制御プ
ログラムのステップ207,208の処理によって、球
発射装置20でパチンコ球を1球発射する毎にクレジッ
トカウンタが「1」ずつカウントダウンされるが、クレ
ジットカウンタのカウント値が下限クレジット数以上の
期間は、ステップ101で「No」と判定されて、ステ
ップ108に進み、球送出装置29の送出動作停止状態
が継続される。
【0032】その後、クレジットカウンタのカウント値
が下限クレジット数よりも小さくなったときには、再び
クレジットカウンタのカウント値が上限クレジット数に
達するまで、球皿25内のパチンコ球を送り出してクレ
ジットカウンタをカウントアップする処理(ステップ1
02〜107)が繰り返され、その後、クレジットカウ
ンタのカウント値が上限クレジット数に達した時点で、
ステップ108に進み、球送出装置29の送出動作を停
止してパチンコ球の送り出しを停止する。
【0033】一方、上記ステップ102で、送出待機球
検出センサ42がオフ、つまり、送出待機球が無いと判
定されたときには、ステップ103〜107の処理を飛
び越してステップ108に進み、直ちに球送出装置29
の送出動作を停止する。
【0034】尚、図7の球送出制御プログラムでは、ク
レジットカウンタのカウント値が下限クレジット数より
も少なくなってから球皿25内のパチンコ球を送り出し
てクレジットカウンタを上限クレジット数までカウント
アップする処理を再開するようにしたが、クレジットカ
ウンタのカウント値が上限クレジット数よりも1つでも
少なくなると、球皿25内のパチンコ球を送り出してク
レジットカウンタのカウント値を上限クレジット数に戻
すようにしても良い。
【0035】また、手動球送出ボタンが設けて、手動球
送出ボタンで、球送出装置29の送出動作を手動操作す
るようにしても良い。この際、手動球送出ボタンを1回
操作すると、予め設定されたクレジット数まで球皿25
内のパチンコ球を自動的に送り出すようにしたり、或
は、遊技客の操作によって送り出すパチンコ球の数(ク
レジット数)を任意に設定できるようにしても良い。
【0036】[球発射制御]図8の球送出制御プログラ
ムは、所定時間毎に実行され、特許請求の範囲でいう発
射制御手段に相当する役割を果たす。本プログラムが起
動されると、まず、ステップ201で、タンク内球切検
出センサ(図示せず)がオンか否かによって球タンク1
3内にパチンコ球が貯溜されているか否かを判定し、も
し、球タンク13内にパチンコ球が貯溜されていなけれ
ば、ステップ202に進み、球補給指示をホールコンピ
ュータ等に出力する。
【0037】その後、ステップ203に進み、発射操作
ハンドル26が発射操作されたか否かを判定し、発射操
作ハンドル26が発射操作されれば、ステップ204に
進み、発射待機球検出センサ24がオンか否かによっ
て、次に発射されるために待機しているパチンコ球(発
射待機球)が有るか否かを判定する。もし、発射待機球
が無ければ、球発射装置20を発射動作させることな
く、ステップ209に進み、報知手段である報知ランプ
46(図6参照)を報知動作(例えば点灯)させて、本
プログラムを終了する。
【0038】一方、発射操作ハンドル26が発射操作さ
れ且つ発射待機球が有ると判定された場合は、ステップ
205に進み、報知ランプ46が報知動作(例えば点
灯)していれば、それを停止させた後、ステップ206
に進み、クレジットカウンタのカウント値が1以上か否
かを判定する。
【0039】クレジットカウンタのカウント値が1以上
の期間中は、ステップ207に進み、1球分発射制御を
実施して球発射装置20を1球分だけ発射動作させる毎
に、ステップ208に進み、クレジットカウンタを
「1」ずつカウントダウンする処理を繰り返す。尚、発
射待機流路21にパチンコ球が供給されてから最初に1
回、発射動作(空打ち)させることで、発射待機流路2
1のパチンコ球を発射位置にセットする構成の場合は、
発射待機流路21にパチンコ球が供給されてから最初の
発射動作(空打ち)を行うときに、クレジットカウンタ
をカウントダウンしないようにすると良い。
【0040】その後、ステップ206で、クレジットカ
ウンタのカウント値が0と判定されたときには、発射操
作ハンドル26が発射操作され且つ発射待機球が有ると
判定されていても、球発射装置20を発射動作させるこ
となく、本プログラムを終了する。
【0041】[球払出制御]図9の球払出制御プログラ
ムは、所定時間毎に実行される。本プログラムが起動さ
れると、まず、ステップ301で、球貸ボタン(図示せ
ず)が押されて貸球払出指令が出されたか否かを判定
し、貸球払出指令が有れば、ステップ302に進み、貸
球払出制御を実施して、球払出装置16を貸球払出動作
させて所定数の貸球を払い出す。これにより、球払出装
置16から払い出された貸球が球皿25内に流入する。
尚、現金用の台間球貸機から貸球を排出して球皿25内
に入れるようにしても良い。
【0042】この後、ステップ303に進み、パチンコ
球が入賞して賞球払出指令が出されたか否かを判定し、
賞球払出指令が有れば、ステップ304に進み、賞球払
出制御を実施して、球払出装置16を賞球払出動作させ
て所定数の賞球を払い出す。これにより、球払出装置1
6から払い出された賞球が球皿25内に流入する。
【0043】この後、ステップ305に進み、球皿満杯
検出センサ(図示せず)がオンか否かによって、球皿2
5が満杯か否かを判定し、球皿満杯検出センサがオン
(球皿25が満杯)の場合は、ステップ310に進み、
球払出装置16の払出動作を禁止すると共に、未払いの
賞球の個数をメモリ(図示せず)に記憶し、その後、球
皿25内のパチンコ球が球抜き口から抜き取られるなど
して球皿満杯検出センサがオフとなったときに、ステッ
プ305からステップ306に進み、球払出装置16の
賞球払出動作を再開して、未払いの賞球を払い出す。
【0044】この後、ステップ307に進み、精算ボタ
ン45が押された否かによって遊技終了指令が出された
か否かを判定し、精算ボタン45が押された場合は、ス
テップ308に進み、残球払出処理を実施する。この残
球払出処理では、球払出装置16をクレジットカウンタ
のカウント値分(残りの発射回数分)だけ払出動作を繰
り返して、残りの発射回数分のパチンコ球を球皿25内
に払い出す。これにより、残りの発射回数分のパチンコ
球を球皿25の球抜き口へ流下させて遊技客に返却す
る。このステップ308の処理が特許請求の範囲でいう
残球返却手段に相当する役割を果たす。
【0045】この後、ステップ309に進み、クレジッ
トカウンタのカウント値を「0」にクリアした後、本プ
ログラムを終了する。
【0046】以上説明した本実施形態(1)によれば、
予め、球送出装置29を送出動作させて球皿25内のパ
チンコ球を機外(パチンコ島側)へ送り出すと共に、そ
の数をカウントしてクレジットカウンタをカウントアッ
プし、発射操作ハンドル26が発射操作され且つ発射待
機球が有るときに、クレジットカウンタのカウント値が
「0」となるまでは球発射装置20を発射動作させる毎
にクレジットカウンタをカウントダウンする。この場
合、実際に発射待機球が有るときのみにしか球発射装置
20を発射動作させないので、球発射装置20の空打ち
を防止することができる。これにより、球発射装置20
で実際に発射されたパチンコ球の数と球皿25内から実
際に機外へ送り出されたパチンコ球の数とを正確に一致
させることができ、パチンコ機の動作信頼性を向上する
ことができる。
【0047】また、本実施形態(1)では、精算ボタン
45が押されたときに、球払出装置16をクレジットカ
ウンタのカウント値分(残りの発射回数分)だけ球払出
動作させて、残りの発射回数分のパチンコ球を球皿25
内に払い出すようにしているので、クレジットカウンタ
のカウント値が「0」になる前に遊技を終了する場合で
も、精算ボタン45を押すことによって、残りの発射回
数分のパチンコ球を球皿25の球抜き口へ流下させて遊
技客に返却することができる。
【0048】また、本実施形態(1)では、発射待機球
が無いときに、報知ランプ46を報知動作させるように
したので、球発射装置20への供給球不足等の不具合が
発生していることを報知ランプ46の報知動作によって
速やかに店員や遊技客に知らせることができる。
【0049】更に、本実施形態(1)では、球皿25内
のパチンコ球を機外に送り出す球送出流路に、送出待機
球検出センサ42と送出球検出センサ43を配置し、こ
れら送出待機球検出センサ42と送出球検出センサ43
の出力信号に基づいて、パチンコ球が正常に通過したか
否かを判定するようにしたので、各球検出センサ42,
43の出力信号を用いてパチンコ球の通過タイミングや
通過速度(通過時間)等を精度良く判定することがで
き、各球検出センサ42,43間をパチンコ球が正常に
通過したか否かを極めて精度良く判定することができ
る。このため、例えば、糸や針金等で吊した球を機内に
侵入させる等の不正行為によってパチンコ球が送り出さ
れたと誤判定させようとしても、それを未然に防止する
ことができ、パチンコ機の防犯効果を高めることができ
る。
【0050】しかも、本実施形態(1)では、送出待機
球検出センサ42と送出球検出センサ43を、球送出装
置29の入口側と出口側に配置したので、球送出装置2
9が正常に送出動作しているか否かを確認することがで
きる。
【0051】しかしながら、本発明は、必ずしも、送出
待機球検出センサ42と送出球検出センサ43を設ける
必要はなく、送出待機球検出センサ42を省略して送出
球検出センサ43のみを設ける構成としても良い。
【0052】《実施形態(2)》上記実施形態(1)で
は、予め、球皿25内のパチンコ球を機外へ送り出して
クレジットカウンタをカウントアップしておき、発射操
作ハンドル26が発射操作され且つ発射待機球検出セン
サ24で発射待機球が検出されているときに、クレジッ
トカウンタのカウント値が「0」となるまで、球発射装
置20を発射動作させる毎にクレジットカウンタをカウ
ントダウンするようにしたが、本発明の実施形態(2)
では、制御回路44が図10に示す球発射・球送出制御
プログラムを実行することで、発射操作ハンドル26が
発射操作され且つ2つの球検出センサ24,42で発射
待機球と送出待機球が両方とも検出されているときに、
球発射装置20を1球分だけ発射動作させる毎に球送出
装置29を1球分だけ送出動作させる処理を繰り返すよ
うにしている。
【0053】図10の球発射・球送出制御プログラム
は、所定時間毎に実行され、特許請求の範囲でいう発射
・送出制御手段に相当する役割を果たす。本プログラム
が起動されると、まず、ステップ401で、タンク内球
切検出センサがオンか否かによって、球タンク13内に
パチンコ球が貯溜されているか否かを判定し、球タンク
13内にパチンコ球が貯溜されていなければ、ステップ
402に進み、球補給指示をホールコンピュータ等に出
力する。
【0054】その後、ステップ403に進み、発射操作
ハンドル26が発射操作されたか否かを判定し、発射操
作ハンドル26が発射操作されれば、ステップ404に
進み、発射待機球検出センサ24がオンか否かによっ
て、発射待機球が有るか否かを判定する。もし、発射待
機球が無ければ、ステップ410に進み、報知ランプ4
6を報知動作(例えば点灯)させて、本プログラムを終
了する。
【0055】一方、発射待機球が有ると判定された場合
は、ステップ405に進み、報知ランプ46が報知動作
していれば、それを停止させた後、ステップ406に進
み、送出待機球検出センサ42がオンか否かによって、
送出待機球が有るか否かを判定し、もし、送出待機球が
無ければ、そのまま本プログラムを終了する。
【0056】これに対して、発射操作ハンドル26が発
射操作され且つ発射待機球と送出待機球とが両方とも有
ると判定された場合は、ステップ407に進み、1球分
発射制御を実施して球発射装置20を1球分だけ発射動
作させた後、ステップ408に進み、発射球検出センサ
(図示せず)がオンしたか否かによって、パチンコ球が
実際に発射されたか否かを判定し、パチンコ球が発射さ
れていれば、ステップ409に進み、1球分送出制御を
実施して球送出装置29を1球分だけ送出動作させる。
これにより、発射操作ハンドル26が発射操作され且つ
発射待機球と送出待機球とが両方とも有ると判定されて
いる期間中は、球発射装置20が1球分の発射動作する
毎に球送出装置29が1球分の送出動作する処理が繰り
返えされる。
【0057】尚、発射待機流路21にパチンコ球が供給
されてから最初に1回、発射動作(空打ち)させること
で、発射待機流路21のパチンコ球を発射位置にセット
する構成の場合は、発射待機流路21にパチンコ球が供
給されてから最初の発射動作(空打ち)を行う時に、ス
テップ408で「No」と判定されて、球送出装置29
が送出動作しないようになっている。
【0058】以上説明した本実施形態(2)では、発射
待機球と送出待機球とが両方とも有るとき、つまり、球
発射装置20が実際にパチンコ球を発射できる状態で、
且つ球送出装置29が実際にパチンコ球を送り出すこと
ができる状態のときのみに、球発射装置20と球送出装
置29の駆動を許可して、球発射装置20が1球分の発
射動作をする毎に球送出装置29が1球分の送出動作を
する。これにより、球発射装置20の空打ちや球送出装
置29の空送りを未然に防止して、球発射装置20で実
際に発射されたパチンコ球の数と球皿25内から実際に
機外へ送り出されたパチンコ球の数とを正確に一致させ
ることができ、パチンコ機の動作信頼性を向上すること
ができる。
【0059】しかも、本実施形態(2)では、パチンコ
球を1球発射する毎に球皿25内のパチンコ球が1球ず
つ減っていくので、発射可能な残りの球数が遊技客に分
かりやすくなると共に、球皿25内のパチンコ球を遊技
盤22面に打ち込んでいるような感じを遊技者に与える
ことができる。
【0060】尚、本実施形態(2)では、前記実施形態
(1)と同じように、球送出装置29の入口側と出口側
に送出待機球検出センサ42と送出球検出センサ43を
配置した構成とし、これら送出待機球検出センサ42と
送出球検出センサ43の出力信号に基づいて、パチンコ
球が正常に通過したか否かを判定するようにしても良
く、勿論、送出球検出センサ43を省略して送出待機球
検出センサ42のみを設ける構成としても良い。
【0061】また、上記各実施形態において、球発射装
置20の発射位置23にパチンコ球が2個以上セットさ
れて発射された場合は、発射球検出センサで発射された
パチンコ球の数を検出して、その球数分だけ、球送出装
置29を送出動作させるようにしても良い。或は、球発
射装置20の発射位置23にパチンコ球が2個以上落下
した場合は、1個のパチンコ球のみが発射位置23にセ
ットされて余分なパチンコ球はファール球としてファー
ル球通路に流下させる構成としても良い。この場合は、
ファール球の数分だけ発射回数を増加させるようにする
と良い。
【0062】更に、上記各実施形態において、球払出装
置16が正常にパチンコ球を払い出せない状態のときに
球発射装置20の発射動作を禁止してそれを報知ランプ
等で報知するようにしても良い。このようにすれば、球
払出装置16が正常にパチンコ球を払い出せない状態の
とき、つまり、遊技盤22面に発射したパチンコ球が入
賞しても、入賞に対する賞球の払い出しができないとき
には、球発射装置20の発射動作を禁止して遊技を一時
的に停止させることができる。
【0063】また、上記各実施形態では、球皿25内の
パチンコ球を機外に送り出す球送出装置29の入口側と
出口側に球検出センサ42,43を配置したが、球皿2
5内のパチンコ球を機外に送り出す球送出流路に2個又
はそれ以上の球検出センサを配置し、各球検出センサの
出力信号に基づいてパチンコ球が通過したか否かを判定
するようにしても良い。
【0064】また、球皿内のパチンコ球を球送出装置で
球発射装置に供給するパチンコ機に上記技術を適用し
て、球皿内のパチンコ球を球発射装置に供給する球送出
装置の入口側と出口側に球検出センサを配置したり、或
は、球皿内のパチンコ球を球発射装置に供給する球供給
流路に複数(2個又はそれ以上)の球検出センサを配置
して、各球検出センサの出力信号に基づいてパチンコ球
が正常に通過したか否かを判定するようにしても良い。
【0065】更に、パチンコ機の他のパチンコ球の通過
する流路(遊技盤面のゲートや入賞口等を含む)に複数
の球検出センサを配置して、各球検出センサの出力信号
に基づいてパチンコ球が正常に通過したか否かを判定す
るようにしても良い。
【0066】また、前記各実施形態では、球発射装置2
0に球タンク13からパチンコ球を供給するようにして
いるが、例えば、球発射装置から遊技盤面に発射された
パチンコ球を球発射装置側へ戻す循環サイクルを構成
し、この循環サイクル内に封入されているパチンコ球を
球発射装置へ送って遊技盤面に発射するようにしても良
い。
【0067】その他、本発明は、球発射装置の位置はパ
チンコ機の上部に限定されず、パチンコ機の下部に球発
射装置を設けた構成としても良い等、種々変更して実施
できる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のパチンコ機によれば、予め、球皿から機外
へ送り出されたパチンコ球の数をカウントして球発射装
置の発射可能回数を設定し、球発射装置の発射操作部が
発射操作され且つ発射待機球検出センサで発射待機球が
検出されているときに、発射可能回数だけ発射動作させ
るようにしたので、発射球の数と送出球の数とを正確に
一致させることができ、パチンコ機の動作信頼性を向上
することができる。
【0069】更に、請求項2では、遊技終了指令が出さ
れたときに球払出装置を球払出動作させて残りの発射回
数分のパチンコ球を返却するようにしたので、発射可能
回数分の発射動作の途中で遊技を終了する場合でも、残
りの発射回数分のパチンコ球を遊技客に返却することが
できる。
【0070】また、請求項3では、各検出センサで発射
待機球と送出待機球が両方とも検出されているときに、
球発射装置が1球分の発射動作をする毎に球送出装置が
1球分の送出動作をするようにしたので、発射球の数と
送出球の数とを正確に一致させてパチンコ機の動作信頼
性を向上することができると共に、球皿内のパチンコ球
を遊技盤面に打ち込んでいるような感じを遊技者に与え
ることができる。
【0071】また、請求項4では、発射待機球検出セン
サで発射待機球が検出されなくなったときに報知手段を
報知動作させるようにしたので、球発射装置への供給球
不足等の不具合が発生していることを報知手段の報知動
作によって速やかに店員や遊技者に知らせることができ
る。
【0072】一方、請求項5,6では、球送出流路(又
はその他のパチンコ球流路)に複数の球検出センサを所
定間隔で配置し、各球検出センサの出力信号に基づいて
パチンコ球が通過したことを検出するようにしたので、
パチンコ球が正常に通過したか否かを極めて精度良く判
定することができ、不正行為による誤判定を未然に防止
することができる。
【0073】更に、請求項7では、球検出センサを、球
送出装置の入口側と出口側に配置するようにしたので、
球送出装置の動作確認もすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)のパチンコ機の正面図
【図2】パチンコ機の裏面図
【図3】(a)は電磁石断電時の状態を示す球送出装置
の縦断側面図、(b)は電磁石通電時の状態を示す球送
出装置の縦断側面図
【図4】球送出装置の側面図
【図5】球送出装置の正面図
【図6】パチンコ機の電気的構成を示すブロック図
【図7】球送出制御プログラムの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図8】球発射制御プログラムの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図9】球払出制御プログラムの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図10】本発明の実施形態(2)の球発射・送出制御
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
11…本体枠、13…球タンク、16…球払出装置、1
8…遊技盤、20…球発射装置、24…発射待機球検出
センサ、25…球皿、26…発射操作ハンドル(発射操
作部)、29…球送出装置、34…送出カム、38…球
導入口、39…球排出口、40…電磁石、42…送出待
機球検出センサ、43…送出球検出センサ、44…制御
回路(発射回数設定手段,発射制御手段,残球返却手
段,発射・送出制御手段)、45…精算ボタン、46…
報知ランプ(報知手段)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球皿内のパチンコ球を球送出装置で機外
    へ送り出し、この球送出流路とは別経路で供給されるパ
    チンコ球を球発射装置で遊技盤面に発射するパチンコ機
    において、 前記球送出装置で送り出されたパチンコ球(以下「送出
    球」という)を検出する送出球検出センサと、 前記送出球の数をカウントして前記球発射装置の発射可
    能回数を設定する発射回数設定手段と、 前記球発射装置で発射されるために待機しているパチン
    コ球(以下「発射待機球」という)を検出する発射待機
    球検出センサと、 前記球発射装置の発射操作部が発射操作され且つ前記発
    射待機球検出センサで発射待機球が検出されているとき
    に前記球発射装置を前記発射可能回数だけ発射動作させ
    る発射制御手段とを備えていることを特徴とするパチン
    コ機。
  2. 【請求項2】 遊技終了指令が出されたときに前記球皿
    にパチンコ球を払い出す球払出装置を払出動作させて残
    りの発射回数分のパチンコ球を返却する残球返却手段を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ
    機。
  3. 【請求項3】 球皿内のパチンコ球を球送出装置で機外
    へ送り出し、この球送出流路とは別経路で供給されるパ
    チンコ球を球発射装置で遊技盤面に発射するパチンコ機
    において、 前記球発射装置で発射されるために待機しているパチン
    コ球(以下「発射待機球」という)を検出する発射待機
    球検出センサと、 前記球送出装置で送り出されるために待機しているパチ
    ンコ球(以下「送出待機球」という)を検出する送出待
    機球検出センサと、 前記球発射装置の発射操作部が発射操作され且つ前記各
    検出センサで前記発射待機球と前記送出待機球が両方と
    も検出されているときに前記球発射装置が1球分の発射
    動作をする毎に前記球送出装置が1球分の送出動作をす
    るように前記球発射装置と前記球送出装置を制御する発
    射・送出制御手段とを備えていることを特徴とするパチ
    ンコ機。
  4. 【請求項4】 前記発射待機球検出センサで発射待機球
    が検出されなくなったときに報知動作する報知手段を備
    えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記球送出流路に複数の球検出センサを
    所定間隔で配置し、各球検出センサの出力信号に基づい
    てパチンコ球が通過したことを検出する球通過検出手段
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 パチンコ球の流路に複数の球検出センサ
    を所定間隔で配置し、各球検出センサの出力信号に基づ
    いてパチンコ球が通過したことを検出する球通過検出手
    段を備えていることを特徴とするパチンコ機。
  7. 【請求項7】 前記球検出センサは、パチンコ球を送り
    出す球送出装置の入口側と出口側に配置されていること
    を特徴とする請求項5又は6に記載のパチンコ機。
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