JP2908832B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2908832B2
JP2908832B2 JP8968090A JP8968090A JP2908832B2 JP 2908832 B2 JP2908832 B2 JP 2908832B2 JP 8968090 A JP8968090 A JP 8968090A JP 8968090 A JP8968090 A JP 8968090A JP 2908832 B2 JP2908832 B2 JP 2908832B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、払出すべき景品玉数を計数しながら作動
すると共に玉抜き動作時にも作動する景品玉払出装置を
備えると共に、遊技盤が弾球遊技機本体に対して交換可
能に構成された弾球遊技機に関するものである。
【従来の技術】
従来、電気的駆動源の駆動により弾球遊技機の裏面に
貯留される景品玉を弾球遊技機外に排出する玉抜装置と
して、例えば、個々の弾球遊技機又は集中管理室に設け
られた玉抜スイッチをONさせて電気的駆動源であるソレ
ノイドを励磁して玉抜弁を開放するものが知られてい
た。このような玉抜装置においては、玉抜スイッチとソ
レノイドとがただ単に直列に接続された構造を有してい
るに過ぎなかった。
【発明が解決しようとする課題】
このため、例えば、弾球遊技機が外部から何等かの原
因で振動したとき、あるいは誤操作によって玉抜スイッ
チがONされたときには、仮にそのONされたときに入賞玉
に基づく景品玉の払出動作が行われている最中であれ
ば、所定個数の景品玉が正確に払出されない場合が生
じ、遊技者との間でトラブルが発生するという問題があ
った。本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、誤って玉抜信号が発生し
ても、その信号によって玉抜動作が行われることのない
弾球遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明において
は、 払出すべき景品玉数を計数しながら作動すると共に玉
抜き動作時にも作動する景品玉払出装置を備えると共
に、遊技盤が弾球遊技機本体に対して交換可能に構成さ
れた弾球遊技機において、 該弾球遊技機には、主として前記遊技盤に設けられる
電気的遊技装置を駆動制御する遊技制御回路基板と、主
として前記景品玉払出装置を駆動制御する景品玉払出制
御回路基板と、前記景品玉払出装置に玉抜き動作を行わ
せるべき玉抜信号を発生する玉抜信号発生手段と、が設
けられ、 前記遊技制御回路基板は、景品玉の払出に係る入賞玉
を検出するすべての入賞玉検出器が接続されてその入賞
玉検出器からの検出信号に基づいて払い出すべき景品玉
数が設定される景品玉数設定手段を含むと共に該景品玉
設定手段で設定された景品玉数情報を入賞毎に前記景品
玉払出制御回路基板に導出するようにし、 前記景品玉払出制御回路基板は、前記景品玉数情報の
入力に基づいて前記景品玉払出装置を駆動制御して景品
玉数情報に対応する景品玉を払い出すと共に前記玉抜信
号発生手段からの玉抜信号に基づいて前記景品玉払出装
置を駆動制御して玉抜動作を行わしめる一方、前記弾球
遊技機が稼動している期間中に前記玉抜信号発生手段か
らの玉抜信号があったときに該玉抜信号を無効とするよ
うにしたことを特徴とするものである。
【作用】
通常時、玉抜信号発生手段からの玉抜信号があったと
きには、景品玉払出装置が駆動されて玉抜装置が作動し
て玉抜動作が行われる。しかし、弾球遊技機が稼動して
いる期間中においては、例え、玉抜信号発生手段からの
玉抜信号があっても、その玉抜信号が無効とされるの
で、景品玉払出装置が駆動されることはなく、玉抜動作
は行われない。したがって、景品玉の払出動作の途中で
玉抜動作が行われることがないので、遊技者との間でト
ラブルが生じることがない。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。まず、実施例に係る玉抜装置が適用される弾球
遊技機の全体の構造について第7図及び第8図を参照し
て説明する。第7図は、弾球遊技機の一例としてのパチ
ンコ遊技機の正面図であり、第8図は、パチンコ遊技機
の背面図である。 図において、パチンコ遊技機1の遊技盤2には、打玉
を誘導する誘導レール3が植立され、該誘導レール3に
よって囲まれる範囲が遊技領域4を構成している。遊技
領域4のほぼ中央には、モータ6(図示しない;ただし
第3図のブロック図に表示)によって回転する回転ドラ
ムを有する可変表示装置5が設けられ、その下方には、
ソレノイド9によって駆動される開閉扉8を有する可変
入賞球装置7が設けられている。可変入賞球装置7内に
は、後述する大当り状態中に開閉扉8に受け入れられた
入賞玉数を検出するための入賞玉検出器10が設けられて
いる。また、可変入賞球装置7の下方には、始動入賞玉
検出器12a〜12cを内蔵する始動入賞口11a〜11cが配置さ
れている。更に、可変表示装置5の上部及び左右両側と
可変入賞球装置7の左右両側には、打玉を通常の入賞と
する通常入賞口13、14a,14b,15a,15bが配置されてい
る。 しかして、打玉が始動入賞口11a〜11cに入賞すること
により可変表示装置5の回転ドラムが回転開始し、所定
時間経路後、あるいは遊技者によるストップスイッチの
操作により、その回転を停止し、その停止時の表示態様
が予め定められた組み合せであるときに大当り状態と判
定されて可変入賞球装置7の開閉扉8が一定時間(例え
ば、30秒)あるいは所定個数(例えば、10個)入賞する
まで開放状態を続け、開閉扉8内に設けられたV入賞口
に入賞すると再度上記した開放状態を繰り返すようにな
っている。なお、上記した各入賞口や入賞球装置に入賞
した入賞玉によって払出される景品玉数は、すべて同一
(例えば、13個)であってもよいし、特定の入賞口への
入賞によるものだけ異なるように設定しても良い。本実
施例の場合には、上記始動入賞口11a〜11cのうち中央の
始動入賞口11aに入賞した入賞玉によって払い出される
景品玉数を7個と設定し、他の始動入賞口11b,11c及び
開閉扉8に入賞した入賞玉によって払い出される景品玉
数を13個と設定し、上記以外の他の入賞口13、14a,14
b、15a,5bへの入賞玉によって払い出される景品玉数を1
0個と設定している。つまり、3種類の景品玉数に分類
されている。 更に、前記遊技盤2の遊技領域4の下方には、前記し
たいずれの入賞口、あるいは入賞球装置に入賞しなかっ
た打玉を取り入れるアウト口16が形成されていると共
に、前記した大当り状態となったときその旨を報知する
遊技効果ランプ17a,17bが設けられている。この遊技効
果ランプ17a,17bと同じ作用を奏するものとしてパチン
コ遊技機1の上部前面にも遊技効果ランプ18a〜18cが設
けられている。また、遊技領域4の外側であって、遊技
盤2な上部には、その一側に後述する景品玉払出装置40
によって景品玉が払出されている旨を報知する払出動作
中表示器19、及び後述する玉切れ検出器35の検出信号に
基づいて払出すべき景品玉が欠乏した旨を報知する玉切
れ表示器20が設けられ、その他側に入賞個数、あるいは
未払いの景品玉数を表示する記憶景品玉数表示器21が設
けられている。 更に、パチンコ遊技機1の正面には、後述する景品玉
払出装置40から払い出された景品玉を貯留し、かつ発射
位置に打玉を誘導する打球供給皿22や、該打球供給皿22
に貯留しきれない余剰の景品玉を貯留する余剰玉受皿23
や、打玉の弾発力を調節する操作ハンドル25等の周知の
構成を有する。なお、余剰玉受皿23の上部には、後述す
る満タン検出器64がONしたときに点灯して払い出された
景品玉が余剰玉受皿23内にも満杯となった旨を報知する
満タン表示24が設けられている。 パチンコ遊技機1の背面構造は、第8図な示すよう
に、前記遊技盤2の裏面全体を覆うように機構板26が配
設されている。この機構板26は、周知のように、入賞玉
を1個つづ処理し、その入賞玉に対応して所定個数の景
品玉を払い出すための各種の機構が設けられるものであ
る。しかして、図示の機構板26においては、その前面側
に前記遊技盤2の入賞口あるいは入賞球装置から下落す
る入賞玉を受けとめて一側に集合せしめる入賞玉集合樋
27が形成されている。この入賞玉集合樋27は、入賞玉を
一列に整列して流下させるようになっているが、その流
下通路の途中には、通過する入賞玉を検出する入賞玉検
出器28設けられている。入賞玉検出器28からの信号は、
後述する遊技制御回路基板69に送られた後、景品玉払出
制御回路基板70によって後述する景品玉払出装置40の動
作を制御する。なお、入賞玉検出器28の近傍には、後に
詳述するように停止ソレノイド66及びストッパー部材67
とからなる入賞玉停止機構が設けられている。 一方、機構板26の後面側には、その上部に図示しない
補給機構から補給される景品玉を貯留する景品玉タンク
29が設けられ、該景品玉タンク29の下方に景品玉を整列
させて流下させる景品玉誘導樋30が設けられている。景
品玉誘導樋30の上流側には、貯留されている景品玉が少
なくなると揺動する景品玉不足感知板31が設けられ、こ
の景品玉不足感知板31の揺動動作により、その下方に位
置する景品玉不足検出器32がONして図示しない管理コン
ピュータに補給指令信号を送り、景品玉タンク29に景品
玉が補給されるようになっている。 景品玉誘導樋30の下流には、景品玉の流下方向を180
度変更すると共に、その玉圧を弱めるカーブ樋33が接続
されている。カーブ樋33の屈曲部より下方には、玉切れ
感知板34が配置されている。この玉切れ感知板34は、前
記景品玉不足感知板31が作動したちも拘らず景品玉が補
給されない状態で景品玉が払い出され続けたときに動作
して、その下方に配置された玉切れ検出器35をOFFさせ
ることにより後述する景品玉払出装置40の駆動モータで
あるステッピングモータ54の動作を停止させ、以って遊
技を中断させるようにしたものである。 また、カーブ樋33の屈曲部の側方には、パチンコ遊技
機1の前面側方に穿設された玉抜操作穴37aから挿入さ
れる図示しない操作ピンに押圧されて揺動する玉抜操作
レバー37(第1図参照)が軸支され、該玉抜操作レバー
37に係合するように作動部材38が軸支されている。作動
部材38は、「へ」字状に形成された中心部を軸支される
と共に、その一端部を前記玉抜操作レバー37と係合し、
その他端部を玉抜操作検出器39に対応させている。しか
して、玉抜操作レバー37が揺動操作されたときに作動部
材38が反時計方向に回動して玉抜操作検出器39をONさ
せ、その信号に基づいて後述する景品玉払出装置40のス
テッピングモータ54が逆回転するように制御される。こ
の制御動作については、後に詳述する。なお、上記作動
部材38は、通常の状態において、自重により玉抜操作検
出器39をONさせない方向に付勢されているが、パチンコ
遊技機1が外部から何等かの強い衝撃をうけて振動した
場合には、玉抜操作検出器39をONさせる方向に回動する
場合もある。 ところで、カーブ樋33の下流側は、垂直状の供給樋36
を構成し、この供給樋36には、1回の払出動作によって
払い出される景品玉数よりもやや多い数の景品玉が貯留
されるようになっている。また、供給樋36の流下端に
は、この実施例の要部を構成する景品玉払出装置40が接
続されている。なお、供給樋36は、景品玉払出装置40の
供給通路の一部を構成している。 景品玉払出装置40は、主として供給42と、排出通路46
と、玉抜通路47と、ステッピングモータ54と、スプロッ
ト56とから構成されており、ステッピングモータ54の回
転により所定個数の景品玉を払い出すようになってい
る。その構成については、後に詳述する。 景品玉払出装置40の下方には、該装置40から払い出さ
れた景品玉を誘導する景品玉排出樋58と玉抜樋59とが隣
接するように設けられている。景品玉排出樋58の下端に
は、誘導開口60が開設されて前記打球供給皿22と連通す
るようになっている。一方、玉抜樋59の流下端は、パチ
ンコ遊技機1の裏側に導かれており、玉抜樋59を落下す
る玉をパチンコ遊技機1の外に導くようになっている。 更に、前記誘導開口60の一側から景品玉が溢れるよう
に連絡樋61が構成され、その溢れた余剰の景品玉を連絡
樋61を介して前記余剰玉受皿23に誘導する余剰玉排出樋
62に導くようになっている。この余剰玉排出樋62の一側
には、満タン検知板63が揺動自在に設けられており、こ
れが余剰玉排出樋62に貯留された余剰玉によって押圧さ
れたときには、図示しない玉送り供給装置の玉送り動作
が停止されて、遊技が中断されるようになっていると共
に、満タン検出器64がONして前記景品玉払出装置40のス
テッピングモータ54の動作が停止され、それ以上の景品
玉の払出を停止するようになっている。 上記した構成以外に機構板26には、外部からの電源あ
るいは外部との情報をやり取りするための接続端子を有
するターミナルボックス68や前記遊技盤2に設けられる
可変表示装置5や可変入賞球装置7等の遊技動作を制御
する遊技制御回路基板69や前記景品玉払出装置40の動作
を制御する景品玉払出制御回路基板70等が設けられてい
る。前記ターミナルボックス68に設けられる接続端子に
は、例えば、図示しない管理コンピュータからパチンコ
遊技機1への玉抜指令信号や打球発射装置停止信号等の
信号を伝達するための信号線、及びパチンコ遊技機1か
ら管理コンピュータへの前記玉切れ検出器35による玉切
れ信号や遊技盤2の前面を覆うガラス扉の不正開放信号
等の信号を伝達するための信号が信号線が接続される。
また、前記遊技制御回路基板69と景品玉払出制御回路基
板70の詳細な構成については、後に詳述する。 また、パチンコ遊技機1の裏面には、前記操作ハンド
ル25に対応するように打玉を弾発するための打球発射装
置65が設けられている。 次に、第1図及び第2図を参照して、この実施例の要
部を構成する景品玉払出装置40の構成について詳細に説
明する。景品玉払出装置40は、第2図にし示すように、
前記機構板26に取り付ける取付板41と、駆動源としての
ステッピングモータ54を取り付けるモータ取付板48によ
って枠組構成される。取付板41には、前記供給樋36に連
続する供給通路42が形成され、該供給通路42の下流側に
景品玉の方向を後述する玉載置部50に向けて変化させる
流路変更部43が形成されている。流路変更部43の上流側
の供給通路42には、払出される景品玉数を計数するため
の払出景品玉検出器44が配置され、流路変更部43のさら
に下方には、供給通路42の最先端のパチンコ玉P1の下部
1点を支持する玉支持部52bが形成され、該玉支持部52b
の下方に、スプロケット56が収納されるスプロケット収
納部45が形成されている。また、スプロケット収納部45
の一側には、景品玉の排出通路46が形成され、他側には
玉抜通路47が形成されている。そして、排出通路46は、
前記景品玉排出樋58に接続され、玉抜通路47は、前記玉
抜樋59に接続される。 一方、モータ取付板48の上部には、前記供給通路42を
流下してきたパチンコ玉を下方な向けてガイドするガイ
ド部49が突設され、このガイド部49の下方にパチンコ玉
1個が載置される玉載置部50が構成されている。玉載置
部50は、前記ガイド部49の下部側面に形成された玉受壁
51と、該玉受壁51の下方であって、前記玉支持部52bと
対応するように位置してパチンコ玉の他方の下部1点を
支持する玉支持部52aと、パチンコ玉の一方の下部1点
を支持する前記玉支持部52bとから構成されている。つ
まり、玉載置部50は、供給通路42で待機している景品玉
の玉圧を受け止める機能と、最先端のパチンコ玉の下部
を2点で支持する機能を有するものである。なお、モー
タ取付板48及び取付板41には、それぞれの玉支持部52a,
52bから排出通路46及び玉抜通路47に向けて円弧状のガ
イドリブ53a,53bが突設され、玉載置部50な載置されて
いたパチンコ玉が排出通路46に排出されるまでの間、及
び玉抜通路47に排出されるまでの間、その流下をガイド
するようちになっている。 また、モータ取付板48の後面には、パルス信号がある
毎に所定角度回転するステッピングモータ54が取り付け
られ、そのモータ軸55は、モータ取付板48の前面に貫通
して位置し、その先端には、外周に複数の爪部57を有す
るスプロケット56が固着されている。スプロケット56の
爪部57は、パチンコ玉の外周面と係合するように凹状に
形成されており、その爪部57が前記玉支持部52a,52bの
間に挿入された位置配置となっている。なお、前記ステ
ッピングモータ54は、停止状態において、スプロケット
56が常に第2図に示される状態となるようにされてい
る。このとき、第2図に示されるように、爪部57の凹状
の低部が玉支持部52a,52bより低い位置となっているの
で、玉載置部50に載置されているパチンコ玉は、玉支持
部52a,52bで支持された状態となり、スプロケット56に
は、玉圧が掛からないようになっている。 しかして、ステッピングモータ54が正回転することよ
り、スプロケット56が第1図に示す実線矢印方向(反時
計回転方向)に回転して景品玉を排出通路46に排出し、
ステッピングモータ54が逆回転することにより、スプロ
ケット56が第1図に示す二点鎖線矢印方向(時計回転方
向)に回転して景品玉を玉抜通路47に排出する。なお、
景品玉の払出が終了しステッピングモータ54が停止した
場合、前記玉載置部50の下流側の玉(点線で示す)は、
爪部57を乗り越えて落下する。 以上、説明したパチンコ遊技機1と景品玉払出装置40
は前記したように、遊技制御回路基板69の景品玉払出制
御回路基板70とによって駆動制御されるものであるが、
この遊技制御回路基板69と景品玉払出制御回路基板70と
は、第9図及び第10図に示すように配線接続される。す
なわち、遊技制御回路基板69は、基板ボックス71内に収
納されて機構板26の裏面に設けられる係止具72a,72bに
よって着脱自在に取り付けられている。一方、景品玉払
出制御回路基板70は、機構板26に形成れた収納凹部に収
納固定れ、その表面を開閉自在なカバー蓋73で被覆され
た状態で設けられる。 そして、遊技制御回路基板69には、遊技盤2に設けら
れる電気的遊技装置(モータ6、ソレノイド9、始動入
賞玉検出器12a〜12b等)からの配線の一部を集約して接
続する中継端子板に接続される配線、あるいは電気的遊
技装置に直接的に接続される配線が導出されると共に、
景品玉払出制御回路基板70と接続される配線74aも導出
されている。配線74aは、その先端に端子75aが設けら
れ、その端子75aによって景品玉払出制御回路基板70と
接続しれている。また、景品玉払出制御回路基板70から
は、端子75bに設けられる配線74bが導出され、その配線
74bの先端が機構板26前面であって前記景品玉払出装置4
0に近い位置に設けられる中継端子板76に接続されてい
る。この中継端子板76には、前記玉切れ検出器35、玉抜
操作検出器39、払出景品玉検出器44、及びステッピング
モータ54から延びる配線74cがそれぞれ設続されてい
る。 ところで、景品玉払出制御回路基板70と中継端子板76
とを接続する配線74bは、第10図に示すように機構板26
の前面周縁に形成された配線収納溝77に収納される。こ
れは、機構板26ち設けられる前記ターミナルボックス68
と離れた位置にある各電気的部品とを接続する配線を他
の部品の邪魔にならないように整理して敷設するために
設けられるものであり、配線74b以外の配線、例えば、
ターミナルボックス68と景品玉払出制御回路基板70、遊
技制御回路基板69、景品玉不足検出器32、満タン検出器
64、及び打球発射装置65とを接続する配線も配線収納溝
77に収納されるように敷設されている。なお、第10図
中、符号78は、前記打球発射装置65に電源を供給するた
めに接続される打球発射装置用接続端子である。 上記のように配線設続される遊技制御回路基板69と景
品玉払出制御回路基板70の具体的な回路構成について第
3図を参照して説明する。まず、遊技制御回路基板69
は、遊技制御回路79と払出景品玉数設定回路80とを含
み、その遊技制御回路79及び払出景品玉数設定回路80に
検出回路81を介して始動入賞玉検出器12b,12c(以下、
始動入賞玉検出器Aという)、始動入賞玉検出器12a
(以下、始動入賞玉検出器Bという)、及び可変入賞球
装置7に設けられる入賞玉検出器10が接続されている。 また、遊技制御回路79には、駆動回路82を介して可変
表示装置5の回転ドラムを駆動するモータ6が接続さ
れ、駆動回路83を介して開閉扉8を駆動するソレノイド
9が接続され、制御回路84を介して遊技効果ランプ17a,
17b、18a〜18cがそれぞれ接続されている。これによ
り、遊技制御回路79に組み込まれたプログラムにしたが
って前記した大当り状態の出現可能な遊技を行うことが
できる。また、払出景品玉数設定回路80には、検出回路
85を介して入賞玉集合樋27に設けられる入賞玉検出器28
が接続されている。 ところで、払出景品玉数設定回路80は、上記したよう
に遊技盤2に設けられる入賞口や入賞球装置に入賞した
入賞玉を検出するすべての入賞玉検出器と接続されてい
るが、入賞玉検出器の種類に応じて異なる信号を後述す
る演算回路86に送るものである。すなわち、始動入賞玉
検出器12b,12c及び入賞玉検出器10で検出された信号が
検出信号Aとして、始動入賞玉検出器12aで検出された
信号が検出信号Bとして、入賞玉検出器28で検出された
信号ぎ検出信号Cとして払出景品玉数設定回路80に与え
られる。そして、払出景品玉数設定回路80においては、
それぞれの検出信号に対応して予め定められた数値が設
定される。例えば、本実施例においては、検出信号Aに
対しては「+3」が設定され、検出信号Bに対しては
「−3」が設定され、検出信号Cに対しては「+10」が
設定されている。 一方、景品玉払出制御回路基板70には、演算回路86と
該演算回路86で演算された演算結果を記憶する複数の記
憶回路87〜89と、該記憶回路87〜89の記憶値のいずれか
を選択する選択回路90と、該選択回路90によって選択さ
れた記憶値に基づいて景品玉の払出動作に関連するすべ
てを制御する払出制御回路91と、該払出制御回路91の制
御結果に基づいていずれかの記憶回路87〜89の記憶値を
減算させる分岐回路92とを含んでいる。なお、記憶回路
87〜89には、電源回路100に接続かれるバックアップ電
源101からバックアップ電流が供給されるようになって
おり、停電時にその記憶値が消滅しないようになってい
る。 前記演算回路86は、前記払出景品玉数設定回路80と接
続されて前記した検出信号A〜Cを受け取るようになっ
ている。そして、受け取った検出信号に基づいて、「C
+A」「C−B」という演算を行う。すなわち、検出信
号Aがあったときには、「C+A」の演算を実行し、そ
の演算結果(+13)を記憶回路87(以下、記憶回路Aと
いう)に記憶させ、検出信号Bがあったときには、「C
−B」の演算を実行し、その演算結果(+7)を記憶回
路89(以下、記憶回路Cという)に記憶させ、検出信号
Cがあったときには、「C+0」の演算を実行し、その
演算結果(+10)を記憶回路88(以下、記憶回路Bとい
う)に記憶する。このように、演算回路86は、払出景品
玉数設定回路80から送られてきた検出信号を予め定めら
れた数式に基づいて演算するようになっている。そし
て、その数式に代入される数値が遊技制御回路基板69に
含まれる前記払出景品玉数設定回路で80で設定されるよ
うになっている。このため、払出景品玉数が異なると共
に遊技内容の異なる遊技盤2を交換する際には、それに
従って遊技制御回路基板69も当然交換されるので、遊技
内容に見合った払出景品玉数も自動的に変更され、景品
玉払出制御回路基板70は、遊技盤2が交換された後もそ
のまま引き続き使用することができる。 上記した各記憶回路A〜Cに記憶された記憶値信号a
は、合算された数値信号Aとして制御回路94を介して記
憶景品玉数表示器21に表示される。 また、前記選択回路90は、記憶回路A〜Cのいずれの
記憶値に基づいて景品玉の払出制御を行うかを選択する
もので、本実施例の場合、払出景品玉数の多い記憶回路
A、記憶回路B、記憶回路Cの順に優先して選択され
る。もちろん、優先順位を決めることなくランダムに選
択されるようにしても良い。 選択回路90で選択されたいずれかの記憶回路の記憶値
に基づいて払出制御回路91が景品玉の払出動作を制御す
るものであるが、その払出制御回路91には、制御回路93
を介して払出動作中表示器19、駆動回路95を介してステ
ッピングモータ54、検出回路97を介して玉切れ検出器35
及び満タン検出器64、検出回路98を介して玉抜操作検出
器39、及び駆動回路99を介してソノレイド66がそれぞれ
接続されている。また、選択回路90によっていずれの記
憶回路が選択されたかの情報は、分岐回路92にも送ら
れ、その分岐回路92に検出回路96を介して払出景品玉検
出器44が接続されている。 しかして、払出制御回路91は、上記した景品玉の払出
動作の制御の他に、後の第4図及び第5図で詳述する満
タン・玉切れ制御と玉抜制御と、後の第6A図で詳述する
入賞玉検出器異常判定制御とを行うものである。 そこで、まず、景品玉の払出動作の制御について説明
すると、払出制御回路91は、選択回路90で選択された記
憶回路が記憶回路Aとした場合に、その記憶回路Aの記
憶値に基づいて駆動回路95を介してステッピングモータ
54に駆動信号を与える。ステッピングモータ54が回転し
始めるとスプロケット56も回転するので、玉載置部50に
待機していた景品玉が排出通路46に1個つづ放出され
る。そして、景品玉が1個つづ放出される毎に払出景品
玉検出器44が供給通路42を落下する景品玉を検出するの
で、その検出信号が検出回路96を介して分岐回路92に与
えられる。分岐回路92は、入力した検出信号を選択回路
90で選択されている記憶回路Aに「−1」の減算信号と
して送る。上記した制御動作を1個の入賞玉に対応する
景品玉数分だけ繰り返した後に、一定時間(例えば、0.
5秒程度)を空けて次の入賞玉がある場合には、その入
賞玉に対する景品玉数を払出制御する。また、景品玉が
1個払出される毎に記憶回路の記憶値が減少し、その数
値は、記憶景品玉数表示器21に刻々と表示される。更
に、ステッピングモータ54が駆動されている期間中は、
払出動作中表示器19が点灯されている。 次に払出制御回路91の満タン・玉切れ制御について第
4図のフロー図を参照して説明すると、まず、通常の状
態においては、払出動作が能動器された状態であり(ス
テップS1)、満タン検出器64がOFFの場合(ステップS
2)及び玉切れ検出器35がOFFの場合(ステップS9)に
は、そのまま払出動作が能動化された状態を維持し(ス
テップS12)、前記した景品玉の払出動作が行われる。 一方、満タン検出器64がONしたと判別された場合(ス
テップS2)には、景品玉払出装置40において景品玉の払
出動作が行われているか否かが判別され(ステップS
3)、払出中であると判別されたときには、払出動作が
終了したか否かが判別され(ステップS4)、未だ払出中
であれば玉切れ検出器35がOFFであるか否か、つまり玉
切れ感知板34が揺動して玉切れ状態となったか否かが判
別される(ステップS5)。玉切れ状態でないと判別され
た場合には、満タン検出器64がOFFとなったか否かが反
判別され(ステップS6)、OFFでない場合には、前記ス
テップS4に戻ってステップS4〜ステップS6を繰り返す。 ところで、前記ステップS3において景品玉の払出動作
中でないと判別された場合、前記ステップS4において景
品玉の払出動作が終了したと判別された場合、及び前記
ステップS5において景品玉の払出動作中であるにも拘ら
ず玉切れ検出器35がOFFとなったと判別された場合に
は、払出動作が直ちに禁止される(ステップS7)。そし
て、その後、満タン検出器64がOFFとなったか否かが判
別される(ステップS8) 一方、前記ステップS6及びステップS8において、満タ
ン検出器64がOFFになったと判別された場合、すなわち
余剰玉受皿23での満タン状態が解消された場合には、次
に玉切れ検出器35がOFFであるか否かが判別され(ステ
ップS9)、OFFであると判別された場合には、払出動作
が直ちに禁止され(ステップS10)、その後、玉切れ検
出器35がONとなるまで待って払出動作が能動化される
(ステップS11、ステップS12)。前記ステップS9で玉切
れ検出器35がOFFとなっていないと判別されたときに
は、直ちに景品玉の払出動作が能動化される(ステップ
S12)。 以上、満タン・玉切れ制御について説明してきたが、
これによれば、満タン検出器64と玉切れ検出切35とが作
動したときには、最終的に景品玉の払出動作が停止され
るものであるが、満タン検出器64がONしたときに、払出
動作の途中であるときには、その払出動作が終了した後
に払出動作が停止されるのに対し、玉切れ検出器35がOF
Fとなったときには、直ちに払出動作が停止されるよう
になっている。これは、玉切れ検出器35が作動したとき
に景品玉払出装置40に供給される景品玉数が不足して所
定数の景品玉が払出されない事態を確実に防止するため
である。最も、本実施例においては、前記したように玉
切れ感知板34の下流側の供給樋36及び供給通路42に最大
払出景品玉数(13個)よりもやや多い景品玉数を収容す
るようになっているので、上記した事態を未然に防止す
ることができる。しかし、最大払出景品玉数が変更され
た場合(例えば、20個)には、上記したような制御が必
要となる。 次に、払出制御回路91の玉抜制御について第5図のフ
ロー図を参照して説明する。まず、いずれかの記憶回路
A又はB又はCに記憶値があるか否かが判別され(ステ
ップS13)、記憶値がある場合には、その後の処理が行
われることがない。つまり、玉抜処理は行われない。い
ずれの記憶回路A又はB又はCにも記憶値がないと判別
された場合には、玉抜操作検出器39がONしたか否か、す
なわち、玉抜操作が行われたか否かが判別され、(ステ
ップS14)、操作されていなければ、当然のことながら
玉抜処理は行われない。一方、玉抜操作検出器39がONし
た場合には、ステッピングモータ54が逆回転し始める
(ステップS15)。ステッピングモータ54が逆回転する
と供給通路42を流下する景品玉は、玉抜通路47に放出さ
れて玉抜樋59を流下し、パチンコ遊技機1の外に排出さ
れる。 ステッピングモータ54が逆回転を開始した後には、玉
切れ検出器35がOFFとなったか否かが判別され(ステッ
プS16)、OFFになるまで次に進まない。これは、景品玉
タンク29、景品玉誘導樋30、カーブ樋33に残留していた
景品玉がすべて玉抜きされたか否かを検出するためのも
のであり、最後の残留玉が玉切れ感知板34上を通過して
玉切れ検出器35がOFFとなったことにより玉抜きが終了
したと判断するものである。しかして、玉切れ検出器35
がOFFになったと判別された場合には、タイマT1がセッ
トされる(ステップS17)。このタイマT1は、玉切れ検
出器35がOFFとなった後に、直ちにステッピングモータ
の逆回転を停止させると、玉切れ感知板34から玉載置部
50に至るまでの通路に景品玉が残留した状態となり、す
べての景品玉の玉抜動作が行われないという不都合を解
消するために設定されるもので、例えば、2〜5秒程度
が設定される。そして、タイマT1がセットされた後に玉
切れ検出器35がONしたか否かが判別される(ステップS1
8)。これは、玉抜きされる景品玉の流下する状態にお
いて、たまたま何等かの原因で景品玉の流れが一旦とぎ
れた場合に、玉切れ検出器35が一旦OFFとなった後に再
度ONする場合があり、このような場合においても玉抜処
理を十分に行うために設けられる処理である。しかし
て、玉切れ検出器35がONすることなくタイマT1が終了し
た場合(ステップS19)には、ステッピングモータの逆
回転を停止させ(ステップS20)、玉抜処理を終了す
る。また、タイマT1が作動中に玉切れ検出器35がONした
場合には、タイマT1をリセットし(ステップS21)、そ
の後、玉切れ検出器35がOFFとなるのを待って(ステッ
プS22)、前記ステップS17に戻り、前記した処理を行
う。 以上、玉抜制御について説明してきたが、これによれ
ば、玉抜操作検出器39をONさせることにより景品玉払出
装置40のステッピングモータ54が逆回転してすべての景
品玉を払出す。このため、パチンコ遊技機1に景品玉を
1つも残すことなく玉抜動作が行われる。また、記憶回
路A〜Cに記憶値があるとき、換言すれば、景品玉の払
出動作が行われているときには、例えば、パチンコ遊技
機1が外部から何等かの原因で振動して玉抜操作検出器
39がONされたり、あるいは誤操作によって誤って玉抜操
作検出器39がONされても、その玉抜信号を無効として処
理するので、玉抜処理が行われることがない。このた
め、入賞した入賞玉に対応する所定の景品玉を確実に払
出すことができて、遊技者との間でトラブルを生じるこ
ともない。 更に、本実施例においては、玉抜処理を行う構成にお
いて、玉抜弁や該玉抜弁を駆動するリンク機構等を使用
しないので、従来の玉抜装置に比較して構成が簡単であ
ると共に故障が少ないという利点がある。また、上記し
た玉抜制御においては、玉抜モード時に玉切れ検出器35
を景品玉の払出動作を停止させるための検出手段として
ではなく、玉抜処理を完全に行うための検出手段として
使用して、玉抜装置全体の構成を簡略化させている。 次に、払出制御回路91の入賞玉検出器異常判定制御に
ついて第6A図ないし第6C図を参照して説明する。第6A図
ないし第6C図において、入賞玉検出器28に異常状態が発
生した場合であり、第6A図に入賞玉検出器28に接続され
る検出回路85の回路図が示されている。これについて説
明すると、図中、28は入賞玉検出器、105は低電圧ダイ
オード(ツェナーダイオード)、106はコンデンサ、10
2、103はPNPトランジスタ、104はNANDゲートである。そ
して、入賞玉が入賞玉検出器28を通過しない通常の状態
では、低電圧ダイオード105の入力側に約18V程度のハイ
レベル信号が入力された状態となっており、この状態
で、低電圧ダイオード105からハイレベル信号がNANDゲ
ート104の一方端子に導出される。 一方、前記通常の状態では、PNPトランジスタ102のゲ
ートには、18Vの電圧が印加されている。また、PNPトラ
ンジスタ102のエミッタには、ゲート電圧(18V)よりも
高い24Vの電圧が印加されているために、PNPトランジス
タ102がON状態となり、コレクタ側に電流が流れてアー
スに電流が流れる。すると、PNPトランジスタ102のエミ
ッタ側の電圧が低下し、PNPトランジスタ103のゲート電
圧が低上する。PNPトランジスタ103のゲート電圧が低下
すると、PNPトランジスタ103がON状態となり、エミッタ
からコレクタに電流が流れ、PNPトランジスタ103のコレ
クタ側からハイレベル信号が導出され、NANDゲート104
の他方入力端子にハイレベル信号が入力される。する
と、NANDゲート104からローレベル信号が出力され、払
出景品玉数設定回路80(第3図参照)に入力される。 次に、入賞玉が入賞玉検出器28を通過すると、その瞬
間入賞玉検出器28からローレベル信号が出力される。入
賞玉検出器28からローレベル信号が出力されると、NAND
ゲート104の一方入力端子にローレベル信号が入力され
る。一方、PNPトランジスタ102のゲートにもローレベル
信号が入力されてPNPトランジスタ102がON状態となり、
エミッタからコレクタ側に電流が流れる。すると、前述
と同様に、PNPトランジスタ103もON状態となり、NANDゲ
ート104の他方入力端子にハイレベル信号が入力され、N
ANDゲート104からハイレベル信号が瞬間的に出力されて
払出景品玉数設定回路80へ導出される。払出景品玉数設
定回路80は、この瞬間的に出力されたハイレベル信号を
検出して入賞玉が入賞玉検出器28を通過したことを検出
する。 次に、入賞玉検出器28が断線した場合には、入賞玉検
出器28からローレベル信号が出力されるために、前述と
同様にNANDゲート104の一方入力端子には、ローレベル
信号が入力され、他方入力端子には、ハイレベル信号が
入力されることとなる。その結果、NANDゲート104から
ハイレベル信号が持続的に出力され、払出景品玉数設定
回路80に導出される。払出景品玉数設定回路80は、この
持続的に出力されたハイレベル信号を検出して、入賞玉
検出器28の異常を判定する。 更に、入賞玉検出器28がショートした場合には、入賞
玉検出器28から24Vのハイレベル信号が出力され、NAND
ゲート104の一方入力端子にハイレベル信号が入力され
る。一方、PNPトランジスタ102のゲートには、24Vの電
圧が印加されることとなり、PNPトランジスタ102のエミ
ッタに印加される電圧とゲート電圧とが同じになるため
に、PNPトランジスタ102は、OFF状態となり、電流が流
れない。その結果、PNPトランジスタ103のゲート電圧が
24Vとなり、PNPトランジスタ103もOFF状態となり、電流
が流れずNANDゲート104の他方入力端子にローレベル信
号が入力される。その結果、NANDゲート104からはハイ
レベル信号が持続的に出力され、払出景品玉数設定回路
80に導出される。払出景品玉数設定回路80は、この持続
的に出力されたハイレベル信号を検出し、入賞玉検出器
28の異常を判定する。そして、信号線107を介して景品
玉数設定回路80からの信号を受けた払出制御回路91は、
入賞玉検出器28の異常を検出して遊技不能動化状態にす
る。また、NANDゲート104からの持続的なハイレベル信
号がローレベル信号に切り換ることにより、遊技不能動
化状態を解除する。 この場合、遊技不能動化状態として、例えば、第6B図
及び第6C図に示すような具体的な動作を行うとよい。す
なわち、入賞玉検出器28に異常状態が生じたときには、
入賞玉検出器28を通過する入賞玉を検出しない状態であ
るため、少なくとも発生した入賞玉がパチンコ遊技機1
の外に排出されないように入賞玉を停止させる必要があ
る。このため、本実施例においては、入賞玉検出器28の
直前に出没するストッパー部材67を配置し、そのストッ
パー部材67を駆動する停止ソレノイド66を設けている。 しかして、入賞玉検出器28が正常な状態では、第6B図
に示すように入賞玉を入賞玉検出器28へ導くべく停止ソ
レノイド66をそのままにし、入賞玉検出器28からの異常
信号が発生した際には、払出制御回路91から停止ソレノ
イド66に励磁信号が導出され、第6C図に示すようにスト
ッパー部材67を入賞玉の流下通路に突入させ、発生した
入賞玉を入賞玉集合樋27に貯留させるようになってい
る。これにより、入賞玉検出器28に異常が生じた場合で
も、証拠となる入賞玉がパチンコ遊技機1の外に排出さ
れることなく貯留されるので、遊技者との間でトラブル
が発生することはない。ただし、入賞玉の異常状態をそ
のままにして遊技を続行することはできないので、異常
状態が発生したときには、景品玉の払出動作が停止され
るようにする必要がある。 なお、第6A図に示す回路図においては、入賞玉検出器
として入賞玉検出器28を例示したが、他の入賞玉検出器
12a〜12c、10等に異常が生じても同様に入賞玉の流下を
停止させるようにしてもよい。また、異常状態を伝達す
る信号線107を払出景品玉数設定回路80からではなく、
遊技制御回路79から導出するように接続しても良い。こ
の場合には、入賞玉検出器28からの検出信号も遊技制御
回路79に導入されるように接続しなければならない。 以上、実施例に係るパチンコ遊技機1の玉抜装置の制
御について説明してきたが、この実施例によれば、記憶
回路A〜Cに記憶値があるとき、換言すれば、景品玉の
払出動作が行われているときには、例えば、パチンコ遊
技機1が外部から何等かの原因で振動して玉抜操作検出
器39がONされたり、あるいは誤操作によって誤って玉抜
操作検出器39がONされても、その玉抜信号を無効として
処理するので、玉抜処理が行われることがない。このた
め、入賞した入賞玉に対応する所定の景品玉を確実に払
出すことができて、遊技者との間でトラブルを生じるこ
ともない。 なお、上記した実施例では、玉抜装置として、景品玉
払出装置40を構成するスプロケット56の逆回転により玉
抜きを行うものを示したが、第11A図ないし第11C図に示
すような従来の玉抜装置とほぼ同じ構成を有する玉抜装
置に対して上記した制御を適用しても良い。ここで、第
11A図ないし第11C図について簡単に説明すると、まず、
玉抜装置としては、開閉部材110と、該開閉部材110と係
脱するロック部材114と、玉抜指令信号があったときに
該ロック部材114を駆動させるソレノイド120とから構成
されている。開閉部材110は、前記カーブ樋33の屈曲部
の外周に形成された玉抜穴を開閉するもので、その上部
内側を支軸111で揺動自在に軸支され、その中心部にウ
ェイト112が埋設されている。このため、開閉部材110
は、常にカーブ樋33の屈曲部を閉塞するように付勢され
ている。また、開閉部材110の上部外側には、係合ピン1
13が突設されている。一方、開閉部材110の上方であっ
て外側寄りにロック部材114が支軸115によって回転自在
に軸支されている。ロック部材114は、支軸115より下方
に垂下する垂下片の先端が鉤状に曲折され、その上面が
係合面117を構成し、その下面が傾斜した当接面118を構
成している。また、ロック部材114の支軸115より上方に
は、押圧片119が延設されている。更に、支軸115には、
ロック部材114を常に時計回転方向に付勢する付勢バネ1
16が周設されている。 ロック部材116の上方には、ソレノイド120が配置さ
れ、該ソレノイド120のプランジャ121の下端に押圧板12
2が固着されている。しかして、この押圧板122は、ロッ
ク部材144の前記押圧片119の上方に位置し、ソレノイド
120が励磁されてプランジャ121が下降したときにロック
部材144を反時計方向に回動させるようになっている。 上記した構成からなる玉抜装置においては、まず、通
常の状態においては、第11A図に示すように、開閉部材1
10がカーブ樋33の屈曲部に形成された玉抜穴を閉塞した
状態となっており、このとき、係合ピン113がロック部
材114の当接面118に当接しているので、カーブ樋33を景
品玉が流下しても開閉部材110が開放することはない。
このような状態で玉抜指令信号が導出されてソレノイド
120が励磁されると、第11B図に示すようにプランジャ12
1が下降して押圧板122が押圧片119を押し下げるので、
ロック部材114が時計方向に回動し、当接面118と係合ピ
ン113との当接状態が解除され、カーブ樋33内の景品玉
の圧力により開閉部材110が押圧され、玉抜穴が開放す
る。玉抜穴が開放すると、カーブ樋33より上流側に残留
していた景品玉が玉抜樋59にパチンコ遊技機1の外に排
出される。 上記した玉抜指令信号は、第1図に示す玉抜操作検出
器39と同等な操作手段から発せられるものであるが、玉
抜動作が終了するまで指令信号を導出させ続けてもよい
が、この実施例の場合には、瞬間的に導出されるように
構成されているため、玉抜動作が行われている最中にソ
レノイド120の励磁が終了し、プランジャ121が上昇す
る。すると、ロック部材114が付勢バネ116に付勢力によ
り時計方向に復帰するが、このとき、第11C図に示すよ
うに開閉部材110が揺動した状態のままであるので、ロ
ック部材114の係合面117と係合ピン113とが係合した状
態、すなわち玉抜穴を開放した状態を維持する。したが
って、ソレノイド120が瞬間的に励磁されても玉抜動作
は、確実に行われる。 一方、すべての景品玉が玉抜された後には、再度ソレ
ノイド120を瞬間的に励磁してロック部材114を反時計方
向に回動させて係合面117と係合ピン113との係合状態を
解除させると、開閉部材110がウェイト112及び自重によ
り玉抜穴を閉塞する位置に揺動し、その後、ロック部材
114の当接面118と係合ピン113とが当接した第11A図に示
す状態となる。これにより、再度カーブ樋33に景品玉が
流下してきても玉抜穴から景品玉が流出することがな
い。 上記のように構成される玉抜装置にあっても、例え
ば、景品玉払出動作中に玉抜指令信号が導出されても、
その玉抜指令信号を無効とするように制御することによ
り、玉抜動作を行わないようにすることができ、これに
よって景品玉の払出動作が正確に行われると同時に遊技
者との間でトラブルが生ずることがない。 以上、実施例について説明してきたが、上記実施例で
は、遊技機が稼動中であることを検出する手段として、
記憶回路A〜Cに記憶値があることを検出するものを示
したが、例えば、遊技者が操作ハンドル25を操作してい
ることを検出する検出手段、打球発射装置65が動作中で
あることを検出する検出手段、遊技盤2上に発射された
打玉があることを検出する検出手段等であってもよい。
また、景品玉払出装置40の構成もスプロケット56を有す
るものでなく、所定個数の景品玉を収納する収納ケース
を用い、その収納ケースの上下に開閉弁を設けて所定個
数の景品玉を払出す形式の景品玉払出装置であってもよ
い。 また、玉抜指令信号を導出するものとして、パチンコ
遊技機1に設けられる玉抜操作検出器39だけでなく、遊
技場の管理室に設けられる管理コンピュータの操作に応
じて玉抜指令信号が導出されるように構成されたもので
も良い。 更に、弾球遊技機としてパチンコ遊技機を示したが、
要は、入賞の景品として景品玉が払出される形式の弾球
遊技機であれば、どのような形式の弾球遊技機(例え
ば、アレンジ式遊技機)であってもよい。
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、この発明に
係る弾球遊技機においては、弾球遊技機が稼動している
期間中に玉抜信号が導出されても、その玉抜信号を無効
として処理するように構成されているので、弾球遊技機
の稼動中、すなわち遊技者が遊技している最中に景品玉
の玉抜動作が行われることがなく、遊技者との間でトラ
ブルが発生することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る景品玉払出装置と玉抜装置との
関係を示す正面図、第2図は、景品玉払出装置の構造を
示す側方断面図、第3図は、遊技動作を制御する遊技制
御回路基板と景品玉の払出動作を制御する景品玉払出制
御回路基板との関係を示す電気回路のブロック図、第4
図は、景品玉払出制御のうち満タン・玉切れ制御の一例
を示すフロー図、第5図は、景品玉払出装置のうち玉抜
制御の一例を示すフロー図、第6A図ないし第6C図は、入
賞玉検出器に異常状態が発生したときの動作を説明する
ための回路図と動作図、第7図は、実施例に係る玉抜装
置が適用される弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技
機の正面図、第8図は、パチンコ遊技機の背面図、第9
図は、パチンコ遊技機に設けられる機構板に配置される
遊技制御回路基板と景品玉払出制御回路基板との配線構
造を示す機構板の裏面部分正面図、第10図は、機構板の
前面を示す正面図、第11A図ないし第11C図は、玉抜装置
の他の実施例を示す側面図である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機) 12a〜12c……始動入賞玉検出器(入賞玉検出器) 10……入賞玉検出器 28……入賞玉検出器 35……玉切れ検出器 39……玉抜操作検出器(玉抜信号発生手段) 40……景品玉払出装置 54……ステッピングモータ 64……満タン検出器 69……遊技制御回路基板 70……景品玉払出制御回路基板 80……払出景品玉数設定回路(景品玉数設定手段) 87〜89……記憶回路 91……払出制御回路 110……開閉部材(玉抜装置) 120……ソレノイド(電気的駆動源)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】払出すべき景品玉数を計数しながら作動す
    ると共に玉抜き動作時にも作動する景品玉払出装置を備
    えると共に、遊技盤弾球遊技機本体に対して交換可能に
    構成された弾球遊技機において、 該弾球遊技機には、主として前記遊技盤に設けられる電
    気的遊技装置を駆動制御する遊技制御回路基板と、主と
    して前記景品玉払出装置を駆動制御する景品玉払出制御
    回路基板と、前記景品玉払出装置に玉抜き動作を行わせ
    るべき玉抜信号を発生する玉抜信号発生手段とご設けら
    れ、 前記遊技制御回路基板は、景品玉の払出に係る入賞玉を
    検出するすべての入賞玉検出器が接続されてその入賞玉
    検出器からの検出信号に基づいて払い出すべき景品玉数
    が設定される景品玉数設定手段を含むと共に該景品玉数
    設定手段で設定された景品玉数情報を入賞毎に前記景品
    玉払出制御回路基板に導出するようにし、 前記景品玉払出制御回路基板は、前記景品玉数情報の入
    力に基づいて前記景品玉払出装置を駆動制御して景品玉
    数情報に対応する景品玉を払い出すと共に前記玉抜信号
    発生手段からの玉抜信号に基づいて前記景品玉払出装置
    を駆動制御して玉抜動作を行わしめる一方、前記弾球遊
    技機が稼動している期間中に前記玉抜信号発生手段から
    の玉抜信号があったときに該玉抜信号を無効とするよう
    にしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記弾球遊技機にはさらに払出すべき景品
    玉が不足したことを検出する玉切れ検出器と、払い出さ
    れた景品玉が弾球遊技機前面の貯留皿に満タンとなって
    いることを検出する満タン検出器と、が設けられ、 前記景品玉払出制御回路基板は、さらに前記玉切れ検出
    器と満タン検出器のいずれか一方の検出信号があったこ
    とを条件に前記景品玉払出装置の駆動を停止制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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