JP2821425B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2821425B2
JP2821425B2 JP8129031A JP12903196A JP2821425B2 JP 2821425 B2 JP2821425 B2 JP 2821425B2 JP 8129031 A JP8129031 A JP 8129031A JP 12903196 A JP12903196 A JP 12903196A JP 2821425 B2 JP2821425 B2 JP 2821425B2
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤保持枠に
着脱自在に取付けられた遊技盤と、該遊技盤上に設けら
れる電気的遊技装置と、前記遊技盤上に設けられる入賞
領域への打玉の入賞に基づいて作動する電気的駆動源の
駆動により景品玉を払出す景品玉払出装置と、前記電気
的遊技装置と前記景品玉払出装置とを制御する制御手段
と、を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤上に設けられた可変表示装
置や可変入賞球装置等の電気的遊技装置を遊技装置制御
回路で駆動制御して遊技を行わせ、その遊技の結果生じ
た入賞玉を入賞玉検出器で検出し、その検出出力に基づ
いて電気的駆動源を駆動させて景品玉を払出す景品玉払
出装置を払出装置制御回路で制御する弾球遊技機が市場
に提供されていた。このような弾球遊技機において、遊
技装置制御回路が形成される基板は、外部からの電磁波
等による誤動作を防止するために正式な収納ケースに収
納して配置されるが、払出装置制御回路が形成される基
板は、その制御動作が簡単であるために、基板がむき出
しの状態で取着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
弾球遊技機においては、景品玉の払出個数が複数種類設
定されたりして、その払出制御動作も複雑化しつつあ
り、このような状況の中で依然として払出装置制御回路
基板をむき出しのまま取着する場合には、誤動作を生ず
る虞れが十分ある。
【0004】この発明は、上記した事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、払出制御動作におい
て誤動作が生じ難い弾球遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明に係る弾球遊技機においては、遊技盤
保持枠に着脱自在に取付けられた遊技盤と、該遊技盤上
に設けられる電気的遊技装置と、前記遊技盤上に設けら
れる入賞領域への打玉の入賞に基づいて作動する電気的
駆動源の駆動により景品玉を払出す景品玉払出装置と、
前記電気的遊技装置と前記景品玉払出装置とを制御する
制御手段と、を備えた弾球遊技機において、前記制御手
段は、前記電気的遊技装置を駆動制御する遊技装置制御
回路と、前記景品玉払出装置を駆動制御する払出装置制
御回路とを含むと共に、遊技装置制御回路と払出装置制
御回路とを別々の収納ケースに収納して配置し、前記電
気的遊技装置の制御に用いる入賞玉検出手段からの検出
信号を前記遊技装置制御回路に導出すると共に払出装置
制御回路にも導出することを特徴とするものである。
【0006】このように構成することにより、払出制御
回路が形成される基板を独立した収納ケースに収納して
配置したため、外部からの電磁波等の影響を抑制するこ
とができ、誤動作を生ずる虞れが減少する。また、遊技
盤の交換の際に、独立した収納ケースに収納された遊技
装置制御回路基板だけを交換して、払出装置制御回路基
板は、そのまま継続して使用することができるので、経
済的である。更に、電気的遊技装置の制御に用いる入賞
玉検出手段からの検出信号を遊技装置制御回路に導出す
ると共に払出装置制御回路にも導出することにより、入
賞玉検出手段の数を減少させることができると共に入賞
玉検出手段に係る不正を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参
照して、この実施形態が適用される弾球遊技機の一例と
してのパチンコ遊技機について説明する。図1は、パチ
ンコ遊技機の正面図であり、図2は、パチンコ遊技機の
背面概略図である。
【0008】図において、パチンコ遊技機1の外枠2
(図2参照)には、額縁状の前面枠3が開閉自在に軸支
され、該前面枠3には、扉保持枠4が周設され、該扉保
持枠4には、ガラス板を有するガラス扉枠5及び前面扉
板6が一側を軸支されて開閉自在に取り付けられてい
る。ガラス扉枠5の後方であって、前記前面枠3の裏面
の遊技盤保持枠44(図2参照)には、遊技盤12が取
付部材45a〜45c(ただし、45cは、図示せず)
によって着脱自在に設けられている。また、前面扉板6
の表面には、排出された景品玉を貯留し、かつ打玉を発
射位置に一個宛供給する打球供給皿7が固定されてい
る。打球供給皿7の上流側には、後述する景品玉払出装
置90から払出された景品玉が流出する景品玉出口8が
形成されるとともに、その下方の内部空間には、遊技に
関連する効果音を発生するスピーカー9が内蔵されてい
る。また、前面扉板6の裏面であって前記打球供給皿7
の下流側には、発射位置に打玉を1個づつ供給する打球
供給装置(図示しない)が取付けられている。
【0009】前記前面枠3の下方部には、打球発射機構
の一部を構成する操作ハンドル11や、前記打球供給皿
7に貯留しきれなかった景品玉を貯留するための余剰玉
受皿10が設けられている。このうち、前記操作ハンド
ル11に対応するように前記前面枠3の裏面には、図2
に示すように打球発射装置79が取り付けられている。
打球発射装置79は、取付基板80に集約して設けら
れ、駆動源としての打球モータ81と、該打球モータ8
1の回転により往復回動して打玉を弾発する打球杆82
と、該打球杆82の往復回動に連動して上下動し、前記
した図示しない打球供給装置の玉送り部材を動作させる
玉送り摺動杆83とから構成されている。
【0010】前記遊技盤12の表面には、発射された打
玉を誘導するための打玉誘導レール13aと、該打玉誘
導レール13aによって誘導された打玉が落下するため
の遊技領域14を区画する遊技領域形成レール13bが
ほぼ円状に植立されている。遊技領域14のほぼ中央に
は、複数のドラム状の可変表示部16a〜16cを有す
る可変表示装置15が設けられている。可変表示装置1
5には、後述する開閉板24の開成回数を表示する開成
回数表示器18が設けられるとともに、該開成回数表示
器18の左右に前記可変表示部16a〜16cが可変表
示中あるいは開閉板24が開成中に後述する始動入賞口
28a〜28cに打玉が入賞して記憶したことを表示
(最高4個まで)する始動入賞記憶表示器17が設けら
れている。更に、可変表示装置15の最上部には、通常
の入賞口19も設けられている。なお、前記可変表示部
16a〜16cは、それぞれに対応するドラム駆動モー
タ20a〜20c(図示せず;図6の回路図に表示)に
よって可変表示され、その停止時の表示態様は、ドラム
位置検出器21a〜21c(図示せず;図6の回路図に
表示)によって検出される。
【0011】前記可変表示装置15の下方に入賞空間2
3を有する可変入賞球装置22が設けられている。入賞
空間23は、遊技盤12の表面に対して下端を軸にして
開放自在な開閉板24によって覆われており、その内部
が中央の特定入賞口25と左右の通常入賞口26a,2
6bとの3つに区画されている。そして、可変入賞球装
置22の開閉板24は、前記可変表示装置15の可変表
示部16a〜16cの識別情報の組み合せが所定の特定
表示状態となったときに、特定遊技状態となり、所定期
間(例えば、20秒経過するまで、あるいは10個の入
賞玉が発生するまで)開放するように設定され、その開
放している間中遊技領域14を落下する打玉を受止める
ようになっている。そして、入賞空間23内に設けられ
た特定入賞口25に入賞すると、再度上記した開放状態
を繰り返し、特定入賞口25に入賞玉が発生することを
条件として最高10回繰り返すことができるようになっ
ている。また、入賞空間23の下方には、開閉板24の
1回の開放中に入賞した入賞玉数を表示する入賞個数表
示器27が設けられている。また、前記開閉板24は、
図2に示すようにソレノイド39によって駆動され、前
記特定入賞口25には、特定入賞玉検出器40が設けら
れて打玉を検出するようになっている。更に、可変入賞
球装置22の入賞空間23に入賞した全ての打玉を検出
するために入賞個数検出器41も設けられている。
【0012】また、可変入賞球装置22の下方には、前
記可変表示部16a〜16cの可変表示を許容する始動
入賞口28a〜28cが設けられている。この始動入賞
口28a〜28cのうち真ん中に設けられる始動入賞口
28aに打玉が入賞すると、それによって払出される景
品玉数は、他の入賞領域に打玉が入賞した際に払出され
る景品玉数よりも少なくなるように設定されている。ま
た、始動入賞口28a〜28cには、図2に示すように
始動入賞玉検出器42a〜42cが一体的に設けられ、
始動入賞口28a〜28cに入賞した打玉を検出してい
る。しかして、一般的に上記した始動入賞口28a〜2
8cのうち中央の始動入賞口28aに打玉が一番入賞し
易く、次いで、左側の始動入賞口28bに打玉が入賞し
易く、右側の始動入賞口28cが一番入賞し難い位置と
なっている。これは、遊技盤12のセンターラインに大
型の入賞球装置が配置されるのが一般的であるため、そ
のセンターの入賞球装置に打玉が誘導されるように障害
釘等が植立されるためである。したがって、一番入賞し
易い中央の始動入賞口28aに入賞した打玉によって払
出される景品玉数だけを他の入賞口に入賞した打玉によ
って払出される景品玉数よりも少なくなるように設定し
ている。
【0013】更に、遊技領域14には、前記可変表示装
置15の左右側方及び下部側方に通常入賞口29a,2
9b、30a,30bが設けられている。
【0014】なお、この実施形態では、始動入賞口28
aに打玉が入賞した場合には、7個の景品玉が払出さ
れ、他の入賞領域に打玉が入賞した場合には、13個の
景品玉が払出されるようになっている。もちろん、始動
入賞口28aに入賞する確率に応じてこれらの払出され
る景品玉数の設定を変えることは差し支えない。
【0015】また、遊技領域14には、落下する打玉の
流下速度や方向を変化せしめる風車や多数の障害釘が設
けられるとともに、前記した特定遊技状態になったとき
に点灯又は点滅して遊技者にその旨を報知する遊技効果
ランプ32a,32bが設けられている。この遊技効果
ランプ32a,32bと同じ効果を奏するものとして前
記前面枠3の上部に設けられる枠ランプ33a,33b
がある。なお、これらにランプ類は、特定遊技状態とな
ったときだけでなく、前記可変表示装置15が動作して
いるときにも異なる態様で点灯、あるいは点滅して遊技
の雰囲気を盛り上げるようになっている。更に、遊技領
域14の最下方には、上記したいずれの入賞領域にも入
賞しなかった打玉が遊技盤12の後方に導かれるアウト
口31が設けられている。
【0016】また、遊技領域14の外側であって、遊技
盤12の一側(図示左側)上部には、後述する玉整列樋
55上に景品玉が不足してきたことを報知する玉切れ表
示ランプ35と1個の入賞玉に対応する景品玉が払出さ
れたことを報知する払出表示ランプ34とが設けられ、
他側上部(図示右側)には、未払いの景品玉数を表示す
る払出未処理玉数表示器36が設けられている。
【0017】次に、図2を参照してパチンコ遊技機1の
背面の構造について説明する。前記遊技盤12の裏面に
は、前記各入賞領域に入賞した入賞玉を左右に振分けな
がら下方に誘導する誘導径路が形成された入賞玉集合カ
バー体37a,37bが固定されている。この入賞玉集
合カバー体37a,37bは、上下2つに分割されて固
定されるが、上部の入賞玉集合カバー体37aのほぼ中
央には、前記可変表示装置15の駆動機構を収納する駆
動部収納ボックスが後方に突出するように開口が開設さ
れ、更に、その下方には、可変入賞球装置22の開閉板
24を開閉駆動するためのソレノイド39が固定されて
いる。なお、可変入賞球装置22の裏側には、前記特定
入賞口25に打玉が入賞したことを検出する特定入賞玉
検出器40や、前記入賞空間23に入賞した入賞玉を計
数するための入賞個数検出器41も設けられている。ま
た、前記入賞玉集合カバー体37aの裏面上部には、遊
技盤12に設けられる前記したスイッチやランプ及び駆
動源等から延びる配線を中継する中継端子基板38が取
り付けられている。
【0018】また、前記中央の始動入賞口28aに対応
する位置に下部の入賞玉集合カバー体37bを前後方向
に貫通する誘導部材43が設けられている。誘導部材4
3は、始動入賞口28aに入賞した打玉を入賞玉集合カ
バー体37bの後方へ誘導するとともに、後述する第2
の入賞玉集合樋51に落下させるようになっている。
【0019】また、パチンコ遊技機1の背面には、機構
板46が開閉自在に取付けられている。この機構板46
は、前記遊技盤12に設けられた入賞口からの入賞玉を
処理して、その入賞玉に対応する所定個数の景品玉を排
出するための各種の機構が設けられるものである。しか
して、機構板46には、前記したように機構板46を閉
じた状態で係止する固定部材47a〜47cによって前
記遊技盤保持枠44に固定支持されるようになってい
る。
【0020】更に、機構板46のほぼ中央には、窓開口
48が開設され、この窓開口48の下方位置の仕切壁4
9の前後に第1の入賞玉集合樋50と第2の入賞玉集合
樋51が形成されている。第1の入賞玉集合樋50は、
前記した各種の入賞口のうち始動入賞口28aを除く入
賞口に入賞した入賞玉が誘導されるもので、機構板46
の前面側に形成される。また、第2の入賞玉集合樋51
は、始動入賞口28aだけに対応するもので、始動入賞
口28aに入賞した入賞玉を誘導するものである。な
お、第2の入賞玉集合樋51は、窓開口48の下縁であ
る前記仕切壁49に沿って機構板46の後面側に形成さ
れるものである。第1の入賞玉集合樋50及び第2の入
賞玉集合樋51に誘導された入賞玉は、その流下末端に
設けられる第1の入賞玉検出器52及び第2の入賞玉検
出器53によってそれぞれ検出される。第1の入賞玉検
出器52によって検出された検出信号は、記憶され、そ
の検出信号数に「13」を掛けた数の景品玉が払出され
る。また、第2の入賞玉検出器53によって検出された
検出信号も記憶され、その検出信号数に「7」を掛けた
数の景品玉が払出される。
【0021】機構板46の後面側には、パチンコ遊技機
設置台の図示しない補給機構から補給される景品玉を遊
技者に払い出すための各種の機構が設けられている。こ
れらの機構について、以下説明すると、機構板46の上
部には、景品玉タンク54が固定されている。この景品
玉タンク54には、上記した補給機構から多量の景品玉
が補給されるようになっている。
【0022】景品玉タンク54の下方には、景品玉を整
列させるための玉整列樋55が設けられている。この玉
整列樋55は、景品玉が2列に整列して自然流下するよ
うに傾斜して取り付けられる。また、玉整列樋55の上
流側底面には、景品玉量感知板56が揺動自在に設けら
れ、景品玉が載置していないときに揺動してその下方に
設けられる検出器57a,57bをONさせる。検出器
57aは、前記玉切れ表示ランプ35に接続されてお
り、これが作動することにより景品玉タンク54及び玉
整列樋55に景品玉が不足してきたことを遊技者に報知
するようになっている。また、検出器57bは、図示し
ない管理コンピュータ(管理装置)と接続され、これが
作動することにより前記した図示しない補給機構から景
品玉タンク54に景品玉の補給指令を行うものである。
更に、景品玉量感知板56には、リンク機構58a,5
8bを介して打球発射位置へ打球を供給する打球供給装
置に連動しており、これがため、景品玉量感知板56が
揺動することにより打球の供給が停止され、遊技を中断
するようになっている。この遊技を中断させる制御は、
必ずしも必要なものではないが、この制御を行う場合、
遊技の中断は、景品玉が景品玉タンク54に補給される
ことにより解除される。なお、パチンコ遊技機1が打ち
止め状態となったときには、前記検出器57bの信号が
あっても景品玉の補給は、行われないようにされてい
る。
【0023】玉整列樋55の下流側は、2列になって流
下してきた景品玉を1列に整流させるようになっている
とともに、その末端に屈曲樋59が接続されるように取
り付けられている。この屈曲樋59は、玉整列樋55を
流下してきた景品玉の流下方向を180度転換させると
ともに、連続して流下している景品玉の玉圧を弱めるた
めにある。また、屈曲樋59の下流側は、垂直樋60と
なっているが、その垂直樋60の直前の水平部分には、
「く」字状に形成された玉欠乏感知レバー61が揺動自
在に設けられている。この玉欠乏感知レバー61は、景
品玉が載置しているときには、その後端が跳ね上げられ
て、その後端と当接する玉切れ検出器62のアクチュエ
ータを押圧しているが、景品玉が欠乏すると、その後端
が垂下して玉切れ検出器62のアクチュエータの押圧を
解除する。そして、玉切れ検出器62のアクチュエータ
が押圧されない状態になると、後述する景品玉払出装置
90の景品玉払出モータ103(ステッピングモータで
構成される)の駆動が停止され、景品玉の払出動作が停
止されるようになっている。なお、パチンコ遊技機1が
打ち止め状態となった後に前記玉切れ検出器62がOF
Fとなったときには、その遊技者による遊技が終了する
ことになる。このとき、入賞玉の記憶がある場合、すな
わち未だ払出されていない景品玉があるときには、その
景品玉の払出は、行われないが、後述するリセットスイ
ッチ109を操作することにより、その記憶された数値
情報を強制的にリセットすることができる。したがっ
て、打ち止めモードを解除する場合には、まず、遊技場
の店員が前面枠3を開放して景品玉払出装置90の近傍
に設けられるリセットスイッチ109を操作してから管
理コンピュータから補給指令を発して景品玉を景品玉タ
ンク54に補給するようにしなければならない。
【0024】更に、屈曲樋59の屈曲部には、営業終了
時等に景品玉タンク54及び玉整列樋55に残留してい
る景品玉を抜出す玉抜装置63が設けられ、該玉抜装置
63が作動されたときに前記屈曲部に連接するように形
成された玉抜通路64を介して、景品玉がパチンコ遊技
機1外に排出されるようになっている。
【0025】屈曲樋59の下流側には、景品玉払出装置
90が接続されている。景品玉払出装置90は、屈曲樋
59から誘導される景品玉を1個単位で払出すもので前
記第1の入賞玉検出器52及び第2の入賞玉検出器53
の検出信号に基づいて、算出される景品玉を連続的に払
出すようになっている。なお、景品玉払出装置90の構
造については、後に詳述する。
【0026】景品玉払出装置90から払出された景品玉
は、景品玉放出通路65に排出される。景品玉放出通路
65には、その下端に誘導開口66が開設され、この誘
導開口66が前記打球供給皿7に連通している。また、
誘導開口66の一側には、余剰玉通路68と連絡するた
めの連絡樋67が設けられ、余剰の景品玉を余剰玉通路
68に誘導するようになっている。この余剰玉通路68
は、その下端が前面枠3の裏面に取付られる接続樋73
に接続され、余剰の景品玉を前記余剰玉受皿10に誘導
するようになっている。
【0027】また、余剰玉通路68の一側側壁には、第
1満タン感知板69が下端を中心にして揺動自在に設け
られている。しかして、第1満タン感知板69は、景品
玉によって余剰玉通路68内が満杯になったときに該景
品玉に押圧されて揺動し、スライド線杆70を介して前
記した図示しない打球供給装置の玉送り部材の動作を固
定して打玉を打球発射位置に供給しないようしている。
また、前記連絡樋67の上流側にも第2満タン感知板7
1が上端を中心に揺動自在に設けられ、この第2満タン
感知板71の対向する位置に満タン検出器72が設けら
れている。そして、第2満タン感知板71が揺動された
ときに満タン検出器72がONとなり、前記景品玉払出
装置90の景品玉払出モータ103の駆動を停止させる
ようになっている。したがって、払出された景品玉が余
剰玉通路68に充満すると、まず第1満タン感知板69
が動作して打球の弾発ができなくなり、その後記憶され
た入賞玉に基づいて払出された景品玉が連絡樋67にも
充満すると、第2満タン感知板71が動作して景品玉の
払出も行われなくなる。なお、前記第1満タン感知板6
9がないものであってもよい。
【0028】更に、機構板46には、前記アウト口31
から排出されるアウト玉を誘導するアウト玉誘導樋74
が取り付けられ、このアウト玉誘導樋74に誘導された
アウト玉がその流下端であるアウト玉放出口75から前
記玉抜通路64と合流してパチンコ遊技機1外に排出さ
れるようになっている。また、機構板46には、前記景
品玉払出装置90からの配線及び前記満タン検出器72
等の配線を中継する中継端子基板76や、前記可変表示
装置15及び可変入賞球装置22を制御する遊技装置制
御回路や後述する景品玉払出装置90を制御する払出装
置制御回路を含む回路基板を収納する回路基板収納ケー
ス78や、パチンコ遊技機1の電源を供給するためのタ
ーミナルボックス77が取り付けられている。なお、図
示の実施形態では、回路基板収納ケース78内に遊技装
置制御回路と払出装置制御回路の両方を含むようにした
が、これらを別々に構成するとともに、それぞれのケー
スに収納して機構板46に取付けてもよい。このよう
に、別々にケースに収納した場合には、遊技盤を交換す
る際に、遊技装置制御回路基板を収納するケースだけを
交換して払出装置制御回路基板をそのまま継続して使用
することができるので、経済的である。
【0029】次に、図3ないし図5を参照して前記景品
玉払出装置90の構造について説明する。景品玉払出装
置90は、図3に示すように、前記機構板46に取り付
ける取付板91と、電気的駆動源としての景品玉払出モ
ータ103を取り付けるモータ取付板97によって構成
される。取付板91には、前記垂直樋60に連続する供
給通路92が形成され、該供給通路92の下流側に景品
玉の方向を後述する玉載置部99に向けて変化させる流
路変更部93(図5参照)が形成されている。流路変更
部93のさらに下方には、供給通路92の最先端のパチ
ンコ玉の下部1点を支持する玉支持部101bが形成さ
れ、該玉支持部101bの下方に、スプロケット105
が収納されるスプロケット収納部94が形成されてい
る。また、スプロケット収納部94の一側には、景品玉
の排出通路95も形成されている。排出通路95の上流
部には、スプロケット105によって押出されて払出さ
れる景品玉を検出する払出景品玉検出器96(例えば、
近接スイッチ)が設けられている。
【0030】一方、モータ取付板97の上部には、前記
供給通路92を流下してきたパチンコ玉を下方に向けて
ガイドするガイド部98が突設され、このガイド部98
の下方にパチンコ玉1個が載置される玉載置部99が構
成されている。玉載置部99は、前記ガイド部98の下
部側面に形成された玉受壁100と、該玉受壁100の
下方であって、前記玉支持部101bと対応するように
位置してパチンコ玉の他方の下部1点を支持する玉支持
部101aと、パチンコ玉の一方の下部1点を支持する
前記玉支持部101bとから構成されている。つまり、
玉載置部99は、供給通路92で待機している景品玉の
玉圧を受け止める機能と、最先端のパチンコ玉の下部を
2点で支持する機能を有するものである。なお、モータ
取付板97及び取付板91には、それぞれの玉支持部1
01a,101bから排出通路95に向けて円弧状のガ
イドリブ102a,102b(102aは図示せず)が
突設され、玉載置部99に載置されていたパチンコ玉が
排出通路95に排出されるまでの間、その流下をガイド
するようになっている。
【0031】また、モータ取付板97の後面には、パル
ス信号がある毎に所定角度回転するステッピングモータ
からなる景品玉払出モータ103が取り付けられ、その
モータ軸104は、モータ取付板97の前面に貫通して
位置し、その先端には、外周に複数の爪部106を有す
るスプロケット105が固着されている。スプロケット
105の爪部106は、パチンコ玉の外周面と係合する
ように凹状に形成されており、その爪部106が前記玉
支持部101a,101bの間に挿入された位置配置と
なっている。このとき、図5に示されるように、爪部1
06の凹状の低部が玉支持部101a,101bより低
い位置となっているので、玉載置部99に載置されてい
るパチンコ玉は、玉支持部101a,101bで支持さ
れた状態となり、スプロケット105には、玉圧が掛か
らないようになっている。なお、景品玉払出モータ10
3は、ステッピングモータでなく通常のモータであって
もよい。
【0032】上記した景品玉払出装置90の近傍には、
中継端子基板107が設けられ、この中継端子基板10
7に前記払出景品玉検出器96及び景品玉払出モータ1
03が接続されている。また、中継端子基板107に
は、中継端子(雄型コネクタ)108a,108bが設
けられ、この中継端子108a,108bと前記回路基
板収納ケース78内に収納される回路基板に構成される
払出装置制御回路用の雄型コネクタとが接続部材である
配線によって接続される。また、中継端子基板107に
は、回路基板に設けられる記憶手段(この場合、後述す
るRAM123)に記憶されている入賞玉に関連する数
値情報の記憶値をリセットするリセットスイッチ109
が設けられている。これは、打ち止め状態となって遊技
機の機能が停止した後、再度遊技機の打ち止め状態を解
除しようとしたときに、数値情報が記憶手段に残留して
いると、その情報に基づいて景品玉が払出されてしまう
ため、これを防止するために設けられるものである。し
たがって、遊技機の打ち止めを解除しようとする場合に
は、遊技場の店員が前面枠3を開放してリセットスイッ
チ109を押圧する必要がある。ただし、この実施形態
においては、リセットスイッチ109を操作したとき
に、前記玉切れ検出器62がOFFとなっているときに
数値情報がクリアされるようになっている。これは、例
えば、遊技の途中で機構板46に故障が生じ、前面枠3
を開放して修理しているときに、誤ってリセットスイッ
チ109を押圧しても数値情報をクリアしないためであ
る。なお、リセットスイッチ109は、前面枠3を開放
することなく、前面枠3の前方から操作できるようにし
てもよい。例えば、前面枠3にピン挿通孔を穿設し、そ
の挿通孔からピンを挿入してリセットスイッチ109を
操作できるように構成すればよい。
【0033】また、景品玉払出装置90の取付基板91
には、記憶手段に記憶されている数値情報があるときに
点灯する記憶表示器110を設けるようにしてもよい。
これは、リセットスイッチ109を押圧する必要がある
か否かを報知するためのものであり、前面枠3を開放し
たときに記憶表示器110が点灯していれば、記憶手段
に数値情報が記憶されているので、前記リセットスイッ
チ109を押圧動作すればよく、又、記憶表示器110
が点灯していなければ、記憶手段に数値情報が記憶され
ていないので、リセットスイッチ109を押圧する必要
はない。ただし、この実施形態の場合には、記憶手段に
数値情報が記憶されていれば、前記払出未処理玉数表示
器36に数字が表示されているので、それによって判断
することもできるので、必ずしも記憶表示器110は、
必要でない。要は、払出未処理玉数表示器36と記憶表
示器110とのいずれかが有ればよい。
【0034】なお、景品玉払出装置としては、電気的駆
動源によって作動されればよく、例えば、ソレノイドで
スプロケットのロックを外して自然落下で景品玉の払出
制御する形式のものや、ソレノイドの作動で相対的に少
ない(例えば、2〜3個)景品玉を収納する収納部を駆
動させて払出す形式のものや、払出数を変更するストッ
パーをソレノイドで駆動して払出す形式のものでもよ
い。
【0035】以上、説明したパチンコ遊技機1は、図6
に示される制御回路によって制御される。図6は、ブロ
ック構成によって示される回路図であって、制御中枢と
してのマイクロコンピュータ120を含む。マイクロコ
ンピュータ120は以下に述べるようなパチンコ遊技機
1の全体の動作を制御する機能を有する。このために、
マイクロコンピュータ120は、たとえば、数チップの
LSIで構成されており、その中には制御動作を所定の
手順で実行することのできるMPU121と、MPU1
21の動作プログラムデータを格納するROM122
と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM
123とを含む。更に、マイクロコンピュータ120
は、入力信号を受けてMPU121に入力データを与え
る入力回路124と、MPU121からの出力データを
受けて外部に出力する出力回路125と、MPU121
から音データを受けるサウンドジェネレータ126と、
電源投入時にMPU121にリセットパルスを与えるパ
ワーオンリセット回路127と、MPU121にクロッ
ク信号を与えるクロック発生回路128と、クロック発
生回路128からのクロック信号を分周してリセットパ
ルスを定期的にMPU121に与えるパルス分周回路
(定期リセット回路)129と、MPU121からのア
ドレスデータをデコードするアドレスデコード回路13
0を含む。MPU121はパルス分周回路129から定
期的に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチ
ンの動作を実行することが可能となる。またアドレスデ
コード回路130はMPU121からのアドレスデータ
をデコードし、ROM122、RAM123、入力回路
124、出力回路125、サウンドジェネレータ126
にそれぞれチップセレクト信号を与える。なお、この実
施形態では、ROM122は、その内容の書き換え、す
なわち必要が生じた場合には、その中に格納されたMP
U121のためのプログラムデータを変更することがで
きるようにプログラマブルROMが用いられる。また、
停電時に備えてRAM123内の記憶値が消去されない
ようにバックアップされていることが望ましい。
【0036】そしてMPU121はROM122内に格
納されたプログラムデータに従って、かつ以下に述べる
各制御信号の入力に応答して、可変表示装置15、可変
入賞球装置22、景品玉払出装置90等に対して制御信
号を与える。マイクロコンピュータ120には、入力信
号として、次のような信号が与えられる。まず、始動入
賞口28a〜28cのそれぞれに対応して設けられた始
動入賞玉検出器42a〜42cの検出信号は検出回路1
31に与えられ、マイクロコンピュータ120に始動入
賞玉検出信号が与えられる。特定入賞玉検出器40で検
出された検出信号は検出回路132に与えられ、繰返し
判定信号としてマイクロコンピュータ120に与えられ
る。入賞個数検出器41で検出された検出信号は検出回
路133に与えられ、入賞玉数計数信号としてマイクロ
コンピュータ120に与えられる。可変表示装置15内
に設けられるドラム位置検出器21a〜21cの検出信
号は検出回路134に与えられ、マイクロコンピュータ
120に各ドラムの絶対位置を判定するためのステップ
カウンタをリセットするための信号として与えられる。
入賞玉検出器52(以下、入賞玉検出器Aという)及び
入賞玉検出器53(以下、入賞玉検出器Bという)の検
出信号は、検出回路135に与えられ、得点信号として
マイクロコンピュータ120に与えられる。払出景品玉
検出器96の信号は、検出回路136に与えられ、遊技
者に払出された景品玉数信号としてマイクロコンピュー
タ120に与えられる。玉切れ検出器62の信号は、検
出回路137に与えられ、景品玉払出モータ103の停
止信号としてマイクロコンピュータ120に与えられ
る。満タン検出器72の信号は、検出回路138に与え
られ、景品玉払出モータ103の停止信号としてマイク
ロコンピュータ120に与えられる。また、リセットス
イッチ109の検出信号は、検出回路147に与えら
れ、RAM123内に記憶された入賞玉数に関連する数
値情報をリセットするリセット信号としてマイクロコン
ピュータ120に与えられる。
【0037】また、マイクロコンピュータ120は以下
の回路又は装置に制御信号を与える。まず、モータ駆動
回路139を介して景品玉払出モータ103に駆動信号
を与える。セグメントLED駆動回路140を介して払
出未処理玉数表示器36に表示駆動信号を与える。ラン
プ駆動回路141を介して払出表示ランプ34又は玉切
れ表示ランプ35に点灯信号を与える。モータ駆動回路
142を介して可変表示装置15の可変表示部16a〜
16cを回転させるドラム駆動モータ20a〜20c
(ステッピングモータ)に駆動信号を与える。ランプ駆
動回路143を介して遊技効果ランプ32a,32b及
び枠ランプ33a,33bに点灯、あるいは点滅信号を
与える。LED駆動回路144を介して始動入賞記憶表
示器17又は入賞個数表示器27に点灯信号を与える。
セグメントLED駆動回路145を介して開成回数表示
器18に表示駆動信号を与える。ソレノイド駆動回路1
46を介して可変入賞球装置22の開閉板24のソレノ
イド39に駆動信号を与える。更に、アンプ148を介
してスピーカー9から効果音を報知させる。なお、上記
構成の各回路には、電源回路149から所定の直流電圧
が供給される。
【0038】次に、図7ないし図9を参照して、上記制
御回路の具体的な動作について説明する。まず、図7に
は、実施形態の動作の全体を示すメインルーチンが表わ
されている。まず、電源が投入されると、マイクロコン
ピュータ120は、RAM123内にエラーが生じてい
るか否かを判別し(ステップS1)、RAMエラーがあ
ると判別した場合には、初期データをセットする(ステ
ップS2)。なお、ステップS1の処理は、常に行われ
ているので、マイクロコンピュータのプログラム暴走時
にもエラー判定がなされ、ステップS2の初期データが
セットされる。更に、ステップS1においてエラー判定
されなかった場合や、ステップS2で初期データがセッ
トされた場合には、複数ある入賞玉検出器に不正や故障
等が生じたときにセットされるアラームフラグがセット
されているか否かが判別され(ステップS3)、アラー
ムフラグがセットされていないと判別された場合には、
遊技を制御するためのゲーム制御処理が行われる(ステ
ップS4)。次いで、ステップS3でアラームフラグが
セットされていると判別された場合や、ステップS4で
ゲーム制御処理が行われた後には、ゲーム制御処理によ
って発生した得点に基づく景品玉払出制御処理が行われ
る(ステップS5)。上記ゲーム制御処理及び景品玉払
出制御処理で処理されたデータを出力した(ステップS
6)後、パルス分周回路129からの定期リセット信号
待ちをし、リセット信号があった場合には、再度、上記
したステップS1からの処理を繰り返す。したがって、
メインルーチンは、パルス分周回路129から発生する
リセット信号がある毎に1回行われる。そして、一般的
にパルス分周回路129からは、4msec毎に1回の
リセット信号が発生されるので、メインルーチンは、4
msecに1回行われることになる。
【0039】ところで、前記ステップS4のゲーム制御
処理の内容は、図8に示される通りである。すなわち、
遊技に関連した音・ランプコントロール処理が行われる
(ステップS7)。次いで、始動入賞記憶・入賞個数・
開成回数等の表示器のコントロール処理が行われ(ステ
ップS8)、その後、特定入賞玉検出器40及び入賞個
数検出器41の故障等により、V・10アラームフラグ
がセットされているか否かが判別され(ステップS
9)、セットされていれば、遊技を中断すべく以下のス
テップS10〜ステップS14の処理をすることなく、
ステップS15に進む。一方、V・10アラームフラグ
がセットされていないと判別された場合には、可変表示
装置15のドラム駆動モータ20a〜20cのコントロ
ール処理が行われ(ステップS10)、可変入賞球装置
22の開閉板24のソレノイド39のコントロール処理
が行われ(ステップS11)、各検出器、すなわち、特
定入賞玉検出器40、始動入賞玉検出器42a〜42
c、及びドラム位置検出器21a〜21cの動作をチェ
ックするチェック処理が行われる(ステップS12〜ス
テップS14)。そして、その後、入賞個数検出器41
の動作をチェックするチェック処理が行われて(ステッ
プS15)、ゲーム制御処理が終了し、サブルーチンに
戻る。
【0040】また、前記ステップS5の景品玉払出制御
処理の内容は、図9に示される通りである。すなわち、
まず、景品玉払出に関する音・ランプコントロール処理
が行われる(ステップS16)。音・ランプコントロー
ル処理の次には、払出未処理玉数表示器36のコントロ
ール処理が行われる(ステップS17)。以下、景品玉
払出モータ103のコントロール処理(ステップS1
8)、払出景品玉検出器96のチェック処理(ステップ
S19)、入賞玉検出器Aのチェック処理(ステップS
20)、入賞玉検出器Bのチェック処理(ステップS2
1)が順次行われる。そして、入賞玉検出器Bのチェッ
ク処理が終了した後に、リセットスイッチ109がON
されたか否かが判別され(ステップS22)、ONされ
ていなければ景品玉払出制御処理を終了し、サブルーチ
ンに戻る。また、リセットスイッチ109がONされた
場合には、玉切れ検出器62がOFFであるか否かが判
別され(ステップS23)、OFFでない場合には、景
品玉払出制御処理を終了し、サブルーチンに戻る。これ
は、玉切れ検出器62がOFFでない、すなわち屈曲樋
59内に景品玉が詰っている場合には、記憶された数値
情報に基づく景品玉がすべて払出されたと判断できるか
らである。つまり、記憶手段であるRAM123内に
は、数値情報として「0」が記憶されている。一方、玉
切れ検出器62がOFFであると判別された場合には、
RAM123内(未払玉カウンタ)に記憶された数値情
報をクリアした後(ステップS24)、景品玉払出制御
処理を終了し、サブルーチンに戻る。
【0041】以上、実施形態に係るパチンコ遊技機1の
構成及び動作について説明してきたが、この実施形態に
よれば、遊技盤12上に設けられた入賞球装置に打玉が
入賞すると第1の入賞玉検出器52又は第2の入賞玉検
出器53が作動して数値情報記憶手段としてのRAM1
23に所定の数値情報が記憶され、その数値情報に基づ
いて景品玉払出モータ103が駆動されて景品玉払出装
置90から景品玉が払出される。しかして、打ち止めモ
ードとなって払出されるべき景品玉が不足して玉切れ検
出器62がOFFとなったときに、RAM123に数値
情報が記憶されている場合には、数値情報が記憶された
ままの状態で遊技が終了するが、リセットスイッチ10
9を押圧操作することによりリセット手段が作動してR
AM123に記憶されていた数値情報がリセットされ
る。このため、打ち止めモードを解除して遊技可能状態
とすべく管理装置から補給指令が導出されて景品玉が景
品玉タンク54に補給されても、その景品玉が誤って次
の遊技者に払出されることはない。
【0042】また、前述したように、払出制御回路が形
成される基板を独立した収納ケースに収納して配置する
ことにより、外部からの電磁波等の影響を抑制すること
ができ、誤動作を生ずる虞れが減少する。また、遊技盤
の交換の際に、独立した収納ケースに収納された遊技装
置制御回路基板だけを交換して、払出装置制御回路基板
は、そのまま継続して使用することができるので、経済
的である。
【0043】なお、上記実施形態においては、リセット
スイッチ109のリセット可能条件として玉切れ検出器
62がOFFとなっていることとしたが、他の条件の下
でリセット可能又は条件無しで何時でもリセット可能と
してもよい。この場合他の条件として、例えば、打ち止
め信号が導出されていること、打ち止め信号が導出され
た後に玉切れ検出器62がOFFとなったこと等が考え
られる。また、リセット手段の作動がリセットスイッチ
109を手動的に操作したときに作動するようにした
が、これを自動的に作動するようにしてもよい。例え
ば、打ち止め信号が導出された後に玉切れ検出器62が
OFFとなったことに基づいて自動的に作動させたり、
又は玉切れ検出器62がOFFとなってから一定時間後
(例えば、5分)に自動的に作動させてもよい。更に、
リセット手段の作動をリモートコントロールにより行っ
てもよい。
【0044】また、上記玉切れ検出器62の位置は、実
施形態に限定されず、更に上流側に位置したものでも良
く、また、玉整列樋55に設けられる検出器57aで兼
用しても良い。
【0045】なお、上記実施例の実施形態として以下の
ようなものが考えられる。 上記実施例では、払出景品玉数の異なる2種類の入
賞口を備えたものを示したが、払出景品玉数をすべて同
一にしてもよいし、あるいは3種類以上であってもよ
い。また、遊技状態に応じて払出景品玉数を変化させる
ようにしてもよい。例えば、可変表示装置15が予め定
める表示になったこと(大当り状態)に基づいて、大当
り制御期間中の払出景品玉数を通常時に比べて多くする
ようにしてもよい。 景品玉の払出制御においては、所定個数の払出が終
了したら一定時間間隔を置いて次の所定個数の払出を開
始するようにしてもよいし、時間間隔を置くことなく、
払出未処理玉カウンタが「0」になるまで連続的に払出
すようにしてもよい。この場合には、払出景品玉数が複
数種類になっているものであっても、払出未処理玉カウ
ンタを共通の1個のカウンタで構成しても良い。 景品玉払出制御に関し異常が生じた場合に、ゲーム
制御を中断し、そのときの遊技状態を記憶するようにし
てもよい。 ゲーム制御に用いる入賞玉検出器を景品玉払出制御
に兼用するようにしてもよい。例えば、上記実施例にお
いて始動入賞玉検出器42aを景品玉払出制御にも用い
るようにすれば、第2の入賞玉検出器53は不要にな
る。また、入賞個数検出器41を景品玉払出制御にも用
いるようにすれば、入賞個数検出器41に関する不正
(引き抜き、ずらし等)をより有効に防止することがで
きる。 入賞玉検出器52、53に異常が生じた場合には、
入賞玉集合樋50、51で集合される入賞玉を貯留でき
るようにしてもよい。また、払出景品玉検出器96に異
常が生じた場合には、景品玉排出通路を切り換えて景品
玉が遊技者に払出されないようにしてもよい。 上記実施例では、払出未処理玉数、すなわち、払出
の終了していない景品玉数を記憶表示させるようにした
が、景品玉数の代わりに入賞玉数を累積加算してその値
を記憶表示させるようにしてもよい。 入賞玉検出器52、53の下端に入賞玉検出器5
2、53がOFFのとき入賞玉を停止させる停止装置を
設け、入賞玉検出器52、53がONし、且つ景品玉払
出装置から所定個数の景品玉の払出動作が終了する毎
に、停止装置で停止されていた入賞玉を1個づつ排出す
るようにしてもよい。 遊技盤上に設けられた複数の入賞口への入賞の組合
せに基づいて得点が発生する、いわゆるアレンジボール
式パチンコ遊技機であってもよい。この場合、組合せの
成立に応じて付与される得点を累積加算して記憶し表示
させるようにすれば良い。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、この発明に係る弾球遊技機は、払出制御回路が形成
される基板を独立した収納ケースに収納して配置したた
め、外部からの電磁波等の影響を抑制することができ、
誤動作を生ずる虞れが減少する。また、遊技盤の交換の
際に、独立した収納ケースに収納された遊技装置制御回
路基板だけを交換して、払出装置制御回路基板は、その
まま継続して使用することができるので、経済的であ
る。更に、電気的遊技装置の制御に用いる入賞玉検出手
段からの検出信号を遊技装置制御回路に導出すると共に
払出装置制御回路にも導出することにより、入賞玉検出
手段の数を減少させることができると共に入賞玉検出手
段に係る不正を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正
面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面概略図である。
【図3】景品玉払出装置の正面断面図である。
【図4】同じく、景品玉払出装置の正面断面図である。
【図5】景品玉払出装置の側面断面図である。
【図6】回路基板に形成される遊技装置制御回路及び払
出装置制御回路のブロック構成の回路図である。
【図7】遊技装置制御回路及び払出装置制御回路の動作
を示すフロー図である。
【図8】同じく、遊技装置制御回路及び払出装置制御回
路の動作を示すフロー図である。
【図9】同じく、遊技装置制御回路及び払出装置制御回
路の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 12 遊技盤 51、52 入賞玉検出器 78 回路基板収納ケース 90 景品玉払出装置 103 景品玉払出モータ(電気的駆動源) 109 リセットスイッチ 120 マイクロコンピュータ 122 RAM 入賞口として、 19 入賞口 22 可変入賞球装置 28a〜28c 始動入賞口 29a,29b、30a,30b 入賞口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤保持枠に着脱自在に取付けられた
    遊技盤と、該遊技盤上に設けられる電気的遊技装置と、
    前記遊技盤上に設けられる入賞領域への打玉の入賞に基
    づいて作動する電気的駆動源の駆動により景品玉を払出
    す景品玉払出装置と、前記電気的遊技装置と前記景品玉
    払出装置とを制御する制御手段と、を備えた弾球遊技機
    において、 前記制御手段は、前記電気的遊技装置を駆動制御する遊
    技装置制御回路と、前記景品玉払出装置を駆動制御する
    払出装置制御回路とを含むと共に、遊技装置制御回路と
    払出装置制御回路とを別々の収納ケースに収納して配置
    前記電気的遊技装置の制御に用いる入賞玉検出手段から
    の検出信号を前記遊技装置制御回路に導出すると共に払
    出装置制御回路にも導出することを 特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記電気的遊技装置は、前記遊技盤上を
    落下する打玉を受け止めて入賞玉とする可変入賞球装置
    であり、 前記入賞玉検出手段は、前記可変入賞球装置に入賞した
    入賞玉数を検出するための入賞個数検出器であることを
    特徴とする 請求項1記載の弾球遊技機。
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