JP2748021B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2748021B2
JP2748021B2 JP1112537A JP11253789A JP2748021B2 JP 2748021 B2 JP2748021 B2 JP 2748021B2 JP 1112537 A JP1112537 A JP 1112537A JP 11253789 A JP11253789 A JP 11253789A JP 2748021 B2 JP2748021 B2 JP 2748021B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機やアレンジボール式パチ
ンコ遊技機等で代表される弾球遊技機に関し、詳しく
は、遊技領域における入賞領域に入賞した入賞玉に応じ
て景品玉を払出す制御を行なうことが可能な弾球遊技機
に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものでは、たとえば、打込玉が所定の入賞領域
に入賞することにより所定個数の景品玉が払出された
り、または、打込玉の入賞態様に応じて表示状態が変化
する可変表示装置が所定の表示結果になったことに基づ
いて所定個数の景品玉が払出されるように構成されてい
た。つまり、従来の弾球遊技機においては、打込玉の入
賞や前記可変表示装置の所定の表示態様の成立等、遊技
状態が予め定められた所定遊技状態になれば景品玉払出
手段から所定個数の景品玉を払出すように制御されてい
た。
[発明が解決しようとする課題] しかし、弾球遊技機での遊技中においては、前記所定
遊技状態が短時間のうちに連続して発生する場合があ
り、そのような場合にもその発生回数だけの景品玉を正
確に払出して遊技者が不満を抱かないようにする必要が
ある。特に、払出される景品玉の個数が多いか少ないか
は、遊技者の利益,不利益に直接関わり合うことであ
り、この払出される景品玉の個数が不正確になると遊技
者に大きな不満と不信感を与えてしまうという重大な問
題が生じる。また、前記所定遊技状態が連続して発生し
た場合に現時点であとどの位の景品玉が払出されるの
か、また、現時点での払出未処理数が正確に計数されて
いるのか否かを遊技者が確認したいという要求がある。
本発明は、かかる実情に鑑み、所定個数の景品玉を払
出すように予め定められた所定遊技状態がたとえ短時間
のうちに連続発生したとしても、その発生回数に応じた
個数の景品玉を正確に払出することができ、しかも、景
品玉の払出しの最中において現時点の払出未処理数を遊
技者が知ることのできる弾球遊技機を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明に係る弾球遊技機は、 遊技領域に打込まれた打玉が入賞可能な複数種類の入
賞領域と、 入賞玉に応じて景品玉を払出すための景品玉払出手段
と、 前記複数種類の入賞領域のうち、所定の種類の入賞領
域に入賞した入賞玉を検出する所定入賞玉検出手段と、 前記複数種類の入賞領域に入賞した入賞玉すべてを集
合させて検出する手段であって、入賞玉に応じた景品玉
の払出動作を待つことなく入賞玉を順次検出する全入賞
玉検出手段と、 前記所定入賞玉検出手段の検出出力に基づいて弾球遊
技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、 前記景品玉払出手段によって払出される景品玉数に関
連する情報を検出する払出景品玉数関連情報検出手段
と、 前記全入賞玉検出手段により検出された入賞玉に応じ
て定まる払出すべき景品玉数を決定し、該決定された景
品玉数から前記払出景品玉数関連情報検出手段の検出出
力に基づいて定まる払出された景品玉数を減算して払出
未処理数を計数する払出未処理数計数手段と、 該払出未処理数計数手段により計数された払出未処理
数が残存している間前記景品玉払出手段の払出制御を行
ない、前記払出未処理数がなくなり発生した入賞玉すべ
てについての景品玉の払出しが完了したことに基づい
て、前記景品玉払出手段の払出動作を停止させる景品玉
払出制御手段と、 前記払出未処理数計数手段の計数値を遊技者に可視表
示する払出未処理数表示手段とを含み、 前記所定の種類の入賞領域への打玉の入賞に基づいて
払出される景品玉数と前記所定の種類以外の入賞領域へ
の打玉の入賞に基づいて払出される景品玉数とが異なる
ように設定されており、 前記払出未処理数計数手段は、前記全入賞玉検出手段
の検出出力があった場合に前記所定入賞玉検出手段の検
出出力の有無にしたがって前記払出すべき景品玉の数を
変更調整することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明に係る弾球遊技機は、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段が、
第1の制御基板に設けられ、 前記払出未処理数計数手段および前記景品玉払出制御
手段が、前記第1の制御基板とは別の第2の制御基板に
設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明に係る弾球遊技機は、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、前記景品玉払出制御手
段が、景品玉払出手段から景品玉を払出させる場合に、
入賞玉1個につき払出すべき景品玉数の払出しが終了す
る毎に払出動作を一旦停止させ、所定期間の経過後に次
に払出す景品玉の払出動作を開始する制御をさらに行な
うことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明に係る弾球遊技機は、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、前記景品玉払出制御手
段が、前記払出未処理数計数手段により計数されたすべ
ての払出未処理数を連続的に払出させる制御をさらに行
ない、 前記弾球遊技機が、前記景品玉払出制御手段により連
続的に景品玉が払出される制御が行なわれる場合に、所
定個数の景品玉が払出される毎にその旨を報知する報知
手段をさらに含むことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明に係る弾球遊技機は、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、前記景品玉払出制御手
段が、前記所定の種類の入賞領域への打玉の入賞に基づ
いて払出される景品玉の払出動作と前記所定の種類以外
の入賞領域への打玉の入賞に基づいて払出される景品玉
の払出動作とのうちの一方の払出動作を他方の払出動作
よりも優先させて実行し、その他方の払出動作の動作中
に前記一方の払出動作をさせる所定の払出条件が成立し
た場合に、動作中の前記他方の払出動作の完了を待って
前記一方の払出動作を実行させる制御をさらに行なうこ
とを特徴とする。
請求項6に記載の本発明に係る弾球遊技機は、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、前記景品玉払出制御手
段から前記景品玉払出手段に景品玉を払出す旨の指令が
なされたにもかかわらず、所定期間内に前記景品玉払出
手段から景品玉が払出されなかった場合に、景品玉の払
出動作に異常が生じた旨を判定する払出異常判定手段を
さらに含むことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明に係る弾球遊技機は、請求項
1に記載の発明の構成に加えて、前記弾球遊技機の動作
用の電源の供給が断たれた場合に、少なくとも前記払出
未処理数計数手段における払出未処理数の計数情報をバ
ックアップのために記憶保存するバックアップ手段をさ
らに含むことを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、遊技領域に打込ま
れた打玉が複数種類の入賞領域に入賞可能である。景品
玉払出手段の働きにより、入賞玉に応じて景品玉が払出
される。所定入賞玉検出手段の働きにより、複数種類の
入賞領域のうち、所定の種類の入賞領域に入賞した入賞
玉が検出される。複数種類の入賞領域に入賞した入賞玉
すべてを集合させて検出する全入賞玉検出手段の働きに
より、入賞玉に応じた景品玉の払出動作を待つことなく
入賞玉が順次検出される。遊技制御手段の働きにより、
所定入賞玉検出手段の検出出力に基づいて弾球遊技機の
遊技状態が制御される。また、払出景品玉数関連情報検
出手段の働きにより、景品玉払出手段によって払出され
た景品玉数に関連する情報が検出される。そして、払出
未処理数計数手段の働きにより、全入賞玉検出手段によ
り検出された入賞玉に応じて定まる払出すべき景品玉数
を決定し、その決定された景品玉数から払出景品玉数関
連情報検出手段の検出出力に基づいて定まる払出された
景品玉数を減算して払出未処理数が計数される。さら
に、景品玉払出制御手段の働きにより、払出未処理数計
数手段により計数された払出未処理数が残存している間
景品玉払出手段の払出制御を行ない、払出未処理数がな
くなり発生した入賞玉すべてについての景品玉の払出し
が完了したことに基づいて、景品玉払出手段の払出動作
が停止制御される。さらに、払出未処理数表示手段の働
きにより、払出未処理数計数手段の計数値が遊技者に可
視表示される。また、所定の種類の入賞領域への打玉の
入賞に基づいて払出される景品玉数と所定の種類以外の
入賞領域への打玉の入賞に基づいて払出される景品玉数
とが異なるように設定されている。払出未処理数計数手
段のさらなる働きにより、全入賞玉検出手段の検出出力
があった場合に所定入賞玉検出手段の検出出力の有無に
したがって払出すべき景品玉の数が変更調整される。
つまり、払出未処理数計数手段において、入賞玉検出
手段により検出された入賞玉に応じて定まる払出すべき
景品玉数を払出し予定数として決定し、その決定された
景品玉数から払出景品玉数関連情報検出手段の検出出力
に基づいて定まる実際に払出された景品玉数を減算する
ことにより、現時点での払出未処理数が計数される。そ
して、景品玉払出制御手段の制御により、その現時点で
の払出未処理数がなくなり発生した入賞玉すべてについ
ての景品玉の払出しが完了するまで、入賞玉に応じた景
品玉が払出される。
さらに、景品玉払出制御に用いられる払出未処理数の
計数値が遊技者に可視表示されるため、現時点での具体
的な払出未処理数を遊技者が確認可能になる。その場合
には、計算される払出未処理数が景品玉払出制御と遊技
者への可視表示との両方に有効利用される。
さらに、遊技状態の制御に用いられる所定入賞玉検出
手段を景品玉の払出制御にも兼用し、払出未処理数計数
手段が、全入賞玉検出手段の検出出力があった場合に所
定入賞玉検出手段の検出出力の有無にしたがって払出す
べき景品玉の数を変更調整するようにしたことにより、
払出すべき景品玉数を区別しながらも景品玉の払出制御
に関する構成の簡略化を図ることが可能になる。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて次のように作用する。景品玉の払出
の制御に関連する払出未処理数計数手段および景品玉払
出制御手段が、遊技制御手段が設けられた制御基板とは
別個の制御基板に設けられているため、景品玉の払出制
御用の制御基板が遊技制御用の制御基板と独立的に交換
することにより、景品玉の払出個数の設定等の景品玉の
払出制御の内容を遊技制御内容と別個に変更することが
可能になる。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて次のように作用する。景品玉払出制
御手段のさらなる働きにより、景品玉払出手段から景品
玉を払出させる場合に、入賞玉1個につき払出すべき景
品玉数の払出しが終了する毎に払出動作を一旦停止さ
せ、所定期間の経過後に次に払出す景品玉の払出動作を
開始する制御が行なわれる。
つまり、景品玉の払出しに際して、入賞玉1個につき
払出すべき景品玉数の払出しが終了する毎に払出動作が
一旦停止させられ、インターバル期間が設けられるた
め、その期間において、遊技者が入賞玉の個数に対応し
て実際に景品玉が払出されているか否かを判断すること
が可能になる。
請求項4に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて次のように作用する。景品玉払出制
御手段のさらなる働きにより、払出未処理数計数手段に
より計数されたすべての払出未処理数が連続的に払出さ
れる制御が行なわれる。そして、報知手段の働きによ
り、景品玉払出制御手段により連続的に景品玉を払出さ
れる制御が行なわる場合に、所定個数の景品玉が払出さ
れる毎にその旨が報知される。
つまり、払出未処理数が休むことなく連続的に払出さ
れるので、連続的に入賞玉が発生した場合に、インター
バル期間を設けて払出しを行なう場合と比べて、未払出
の景品玉の払出しがより早期に完了する。さらに、所定
個数の景品玉が払出される毎にその旨が報知されるた
め、連続的な景品玉の払出しが行なわれている際にも遊
技者が入賞玉の個数に対応して実際に景品玉が払出され
ているか否かを判断することが可能になる。
請求項5に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて次のように作用する。景品玉払出制
御手段のさらなる働きにより、所定の種類の入賞領域へ
の打玉の入賞に基づいて払出される景品玉の払出動作と
所定の種類以外の入賞領域への打玉の入賞に基づいて払
出される景品玉の払出動作とのうちの一方の払出動作を
他方の払出動作よりも優先させて実行し、その他方の払
出動作の動作中に一方の払出動作をさせる所定の払出条
件が成立した場合に、動作中の他方の払出動作の完了を
待って一方の払出動作を実行させる制御が行なわれる。
つまり、入賞領域の種類に応じて払出される景品玉数
が異なり、一方の景品玉数の払出動作が優先的に実行さ
れる場合において、優先されない方の払出動作から優先
される方の払出動作に切換わるときには、優先されない
方の払出動作が完了した後に優先される方の払出動作が
実行される。このため、景品玉の払出の切りの良い段階
で払出動作の切換えが行なわれる。したがって、払出動
作の切換え制御が容易になり、かつ、そのような払出動
作の切換えが行なわれる場合において遊技者が入賞玉の
個数に対応して実際に景品玉が払出されているか否かを
判断することが容易になる。
請求項6に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて次のように作用する。払出異常判定
手段の働きにより、景品玉払出制御手段から景品玉払出
手段に景品玉を払出す旨の指令がなされたにもかかわら
ず、所定期間内に景品玉払出手段から景品玉が払出され
なかった場合に、景品玉の払出動作に異常が生じた旨が
判定される。
つまり、景品玉払出制御手段の指令にしたがう景品玉
の払出しがなされなかった場合に、玉詰まり等の異常に
より景品玉の払出動作に異常が生じた旨が判定される。
このため、その判定結果に応じて異常状態を解消する措
置をとることが可能になるので、異常が生じたままの払
出制御により、景品玉の正確な払出しが阻害されないよ
うにすることが可能になる。
請求項7に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて次のように作用する。バックアップ
手段の働きにより、弾球遊技機の動作用の電源の供給が
断たれた場合に、少なくとも払出未処理数計数手段にお
ける払出未処理数の計数情報がバックアップのために記
憶保存される。つまり、停電等により電源の供給がだ断
たれた場合に払出未処理数の計数情報が保存されるた
め、電源供給の復旧後において、その保存された計数情
報を用いた景品玉の払出しを行なうことが可能になる。
したがって、電源の供給が断たれた場合においても、後
に景品玉を正確に払出すことが可能になる。このため、
電源の供給が断たれた場合においても、景品玉の正確な
払出しを維持することが可能になるとともに、景品玉の
払出に関する遊技者と遊技場側との間のトラブルの発生
を未然に防ぐことが可能になる。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本実施例では弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機について説明するが、本発明はこれに限らず、
アレンジボール式パチンコ遊技機等、打込玉に基づいて
所定個数の景品玉を払出すように予め定められた所定遊
技状態になれば景品玉が払出される弾球遊技機であれば
何でもよい。
第1図は、本発明に係る弾球遊技機の一例としてのパ
チンコ遊技機1を示す全体正面図である。パチンコ遊技
機1の前面枠2には、扉保持枠3が設けられており、そ
の扉保持枠3に、金属または合成樹脂製のガラス扉枠4
と前面扉板5が開閉自在に取付けられている。パチンコ
遊技機1の図示右下隅には打球操作ハンドル12が設けら
れており、この打球操作ハンドル12を遊技者が操作する
ことにより、パチンコ玉が1つずつ弾発発射れる。図中
13は遊技盤であり、その遊技盤13における、遊技領域形
成レール14bで囲まれた部分が遊技領域15となる。前記
打球操作ハンドル12の操作に伴って弾発発射されたパチ
ンコ玉は、打球誘導レール14aによって遊技領域15内に
まで誘導される。
遊技領域15内には、複数の識別情報を可変表示可能な
可変表示装置16と、その下方に可変入賞球装置22とが配
設されている。さらに、遊技領域15内には、各種入賞口
21,30a,30b,31a,31bや始動入賞口29a,29b,29cが配設さ
れている。さらに、遊技領域15の下隅には、遊技領域内
に打込まれたパチンコ玉がいずれの入賞口にも入賞しな
かった場合にアウト玉として回収するアウト口32が形成
されている。
前記可変表示装置16は、回転ドラムなどからなる識別
情報表示部17a,17b,17cを有し、前記始動入賞口29a,29
b,29cのいずれかにパチンコ玉が入賞することにより、
前記識別情報表示部17a,17b,17cが可変表示を開始す
る。そして一定時間の経過または一定時間が経過する以
前に遊技者が停止ボタン(図示せず)を押圧操作するこ
とにより、それら識別情報表示部17a,17b,17cが1つず
つ順番に停止制御される。そして停止したときの表示結
果が予め定める識別情報(たとえば777)になれば、特
定遊技状態となり、前記可変入賞球装置22の開閉板24が
開成してパチンコ玉が入賞しやすい第1の状態となる。
その開閉板24は、所定期間の経過(たとえば30秒間)ま
たは可変入賞球装置22へのパチンコ玉の所定個数(たと
えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立す
ることにより閉成され、パチンコ玉が入賞できない第2
の状態に切換わる。なお、この第2の状態は、パチンコ
玉が全く入賞できないものに限らず、第1の状態に比べ
て入賞しにくいものであればよい。前記可変表示装置16
には、前記始動入賞口29a〜29cに入賞したパチンコ玉の
入賞個数を記憶して表示するための始動入賞記憶表示器
19a〜19dが設けられているとともに、特定遊技状態成立
のための特定の識別情報が揃った当りラインを表示する
ためのライン表示器18a〜18fが設けられている。なお、
この可変表示装置16は、常時回転しており、パチンコ玉
の始動入賞に伴ってその始動入賞後一定期間の経過また
は遊技者の停止ボタンの押圧操作により停止制御される
ものであってもよい。また、前記識別情報表示部17a,17
b,17cは、回転ドラムに限らずLEDやセグメント表示器等
のデジタル表示器で構成してもよい。
前記可変入賞球装置22には、開閉板24の開閉時に開放
され、パチンコが入賞可能となる入賞空間23が形成され
ており、この入賞空間23内に入賞したパチンコ玉は、通
常入賞口26a,26bまたは特定入賞口25のいずれかに入賞
する。そして特定入賞口25に入賞すれば、可変入賞球装
置22の第1の状態を再度繰返して継続可能な繰返し継続
条件が成立し、その回の第1の状態が終了した後に新た
に再度第1の状態が繰返し継続制御される。この繰返し
継続制御の上限回数はたとえば10回に定められている。
そしてその繰返し継続回数が、前記可変表示装置16に設
けられた開成回数表示器20により表示される。また前記
入賞空間23内に入賞したパチンコ玉の個数が入賞個数表
示器27により表示される。さらに可変入賞球装置22に
は、通常の通過口28が設けられている。
前記各種入賞口にパチンコ玉が入賞すれば、所定個数
の景品玉が景品玉出口7から打球供給皿6内に払出され
る。そしてこの打球供給皿6内の景品玉が満杯となりそ
れ以上貯留できなくなった余剰玉が余剰玉出口10から余
剰玉受皿9内に還元される。この余剰玉受皿9には、玉
抜操作レバー11が設けられており、遊技者がこの玉抜操
作レバー11を操作することにより余剰玉受皿9内のパチ
ンコ玉を玉箱に移し換えることができる。前記打球供給
皿6には、スピーカ8が設けられており、前記特定遊技
状態発生時に効果音を発生させたり不正遊技が生じた場
合に警告音を発生したりさらに各種機器の故障が生じた
場合に異常音を発生したりする。図中37は払出未処理玉
数表示器であり、パチンコ玉の入賞に伴て所定数っが累
積加算され景品玉の払出しに伴って1つずつ減算された
数すなわち払出未処理玉数がこの払出未処理玉数表示器
37により表示される。図中33a,33b,34a,34bは遊技効果
ランプであり、前記特定遊技状態の発生等に伴って点灯
または点滅し遊技効果を向上させるためのものである。
35は払出表示ランプであり、景品玉が払出されていると
きに点灯または点滅するものである。また36は玉切れ表
示ランプであり、払出すべき景品玉が不足した場合に点
灯または点滅する。なお、前記各種入賞口のうち、始動
入賞口29bに入賞したときにのみ景品玉が比較的少ない
所定個数(例えば7個)払出され、他の入賞口に入賞し
た場合には景品玉が比較的多い所定個数(たとえば13
個)払出される。
第2図は、パチンコ遊技機1の一部内部構造を示す全
体背面図である。
前面枠2には、遊技盤保持枠45が取付けられており、
その遊技盤保持枠45に対し、遊技盤13が着脱自在に取付
けられる。つまり、遊技盤保持枠45には、固定部材46が
取付けられており、その固定部材46を図示矢印に示すよ
うに回動させることにより、遊技盤13を遊技盤保持枠45
に取付けた状態と遊技盤13を遊技盤保持枠45から取り外
し可能な状態とに切換え自在に構成している。このこと
により、遊技場におけるパチンコ遊技機の交換に際し、
遊技盤13のみを交換可能にし、交換に伴うコストを削減
し得る利点が生ずる。また前記遊技盤保持枠45に対し、
固定部材48により機構板47が着脱自在に取付けられる。
この機構板47には、景品玉タンク53,玉整列樋54,景品玉
払出手段の一例の景品玉払出装置59等が設けられてい
る。また前記前面枠2には、前記打球操作ハンドル12
(第1図参照)の操作に応答して作動する打球発射装置
74が取付基板75により取付けられる。この打球発射装置
74は、打球モータ76と、その打球モータの駆動力を利用
して間欠揺動される打球杆77と、その打球杆77の間欠揺
動に連動して昇降する連動杆78とからなる。そしてこの
連動杆78の昇降に伴って前記打球供給皿6(第1図参
照)からパチンコ玉が1つずつ打球発射位置に供給さ
れ、その供給されてきたパチンコ玉を1つずつ打球杆77
により弾発発射する。遊技領域15(第1図参照)内に打
込まれたパチンコ玉が始動入賞口29a,29b,29c(第1図
参照)に入賞すれば、それぞれに対応して設けられてい
る始動入賞玉検出器43a,43b,43cにより検出されるよう
に構成されており、それぞれの検出出力が後述するマイ
クロコンピュータ100(第5図参照)に入力され、可変
表示装置16が可変制御される。なお、前記始動入賞口29
bに入賞したパチンコ玉は、流下方向変換部材44により
その流下方向がパチンコ遊技機図示前方側に変換されて
図示前方側の入賞玉集合樋B(51b)に導かれ、入賞玉
検出器B(52b)により検出された後に機外に放出され
る。
次に、打込玉が入賞口21,30a,30bに入賞すれば、その
入賞玉が遊技盤裏面に取付けられた入賞玉集合カバー体
38aによって導かれ、遊技機図示後方側の入賞玉集合樋
A(51a)にまで誘導される。次に、可変入賞球装置22
内に入賞したパチンコ玉は、入賞個数検出器42により検
出された後遊技盤裏面に取付けられた入賞玉集合カバー
体38bにより誘導されて図示後方側の入賞玉集合樋A(5
1a)にまで導かれ、入賞口31a,31bに入賞したパチンコ
玉は、入賞玉集合カバー体38bにより誘導されて前記後
方側の入賞玉集合樋A(51a)にまで導かれる。そして
後方側の入賞玉集合樋A(51a)にまで導かれてきたパ
チンコ玉は入賞玉検出器A(52a)により検出された後
に機外に放出される。これら入賞玉検出器A(52a),B
(52b)は、たとえば、パチンコ玉の通過に伴って変化
する磁束を感知してパチンコ玉の通過を検出する近接ス
イッチ等から構成されている。そしてこれら入賞玉検出
器A(52A),B(52B)からの検出出力は後述するマイク
ロコンピュータ100(第5図参照)に入力されて制御に
用いられる。なお、前記入賞玉集合カバー体38a,38bを
2つに分割した分割構造に構成し、その一方のものを適
宜取替えて他方のものと組合わせることにより、パチン
コ遊技機の豊富な機種に対応し得るようにしている。図
中41は特定入賞玉検出器であり、40は可変入賞球装置22
の開閉板24(第1図参照)を開閉駆動するための電気的
駆動源の一例のソレノイドである。また図中72は制御基
板ボックスであり、前記ソレノイド40などを駆動制御し
て可変入賞球装置22を制御するなど、種々の遊技制御を
行なうためのものである。また69はアウト玉誘導樋であ
り、アウト口32(第1図参照)から回収されたアウト玉
をアウト玉放出口70を介して機外に放出するための誘導
樋である。
打込玉が各種入賞口に入賞すれば、前記景品玉払出装
置59が作動して所定個数(たとえば7個または13個)の
景品玉が払出される。この景品玉払出装置59への景品玉
の供給は、前記景品玉タンク53内の景品玉が玉整列樋54
により整列されて屈曲樋55を介し垂直樋56を通って行な
われる。そして前記屈曲樋55付近に、玉の重量を感知し
て姿勢が変わる玉重量感知レバー57が設けられており、
景品玉がなくなったときに玉切れ検出器58を切替えて玉
切れ検出信号をマイクロコンピュータ100(第5図参
照)に与えるように構成されている。前記景品玉払出装
置59は、景品玉払出モータ60が内蔵されており、その景
品玉払出モータ60の駆動力を利用して1つずつパチンコ
玉を景品玉放出通路62側に払出すように構成されてい
る。そしてその払出されるパチンコ玉が1つずつ払出景
品玉検出器61により検出される。そしてこの払出景品玉
検出器61による検出信号が後述するマイクロコンピュー
タ100(第5図参照)に与えられて制御に用いられる。
前記景品玉放出通路62側に払出された景品玉は、連絡口
63を介して景品玉出口7から打球供給皿6(第1図参
照)内に放出される。そして打球供給皿6(第1図参
照)内のパチンコ玉が満杯となり、それ以上貯留できな
くなった場合には、余剰玉が余剰玉通路64,接続樋65を
通って余剰玉出口10から余剰玉受皿9内に放出される。
そしてその余剰玉受皿9内のパチンコ玉が満杯になれ
ば、余剰玉通路64内に徐々にパチンコ玉が溜まっていく
のであり、その或る程度溜まったパチンコ玉の重さによ
り第1満タン感知板66が押圧され図示しない打球供給装
置の供給動作が停止される。さらに余剰玉が余剰玉通路
64内に溜まれば、第2満タン感知板67がその玉の重みで
押圧され、満タン検出器68がON状態に切換えられ、その
満タン検出器68の検出信号が後述するマイクロコンピュ
タ100(第5図参照)に入力されて制御に用いられる。
なお、この満タン検出器68を前記第1満タン感知板66に
関連して設けてもよい。つまり、第1満タン感知板66が
パチンコ玉により所定角度押圧されたときに打球の供給
を停止させ、さらにそれ以上の角度押圧されたときに満
タン検出信号が後述するマイクロコンピュータ100(第
5図参照)に入力されるように構成してもよく、また、
第1満タン感知板66がパチンコ玉により押圧されて打球
の供給を停止させた後タイマを作動させ、そのタイマが
タイムアップするまでの一定期間だけ遅らせて満タン検
出信号を後述するマイクロコンピュータ100(第5図参
照)に入力させるようにしてもよい。図中、73はターミ
ナルボックスであり、外部装置との信号のやり取りを行
なったり、外部電源との接続を行なうためのものであ
る。また、71,39は中継端子板であり、50は仕切壁であ
る。中継端子板39はゲーム制御に関する電気的装置と制
御基板との接続を中継しており、入賞玉集合カバー体38
aに設けられている。また中継端子板71は景品玉払出制
御に関する電気的装置と制御基板との接続を中継してお
り、機構板47に設けられている。
この第2図に示した実施例では、始動入賞玉検出器43
a〜43cからの検出信号に基づいて可変表示装置16を可変
表示させる等の遊技制御を行ない、入賞玉検出器A(52
a),B(52b)からの検出信号に基づいて景品玉払出装置
59を作動させるものを示したが、ゲーム制御に用いる入
賞玉検出器を景品玉払出制御に兼用するようにしてもよ
い。たとえば、第2図において、始動入賞玉検出器43b
を景品玉払出制御にも用いるようにすれば、入賞玉検出
器B(52b)が不要となる。また、入賞個数検出器42を
景品玉払出制御にも用いるようにすれば、遊技者あるい
は遊技場側の者が入賞個数検出器42を引き抜いたりずら
せたりする等の不正を行なえば、せっかくパチンコ玉が
可変入賞球装置内に入賞したとしても全く景品玉が払出
されなくなるため、そのような不正を有効に防止するこ
とができる。また、第2図に示すように、入賞玉検出器
A(52a),B(52b)を2個設ける代わりに、1つの共通
の入賞玉検出器で検出し、たとえば、始動入賞玉検出器
43bからの検出信号に基づいて後述する払出未処理玉カ
ウンタAを「6」減算し、前記共通に設けられた入賞玉
検出器からの検出信号に基づいて後述する払出未処理玉
カウンタAに「13」を加算するようにし、始動入賞口29
b(第1図参照)にパチンコ玉が1個入賞するごとに景
品玉を7個払出すようにしてもよい。この場合の始動入
賞玉検出器により、複数種類の入賞領域のうち、所定の
種類の入賞領域に入賞した入賞玉を検出する所定入賞玉
検出手段が構成されている。また、この場合の共通の入
賞玉検出器により、複数種類の入賞領域に入賞した入賞
玉すべてを集合させて検出する手段であって、入賞玉に
応じた景品玉の払出動作を待つことなく入賞玉を順次検
出する入賞玉検出手段が構成されている。また、この場
合の払出未処理数を求める処理により、前記全入賞玉検
出手段により検出された入賞玉に応じて定まる払出すべ
き景品玉数を決定し、該決定された景品玉数から前記払
出景品玉数関連情報検出手段の検出出力に基づいて定ま
る払出された景品玉数を減算して払出未処理数を計数
し、全入賞玉検出手段の検出出力があった場合に所定入
賞玉検出手段の検出出力の有無にしたがって払出すべき
景品玉の数を変更調整する払出未処理数計数手段が構成
されている。さらに、前記始動入賞玉検出器43b以外の
入賞玉検出器からの検出信号に基づいて、払出未処理玉
数カウンタBを「6」加算するとともに前記共通に設け
られた入賞玉検出器からの検出信号に基づいて前記払出
未処理玉数カウンタBに「7」を加算し、「6」と
「7」を加算して13個景品玉を払出すようにし、さら
に、前記始動入賞玉検出器43bからの検出信号を前記共
通に設けられた入賞玉検出器からの検出信号とに基づい
て払出未処理玉数カウンタAに「7」を加算し、景品玉
を7個払出すように構成してもよい。
第3図は景品玉払出装置59の構造を説明するための縦
断面図である。第4A図および第4B図は、景品玉払出装置
59の構造および動作を説明するための横断面図である。
次に、景品玉払出装置59を第3図および第4A図,第4B図
に基づいて説明する。
景品玉払出装置59は、機構板47の裏面側に取付板79に
より取付けられている。景品玉払出装置59のモータ取付
板84には、景品玉払出モータ60が取付けられており、そ
の景品玉払出モータ60のモータ軸90にスプロケット91が
取付けられている。そして景品玉払出モータ60の駆動力
によりスプロケット91が回転するように構成されてい
る。なお図中82はスプロケット収納部である。垂直樋56
から流下してきたパチンコ玉は、前記供給通路80内に入
り流路変更部81およびガイド部85で流下方向が変更さ
れ、玉受壁87で受止められて玉支持部88a,88bで支持さ
れた状態で玉載置部86に載置される。その状態で、スプ
ロケット91が第4A図,第4B図に示す矢印方向に回転する
ことにより、そのスプロケット91の爪部92によりパチン
コ玉が1つずつ第4B図に示す矢印方向に送り出され、ガ
イドリブ89a,89b(89aは図示しない)によりガイドされ
て排出通路83内に落下する。そして前記爪部92により送
り出されたパチンコ玉は払出景品玉検出器61により1つ
ずつ検出される。そして前記排出通路83内に放出された
パチンコ玉は景品玉放出通路62に入り、最終的に打球供
給皿6または余剰玉受皿9(第1図参照)内に放出され
る。
前記供給通路80を流下してきたパチンコ玉が玉支持部
88a,88bにより支持されるとともにその側部が玉受壁87
に当接した状態となるため、後続のパチンコ玉の自重を
その玉受壁87と玉支持部88a,88bにより負担し、後続の
パチンコ玉の自重がすべてスプロケット91に加わること
による景品玉払出モータ60の負荷が増大することを防止
できる。また、後続のパチンコ玉の自重により最下端に
位置するパチンコ玉が不測に押出されて排出通路83内に
放出されてしまうことも防止できる。
第4B図中55は屈曲樋であり、この屈曲樋55内にパチン
コ玉が充満している場合には、玉重量感知レバー57が図
示に示す姿勢となっている。しかし、景品玉が不足して
屈曲樋55内のパチンコ玉がなくなった場合には、玉重量
感知レバー57が図示時計回り方向に回転し、玉切れ検出
器58が切換わり玉切れ検出信号が後述するマイクロコン
ピュータ100(第5図参照)に入力されるように構成さ
れている。
この実施例では、景品玉払出装置59がパチンコ玉を1
つずつ景品玉放出通路62内に送り出して払出すものを示
したが、本発明はこれに限らず景品玉払出装置の入口部
分と出口部分とにパチンコ玉を仕切るシャッタを設け、
入口部分のシャッタを開放してパチンコ玉を所定個数
(たとえば2個,3個)ずつ受入れ入口部分のシャッタを
閉じた状態で出口部分のシャッタを開放してパチンコ玉
を所定個数(2個,3個)ずつ放出するといういわゆる仕
切型の景品玉払出装置であってもよい。さらに、本実施
例では、払出景品玉検出器61により払出されるパチンコ
玉を1つずつ検出するものを示したが、本発明はこれに
限らず、景品玉払出モータ60をステッピングモータで構
成し、そのステッピングモータのステップ数を検出して
そのステップ検出信号を後述するマイクロコンピュータ
100(第5図参照)に入力するようにしてもよく、ま
た、前述したいわゆる仕切型の景品玉払出装置において
は、その仕切回数を検出してその検出信号を後述するマ
イクロコンピュータ100(第5図参照)に入力するよう
にしてもよい。これら払出景品玉検出器61やステッピン
グモータのステップ数の検出器あるいは前記仕切回数の
検出器により、前記景品玉払出手段によって払出される
景品玉数に関連する情報を検出する払出景品玉数関連情
報検出手段が構成されている。
第5図は、この発明の制御回路の全体の構成を示すブ
ロツク図である。マイクロコンピュータ100は以下に述
べるようなパチンコ遊技機1全体の動作を制御する機能
を有する。このために、マイクロコンピュータ100は、
たとえば数チップのLSIで構成されており、その中には
制御動作を所定の手順で実行することのできるMPU101
と、MPU101の動作プログラムデータを格納するROM102
と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM103
とを含む。このRAM103は、電源を切ったりまたは停電時
等により電源が供給されない場合においても、コンデン
サからの電力により所定時間(たとえば24時間)記憶デ
ーダが保存されるように構成されている。このように電
源が供給されない場合においても記憶データの保存が可
能なRAM103により、弾球遊技機の動作用の電源の供給が
断たれた場合に、少なくとも払出未処理数計数手段にお
ける払出未処理数の計数情報をバックアップのために記
憶保存するバックアップ手段が構成されている。
さらに、マイクロコンピュータ100は入力信号を受け
てMPU101に入力データを与える入力回路104と、MPU101
からの出力データを受けて外部に信号を出力する出力回
路105と、MPU101から音データを受けるサウンドジェネ
レータ106と、電源投入時にMPU101にリセットパルスを
与えるパワーオンリセット回路107と、MPU101にクロッ
ク信号を与えるクロック発生回路108と、クロック発生
回路108からのクロック信号を分周してリセットパルス
を定期的(例えば4msec毎)にMPU101に与えるパルス分
周回路(定期リセット回路)109と、MPU101からのアド
レスデータをデコードするアドレスデコード回路110と
を含む。
MPU101はパルス分周回路109から定期的に与えられる
割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行す
ることが可能となる。また、アドレスデコード回路110
は、MPU101からのアドレスデータをデコードし、ROM10
2,RAM103,入力回路104,出力回路105,サウンドジェネレ
ータ106にそれぞれチップセレクト信号を与える。
なお、この実施例ではROM102は、その内容の書き換
え、すなわち、必要が生じた場合には、その中に格納さ
れたMPU101のためのプログラムデータを変更することが
できるように、プログラマブルROMが用いられている。
そして、MPU101は、このROM102内に格納されたプログラ
ムデータに従って、かつ以下に述べる各制御信号の入力
に応答して、種々の機器に対し制御信号を与える。
マイクロコンピュータ100には、入力信号として、次
のような信号が与えられる。まず、パチンコ玉の始動入
賞に伴う始動入賞玉検出器43a,43b,43cがONしたことに
応答して、始動入賞玉検出回路111から始動入賞玉検出
信号がマイクロコンピュータ100に与えられる。パチン
コ玉が特定入賞口25(第1図参照)内に入賞し特定入賞
玉検出器41がONしたことに応答して、検出回路112から
検出信号がマイクロコンピュータ100に与えられる。可
変表示装置16の識別情報表示部17a,17b,17c(第1図参
照)の可変表示が停止した際のそれぞれの停止位置が、
左ドラム位置検出器93a,中ドラム位置検出器93b,右ドラ
ム位置検出器93cより検出され、それぞれの検出信号が
検出回路114を介してマイクロコンピュータ100に与えら
れる。この検出信号の入力により、可変表示装置16の各
識別情報表示部17a〜17cがどの識別情報を表示している
かに関する情報がマイクロコンピュータ100に与えられ
る。入賞玉検出器A(52a),B(52b)からのそれぞれの
入賞玉検出信号が検出回路115を介してマイクロコンピ
ュータ100に与えられる。この入賞玉検出器A(52a),B
(52b),検出回路115ならびにマイクロコンピュータ10
0により、遊技領域内に打込まれた打込玉に基づいて所
定個数の景品玉を払出すように予め定められた所定遊技
状態になったことを判定する所定遊技状態判定手段が構
成されている。次に、景品玉払出装置59からパチンコ玉
が1つずつ排出通路83(第4A図および第4B図参照)内に
排出される毎に、払出景品玉検出器61から払出景品玉検
出信号が出力され、その出力が検出回路116を介してマ
イクロコンピュータ100に与えられる。景品玉がなくな
った際に、玉切れ検出器58(第4B図参照)からの検出信
号が検出回路117を介してマイクロコンピュータ100に与
えられる。余剰玉受皿9(第1図参照)内のパチンコ玉
が満杯となり満タン検出器68(第2図参照)から満タン
検出信号が出力されればその検出信号が検出回路118を
介してマイクロコンピュータ100に与えられる。
また、マイクロコンピュータ100は、以下の回路およ
び装置に制御信号を与える。モータ駆動回路119を介し
て景品玉払出モータ60にモータ駆動信号を与える。セグ
メントLED駆動回路120を介して払出未処理玉数表示器37
(第1図参照)に表示制御信号を与える。次に、ランプ
駆動回路121を介して払出表示ランプ35ならびに玉切れ
表示ランプ36(第1図参照)にそれぞれランプ点灯のた
めの制御信号を与える。なお、これらランプはLEDでも
よい。また、モータ駆動回路122を介して可変表示装置
の各ドラムを回転駆動するための、左ドラム駆動モータ
94a,中ドラム駆動モータ94b,右ドラム駆動モータ94cに
駆動用制御信号を与える。ランプ駆動回路123を介して
遊技効果ランプ33a,33b,34a,34b(第1図参照)にラン
プ点灯用の制御信号を与える。LED駆動回路124を介して
始動入賞記憶表示器19a〜19dならびにライン表示器18a
〜18fにそれぞれ表示用制御信号を与える。セグメントL
ED駆動回路125を介して入賞個数表示器27ならびに開成
回数表示器20にそれぞれ表示用制御信号を与える。ソレ
ノイド駆動回路126を介して可変入賞球装置を開成制御
するためのソレノイド40(第2図参照)に駆動制御信号
を与える。アンプ127を介してスピーカ8(第1図参
照)から音を発生させるための制御信号を出力する。な
お、前記構成の各回路には、電源回路128から所定の直
流電流が供給される。なお、前記入賞玉検出器A(52
a),B(52b),払出景品玉検出器61,玉切れ検出器58,満
タン検出器68,景品玉払出モータ60,払出未処理玉数表示
器37,払出表示ランプ35,玉切れ表示ランプ36を制御する
景品玉払出制御用の制御基板をゲーム制御用の制御基板
に対し別体に設け、ゲーム制御用の制御基板を取替える
ことなく景品玉払出制御用の制御基板のみを取替えて容
易に景品玉払出個数を変更し得るように構成してもよ
い。その場合のゲーム制御用の制御基板により、第1の
制御基板が構成されており、そのゲーム制御用の制御基
板に設けられてゲーム制御を行なう回路により、所定入
賞玉検出手段の検出出力に基づいて遊技状態の制御を行
なう遊技制御手段が構成されている。また、その場合の
景品玉払出制御用の制御基板により、第2の制御基板が
構成されている。
第6A図ないし第6H図は、前記第5図の制御回路の動作
を説明するためのフローチャートである。以下に、第1
図ないし第6H図を参照して、このパチンコ遊技機の具体
的な動作を説明する。
第6A図は、メインルーチンを示し、所定時間毎(たと
えば4msec毎)に1回繰返して実行される。まずステッ
プS1によりRAMにエラーが発生したか否かの判断がなさ
れ、発生している場合にはステップS2により初期データ
をセットするが発生していない場合にはそのままステッ
プS3に進み、ゲーム制御処理を行ない、次にステップS4
に進み、景品玉払出制御処理を行ない、ステップS5によ
るデータ出力を行なってリセット待ちとなる。なお前記
ステップS3によるゲーム制御処理は、通常のパチンコ遊
技機において行なわれている一般的なゲーム制御である
ため、本実施例では詳細な説明を省略する。
次に、第6B図は、前記ステップS4により定義された景
品玉払出制御処理のプログラムを示したものである。ま
ずステップS6において音・ランプコントロール処理が行
なわれ、ステップS7により、払出未処理数表示器のコン
トロール処理が行なわれ、ステップS8により、景品玉払
出モータのコントロール処理が行なわれ、ステップS9に
より、払出景品玉検出器チェック処理が行なわれ、ステ
ップS10により、入賞玉検出器Aチェック処理が行なわ
れ、ステップS11により、入賞玉検出器Bチェック処理
が行なわれてサブルーチンプログラムが終了する。
第6C図は、前記ステップS6により定義された音・ラン
プコントロール処理のサブルーチンプログラムを示した
図である。まずステップS12により、アラームフラグの
いずれかがセットされているか否かの判断がなされる。
このアラームフラグは、後述するステップS49,ステップ
S65,ステップS57,ステップS72,ステップS80によりそれ
ぞれセットされるものである。そしてアラームフラグの
いずれかがセットされていると判断された場合にはステ
ップS17に進み、異常時音・ランプデータがセットさ
れ、前記ステップS5によりそのセットされたデータが出
力されて異常時の音がスピーカ8(第1図参照)から発
せられるとともに異常時のランプ表示がなされる。一
方、アラームフラグのいずれもセットされていない場合
にはステップS13に進み、払出モータがONになっている
か否かの判断がなされ、払出モータがONになっていない
場合にはステップS14に進み、玉切れ検出器がONになっ
ているか否かの判断がなされ、景品玉が不足していない
場合にはステップS14によりNOの判断がなされてステッ
プS15に進み、満タン検出器がONになっているか否かの
判断がなされ、余剰玉受皿9(第1図参照)内のパチン
コ玉が未だに満タンになっていない場合にはステップS1
5によりNOの判断がなされてステップS16に進み、音・ラ
ンプをOFFに制御してサブルーチンプログラムが終了す
る。一方、払出モータがONとなり景品玉が払出されてい
る場合には前記ステップS13によりYESの判断がなされて
ステップS18に進み、景品玉払出時の音・ランプデータ
がセットされ、ステップS5によりそのセットされたデー
タが出力されて景品玉払出時の音が発せられるとともに
景品玉払出時のランプ表示が行なわれる。景品玉が不足
し玉切れ検出器58(第4B図参照)がONになれば、ステッ
プS14によりYESの判断がなされてステップS19に進み、
玉切れ時の音・ランプデータがセットされ、前記ステッ
プS5によりそのセットされたデータが出力されて玉切れ
時の音が発せられるとともに玉切れ時のランプ表示がな
される。次に、余剰玉受皿(第1図参照)内の余剰玉が
満杯となり満タン検出器68(第2図参照)がONになれ
ば、ステップS15によりYESの判断がなされてステップS2
0に進み、満タン時の音・ランプデータがセットされ、
前記ステップS5によりそのセットされたデータが出力さ
れ、満タン時の音が発せられるとともに満タン時のラン
プ表示がなされる。
第6D図は、前記ステップS7により定義されたサブルー
チンプログラムを示す図である。アラームフラグA〜E
のすべてのセットされていない場合にはステップS26に
進み、払出未処理玉カウンタA,Bの合計値を払出未処理
玉数表示器37(第1図参照)により表示させてサブルー
チンプログラムが終了する。この払出未処理玉カウンタ
Aは、後述するステップS71により加算されステップS59
により減算されるものであり、払出未処理玉カウンタB
は、後述するステップS79により加算されステップS61に
より減算されるものである。そしてこれら払出未処理玉
カウンタA,Bの合計値は、現時点でパチンコ遊技機が払
出されなければならない景品玉の個数を表わしており、
その値が払出未処理玉数表示器37(第1図参照)により
表示される。なお、景品玉払出装置59が前述したいわゆ
る仕切型の景品玉払出装置の場合において、現時点であ
と何回仕切型の景品玉払出装置のシャッタを作動させな
ければならないかという払出未処理回数をカウンタによ
り計数し、その計数値を払出未処理玉数表示器37により
表示させてもよい。このステップS26および後述するス
テップS37ならびにセグメントLED駆動回路120により、
後述する払出未処理数計数手段の計数値を遊技者に可視
表示する払出未処理数表示手段が構成されている。
一方、後述するステップS72によりアラームフラグA
がセットされている場合には、ステップS21によりYESの
判断がなされてステップS27に進み、「E−01」が払出
未処理玉数表示器により表示されてサブルーチンプログ
ラムが終了する。このアラームフラグAは、入賞玉検出
器Aの断線,ショートや玉詰まりのときにセットされる
ものでる。また、入賞玉検出器Bの断線,ショートや玉
詰まりが発生したときに後述するステップS80によりア
ラームフラグBがセットされ、ステップS22によりYESの
判断がなされてステップS28に進み、「E−02」が払出
未処理玉数表示器により表示されてサブルーチンプログ
ラムが終了する。次に、払出景品玉検出器61(他第4A
図,第4B図参照)の断線,ショートや玉詰まりが発生し
た場合には後述するステップS65によりアラームフラグ
Cがセットされ、ステップS23によりYESの判断がなされ
てステップS29に進み、「E−03」が払出未処理玉数表
示器により表示されてサブルーチンプログラムが終了す
る。次に、玉重量感知レバー57と玉載置部86(第4A図,
第4B図参照)との間でパチンコ玉が詰まった場合等に
は、後述するステップS49によりアラームフラグDがセ
ットされ、ステップS24によりYESの判断がなされてステ
ップS30に進み、「E−04」が払出未処理玉数表示器に
より表示されてサブルーチンプログラムが終了する。ま
た、景品玉の不正排出が行なわれた場合には後述するス
テップS57によりアラームフラグEがセットされ、ステ
ップS25によりYESの判断がなされてステップS31により
「E−05」が払出未処理玉数表示器により表示されてサ
ブルーチンプログラムが終了する。
第6E図は、前記ステップS8により定義された景品玉払
出モータコントロール処理のサブルーチンプログラムを
示す図である。まずステップS32によりインターバルタ
イマが終了したか否かの判断がなされる。このインター
バルタイマは後述するステップS64によりセットされる
ものであり、景品玉が所定個数(たとえば13個または7
個)払出されるごとにその景品玉の払出しを一時中止
し、遊技者がパチンコ玉の入賞個数だけ実際に景品玉が
払出されているか否かを比較確認できるようにするため
のものである。遊技を開始してインターバルタイマが未
だにセットされていない場合にはステップS32によりYES
の判断がなされてステップS32によりYESの判断がなされ
てステップS33に進み、払出未処理玉カウンタAが
「0」であるか否かの判断がなされて、未だにパチンコ
玉が13個払出用の入賞口に入賞していない場合には払出
未処理玉カウンタAが「0」であるためステップS33に
よりYESの判断がなされてステップS34に進む。ステップ
S34では、払出未処理玉カウンタBが「0」であるか否
かの判断がなされる。そして未だに7個払出用の入賞口
にパチンコ玉が入賞していない場合には払出未処理玉カ
ウンタBが「0」であるためYESの判断がなされてステ
ップS43に進み、払出モータがOFFに制御された状態でサ
ブルーチンプログラムが終了する。一方、遊技者が遊技
をしている最中に、パチンコ玉が13個払出用の入賞口に
入賞すれば、後述するステップS71により払出未処理玉
カウンタAに「13」が加算されるため、ステップS33に
よりNOの判断がなされてステップS40に進む。また、パ
チンコ玉が7個払出用の入賞口に入賞した場合には後述
するステップS79により、払出未処理玉カウンタBに
「7」が加算されるためステップS34によりNOの判断が
なされてステップS40に進む。ステップS40では、玉切れ
検出器がONになっているか否かの判断がなされ、景品玉
が不足して玉切れ検出器がONになっている場合にはステ
ップS43に進が、玉切れ検出器がONになっていない場合
にはステップS41に進む。ステップS41では、満タン検出
器がONになっているか否かの判断がなされ、余剰玉受皿
9(第1図参照)内の余剰玉が満杯となり満タン検出器
がONになっている場合にはステップS43に進むが、満タ
ン検出器がONになっていない場合にはステップS42に進
み、景品玉払出モータ60(第3図参照)をONにしてサブ
ルーチンプログラムが終了する。そしてこの景品玉払出
モータがONになることにより、前述したようにパチンコ
玉が1つずつ払出されるのであり、パチンコ玉が1つず
つ払出されるごとに後述するステップS59およびステッ
プS61により、払出未処理玉カウンタA,Bが1つずつ減算
され、払出未処理玉カウンタAが13の倍数だけ減算され
るごとにまた払出未処理玉カウンタBが7の倍数だけ減
算されるごとにインターバルタイマがセットされる。
そしてそのインターバルタイマが終了していない場合
には前記ステップS32によりNOの判断がなされてステッ
プS35に進み、インターバルタイマから1減算して終了
するか否かの判断がなされ、1減算しても終了しないと
判断された場合にはステップS43に進むが、1減算して
終了すると判断された場合にはステップS36に進み、払
出未処理玉カウンタAが0であるか否かの判断がなされ
る。そして未だに13個払出用の払出未処理玉が残存する
場合にはステップS36によりNOの判断がなされてステッ
プS39に進み、玉詰まりチェックタイマをセットした後
に前記ステップS40に進み、玉切れが生じていないこと
および余剰玉が満タンになっていないことを条件にステ
ップS42による景品玉払出モータのON制御がなされて景
品玉が払出される。前記ステップS39による玉詰まりチ
ェックタイマのセットは、玉重量感知レバー57から玉載
置部86までの間の景品玉の詰まりあるいは景品玉払出モ
ータの故障を判定するためのものであり、この玉詰まり
チェックタイマが終了するまで払出景品玉検出器61(第
4A図,第4B図参照)がONにならなければ玉詰まりあるい
は景品玉払出モータの故障が生じた旨の判断がなされ
る。そして、前記ステップS36による払出未処理玉カウ
ンタAが「0」でないと判断された場合には一定の条件
下ステップS42により景品玉払出モータが駆動制御さ
れ、パチンコ玉が1つずつ払出されるごとに後述するス
テップS59により払出未処理玉カウンタAから1ずつ減
算される。そして払出未処理玉カウンタAが減算され続
けた結果、払出未処理玉カウンタAが「0」となればス
テップS36によりYESの判断がなされてステップS37に進
み、払出未処理玉カウンタBが「0」であるか否かの判
断がなされる。その段階で7個払出用の払出未処理玉が
残存していなければステップS37によりYESの判断がなさ
れてステップS43に進むが、7個払出用の払出未処理玉
が残存する場合にはステップS37によりNOの判断がなさ
れてステップS38に進み、カウンタB減算フラグセット
される。このカウンタB減算フラグは後述するステップ
S58によりセットされているか否かの判断が行なわれる
ものである。払出未処理玉カウンタA,Bともに「0」で
ない場合には13個払出しが優先されて払出未処理玉カウ
ンタAからの減算が優先的に行なわれるようになってい
るが、払出未処理玉カウンタAが「0」であり払出未処
理玉カウンタBが「0」でない場合には払出未処理玉カ
ウンタBの値に基づき7個払出制御が行なわれて払出未
処理玉カウンタBから減算される。しかし、この7個払
出制御を行なっている最中に、入賞玉検出器(52A)
(第2図参照)が入賞玉を検出し払出未処理玉カウンタ
Aの値が「0」でなくなった場合においても、現在行な
われている7個払出制御が、ちょうど7の倍数個だけ払
出された切りの良い段階になるまで続行されるのが望ま
しい。そこで、払出未処理玉カウンタAの値が「0」で
なくなった場合においても、払出未処理玉カウンタBか
ら7個分の減算が終わるまでは引き続き7個払出制御を
続行させるために払出未処理玉カウンタB減算フラグが
セットされるのである。
前記ステップS42とステップS43ならびにステップS36,
S37,S33,S34により、後述する払出未処理数計数手段に
より計数された払出未処理数が残存している間前記景品
玉払出手段の払出制御を行ない、前記払出未処理数がな
くなり発生した入賞玉すべてについての景品玉の払出し
が完了したことに基づいて、前記景品玉払出手段の払出
動作を停止させる景品玉払出制御手段が構成されてい
る。なお、本実施例では、所定個数(たとえば13個また
は7個)の払出しが終了したら一定の時間間隔をおいて
次の所定個数の払出しを開始するようにしたが、時間間
隔をおくことなく、払出未処理玉カウンタが「0」にな
るまで連続的に払出しを行なうようにしてもよい。この
場合には、払出景品玉数が複数種類になっているもので
あっても払出未処理玉カウンタを共通の1個のカウンタ
で構成してもよい。また、このような連続払出しを行な
う際に、景品玉が所定個数(たとえば13個または7個)
払出される毎に音を発生して所定個数の景品玉が払出さ
れたことを遊技者に知らせるようにしてもよい。その場
合の所定個数の景品玉が払出されたことを遊技者に知ら
せる処理により、景品玉払出制御手段により連続的に景
品玉が払出される制御が行なわれる場合に、所定個数の
景品玉が払出される毎にその旨を報知する報知手段が構
成されている。
第6F図は前記ステップS9により定義された払出景品玉
検出器チェック処理のプログラムを示す図である。まず
ステップS44により、払出景品玉検出器がONになったか
否かの判断がなされ、ONになっていない場合にはステッ
プS45に進み、チェックカウンタCをクリアするととも
にステップS46によりアラームフラグCがクリアされて
ステップS47に進む。このチェックカウンタCは後述す
るステップS51により「1」ずつ加算されるものであ
る。次にステップS47では、景品玉払出モータがONにな
っているか否かの判断がなされ、ONになっていない場合
にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、ON
になっている場合にはステップS48に進み、玉詰まりチ
ェックタイマが終了しているか否かの判断がなされる。
この玉詰まりチェックタイマは前述したステップS39ま
たは後述するステップS53によりセットされるものであ
り、玉詰まりチェックタイマが終了していない場合には
そのままサブルーチンプログラムが終了するが、玉詰ま
りチェックタイマが終了したと判断された場合にはステ
ップS49に進みアラームフラグDがセットされてサブル
ーチンプログラムが終了する。つまり、景品玉払出モー
タがONになった後一定時間が経過しているにもかかわら
ず払出景品玉検出器がONにならなかった場合にはステッ
プS48によりYESの判断がなされて、玉重量感知レバー57
と玉載置部86との間に景品玉が詰まったあるいは景品玉
払出モータが故障した旨のアラームフラグDがセットさ
れるのである。なお、この玉詰まりチェックタイマのセ
ット値はたとえば250であり、景品玉払出モータが回転
開始されてからまたは払出景品玉検出器からの検出出力
が導出されてから、4msecを250倍した1秒以内に次の景
品玉が検出されない場合に玉詰まりと判定される。前述
したステップS39および後述するステップS53と、前述し
たステップS48およびステップS49とにより、景品玉払出
制御手段から景品玉払出手段に景品玉を払出す旨の指令
がなされたにもかかわらず、所定期間内に景品玉払出手
段から景品玉が払出されなかった場合に、景品玉の払出
動作に異常が生じた旨を判定する払出異常判定手段が構
成されている。
次に、景品玉払出検出器61(第4A図,第4B図参照)に
より景品玉が検出されれば、ステップS44によりONの判
断がなされてステップS50に進み、チェックカウンタC
が最大か否かの判断がなされる。このチェックカウンタ
CはステップS51により「1」ずつインクリメントされ
るものであり、景品玉検出器がONになってからこのサブ
ルーチンプログラムの第1回目の実行に際しては、チェ
ックカウンタCは「0」となっているためステップS50
によりNOの判断がなされてステップS51に進み、チェッ
クカウンタCを1インクリメントしてステップS52に進
む。ステップS52では、チェックカウンタCが「2」で
あるか否かの判断がなされる。この段階ではチェックカ
ウンタCが「1」となっているためステップS50によりN
Oの判断がなされてそのままサブルーチンプログラムが
終了する。そして次回のサブルーチンプログラムの実行
に際して、ステップS51によりチェックカウンタCにさ
らに1インクリメントされるため、その結果チェックカ
ウンタCが「2」となり、ステップS52によりYESの判断
がなされてステップS53に進み、玉詰まりチェックタイ
マがセットされる。つまり、景品玉払出モータが作動し
て景品玉が排出通路83(第4A図,第4B図参照)側に送り
出されたことが払出検出玉検出器61により検出されたた
めに、景品玉の玉詰まりは生じていないこととなり、次
の景品玉の払出しに関し玉詰まり等のチェックを行なう
ためにステップS53により玉詰まりチェックタイマを再
びセットするのである。なお、ステップS52により、チ
ェックカウンタCが「2」になって初めてステップS53
に進むように制御しているのは、遊技場において発生し
たノイズ等の影響を受けて、景品玉が排出通路83(第4A
図,第4B図参照)側に放出されていないにもかかわらず
払出景品玉検出器61が誤動作して瞬間的に検出信号を導
出する場合があり、このようなノイズによる誤動作を防
止し、確実に景品玉が排出通路83側に送り出されたこと
を確認してステップS53に進むようにするためである。
次にステップS54に進み、玉詰まり報知用のアラームフ
ラグDをクリアし、ステップS55に進み、払出未処理玉
カウンタAが「0」であるか否かの判断がなされる。そ
して、13個払出し用の払出未処理玉が残存している場合
にはステップS55によりNOの判断がなされてステップS58
に進み、カウンタB減算フラグがセットされているか否
かの判断がなされる。そしてカウンタB減算フラグがセ
ットされていない場合にはステップS59に進み、払出未
処理玉カウンタAを1ディクリメントしてステップS60
に進み、払出未処理玉カウンタA=「13m」の判断がな
される。そして景品玉払出装置から景品玉が13個の倍数
払出された場合にはステップS64に進み、インターバル
タイマがセットされて景品玉の払出しが所定時間だけ一
旦中止されるが、景品玉の払出個数が未だに13個の倍数
にまで達していない場合にはステップS60によりNOの判
断がなされてそのままサブルーチンプログラムが終了す
る。なお、ステップS60に示したmは0または正の整数
である。
前記ステップS50によるチェックカウンタCの最大値
はたとえば250と定められており、このサブルーチンプ
ログラムを250回実行する最中、すなわち、4msecを250
倍した1秒の間、払出景品玉検出器がONの状態を持続し
た場合には、チェックカウンタCの値が最大値である25
0となり、ステップS50によりYESの判断がなされてステ
ップS65に進み、払出景品玉検出器の断線,ショートや
玉詰まりが発生した旨の報知を行なうためのアラームフ
ラグCがセットされ、景品玉払出モータがOFFに制御さ
れてサブルーチンプログラムが終了する。つまり、景品
玉払出装置59から排出通路83(第4A図,第4B図参照)側
に送り出されたパチンコ玉は払出景品玉検出器61によっ
て瞬間的に検出されるのみであり、払出景品玉検出器61
が1秒間もONになり続けることは通常はあり得ない。ゆ
えに、払出景品玉検出器が1秒間もONになり続けるとい
うことは払出景品玉検出器の断線,ショートや玉詰まり
が想定されるため、その旨を報知するとともに景品玉の
払出しを停止させんとしているのである。
次に、13個払出用の払出未処理玉数が残存しなくなっ
た場合には、ステップS55によりYESの判断がなされてス
テップS56に進み、払出未処理玉カウンタBが「0」で
あるか否かの判断がなされる。そして7個払出用の払出
未処理玉が残存していない場合にはステップS57に進
み、アラームフラグEをセットしてサブルーチンプログ
ラムが終了する。このアラームフラグEは前述したよう
に景品玉の不正排出を報知するためのものであり、払出
景品玉カウンタAおよびBが「0」であるにもかかわら
ず払出検出玉検出器がONになりかつステップS52によりY
ESの判断がなされている場合、すなわち、払出すべき払
出未処理玉が残存していないにもかかわらず景品玉が払
出されている場合にこのアラームフラグEがセットされ
るのである。このアラームフラグEは、たとえば図示し
ないリセットスイッチを遊技場の係員が押圧操作しない
限りクリアされないように構成されている。
次に、13個払出制御を続行して一旦は払出未処理玉カ
ウンタAが「0」になり、7個払出用の制御を行なって
いる最中に、再び13個払出用の入賞口にパチンコ玉が入
賞し、払出未処理玉カウンタAが「0」でなくなった場
合には、前述したように、ステップS58によりYESの判断
がなされて、ステップS61に進み、払出未処理玉カウン
タBを1ディクリメントし、ステップS62に進む。ステ
ップS62では、払出未処理玉カウンタB=「7n」の判断
が行なわれ、景品玉の払出個数が7個の整数倍となった
場合にはステップS62によりYESの判断がなされる。つま
り景品玉の払出個数が7個に達し切りの良い段階になれ
ば、ステップS62によりYESの判断がなされてステップS6
3により、カウンタB減算フラグをクリアし、ステップS
64により、インターバルタイマがセットされて7個払出
制御が所定時間だけ一旦中止される。このインターバル
タイマは、たとえば250の値に設定されており、この設
定値の場合には、7個または13個の払出しが終了してか
ら次の払出開始までに、4msec×250の1秒の間隔が設け
られる。また景品玉の払出個数が7の整数倍に達してい
ない場合にはステップS62によりNOの判断がなされてそ
のままサブルーチンプログラムが終了する。なお、ステ
ップS62によるnは、0または正の整数である。なお、
前記払出景品玉検出器61に関し異常が発生した場合や不
正排出玉が検出された場合に、景品玉排出流路を切換え
て、景品玉が遊技者に払出されないように制御してもよ
い。
第6G図は、前記ステップS10により定義された入賞玉
検出器Aチェック処理のサブルーチンプログラムを示す
図である。まず、ステップS65′により、入賞玉検出器
AがONになったか否かの判断がなされる。そしてONにな
ったと判断された場合にはステップS68に進み、チェッ
クカウンタAが最大になったか否かの判断がなされる。
このチェックカウンタAは、たとえば1秒程度入賞玉検
出器AがONになりっぱなしの場合にその入賞玉検出器A
の断線,ショットや玉詰まり等の異常が発生したと判断
するためのものであり、このチェックカウンタAの最大
値を、1000/4=250に設定しておく。そして、ステップS
68により、チェックカウンタAが未だに最大値に達して
いないと判断された場合にはステップS69に進み、チェ
ックカウンタAを1インクリメントした後ステップS70
に進み、チェックカウンタA=「2」の判断がなされ
る。そして、今回実行されているサブルーチンプログラ
ムにおいて、前記ステップS65′により初めてYESの判断
がなされた場合には、チェックカウンタAの値が「1」
となっているために、ステップS70によりNOの判断がな
されてそのままサブルーチンプログラムが終了する。そ
して次回のサブルーチンプログラムの実行に際しては、
ステップS69により1インクリメントされてチェックカ
ウンタAが「2」となっているため、ステップS70によ
りYESの判断がなされてステップS71に進む。ステップS7
1では、払出未処理玉カウンタAを「13」加算する処理
がなされてサブルーチンプログラムが終了する。前記ス
テップS70によりチェックカウンタAが「2」となって
初めてステップS71に進むように制御しているのは、遊
技場に発生するノイズ等の影響により、入賞玉が発生し
ていないにもかかわらず入賞玉検出器Aが瞬間的にONに
なる場合があり、そのようなノイズによる悪影響による
誤った制御を防止するためである。
そしてチェックカウンタAの最大値はたとえば250と
設定されており、4msecを250倍した1秒の間入賞玉検出
器AがONになりっぱなしの場合には、ステップS68によ
りYESの判断がなされてステップS72に進み、入賞玉検出
器Aの断線,ショートや玉詰まりが発生した旨の報知を
行なうためのアラームフラグAがセットされてサブルー
チンプログラムが終了する。また、ステップS65′にお
いて入賞玉検出器AがONでないと判断された場合には、
ステップS66′に進みチェックカウンタAをクリアする
とともにステップS67でアラームフラグAをクリアして
サブルーチンプログラムが終了する。
第6H図は、前記ステップS11により定義された入賞玉
検出器Bチェック処理のサブルーチンプログラムを示す
図である。この入賞玉検出器Bのチェック処理は、前記
第6G図に示した入賞玉検出器Aのチェック処理とほとん
ど同じであり、相違点と言えばステップS79により、払
出未処理玉カウンタBに加算する数値が「7」となって
いるところのみである。ゆえに、その他の部分において
はここでの説明の繰返しをさける。
なお、前記入賞玉検出器A(52a),B(52b)に関し異
常が発生した場合に、各入賞玉検出器A,Bで集合される
入賞玉を貯留できるようにしてもよい。また本実施例で
は、払出景品玉数の異なる2種類の入賞口を備えたもの
を取上げたが、払出景品玉数をすべて同一にしてもよ
い。また払出景品玉数を3種類以上に構成してもよい。
さらに、遊技状態に応じて払出景品玉数を変化させるよ
うにしてもよい。たとえば、可変表示装置16が予め定め
られた表示になったこと、すなわち特定遊技状態が発生
したことに基づいて、その特定遊技状態に基づく大当り
制御期間中の払出景品玉数を通常時に比べて多くするよ
うにしてもよい。また、払出景品玉数を任意に設定する
ための設定操作部を設け、払出景品玉数を変更操作でき
るようにしてもよい。さらに、景品玉払出制御に関し異
常が発生した場合に、ゲーム制御を中継し、そのときの
遊技状態を記憶するようにし、前記異常が解消した後そ
の記憶されている遊技状態に復帰し得るように構成して
もよい。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明によれば、払出未処理数計数
手段において、全入賞玉検出手段により検出された入賞
玉に応じて定まる払出すべき景品玉数を決定し、その決
定された景品玉数から払出景品玉数関連情報検出手段の
検出出力に基づいて定まる払出された景品玉数を減算す
ることにより、その他の計数手段等を用いることなく、
払出未処理数計数手段のみで現時点での払出未処理数を
容易に求めることができる。さらに、その現時点での払
出未処理数がなくなり発生した入賞玉すべてについての
景品玉の払出しが完了するまで入賞玉に応じた景品玉が
払出される。このため、たとえ短時間のうちに入賞玉が
連続発生したとしても、その発生回数に応じた個数の景
品玉を正確に払出すことができる。さらに、払出未処理
数表示手段により、払出未処理数計数手段の計数値が遊
技者に可視表示されるので、遊技者が、現時点での具体
的な払出未処理数を視覚的に確認することができ、安心
して遊技を行なうことができる。しかも、払出未処理数
を可視表示するにおいて、景品玉払出制御のために計数
された払出未処理数計数手段の計数値をその可視表示に
も利用しているため、具体的に景品玉があとどの位払出
されるかを可視表示するための特別の計数手段を設ける
必要がなくなる。このため、景品玉払出制御に関する構
成の簡略化を図ることができる。さらに、遊技状態の制
御に用いられる所定入賞玉検出手段を景品玉の払出制御
にも兼用し、払出未処理数計数手段が、全入賞玉検出手
段の検出出力があった場合に所定入賞玉検出手段の検出
出力の有無にしたがって払出すべき景品玉の数を変更調
整するようにしたことにより、払出すべき景品玉数を区
別しながらも景品玉の払出制御に関する構成の簡略化を
図ることができる。以上のように得られる各種の効果に
より、景品玉払出制御の総体的な質の向上を図ることが
できる。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて次のような効果を得ることができ
る。景品玉の払出の制御に関連する払出未処理数計数手
段および景品玉払出制御手段が、遊技制御手段が設けら
れた制御基板とは別個の制御基板に設けられているた
め、景品玉の払出制御用の制御基板が遊技制御用の制御
基板と独立的に交換することにより、景品玉の払出個数
の設定等の景品玉の払出制御の内容を遊技制御内容と別
個に変更することが可能になる等、景品玉の払出制御を
有効に活用することができ、運用上の利便性を向上させ
ることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて次のような効果を得ることができ
る。景品玉の払出しに際して、入賞玉1個につき払出す
べき景品玉数の払出しが終了する毎に払出動作が一旦停
止させられ、インターバル期間が設けられるため、その
期間において、遊技者が入賞玉の個数に対応して実際に
景品玉が払出されているか否かを判断可能なようにする
ことができる。
請求項4に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて次のような効果を得ることができ
る。払出未処理数計数手段により計数されたすべての払
出未処理数を連続的に払出させる制御が行なわれため、
払出未処理数が休むことなく連続的に払出されるので、
連続的に入賞玉が発生した場合に、インターバル期間を
設けて払出しを行なう場合と比べて、未払出の景品玉の
払出しをより早期に完了させることができる。さらに、
所定個数の景品玉が払出される毎にその旨が報知される
ため、連続的な景品玉の払出しが行なわれている際にも
遊技者が入賞玉の個数に対応して実際に景品玉が払出さ
れているか否かを判断可能なようにすることができる。
請求項5に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて次のような効果を得ることができ
る。入賞領域の種類に応じて払出される景品玉数が異な
り、一方の景品玉数の払出動作が優先的に実行される場
合において、優先されない方の払出動作から優先される
方の払出動作に切換わるときには、優先されない方の払
出動作が完了した後に優先される方の払出動作が実行さ
れる。このため、景品玉の払出の切りの良い段階で払出
動作の切換えが行なわれる。したがって、払出動作の切
換え制御を容易化することができ、かつ、そのような払
出動作の切換えが行なわれる場合において遊技者による
入賞玉の個数に対応して実際に景品玉が払出されている
か否かの判断を容易にすることができる。
請求項6に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて次のような効果を得ることができ
る。景品玉払出制御手段の指令にしたがう景品玉の払出
しがなされなかった場合に、玉詰まり等の異常により景
品玉の払出動作に異常が生じた旨が判定される。このた
め、その判定結果に応じて異常状態を解消する措置をと
ることが可能になるので、異常が生じたままの払出制御
の実行を防ぐことができ、その結果として、景品玉の正
確な払出しが阻害されないようにすることができる。
請求項7に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて次のような効果を得ることができ
る。停電等により電源の供給が断たれた場合に払出未処
理数の計数情報が保存されるため、電源供給の復旧後に
おいて、その保存された計数情報を用いた景品玉の払出
しを行なうことが可能になる。したがって、電源の供給
が断たれた場合においても、後に景品玉を正確に払出す
ことが可能になる。このため、電源の供給が断たれた場
合においても、景品玉の正確な払出しを維持することを
可能にすることができるとともに、景品玉の払出に関す
る遊技者と遊技場側との間のトラブルを発生を未然に防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機を示す全体正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背
面図である。 第3図は、景品玉払出装置の内部構造を示す縦断面図で
ある。 第4A図および第4B図は、景品玉払出装置の内部構造およ
び動作を説明するための横断面図である。 第5図は、本発明に使用される制御回路を示すブロック
図である。 第6A図ないし第6H図は、前記第5図に示した制御回路の
動作を説明するためのフローチャートである。 図中、1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、52aは
入賞玉検出器A、52bは入賞玉検出器B、59は景品玉払
出手段の一例の景品玉払出装置、61は払出景品玉数関連
情報検出手段の一例の払出景品玉検出器、100はマイク
ロコンピュータ、37は払出未処理玉数表示器である。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域に打込まれた打玉が入賞可能な複
    数種類の入賞領域と、 入賞玉に応じて景品玉を払出すための景品玉払出手段
    と、 前記複数種類の入賞領域のうち、所定の種類の入賞領域
    に入賞した入賞玉を検出する所定入賞玉検出手段と、 前記複数種類の入賞領域に入賞した入賞玉すべてを集合
    させて検出する手段であって、入賞玉に応じた景品玉の
    払出動作を待つことなく入賞玉を順次検出する全入賞検
    出手段と、 前記所定入賞玉検出手段の検出出力に基づいて弾球遊技
    機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、 前記景品玉払出手段によって払出される景品玉数に関連
    する情報を検出する払出景品玉数関連情報検出手段と、 前記全入賞玉検出手段により検出された入賞玉に応じて
    定まる払出すべき景品玉数を決定し、該決定された景品
    玉数から前記払出景品玉数関連情報検出手段の検出出力
    に基づいて定まる払出された景品玉数を減算して払出未
    処理数を計数する払出未処理数計数手段と、 該払出未処理数計数手段により計数された払出未処理数
    が残存している間前記景品玉払出手段の払出制御を行な
    い、前記払出未処理数がなくなり発生した入賞玉すべて
    についての景品玉の払出しが完了したことに基づいて、
    前記景品玉払出手段の払出動作を停止させる景品玉払出
    制御手段と、 前記払出未処理数計数手段の計数値を遊技者に可視表示
    する払出未処理数表示手段とを含み、 前記所定の種類の入賞領域への打玉の入賞に基づいて払
    出される景品玉数と前記所定の種類以外の入賞領域への
    打玉の入賞に基づいて払出される景品玉数とが異なるよ
    うに設定されており、 前記払出未処理数計数手段は、前記全入賞玉検出手段の
    検出出力があった場合に前記所定入賞玉検出手段の検出
    出力の有無にしたがって前記払出すべき景品玉の数を変
    更調整することを特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記遊技制御手段は、第1の制御基板に設
    けられ、 前記払出未処理数計数手段および前記景品玉払出制御手
    段は、前記第1の制御基板とは別の第2の制御基板に設
    けられていることを特徴とする、請求項1記載の弾球遊
    技機。
  3. 【請求項3】前記景品玉払出制御手段は、景品玉払出手
    段から景品玉を払出させる場合に、入賞玉1個につき払
    出すべき景品玉数の払出しが終了する毎に払出動作を一
    旦停止させ、所定期間の経過後に次に払出す景品玉の払
    出動作を開始する制御をさらに行なうことを特徴とす
    る、請求項1記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】前記景品玉払出制御手段は、前記払出未処
    理数計数手段により計数されたすべての払出未処理数を
    連続的に払出させる制御をさらに行ない、 前記弾球遊技機は、前記景品玉払出制御手段により連続
    的に景品玉が払出される制御が行なわれる場合に、所定
    個数の景品玉が払出される毎にその旨を報知する報知手
    段をさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の弾球
    遊技機。
  5. 【請求項5】前記景品玉払出制御手段は、前記所定の種
    類の入賞領域への打玉の入賞に基づいて払出される景品
    玉の払出動作と前記所定の種類以外の入賞領域への打玉
    の入賞に基づいて払出される景品玉の払出動作とのうち
    の一方の払出動作を他方の払出動作よりも優先させて実
    行し、その他方の払出動作の動作中に前記一方の払出動
    作をさせる所定の払出条件が成立した場合に、動作中の
    前記他方の払出動作の完了を待って前記一方の払出動作
    を実行させる制御をさらに行なうことを特徴とする、請
    求項1記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】前記景品玉払出制御手段から前記景品玉払
    出手段に景品玉を払出す旨の指令がなされたにもかかわ
    らず、所定期間内に前記景品玉払出手段から景品玉が払
    出されなかった場合に、景品玉の払出動作に異常が生じ
    た旨を判定する払出異常判定手段をさらに含むことを特
    徴とする、請求項1記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】前記弾球遊技機の動作用の電源の供給が断
    たれた場合に、少なくとも前記払出未処理数計数手段に
    おける払出未処理数の計数情報をバックアップのために
    記憶保存するバックアップ手段をさらに含むことを特徴
    とする、請求項1記載の弾球遊技機。
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