JP2585987B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2585987B2
JP2585987B2 JP8067879A JP6787996A JP2585987B2 JP 2585987 B2 JP2585987 B2 JP 2585987B2 JP 8067879 A JP8067879 A JP 8067879A JP 6787996 A JP6787996 A JP 6787996A JP 2585987 B2 JP2585987 B2 JP 2585987B2
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吉平 新山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
その他の弾球遊技機に関し、特に供給皿に自動的に貸玉
としての遊技球を供給可能な弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機のような弾球遊技
機においては、供給皿の遊技球を打球発射装置によって
1個宛順次遊技領域内へ弾発して遊技を行なうように構
成されているため、弾発された遊技球が遊技領域に設け
られた入賞領域などに入賞しなかった場合には、供給皿
の遊技球が減少することとなる。そして、供給皿の遊技
球がなくなると遊技の続行が不可能になるため、供給皿
の遊技球がある程度減少した時点で供給皿へ遊技球を補
給しなければならない。
【0003】そこで、従来は、弾球遊技機の近傍に貸玉
装置を設けておいて、貸玉装置から排出された遊技球
(買玉)を供給皿へ手で移して遊技を続行するようにし
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の弾球
遊技機は、供給皿上の遊技球が減少した場合の補給に手
作業を必要とし、自動化が困難であるという問題点があ
った。また、遊技球を素手で扱うため衛生上好ましくな
いとともに遊技球の汚れの原因にもなるという問題点が
あった。
【0005】この発明の目的は、各弾球遊技機において
供給皿上の遊技球の残量が少なくなったときにこれを検
出して、人手を煩わせることなく自動的に遊技球を供給
皿に供給できるような弾球遊技機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、遊技領域内に入賞領域およびアウトロを
有する遊技盤と、上記遊技領域内へ弾発される遊技球を
貯留する供給皿とを備えた弾球遊技機において、上記供
給皿の遊技球の残量が所定量に達したことを検出する残
量検出手段と、該残量検出手段の検出出力に基づいて所
定数の遊技球を自動的に上記供給皿に供給する遊技球供
給手段とを設けるようにした。
【0007】上記した手段によれば、供給皿上の遊技球
の残量が所定量以下になったときに自動的に遊技球が供
給されるため、遊技球の供給の際に貸玉装置等から供給
皿へ遊技球を移す作業が不要となって省力化を図ること
ができるとともに、衛生上の観点からも非常に望ましい
結果が得られかつ遊技球の汚れの原因も減らすことがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、本発明を適用したパチ
ンコ遊技設備の一実施例の主要部を示す。
【0009】遊技盤1の前面には、下部の操作ダイヤル
2aにより駆動される打球発射装置2によって発射され
た打球を遊技盤1の上方部まで案内するガイドレール3
が配設され、遊技盤1前面のガイドレール3とガラス板
とによって囲まれた空間に遊技領域が構成されている。
そして、この遊技領域の中央には、ゲーム装置としての
可変表示装置4が、またその下方には通常は遊技領域の
一部を成しているが、可変表示装置4における特定態様
の発生により入賞領域に変換する特別変動入賞装置5が
設けられている。
【0010】上記可変表示装置4の両側方には、それぞ
れ第1の特定入賞口7が、また、上記可変表示装置4と
特別変動入賞装置5との間には第2の特定入賞口8が設
けてある。このうち第1の特定入賞口7は、本実施例で
は、遊技盤1を貫通する凹部を有するいわゆる飛込み型
入賞装置からなり、その凹部をもって特定入賞口7とし
ている。この貫通凹部の開口すなわち遊技盤面と同一面
に存する特定入賞口7は、前面から見て、球の直径の約
2倍程度の径を有する半円筒状をなすように形成されて
おり、その底部の奥には入賞球の導出穴(図示せず)が
設けてある。第2の特定入賞口8は遊技領域内に上向き
に開口した入賞チャッカーと呼ばれる入賞具からなる。
【0011】可変表示装置4の上方には、いわゆる"天"
"天の左" "天の右"の3つの入賞口6a,6b,6c
が一体的に設けられている。本実施例では、可変表示装
置と一体的に設けてあるが、可変表示装置の上方に別に
設けてもよい。また、第1の特定入賞口7の斜め下方外
側には、それぞれチューリップ式打球入賞装置9が配置
されている。
【0012】また、遊技盤1の下部には、上方から落下
してくる途中で上記各入賞領域6a〜6c,7,8,9
等に入賞できなかった打球を遊技盤の後方へ回収するア
ウト口10が設けられている。さらに、遊技盤1の表面
の適宜位置には、上方より落下してくる打球の方向を無
作為に変更させる多数の障害釘11や打球の流下速度お
よび方向を制御する転動誘導部材12が遊技領域の縦中
心線に対してほぼ対称的に設けられている。
【0013】遊技盤1の中心両側部には、可変表示装置
4の可変表示動作停止により特定態様が発生したときな
どに点滅あるいは点灯される照明手段25が設けられて
いる。また、遊技盤1の上部には、天の入賞口6a〜6
cやチューリップ式打球入賞装置9等の入賞口へ打球が
入賞したときに一時的に点灯される賞球ランプ21や可
変表示装置4の可変表示動作停止により特定態様が発生
したときなどに点灯あるいは点滅されるターボランプ2
2、特別変動入賞装置5が開状態にされたとき入賞した
打球の個数を表示するセグメント型表示器23および所
定数の入賞球がすべて払い出されたとき遊技の終了を報
知する完了ランプ24を備えた表示部材20が配設され
ている。
【0014】さらに、上記構成の遊技盤1を保持するパ
チンコ遊技機の保持枠100の上部には、打球発射装置
の操作ダイヤル2aを操作したときに点灯される発射装
置駆動ランプ26が設けられている。また、保持枠10
0の下部に取り付けられた開閉パネル101には、打球
発射装置に供給される打球を保留する供給皿102が取
り付けられ、その下方には供給皿から溢れた賞品球を貯
留するための受皿103が設けられている。上記保持枠
100の側部(図では左側)には、特定入賞口への入賞
によって駆動された可変表示装置4を停止させるための
可変表示停止手段30が設けられている。
【0015】上記のごとく構成されたパチンコ遊技機
は、打球発射装置によって遊技領域内に打ち込まれた打
球が特定入賞口7または8に入賞すると、可変表示装置
4の表示手段が駆動され、4つの窓4bに各々表示され
ている数字がそれぞれ変化される。そして、遊技者が保
持枠100に設けられている可変表示停止手段30を押
すか、あるいは一定時間経過するとタイマにより自動的
に可変表示が停止され、そのとき表示されている数字の
組合せによって特定態様が発生される。
【0016】特定態様が発生すると、特別変動入賞装置
5が開状態に変換されてそこへの入賞確率がゼロから非
常に高い状態に移行される。その結果、比較的短い時間
内に多数の入賞球が発生し、多くの賞品球が遊技者に与
えられるようになる。
【0017】図2には、前記構成の可変表示装置4や特
別変動入賞装置5が取り付けられる裏機構全体の構成の
一例が示されている。すなわち、裏機構板110は、例
えば透明なプラスチック板等で形成され、保持枠裏側又
は遊技盤収納部材に開閉自在に取り付けられている。ま
た、遊技盤裏面には一定の間隔(少なくとも玉1ヶ分)
をおいて集合樋111が取り付けられている。該集合樋
111は、裏機構板110に設けられた開口部110a
に臨むようになされている。この集合樋111の下部に
対応する位置には、裏機構板110に設けられた案内棚
111aと入賞球制御器112が設けられている。
【0018】案内棚111aは、遊技盤1の裏側に導か
れる入賞球を回収するもので、入賞球が流下することが
できる程度の前後幅(間隔)を有し、左右幅は遊技盤に
対応して広くされ、且つ中央に向って僅かに下り傾斜し
ている。そして案内棚下端開口部には、回収した入賞球
を1個宛受け入れて流下させる入賞球制御器112が配
設され、該開口部の下方には、入賞球制御器112から
流下した入賞球を下方の作動レバー113の一端に案内
する作動樋114の入口が開口されている。
【0019】したがって、遊技盤内に打ち込まれた打球
が遊技部内を流下する途中でいずれかの入賞口に入る
と、該打球は遊技盤1の裏側に導出され、案内棚111
aによって入賞球として回収される。そして、該入賞球
が案内棚111a下端の開口部から入賞球制御器112
内に流入すると、該入賞球制御器112が入賞球の自重
によって傾動し、入賞球を一個宛作動樋114に流下さ
せて停止する。
【0020】入賞球制御器112から流下した入賞球
は、裏機構板のベース板を貫通して作動レバー113の
一端の球載部上に載る。入賞球が球載部上に載ると球の
自重により作動レバー113が傾動し、連動杆115等
を介して上方の賞球排出装置116が作動される。
【0021】一方、裏機構板110の上部には、賞品球
を貯留するための賞球タンク117が設けられ、該賞球
タンク117の底部に開設した賞球導出口118の下方
には、例えば球を二列に整列しながら誘導するU字状の
誘導樋119の入口が対向され、該誘導樋119の他端
が上記賞球排出装置116に連通されている。
【0022】そして、誘導樋119の入口付近の底部に
は、自由端が上流側に、また枢着端が下流側に位置する
ように踏板レバー120が枢着されていると共に、該踏
板レバー120に対向して球不足検出器121が設けら
れている。したがって、賞球タンク117内の球が不足
すると踏板レバー120が上昇して遊技盤前面の前記開
閉パネル内に設けられた打止装置(図示省略)が作動さ
れると共に、球不足検出器31がオン状態になる。する
と、パチンコ遊技機前面の前記完了ランプ24が点灯さ
れて遊技者に打止状態を報知すると共に、管理室に打止
信号が伝送される。
【0023】賞球排出装置116は、打球が入賞口に入
って入賞態様を形成した場合に作動してパチンコ遊技機
前面の供給皿102又は、受皿103に該入賞態様に対
応する数の賞品球を排出するもので、一定数の球を内部
に収納することができるケースが裏機構の裏面に傾動可
能に枢着され、一側が誘導樋119の出口に臨み、他側
が賞球導出路122の入口に臨み、かつ作動杆123を
介して前記連動杆115に接続されている。
【0024】賞球導出路122は、上記賞球排出装置1
16が排出した賞品球を供給皿102又は受皿103に
案内するもので、その途中には流下する賞品球によって
前記入賞球制御器112を復帰させて案内棚111aに
連通させるための踏板124が傾動可能に軸着され、か
つ前方に向けて屈曲した屈曲部には賞球排出効果音を発
生するベル125が設けられ、さらに遊技盤1を貫通し
て前向きに開口する賞球連通路126を介して供給皿1
02に連通されている。また、該賞球導出路122の屈
曲部の上流側底面には、そこから分岐して延設された分
流樋127の出口が、前記受皿103に連通された案内
樋128の入口に対向されている。
【0025】したがって、賞球タンク117内に予備球
を充分に貯留されていると、予備球が導出口118から
誘導樋119内に流下し、その流下途中で整列されて賞
球排出装置116に流入する。賞球排出装置116内に
流入した球の最先は、賞球排出装置の出口に位置するス
トッパ129に当って停止し、該賞球排出装置116に
は一定数(例えば13個)の球が待機する。そして入賞
球が発生し、誘導されてきた入賞球の自重により前記作
動レバー113が傾動されると、賞球排出装置116内
の最先の球がストッパ129から外れるので、樋内で停
止していた球が賞品球として賞球導出路122内に流下
する。
【0026】賞球導出路122内に流下した賞品球は、
流下する途中で踏板124を流下勢(慣性力)によって
押圧することにより入賞球制御器112を復帰させ、そ
の後ベル125に当って賞球排出効果音を発生し、賞球
連通路126から供給皿102に流出する。なお、供給
皿102に球が充満すると、賞球排出装置116から流
下して来た賞品球は分流樋127内に流入し、案内樋1
28を介して受皿103に排出される。
【0027】又、賞球導出路122の後側には、制御装
置を載せた制御基板130が着脱可能に取り付けられて
いる。また、この制御基板130と各種入賞検出器等と
を接続する中継基板140が、前記集合樋111に着脱
可能に取り付けられている。さらに、案内樋128の下
方には、スピーカー106が着脱可能に取り付けられて
いる。
【0028】ここまでの構成は、パチンコ遊技店に設置
される遊技機と同じ構成である。しかして、この実施例
のシステムでは、データ採集の対象となる遊技機の一側
(ヒンジ側)に沿って貸玉装置40が配設されている
(図1参照)。この貸玉装置40は、例えば外周に遊技
球係合凹部を有するスプロケットとその回転駆動装置と
からなるような球排出装置を内蔵し、遊技機前面の上記
供給皿102内の遊技球がなくなりそうになると、収集
制御器(後述)からの指令によってスプロケットが回転
されて、所定数(例えば75個)の遊技球を排出する。
貸玉装置40の排出口41は、上記供給皿102よりも
少し高い位置に開設されており、この排出口41にはフ
レキシブルな排出ノズル42が装着され、その先端が供
給皿102の上流側に臨まれされている。これによっ
て、貸玉装置40から排出された遊技球(買玉)は、自
動的に供給皿102上に流下される。
【0029】上記貸玉装置40から供給皿102上に排
出される遊技球は、パチンコ遊技機の上方に配設された
予備球補給装置60と兼用の補給樋141から垂れ流し
式に補給されるようになっている。貸玉装置40内に
は、貸玉数を検出するための検出器が設けられている。
【0030】上記のような構成の貸玉装置40は、通常
パチンコ遊技店において遊技機と遊技機との間に配設さ
れているハンバーガと呼ばれる貸玉機と同じ構造もしく
はこれを利用してその排出口にシャッタ−の代わりに上
記ノズル42を取り付けてやることにより容易に構成す
ることができる。
【0031】遊技機下部の受皿103のトレー部103
a上には、玉抜装置50を構成するソレノイド51が固
定され、このソレノイド51の作動ロッド先端には保持
枠100に取り付けられたガイドローラ52,53に捲
回されたワイヤ54の一端が係止されている。このワイ
ヤ54の他端は、受皿下部に設けられたスライド式の開
閉板(図示省略)の操作ノブ103bに係止されてい
る。開閉板は受皿内に内蔵された復帰バネにより通常は
閉状態にされており、ソレノイド51が励磁されるとノ
ブ103bが左方へ引かれて開閉板が開かれ、受皿10
3内の賞品球は下方に配設されている抜玉処理装置55
内に流下される。
【0032】抜玉処理装置55は、図3に拡大して示す
ように、互いに反対向きに傾斜する2段の傾斜誘導面5
5a,55bを有し、その流下端部には抜玉検出器32
a〜32cが配設されている。受皿103から流下され
た抜玉は、上記傾斜誘導面55a,55bに沿って流動
する間に3列状態に整列され、3個の検出器32a〜3
2cで各列ごとに一個宛検出されるようになっている。
これによって、一度に多量の賞品球が抜き取られても短
時間に処理して正確な数を知ることができる。
【0033】さらに、打球発射装置により打ち損ねた打
球をガイドレール3から供給皿102へ戻してやるよう
に設けられたファ−ル玉流路105の途中には、ファー
ル球検出器33を設けてある。
【0034】一方、遊技機の背面上部に設けられた賞品
球の予備球を貯留する賞球タンク117の上方には、図
2に示すように賞球タンク117内へ予備球を補給する
補給装置60が設けられている。この補給装置60は、
パチンコ遊技店において複数の遊技機が取り付けられる
島設備の上方に配設される補給装置と同じ構成にされて
おり、賞球タンク117が空になると、その賞球導出口
118に対向して配設された踏板120が上昇する。こ
れを玉不足検出器31が検出して、その検出信号が収集
制御器に送られ、収集制御器からの指令によって補給装
置60が動作され、所定数(例えば400個)の予備球
を賞球タンク117へ補給する。補給装置60内には、
補給球を計数するための検出器が内蔵されている。
【0035】また、賞品球導出樋122と分流樋127
との分岐部Aには、図4に拡大して示すように、一端が
軸71によって回転自在に支持されたシャッタ−72
と、このシャッター72を開閉動作させるためのソレノ
イド73と、ソレノイド73の駆動力を上記シャッター
72に伝達してこれを回転せしめる作動部材74とから
なる賞球路切替装置70が設けられている。この切替装
置70は、供給皿102に連絡させる賞球連通路126
へ向かう流路を同図に実線で示すごとく遮断するか、同
図に破線で示すごとく、分流樋127の入口を遮断する
か、いずれかの状態をとるように制御される。これによ
って、通常のパチンコ遊技機のように払い出された賞品
球の一部が分流樋127を経て受皿103へ、また残り
の賞品球は賞品球連通路126を経て供給皿102へ流
出されるようなことを防止し、一度に排出された賞品球
はすべて供給皿102または受皿103のいずれか一方
にのみ流出されるようになっている。これによって、各
皿上の球の数を常に正確に把握することが可能になる。
【0036】さらに、遊技機の背面下部には、アウト口
10から回収されたアウト玉および各入賞口より入賞し
て入賞球制御器112を動作させた後の入賞球を回収玉
として検出する検出器34を内蔵した回収玉処理装置8
0が設けられている。回収玉処理装置80は、前記抜玉
処理装置55と類似の構成にすることができる。上記作
動樋114の流下端部の下方には、入賞球制御器112
を動作させた入賞球を検出するセーフ玉検出器35が設
けられている。
【0037】そして、上記のごとく構成されたパチンコ
遊技機とその周辺の補助装置に対応して、各遊技機ごと
に制御状態報知機能を有するインタフェース・ボックス
90が図1に示すように遊技機の上方にそれぞれ設けら
れ、そのインタフェース・ボックス90は、複数の遊技
機を制御する収集制御機200(後述)に接続され、対
応するパチンコ遊技機と収集制御機200との間の信号
のインタフェースを行なう。
【0038】次に、本発明を適用したデータ収集可能な
システムの概略を図5に示す。
【0039】上記のごとき構成のパチンコ遊技機P1
2,‥‥Pnが、各々インタフェース・ボックス90
を介して収集制御機200の制御下に置かれ、収集制御
機200はパーソナル・コンピュータ等を用いた集計機
300に接続されており、集計機300からのスタート
信号を受けて自己の制御下にある複数台のパチンコ遊技
機の稼動により発生するデータを各台ごとに収集し、定
期的に(例えば1分おき)に集計機に渡すようになって
いる。
【0040】集計機300には、システムの稼動に先立
って一回の買玉数や一回の払出し動作による賞品球数そ
の他予め設定すべき初期値を入力するためのキ−ボード
のような入力操作装置310、システムを稼動させるた
めのプログラムや収集制御機200より送られて来るデ
ータを記憶、保管するフロッピ・ディスク装置のような
外部記憶装置320、得られたデータを集計,加工した
結果を表示するCRTディスプレイ装置330およびこ
れをプリントアウトするプリンタ340等が接続されて
いる。
【0041】上記収集制御機200、集計機300、入
力操作装置310、外部記憶装置320、CRTディス
プレイ装置330およびプリンタ340によって管理装
置400が構成される。
【0042】特に限定されるものではないが、この実施
例では一つの収集制御機200の制御下に最高16台の
パチンコ遊技機を設置することができるように収集制御
機200が構成されている。
【0043】図6には、対応するパチンコ遊技機Piと
上記収集制御機200との間のインタフェースを行なう
インタフェース・ボックス90の構成が示されている。
【0044】この実施例では、インタフェース・ボック
ス90はインタフェース回路部91と駆動回路部92と
からなる。インタフェース回路部91は、パチンコ遊技
機に設けられた検出器31〜35等合計9種類の検出信
号と制御装置(130)での特定態様の発生を知らせる
信号とをレベル変換して収集制御機200に渡すととも
に、収集制御機200から各パチンコ遊技機に対して出
力される貸玉装置40,玉抜装置50,予備球補給装置
60および賞球路切替装置70の駆動信号をレベル変換
して各遊技機に渡す。一方、駆動回路部92は、収集制
御機200より供給される信号に基づいて、インタフェ
ース・ボックス90の本体ケースに設けられている予備
球の補給異常を知らせる異常表示ランプL1と、現在の
その遊技機の勝負の状態(累積買玉数と賞品球との差と
から求めることができ、賞品球の方が多いと「勝」と示
す)を表示する勝負表示ランプL2、賞品球が予め設定
した打止数に達したことを知らせる打止表示ランプL3
および貸玉装置40による買玉回数を数ケタの数字で示
す回数表示器CNTおよび上記補給異常表示ランプL1
または打止表示ランプL3の点灯時に同時にこれを音に
よって知らせるべく設けられたブザ−Bを駆動する。
【0045】さらに、インタフェース・ボックス90に
は、スイッチSW1,SW2が設けられており、スイッチ
SW1をオンさせることにより、収集制御機200内に
ある対応する遊技機に関する収集データをすべてクリア
させることができるとともに、スイッチSW2をオンさ
せることにより、対応するパチンコ遊技機から送られて
来る各種検出信号の計数を開始させることができるよう
になっている。
【0046】インタフェース・ボックス90によって、
遊技機側と後述の収集制御機との間の電気的な接続を集
中して行なえるとともに、インタフェース・ボックス9
0に設けられている報知手段L1〜L3や設定スイッチS
1,SW2によって各遊技機ごとに自由なデータ収集と
その管理が容易に行なえるようになる。
【0047】図7に、収集制御機200のブロック構成
の一例を示す。図中破線Cで囲まれた部分が収集制御機
であり、この収集制御機200はこの制御機内のタイミ
ングと前記パチンコ遊技機周辺の補助装置(40,5
0,60)の動作の制御およびデ−タの収集を行なうC
PUボ−ド210と、前記インタフェース・ボックス9
0を介して各遊技機および補助装置等から供給される入
力信号を受け取ってCPUからの要求に応じてCPUボ
ード210に渡すインプットボード220と、遊技機周
辺の補助装置(40,50,60)やインタフェ−ス・
ボックス90に対する各種駆動信号を適宜タイミングで
出力するアウトプットボード230と、電源部240と
から構成されている。これらのCPUボード210,イ
ンプットボード220およびアウトプットボード230
は、バス205を介して互いに接続され、また電源部2
40で発生された電源電圧もこのバス205内の電源ラ
インを介して各ボ−ドに供給されるようになっている。
【0048】上記各ボードのうちインプットボード22
0は、8ビット×8の信号が入力可能されており、イン
タフェース・ボックス90から供給される入力信号は、
先ずフォトカプラ222にそれぞれ入力され、フォトカ
プラ222を介してラッチ回路224内に保持される。
フォトカプラ222を介することによってインタフェー
ス・ボックス90と収集制御機200とを結ぶケーブル
にのった電気的な雑音(ノイズ)を除去して、誤まった
データの収集を防止することができる。
【0049】ラッチ回路224に保持された入力信号
は、バッファ226にそれぞれ供給されるようになって
おり、適当なタイミングでCPUボード210からバス
205上に出力されたアドレス信号をデコ−ダ228で
デコードすることにより形成される選択信号によって対
応するバッファ226が一つだけ駆動され、所望の入力
信号がバス205上に出力されてCPUボード210内
に取り込まれる。
【0050】この実施例では、上記のような8ビット×
8個の入力を受付け可能なインプットボード220が3
枚用いられており、これによって最大16台のパチンコ
遊技機を自己の制御下に置くことができるようになって
いる。
【0051】アウトプットボード230は、CPUボー
ド210からバス205上に出力された駆動信号を取り
込む8ビット×4個のラッチ回路232を有しており、
同じくCPUボード210からバス205上に出力され
たアドレス信号をデコーダ234でデコードすることに
より形成される選択信号によって、対応する一つのラッ
チ回路232が動作され、そのときバス205上に出力
されている信号を取り込んで保持する。ラッチ回路23
2に取り込まれた信号はフォトカプラ236を介してド
ライバ238に供給され、ドライバ238によって外部
へ出力されるようになっている。
【0052】アウトプットボード230から出力された
信号は、インタフェース・ボックス90に供給され、内
部のランプL1〜L3や回数表示器CNTあるいは貸玉装
置などの補助装置(40,50,60)内の駆動源を動
作させる。この実施例では、上記のようなアウトプット
ボード230が4枚用いられており、これによって1台
につき8種類の駆動制御信号を必要とするパチンコ遊技
機およびその補助装置(インタフェ−ス・ボックスを含
む)を最高16台まで制御することができる。
【0053】CPUボード210は、Z80のようなマ
イクロプロセッサ(CPU)211と、システムの制御
プログラムが格納された読出し専用のROM(リード・
オンリ・メモリ)212と、収集された各種データを格
納するためのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)2
13等からなり、これらはボード上のバス215を介し
て互いに接続されている。このバス215は、バッファ
214を介してボード間を接続する上記バス205に接
続されている。この実施例では、上記RAM213はカ
ウンタ機能を有しており、パチンコ遊技機に設けられて
いる抜玉検出器32a〜32cやファール玉検出器3
3,セーフ玉検出器35,回収玉検出器34等からの検
出信号を検出器ごとにそれぞれ計数し、その結果を保持
するようになっている。また、このRAM213内に
は、データ収集を開始する際に集計機300によって設
定される一回の賞品球数や買玉数などの初期設定値が記
憶される。
【0054】上記CPUボード210上のバス215に
は、収集制御機外部の集計機300との間のデータ通信
のインタフェースを行なうシリアルインタフェ−ス回路
216が接続されており、周期的(例えば1分おき)に
それまでに採集したデータをシリアル信号に変換して集
計機300に送る。集計機300から供給される動作開
始終了信号や初期設定値もこのシリアルインタフェース
回路216を介してCPUボード210に入って来る。
【0055】また、CPUボード210上には、割込み
発生回路217が設けられており、この割込み発生回路
217は、ボード上に設けられたタイマ回路218から
送られて来る信号(クロック)に基づいてCPU211
に対し、例えば100msに一回ずつ割込みをかけて、
図8および図9に示すようなフローに従ったプログラム
を実行させる。その結果、CPU211は、インプット
ボード220上のバッファ216を順番にアクセスして
ラッチ回路214に保持されている各種信号を順次読み
込むことによって各種検出器をスキャンして対応する制
御信号を形成するとともに、各種検出器から得られたデ
ータをRAM213内に記憶させる。
【0056】なお、タイマ回路218は、上記シリアル
インタフェース回路216と外部の集計機300との間
でシリアル通信を行なう際のボーレート(転送速度)を
決定する基準クロックも形成して、シリアルインタフェ
ース回路216に供給するようになっている。
【0057】収集制御機200内のCPU211による
パチンコ遊技機のデータ収集のための制御手順の一例は
図8および図9に示されており、これによってデータ収
集はすべて自動的に行なわれるようになるが、本システ
ムでは収集制御機200によるデータ収集を開始する前
に次のような準備作業が必要である。この作業は、自動
データ収集を行なう場合に最低限必要なものである。
【0058】すなわち、先ずデータ収集の対象となるパ
チンコ遊技機の供給皿102,受皿103,賞球タンク
117,回収玉処理装置80等遊技機内のすべての玉を
抜いておく。それから、収集制御機200の電源を投入
し、続いて稼動される遊技機に対応して設けられている
インタフェース・ボックス90の計測開始スイッチSW
2をオンさせる。これによって、収集制御機200はこ
れからデータ収集を行なうべき遊技機を知ることができ
る。つまり、収集制御機200の制御下に16台の遊技
機を設置しておいたとしても、そのうち所望の遊技機に
ついてのみデータを収集することができ、それ以外の遊
技機については上記のような玉抜き作業を省略すること
ができる。
【0059】次に、集計機300の電源を投入し、初期
値設定やデータ集計を行なうプログラムが格納されたフ
ロッピ・ディスクを外部記憶装置320にセットする。
すると、プログラムが読み込まれて実行され、先ずディ
スプレイ330の画面に操作手順が示されるので、これ
に従って、データ収集の対象となる遊技機ごとに、キー
ボード310を使って賞品球数や買玉数等の初期値を設
定してやる。なお、オペレ−タが何ら設定を行なわない
と、賞品球数は13個に、また買玉数は75個(遊技客
の一回の平均買玉数に相当)に設定される。それから、
開始指令を与えると収集制御機200内のCPU211
が、ROM212内のプログラムに従った制御を開始す
る。
【0060】図8および図9には、本発明をパチンコ機
メーカーにおけるデータ集計システムに適用した場合の
CPU211の制御手順を示す。パチンコ遊技店のシス
テムに適用した場合におけるCPU211の制御は、図
8のステップS1およびS11の賞球タンクへの補給処
理と、後述の各種データの収集処理および収集データの
集計機300への送信処理のみで、ステップS2以下の
複雑な制御は不要である。
【0061】図8の制御において、CPU211は適当
なアドレスを出力してインプットボード210上のバッ
ファ216を順番に駆動させて行って、各検出器からの
信号を取り込み、このうち賞球タンク117に対応して
設けられた球不足検出器31からの信号に基づいて、賞
球タンク117が空になっているか判定する(ステップ
S1)。
【0062】賞球タンク117が空になっていると、ス
テップS11にジャンプして、補給装置60の駆動信号
を出力して賞球タンク117への補給を行なわせる。こ
の補給は一回に400個行なうとともに、補給装置60
内の検出器からの信号によってこれを確認し、玉詰まり
等の原因で通常30秒要する補給が、例えば90秒経過
しても補給玉数が400個に達しない場合には、インタ
フェース・ボックス90上の異常表示ランプL1を点灯
させ、かつ警報ブザーBを鳴らすようになっている。
【0063】賞球タンク117への補給が終了すると、
ステップS2へ進み、ここで、供給皿102上の遊技球
の数が260個以上あるか否か判定する。供給皿102
上の球数は最初に貸玉装置40により供給皿102上に
排出した球数(買玉数)と、遊技中に生じた入賞球(セ
ーフ玉)に対して払い出された累積賞品球数と、遊技盤
内に発射した打球数とから知ることができ、しかも買玉
数はCPU211から貸玉装置40に対する駆動信号よ
り、また累積賞品球数はセーフ玉検出器35からの検出
信号と予め設定された入賞球一個宛の賞品球数(例えば
13個)とから、さらに打球数は回収玉検出器34とフ
ァール玉検出器33の検出信号から容易に演算で求める
ことができる。
【0064】このように、供給皿102上の球数が26
0個以上になったか否か判定するのは、供給皿102上
の球数が多くなると、供給皿から球が溢れてこぼれてし
まい正確なデータを収集できなくなるからである。
【0065】ステップS2で供給皿102上の球数が2
60個に達していないと判断すると、遊技盤裏面の賞品
球導出路122の途中のシャッター72(第4図参照)
を破線のように切り替えて、払い出された賞品球がすべ
て供給皿102上へ流出するようにさせる(ステップS
3)。
【0066】しかるに、ステップS2で供給皿102上
の球数が260個以上になったと判断すると、遊技盤裏
面の賞品球導出路122の途中のシャッター72を実線
のように切り替えて、払い出された賞品球がすべて受皿
103上へ流出するようにさせる(ステップS12)。
【0067】なお、上記シャッター72の切替えは、セ
ーフ玉検出器35がセーフ玉を検出してから約0.8秒
後にソレノイド73を駆動させて行なうようになってい
る。これは、賞球排出装置116によって払い出された
賞品球が賞品球導出路122の分岐点を通過していると
きに、シャッター72が回動されると、シャッターが玉
を噛んで完全に通路が閉じなくなるのを防止するためで
ある。平均すると入賞球制御器112を動作させた入賞
球(セ−フ玉)がセーフ玉検出器35で検出されてか
ら、賞品球(13個)がすべて分岐点を通過し終わるま
でにおよそ0.6秒要する。従って、上記のごとくセー
フ玉検出後0.8秒後にシャッター72の切替えを行な
うことにより、この部分での玉詰まりを防止することが
できる。
【0068】受皿103内の球数は、シャッター72の
切替え後のセーフ玉検出信号とファール玉検出信号とか
ら両者の和として演算で求めることができる。
【0069】シャッター切替え後はステップS4へ進
み、ここで受皿103内の球数が250個以上か否か判
定する。
【0070】ステップS4で受皿103上の球数が25
0個に達していないと判断すると、受皿103の底部に
設けられた玉抜き用のシャッターを閉じた状態にさせる
(ステップS5)。しかるに、ステップS4で受皿10
3上の球数が250個以上になったと判断すると、玉抜
装置50を動作させて受皿103の底部に設けられたシ
ャッターを開いた状態にさせ、受皿103内の球を抜い
てやる(ステップS13)。
【0071】このように、ステップS13で受皿103
内の球を抜き取ることにより、受皿でのオーバーフロ−
を防止することができる。なお、玉抜装置50による玉
抜きの際には、内部の検出器32a〜32cで抜玉を検
出して計数し、RAM213内に記憶しておく。
【0072】ステップS5またはS13の次は、ステッ
プS6へ進み、供給皿102上の球の数が20個よりも
多いか否か判定し、20個よりも多ければ前記ステップ
S1へジャンプし、上記動作を繰り返えす。しかして、
供給皿102上の球数が20以下になったと判断する
と、ステップS7へ進み、ここで今度は受皿103上の
球の数が25個以上あるか否か判定する。これは、供給
皿102上の球が少なくなったときに、受皿103から
移してやる球が充分にあるか否かの判定である。
【0073】そして、ステップS7で受皿103の球数
が25個以上あると判断すると、ステップS14へ進ん
で玉抜装置50を動作させて受皿103内の球をすべて
抜き取ってから、ステップS15へ進んで、ここで貸玉
装置40を動作させて供給皿102上へ一度に25個の
球を補給する。これによって、供給皿102が空になっ
て打球発射装置が空回りするのを防止できる。
【0074】上記ステップS7→S14→S15の動作
は、遊技中に供給皿102上の球がなくなつたとき、受
皿103に球があれば遊技者がそれを供給皿102へ移
すという作業を代替したもので、本実施例ではそのよう
な作業を行なう装置がないので、これを玉抜装置50と
貸玉装置40とで擬似的に行なうようにしたのである。
【0075】従って、この場合には、ステップS15で
貸玉装置40を動作させて供給皿へ補給を行なってもR
AM213内の買玉数を増加させないとともに、代わり
に受皿103からの抜玉数を25個だけ減少させる。ス
テップS15の次は、ステップS1へ戻って上記動作を
繰り返す。
【0076】一方、ステップS7で受皿103内の球数
が25個以上ないと判断すると、ステップS8へ進み既
に受皿103から抜き取った抜玉数の残量と現在の受皿
103内の球数との和が25個以上あるか否か判定す
る。この和が25個以上あるということは、実際の遊技
では既に払い出された賞品球(ファール玉を含む)の残
りが25個以上あるので、遊技者はそれを供給皿へ還元
することで、改めて貸玉装置から玉を買う必要がないこ
とを意味する。従って、ステップS8で25個以上ある
と判断すると、ステップS15へ進み、貸玉装置40か
ら供給皿102へ25個球を補給し、代わりに抜玉数の
残量から25を減算してやる。以下、これを還元球と称
する。
【0077】これに対し、ステップS8で抜玉数の残量
と受皿103内の球数との和が25個以上ないと判断す
ると、ステップS9へ進んで、貸玉装置40を動作させ
て供給皿102上へ球を補給する貸玉装置駆動信号を出
力する。すると、これに応答して図6に示されているよ
うに、パチンコ遊技機Piからインタフェース回路91
を介して買玉検出信号が収集制御機200へ出力される
ので、それに基づいて買玉数を演算し、買玉数の累積を
その数だけ増してやる。この際の一回の買玉数は、最初
の設定値に基づいて行なわれ、設定が行なわれていない
場合には、自動的に75個の買玉動作が行なわれる。ス
テップS9の次は、ステップS1へ戻って上記動作を繰
り返す。
【0078】CPU211が上記手順に従った制御を行
ないながら、各種検出器からの検出信号や特別遊技態様
発生信号を受け取って演算を行なって各種データを収集
し、一分ごとにそのデータを集計機300に渡す。収集
制御機200で収集し、集計機300へ渡すデータは、
例えば買玉数,ファール玉数,セーフ玉数,アウト玉
数,回収玉数,補給玉数,賞球タンク内球数(残量),
供給皿内球数,受皿内球数,還元玉数,抜玉数,出玉
(供給皿内球数+受皿内玉数+抜玉数),打止め数など
ある。
【0079】なお、上記出玉数が所定数(例えば300
0個)に達すると、たとえ球不足検出器31から補給要
求信号があっても、賞球タンク117への補給は行なわ
ず、インタフェース・ボックス90の表示ランプL3
点灯させるとともに、ブザーBを鳴らして「打止め」に
なったことを知らせる。打止めになると、収集制御機2
00はデータの収集を中止し、その後作業者がインタフ
ェース・ボックス90上のクリアスイッチSW1を操作
して収集したデータをクリアし、遊技機内の玉をすべて
抜いてから再び計測開始のスイッチSW2をオンさせる
ことにより、データの収集を再開する。上記の場合、収
集制御機200はクリアスイッチSW1の操作回数を数
えることにより打止め回数を知り、これを集計機に渡す
ことができる。
【0080】集計機300は収集制御機200から受け
とった上記のような各種データを加工し、更に自ら割数
(出玉÷買玉×10)やスランプ度(1分間のセーフ玉
数)などのデータを演算し、例えば図10に示すような
折線グラフや図11に示すような棒グラフを作成して、
CRTディスプレイ装置330に表示したり、プリンタ
340によって印字するようになっている。
【0081】以上説明したようにこの実施例のデータ収
集システムによると、収集制御機200の制御下に置か
れた各遊技機ごとに賞球タンク117への球補給はもち
ろん、供給皿102への補給や受皿103内の賞品球の
抜取り等、従来人手を要していた作業および入賞球数な
どのデータ収集がすべて自動的に行なわれる。また、パ
チンコ機メーカーのデータ集計システムに適用した場合
には、各遊技機ごとに作業者が付いてデータの収集や球
の補給、抜取り等を行なう必要がなくなり、長時間の稼
動テストをほとんど人手を要することなく連続して行な
える。その結果、信頼性の高いデータが得られるように
なる。さらに、上記実施例では、遊技機自体には切替シ
ャッター72を除きテストのために特別な装置はほとん
ど設けられないので、僅かなコストアップで極めて正確
なデータの収集が可能となる。
【0082】また、この実施例によると、パチンコ遊技
機から管理装置へ特別態様発生信号が送信されるため、
特別遊技状態と通常遊技状態とを区別して遊技データを
収集することができる。そのため、特別遊技中の遊技経
過を把握することができ、例えば特別遊技が完全終了す
る前に権利が消滅するいわゆるパンクと呼ばれる現象が
起き易い遊技機か否かを知ることもできる。しかも、こ
の実施例によると、人手に頼っていた従来方式に比べて
収集可能なデータの種類が増加し、多種多様のデータを
収集し、かつそれに基づいてグラフ等分かり易い資料を
広範囲に亘って作成できるとともに、システム稼動後は
もちろんシステム稼動中でも表示させることができる。
そのため、各遊技機の遊技状態をリアルタイムで把握す
ることができるようになる。また、パチンコ機メーカー
においては、収集した資料に基づいて遊技機内の障害釘
の配列の修正等を行なって最終的な商品化までの過程を
合理化し、効率の良い新機種の開発が行なえる。
【0083】さらに、上記のように多種多様のデータを
収集できるため、各台ごとに異なる釘調整を行なってお
くことにより、調整による特性の変化も簡単に知ること
ができる。その結果、それらのデータをグラフや表の形
でプリントアウトして、最終的なゲージ(釘配列)を決
定する際の参考資料とすることができ、よりよい遊技機
を開発することができるようになるとともに、遊技店側
に上記資料を見せながら各遊技機の特性や釘調整方法を
分かり易くかつ高い信頼性をもって説明することができ
る。これによって、各機種ごとにその特性を充分に理解
し、諸条件に適合した調整を速やかに実行でき、遊技店
では、各遊技機の特性を活用した経営を行なうことがで
きる。
【0084】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでなく種々の変形例が考えられる。例えば、上記実施
例では遊技領域に設けられた各入賞口に入賞した打球を
セーフ玉として検出器35により一括して検出している
が各入賞口ごとに検出器を設け、各入賞口への打球の入
賞のし易さをデータとして収集するようにしてもよい。
また、入賞口以外にも遊技領域および裏機構板内の適当
な位置(例えば、誘導樋や賞球導出路の途中)に検出器
を設けて、特定の流路を通過する球を検出して流下状況
を調べることも可能である。
【0085】上記いずれの場合においても、金属を感知
する非接触形センサを検出器として使用し、それを吸盤
等を用いて遊技盤前面のガラス板に取り付けるようにす
れば比較的簡単に検出器の取り付けおよび取付け位置の
変更を行なうことができる。打球発射装置2により発射
された打球が最初に飛び込む位置を検出するセンサを設
け、打込み位置の相違によるデータを収集することも可
能である。さらに、稼動テストの際に、集計機にテスト
中の温度や湿度、玉の磨き具合など遊技機以外の条件を
入力して収集したデータとともに印字させるようにする
こともできる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、遊技領
域内に入賞領域およびアウトロを有する遊技盤と、上記
遊技領域内へ弾発される遊技球を貯留する供給皿とを備
えた弾球遊技機において、上記供給皿の遊技球の残量が
所定量に達したことを検出する残量検出手段と、該残量
検出手段の検出出力に基づいて所定数の遊技球を自動的
に上記供給皿に供給する遊技球供給手段とを設けるよう
にしたので、供給皿上の遊技球の残量が所定量以下にな
ったときに自動的に遊技球が供給されるため、遊技者に
とっても供給皿への遊技球の供給の際に貸玉装置等から
供給皿へ遊技球を移す作業が不要となって省力化を図る
ことができるとともに、衛生上の観点からも非常に望ま
しい結果が得られかつ遊技球の汚れの原因も減らすこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ集計システムによりデータ
収集が行なわれるパチンコ遊技機とその周囲に設けられ
る補助装置の構成例を示す正面図、
【図2】パチンコ遊技機と補助装置の背面図、
【図3】抜玉処理装置の構成例を示す断面図、
【図4】図2における鎖線A部の拡大図、
【図5】本発明に係るデータ集計システムの全体の構成
例を示すブロック図、
【図6】インタフェース・ボックスの構成例を示すブロ
ック図、
【図7】収集制御機の構成例を示すブロック図、
【図8】収集制御機内のCPUの制御手順の一例を示す
フローチャートの前半部、
【図9】収集制御機内のCPUの制御手順の一例を示す
フローチャートの後半部、
【図10】本発明に係るデータ集計システムにより得ら
れたデータの表現例を示すグラフである。
【図11】本発明に係るデータ集計システムにより得ら
れたデータの表現例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 打球発射装置 3 ガイドレール 4 可変表示装置 5 特別変動入賞装置 7,8 特定入賞口 10 アウト口 31〜35 検出器 40 貸玉装置 50 玉抜装置 60 補給装置 72 切替シャッター 90 インタフェース・ボックス 102 供給皿 103 受皿 117 賞球タンク 122 賞品球導出路 200 収集制御機 210 CPUボード 220 インプット・ボード 230 アウトプット・ボード 300 集計機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域内に入賞領域およびアウトロを有
    する遊技盤と、上記遊技領域内へ弾発される遊技球を貯
    留する供給皿とを備えた弾球遊技機において、 上記供給皿の遊技球の残量が所定量に達したことを検出
    する残量検出手段と、 上記残量検出手段の検出出力に基づいて所定数の遊技球
    を自動的に上記供給皿に供給する遊技球供給手段と、を
    有することを特徴とする弾球遊技機。
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