JP3108674B2 - 遊技場の管理設備装置 - Google Patents

遊技場の管理設備装置

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JP3108674B2
JP3108674B2 JP10037251A JP3725198A JP3108674B2 JP 3108674 B2 JP3108674 B2 JP 3108674B2 JP 10037251 A JP10037251 A JP 10037251A JP 3725198 A JP3725198 A JP 3725198A JP 3108674 B2 JP3108674 B2 JP 3108674B2
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機が設置された
遊技場の管理設備装置に関するものであり、詳しくは、
内部に封入された打玉を循環させて繰返し弾発して遊技
を行なう弾球遊技機が設置された遊技場の管理設備装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばパチンコ遊技機等の弾球
遊技機においては、打玉を繰返して使用するため、打玉
の汚れが不可避であった。汚れた打玉を弾発して遊技を
行なうと、汚れに起因して玉詰まりが生じたり、遊技領
域に打込まれる打玉の打込速度が不均一になったりする
不都合が生じるため、その不都合を防止するべく打玉の
洗浄を行なう必要があった。
【0003】そこで、遊技者に貸出された貸玉を弾球遊
技機に投入して、その貸玉を弾発して遊技を行なう一般
的な弾球遊技機においては、弾発された打玉が回収され
て自動的に機外に排出され、その機外に排出された打玉
を遊技場に設置されている打玉洗浄装置等により自動的
に洗浄していた。
【0004】一方、内部に封入された打玉を循環させて
繰返し弾発して遊技を行なう、いわゆる打玉封入循環式
弾球遊技機においては、弾発された打玉が遊技機内部を
循環して再度打球発射位置まで戻ってくるために、その
弾発した打玉が前述したように自動的に機外に排出され
て洗浄されることはない。
【0005】そこで、このような打玉封入循環式弾球遊
技機においては、定期的にあるいは打玉の汚れが目立つ
ようになった段階で遊技機内の打玉を抜取って洗浄する
必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の打玉封入循環式弾球遊技機においては、遊技機内
部に貯留されている封入玉を抜取るのに、遊技場の係員
がその封入玉が貯留されている封入玉貯留部等を操作し
て打玉を抜取っていたのであり、封入玉貯留部という遊
技機の内部部品を操作して封入玉を抜取らなければなら
ないという煩雑な作業を強いられるという欠点があっ
た。それに、抜取って洗浄した後の新たな打玉を補給す
るにおいても、遊技機の内部部品を操作して補給すると
いう煩雑な作業を強いられるという欠点があった。
【0007】本発明はかかる実情に鑑み打玉封入循環式
の弾球遊技機の内部に封入された打玉の抜取作業および
補給作業の効率化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、内部に封入された打玉を循環させて繰返し弾発して
遊技を行なう弾球遊技機が設置された遊技場の管理設備
装置であって、前記遊技場における所定の場所からの遠
隔操作により作動可能であり、前記弾球遊技機から前記
打玉を抜取る玉抜手段と、前記弾球遊技機に新たな打玉
を供給する玉供給手段と、を備え、前記玉抜手段は、前
記弾球遊技機からの抜取り玉を検出する抜取玉検出手段
と、タイマ機能を有し、前記抜取玉検出手段により抜取
り玉が検出された後次の抜取り玉が検出されない非検出
状態が所定時間継続したことを判定する判定手段とを含
み、 該判定手段により前記所定時間非検出状態の継続が
判定されたことを条件として玉抜き動作を停止すること
を特徴とする。請求項2に記載の本発明は、請求項1に
記載の発明の構成に加えて、前記玉抜手段による玉抜き
動作の停止条件は、抜取った玉の個数とは無関係な前記
非検出状態の継続時間によって成立することを特徴とす
る。 請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項
2に記載の発明の構成に加えて、前記玉抜手段は、前記
弾球遊技機の遊技中は玉抜き動作を行なわず、 遊技中に
玉抜きする旨の遠隔操作が行なわれた場合には、遊技中
で玉抜きできない旨の表示が行なわれることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、玉抜手段の働きにより、遊技
場における所定の場所からの遠隔操作により弾球遊技機
の打玉を抜取ることができるので、遊技場の係員がわざ
わざ弾球遊技機の設置場所まで行き、その弾球遊技機の
内部部品を操作して玉抜作業を行なう必要がない。
【0010】さらに打玉を抜取った後は、玉供給手段の
働きによって新たな打玉が弾球遊技機に供給される。ま
た、抜取玉検出手段の働きにより、前記弾球遊技機から
の抜取り玉が検出される。タイマ機能を有する判定手段
の働きにより、前記抜取玉検出手段により抜取り玉が検
出された後次の抜取り玉が検出されない非検出状態が所
定時間継続したことが判定される。この判定手段により
前記所定時間非検出状態の継続が判定されたことを条件
として玉抜き動作が停止する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に従った遊技場
の管理設備装置の一実施の形態を備えた遊技場の全体概
略平面図である。遊技場に設置された各遊技機設置島1
には、打玉封入循環式のパチンコ遊技機3、打玉封入循
環式のアレンジ式パチンコ遊技機5等の弾球遊技機が複
数台設置されている。
【0012】パチンコ遊技機3、アレンジボール式パチ
ンコ遊技機5の打玉、後述するようにカードを用いて借
りることができるが、その際にそのカードの処理をする
玉貸カード処理機7、8が、遊技場に配置されている。
また、所定の遊技機設置島1の一方端には、前記カード
を販売する玉貸カード販売機9が配置されている。
【0013】玉貸カード販売機9、玉貸カード処理機
7、8、パチンコ遊技機3およびアレンジボール式パチ
ンコ遊技機5が、ホール用管理コンピュータ11やター
ミナルボックス13と配線によって接続されている。こ
れにより、互いに情報の送受信が可能になっている。な
お、アレンジボール式パチンコ遊技機5の配線や多くの
パチンコ遊技機3の配線等は図示が省略されている。
【0014】ここで、ホール用管理コンピュータ11
は、遊技場内の情報を管理するものである。
【0015】また、ターミナルボックス13は、前記カ
ードを販売するカード販売会社が管理しているものであ
り、カード販売会社が所有する集中ホール管理用コンピ
ュータや総合集中管理コンピュータと接続されている。
集中ホール管理用コンピュータは、主として、その属す
る地区内の遊技場を管理するものである。総合集中管理
コンピュータは、主として、集中ホール管理用コンピュ
ータを管理するものである。
【0016】図中15は、持玉数記憶中継器であり、各
遊技機設置島1に配置された各パチンコ遊技機3の持玉
数を記憶してホール用管理コンピュータ11に送信する
ものである。
【0017】図中17は、景品玉計数器であり、図示し
ない景品玉の払出しが行なわれるタイプのパチンコ遊技
機において遊技者が獲得した景品玉の数を計数するため
のものである。その計数値は、ホール用管理コンピュー
タ11に送信され、営業情報として利用される。
【0018】図2は、ホール用管理コンピュータ11の
構成を示す構成図である。ホール用管理コンピュータ1
1の表面には、電源スイッチ19、各種ファンクション
キー、テンキー21、表示器23等が設けられ、内部に
は制御回路24が設けられている。
【0019】電源スイッチ19をONに切換操作するこ
とにより、ホール用管理コンピュータ11に電気が供給
される。
【0020】ファンクションキーは、パチンコ遊技機3
の台番号を指定する台番号キー25、遊技場にとって利
益となる利益球数を表示器23に表示するための利益球
数キー27、遊技場にとって不利益となる不利益球数を
表示器23に表示するための不利益球数キー29、差数
を表示器23に表示するための差数キー31、売上情報
を表示器23に表示するための売上キー33、遊技機設
置島1を指定するための島指定キー35、全パチンコ遊
技機3を指定するための全台キー37、出玉率を表示器
23に表示するための出玉率キー39、持玉数を表示器
23に表示するたの持玉数キー41、玉抜補給キー43
を含む。玉抜補給キー43を押圧することにより、パチ
ンコ遊技機3から打玉を抜取る玉抜手段(図5で示すよ
うに玉抜ソレノイド211、玉抜レバー207、切換弁
209を備えた)が作動し、玉抜後パチンコ遊技機3に
新たな打玉を供給する補給装置61(図3参照)とが作
動する。
【0021】このホール用管理コンピュータ11の操作
を、各台毎の情報を知りたい場合と、各遊技機設置島単
位の情報を知りたい場合と、遊技場に設置された遊技機
全台の情報を知りたい場合とに分けて説明する。
【0022】各台毎の情報を知りたい場合 まず、台番号キー25を押圧し、所望の台番号をテンキ
ー21を押圧して入力する。そして、入力した台番号の
パチンコ遊技機3の利益球数を知りたい場合には、利益
球数キー27を押圧する。
【0023】入力した台番号のパチンコ遊技機の不利益
球数を知りたい場合には、不利益球数キー29を押圧す
る。
【0024】入力した台番号のパチンコ遊技機の利益球
数と不利益球数との差数を知りたい場合には、差数キー
31を押圧する。
【0025】入力した台番号のパチンコ遊技機の売上情
報を知りたい場合には、売上キー33を押圧する。
【0026】入力した台番号のパチンコ遊技機の出玉率
を知りたい場合には、出玉率キー39を押圧する。
【0027】入力した台番号のパチンコ遊技機の持玉数
を知りたい場合には、持玉数キー41を押圧する。
【0028】入力した台番号のパチンコ遊技機から打玉
を抜出し、新たな打玉を補給したい場合には、玉抜補給
キー43を押圧する。
【0029】各遊技機設置島単位の情報を知りたい場合 まず、島指定キー35を押圧し、所望の島番号をテンキ
ー21を押圧して入力する。そして、入力した島番号の
遊技機設置島に設置されているパチンコ遊技機全体の利
益球数、不利益球数、差数、売上情報、出玉率、持玉数
を知りたい場合には、それぞれ、利益球数キー27、不
利益球数キー29、差数キー31、売上キー33、出玉
率キー39、持玉数キー41を押圧する。
【0030】入力した島番号の遊技機設置島に設置され
ているパチンコ遊技機全部から打玉を抜出し、新たな打
玉を補給したい場合には、玉抜補給キー43を押圧す
る。
【0031】全台の情報を知りたい場合 まず、全台キー37を押圧する。遊技場に設置されてい
るパチンコ遊技機全体の利益球数、不利益球数、差数、
売上情報、出玉率、持玉数を知りたい場合には、それぞ
れ、利益球数キー27、不利益球数キー29、差数キー
31、売上キー33、出玉率キー39、持玉数キー41
を押圧する。
【0032】遊技場に設置されている全部のパチンコ遊
技機から打玉を抜出し、新たな打玉を補給したい場合に
は、玉抜補給キー43を押圧する。
【0033】なお、この実施の形態では、パチンコ遊技
機3から打玉を抜出し、新たな打玉を補給するのに、玉
抜補給キー43を押圧することにより行なっている。し
かしながらこの発明においてはこれに限定されるわけで
はなく、タイマ等によって一定期間ごと(たとえば1日
ごとあるいは3日ごと等)に自動的に玉抜補給を行なう
ようにしてもよい。
【0034】なお、表示器23に表示されている数字は
左から順に、パチンコ遊技機3の台番号、利益球数、不
利益球数、差数、売上情報を示している。
【0035】次に、ホール用管理コンピュータ11の制
御回路24の概略を説明する。制御回路24は、パチン
コ遊技機3の台別の利益球数を記憶する台別利益球数記
憶部45と、台別の不利益球数を記憶する台別不利益球
数記憶部47とを備えている。
【0036】ここで利益球数とは、アウト玉と入賞玉と
の合計数を指している。不利益球数は、打玉が入賞する
こと等により遊技者に払出される景品玉に相当する得点
を指している。
【0037】台別利益球数記憶部45には、各パチンコ
遊技機3のアウト玉信号と入賞玉信号とを所定値で分周
した信号(1)、たとえば、アウト玉信号と入賞玉信号
とが合計10個計測されたら1パルスの信号、が入力さ
れる。
【0038】台別不利益球数記憶部47には、入賞玉発
生等に基づき持玉数へ加算される景品玉数に相当する得
点を所定値で分周した信号(2)、たとえば、10点に
つき1パルスの信号、が入力される。
【0039】台別利益球数記憶部45からの台別利益球
数情報(15)と、台別不利益球数記憶部47からの台
別不利益球数情報(16)とが、差数演算部49に入力
され、差数が演算され、その差数情報(17)が台別差
数記憶部51に入力されて記憶される。
【0040】台別利益球数記憶部45からの台別利益球
数情報(15)と、台別不利益球数記憶部47からの台
別不利益球数情報(16)とが、出玉率演算部53に入
力されて出玉率が演算される。
【0041】差数演算部49によって演算された差数情
報(17)は、打止指令部55にも入力される。そし
て、その差数が4000等の所定値に達した場合には、
当該パチンコ遊技機3に打止信号(4)を送り、打止制
御を行なう。
【0042】なお、自動的に打止制御を行なうのに代え
て、打止めを行なうべき台番号を表示器23により表示
し、遊技場の係員がそれを見て表示されている台番号の
パチンコ遊技機3を打止めするようにしてもよい。
【0043】玉抜指令部57は、玉抜補給キー43の押
圧に基づいて、パチンコ遊技機3から打玉を抜取る玉抜
手段の構成部品である玉抜ソレノイド211(図5参
照)を作動させるための玉抜指令信号(5)を送る。一
方、遊技中の場合は、パチンコ遊技機3から遊技信号
(6)が玉抜指令部57に送られ、ホール用管理コンピ
ュータ11では、遊技中で玉抜ができない旨の判定を行
ない、その判定結果を表示器23に表示する。
【0044】補給指令部59には、パチンコ遊技機3内
の打玉を全部抜取った後に、新たな打玉の補給を要求す
る補給要求信号(7)がパチンコ遊技機から入力され
る。補給要求信号(7)を受けた補給指令部59は、補
給装置61(図3の説明箇所で詳細に説明する)に、パ
チンコ遊技機3に打玉の補給を命令する信号である補給
指令信号(8)を送る。補給指令信号(8)を受けた補
給装置61は、パチンコ遊技機3に所定個数の打玉を供
給する。補給装置61により、弾球遊技機に新たな打玉
を供給する玉供給手段が構成されている。
【0045】また、遊技終了時に打球待機樋69の打玉
を自動的に抜取った場合、その抜取った玉数分の打玉を
新たに補給するための補給要求信号(9)がパチンコ遊
技機3から補給装置61に送られる。なお、この補給要
求信号(9)は前記補給指令部59を介して補給装置6
1に送るようにしてもよい。
【0046】玉貸カード処理機5(図3の説明箇所で詳
細に説明する)から残高更新信号(10)(図3の説明
箇所で詳細に説明する)が、パチンコ遊技機3および台
別売上記憶部56に送られる。
【0047】持玉数カード処理機63(図3の説明箇所
で詳細に説明する)からパチンコ遊技機3に持玉数信号
(11)が送られ、パチンコ遊技機3からの持玉数カー
ド処理機63に持玉数信号(12)が送られる。持玉数
信号(11)、(12)の説明は図3の説明箇所で行な
う。
【0048】持玉数カード処理機63からカード別持玉
数記憶部65に持玉数信号(13)が送られ、カード別
持玉数記憶部65から持玉数カード処理機63にカード
適否判定信号(14)が送られる。持玉数信号(1
3)、カード適否判定信号(14)の説明は図3の説明
箇所で行なう。
【0049】台別持玉数記憶部66には、パチンコ遊技
機3に設けられている持玉数カウンタからの台別の台別
持玉数情報(3)が送られる。バックアップ電源67
は、停電時対策用のものである。
【0050】図3は、この発明に従った遊技場の管理設
備装置の一実施例で管理されるパチンコ遊技機3の正面
図である。パチンコ遊技機3により、内部に封入された
打玉を循環させて繰返し弾発して遊技を行なう弾球遊技
機が構成されている。なお、この実施例ではパチンコ遊
技機について説明しているが、この発明においてはこれ
に限定されるわけではなく、打玉封入循環式の弾球遊技
機であればいかなるものでもよい。
【0051】玉貸カードまたは持玉数カードによって、
パチンコ遊技機3の打球待機樋69に打玉が供給され
る。玉貸カードとは、現金と引換えに遊技者が受けとる
ものであり、その現金情報またはその現金に相当する玉
数情報が記録されておりその記録情報に相当する数の打
玉を遊技者が使える。持玉数カードは、その遊技場にお
いて、現在遊技者が所有している打玉の数またはその打
玉に相当する金額情報を記憶したものであり、その持玉
を遊技者は遊技に使用可能である。玉貸カード、持玉数
カードを使用して、打球待機樋69に打玉を供給する方
法を以下説明する。
【0052】まず、玉貸カードを用いる場合について説
明する。パチンコ遊技機3の側部の1つには、玉貸カー
ド処理機7がパチンコ遊技機3に対して分離可能な状態
で設けられている。遊技者は、玉貸カード処理機7に設
けられたカードリーダライタ71のカード挿入排出口7
3に玉貸カードを挿入する。
【0053】この玉貸カードに記録されている記録情報
が、カードリーダライタ71により読取られる。その読
取られたカード情報に含まれているカード残額が表示器
75に表示される。なお、この場合はカード残額に対応
する打玉の数を表示するものでもよい。この表示器75
は、パチンコ遊技機3に設けてもよく、また、幕板等の
他の場所に設けてもよい。
【0054】次に遊技者は、選別操作ボタン77、7
9、81を操作して表示器75で表示されている残額の
範囲内で遊技に使用せんとする金額を選択指定する。遊
技者により遊技に使用せんとする金額が選択指定されれ
ば、図2に示す残高更新信号(10)がパチンコ遊技機
3に送られ、その選択金額に対応する玉数がパチンコ遊
技機3に設けられた持玉数表示器83により表示され
る。この後、所定個数(たとえば21個)の打玉が打球
待機樋69に払出される。所定個数の打玉が払出されれ
ば、その払出された打玉の個数が減算された後の持玉数
が持玉数表示器83により表示される。89は作動表示
ランプであり、玉貸カード処理機7が作動中である旨を
点灯表示するためのものである。90は、返却ボタンで
あり、返却ボタン90を押圧することによりカード挿入
排出口73から玉貸カードが返却される。
【0055】次に持玉数カードを用いて打球待機樋69
に打玉を供給する方法について説明する。パチンコ遊技
機3の上には、持玉数カード処理機63が設置されてい
る。持玉数カード処理機63に設けられたカードリーダ
ライタ93のカード挿入排出口95に持玉数カードを挿
入する。
【0056】持玉数カードに記録されている記録情報
は、カードリーダライタ93により読取られる。そし
て、図2に示す持玉数信号(13)(その読取られたカ
ード情報に含まれている持玉数信号)が、図2に示すカ
ード別持玉数記憶部65に送られる。カード別持玉数記
憶部65は、前回のゲーム終了時にこの持玉数カードに
記録した持玉数を記憶している。今挿入した持玉数カー
ドに記録されている持玉数と記憶している持玉数とを比
較し、その持玉数カードに不正がされたか否かをチェッ
クする。
【0057】チェック終了後、カード別持玉記憶部65
(図2参照)から持玉数カード処理機63(図2参照)
にカード適否判定信号(14)が送られる。カード適否
判定信号(14)は、読取った持玉数と記憶されている
持玉数とが異なっていれば、その持玉数カードをカード
挿入排出口95から遊技者に返却し、スピーカ107か
ら警報音を発生させる信号であり、読取った持玉数と記
憶されている持玉数とが一致すれば、持玉数カード表示
器63に設けられた持玉数表示器97に持玉数を表示す
る信号ある。これにより、持玉数表示器97に持玉が表
示される。
【0058】さらに、持玉数表示器97に表示された持
玉数に対応する図2に示す持玉数信号(11)がパチン
コ遊技機3に設けられた持玉数表示器83に送られ、持
玉数表示器83には、持玉数表示器97に表示された数
と同じ数が表示される。
【0059】次に遊技者は、使用持玉数入力キー99を
操作して持玉数表示器83、97で表示されている持玉
数の範囲内で遊技に使用せんとする持玉数を選択指定す
る。これにより、持玉数表示器97に遊技者が選択指定
した持玉数が表示される。そして、確認ボタン101を
押圧すると、遊技者が選択した持玉数が持玉数表示器8
3に表示される。そして打球払出装置88が作動し、打
球待機樋69に所定個数(たとえば21個)の打玉が払
出される。
【0060】なお、持玉数カード処理機63には使用持
玉数入力キー99が設けられているが、使用持玉数入力
キー99は設けられていなくてもよい。この場合は、持
玉数カードに記録されている持玉数で遊技を行なうこと
になる。
【0061】図中103は作動表示ランプであり、持玉
数カード処理機63が作動中である旨を点灯表示するた
めのものである。105は保持表示ランプであり、持玉
数カード処理機63が持玉数カードを所定位置で保持し
ている場合には点灯される。
【0062】打球待機樋69内にパチンコ玉が払出され
れば、遊技が可能となり、遊技者が操作ハンドル109
を操作することにより、打球モータを含む打球装置11
1(図4参照)が作動して打球杆113が間欠揺動され
て球送り装置139が作動し、打球待機樋69から発射
レール115上の打球発射位置に1つずつ供給されてき
たパチンコ玉が弾発発射される。
【0063】弾発発射されたパチンコ玉は、パチンコ遊
技機3の遊技領域に打込まれる。この遊技領域にはドラ
ム117等からなる可変表示装置や可変入賞球装置11
9等の遊技装置が設けられている。
【0064】可変入賞球装置119等の入賞領域に入賞
した打玉は、入賞玉誘導樋121に導かれる。入賞玉誘
導樋121に導かれた入賞玉は入賞玉検出器123で検
出され、その検出出力に基づいて景品玉数に対応する得
点(たとえば15点)が持玉数表示器83に表示されて
いる持玉数に加算される。
【0065】可変入賞球装置119等に入賞しなかった
打玉は、アウト口125からアウト玉誘導樋127に導
かれる。アウト玉誘導樋127に導かれたアウト玉は、
アウト玉検出器129で検出され、アウト玉検出器12
9によりアウト玉信号が出力される。アウト玉信号と入
賞玉信号との合計数が所定数になると、パチンコ遊技機
3から図2に示す台別利益球数記憶部45に(1)の信
号が送られる。
【0066】打球操作力が弱く遊技領域に届かなかった
打玉は、ファール玉誘導樋131に導かれる。ファール
玉誘導樋131に導かれたファール玉は、ファール玉検
出器133で検出され、ファール玉信号が出力される。
ファール玉信号をもとに、持玉数表示器83に表示され
ている数に1加算する処理が行なわれる。打球発射によ
る打球待機樋69の打玉の減少は待機樋玉量検出器87
によって検出される。該待機樋玉量検出器87が作動す
ると打玉払出装置88が再度作動し前記持玉数表示器8
3に表示されている持玉数の範囲内であって、かつ、前
記した遊技の開始時に供給された玉数(たとえば21
個)よりも少ない所定数の持玉(たとえば17個)が、
打球待機樋69に払出される。なお、入賞玉誘導樋12
1、アウト玉誘導樋127およびファール玉誘導樋13
1は、玉集合樋135と連通している。したがって、入
賞玉、アウト玉およびファール玉は玉集合樋135に導
かれる。打球払出装置88が作動することにより、玉集
合樋135内にある打玉は、打球待機樋69に導かれ
る。玉集合樋135内にある打玉は、再度打球待機樋6
9に導かれ、再度遊技領域へ発射されることとなる。
【0067】遊技を終了する場合は、スイッチ内蔵の終
了操作ボタン147を押圧する。これにより、図5で説
明する玉抜手段が作動し、打球待機樋69内に残ってい
る打玉を玉抜通路137に導く。玉抜通路137に導か
れた打玉は、抜取玉検出器141で検出され、検出した
個数分に対応する得点が持玉数表示器83に表示されて
いる得点に加算される。
【0068】持玉数表示器83に表示されている得点に
対応する図2に示す持玉数信号(12)が持玉数カード
処理機63に送られ、その持玉数が持玉数表示器97に
表示される。
【0069】打玉の抜取りが終了した後、補給装置61
から新たな打玉が補給玉誘導樋143を介して玉集合樋
135に導かれる。補給装置61は、打玉を1個ずつ補
給可能に構成されている。補給樋145から補給装置6
1に打玉が供給される。
【0070】持玉数カードで遊技を行なっていた場合
は、持玉数カード処理機63内に保持されている持玉数
カードに、持玉数表示器97に表示されている持玉数が
記録される。そして、持玉数カードに記録された持玉数
に対応する図2に示す持玉数信号(13)が、図2に示
すカード別持玉数記憶部65に入力され記憶される。
【0071】一方、玉貸カードで遊技を行なっていた場
合には、遊技者は持玉数カードをカード挿入排出口95
から挿入する。持玉数表示器97に表示されている持玉
数がカードリーダライタ93によって、持玉数カードに
記録される。持玉数カードに記録された持玉数に対応す
る持玉数信号(13)は、図2に示すカード別持玉数記
憶部65に入力され記憶される。
【0072】図4は、図3に示すパチンコ遊技機の背面
図である。パチンコ遊技機3の機構板146には、中継
端子基板148が取付けられている。中継端子基板14
8には、パチンコ遊技機側コネクタA(151)、パチ
ンコ遊技機側コネクタB(155)、パチンコ遊技機側
コネクタC(159)が取外し自在に取付けられてい
る。
【0073】パチンコ遊技機側コネクタA(151)
は、持玉数カード処理機63に取外し自在に取付けられ
た持玉数カード処理機側コネクタA(149)と電気的
に接続されている。また、パチンコ遊技機側コネクタB
(155)は、補給装置61に取外し自在に取付けられ
た補給装置側コネクタA(153)と電気的に接続され
ている。さらに、パチンコ遊技機側コネクタC(15
9)は、玉貸カード処理機7に取外し自在に取付けられ
た玉貸カード処理機側コネクタA(157)と電気的に
接続されている。
【0074】持玉数カード処理機63には、持玉数カー
ド処理機側コネクタB(161)が取外し自在に取付け
られ、持玉数カード処理機側コネクタB(161)はホ
ール用管理コンピュータと電気的に接続されている。
【0075】補給装置61には、補給装置側コネクタB
(163)が取外し自在に取付けられ、補給装置側コネ
クタB(163)はホール用管理コンピュータと電気的
に接続されている。補給装置61には、補給玉検出器1
64が設けられている。補給指令信号(8)(9)(図
2参照)に基づき、補給装置61が補給玉検出器164
で補給する打玉をカウントしながら補給玉誘導樋143
を介して玉集合樋135に打玉を供給する。
【0076】玉貸カード処理機7には、玉貸カード処理
機側コネクタB(165)が取外し自在に取付けられ、
玉貸カード処理機側コネクタB(165)はホール用管
理コンピュータと電気的に接続されている。また、玉貸
カード処理機側コネクタA(157)および玉貸カード
処理機側コネクタB(165)は、玉貸カード処理機制
御回路基板167と電気的に接続されている。
【0077】パチンコ遊技機3、玉貸カード処理機7、
補給装置61、持玉数カード処理機63の電気的接続は
コネクタを用いて行なっているので、各装置同士の分離
が容易に行なうことができる。
【0078】なお、パチンコ遊技機3、玉貸カード処理
機7、ホール用管理コンピュータ11、補給装置61、
持玉数カード処理機63の接続をフォトカプラ等の光結
合素子で行なえば、この中の1つの装置の故障(たとえ
ばショート等)が原因で残りの装置が故障するというこ
とを極力防止できる効果がある。なお、フォトカプラの
代わりにリレーを用いても同じ効果がある。
【0079】なお、図中、117はドラム、173は始
動入賞口、175はその始動入賞口に入賞した始動入賞
玉を検出する始動入賞玉検出器、177は可変入賞玉装
置119(図3参照)を開閉駆動するためのアタッカー
ソレノイド、178は、たとえばドラム117の回転終
了後所定の数字が揃うとアタッカーソレノイド177を
動作させる制御を行なう等遊技の制御を行なう遊技制御
回路が形成された遊技制御基板である。
【0080】また179は、遊技機制御回路基板ボック
スである。遊技機制御回路基板ボックス179内に収容
された遊技機制御用回路は、たとえば玉貸カード処理機
7から受けた持玉数の情報を持玉数表示器83(図3参
照)に表示するのを制御したり、遊技終了時持玉数表示
器83(図3参照)に表示されている持玉数を持玉数カ
ード処理機63に送るのを制御している。
【0081】また、遊技機制御用回路は、玉抜補給の制
御も行なう。したがって、遊技機制御用回路は、払出モ
ータ181、抜取玉検出器141、玉抜ソレノイド21
1、ホール用管理コンピュータ11と信号のやり取りを
行なう。遊技機制御用回路は、これらの制御を可能にす
るため、MPU、RAM、ROM等を備え、ROMには
図10に示すプログラム等が記憶されている。
【0082】図中145は補給樋、121は入賞玉誘導
樋、125はアウト口、127はアウト玉誘導樋、69
は打球待機樋、131はファール玉誘導樋、111は打
球装置、113は打球杆を示している。これらの部材の
説明は図3で行なったので省略する。
【0083】図5は、図3に示すパチンコ遊技機3の打
球払出装置88付近の拡大図である。玉集合樋135と
打球待機樋69との間には、打球払出装置88がある。
打球払出装置88は、払出モータ181、駆動歯車18
3およびベルト189を備えている。
【0084】駆動歯車183と従動歯車191には、ベ
ルト189が掛けられている。駆動歯車183は払出モ
ータ181によって矢印A方向に回転駆動される。した
がって、払出モータ181が回転すると、ベルト189
はB方向に移動する。玉集合体135から打球払出装置
88に導かれた打玉195は、ベルト189がB方向に
移動すると、ベルト189に所定の間隔をあけて設けら
れた玉載置片193上に乗り、打球待機樋69へ導かれ
る。打球集合樋69に導かれた打玉195の個数は、払
出玉検出器197で検出する。
【0085】玉集合樋135には、先ほど図3で説明し
たように、入賞玉誘導樋121、アウト玉誘導樋12
7、ファール玉誘導樋131および補給玉誘導樋143
が連通している。
【0086】打球待機樋69の端部には、玉通過口22
1を通して打球発射位置に打玉195を導くための玉送
り装置139が配置されている。玉送り装置139は、
支軸200に回転自在に保持された玉送りレバー199
のことである。玉送りレバー199はバネ223によっ
て矢印J方向に付勢されている。玉送り装置139の動
作の詳細な説明は、後で図6〜図8を用いて行なう。2
05は連動杆であり、連動杆205は打球杆113が作
動することによりそれに連動して動く。
【0087】支軸200には、切換弁209が一体的に
設けられている玉抜レバー207も回転自在に保持され
ている。切換弁209により、打球待機樋69と玉抜通
路137とを連通させたり、連通を遮断したりする。玉
抜レバー207は、玉送りレバー199よりもパチンコ
遊技機内部側に配置されている。玉抜レバー207の端
部には、長穴217が設けられ、長穴217には玉抜ソ
レノイド211のプランジャ213に取付けられたピン
219が挿入されており、遊技場における所定の場所か
らの遠隔操作により作動可能であり、弾球遊技機から打
玉を抜取る玉抜手段が玉抜ソレノイド211、玉抜レバ
ー207および切換弁209により構成されている。し
たがって、玉抜ソレノイド211が作動することにより
切換弁209が動き、打球待機樋69内にある打玉19
5が玉抜通路137に導かれる。玉抜の詳細な説明は、
後で説明する図9の箇所で行なう。
【0088】玉抜通路137の出口には、抜取玉検出器
141が取付けられている。遊技終了時、打球待機樋6
9に打玉195が残っていると、その玉数を持玉数に加
算する必要があるが、打球待機樋69に残っている打玉
195をカウントするのに抜取玉検出器141の検出信
号が使われる。したがって、遊技終了時切換弁209が
動き、打球待機樋69にある打玉195は玉抜通路13
7に導かれる。また、打球待機樋69から打玉195を
抜取ると、新たな打玉を図3に示す補給装置61から玉
集合樋135に供給する必要があるが、供給量は抜取玉
検出器141で検出した個数である。
【0089】さらに、打玉を洗浄する際には、打球払出
装置88や玉集合樋135に貯留されている打玉を玉抜
通路137からパチンコ機外に排出するが、抜取玉検出
器141が打玉を検出している間は、払出モータ181
が回転し続け玉抜処理が続けられる。
【0090】なお、図5においては、玉集合樋135と
玉抜通路137とは連通されていないが、玉集合樋13
5と玉抜通路137とを連通させ、かつ玉抜通路137
にソレノイド等で開閉される玉抜穴を設けた構造にして
もよい。つまり、遊技終了時は玉抜穴を閉じた状態に
し、打球待機樋69にある打玉を玉抜通路137から玉
集合樋135に導かれるようにし、打玉洗浄時は玉抜穴
を開け、玉抜穴から打玉をパチンコ機外へ排出するので
ある。このような構造にすれば、遊技終了時においては
打玉を供給する必要がなくなる。
【0091】図5に示す玉送り装置139の動作の説明
を図6〜図8を用いて行なう。図6に示すように、玉送
りレバー199の端部である打玉塞止部201によっ
て、打玉195aの流下を塞止めている。図中215は
切換弁209の端部であり、端部215は打球待機樋6
9の端部と接触している。
【0092】図7に示すように、打球杆113をC方向
に回動させると、これに連動して連動杆205が矢印D
方向に移動し、玉送りレバー199を矢印D方向に押
す。これにより打玉195aが矢印E方向に移動し、玉
送りレバー199の端部である打玉塞止部203と当接
し、移動が停止する。
【0093】図8に示すように、打球杆113の矢印F
方向の回動が開始すると、これに連動して連動杆205
が矢印G方向に移動する。連動杆205が矢印G方向に
移動すると、玉送りレバー199もG方向に移動する。
玉送りレバー199がG方向に移動することにより、塞
止めが解除された打玉195aはH方向に移動し始め、
玉通過口221を通って打球杆113の位置に導かれ弾
発される。次に弾発される打玉195bは、打玉塞止部
201によって移動を妨げられている。
【0094】次に玉抜動作の説明を図9を用いて行な
う。構造についての説明は図5の説明箇所で行なったの
で省略する。図9に示すように玉抜を行なうときは、玉
抜ソレノイド211のプランジャ213を矢印D方向に
移動させる。これにより玉抜レバー207に一体的に設
けられた切換弁209が移動し、打球待機樋69と玉抜
通路137とが連通する。打玉195はI方向に流れて
いく。
【0095】図10は、玉抜動作を説明するためのフロ
ーチャートである。ステップS(以下たんにSという)
1において、ホール用管理コンピュータ11(図2参
照)から玉抜指令の入力があったか否かの判断が行なわ
れ、指令があるまで待機する。玉抜指令の入力があった
場合は、S1によりYESの判断がなされ、S2に進
む。
【0096】S2においては、図3に示すパチンコ遊技
機3が遊技中か否かの判断がなされる。遊技中の場合は
S2によりYESの判断がなされS3に進む。
【0097】S3においては、図3に示すパチンコ遊技
機3が遊技中である旨を示す信号を図2に示すホール用
管理コンピュータ11に出力する。これにより玉抜指令
の操作が無効にされる。
【0098】図3に示すパチンコ遊技機3が遊技中でな
い場合は、S2によりNOの判断がなされ、S4に進
む。
【0099】S4においては、玉抜タイマがセットされ
る。玉抜タイマは玉抜動作の最後に抜取られた打玉が抜
取玉検出器141で検出された後、一定時間後に払出モ
ータ181の駆動を停止するためのものである。そして
S5に進む。
【0100】S5においては、図5に示す打球払出装置
88の払出モータ181が回転する。払出モータ181
が回転することにより、ベルト189がB方向に移動す
る。そしてS6に進む。
【0101】S6においては、図5に示す玉抜ソレノイ
ド211をONし、玉抜レバー207を図9に示す状態
にする。そしてS7に進む。
【0102】S7においては、図5に示す抜取玉検出器
141が打玉を検出したか否かの判断がなされる。打玉
が検出された場合は、S7によりYESの判断がなされ
S4に戻り、再度玉抜タイマをセットする。打玉が検出
されない場合はS7によりNOの判断がなされS8に進
む。
【0103】S8においては、S4で説明した玉抜タイ
マにセットされた時間が終了したか否かの判断がなされ
る。タイマにセットされた時間がいまだ終了していない
場合は、S8によりNOの判断がなされ、S9に進む。
【0104】S9においては玉抜タイマの時間が減算さ
れ、S5に戻り、前記玉抜タイマでセットされた時間が
終了するまでの間、前記S5〜S9の制御を繰り返し行
なう。そして玉抜タイマにセットされた時間が終了した
場合は、S8によりYESの判断がなされS10に進
む。
【0105】S10においては、図5に示す払出モータ
181を停止させる。そしてS11に進む。
【0106】S11においては、図5に示す玉抜ソレノ
イド211をOFFする制御をし、玉抜レバー207を
図9に示す位置から図5に示す位置に戻す。そしてS1
2に進む。
【0107】S12においては、図5に示す玉集合樋1
35に新たな打玉の補給を要求する信号である補給要求
信号(7)が、図2に示すホール用管理コンピュータ1
1に出力される。
【0108】この実施例においては抜取玉検出器141
が打玉を検出してから一定時間後に払出モータ181を
停止するようにしているため玉抜制御中に玉抜通路13
7を流下する打玉が途切れても、その打玉は前記玉抜タ
イマに設定された時間中に抜取玉検出器141で十分検
出することができ、その場合はS4で再度玉抜タイマが
セットされる。よって玉抜制御は途中で終了してしまう
ことがない。
【0109】なお、この実施例ではS12に示すよう
に、補給要求信号をホール用管理コンピュータに出力し
ている。しかしながら、この発明においてはこれに限定
されるわけではなく、図2に示す補給装置61に直接出
力してもよい。
【0110】この図10に示すフローチャートにおいて
は、パチンコ遊技機3からすべての打玉を抜取る場合を
説明したが、遊技終了時打球待機樋69から打玉を抜取
る場合は払出モータ181の作動は行なわず、玉抜制御
の終了後、前記抜取玉検出器141で計数された打玉と
同数の打玉を前記補給装置61から補給する。
【0111】この実施の形態においては抜取玉検出器1
41で打玉が検出されるごとに玉抜タイマを再セットす
るようにしたが、抜取玉検出器141を設けず、かつ前
記S4でセットされる玉抜タイマの時間を比較的長く
(すべての打玉を確実に抜取ることができる時間)セッ
トするものでもよい。なお、本実施の形態においては玉
抜指令を行なうための玉抜補給キー43および玉抜指令
部57、補給指令部59をホール用管理コンピュータ1
1に設けたが、これらをホール用管理コンピュータとは
別に設けた専用の装置として構成してもよい。また、全
台、島単位、1台単位のうちいずれか1つのみあるいは
いずれか2つのみの機能を持つもので構成してもよい。
前記抜取玉検出器141とS7とにより、前記弾球遊技
機からの抜取り玉を検出する抜取玉検出手段が構成され
ている。前記S4,S8,S9により、前記抜取玉検出
手段により抜取り玉が検出された後所定期間次の抜取り
玉が検出されない場合に玉抜きが終了した旨を判定する
玉抜終了判定手段が構成されている。
【0112】前記S4,S8,S9により、タイマ機能
を有し、前記抜取玉検出手段により抜取り玉が検出され
た後次の抜取り玉が検出されない非検出状態が所定時間
(タイマがタイムアップするまでの時間)継続したこと
を判定する判定手段が構成されている。この判定手段に
より前記所定時間非検出状態の継続が判定されたことを
条件として(S8によりYESの判断がなされたことを
条件として)玉抜き動作を停止する(S10により払出
モータが停止される)。 前記玉抜手段による玉抜動作の
停止条件は、前述したように、抜取った玉の個数とは無
関係な(S7により抜取り玉の検出は行なうがその検出
個数とは無関係な)前記非検出状態の継続時間によって
成立する(S8,S10)。 本分割出願の原出願(特願
平3−24408号)の段落番号0043にも記載され
ているように、前記玉抜手段は、前記弾球遊技機の遊技
中は玉抜き動作が行なわれず、遊技中に玉抜きする旨の
遠隔操作が行なわれた場合には、遊技中で玉抜きできな
い旨の表示が行なわれる。
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、玉抜
手段の働きにより、遊技場における所定の場所からの遠
隔操作により弾球遊技機の打玉を抜取ることができるの
で、遊技場の係員がわざわざ弾球遊技機の設置場所まで
行き、その弾球遊技機の内部部品を操作して玉抜作業を
行なう必要がない。さらに、打玉を抜取った後は、玉供
給手段の働きにより、新たな打玉が弾球遊技機に供給さ
れる。
【0113】したがって、請求項1に記載の本発明によ
れば、いわゆる打玉封入循環式の弾球遊技機の内部に封
入された打玉の抜取作業および補給作業の効率化を図る
ことができる。また、玉抜き動作中において、抜取りで
きる打玉が流下途中で一時的に途切れても、一時的に抜
取玉検出手段により検出されなくなるもののまたすぐ抜
取玉検出手段により検出される状態となるために、一時
的な流下玉の途切れに起因して玉の抜取りが途中で終了
してしまう不都合が極力防止できる。請求項2に記載の
本発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え
て、抜取った玉の個数とは無関係な前記非検出状態の継
続時間によって玉抜き動作が停止するために、封入玉の
個数がまちまちの弾球遊技機に対しても本管理設備装置
を使用でき、汎用性の高い管理設備装置を提供すること
ができる。 請求項3に記載の本発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明の効果に加えて、弾球遊技
機の遊技中は玉抜き動作が行なわれないために、遊技中
の玉抜き動作に伴う遊技者が遊技できない状態となる不
都合を防止することができる。しかも、遊技中に玉抜き
する旨の遠隔操作が行なわれた場合には、遊技中で玉抜
きできない旨の表示が行なわれるために、玉抜きできな
い理由が遊技中である旨を遠隔操作者が認識することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った遊技場の管理設備装置の一実
施の形態を備えた遊技場の全体概略平面図である。
【図2】ホール用管理コンピュータ11の構成を示す構
成図である。
【図3】この発明に従った遊技場の管理設備装置の一実
施の形態で管理されるパチンコ遊技機の正面図である。
【図4】図3に示すパチンコ遊技機の内部構造を示す背
面図である。
【図5】図3に示すパチンコ遊技機の打球払出装置付近
の拡大図である。
【図6】図3に示すパチンコ遊技機に備えられた玉送り
装置の動作を説明するための説明図である。
【図7】図3に示すパチンコ遊技機に備えられた玉送り
装置の動作を説明するための説明図である。
【図8】図3に示すパチンコ遊技機に備えられた玉送り
装置の動作を説明するための説明図である。
【図9】図3に示すパチンコ遊技機の玉抜動作を説明す
るための説明図である。
【図10】図3に示すパチンコ遊技機の玉抜動作を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
3 パチンコ遊技機 11 ホール用管理コンピュータ 43 玉抜補給キー 57 玉抜指令部 59 補給指令部 61 補給装置 137 玉抜通路 141 抜取玉検出器 207 玉抜レバー 209 切換弁 211 玉抜ソレノイド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に封入された打玉を循環させて繰返
    し弾発して遊技を行なう弾球遊技機が設置された遊技場
    の管理設備装置であって、 前記遊技場における所定の場所からの遠隔操作により作
    動可能であり、前記弾球遊技機から前記打玉を抜取る玉
    抜手段と、 前記弾球遊技機に新たな打玉を供給する玉供給手段と、 を備え、 前記玉抜手段は、 前記弾球遊技機からの抜取り玉を検出する抜取玉検出手
    段と、タイマ機能を有し、前記抜取玉検出手段により抜取り玉
    が検出された後次の抜取り玉が検出されない非検出状態
    が所定時間継続したことを判定する判定手段とを含み、 該判定手段により前記所定時間非検出状態の継続が判定
    されたことを条件として玉抜き動作を停止する ことを特
    徴とする、遊技場の管理設備装置。
  2. 【請求項2】 前記玉抜手段による玉抜き動作の停止条
    件は、抜取った玉の個数とは無関係な前記非検出状態の
    継続時間によって成立することを特徴とする、請求項1
    に記載の遊技場の管理設備装置。
  3. 【請求項3】 前記玉抜手段は、前記弾球遊技機の遊技
    中は玉抜き動作を行なわず、 遊技中に玉抜きする旨の遠隔操作が行なわれた場合に
    は、遊技中で玉抜きできない旨の表示が行なわれること
    を特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技場
    の管理設備装置。
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Cited By (1)

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