JPH1015168A - 遊技価値付与装置 - Google Patents

遊技価値付与装置

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JPH1015168A
JPH1015168A JP17907196A JP17907196A JPH1015168A JP H1015168 A JPH1015168 A JP H1015168A JP 17907196 A JP17907196 A JP 17907196A JP 17907196 A JP17907196 A JP 17907196A JP H1015168 A JPH1015168 A JP H1015168A
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ball
game
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signal
flag
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Sadao Ioki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付加遊技価値(例えばおまけ玉)を遊技者に
付与する遊技価値付与装置に関し、付加遊技価値による
サービスを自動的に行うことができ、また遊技店独自の
付加遊技価値サービスを可能とする。 【解決手段】 この発明の遊技価値付与装置20は、遊
技機に備えられ、遊技領域における遊技結果に基づいて
遊技価値を出力し遊技者に付与する遊技価値付与装置2
0であり、この遊技価値付与装置20に、外部50との
接続手段20aを含み、その接続手段20aを介して入
力された外部信号501に基づいて、遊技領域での遊技
状況とは無関係に付加遊技価値を出力し遊技者に付与す
る付加遊技価値付与手段(201、206、207、2
08))を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、付加遊技価値
(例えばおまけ玉)を遊技者に付与する遊技価値付与装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技店では各種サービスが行われ
ており、例えばプリペイドカード発行機によって高額
(例えば、1万円、5千円)のプリペイドカードを購入
すると、所定数の遊技玉をプレミアム玉(おまけ玉)と
して、プリペイドカード購入者に払い出すようにしてい
る。一方、遊技店では、他の遊技店とサービス面での差
別化を図り集客力を上げるべく、遊技店独自で遊技者に
おまけ玉サービスを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技店側で遊
技者におまけ玉の自動サービスを行おうとしても、上記
のプリペイドカード発行機に見られるように、メーカ主
導型であって、メーカ側の設定があるときにのみおまけ
玉の自動サービスが可能であり、したがって遊技店独自
におまけ玉サービスを行うときは、人的手段に委ねて行
わざるを得ないのが現状である。例えば、サービスゲー
ムとしてのルーレットゲーム(スタートスイッチを押し
て、ストップスイッチを押した時に、所定の数字のとこ
ろで停止すると当たりとなるゲーム)で当たり態様とな
ると、店員がおまけ玉をサービスとして与える等の方法
が考えられる。
【0004】このため、遊技店独自でのおまけ玉サービ
スには、人手を要してしまい人件費も高くつくため、こ
れを改善し自動的におまけ玉サービスを行いたい旨の要
請が遊技店側から強まっている。また、おまけ玉による
サービスの他に、飲料等によるサービスも行われている
が、やはり、遊技玉をサービスするのが遊技者にとって
は実益があり好まており、この点からも、おまけ玉サー
ビスを自動的に行えるようになることが望まれている。
【0005】さらに、おまけ玉サービスに関しては、上
記の自動化の要請だけでなく、おまけ玉個数の設定も自
在に行って独自性を発揮したい旨の要請も強い。このよ
うな要請が強まってきたのは、近時遊技機性能は均一化
してきているため、遊技機性能を他店に対して差別化す
ることにより、集客力をアップするのは多くを望めず、
集客力は個々の遊技店での独自性のあるサービスに依存
するようになってきたためであり、この点から各遊技機
に、遊技店独自のおまけ玉個数設定を行えるような機能
の付加が望まれるようになってきた。
【0006】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
おまけ玉によるサービスを自動的に行うことができ、ま
た遊技店独自のおまけ玉サービスを可能とする遊技価値
付与装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の遊技価値付与装置は、遊技機に備えら
れ、遊技領域における遊技結果に基づいて遊技価値を出
力し遊技者に付与する遊技価値付与装置において、外部
との接続手段を含み、前記接続手段を介して入力された
外部信号に基づいて、遊技領域での遊技状況とは無関係
に付加遊技価値を出力し遊技者に付与する付加遊技価値
付与手段を備えるようにした。
【0008】また、前記付加遊技価値付与手段は、付加
遊技価値を所望の値に設定する付加遊技価値設定手段を
備え、外部信号を受けたとき、その設定された付加有価
価値を出力し遊技者に付与するように構成した。
【0009】また、前記付加遊技価値付与手段は、出力
した付加遊技価値の価値情報を管理装置側に連絡する付
加遊技価値情報送信手段を備えるようにした。
【0010】さらに、前記付加遊技価値設定手段の値設
定は、管理装置側から行えるようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明が適用さ
れる遊技機の正面図である。図において、1は、パチン
コ玉を使用して遊技を行う遊技機であり、この遊技機1
は、機枠2に額縁状の前面枠3を開閉可能に取り付け、
前面枠3に開設した窓部4を後方から塞ぐように遊技盤
5を設けてあり、遊技盤5の下方に位置する前面パネル
6には上皿7を、その上皿7には玉貸操作部8をそれぞ
れ設け、さらにその上皿7の下方に、玉貯留皿9と操作
ハンドル11とを設けてあり、また機枠2の一側端にカ
ード式玉貸機12を配設してある。
【0012】カード式玉貸機12は、比較的狭い幅の縦
長タイプに形成され、機枠2に並設されており、その前
面には、プリペイドカードが挿入されるカード挿入口1
21と、プリペイドカードを正常に受け付けたことを表
示するカード受付表示器122とを備えている。
【0013】遊技盤5は、その前面側が、発射したパチ
ンコ玉を上方から落下させつつアウトあるいはセーフの
判定を行う遊技領域になっており、遊技領域に設けた入
賞口に玉が入って有効にセーフとなると、そのセーフ情
報は後述の排出制御装置20(図2)に送られ、排出制
御装置20からの指令に応じて所定数の賞球が上皿7に
排出される。
【0014】上皿7は、賞球、玉貸操作およびこの発明
に係るおまけ玉付与指令に応じて供給される貸し玉の受
け皿であり、この上皿7内のパチンコ玉は、前面パネル
6の裏側に形成した整列流路(図示せず)を誘導され打
球として供給される。また、上皿7には、例えば近接セ
ンサタイプの上皿センサ71(図3)が設けられ、上皿
7が満杯であることを検出できるようになっている。さ
らに、上皿7と玉貯留皿9とは、押し釦13で開閉する
玉通路で連通しており、上皿7がパチンコ玉で一杯にな
ると、玉貯留皿9で賞球やおまけ玉を受けるようになる
とともに、押し釦13を押すことで、上皿7のパチンコ
玉を玉貯留皿9へ移動可能となる。
【0015】玉貯留皿9内のパチンコ玉は、玉抜きレバ
ー14を操作して玉貯留皿9の下底部を開口させること
により、外部に放出可能となる。
【0016】玉貸操作部8は、プリペイドカード使用時
の玉貸操作を遊技中でも座ったままで容易に行えるよう
に設けたものであり、遊技者の操作に応じて所定数のパ
チンコ玉を貸し出す玉貸スイッチ8aと、遊技者の操作
に応じてカード挿入口121に挿入してあるプリペイド
カードを排出するカード排出スイッチ8bと、プリペイ
ドカードの使用可能な残度数を表示するカード残度数表
示器8cと、パチンコ玉の貸し出しが可能な状態である
ことを表示する玉貸可能表示器8dとから成る。
【0017】操作ハンドル11は、前面パネル6の裏側
に設けた打球発射杆36(図2)を用いて、上記の上皿
7から誘導されたパチンコ玉を所望の発射勢で打球する
ためのものである。
【0018】また、前面枠3の正面上部には、左から順
次、賞球排出時およびおまけ玉排出時に点灯する賞球排
出ランプ15a、貸玉排出時に点灯する貸玉排出ランプ
15b、および遊技機1において打止状態が発生したと
きに点灯する打止ランプ15cが設けてある。
【0019】図2は遊技機の裏機構の構成を示す図であ
る。図において、遊技機1の裏側には、上タンク21、
玉導出樋22、外部端子基盤23、玉排出装置24、玉
抜き装置25、排出制御御装置20、役物制御装置2
7、セーフ玉払出装置28、発射制御装置29、スピー
カ30、オーバーフローセンサ31、玉通路32等が配
置してある。
【0020】外部端子基盤23は、AC電源の入力や、
遊技店の管理装置100(図4)との間における信号の
授受等についての中継を行うものである。
【0021】上タンク21は排出される前の玉を予め貯
留しておくもので、この上タンク21の玉数の不足は補
給センサ211(図3)によって検出され、不足のとき
は島設備から玉が補給される。
【0022】上タンク21内の玉は玉導出樋22により
誘導され、玉排出装置24に流入する。なお、この玉導
出樋22は、短時間に多量の玉を排出できるように例え
ば2条の通路で形成されており、その途中には玉の重な
りを防止する玉ならし部材および待機玉を検出する待機
玉検出器(半端センサ)221(図3)が設けられてい
る。このような2条構成は、玉排出装置24および玉抜
き装置25の内部についても同様である。
【0023】玉排出装置24は上方の玉導出樋22から
流入するパチンコ玉を2つの排出ソレノイドを用いて下
方に排出するもので、賞球およびおまけ玉に対応する玉
の排出と、玉の貸し出し要求に伴う貸し玉の排出との双
方の排出を行う。この排出動作を行うために、玉排出装
置24には、上記の2条構成に合わせて、2つの排出セ
ンサ241,242(図3)と、賞球排出、おまけ玉排
出、および貸し玉排出に応じる排出ソレノイド243,
244(図3)とが設けてある。
【0024】玉抜き装置25は上タンク21等のいわゆ
る裏メカに存在する玉を抜くためのものであり、この玉
抜き動作を行うために、玉抜き装置25には、玉抜きス
イッチ251(図3)および玉抜きソレノイド252
(図3)を設けてある。玉抜きスイッチ251は、遊技
店の係員が玉抜処理を開始するための操作、すなわち遊
技機1の前面に設けられた操作用孔に玉抜き棒(図示
略)を挿入する操作を行ったときその操作を検出する。
また、玉抜きソレノイド252は、玉排出通路のゲート
を回収側に切り換える動作を行う。
【0025】セーフ玉払出装置28はセーフソレノイド
を1回オンさせる毎に、セーフ玉を1個だけ移動させて
排出し、その後、直ちに次の玉を保持するという動作を
行うとにより、賞球排出に対応させてセーフ玉を排出す
るものである。このようにセーフ玉を一時的に保持して
おくことにより、実際にセーフ玉が入賞によって生じた
という確認を取り、不正防止や遊技者とのトラブルが避
けられる。このセーフ玉払い出し動作を行うために、セ
ーフ玉払出装置28には、セーフセンサ281(図3)
とセーフソレノイド(図3)を設けてある。
【0026】排出制御装置20は、玉の排出に必要な各
種制御を行うものである。この排出制御装置20には予
備端子20aが設けてあって、詳細は後述するように、
おまけゲーム装置50(図3)からのおまけ信号が入力
するようになっている。役物制御装置27は、遊技盤5
における遊技の実行に必要な各種制御を行うものであ
る。
【0027】発射制御装置29は玉の発射に必要な各種
制御を行う。スピーカ30は遊技に必要な効果音(例え
ば、玉の排出に伴う効果音)を報知するもので、玉排出
数、賞態様および玉の貸出しに応じて各種の音を発生し
遊技者に知らせる。また、おまけ玉が付与されたとき
は、上記の賞球排出ランプ15aが点灯するとともに、
このスピーカ30からもアナウンスがあり、遊技者にお
まけ玉付与を報知するようになっている。
【0028】オーバーフローセンサ31は上皿7と玉貯
留皿9とを連通する玉通路32に設けられ、この玉通路
32に所定数以上の玉が収納されたとき、検出状態とな
って玉貯留皿9のオーバーフローを検出するものであ
る。また、カード式玉貸機12は、リード線33で排出
制御装置20に接続され、相互に信号の授受を行うこと
で玉貸し動作を行っている。
【0029】図3は排出制御装置を中心とする制御系の
ブロック図である。図において、排出制御装置20は、
パチンコ遊技や玉の貸出し等に必要な排出制御を行うC
PU201と、各種情報信号を受け入れて波形整形を行
う等の処理を行ってCPU201に出力する入力側のI
/Oインターフェイス(以下、「入力側I/O」とい
う)202と、CPU201の作動クロックの基本とな
る周波数を刻む水晶(クリスタル)203と、CPU2
01から制御信号をドライブして各種駆動信号を生成し
各表示器等に出力する出力側のI/Oインターフェイス
(以下、「出力側I/O」という)204と、CPU2
01、入力側I/O202、出力側I/O204に必要
な電源を供給する電源部205とによって構成される。
【0030】なお、CPU201は制御プログラム等を
記憶しているROM206およびワークエリアとして用
いられるRAM207を含んで構成される。そして、こ
の発明の付加遊技価値付与手段および付加遊技価値情報
送信手段は、CPU201がROM206の制御プログ
ラムに従って実行するソフトウェアの機能として構成さ
れている。
【0031】この排出制御装置20には入力I/Oを介
して、付加遊技価値設定手段としてのおまけ玉数設定ス
イッチ208が設けてある。おまけ玉数設定スイッチ2
08は、例えば複数のディップスイッチから成り、この
おまけ玉数設定スイッチ208を用いて、遊技者に付与
するおまけ玉付与個数(例えば5個、10、20個…)
を店員が任意に設定できるようになっている。
【0032】上記のCPU201を中心とした排出制御
装置20は、ボードユニットによって実装されている。
この排出制御装置20には、上記のカード式玉貸機1
2、遊技機1内の役物制御装置27、玉排出装置24
等、管理装置100との間を中継する外部端子基盤2
3、おまけ玉ゲーム装置50等が周辺機器として接続し
てあり、排出制御装置20は、カード式玉貸機12、管
理装置100等との間での制御信号やデータの授受、役
物制御装置27との間での賞球数情報の授受、玉排出装
置24に対する賞球排出の指令、貸し玉排出の指令、お
まけ玉排出の指令等を行っている。
【0033】入力側I/O202には、上記周辺機器に
配置した各種センサ群等からの信号が入力される。すな
わち、入力側I/O202には、玉排出装置24の2つ
の排出センサ241,242からの各出力信号、セーフ
玉払出装置28でセーフ玉を検出するセーフセンサ28
1からの出力信号、玉導出樋22の待機玉を検出する半
端センサ221からの出力信号、役物制御装置27から
送信される賞球数に対応する賞球数信号271、役物制
御装置27から送信され賞球数信号の同期をとる送信ク
ロック信号(同期信号)272、カード式玉貸機12か
ら送信される玉貸要求信号(BRDY)120a、カー
ド式玉貸機12から送信される玉貸単位信号(BRQ)
120b、上皿7が満杯であることを検出する上皿セン
サ71からの信号、オーバーフローセンサ31からのオ
ーバーフロー状態検出信号、補給センサ211からの出
力信号、玉抜きスイッチ251からの玉抜き信号、打止
め信号341、排出制御装置20の動作をリセットする
リセットスイッチ342からの信号が、それぞれ入力さ
れている。さらに、この入力側I/O202には、おま
けゲーム装置50から出力されたおまけ信号501が入
力される。
【0034】役物制御装置27から出力される賞球数信
号271としては、各種始動入賞口に入賞した場合の排
出数データ等があり、例えば10個賞球のデータとなっ
ている。カード式玉貸機12から出力される玉貸要求信
号(BRDY)120aは遊技者がカード式玉貸機12
にプリペイドカードを挿入して玉の貸出しを要求した場
合の信号であり、玉貸単位信号(BRQ)120bは1
00円を1単位とする信号である。
【0035】出力側I/O204からは、上記周辺機器
に配置した各種アクチュエータ群等に向けて信号が出力
される。すなわち、出力側I/O204からは、玉排出
装置24の2つの排出ソレノイド243,244、セー
フソレノイド282、玉抜きソレノイド252、前面枠
3の正面上部などに配置されたランプ15に対して制御
信号が出力されるとともに、管理装置100に不正を通
知する不正信号101、カード式玉貸機12へ玉貸しの
完了を知らせる玉貸単位完了信号(EXS)120c、
カード式玉貸機12へ玉貸しの受付け可能状態を知らせ
る玉貸受付可能信号(PRDY)120d、発射制御装
置29に発射停止を指令する発射停止信号291、役物
制御装置27に賞球数を要求する賞球数要求信号27
3、管理装置100に賞球払い出し数情報を通知する賞
球データ信号102、管理装置100に玉貸数情報を通
知する玉貸データ信号103、管理装置100におまけ
玉付与個数情報を通知するおまけ玉データ信号104
が、それぞれ出力される。また、出力側I/O204か
らは、サウンドジェネレータ301およびアンプ302
を経由して、スピーカ30に向けて信号が出力され、ス
ピーカ30からの効果音出力やおまけ玉付与案内などが
行われる。
【0036】上述したように、排出ソレノイド243,
244は玉排出装置24で玉の排出を行うときに作動す
るもの、セーフソレノイド282はセーフ玉払出装置2
8で1個宛てセーフ玉を排出するときに作動するもの、
玉抜きソレノイド252は玉抜き装置25に内蔵され、
上タンク21等の裏メカに存在する玉を抜くときの玉抜
き操作が行われた場合に、玉排出通路のゲートを回収側
に切り換えるためのものである。
【0037】不正信号101は遊技店の管理装置100
等(すなわち、遊技機1の外部)に出力されて管理のた
めに使用され、賞球データ信号102は管理装置100
へ賞球払い出し数情報を通知するために出力され、玉貸
単位完了信号120cおよび玉貸受付可能信号120d
はカード式玉貸機12に内蔵のカードリーダーライタ制
御装置に出力される。
【0038】上記構成の排出制御装置20には、上記し
たようにおまけ信号を入力するための予備端子20aが
設けてあり、おまけゲーム装置50からのおまけ信号
は、この予備端子20aから入力側I/O202に入
る。そして、CPU201は、このおまけ信号を受け取
ると、おまけ玉数設定スイッチ208によって設定され
ているおまけ玉付与個数を読み取り、そのおまけ玉付与
個数のパチンコ玉を上皿7に排出すべく、出力側I/O
204経由で排出ソレノイド243に指令信号を送出す
る。
【0039】なお、おまけ玉付与個数の設定を、排出制
御装置20に設けたおまけ玉数設定スイッチ208で行
うようにしたが、これを、管理装置100から外部端子
基盤23を経由して排出制御装置20にアクセスするこ
とで、管理装置100から行えるように構成してもよ
い。このように、管理装置100から各遊技機に対して
おまけ玉数設定信号を出力し、おまけ玉付与個数を設定
することにより、店員が出向いて遊技機1毎に設定する
手間を省くことができ、効率よく設定作業を行えるよう
になる。
【0040】また、上記構成の排出制御装置20では、
遊技者に付与したおまけ玉付与個数情報を、おまけ玉デ
ータ信号として出力側I/O204経由で管理装置10
0側に送信している。
【0041】ところで、この管理装置100には、図4
に示すように、おまけ玉データの他に、上記賞球データ
信号、および玉貸データ信号も送信されており、また遊
技店内に設置した玉計数装置19においてカウントされ
た景品交換玉数に関するデータ(景品交換玉数データ)
も送信されており、管理装置100は、これらの諸デー
タを基にして遊技店での営業利益(=総売上額−(景品
交換額+おまけ額))、利益玉数(=貸出玉数−(景品
交換玉数+おまけ玉数)等を算出し、経営上重要な情報
を遊技店側に提供している。なお、営業利益の算出式中
で、総売上額、景品交換額、おまけ額は、それぞれ貸出
玉数、景品交換玉数、おまけ玉数に所定の交換レートを
乗じて求まる値である。
【0042】そして、この実施形態では、おまけ玉付与
個数をおまけ玉データ信号として送信し、他の賞球デー
タ信号や玉貸データ信号とは明確に区別できるようにし
て管理装置100に送信しているので、管理装置100
では、おまけ玉付与個数までも考慮した詳細なデータに
基づいて、高精度の営業利益等を算出することができ、
遊技店側では、その高精度な数値を基にして、精度の良
い情報分析・経営分析を行うことができる。
【0043】上記おまけゲーム装置50としては、例え
ば、遊技機1上部の幕板部に遊技機毎に設けたルーレッ
トゲーム機(スタートスイッチを押して、ストップスイ
ッチを押した時に、所定の数字のところで停止すると当
たり態様となるゲーム機)を用いればよく、その場合、
所定のサービス時間におまけゲームを実施し、当たり態
様となったときにそのルーレットゲーム機から当該遊技
機1の排出制御装置20に向けておまけ信号を出力す
る。
【0044】また、遊技島の端部に1台または2台のお
まけゲーム装置50を設け、所定のサービス時間におま
けゲームを実施し、そのおまけゲーム装置50が表示し
た番号(例えばルーレットの数字)に該当する島内遊技
機に向けて、おまけ信号を出力するようにしてもよい。
【0045】さらに、おまけゲーム装置50として管理
装置100を用い、管理装置100が乱数表等を用いて
任意に決定した乱数値に該当する遊技機1に向けて、お
まけ信号を出力するようにしてもよい。
【0046】また、所定時刻をサービスタイムとして設
定し、そのサービスタイムになったとき、遊技を行って
いる全遊技機に向けて管理装置100の方からおまけ信
号を出力するようにしてもよい。
【0047】このように、この実施形態では、遊技機1
内の排出制御装置20に予備端子20aを設け、その予
備端子20aに入力したおまけ信号に基づいて、おまけ
玉を遊技者に付与するようにしたので、おまけ玉付与を
自動的に行えるようになり、それだけ店員の作業能率を
向上させることができ、効率のよい経営を行えるように
なるとともに、他店との差別化を行うことができる。
【0048】また、排出制御装置20におまけ玉数設定
スイッチ208を設け、おまけ玉付与個数を遊技店側で
任意に設定できるようにしたので、遊技店独自のおまけ
玉サービスを行うことができる。すなわち、遊技店の営
業方法にバリエーションを与えることができ、サービス
面での他の遊技店との差別化を容易に行うことができ
る。したがって、このおまけ玉サービスを有効に活用す
ることより、集客力を向上させることができるようにな
る。
【0049】さらに、遊技機1毎におまけ玉付与個数を
設定できるようにしたので、例えば人気の無い遊技機に
おいては、おまけ玉付与個数の設定を増加させ、人気の
ある遊技機においては、おまけ玉付与個数を0若しくは
少なく設定でき、この点からも遊技店の営業方法にバリ
エーションを与えることができ、サービス面での他の遊
技店との差別化を行えることとなる。
【0050】次に、上述したCPU201によって行わ
れる制御の手順を図5〜図13を参照して詳細に説明す
る。CPU201による制御は、遊技機1の電源の投入
と同時に開始され、電源が投入されている限り繰り返し
てその処理が実行される。
【0051】図5は排出制御装置による制御のメインル
ーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、
前述したように遊技機1の電源の投入後、開始され、後
述の割り込み処理により割り込みフラグがセットされる
毎にステップS4〜ステップS10の処理が繰り返され
る。
【0052】メインルーチンが起動すると、まずステッ
プS1で割り込みを禁止する。次いで、ステップS2で
初期化処理を行う。これにより、RAM207のワーキ
ングエリアがクリアされたり、フラグの設定、出力ポー
トのリセット、サブルーチンのイニシャライズ等が行わ
れる。
【0053】次いで、ステップS3で割り込みを許可す
る。これにより、後述の割り込み処理によって割り込み
フラグがセットされると、割込みがかかることになる。
次いで、ステップS4で割込フラグがあるか(セットさ
れているか)否かを判別し、割り込みフラグがなければ
このステップS4に待機し、割り込みフラグがあると、
続くステップS5以降の処理に移行する。
【0054】ステップS5では割り込みフラグをクリア
し、ステップS6で玉払出開始確認条件監視処理を行
う。これは、玉を払い出す条件(玉を貸し出す条件でも
ある)が揃ったかどうかを確認する処理、すなわち玉排
出装置24によって賞球、おまけ玉あるいは貸し玉の排
出を開始する条件が揃ったか否かを確認するためのもの
で、例えばセーフ玉がある、おまけ信号がある、玉貸要
求信号があるなどのデータに基づいて確認が行われる。
詳細はサブルーチンで後述する。
【0055】次いで、ステップS7でスイッチの入力監
視処理を行う。これは、各種検出スイッチからの入力情
報を監視するもので、具体的にはセンサ群からの出力信
号、すなわち排出センサ241,242からの出力信
号、セーフセンサ281からの出力信号、半端センサ2
21からの出力信号、賞球数信号271、送信クロック
信号272、玉貸要求信号(BRDY)120a、玉貸
単位信号(BRQ)120b、上皿センサ71からの出
力信号、オーバーフローセンサ31からのオーバーフロ
ー状態検出信号、補給センサ211からの出力信号、玉
抜きスイッチ251からの玉抜き信号、打止め信号34
1、リセットスイッチ342からの出力信号、おまけ信
号501、おまけ玉数設定スイッチ208からの出力信
号などを監視することが行われる。
【0056】このとき、例えば各種検出スイッチからの
論理変換やチャタリング防止処理も行われる。チャタリ
ング防止処理としては、例えばCPU201で各種検出
スイッチからの信号をソフト的に2回読み込む処理を行
うことにより、ノイズの時定数等を考慮し、チャタリン
グ防止を図るような処理などがある。
【0057】次いで、ステップS8ではステップ分岐の
判断処理を行う。これは、分岐先に対応してセッ卜され
たステップA〜ステップFに基づいて分岐先を決定する
ものである。分岐先のステップとしては、ステップA〜
ステップFがある。ここで、各分岐先ステップの処理内
容は、次の通りである。
【0058】ステップAでは、セーフ玉の確認、おまけ
信号の確認および玉の貸し出し確認の処理を行う。すな
わち、入賞によってセーフ玉が生じたことの確認、おま
けゲーム装置50からのおまけ信号有無の確認、および
遊技者が玉貸しを要求するために玉貸釦23を押した場
合に、球貸し要求信号や球貸し単位信号が発生して受信
したことの確認を行う。
【0059】ステップBでは、賞球数情報送受信処理を
行う。これは、役物制御装置27に賞球数要求信号を出
力し、役物制御装置27から賞球数信号271を受信す
るものである。
【0060】ステップCでは排出処理を行う。これは、
賞球、おまけ玉および貸し玉の排出を行うものである。
これにより、玉排出装置24の作動が開始して賞球、お
まけ玉あるいは貸し玉が遊技者に払い出される。このと
き、玉の排出数を数えて規定数の排出を行う。規定数の
排出を終わると、玉排出装置24の作動が停止して賞
球、おまけ玉あるいは貸し玉の払い出しが終了する。
【0061】ステップDでは、セーフ球払い出しおよび
ウェイ卜処理を行う。これは、賞球の排出が終了した時
点で、セーフ玉払出装置28のセーフソレノイド282
を1回オンさせて今回のセーフ玉を1個だけ排出すると
ともに、その後、次回の賞球を連続して払い出す場合
に、玉の排出動作の間に一定のウェイ卜時間を設けてス
ムーズな排出動作が実行されるようにするものである。
【0062】ステップEでは玉抜き処理を行う。これ
は、玉抜き装置25等を作動させて上タンク21などの
裏メカに存在する玉を抜くためのもので、係員によって
玉抜き操作が行われると玉排出通路のゲートが回収側に
切り換えられて玉が外部に抜き取られる。
【0063】ステップFでは球がみ処理を行う。これ
は、玉排出装置24における球がみを解除するための処
理である。
【0064】上記ステップA〜ステップFでは、必要に
応じてソレノイド制御処理を行い所定のソレノイドへの
駆動情報を設定し、その後ステップS9に進む。
【0065】ステップS9では、賞球データ信号、おま
けデータ信号および玉貸データ信号を管理装置100に
送信する送信処理を行う。この送信処理の詳細はサブル
ーチンで後述する。送信処理を経ると、次いで、ステッ
プS10で出力処理を行う。ここでは、例えば出力ポー
トにデータを出力したり、ソレノイドに切換信号を出力
するなどの処理が行われる。ステップS10を経ると、
ステップS4に戻って処理を繰り返す。
【0066】図6は割り込み処理のプログラムを示すフ
ローチャートであり、割り込み処理は1ms毎に実行さ
れる。ステップS20で割り込みフラグをセットし、リ
ターンする。したがって、1ms毎に割り込みフラグが
セットされ、前述したメインルーチンのステップS4〜
ステップS10の処理が1ms毎に繰り返されることに
なる。
【0067】図7は玉払い開始確認条件監視処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。メインルーチン
のステップS6での玉払い開始確認条件監視処理では、
まずステップS30でオーバーフロー監視処理を行う。
これにより、オーバーフロー状態になったか否かの監視
を行い、オーバーフローフラグのセット/リセットが行
われる。次いで、ステップS31で排出センサ1,2玉
有判定処理を行う。排出センサ1,2は玉排出装置24
における2条の各排出センサ241,242をそれぞれ
指している。したがって、このステップS31では玉排
出装置24の2条の各通路に配置された排出センサ24
1,242の部分に排出可能な玉が存在しているか否か
を判別し、排出センサ玉有フラグのセット/リセットが
行われることになる。
【0068】次いで、ステップS32で上皿センサ玉有
監視処理を行う。これにより、上皿センサ71の出力に
基づいて上皿7が満杯になったか否かの監視を行い、上
皿満杯フラグのセット/リセットが行われる。次いで、
ステップS33で半端センサ監視処理を行う。これによ
り、半端センサ221の出力に基づいて玉導出樋22に
待機玉が存在しているか否かの監視を行い、半端センサ
玉有フラグのセット/リセットが行われる。
【0069】次いで、ステップS34で補袷センサ監視
処理を行う。これにより、補給センサ211の出力に基
づいて上タンク21に十分に玉があるか否かの監視を行
い、補給センサ玉有フラグのセット/リセットが行われ
る。次いで、ステップS35で条件判定処理を行う。こ
れは、玉排出装置24までの部分で玉の排出に必要な条
件が揃っているか、オーバーフロー状態でないか、上皿
7が満杯でないかなどの各条件から玉排出の必要・十分
条件を判定するものであり、詳細はサブルーチンで後述
する。ステップS35を経ると、メインルーチンにリタ
ーンする。
【0070】図8は玉払い開始確認条件監視処理におけ
る条件判定処理のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。条件判定処理では、まずステップS40で補給セ
ンサ玉有フラグがあるか、ステップS41で半端センサ
玉有フラグがあるか、ステップS42で排出センサ玉有
フラグがあるか、さらにステップS43でオーバーフロ
ーフラグがあるか否かをそれぞれ判別する。
【0071】補給センサ玉有フラグは補給センサ211
によって上タンク21に玉があることが検出されている
ときセットされる。半端センサ玉有フラグは半端センサ
221により玉導出樋22に待機玉が存在しているとき
セットされる。排出センサ玉有フラグは排出センサ24
1,242により玉排出装置24の排出カムの部分に玉
が存在しているときセットされる。オーバーフローフラ
グは玉貯留皿9に玉がオーバーフローしているときセッ
トされる。
【0072】補給センサ玉有フラグがあり、半端センサ
玉有フラグがあり、排出センサ玉有フラグがあり、かつ
オーバーフローフラグがなければ、ステップS44に進
んで条件確認1フラグをセットする。条件確認1フラグ
がセットされるのは、(1)上タンク21に十分な玉が
存在し、(2)排出前の玉が1単位の貸し玉数や賞球
数、おまけ玉付与個数以上に対応する分だけ玉導出樋2
2に存在し、(3)玉排出装置24の2条の通路に玉が
連続して存在しており、(4)玉貯留皿9がオーバーフ
ローしていない(玉を皿に放出しても差し支えない)と
いう4つの条件が揃ったときである。このとき、条件確
認1フラグ=1となって玉の排出処理を開始するための
条件が成立する。
【0073】そして、この条件確認1フラグ=1のと
き、後述するように賞球数信号やおまけ信号に応じた玉
の排出処理に移行可能となる。なお、上皿7が満杯でな
いという条件は条件確認1フラグのセット条件に入って
いない。これにより、上皿7が満杯でも賞球およびおま
け玉の払い出しが行われ、セーフ玉がセーフ玉払出装置
28に溜まってトラブルの原因になる等の不具合が避け
られ、また遊技者の利益に直接結び付く賞球およびおま
け玉が確実に払い出される。
【0074】次いで、ステップS45で上皿満杯フラグ
があるか否か、すなわち上皿7が満杯であるか否かを判
別する。上皿満杯フラグがないときは、ステップS46
で条件確認2フラグをセットし、ステップS47で玉貸
受付可能信号(PRDY信号)をONしてリターンす
る。これにより、玉の排出が可能な状態にあることがカ
ード式玉貸機12に通知されることになる。
【0075】したがって、条件確認2フラグがセットさ
れるのは、(1)上タンク21に十分な玉が存在し、
(2)排出前の玉が1単位の貸し玉数や賞球、おまけ玉
付与個数以上に対応する分だけ玉導出樋22に存在し、
(3)玉排出装置24の2条の通路に玉が連続して存在
しており、(4)玉貯留皿9がオーバーフローしていな
い(玉を皿に放出しても差し支えない)、(5)上皿7
が満杯でない、という5つの条件が揃ったときである。
そして、この条件確認2フラグ=1のとき、後述するよ
うに玉貸要求信号に応じた貸し玉排出処理に移行可能と
なる。
【0076】このことは、上皿7が玉排出によって満杯
になると、カード式玉貸機12の玉貸出し動作が停止す
ることを意味しており、これにより、上皿7での玉の過
剰保留がなくなり、上皿7から発射装置29への玉の案
内通路に必要以上の遊技玉が停留するのを防止でき、円
滑な打球が行われる。
【0077】一方、上記各条件(1),(2),
(3),(4)のうち1つでも欠けると、ステップS4
8に分岐して条件確認1フラグをクリアし、ステップS
49に進む。すなわち、条件確認1フラグがクリアにな
るので、上記各条件(1),(2),(3),(4)の
うち1つでも欠けると賞球およびおまけ玉の排出処理は
行われない。また、ステップS45で上皿満杯フラグが
あるときも、ステップS49に分岐する。
【0078】ステップS49では条件確認2フラグをク
リアし、次いでステップS50で玉貸受付可能信号(P
RDY信号)をOFFしてメインルーチンにリターンす
る。これにより、貸し玉の排出ができない状態にあるこ
とがカード式玉貸機12に通知されることになる。
【0079】次に、上述のメインルーチンにおけるステ
ップAを実行するサブルーチンについて説明する。図9
はステップAのサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンが開始されると、まずステップS
61で玉貸要求信号(BRDY)があるか否か、すなわ
ち排出制御装置20にカード式玉貸機12から玉貸要求
信号(BRDY)がきているか否かを判別する。玉貸要
求信号(BRDY)は、遊技者が玉貸スイッチ8aを押
して玉の貸し出しを希望したときに発生する。玉貸要求
信号(BRDY)があれば、ステップS62に進んで禁
止時間フラグがあるか否かを判別する。禁止時間フラグ
は、遊技者が玉貸スイッチ8aを押してパチンコ玉を借
りるべく玉が排出された後、一定時間が経過する迄の間
は次回の玉の貸し出しを禁止するというフラグである。
【0080】最初に玉を貸し出すときは禁止時間フラグ
がセットされていないので、ステップS63に進んで玉
貸単位信号(BRQ)があるか否かを判別する。玉貸単
位信号(BRQ)は、カード式玉貸機12から送信され
るもので、所定単位(ここでは100円単位)毎に玉を
貸し出すという信号であり、遊技者が玉貸スイッチ8a
を押して玉貸しを希望した場合に、100円単位で玉を
排出するために、玉貸単位信号(BRQ)が形成されて
いる。
【0081】玉貸単位信号(BRQ)があればステップ
S64に進んでフラグXをセットする。フラグXは、玉
の貸出要求があって、玉を貸し出すことが可能な状態の
ときにセットされ、当該玉の貸出要求に対応する玉の排
出が終了するとリセットされるものである。次いで、ス
テップS65で玉貸単位カウンタを更新する。玉貸単位
カウンタは、玉貸単位信号(BRQ)が送信される度に
カウントアップされるもので、例えば200円の玉の貸
出要求があると、最初のルーチンで100円分の玉が排
出され、次回のルーチンで次の100円分の玉が排出さ
れる機構のため、100円分の玉に対応する玉貸単位信
号(BRQ)に応答して「1」ずつ更新される。
【0082】次いで、ステップS66で玉貸単位カウン
タに対応した禁止タイマをセットする。禁止タイマは、
遊技者が玉貸スイッチ8aを押してパチンコ玉を借りる
べく玉が排出された後、次回の玉の貸し出しを禁止する
迄の禁止時間を設定するものである。例えば、200円
分の玉貸しを要求する場合は、禁止タイマ=24秒、3
00円分の玉貸しを要求する場合は、禁止タイマ=36
秒、500円分の玉貸しを要求する場合は、禁止タイマ
=60秒というように設定される。
【0083】なお、500円分の玉貸しを要求する場
合、パチンコ玉=125個(1個=4円のレート)が貸
し出されるため、0.6秒毎に玉を発射すると75秒か
かるが、玉貸し後に禁止タイマを起動することから、7
5秒よりも短い値に禁止タイマが設定されている。また
禁止タイマの起算点として本実施例では玉貸要求信号
(BRDY)がノンアクティブになった時点としている
が、これに限るものではなく、適切に玉貸禁止が可能で
あれば、どの時点を禁止タイマの起算点としてもよい。
例えば、玉貸要求信号(BRDY)がアクティブになっ
た時点を基準として禁止タイマの起算点を設定するよう
にしてもよい。
【0084】次いで、ステップS67で条件確認2フラ
グがあるか否かを判別する。条件確認2フラグは玉排出
装置24までの部分で玉の排出に必要な条件が揃ってお
り、オーバーフロー状態でなく、かつ上皿7が満杯でな
いときにセットされるものである。したがって、ステッ
プS67の判別結果がNOのとき(条件確認2フラグが
ないとき)には、上皿7が満杯であると判断し、ステッ
プS68、ステップS69、ステップS70の処理を行
わず、今回はそのままメインルーチンにリターンする。
【0085】一方、ステップS67の判別結果がYES
のとき(条件確認2フラグがあるとき)には、上皿7が
満杯でないので、ステップS68で玉貸単位数を排出カ
ウンタにセットする。これにより、ルーチンの実行毎に
100円分の玉貸数に対応する玉貸単位数=25個の玉
が貸し出されることになる。200円分以上の玉貸し
は、次回以降のルーチンを繰り返すことにより行われる
ことになる。次いで、ステップS69で玉貸フラグをセ
ットする。これは、管理装置側に送信すべき玉貸数情報
が存在することを示すフラグであり、後述する送信処理
において使用される。次いで、ステップS70でステッ
プCをセットしてリターンする。これにより、メインル
ーチンではステップCが実行されて玉が払い出される。
【0086】100円分の玉貸数に対応する玉が払い出
され、さらに引続いてカード式玉貸機12から玉貸要求
信号(BRDY)がきていると、ステップS61、ステ
ップS62へと進み、以後同様にしてステップS63〜
ステップS70のステップが繰り返されて、200円分
以上の玉貸しが行われる。そして、玉貸分の排出が終了
すると、ステップS61の判別結果がNOとなり、ステ
ップS73に分岐する。ステップS73ではフラグXが
あるか否かを判別し、玉貸分の排出が終了した次回のル
ーチンではフラグXが立っているので、YESに分岐し
ステップS74でフラグXをクリアし、ステップS75
で禁止時間フラグをセットする。禁止時間フラグがセッ
トされることにより、遊技者が玉貸スイッチ8aを押し
て玉貸しを希望しても、一定時間が経過する迄の間は次
回の玉の貸し出しが禁止されることになる。
【0087】ステップS75を経ると、次いで、ステッ
プS76へ進む。また、ステップS73でフラグXが立
っていなければ、ステップS74、ステップS75をス
キップしてステップS76へ進む。ステップS76では
禁止時間フラグがあるか否かを判別し、禁止時間フラグ
があればステップS77へ進み、禁止時間フラグがなけ
ればステップS79にスキップする。
【0088】ステップS77では禁止タイマがタイムア
ップしたか否かを判別する。禁止タイマは、遊技者が玉
貸スイッチ8aを押して玉貸しを要求して玉が排出され
た後、次回の玉の貸し出しを禁止する迄の禁止時間を設
定しているから、禁止タイマがタイムアッブしていなけ
れば、ステップS79に進む。これにより、次回の玉の
貸し出しが禁止される。したがって、例えばプリペイド
カードの不正な改竄を行い、使用済みのカードに再度有
価価値を付加し使用可能にして、玉貸スイッチ8aを押
しても、禁止タイマが動作中は玉の貸し出しが行われな
いから、上皿7に不正に排出させて玉を獲得するという
行為に長時間要するので、店員の監視が容易となり、不
正を防止するとが可能になる。
【0089】一方、禁止タイマがタイムアップしている
と、ステップS78で禁止時間フラグをクリアしてステ
ップS79に進む。
【0090】ステップS79では玉貸単位カウンタをク
リアし、次回の玉貸要求に備える。次いで、ステップS
80でセーフ玉があるか否かを判別し、セーフ玉がなけ
れば、賞球としての玉の払い出しを行う必要がないとし
て、ステップS84に進む。
【0091】ステップS84では、おまけ玉処理を行
う。このおまけ玉処理は、おまけ信号受信に応じて行う
処理であり、おまけ玉排出処理および管理装置への送信
処理に必要なフラグのセット等を行う。その詳細はサブ
ルーチンで後述する。このおまけ玉処理実行後は、今回
のルーチンを終了してメインルーチンにリターンする。
【0092】ステップS80でセーフ玉があると、賞球
としての玉の払い出しを行う必要があるので、ステップ
S81に進んで条件確認1フラグがあるか否かを判別す
る。条件確認1フラグは玉排出装置24までの部分で玉
の排出に必要な条件が揃っており、オーバーフロー状態
でないときにセットされるものである。ステップS81
の判別結果がYESのとき(条件確認1フラグがあると
き)には、ステップS82に進み、賞球フラグをセット
する。これは、後述する送信処理において、賞球数情報
を管理装置側に送信する際に使用するフラグである。
【0093】次いで、ステップS83に進んで次の実行
ステップBの処理(すなわち、賞球数情報送受信処理)
をセットしてメインルーチンにリターンする。これによ
り、セーフ玉に対応した賞球数を受け取り、ステップC
で賞球の払い出しが行われることになる。また、ステッ
プS81の判別結果がNOのとき(条件確認1フラグが
ないとき)には、メインルーチンにリターンする。
【0094】一方、禁止時間フラグがセットされ、遊技
者が玉貸スイッチ8aを押して玉貸を希望しても一定時
間が経過する迄の間は次回の玉の貸し出しが禁止されて
いる状態のとき、仮に玉貸スイッチ8aを押した場合に
はステップS62の判別結果がYESとなってステップ
S71に分岐する。
【0095】ステップS71では不正報知処理を行う。
これは、ランプ15を点灯させてカードの不正使用のお
それがあることを光によって報知するものである。これ
により、遊技者の不正な動作を係員が容易に確認するこ
とができる。なお、遊技者が誤って玉貸スイッチ8aを
押す場合もあるが、そのような場合は係員がランプ15
の点灯により当該遊技機1の所に出向いて状況を確認す
ることで、不正かどうかの判断ができる。
【0096】次いで、ステップS72で不正信号をセッ
トしてリターンする。これは、不正信号101を管理装
置100に送信するものである。これにより、管理装置
100では不当に遊技者が玉貸スイッチ8aを押して玉
の貸し出しを要求した状態を把握することができる。
【0097】図10はおまけ玉処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。このサブルーチンが開始され
ると、まずステップS90でおまけフラグが有るか否か
の判別を行う。このおまけフラグは、後述するステップ
S96でおまけ信号が受信されていることを示すために
セットされるフラグである。おまけフラグが有るとき
は、次のステップS91に進み、おまけフラグがないと
きは分岐してステップS97に進む。ステップS97で
は、おまけ信号が有るか否かを判別し、おまけ信号が有
ればステップS91に進み、おまけ信号がなければその
ままこのルーチンを終了し、メインルーチンにリターン
する。
【0098】ステップS91では、条件確認1フラグが
有るか否かの判別を行う。条件確認1フラグは、玉排出
装置24までの部分で玉の排出に必要な条件が揃いかつ
オーバーフロー状態でないという、おまけ玉排出条件が
揃ったときにセットされるものである。ステップS91
の判別結果がYES(条件確認1フラグ有り)のときに
は、おまけ玉排出条件が揃い、おまけ信号受信に応答し
ておまけ玉を排出できるとして、ステップS92〜ステ
ップS95を実行する。
【0099】先ずステップS92では、おまけ玉数設定
スイッチ208で予め設定しておいたおまけ玉付与個数
を排出カウンタにセットする。この排出カウンタでのカ
ウント値は、ステップCでのおまけ玉排出処理に利用さ
れ、また、送信処理においても利用される。次いで、ス
テップS93でおまけフラグをクリアし、ステップS9
4でおまけ玉フラグをセットする。このおまけ玉フラグ
は、後述する送信処理において、おまけ玉数情報を管理
装置側に送信する際に使用するフラグである。次いで、
ステップS95でステップCをセットしてメインルーチ
ンにリターンする。これにより、メインルーチンではス
テップCが実行されておまけ玉が払い出される。
【0100】一方、ステップS91の判別結果がNO
(条件確認1フラグ無し)のときは、今回ルーチンで
は、おまけ玉排出条件が揃っていないとして、ステップ
S96に進む。ステップS96では、上述したように、
おまけ信号が受信されていることを示すためのおまけフ
ラグをセットし、そのままこのルーチンを終了し、メイ
ンルーチンにリターンする。したがって、一旦おまけ信
号を受信すると、おまけ玉排出条件が揃うまで待機する
ことになる。
【0101】図11、図12および図13は送信処理の
サブルーチンを示すフローチャートであり、図11の送
信処理では玉貸数が、図12の送信処理では賞球数が、
図13の送信処理ではおまけ玉数が、それぞれ管理装置
100に送信される。
【0102】メインルーチンのステップS9での送信処
理では、まずステップS100でフラグA1が有るか否
かの判別を行う。このフラグA1は、後述するステップ
S107において、玉貸データ信号としてパチンコ玉2
5個分(4円レート/個で100円分)に相当する1パ
ルスの信号がセットされたときに立てられるフラグであ
る。フラグA1が無ければステップS101に進み、フ
ラグA1が有ればステップS108に分岐する。
【0103】ステップS101では、玉貸数送信カウン
タのカウント値が、玉貸データ信号送信単位である25
個以上であるか否かを判別し、そのカウント値が25個
以上であれば、管理装置100に送信すべき玉貸情報が
存在するとして、ステップS105以降を実行し、カウ
ント値が25個より小さければ、管理装置100に送信
する玉貸情報が未だ存在しないとしてステップS102
に分岐する。
【0104】ステップS102では、玉貸フラグが有る
か否かの判別を行う。この玉貸フラグは、上記のステッ
プAサブルーチンでのステップS69においてセットさ
れており、排出制御装置20から管理装置100に送信
すべき玉貸数情報が存在することを示すフラグである。
玉貸フラグが有れば次のステップS103,ステップS
104に進み、玉貸フラグがないときはステップS10
3,ステップS104をスキップしてステップS120
(図12)に進む。
【0105】ステップS103は、管理装置100に送
信すべき玉貸数情報が存在する場合であり、この場合は
排出カウンタのカウント値を玉貸数送信カウンタに加算
する。すなわち、上記のステップAサブルーチンでのス
テップS68において排出カウンタにセットされた、1
00円分の玉貸数に対応する玉貸単位数=25個を玉貸
数送信カウンタに加算する。次のステップS104では
玉貸フラグをクリアし、その後ステップS120(図1
2)に進む。
【0106】ステップS105は、管理装置100に送
信すべき玉貸数情報が玉貸数送信カウンタにカウントさ
れている場合であり、この場合は、玉貸数送信カウンタ
から25個を減算し、次のステップS106に進む。
【0107】ステップS106では、玉貸データ信号の
オン時間を例えば100msにセットし、次のステップ
S107に進む。これにより、パチンコ玉25個分に相
当する、パルス幅100msのパルス信号が、玉貸デー
タ信号としてセットされる。
【0108】次のステップS107では、パチンコ玉2
5個分に相当する1パルスの信号が玉貸データ信号とし
てセットされたので、フラグA1をセットし、その後上
記のステップS102以降に進んで、管理装置100に
送信すべき玉貸情報の有無を再度監視する。
【0109】一方、ステップS108は、パルス信号と
しての玉貸データ信号がセットされている場合であり、
この場合は、フラグA2が有るか否かの判別を行う。こ
のフラグA2は、後述するステップS113において、
玉貸データ信号としてのパルス信号が連続して出力され
るときのパルス間隔(オフ時間)を例えば100msに
セットしたときに立てられるフラグである。ステップS
108でフラグA2が無ければ、次のステップS109
に進み、フラグA2が有ればステップS114に分岐す
る。
【0110】ステップS109では、1パルスの玉貸デ
ータ信号のオン情報をセットし、管理装置100に送信
し、次のステップS110に進む。
【0111】ステップS110では、パルス幅に相当す
る時間(100ms)が経過しタイムアップしたか否か
の判別を行う。タイムアップしていれば次のステップS
111に進み、タイムアップしていなければ、ステップ
S102以降を実行する。
【0112】ステップS111では、タイムアップによ
り1パルス、すなわちパチンコ玉25個分の情報が管理
装置100に送信されたとして、続いてその玉貸データ
信号にオフ情報のセットを行い、次のステップS112
に進む。
【0113】ステップS112では、玉貸データ信号に
オフ時間をセットする。すなわち、玉貸データ信号とし
てのパルス信号が連続して出力されるときの次のパルス
信号との間隔(オフ時間)を例えば100msにセット
する。
【0114】次のステップS113では、次のパルス信
号との間隔(オフ時間)がセットされたので、フラグA
2をセットし、その後ステップS102以降を実行す
る。
【0115】一方、ステップS114は、玉貸データ信
号として送信されるパルス信号において、次のパルス信
号との間隔(オフ時間)がセットされた場合であり、こ
の場合はそのオフ時間が経過しタイムアップしたか否か
の判別を行う。タイムアップしていれば次のステップS
115に進み、タイムアップしていなければ、ステップ
S102以降を実行する。
【0116】ステップS115は、玉貸データ信号とし
ての1パルスの信号がオフ時間も含めて送信された場合
であり、すなわち100円分のパチンコ玉25個の貸し
出しを受けたときのその玉貸数が管理装置100側に送
信された場合であり、この場合はフラグA1,A2をク
リアし、その後ステップ102以降を実行する。
【0117】図12のステップS120では、フラグB
1が有るか否かの判別を行う。このフラグB1は、後述
するステップS127において、賞球データ信号として
パチンコ玉10個分に相当する1パルスの信号がセット
されたときに立てられるフラグである。フラグB1が無
ければステップS121に進み、フラグB1が有ればス
テップS128に分岐する。
【0118】ステップS121では、賞球数送信カウン
タのカウント値が、賞球データ信号の送信単位である1
0個以上であるか否かを判別し、そのカウント値が10
個以上であれば、管理装置100に送信すべき賞球情報
が存在するとして、ステップS125以降を実行し、カ
ウント値が10個より小さければ、管理装置100に送
信する賞球情報が未だ存在しないとしてステップS12
2に分岐する。
【0119】ステップS122では、賞球フラグが有る
か否かの判別を行う。この賞球フラグは、上記のステッ
プAサブルーチンでのステップS82においてセットさ
れた、排出制御装置20から管理装置100に送信すべ
き賞球数情報が存在することを示すフラグである。賞球
フラグが有れば次のステップS123,ステップS12
4に進み、賞球フラグがないときはステップS123,
ステップS124をスキップしてステップS140(図
13)に進む。
【0120】ステップS123は、管理装置100に送
信すべき賞球情報が存在する場合であり、この場合は排
出カウンタのカウント値を賞球数送信カウンタに加算す
る。すなわち、ステップBで役物制御装置27より受信
した賞球数情報を、その賞球をステップCの排出処理で
排出すべく、排出カウンタにセットするので、その排出
カウンタのカウント値を賞球数送信カウンタに加算す
る。次のステップS124では賞球フラグをクリアし、
その後ステップS140(図13)に進む。
【0121】上記のステップS125は、管理装置10
0に送信すべき賞球情報が賞球数送信カウンタにカウン
トされている場合であり、この場合は、賞球数送信カウ
ンタから10個を減算し、次のステップS126に進
む。
【0122】ステップS126では、賞球データ信号の
オン時間を例えば100msにセットし、次のステップ
S127に進む。これにより、賞球10個分に相当す
る、パルス幅100msのパルス信号が、賞球データ信
号としてセットされる。
【0123】次のステップS127では、賞球10個分
に相当する1パルスの信号が賞球データ信号としてセッ
トされたので、フラグB1をセットし、その後上記のス
テップS122以降に進んで、管理装置100に送信す
べき賞球情報の有無を再度監視する。
【0124】一方、ステップS128は、パルス信号と
しての賞球データ信号がセットされている場合であり、
この場合は、フラグB2が有るか否かの判別を行う。こ
のフラグB2は、後述するステップS133において、
賞球データ信号としてのパルス信号が連続して出力され
るときのパルス間隔(オフ時間)を例えば100msに
セットしたときに立てられるフラグである。ステップS
128でフラグB2が無ければ、次のステップS129
に進み、フラグB2が有ればステップS134に分岐す
る。
【0125】ステップS129では、1パルスの賞球デ
ータ信号のオン情報をセットし、管理装置100に送信
し、次のステップS130に進む。
【0126】ステップS130では、パルス幅に相当す
る時間(100ms)が経過しタイムアップしたか否か
の判別を行う。タイムアップしていれば次のステップS
131に進み、タイムアップしていなければ、ステップ
S122以降を実行する。
【0127】ステップS131では、タイムアップによ
り1パルス、すなわち賞球10個分の情報が管理装置1
00に送信されたとして、続いてその賞球データ信号に
オフ情報のセットを行い、次のステップS132に進
む。
【0128】ステップS132では、賞球データ信号に
オフ時間をセットする。すなわち、賞球データ信号とし
てのパルス信号が連続して出力されるときの次のパルス
信号との間隔(オフ時間)を例えば100msにセット
する。
【0129】次のステップS133では、次のパルス信
号との間隔(オフ時間)がセットされたので、フラグB
2をセットし、その後ステップS122以降を実行す
る。
【0130】一方、ステップS134は、賞球データ信
号として送信されるパルス信号において、次のパルス信
号との間隔(オフ時間)がセットされた場合であり、こ
の場合はそのオフ時間が経過しタイムアップしたか否か
の判別を行う。タイムアップしていれば次のステップS
135に進み、タイムアップしていなければ、ステップ
S122以降を実行する。
【0131】ステップS135は、賞球データ信号とし
ての1パルスの信号がオフ時間も含めて送信された場合
であり、すなわち10個を単位とした賞球数情報が管理
装置100側に送信された場合であり、この場合はフラ
グB1,B2をクリアし、その後ステップ122以降を
実行する。
【0132】図13のステップS140では、フラグC
1が有るか否かの判別を行う。このフラグC1は、後述
するステップS147において、おまけ玉データ信号と
してパチンコ玉10個分に相当する1パルスの信号がセ
ットされたときに立てられるフラグである。フラグC1
が無ければステップS141に進み、フラグC1が有れ
ばステップS148に分岐する。
【0133】ステップS141では、おまけ玉数送信カ
ウンタのカウント値が、おまけ玉データ信号の送信単位
である10個以上であるか否かを判別し、そのカウント
値が10個以上であれば、管理装置100に送信すべき
おまけ玉情報が存在するとして、ステップS145以降
を実行し、カウント値が10個より小さければ、管理装
置100に送信するおまけ玉情報が存在しないとしてス
テップS142に分岐する。
【0134】ステップS142では、おまけ玉フラグが
有るか否かの判別を行う。このおまけ玉フラグは、上記
のおまけ玉処理サブルーチンでのステップS94におい
てセットされた、排出制御装置20から管理装置100
に送信すべきおまけ玉数情報が存在することを示すフラ
グである。おまけ玉フラグが有れば次のステップS14
3,ステップS144に進み、おまけ玉フラグがないと
きは、そのままこの送信処理サブルーチンを終了し、メ
インルーチンにリターンする。
【0135】ステップS143は、管理装置100に送
信すべきおまけ玉情報が存在する場合であり、この場合
は排出カウンタのカウント値をおまけ玉数送信カウンタ
に加算する。すなわち、上記のおまけ玉処理サブルーチ
ンでのステップS92において排出カウンタにセットさ
れた、おまけ玉付与個数=10個をおまけ玉数送信カウ
ンタに加算する。
【0136】次のステップS144ではおまけ玉フラグ
をクリアし、この送信処理サブルーチンを終了し、メイ
ンルーチンにリターンする。
【0137】上記のステップS145は、管理装置10
0に送信すべきおまけ玉情報がおまけ玉数送信カウンタ
にカウントされている場合であり、この場合は、おまけ
玉数送信カウンタから10個を減算し、次のステップS
146に進む。
【0138】ステップS146では、おまけ玉データ信
号のオン時間を例えば100msにセットし、次のステ
ップS147に進む。これにより、おまけ玉10個分に
相当する、パルス幅100msのパルス信号が、おまけ
玉データ信号としてセットされる。
【0139】次のステップS147では、おまけ玉10
個分に相当する1パルスの信号がおまけ玉データ信号と
してセットされたので、フラグC1をセットし、その後
上記のステップS142以降に進んで、管理装置100
に送信すべきおまけ玉情報の有無を再度監視する。
【0140】一方、ステップS148は、パルス信号と
してのおまけ玉データ信号がセットされている場合であ
り、この場合は、フラグC2が有るか否かの判別を行
う。このフラグC2は、後述するステップS153にお
いて、おまけ玉データ信号としてのパルス信号が連続し
て出力されるときのパルス間隔(オフ時間)を例えば1
00msにセットしたときに立てられるフラグである。
ステップS148でフラグC2が無ければ、次のステッ
プS149に進み、フラグC2が有ればステップS15
4に分岐する。
【0141】ステップS149では、1パルスのおまけ
玉データ信号のオン情報をセットし、管理装置100に
送信し、次のステップS150に進む。ステップS15
0では、パルス幅に相当する時間(100ms)が経過
しタイムアップしたか否かの判別を行う。タイムアップ
していれば次のステップS151に進み、タイムアップ
していなければ、ステップS142以降を実行する。
【0142】ステップS151では、タイムアップによ
り1パルス、すなわちおまけ玉10個分の情報が管理装
置100に送信されたとして、続いてそのおまけ玉デー
タ信号にオフ情報のセットを行い、次のステップS15
2に進む。
【0143】ステップS152では、おまけ玉データ信
号にオフ時間をセットする。すなわち、おまけ玉データ
信号としてのパルス信号が連続して出力されるときの次
のパルス信号との間隔(オフ時間)を例えば100ms
にセットする。
【0144】次のステップS153では、次のパルス信
号との間隔(オフ時間)がセットされたので、フラグC
2をセットし、その後ステップS142以降を実行す
る。
【0145】一方、ステップS154は、おまけ玉デー
タ信号として送信されるパルス信号において、次のパル
ス信号との間隔(オフ時間)がセットされた場合であ
り、この場合はそのオフ時間が経過しタイムアップした
か否かの判別を行う。タイムアップしていれば次のステ
ップS155に進み、タイムアップしていなければ、ス
テップS142以降を実行する。
【0146】ステップS155は、おまけ玉データ信号
としての1パルスの信号がオフ時間も含めて送信された
場合であり、すなわち10個を単位としたおまけ玉数情
報が管理装置100側に送信された場合であり、この場
合はフラグC1,C2をクリアし、その後ステップ14
2以降を実行する。
【0147】上記の説明では、賞球、おまけ玉、貸し玉
を実玉として上皿7に払い出すようにしたが、予め封入
されているパチンコ球を循環使用する封入球式遊技機を
用い、賞球、おまけ玉、貸し玉やアウト玉による玉数変
動は記憶媒体(ICカード等)に記憶させるように構成
してもよい。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の遊技価
値付与装置によれば、遊技機毎に備えられた遊技価値付
与装置に外部との接続手段を設け、その接続手段に入力
した外部信号に基づいて、付加遊技価値を遊技者に付与
するようにしたので、サービスとしての付加遊技価値付
与を自動的に行えるようになり、それだけ店員の作業能
率を向上させることができ、効率のよい経営を行えるよ
うになるとともに、他の遊技店との差別化を行うことが
できる。
【0149】また、遊技価値付与装置に付加遊技価値設
定手段を設け、付加遊技価値付与個数を遊技店側で任意
に設定できるようにしたので、遊技店独自の付加遊技価
値付与サービスを行うことができる。すなわち、遊技店
の営業方法にバリエーションを与えることができ、サー
ビス面での他の遊技店との差別化を容易に行うことがで
きる。したがって、この付加遊技価値付与サービスを有
効に活用することより、集客力を向上させることができ
るようになる。
【0150】さらに、付加遊技価値設定手段によって、
遊技機毎に付加遊技価値付与個数を設定できるようにし
たので、例えば人気の無い遊技機においては、付加遊技
価値付与個数の設定を増加させ、人気のある遊技機にお
いては、付加遊技価値付与個数を0若しくは少なく設定
でき、この点からも遊技店の営業方法にバリエーション
を与えることができ、サービス面での他の遊技店との差
別化を行えることとなる。
【0151】また、付加遊技価値付与手段は、出力した
付加遊技価値の価値情報を管理装置側に連絡するように
したので、付加遊技価値の価値情報は、他の価値情報と
は、明確に区別できるようにして管理装置に送信するこ
とができ、管理装置では、付加遊技価値の価値情報まで
も考慮した詳細なデータに基づいて、高精度の営業利益
等を算出することができ、遊技店側では、その高精度な
数値を基にして、精度の良い情報分析・経営分析を行う
ことができる。
【0152】また、各遊技機での付加遊技価値設定手段
の値設定を、管理装置から行えるようにしたので、店員
が出向いて遊技機毎に設定する手間を省くことができ、
効率よく設定作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される遊技機の正面図である。
【図2】遊技機の裏機構の構成を示す図である。
【図3】排出制御装置を中心とする制御系のブロック図
である。
【図4】管理装置におけるデータ授受および管理データ
算出の説明図である。
【図5】排出制御装置による制御のメインルーチンを示
すフローチャートである。
【図6】割り込み処理のプログラムを示すフローチャー
トである。
【図7】玉払い開始確認条件監視処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図8】玉払い開始確認条件監視処理における条件判定
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】ステップAのサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図10】おまけ玉処理のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図11】送信処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図12】送信処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図13】送信処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 遊技機 5 遊技盤 7 上皿 8 玉貸操作部 8a 玉貸スイッチ 9 玉貯留皿 12 カード式玉貸機 15a 賞球排出ランプ 20 排出制御装置 20a 外部端子 21 上タンク 22 玉導出樋 23 外部端子基盤 24 玉排出装置 27 役物制御装置 28 セーフ玉払出装置 50 おまけゲーム装置 100 管理装置 102 賞球データ信号 103 玉貸データ信号 104 おまけ玉データ信号 201 CPU 206 ROM 207 RAM 208 おまけ玉数設定スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に備えられ、遊技領域における遊
    技結果に基づいて遊技価値を出力し遊技者に付与する遊
    技価値付与装置において、 外部との接続手段を含み、 前記接続手段を介して入力された外部信号に基づいて、
    遊技領域での遊技状況とは無関係に付加遊技価値を出力
    し遊技者に付与する付加遊技価値付与手段を備えたこと
    を特徴とする遊技価値付与装置。
  2. 【請求項2】 前記付加遊技価値付与手段は、 前記付加遊技価値を所望の値に設定する付加遊技価値設
    定手段を備え、前記外部信号を受けたとき、その設定さ
    れた付加有価価値を出力し遊技者に付与することを特徴
    とする請求項1に記載の遊技価値付与装置。
  3. 【請求項3】 前記付加遊技価値付与手段は、 出力した付加遊技価値の価値情報を管理装置側に連絡す
    る付加遊技価値情報送信手段を備えていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の遊技価値付与装置。
  4. 【請求項4】 前記付加遊技価値設定手段の値設定は、
    管理装置側から行えることを特徴とする請求項1から3
    の何れかに記載の遊技価値付与装置。
  5. 【請求項5】 前記外部信号は、サービスゲーム機での
    サービスゲームが当たりの態様となったときに出力され
    ることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の遊
    技価値付与装置。
  6. 【請求項6】 前記外部信号は、遊技島の端部に設けた
    サービスゲーム機でのサービスゲームが表示した番号に
    該当する島内遊技機に向けて出力された信号であること
    を特徴とする請求項1から5の何れかに記載の遊技価値
    付与装置。
  7. 【請求項7】 前記外部信号は、遊技店の管理装置が任
    意に決定した乱数値に該当する遊技機に向けて出力され
    た信号であることを特徴とする請求項1から6の何れか
    に記載の遊技価値付与装置。
  8. 【請求項8】 前記外部信号は、所定時刻になったと
    き、遊技を行っている全遊技機に向けて出力された信号
    であることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載
    の遊技価値付与装置。
  9. 【請求項9】 前記遊技価値付与装置は、入賞球の排出
    制御を行う排出制御装置であって、前記付加遊技価値付
    与手段は、その排出制御装置の一手段として設けられる
    ことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の遊技
    価値付与装置。
JP17907196A 1996-07-09 1996-07-09 遊技価値付与装置 Pending JPH1015168A (ja)

Priority Applications (2)

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JP17907196A JPH1015168A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 遊技価値付与装置
KR1019980701670A KR19990044425A (ko) 1996-07-09 1997-07-07 여과 부재

Applications Claiming Priority (1)

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JP17907196A Pending JPH1015168A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 遊技価値付与装置

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JP (1) JPH1015168A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012065828A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Daito Hanbai Kk 遊技設備管理システム及び台間装置
JP2013198781A (ja) * 2013-07-05 2013-10-03 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016005693A (ja) * 2015-09-10 2016-01-14 株式会社大都技研 遊技管理システム、遊技管理装置および遊技台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012065828A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Daito Hanbai Kk 遊技設備管理システム及び台間装置
JP2013198781A (ja) * 2013-07-05 2013-10-03 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016005693A (ja) * 2015-09-10 2016-01-14 株式会社大都技研 遊技管理システム、遊技管理装置および遊技台

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