JP2002066096A - 遊技場の管理設備装置 - Google Patents

遊技場の管理設備装置

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JP2002066096A JP2000267198A JP2000267198A JP2002066096A JP 2002066096 A JP2002066096 A JP 2002066096A JP 2000267198 A JP2000267198 A JP 2000267198A JP 2000267198 A JP2000267198 A JP 2000267198A JP 2002066096 A JP2002066096 A JP 2002066096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打玉封入循環式の弾球遊技機の内部に封入さ
れた打玉の抜取作業を適切なタイミングで行うことがで
きる遊技場の管理設備装置を提供する。 【解決手段】 内部に封入された打玉を循環させて繰返
し発射して遊技を行なうパチンコ遊技機3が設置された
遊技場の管理設備装置であって、パチンコ遊技機から打
玉を抜取るための玉抜手段と、パチンコ遊技機に新たな
打玉を供給する玉供給手段と、玉抜手段及び玉供給手段
を制御して、玉交換をするための制御手段とを備え、該
制御手段は、所定の玉抜条件に基づいて玉交換を行う時
期となったか否かを判定する判定手段を有し、該判定手
段が玉交換を行う時期となったと判定した場合に、当該
弾球遊技機が遊技中でないことを条件として、玉抜手段
により、当該パチンコ遊技機から打玉を抜取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機が設置された
遊技場の管理設備装置に関するものであり、詳しくは、
内部に封入された打玉を循環させて繰返し弾発して遊技
を行なう弾球遊技機が設置された遊技場の管理設備装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばパチンコ遊技機等の弾球
遊技機においては、打玉を繰返して使用するため、打玉
の汚れが不可避であった。汚れた打玉を弾発して遊技を
行なうと、汚れに起因して玉詰まりが生じたり、遊技領
域に打込まれる打玉の打込速度が不均一になったりする
不都合が生じるため、その不都合を防止するべく打玉の
洗浄を行なう必要があった。
【0003】そこで、遊技者に貸出された貸玉を弾球遊
技機に投入して、その貸玉を弾発して遊技を行なう一般
的な弾球遊技機においては、弾発された打玉が回収され
て自動的に機外に排出され、その機外に排出された打玉
を遊技場に設置されている打玉洗浄装置等により自動的
に洗浄していた。
【0004】一方、内部に封入された打玉を循環させて
繰返し弾発して遊技を行なう、いわゆる打玉封入循環式
弾球遊技機においては、弾発された打玉が遊技機内部を
循環して再度打球発射位置まで戻ってくるために、その
弾発した打玉が前述したように自動的に機外に排出され
て洗浄されることはない。
【0005】そこで、このような打玉封入循環式弾球遊
技機においては、定期的にあるいは打玉の汚れが目立つ
ようになった段階で遊技機内の打玉を抜取って洗浄する
必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の打玉封入循環式弾球遊技機においては、遊技機内
部に貯留されている封入玉(打玉)を抜取るのに、遊技
場の係員がその封入玉が貯留されている封入玉貯留部等
を操作して打玉を抜取っており、封入玉貯留部という遊
技機の内部部品を操作して封入玉を抜取らなければなら
ないという煩雑な作業を強いられるという欠点があっ
た。また、抜取って洗浄した後の新たな打玉を補給する
においても、遊技機の内部部品を操作して補給するとい
う煩雑な作業を強いられるという欠点があった。
【0007】そこで、例えば特開平4−263885号
公報では、遊技場のホール用管理コンピュータから各打
玉封入循環式弾球遊技機に指令を発し、遠隔操作で封入
玉(打玉)の抜き取りを行うことができるようにした
が、係る遠隔操作で行うにしても、封入玉を抜き取って
洗浄する適切な時期・タイミングを判断することは困難
であり、改善が望まれていた。
【0008】本発明は、係る従来の技術課題を解決する
ために成されたものであり、打玉封入循環式の弾球遊技
機の内部に封入された打玉の抜取作業を適切なタイミン
グで行うことができる遊技場の管理設備装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に封入さ
れた打玉を循環させて繰返し発射して遊技を行なう弾球
遊技機が設置された遊技場の管理設備装置であって、前
記弾球遊技機から前記打玉を抜取るための玉抜手段と、
前記弾球遊技機に新たな打玉を供給する玉供給手段と、
前記玉抜手段及び玉供給手段を制御して、玉交換をする
ための制御手段とを備え、該制御手段は、所定の玉抜条
件に基づいて玉交換を行う時期となったか否かを判定す
る判定手段を有し、該判定手段が玉交換を行う時期とな
ったと判定した場合に、当該弾球遊技機が遊技中でない
ことを条件として、前記玉抜手段により、当該弾球遊技
機から打玉を抜取ることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、内部に封入された打玉を
循環させて繰返し発射して遊技を行なう弾球遊技機が設
置された遊技場の管理設備装置であって、前記弾球遊技
機から前記打玉を抜取るための玉抜手段と、前記弾球遊
技機に新たな打玉を供給する玉供給手段と、前記玉抜手
段及び玉供給手段を制御して、玉交換をするための制御
手段とを備え、該制御手段は、所定の玉抜条件に基づい
て玉交換を行う時期となったか否かを判定する判定手段
を有し、該判定手段が玉交換を行う時期となったと判定
した場合に、当該弾球遊技機が遊技中でないことを条件
として、前記玉抜手段により、当該弾球遊技機から打玉
を抜取るようにしたので、適切なタイミングで自動的に
当該弾球遊技機からの玉抜と洗浄、玉供給を実現するこ
とが可能となるものである。
【0011】請求項2の発明は上記において制御手段
は、判定手段が玉交換を行う時期となったと判定したの
が予め定めた所定時刻以降で営業終了時刻までの間であ
った場合、営業が終了するまで玉抜を延期することを特
徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、上記に加えて制
御手段は、判定手段が玉交換を行う時期となったと判定
したのが予め定めた所定時刻以降で営業時刻までの間で
あった場合、営業が終了するまで玉抜を延期するので、
玉抜により当該弾球遊技機が遊技不能となる状態をでき
るだけ少なくすることができるようになるものである。
【0013】請求項3の発明は上記において制御手段
は、前記玉抜条件が成立する以前の基準で予め設定され
た予備条件が成立している場合、遊技場の営業時間外に
当該弾球遊技機から打玉を抜取ることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて制御手段は、前記玉抜条件が成立する以前の基準で
予め設定された予備条件が成立している場合、遊技場の
営業時間外に当該弾球遊技機から打玉を抜取るので、遊
技場の営業時間中に玉抜が実行される状況をできるだけ
少なくすることができるようになるものである。
【0015】請求項4の発明は上記において制御手段
は、所定の最長時間が経過した場合、前記玉抜条件が成
立したか否かに拘わらず、当該弾球遊技機が遊技中でな
いことを条件として、前記玉抜手段により当該弾球遊技
機から打玉を抜取ることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、上記に加えて制
御手段は、所定の最長時間が経過した場合、前記玉抜条
件が成立したか否かに拘わらず、当該弾球遊技機が遊技
中でないことを条件として、前記玉抜手段により当該弾
球遊技機から打玉を抜取るので、例えば稼働率の低い弾
球遊技機であって、玉抜条件が成立するのに異常な長時
間を要する状況となっても、少なくとも所定の最長時間
が経過した場合は玉抜を行うことができるようになるも
のである。
【0017】請求項5の発明は上記において制御手段
は、前記玉抜条件が成立したか否かに拘わらず、遊技場
の営業時間外に前記玉抜手段により、当該弾球遊技機か
ら打玉を抜取ることを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて制御手段は、前記玉抜条件が成立したか否かに拘わ
らず、遊技場の営業時間外に前記玉抜手段により、当該
弾球遊技機から打玉を抜取るので、遊技場の営業時間外
で強制的に玉抜を実行することができるようになるもの
である。
【0019】請求項6の発明は上記において遊技場にお
ける所定の場所からの遠隔操作により、所定の禁止指令
を受けた場合、前記制御手段は、前記玉抜手段による前
記弾球遊技機からの打玉の抜き取りを禁止することを特
徴とする。
【0020】請求項6の発明によれば、上記各発明に加
えて遊技場における所定の場所からの遠隔操作により、
所定の禁止指令を受けた場合、制御手段は、玉抜手段に
よる弾球遊技機からの打玉の抜き取りを禁止するように
したので、遊技場の都合により、遠隔操作で当該遊技場
の各弾球遊技機の玉抜を強制的に禁止することができる
ようになるものである。
【0021】請求項7の発明は上記各発明において、玉
抜開始から玉供給完了までの間、所定の玉抜中報知を行
う報知手段を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項7の発明によれば、上記各発明に加
えて玉抜開始から玉供給完了までの間、所定の玉抜中報
知を行う報知手段を備えたので、当該弾球遊技機が玉抜
中であることを容易に認識することができるようになる
ものである。
【0023】請求項8の発明は請求項7において報知手
段は、遊技場の管理コンピュータにて玉抜中報知を行う
ことを特徴とする。
【0024】請求項8の発明によれば、請求項7に加え
て報知手段は、遊技場の管理コンピュータにて玉抜中報
知を行うので、遊技場の各弾球遊技機が玉抜中であるか
否かを管理コンピュータにて遠隔監視することが可能と
なるものである。
【0025】請求項9の発明は請求項7又は請求項8に
おいて報知手段は、玉供給完了までの待ち時間を表示す
ることを特徴とする。
【0026】請求項9の発明によれば、請求項7又は請
求項8に加えて報知手段は、玉供給完了までの待ち時間
を表示するので、当該弾球遊技機が残りどのくらいで遊
技可能となるかを容易に判別することができるようにな
るものである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に従った遊技場
の管理設備装置の一実施例を備えた遊技場の全体概略平
面図である。遊技場に設置された各遊技機設置島1に
は、打玉封入循環式のパチンコ遊技機3、打玉封入循環
式のアレンジ式パチンコ遊技機5等の弾球遊技機が複数
台設置されている。
【0028】パチンコ遊技機3、アレンジボール式パチ
ンコ遊技機5の打玉は、後述するようにカードを用いて
借りることができるが、その際にそのカードの処理をす
る玉貸カード処理機7、8が遊技場に配置されている。
また、所定の遊技機設置島1の一方端には、前記カード
を販売する玉貸カード販売機9が配置されている。
【0029】そして、これら玉貸カード販売機9、玉貸
カード処理機7、8、パチンコ遊技機3およびアレンジ
ボール式パチンコ遊技機5が、ホール用管理コンピュー
タ11やターミナルボックス13と配線によって接続さ
れている。これにより、互いに情報の送受信が可能にな
っている。尚、アレンジボール式パチンコ遊技機5の配
線や多くのパチンコ遊技機3の配線等は図示が省略され
ている。
【0030】ここで、ホール用管理コンピュータ11
は、遊技場内の情報を管理するものである。また、ター
ミナルボックス13は、前記カードを販売するカード販
売会社が管理しているものであり、カード販売会社が所
有する集中ホール管理用コンピュータや総合集中管理コ
ンピュータと接続されている。集中ホール管理用コンピ
ュータは、主として、その属する地区内の遊技場を管理
するものである。総合集中管理コンピュータは、主とし
て、集中ホール管理用コンピュータを管理するものであ
る。
【0031】図中15は、持玉数記憶中継器であり、各
遊技機設置島1に配置された各パチンコ遊技機3の持玉
数を記憶してホール用管理コンピュータ11に送信する
ものである。
【0032】図中17は、景品玉計数器であり、図示し
ない景品玉の払出しが行なわれるタイプのパチンコ遊技
機において遊技者が獲得した景品玉の数を計数するため
のものである。その計数値は、ホール用管理コンピュー
タ11に送信され、営業情報として利用される。
【0033】図2は、ホール用管理コンピュータ11の
構成を示す構成図である。ホール用管理コンピュータ1
1の表面には、電源スイッチ19、各種ファンクション
キー、テンキー21、報知手段としての表示器23等が
設けられ、内部には制御回路24が設けられている。
【0034】電源スイッチ19をONに切換操作するこ
とにより、ホール用管理コンピュータ11に電気が供給
される。
【0035】ファンクションキーは、パチンコ遊技機3
の台番号を指定する台番号キー25、遊技場にとって利
益となる利益球数を表示器23に表示するための利益球
数キー27、遊技場にとって不利益となる不利益球数を
表示器23に表示するための不利益球数キー29、差数
を表示器23に表示するための差数キー31、売上情報
を表示器23に表示するための売上キー33、遊技機設
置島1を指定するための島指定キー35、全パチンコ遊
技機3を指定するための全台キー37、出玉率を表示器
23に表示するための出玉率キー39、持玉数を表示器
23に表示するための持玉数キー41、玉抜補給キー4
3A、玉抜禁止キー43Bを含む。玉抜補給キー43A
を押圧することにより、パチンコ遊技機3から打玉を抜
取る玉抜手段(図5で示すように玉抜ソレノイド21
1、玉抜レバー207、切換弁209を備えた)が作動
し、玉抜後、パチンコ遊技機3に新たな打玉を供給する
補給装置61(図3参照)とが作動し、玉抜禁止キー4
3Bを押圧することにより、係る玉抜が禁止される。
【0036】このホール用管理コンピュータ11の操作
を、各台毎の情報を知りたい場合と、各遊技機設置島単
位の情報を知りたい場合と、遊技場に設置された遊技機
全台の情報を知りたい場合とに分けて説明する。
【0037】各台毎の情報を知りたい場合、まず、台番
号キー25を押圧し、所望の台番号をテンキー21を押
圧して入力する。そして、入力した台番号のパチンコ遊
技機3の利益球数を知りたい場合には、利益球数キー2
7を押圧する。
【0038】入力した台番号のパチンコ遊技機の不利益
球数を知りたい場合には、不利益球数キー29を押圧す
る。入力した台番号のパチンコ遊技機の利益球数と不利
益球数との差数を知りたい場合には、差数キー31を押
圧する。入力した台番号のパチンコ遊技機の売上情報を
知りたい場合には、売上キー33を押圧する。入力した
台番号のパチンコ遊技機の出玉率を知りたい場合には、
出玉率キー39を押圧する。入力した台番号のパチンコ
遊技機の持玉数を知りたい場合には、持玉数キー41を
押圧する。
【0039】入力した台番号のパチンコ遊技機から打玉
を抜出し、新たな打玉を補給したい場合には、玉抜補給
キー43Aを押圧する。
【0040】各遊技機設置島単位の情報を知りたい場
合、まず、島指定キー35を押圧し、所望の島番号をテ
ンキー21を押圧して入力する。そして、入力した島番
号の遊技機設置島に設置されているパチンコ遊技機全体
の利益球数、不利益球数、差数、売上情報、出玉率、持
玉数を知りたい場合には、それぞれ、利益球数キー2
7、不利益球数キー29、差数キー31、売上キー3
3、出玉率キー39、持玉数キー41を押圧する。
【0041】入力した島番号の遊技機設置島に設置され
ているパチンコ遊技機全部から打玉を抜出し、新たな打
玉を補給したい場合には、玉抜補給キー43Aを押圧す
る。
【0042】全台の情報を知りたい場合、まず、全台キ
ー37を押圧する。遊技場に設置されているパチンコ遊
技機全体の利益球数、不利益球数、差数、売上情報、出
玉率、持玉数を知りたい場合には、それぞれ、利益球数
キー27、不利益球数キー29、差数キー31、売上キ
ー33、出玉率キー39、持玉数キー41を押圧する。
【0043】遊技場に設置されている全部のパチンコ遊
技機から打玉を抜出し、新たな打玉を補給したい場合に
は、玉抜補給キー43Aを押圧する。
【0044】尚、表示器23に表示されている数字は左
から順に、パチンコ遊技機3の台番号、利益球数、不利
益球数、差数、売上情報を示している。
【0045】次に、ホール用管理コンピュータ11の制
御手段としての制御回路24の概略を説明する。制御回
路24は、パチンコ遊技機3の台別の利益球数を記憶す
る台別利益球数記憶部45と、台別の不利益球数を記憶
する台別不利益球数記憶部47とを備えている。
【0046】ここで利益球数とは、アウト玉と入賞玉と
の合計数を指している。不利益球数は、打玉が入賞する
こと等により遊技者に払出される景品玉に相当する得点
を指している。
【0047】台別利益球数記憶部45には、各パチンコ
遊技機3のアウト玉信号と入賞玉信号とを所定値で分周
した信号(1)、たとえば、アウト玉信号と入賞玉信号
とが合計10個計測されたら1パルスの信号、が入力さ
れる。
【0048】台別不利益球数記憶部47には、入賞玉発
生等に基づき持玉数へ加算される景品玉数に相当する得
点を所定値で分周した信号(2)、たとえば、10点に
つき1パルスの信号、が入力される。
【0049】台別利益球数記憶部45からの台別利益球
数情報(15)と、台別不利益球数記憶部47からの台
別不利益球数情報(16)とが、差数演算部49に入力
され、差数が演算され、その差数情報(17)が台別差
数記憶部51に入力されて記憶される。
【0050】台別利益球数記憶部45からの台別利益球
数情報(15)と、台別不利益球数記憶部47からの台
別不利益球数情報(16)とが、出玉率演算部53に入
力されて出玉率が演算される。
【0051】差数演算部49によって演算された差数情
報(17)は、打止指令部55にも入力される。そし
て、その差数が4000等の所定値に達した場合には、
当該パチンコ遊技機3に打止信号(4)を送り、打止制
御を行なう。
【0052】尚、自動的に打止制御を行なうのに代え
て、打止めを行なうべき台番号を表示器23により表示
し、遊技場の係員がそれを見て表示されている台番号の
パチンコ遊技機3を打止めするようにしてもよい。
【0053】玉抜指令部57は、玉抜補給キー43Aの
押圧に基づいて、パチンコ遊技機3から打玉を抜取る玉
抜手段の構成部品である玉抜ソレノイド211(図5参
照)を作動させるための玉抜指令信号を送る。また、玉
抜禁止キー43Bの押圧に基づいて係る玉抜を禁止する
玉抜禁止信号(何れも(5))を送る。一方、後述する
如き遊技中の場合は、パチンコ遊技機3から遊技信号
(6)が玉抜指令部57に送られ、ホール用管理コンピ
ュータ11では、遊技中で玉抜ができない旨の判定を行
ない、その判定結果を表示器23に表示する。
【0054】補給指令部59には、パチンコ遊技機3内
の打玉を全部抜取った後に、新たな打玉の補給を要求す
る補給要求信号(7)がパチンコ遊技機3から入力され
る。補給要求信号(7)を受けた補給指令部59は、補
給装置61(図3の説明箇所で詳細に説明する)に、パ
チンコ遊技機3に打玉の補給を命令する信号である補給
指令信号(8)を送る。補給指令信号(8)を受けた補
給装置61は、パチンコ遊技機3に所定個数の打玉を供
給する。補給装置61により、パチンコ遊技機3に新た
な打玉を供給する玉供給手段が構成されている。
【0055】また、遊技終了時に打球待機樋69の打玉
を自動的に抜取った場合、その抜取った玉数分の打玉を
新たに補給するための補給要求信号(9)がパチンコ遊
技機3から補給装置61に送られる。尚、この補給要求
信号(9)は前記補給指令部59を介して補給装置61
に送るようにしてもよい。
【0056】玉貸カード処理機5(図3の説明箇所で詳
細に説明する)から残高更新信号(10)(図3の説明
箇所で詳細に説明する)が、パチンコ遊技機3および台
別売上記憶部56に送られる。
【0057】持玉数カード処理機63(図3の説明箇所
で詳細に説明する)からパチンコ遊技機3に持玉数信号
(11)が送られ、パチンコ遊技機3からの持玉数カー
ド処理機63に持玉数信号(12)が送られる。持玉数
信号(11)、(12)の説明は図3の説明箇所で行な
う。
【0058】持玉数カード処理機63からカード別持玉
数記憶部65に持玉数信号(13)が送られ、カード別
持玉数記憶部65から持玉数カード処理機63にカード
適否判定信号(14)が送られる。持玉数信号(1
3)、カード適否判定信号(14)の説明は図3の説明
箇所で行なう。
【0059】台別持玉数記憶部66には、パチンコ遊技
機3に設けられている持玉数カウンタからの台別の台別
持玉数情報(3)が送られる。バックアップ電源67
は、停電時対策用のものである。
【0060】図3は、この発明に従った遊技場の管理設
備装置の一実施例で管理されるパチンコ遊技機3の正面
図である。パチンコ遊技機3により、内部に封入された
打玉を循環させて繰返し弾発して遊技を行なう弾球遊技
機が構成されている。尚、この実施例ではパチンコ遊技
機について説明しているが、この発明においてはこれに
限定されるわけではなく、打玉封入循環式の弾球遊技機
であればいかなるものでもよい。
【0061】玉貸カードまたは持玉数カードによって、
パチンコ遊技機3の打球待機樋69に打玉が供給され
る。玉貸カードとは、現金と引換えに遊技者が受けとる
ものであり、その現金情報またはその現金に相当する玉
数情報が記録されておりその記録情報に相当する数の打
玉を遊技者が使える。持玉数カードは、その遊技場にお
いて、現在遊技者が所有している打玉の数またはその打
玉に相当する金額情報を記憶したものであり、その持玉
を遊技者は遊技に使用可能である。玉貸カード、持玉数
カードを使用して、打球待機樋69に打玉を供給する方
法を以下説明する。
【0062】まず、玉貸カードを用いる場合について説
明する。パチンコ遊技機3の側部の1つには、玉貸カー
ド処理機7がパチンコ遊技機3に対して分離可能な状態
で設けられている。遊技者は、玉貸カード処理機7に設
けられたカードリーダライタ71のカード挿入排出口7
3に玉貸カードを挿入する。
【0063】この玉貸カードに記録されている記録情報
が、カードリーダライタ71により読取られる。その読
取られたカード情報に含まれているカード残額が表示器
75に表示される。なお、この場合はカード残額に対応
する打玉の数を表示するものでもよい。この表示器75
は、パチンコ遊技機3に設けてもよく、また、幕板等の
他の場所に設けてもよい。
【0064】次に遊技者は、選別操作ボタン77、7
9、81を操作して表示器75で表示されている残額の
範囲内で遊技に使用せんとする金額を選択指定する。遊
技者により遊技に使用せんとする金額が選択指定されれ
ば、図2に示す残高更新信号(10)がパチンコ遊技機
3に送られ、その選択金額に対応する玉数がパチンコ遊
技機3に設けられた報知手段としての持玉数表示器83
により表示される。この後、所定個数(たとえば21
個)の打玉が打球待機樋69に払出される。所定個数の
打玉が払出されれば、その払出された打玉の個数が減算
された後の持玉数が持玉数表示器83により表示され
る。89は作動表示ランプであり、玉貸カード処理機7
が作動中である旨を点灯表示するためのものである。9
0は、返却ボタンであり、返却ボタン90を押圧するこ
とによりカード挿入排出口73から玉貸カードが返却さ
れる。
【0065】次に持玉数カードを用いて打球待機樋69
に打玉を供給する方法について説明する。パチンコ遊技
機3の上には、持玉数カード処理機63が設置されてい
る。持玉数カード処理機63に設けられたカードリーダ
ライタ93のカード挿入排出口95に持玉数カードを挿
入する。
【0066】持玉数カードに記録されている記録情報
は、カードリーダライタ93により読取られる。そし
て、図2に示す持玉数信号(13)(その読取られたカ
ード情報に含まれている持玉数信号)が、図2に示すカ
ード別持玉数記憶部65に送られる。カード別持玉数記
憶部65は、前回のゲーム終了時にこの持玉数カードに
記録した持玉数を記憶している。今挿入した持玉数カー
ドに記録されている持玉数と記憶している持玉数とを比
較し、その持玉数カードに不正がされたか否かをチェッ
クする。
【0067】チェック終了後、カード別持玉記憶部65
(図2参照)から持玉数カード処理機63(図2参照)
にカード適否判定信号(14)が送られる。カード適否
判定信号(14)は、読取った持玉数と記憶されている
持玉数とが異なっていれば、その持玉数カードをカード
挿入排出口95から遊技者に返却し、スピーカ107か
ら警報音を発生させる信号であり、読取った持玉数と記
憶されている持玉数とが一致すれば、持玉数カード表示
器63に設けられた持玉数表示器97に持玉数を表示す
る信号である。これにより、持玉数表示器97に持玉が
表示される。
【0068】更に、持玉数表示器97に表示された持玉
数に対応する図2に示す持玉数信号(11)がパチンコ
遊技機3に設けられた持玉数表示器83に送られ、持玉
数表示器83には、持玉数表示器97に表示された数と
同じ数が表示される。
【0069】次に遊技者は、使用持玉数入力キー99を
操作して持玉数表示器83、97で表示されている持玉
数の範囲内で遊技に使用せんとする持玉数を選択指定す
る。これにより、持玉数表示器97に遊技者が選択指定
した持玉数が表示される。そして、確認ボタン101を
押圧すると、遊技者が選択した持玉数が持玉数表示器8
3に表示される。そして打球払出装置88が作動し、打
球待機樋69に所定個数(たとえば21個)の打玉が払
出される。
【0070】尚、持玉数カード処理機63には使用持玉
数入力キー99が設けられているが、使用持玉数入力キ
ー99は設けられていなくてもよい。この場合は、持玉
数カードに記録されている持玉数で遊技を行なうことに
なる。
【0071】図中103は作動表示ランプであり、持玉
数カード処理機63が作動中である旨を点灯表示するた
めのものである。105は保持表示ランプであり、持玉
数カード処理機63が持玉数カードを所定位置で保持し
ている場合には点灯される。
【0072】打球待機樋69内にパチンコ玉が払出され
れば、遊技が可能となり、遊技者が操作ハンドル109
を操作することにより、打球モータを含む打球装置11
1(図4参照)が作動して打球杆113が間欠揺動され
て球送り装置139が作動し、打球待機樋69から発射
レール115上の打球発射位置に1つずつ供給されてき
たパチンコ玉が弾発発射される。
【0073】弾発発射されたパチンコ玉は、パチンコ遊
技機3の遊技領域に打込まれる。この遊技領域にはドラ
ム117等からなる可変表示装置や可変入賞球装置11
9等の遊技装置が設けられている。
【0074】可変入賞球装置119等の入賞領域に入賞
した打玉は、入賞玉誘導樋121に導かれる。入賞玉誘
導樋121に導かれた入賞玉は入賞玉検出器123で検
出され、その検出出力に基づいて景品玉数に対応する得
点(たとえば15点)が持玉数表示器83に表示されて
いる持玉数に加算される。
【0075】可変入賞球装置119等に入賞しなかった
打玉は、アウト口125からアウト玉誘導樋127に導
かれる。アウト玉誘導樋127に導かれたアウト玉は、
アウト玉検出器129で検出され、アウト玉検出器12
9によりアウト玉信号が出力される。アウト玉信号と入
賞玉信号との合計数が所定数になると、パチンコ遊技機
3から図2に示す台別利益球数記憶部45に(1)の信
号が送られる。
【0076】打球操作力が弱く遊技領域に届かなかった
打玉は、ファール玉誘導樋131に導かれる。ファール
玉誘導樋131に導かれたファール玉は、ファール玉検
出器133で検出され、ファール玉信号が出力される。
ファール玉信号をもとに、持玉数表示器83に表示され
ている数に一加算する処理が行なわれる。打球発射によ
る打球待機樋69の打玉の減少は待機樋玉量検出器87
によって検出される。該待機樋玉量検出器87が作動す
ると打玉払出装置88が再度作動し前記持玉数表示器8
3に表示されている持玉数の範囲内であって、且つ、前
記した遊技の開始時に供給された玉数(たとえば21
個)よりも少ない所定数の持玉(たとえば17個)が、
打球待機樋69に払出される。なお、入賞玉誘導樋12
1、アウト玉誘導樋127およびファール玉誘導樋13
1は、玉集合樋135と連通している。したがって、入
賞玉、アウト玉およびファール玉は玉集合樋135に導
かれる。打球払出装置88が作動することにより、玉集
合樋135内にある打玉は、打球待機樋69に導かれ
る。玉集合樋135内にある打玉は、再度打球待機樋6
9に導かれ、再度遊技領域へ発射されることとなる。
【0077】遊技を終了する場合は、スイッチ内蔵の終
了精算ボタン147を押圧する。これにより、図5で説
明する玉抜手段が作動し、打球待機樋69内に残ってい
る打玉を玉抜通路137に導く。玉抜通路137に導か
れた打玉は、抜取玉検出器141で検出され、検出した
個数分に対応する得点が持玉数表示器83に表示されて
いる得点に加算される。
【0078】持玉数表示器83に表示されている得点に
対応する図2に示す持玉数信号(12)が持玉数カード
処理機63に送られ、その持玉数が持玉数表示器97に
表示される。
【0079】打玉の抜取りが終了した後、補給装置61
から新たな打玉が補給玉誘導樋143を介して玉集合樋
135に導かれる。補給装置61は、打玉を1個ずつ補
給可能に構成されている。補給樋145から補給装置6
1に打玉が供給される。
【0080】持玉数カードで遊技を行なっていた場合
は、持玉数カード処理機63内に保持されている持玉数
カードに、持玉数表示器97に表示されている持玉数が
記録される。そして、持玉数カードに記録された持玉数
に対応する図2に示す持玉数信号(13)が、図2に示
すカード別持玉数記憶部65に入力され記憶される。
【0081】一方、玉貸カードで遊技を行なっていた場
合には、遊技者は持玉数カードをカード挿入排出口95
から挿入する。持玉数表示器97に表示されている持玉
数がカードリーダライタ93によって、持玉数カードに
記録される。持玉数カードに記録された持玉数に対応す
る持玉数信号(13)は、図2に示すカード別持玉数記
憶部65に入力され記憶される。
【0082】図4は、図3に示すパチンコ遊技機の背面
図である。パチンコ遊技機3の機構板146には、中継
端子基板148が取付けられている。中継端子基板14
8には、パチンコ遊技機側コネクタA(151)、パチ
ンコ遊技機側コネクタB(155)、パチンコ遊技機側
コネクタC(159)が取外し自在に取付けられてい
る。
【0083】パチンコ遊技機側コネクタA(151)
は、持玉数カード処理機63に取外し自在に取付けられ
た持玉数カード処理機側コネクタA(149)と電気的
に接続されている。また、パチンコ遊技機側コネクタB
(155)は、補給装置61に取外し自在に取付けられ
た補給装置側コネクタA(153)と電気的に接続され
ている。さらに、パチンコ遊技機側コネクタC(15
9)は、玉貸カード処理機7に取外し自在に取付けられ
た玉貸カード処理機側コネクタA(157)と電気的に
接続されている。
【0084】持玉数カード処理機63には、持玉数カー
ド処理機側コネクタB(161)が取外し自在に取付け
られ、持玉数カード処理機側コネクタB(161)はホ
ール用管理コンピュータと電気的に接続されている。
【0085】補給装置61には、補給装置側コネクタB
(163)が取外し自在に取付けられ、補給装置側コネ
クタB(163)はホール用管理コンピュータと電気的
に接続されている。補給装置61には、補給玉検出器1
64が設けられている。補給指令信号(8)(9)(図
2参照)に基づき、補給装置61が補給玉検出器164
で補給する打玉をカウントしながら補給玉誘導樋143
を介して玉集合樋135に打玉を供給する。
【0086】玉貸カード処理機7には、玉貸カード処理
機側コネクタB(165)が取外し自在に取付けられ、
玉貸カード処理機側コネクタB(165)はホール用管
理コンピュータと電気的に接続されている。また、玉貸
カード処理機側コネクタA(157)および玉貸カード
処理機側コネクタB(165)は、玉貸カード処理機制
御回路基板167と電気的に接続されている。
【0087】パチンコ遊技機3、玉貸カード処理機7、
補給装置61、持玉数カード処理機63の電気的接続は
コネクタを用いて行なっているので、各装置同士の分離
が容易に行なうことができる。
【0088】尚、パチンコ遊技機3、玉貸カード処理機
7、ホール用管理コンピュータ11、補給装置61、持
玉数カード処理機63の接続をフォトカプラ等の光結合
素子で行なえば、この中の1つの装置の故障(たとえば
ショート等)が原因で残りの装置が故障するということ
を極力防止できる効果がある。尚、フォトカプラの代わ
りにリレーを用いても同じ効果がある。
【0089】尚、図中117はドラム、173は始動入
賞口、175はその始動入賞口に入賞した始動入賞玉を
検出する始動入賞玉検出器、177は可変入賞玉装置1
19(図3参照)を開閉駆動するためのアタッカーソレ
ノイド、178は、たとえばドラム117の回転終了後
所定の数字が揃うとアタッカーソレノイド177を動作
させる制御を行なう等遊技の制御を行なう遊技制御回路
が形成された遊技制御基板である。
【0090】また、179は遊技機制御回路基板ボック
スである。遊技機制御回路基板ボックス179内に収容
された遊技機制御用回路180(図2)は、たとえば玉
貸カード処理機7から受けた持玉数の情報を持玉数表示
器83(図3参照)に表示するのを制御したり、遊技終
了時持玉数表示器83(図3参照)に表示されている持
玉数を持玉数カード処理機63に送るのを制御してい
る。
【0091】また、遊技機制御用回路180は本発明に
おける制御手段及び判定手段として機能し、玉抜補給の
制御も行なう。したがって、遊技機制御用回路180
は、払出モータ181、抜取玉検出器141、玉抜ソレ
ノイド211、ホール用管理コンピュータ11と信号の
やり取りを行なう。遊技機制御用回路180は、これら
の制御を可能にするため、MPU、RAM、ROM等を
備え、ROMには図10以降に示すプログラム等が記憶
されている。
【0092】図中145は補給樋、121は入賞玉誘導
樋、125はアウト口、127はアウト玉誘導樋、69
は打球待機樋、131はファール玉誘導樋、111は打
球装置、113は打球杆を示している。これらの部材の
説明は図3で行なったので省略する。
【0093】図5は、図3に示すパチンコ遊技機3の打
球払出装置88付近の拡大図である。玉集合樋135と
打球待機樋69との間には、打球払出装置88がある。
打球払出装置88は、払出モータ181、駆動歯車18
3およびベルト189を備えている。
【0094】駆動歯車183と従動歯車191には、ベ
ルト189が掛けられている。駆動歯車183は払出モ
ータ181によって矢印A方向に回転駆動される。した
がって、払出モータ181が回転すると、ベルト189
はB方向に移動する。玉集合体135から打球払出装置
88に導かれた打玉195は、ベルト189がB方向に
移動すると、ベルト189に所定の間隔をあけて設けら
れた玉載置片193上に乗り、打球待機樋69へ導かれ
る。打球集合樋69に導かれた打玉195の個数は、払
出玉検出器197で検出する。
【0095】玉集合樋135には、先ほど図3で説明し
たように、入賞玉誘導樋121、アウト玉誘導樋12
7、ファール玉誘導樋131および補給玉誘導樋143
が連通している。
【0096】打球待機樋69の端部には、玉通過口22
1を通して打球発射位置に打玉195を導くための玉送
り装置139が配置されている。玉送り装置139は、
支軸200に回転自在に保持された玉送りレバー199
のことである。玉送りレバー199はバネ223によっ
て矢印J方向に付勢されている。玉送り装置139の動
作の詳細な説明は、後で図6〜図8を用いて行なう。2
05は連動杆であり、連動杆205は打球杆113が作
動することによりそれに連動して動く。
【0097】支軸200には、切換弁209が一体的に
設けられている玉抜レバー207も回転自在に保持され
ている。切換弁209により、打球待機樋69と玉抜通
路137とを連通させたり、連通を遮断したりする。玉
抜レバー207は、玉送りレバー199よりもパチンコ
遊技機内部側に配置されている。玉抜レバー207の端
部には、長穴217が設けられ、長穴217には玉抜ソ
レノイド211のプランジャ213に取付けられたピン
219が挿入されており、遊技場における所定の場所か
らの遠隔操作により作動可能であり、弾球遊技機から打
玉を抜取る玉抜手段が玉抜ソレノイド211、玉抜レバ
ー207および切換弁209により構成されている。し
たがって、玉抜ソレノイド211が作動することにより
切換弁209が動き、打球待機樋69内にある打玉19
5が玉抜通路137に導かれる。玉抜の詳細な説明は、
後で説明する図9の箇所で行なう。
【0098】玉抜通路137の出口には、抜取玉検出器
141が取付けられている。遊技終了時、打球待機樋6
9に打玉195が残っていると、その玉数を持玉数に加
算する必要があるが、打球待機樋69に残っている打玉
195をカウントするのに抜取玉検出器141の検出信
号が使われる。したがって、遊技終了時切換弁209が
動き、打球待機樋69にある打玉195は玉抜通路13
7に導かれる。また、打球待機樋69から打玉195を
抜取ると、新たな打玉を図3に示す補給装置61から玉
集合樋135に供給する必要があるが、供給量は抜取玉
検出器141で検出した個数である。
【0099】更に、打玉を洗浄する際には、打球払出装
置88や玉集合樋135に貯留されている打玉を玉抜通
路137からパチンコ機外に排出するが、抜取玉検出器
141が打玉を検出している間は、払出モータ181が
回転し続け玉抜処理が続けられる。
【0100】尚、図5においては、玉集合樋135と玉
抜通路137とは連通されていないが、玉集合樋135
と玉抜通路137とを連通させ、かつ玉抜通路137に
ソレノイド等で開閉される玉抜穴を設けた構造にしても
よい。つまり、遊技終了時は玉抜穴を閉じた状態にし、
打球待機樋69にある打玉を玉抜通路137から玉集合
樋135に導かれるようにし、打玉洗浄時は玉抜穴を開
け、玉抜穴から打玉をパチンコ機外へ排出するのであ
る。このような構造にすれば、遊技終了時においては打
玉を供給する必要がなくなる。
【0101】図5に示す玉送り装置139の動作の説明
を図6〜図8を用いて行なう。図6に示すように、玉送
りレバー199の端部である打玉塞止部201によっ
て、打玉195aの流下を塞止めている。図中215は
切換弁209の端部であり、端部215は打球待機樋6
9の端部と接触している。
【0102】図7に示すように、打球杆113をC方向
に回動させると、これに連動して連動杆205が矢印D
方向に移動し、玉送りレバー199を矢印D方向に押
す。これにより打玉195aが矢印E方向に移動し、玉
送りレバー199の端部である打玉塞止部203と当接
し、移動が停止する。
【0103】図8に示すように、打球杆113の矢印F
方向の回動が開始すると、これに連動して連動杆205
が矢印G方向に移動する。連動杆205が矢印G方向に
移動すると、玉送りレバー199もG方向に移動する。
玉送りレバー199がG方向に移動することにより、塞
止めが解除された打玉195aはH方向に移動し始め、
玉通過口221を通って打球杆113の位置に導かれ弾
発される。次に弾発される打玉195bは、打玉塞止部
201によって移動を妨げられている。
【0104】次に玉抜動作の説明を図9を用いて行な
う。構造についての説明は図5の説明箇所で行なったの
で省略する。図9に示すように玉抜を行なうときは、玉
抜ソレノイド211のプランジャ213を矢印D方向に
移動させる。これにより玉抜レバー207に一体的に設
けられた切換弁209が移動し、打球待機樋69と玉抜
通路137とが連通する。打玉195はI方向に流れて
いく。
【0105】図10は、玉抜動作を説明するための遊技
機制御用回路180のフローチャートである。ステップ
S1で遊技機制御用回路180によりホール用管理コン
ピュータ11(図2参照)から玉抜禁止指令があったか
否かの判断が行われ、あった場合にはステップS2で玉
抜禁止フラグをセットし、なければステップS3で玉抜
禁止フラグをリセットする。次に、ステップS5におい
て玉抜禁止フラグがセットされているかの判断が行わ
れ、セットされている場合にはRETに進み(即ち、玉
抜は禁止される)、リセットされている場合にはステッ
プS6に進む。
【0106】ステップS6において、ホール用管理コン
ピュータ11(図2参照)から玉抜指令の入力があった
か否かの判断が行なわれ、なければステップS19に進
んで玉抜フラグがセットされているかの判断が行われ
る。そして、玉抜指令もなく、玉抜フラグもリセットさ
れているときはRETに進む。ステップS6で玉抜指令
の入力があった場合にはステップS6からステップS7
に進む。
【0107】一方、上記玉抜フラグのセットは遊技機制
御用回路180で制御される図11の自己判断処理フロ
ーチャートで成される。図11のステップS21では当
該パチンコ遊技機3における打玉の打込玉数が所定の上
限値(例えば5万発など)に達したか否か判断してお
り、この上限値に達した場合にはステップS27に進ん
で打込玉のカウンタをクリアし、ステップS30に進
む。ステップS21で上限値に達していない場合は、ス
テップS22に進んで当該パチンコ遊技機3の稼働時間
(遊技が行われた延べ時間。例えば、操作ハンドル10
9が操作されてONしている期間の積算値など。)が所
定の上限値(6時間)に達したか否か判断しており、こ
の上限値に達した場合にはステップS28に進んで稼働
時間のタイマをクリアし、ステップS30に進む。
【0108】ステップS22で上限値に達していない場
合は、ステップS23に進んで打玉(封入玉)の汚れ具
合が所定の限界値に達しているか否か判断する。この打
玉の汚れはパチンコ遊技機1の打玉循環路中に設けた図
示しない光電式の汚れセンサによって検知される。そし
て、打玉の汚れ具合が限界値に達した場合にはステップ
S30に進む。ステップS23でも否の場合、ステップ
S24に進んで所定の最長時間が経過したか否か判断す
る。この最長時間とは、当該パチンコ遊技機3が稼働し
ているか否かに拘わらず、例えば二日(48時間)と設
定されている。そして、前回の玉抜からその後玉抜が行
われない場合が二日経過した場合はステップS29に進
み、最長時間のタイマをクリアしてステップS30に進
む。
【0109】ステップS30では当該遊技場が閉店間近
(例えば閉店1時間前の時刻などの予め定めた所定時
刻)か否か判断し、間近でなければステップS31で玉
抜フラグをセットする。即ち、打込玉数が上限値に達し
た場合、稼働時間が上限値に達した場合、打玉の汚れが
限界値に達した場合の何れかの玉抜き条件が成立した場
合、若しくは、最長時間が経過した場合、閉店間近でな
ければ玉抜フラグをセットする。
【0110】また、ステップS30で閉店間近の場合に
はステップS26に進み、当該遊技場が閉店したか(或
いは開店したか)判断し、閉店するまで待って閉店した
らステップS31に進む。即ち、上記何れかの玉抜条件
が成立しても閉店間近の場合には閉店まで待って玉抜フ
ラグをセットする。
【0111】更に、ステップS24でも否の場合はステ
ップS25に進み、上記打込玉が上限値に達していない
がそれに間近(例えば5万5千発など)か、稼働時間が
上限値に達していないがそれに間近(5時間30分な
ど)か、打玉の汚れ具合が限界値に達していないがそれ
に間近か(何れも予備条件)のうちの何れかの状態とな
っているか否か判断し、なっていなければRETに進
み、何れかの条件成立間近となっている場合にはステッ
プS26に進む。尚、間近に限らず予備条件は任意でよ
いが、開店してから午前中のうちに玉交換しないように
なるのが望ましい。また、予備条件を適宜設定を変更で
きるようにしてもよい。
【0112】ステップS26では当該遊技場が開店した
か、閉店したかの判断を行い、開店若しくは閉店した場
合にはステップS31に進んで玉抜フラグをセットす
る。即ち、上記何れかの玉抜条件が成立間近の場合に
は、開店時若しくは閉店時に玉抜フラグがセットされる
ことになる。
【0113】図10に戻って、上記の如く玉抜フラグが
セットされると、ステップS19からステップS7に進
む。そして、ステップS7においては、図3に示すパチ
ンコ遊技機3の遊技中フラグがセットされているか否か
の判断がなされる。図12はこの遊技中フラグのセット
に関する遊技中判定フローチャートを示している。図1
2のステップS32では前記終了精算ボタン147が押
されたか否か判断しており、押されたらステップS32
からステップS36に進む。
【0114】ステップS32で終了精算ボタン147が
押されていない場合には、ステップS33に進む。ステ
ップS33では係員により当該パチンコ遊技機3の中断
操作が成されたか否か判断している。パチンコ遊技機3
で遊技する遊技者がトイレに行くとき、或いは、食事を
摂る場合などには、係員に申し出ることにより、遊技を
中断し、当該パチンコ遊技機3を一定時間確保しておく
ことができる。そして、係る中断操作が成されたらステ
ップS33からステップS36に進む。
【0115】中断操作が成されていない場合はステップ
S33からステップS34に進み、前記玉貸カード若し
くは持玉数カードが挿入されているか否か判断し、挿入
されていない場合にはステップS36に進み、遊技中フ
ラグをリセットし、挿入されている場合にはステップS
35に進み、遊技中フラグをセットする。
【0116】図10に戻って、この遊技中フラグがセッ
トされている場合には、当該パチンコ遊技機3は遊技中
であると判断され、ステップS20で図3に示すパチン
コ遊技機3が遊技中である旨を示す信号を図2に示すホ
ール用管理コンピュータ11に出力する。これにより玉
抜指令の操作が無効にされる。その後、RETに進む。
【0117】図3に示すパチンコ遊技機3が遊技中でな
く、遊技中フラグがリセットされている場合は、ステッ
プS8に進む。ステップS8においては、玉抜タイマが
セットされる。玉抜タイマは玉抜動作の最後に抜取られ
た打玉が抜取玉検出器141で検出された後、一定時間
後に払出モータ181の駆動を停止するためのものであ
る。そしてステップS9に進む。
【0118】ステップS9においては、図5に示す打球
払出装置88の払出モータ181が回転する。払出モー
タ181が回転することにより、ベルト189がB方向
に移動する。そして、ステップS10に進む。
【0119】ステップS10においては、図5に示す玉
抜ソレノイド211をONし、玉抜レバー207を図9
に示す状態にする。そして、ステップS11に進む。ス
テップS11においては、図5に示す抜取玉検出器14
1が抜取玉(打玉)を検出したか否かの判断がなされ
る。抜取玉が検出された場合は、ステップS11よりス
テップS8に戻り、再度玉抜タイマをセットする。抜取
玉が検出されない場合はステップS11よりステップS
12に進む。
【0120】ステップS12においては、ステップS8
で説明した玉抜タイマにセットされた時間が終了したか
否かの判断がなされる。タイマにセットされた時間がい
まだ終了していない場合は、ステップS12よりステッ
プS13に進む。ステップS13においては玉抜タイマ
の時間が減算され、ステップS14で表示処理を行って
ステップS9に戻り、前記玉抜タイマでセットされた時
間が終了するまでの間、前記S9〜S14の制御を繰り
返し行なう。ステップS14の表示処理では持玉数表示
器83(報知手段)に玉抜中であること、及び、当該作
業(玉抜開始から補給までの作業)が終了するまでの残
時間(待ち時間)を表示する。また、ホール用管理コン
ピュータ11の表示器23にも同様の表示を行う。
【0121】そして玉抜タイマにセットされた時間が終
了した場合は、ステップS12よりステップS15に進
む。ステップS15においては、図5に示す払出モータ
181を停止させる。そして、ステップS16に進む。
ステップS16においては、図5に示す玉抜ソレノイド
211をOFFする制御をし、玉抜レバー207を図9
に示す位置から図5に示す位置に戻す。そして、ステッ
プS17に進む。
【0122】ステップS17においては、図5に示す玉
集合樋135に新たな打玉の補給を要求する信号である
補給要求信号(7)が、図2に示すホール用管理コンピ
ュータ11に出力される。そして、ステップS18で玉
抜フラグをリセットする。
【0123】この実施例においては抜取玉検出器141
が打玉を検出してから一定時間後に払出モータ181を
停止するようにしているため玉抜制御中に玉抜通路13
7を流下する打玉が途切れても、その打玉は前記玉抜タ
イマに設定された時間中に抜取玉検出器141で十分検
出することができ、その場合はステップS8で再度玉抜
タイマがセットされる。よって玉抜制御は途中で終了し
てしまうことがない。
【0124】このように本発明では、内部に封入された
打玉を循環させて繰返し発射して遊技を行なう弾球遊技
機が設置された遊技場において、パチンコ遊技機3から
打玉を抜取るための玉抜手段(玉抜ソレノイド211、
玉抜レバー207および切換弁209により構成され
る)と、パチンコ遊技機3に新たな打玉を供給する補給
装置61と、前記玉抜手段及び補給装置61を制御し
て、玉交換をするための制御手段(遊技機制御用回路1
80、ホール用管理コンピュータ11)とを備え、該制
御手段は、所定の玉抜条件に基づいて玉交換を行う時期
となったか否かを判定する判定手段(遊技機制御用回路
180)を有し、該判定手段が玉交換を行う時期となっ
たと判定した場合に、当該パチンコ遊技機3が遊技中で
ないことを条件として、前記玉抜手段により、当該パチ
ンコ遊技機3から打玉を抜取るようにしたので、適切な
タイミングで自動的に当該パチンコ遊技機3からの玉抜
と洗浄、玉供給を実現することが可能となる。
【0125】また、遊技機制御用回路180は、玉交換
を行う時期となったと判定したのが予め定められた所定
時刻(閉店1時間前の時刻)以降で営業終了時刻までの
間であった場合、営業が終了するまで玉抜を延期するの
で、玉抜により当該パチンコ遊技機3が遊技不能となる
状態をできるだけ少なくすることができるようになる。
【0126】また、遊技機制御用回路180は、前記玉
抜条件が成立する以前の基準で予め設定された予備条件
が成立している場合、遊技場の営業時間外に当該パチン
コ遊技機3から打玉を抜取るので、遊技場の営業時間中
に玉抜が実行される状況をできるだけ少なくすることが
できるようになる。
【0127】また、遊技機制御用回路180は、所定の
最長時間が経過した場合、玉抜条件が成立したか否かに
拘わらず、パチンコ遊技機3が遊技中でないことを条件
として玉抜手段により、当該パチンコ遊技機3から打玉
を抜取るようにしたので、例えば稼働率の低いパチンコ
遊技機であって、玉抜条件が成立するのに異常な長時間
を要する状況となっても、少なくとも所定の最長時間が
経過した場合は玉抜を行うことができるようになる。
【0128】更に、ホール用管理コンピュータ11から
の遠隔操作により、所定の禁止指令を受けた場合、遊技
機制御用回路180は、玉抜手段によるパチンコ遊技機
3からの打玉の抜き取りを禁止するようにしたので、遊
技場の都合により、遠隔操作で当該遊技場の各パチンコ
遊技機3の玉抜を強制的に禁止することができるように
なるものである。
【0129】また、遊技機制御用回路180は、玉抜開
始から玉供給完了までの間、持玉数表示器83などで所
定の玉抜中報知を行うようにしたので、当該パチンコ遊
技機3が玉抜中であることを容易に認識することができ
るようになる。
【0130】また、遊技場のホール用管理コンピュータ
11にて玉抜中表示を行うので、遊技場の各パチンコ遊
技機3が玉抜中であるか否かをホール管理コンピュータ
11にて遠隔監視することが可能となる。
【0131】更に、パチンコ遊技機3やホール用管理コ
ンピュータ11にて玉抜完了までの待ち時間を表示する
ので、当該パチンコ遊技機3が残りどのくらいで遊技可
能となるかを容易に判別することができるようになる。
【0132】尚、上記実施例に加えて、開店時及び閉店
時などの営業時間外に全パチンコ遊技機に対して自動的
に玉抜指令を行うようにして、一斉に玉抜を行ってもよ
い。係る構成によれば当該遊技場の営業時間外に玉抜条
件が成立したか否かに拘わらず、玉抜手段により、当該
パチンコ遊技機から打玉を抜取れるので、遊技場の営業
時間外に強制的に玉抜を実行することができるようにな
る。尚、係る強制抜取は開店時か閉店時の何れか一方で
あってもよい。また、この実施例ではステップS17に
示すように、補給要求信号をホール用管理コンピュータ
に出力している。しかしながら、この発明においてはこ
れに限定されるわけではなく、図2に示す補給装置61
に直接出力してもよい。
【0133】この図10に示すフローチャートにおいて
は、パチンコ遊技機3からすべての打玉を抜取る場合を
説明したが、遊技終了時打球待機樋69から打玉を抜取
る場合は払出モータ181の作動は行なわず、玉抜制御
の終了後、前記抜取玉検出器141で計数された打玉と
同数の打玉を前記補給装置61から補給する。
【0134】また、実施例ではパチンコ遊技機3の持玉
数表示器83に玉抜中であること、及び、当該作業(玉
抜開始から補給までの作業)が終了するまでの残時間を
表示したが、パチンコ遊技機3が例えば液晶表示器から
成る可変表示装置を備える場合には、当該可変表示装置
にこれらの表示を行っても良い。
【0135】更に、実施例ではホール用管理コンピュー
タ11と遊技機制御用回路180にて本発明における制
御手段を構成したが、それに限らず、玉抜と玉供給を制
御する制御手段を遊技機制御用回路180のみで構成し
てもよい。また、実施例ではホール用管理コンピュータ
11から玉抜指令操作を実行可能としたが、請求項1〜
請求項5の発明では係る機能を有しないものでも差し支
えない。一方で、最長時間などのタイマー管理はホール
用管理コンピュータ11で管理するようにしてもよい。
【0136】また、実施例では玉抜条件として打込玉数
が上限値に達した場合、稼働時間が上限値に達した場
合、打玉の汚れが限界値に達した場合を玉抜条件に揚げ
たが、これらのうちの何れか一つを玉抜条件としてもよ
く、また、これら以外でも玉交換時期を自動的に判定で
きる条件であれば本発明に含まれる。更に、玉抜中であ
る旨の報知は、音(警告音)や音声などのように表示以
外のものでもよく、これらと表示を組み合わせたもので
もよい。また、遊技中か否かを判定するためには例えば
カードが挿入されていることのみで判定するものでもよ
いし、精算操作のみで判定してもよく、遊技中と判定す
るのに有効な条件でれば本実施例に限られるものではな
い。
【0137】また、実施例ではパチンコ遊技機内を封入
玉が循環するもので説明したが、それに限らず、遊技機
設置島内を循環するものでもよい。更に、この実施例に
おいては抜取玉検出器141で打玉が検出されるごとに
玉抜タイマを再セットするようにしたが、抜取玉検出器
141を設けず、かつ前記S4でセットされる玉抜タイ
マの時間を比較的長く(すべての打玉を確実に抜取るこ
とができる時間)セットするものでもよい。尚、本実施
例においては玉抜指令を行なうための玉抜補給キー43
A、玉抜禁止キー43B、および、玉抜指令部57、補
給指令部59をホール用管理コンピュータ11に設けた
が、これらをホール用管理コンピュータとは別に設けた
専用の装置として構成してもよい。また、全台、島単
位、1台単位のうちいずれか1つのみあるいはいずれか
2つのみの機能を持つもので構成してもよい。
【0138】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、内部
に封入された打玉を循環させて繰返し発射して遊技を行
なう弾球遊技機が設置された遊技場の管理設備装置であ
って、前記弾球遊技機から前記打玉を抜取るための玉抜
手段と、前記弾球遊技機に新たな打玉を供給する玉供給
手段と、前記玉抜手段及び玉供給手段を制御して、玉交
換をするための制御手段とを備え、該制御手段は、所定
の玉抜条件に基づいて玉交換を行う時期となったか否か
を判定する判定手段を有し、該判定手段が玉交換を行う
時期となったと判定した場合に、当該弾球遊技機が遊技
中でないことを条件として、前記玉抜手段により、当該
弾球遊技機から打玉を抜取るようにしたので、適切なタ
イミングで自動的に当該弾球遊技機からの玉抜と洗浄、
玉供給を実現することが可能となるものである。
【0139】請求項2の発明によれば、上記に加えて制
御手段は、判定手段が玉交換を行う時期となったと判定
したのが予め定めた所定時刻以降で営業終了時刻までの
間であった場合、営業が終了するまで玉抜を延期するの
で、玉抜により当該弾球遊技機が遊技不能となる状態を
できるだけ少なくすることができるようになるものであ
る。
【0140】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて制御手段は、前記玉抜条件が成立する以前の基準で
予め設定された予備条件が成立している場合、遊技場の
営業時間外に当該弾球遊技機から打玉を抜取るので、遊
技場の営業時間中に玉抜が実行される状況をできるだけ
少なくすることができるようになるものである。
【0141】請求項4の発明によれば、上記に加えて制
御手段は、所定の最長時間が経過した場合、前記玉抜条
件が成立したか否かに拘わらず、当該弾球遊技機が遊技
中でないことを条件として、前記玉抜手段により当該弾
球遊技機から打玉を抜取るので、例えば稼働率の低い弾
球遊技機であって、玉抜条件が成立するのに異常な長時
間を要する状況となっても、少なくとも所定の最長時間
が経過した場合は玉抜を行うことができるようになるも
のである。
【0142】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて制御手段は、前記玉抜条件が成立したか否かに拘わ
らず、遊技場の営業時間外に前記玉抜手段により、当該
弾球遊技機から打玉を抜取るので、遊技場の営業時間外
で強制的に玉抜を実行することができるようになるもの
である。
【0143】請求項6の発明によれば、上記各発明に加
えて遊技場における所定の場所からの遠隔操作により、
所定の禁止指令を受けた場合、制御手段は、玉抜手段に
よる弾球遊技機からの打玉の抜き取りを禁止するように
したので、遊技場の都合により、遠隔操作で当該遊技場
の各弾球遊技機の玉抜を強制的に禁止することができる
ようになるものである。
【0144】請求項7の発明によれば、上記各発明に加
えて玉抜開始から玉供給完了までの間、所定の玉抜中報
知を行う報知手段を備えたので、当該弾球遊技機が玉抜
中であることを容易に認識することができるようになる
ものである。
【0145】請求項8の発明によれば、請求項7に加え
て報知手段は、遊技場の管理コンピュータにて玉抜中報
知を行うので、遊技場の各弾球遊技機が玉抜中であるか
否かを管理コンピュータにて遠隔監視することが可能と
なるものである。
【0146】請求項9の発明によれば、請求項7又は請
求項8に加えて報知手段は、玉供給完了までの待ち時間
を表示するので、当該弾球遊技機が残りどのくらいで遊
技可能となるかを容易に判別することができるようにな
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った遊技場の管理設備装置の一実
施例を備えた遊技場の全体概略平面図である。
【図2】ホール用管理コンピュータ11の構成を示す構
成図である。
【図3】この発明に従った遊技場の管理設備装置の一実
施例で管理されるパチンコ遊技機の正面図である。
【図4】図3に示すパチンコ遊技機の内部構造を示す背
面図である。
【図5】図3に示すパチンコ遊技機の打球払出装置付近
の拡大図である。
【図6】図3に示すパチンコ遊技機に備えられた玉送り
装置の動作を説明するための説明図である。
【図7】図3に示すパチンコ遊技機に備えられた玉送り
装置の動作を説明するための説明図である。
【図8】図3に示すパチンコ遊技機に備えられた玉送り
装置の動作を説明するための説明図である。
【図9】図3に示すパチンコ遊技機の玉抜動作を説明す
るための説明図である。
【図10】図3に示すパチンコ遊技機の玉抜動作を説明
するためのフローチャートである。
【図11】同じくパチンコ遊技機の玉抜動作における自
己判断処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】同じくパチンコ遊技機の玉抜動作における遊
技中判定処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
3 パチンコ遊技機 11 ホール用管理コンピュータ 23 表示器(報知手段) 43A 玉抜補給キー 43B 玉抜禁止キー 57 玉抜指令部 59 補給指令部 61 補給装置 83 持玉数表示器(報知手段) 137 玉抜通路 141 抜取玉検出器 180 遊技機制御用回路 207 玉抜レバー 209 切換弁 211 玉抜ソレノイド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に封入された打玉を循環させて繰返
    し発射して遊技を行なう弾球遊技機が設置された遊技場
    の管理設備装置であって、 前記弾球遊技機から前記打玉を抜取るための玉抜手段
    と、 前記弾球遊技機に新たな打玉を供給する玉供給手段と、 前記玉抜手段及び玉供給手段を制御して、玉交換をする
    ための制御手段とを備え、 該制御手段は、所定の玉抜条件に基づいて玉交換を行う
    時期となったか否かを判定する判定手段を有し、該判定
    手段が玉交換を行う時期となったと判定した場合に、当
    該弾球遊技機が遊技中でないことを条件として、前記玉
    抜手段により、当該弾球遊技機から打玉を抜取ることを
    特徴とする遊技場の管理設備装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記判定手段が玉交換
    を行う時期となったと判定したのが予め定めた所定時刻
    以降で営業終了時刻までの間であった場合、営業が終了
    するまで玉抜を延期することを特徴とする請求項1の遊
    技場の管理設備装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記玉抜条件が成立す
    る以前の基準で予め設定された予備条件が成立している
    場合、遊技場の営業時間外に当該弾球遊技機から打玉を
    抜取ることを特徴とする請求項1又は請求項2の遊技場
    の管理設備装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、所定の最長時間が経過
    した場合、前記玉抜条件が成立したか否かに拘わらず、
    当該弾球遊技機が遊技中でないことを条件として、前記
    玉抜手段により当該弾球遊技機から打玉を抜取ることを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の遊技場の
    管理設備装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記玉抜条件が成立し
    たか否かに拘わらず、遊技場の営業時間外に前記玉抜手
    段により、当該弾球遊技機から打玉を抜取ることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の遊
    技場の管理設備装置。
  6. 【請求項6】 前記遊技場における所定の場所からの遠
    隔操作により、所定の禁止指令を受けた場合、前記制御
    手段は、前記玉抜手段による前記弾球遊技機からの打玉
    の抜き取りを禁止することを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4又は請求項5の遊技場の管理
    設備装置。
  7. 【請求項7】 玉抜開始から玉供給完了までの間、所定
    の玉抜中報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又
    は請求項6の遊技場の管理設備装置。
  8. 【請求項8】 前記報知手段は、遊技場の管理コンピュ
    ータにて玉抜中報知を行うことを特徴とする請求項7の
    遊技場の管理設備装置。
  9. 【請求項9】 前記報知手段は、玉供給完了までの待ち
    時間を表示することを特徴とする請求項7又は請求項8
    の遊技場の管理設備装置。
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