JP3741390B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、遊技機(パチンコ遊技機、いわゆるパチスロ遊技機(パチンコ型スロットマシン)を含む)に係わり、詳しくは遊技情報媒体(例えば、プリペイドカード)に記憶された有価価値(金額情報)に基づいて遊技を行う遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、プリペイドカードを遊技機に併設されたカード式玉貸装置に挿入して玉貸しを行い(具体的には、上皿に玉貸しされる)、遊技を行う遊技機がある。この遊技機では、遊技機に玉貸しスイッチ、カード返却スイッチ、カード残度表示器が備えられており、遊技者の操作に基づいて玉貸し、カード返却が可能になっている。そして、これらの制御はカード式玉貸装置により制御され、遊技機に設けられている排出制御装置に玉貸しの指令を送出することで、上皿に玉が貸し出される。
また、所定量の遊技球を遊技機内に封入した封入球式遊技機も提案されており、封入球式遊技機では、有価価値、遊技価値等が記憶されたカードを使用し、封入球を循環使用して遊技を行う。この封入球式遊技機においても、カードに記憶された有価価値を遊技価値に変換し、変換された遊技価値を使用して遊技を行い、獲得した遊技価値又は変換した遊技価値をカードに記録して遊技を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなカードを使用した従来の遊技機にあっては、以下のような問題点があった。
(イ)プリペイドカードは磁気カードによって構成されており、昨今のいわゆるテレホンカードの偽造と同様に、カードデータの改竄があった場合に、改竄による不利益をカード会社に与えるという問題点があった。カードデータの改竄には、例えば度数が減算しないタイプ、単にデータを改竄したタイプ等がある。
プリペイドカードの不正な改竄では、例えば使用済みのカードに再度有価価値を付加し使用可能にして、玉貸しのみを行い、上皿に不正に排出させて玉を獲得し、そのまま景品に交換する場合がある。また、改竄カードを使用して不正に遊技を行う場合もある。
なお、遊技店は、当該遊技店において使用された玉貸し金額をカード会社に請求するので、カードデータの改竄があっても、遊技店が不利益を被ることはない。
(ロ)カードデータの改竄があっても、遊技店が不利益を被ることはないとはいえ、当該遊技店の評判が低下し、営業上の信用が低下するおそれがあった。
(ハ)プリペイドカードの不正な改竄によって玉貸しが行われても、従来は不正な遊技者の動作を店員が的確に監視することが困難であった。
【0004】
そこで本発明は、遊技情報媒体の不正な改竄に基づく、有価価値から遊技価値への変換を困難にすることのできる遊技機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明による遊技機は、遊技に使用可能な有価価値が記録された遊技情報媒体を利用して、パチンコ玉に変換して遊技を行う遊技機において、
遊技盤に発射されて遊技が終了し回収されるパチンコ玉を検出する回収センサと、
遊技者の操作により前記有価価値を所定数のパチンコ玉に変換する遊技価値変換手段と、
前記遊技価値変換手段により有価価値が所定数のパチンコ玉に変換された変換動作後に、該変換された所定数のパチンコ玉に対応した発射玉の回収玉数が前記回収センサで検出されるまでの間、次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制する遊技価値変換規制手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、前記遊技価値変換規制手段が次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制しているとき、前記遊技者の操作が行われたことを報知する不正動作報知手段を備えるようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
第1実施例
最初に、本発明をプリペイドカード方式の遊技機に適用した第1実施例について説明する。
【0008】
図1は遊技機の全体を示す外観斜視図である。図1において、1はパチンコ玉を使用して遊技を行う遊技機であり、遊技機1は同様のものが遊技店内に所定数設置されている。本実施例の遊技機1は大きく分けてパチンコ機本体2と、パチンコ機本体2の側方に配設された遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、これらが対をなして設置されている。
【0009】
玉貸機3は比較的狭い幅の縦長タイプに形成され、一定の奥行を有している。そして、遊技機1の側方に配設されることによって、遊技者の便宜を図れるようになっている。また、玉貸機3はパチンコ機本体2と分離することが可能であり、修理の際には交換することができる構造になっているが、少なくともパチンコ機本体2と玉貸機3が信号上、接続されていないと遊技ができないようになっている。
玉貸機3にはカードリーダーライタ制御装置が内蔵され、玉貸機3の前面パネル4には上記カードリーダーライタ制御装置に対応するプリペイドカード400(以下、適宜単にカードと略称する)が挿入されるカード挿入口5と、カードの残り度数を表示するカード残度数表示器6とが設けられている。なお、カード挿入口5はカードの受け付けを表示可能なものが用いられ、例えばカード挿入口5の上にカード受付け表示器7を有し、カード受付け表示器7は発光ダイオード等からなり、カードの受け付けが有効であることを表示する。
ここで、プリペイドカードは遊技に使用可能な有価価値(金額情報)が記録された遊技情報媒体に相当し、本実施例では玉貸機3によりカードの有価価値を遊技価値(玉貸し情報:すなわち、玉貸し数)に変換して遊技が行われる。
【0010】
カード残度数表示器6は、例えば7セグメントの発光ダイオードを用いて3列で構成され、カード挿入口5に挿入されたプリペイドカード(以下、単に適宜カードという)の残り度数を100の位まで度数単位で表示する。度数単位では、1度が100円に相当し、残りの度数を度/100円の計算で遊技者に表示する。したがって、例えば3000円のカードを挿入した場合には30度としてカード残度数表示器6に表示される。
【0011】
パチンコ機本体2は、正面側に見える部分として額縁状前面枠11と、額縁状前面枠11の開口部に配設され、ガラス12aを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤13と、前面表示パネル14と、前面表示パネル14の下方の前面操作パネル15とを有している。額縁状前面枠11はパチンコ機2を設置している木製の枠体16に開閉可能に支持されており、同様に金枠12は額縁状前面枠11に開閉可能に支持されている。
前面表示パネル14は前面側が突出しつつやや盛り上がるような曲面状に形成され、この前面表示パネル14には賞品球としてのパチンコ玉および玉貸機3の作動による貸し玉を受ける上皿(上玉受皿)21が形成されるとともに、前面側にカード度数表示器(カード残高表示器)22、玉貸釦(変換釦)23、カード排出釦(返却釦)24および玉貸し可能表示器25が設けられている。
前面表示パネル14は一端側が額縁状前面枠11に開閉可能に支持されている。また、26は上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移すために、両者を接続する通路を開閉するための押し釦である。
【0012】
カード度数表示器22は、例えば7セグメントの発光ダイオードを用いて3列で構成され、カード挿入口5に挿入されたカードの残高を100の位まで度数単位で表示する。なお、本実施例ではカード度数表示器22として7セグメントの発光ダイオードを用いて3列で構成しているが、これに限らず、例えばドットLED、液晶、蛍光表示管等を用いて構成してもよい。これは、カード残度数表示器6についても同様である。また、カード度数表示器22をカード残度数表示器6と一緒にした構成としてもよい。
【0013】
玉貸釦23は、カード挿入口5に挿入されたカードの残高の範囲内で1度を単位としてパチンコ玉をパチンコ機本体2裏面の後述の玉排出装置(賞球を行う機能も兼ねているもの)から排出して貸し出すために遊技者によって押されるスイッチである。この場合、パチンコ玉を貸し出し可能な状態の表示は玉貸し可能表示器25によって行われる。なお、パチンコ玉を貸し出し可能な状態にあれば、玉貸釦23全体が輝くものでもよい。
一方、パチンコ玉が貸し出し可能な状態でなければ、玉貸し可能表示器25が消灯し、かつ玉貸釦23を押してもパチンコ玉の貸し出しのための排出が行われない。この玉貸釦23を1回押すと、設定された分だけのパチンコ玉(例えば、300円の設定であれば75個)が貸し出されて上皿21に供給される。
【0014】
カード排出釦24は、カード挿入口5に挿入されたカードをカード挿入口5から外部に引出すためのもので、本実施例では遊技者がゲームを終了したい場合などに、この釦を押すことにより、カードがカード挿入口5から再び外部に引出される。遊技者は引出されたプリペイドカードを手にし、他のパチンコ台でゲームを開始するか、あるいは今回はひとまずゲームを終るかの自由な選択ができる。このように、玉貸釦23、カード排出釦24、カード度数表示器22は玉貸機3により制御される。
【0015】
前面操作パネル15には、その左側に灰皿31が形成されるとともに、前面中央側が前方に突出するような形状に形成され、その突出部の内部は玉貯留皿(下玉受皿)32となっている。玉貯留皿32は上皿21がパチンコ玉で一杯のときに賞品玉を受ける等の役目がある他、玉を一時的に貯留するためのものである。玉貯留皿32は玉通路によって上皿21と連通している。また、前面操作パネル15には玉抜きレバー33および発射装置の発射操作ノブ34が設けられている。
【0016】
玉抜きレバー33は玉貯留皿32に貯留された玉を外部下方に抜くためのもので、この玉抜きレバー33を、例えば左方向に移動させると、玉貯留皿32の下底部が一部開口して玉を下方に放出することができる。発射操作ノブ34は1列に整列しているパチンコ玉のうち、発射位置にあるものを1個ずつ遊技盤13前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操作を行うものである。
パチンコ機本体2の額縁状前面枠11の上部には左側から順次、賞品玉排出時に点灯する賞品玉排出表示器41、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器42、パチンコ機本体2において打止状態が発生したときに点灯する完了ランプ43が設けられている。
【0017】
遊技盤13は、例えば木製のベニアからなり、その前面側が遊技領域になっている。遊技領域は発射されたパチンコ玉を上方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う部分であり、遊技領域に設けた各種入賞具や変動入賞装置等の入賞口に玉が入って有効にセーフとなる場合は所定数の賞品玉が後述の玉排出装置から排出されて、これが上皿21に供給される。また、発射操作ノブ34を操作して玉が発射されても、ファールになったときには、パチンコ玉が発射位置に戻るか、あるいは玉貯留皿32に排出される。
遊技盤13における遊技領域は任意の構成をとり得ることができ、例えばいわゆる第1種に属するもの、第2種に属するもの、あるいは第3種に属するものなどがあり、パチンコ遊技を行うものであれば、本発明の適用対象になり得る。本実施例では第1種に属するものを採用している。
【0018】
次に、図2はパチンコ機本体2の裏機構の構成を示す図である。
図2において、パチンコ機本体2の裏機構の主要なものとして、貯留タンク(上タンク)51、玉導出樋52、外部端子基盤53、玉排出装置54、玉抜き装置55、排出制御装置56、役物制御装置(遊技盤制御装置)57、セーフ玉払出装置58、発射制御装置59、スピーカ60、オーバーフローセンサ61、玉通路62、回収センサー63がある。
【0019】
貯留タンク51は排出される前の玉を予め貯留しておくもので、この貯留タンク51の玉数の不足は補給センサ(図示略)によって検出され、不足のときは島設備から玉が補給される。貯留タンク51内の玉は玉導出樋52により誘導され、玉排出装置54によって排出される。なお、この玉導出樋52は特に限定されないが、短時間に多量の玉を排出できるように2条に形成されており、その途中には玉の重なりを防止する玉ならし部材71および待機玉検出器(半端センサ:図示略)が設けられている。また、このような2条構成は玉排出装置54および玉抜き装置55の内部についても同様である。
【0020】
外部端子基盤53はAC電源の入力やホールの管理装置との間における信号の授受などについての中継を行うものである。
玉排出装置54は内部に2つの排出ソレノイドを有し、上方の玉導出樋52から流入するパチンコ玉を2つの排出ソレノイドを用いて下方に排出するもので、本実施例の場合、賞品球に対応する玉の排出と、玉の貸し出し要求に伴う貸し玉の排出との双方の排出を行う。
玉抜き装置55は貯留タンク51などのいわゆる裏メカに存在する玉を抜くためのもので、玉抜き操作が行われると、玉排出通路のゲートを回収側に切り換えて玉を抜取るように作動する。
【0021】
セーフ玉払出装置58はセーフソレノイドを1回オンさせる毎に、セーフ玉を1個だけ移動させて排出し、その後、直ちに次の玉を保持するという動作を行うことにより、賞球排出に対応させてセーフ玉を排出するものである。このように、セーフ玉を一時的に保持しておくことにより、実際にセーフ玉が入賞によって生じたという確認を取り、不正防止や遊技者とのトラブルが避けられる。
【0022】
排出制御装置56は玉の排出に必要な各種制御を行うもので、役物制御装置57は同じく遊技盤13における遊技の実行に必要な各種制御を行うものである。発射制御装置59は玉の発射に必要な各種制御を行う。スピーカ60は遊技に必要な効果音(例えば、玉の排出に伴う効果音)を報知するもので、玉排出数、賞態様および玉の貸出しに応じて各種の音を発生して遊技者に知らせる。
オーバーフローセンサ61は上皿21と玉貯留皿32とを連通する玉通路62に設けられ、この玉通路62に所定数以上の玉が収納されたとき、検出状態となって玉貯留皿32のオーバーフローを検出するものである。
回収センサー63は遊技盤13に発射されて遊技を終了し回収される球を検出するもので、セーフ玉数+アウト玉数が回収玉数となる。
【0023】
次に、図3は遊技機1における制御系のブロック図である。
図3において、この制御系は大きく分けると、パチンコ遊技や玉の貸出し等に必要な制御を行うCPU201と、各種情報信号を受け入れて波形整形あるいは必要に応じてA/D変換する等の処理を行ってCPU201に出力する入力フィルタ202と、CPU201の作動クロックの基本となる周波数を刻む水晶(クリスタル)203と、CPU201から制御信号をドライブして各種駆動信号を生成して各表示器等に出力するドライバ204と、CPU201、入力フィルタ202、ドライバ204に必要な電源を供給する電源部205と、パチンコ遊技に関連する各種状態を検出して必要なデータを入力フィルタ202に出力するセンサ群と、ドライバ204からの信号によって駆動されるアクチュエータ群とによって構成される。なお、CPU201は制御プログラム等を記憶しているROM206およびワークエリアとして用いられるRAM207を含んで構成される。
【0024】
CPU201、入力フィルタ202、水晶203およびドライバ204は排出制御装置56の機能を実現し、マイクロコンピュータを含むボードユニットによって実装されている。そして、マイクロコンピュータのボードユニットは玉貸機3のカードリーダーライタ制御装置、島設備、遊技店の管理装置等との間で制御信号やデータの授受が行われるようになっている。また、役物制御装置57との間で賞球数情報の授受が行われる。
【0025】
入力フィルタ202には、排出センサ111および排出センサ112(すなわち、玉排出装置54の2条の各排出センサ)の各出力信号、セーフ玉払出装置58で1個宛て排出されるセーフ玉を検出するセーフセンサ211の出力信号、玉導出樋52の待機玉を検出する半端センサ(待機玉検出器のことで、以下単に半端センサという)212の出力信号、役物制御装置57から送信される賞球数に対応する賞球数信号213、役物制御装置57から送信され賞球数信号の同期をとる送信クロック信号(同期信号)214、玉貸機3から送信される球貸し要求信号(BRDY)215、玉貸機3から送信される球貸し単位信号(BRQ)216、上皿21が満杯であることを検出する上玉受皿センサ217からの信号、オーバーフローセンサ61からのオーバーフロー状態検出信号、補給センサ218の出力信号、球抜きスイッチ219からの球抜き信号、打止め信号220、排出制御装置56の動作をリセットするリセットスイッチ221からの信号、回収センサ63からの信号が入力されている。
【0026】
ここで、図4は上玉受皿センサ217の配置を示す図である。図4はパチンコ機本体2の前面表示パネル14を開いた状態であり、この図において、231は玉排出装置54から排出された玉を上皿21へ導く排出開口部である。排出開口部231は前面表示パネル14に形成された矩形状の排出口232に接続されるようになっており、この排出口232から上皿21の玉滞留部に玉が流入する。なお、21Aは上皿21へ玉が流入するとき、玉が下にこぼれないようにするための上皿入口壁部である。
排出開口部231を構成する壁面の側部には上玉受皿センサ217が設けられており、上玉受皿センサ217としては、例えば近接センサタイプのものが使用され、排出開口部231の部分まで玉が滞留した状態から上皿21に所定数(上皿21が満杯となる数)以上の玉が収納されて上皿21が満杯であることを検出する。
【0027】
再び図3に戻り、球抜き信号は玉抜きセンサ(図示略)から出力されるもので、玉抜きセンサは遊技店の係員が玉抜処理を開始するための操作、すなわちパチンコ機本体2の前面に設けられた操作用孔に玉抜き棒(図示略)を挿入する操作がなされたことを検出する。
役物制御装置57から出力される賞球数信号213としては、各種始動入賞口に入賞した場合の排出数データ等があり、例えば7個あるいは15個賞球のデータとなっている。球貸し要求信号(BRDY)215は遊技者が玉貸機3にプリペイドカードを挿入して玉の貸出しを要求した場合の信号であり、球貸し単位信号(BRQ)216は100円を1単位とする信号である。
【0028】
ドライバ204からは玉排出装置54の2条の各排出ソレノイド301、排出ソレノイド302、セーフソレノイド303、玉抜きソレノイド304、遊技盤13の前面などに配置されたランプ305に対して制御信号が出力されるとともに、管理装置に不正を通知する不正信号306が、管理装置に賞球払い出し数情報を通知する賞球データ送信信号307が、玉貸機3へ玉貸しの完了を知らせる球貸し完了信号線に球貸し単位完了信号(EXS)308が、同じく玉貸機3へ玉貸しの受付け可能状態を知らせる球貸し受付可能信号線に球貸し受付可能信号(PRDY)309が、、発射装置に発射停止信号310が、さらに役物制御装置57に賞球数要求信号311が出力される。
【0029】
排出ソレノイド301、排出ソレノイド302は玉排出装置54で玉の排出を行うときに作動するもの、セーフソレノイド303はセーフ玉払出装置58で1個当てセーフ玉を排出するときに作動するもの、玉抜きソレノイド304は玉抜き装置55に内蔵され、貯留タンク51などの裏メカに存在する玉を抜くとき、玉抜き操作が行われた場合に、玉排出通路のゲートを回収側に切り換えるためのものである。
ランプ305には不正ランプも含まれ、不正ランプはプリペイドカードの不正な改竄により、例えば使用済みのカードに再度有価価値を付加し使用可能にして、玉貸しのみの選択操作を行うようなときに点灯して店員に報知する。
【0030】
不正信号306は遊技店の管理装置等(すなわち、遊技機1の外部)に出力されて管理のために使用され、賞球データ送信信号307は管理装置へ賞球払い出し数情報を通知するために出力され、球貸し単位完了信号308および球貸し受付可能信号309は玉貸機3に内蔵のカードリーダーライタ制御装置に出力され、さらに発射停止信号310は発射制御装置59に出力される。賞球数要求信号は役物制御装置57に賞球数の要求を出力するものである。
玉貸機3、CPU201、玉排出装置54および排出制御装置56は遊技価値変換手段を構成する。玉貸機3、CPU201、ランプ305(不正ランプを含むもの)は不正動作報知手段を構成する。玉貸機3、CPU201、不正信号306は不正動作通知手段を構成する。
【0031】
次に、上述したCPU201によって行われる制御の手順を図5〜図9を参照して詳細に説明する。
CPU201による制御は、遊技機1の電源の投入と同時に開始され、電源が投入されている限り繰り返してその処理が実行される。
A.メインルーチン
最初に、メインルーチン(いわゆるゼネラルフロー)について図5を参照して説明する。このルーチンは、前述したように遊技機1の電源の投入後、開始され、後述の割り込み処理により割り込みフラグがセットされる毎にステップS16〜ステップS28の処理が繰り返される。
【0032】
メインルーチンが起動すると、まずステップS10で割り込みを禁止する。次いで、ステップS12で初期化処理を行う。これにより、RAM207のワーキングエリアがクリアされたり、フラグの設定、出力ポートのリセット、サブルーチンのイニシャライズ等が行われる。次いで、ステップS14で割り込みを許可する。これにより、後述の割り込み処理によって割り込みフラグがセットされると、割込みがかかることになる。次いで、ステップS16で割り込みフラグがあるか(セットされているか)否かを判別し、割り込みフラグがなければこのステップS16に待機し、割り込みフラグがあると、続くステップS18以降の処理に移行する。
【0033】
ステップS18では割り込みフラグをクリアし、ステップS20で球払い開始確認条件監視処理を行う。これは、球を払い出す条件(玉を貸し出す条件でもある)が揃ったかどうかを確認する処理、すなわち玉排出装置54によって賞品球あるいは玉貸しのための排出を開始する条件が揃ったか否かを確認するためのもので、例えばセーフ玉がある、球貸し要求信号があるなどのデータに基づいて確認が行われる(詳細はサブルーチンで後述)。次いで、ステップS22でスイッチ(SW)の入力監視処理を行う。これは、各種検出スイッチからの入力情報を監視するもので、具体的にはセンサ群、すなわち排出センサ111、排出センサ112、セーフセンサ211、半端センサ212、賞球データ受信信号213、送信クロック信号、球貸し要求信号215、球貸し単位信号216、オーバーフローセンサ61、補給センサ218、回収センサ63などからの出力信号を監視することが行われる。このとき、例えば各種検出スイッチからの論理変換やチャタリング防止処理も行われる。チャタリング防止処理としては、例えばCPU201で各種検出スイッチからの信号をソフト的に2回読み込む処理を行うことにより、ノイズの時定数等を考慮し、チャタリング防止を図るような処理がある。また、回収センサ63の出力に基づく回収球の計数も行われる。
【0034】
次いで、ステップS24ではステップ分岐の判断処理を行う。これは、分岐先に対応してセットされたステップA〜ステップFに基づいて分岐先を決定するものである。分岐先のステップとしては、ステップA〜ステップFがある。ここで、各分岐先ステップの処理内容は、次の通りである。
ステップA:
セーフ玉の確認および玉の貸し出し確認処理を行う。これは、入賞によってセーフ玉が生じたことの確認を行う必要があること、および遊技者が玉貸しを要求するために玉貸釦23を押した場合に球貸し要求信号や球貸し単位信号が発生して受信したことの確認を行う必要があるためである。
【0035】
ステップB:
賞球数情報送受信処理を行う。これは、役物制御装置57に賞球数要求信号を出力し、賞球数信号213を受信するものである。
ステップC:
排出処理を行う。これは、賞品玉、貸し玉の排出を行うものである。これにより、玉排出装置54の作動が開始して賞品玉あるいは貸し玉が遊技者に払い出される。このとき、玉の排出数を数えて規定数の排出を行う。規定数の排出を終わると、玉排出装置54の作動が停止して賞品玉あるいは貸し玉の払い出しが終了する。
ステップD:
セーフ球払い出しおよびウエイト処理を行う。これは、賞品玉の排出が終了した時点で、セーフ玉払出装置58のセーフソレノイド303を1回オンさせて今回のセーフ玉を1個だけ排出するとともに、その後、次回の賞品玉を連続して払い出す場合に、玉の排出動作の間に一定のウエイト時間を設けてスムーズな排出動作が実行されるようにするものである。
【0036】
ステップE:
玉抜処理を行う。これは、玉抜き装置55を作動させて貯留タンク51などの裏メカに存在する玉を抜くためのもので、係員によって玉抜き操作が行われると、玉排出通路のゲートが回収側に切り換えられて玉がホール側に抜き取られる。
ステップF:
球がみ処理を行う。これは、玉排出装置54における球がみを解除するための処理である。
【0037】
上記ステップA〜ステップFのうちの何れかのステップを経ると、次いで、ステップS26に進み、ソレノイド制御処理を行う。これは、所定のステップ状態によって対応するソレノイドへ駆動情報を設定するものである。ソレノイド制御処理を経ると、次いで、ステップS28で出力処理を行う。ここでは、例えば出力ポートにデータを出力したり、ソレノイドに切換信号を出力するなどの処理が行われる。ステップS28を経ると、ステップS16に戻って処理を繰り返す。
【0038】
B.割り込み処理
図6は割り込み処理のプログラムを示すフローチャートであり、割り込み処理は1ms毎に実行される。ステップS30で割り込みフラグをセットし、リターンする。したがって、1ms毎に割り込みフラグがセットされ、前述したメインルーチンのステップS16〜ステップS28の処理が1ms毎に繰り返されることになる。
【0039】
C.球払い開始確認条件監視処理
図7は球払い開始確認条件監視処理のサブルーチンを示すフローチャートである。球払い開始確認条件監視処理では、まずステップS40でオーバーフロー監視処理を行う。これにより、オーバーフロー状態になったか否かの監視が行われる。次いで、ステップS42で排出センサ1、2玉有判定処理を行う。排出センサ1、2は玉排出装置54における2条の各排出センサ111、排出センサ112をそれぞれ指している。したがって、このステップS42では玉排出装置54の2条の各通路に配置された排出センサ111、排出センサ112の部分に排出可能な玉が存在しているか否かを判別することになる。
【0040】
次いで、ステップS44で上玉受皿センサ玉有監視処理を行う。これにより、上玉受皿センサ217の出力に基づいて上皿21が満杯になったか否かの監視が行われる。次いで、ステップS46で半端センサ監視処理を行う。これにより、半端センサ212の出力に基づいて玉導出樋52に待機玉が存在しているか否かの監視が行われる。
次いで、ステップS48で補給センサ監視処理を行う。これにより、補給センサ218の出力に基づいて貯留タンク51に十分に玉があるか否かの監視が行われる。次いで、ステップS50で条件判定処理を行う。これは、玉排出装置54までの部分で玉の排出に必要な条件が揃っているか、オーバーフロー状態でないか、上皿21が満杯でないかなどの各条件から玉排出の必要・十分条件を判定するものであり、詳細はサブルーチンで後述する。ステップS50を経ると、メインルーチンにリターンする。
【0041】
D.条件判定処理
図8は球払い開始確認条件監視処理における条件判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。条件判定処理では、まずステップS60で補給センサ球有フラグがあるか、ステップS62で半端センサ球有フラグがあるか、ステップS64で排出センサ球有フラグがあるか、さらにステップS66でオーバーフローフラグがあるか否かをそれぞれ判別する。
補給センサ球有フラグは補給センサ218によって貯留タンク51に玉があることが検出されているときセットされる。半端センサ球有フラグは半端センサ212により玉導出樋52に待機玉が存在しているときセットされる。排出センサ球有フラグは排出センサ111、112により玉排出装置54の排出カムの部分に玉が存在しているときセットされる。オーバーフローフラグは玉貯留皿32に玉がオーバーフローしているとき、セットされる。
【0042】
補給センサ球有フラグがあり、半端センサ球有フラグがあり、排出センサ球有フラグがあり、かつオーバーフローフラグがなければ、ステップS68に進んで条件確認1フラグをセットする。
条件確認1フラグがセットされるのは、
(I)貯留タンク51に十分な玉が存在し、
(II)排出前の玉が1単位の貸し玉数や賞球数以上に対応する分だけ玉導出樋52に存在し、
(III)玉排出装置54の2条の通路に玉が連続して存在しており、
(IV)玉貯留皿32がオーバーフローしていない(玉を皿に放出しても差し支えない)、
という4つの条件が揃ったときである。このとき、条件確認1フラグ=1となって玉の排出処理を開始するための必要十分条件、すなわち玉の排出開始条件が成立する。したがって、賞球数信号や球貸し要求信号に応じて玉の払い出しが行われ、かつ一定数の玉の排出が保証される。
なお、上皿21が満杯でないという条件は条件確認1フラグのセット条件に入っていない。これにより、上皿21が満杯でも賞品球の払い出しが行われ、セーフ玉がセーフ玉払出装置58に溜まってトラブルの原因になる等の不具合が避けられ、また遊技者の利益に直接結び付く賞品球が確実に払い出される。
【0043】
次いで、ステップS70で上球受皿満杯フラグがあるか否かを判別する。上球受皿満杯フラグがないときは玉の排出に必要な条件および貸し玉の排出に対する十分条件が揃っていると判断し、ステップS72で条件確認2フラグをセットし、ステップS74で球貸し受付可能信号(PRDY信号)をONしてリターンする。これにより、玉の排出が可能な状態にあることが玉貸機3に通知されることになる。
したがって、条件確認2フラグがセットされるのは、
(I)貯留タンク51に十分な玉が存在し、
(II)排出前の玉が1単位の貸し玉数や賞球数以上に対応する分だけ玉導出樋52に存在し、
(III)玉排出装置54の2条の通路に玉が連続して存在しており、
(IV)玉貯留皿32がオーバーフローしていない(玉を皿に放出しても差し支えない)、
(V)上皿21が満杯でない、
という5つの条件が揃ったときである。このとき、条件確認2フラグ=1となって貸し玉の排出処理を開始するための必要かつ十分条件、すなわち貸し玉の排出開始条件が成立する。したがって、球貸し要求信号に応じて玉の払い出しが行われ、かつ一定数の玉の排出が保証される。
【0044】
これに対して、上記各条件(I)、(II)、(III)、(IV)のうち1つでも欠けると、ステップS76に分岐して条件確認1フラグをクリアするとともに、ステップS78で条件確認2フラグをクリアしてリターンする。このケースは、玉の排出処理を開始するための必要条件が成立しない場合である。次いで、ステップS80で球貸し受付可能信号(PRDY信号)をOFFしてリターンする。これにより、玉の排出ができない状態にあることが玉貸機3に通知されることになる。
また、ステップS70で上球受皿満杯フラグがあるときは玉の排出に必要な条件は揃っているが、貸し玉の排出に対して十分条件でないと判断し、ステップS78に分岐して条件確認2フラグをクリアし、ステップS74で球貸し受付可能信号(PRDY信号)をOFFしてリターンする。したがって、この場合は遊技者が玉貸釦23を操作しても玉が貸し出されない。
このように、賞品球あるいは貸し玉の排出によって上皿21が満杯になると、玉貸機3の玉貸出し動作が停止する。玉貸機3から玉を貸すことができないので、玉の過剰保留がなくなり、上皿21の玉収納部から発射装置への玉の案内通路に必要以上の遊技玉が停留しなくなる。
【0045】
E.ステップAのサブルーチン
次に、上述のメインルーチンにおけるステップAを実行するサブルーチンについて説明する。
図9はステップAのサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンが開始されると、まずステップ100で球貸し要求信号(BRDY)があるか否か、すなわちCPU201、入力フィルタ202、水晶203およびドライバ204によって実現される排出制御装置56(以下、同様)に玉貸機3から球貸し要求信号(BRDY)がきているか否かを判別する。球貸し要求信号(BRDY)は、遊技者が玉貸釦23を押して玉の貸し出しを希望したときに発生する。球貸し要求信号(BRDY)があれば、ステップS102に進んで禁止時間フラグがあるか否かを判別する。禁止時間フラグは、遊技者が玉貸釦23を押してパチンコ玉を借りるべく玉が排出された後、一定時間が経過する迄の間は次回の玉の貸し出しを禁止するというフラグである。
【0046】
最初に玉を貸し出すときは禁止時間フラグがセットされていないので、ステップS104に進んで球貸し単位信号(BRQ)があるか否かを判別する。球貸し単位信号(BRQ)は、玉貸機3から送信されるもので、所定単位(ここでは100円単位)毎に玉を貸し出すという信号であり、遊技者が玉貸釦23を押して玉貸しを希望した場合に、100円単位で玉を排出するために、球貸し単位信号(BRQ)が形成されている。
球貸し単位信号(BRQ)があればステップS106に進んでフラグXをセットする。フラグXは、玉の貸し出し要求があって、玉を貸し出すことが可能な状態のときにセットされ、当該玉の貸し出し要求に対応する玉の排出が終了すると、リセットされるものである。次いで、ステップS108で球貸し単位カウンタを更新する。球貸し単位カウンタは、球貸し単位信号(BRQ)が送信される度にカウントアップされるもので、例えば200円の玉の貸し出し要求があると、最初のルーチンで100円分の玉が排出され、次回のルーチンで次の100円分の玉が排出される機構のため、100円分の玉に対応する球貸し単位信号(BRQ)に応答して[1]ずつ更新される。
【0047】
次いで、ステップS110で球貸し単位カウンタに対応した禁止タイマをセットする。禁止タイマは、遊技者が玉貸釦23を押してパチンコ玉を借りるべく玉が排出された後、次回の玉の貸し出しを禁止する迄の禁止時間を設定するものである。例えば、200円分の玉貸しを要求する場合は、禁止タイマ=24秒、300円分の玉貸しを要求する場合は、禁止タイマ=36秒、500円分の玉貸しを要求する場合は、禁止タイマ=60秒というように設定される。なお、500円分の玉貸しを要求する場合、玉=125個(1個=4円のレート)が貸し出されるため、0.6秒毎に玉を発射すると75秒かかるが、玉貸し後に禁止タイマを起動することから、75秒よりも短い値に禁止タイマが設定されている。また、禁止タイマの起算点として本実施例では球貸し要求信号(BRDY)がノンアクティブになった時点としているが、これに限るものではなく、適切に玉貸し禁止が可能であれば、どの時点を禁止タイマの起算点としてもよい。例えば、球貸し要求信号(BRDY)がアクティブになった時点を基準として禁止タイマの起算点を設定するようにしてもよい。
【0048】
次いで、ステップS112で条件確認2フラグがあるか否かを判別する。条件確認2フラグは玉排出装置54までの部分で玉の排出に必要な条件が揃っており、オーバーフロー状態でなく、かつ上皿21が満杯でないときにセットされるものである。したがって、ステップS112の判別結果がNOのとき(条件確認2フラグがないとき)には、上皿21が満杯であると判断し、ステップS114、ステップS116の処理を行わず、今回はそのままメインルーチンにリターンする。
一方、ステップS112の判別結果がYESのとき(条件確認2フラグがあるとき)には、上皿21が満杯でないので、ステップS114で球貸し単位数を排出カウンタにセットする。これにより、ルーチンの実行毎に100円分の玉貸し数に対応する球貸し単位数=25個の玉が貸し出されることになる。200円分以上の玉貸しは、次回以降のルーチンを繰り返すことにより行われることになる。次いで、ステップS116でステップCをセットしてリターンする。これにより、メインルーチンではステップCが実行されて玉が払い出される。
【0049】
100円分の玉貸し数に対応する玉が払い出され、さらに引続いて玉貸機3から球貸し要求信号(BRDY)がきていると、ステップS100、ステップS102へと進み、以後同様にしてステップS104〜ステップS116のステップSが繰り返されて、200円分以上の玉貸しが行われる。そして、玉貸し分の排出が終了すると、ステップS100の判別結果がNOとなり、ステップS122に分岐する。ステップS122ではフラグXがあるか否かを判別し、玉貸し分の排出が終了した次回のルーチンではフラグXが立っているので、YESに分岐し、ステップS124でフラグXをクリアし、ステップS126で禁止時間フラグをセットする。禁止時間フラグがセットされることにより、遊技者が玉貸釦23を押して玉貸しを希望しても、一定時間が経過する迄の間は次回の玉の貸し出しが禁止されることになる。
【0050】
ステップS126を経ると、次いで、ステップS127へ進む。また、ステップS122でフラグXが立っていなければ、ステップS124、ステップS126をジャンプしてステップS127へ進む。ステップS127では禁止時間フラグがあるか否かを判別し、禁止時間フラグがあればステップS128へ進み、禁止時間フラグがなければステップS132にジャンプする。
ステップS128では禁止タイマがタイムアップしたか否かを判別する。禁止タイマは、遊技者が玉貸釦23を押して玉貸しを要求して玉が排出された後、次回の玉の貸し出しを禁止する迄の禁止時間を設定しているから、禁止タイマがタイムアップしていなければ、ステップS132に進む。これにより、次回の玉の貸し出しが禁止される。
したがって、例えばプリペイドカードの不正な改竄を行い、使用済みのカードに再度有価価値を付加し使用可能にして、玉貸釦23を押しても、禁止タイマが動作中は玉の貸し出しが行われないから、上皿21に不正に排出させて玉を獲得するという行為に長時間要するので、店員の監視が容易となり、不正を防止することが可能になる。
一方、禁止タイマがタイムアップしていると、ステップS130で禁止時間フラグをクリアしてステップS132に進む。
【0051】
ステップS132では球貸し単位カウンタをクリアし、次回の玉貸し要求に備える。次いで、ステップS134でセーフ球があるか否かを判別し、セーフ球がなければ、賞品球としての玉の払い出しを行う必要がないので、今回はルーチンを終了してリターンする。セーフ球があると、賞品球としての玉の払い出しを行う必要があるので、ステップS136に進んで条件確認1フラグがあるか否かを判別する。条件確認1フラグは玉排出装置54までの部分で玉の排出に必要な条件が揃っており、オーバーフロー状態でないときにセットされるものである。ステップS135の判別結果がYESのとき(条件確認1フラグがあるとき)には、ステップS138に進んで次の実行ステップBの処理(すなわち、賞球数情報送受信処理)をセットしてメインルーチンにリターンする。これにより、セーフ玉に対応して賞品球の払い出しが行われることになる。また、ステップS136の判別結果がNOのとき(条件確認1フラグがないとき)には、メインルーチンにリターンする。
【0052】
一方、禁止時間フラグがセットされて遊技者が玉貸釦23を押して玉貸しを希望しても、一定時間が経過する迄の間は次回の玉の貸し出しが禁止されている状態のとき、仮に玉貸釦23を押した場合にはステップS102の判別結果がYESとなってステップS118に分岐する。ステップS118では不正報知処理を行う。これは、ランプ305を点灯させてカードの不正使用のおそれがあることを光によって報知するものである。これにより、遊技者の不正な動作を係員が容易に確認することができる。なお、遊技者が誤って玉貸釦23を押す場合もあるが、そのような場合は係員がランプ305の点灯により当該遊技機1の所に出向いて状況を確認することで、不正かどうかの判断ができる。
次いで、ステップS120で不正信号をセットしてリターンする。これは、不正信号306を管理装置に送信するものである。これにより、管理装置では禁止時間フラグがセットされているにも拘らず、遊技者が玉貸釦23を押して玉の貸し出しを要求した状態を把握することができる。
【0053】
以上のプログラムを実行することによる玉の排出(賞球排出および玉貸し排出)の具体例について図10を参照して説明する。
(a)賞球排出の手順
玉貸し動作中以外(玉貸し優先のため)で排出制御装置56がセーフ球を検出すると(ステップA)、役物制御装置57へ賞球数の要求信号を送信し、役物制御装置57より賞球数(賞球数信号および送信クロック)を受信する(ステップB)。そして、賞球数に対応した玉を玉排出装置54を動作させて排出する(ステップC)。
【0054】
(b)玉貸し排出の手順
図10の200円分の玉を貸し出す例を説明すると、遊技者が玉貸釦23を押して玉の貸し出しを要求する操作を行うと、玉貸機3が玉貸釦23の入力を受け付け、排出制御装置56よりの球貸し受付可能信号(PRDY:玉貸機3へ排出制御装置56が動作可能であることを知らせる信号)が能動中であることを確認して、球貸し要求信号(BRDY:玉貸し要求中にアクティブになっている信号で、これにより、排出制御装置56は連続して球貸し単位信号(BRQ)が送信されてくることが分かる)をパチンコ機本体2に送信する。そして、排出制御装置56を受信体制にし、球貸し単位信号(BRQ:1パルス25個の信号)を玉貸機3から排出制御装置56に送信する。
【0055】
排出制御装置56は球貸し要求信号(BRDY)がアクティブで、かつ球貸し単位信号(BRQ)の入力があると、25個の玉貸し排出を行い、排出後に球貸し単位完了信号(EXS)を玉貸機3へ送信する。玉貸機3は球貸し単位完了信号(EXS)を受信後に連続して球貸し単位信号(BRQ)がある場合(200円の玉貸し要求であれば、連続して球貸し単位信号がある)には、球貸し単位信号(BRQ)を排出制御装置56に送信する。これにより、排出制御装置56は球貸し要求信号(BRDY)に応答してさらに25個の玉貸し排出を行う。
なお、玉貸釦23の1入力で300円(遊技店で玉貸機3に1入力の玉貸数を設定できる)の要求操作が行われた場合には、球要求信号(BRDY)をアクティブにして球貸し単位信号(BRQ)をアクティブにし、25個の玉の排出が終了すると、球貸し単位完了信号(EXS)を玉貸機3へ送信し、玉貸機3では球貸し単位完了信号(EXS)の受信後に再び球貸し単位信号(BRQ)をアクティブにして25個の玉の排出を終了して球貸し単位完了信号(EXS)を玉貸機3へ送信する。さらに、玉貸機3では球貸し単位完了信号(EXS)の受信後に再び球貸し単位信号(BRQ)をアクティブにして25個の玉の排出を終了する。このようにして300円分(100円分を3回)の玉貸しが行われ、玉の排出が終了すると、球貸し要求信号(BRDY)をノンアクティブにすることで、排出制御装置56に玉貸し終了を知らせる。
【0056】
ここで、図10から明らかであるように、玉貸釦23の1入力に対応する玉貸しが終了すると(球貸し要求信号(BRDY)がノンアクティブになると)、次回の玉貸しを禁止する禁止時間が設定される。この状態は、遊技価値変換手段が有価価値を所定の遊技価値に変換した変換動作後に、一定の範囲で、次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制する状態に相当する。ここでの一定の範囲とは、遊技価値変換手段による所定の遊技価値変換後、遊技価値変換量(玉貸し量)に対応した所定時間(例えば、200円分の玉の貸し出しを要求した場合、禁止タイマ=24秒)が経過する迄の間、次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制することに相当する。したがって、連続的にカードの有価価値を遊技価値(貸玉数)に変換できない。仮に、連続的にカードの有価価値を遊技価値(貸玉数)に変換しようとしても、連続変換に長時間を要する。そのため、不正な遊技者の動作を店員が容易に監視することができる。
【0057】
例えば、1回の玉貸釦23の入力で500円分の玉貸しを行う場合であれば、125個(500円分)×0.6秒(1分間に100個未満の玉の発射なので、1個当り0.6秒が必要)=75秒の禁止時間を設けるとする、10000円分の不正改造プリペイドカードを玉貸しのみに使用した場合、1500秒(25分:玉貸し中の時間は含めていないので、実際には25分+玉貸し動作時間)かかり、不正な動作を店員により発見することが可能になる。ただし、本実施例では、500円分の玉貸しを行う場合、前述したように60秒の禁止時間に設定している。
また、禁止時間帯に遊技者が玉貸釦23を押すと、不正報知処理が行われてランプ305が点灯しカードの不正使用のおそれがあることが光によって報知される。この場合、禁止時間帯に遊技者が玉貸釦23を押す状態は、遊技価値変換規制手段が次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制しているとき、遊技価値変換手段を能動状態にするような選択を行ったことに相当する。また、不正報知処理を行ってランプ305を点灯する制御は、遊技価値変換規制手段が次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制しているとき、遊技価値変換手段を能動状態にするような選択を行ったことを報知する不正動作報知制御に相当する。これにより、店員は遊技者の不正な遊技価値変換動作を容易に確認することができる。
【0058】
さらに、禁止時間帯に遊技者が玉貸釦23を押すと、不正信号がセットされて不正信号306が管理装置に送信される。この場合、不正信号をセットして不正信号を管理装置に送信する制御は、遊技価値変換規制手段が次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制しているとき、遊技価値変換手段を能動状態にするような選択を行ったことを外部に通知する不正動作通知制御に相当する。これにより、管理装置では禁止時間帯にも拘らず、遊技者が玉貸釦23を押す不正な遊技価値変換動作を遠隔的に把握することができ、店員への的確な指示、監視カメラでの追尾等の対策を容易に実行することができる。
【0059】
第2実施例
次に、図11は本発明の第2実施例を示す図である。この第2実施例は禁止タイマに代えて回収値をセットすることで、次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制するものである。
図11の説明に当り、前述した図9と同様の処理を行うステップには同一ステップ番号を付して重複説明を省略する。図11の処理では、ステップS100を経た後、ステップS150で禁止フラグがあるか否かを判別する。禁止フラグは、遊技者が玉貸釦23を押して玉の貸し出しを要求し玉が排出された後、一定の回収玉数だけ発射玉が回収される迄の間は次回の玉の貸し出しを禁止するというフラグである。最初に玉を貸し出すときは禁止フラグがセットされていないので、ステップS104以降のステップに進む。そして、ステップS152で球貸し単位カウンタに対応した回収値をセットする。ここでの回収値は、遊技者が玉貸釦23を押して玉の貸し出しを要求し玉が排出された後、次回の玉の貸し出しを禁止する迄の発射玉の回収数を設定するものである。例えば、200円分の玉の貸し出しを要求する場合は、回収値=30個、300円分の玉の貸し出しを要求する場合は、回収値=50個、500円分の玉の貸し出しを要求する場合は、回収値=75個というように設定される。
【0060】
玉貸釦23の1入力操作に対応する玉貸し分の排出が終了すると、ステップS100の判別結果がNOとなり、ステップS122以降の処理に分岐し、その場合、ステップS153で禁止フラグをセットする。次いで、ステップS154で回収カウンタをクリアする。回収カウンタは、玉貸釦23の1入力操作に対応する玉貸し分の排出が終了した後に、一定の回収玉数だけ発射玉が回収される迄の間は次回の玉の貸し出しを禁止する制御を行うために、回収玉数をカウントするものである。回収カウンタがクリアされることにより、この時点から回収玉数のカウントが開始されることになる。
次いで、ステップS155で禁止フラグがあるか否かを判別し、禁止フラグがあればステップS156に進む。禁止フラグがなければステップS156、ステップS158をジャンプしてステップS132に進む。ステップS156では、回収カウンタは先にセットした回収値以上であるか否かを判別する。回収カウンタが回収値未満であれば、ステップS158をジャンプしてステップS132に進む。したがって、次回の玉の貸し出しが禁止される。ルーチンが繰り返されて回収カウンタが先にセットした回収値以上になると、ステップS156の判別結果がYESとなってステップS158に進み、禁止フラグをクリアする。この時点から次回の玉の貸し出しの禁止が解除されることになる。
【0061】
このように第2実施例では、例えばプリペイドカードの不正な改竄を行い、使用済みのカードに再度有価価値を付加し使用可能にして、玉貸釦23を押しても、回収カウンタが回収値未満のときは玉の貸し出しが行われないから、上皿21に不正に排出させて玉を獲得するという行為を店員が監視することで、防止することが可能になる。
特に、上皿21に排出した玉を遊技盤13に発射して遊技に使用しないと、次の玉貸しが許可されないので、連続的に有価価値を遊技価値にのみ変換する場合に、必然的に連続的な変換動作に長時間を要し、不正な動作となって店員による監視を容易に行うことができる。
【0062】
第3実施例
次に、図12は本発明の第3実施例を示す図である。この第3実施例は封入球式遊技機に本発明を適用した例である。
図12のプログラムは封入球式遊技制御のうちの持ち球数処理を行う部分である。封入球式遊技機では、所定量(例えば、40個)の遊技球を遊技機内に封入しておき、封入球を循環使用して遊技が行われる。この場合、玉の貸し出しは上皿に玉を排出するのではなく、遊技者の持ち玉数を増加させることで行われる。また、この例の封入球式遊技機の場合、ICカード(遊技情報媒体)が使用される。
持ち球数処理のプログラムがスタートすると、ステップS200で発射数処理を行う。これは、発射による封入球の減算処理を行うものである。玉が発射される毎に遊技者の持ち玉数が1個宛て減算される。次いで、ステップS202で賞球数処理を行う。これは、セーフ入賞に対応する賞球により遊技者の持ち玉数を賞球数に対応する分だけ加算する処理である。
【0063】
次いで、ステップS204でフラグYがあるか否かを判別する。フラグYは、遊技者が玉貸釦を押して遊技者の持ち玉数が増加した後、一定時間が経過する迄の間は次回の玉の貸し出しを禁止するというフラグである。最初に玉を貸し出すときはフラグYがセットされていないので、ステップS206に進んで球貸し信号があるか否かを判別する。球貸し信号は、玉貸釦を押したときに出力される。球貸し信号がなければルーチンを終了してリターンし、球貸し信号があると、ステップS208に進んで持ち球数カウンタに球貸し数を加算する。これにより、遊技者の持ち玉数が球貸し信号に対応した分だけ増加する。
次いで、ステップS210でタイマをセットする。ここでのタイマは、玉貸数に応じて設定されるもので、例えば第1実施例のような値に設定される。次いで、ステップS212でフラグYをセットしてリターンする。これにより、玉の貸し出しによって遊技者の持ち玉数が増加した後、一定時間が経過する迄の間は次回の玉の貸し出しが禁止されることになる。
【0064】
さて、次回以降のルーチンでフラグYがセットされた場合、ステップS204の判別結果がYESとなってステップS214に分岐する。ステップS214ではタイマがタイムアップしているか否かを判別し、玉の貸し出しによって遊技者の持ち玉数が増加した後、一定時間が経過していなければステップS214の判別結果がNOとなり、今回のルーチンを終了して再びルーチンを繰り返す。そして、ステップS214でタイマがタイムアップすると、ステップS216に抜けてフラグYをクリアしてルーチンを終了しリターンする。
【0065】
このように第3実施例では、有価価値、遊技価値等が記憶されたICカード(遊技情報媒体)に記憶された有価価値を遊技価値に変換し、変換された遊技価値を使用して遊技を行い、獲得した遊技価値又は変換した遊技価値をICカードに記録して遊技が行われる。この場合、前記実施例と同様に、玉貸釦の1入力に対応する玉貸しが終了すると、次回の玉貸しを禁止するタイマがセットされる。したがって、連続的にICカードの有価価値を遊技価値(貸玉数)に変換できない。仮に、連続的にカードの有価価値を遊技価値(貸玉数)に変換しようとしても、連続変換に長時間を要する。そのため、封入球式の遊技機においても、不正な遊技者の動作を店員が容易に監視することができる。
なお、第3実施例では次回の玉貸しの禁止制御をタイマで行っているが、第2実施例のように、回収値をセットして行うようにしてもよい。
また、封入球式の遊技機であっても、ICカードでなく、磁気カードを使用して玉の貸し出しを行う場合にも、本発明を適用することができる。
【0066】
本発明の実施の形態の変形例
(a)玉貸機の配置場所は上記例に限るものではない。例えば、前面表示パネルの部分や皿前装飾体の部分に設けるようにしてパチンコ機本体と一体にしてもよい。
(b)本発明に係わる遊技機は、上記実施例のようなプリペイドカードを使用する例に限らず、遊技に使用可能な有価価値が記録された遊技情報媒体を利用して、遊技価値に変換して遊技を行う遊技機であれば、磁気カード、ICカード、光カード等の遊技情報媒体に適用できる。また、遊技機のタイプはどのようなものでもよい。
(c)本発明は、遊技機であればパチンコ遊技機に限らず、回胴型のコイン式スロットマシン(パチスロ遊技機)等にも適用することができる。
(d)外部への不正信号の送信は管理装置に限らず、経営分析装置に送信してもよいし、あるいは電話回線等の通信手段を経て、遠隔の外部に送信してもよい。
【0067】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、遊技価値変換手段により遊技情報媒体(例えば、プリペイドカード)の有価価値が所定数のパチンコ玉に変換された変換動作後に、該変換された所定数のパチンコ玉に対応した発射玉の回収玉数が回収センサで検出される迄の間、遊技価値変換規制手段が次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制するので、連続的に遊技情報媒体の有価価値をパチンコ玉(例えば、貸玉数)に変換することができず、仮に、連続的に遊技情報媒体の有価価値をパチンコ玉に変換しようとしても、連続変換に長時間を要する。したがって、不正な遊技者の動作を店員が容易に監視することができる。例えば、プリペイドカードの不正な改竄を行い、使用済みのカードに再度有価価値を付加して使用可能にして、玉貸釦を押しても、次回の遊技価値変換手段の能動状態が規制されてパチンコ玉の貸し出しが行われないので、上皿に不正に排出させてパチンコ玉を獲得するという行為を防止することが可能になる。
また、カードデータの改竄があっても、遊技店の評判の低下が防止されて営業上の信用の低下を抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、不正動作報知手段の報知により、店員は遊技者の不正な遊技価値変換動作を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の第1実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例の遊技機の裏機構の構成を示す図である。
【図3】同実施例の遊技機の制御系のブロック図である。
【図4】同実施例の上玉受皿センサの配置を示す図である。
【図5】同実施例の制御のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図6】同実施例の割り込み処理を示すフローチャートである。
【図7】同実施例の球払い開始確認条件監視処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】同実施例の条件判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】同実施例のステップAのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】同実施例の玉の排出制御動作を説明するタイミングチャートである。
【図11】本発明の第2実施例のステップAのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例の持ち玉数処理のプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機
2 パチンコ機本体
3 玉貸機
54 玉排出装置
56 排出制御装置
63 回収センサー
201 CPU
202 入力フィルタ
203 水晶
204 ドライバ
305 ランプ(不正ランプ)
306 不正信号
400 プリペイドカード(遊技情報媒体)

Claims (2)

  1. 遊技に使用可能な有価価値が記録された遊技情報媒体を利用して、パチンコ玉に変換して遊技を行う遊技機において、
    遊技盤に発射されて遊技が終了し回収されるパチンコ玉を検出する回収センサと、
    遊技者の操作により前記有価価値を所定数のパチンコ玉に変換する遊技価値変換手段と、
    前記遊技価値変換手段により有価価値が所定数のパチンコ玉に変換された変換動作後に、該変換された所定数のパチンコ玉に対応した発射玉の回収玉数が前記回収センサで検出されるまでの間、次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制する遊技価値変換規制手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技価値変換規制手段が次回の遊技価値変換手段の能動状態を規制しているとき、前記遊技者の操作が行われたことを報知する不正動作報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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