JP2001190812A - 遊技機の管理装置 - Google Patents

遊技機の管理装置

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JP2001190812A
JP2001190812A JP2000003381A JP2000003381A JP2001190812A JP 2001190812 A JP2001190812 A JP 2001190812A JP 2000003381 A JP2000003381 A JP 2000003381A JP 2000003381 A JP2000003381 A JP 2000003381A JP 2001190812 A JP2001190812 A JP 2001190812A
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Japan
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ball
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gaming machine
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JP2000003381A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定遊技状態における遊技球の使用状況から
実際の遊技状況を遊技場側が確認できるようにする。 【解決手段】 遊技領域に打込まれた遊技球が可変入賞
球装置に入賞しやすい第1の状態となり、この第1の状
態が所定条件下で繰り返される特定遊技状態が発生する
遊技機を管理する遊技機の管理装置であって、第1の状
態毎に打ち込まれた遊技球数を集計し、出力できるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機等で代表される遊技機の管理装置に関し、
詳しくは、遊技領域に打ち込まれた遊技球が入賞しやす
い第1の状態となり、この第1の状態が一定の条件下で
繰り返される特定遊技状態が発生する遊技機の管理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に知られている遊技機
は、例えば、遊技領域に設けられた始動入賞領域に打玉
(遊技球)が入賞することにより、複数種類の識別情報
が可変表示する遊技の動作が行われる可変表示装置等か
らなる遊技装置が設けられ、その遊技装置の動作により
行われる遊技の結果ある確率で発生する特定遊技状態が
発生した場合に、可変入賞球装置を遊技領域に打込まれ
た打玉が入賞しやすい第1の状態に制御し、この制御が
所定の継続条件が満たされることで最大、例えば16回
繰り返し制御されるように構成されていた。
【0003】そして、この従来の遊技機においては、前
記特定遊技状態が発生することにより打玉が入賞しやす
い特別の遊技状態に制御されるため、遊技者は、その特
定遊技状態の発生を目当てに遊技を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、特定遊技
状態の発生が遊技者の目当てとなり注目の的となってい
るが、遊技場においてはこの特定遊技状態が発生し、可
変入賞球装置が第1の状態のときにおける打玉が打ち込
まれた状況を確認したいというニーズがあった。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みて成されたもの
であり、その目的は、特定遊技状態における遊技球の使
用状況から実際の遊技状況を遊技場側が確認できるよう
にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、遊技
領域に打込まれた遊技球が可変入賞球装置に入賞しやす
い第1の状態となり、この第1の状態が所定条件下で繰
り返される特定遊技状態が発生する遊技機を管理する遊
技機の管理装置であって、第1の状態毎に打ち込まれた
遊技球数を集計し、出力できるようにしたことを特徴と
する。
【0007】請求項1の発明によれば、管理装置によ
り、遊技球が入賞しやすい第1の状態毎に打ち込まれた
遊技球数が集計され、出力される。
【0008】請求項2の発明は、遊技領域に打込まれた
遊技球が可変入賞球装置に入賞しやすい第1の状態とな
り、この第1の状態が所定条件下で繰り返される特定遊
技状態が発生する遊技機を管理する遊技機の管理装置で
あって、第1の状態となったことを特定可能な情報と、
打ち込まれた遊技球数を特定可能な情報とが入力される
情報入力部と、この情報入力部に入力された情報に基づ
いて、第1の状態毎に打ち込まれた遊技球数を集計する
集計手段と、この集計手段による集計結果を出力する出
力手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明によれば、遊技球が入賞し
やすい第1の状態となったことを特定可能な情報と、打
ち込まれた遊技球数を特定可能な情報とが情報入力部に
入力され、その入力された情報に基づいて、集計手段に
より、第1の状態毎に打ち込まれた遊技球数が集計され
る。そして、出力手段により、その集計手段による集計
結果が出力される。
【0010】請求項3の発明は、上記各発明において特
定遊技状態における第1の状態は、所定のインターバル
期間を挟んで繰り返され、管理装置は、このインターバ
ル期間と次回の第1の状態の期間とを合わせた期間毎に
打ち込まれた遊技球数を集計し、出力することを特徴と
する。
【0011】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて特定遊技状態におけるインターバル期間と次回の第
1の状態の期間とを合わせた期間毎に打ち込まれた遊技
球数が管理装置により集計され、出力される。
【0012】請求項4の発明は、上記各発明において一
回の特定遊技状態において打ち込まれた遊技球数を集計
し、出力することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて一回の特定遊技状態において打ち込まれた遊技球数
が管理装置により集計され、出力される。
【0014】請求項5の発明は、上記各発明において特
定遊技状態における第1の状態は、所定のインターバル
期間を挟んで繰り返され、管理装置は、このインターバ
ル期間毎に打ち込まれた遊技球数を集計し、出力するこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて特定遊技状態におけるインターバル期間毎に打ち込
まれた遊技球数が管理装置により集計され、出力され
る。
【0016】請求項6の発明は、上記各発明において各
遊技機毎に集計した集計値から所定期間当たりの平均値
を算出し、出力することを特徴とする。
【0017】請求項6の発明によれば、上記各発明に加
えて各遊技機毎に集計した集計値から所定期間当たりの
平均値が管理装置により算出され、出力される。
【0018】請求項7の発明は、上記各発明において第
1の状態毎に打ち込まれた遊技球数に関する遊技機調整
設定値を入力する手段を備え、この遊技機調整設定値と
集計値とを比較し、比較結果に関する出力を行うことを
特徴とする。
【0019】請求項7の発明によれば、上記各発明に加
えて第1の状態毎に打ち込まれた遊技球数に関する遊技
機調整設定値を入力する手段を備えており、この遊技機
調整設定値と集計値とが管理装置により比較され、比較
結果に関する出力が行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。尚、本実施例においては、遊
技機の一例として打玉を遊技領域に打ち込んで遊技を行
うパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、コ
イン遊技機等であっても、或いは、画像式の遊技機であ
ってもよく、遊技球を遊技領域に打込んで遊技が行われ
る遊技機であれば全て対象となる。
【0021】図1は、本発明を適用した遊技機の一例と
しての第1種のパチンコ遊技機1及びカード処理機12
を示す正面図である。
【0022】パチンコ遊技機1の左右方向一側部(図面
では左側)にはカード処理機12がパチンコ遊技機1に
対し分離可能な状態で設けられている。図中13はカー
ド利用可表示器であり、カード処理機12が作動中でカ
ードを使用しての玉貸が可能である旨を点灯表示するた
めのものである。カード処理機12にはカードリーダラ
イタが内蔵されており、カード挿入・排出口17からカ
ードを挿入すればそのカードに記録されている記録情報
がカードリーダライタにより読み取られる。
【0023】その読み取られたカード情報に含まれてい
る挿入時のカード残額が残額表示器(カード残高表示
器)7により表示される。このカード処理機12には、
CPU、ROM、RAM等が内蔵されたカード処理機制
御部21(図2参照)が設けられており、このカード処
理機制御部21によりカード処理機12全体が制御され
る。また、カード処理機12には、接続方向表示器15
が設けられており、カード処理機12側で予め設定され
た接続方向の表示器が点灯表示され、遊技者がカード挿
入時にどちらの遊技機で遊技が可能かが判断できる。
【0024】遊技者がパチンコ遊技機1により遊技を行
いたい場合には、カード残額等の遊技者所有の有価価値
が記録されている記録媒体の一例のカードをカード挿入
・排出口17に挿入する。その挿入されたカードが適正
で、且つ、カード残額が残っている場合で玉貸操作が可
能な場合には、遊技者が玉貸ボタン9を押圧操作するこ
とにより、カード処理機12側からパチンコ遊技機1側
の払出制御マイクロコンピュータに玉払出指令信号が出
力される。すると後述する例えばロータリースイッチ等
からなる玉貸額設定スイッチ22(図2参照)によって
予め設定されている一回の玉貸操作により払出される貸
玉額(以下、単に貸玉額という)分の遊技玉(打玉:パ
チンコ玉。)が打球供給皿6内に払出される。そして貸
玉額分の打玉の払出が終了した段階でカード処理機12
内に挿入されているカードのカード残額が貸玉額分、減
額更新される。
【0025】図中8は返却ボタンであり、遊技者に押圧
操作されることにより、カード処理機12内に挿入され
ているカードがカード挿入・排出口17から遊技者側に
返却される。カード挿入時のカード残額と、玉貸が行わ
れ、減額更新された後のカードの残額とが打球供給皿6
に設けられている残金額表示器(カード残高表示器)7
により表示される。打球供給皿6内に打玉が払出された
状態で遊技者が打球操作ハンドル3を操作すれば、打玉
が1個ずつ遊技盤100前面に形成されている遊技領域
101内に打込まれる。
【0026】遊技領域101には、複数種類の識別情報
が可変表示可能な可変表示装置102が設けられてい
る。遊技領域101には、更に普通図柄用始動口107
と特別図柄用始動口109とが設けられている。この普
通図柄用始動口107に進入した打玉は下方に通過して
再度遊技領域101内に放出され、その通過玉が始動通
過玉検出スイッチ108により検出される。この普通図
柄用始動口107は、上方から進入した打玉が遊技盤1
00の裏面側に導かれて入賞玉となる入賞口で構成して
もよい。
【0027】この始動通過玉検出スイッチ108の検出
出力に基づいて可変表示装置102の普通図柄表示部1
04が可変開始された後、停止制御される。この普通図
柄表示部104は、0〜9の10種類の識別情報を可変
表示するものであり、その停止時の表示結果が予め定め
られた特定の識別情報(例えば77等の10通りのゾロ
目)となれば、普通可変入賞球装置110の左右1対の
可動部材111が開成して打玉が入賞容易な遊技者にと
って有利な第1の状態となる。この普通可変入賞球装置
110は、通常時は可動部材111が閉成して打玉が入
賞困難な遊技者にとって不利な第2の状態となっている
が、普通図柄表示部104の表示結果が前記特定の識別
情報となれば、ソレノイド112が励磁されて第1の状
態となる。
【0028】遊技領域101内に打込まれた打玉が特別
図柄用始動口109或いは第1の状態となっている普通
可変入賞球装置110内に入賞すれば、その始動入賞玉
が始動入賞玉検出スイッチ113により検出され、その
検出信号に基づいて可変表示装置102の特別図柄表示
部103が可変開始された後、停止制御される。この特
別図柄表示部103は、例えば、液晶表示器の表示画面
で構成されており、例えば0〜9、A〜Eの15種類の
識別情報を可変表示するものであり、その停止時の表示
結果が予め定められた特定の識別情報の組合せ(例えば
777等の15通りのゾロ目)となれば、特定遊技状態
が発生して特別可変入賞球装置114の開閉板116
(開閉手段)を開成し、打玉が入賞しやすい遊技者にと
って有利な第1の状態とする大当り時の制御が行われ
る。
【0029】この特別可変入賞球装置114は、通常時
は開閉板116が閉成した打玉が入賞不可能、又は、入
賞困難な遊技者にとって不利な第2の状態となっている
が、特別図柄表示部103の表示結果が特定の識別情報
の組合せとなれば、ソレノイド117が励磁されて第1
の状態となる。この大当りに伴う特別可変入賞球装置1
14の第1の状態は、所定時間(例えば30秒間)の経
過、或いは、打玉の入賞開口(大入賞口)115への所
定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の
条件が成立することにより終了して第2の状態となる。
この入賞開口115内に入賞した打玉は、10カウント
検出スイッチ120により検出され、その検出個数が入
賞個数表示器121により表示される。
【0030】一方、入賞開口115内のある箇所には特
定入賞領域(Vポケット)118が設けられており、第
1の状態となっている特別可変入賞球装置114内に進
入した打玉がこの特定入賞領域(Vポケット)118に
入賞すれば、その特定入賞玉が特定入賞玉検出スイッチ
119により検出される。この特定入賞玉検出スイッチ
119に特定入賞玉が検出されると、特別可変入賞球装
置114のその回の第1の状態が終了し、更に、開閉板
16が入賞開口115を閉成する第2の状態となる一定
のインターバル期間が経過するのを待って、再度特別可
変入賞球装置114が第1の状態(開閉板16が入賞開
口115を開成)に駆動制御される繰返し継続制御が行
われる。このインターバル期間と次回の第1の状態を含
めて1ラウンドと数えると共に、このラウンドの繰返し
継続制御の上限回数は例えば16回と定められている。
【0031】特別図柄表示部103が可変表示している
最中に打玉が特別図柄用始動口109、或いは、普通可
変入賞球装置110内に入賞すれば、その始動入賞が記
憶されて、特別図柄表示部103が可変停止した後、再
度可変開始できる状態になってから前記始動入賞記憶に
基づいて特別図柄表示部103が再度可変開始される。
この始動入賞記憶の上限値は例えば「4」と定められて
おり、現時点における始動入賞記憶個数が始動記憶表示
器105により表示される。
【0032】ここで、特別図柄表示部103の可変停止
時の表示結果が、予め定められた特別の識別情報の組合
せ(例えば333、777)で特定遊技状態が発生すれ
ば、以降の特定遊技状態が発生する確率が向上するとい
う確率変動制御が行われる。この確率変動制御は、初回
の特定遊技状態の発生を含めて合計3回特定遊技状態が
発生することにより通常の発生確率に復帰する。この場
合、特定遊技状態の発生確率は、通常時においては、後
述するように3段階に可変設定可能となっており、設定
1では、1/215、設定2では、1/230、設定3
では、1/245の発生確率となる。一方、前述した確
率変動時においては、設定1、2、3に関わらず全て1
/25の発生確率となる。
【0033】更に、普通図柄表示部104でも、前述し
た特別図柄表示部103と同じ条件で確率変動が開始さ
れる。この普通図柄表示部104は、前述したように、
0〜9の10種類の識別情報が可変表示され、そのうち
の特定の識別情報(例えば77等の10通りのゾロ目)
が停止表示されたことにより、普通可変入賞球装置11
0が第1の状態に駆動制御されるのであり、その普通可
変入賞球装置110が第1の状態に駆動制御される確率
は1/10となっている。ところが、特別図柄表示部1
03の表示結果が、例えば333、或いは、777とな
って確立変動が開始された場合には、それ以降、普通可
変入賞球装置110が第1の状態に駆動制御される確率
が1/2となる。この確率変動状態は、前述した特別図
柄表示部103の確率変動状態が終了した段階で終了す
る。また、前述した特別図柄表示部103において、確
率変動時に再度確率変動が発生する表示結果(例えば3
33或いは777)となれば、その確率変動図柄は有効
なものとして取り扱われ、その時点から再度初回を含め
て3回の大当りが発生するまで確率変動が実行される。
【0034】尚、本実施例では特別図柄表示部103と
普通図柄表示部104の両方において確率変動するよう
にしたが、いずれか一方においてのみ、確率変動するよ
うにしてもよい。普通図柄表示部104においてのみ確
率変動するようにした場合には、特定遊技状態は普通図
柄表示部104の表示結果が特定の認識情報(例えば7
7等の10通りのゾロ目)となった場合であり、普通可
変入賞球装置110が開成することにより遊技領域に打
込まれた打玉が入賞しやすい状態に制御される。但し、
確率変動条件は特別図柄表示部103が特別の態様で特
定の識別情報(例えば前記した15通りのゾロ目のうち
333、777)となった場合であり、その条件成立に
より普通図柄表示部104の表示結果が特定の識別情報
となる確率が変動する(例えば1/10だったものが1
/2になる)ことになる。また、実施例では確率変動状
態が合計3回特定遊技状態が発生したことにより終了す
るようにしたが、係る上限を設けなくとも良い。
【0035】遊技領域101には、更に通常入賞口12
2と、ラッキーナンバー用表示ランプ123とが設けら
れている。このラッキーナンバー用表示ランプ123
は、特別図柄表示部103が可変開始されて停止制御さ
れた結果が特定の識別情報の組合せとなり、大当りが発
生したときに〜の表示ランプが走行点灯されたのち
停止制御される。そして、後述するラッキーナンバーモ
ードが02に設定されている場合に、停止時における表
示ランプのナンバーがその遊技場が予め設定しているラ
ッキーナンバーと一致すると、遊技場で定めた或るサー
ビスが遊技者に付与される。その或るサービスとは、例
えば、特定遊技状態が発生したことに伴って付与された
景品玉等の遊技価値を景品交換することなく、引き続き
遊技に使用できる等が考えられる。
【0036】図中11は、特定遊技状態が発生して大当
り制御が行われている最中や確率変動制御が行われてい
る最中に点滅するランプである。10はスピーカであ
り、大当り発生時における効果音を発生するものであ
る。14は端数表示スイッチであり、カード挿入・排出
口17に挿入されたカードの残額が前記貸玉額以下の端
数が存在する状態となった場合に、それを点灯表示する
ためのものである。16はカード挿入中表示器であり、
カード挿入・排出口17にカードが挿入されているとき
に点灯して挿入中である旨を表示するためのものであ
る。18はユニットボックスであり、後述するユニット
ボックス制御部が内蔵されている。また2は前面枠であ
り、5は開閉自在な前面板であり、4は余剰玉貯留皿で
あり、打球供給皿6に打玉が満杯となり、それ以上貯留
できなくなった余剰玉がこの余剰玉貯留皿4内に払出さ
れる。
【0037】前記特別図柄用始動口109、或いは、普
通可変入賞球装置110の入賞口、又は、普通図柄用始
動口107により、遊技領域に設けられた始動入賞領域
が構成されている。尚、本発明で云う「入賞」とは前述
した「通過」をも含む広い概念である。また、前記可変
表示装置102により、前記遊技領域に設けられた始動
入賞領域に打玉が入賞することにより遊技のための動作
が行われる遊技装置が構成されている。
【0038】次に、図2はカード処理機及び図1に示し
たパチンコ遊技機1の内部構造を示す背面図である。カ
ード処理機12内には、カード処理機制御部21とカー
ドリーダライタ制御部20とユニットボックス制御部1
9とが設けられている。カード処理機制御部21とパチ
ンコ遊技機1に設けられているインタフェース基板33
とは電気的に接続されており、カード処理機制御部21
とインタフェース基板33とが互いに情報の送受信がで
きるように構成されている。また、このインタフェース
基板33と払出制御基板ボックス37内に収納されてい
る払出制御基板38が電気的に接続されている。更に、
インタフェース基板33と中継端子基板34とが電気的
に接続されており、中継端子基板34と、ゲーム制御用
基板ボックス40内に収納されているゲーム制御用基板
41、遊技機用ターミナルボックス46、玉払出器31
がそれぞれ電気的に接続されている。
【0039】更に、打球供給皿6に設けられている前述
した各種表示器や各種操作ボタンのスイッチがコネクタ
35を介してインタフェース基板33に接続されてい
る。尚、カード処理機制御部21と打球供給皿6に設け
られている各種表示器や各種操作ボタンのスイッチなら
びに払出制御基板ボックス37内の払出制御基板38と
インタフェース基板33や中継端子基板34を介するこ
となく直接配線により接続し、払出制御基板38と玉払
出器31とを中継端子基板34を介して接続するように
してもよい。また、カード処理機制御部21と払出制御
基板38とを直接コネクタにより接続するようにしても
よい。尚、22はコネクタであり、カード処理機制御部
21とインタフェース基板33とを接続するためのもの
である。
【0040】カード処理機12に設けられているユニッ
トボックス制御部19には、1回の玉貸操作により払出
される貸玉額を予め入力設定するための貸玉額設定スイ
ッチ22が設けられており、図示するように、100
円、200円、300円、400円、500円の5種類
の金額が入力設定できるようになっている。例えば遊技
場の係員により図示のように貸玉額が300円に設定さ
れればその300円が貸玉額としてカード処理機制御部
21のマイクロコンピュータ(図示せず)に記憶され
る。そして、遊技者がカードをカード挿入・排出口17
に挿入し、玉貸ボタン9を押圧操作することにより自動
的にこの玉貸額(300円)分のパチンコが打球供給皿
6内に払出される。
【0041】この打玉の払出しに際しては、予め定めら
れている単位額(例えば100円)分の払出しを複数回
(例えば3回)実行することにより行われ、この単位額
分の払出しが終了する毎に単位額だけカード残額から減
額される。この単位額分の減額による単位額売上信号が
遊技場のホストコンピュータであるホール用管理コンピ
ュータ70(図4参照)に伝送されるとともに、遊技場
に設置されているターミナルボックスを介してカード発
行会社に伝送される。また、ユニットボックス制御部1
9にはカード処理機12の番号であるユニット番号が設
定され、その設定番号が情報出力端子59を介してホー
ル用管理コンピュータ70に伝送されるとともに、ター
ミナルボックスを介してカード発行会社に伝送される。
【0042】カードリーダライタ制御部20は、カード
挿入・排出口17から挿入されたカードの記録データを
読み取ったり書き換えたりするための制御部である。
【0043】玉払出器31は、払出モータ(図示せず)
が設けられており、玉誘導レール28から供給されてき
た打玉がこの払出モータの回転力により横送りされ、そ
の横送りされた打玉が1つずつ下方に落下して、打球供
給皿6内に払出される。この玉払出器31は、機構板2
5に設けられている。前記玉誘導レール28は、玉タン
ク27内の貯留玉を二列に整列させながら流下させるも
のであり、その二列の流下径路にそれぞれタンク玉切れ
スイッチ29とレール玉切れスイッチ30とが設けられ
ている。そして、玉タンク27内の貯留玉が無くなった
こと、及び、玉誘導レール28上の流下玉が無くなった
ことが検出され、その検出信号が遊技機用ターミナルボ
ックス46、中継端子基板34を介して払出制御基板ボ
ックス37内の払出制御基板38に入力される。このタ
ンク玉切れスイッチ29が玉を検出しなくなった時点で
玉払出速度が減速される。
【0044】玉タンク27には、遊技機設置島に設けら
れている補給樋57から打玉を補給玉検出器を含む補給
装置58を介して補給される。この玉タンク27に供給
される補給玉が補給装置58の補給玉検出器により検出
されるのであり、所定個数(例えば10個)の打玉が供
給されたことを検出して1パルスの検出信号がこの補給
玉検出器から出力される。
【0045】カード処理機12からの玉貸要求信号を受
けて玉タンク27内の打玉を打球供給皿6内に払出すの
ではなく遊技者が玉貸機から購入してきた貸玉を打球供
給皿6内に投入して遊技を行う従来の一般的なパチンコ
遊技機の場合には、前記補給装置58から出力される出
力信号がホール用管理コンピュータ70に送信され、ホ
ール用管理コンピュータ70ではその送信されてきた検
出信号に基づいて遊技場にとって不利益となる不利益球
数を検出する。
【0046】ところが、本実施例のように、カード処理
機12からの玉貸要求信号に基づいて玉タンク27内の
貯留玉の一部を打球供給皿6内に払出す方式のパチンコ
遊技機においては、その遊技場にとって何ら不利益球数
とはならない貸玉が補給樋57から玉タンク27に供給
されることになり、その供給された貸玉が補給玉検出器
により検出されてしまって不利益球数情報としてホール
用管理コンピュータに入力されてしまい、ホール用管理
コンピュータ70で正確な不利益球数を計数できない不
都合が生ずる。
【0047】そこで、本実施例のパチンコ遊技機1にお
いては、打玉の入賞に基づいて払出される景品玉が所定
個数(例えば10個)に達する前に払出制御基板38か
ら所定のパルス信号を出力してその所定のパルス信号が
遊技機用ターミナルボックス46、コネクタ62、情報
出力端子59、コネクタ64を介してホール用管理コン
ピュータに伝送されるように構成されている。このよう
に構成することにより、打玉の貸出については何ら不利
益球数情報としてのパルス信号がホール用管理コンピュ
ータ70に出力されることなく、入賞に伴う景品玉の払
出に関してのみパルス信号がホール用管理コンピュータ
70に送信され、ホール用管理コンピュータ70では正
確な不利益球数情報を集計できる。
【0048】遊技領域101内に打込まれて入賞口に入
賞した入賞玉とアウト口53に回収されたアウト玉は合
流して打込玉タンク54に落下し、その打込玉が打込玉
検出器(打込球カウンタ)55により検出された後、遊
技機設置島に設けられている集球樋56上に落下する。
図中23、61はカード処理機制御部21と情報出力端
子59とを接続するためのコネクタである。
【0049】情報出力端子59は、単位額売上信号及び
ユニット番号の伝送機能とを合わせ持つ。この情報出力
端子59は、ユニットボックス制御部19とコネクタ6
0、24を介して接続されている。そして、前述したユ
ニット番号や単位額売上信号がコネクタ24、情報出力
端子59、コネクタ64を介してホール用管理コンピュ
ータへ伝送される。また、カード処理機12で使用され
たカードの額面情報や、カード処理機12で発生したエ
ラーのコード情報がカード処理機制御部21からコネク
タ23、情報出力端子59、コネクタ64を介してホー
ル用管理コンピュータへ伝送される。
【0050】ユニットボックス制御部19にはAC10
0Vの電圧が供給され、このユニットボックス制御部1
9での所定の電圧に変圧された電圧がカード処理機制御
部21やカードリーダライタ制御部20に供給される。
このように、単位額売上信号は、パチンコ遊技機1から
とカード処理機12からとの両方からホール用管理コン
ピュータに送信されることになる。その結果、いずれか
一方が故障したり誤動作したりして一方の単位額売上信
号が狂った場合には、他方の単位額売上信号と食い違う
ために、異常が発生したことが即座に判断でき、売上の
正確な管理が可能となる。そして、カード処理機12か
らは前述したようにユニット番号もホール用管理コンピ
ュータに送信されてくるために、送信されてきた単位額
売上信号とともにどのカード処理機での売上かを特定可
能となる。
【0051】また、ゲーム制御用基板41は、機構板2
5の開口26に臨み遊技盤100に設けられる可変表示
装置102の中継端子基板(図示せず)及び各種ランプ
・LED・センサなどが接続されている中継端子基板4
8と配線により接続されている。この中継端子基板48
は、コネクタ50、63により情報出力端子59に接続
されているとともに、コネクタ49、47によりゲーム
制御用基板41に接続されている。
【0052】ゲーム制御用基板ボックス40の背面右側
には、キースイッチ43が設けられている。このキース
イッチ43は、可変表示装置102、104の可変停止
時の表示結果が特定の識別情報の組合せ(例えば77
7)となる確率を可変設定するものであり、ノーマル位
置、設定位置、確認位置の3つの位置に切換操作ができ
る。このキースイッチ43に所定の鍵を挿入して切換操
作することにより確率が変更設定できるのであり、この
切換操作回数に応じて、前述したように、設定1、設定
2、設定3の三段階に確率を切換設定することができ
る。尚、キースイッチ43に代えて、例えばスライドス
イッチ、押しボタンスイッチ、スナップスイッチ、プッ
シュプルスイッチ、ロータリースイッチ、デジタルスイ
ッチ等でもよい。更に、ゲーム制御用基板ボックス40
内には、キースイッチ43の操作により設定された確率
を表示するための設定確率表示器42a、42b、42
cが設けられている。
【0053】図中51は打球発射装置であり、遊技者が
打球操作ハンドルを操作することにより作動して打球貯
留皿6内の打玉を1つずつ遊技領域101内に発射する
ためのものである。また、図中26は機構板25に形成
された開口であり、可変表示装置102の遊技盤裏面側
への突出部分がこの開口26内に収まるように構成され
ている。図中45は電源スイッチであり、遊技機用ター
ミナルボックスとゲーム制御用基板41との間に介在
し、ゲーム制御用基板41とはコネクタ44により接続
されている。この電源スイッチ45を操作することによ
り電源を一旦切った後、再投入することができ、電源の
立上げに伴うゲーム制御用基板41のゲーム制御マイク
ロコンピュータをリセットすることができるとともに、
確率設定操作の際に操作しやすくすることができる。ま
た、39はリセットスイッチであり、払出制御基板の払
出制御用マイクロコンピュータをリセットするためのも
のである。また100は遊技盤であり、遊技盤取付枠
(図示せず)に着脱自在に取り付けられている。
【0054】玉貯留皿6内の打玉が満杯となりそれ以上
貯留できなくなった余剰玉が前述したように余剰玉払出
口4から払出されるのであるが、その余剰玉も満杯とな
った場合には満杯検出スイッチ52がONとなり、その
検出信号に基づいて払出制御基板38が動作して玉払出
器31による景品玉の払出をストップさせる。また、図
中32は入賞玉処理装置であり、遊技領域に設けられた
入賞口から入賞した入賞玉を1つずつ検出してその検出
信号に基づいて払出制御基板38が動作し、入賞口の種
類に応じた個数の景品玉を払出すように玉払出器31を
動作制御する。
【0055】次に、図3は遊技機1を管理する管理装置
を示す概略構成図である。管理装置は、集計手段の一例
のホール用管理コンピュータ70とデータ加工出力装置
72と出力手段の一例のCRT74及びプリンタ75
と、入力手段の一例のキーボード76及びマウスMとを
有する。ホール用管理コンピュータ70は、後述するよ
うに複数台のパチンコ遊技機1の遊技制御基板と払出制
御基板と複数のカード処理機のカード処理機制御部とか
らのデータが入力され、例えば二週間分の入力データが
ファイル可能に構成されている。
【0056】データ加工出力装置72は、キースイッチ
73が設けられており、このキースイッチ73により、
データ加工出力装置72は、OFF、ON、LOCK状
態に切り換えることができる。OFF状態に切換わると
動作が停止してCRT74による表示やプリンタ75に
よる印字は行われなくなる。ON状態に切換わることに
より、キーボード76の操作に従って、CRT74によ
るデータの表示やプリンタ75によるデータの印字出力
が可能となる。LOCKに切換わることにより、売上デ
ータや割数データ等の遊技場の経営者以外には知られた
くないデータなどの特別なデータの出力が禁止される状
態となる。
【0057】遊技場に設置されている複数台のパチンコ
遊技機は、そのメーカーや機種等に従って複数のグルー
プに分けられている。この場合、機種で分けるときに
は、例えば図1に示した第1種の機種のパチンコ遊技機
1や図示しない第2種の機種のパチンコ遊技機、第3種
の機種のパチンコ遊技機1のように例えば三グループに
分類して分けることになる。そして、この管理装置にお
いては、キーボード76によりそのグループを指定し
て、ラッキーナンバー(持玉遊技開始ナンバーや終日無
定量ナンバーや持玉遊技終了ナンバー)や確率変動状態
が開始する可変表示装置の停止時の表示ナンバーや確率
変動状態が終了する可変表示装置の停止時の表示ナンバ
ー、遊技機調整設定値としての後に詳述する釘調設定値
を入力設定することができる。
【0058】グループ設定の入力操作手順は、まずキー
ボード76の設定キー77を押圧操作し、次にグループ
キー79を操作し、次に数値入力用キー99を押圧操作
して、第1グループ、第2グループ、第3グループ等の
グループ番号を入力する。例えば、パチンコ遊技機1を
第1グループにするには数値入力用キー99を操作して
01を入力する。次に、数値入力の終了を意味する機能
キー98を操作する。次に、ユニット先頭キー81を操
作し、次に数値入力用キー99を操作してユニット先頭
番号を入力する。例えば第1グループに属する機種のパ
チンコ遊技機1のユニット番号の先頭をこの数値入力用
キー99により入力設定する。次に機能キー98を操作
し、次にユニット末尾キー82を操作し、次に数値入力
用キー99を操作してユニットの末尾番号を入力する。
例えば第1グループに属する機種のパチンコ遊技機1の
ユニット番号の末尾の番号を入力する。そして機能キー
98を押圧操作する。
【0059】以上の操作により、入力設定されたユニッ
ト番号の先頭から末尾の番号に対応するパチンコ遊技機
1のグループ番号が入力設定されることになる。他のグ
ループを入力設定したい場合には、前記グループキー7
9の押圧操作からユニット番号の末尾番号を入力した後
の機能キー98の押圧操作までを再度繰り返して実行す
ればよい。そして、グループ設定入力が終了した段階で
完了キー78を押圧操作する。
【0060】一方、ラッキーナンバーモードや確率変動
開始ナンバーや確率変動終了ナンバーを入力設定する場
合には、まず設定キー77を押圧操作し、次にL.Nキ
ー(ラッキーナンバーキー)80を押圧操作し、次に、
前述の操作により既に入力設定されたグループナンバー
を数値入力用キー99を押圧操作することにより入力設
定した後、機能キー98を操作する。これにより、第1
グループ、又は、第2グループ、又は、第3グループの
いずれのグループかが特定されて入力設定される。次
に、数値入力用キー99を操作してラッキーナンバーモ
ードを入力する。このラッキーナンバーモードは、前述
したように、可変表示装置の可変停止時の表示結果であ
る大当り図柄をラッキーナンバーの判断対象とするか、
又は、飾り図柄(図1に示したラッキーナンバー用表示
ランプ123の可変停止時の表示結果)をラッキーナン
バーの判断対象とするかの二種類のモードがあり、その
二種類のモードのうちのいずれのモードかをこの数値入
力用キーにより選択して入力設定するものである。例え
ば数値入力用キー99により01と入力すれば大当り図
柄をラッキーナンバーの判断対象とするモードが選択設
定され、02と入力されれば飾り図柄をラッキーナンバ
ーの判断対象とするモードが選択設定される。次に機能
キー98を押圧操作することによりラッキーナンバーモ
ードの入力が終了する。
【0061】持玉遊技開始ナンバーを入力操作するに
は、まず数値入力用キー99を操作してその遊技場が設
定する持玉遊技開始ナンバー(例えば3、5)を入力
し、次に機能キー98を操作する。更に、持玉遊技終了
ナンバーを入力するには、まず数値入力用キー99を操
作して遊技場が設定する持玉遊技終了ナンバー(例えば
4、9)を入力し、次に機能キー98を操作する。更
に、終日無定量ナンバーを入力するには、数値入力用キ
ー99を操作して終日無定量ナンバー(例えば7)を入
力設定し、機能キー98を操作する。終日無定量ナンバ
ーとは、可変表示装置の停止図柄ナンバーがそのナンバ
ーとなった場合には、その後の大当り発生時の大当り図
柄の種類や飾り図柄の種類がどのようなものであっても
持玉を景品交換せずに引続き遊技に使用できるという特
典が与えられるナンバーである。
【0062】他方、前記釘調設定値を入力設定する場合
には、釘調キー(釘調設定キー)500を押圧操作し、
次に、前述の操作により既に入力設定されたグループナ
ンバーを数値入力用キー99を押圧操作することにより
入力設定した後、機能キー98を操作する。これによ
り、第1グループ、又は、第2グループ、又は、第3グ
ループのいずれのグループかが特定されて入力設定され
る。次に、数値入力用キー99を操作して釘調設定値を
入力する。この釘調設定値は、前記第1種のパチンコ遊
技機1の場合には、前記特別可変入賞球装置114が特
定遊技状態となり、1ラウンド(インターバル期間と次
回の第1の状態の期間とを合わせた期間)当たり遊技領
域101に何個打玉が打ち込まれるか(打込玉数)を設
定した値であり、遊技盤100の釘調整の指針となるも
のである。
【0063】即ち、遊技場では前日の営業状態を考慮し
て、遊技盤100の釘調整を行うが、その際、特定遊技
状態における1ラウンドが終了するまでに(即ち、入賞
開口115に10個打玉が入賞するまでに)遊技領域1
01に打ち込まれる打込玉数を狙って釘の調整を行うこ
とになる。そして、当該グループの釘調整時に狙った打
込玉数が例えば18である場合には、数値入力用キー9
9により釘調設定値として18を入力し、次に機能キー
98を押圧操作する。これにより、当該グループの釘調
設定値は18に設定される。尚、上記実施例ではグルー
プ毎に釘調設定値を設定したが、各台キー87と数値入
力用キー99を操作してパチンコ遊技機1のユニット番
号を指定することにより、各パチンコ遊技機1毎に釘調
設定値を設定することもできる。
【0064】そして、他のグループを指定してラッキー
ナンバーモードや持玉遊技開始ナンバーや持玉遊技終了
ナンバーや終日無定量ナンバーや釘調設定値を入力設定
したい場合には、再度数値入力用キー99を操作してグ
ループナンバーを指定し、そのグループナンバーに対応
するラッキーナンバーモード、持玉遊技開始ナンバー、
持玉遊技終了ナンバー、終日無定量ナンバー、釘調設定
値の入力操作を繰返し行う。そしてそれらの入力が終了
した段階で完了キー78を操作する。
【0065】図4は管理装置のホール用管理コンピュー
タに入力されるデータを説明するための機能ブロック図
である。図1に示したパチンコ遊技機1に設けられてい
る払出制御基板38から遊技制御基板41に、打玉の入
賞に伴う入賞情報が伝送される。遊技制御基板41で
は、その伝送されてきた入賞情報に基づいて、打玉が入
賞した入賞口に対応する入賞個数情報を払出制御基板3
8に送り返す。払出制御基板38では、この返信されて
きた賞球個数情報に基づいて前述したように玉払出器3
1を動作させる。一方、カード処理機12に設けられて
いるカード処理機制御部(ユニットボックス制御部を含
む)19、21からは遊技者の貸玉操作に従った貸玉指
令信号が払出制御基板38に送信される。そして払出制
御基板38はこの送信されてきた払出指令信号に従って
前述したように玉払出器31を制御して貸玉を払出す。
貸玉が良好に払出されれば払出制御基板38は払出が行
われた旨の信号をカード処理機制御部19、21に返信
する。
【0066】遊技制御基板41からは、情報出力端子5
9を介して、ホール用管理コンピュータ70側の情報入
力端子71に、パチンコ遊技機1の機種を特定する機種
コード情報、特定遊技状態の発生確率の設定値情報、特
別図柄表示部103において大当りが発生した場合の特
別図柄大当り情報(特定遊技状態の発生情報)、その大
当りが発生したときの特別図柄表示部103より停止表
示された大当り図柄に関する情報、特別図柄表示部10
3における大当りの発生により変動した後停止するラッ
キーナンバー用表示ランプ123の停止位置に関するラ
ッキーナンバー情報、特別可変入賞球装置114の開閉
板116が入賞開口115を開放して第1の状態となっ
たことに関する情報(大入賞口開放情報)、特定遊技状
態の発生確率の変動中であることを表す確率変動中情
報、特別図柄用始動口109に打玉が入賞したことに関
する情報(遊技装置の遊技のための動作の実行に関する
情報)、特別図柄用始動口109に入賞した打玉のうち
有効に特別図柄表示部103を可変表示させるために用
いられた有効始動入賞に関する情報(遊技装置の遊技の
ための動作の実行に関する情報)、普通図柄表示部10
4において大当りが発生した場合の普通図柄大当り情
報、特別可変入賞球装置114の入賞開口115への打
玉の入賞に関する情報(大入賞口入賞情報)、特定入賞
領域(Vポケット)118への打玉の入賞に関する情
報、普通図柄用始動口107に打玉が入賞したことを表
す情報、普通図柄用始動口107に入賞した打玉のうち
普通図柄表示部104を有効に可変表示させるのに用い
られた有効始動入賞玉に関する情報(遊技装置の遊技の
ための動作の実行に関する情報)、普通可変入賞球装置
(普通電役)が開放して第1の状態となったことに関す
る情報が伝送されてくる。
【0067】情報入力端子71では、それらの伝送され
てきた情報をホール用管理コンピュータ70に入力す
る。ホール用管理コンピュータでは、CPU70A、R
OM70B、RAM70Cが設けられており、それらの
入力された情報を集計して記憶する。前記有効始動情報
を集計するのは、第1種のパチンコ遊技機1の場合前述
したように始動入賞記憶の上限が例えば「4」に定めら
れておりその上限を超えて入賞した始動入賞玉は無視さ
れて可変表示制御には用いられないため、実際に可変表
示制御に用いられた有効な始動入賞回数を知りたいとい
う遊技場のニーズに応えるためである。尚、本実施例で
は、確率変動中情報は確率変動中ずっと出力し続けるよ
うに構成したが、確率変動開始時に所定幅のパルスを出
力し、確率変動終了時に所定幅のパルスを出力するよう
にしてもよい。その場合、開始時と終了時とでパルス幅
を異ならせるようにしてもよい。
【0068】払出制御基板38からは、情報出力端子5
9を介して情報入力端子71に、打玉の入賞に伴い払出
された景品玉情報である補給情報(不利益情報)、玉払
出器39を作動させて玉貸が行われた玉貸情報、玉の払
出系統に何らかの異常が発生した場合にその異常の原因
や種類を表すエラーコードの情報が伝送される。そして
それらの情報がホール用管理コンピュータ70に入力さ
れる。
【0069】カード処理機制御部19、21から、情報
出力端子59を介して情報入力端子71に、挿入された
カードが500円カードか1000円カードか5000
円カードか等のカード額面に関する情報、ユニットナン
バー情報、カード処理機12により何らかの異常が発生
した場合のその異常の原因や種類を表すエラーコードの
情報が伝送され、ホール用管理コンピュータ70に入力
される。
【0070】遊技領域101内に打込まれた打玉が打込
玉検出器55により検出されれば、その打込情報(利益
情報:遊技に使用された遊技球数)が情報入力端子71
を介してホール用管理コンピュータ70に入力される。
【0071】尚、本実施例においては、始動入賞情報を
始動口の種類毎に集計して情報入力端子71側に送信す
るようにしている。例えば、図1に示したパチンコ遊技
機1の場合には、普通図柄用始動口107が2個設けら
れているが、この2個の普通図柄用始動口107に入賞
した普通図柄始動入賞情報をまとめで情報入力端子71
に伝送するようにしている。この始動口の種類毎に集計
して伝送する代わりに、各始動口毎に始動入賞情報を出
力して情報入力端子71に伝送するようにしてもよい。
【0072】以上説明したように、ホール用管理コンピ
ュータ70には各遊技機から前述したような各種の情報
が入力されるのであり、ホール用管理コンピュータ70
はこの入力された各種情報を集計して記憶し、後述する
キーボード76やマウスMの操作に従って種々の集計デ
ータを出力する。
【0073】各パチンコ遊技機の各集計データの表示出
力を行う場合には、まず図3に示すキーボード76の集
計キー83を操作し、次に各台キー87を操作し、デー
タの出力を希望するパチンコ遊技機のユニット番号を数
値入力用キー99を操作して入力する。そして機能キー
98を操作することにより各データがCRT74により
表示される。一方、プリンタ75によりその各データを
印字出力する場合には、集計キー83の押圧操作に代え
てまず印字キー97を押圧操作することにより可能とな
る。
【0074】この各台の各データの出力操作に従って、
ユニットナンバー0001のパチンコ遊技機1に関する
集計データの出力状態が図5にCRT74の表示画面と
して示されている。図5に示すように、ユニットナンバ
ー0001は、グループ1に属する1番台のパチンコ遊
技機であり、機種コード01の第1種のパチンコ遊技機
で、ラッキーナンバーモードが01であるために可変表
示装置の停止時の大当り図柄がラッキーナンバーの判断
対象となる。そして、特定遊技状態の発生確率の設定値
は01に設定されているために1/215の発生確率と
なっている。また、釘調設定値は18に設定され、画面
左上の釘調設定値欄には18が表示されている。
【0075】更に持玉遊技開始ナンバーが3、5、持玉
遊技終了ナンバーが4、9、終日無定量ナンバーが7に
定められている。そして、図5に示すように、1993
年8月15日(日)15時50分現在の本日の集計デー
タが表の形で示されている。この表に従えば、一番左に
大当り発生回数が示されており、その右側にそれぞれの
発生時刻が示されている。その右側の特図入賞とは、前
述した特別図柄始動入賞情報に基づいて集計された特別
図柄始動入賞個数データであり、本日の営業開始時点か
ら1回目の大当りが発生するまでの特別図柄始動入賞個
数が155、1回目の大当りの終了から2回目の大当り
の発生までの特別図柄始動入賞個数が398となってい
る。
【0076】特図有効とは、前述した特別図柄有効始動
情報に従った集計データであり、本日の営業開始時点か
ら1回目の大当りの発生までの間に発生した特別図柄有
効始動回数が148となっており、1回目の大当りの終
了から2回目の大当りの発生までの特別図柄有効始動回
数が387となっている。また、第8回目の大当たりの
終了から第9回目の確率変動の大当たりの発生までの特
別図柄有効始動回数は35となっている。即ち、確率変
動が開始してから遊技装置が35回遊技動作を実行して
特定遊技状態が発生していることが示されている。そし
て、特別図柄始動入賞合計個数に対する特別図柄有効始
動合計回数の率、即ち1640/1697×100%≒
96.6%が示されている。
【0077】普図入賞とは、前述した普通図柄始動入賞
情報に従って集計されたデータであり、本日の営業開始
時点から1回目の大当りが発生するまでの間における普
通図柄始動入賞個数が163、1回目の大当りの終了時
点から2回目の大当りが発生するまでの普通図柄始動入
賞個数が252となっている。
【0078】普図有効とは、前述した普通図柄有効始動
情報に従った集計データであり、本日の営業開始時点か
ら1回目の大当りが発生するまでの間における普通図柄
有効始動回数が160、1回目の大当りの終了時点から
2回目の大当りが発生するまでにおける普通図柄有効始
動回数が247となっている。そして、普通図柄始動入
賞合計個数に対する普通図柄有効始動合計回数の率、即
ち1242/1287×100%≒96.5%が示され
ている。
【0079】普図大当りとは、前述した普通図柄大当り
情報に従って集計されたデータであり、本日の営業開始
時点から1回目の大当りが発生するまでの間における普
通図柄大当りの発生回数が8、1回目の大当りの終了時
点から2回目の大当りが発生するまでの間における普通
図柄大当りの発生回数が13回となっている。そして、
普通図柄大当りの発生率即ち普通図柄大当り合計83/
普通図柄有効始動合計回数1242≒1/15.0が示
されている。
【0080】継続回数とは、特別可変入賞球装置114
(図1参照)が再度第1の状態となるラウンドの繰返し
継続制御の回数を意味し、前述した大入賞口開放情報に
従って集計されたデータである。この図5の表によれ
ば、全ての回の大当りの発生により16ラウンド繰返し
継続制御が行われたことが示されている。
【0081】大入賞口とは、前述した大入賞口入賞情報
及び特別図柄始動入賞情報に基づいて集計されたデータ
であり、大当りの発生に伴って大入賞口(特別可変入賞
球装置114)に入賞した入賞玉個数を意味しており、
この表に従えば、1回目の大当りのときに167個、2
回目の大当りのときに171個の打玉が入賞したことが
示されている。そして、入賞玉個数の平均即ち大入賞口
入賞玉合計個数1868/大当り合計回数11≒16
9.8が示されている。
【0082】V入賞とは、前述したV入賞情報に基づい
て集計されたデータであり、特定入賞領域(Vポケッ
ト)118に入賞した入賞玉個数を意味しており、この
表に従えば、1回目の大当りのときに72個、2回目の
大当りのときに78個のV入賞が発生したことが示され
ている。そして、V入賞率即ちV入賞合計個数806/
大入賞口入賞合計個数1868×100%≒43.1%
が示されている。普電入賞とは、前述した普通電役開放
情報及び特別図柄始動入賞情報に基づいて集計されたデ
ータであり、普通電役(普通可変入賞球装置110)へ
の打玉の入賞個数を意味しており、本日の営業開始時点
から1回目の大当りが発生するまでの間における普通電
役に入賞した入賞玉が25、1回目の大当りの終了時点
から2回目の大当りが発生するまでの間における普通電
役に入賞した入賞玉の個数が40となっている。そし
て、普通入賞の平均が3、0/回となっているが、これ
は、1回の普通図柄大当りで普通電役に平均何個の打玉
が入賞したかを示しており、普通入賞の合計を普図大当
りの合計で除した値となっている。
【0083】出玉とは、特別図柄の大当り発生から大当
り終了までの間の打込玉数と払出玉数との差(差玉数)
のことであり、表によれば、1回目の大当り時には23
80個2回目の大当り時には2410個の景品玉が払出
されたことになる。そしてこの出玉の平均は、払出され
た景品玉の合計26350/大当りの合計発生回数11
≒2395となっている。
【0084】大当り図柄とは、特別図柄表示部103に
よりどの図柄(数字)のゾロ目で大当りが発生したかを
示しており、1回目の大当りの発生は「666」、2回
目の大当りの発生は「555」のゾロ目で大当りが発生
している。尚、この大当り図柄の欄に示された○マー
ク、×マーク、星印マークは、それぞれ、持玉遊技開始
ナンバー、持玉遊技終了ナンバー、終日無定量ナンバー
が特別図柄表示部103により表示されたことを示して
いる。この表によれば、2回目の大当りの発生により持
玉遊技開始ナンバーである「555」により大当りが発
生して持玉を用いて遊技を続行できる状態となったが、
3回目の大当りの発生時に持玉遊技終了ナンバーである
「999」が特別図柄表示部103により表示されたた
めに、持玉を用いて遊技を続行できる状態が終了してい
る。そして、8回目の大当りの発生に伴って確率変動状
態となり、9回目の大当りの発生に伴って終日無定量ナ
ンバーである「777」が表示され、確率変動状態でな
おかつ1日中、出玉を変換することなく遊技を続行でき
る状態となっていることがわかる。尚、表における大当
りの欄における星印マークは、確率変動状態における大
当り発生であることを示している。
【0085】売上とは、そのパチンコ遊技機で遊技をす
るために用いられたカードの残額の使用量を意味してお
り、表によれば、1回目の大当りまでに5500円、1
回目の大当りの終了から2回目の大当りの発生までに1
3000円が使用されたことがわかる。
【0086】図5に示す表の下に示されたデータは、遊
技場の情報管理に特に必要となるものを集計したもので
ある。そのうち、星印マークの付いた確率変動大当り回
数とは、確率変動状態で大当りが何回発生したかを示す
データ(確立変動時の特定遊技状態の発生回数データ)
であり、このパチンコ遊技機の場合には3回である。そ
して、特別図柄大当りの発生回数(特定遊技状態の発生
回数)の合計が11回であるために、確率変動大当り回
数の発生率は、3/11×100≒27.3%となる。
持玉遊技開始回数は2回であるために、その発生割合は
2/11×100≒18.2%となる。終日無定量回数
の発生回数は1回であるために、その発生割合は1/1
1×100≒9.1%となる。大当り間始動回数とは、
特図有効回数のことであり、その平均は、特図有効合計
1640/大当りの発生合計11≒149.1となる。
そして、確率変動していない通常時の平均が、通常時の
特図有効合計/通常時の大当り発生回数=193.5と
なる。この通常時における大当り間始動回数の最大は4
49、最小は46となっている。確率変動時における大
当り間始動回数の平均は、確率変動時における特図有効
合計(35+32+25)/確率変動時における大当り
の発生回数3≒30.7となる。そして確率変動時にお
ける大当り間始動回数の最大は35、最小は25となっ
ている。確率変動間始動回数とは、本日の営業開始時点
から第1回目の確率変動状態になるまでの間における特
別図柄の有効始動回数の合計或いは確率変動状態の終了
時点から次の確率変動状態が発生するまでの間における
特別図柄の有効始動回数の合計のことであり、その平均
と最大が1424となっている。
【0087】また、遊技領域に打込まれた打込玉が10
00個に達する毎に集計した始動回数に関するデータが
集計されて出力される。特別図柄の有効始動回数の平均
が53.6、また普通電役(普通可変入賞球装置11
0)への入賞個数が8.3、特別図柄の有効始動回数の
最大が75、普通電役(普通可変入賞球装置110)へ
の入賞個数の最大が21、特別図柄の有効始動回数の最
小が30、普通電役(普通可変入賞球装置110)への
入賞個数の最小が0となっている。普通図柄の有効始動
回数の平均が30.8、最大が53、最小が15となっ
ている。
【0088】更に、本日の営業開始時点から現時点まで
における打込玉総数が3062×10、払出された景品
玉の総数である払出玉総数が4360×10、打込玉総
数−払出玉総数で算出する差玉数が−1298×10、
(払出玉数/打込玉数)×100%で算出できる割数が
142.4となっている。更に、このパチンコ遊技機に
使用された使用カードの額面は、10000円カードが
0枚、5000円カードが4枚、3000円カードが3
枚、2000円カードが5枚、1000円カードが0枚
となっている。更にこのパチンコ遊技機で発生したエラ
ーの回数は0回と示されている。尚、通常時(大当り状
態でも確率変動状態でもない時)における払出率を集計
し出力するようにしてもよい。その場合には、通常時に
おける打込玉1000個毎の払出玉数を集計して算出し
たり、大当りと大当りの間における打込玉数と払出玉数
を集計して算出したりすることが考えられる。
【0089】更にまた、図5の表示画面の右下の打込玉
詳細欄をマウスMでダブルクリックすると、CRT74
には図6の打込玉詳細画面がウィンドウ表示される。こ
の打込玉詳細画面のデータは、特別図柄表示部103に
おいて大当りが発生した場合の特別図柄大当り情報(特
定遊技状態の発生情報)、打込玉検出器55により検出
された打込情報(遊技に使用された遊技球数)、特別可
変入賞球装置114の開閉板116が入賞開口115を
開放して第1の状態となったことに関する情報(大入賞
口開放情報)に基づいて算出される。
【0090】即ち、このウィンドウの表には図5と同様
に、一番左に大当り発生回数が示されており、その右側
にそれぞれの発生時刻が示されている。その右側の大当
たり毎打込玉数とは、各回の大当たり(特定遊技状態)
が発生してから終了するまでに遊技領域に打ち込まれた
打込玉数を示している。例えば1回目の大当たりでは打
込玉数は571個、当該パチンコ遊技機の一日の合計で
は5800個、一日平均では527個となっている。
【0091】その右の1ラウンド平均とは、前述の如く
インターバル期間(特別可変入賞球装置114の開閉板
16が入賞開口15を閉じている第2の状態)と次回の
第1の状態(開閉板16が入賞開口115を開成)の期
間から成る1ラウンドの各ラウンドにおける打込玉数の
平均値を示しており、16ラウンド継続された場合に
は、当該16ラウンドの平均値が示されている。例え
ば、1回目の大当たりでは35.7個、一日の合計では
363個、一日平均では33.0個となっている。
【0092】その右の開放中平均とは、各回の大当たり
における1ラウンドのうちの開閉板16が入賞開口11
5を開いている間(第1の状態)の打込玉数の平均値を
示しており、1回目の大当たりでは26.3個、一日の
合計では257個、一日平均では23.4個となってい
る。更に、その右のインターバル平均とは各回の大当た
りにおける1ラウンドのうちの開閉板16が入賞開口1
15を閉じているインターバル期間(第2の状態)の打
込玉数の平均値を示しており、1回目の大当たりでは
9.4個、一日の合計では106個、一日平均では9.
6個となっている。
【0093】そして、各回の大当たりにおけるこれらの
データの更に詳細を知りたい場合には、図6の表示画面
の大当たりの欄の各回をマウスMでダブルクリックす
る。例えば1回目の大当たりをダブルクリックすると、
図7の表がCRT74にウィンドウ表示される。この表
の一番左には1回目大当たりの各ラウンドが示され、こ
の場合16回継続されているので、1〜16まで表示さ
れている。そして、その右の打込玉数は1〜16ラウン
ドの各ラウンドにおける打込玉の総数が示されており、
例えば第1ラウンドでは36個、全ラウンドの平均は図
6に示した前述の35.7個となっている。
【0094】また、その右の開放中打込玉数は、各ラウ
ンドにおいて開閉板116が入賞開口115を開いてい
る(第1の状態)間の打込玉数を示しており、例えば第
1ラウンドでは26個、全ラウンドの平均は図6に示し
た26.3個となっている。更に、その右のインターバ
ル中打込玉数は、各ラウンドにおいて開閉板116が入
賞開口115を閉じているインターバル期間(第2の状
態)の打込玉数を示しており、例えば第1ラウンドでは
10個、全ラウンドの平均は図6に示した9.4個とな
っている。
【0095】このように、各大当たり毎の打込玉数や各
大当たりにおけるインターバル期間を含んだ各ラウンド
当たりの打込玉数及びそれらの平均値を集計・演算して
出力するので、遊技場では当該パチンコ遊技機1の特別
可変入賞球装置114の入賞開口115に打玉が寄り易
いか寄り難いかが把握できるようになり、遊技領域の入
賞開口115周りの釘調整に極めて有効な情報が得られ
るようになる。
【0096】特に、インターバル期間における打込玉数
も集計して出力するので、所謂無駄打ちをする遊技客が
多いか否かを把握することが可能となり、これを釘調整
における指標とすることができるようになる。
【0097】次に、図3に示すキーボード76の集計キ
ー83を操作し、次に釘調キー500を押圧操作する
と、CRT74には特別可変入賞球装置114が特定遊
技状態となり、1ラウンド(インターバル期間と次回の
第1の状態とを合わせた期間)当たり遊技領域101に
実際に打ち込まれた打込玉数の平均値(大当たり毎、若
しくは、1日当たり)が、前記釘調設定値から例えばプ
ラスマイナス3個以上離れているパチンコ遊技機のユニ
ット番号が抽出され、出力される。尚、抽出基準となる
この釘調設定値との差は適宜変更設定可能とされてい
る。
【0098】図8はこの場合のCRT74の表示画面を
示している。一番左には抽出されたパチンコ遊技機1の
ユニット番号が表示され、その右には当該パチンコ遊技
機1に対してグループ毎に或いは各台毎に設定された釘
調設定値が表示されている。また、そして、その右には
各ラウンド毎の打込玉数の平均値が打込玉数/ラウンド
として示され、その右には予め設定された釘調設定値
(ユニット番号0001のパチンコ遊技機1の場合には
「18」)との差が表示される。
【0099】例えば、ユニット番号0001のパチンコ
遊技機1は打込玉数/ラウンドの個数が平均26.3個
であったために抽出され、釘調設定値「18」との差は
+8.3と表示されている。一方、ユニット番号008
8のパチンコ遊技機1の打込玉数/ラウンドの個数が例
えば平均18.0個であり、釘調設定値が「22」であ
ったために抽出され、釘調設定値との差は−4.0と表
示されている。
【0100】そして、この差が+に大きいパチンコ遊技
機1は狙った釘の調整に対して釘調整が渋く、逆に−に
大きいパチンコ遊技機1の場合には釘調整が甘かったこ
とが判断できることになる。このように、予め釘調設定
値を入力可能とし、この釘調設定値から大きく外れたパ
チンコ遊技機のユニット番号を抽出して出力するように
しているので、釘調整値に対して営業実績値(集計値)
の差が大きく出ているパチンコ遊技機を明確に把握する
ことができるようになり、再調整の必要性を的確に認識
することができるようになる。
【0101】尚、実施例では第1種のパチンコ遊技機に
ついて説明したが、始動入賞口への入賞によって可変入
賞球装置の開閉翼片が開閉する第2種のパチンコ遊技機
や、所謂権利ものと称される第3種のパチンコ遊技機に
ついても本発明は有効である。また、打込玉数は打込玉
タンク54に落下する打玉を打込玉検出器55で検出す
ることによりカウントしたが、それに限らず、打球発射
装置51から発射された玉数からファール玉数を減算し
た値でカウントしても良く、打球発射装置51から発射
された打玉を遊技領域101に案内する案内レールの先
端に設けた発射玉センサーによって打込玉数を直接検出
しても良い。その場合には、ファール玉数を減算する必
要は無くなる。
【0102】そして、上記実施例から把握される発明と
しては更に以下のものが考えられる。即ち、 (1) 入賞口を開閉する開閉手段の開成により、遊技
球が前記入賞口に入賞しやすい第1の状態となり、この
第1の状態が所定の条件下で繰り返される特定遊技状態
が発生する遊技機の管理装置において、前記第1の状態
毎に打ち込まれた前記遊技球数を集計し、出力できるよ
うにしたことを特徴とする遊技機の管理装置。 (2) 入賞口を開閉する開閉手段の開成により、遊技
球が前記入賞口に入賞しやすい第1の状態となり、この
第1の状態が所定の条件下で繰り返される特定遊技状態
が発生する遊技機の管理装置において、前記第1の状態
となったことを特定可能な情報と、前記打ち込まれた遊
技球数を特定可能な情報とが入力される情報入力部と、
この情報入力部に入力された情報に基づいて、前記第1
の状態毎に打ち込まれた前記遊技球数を集計する集計手
段と、この集計手段による集計結果を出力する出力手段
とを備えていることを特徴とする遊技機の管理装置。
【0103】上記の構成によれば、管理装置により、開
閉手段の開成により遊技球が入賞口に入賞しやすい第1
の状態毎に打ち込まれた遊技球数が集計され、出力され
るので、遊技場では入賞口に打玉が寄りやすい又は寄り
にくいかを把握することができるようになり、入賞口周
りの釘調整を的確に行うことができるようになる。
【0104】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、管理
装置により、遊技球が入賞しやすい第1の状態毎に打ち
込まれた遊技球数が集計され、出力されるので、遊技場
では特定遊技状態での遊技領域における遊技球の入賞の
状況を把握し、的確な釘調整を行うことができるように
なる。
【0105】特に、請求項3の発明の如く特定遊技状態
におけるインターバル期間と次回の第1の状態の期間と
を合わせた期間毎に打ち込まれた遊技球数を集計して出
力すれば、インターバル期間も考慮した釘調整が可能と
なる。また、請求項4の如く一回の特定遊技状態におい
て打ち込まれた遊技球数を合わせて集計し、出力すれば
データの把握が一層容易となる。
【0106】更に、請求項5の如く特定遊技状態におけ
るインターバル期間毎に打ち込まれた遊技球数を集計
し、出力すれば、所謂無駄打ちをする遊技客が多いか否
かを把握することが可能となり、これを釘調整における
指標とすることができるようになる。また、請求項6の
如く各遊技機毎に集計した集計値の所定期間当たりの平
均値を算出して、出力すれば同様にデータの把握が容易
となる。
【0107】また、請求項7の発明の如く第1の状態毎
に打ち込まれた遊技球数に関する遊技機調整設定値を入
力し、設定値と集計置とを比較して、比較結果を出力す
るようにすれば、設定値に対して営業実績値の差が大き
く出ているなどの遊技機を明確に把握することができる
ようになり、釘調整などを再び行う必要性を的確に認識
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機及びカード処理
機を示す全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機及びカード処理機の内部構造を
示す全体背面図である。
【図3】管理装置の概略構成を示す構成図である。
【図4】図1に示したパチンコ遊技機の管理装置に入力
される情報の種類を説明するためのブロック図である。
【図5】各台のパチンコ遊技機の各データの出力状態を
示す図である。
【図6】各台のパチンコ遊技機の詳細なデータの出力状
態を示す図である。
【図7】各台のパチンコ遊技機の更に詳細なデータの出
力状態を示す図である。
【図8】釘調設定値からパチンコ遊技機を抽出した状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技機の一例のパチンコ遊技機 12 カード処理機 41 制御手段と確率変動手段の一例の遊技制御基板 59 情報出力端子 71 情報入力端子 70 集計手段の一例のホール用管理コンピュータ 72 データ加工出力装置 74 出力手段の一例のCRT 75 出力手段の一例のプリンタ 76 入力手段の一例のキーボード 102 遊技装置の一例の可変表示装置 109 始動入賞領域の一例の特別図柄用始動口 110 始動入賞領域の一例の普通可変入賞球装置 500 釘調キー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に打込まれた遊技球が可変入賞
    球装置に入賞しやすい第1の状態となり、この第1の状
    態が所定条件下で繰り返される特定遊技状態が発生する
    遊技機を管理する遊技機の管理装置において、 前記第1の状態毎に打ち込まれた前記遊技球数を集計
    し、出力できるようにしたことを特徴とする遊技機の管
    理装置。
  2. 【請求項2】 遊技領域に打込まれた遊技球が可変入賞
    球装置に入賞しやすい第1の状態となり、この第1の状
    態が所定条件下で繰り返される特定遊技状態が発生する
    遊技機を管理する遊技機の管理装置において、 前記第1の状態となったことを特定可能な情報と、前記
    打ち込まれた遊技球数を特定可能な情報とが入力される
    情報入力部と、 この情報入力部に入力された情報に基づいて、前記第1
    の状態毎に打ち込まれた前記遊技球数を集計する集計手
    段と、 この集計手段による集計結果を出力する出力手段とを備
    えていることを特徴とする遊技機の管理装置。
  3. 【請求項3】 特定遊技状態における第1の状態は、所
    定のインターバル期間を挟んで繰り返され、前記管理装
    置は、このインターバル期間と次回の第1の状態の期間
    とを合わせた期間毎に打ち込まれた遊技球数を集計し、
    出力することを特徴とする請求項1又は請求項2の遊技
    機の管理装置。
  4. 【請求項4】 一回の特定遊技状態において打ち込まれ
    た前記遊技球数を集計し、出力することを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項3の遊技機の管理装置。
  5. 【請求項5】 特定遊技状態における第1の状態は、所
    定のインターバル期間を挟んで繰り返され、前記管理装
    置は、このインターバル期間毎に打ち込まれた遊技球数
    を集計し、出力することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3又は請求項4の遊技機の管理装置。
  6. 【請求項6】 各遊技機毎に集計した集計値から所定期
    間当たりの平均値を算出し、出力することを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5
    の遊技機の管理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の状態毎に打ち込まれた遊技球
    数に関する遊技機調整設定値を入力する手段を備え、該
    遊技機調整設定値と集計値とを比較し、比較結果に関す
    る出力を行うことを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5又は請求項6の遊技機の管
    理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095230A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機データ管理装置
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