JP2001232042A - 遊技機の管理装置 - Google Patents

遊技機の管理装置

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JP2001232042A
JP2001232042A JP2000045221A JP2000045221A JP2001232042A JP 2001232042 A JP2001232042 A JP 2001232042A JP 2000045221 A JP2000045221 A JP 2000045221A JP 2000045221 A JP2000045221 A JP 2000045221A JP 2001232042 A JP2001232042 A JP 2001232042A
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Japan
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game
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balls
winning opening
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JP2000045221A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Hiroshi Endo
大志 遠藤
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力手段にて出力される集計表の色を自由に
設定できる遊技機の管理装置を提供する。 【解決手段】 管理装置は、遊技機の遊技情報を集計
し、集計結果に基づき作成される集計表をCRT74、
カラープリンタ75にて出力するものであって、CRT
74やカラープリンタ75にて出力される集計表の色を
設定可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機等で代表される遊技機からの情報を加工し
て出力する遊技機の管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパチンコ台として一般的に知ら
れている遊技機は、遊技領域に複数の通常入賞口や始動
入賞口が設けられると共に、当該始動入賞口に打玉が入
賞することにより複数種類の識別情報が可変表示する遊
技の動作が行われる可変表示装置等から成る遊技装置も
設けられ、各入賞口への打玉(遊技媒体)の入賞に応じ
て所定数の景品玉を払い出すものであった。
【0003】また、前記始動入賞口に打玉が入賞した場
合は、前記可変表示装置等から成る遊技装置の動作が開
始され、当該動作により行われる遊技の結果ある確率
(通常確率と高確率の状態がある)で発生する大当り遊
技状態が発生した場合に、可変入賞球装置を遊技領域に
打込まれた打玉が入賞しやすい大当り遊技状態に制御
し、この制御が所定の継続条件が満たされることで繰り
返し制御されるように構成されていた。
【0004】更に、特定の識別情報にて大当り遊技状態
が発生した場合には、以後通常よりも高い確率で大当り
遊技状態が発生する高確率状態となる確率変動制御も行
われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような遊技機が複
数台設置される遊技場には、これら遊技機からの各種情
報を入力して加工し、CRTやプリンタから帳票出力す
ることによって、遊技機の稼動状態を管理する管理装置
が設置されている。
【0006】そして、係る管理装置にて表示され、或い
は、印刷される帳票(集計表)は多くの種類に昇るが、
従来はこれら帳票は単色にて表示され、或いは、印刷さ
れていたため、種類や遊技場毎の識別が困難となる問題
を有していた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、出力手段にて出力される
集計表の色を自由に設定できる遊技機の管理装置を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機の管理装
置は、遊技機の遊技情報を集計し、該集計結果に基づき
作成される集計表を所定の出力手段にて出力するもので
あって、前記出力手段にて出力される集計表の色を設定
可能としたことを特徴とする。
【0009】請求項2の遊技機の管理装置は、上記にお
いて前記集計結果に基づき作成される集計表は複数種類
あり、集計表の色は集計表の種類毎に設定可能としたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3の遊技機の管理装置は、上記にお
いて設定された色を全集計表に反映可能としたことを特
徴とする。
【0011】請求項4の遊技機の管理装置は、上記にお
いて設定される色は集計表の背景色であることを特徴と
する。
【0012】請求項5の遊技機の管理装置は、上記にお
いて前記所定の出力手段は、表示装置であることを特徴
とする。
【0013】請求項6の遊技機の管理装置は、上記にお
いて前記所定の出力手段は、カラー印刷装置であること
を特徴とする。
【0014】本発明によれば、遊技機の遊技情報を集計
し、該集計結果に基づき作成される集計表を、所定の出
力手段にて出力する際の集計表の色を適宜設定すること
ができるようになるので、遊技場の嗜好に合わせた色で
集計表を表示し、或いは、印刷することができるように
なる。また、集計表毎に色を変えて表示し、或いは、印
刷することも可能となるので、遊技場或いは集計表毎の
識別が極めて容易となるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。尚、本実施例においては、遊
技機の一例として打玉を遊技領域に打ち込んで遊技を行
うパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、コ
イン遊技機や封入玉式遊技機、或いは、画像式の遊技機
であってもよく、遊技媒体としての打玉を遊技領域に打
込んで遊技が行われる遊技機であれば全て対象となる。
【0016】図1は、本発明を適用した遊技機の一例と
しての第1種のパチンコ遊技機1及びカード処理機12
を示す正面図である。パチンコ遊技機1の左右方向一側
部(図面では左側)にはカード処理機12がパチンコ遊
技機1に対し分離可能な状態で設けられている。図中1
3はカード利用可表示器であり、カード処理機12が作
動中でカードを使用しての玉貸が可能である旨を点灯表
示するためのものである。カード処理機12にはカード
リーダライタが内蔵されており、カード挿入・排出口1
7からカードを挿入すればそのカードに記録されている
記録情報がカードリーダライタにより読み取られる。
【0017】その読み取られたカード情報に含まれてい
る挿入時のカード残額が残額表示器(カード残高表示
器)7により表示される。このカード処理機12には、
CPU、ROM、RAM等が内蔵されたカード処理機制
御部21(図2参照)が設けられており、このカード処
理機制御部21によりカード処理機12全体が制御され
る。また、カード処理機12には、接続方向表示器15
が設けられており、カード処理機12側で予め設定され
た接続方向の表示器が点灯表示され、遊技者がカード挿
入時にどちらの遊技機で遊技が可能かが判断できる。
【0018】遊技者がパチンコ遊技機1により遊技を行
いたい場合には、カード残額等の遊技者所有の有価価値
が記録されている記録媒体の一例のカードをカード挿入
・排出口17に挿入する。その挿入されたカードが適正
で、且つ、カード残額が残っている場合で玉貸操作が可
能な場合には、遊技者が玉貸ボタン9を押圧操作するこ
とにより、カード処理機12側からパチンコ遊技機1側
の払出制御マイクロコンピュータ(払出制御基板)に玉
払出指令信号が出力される。すると後述する例えばロー
タリースイッチ等からなる玉貸額設定スイッチ22(図
2参照)によって予め設定されている一回の玉貸操作に
より払出される貸玉額(以下、単に貸玉額という)分の
打玉(パチンコ玉。)が打球供給皿6内に払出される。
そして貸玉額分の打玉の払出が終了した段階でカード処
理機12内に挿入されているカードのカード残額が貸玉
額分、減額更新される。
【0019】図中8は返却ボタンであり、遊技者に押圧
操作されることにより、カード処理機12内に挿入され
ているカードがカード挿入・排出口17から遊技者側に
返却される。カード挿入時のカード残額と、玉貸が行わ
れ、減額更新された後のカードの残額とが打球供給皿6
に設けられている残金額表示器(カード残高表示器)7
により表示される。打球供給皿6内に打玉が払出された
状態で遊技者が打球操作ハンドル3を操作すれば、打玉
が1個ずつ遊技盤100前面に形成されている遊技領域
101内に打込まれる。
【0020】遊技領域101には、遊技装置として複数
種類の識別情報が可変表示可能な可変表示装置102が
設けられている。遊技領域101には更に、向かって左
上に普通図柄用始動口(ゲート)107と、可変表示装
置102下側に特別図柄用始動入賞口109とが設けら
れている。この普通図柄用始動口107に進入した打玉
は下方に通過して再度遊技領域101内に放出され、そ
の通過玉が始動通過玉検出スイッチ108により検出さ
れる。
【0021】この始動通過玉検出スイッチ108の検出
出力に基づいて可変表示装置102の普通図柄表示部1
04が可変開始された後、停止制御される。この普通図
柄表示部104は、0〜9の10種類の識別情報を可変
表示するものであり、その停止時の表示結果が予め定め
られた特定の識別情報(例えば77等の10通りのゾロ
目)となれば、普通可変入賞球装置(入賞口)110の
左右1対の可動部材111が開成して打玉が入賞容易な
遊技者にとって有利な第1の状態となる。この普通可変
入賞球装置110は、通常時は可動部材111が閉成し
て打玉が入賞困難な遊技者にとって不利な第2の状態と
なっているが、普通図柄表示部104の表示結果が前記
特定の識別情報となれば、ソレノイド112が励磁され
て第1の状態となる。
【0022】遊技領域101内に打込まれた打玉が特別
図柄用始動入賞口109或いは第1の状態となっている
普通可変入賞球装置110内に入賞すれば、その始動入
賞玉が始動入賞玉検出スイッチ113により検出され、
その検出信号に基づいて可変表示装置102の特別図柄
表示部103が可変開始された後、停止制御される。こ
の特別図柄表示部103は、例えば、液晶表示器の表示
画面で構成されており、例えば0〜9、A〜Eの15種
類の識別情報を可変表示するものであり、その停止時の
表示結果が予め定められた特定の識別情報の組合せ(例
えば777等の15通りのゾロ目)となれば、大当り遊
技状態が発生して特別可変入賞球装置114の開閉板1
16(開閉手段)により大入賞口115を開成し、打玉
が入賞しやすい遊技者にとって有利な第1の状態とする
大当り遊技状態の制御が行われる。
【0023】この特別可変入賞球装置114は、通常時
は開閉板116が閉成した打玉が大入賞口115に入賞
不可能な遊技者にとって不利な第2の状態となっている
が、特別図柄表示部103の表示結果が特定の識別情報
の組合せとなれば、ソレノイド117が励磁されて第1
の状態となる。この大当りに伴う特別可変入賞球装置1
14の第1の状態は、所定時間(例えば30秒間)の経
過、或いは、打玉の大入賞口115への所定個数(例え
ば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立す
ることにより終了して第2の状態となる。この大入賞口
115内に入賞した打玉は、10カウント検出スイッチ
120により検出され、その検出個数が入賞個数表示器
121により表示される。
【0024】一方、大入賞口115内のある箇所には特
定入賞領域(Vポケット)118が設けられており、第
1の状態となっている特別可変入賞球装置114内に進
入した打玉がこの特定入賞領域(Vポケット)118に
入賞すれば、その特定入賞玉が特定入賞玉検出スイッチ
119により検出される。この特定入賞玉検出スイッチ
119に特定入賞玉が検出されると、特別可変入賞球装
置114のその回の第1の状態が終了し、更に、開閉板
16が大入賞口115を閉成する第2の状態となる一定
のインターバル期間が経過するのを待って、再度特別可
変入賞球装置114が第1の状態(開閉板16が大入賞
口115を開成)に駆動制御される繰返し継続制御が行
われる。このインターバル期間と次回の第1の状態を含
めて1ラウンドと数えると共に、このラウンドの繰返し
継続制御の上限回数は例えば16回と定められている。
【0025】特別図柄表示部103が可変表示している
最中に打玉が特別図柄用始動入賞口109、或いは、普
通可変入賞球装置110内に入賞すれば、その始動入賞
が記憶されて、特別図柄表示部103が可変停止した
後、再度可変開始できる状態になってから前記始動入賞
記憶に基づいて特別図柄表示部103が再度可変開始さ
れる。この始動入賞記憶の上限値は例えば「4」と定め
られており、現時点における始動入賞記憶個数が始動記
憶表示器105により表示される。従って、始動入賞記
憶が「4」となっている状態で特別図柄用始動入賞口1
09、或いは、普通可変入賞球装置110内に入賞した
場合には、当該入賞は特別図柄表示部103の可変開始
には使用されず、無効始動となるが、入賞としては認め
られることになる。
【0026】ここで、特別図柄表示部103の可変停止
時の表示結果が、予め定められた特別の識別情報の組合
せ(例えば333、777)で大当り遊技状態(特定遊
技状態)が発生すれば、以降の大当り遊技状態が発生す
る確率が通常よりも向上するという確率変動制御(高確
率状態)が行われる。この確率変動制御は、初回の大当
り遊技状態の発生を含めて例えば合計2回大当り遊技状
態が発生することにより通常の発生確率に復帰する。こ
の場合、大当り遊技状態の発生確率は、通常時において
は、後述するように3段階に可変設定可能となってお
り、設定1では、1/215、設定2では、1/23
0、設定3では、1/245の発生確率(通常確率)と
なる。一方、前述した確率変動時においては、設定1、
2、3に関わらず全て1/25の発生確率(高確率)と
なる。
【0027】更に、普通図柄表示部104でも、前述し
た特別図柄表示部103と同じ条件で確率変動が開始さ
れる。この普通図柄表示部104は、前述したように、
0〜9の10種類の識別情報が可変表示され、そのうち
の特定の識別情報(例えば77等の10通りのゾロ目)
が停止表示されたことにより、普通可変入賞球装置11
0が第1の状態に駆動制御されるのであり、その普通可
変入賞球装置110が第1の状態に駆動制御される確率
は1/10となっている。ところが、特別図柄表示部1
03の表示結果が、例えば333、或いは、777とな
って確立変動が開始された場合には、それ以降、普通可
変入賞球装置110が第1の状態に駆動制御される確率
が1/2となる。この確率変動状態は、前述した特別図
柄表示部103の確率変動状態が終了した段階で終了す
る。また、前述した特別図柄表示部103において、確
率変動時に再度確率変動が発生する表示結果(例えば3
33或いは777)となれば、その確率変動図柄は有効
なものとして取り扱われ、その時点から再度初回を含め
て2回の大当りが発生するまで確率変動が実行される。
尚、本実施例では特別図柄表示部103と普通図柄表示
部104の両方において確率変動するようにしたが、普
通図柄表示部104については確率変動しないようにし
ても良い。また、実施例では確率変動状態が合計2回大
当り遊技状態が発生したことにより終了するようにした
が、係る上限を設けなくとも良い。
【0028】更に、遊技領域101の向かって左下(開
閉板116の向かって左側)には第1の通常入賞口13
1が設けられ、向かって左の中程には第2の通常入賞口
132が設けられている。また、遊技領域101の天部
には第3の通常入賞口133が設けられ、遊技領域10
1の向かって右上には第4の通常入賞口134が設けら
れている。更に、遊技領域101の向かって右の中程に
は第5の通常入賞口135が設けられると共に、遊技領
域101の向かって右下(開閉板116の向かって右
側)には第6の通常入賞口136が設けられている。
【0029】これら合計六箇所の第1乃至第6の通常入
賞口131〜136には、例えば静電容量式の第1乃至
第6の入賞口センサ137〜142がそれぞれ取り付け
られており、これら入賞口センサ137〜142によっ
て、各通常入賞口131〜136への入賞玉がそれぞれ
検出されるように構成されている。
【0030】更に遊技領域101にはラッキーナンバー
用表示ランプ123が設けられている。このラッキーナ
ンバー用表示ランプ123は、特別図柄表示部103が
可変開始されて停止制御された結果が特定の識別情報の
組合せとなり、大当りが発生したときに〜の表示ラ
ンプが走行点灯されたのち停止制御される。そして、後
述するラッキーナンバーモードが02に設定されている
場合に、停止時における表示ランプのナンバーがその遊
技場が予め設定しているラッキーナンバーと一致する
と、遊技場で定めた或るサービスが遊技者に付与され
る。その或るサービスとは、例えば、大当り遊技状態が
発生したことに伴って付与された景品玉等の遊技価値を
景品交換することなく、引き続き遊技に使用できる等が
考えられる。
【0031】図中11は、大当り遊技状態が発生して大
当り制御が行われている最中や確率変動制御が行われて
いる最中に点滅するランプである。10はスピーカであ
り、大当り発生時における効果音を発生するものであ
る。14は端数表示スイッチであり、カード挿入・排出
口17に挿入されたカードの残額が前記貸玉額以下の端
数が存在する状態となった場合に、それを点灯表示する
ためのものである。16はカード挿入中表示器であり、
カード挿入・排出口17にカードが挿入されているとき
に点灯して挿入中である旨を表示するためのものであ
る。18はユニットボックスであり、後述するユニット
ボックス制御部が内蔵されている。また2は前面枠であ
り、5は開閉自在な前面板であり、4は余剰玉貯留皿で
あり、打球供給皿6に打玉が満杯となり、それ以上貯留
できなくなった余剰玉がこの余剰玉貯留皿4内に払出さ
れる。
【0032】尚、前記特別図柄用始動入賞口109、或
いは、普通可変入賞球装置110の入賞口、又は、普通
図柄用始動口107により、遊技領域に設けられた始動
入賞領域が構成されている。また、本発明で云う「入
賞」とは前述した「通過」をも含む広い概念である。ま
た、前記可変表示装置102により、前記遊技領域に設
けられた始動入賞領域に打玉が入賞することにより遊技
のための動作が行われる遊技装置が構成されている。
【0033】次に、図2はカード処理機12及び図1に
示したパチンコ遊技機1の内部構造を示す背面図であ
る。カード処理機12内には、カード処理機制御部21
とカードリーダライタ制御部20とユニットボックス制
御部19とが設けられている。カード処理機制御部21
とパチンコ遊技機1に設けられているインタフェース基
板33とは電気的に接続されており、カード処理機制御
部21とインタフェース基板33とが互いに情報の送受
信ができるように構成されている。また、このインタフ
ェース基板33と払出制御基板ボックス37内に収納さ
れている払出制御基板38が電気的に接続されている。
更に、インタフェース基板33と中継端子基板34とが
電気的に接続されており、中継端子基板34と、ゲーム
制御用基板ボックス40内に収納されているゲーム制御
用基板41、遊技機用ターミナルボックス46、玉払出
器31がそれぞれ電気的に接続されている。
【0034】更に、打球供給皿6に設けられている前述
した各種表示器や各種操作ボタンのスイッチがコネクタ
35を介してインタフェース基板33に接続されてい
る。尚、カード処理機制御部21と打球供給皿6に設け
られている各種表示器や各種操作ボタンのスイッチなら
びに払出制御基板ボックス37内の払出制御基板38と
インタフェース基板33や中継端子基板34を介するこ
となく直接配線により接続し、払出制御基板38と玉払
出器31とを中継端子基板34を介して接続するように
してもよい。また、カード処理機制御部21と払出制御
基板38とを直接コネクタにより接続するようにしても
よい。尚、22はコネクタであり、カード処理機制御部
21とインタフェース基板33とを接続するためのもの
である。
【0035】カード処理機12に設けられているユニッ
トボックス制御部19には、1回の玉貸操作により払出
される貸玉額を予め入力設定するための貸玉額設定スイ
ッチ22が設けられており、図示するように、100
円、200円、300円、400円、500円の5種類
の金額が入力設定できるようになっている。例えば遊技
場の係員により図示のように貸玉額が300円に設定さ
れればその300円が貸玉額としてカード処理機制御部
21のマイクロコンピュータ(図示せず)に記憶され
る。そして、遊技者がカードをカード挿入・排出口17
に挿入し、玉貸ボタン9を押圧操作することにより自動
的にこの玉貸額(300円)分のパチンコが打球供給皿
6内に払出される。
【0036】この打玉の払出しに際しては、予め定めら
れている単位額(例えば100円)分の払出しを複数回
(例えば3回)実行することにより行われ、この単位額
分の払出しが終了する毎に単位額だけカード残額から減
額される。この単位額分の減額による単位額売上信号が
遊技場のホストコンピュータであるホール用管理コンピ
ュータ70(図4参照)に伝送されるとともに、遊技場
に設置されているターミナルボックスを介してカード発
行会社に伝送される。また、ユニットボックス制御部1
9にはカード処理機12の番号であるユニット番号が設
定され、その設定番号が情報出力端子59を介してホー
ル用管理コンピュータ70に伝送されるとともに、ター
ミナルボックスを介してカード発行会社に伝送される。
【0037】カードリーダライタ制御部20は、カード
挿入・排出口17から挿入されたカードの記録データを
読み取ったり書き換えたりするための制御部である。
【0038】玉払出器31は、払出モータ(図示せず)
が設けられており、玉誘導レール28から供給されてき
た打玉がこの払出モータの回転力により横送りされ、そ
の横送りされた打玉が1つずつ下方に落下して、打球供
給皿6内に払出される。この玉払出器31は、機構板2
5に設けられている。前記玉誘導レール28は、玉タン
ク27内の貯留玉を二列に整列させながら流下させるも
のであり、その二列の流下径路にそれぞれタンク玉切れ
スイッチ29とレール玉切れスイッチ30とが設けられ
ている。そして、玉タンク27内の貯留玉が無くなった
こと、及び、玉誘導レール28上の流下玉が無くなった
ことが検出され、その検出信号が遊技機用ターミナルボ
ックス46、中継端子基板34を介して払出制御基板ボ
ックス37内の払出制御基板38に入力される。このタ
ンク玉切れスイッチ29が玉を検出しなくなった時点で
玉払出速度が減速される。
【0039】玉タンク27には、遊技機設置島に設けら
れている補給樋57から打玉を補給玉検出器を含む補給
装置58を介して補給される。この玉タンク27に供給
される補給玉が補給装置58の補給玉検出器により検出
されるのであり、所定個数(例えば10個)の打玉が供
給されたことを検出して1パルスの検出信号がこの補給
玉検出器から出力される。
【0040】カード処理機12からの玉貸要求信号を受
けて玉タンク27内の打玉を打球供給皿6内に払出すの
ではなく遊技者が玉貸機から購入してきた貸玉を打球供
給皿6内に投入して遊技を行う従来の一般的なパチンコ
遊技機の場合には、前記補給装置58から出力される出
力信号がホール用管理コンピュータ70に送信され、ホ
ール用管理コンピュータ70ではその送信されてきた検
出信号に基づいて遊技場にとって不利益となる不利益球
数を検出する。
【0041】ところが、本実施例のように、カード処理
機12からの玉貸要求信号に基づいて玉タンク27内の
貯留玉の一部を打球供給皿6内に払出す方式のパチンコ
遊技機においては、その遊技場にとって何ら不利益球数
とはならない貸玉が補給樋57から玉タンク27に供給
されることになり、その供給された貸玉が補給玉検出器
により検出されてしまって不利益球数情報としてホール
用管理コンピュータに入力されてしまい、ホール用管理
コンピュータ70で正確な不利益球数を計数できない不
都合が生ずる。
【0042】そこで、本実施例のパチンコ遊技機1にお
いては、打玉の入賞に基づいて払出される景品玉が所定
個数(例えば10個)に達する前に払出制御基板38か
ら所定のパルス信号を出力してその所定のパルス信号が
遊技機用ターミナルボックス46、コネクタ62、情報
出力端子59、コネクタ64を介してホール用管理コン
ピュータに伝送されるように構成されている。このよう
に構成することにより、打玉の貸出については何ら不利
益球数情報としてのパルス信号がホール用管理コンピュ
ータ70に出力されることなく、入賞に伴う景品玉の払
出に関してのみパルス信号がホール用管理コンピュータ
70に送信され、ホール用管理コンピュータ70では正
確な不利益球数情報を集計できる。
【0043】遊技領域101内に打込まれて前記各入賞
口に入賞した入賞玉とアウト口53に回収されたアウト
玉は合流して打込玉タンク54に落下し、その打込玉が
打込玉検出器(打込球カウンタ)55により検出された
後、遊技機設置島に設けられている集球樋56上に落下
する。図中23、61はカード処理機制御部21と情報
出力端子59とを接続するためのコネクタである。
【0044】情報出力端子59は、単位額売上信号及び
ユニット番号の伝送機能とを合わせ持つ。この情報出力
端子59は、ユニットボックス制御部19とコネクタ6
0、24を介して接続されている。そして、前述したユ
ニット番号や単位額売上信号がコネクタ24、情報出力
端子59、コネクタ64を介してホール用管理コンピュ
ータへ伝送される。また、カード処理機12で使用され
たカードの額面情報や、カード処理機12で発生したエ
ラーのコード情報がカード処理機制御部21からコネク
タ23、情報出力端子59、コネクタ64を介してホー
ル用管理コンピュータへ伝送される。
【0045】ユニットボックス制御部19にはAC10
0Vの電圧が供給され、このユニットボックス制御部1
9での所定の電圧に変圧された電圧がカード処理機制御
部21やカードリーダライタ制御部20に供給される。
このように、単位額売上信号は、パチンコ遊技機1から
とカード処理機12からとの両方からホール用管理コン
ピュータに送信されることになる。その結果、いずれか
一方が故障したり誤動作したりして一方の単位額売上信
号が狂った場合には、他方の単位額売上信号と食い違う
ために、異常が発生したことが即座に判断でき、売上の
正確な管理が可能となる。そして、カード処理機12か
らは前述したようにユニット番号もホール用管理コンピ
ュータに送信されてくるために、送信されてきた単位額
売上信号とともにどのカード処理機での売上かを特定可
能となる。
【0046】また、ゲーム制御用基板41は、機構板2
5の開口26に臨み遊技盤100に設けられる可変表示
装置102の中継端子基板(図示せず)及び各種ランプ
・LED・センサなどが接続されている中継端子基板4
8と配線により接続されている。この中継端子基板48
は、コネクタ50、63により情報出力端子59に接続
されているとともに、コネクタ49、47によりゲーム
制御用基板41に接続されている。
【0047】ゲーム制御用基板ボックス40の背面右側
には、キースイッチ43が設けられている。このキース
イッチ43は、可変表示装置102、104の可変停止
時の表示結果が特定の識別情報の組合せ(例えば77
7)となる確率を可変設定するものであり、ノーマル位
置、設定位置、確認位置の3つの位置に切換操作ができ
る。このキースイッチ43に所定の鍵を挿入して切換操
作することにより確率が変更設定できるのであり、この
切換操作回数に応じて、前述したように、設定1、設定
2、設定3の三段階に確率を切換設定することができ
る。尚、キースイッチ43に代えて、例えばスライドス
イッチ、押しボタンスイッチ、スナップスイッチ、プッ
シュプルスイッチ、ロータリースイッチ、デジタルスイ
ッチ等でもよい。更に、ゲーム制御用基板ボックス40
内には、キースイッチ43の操作により設定された確率
を表示するための設定確率表示器42a、42b、42
cが設けられている。
【0048】図中51は打球発射装置であり、遊技者が
打球操作ハンドルを操作することにより作動して打球貯
留皿6内の打玉を1つずつ遊技領域101内に発射する
ためのものである。また、図中26は機構板25に形成
された開口であり、可変表示装置102の遊技盤裏面側
への突出部分がこの開口26内に収まるように構成され
ている。図中45は電源スイッチであり、遊技機用ター
ミナルボックスとゲーム制御用基板41との間に介在
し、ゲーム制御用基板41とはコネクタ44により接続
されている。この電源スイッチ45を操作することによ
り電源を一旦切った後、再投入することができ、電源の
立上げに伴うゲーム制御用基板41のゲーム制御マイク
ロコンピュータをリセットすることができるとともに、
確率設定操作の際に操作しやすくすることができる。ま
た、39はリセットスイッチであり、払出制御基板の払
出制御用マイクロコンピュータをリセットするためのも
のである。また100は遊技盤であり、遊技盤取付枠
(図示せず)に着脱自在に取り付けられている。
【0049】玉貯留皿6内の打玉が満杯となりそれ以上
貯留できなくなった余剰玉が前述したように余剰玉払出
口4から払出されるのであるが、その余剰玉も満杯とな
った場合には満杯検出スイッチ52がONとなり、その
検出信号に基づいて払出制御基板38が動作して玉払出
器31による景品玉の払出をストップさせる。また、図
中32は入賞玉処理装置であり、遊技領域に設けられた
入賞口から入賞した入賞玉を1つずつ検出してその検出
信号に基づいて払出制御基板38が動作し、入賞口の種
類に応じた個数の景品玉を払出すように玉払出器31を
動作制御する。
【0050】次に、図3は遊技機1を管理する管理装置
を示す概略構成図である。管理装置は、集計手段の一例
のホール用管理コンピュータ70とデータ加工出力装置
72と出力手段の一例のカラー表示可能なCRT(表示
装置)74及びカラープリンタ(印刷装置)75と、入
力手段の一例のキーボード76及びマウスMとを有す
る。ホール用管理コンピュータ70は、後述するように
複数台のパチンコ遊技機1の遊技制御基板と払出制御基
板と複数のカード処理機のカード処理機制御部とからの
データが入力され、例えば二週間分の入力データがファ
イル可能に構成されている。
【0051】データ加工出力装置72は、キースイッチ
73が設けられており、このキースイッチ73により、
データ加工出力装置72は、OFF、ON、LOCK状
態に切り換えることができる。OFF状態に切換わると
動作が停止してCRT74による表示やカラープリンタ
75による印字は行われなくなる。ON状態に切換わる
ことにより、キーボード76の操作に従って、CRT7
4によるデータの表示やカラープリンタ75によるデー
タの印字出力が可能となる。LOCKに切換わることに
より、売上データや割数データ等の遊技場の経営者以外
には知られたくないデータなどの特別なデータの出力が
禁止される状態となる。
【0052】遊技場に設置されている複数台のパチンコ
遊技機は、そのメーカーや機種等に従って複数のグルー
プに分けられている。この場合、機種で分けるときに
は、例えば図1に示した第1種の機種のパチンコ遊技機
1や図示しない第2種の機種のパチンコ遊技機、第3種
の機種のパチンコ遊技機1のように例えば三グループに
分類して分けることになる。そして、この管理装置にお
いては、キーボード76によりそのグループを指定し
て、ラッキーナンバー(持玉遊技開始ナンバーや終日無
定量ナンバーや持玉遊技終了ナンバー)や確率変動状態
が開始する可変表示装置の停止時の表示ナンバーや確率
変動状態が終了する可変表示装置の停止時の表示ナンバ
ー、遊技機調整設定値としての釘調設定値等を入力設定
することができる。
【0053】グループ設定の入力操作手順は、まずキー
ボード76の設定キー77を押圧操作し、次にグループ
キー79を操作し、次に数値入力用キー99を押圧操作
して、第1グループ、第2グループ、第3グループ等の
グループ番号を入力する。例えば、パチンコ遊技機1を
第1グループにするには数値入力用キー99を操作して
01を入力する。次に、数値入力の終了を意味する機能
キー98を操作する。次に、ユニット先頭キー81を操
作し、次に数値入力用キー99を操作してユニット先頭
番号を入力する。例えば第1グループに属する機種のパ
チンコ遊技機1の台番号の先頭をこの数値入力用キー9
9により入力設定する。次に機能キー98を操作し、次
にユニット末尾キー82を操作し、次に数値入力用キー
99を操作してユニットの末尾番号を入力する。例えば
第1グループに属する機種のパチンコ遊技機1の台番号
の末尾の番号を入力する。そして機能キー98を押圧操
作する。
【0054】以上の操作により、入力設定された台番号
の先頭から末尾の番号に対応するパチンコ遊技機1のグ
ループ番号が入力設定されることになる。他のグループ
を入力設定したい場合には、前記グループキー79の押
圧操作から台番号の末尾番号を入力した後の機能キー9
8の押圧操作までを再度繰り返して実行すればよい。そ
して、グループ設定入力が終了した段階で完了キー78
を押圧操作する。
【0055】一方、ラッキーナンバーモードや確率変動
開始ナンバーや確率変動終了ナンバーを入力設定する場
合には、まず設定キー77を押圧操作し、次にL.Nキ
ー(ラッキーナンバーキー)80を押圧操作し、次に、
前述の操作により既に入力設定されたグループナンバー
を数値入力用キー99を押圧操作することにより入力設
定した後、機能キー98を操作する。これにより、第1
グループ、又は、第2グループ、又は、第3グループの
いずれのグループかが特定されて入力設定される。次
に、数値入力用キー99を操作してラッキーナンバーモ
ードを入力する。このラッキーナンバーモードは、前述
したように、可変表示装置の可変停止時の表示結果であ
る大当り図柄をラッキーナンバーの判断対象とするか、
又は、飾り図柄(図1に示したラッキーナンバー用表示
ランプ123の可変停止時の表示結果)をラッキーナン
バーの判断対象とするかの二種類のモードがあり、その
二種類のモードのうちのいずれのモードかをこの数値入
力用キーにより選択して入力設定するものである。例え
ば数値入力用キー99により01と入力すれば大当り図
柄をラッキーナンバーの判断対象とするモードが選択設
定され、02と入力されれば飾り図柄をラッキーナンバ
ーの判断対象とするモードが選択設定される。次に機能
キー98を押圧操作することによりラッキーナンバーモ
ードの入力が終了する。
【0056】持玉遊技開始ナンバーを入力操作するに
は、まず数値入力用キー99を操作してその遊技場が設
定する持玉遊技開始ナンバー(例えば3、5)を入力
し、次に機能キー98を操作する。更に、持玉遊技終了
ナンバーを入力するには、まず数値入力用キー99を操
作して遊技場が設定する持玉遊技終了ナンバー(例えば
4、9)を入力し、次に機能キー98を操作する。更
に、終日無定量ナンバーを入力するには、数値入力用キ
ー99を操作して終日無定量ナンバー(例えば7)を入
力設定し、機能キー98を操作する。終日無定量ナンバ
ーとは、可変表示装置の停止図柄ナンバーがそのナンバ
ーとなった場合には、その後の大当り発生時の大当り図
柄の種類や飾り図柄の種類がどのようなものであっても
持玉を景品交換せずに引続き遊技に使用できるという特
典が与えられるナンバーである。
【0057】他方前記釘調設定値を入力設定する場合に
は、釘調キー(釘調設定キー)500を押圧操作し、次
に、前述の操作により既に入力設定されたグループナン
バーを数値入力用キー99を押圧操作することにより入
力設定した後、機能キー98を操作する。これにより、
第1グループ、又は、第2グループ、又は、第3グルー
プのいずれのグループかが特定されて入力設定される。
次に、数値入力用キー99を操作して釘調設定値を入力
する。この釘調設定値は、前記第1種のパチンコ遊技機
1の場合には、前記特別可変入賞球装置114が大当り
遊技状態となり、1ラウンド(インターバル期間と次回
の第1の状態の期間とを合わせた期間)当たり遊技領域
101に何個打玉が打ち込まれるか(打込玉数:打込遊
技媒体数)を設定した値であり、遊技盤100の釘調整
の指針となるものである。
【0058】即ち、遊技場では前日の営業状態を考慮し
て、遊技盤100の釘調整を行うが、その際、大当り遊
技状態における1ラウンドが終了するまでに(即ち、大
入賞口115に10個打玉が入賞するまでに)遊技領域
101に打ち込まれる打込玉数を狙って釘の調整を行う
ことになる。そして、当該グループの釘調整時に狙った
打込玉数が例えば18である場合には、数値入力用キー
99により釘調設定値として18を入力し、次に機能キ
ー98を押圧操作する。これにより、当該グループの釘
調設定値は18に設定される。
【0059】尚、上記実施例ではグループ毎に釘調設定
値を設定したが、図5に示すCRT74の表示画面上で
マウスMをクリックしてパチンコ遊技機1の台番号を指
定し、「釘調」枠をクリックすることにより、或いは、
各台キー87と数値入力用キー99を操作して台番号を
指定することにより、各パチンコ遊技機1毎に釘調設定
値を設定することもできる。また、上述の各種設定は図
5に示すCRT74の表示画面で「設定」枠などをマウ
スMでクリックすることでも実行することができる。
【0060】そして、他のグループを指定してラッキー
ナンバーモードや持玉遊技開始ナンバーや持玉遊技終了
ナンバーや終日無定量ナンバーや釘調設定値を入力設定
したい場合には、再度数値入力用キー99を操作してグ
ループナンバーを指定し、そのグループナンバーに対応
するラッキーナンバーモード、持玉遊技開始ナンバー、
持玉遊技終了ナンバー、終日無定量ナンバー、釘調設定
値の入力操作を繰返し行う。そしてそれらの入力が終了
した段階で完了キー78を操作する。
【0061】図4は管理装置のホール用管理コンピュー
タ70に入力されるデータを説明するための機能ブロッ
ク図である。図1に示したパチンコ遊技機1に設けられ
ている払出制御基板38から遊技制御基板41に、打玉
の入賞に伴う入賞情報が伝送される。遊技制御基板41
では、その伝送されてきた入賞情報に基づいて、打玉が
入賞した入賞口に対応する賞球個数情報を払出制御基板
38に送り返す。この賞球個数情報は、遊技領域101
の何れかの入賞口に入賞して入賞玉処理装置32により
検出された打玉に関する情報である。
【0062】払出制御基板38では、この返信されてき
た賞球個数情報に基づいて前述したように玉払出器31
を動作させる。一方、カード処理機12に設けられてい
るカード処理機制御部(ユニットボックス制御部を含
む)19、21からは遊技者の貸玉操作に従った貸玉指
令信号が払出制御基板38に送信される。そして払出制
御基板38はこの送信されてきた払出指令信号に従って
前述したように玉払出器31を制御して貸玉を払出す。
貸玉が良好に払出されれば払出制御基板38は払出が行
われた旨の信号をカード処理機制御部19、21に返信
する。
【0063】遊技制御基板41からは、情報出力端子5
9を介して、ホール用管理コンピュータ70側の情報入
力端子71に、パチンコ遊技機1の機種を特定する機種
コード情報、大当り遊技状態の発生確率の設定値情報、
特別図柄表示部103において大当り遊技状態が発生し
た場合の特別図柄大当り情報(大当り遊技状態の発生情
報)、その大当りが発生したときの特別図柄表示部10
3より停止表示された大当り図柄に関する情報、特別図
柄表示部103における大当りの発生により変動した後
停止するラッキーナンバー用表示ランプ123の停止位
置に関するラッキーナンバー情報、特別可変入賞球装置
114の開閉板116が大入賞口115を開放して第1
の状態となったことに関する情報(大入賞口開放情
報)、大当り遊技状態の発生確率の変動中であることを
表す確率変動中情報、特別図柄用始動入賞口109或い
は第1の状態となっている普通可変入賞球装置110に
打玉が入賞したことに関する情報(遊技装置の遊技のた
めの動作の実行に関する情報)、特別図柄用始動入賞口
109或いは第1の状態となっている普通可変入賞球装
置110に入賞した打玉のうち有効に特別図柄表示部1
03を可変表示させるために利用された有効始動入賞に
関する情報(遊技装置の遊技のための動作の実行に関す
る情報)、普通図柄表示部104において大当りが発生
した場合の普通図柄大当り情報、特別可変入賞球装置1
14の大入賞口115への打玉の入賞に関する情報(大
入賞口入賞情報)、特定入賞領域(Vポケット)118
への打玉の入賞に関する情報、普通図柄用始動口107
に打玉が入賞したことを表す情報、普通図柄用始動口1
07に入賞した打玉のうち普通図柄表示部104を有効
に可変表示させるのに用いられた有効始動入賞玉に関す
る情報(遊技装置の遊技のための動作の実行に関する情
報)、普通可変入賞球装置(普通電役)が開放して第1
の状態となったことに関する情報が伝送されてくる。
【0064】情報入力端子71では、それらの伝送され
てきた情報をホール用管理コンピュータ70に入力す
る。ホール用管理コンピュータでは、CPU70A、R
OM70B、RAM70Cが設けられており、それらの
入力された情報を集計して記憶する。前記有効始動情報
を集計するのは、第1種のパチンコ遊技機1の場合前述
したように始動入賞記憶の上限が例えば「4」に定めら
れておりその上限を超えて入賞した始動入賞玉は無視さ
れて可変表示制御には用いられないため、実際に可変表
示制御に用いられた有効な始動入賞回数を知りたいとい
う遊技場のニーズに応えるためである。尚、本実施例で
は、確率変動中情報は確率変動中継続して出力し続ける
ように構成したが、確率変動開始時に所定幅のパルスを
出力し、確率変動終了時に所定幅のパルスを出力するよ
うにしてもよい。その場合、開始時と終了時とでパルス
幅を異ならせるようにしてもよい。
【0065】払出制御基板38からは、情報出力端子5
9を介して情報入力端子71に、打玉の入賞に伴い払出
された景品玉情報である補給情報(不利益情報)、玉払
出器39を作動させて玉貸が行われた玉貸情報、玉の払
出系統に何らかの異常が発生した場合にその異常の原因
や種類を表すエラーコードの情報が伝送される。そして
それらの情報がホール用管理コンピュータ70に入力さ
れる。
【0066】カード処理機制御部19、21から、情報
出力端子59を介して情報入力端子71に、挿入された
カードが500円カードか1000円カードか5000
円カードか等のカード額面に関する情報、ユニットナン
バー情報、カード処理機12により何らかの異常が発生
した場合のその異常の原因や種類を表すエラーコードの
情報が伝送され、ホール用管理コンピュータ70に入力
される。
【0067】また、遊技領域101内に打込まれた打玉
が打込玉検出器55により検出されれば、その打込情報
(利益情報:遊技に使用された遊技球数)が情報入力端
子71を介してホール用管理コンピュータ70に入力さ
れる。
【0068】更に、前記第1乃至第6の入賞口センサ1
37〜142の出力はCTセンサに検出され、そのCT
センサの出力が情報入力端子71を介してホール用管理
コンピュータ70に入力される。これにより、ホール用
管理コンピュータ70では、遊技領域101に設けられ
た各通常入賞口131(左下)、132(左中)、13
3(天)、134(右上)、135(右中)、136
(右下)への打玉の入賞情報を取り込んで、後述する如
く各通常入賞口毎の入賞数を管理することが可能とされ
ている。尚、遊技機自体に入賞口センサが設けられる場
合は、遊技機の情報出力端子59からの各入賞口131
〜136の入賞情報を情報入力端子71に入力させれば
良い。
【0069】以上説明したように、ホール用管理コンピ
ュータ70には各遊技機から前述したような各種の情報
が入力されるのであり、ホール用管理コンピュータ70
はこの入力された各種情報を集計して記憶する。データ
加工出力装置72はこの遊技機からの各種情報を加工
し、後述するキーボード76やマウスMの操作に従って
図5に示す如き種々の集計データを帳票(集計表)で出
力する。
【0070】各パチンコ遊技機の各集計データの表示出
力を行う場合には、図5の如くCRT74の下欄に示さ
れた集計枠をマウスMでクリックする(或いはキーボー
ド76の集計キー83を押す)。
【0071】係る操作に従ってCRT74に表示出力さ
れる稼動台データ(帳票)を図5の上欄に示す。ここで
は一例としての台番号127〜161までの20台の遊
技機1の集計データが一覧で表示されている。尚、他の
遊技機に関して表示させたい場合には、数値入力用キー
99を操作して先頭台番号を入力すれば、先頭番号以下
の20台の遊技機1の集計データを表示できる。
【0072】この表におけるデータは当日の集計データ
であり、最も左に台番号が、その右の「打込玉」の欄に
打込玉数が示される。この打込玉数は、前記打込玉検出
器55により検出された当該遊技機1の遊技領域101
に打ち込まれた打玉の集計値である。また、その右の
「補給玉」の欄には補給玉数が示される。この補給玉数
は、前記補給装置58の補給玉検出器により検出された
補給樋57から玉タンク27への補給玉の集計値であ
る。
【0073】その右の「差玉」の欄には差玉数が示され
る。この差玉数とは打込玉数と補給玉数との差(打込玉
数−補給玉数)のことであり、当該パチンコ遊技機1の
出玉数を示している。その右の「賞球玉」の欄には賞球
玉数が示される。この賞球玉数とは、大当り中の差玉の
集計値であり、後述する「特賞回数(大当り回数)×特
賞差玉(大当り中の差玉)」で与えられるものである。
【0074】その右の「出玉率」の欄には出玉率が表示
される。この出玉率とは、1分間当たりの打込玉数に対
する補給玉数の割合であり、「補給玉数÷打込玉数×1
00」で与えられるものである。その右の「稼働時間」
の欄には当該遊技機1の当日の稼動時間(延べ)が示さ
れ、その右の「打止回数」の欄には当該遊技機1が当日
何回打ち止めになったかが示される。
【0075】その右の「特賞回数」の欄には当該遊技機
1において当日に発生した大当り遊技状態の回数が示さ
れ、更にその右の「確変回数」の欄には当該遊技機1に
おいて当日に発生した確率変動状態(高確率)の回数が
示される。その右の「+差」、「−差」欄には、当該遊
技機1で当日に生じた+側の最大差玉数と−側の最大差
玉数が示される。その右の「ベース」欄に示されるベー
スについては後に詳述する。更にその右の「平均S」欄
には「ベース÷5.8」で与えられる数値が示される。
【0076】その右の「特賞差玉」の欄には、大当り遊
技状態中における差玉数の平均値が示される。その右の
「特賞打込」の欄には、大当り遊技状態中における打込
玉数の平均値が示される。その右の「有効始動」の欄に
は、有効始動数が示される。この有効始動数は、前述し
た特別図柄有効始動情報に従った集計データであり、当
日可変表示制御に用いられた特別図柄用始動入賞口10
9或いは第1の状態となっている普通可変入賞球装置1
10への入賞回数の集計値が示される。
【0077】その右の「始動入賞」の欄には上記有効始
動数を含めた特別図柄用始動入賞口109或いは第1の
状態となっている普通可変入賞球装置110への全ての
入賞回数の集計値が示される。従って、この数値には無
視された(無効)入賞数も含まれている。最も右の「T
S」の欄には一回の大当り毎の有効始動数が示され、こ
れは「有効始動÷特賞回数」で与えられる。
【0078】次に図5の「ベース」の欄に示される「ベ
ース」について説明する。「ベース」とは、前述した如
く「大当り中と高確率中を除く通常確率中における景品
玉の払出数(払出玉数)÷大当り中と高確率中を除く通
常確率中の打込玉数×100」の式で与えられるもので
ある。遊技領域101には1分間に100個打玉が打ち
込まれることから、この数値は即ち、大当り中と高確率
中以外の通常確率中の1分間に何個景品玉が払い出され
るか(特賞外出玉率)を示すことになる。従って、係る
「ベース」の値を認識することにより、遊技場では当該
遊技機1の釘調整が甘いか渋いかを判断することができ
るようになり、各パチンコ遊技機1の釘調整を行う場合
に極めて有効な指標となるものである。
【0079】従って、図5の稼動台データの「ベース」
の欄には、当日の当該遊技機1の「ベース」の算出値が
示される。この「ベース」の詳細内容を表示させる場合
には、マウスMを用いて図6、図7に分割して拡大図示
する如く例えば台番号133の行を反転表示させ、その
状態で「ベース」欄をダブルクリックする。すると、図
8に示すように台番号133のパチンコ遊技機1の「ベ
ース」詳細データが表示される。
【0080】図8において、最上段の「入賞口1」は前
記第1の通常入賞口131に対応し、「入賞口2」は第
2の通常入賞口132に対応している。そして、「入賞
口3」は第3の通常入賞口133、「入賞口4」は第4
の通常入賞口134、「入賞口5」は第5の通常入賞口
135、「入賞口6」は第6の通常入賞口136にそれ
ぞれ対応し、その下側の「箇所」の欄には遊技領域10
1における各通常入賞口の位置が表示される。尚、通常
入賞口が更に増える機種の場合には、実施例では最大7
個まで登録可能とされている。
【0081】また、「始動口」の欄は前記特別図柄用始
動入賞口109或いは普通可変入賞球装置110(第1
の状態)に対応しており、「ゲート」の欄は前記普通図
柄用始動口107に対応している。更に、「大入賞口」
の欄は前記大入賞口115に対応している。
【0082】そして、これら最上段の各欄の下側に対応
して左側に示す如き「入賞数」、「払出倍率」、「払出
玉数」、「入賞比率」、「ベース」が集計されて表示さ
れる。「入賞数」は前記各入賞口センサ137〜142
により検出された入賞情報に基づいて集計されたもの
で、第1の通常入賞口131の入賞数は40個、第2の
通常入賞口132の入賞数は180個、第3の通常入賞
口133の入賞数も180個、第4の通常入賞口134
の入賞数は40個、第5の通常入賞口135の入賞数は
20個、第6の通常入賞口136の入賞数も20個であ
ったことが示される。また、特別図柄用始動入賞口10
9或いは普通可変入賞球装置110(第1の状態)の入
賞数は3160個であったことが示される。尚、これら
は大当り中及び高確率中を除いた通常確率中の入賞数で
あり、「始動口」欄の数値は前記有効・無効を含む全て
の始動入賞数が示される。そして、「計」欄にはこれら
通常入賞口131〜136及び特別図柄用始動入賞口1
09或いは普通可変入賞球装置110(第1の状態)へ
の通常確率中の入賞数の合計値が示される。
【0083】「ゲート」欄の入賞数5460は、大当り
中及び高確率中を除く通常確率中に前記普通図柄用始動
口107を打玉が通過した数の集計値を示している。ま
た、「大入賞口」の入賞数には大当り遊技状態となり、
開閉板116により大入賞口115が開成されて打玉が
入賞した数の集計値が示される。
【0084】図8の左欄の「払出倍率」とは、各通常入
賞口131〜136、特別図柄用始動入賞口109或い
は普通可変入賞球装置110(第1の状態)及び大入賞
口115に打玉が入賞した際に払い出される景品玉数
(付与遊技媒体数)を示しており、図8の表の各欄をマ
ウスMでクリックして選択し、数値入力用キー99で数
値を入力することにより、各入賞口毎に適宜設定可能と
されている。そして、この場合は各通常入賞口131〜
136、特別図柄用始動入賞口109或いは普通可変入
賞球装置110(第1の状態)全て払出倍率は5に設定
され、大入賞口115のみ15に設定されている。
【0085】このように各通常入賞口131〜136、
特別図柄用始動入賞口109或いは普通可変入賞球装置
110(第1の状態)及び大入賞口115の払出倍率を
適宜設定できるので、各種パチンコ遊技機1に対応した
払出倍率の設定作業が極めて容易となる。
【0086】尚、この「払出倍率」はパチンコ遊技機1
の払出制御基板38にて各入賞口毎に設定されている払
出倍率に合わせて設定するものであるが、上述の如く手
作業で入力する場合の他に、当該遊技機を製造し、各入
賞口の払出倍率を設定したパチンコ遊技機メーカーにて
フロッピィディスクやコンパクトディスクなどにデータ
を書き込み、それをホール用管理コンピュータ70に読
み込ませて一括して入力する方法、或いは、公衆回線を
介してメーカーからデータをダウンロードする方法も用
意されている。
【0087】そして、その下の「払出玉数」欄には各通
常入賞口131〜136、特別図柄用始動入賞口109
或いは普通可変入賞球装置110(第1の状態)及び大
入賞口115に打玉が入賞した結果払い出された玉数が
表示されており、これは「入賞数×払出倍率」で各入賞
口毎に求められて表示されると共に、「計」欄には各通
常入賞口131〜136、特別図柄用始動入賞口109
或いは普通可変入賞球装置110(第1の状態)までの
払出玉数の合算値が表示され、「合計」欄には各通常入
賞口131〜136、特別図柄用始動入賞口109或い
は普通可変入賞球装置110(第1の状態)及び大入賞
口115の払出玉数の合計値が表示される。
【0088】「入賞比率」欄には、各通常入賞口131
〜136、特別図柄用始動入賞口109或いは普通可変
入賞球装置110(第1の状態)への全入賞数(364
0)に対する各入賞口の入賞数の比率がそれぞれ表示さ
れる。ここでは特別図柄用始動入賞口109或いは普通
可変入賞球装置110(始動口)への入賞が最も多く全
体の86.8%であり、第2の通常入賞口132と第3
の通常入賞口133が次に5%であったことが示され、
第1の通常入賞口131と第4の通常入賞口134がそ
の次の1.1%であったことが示されている。そして、
第5の通常入賞口135と第6の通常入賞口136には
殆ど入賞が無く、何れも0.5%であったことが示され
ている。
【0089】そして、最上段の「計」の欄に対応する左
欄の最も下の「ベース」欄に前記「ベース」が表示され
る。本発明の場合、「ベース」は「(第1の入賞口13
1の払出玉数200+第2の入賞口132の払出玉数9
00+第3の入賞口133の払出玉数900+第4の入
賞口134の払出玉数200+第5の入賞口135の払
出玉数100+第6の入賞口136の払出玉数100+
特別図柄用始動入賞口109或いは普通可変入賞球装置
110(始動口)の払出玉数15800。計18200
(総遊技媒体付与数))÷大当り中及び高確率中以外の
通常確率中の打込玉数の集計値53520(総打込遊技
媒体数))×100=34.0」で与えられる。
【0090】この通常確率中の打込玉数は打込情報と特
別図柄大当り情報、確率変動中情報をもとにして計数さ
れていたものであり、「図5乃至図7の133番台の打
込玉79040−特賞打込309×特賞回数30−高確
率中の打込玉数16250(図示せず)=53520」
で与えられる。このように、遊技領域101に設けられ
た各通常入賞口131〜136、特別図柄用始動入賞口
109或いは普通可変入賞球装置110それぞれに対応
した通常確率中の実際の入賞数から計算され、集計され
た払出玉数の合算値(総遊技媒体付与数)を用いて「ベ
ース」を算出し、出力しているので、遊技場としては、
従来の如く玉タンク27からこぼれた打玉による誤差を
廃した当該遊技機1の正確な「ベース」を把握すること
ができるようになる。これにより、パチンコ遊技機1の
稼働状態をより的確に認識し、釘調整等を正確に行うこ
とができるようになる。
【0091】また、各通常入賞口131〜136、特別
図柄用始動入賞口109或いは普通可変入賞球装置11
0(始動口)に対応する「ベース」欄には、それぞれの
「ベース」が算出されて表示される。即ち、第1の通常
入賞口131のベースは、「第1の通常入賞口131の
払出玉数200÷通常確率中の打込玉数53520×1
00=0.4」で与えられる。また、第2の通常入賞口
132のベースは、「第2の通常入賞口132の払出玉
数900÷通常確率中の打込玉数53520×100=
1.7」で与えられる。また、第3の通常入賞口133
のベースは、「第3の通常入賞口133の払出玉数90
0÷通常確率中の打込玉数53520×100=1.
7」で与えられる。また、第4の通常入賞口134のベ
ースは、「第4の通常入賞口134の払出玉数200÷
通常確率中の打込玉数53520×100=0.4」で
与えられる。また、第5の通常入賞口135のベース
は、「第5の通常入賞口135の払出玉数100÷通常
確率中の打込玉数53520×100=0.2」で与え
られる。また、第6の通常入賞口136のベースは、
「第6の通常入賞口136の払出玉数100÷通常確率
中の打込玉数53520×100=0.2」で与えられ
る。更に、特別図柄用始動入賞口109或いは普通可変
入賞球装置110(始動口)のベースは、「始動口の払
出玉数15790÷通常確率中の打込玉数53520×
100=29.5」で与えられる。
【0092】このように、各通常入賞口131〜13
6、特別図柄用始動入賞口109或いは普通可変入賞球
装置110(始動口)に対応する「ベース」も算出され
て表示出力されるので、この「ベース」を調整するため
に釘調整を行う際、例えば第5の通常入賞口135や第
6の通常入賞口136周囲の釘を調整しても「ベース」
には殆ど影響しないことが分かり、釘調整作業上極めて
利便性が増す。
【0093】尚、図8の「スタート%」の欄には、通常
確率中における10分間当たりの特別図柄表示部103
の有効始動回数が示され、「高確率中を除く通常確率中
の有効始動回数÷大当り中及び高確率中を除く通常確率
中の打込玉数53520(図示せず)×1000=5
9」で与えられる。
【0094】また、図8の「確変ベース」の欄には高確
率中(確率変動中)における「ベース」を示しており、
「高確率中の各通常入賞口131〜136及び特別図柄
用始動入賞口109或いは普通可変入賞球装置110
(始動口)の払出玉数÷高確率中の打込玉数×100=
91」で与えられる。このように高確率中における「ベ
ース」も合わせて算出して出力することにより、稼働状
態の把握をより細かく行うことができるようになる。
【0095】更に、図8の「通過%」の欄には通常確率
中における10分間当たりの普通図柄用始動口(ゲー
ト)107の通過率が示され、「大当り中及び高確率中
を除く通常確率中の普通図柄用始動口107の通過数5
460÷大当り中及び高確率中を除く通常確率中の打込
玉数53520×1000=102」で与えられる。こ
の「通過%」を確認することにより、可変表示装置10
2の普通図柄表示部104が可変開始した回数を調整す
る釘調整を的確に行い、また、遊技領域101を落下す
る打玉の道筋を把握する上での指針ともなる。
【0096】また、図8の「大入賞出玉」の欄には、高
確率中以外の大入賞口115への入賞数÷高確率中以外
の特賞回数で与えられる大当り遊技状態における大入賞
口払出玉数が2400として示されている。
【0097】次に、図8の「余剰ベース」の欄には「余
剰ベース」の値が表示される。この「余剰ベース」と
は、通常確率中に特別図柄表示部103の可変開始に有
効に利用された有効始動を除いたベースのことであり、
「ベース−通常確率中の1分当たりの有効始動回数×特
別図柄用始動入賞口109或いは普通可変入賞球装置1
10(始動口)の払出倍率=4.0」で与えられる。
【0098】この「余剰ベース」を認識することで、そ
れが多い場合には遊技者が所謂止め打ちをしていない
(熟練度)ことや、特別図柄用始動入賞口109或いは
普通可変入賞球装置110(始動口)周辺の釘調整が甘
いことが判断できる。また、少ない場合は、遊技者が止
め打ちをしている熟練者であることや、特別図柄用始動
入賞口109或いは普通可変入賞球装置110(始動
口)周辺の釘調整が渋いことが判断できるが、この場合
前述の如く「ベース」を各通常入賞口131〜136、
特別図柄用始動入賞口109或いは普通可変入賞球装置
110(始動口)への入賞数に基づいて算出しているこ
とから、この「余剰ベース」に関してもより正確な値が
算出される。
【0099】尚、これらの値の機種別の平均値も算出さ
れ、図8の台番号別のデータと同一画面上に表示される
と共に、パチンコ遊技機1が設置された島別の平均値も
同じく同一画面上に表示される。これにより、機種別、
島別のベースなどの値も的確に把握することができるよ
うになり、当該遊技機の属する島或いは当該遊技機の機
種の平均に対して、当該遊技機の釘調整が甘いか、渋い
かなどを比較し、位置づけ判断を行うことが可能とな
る。
【0100】更に、図8の「入賞口別グラフ」枠をマウ
スMでクリックすれば、図9に示す如く第1乃至第6の
通常入賞口131〜136それぞれのベースの当台と機
種平均が棒グラフで表示される。また、図8の「ベース
比グラフ」枠をマウスMでクリックすれば、図10に示
す如く前記「ベース」(通常確率中のベース)と、「確
変ベース」(高確率中のベース)及び「余剰ベース」の
当台と機種平均が棒グラフで表示される。このようなグ
ラフ表示によりデータの認識と解析がより容易となる。
【0101】このようにCRT74に表示されたデータ
は、図5下の「画面印刷」枠をマウスMでクリックする
ことにより、或いは、キーボード76の印字キー97を
押すことにより、カラープリンタ75にて印字出力する
ことができる。
【0102】ここで、図5下の「背景色」枠をマウスM
でクリックすることにより、CRT74には図11に示
す背景色設定ウィンドウが画面表示される。そして、こ
の背景色設定ウィンドウ上でCRT74の表示画面の背
景色を、黄色、緑色、青色、ピンク色及び紫色の中から
選択することができる。これら背景色の何れかをマウス
Mで反転させて選択し、「OK」枠をクリックすること
により、このウィンドウ画面上で選択された背景色は当
該データ(帳票)がCRT74に表示される際の背景色
として採用されると共に、カラープリンタ75で印刷さ
れる印字出力の際にも、データ(帳票)の背景色として
採用され、印刷される。このように背景色は画面に出力
されるデータ(帳票)毎に設定するができるが、図11
のウィンドウ画面の「記憶」枠をクリックして背景色を
システムに記憶すれば、全てのデータ(帳票)の表示及
び印刷時の標準の背景色としても設定することもでき
る。
【0103】このように、CRT74の表示画面の背景
色を適宜選択して設定できるようにし、また、カラープ
リンタ75における印字の背景色とも成ることにより、
当該遊技場のカラー嗜好に合致させた表示・印刷を行わ
せることができるようになるのに加え、表示・印字出力
するデータ(帳票)毎に背景色を変えて識別をし易くす
ることもできるようになる。
【0104】以上の如く遊技機1からの遊技情報を集計
し、集計結果に基づき作成される集計表(データ。帳
票)をCRT74で表示し、カラープリンタ75で印刷
する管理装置において、CRT74で表示され、及び/
又はカラープリンタ75で印刷される集計表(帳票)の
色を設定可能としているので、遊技場の嗜好に合わせた
色で集計表(帳票)を表示し、或いは、印刷することが
できるようになる。また、集計表(帳票)毎に色を変え
て表示し、或いは、印刷することも可能となるので、こ
れらにより、遊技場或いは集計表(帳票)毎の識別が極
めて容易となる。
【0105】尚、実施例では集計表(帳票)の背景色を
設定するようにしたが、それに限らず、罫線の色を設定
するものでも良く、また、模様で表現するものでも良
い。また、実施例では全ての通常入賞口131〜136
の入賞情報から「ベース」や入賞比率などを算出した
が、それに限らず、このうちの特定の1個乃至5個の通
常入賞口のみに対して算出するようにしても良い。ま
た、付与遊技媒体数(払出倍率)も全ての入賞口に設定
できるものに限らず、特定の1個乃至複数個の入賞口の
みに対して設定できるものでも良い。
【0106】また、実施例では第1種のパチンコ遊技機
について説明したが、始動入賞口への入賞によって可変
入賞球装置の開閉翼片が開閉する第2種のパチンコ遊技
機や、所謂権利ものと称される第3種のパチンコ遊技機
についても本発明は有効である。また、打込玉数は打込
玉タンク54に落下する打玉を打込玉検出器55で検出
することによりカウントしたが、それに限らず、打球発
射装置51から発射された玉数からファール玉数を減算
した値でカウントしても良く、打球発射装置51から発
射された打玉を遊技領域101に案内する案内レールの
先端に設けた発射玉センサーによって打込玉数を直接検
出しても良い。その場合には、ファール玉数を減算する
必要は無くなる。
【0107】更に、データの取り方としては、例えば入
賞1個に対して1パルスのデータ、10個に対して1パ
ルスのデータ、40個に対して1パルスのデータ、或い
は、100個に対して1パルスのデータを採るものなど
種々存在するが、何れかに限定されるものではない。
【0108】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、遊技
機の遊技情報を集計し、該集計結果に基づき作成される
集計表を、所定の出力手段にて出力する際の集計表の色
を適宜設定することができるようになるので、遊技場の
嗜好に合わせた色で集計表を表示し、或いは、印刷する
ことができるようになる。また、集計表毎に色を変えて
表示し、或いは、印刷することも可能となるので、遊技
場或いは集計表毎の識別が極めて容易となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機及びカード処理
機を示す全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機及びカード処理機の内部構造を
示す全体背面図である。
【図3】管理装置の概略構成を示す構成図である。
【図4】図1に示したパチンコ遊技機の管理装置に入力
される情報の種類を説明するためのブロック図である。
【図5】各台のパチンコ遊技機の稼動台データの出力状
態を示す図である。
【図6】図5の稼動台データを拡大して示した図であ
る。
【図7】同じく図5の稼動台データを拡大して示した図
である。
【図8】各台のパチンコ遊技機の「ベース」詳細データ
の出力状態を示す図である。
【図9】図8に示したデータの入賞口別のベースをグラ
フ表示した状態を示す図である。
【図10】図8に示したデータの各ベースをグラフ表示
した状態を示す図である。
【図11】CRT及びカラープリンタの背景色設定ウィ
ンドウをCRTに表示した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技機の一例のパチンコ遊技機 12 カード処理機 41 制御手段と確率変動手段の一例の遊技制御基板 59 情報出力端子 71 情報入力端子 70 集計手段の一例のホール用管理コンピュータ 72 データ加工出力装置 74 出力手段の一例のCRT(表示装置) 75 出力手段の一例のカラープリンタ(印刷装置) 76 入力手段の一例のキーボード 101 遊技領域 102 遊技装置の一例の可変表示装置 109 始動入賞領域の一例の特別図柄用始動入賞口 110 始動入賞領域の一例の普通可変入賞球装置 131〜136 通常入賞口 137〜142 入賞口センサ M マウス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の遊技情報を集計し、該集計結果
    に基づき作成される集計表を所定の出力手段にて出力す
    る遊技機の管理装置において、 前記出力手段にて出力される集計表の色を設定可能とし
    たことを特徴とする遊技機の管理装置。
  2. 【請求項2】 前記集計結果に基づき作成される集計表
    は複数種類あり、集計表の色は集計表の種類毎に設定可
    能としたことを特徴とする請求項1の遊技機の管理装
    置。
  3. 【請求項3】 設定された色を全集計表に反映可能とし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2の遊技機の管
    理装置。
  4. 【請求項4】 設定される色は集計表の背景色であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の遊技
    機の管理装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の出力手段は、表示装置である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請
    求項4の遊技機の管理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の出力手段は、カラー印刷装置
    であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4又は請求項5の遊技機の管理装置。
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