JP2824631B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2824631B2
JP2824631B2 JP8104674A JP10467496A JP2824631B2 JP 2824631 B2 JP2824631 B2 JP 2824631B2 JP 8104674 A JP8104674 A JP 8104674A JP 10467496 A JP10467496 A JP 10467496A JP 2824631 B2 JP2824631 B2 JP 2824631B2
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技において
発生した入賞玉を検出する入賞玉検出手段と、該入賞玉
検出手段の検出出力に基づいて所定個数の景品玉を払い
出す景品玉払出手段と、を備えた弾球遊技機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機においては、弾球遊技
において発生した入賞玉により所定個数(例えば、13
個)の景品玉が払出されるようになっている。そして、
周知のように、景品玉を払い出す方式として、発生した
入賞玉を機械的に1個ずつ処理し、その機械的な処理に
対応して景品玉払出装置を機械的に駆動して景品玉を払
い出す方式や、発生した入賞玉を検出器等で電気的に検
出し、その検出信号に基づいて景品玉払出装置を電気的
に駆動して景品玉を払い出す方式のものが存在してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、後者の電気
的な方式のものにおいては、景品玉の払出に関連する動
作に異常が生じたときに、その原因が入賞玉を検出する
部分にあるのか、あるいは景品玉払出装置部分にあるの
かがわからず、迅速に対応することができないという問
題があった。本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、景品玉の払出に関連
する動作に異常が生じた原因を迅速に知ることができる
弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した具体的な解決手段を図面を参
照して説明する。図14及び図15に示すように、入賞
玉検出手段を構成する入賞玉検出器A,Bの連続動作時
間を計測するチェックカウンタA,Bの値が最大になっ
たと判定されたとき(ステップS80,S90)にセッ
トされるアラームフラグA,B(ステップS86,S9
6)がセットされると、図11に示すように異常原因報
知手段としての払出未処理玉数表示器にそれぞれの異常
原因に対応する表示「E−01」「E−02」が表示さ
れ(ステップS34,S35)、一方、図13に示すよ
うに景品玉払出手段を構成する払出景品玉検出器96
(図2参照)と払出モータ103(図2参照)のうち、
払出景品玉検出器96の連続動作時間を計測するチェッ
クカウンタCの値が最大になったと判定されたとき(ス
テップS60)にセットされるアラームフラグC(ステ
ップS75)、払出モータ103のON中であるにも拘
らず玉詰まりチェックタイマが経過するまで払出景品玉
検出器96がOFF状態となっていると判定されたとき
(ステップS57,S58)にセットされるアラームフ
ラグD(ステップS59)、払い出すべき景品玉の記憶
がないにも拘らず払出景品玉検出器96がONしている
と判定されたとき(ステップS65,S66)にセット
されるアラームフラグE(ステップS67)がそれぞれ
セットされると、図11に示すように払出未処理玉数表
示器にそれぞれの異常原因に対応する表示「E−03」
「E−04」「E−05」が表示される(ステップS3
6,S37,S38)。このように、異常原因が入賞玉
検出手段部分にあるのか、あるいは景品玉払出手段部分
にあるのかを異常原因報知手段を見ることにより理解す
ることができるので、異常原因に対する迅速な処置を行
うことができる。
【0005】また、図9に示すように、いずれかのアラ
ームフラグがセットされているとステップS14で判別
されると、異常時の音・ランプデータがステップS19
でセットされることにより、異常が発生したか否かを迅
速に知ることができる。
【0006】
【発明の実施形態】以下、図面を参照して、本発明の実
施形態について説明する。まず、図1を参照して、この
実施形態が適用される弾球遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機について説明する。図1は、パチンコ遊技機の
正面図である。図において、パチンコ遊技機1の額縁状
の前面枠2には、扉保持枠3が周設され、該扉保持枠3
には、ガラス板を有するガラス扉枠4及び前面扉板5が
一側を軸支されて開閉自在に取り付けられている。ガラ
ス扉枠4の後方であって、前記前面枠2の裏面の遊技盤
保持枠51(図2参照)には、遊技盤15が遊技盤固定
具52によって着脱自在に設けられている。また、前面
扉板5の表面には、排出された景品玉を貯留し、かつ打
玉を発射位置に一個宛供給する打球供給皿6が固定され
ている。打球供給皿6の上流側には、後述する景品玉払
出装置90から払出された景品玉が流出する景品玉出口
7が形成されるとともに、その下方の内部空間には、遊
技に関連する効果音を発生するスピーカー8が内蔵され
ている。
【0007】また、打球供給皿6の上部の前面扉板5に
は、後述する景品玉払出装置90の駆動を停止させた
り、あるいは開始させたりする払出停止操作ボタン9
と、該払出停止操作ボタン9の操作に対応して点灯する
払出停止表示器10a,10b(以下、払出停止表示器
10aを払出停止表示器Aといい、払出停止表示器10
bを払出停止表示器Bという)が設けられている。払出
停止操作ボタン9には、図示しないが払出停止操作検出
器9a(図6の回路図に表示)が対応して設けられてい
る。
【0008】しかして、払出停止操作ボタン9を1回押
圧することにより払出停止表示器Aが点灯するととも
に、景品玉払出装置90の作動が停止されるようになっ
ている。したがって、この場合打玉が各入賞口に入賞し
て払出されるべき景品玉が存在しても、その払出される
べき景品玉数は記憶され、景品玉の払出動作が行われな
い。また、払出停止操作ボタン9を2回押圧することに
より払出停止表示器Bが点灯するとともに、景品玉払出
装置90の作動が後述する上皿満タン検出器77のON
により停止され、OFFとなることにより駆動が再開さ
れる。したがって、この場合記憶された景品玉があると
きには、上皿満タン検出器77がOFFとなることによ
り景品玉が払出され、ONすることにより払出動作が停
止される動作を繰返す。更に、払出停止操作ボタン9を
3回押圧することにより払出停止表示器A、Bが消灯す
るとともに、景品玉払出装置90の駆動開始が許容され
る元の状態に戻るようになっている。したがって、この
場合記憶された景品玉があるときには、3回目の押圧動
作により払出動作が再開され、4回目(1回目)の押圧
動作により払出動作が停止されるようになっている。
【0009】つまり、この実施形態においては、1回の
押圧動作と3回の押圧動作を交互に繰返すことにより景
品玉払出装置90の停止及び駆動開始を遊技者が任意に
行うことができ、これにより打球供給皿6及び後述する
余剰玉受皿12に貯留される景品玉量を調整することが
できる。また、2回の押圧動作により景品玉払出装置9
0の停止及び駆動開始を上皿満タン検出器77のON・
OFFにより行うことができ、これにより2回の押圧動
作と3回の押圧動作を組合せて余剰玉受皿12に貯留さ
れる景品玉量を調整することができる。
【0010】なお、この場合の打球供給皿6の景品玉量
は、上皿満タン検出器77によって自動的に一定量に保
たれることになるが、その前提として遊技者が余剰玉受
皿12だけで景品玉量の調整、すなわちスランプの調整
を望んだ場合であり、結果的に遊技者の意図した景品玉
量の調整、すなわちスランプ調整を達成することができ
る。また、上記実施形態では、1つの払出停止操作ボタ
ン9だけで景品玉払出装置90の能動化及び不能動化を
選択するようにしたが、それぞれのモードに対応する専
用の操作ボタンを設けてもよい。
【0011】前記前面枠2の下方部には、打球発射機構
の一部を構成する操作ハンドル11や、前記打球供給皿
6に貯留しきれなかった景品玉を貯留するための余剰玉
受皿12が設けられている。このうち、前記操作ハンド
ル11に対応するように前記前面枠2の裏面には、図2
に示すように打球発射装置88が取り付けられている。
打球発射装置88は、取付基板88aに集約して設けら
れ、駆動源としての打球モータ88bと、該打球モータ
88bの回転により往復回動して打玉を弾発する打球杆
88cと、該打球杆88cの往復回動に連動して上下動
し、図示しない打球供給装置の玉送り部材を動作させる
玉送り摺動杆88dとから構成されている。また、前記
余剰玉受皿12の後面には、景品玉が流出する余剰玉出
口13が設けられるとともに、その前面下部に貯留され
た景品玉を下方に抜き取る際に操作する玉抜操作レバー
14が設けられている。
【0012】前記遊技盤15の表面には、発射された打
玉を誘導するための打玉誘導レール16aと、該打玉誘
導レール16aによって誘導された打玉が落下するため
の遊技領域17を区画する遊技領域形成レール16bが
ほぼ円状に植立されている。遊技領域17のほぼ中央に
は、複数のドラム状の可変表示部材19a〜19cを有
する可変表示装置18が設けられている。可変表示装置
18には、可変表示部材19a〜19cの停止時の表示
態様が大当り態様となったときに、横方向に3つある当
り目ラインのうちどのラインで大当りになったかを報知
するライン表示器20が設けられている。また、可変表
示装置18には、後述する開閉板28の開成回数を表示
する開成回数表示器24が設けられるとともに、該開成
回数表示器24の左右に前記可変表示部材19a〜19
cが可変表示中あるいは開閉板28が開成中に後述する
始動入賞口33、34a,34bに打玉が入賞して記憶
したことを表示(最高4個まで)する始動入賞記憶表示
器23が設けられている。更に、可変表示装置18の最
上部には、通常の入賞口25も設けられている。なお、
前記可変表示部材19a〜19cは、それぞれに対応す
るドラム駆動モータ21a〜21c(図示せず;図6の
回路図に表示)によって可変表示され、その停止時の表
示態様は、ドラム位置検出器22a〜22c(図示せ
ず;図6の回路図に表示)によって検出される。
【0013】前記可変表示装置18の下方に入賞空間2
7を有する可変入賞球装置26が設けられている。入賞
空間27は、遊技盤15の表面に対して下端を軸にして
開放自在な開閉板28によって覆われており、その内部
が中央の特定入賞口29と左右の通常入賞口30a,3
0bとの3つに区画されている。そして、可変入賞球装
置26の開閉板28は、前記可変表示装置18の可変表
示部材19a〜19cの識別情報の組み合せが所定の特
定表示状態となったときに、特定遊技状態となり、所定
期間(例えば、20秒経過するまで、あるいは10個の
入賞玉が発生するまで)開放するように設定され、その
開放している間中遊技領域17を落下する打玉を受止め
るようになっている。そして、入賞空間27内に設けら
れた特定入賞口29に入賞すると、再度上記した開放状
態を繰り返し、特定入賞口29に入賞玉が発生すること
を条件として最高10回繰り返すことができるようにな
っている。また、入賞空間27の後面一側には、開閉板
28の1回の開放中に入賞した入賞玉数を表示する入賞
個数表示器31が設けられている。
【0014】なお、可変入賞球装置26の前面下部に
は、打玉が通過することができる通過口32が形成され
ていおり、開閉板28が閉成状態となっているときに可
変入賞球装置26の中央前面を落下する打玉を誘導して
後述する始動入賞口33に導びくようになっている。ま
た、前記開閉板28は、図2に示すようにソレノイド4
5によって駆動され、前記特定入賞口29には、特定入
賞玉検出器46が設けられて打玉を検出するようになっ
ている。更に、可変入賞球装置26の入賞空間27に入
賞した全ての打玉を検出するために入賞個数検出器47
も設けられている。
【0015】また、可変入賞球装置26の下方には、前
記可変表示部材19a〜19cの可変表示を許容する始
動入賞口33、34a,34bが設けられている。この
始動入賞口33、34a,34bのうち真ん中に設けら
れる始動入賞口33に打玉が入賞すると、それによって
払出される景品玉数は、他の入賞領域に打玉が入賞した
際に払出される景品玉数よりも少なくなるように設定さ
れている。また、始動入賞口33、34a,34bに
は、図2に示すように始動入賞玉検出器48、49a,
49bが一体的に設けられ、始動入賞口33、34a,
34bに入賞した打玉を検出している。
【0016】しかして、一般的に上記した始動入賞口3
3、34a,34bのうち中央の始動入賞口33に打玉
が一番入賞し易く、次いで、左側の始動入賞口34aに
打玉が入賞し易く、右側の始動入賞口34bが一番入賞
し難い位置となっている。これは、遊技盤15のセンタ
ーラインに大型の入賞球装置が配置されるのが一般的で
あるため、そのセンターの入賞球装置に打玉が誘導され
るように障害釘等が植立されるためである。したがっ
て、一番入賞し易い中央の始動入賞口33に入賞した打
玉によって払出される景品玉数だけを他の入賞口に入賞
した打玉によって払出される景品玉数よりも少なくなる
ように設定している。
【0017】更に、遊技領域17には、前記可変表示装
置18の左右側方及び下部側方に通常入賞口35a,3
5b、36a,36bが設けられている。なお、この実
施形態では、始動入賞口33に打玉が入賞した場合に
は、7個の景品玉が払出され、他の入賞領域に打玉が入
賞した場合には、13個の景品玉が払出されるようにな
っている。もちろん、始動入賞口33に入賞する確率に
応じてこれらの払出される景品玉数の設定を変えること
は差し支えない。
【0018】また、遊技領域17には、落下する打玉の
流下速度や方向を変化せしめる風車や多数の障害釘が設
けられるとともに、前記した特定遊技状態になったとき
に点灯又は点滅して遊技者にその旨を報知する遊技効果
ランプ37a,37bが設けられている。この遊技効果
ランプ37a,37bと同じ効果を奏するものとして前
記前面枠2の上部に設けられる枠ランプ39a,39b
がある。なお、これらにランプ類は、特定遊技状態とな
ったときだけでなく、前記可変表示装置18が動作して
いるときにも異なる態様で点灯、あるいは点滅して遊技
の雰囲気を盛り上げるようになっている。更に、遊技領
域17の最下方には、上記したいずれの入賞領域にも入
賞しなかった打玉が遊技盤15の後方に導かれるアウト
口38が設けられている。
【0019】また、遊技領域17の外側であって、遊技
盤15の一側(図示左側)上部には、後述する玉整列樋
62上に景品玉が不足してきたことを報知する玉切れ表
示ランプ40と1個の入賞玉に対応する景品玉が払出さ
れたことを報知する払出表示ランプ41とが設けられ、
他側上部(図示右側)には、未払いの景品玉数を表示す
る払出未処理玉数表示器42が設けられている。
【0020】次に、図2を参照してパチンコ遊技機1の
背面の構造について説明する。前記遊技盤15の裏面に
は、前記各入賞領域に入賞した入賞玉を左右に振分けな
がら下方に誘導する誘導径路が形成された入賞玉集合カ
バー体43a,43bが固定されている。この入賞玉集
合カバー体43a,43bは、上下2つに分割されて固
定されるが、上部の入賞玉集合カバー体43aのほぼ中
央には、前記可変表示装置18の駆動機構を収納する駆
動部収納ボックスが後方に突出するように開口が開設さ
れ、更に、その下方には、可変入賞球装置26の開閉板
28を開閉駆動するためのソレノイド45が固定されて
いる。なお、可変入賞球装置26の裏側には、前記特定
入賞口29に打玉が入賞したことを検出する特定入賞玉
検出器46や、前記入賞空間27に入賞した入賞玉を計
数するための入賞個数検出器47も設けられている。ま
た、前記入賞玉集合カバー体43aの裏面上部には、遊
技盤15に設けられる前記したスイッチやランプ及び駆
動源等から延びる配線を中継する中継端子基板44が取
り付けられている。
【0021】また、前記中央の始動入賞口33に対応す
る位置に下部の入賞玉集合カバー体43bを前後方向に
貫通する誘導部材50が設けられている。誘導部材50
は、始動入賞口33に入賞した打玉を入賞玉集合カバー
体43bの後方へ誘導するとともに、後述する第2の入
賞玉集合樋58に落下させるようになっている。
【0022】また、パチンコ遊技機1の背面には、機構
板53が開閉自在に取付けられている。この機構板53
は、前記遊技盤15に設けられた入賞口からの入賞玉を
処理して、その入賞玉に対応する所定個数の景品玉を排
出するための各種の機構が設けられるものである。しか
して、機構板53には、機構板53を閉じた状態で係止
する機構板固定具54によって前記遊技盤保持枠51に
固定支持されるようになっている。更に、機構板53の
ほぼ中央には、窓開口55が開設され、この窓開口55
の下方位置の仕切壁56の前後に第1の入賞玉集合樋5
7と第2の入賞玉集合樋58が形成されている。第1の
入賞玉集合樋57は、前記した各種の入賞口のうち始動
入賞口33を除く入賞口に入賞した入賞玉が誘導される
もので、機構板53の前面側に形成される。また、第2
の入賞玉集合樋58は、始動入賞口33だけに対応する
もので、始動入賞口33に入賞した入賞玉を誘導するも
のである。なお、第2の入賞玉集合樋58は、窓開口5
5の下縁である前記仕切壁56に沿って機構板53の後
面側に形成されるものである。第1の入賞玉集合樋57
及び第2の入賞玉集合樋58に誘導された入賞玉は、そ
の流下末端に設けられる第1の入賞玉検出器59及び第
2の入賞玉検出器60によってそれぞれ検出される。第
1の入賞玉検出器59によって検出された検出信号は、
記憶され、その検出信号数に「13」を掛けた数の景品
玉が払出される。また、第2の入賞玉検出器60によっ
て検出された検出信号も記憶され、その検出信号数に
「7」を掛けた数の景品玉が払出される。
【0023】機構板53の後面側には、パチンコ遊技機
設置台の図示しない補給機構から補給される景品玉を遊
技者に払い出すための各種の機構が設けられている。こ
れらの機構について、以下説明すると、機構板53の上
部には、景品玉タンク61が固定されている。この景品
玉タンク61には、上記した補給機構から多量の景品玉
が補給されるようになっている。
【0024】景品玉タンク61の下方には、景品玉を整
列させるための玉整列樋62が設けられている。この玉
整列樋62は、景品玉が2列に整列して自然流下するよ
うに傾斜して取り付けられる。また、玉整列樋62の上
流側底面には、景品玉量感知板63が揺動自在に設けら
れ、景品玉が載置していないときに揺動してその下方に
設けられる検出器64a,64bをONさせる。検出器
64aは、前記玉切れ表示ランプ40に接続されてお
り、これが作動することにより景品玉タンク61及び玉
整列樋62に景品玉が不足してきたことを遊技者に報知
するようになっている。また、検出器64bは、図示し
ない管理コンピュータと接続され、これが作動すること
により前記した図示しない補給機構から景品玉タンク6
1に景品玉の補給指令を行うものである。更に、景品玉
量感知板63には、リンク機構65a,65bを介して
打球発射位置へ打球を供給する供給装置(図示しない)
に連動しており、これがため、景品玉量感知板63が揺
動することにより打球の供給が停止され、遊技を中断す
るようになっている。この遊技を中断させる制御は、必
ずしも必要なものではないが、この制御を行う場合、遊
技の中断は、景品玉が景品玉タンク61に補給されるこ
とにより解除される。なお、パチンコ遊技機1が打ち止
め状態となったときには、前記検出器64bの信号があ
っても景品玉の補給は、行われないようにされている。
【0025】玉整列樋62の下流側は、2列になって流
下してきた景品玉を1列に整流させるようになっている
とともに、その末端に屈曲樋66が接続されるように取
り付けられている。この屈曲樋66は、玉整列樋62を
流下してきた景品玉の流下方向を180度転換させると
ともに、連続して流下している景品玉の玉圧を弱めるた
めにある。また、屈曲樋66の下流側は、垂直樋67と
なっているが、その垂直樋67の直前の水平部分には、
「く」字状に形成された玉欠乏感知レバー68が揺動自
在に設けられている。この玉欠乏感知レバー68は、景
品玉が載置しているときには、その後端が跳ね上げられ
て、その後端と当接する玉切れ検出器69のアクチュエ
ータを押圧しているが、景品玉が欠乏すると、その後端
が垂下して玉切れ検出器69のアクチュエータの押圧を
解除する。そして、玉切れ検出器69のアクチュエータ
が押圧されない状態になると、後述する景品玉払出装置
90の景品玉払出モータ103(ステッピングモータで
構成される)の駆動が停止され、景品玉の払出動作が停
止されるようになっている。なお、パチンコ遊技機1が
打ち止め状態となった後に前記玉切れ検出器69がOF
Fとなったときに入賞玉の記憶がある場合、すなわち未
だ払出されていない景品玉があるときには、その景品玉
の払出が終了するまで景品玉タンク61に景品玉を補給
するようにしてもよい。
【0026】更に、屈曲樋66の屈曲部には、営業終了
時等に景品玉タンク61及び玉整列樋62に残留してい
る景品玉を抜出す玉抜装置70が設けられ、該玉抜装置
70が作動されたときに前記屈曲部に連接するように形
成された玉抜通路71を介して、景品玉がパチンコ遊技
機1外に排出されるようになっている。
【0027】屈曲樋66の下流側には、景品玉払出装置
90が接続されている。景品玉払出装置90は、屈曲樋
66から誘導される景品玉を1個単位で払出すもので前
記第1の入賞玉検出器59及び第2の入賞玉検出器60
の検出信号に基づいて、算出される景品玉を連続的に払
出すようになっている。なお、景品玉払出装置90の構
造については、後に詳述する。
【0028】景品玉払出装置90から払出された景品玉
は、景品玉放出通路72に排出される。景品玉放出通路
72には、その下端に誘導開口73が開設され、この誘
導開口73が前記打球供給皿6に連通している。また、
誘導開口73の一側には、余剰玉通路75と連絡するた
めの連絡樋74が設けられ、余剰の景品玉を余剰玉通路
75に誘導するようになっている。また、誘導開口73
の他側側壁には、上皿満タン感知板76が上端を中心に
して揺動自在に設けられ、この上皿満タン感知板76の
対向する位置に上皿満タン検出器77が設けられてい
る。そして、上皿満タン感知板76が揺動されたときに
上皿満タン検出器77がONとなり、前記景品玉払出装
置90の景品玉払出モータ103の駆動を停止させるよ
うになっており、上皿満タン感知板76が揺動されない
ときに上皿満タン検出器77がOFFとなり、景品玉払
出モータ103の駆動を開始させるようになっている。
ただし、この上皿満タン検出器77が作動するのは、遊
技者が前記払出停止操作ボタン9を2回押圧動作したこ
とが条件であり、遊技者がこの操作をしていない場合に
は、上皿満タン検出器77は、不能動化された状態であ
る。
【0029】しかして、遊技者が上記操作を行って上皿
満タン検出器77が能動化された状態で景品玉が打球供
給皿6に払出され、それが滞留して上皿満タン感知板7
6を揺動させたときには、上皿満タン検出器77がON
となり景品玉払出装置90の景品玉払出モータ103の
駆動を停止させ、それ以上の景品玉の払出動作を停止す
る。したがって、それ以後に発生した入賞玉に対応する
景品玉は、記憶される。また、弾発動作によって打球供
給皿6に貯留される景品玉が少なくなって上皿満タン感
知板76が元の状態に復帰すると、上皿満タン検出器7
7がOFFとなって景品玉払出装置90の景品玉払出モ
ータ103の駆動を開始するので、再度景品玉の払出動
作が行われる。したがって、上皿満タン検出器77が能
動化されている状態で打球供給皿6に貯留される景品玉
量を一定量に保つことができる。なお、上皿満タン検出
器77の取付位置は、図示の位置に限定されるものでは
なく、打球供給皿6の貯留部に設けてもよい。この場合
には、景品玉の払出動作が再開されたときに、払出され
る景品玉の流下状態を遊技者が確認することができる。
【0030】前記余剰玉通路75は、その下端が前面枠
2の裏面に取付られる接続樋82に接続され、余剰の景
品玉を前記余剰玉受皿12に誘導するようになってい
る。また、余剰玉通路75の一側側壁には、下部満タン
感知板78が下端を中心にして揺動自在に設けられてい
る。しかして、下部満タン感知板78は、景品玉によっ
て余剰玉通路75内が満杯になったときに該景品玉に押
圧されて揺動し、スライド線杆79を介して前記した図
示しない打球供給装置の玉送り部材の動作を固定して打
玉を打球発射位置に供給しないようしている。また、前
記連絡樋74の上流側にも下皿満タン感知板80が上端
を中心に揺動自在に設けられ、この下皿満タン感知板8
0の対向する位置に下皿満タン検出器81が設けられて
いる。そして、下皿満タン感知板80が揺動されたとき
に下皿満タン検出器81がONとなり、前記景品玉払出
装置90の景品玉払出モータ103の駆動を停止させる
ようになっている。したがって、払出された景品玉が余
剰玉通路75に充満すると、まず下部満タン感知板78
が動作して打球の弾発ができなくなり、その後記憶され
た入賞玉に基づいて払出された景品玉が連絡樋74にも
充満すると、下皿満タン感知板80が動作して景品玉の
払出も行われなくなる。なお、前記下部満タン感知板7
8がないものであってもよい。
【0031】更に、機構板53には、前記アウト口38
から排出されるアウト玉を誘導するアウト玉誘導樋83
が取り付けられ、このアウト玉誘導樋83に誘導された
アウト玉がその流下端であるアウト玉放出口84からパ
チンコ遊技機1外に排出されるようになっている。ま
た、機構板53には、前記景品玉払出装置90からの配
線及び前記上皿満タン検出器77、前記下皿満タン検出
器81等の配線を中継する中継端子基板85や、前記可
変表示装置18及び可変入賞球装置26を制御する制御
基板を収納する制御基板ボックス86や、パチンコ遊技
機1の電源を供給するためのターミナルボックス87が
取り付けられている。
【0032】なお、この実施形態においては、次に詳述
する景品玉払出装置90を制御する制御回路は、前記制
御基板ボックス86内に遊技制御回路と一体的に収納さ
れるようになっているが、これを別体に構成して異なる
制御基板ボックスに収納してパチンコ遊技機1の裏面に
配置しても良い。
【0033】次に、図3ないし図5を参照して前記景品
玉払出装置90の構造について説明する。景品玉払出装
置90は、図3に示すように、前記機構板53に取り付
ける取付板91と、駆動モータとしての景品玉払出モー
タ103を取り付けるモータ取付板97によって構成さ
れる。取付板91には、前記垂直樋67に連続する供給
通路92が形成され、該供給通路92の下流側に景品玉
の方向を後述する玉載置部99に向けて変化させる流路
変更部93(図5参照)が形成されている。流路変更部
93のさらに下方には、供給通路92の最先端のパチン
コ玉の下部1点を支持する玉支持部101bが形成さ
れ、該玉支持部101bの下方に、スプロケット105
が収納されるスプロケット収納部94が形成されてい
る。また、スプロケット収納部94の一側には、景品玉
の排出通路95も形成されている。排出通路95の上流
部には、スプロケット105によって押出されて払出さ
れる景品玉を検出する払出景品玉検出器96(例えば、
近接スイッチ)が設けられている。
【0034】一方、モータ取付板97の上部には、前記
供給通路92を流下してきたパチンコ玉を下方に向けて
ガイドするガイド部98が突設され、このガイド部98
の下方にパチンコ玉1個が載置される玉載置部99が構
成されている。玉載置部99は、前記ガイド部98の下
部側面に形成された玉受壁100と、該玉受壁100の
下方であって、前記玉支持部101bと対応するように
位置してパチンコ玉の他方の下部1点を支持する玉支持
部101aと、パチンコ玉の一方の下部1点を支持する
前記玉支持部101bとから構成されている。つまり、
玉載置部99は、供給通路92で待機している景品玉の
玉圧を受け止める機能と、最先端のパチンコ玉の下部を
2点で支持する機能を有するものである。なお、モータ
取付板97及び取付板91には、それぞれの玉支持部1
01a,101bから排出通路95に向けて円弧状のガ
イドリブ102a,102b(102aは図示せず)が
突設され、玉載置部99に載置されていたパチンコ玉が
排出通路95に排出されるまでの間、その流下をガイド
するようになっている。
【0035】また、モータ取付板97の後面には、パル
ス信号がある毎に所定角度回転するステッピングモータ
からなる景品玉払出モータ103が取り付けられ、その
モータ軸104は、モータ取付板97の前面に貫通して
位置し、その先端には、外周に複数の爪部106を有す
るスプロケット105が固着されている。スプロケット
105の爪部106は、パチンコ玉の外周面と係合する
ように凹状に形成されており、その爪部106が前記玉
支持部101a,101bの間に挿入された位置配置と
なっている。このとき、図5に示されるように、爪部1
06の凹状の低部が玉支持部101a,101bより低
い位置となっているので、玉載置部99に載置されてい
るパチンコ玉は、玉支持部101a,101bで支持さ
れた状態となり、スプロケット105には、玉圧が掛か
らないようになっている。
【0036】以上、説明した可変表示装置18、可変入
賞球装置26、及び景品玉払出装置90は、図6に示す
制御回路によって制御される。図6は、ブロック構成に
よって示される回路図であって、制御中枢としてのマイ
クロコンピュータ110を含む。マイクロコンピュータ
110は以下に述べるようなパチンコ遊技機1の全体の
動作を制御する機能を有する。このために、マイクロコ
ンピュータ110は、たとえば、数チップのLSIで構
成されており、その中には制御動作を所定の手順で実行
することのできるMPU111と、MPU111の動作
プログラムデータを格納するROM112と、必要なデ
ータの書込みおよび読出しができるRAM113とを含
む。更に、マイクロコンピュータ110は、入力信号を
受けてMPU111に入力データを与える入力回路11
4と、MPU111からの出力データを受けて外部に出
力する出力回路115と、MPU111から音データを
受けるサウンドジェネレータ116と、電源投入時にM
PU111にリセットパルスを与えるパワーオンリセッ
ト回路117と、MPU111にクロック信号を与える
クロック発生回路118と、クロック発生回路118か
らのクロック信号を分周してリセットパルスを定期的に
MPU111に与えるパルス分周回路(定期リセット回
路)119と、MPU111からのアドレスデータをデ
コードするアドレスデコード回路120を含む。
【0037】MPU111はパルス分周回路119から
定期的に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルー
チンの動作を実行することが可能となる。またアドレス
デコード回路120はMPU111からのアドレスデー
タをデコードし、ROM112、RAM113、入力回
路114、出力回路115、サウンドジェネレータ11
6にそれぞれチップセレクト信号を与える。なお、この
実施形態では、ROM112は、その内容の書き換え、
すなわち必要が生じた場合には、その中に格納されたM
PU111のためのプログラムデータを変更することが
できるようにプログラマブルROMが用いられる。そし
てMPU111はROM112内に格納されたプログラ
ムデータに従って、かつ以下に述べる各制御信号の入力
に応答して、可変表示装置18、可変入賞球装置26、
景品玉払出装置90等に対して制御信号を与える。
【0038】マイクロコンピュータ110には、入力信
号として、次のような信号が与えられる。まず、始動入
賞口33、34a,34bのそれぞれに対応して設けら
れた始動入賞玉検出器48、49a,49bの検出信号
は検出回路121に与えられ、マイクロコンピュータ1
10に始動入賞玉検出信号が与えられる。特定入賞玉検
出器46で検出された検出信号は検出回路122に与え
られ、繰返し判定信号としてマイクロコンピュータ11
0に与えられる。入賞個数検出器47で検出された検出
信号は検出回路123に与えられ、入賞玉数計数信号と
してマイクロコンピュータ110に与えられる。可変表
示装置18内に設けられるドラム位置検出器22a〜2
2cの検出信号は検出回路124に与えられ、マイクロ
コンピュータ110に各ドラムの絶対位置を判定するた
めのステップカウンタをリセットするための信号として
与えられる。上皿満タン検出器77及び下皿満タン検出
器81の信号は、検出回路125に与えられ、景品玉払
出モータ103の停止信号としてマイクロコンピュータ
110に与えられる。入賞玉検出器59(以下、入賞玉
検出器Aという)及び入賞玉検出器60(以下、入賞玉
検出器Bという)の検出信号は、検出回路126に与え
られ、得点信号としてマイクロコンピュータ110に与
えられる。払出景品玉検出器96の信号は、検出回路1
27に与えられ、遊技者に払出された景品玉数信号とし
てマイクロコンピュータ110に与えられる。玉切れ検
出器69の信号は、検出回路128に与えられ、景品玉
払出モータ103の停止信号としてマイクロコンピュー
タ110に与えられる。払出停止操作検出器9aの検出
信号は、検出回路129に与えられ、景品玉払出モータ
103の停止信号又は駆動開始信号としてマイクロコン
ピュータ110に与えられる。
【0039】また、マイクロコンピュータ110は以下
の回路又は装置に制御信号を与える。まず、モータ駆動
回路130を介して景品玉払出モータ103に駆動信号
を与える。セグメントLED駆動回路131を介して払
出未処理玉数表示器42に表示駆動信号を与える。ラン
プ駆動回路132を介して払出表示ランプ41又は玉切
れ表示ランプ40に点灯信号を与える。LED駆動回路
133を介して払出停止表示器A又は払出停止表示器B
に点灯信号を与える。モータ駆動回路134を介して可
変表示装置18の可変表示部材19a〜19cを回転さ
せるドラム駆動モータ21a〜21c(ステッピングモ
ータ)に駆動信号を与える。ランプ駆動回路135を介
して遊技効果ランプ37a,37b及び枠ランプ39
a,39bに点灯、あるいは点滅信号を与える。LED
駆動回路136を介して始動入賞記憶表示器23又はラ
イン表示器20に点灯信号を与える。セグメントLED
駆動回路137を介して入賞個数表示器31又は開成回
数表示器24に表示駆動信号を与える。ソレノイド駆動
回路138を介して可変入賞球装置26の開閉板28の
ソレノイド45に駆動信号を与える。更に、アンプ13
9を介してスピーカー8から効果音を報知させる。な
お、上記構成の各回路には、電源回路140から所定の
直流電圧が供給される。
【0040】次に、図7ないし図16を参照して、上記
制御回路の具体的な動作について説明する。まず、図7
には、実施形態の動作の全体を示すメインルーチンが表
わされている。まず、電源が投入されると、マイクロコ
ンピュータ110は、RAM113内にエラーが生じて
いるか否かを判別し(ステップS1)、RAMエラーが
あると判別した場合には、初期データをセットする(ス
テップS2)。なお、ステップS1の処理は、常に行わ
れているので、マイクロコンピュータのプログラム暴走
時にもエラー判定がなされ、ステップS2の初期データ
がセットされる。更に、ステップS1においてエラー判
定されなかった場合や、ステップS2で初期データがセ
ットされた場合には、遊技を制御するためのゲーム制御
処理が行われ(ステップS3)、次いで、この実施形態
の要部であるゲーム制御処理によって発生した得点に基
づく景品玉払出制御処理が行われる(ステップS4)。
上記ゲーム制御処理及び景品玉払出制御処理で処理され
たデータを出力した(ステップS5)後、パルス分周回
路119からの定期リセット信号待ちをし、リセット信
号があった場合には、再度、上記したステップS1から
の処理を繰り返す。したがって、メインルーチンは、パ
ルス分周回路119から発生するリセット信号がある毎
に1回行われる。そして、一般的にパルス分周回路11
9からは、4msec毎に1回のリセット信号が発生さ
れるので、メインルーチンは、4msecに1回行われ
ることになる。
【0041】前記ステップS4の景品玉払出制御処理の
内容は、図8に示される通りである。すなわち、まず、
音・ランプコントロール処理が行われる(ステップS
6)。このステップS6の具体的な処理は、図9に示さ
れている。音・ランプコントロール処理の次には、景品
玉払出停止表示器コントロール処理(詳細は図10)が
行われ(ステップS7)、次いで払出未処理玉数表示器
コントロール処理(詳細は図11)が行われる(ステッ
プS8)。以下、景品玉払出モータコントロール処理
(ステップS9;詳細は図12)、払出景品玉検出器チ
ェック処理(ステップS10;詳細は図13)、入賞玉
検出器Aチェック処理(ステップS11;詳細は図1
4)、入賞玉検出器Bチェック処理(ステップS12;
詳細は図15)、及び払出停止操作検出器チェック処理
(ステップS13;詳細は図16)が順次行われる。
【0042】ここで上記した各サブルーチンについて詳
細に説明する。まず、前記ステップS6の音・ランプコ
ントロール処理について図9を参照して説明すると、後
述する複数あるアラームフラグのいずれかがセットされ
ているか否かが判別され(ステップS14)、セットさ
れていないと判別された場合には、払出モータ103が
ONになっているか否かが判別される(ステップS1
5)。ONしてない場合には、玉切れ検出器69がON
になっているか否かが判別され(ステップS16)、こ
れもONしていないと判別されたときには、下皿満タン
検出器81がONしているか否かが判別される(ステッ
プS17)。そして、下皿満タン検出器81もONして
いない場合には、音・ランプをOFFとした後(ステッ
プS18)、音・ランプコントロール処理を終了してサ
ブルーチンに戻る。
【0043】一方、前記ステップS14において、いず
れかのアラームフラグがセットされていると判別された
場合には、異常時の音・ランプデータをセットして(ス
テップS19)サブルーチンに戻る。また、前記ステッ
プS15において払出モータ103がONしていると判
別された場合には、所定の景品玉が払出されている旨の
景品玉払出時の音・ランプデータをセットして(ステッ
プS20)サブルーチンに戻る。また、前記ステップS
16において玉切れ検出器69がONしていると判別さ
れた場合には、玉切れ時の音・ランプデータをセットし
て(ステップS21)サブルーチンに戻る。更に、前記
ステップS17において下皿満タン検出器81がONし
ていると判別された場合には、下皿満タン時の音・ラン
プデータをセットして(ステップS22)サブルーチン
に戻る。
【0044】次に前記ステップS7の景品玉払出停止表
示器コントロール処理について図10を参照して説明す
る。まず、後述する図16に示す処理により払出停止フ
ラグAがセットされているか否かが判別され(ステップ
S23)、セットされていないと判別されたときには、
払出停止フラグBがセットされているか否かが判別され
る(ステップS24)。しかして、払出停止フラグBも
セットされていないと判別された場合には、払出停止表
示器A・Bを共にOFFした後(ステップS25)、景
品玉払出停止表示器コントロール処理を終了してサブル
ーチンに戻る。一方、前記ステップS23において払出
停止フラグAがセットされていると判別された場合に
は、払出停止操作ボタン9が1回操作されたことを意味
するので払出停止表示器AをONした後(ステップS2
6)、景品玉払出停止表示器コントロール処理を終了し
てサブルーチンに戻る。また、前記ステップS24にお
いて払出停止フラグBがセットされていると判別された
場合には、払出停止操作ボタン9が2回操作されたこと
を意味するので払出停止表示器BをONした後(ステッ
プS27)、景品玉払出停止表示器コントロール処理を
終了してサブルーチンに戻る。
【0045】次に前記ステップS8の払出未処理玉数表
示器コントロール処理について図11を参照して説明す
る。ここで、払出未処理玉数表示器42は、通常景品玉
払出装置90の駆動が停止されていたときに発生した入
賞玉(得点)に基づく景品玉数を表示するものである
が、この実施形態においては、景品玉払出動作に関連す
る検出器類にトラブルが生じたことを表示する機能を有
するように設定されている。すなわち、まず、アラーム
フラグAがセットされているか否かが判別される(ステ
ップS28)。
【0046】ここでアラームフラグAは、入賞玉検出器
Aの断線・ショート・玉詰まりを判定するもので、後述
する図14においてセットされるものである。以下、ア
ラームフラグB(入賞玉検出器Bの断線・ショート・玉
詰まりを判定するもので、後述する図15においてセッ
トされる)がセットされているか否か(ステップS2
9)、アラームフラグC(払出景品玉検出器96の断線
・ショート・玉詰まりを判定するもので、後述する図1
3においてセットされる)がセットされているか否か
(ステップS30)、アラームフラグD(玉欠乏感知レ
バー68から景品玉払出装置90の玉載置部99までの
間の玉詰まり又は景品玉払出モータ103の故障を判定
するもので、後述する図13においてセットされる)が
セットされているか否か(ステップS31)、アラーム
フラグE(景品玉が不正に払出されていないか否かを判
定するもので、後述する図13においてセットされる)
がセットされているか否か(ステップS32)、をそれ
ぞれ順次判別する。
【0047】しかして、いずれのアラームフラグもセッ
トされていない場合には、払出未処理玉カウンタA・B
の合計値を表示した後(ステップS33)、払出未処理
玉数表示器コントロール処理を終了してサブルーチンに
戻る。一方、前記ステップS28においてアラームフラ
グAがセットされていると判別された場合には、払出未
処理玉数表示器42に「E−01」を表示する(ステッ
プS34)。同様に前記各ステップにおいて、アラーム
フラグBがセットされていると判別されたときには、
「E−02」が表示され(ステップS35)、アラーム
フラグCがセットされていると判別されたときには、
「E−03」が表示され(ステップS36)、アラーム
フラグDがセットされていると判別されたときには、
「E−04」が表示され(ステップS37)、アラーム
フラグEがセットされていると判別されたときには、
「E−05」が表示され(ステップS38)、その後、
払出未処理玉数表示器コントロール処理を終了してサブ
ルーチンに戻る。
【0048】次に前記ステップS9の景品玉払出モータ
コントロール処理について図12を参照して説明する。
まず、インターバルタイマが終了しているか否かが判別
される(ステップS39)。ここで、インターバルタイ
マは、13個又は7個の景品玉の払出が終了したら次の
払出の開始までに所定時間の間隔を置くために取られる
もので、この実施形態の場合には、1秒が設定されてい
る。そして、このインターバルタイマの設定値は、10
00msec/4msec=250という値がセットさ
れ、景品玉払出モータコントロール処理が実行される毎
に「1」づつ減算される。
【0049】しかして、インターバルタイマが終了して
いると判別された場合には、入賞玉検出器AのONによ
り発生する景品玉数を記憶する払出未処理玉カウンタA
の値が「0」か否かが判別され(ステップS40)、
「0」の場合には、入賞玉検出器BのONにより発生す
る景品玉数を記憶する払出未処理玉カウンタBの値が
「0」か否かが判別される(ステップS41)。そし
て、共に「0」の場合には、後述するステップS52に
進んで景品玉払出モータ103をOFFとした後景品玉
払出モータコントロール処理を終了してサブルーチンに
戻る。一方、いずれかの値が「0」でない場合には、後
述するステップS47に進む。
【0050】前記ステップS39において、インターバ
ルタイマが終了していないと判別された場合には、イン
ターバルタイマの設定値から「1」を減算してインター
バルタイマが終了するか否かが判別され(ステップS4
2)、「1」を減算しても終了しない場合には、その状
態になるまで待機する。また、「1」を減算して終了す
る場合には、払出未処理玉カウンタAの値が「0」か否
かが判別され(ステップS43)、「0」の場合には、
払出未処理玉カウンタBの値が「0」か否かが判別され
る(ステップS44)。共に「0」の場合には、払出す
べき記憶された景品玉がないため、後述するステップS
52に進む。また、払出未処理玉カウンタBの値が
「0」でない場合には、7個出しの動作が行われるよう
にカウンタB減算フラグがセットされる(ステップS4
5)。このようにカウンタB減算フラグをセットするの
は、後述する図13に示す払出景品玉検出器チェック処
理において払出景品玉検出器96の検出信号に基づく減
算信号を2つあるカウンタのうちどちらのカウンタから
減算するかを決定するために必要であるからである。
【0051】前記ステップS43において払出未処理玉
カウンタAの値が「0」でないと判別された場合、又は
前記ステップS45の処理が終了した場合には、払出す
べき景品玉が記憶されているとして玉詰まりチェックタ
イマがセットされる(ステップS46)。この玉詰まり
チェックタイマは、前記アラームフラグDをセットする
か否かを判定するためにセットされるもので、景品玉払
出モータ103の回転開始から又は払出景品玉検出器9
6の最初の検出から所定時間内に次の景品玉が払出景品
玉検出器96によって検出されないときに異常と判定さ
れる。しかして、この実施形態の場合「1」秒が設定さ
れているため、その設定値は、前記インターバルタイマ
と同じ「250」である。なお、前記ステップS44に
おいて払出未処理玉カウンタBの値が「0」であると判
別された場合には、後述するステップS52に進む。
【0052】前記ステップS46の処理が終了した場
合、又は前記ステップS40、ステップS41において
「NO」と判別された場合には、玉切れ検出器69がO
Nしているか否かが判別され(ステップS47)、ON
していれば払出モータ103を停止すべくステップS5
2に進み、ONしていなければ下皿満タン検出器81が
ONしているか否かを判別する(ステップS48)。そ
して、この場合にも、ONしていれば払出モータ103
を停止すべくステップS52に進み、ONしていなけれ
ば払出停止フラグAがセットされているか否かが判別さ
れ(ステップS49)、セットされていれば遊技者の意
志により景品玉の払出動作を停止させていることを意味
するので、やはりステップS52に進み払出モータ10
3を停止させる。一方、払出停止フラグAがセットされ
ていない場合には、払出停止フラグBがセットされてい
るか否かが判別され(ステップS50)、セットされて
いれば上皿満タン検出器77がONしているか否かが判
別される(ステップS51)。ここで、上皿満タン検出
器77がONしていると判別された場合には、打球供給
皿6に景品玉が貯留されていることを示すので、それ以
上の景品玉の払出動作を停止すべくステップS52に進
み払出モータ103の動作が停止される。
【0053】前記ステップS50において払出停止フラ
グBがセットされていないと判別された場合、又は前記
ステップS51において上皿満タン検出器77がONし
ていないと判別された場合には、払出モータ103をO
Nして景品玉の払出動作が行われる(ステップS5
3)。
【0054】以上のように、この景品玉払出モータコン
トロール処理は、払出未処理玉が記憶されていない場
合、払出停止フラグAがセットされている場合、及び払
出停止フラグBがセットされた状態で上皿満タン検出器
77がONしている場合には、払出モータ103の駆動
が停止され(ステップS52)、それ以外の場合には、
払出未処理玉カウンタに記憶がある限り払出モータ10
3が駆動される(ステップS53)。そして、ステップ
S52又はステップS53の処理が終了することにより
景品玉払出モータコントロール処理を終了してサブルー
チンに戻る。
【0055】次に前記ステップS10の払出景品玉検出
器チェック処理について図13を参照して説明する。こ
の払出景品玉検出器チェック処理は、払出景品玉検出器
96の動作を制御するもので、まず払出景品玉検出器9
6がONしているか否かが判別される(ステップS5
4)。ONしていない場合には、チェックカウンタCを
クリアする(ステップS55)とともにアラームフラグ
Cをクリアする(ステップS56)。ここでチェックカ
ウンタCは、その設定値が「250」に設定されるもの
で、払出景品玉検出器チェック処理が1回行われる毎に
「1」づつ加算され、その値が最大の「250」になっ
たとき前記アラームフラグCをセットするためのもので
ある。しかして、チェックカウンタCが最大の「25
0」になるのは、払出景品玉検出器96がOFFになら
ない状態、すなわち「250」カウント(1秒)する間
連続的にONしたままの状態であり、このような状態は
払出景品玉検出器96に何等かの異常(断線・ショート
・玉詰まり等)が生じたものと判定される。しかして、
払出景品玉検出器96がONでないと判別されたときに
は、払出景品玉検出器96に異常が生じていないと判定
して前記ステップS55でチェックカウンタCをクリア
している。
【0056】前記ステップS56でアラームフラグCが
クリアされた後には、払出モータ103がONしている
か否かが判別され(ステップS57)、ONしていれば
玉詰まりチェックタイマが終了したか否かが判別される
(ステップS58)。すなわち、この場合、払出モータ
103がON中であるにも拘らず、玉詰まりチェックタ
イマ(1秒)が経過するまで払出景品玉検出器96がO
FF状態となっていることは、玉欠乏感知レバー68の
下流側から景品玉払出装置90の玉載置部99の間で玉
が流れない何等かのトラブルが生じた可能性がある。こ
のため玉詰まりチェックタイマが終了したと判定された
ときには、アラームフラグDがセットされる(ステップ
S59)。そして、その後払出景品玉検出器チェック処
理を終了してサブルーチンに戻る。
【0057】一方、前記ステップS57において払出モ
ータ103がON中でないと判別された場合、前記ステ
ップS58において玉詰まりチェックタイマが終了して
いないと判別された場合にも、払出景品玉検出器チェッ
ク処理を終了してサブルーチンに戻る。
【0058】前記ステップS54において払出景品玉検
出器96がONしていると判別された場合には、次にチ
ェックカウンタCの値が最大(250)か否かが判別さ
れ(ステップS60)、最大と判別された場合には、前
記したように払出景品玉検出器96に何等かの故障が生
じたと判定されてアラームフラグCをセットし(ステッ
プS75)、払出モータ103をOFFとして(ステッ
プS76)、払出景品玉検出器チェック処理を終了しサ
ブルーチンに戻る。
【0059】また、チェックカウンタCの値が最大でな
いと判別された場合には、チェックカウンタCに「1」
を加算し(ステップS61)、その後、チェックカウン
タCの値が「2」か否かが判別される(ステップS6
2)。「2」でないと判別されたときには、払出景品玉
検出器チェック処理を終了してサブルーチンに戻る。一
方、「2」であると判別されたときには、まず、玉詰ま
りチェックタイマをセットし(ステップS63)、アラ
ームフラグDをクリアし(ステップS64)、その後、
払出未処理玉カウンタAの値が「0」であるか否かが判
別される(ステップS65)。払出未処理玉カウンタA
の値が「0」の場合には、払出未処理玉カウンタBの値
が「0」か否かが判別され(ステップS66)、「0」
である場合には、アラームフラグEをセットする(ステ
ップS67)。これは、払出未処理玉カウンタA、B共
に「0」であるにも拘らず、払出景品玉検出器96がO
Nすることは、何等かの不正により景品玉を払出してい
ることを意味し、これがためアラームフラグEをセット
して報知するようにしている。なお、アラームフラグE
をリセットするためには、図示しないリセットスイッチ
を押圧しない限り解除しないようになっている。
【0060】前記ステップS65において、払出未処理
玉カウンタAの値が「0」でないと判別された場合に
は、その払出景品玉検出器96による景品玉の検出動作
が2つあるカウンタのうちいずれのカウンタに基づいて
払出されているかを判定するためにカウンタB減算フラ
グがセットされているか否かが判別され(ステップS6
8)、セットされていると判別された場合には、その払
出が払出未処理玉カウンタBに基づいて行われていると
判定されて後述するステップS71に進む。一方、セッ
トされていないと判別された場合には、その払出が払出
未処理玉カウンタAに基づいて行われていると判定され
て払出未処理玉カウンタAの値から「1」が減算され
(ステップS69)、その減算された後の払出未処理玉
カウンタAの値が「13」の倍数になっているか否かが
判別される(ステップS70)。「13」の倍数になっ
ていない場合には、払出景品玉検出器チェック処理を終
了してサブルーチンに戻る。
【0061】一方、前記ステップS66において払出未
処理玉カウンタBの値が「0」でないと判別された場
合、又は前記ステップS68においてカウンタB減算フ
ラグがセットされていると判別された場合には、払出未
処理玉カウンタBの値から「1」が減算され(ステップ
S71)、その減算された後の払出未処理玉カウンタB
の値が「7」の倍数になっているか否かが判別される
(ステップS72)。「7」の倍数になっていない場合
には、払出景品玉検出器チェック処理を終了してサブル
ーチンに戻る。また、「7」の倍数になっている場合に
は、カウンタB減算フラグをクリアする(ステップS7
3)。
【0062】前記ステップS70又はステップS72で
それぞれの倍数であると判別された場合には、インター
バルタイマがセットされ(ステップS74)、その後、
払出景品玉検出器チェック処理を終了してサブルーチン
に戻る。このステップS74の処理は、13個又は7個
の払出が終了したら次の払出の開始までに所定時間の間
隔を置くために行われるものである。
【0063】なお、前記した景品玉払出モータコントロ
ール処理及び上記した払出景品玉検出器チェック処理の
動作説明から明らかなように、この実施形態において
は、2つのカウンタA・Bが共に「0」でない場合に
は、カウンタAからの減算が優先的に行われるようにな
っているが、カウンタAが「0」であり、カウンタBが
「0」でない場合には、カウンタBの値に基づく払出が
行われる。このカウンタBに基づく払出動作中に入賞玉
検出器Aが入賞玉を検出し、カウンタAの値が「0」で
なくなった場合にも、カウンタBから7個分の減算が終
了するまでは、引き続きカウンタBから減算させるため
に前記カウンタB減算フラグをセットする必要がある。
【0064】次に前記ステップS11及びステップS1
2の入賞玉検出器Aチェック処理及び入賞玉検出器Bチ
ェック処理について図14及び図15を参照して説明す
る。この場合、入賞玉検出器Aと入賞玉検出器Bのチェ
ック処理は、全く同じであるので、一方の図14だけに
ついて説明し、図15の説明を省略する。まず、入賞玉
検出器AがONしたか否かが判別され(ステップS7
7)、ONしていない場合には、チェックカウンタAを
クリアし(ステップS78)、アラームフラグAをクリ
アした(ステップS79)後、入賞玉検出器Aチェック
処理を終了してサブルーチンに戻る。ここでチェックカ
ウンタAは、その最大値が「250」に設定されるもの
で、入賞玉検出器Aチェック処理が1回行われる毎に
「1」づつ加算され、その値が最大の「250」になっ
たとき前記アラームフラグAをセットするためのもので
ある。しかして、チェックカウンタAが最大の「25
0」になるのは、入賞玉検出器AがOFFにならない状
態、すなわち「250」カウント(1秒)する間連続的
にONしたままの状態であり、このような状態は入賞玉
検出器Aに何等かの異常(断線・ショート・玉詰まり
等)が生じたものと判定される。しかして、入賞玉検出
器AがONでないと判別されたときには、入賞玉検出器
Aに異常が生じていないと判定して前記ステップS78
でチェックカウンタAをクリアしている。
【0065】ところで、前記ステップS77で入賞玉検
出器AがONしたと判別された場合には、チェックカウ
ンタAの値が最大(250)になったか否かが判別され
(ステップS80)、最大と判別された場合には、前記
したように入賞玉検出器Aに何等かの故障が生じたと判
定されてアラームフラグAをセットして(ステップS8
6)、入賞玉検出器Aチェック処理を終了しサブルーチ
ンに戻る。
【0066】また、チェックカウンタAの値が最大でな
いと判別された場合には、チェックカウンタAに「1」
を加算し(ステップS81)、その後、チェックカウン
タAの値が「2」か否かが判別される(ステップS8
2)。「2」でないと判別されたときには、入賞玉検出
器Aチェック処理を終了してサブルーチンに戻る。一
方、「2」であると判別されたときには、払出未処理玉
カウンタA・Bが共に「0」であるか否かが判別され、
共に「0」であると判別された場合には、玉詰まりチェ
ックタイマがセットされる(ステップS84)。これ
は、結果的に景品玉払出モータ103の起動時にセット
されることになり、その目的は前記ステップS46と同
様である。
【0067】前記ステップS84において玉詰まりチェ
ックタイマがセットされた場合、又は前記ステップS8
3において払出未処理玉カウンタA・Bのうち少なくと
も一方が「0」でないと判別された場合には、払出未処
理玉カウンタAの値に「13」が加算されて(ステップ
S85)、入賞玉検出器Aチェック処理を終了し、サブ
ルーチンに戻る。
【0068】なお、図15においては、上記した図14
のステップS77〜ステップS86が図15のステップ
S87〜ステップS96にそれぞれ対応するもので、入
賞玉処理器Bに関するアラームフラグBや記憶個数を適
宜入れ替えることにより容易に理解することができる。
【0069】次に前記ステップS13の景品玉払出停止
操作検出器チェック処理について図16を参照して説明
する。まず、遊技者が払出停止操作ボタン9を操作した
か否か、すなわち払出停止操作検出器9aがONしてい
るか否かが判別される(ステップS97)。ONしてい
ない場合には、操作チェックカウンタをクリアして(ス
テップS98)、景品玉払出停止操作検出器チェック処
理を終了し、サブルーチンに戻る。ここで、操作チェッ
クカウンタは、4msec毎に「1」づつ加算されるも
のである。一方、払出停止操作検出器9aがONしたと
判別された場合には、操作チェックカウンタに「1」づ
つ加算し(ステップS99)、その値が「2」になった
と判定されたとき(ステップS100)に、払出停止フ
ラグAがセットされているか否かが判別され(ステップ
S101)、セットされていない場合には、払出停止フ
ラグBがセットされているか否かが判別される(ステッ
プS102)。そして、払出停止フラグA・Bが共にセ
ットされていないと判別された場合には、1回目の押圧
動作であるとして払出停止フラグAをセットして(ステ
ップS103)、景品玉払出停止操作検出器チェック処
理を終了し、サブルーチンに戻る。一方、前記ステップ
S101において払出停止フラグAがセットされている
と判別された場合には、2回目の押圧動作であるとして
払出停止フラグAをクリアし(ステップS104)、払
出停止フラグBをセットした後(ステップS105)、
後述するステップS107に進む。更に、前記ステップ
102において払出停止フラグBがセットされていると
判別された場合には、3回目の押圧動作であるとして払
出停止フラグBをクリアして元の状態に戻り(ステップ
S106)、この場合、直ちに景品玉の払出動作が行わ
れる可能性があるため玉詰まりチェックタイマをセット
した後(ステップS107)、景品玉払出停止操作検出
器チェック処理を終了し、サブルーチンに戻る。
【0070】以上、実施形態に係る景品玉払出装置90
の動作について主として説明してきたが、この実施形態
においては、景品玉払出装置90の動作を遊技者が操作
することができる払出停止操作ボタン9の操作に対応し
て停止させたり、駆動開始させたりすることができるの
で、打球供給皿6や余剰玉受皿12への景品玉の貯留量
を遊技者の所望する通りに調整でき、これがため遊技者
の望むスランプ状態を出現させることができる。また、
この実施形態の場合、余剰玉受皿12内だけで景品玉の
貯留量を調整してスランプ状態を出現させたいと遊技者
が考えた場合には、払出停止操作ボタン9を2回押圧動
作することにより、上皿満タン検出器77が能動化され
て、そのON・OFFに基づいて景品玉払出装置90の
動作を停止したり、あるいは駆動開始したりすることが
できる。
【0071】なお、上記実施形態の変形例として以下の
ようなものが考えられる。 (1)上記実施形態では、払出景品玉数の異なる2種類
の入賞口を備えたものを示したが、払出景品玉数をすべ
て同一にしてもよいし、あるいは3種類以上であっても
よい。また、遊技状態に応じて払出景品玉数を変化させ
るようにしてもよい。例えば、可変表示装置18が予め
定める表示になったこと(大当り状態)に基づいて、大
当り制御期間中の払出景品玉数を通常時に比べて多くす
るようにしてもよい。また、払出景品玉数を任意に設定
するための設定操作部を設けて、払出景品玉数を変更操
作できるようにしてもよい。 (2)上記実施形態では、所定個数の払出が終了したら
一定時間間隔を置いて次の所定個数の払出を開始するよ
うにしたが、時間間隔を置くことなく、払出未処理玉カ
ウンタが「0」になるまで連続的に払出すようにしても
よい。この場合には、払出景品玉数が複数種類になって
いるものであっても、払出未処理玉カウンタを共通の1
個のカウンタで構成しても良い。 (3)景品玉払出制御に関し異常が生じた場合に、ゲー
ム制御を中断し、そのときの遊技状態を記憶するように
してもよい。 (4)ゲーム制御に用いる入賞玉検出器を景品玉払出制
御に兼用するようにしてもよい。例えば、上記実施形態
において始動入賞玉検出器48を景品玉払出制御にも用
いるようにすれば、第2の入賞玉検出器60は不要にな
る。また、入賞個数検出器47を景品玉払出制御にも用
いるようにすれば、入賞個数検出器42に関する不正
(引き抜き、ずらし等)をより有効に防止することがで
きる。 (5)入賞玉検出器59、60に異常が生じた場合に
は、入賞玉集合樋57、58で集合される入賞玉を貯留
できるようにしてもよい。また、払出景品玉検出器96
に異常が生じた場合には、景品玉排出通路を切り換えて
景品玉が遊技者に払出されないようにしてもよい。 (6)上記実施形態では、払出未処理玉数、すなわち、
払出の終了していない景品玉数を記憶表示させるように
したが、景品玉数の代わりに入賞玉数を累積加算してそ
の値を記憶表示させるようにしてもよい。 (7)景品玉払出装置の構成は、実施形態に限定されな
い。また、1個づつ払出す構成に代えて一定個数(13
個又は7個等)をまとめて払出す構成にしてもよい。こ
の場合、電気的駆動源によって、または機械的な動作に
よってまとめて払出すようにしてもよい。後者の機械的
に払出す場合には、記憶された入賞玉数を入賞玉集合樋
57、58上に順次払出す装置を特別に設け、その払出
された入賞玉によって景品玉払出装置を機械的に動作さ
せれば良い。 (8)上皿満タン検出器77も設けなくてもよい。ま
た、下皿満タン検出器81を下部満タン感知板78の動
作によって作動させるように構成しても良い。 (9)上記実施形態では、1個の払出停止操作ボタン9
を払出停止操作用と停止解除操作用とに兼用するように
したが、別々の操作ボタンを設けてもよい。また、スラ
イド式操作スイッチで構成しても良い。また、停止解除
操作による払出の機能として、払出未処理玉を全部払出
す機能と払出未処理玉のうち一部を払出す機能の2つの
機能を設定し、遊技者が選択できるようにしてもよい。 (10)遊技盤上に設けられた複数の入賞口への入賞の
組合せに基づいて得点が発生する、いわゆるアレンジボ
ール式パチンコ遊技機であってもよい。この場合、組合
せの成立に応じて付与される得点を累積加算して記憶し
表示させるようにすれば良い。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、この発明に係る弾球遊技機は、入賞玉検出手段に関
する異常を判定する第1の異常判定手段と、景品玉払出
手段に関する異常を判定する第2の異常判定手段とによ
り異常が判定された場合に、異常原因がいずれの異常判
定手段によるものか区別可能な態様で報知がなされるの
で、異常原因に対する処置を迅速に行うことができる。
また、異常の判定がなされたときに、その異常の発生を
報知するようにしたので、その異常の発生を迅速に知る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機の一例としてのパチ
ンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面概略図である。
【図3】景品玉払出装置の動作を示す正面から見た断面
図である。
【図4】同じく景品玉払出装置の動作を示す正面から見
た断面図である。
【図5】景品玉払出装置の縦断面図である。
【図6】景品玉払出装置を含むパチンコ遊技機全体の制
御を行う制御回路のブロック図である。
【図7】図6に示す制御回路によって実行される具体的
な動作のメインルーチンフロー図である。
【図8】図7のメイルーチン中の景品玉払出装置の動作
のサブルーチンフロー図である。
【図9】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係る
音・ランプの動作を示すサブルーチンフロー図である。
【図10】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係
る景品玉払出停止表示器の動作を示すサブルーチンフロ
ー図である。
【図11】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係
る払出未処理玉数表示器の動作を示すサブルーチンフロ
ー図である。
【図12】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係
る景品玉払出モータの動作を示すサブルーチンフロー図
である。
【図13】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係
る払出景品玉検出器チェックの動作を示すサブルーチン
フロー図である。
【図14】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係
る入賞玉検出器Aチェックの動作を示すサブルーチンフ
ロー図である。
【図15】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係
る入賞玉検出器Bチェックの動作を示すサブルーチンフ
ロー図である。
【図16】図8のサブルーチン中の景品玉払出装置に係
る景品玉払出停止操作検出器チェックの動作を示すサブ
ルーチンフロー図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 9 払出停止操作ボタン(払出操作手段) 9a 払出停止操作検出器 90 景品玉払出装置 103 景品玉払出モータ 110 マイクロコンピュータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技において発生した入賞玉を検出
    する入賞玉検出手段と、 該入賞玉検出手段の検出出力に基づいて所定個数の景品
    玉を払い出す景品玉払出手段と、 前記入賞玉検出手段に関する異常を判定する第1の異常
    判定手段と、 前記景品玉払出手段に関する異常を判定する第2の異常
    判定手段と、 前記第1の異常判定手段及び第2の異常判定手段のいず
    れかにより異常である旨が判定された場合に、その異常
    原因の種類をコード表示で報知する異常原因報知手段
    と、 を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記弾球遊技機は、その前面側に設けら
    れる下皿が景品玉で満杯となった状態を前記第1の異常
    判定手段及び第2の異常判定手段のいずれかにより異常
    である旨が判定されたときの前記コード表示と異なる態
    様で報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、前記第1の異常判定手
    段及び第2の異常判定手段のいずれかにより異常である
    旨が判定された場合に、前記下皿が景品玉で満杯となっ
    た状態時と異なる態様でその旨を報知することを特徴と
    する請求項2記載の弾球遊技機。
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