JP2001218939A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001218939A
JP2001218939A JP2000033528A JP2000033528A JP2001218939A JP 2001218939 A JP2001218939 A JP 2001218939A JP 2000033528 A JP2000033528 A JP 2000033528A JP 2000033528 A JP2000033528 A JP 2000033528A JP 2001218939 A JP2001218939 A JP 2001218939A
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隆寛 内ヶ島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 賞球タンクの容量をフルに活用する。 【解決手段】 賞球タンク95に蓋96を備えたので、
垂れ流し方式の補給でも球が溢れ出すことはなく、賞球
タンク95の容量をフル活用できる。これにより、補給
遅れは発生せず、補給遅れに起因するさまざまな不都合
も回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】遊技領域での遊技球の挙動により入賞等
の払出条件が成立したことに起因して賞球としての遊技
球を払い出す弾球遊技機は、賞球用の遊技球を貯留する
賞球タンクを備えており、賞球タンクには遊技店の補給
装置からの遊技球が供給される。
【0003】現状では、補給装置から賞球タンクへの補
給は間欠方式または垂れ流し方式のどちらかで行われて
いる。間欠方式は、賞球タンク或いは賞球タンクの下側
に配されているタンクレールの上流端部に遊技球が無く
なったことが検出されると遊技球を補給する方式であ
る。
【0004】この方式では、図9に例示するように、賞
球タンク200の縁に取り付けられて垂直方向の球荷重
を受ける足踏式の補給スイッチ202、同じく賞球タン
ク200の縁に取り付けられるが横方向の球荷重を受け
る補給スイッチ204或いはタンクレール205の底の
一部を昇降板206として、昇降板206が受ける荷重
の変化をリンク207を介して受ける補給スイッチ20
8のいずれかにより遊技球の不足を検出していた。
【0005】賞球タンク200が空或いは空に近くなっ
て遊技球による荷重が解除されると補給スイッチがオン
され、これに応じて補給装置が作動して補給が開始さ
れ、設定個数(例えば400個)の遊技球が賞球タンク
に供給される。補給スイッチは遊技球の重みで自動的に
オフにされる。
【0006】垂れ流し方式は、補給用の蛇腹ホースから
賞球タンクへと常時遊技球を流出可能にしておき、賞球
タンクの遊技球が減少するとこれに応じて補給される構
造で、補給スイッチの状態とは無関係に補給される。な
お、賞球タンク200には、遊技球が溢れ出るのを防止
するために溢れ止め209が取り付けられるのが普通で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】普通、賞球タンクに遊
技球を一杯に入れると、タンクレールや中継樋を含む払
出装置の上流側(賞球タンクから払出装置まで)に約1
000個の遊技球を貯留できる。
【0008】ところが、間欠方式の場合、1回に補給す
る球数を例えば400個に制限しているので、賞球タン
クを満杯にはできなかった。また、賞球タンクが空にな
ってから遊技球を補給するので「パラパラ」と音がして
遊技客に嫌がられることがあり、その際に高圧の静電気
が発生し、これが遊技者を電撃したり制御系に悪影響を
及ぼすことがあった。
【0009】一方、垂れ流し方式には音や静電気の発生
も少ないという利点がある。しかし、遊技球の出口が賞
球タンクの片側に偏っているので、出口から遠い側に遊
技球が過剰に蓄積されて溢れ出すことがあったので、こ
れを防止するために、図10に例示する仕切板210や
補給口211を備える流動樋212を賞球タンク200
に取り付けて出口から遠い側をデッドゾーン214とし
ていた。したがって、そのデッドゾーン214の分だけ
賞球タンク200の容量が減少するので、やはり満杯に
はできなかった。
【0010】しかも、前面枠等の開閉に伴う揺れや衝撃
によって遊技球が仕切板210や補給口211を飛び越
してデッドゾーン214に溢れ出ることがあり、それら
が錆球となる欠点もあった。また、図11(a)に示す
ように、賞球タンク内の球圧は矢印A方向に作用するの
で、この球圧が大きいとタンクレールの上流端付近の遊
技球が球圧によって押さえつけられて噛み込み状態とな
り、その下流側のみが排出され、後続の排出が行われな
くなることもある。
【0011】或いは球圧が小さくても、図11(b)に
示すB点の遊技球は角部に押し込まれているので動かな
い。その結果、賞球タンクから流出する遊技球の流れは
矢印Cに沿ったものとなる。このため、球圧が小さい場
合でも噛み込みによる排出不良が生じることがある。
【0012】さらに、集団化した遊技球は、図11
(c)に示すように6角形を形成して安定化するので、
従来の賞球タンクとタンクレールの組み合わせでは、タ
ンクレールの直立面と斜面(底面)の角度及びタンク底
斜面とタンク直立面とが複雑な構成になっているので、
タンクレールの上流端部でこのような6角形構造が形成
されることも上述の噛み込みの原因となっていた。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、遊技
領域での遊技球の挙動により入賞等の払出条件が成立し
たことに起因して賞球としての遊技球を払い出す弾球遊
技機において、前記賞球用の遊技球を貯留する賞球タン
クに蓋を設けたので、垂れ流し方式による補給を行う際
にオーバーフローすることがなく、例えば仕切板等でデ
ッドゾーンを設ける必要もなくなる。よって、賞球タン
クの容量をフルに利用でき、従来よりも多量の遊技球を
貯留できる。また、蓋により異物の混入をも防ぐことが
できる。
【0014】賞球タンクへの補給速度は毎分200個位
であり、メーカーによって差もあるが払出装置からの払
出速度は、この約3〜4倍である。したがって、従来技
術では払出装置の上流側における貯留数が少なかったの
で、大当たりの場合に補給遅れ(払出装置に遊技球を供
給できない状態)を生じていた。つまり、大当たり中の
入賞に対する払出の一部が大当たりの終了後に持ち越さ
れる。一方、弾球遊技機から管理コンピュータに出力さ
れる特賞信号は大当たりの終了とともに停止されるの
で、管理コンピュータが大当たりでの出玉率(いわゆる
特賞出玉)を正確に算出するのは困難であった。
【0015】これに対処するために、パチンコ機メーカ
においては、その大当り中のラウンド毎のインターバル
(大入賞口を閉鎖している時間)を長くして補給遅れの
回避を図ったり、管理コンピュータにおいては、大当り
終了後もある時間まで大当り中として扱う設定をしてい
る。
【0016】しかし、大当たり終了後の遊技状態も一律
ではなく、例えば大当り終了後に一旦遊技を中止して賞
品と交換する場合、大当りが終了してすぐに次の遊技を
開始する場合、また大当りが終了するといわゆる保留球
の図柄変動が開始されるので、その保留の消化を待って
から遊技を開始する場合等があるので、ラウンド毎のイ
ンターバルや管理コンピュータの処理によっても出玉率
を正確に計算できなかった。
【0017】しかしながら、請求項1の弾球遊技機は、
賞球タンクに一杯の遊技球を保有するので、補給遅れが
発生することはなく、大当り終了とほぼ同時に大当たり
中の賞球の払出しも終了させることができる。これによ
り、管理コンピュータにおいて、正確な計算結果が得ら
れる。
【0018】ところで、賞球タンクの底に設けられた出
口からタンクレール側に流出した遊技球は、タンクレー
ル上で移動方向を垂直方向から水平方向(タンクレール
には傾斜があるにしても)に変化させる。この部分での
遊技球の移動が速やかになされないと球詰まりとなる可
能性がある。特に、請求項1記載の弾球遊技機では賞球
タンクを満杯にできるので、それに応じて球圧も大きく
なり、球詰まりの可能性が高まる。
【0019】しかし、請求項1記載の弾球遊技機はタン
クレール等に補給スイッチを設ける必要がないので、補
給スイッチやその付属品が遊技球の円滑な流れを阻害す
ることはない。しかも、請求項2記載の弾球遊技機は、
遊技球を整列させるタンクレールの前記賞球タンクから
落下した遊技球を受け入れる部分の底を円弧状にしたの
で、上述の遊技球の方向変化を円滑ならしめる。よっ
て、賞球タンクからタンクレールに移動する遊技球が、
その部分で球詰まりを生じることはなくなる。
【0020】請求項3記載の弾球遊技機は、遊技領域で
の遊技球の挙動により入賞等の払出条件が成立したこと
に起因して賞球としての遊技球を払い出す弾球遊技機に
おいて、前記賞球用の遊技球を貯留する賞球タンクから
供給された遊技球を遊技者側に排出する払出装置と、前
記払出装置に流入する遊技球の途絶を検出すると球切れ
信号を出力する球切れ検出手段と、前記払出条件の成立
の有無を判別する主制御装置であって前記球切れ信号が
入力される主制御装置と、該主制御装置からの前記払出
条件が成立したこと及び前記球切れ信号が入力されたこ
とを含む情報を取得し、該取得した情報に基づいて前記
払出装置の動作を制御する払出制御装置とを備え、前記
主制御装置は、前記球切れ信号が入力されたことを示す
球切れコマンド情報を前記払出制御装置に割込送信する
ので、払出装置への遊技球の供給が途絶した際には払出
装置を停止させることができる。
【0021】請求項4記載の弾球遊技機は、請求項3記
載の弾球遊技機において、当たり外れを示す図柄を表示
する特別図柄表示装置と、音声を出力する音声出力手段
とを備え、前記主制御装置は、前記球切れコマンド情報
を前記特別図柄表示装置及び前記音声出力手段に送信
し、前記特別図柄表示装置は前記球切れコマンド情報を
取得すると前記払出装置に供給される遊技球が不足状態
にあることを表示し、前記音声出力手段は前記球切れコ
マンド情報を取得すると前記払出装置に供給される遊技
球が不足状態にある旨を音声出力するので、払出ができ
ない状態にあることを遊技者に確実に通報できる。その
通報は、通常の弾球遊技機が備えている特別図柄表示装
置と音声出力手段とによるので、新規な構成を設ける必
要がない。
【0022】請求項5記載の弾球遊技機は、請求項3記
載の弾球遊技機において、前記遊技領域へ発射された遊
技球を計数する発射計数手段と、遊技者側に排出された
遊技球を計数する排出数計数手段と、前記発射計数手段
及び前記排出数計数手段の計数結果を弾球遊技機の外部
に送信する球数送信手段とを備えたので、球数送信手段
からのデータを例えば管理コンピュータに入力して、遊
技店側に取り込んだ球数(発射された遊技球)と遊技者
側に排出された球数とを正確に計算できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により、発
明の実施の形態を説明する。
【0024】
【実施例】図1に示すように、弾球遊技機としてのパチ
ンコ機10はCR機と呼ばれる形態で、プリペイドカー
ドの読み書きを行うCRユニット12を付属させて使用
される。
【0025】ヒンジ13を介して外枠14に蝶着された
前面枠15の内周部には金枠16が取り付けられてい
る。金枠16の内側には、それぞれ図示省略するヒンジ
にてガラス枠17及び皿扉18が蝶着されている。ま
た、ガラス枠17のガラス板19にて覆われている部分
には、図3に示す構造の遊技盤20が配され、これも前
面枠15に保持されている。
【0026】皿扉18の前面には上皿22が取り付けら
れている。上皿22の球貯留部23にはパチンコ機10
の内部に通じる賞球貸球払出口24が開口している。こ
の賞球貸球払出口24から、賞球及び貸球が排出され
る。また上皿22の上面には上皿球抜きボタン26が取
り付けられ、上皿球抜きボタン26を操作すれば上皿2
2の遊技球を下皿31に排出させることができる。
【0027】上皿22の手前側の左右の傾斜部は透明
で、それぞれ発光ダイオードが内蔵されて貸球払出表示
部27と賞球払出表示部28とされている。貸球払出表
示部27は貸球の排出に同期して点灯表示され、賞球払
出表示部28は賞球の排出に同期して点灯表示される。
【0028】さらに、貸球払出表示部27の下方には、
貸出ボタン30a、精算ボタン30b及び残高表示部3
0cを有する貸出操作部30が設けられている。遊技者
がCRユニット12のカード挿入口12aにプリペイド
カードを差し込むと、その残高が残高表示部30cに表
示され、貸出ボタン30aを操作すると残高の範囲内で
遊技球が貸し出され、精算ボタン30bを操作するとプ
リペイドカードがカード挿入口12aから排出される。
【0029】上皿22の下方に配された下皿31は前面
枠15に取り付けられており、球貯留部32にはパチン
コ機10の内部に通じる球払出口33が開口している。
この球払出口33からは、上皿22が満杯状態のときに
払い出された遊技球(大抵は賞球)が排出され、また上
皿球抜きボタン26によって上皿22から排出させられ
た遊技球も球払出口33から排出される。下皿31の底
側には下皿球抜きレバー34が取り付けられており、こ
の下皿球抜きレバー34によって下皿31の底に開口す
る排出口(図示略)を開閉できる。また、下皿31の左
側には灰皿36が配されている。
【0030】下皿31の手前側部分及び右側面は透明
で、それぞれ発光ダイオードが内蔵されて満杯表示部3
5とタッチ表示部39とされている。満杯表示部35は
下皿31が満杯状態になると点灯され、タッチ表示部3
9は、遊技者が発射ハンドル37のタッチプレート38
に接触すると点灯される。
【0031】一方、前面枠15の上辺部分にはトップ表
示部40が取り付けられており、左右2つの大当たりラ
ンプ41と中央の継続表示ランプ42が備わっている。
また、右辺部分にはサイドランプ43が取り付けられて
おり、その中央部にはガラス枠17及び前面枠15を解
錠するための鍵穴44が設けられている。
【0032】図2に示すように、皿扉18の背面側に
は、上皿22から流下してきた遊技球を発射装置119
(図4参照)へ送るための球送装置45が配されてい
る。球送装置45は、球送ソレノイド46及び発射球数
検出スイッチ47を備え、球送ソレノイド46の一往復
動作毎に1個の遊技球を発射装置119へ送出し、それ
を発射球数検出スイッチ47にて検出する。発射球数検
出スイッチ47は発射計数手段に該当する。
【0033】皿扉18の内部には、皿球抜通路48が設
けられ、その出口である皿球抜出口49が背面に開口し
ている。これらは上皿球抜きボタン26が操作された際
に遊技球が通過するもので、皿球抜出口49は図示しな
い樋により下皿31の球払出口33に接続される。
【0034】貸出操作部30は、一対の係止爪50によ
り皿扉18の背面に係止されており、係止爪50を内側
(矢印で示す方向)に弾性変形させれば、貸出操作部3
0を前面側に抜き取ることができる。貸出操作部30を
取り付けるには、貸出操作部30を前面側から押し込む
だけでよい。また、この押し込み時に貸出操作部30の
コネクタが対応するコネクタに接続される。
【0035】賞球貸球払出口24の下方には配線出口5
1が開口しており、貸球払出表示部27、賞球払出表示
部28、貸出操作部30、球送装置45等につながる配
線は配線出口51から皿扉18の内部に達している。さ
らに、皿扉18の背面には皿ヒンジ52a、52b及び
皿止ラッチ53が取り付けられており、皿ヒンジ52
a、52bにより前述のように金枠16に蝶着され、皿
止ラッチ53にて金枠16にロックされる。
【0036】図3に示すように、遊技盤20には金属板
の外レール55とプラスチック成形品の内レール56が
取り付けられており、それらで囲まれる略円形の領域が
遊技領域57とされる。遊技領域57の外側となる左右
の上隅部にはそれぞれ発光ダイオードを備える上隅表示
部58a、58bが設けられ、向かって右側の上隅表示
部58bの下方には、複数の7セグメントLEDからな
る賞球数表示部59が配されている。
【0037】遊技領域57の中央部には特別図柄表示装
置60が設置されている。特別図柄表示装置60は窓枠
61と一体化されており、窓枠61と共に遊技盤20の
前面から挿入して取付られている。窓枠61の内部には
LEDからなる窓枠装飾表示62(図示は省略、図7参
照)が備えられ、上部中央には4個の保留表示ランプ6
3が取り付けられている。また、窓枠61にはワープ入
口64から流入した遊技球を誘導するワープ通路が設け
られ、ワープ通路を通過する遊技球を検出するためのワ
ープ検出センサ65が装備されている。
【0038】特別図柄表示装置60の左右上方にはラン
プ風車67が、それらの下方には風車68が設置されて
いる。特別図柄表示装置60の左右には、普通図柄通過
口69が設置され、それらの下方には普通入賞口70が
配されている。なお、普通図柄通過口69には普通始動
検出センサ91が内蔵され、普通入賞口70には普通入
賞検出センサ92が内蔵されている(図7参照)。
【0039】また、普通入賞口70の斜め上方にはコー
ナーランプ71が配されている。ランプ風車67及びコ
ーナーランプ71は、上隅表示部58a、58bと共に
遊技盤装飾表示部72を構成し、それぞれパチンコ球技
の状況に応じて点灯、消灯される。
【0040】そして、特別図柄表示装置60の下方に
は、大入賞装置73が設置されている。大入賞装置73
は、チューリップ式の可変入賞装置である普通電動役物
74、その下方に位置する特別電動役物80、その左右
に配された普通入賞口81、下部中央の普通図柄表示部
82、その左右に2個ずつ計4個の普通図柄保留表示部
83、内部に適宜配置されたLEDからなる枠体装飾表
示部84(図示は省略、図7参照)等から構成される。
なお、特別電動役物80は、開閉板75、開閉板75に
て開閉される大入賞口76、開閉板75を駆動する特別
役物ソレノイド77(図示は省略、図7参照)、大入賞
口76の内部に設定される特定領域を開閉する特定領域
開閉具78(図示は省略、図7参照)等から構成されて
いる。
【0041】また、いずれも詳細の図示は省略するが、
大入賞装置73には、普通電動役物74を開閉駆動する
普通役物ソレノイド85、普通電動役物74の入賞球を
検出する特別始動検出センサ86、特定領域を通過する
遊技球を検出する継続球検出センサ87、大入賞口76
の入賞球を検出する入賞10球検出センサ88、普通入
賞口81の入賞球を検出する普通入賞検出センサ89も
備わっている(図7参照)。
【0042】図4に示すように、パチンコ機10の背面
側の上部には、賞球タンク95が取り付けられている。
賞球タンク95の上面には蓋96が設けられ、図5に示
すように蓋96の中央部には補給口97が開けられてい
る。補給口97には図示しない補給管(例えば蛇腹ホー
ス)が接続され、補給管を介して遊技球が補給される。
賞球タンク95は、タンクヒンジ98及びナイラッチ9
9によって裏機構盤100に取り付けられており、図5
に示すようにタンクヒンジ98により開閉できる。
【0043】図4及び図5に示すように、賞球タンク9
5の下側にはタンクレール101が配されており、賞球
タンク95を裏機構盤100に対して閉じた状態では賞
球タンク95の底面に設けられている落下口(図示しな
い)から流出する遊技球をタンクレール101の上流部
分(図4において左側部分)に受け入れることができ
る。
【0044】図4に示すように、タンクレール101の
底面102は上流端102aでは円弧状になっている。
また、賞球タンク95の直下となる部分には膨出部10
3が設けられており、右側部分よりも多量の遊技球を収
容可能になっている。そして、賞球タンク95にもタン
クレール101にも補給スイッチを備えていない。この
ため、補給スイッチやその付属品が遊技球の円滑な流れ
を阻害することはない。しかも、図8に示すように、タ
ンクレール101の上流端102aが円弧状であるの
で、賞球タンク95からタンクレール101に移動する
遊技球の方向変化を円滑ならしめる。特に、上流端10
2aが円弧状であるために、タンクレール101の遊技
球が移動するのに応じて上流端102a付近の遊技球
a、b、c等がその上側の球圧によって押し出されるよ
うにして流下する。このため上流端102a付近の遊技
球が6角形状に集団となっても、その集団はタンクレー
ル101からの遊技球の流出に伴って崩れてしまう。よ
って、成になっているので、タンクレール101の上流
端102a付近で6角形構造が形成されても噛み込みや
詰まりの原因とならない。
【0045】これらの理由で、賞球タンク95からタン
クレール101に移動する遊技球が、その部分で球詰ま
りを生じることはない。また、膨出部103が賞球タン
ク95から一気に落下する遊技球の球圧を緩和する働き
もするので、これによっても球詰まりが防止される。
【0046】タンクレール101を移動する遊技球は、
タンクレール101内の溝と球均し104によって整列
される(本実施例の場合3列)。整列された遊技球は、
タンクレール101の下流端に接続されている中継樋1
05に流入する。中継樋105に流入した3列の内の2
列は賞球払出装置106に流入し、1列は貸球払出装置
107の流入樋108に流入する。中継樋105に内蔵
されている球切れ検出スイッチ109は、賞球払出装置
106に流入する列と流入樋108に流入する列の遊技
球の有無をそれぞれ検出し、遊技球が検知されない場合
には球切れ信号を出力する。
【0047】また、中継樋105には球抜き通路110
も接続されており、例えばパチンコ機10の点検や修
理、撤去等に際して遊技球を抜き取ることができる。賞
球払出装置106から排出された遊技球(賞球)は、賞
球通路112から払出通路113に流入する。また、貸
球払出装置107から排出された遊技球(貸球)も、貸
球通路114から払出通路113に流入する。払出通路
113に流入した遊技球は、通常は賞球貸球払出口24
から上皿22の球貯留部23に放出される。ただし、上
皿22が満杯状態のときには、払出通路113に接続さ
れている溢れ球通路115を通り、球払出口33から下
皿31の球貯留部32に放出される。溢れ球通路115
には満杯検出スイッチ116が付属していて、溢れ球通
路115(すなわち下皿31)が遊技球で満杯になった
ことを検出できる。
【0048】なお、賞球払出装置106には、ここから
排出される賞球を検出するための賞球払出数検出センサ
117が付属し、貸球払出装置107にも、そこから排
出される貸球を検出するための貸球数検出センサ118
が付属しており、それぞれの装置から排出される遊技球
を計数できる。賞球払出数検出センサ117及び貸球数
検出センサ118は、排出数計数手段に該当する。
【0049】パチンコ機10の背面側の下隅部には発射
装置119が設置され、その背後には発射制御装置12
0が配されている。発射制御装置120は、CPU、I
/O(入出力回路)、ROM、RAM等からなる1チッ
プのマイクロコンピュータであるMCU(マイクロコン
トローラユニット)とステッピングモータコントローラ
ーLSIとを含んで構成されている(詳細の図示と説明
は省略)。発射装置119には図7に示す発射モータ1
21、任意停止検出センサ122、駆動源位置検出セン
サ123等が備わっており、発射制御装置120にはタ
ッチプレート38、任意停止検出センサ122及び駆動
源位置検出センサ123の信号が入力され、また発射制
御装置120は、球送ソレノイド46、タッチ表示部3
9及び発射モータ121を制御する。
【0050】発射制御装置120の上方には電源装置1
25が配されている。電源装置125も発射制御装置1
20と同様のMCUを備えており、通電、遮断、各種の
監視等を行う(それらの内容は後述)。また、電源装置
125にはバックアップ用の特別電源部126が含まれ
ている。
【0051】電源装置125の横には、賞球払出装置1
06及び貸球払出装置107の動作を制御する、払出制
御装置130が配されており、その背面には7セグメン
トLEDの作動状況表示部131が装備されている。払
出制御装置130は、CPU、ROM、RAM及びステ
ッピングモータコントローラーLSIとを含んで構成さ
れている。払出制御装置130には、図7に示すように
満杯表示部35、貸球払出表示部27、賞球払出表示部
28、作動状況表示部131、球抜ソレノイド132、
貸球払出装置107の貸球払出モータ133、賞球払出
装置106の賞球払出モータ134、証拠球装置135
の証拠球排出モータ136が接続されており、払出制御
装置130はこれらの動作(表示、稼働等)を制御す
る。
【0052】なお、作動状況表示部131は払出に関わ
る情報を数値で表示するものであり、例えば払出におけ
る故障情報等が表示される。球抜ソレノイド132は、
中継樋105からの流出経路を球抜き通路110に切り
換えるソレノイドであり、例えばパチンコ機10の点検
や修理、撤去等に際して遊技球を抜き取るために使用さ
れる。貸球払出モータ133と賞球払出モータ134
は、それぞれ貸球払出装置107と賞球払出装置106
の駆動源であり、これらを稼働させることで貸球、賞球
の払出が行われる。
【0053】証拠球装置135は、入賞球(セーフ球)
を賞球の払出に対応させて1個ずつ排出するための装置
であり、本実施例では図6に示す構成を採用している。
証拠球装置135の設置場所は払出制御装置130によ
って覆われる位置であり、図6は払出制御装置130を
外した状態を示している。図6に示すように、証拠球装
置135は外周に遊技球を受け容れる凹みを有する排出
コマ137を証拠球排出モータ136にて回転させ(図
6において時計回りに回転)、その1回転毎にセーフ球
通路138から遊技球を1球ずつ取り込み、セーフ球排
出路139に排出する。また、排出コマ137によって
運ばれる遊技球は証拠球検出センサ140にて検出され
る。なお、証拠球装置135と直接の関係はないが、そ
の上方にはスピーカ141が配されている。
【0054】図4に示すように、溢れ球通路115の隣
りで払出制御装置130によって覆われる部分には機外
排出口142が設けられており、証拠球装置135によ
りセーフ球排出路139に排出された遊技球は、この機
外排出口142から外部に排出される。
【0055】電源装置125の上方には主制御装置15
0が配され、その上方には駆動制御装置153と音声制
御装置155が配されている。また、更に上方(特別図
柄表示装置60の背後に当たる)には遊技盤中継端子1
60が配され、その横には遊技情報端子165が配され
ている。これら遊技盤中継端子160と遊技情報端子1
65は遊技盤20によって支持されている。また、パチ
ンコ機10の背面の右上隅には、内枠情報端子161が
配されている。
【0056】主制御装置150は、CPU、ROM、R
AM、I/O等からなるマイクロコンピュータである。
主制御装置150には、普通始動検出センサ91、普通
入賞検出センサ92、ワープ検出センサ65、満杯検出
スイッチ116、球切れ検出スイッチ109、発射球数
検出スイッチ47、貸球数検出センサ118、賞球払出
数検出センサ117、証拠球検出センサ140、枠類開
放検出回路167、特別始動検出センサ86、継続球検
出センサ87、入賞10球検出センサ88、普通入賞検
出センサ89等からの信号が入力される。なお、枠類開
放検出回路167には、前面枠15の開放を検出する前
面枠スイッチ及びガラス枠17の開放を検出するガラス
枠スイッチを含み、それらのスイッチの何れかがオンに
なると枠類開放検出信号を出力する回路である。
【0057】一方、主制御装置150の出力側には、特
別図柄表示装置60に内蔵された図柄制御装置60a、
駆動制御装置153、音声制御装置155、発射制御装
置120及び払出制御装置130が接続されている。主
制御装置150は、前述の普通始動検出センサ91〜普
通入賞検出センサ89等から取得した信号に応じて、こ
れら他の制御装置に制御コマンドデータを送信する。主
制御装置150は、割込順位の高いNMI割込を利用し
て全ての制御装置に1バイト構成の割込信号(制御コマ
ンドデータ)を発信する。配線の繋がっている全ての制
御装置は、その割込を受け付け、1バイトの内容を一旦
バッファRAMに記憶し、確認処理をして自身に該当し
ないコードであれば即消去する。該当する制御装置は受
信したデータをバッファRAMから作業用RAMに移
し、バッファRAMを消去して次の割込待ちとなる。
【0058】また主制御装置150以外の制御装置は、
割込順位の低いIRQ割込を利用して相互に送受信する
が主制御装置150へは送信をしない。各制御装置のI
RQ端子はデータ線の1ビットを割り込み信号にしてい
るが、主制御装置150の出力を受ける各制御装置はN
MI端子を独立させている。
【0059】主制御装置150から他の制御装置への割
込によるコマンド情報の送信方法が割込方式であってハ
ンドシェークを行わないので確実性においてやや低い
が、その分スペシャルインテリジェント化されているの
で暴走等の現象は生じない。また、確実性を向上させる
ために主制御装置150を基準にして各制御装置へクロ
ックタイミングを送出しているので問題はない。一方、
割込方式の長所として、送る側と受ける側が頻繁に行う
送受信の複雑なプログラムを必要としないので少ないプ
ログラム領域で済み、処理速度も向上する。
【0060】特別図柄表示装置60は、図柄制御装置6
0a、LCD制御装置60b、LCDユニット60c及
びバックライト60dからなり、図柄制御装置60a
は、CPU、ROM、RAM、I/O等からなるマイク
ロコンピュータである。図柄制御装置60aが画像等の
データを送ると、LCD制御装置60bがLCDユニッ
ト60c及びバックライト60dを制御して特別図柄、
動画、静止画等の画像を表示する。図柄制御装置60a
は、また保留表示ランプ63及び窓枠装飾表示62の表
示も制御する。
【0061】特別図柄表示装置60では、主制御装置1
50からのコマンド情報を図柄制御装置60aが分析し
て、特別図柄の作動表示、保留表示ランプ63の点滅お
よび窓枠装飾表示62の点滅制御を行う。さらに、特別
図柄表示装置60(図柄制御装置60a)がいわゆるス
ペシャルインテリジェント化されているので、主制御装
置150のコマンド情報とは関係なしに勝手に動作させ
る部分もあり、音声の発声や遊技盤20の飾りランプの
制御するためのコマンド情報を音声制御装置155及び
駆動制御装置153に送信可能である。
【0062】また、図柄制御装置60aは判定可能な故
障診断も可能で、例えばバックライト60dが故障した
り、メモリの一部が蒸発する等を検出したら、その検出
内容に応じたコマンド情報を組み立てて該当する制御装
置に送信する。駆動制御装置153は、上述のMCUを
備えており、特別役物ソレノイド77、普通役物ソレノ
イド85、特定領域開閉具78、枠体装飾表示部84、
普通図柄表示部82、普通図柄保留表示部83、遊技盤
装飾表示部72、賞球数表示部59及びトップ表示部4
0等、ランプやソレノイドの駆動制御を行う。
【0063】駆動制御装置153には遊技情報端子16
5が接続されており、駆動制御装置153は、主制御装
置150から送られてくる制御コマンドデータに含まれ
る始動回数、払出数、大当たり情報等の遊技情報を遊技
情報端子165に転送する。遊技情報端子165は図示
しない管理コンピュータにそれらの情報を送信する。ま
た、内枠情報端子161にも遊技情報端子165と同じ
情報が転送され、内枠情報端子161からも管理コンピ
ュータに送信される。ただし、内枠情報端子161と管
理コンピュータとの通信は双方向で行われ、管理コンピ
ュータからの打ち止めの指令を発射制御装置120に入
力できる。
【0064】音声制御装置155は、上述のMCU、音
源、アンプ等から構成され、主制御装置150からの制
御コマンド情報に基づいて、音声信号を生成し、スピー
カ141から音声出力させる。発射制御装置120は、
前述したようにMCUとステッピングモータコントロー
ラーLSIとを含んで構成され、主制御装置150から
の制御コマンド情報並びにタッチプレート38、任意停
止検出センサ122及び駆動源位置検出センサ123の
信号に基づいて、球送ソレノイド46、タッチ表示部3
9及び発射モータ121を制御する。また、管理コンピ
ュータからの打ち止めの指令があれば、発射モータ12
1を停止させる。
【0065】主制御装置150は、普通始動検出センサ
91、普通入賞検出センサ92、特別始動検出センサ8
6、入賞10球検出センサ88または普通入賞検出セン
サ89からの信号が入力されると(すなわち入賞を検出
すると)、その入力に対応する賞球数を判断し、払出制
御装置130と駆動制御装置153に制御コマンドデー
タを送信する。払出制御装置130には払出数をコマン
ド情報に組み込み、駆動制御装置153にはランプ点滅
情報と遊技情報端子165を経て管理コンピュータに送
信するための払出数の情報とを組み込んで送信をする。
また、駆動制御装置153は賞球の払出数に基づいて賞
球数表示部59の表示を更新する。これによって、遊技
者は賞球数(累積数)を知ることができる。
【0066】払出制御装置130は、コマンド情報に組
み込まれている払出数を一旦RAMに記憶してから、賞
球払出装置106の賞球払出モータ134を稼働させて
賞球を払出させる。払出数の確認と完了は、賞球払出数
検出センサ117からの信号に基づいて行われる。検出
された入賞に対応する個数の払出が完了すると、払出制
御装置130は、証拠球排出モータ136を稼働させ
て、セーフ球(証拠球)を1個排出させる。
【0067】払出制御装置130は、コネクタ162を
介してCRユニット12が接続され、また貸出操作部3
0とも接続されている。払出制御装置130は、貸出操
作部30から貸出ボタン30aがオンされたことを示す
信号が入力されると、貸球払出モータ133を稼働させ
て貸球を払出させる。貸球の払出数の確認と完了は、貸
球数検出センサ118からの信号に基づいて行われる。
当然ながら、この貸球の排出はCRユニット12に挿入
されているプリペイドカードの残高の範囲で行われる。
【0068】また、パチンコ機10とCRユニット12
とが別体であるので、CRユニット12がコネクタ16
2に正しく接続されていない場合もある。その場合に
は、貸出ボタン30aがオンされても貸球の排出は行わ
れない。CRユニット12の接続が確認できない場合、
払出制御装置130は残高表示部30cに「EEE」を
表示させ、また音声制御装置155及び図柄制御装置6
0aに通知する。音声制御装置155は、接続忘れと断
線の警告をスピーカ141から音声出力し、図柄制御装
置60aは、特別図柄表示装置60にて接続忘れおよび
断線の警告を文字表示する。
【0069】電源装置125は、パチンコ機10の各部
に電力を供給する。電源スイッチは、スイッチとリレー
により構成される。スイッチは押されるとオンになって
通電し、手を離すと遮断する構造である。ただし、スイ
ッチが遮断してもオンされた後にMCUの制御が作動し
てリレーが働きオンが保持されるソフトスイッチ構成で
ある。
【0070】主電源の投入で、まず電源装置125が立
ち上がり次に駆動制御装置153、音声制御装置15
5、発射制御装置120、特別図柄表示装置60へ通電
され、その次に払出制御装置130から主制御装置15
0の順位で通電される。このときランプやソレノイドの
24V電源は一番最後となる。
【0071】一方、電源の遮断は次のように行われる。
まず電源を遮断するためにスイッチを押すと割り込みが
働き、電源装置125は、主制御装置150、駆動制御
装置153、音声制御装置155、発射制御装置12
0、払出制御装置130へ電源遮断制御のコマンドを送
信し、電源装置125は自身の遮断準備をしてリレーを
オフにする。遮断制御のコマンドを受信した各制御装置
は遮断準備をする。そして、1・主制御装置150→2
・払出制御装置130→3・駆動制御装置153、音声
制御装置155、発射制御装置120及び特別図柄表示
装置60の順で遮断される。
【0072】このとき、遮断ノイズでソレノイドが動作
する場合がある。これに対しては、ソレノイドに接続さ
れている制御装置には、電源が遮断されるまでオフ状態
を保持させる方法あるいは出力を全てがオフになるハー
ドリセットをするセット信号を電源装置125から出力
する方法がある。
【0073】本実施例の電源装置125は、さらに電源
の電圧(電圧降下)及び電流(ショート)と発射装置1
19の発射モータ121(ステッピングモータ)の周波
数等の監視手段を設けてある。ショート検出は、3端子
レギュレータに内蔵しているが、複数に送電する3端子
レギュレータがショート検出して勝手に電源を遮断する
と関係のないところまで影響を及ぼす。例えば5Vのシ
ステム電源では制御装置がこの5Vを利用しているの
で、遊技中の内容が全て消滅する結果となる。特に電力
的出力をする装置が多く発生しやすく、発生した場合に
主制御装置150の動作内容に影響を及ぼす。
【0074】ステッピングモータの周波数監視は、例え
ば4極のステッピングモータであれば1極をある時間カ
ウントして基準値と照合すれば判明する。したがって、
売り上げを伸ばそうとして発射装置119に関わるクリ
スタル(水晶発振器)を交換して発射数を上げたり、
「ぶらさげ基板」で周波数を遠隔操作する等の違法行為
の防止が可能となる。
【0075】また監視のための信号線を切断したり、モ
ータが作動及び停止の繰り返しを検出しないときは警報
手段を講じる。次の監視能力として、1秒未満の瞬間停
電(瞬停ともいう)を検出したら、コンデンサに蓄電さ
れている時間だけの間に記憶される重要部をバックアッ
プする。
【0076】特別電源部126は1秒以上の停電が発生
したとき払出情報を最大12時間のバックアップをする
ためのもので、1秒未満の間に重要部をバックアップ
し、さらに停電が続けば、更なる高性能コンデンサによ
りバックアップ端子(CPUの内蔵RAMの数バイト
が、低電圧でも可能な(1V前後でも可能なバックアッ
プ部を設けている)をバックアップする。
【0077】次に、本実施例のパチンコ機10の動作に
ついて説明する。遊技者が発射ハンドル37を操作する
ことで遊技球が発射される。遊技球が入賞すると、それ
に応じた個数の賞球が払出される。普通電動役物74に
入賞すると特別始動検出センサ86による始動入賞信号
が主制御装置150に入力される。主制御装置150は
当たり乱数を読み込み、これが当たり値であれば当たり
を表示する図柄を決め、これに合わせて付加価値の乱数
を読み込んで、次に図柄変動時間を設定するための乱数
を読み込み、コマンド情報に組み立てて割り込み送信を
する。外れ値のときは、外れを表示する図柄を決め、図
柄変動時間を設定するための乱数を読み込み、コマンド
情報に組み立てて割り込み送信をする。
【0078】図柄制御装置60aは、その割込を受け付
け、1バイトの内容を一旦バッファRAMに記憶し、確
認処理をして自身に該当するコードであるから、受信し
たデータをバッファRAMから作業用RAMに移し、バ
ッファRAMを消去して次の割込待ちとなる。そして、
特別図柄表示装置60における図柄の変動表示を開始
し、図柄制御装置60aが独立して(主制御装置150
に頼らずに)図柄の変動や停止を制御し、コマンド情報
に組み込まれている図柄変動時間の後に、コマンド情報
に組み込まれている図柄(当たり図柄または外れ図柄)
を停止表示する。当たり図柄が停止表示されれば、いわ
ゆる大当たりであり、周知の特別遊技が実行される。ま
た、付加価値の乱数が当たり値であると、特別遊技とは
別の特典(例えば当たりになる確率が高まる確変モード
に変化する。)。一方、外れ図柄が停止表示された場
合、特別な処理はなされず、通常の遊技状態が維持され
る。
【0079】1回の図柄変動と停止表示が完了するまで
に次の始動入賞信号が入力された場合、その個数に対応
して保留表示ランプ63が点灯される。ただし、最大4
個までであり、それ以上つまり5個目以降は判定の対象
とされない。また、遊技球が普通図柄通過口69を通過
したことが検出されると、主制御装置150は、普通図
柄の当たり外れを判定し、その結果をコマンド情報に組
み立てて割り込み送信をする。この割り込み送信は駆動
制御装置153宛であるので、駆動制御装置153は、
その割込を受け付け、1バイトの内容を一旦バッファR
AMに記憶し、確認処理をして自身に該当するコードで
あるから、受信したデータをバッファRAMから作業用
RAMに移し、バッファRAMを消去して次の割込待ち
となる。そして、普通図柄表示部82における普通図柄
の変動表示を開始し、適宜の変動時間後に(この変動時
間は、上記の確変モードでは約5秒以下と短く、そうで
ないときは約15秒程度である。)普通図柄を停止表示
させる。普通図柄が当たりであると、普通電動役物74
が開放される。この開放時間も上記の確変モードでは約
5秒と長く、そうでないときは約0.5秒程度である。
【0080】1回の普通図柄変動と停止が完了するまで
に次の遊技球が普通図柄通過口69を通過した場合、そ
の個数に対応して普通図柄保留表示部83が点灯され
る。ただし、最大4個までであり、それ以上つまり5個
目以降は判定の対象とされない。
【0081】特別遊技においては、特別電動役物80が
作動して大入賞口76が開放される。大入賞口76の開
放時間は約30秒までであるが、30秒に達する前でも
入賞10球検出センサ88により10個目の遊技球が検
出されると閉鎖される。そして、その際に継続球検出セ
ンサ87が遊技球を検出していれば、大入賞口76は再
び開放される。本実施例の場合、1回の特別遊技におけ
る大入賞口76の開放回数の上限は16回に設定されて
おり、たとえ継続球検出センサ87が遊技球を検出して
も、17回目の開放はなされない。
【0082】本実施例のパチンコ機10の場合、大入賞
口76への入賞球に対しては1入賞当たり15個の賞球
が払出される設定である。したがって、短期間にきわめ
て大量の賞球の払出が必要となる。従来の弾球遊技機で
は、賞球タンク95の最大容量まで遊技球を貯留してお
けなかったので、このような場合に賞球不足(補給遅
れ)が生じたり、解決課題として挙げたとおりの問題が
あった。
【0083】しかし、この実施例の賞球タンク95は蓋
96を備えているので、いわゆる垂れ流し方式の補給
で、賞球タンク95の最大容量まで(蓋96が上に凸に
なっているので、実際はそれ以上に大量の)遊技球を蓄
積しておくことが可能である。このため、賞球不足(補
給遅れ)が生じることはなく、補給遅れに付随する様々
な問題も解決できる。また、蓋96により異物の混入を
も防ぐことができる。
【0084】例えば、賞球タンク95に一杯の遊技球を
保有できるので、補給遅れが発生することはなく、大当
り終了とほぼ同時に大当たり中の賞球の払出しも終了さ
せることができるから、管理コンピュータにおいて正確
な計算結果が得られる。また、タンクレール101に補
給スイッチを設けていないので、補給スイッチ等が遊技
球の円滑な流れを阻害することはない。しかも、タンク
レール101の上流端102aを円弧状にしたので、垂
直方向から水平方向への遊技球の方向変化を円滑ならし
める。よって、賞球タンク95からタンクレール101
に移動する遊技球が、その部分で球詰まりを生じること
はなくなる。
【0085】主制御装置150は、球切れ検出スイッチ
109からの球切れ信号が入力された際には、中継樋1
05に遊技球が存在しないことを示す球切れコマンド情
報を払出制御装置130に割込送信するので、払出装置
106、107への遊技球の供給が途絶した際には払出
装置106、107を停止させることができる。
【0086】また、球切れコマンド情報は、特別図柄表
示装置60(正確には図柄制御装置60a)及び音声制
御装置155によっても受信され、特別図柄表示装置6
0は払出ができない状態であることを文字表示し、音声
制御装置155はスピーカ141から同様の内容の音声
出力をするので、払出ができない状態にあることを遊技
者に確実に通報できる。その通報は、通常の弾球遊技機
が備えている特別図柄表示装置60とスピーカ141と
によるので、新規な構成を設ける必要がない。
【0087】さらに、主制御装置150は、発射装置1
19によって発射される遊技球を発射球数検出スイッチ
47の検出信号に基づいて計数し、また、賞球払出数検
出センサ117及び貸球数検出センサ118の信号に基
づいて払出装置106、107から遊技者側に排出され
た遊技球を計数し、発射数及び排出数を遊技情報端子1
65(内枠情報端子161)から管理コンピュータに送
信するので、管理コンピュータは、遊技店側に取り込ん
だ球数(発射された遊技球)と遊技者側に排出された球
数とを正確に計算できる。
【0088】なお、本パチンコ機10に使用される主制
御装置150以外の各制御装置は、主制御装置150か
らコマンド情報を取得し、そのコマンド情報に応じて担
当の各部を自律的に制御する。すなわちスペシャルイン
テリジェント化(スーパーインテリジェント化)されて
いるので、主制御装置150のコマンド情報に基づいて
動作はもちろん、各自勝手に状況判断してその内容が異
常であると報知することもできる。
【0089】主制御装置150に接続される入力スイッ
チから遊技球に関わる動作まで、順繰りとなっているこ
とと、主制御装置150以外が一部を除く双方向コマン
ド情報の送信をするので、トラブル等の早期発見や、扱
い者が初心者でも簡単なトラブルであれば容易に取扱が
できる。例えば球が詰まった等の簡単なトラブルでも初
心者には背水の陣のごとくであるが、本実施例のパチン
コ機10なら初心者でもトラブル解決が容易になる。
【0090】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面側斜視図である。
【図2】 実施例のパチンコ機の皿扉の背面図である。
【図3】 実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図であ
る。
【図4】 実施例のパチンコ機の背面図である。
【図5】 実施例のパチンコ機において賞球タンクを揺
動させた状態の部分斜視図である。
【図6】 実施例のパチンコ機の証拠球装置の構造の説
明図である。
【図7】 実施例のパチンコ機の制御系のブロック図で
ある。
【図8】 実施例の賞球タンクの破断図である。
【図9】 従来の賞球タンクの内部仕切の例示図であ
る。
【図10】 従来の賞球タンクの構成の例示図である。
【図11】 従来の賞球タンクにおける球詰まりの説明
図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機(弾球遊技機) 20…遊技盤 47…発射球数検出スイッチ(発射数計数手段) 57…遊技領域 60…特別図柄表示装置 60a…図柄制御装置 95…賞球タンク 96…蓋 101…タンクレール 102…底面 102a…上流端 105…中継樋 106…賞球払出装置(払出装置) 107…貸球払出装置(払出装置) 109…球切れ検出スイッチ(球切れ検出手段) 117…賞球払出数検出センサ(排出数計数手段) 118…貸球数検出センサ(排出数計数手段) 119…発射装置 120…発射制御装置 125…電源装置 130…払出制御装置 141…スピーカ(音声出力手段) 150…主制御装置(発射数計数手段、排出数計数手
段、球数送信手段) 153…駆動制御装置 155…音声制御装置(音声出力手段) 161…内枠情報端子(球数送信手段) 165…遊技情報端子(球数送信手段) 167…枠類開放検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域での遊技球の挙動により入賞等
    の払出条件が成立したことに起因して賞球としての遊技
    球を払い出す弾球遊技機において、 前記賞球用の遊技球を貯留する賞球タンクに蓋を設けた
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 遊技球を整列させるタンクレールの前記賞球タンクから
    落下した遊技球を受け入れる部分の底を円弧状にしたこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技領域での遊技球の挙動により入賞等
    の払出条件が成立したことに起因して賞球としての遊技
    球を払い出す弾球遊技機において、 前記賞球用の遊技球を貯留する賞球タンクから供給され
    た遊技球を遊技者側に排出する払出装置と、 前記払出装置に流入する遊技球の途絶を検出すると球切
    れ信号を出力する球切れ検出手段と、 前記払出条件の成立の有無を判別する主制御装置であっ
    て前記球切れ信号が入力される主制御装置と、 該主制御装置からの前記払出条件が成立したこと及び前
    記球切れ信号が入力されたことを含む情報を取得し、該
    取得した情報に基づいて前記払出装置の動作を制御する
    払出制御装置とを備え、 前記主制御装置は、前記球切れ信号が入力されたことを
    示す球切れコマンド情報を前記払出制御装置に割込送信
    することを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の弾球遊技機において、当
    たり外れを示す図柄を表示する特別図柄表示装置と、音
    声を出力する音声出力手段とを備え、 前記主制御装置は、前記球切れコマンド情報を前記特別
    図柄表示装置及び前記音声出力手段に送信し、 前記特別図柄表示装置は前記球切れコマンド情報を取得
    すると前記払出装置に供給される遊技球が不足状態にあ
    ることを表示し、 前記音声出力手段は前記球切れコマンド情報を取得する
    と前記払出装置に供給される遊技球が不足状態にある旨
    を音声出力することを特徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の弾球遊技機において、 前記遊技領域へ発射された遊技球を計数する発射計数手
    段と、 遊技者側に排出された遊技球を計数する排出数計数手段
    と、 前記発射計数手段及び前記排出数計数手段の計数結果を
    弾球遊技機の外部に送信する球数送信手段とを備えたこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
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