JP2002095796A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002095796A
JP2002095796A JP2000292301A JP2000292301A JP2002095796A JP 2002095796 A JP2002095796 A JP 2002095796A JP 2000292301 A JP2000292301 A JP 2000292301A JP 2000292301 A JP2000292301 A JP 2000292301A JP 2002095796 A JP2002095796 A JP 2002095796A
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JP
Japan
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game
ball
balls
game balls
control means
Prior art date
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Withdrawn
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JP2000292301A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1ゲームを行うのに必要な遊技玉数と、1ゲ
ーム中に発射される遊技玉数とを異ならせることで、遊
技性のバリエーションを広げることができる遊技機を提
供する。 【構成】 遊技玉が通過可能な複数の通過入球口70a
〜70pを備えた遊技盤30面上に規定個数の遊技玉を
発射して遊技を行い、該規定個数の遊技玉の発射を1ゲ
ームとし、少なくとも該1ゲーム中に発射された遊技玉
が通過した通過入球口の組合せによって成立する遊技結
果に基づいて所定の遊技価値を付与する弾球遊技機にお
いて、1ゲームを行うのに必要な遊技玉数を予め定めた
所定個数とし、1ゲーム中に発射される規定個数と所定
個数とを異ならせた。これにより、遊技性のバリエーシ
ョンを広げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技玉が通過可能
な複数の通過入球口を備えた遊技盤面上に規定個数の遊
技玉を発射して遊技を行い、該規定個数の遊技玉の発射
を1ゲームとし、少なくとも該1ゲーム中に発射された
遊技玉が通過した通過入球口の組合せによって成立する
遊技結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技玉が通過可能な複数の通過入
球口を備えた遊技盤面上に規定個数の遊技玉を発射して
遊技を行い、該規定個数の遊技玉の発射を1ゲームと
し、少なくとも該1ゲーム中に発射された遊技玉が通過
した通過入球口の組合せによって成立する遊技結果に基
づいて所定の遊技価値を付与する遊技機として、例え
ば、1ゲーム中に所定個数(16個)の遊技玉を遊技盤
面上に打ち込み、その打ち込まれた遊技玉が遊技盤の遊
技領域の最下方に横一列に並列された複数の通過入球口
のいずれかを通過し、その遊技玉が通過した通過入球口
の組合せが予め定められた組合せとなることにより、得
点を付与し、該得点に基づいて当該ゲーム終了後に遊技
価値として得点に対応する景品玉を払い出す形式のもの
が多数提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ような遊技機では、遊技玉を1発ずつ打ち込んでいき、
最終的に16個の遊技玉を打ち込んだ時点で1ゲームが
終了するようになっていた。このため、遊技玉を打ち込
むための打球発射装置に遊技玉を取り込む数(以下、こ
れを取込数ともいう)と、打球発射装置から遊技玉を発
射する数(以下、これを発射数ともいう)と、が常に一
致しており、遊技性におけるバリエーションが狭いもの
になっていた。本発明は、上記した事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、1ゲームを行うのに
必要な遊技玉数と、1ゲーム中に発射される遊技玉数と
を異ならせることで、遊技性のバリエーションを広げる
ことができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技玉が通過可能な複
数の通過入球口を備えた遊技盤面上に規定個数の遊技玉
を発射して遊技を行い、該規定個数の遊技玉の発射を1
ゲームとし、少なくとも該1ゲーム中に発射された遊技
玉が通過した通過入球口の組合せによって成立する遊技
結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機におい
て、前記1ゲームを行うのに必要な遊技玉数を予め定め
た所定個数とし、前記1ゲーム中に発射される前記規定
個数と前記所定個数とを異ならせたことを特徴とする。
このように構成することにより、1ゲームを行うのに必
要な遊技玉数(所定個数)と、1ゲーム中に発射される
遊技玉数(規定個数)とを異ならせることで、遊技性の
バリエーションを広げることができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記所
定個数の遊技玉を取り込むことで遊技玉の発射を許容す
る一方、前記規定個数の遊技玉を発射したことで遊技玉
の発射を禁止する制御を行う制御手段を設けたことを特
徴とする。このように構成することにより、1ゲームを
行うのに必要な遊技玉数(所定個数)と、1ゲーム中に
発射される遊技玉数(規定個数)と、に基づいた正確な
玉発射制御を行うことができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記制
御手段は、遊技動作を制御する遊技制御手段から構成し
たことを特徴とする。このように構成することにより、
遊技制御手段によって遊技玉の発射制御を行うことがで
きる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記所
定個数の遊技玉を取り込むための取込装置を備えると共
に、該取込装置による遊技玉の取込動作を制御する取込
制御手段を前記遊技制御手段と別体で設け、前記取込制
御手段は、前記遊技制御手段からの取込数信号を受けて
該取込数信号によって特定される取込数の遊技玉を取り
込むように前記取込装置を制御することを特徴とする。
このように構成することにより、遊技制御手段から出力
される取込数信号を変更するだけで取込装置による遊技
玉の取込数を変えることができる。このため、機種交換
の際などに遊技制御手段を入れ替えることで、簡単に遊
技玉の取込数の設定を変更することができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記遊
技制御手段と前記取込制御手段との間の信号通信は、前
記遊技制御基板から前記取込制御手段への一方向通信に
よって行われることを特徴とする。このように構成する
ことにより、取込制御手段を介した遊技制御手段への不
正信号の入力を回避することができ、ひいては遊技制御
手段に対する不正行為を防止することができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記取
込制御手段は、景品玉の払い出し制御も行うことを特徴
とする。このように構成することにより、遊技玉の取り
込みを制御する取込制御手段によって景品玉の払い出し
制御も行えるので、別途、景品玉の払出制御手段を設け
る必要がなく、部品点数の削減を招来することができ
る。
【0010】また、請求項7の発明においては、前記規
定個数よりも前記所定個数のほうが多いことを特徴とす
る。このように構成することにより、遊技場側の利益を
向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。実施形態の説明に際し、最初
に本発明の遊技機としての弾球遊技機の概略を説明し、
次いで、遊技盤、打球発射装置、打球供給装置、及び弾
球遊技機の動作を順に説明する。
【0012】まず、図1及び図2を参照して、実施形態
に係る弾球遊技機全体の構成について説明する。図1
は、弾球遊技機の正面図であり、図2は、弾球遊技機の
背面図である。図において、弾球遊技機1は、外枠2と
該外枠2に対して開閉自在に設けられる前面枠3とから
なり、前面枠3に弾球遊技機1の主要部が集約されてい
る。即ち、弾球遊技機1の額縁状の前面枠3には、扉保
持枠4が周設され、該扉保持枠4には、ガラス板を有す
るガラス扉枠5と打球供給皿7を有する前面扉板6とが
一側を軸支されて開閉自在に取り付けられている。ガラ
ス扉枠5の後方であって、前記前面枠3の裏面には、遊
技盤30が着脱自在に設けられている。また、前面扉板
6の表面に固着される打球供給皿7は、貯留した玉を打
玉として打球供給皿7の裏面側に設けられる後述の取込
装置300に供給するものである。また、打球供給皿7
の上流側の下方内部空間には、遊技に関連する効果音を
発生するスピーカ8が内蔵されている。
【0013】また、前面扉板6には、弾球遊技機1にお
いて遊技を開始するためのスタートスイッチ9も設けら
れている。このスタートスイッチ9は、電源投入後、最
初の遊技者が押圧すれば、後は電源を切らない限り押圧
する必要がない。そして、遊技中は、1ゲーム毎の得点
を精算するための精算スイッチとして働く。なお、この
弾球遊技機1においては、ゲームが終了して、次のゲー
ムが開始されると同時に前のゲームの得点が自動的に精
算されるようになっている。したがって、スタートスイ
ッチ9を精算スイッチとして使用する場合は、次のゲー
ムに進むことなく、前のゲームを精算したいときだけで
ある。なお、スタートスイッチ9を設けず、電源投入
後、直ちに遊技が行えるものでもよい。更に、前面扉板
6の裏面には、前記取込装置300から誘導される打玉
を発射位置138に供給する打球供給装置130が固定
されている。打球供給装置130については、後に詳述
する。
【0014】前記前面枠3の下方部には、後述する打球
発射装置100に関連する操作ハンドル10や、前記打
球供給皿7に貯留しきれなかった景品玉を貯留するため
の余剰玉受皿11が設けられている。また、操作ハンド
ル10の内部には、後述する打球モータ112を回転駆
動するためのメインスイッチ(図示しない)が設けられ
ていると共に、その外周に遊技者が手を触れたことを検
出するタッチ板が形成されている。また、前面枠3の上
部には、後述する大当り遊技状態中である旨を報知する
遊技効果ランプ25が設けられている。更に、前面枠3
の開放側の側部には、打球発射装置100が稼働中であ
るときに点灯する稼働ランプ26が設けられている。
【0015】一方、弾球遊技機1の裏面には、図2に示
すように、機構板12が配置されているが、この機構板
12は、前記1ゲームが終了した時点で成立している得
点に対応する所定個数(例えば、1点に対して16個)
の景品玉を排出するための各種の機構が設けられるもの
である。しかして、機構板12は、合成樹脂で成型され
たほぼ方形状の機構板本体に各種の機構を組み付けたも
のからなり、その前面側には、遊技盤30の裏面に導か
れた打玉を集合して弾球遊技機1の外側(設置島の回収
樋)に排出する玉集合径路が構成されている。
【0016】また、機構板12の後面側には、弾球遊技
機設置台の図示しない補給機構から補給される玉を遊技
者に払い出すための各種の機構が設けられている。これ
らの機構について、以下説明すると、機構板12の上部
には、玉タンク13が固定されている。この玉タンク1
3には、上記した補給機構から多量の玉が補給されるよ
うになっている。玉タンク13の下方には、玉を整列し
て誘導する玉誘導レール14が設けられている。この玉
誘導レール14は、玉が2列に整列して自然流下するよ
うに傾斜して取り付けられる。また、玉誘導レール14
の上流側の底面には、玉の不足を検出する玉切れスイッ
チ15が設けられ、該玉切れスイッチ15が作動される
と、遊技盤30前面に設けられる玉切れランプ84(図
3参照)を点灯してその旨を報知するとともに、打球モ
ータ112を停止させ且つ遊技場に設置してある管理コ
ンピュータに信号を送り、上記図示しない補給機構を動
作させて玉タンク13に玉を補給する。
【0017】玉誘導レール14の下流側には、所定個数
(例えば、16個)の玉を収納し、その所定個数の玉を
区切って払い出すための景品玉ケース体16aが設けら
れている。この景品玉ケース体16aは、得点毎に対応
して励磁される払出ソレノイド17と連杆を介して連動
している。つまり、払出装置16は、1ゲームで獲得し
た得点の回数だけ払出ソレノイド17を励磁して得点に
対応する玉を景品玉ケース体16aから景品玉として払
い出すものである。なお、この払出装置16(払出ソレ
ノイド17)を払出制御回路基板201が駆動制御する
が、先ず、得点が得られると、それに応じて払出個数信
号が得点の回数だけ、遊技制御回路基板20から払出制
御回路基板201へ送信され、その払出個数信号をもと
に払出制御回路基板201がその信号に基づいて払出装
置16を駆動する。また、払出ソレノイド17が励磁し
たことを検出する払出確認スイッチ18が払出ソレノイ
ド17の側方に設けられている。なお、払出ソレノイド
17の励磁時に払出確認スイッチ18の異常が検出され
たときには、後述するように得点表示装置79にエラー
メッセージが表示されるようになっている。
【0018】払出装置16から払出された玉は、玉払出
通路を通って前記打球供給皿7又は余剰玉受皿11に導
かれるようになっているが、余剰玉受皿11に連通する
玉排出通路には、オーバーフロースイッチ19が臨んで
いる。このオーバーフロースイッチ19は、玉が玉排出
通路に充満したときにONするものであり、そのONし
たときには、前記玉排出ソレノイド17と打球発射装置
100の打球モータ112の駆動を停止するものであ
り、遊技を一時的に停止するようになっている。ただ
し、払出中又は弾発中にONしたときには、当該払出動
作の終了又は当該ゲームの終了を待って停止制御するよ
うになっている。なお、余剰玉受皿11から玉を掻き出
してオーバーフロースイッチ19をOFFにすることに
より、遊技を再開することができる。
【0019】更に、機構板12の裏面には、遊技内容や
後述する打玉の発射動作を制御する遊技制御回路基板2
0が取り付けられている。この遊技制御回路基板20に
は、後に詳述する遊技制御マイクロコンピュータ200
を含む制御回路が形成されている。また、遊技制御回路
基板20は、機構板12の中央に設けられる中継端子基
板21と機構板12の下部に設けられる端子基板23と
に集中配線によって接続されている。中継端子基板21
は、遊技盤30に設けられる各電気的部品からの配線が
接続されるものである。一方、端子基板23には、後述
する取込数検出器402等からの配線が接続されるもの
である。
【0020】また、弾球遊技機1の裏面には、前記前面
枠3の下部一側に打玉を発射する打球発射装置100が
固着されている。この打球発射装置100によって1ゲ
ームに発射される規定個数(16個)の打玉が遊技盤3
0に向かって発射されるようになっている。なお、打球
発射装置100については、後に詳述する。
【0021】次に、図3及び図4に基づいて遊技盤30
の構成について説明する。図3は、遊技盤30の正面図
であり、図4は、遊技盤30の背面図である。図3にお
いて、遊技盤30の表面には、発射レール137(図6
参照)から誘導された打玉を誘導するための誘導レール
31がほぼ円状に植立されている。そして、誘導レール
31によって囲まれた領域が遊技領域32を構成するも
のである。また、誘導レール31の先端部分には、一旦
遊技領域32に打ち込まれた玉が跳ね返りによって再度
誘導レール31内に入り込むのを防止するためのバック
玉防止部材27と、遊技領域32に打ち込まれた玉数を
計数するための打込数検出器203と、が設けられてい
る。遊技領域32には、複数(2つ)の可変表示器39
a,39bを有する可変表示装置33と、回転体47を
有する入賞球装置43と、一対の可変入賞球装置60
a,60b及びこれに関連する通過口63a,63b
と、通過入球口70a〜70pと、装飾ランプ類等が配
置されている。以下、各遊技装置毎に説明する。
【0022】可変表示装置33は、遊技領域32の中央
やや上部に設けられ、遊技盤30の表面に取り付けられ
る取付基板34を有し、その取付基板34の上部に入賞
口35が形成されている。この入賞口35は、図4に示
すように、受け入れた入賞玉を入賞玉集合カバー板86
の前面に形成される誘導板87(一部の誘導板だけに符
号を付している)によって、最終的に後述する通過入球
口70a〜70pの中の8番目の通過入球口70hに導
かれる。
【0023】また、入賞口35の下方には、すり鉢状に
形成される玉旋回板36が設けられ、該玉旋回板36の
中央に玉落下口37が穿設されている。この玉旋回板3
6には、可変表示装置33の斜め上方から飛来する打玉
が入賞して旋回し、勢いがなくなったときに玉落下口3
7から下方に落下するものであるが、本実施形態におい
ては、図3に示すように、可変表示装置33の斜め上方
に障害釘が多数植立されており、左斜め上方に打玉の侵
入し得る間隔が開けられているだけであるため、玉旋回
板36上に到達する打玉は、左斜め上方から飛来するも
のだけであり、また、玉旋回板36上には、旋回規制突
片(図示しない)が突設されているため、打玉が1回旋
回して旋回規制突片に衝突すると、そのまま玉落下口3
7に誘導されるようになっている。なお、右斜め上方か
ら飛来する打玉を受け入れるようにしても良いし、ある
いは玉旋回板36上に旋回規制突片を設けなくても良
い。また、旋回規制突片に代えて玉旋回板36上に突起
を形成して玉の旋回力を弱めて旋回回数を少なくするよ
うにしても良い。
【0024】前記玉落下口37から落下した打玉は、図
4に示すように、遊技盤30の裏面を通って可変表示装
置33の下方に位置する玉放出口42に到達し、再度遊
技盤30の前面に誘導されて遊技領域32に放出され
る。玉放出口42から遊技領域32に放出された打玉
は、図3に示すように、その下方に平行状に植立された
障害釘に誘導されて入賞球装置43の入球口45に導か
れるようになっている。
【0025】また、可変表示装置33の前記玉旋回板3
6の下部前方には、一対の可変表示器39a,39bが
臨むように設けられている。この可変表示器39a,3
9bは、7セグメントLEDで構成され、0〜9までの
10個の数字と、A、J、F、U、Pの5個の英文字か
らなる図柄を順次変動表示することが可能なようになっ
ている。しかして、可変表示器39a,39bは、入賞
球装置43の入球口45に打玉が入り、入賞玉検出器4
6をONさせると、変動を開始し、所定時間経過後に停
止する。そして、停止時の表示が予め定めた図柄の組合
せ(以下、この図柄の組合せを当り図柄という)、例え
ば、「7、7」となったときには、入賞球装置43の回
転体47を時計方向に回転させ、それ以外の図柄の組合
せ(以下、この図柄の組合せを外れ図柄という)のとき
には、回転体47を反時計方向に回転する。
【0026】また、可変表示装置33には、前記玉旋回
板36の上部後面壁の後方に飾りLED40が設けられ
ると共に、前記可変表示器39a,39bの側方に飾り
LED41が設けられている。これらの飾りLED4
0、41は、遊技状態に応じていろいろな態様で表示駆
動されるものである。
【0027】入賞球装置43は、遊技領域32の中央や
や下部に設けられ、遊技盤30の表面に取り付けられる
取付基板44を有している。取付基板44の上部には、
入球口45が形成され、該入球口45に入賞玉検出器4
6が臨むようになっている。
【0028】また、入球口45の直下には、入球口45
に入った玉を受け入れる受入凹部48を有する回転体4
7が設けられている。この回転体47は、その回転軸が
連結部材(図示しない)を介してモータ(図示しない)
に連結されており、モータの駆動により回転するように
なっている。また、モータは、正逆回転可能である。し
かして、回転体47は、通常の状態で受入凹部48が右
側方に向いた状態で停止しており、前記可変表示器39
a,39bが当り図柄となったときには、回転体47が
正面から見て時計方向に1回転され、逆に外れ図柄とな
ったときには、回転体47が反時計方向に1回転され
る。
【0029】回転体47が時計方向にほぼ1回転して受
入凹部48が傾斜した位置となったときには、受入凹部
48に受け入れられた玉は、特定領域55に放出され、
その後、特定入賞玉検出器57をONさせて前記通過入
球口70hに導かれる。一方、回転体47が反時計方向
に回転して受入凹部48が傾斜した位置となったときに
は、受入凹部48に受け入れられた玉は、通常領域56
に放出され、その後、前記通過入球口70hに導かれ
る。ところで、特定入賞玉検出器57がONしたときに
は、大当り遊技状態となる。この大当り遊技状態は、所
定回数(例えば、14回)のゲームが終了するまで、又
はその所定回数のゲームに達する前に再度特定入賞玉検
出器57がONするまで継続される。なお、大当り遊技
状態時には、後に詳述する可変入賞球装置60a,60
bのうち右側に配置される可変入賞球装置60bが所定
の条件が成立したときに開放するようになっている。更
に、入賞球装置43の下部には、遊技状態に応じていろ
いろな態様で表示駆動される飾りLED58が設けられ
ている。
【0030】可変入賞球装置60a,60bについて、
図3及び図4を参照して説明する。図において、可変入
賞球装置60a,60bは、前記可変表示装置33の両
サイドやや下方の遊技領域32に配置されており、一対
の開閉部材がソレノイド61a,61bによって開閉制
御されるものである。ただし、左右のソレノイド61
a,61bが開閉される条件は、異なるものである。ま
た、可変入賞球装置60a,60bは、入賞した打玉を
検出するための入賞玉検出器62a,62bを内蔵して
いる。
【0031】まず、左側に配置される可変入賞球装置6
0aは、その斜め下方に配置される通過口63aを打玉
が通過して通過玉検出器64aをONしたときに、短い
時間間隔で2回開閉動作されるものである。そして、そ
の2回の開閉動作中に打玉が可変入賞球装置60aに入
賞すると、入賞玉検出器62aがONして後述する7番
目の通過入球口70gに打玉が入球したと同等の効果を
奏する。また、可変入賞球装置60aに入賞した玉は、
図4に示すように誘導板87によって8番目の通過入球
口70hに導かれている。即ち、可変入賞球装置60a
に打玉が入賞することにより、7番目と8番目の通過入
球口70g,70hに打玉が入賞したものとみなされ
る。
【0032】一方、右側に配置される可変入賞球装置6
0bは、その斜め下方に配置される通過口63bを打玉
が通過して通過玉検出器64bをONしたときに、開放
されるようになっている。ただし、このような作動をす
るのは、大当り遊技状態のときだけであり、通常の遊技
状態のときに打玉が通過口63bを通過しても可変入賞
球装置60bは、開放されない。しかして、可変入賞球
装置60bの開放中に打玉が入賞すると、入賞玉検出器
62bがONして可変入賞球装置60bを閉じると共
に、後述する11番目〜13番目の通過入球口70k,
70l,70mに打玉が入球したと同等の効果を奏す
る。また、可変入賞球装置60bに入賞した玉は、図4
に示すように誘導板87によって15番目の通過入球口
70oに導かれている。即ち、可変入賞球装置60bに
打玉が入賞することにより、11番目と12番目と13
番目と15番目の通過入球口70k,70l,70m,
70oに打玉が入賞したものとみなされる。
【0033】なお、1ゲームにおける規定個数の打玉の
弾発が終了しても開放している可変入賞球装置60bに
打玉が入賞しなかったゲームが3ゲーム連続したときに
は、可変入賞球装置60bが自動的に閉じるようになっ
ている。更に、可変入賞球装置60bへの打玉の入賞に
基づくさらに大きな特徴は、多数の通過入球口への見做
し入球に加えて当該ゲームにおける得点が倍増されるこ
とである。ただし、倍増した結果が「10」点を超える
場合には、その超えた分が切り捨てられて最高10点に
抑えられる。また、得点が倍増される旨は、後述する2
倍表示器80が点灯することにより報知されるようにな
っている。
【0034】また、可変入賞球装置60a,60bには
全く含まれないが、前記通過口63a,63bの下方の
遊技領域32に配置される入賞口65a,65bについ
て簡単に説明すると、入賞口65a,65bは、遊技領
域32を落下する打玉を受け入れて遊技盤30の裏面に
誘導し、遊技盤30の裏面で誘導板87によってそれぞ
れ3番目の通過入球口70cと14番目の通過入球口7
0nに導く。したがって、入賞口65aに打玉が入賞す
ることにより、3番目の通過入球口70cに打玉が入賞
したものとみなされ、入賞口65bに打玉が入賞するこ
とにより、14番目の通過入球口70nに打玉が入賞し
たものとみなされる。
【0035】次に、通過入球口70a〜70pについて
説明する。遊技領域32の最下方には、複数(実施形態
では、16個)の通過入球口70a〜70pが横方向に
一列に設けられ、その通過入球口70a〜70pの前面
を覆う入球口装飾カバー69には、各通過入球口70a
〜70pに対応する入賞図柄表示器71a〜71pが設
けられている。なお、図示の実施形態では、通過入球口
70a〜70pには、「1〜16」の入球口番号が付さ
れている。
【0036】しかして、打玉が複数の通過入球口70a
〜70pのいずれかを通過したときには、対応する入賞
図柄表示器71a〜71pが点灯し、その入賞図柄表示
器71a〜71pが4個連なって点灯したとき得点が1
点となる。ただし、2〜5、7〜10、12〜15に配
置されるそれぞれ4つの通過入球口70b〜70e、7
0g〜70j、70l〜70oが連続して点灯したとき
には、3点となるように設定されている。この4つの連
続した通過入球口をジャックポットという。したがっ
て、本実施形態においては、3組のジャックポットが設
定されている。また、5個以上連なって点灯したときに
は、1個点灯する毎に1点加算される。なお、入賞図柄
表示器71a〜71pは、電源投入時又はリセット出力
が導出されてから前記スタートスイッチ9が押圧される
までの間デモンストレーションとして点灯移動するよう
になっている。
【0037】本実施形態においては、上記した3組のジ
ャックポットのうち、左側のジャックポット2〜5の通
過入球口70b〜70eにおいて、2番と4番の通過入
球口70b,70dの上部に三角釘が植立されており、
中央のジャックポット7〜10の通過入球口70g〜7
0jにおいて、全体が入賞球装置43の下方に位置する
ことに加えて7番と10番の通過入球口70g,70j
の上部に山型釘が植立されており、右側のジャックポッ
ト12〜15の通過入球口70l〜70oにおいて、1
3番と15番の通過入球口70m,70oの上部に三角
釘が植立されている。このため、それぞれの障害釘の調
節具合にもよるが、ジャックポットの組合せを成立させ
ることばかりでなく、連続して4つ点灯させることも難
しく、全体として通常の遊技状態においては、得点の成
立する可能性が低い。
【0038】しかし、大当り遊技状態となって、可変入
賞球装置60bが開放し、それに打玉が入賞すると、上
記した右ジャックポットのうち入賞し難い13番と15
番の通過入球口70m,70oを含む11、12、1
3、15番の通過入球口70k,70l,70m,70
oに打玉が入賞したものと見做され、後は、比較的入賞
し易い14番の通過入球口70nに入賞させれば、右ジ
ャックポットが成立すると共に11番も点灯しているの
で3点+1点が獲得できる。更に、16番の通過入球口
70pにも打玉が入賞し易いので、これに入賞すれば、
更に1点が加算される。そして、この場合、5点となる
が、可変入賞球装置60bを打玉が通過しているので、
それが2倍されて最高の10点となる。したがって、大
当り遊技状態となると上記した高い得点を得るゲームを
連続して最高14ゲーム行うことができるので、多量の
景品玉を獲得することができる。
【0039】上記した入賞図柄表示器71a〜71pが
設けられる入賞口装飾カバー69の下部中央には、得点
表示装置79と2倍表示器80とが設けられる。1つの
ディジタル表示器で構成される得点表示装置79は、1
ゲームにおいて獲得した得点が表示されるものである
が、本実施形態においては、得点の上限が「10」点に
制限されるため、得点表示装置79で最高点を表示する
場合には、「F」を表示するようにしても良い。また、
得点表示装置79には、ゲーム開始時に前のゲームで成
立した得点を点滅表示し、景品玉の払出が行われる毎に
その得点表示を減算表示し、「0」になったときに、当
該ゲームにおいて得点が発生していれば、その得点を点
灯表示して、それぞれのゲームで獲得した得点を表示態
様によって区別するようにしてもよい。この場合、2色
発光のディジタル表示器を1つ使用して区別しても良
い。また、ゲームの進行中に発生する得点を表示する表
示器と、払出す得点を表示する表示器とを別々に設けて
もよい。また、2倍表示器80は、前記入賞玉検出器6
2bがONしたときに点灯するものである。更に、本実
施形態においては、得点表示装置79がエラー表示を兼
用するようになっている。この場合には、「E」の文字
とエラーの種類によって定められた数字とが交互に点滅
表示されることにより表される。
【0040】また、入賞口装飾カバー69には、図3に
示すように、通過入球口70a〜70pの左右に飾りL
ED81が設けられ、得点表示装置79と2倍表示器8
0の左右に飾りランプ82とが設けられ、遊技状態に応
じていろいろな態様で表示駆動されるものである。更
に、通過入球口70a〜70pの裏面には、図4に示す
ように、下部集合カバー板88が取り付けられ、各通過
入球口70a〜70pを通過した玉を一か所に集めて機
構板12に形成されるアウト玉通路(図示しない)に導
いている。
【0041】次に、遊技盤30に設けられる装飾ランプ
類の構成について図3を参照して説明する。図におい
て、前記可変表示装置33の左右側方の遊技領域32に
風車ランプ66a,66bが設けられ、遊技領域32の
中央両端には、サイドランプ67a,67bが設けら
れ、前記誘導レール31の上部から右側側方の外側にレ
ール飾りランプ68が設けられている。これらは、主と
して可変表示装置33の変動中や大当り遊技状態中に所
定の態様で表示制御される。なお、本実施形態において
は、サイドランプ66a,66bに前記3組のジャック
ポットのうちの比較的良く成立する可能性がある左右の
ジャックポットに対応する入賞図柄表示器が一体的に設
けられている。したがって、遊技者は、遊技領域32の
下部にある入賞図柄表示器71a〜71pを見なくて
も、正面を見ながらでもサイドランプ66a,66b部
分が自然に目に入り、これによって可変表示装置33や
入賞球装置43を見ながらでも、得点が成立しているか
否かを判断することができる。
【0042】また、遊技領域32の外側であって遊技盤
30の左側上部には、前記払出確認スイッチ18がON
したときに点灯する景品玉払出ランプ83と、前記景品
玉切れスイッチ15がONしたときに点灯する玉切れラ
ンプ84が設けられており、それぞれの状態が遊技者に
報知される。なお、装飾ランプ類に属さないが、発射さ
れた打玉が遊技領域32に到達しなくて誘導レール31
を戻ったときには、該戻り玉は、後述する発射レール1
37の先端と誘導レール31の後端との間に形成される
ファール口(図示しない)から前記余剰玉受皿11に返
却されるが、その返却される際に、戻り球検出センサ
(図示しない)によって検出されるようになっている。
この場合、戻り球検出センサによって検出された玉数
は、発射された規定個数に含まれないように演算制御さ
れる。
【0043】次に、本発明の要部を構成する前記取込装
置300の構成について図5(A)(B)を参照して説
明する。取込装置300は、図5(A)(B)に示すよ
うに、ケース301内に集約して形成される。ケース3
01内には、前記打球供給皿7の下流と連通する玉通路
303が「く」字状に屈曲形成されており、その玉通路
303の上端の玉入口302から入った玉を玉通路30
3の途中に設けたスプロケット305で1個づつ区切っ
て玉通路303の下端の排出口304から排出するよう
になっている。なお、排出口304は、前後方向に並列
する2つの排出口304a・304bからなり、前側の
排出口304aは、取込装置300から排出する玉を発
射位置138に誘導する発射誘導口304aとして構成
され、後側の排出口304bは、取込装置300から排
出する玉をそのまま機外に排出する玉排出口304bと
して構成されている。また、スプロケット305下方の
玉通路303内には、取込装置300に取り込んだ玉数
を検出するための取込数検出器402が設けられ、排出
口304aには、排出口304aから排出される(発射
位置138に誘導される)玉数を検出するための発射用
玉検出器401が設けられている。
【0044】スプロケット305は、玉通路303の屈
曲部の下方に臨むように回転軸306にワッシャ(図示
しない)を介して回転自在に軸支されるものである。ま
た、スプロケット305は、細長形状の円柱部材308
の右端側に鍔状の円盤部(図示しない)が形成され、該
円盤部の片側面には、それぞれ玉を受け入れる間隔を保
持して突設される複数(3つ)の突出部310が形成さ
れることで、各突出部310の間は、玉を受け入れ誘導
するための凹部311として形成されている。回転自在
に軸支されるスプロケット305は、ケース301に形
成されるモータ収容空間(図示しない)に収容支持され
る取込モータ318(図7に符号のみ記載)によって回
転駆動される。
【0045】しかして、上記したスプロケット305
は、回転に伴ってその突出部310及び凹部311が玉
通路303の内部に侵入するようになっており、玉通路
303の屈曲部で突出部310間(凹部311)に受け
入れた玉を収容したまま回転して斜め下方地点でリリー
スして発射誘導口304a又は玉排出口304bから玉
を排出すようになっている。なお、発射誘導口304a
は、後述する打球供給装置130の支持部材132の開
放面と連通することで、玉を打球供給装置130に誘導
するようになっている。
【0046】また、玉通路303の下流側には、スプロ
ケット305から送り込まれた玉を前記発射誘導口30
4aに送る玉通路(図5(B)に示す通路状態)と前記
玉排出口304bに送る玉通路(図5(A)に示す通路
状態)の間にその玉通路を切り換える切換弁350が設
けられている。切換弁350は、その回転軸352を中
心としてケース301内に回転自在に軸支されるもので
ある。また、切換弁350の左側端部には、係合突起
(図示しない)が突設されている。また、切換弁350
は、図5に示すように、横から見て湾曲した形状、言い
換えれば図5(B)に示す通路切換状態で、湾曲した玉
通路に沿った形状をなしていて、玉受け面が凹状にへこ
んでいる。このため、切換弁350が玉通路の一部分を
構成する際でも、滑るように玉を誘導することができ、
スムーズな玉の流下を招来することができると共に、切
換弁350の耐久性の向上が図れる。また、切換弁35
0の先端部と当接する玉通路303内には、切換弁35
0の先端部が玉通路303内で突出しないように凹部3
57が形成されている。このため、切換弁350によっ
て切り換えられたいずれの通路形状(図5(A)及び図
5(B)に示す各通路状態)においても、玉の流下を妨
げないようになっているので、スムーズな玉の流下を招
来し、通路切換部材の先端を保護できる。
【0047】上記のように回転自在に軸支される切換弁
350は、ケース301内に収容支持される通路切換ソ
レノイド360(図7に符号のみ記載)によって回転駆
動される。即ち、通路切換ソレノイド360は、そのプ
ランジャーの先端部分が前記切換弁350の係合突起と
係合して設けられる。そして、通路切換ソレノイド36
0は、駆動(励磁)されずに図示しないバネの弾性力に
よってプランジャーを退行移動させた状態では、切換弁
350を図5(A)に示す回転位置に保持させて、玉通
路303を玉排出口304b側に切り換える。一方、駆
動(励磁)されてプランジャー362を進出移動させた
状態では、切換弁350を図5(B)に示す回転位置に
保持させて、玉通路303を発射誘導口304a側に切
り換える。
【0048】次に、遊技盤30に向かって打玉を弾発す
る打球発射装置100について、図6を参照して説明す
る。打球発射装置100は、発射レール137の発射位
置138にある打玉を弾発するための駆動装置で、前記
操作ハンドル10の操作によって動作するものである。
図6において、打球発射装置100は、方形状の取付基
板101に集約して設けられ、その先端に槌先部103
を有する打球杆102が支軸104の一端(取付基板1
01の後面側)に回動自在に軸支されている。そして、
槌先部103が発射位置138に臨むようになってお
り、発射位置138に待機する打玉を打ち出す。また、
支軸104には、図示しないが打球杆102に弾発力を
付与する巻バネが周設されている。また、打球杆102
の下端には、遮光板105が形成され、打球杆102が
傾動した位置で遮光板105がハンマ位置検出器106
をONからOFFにし、打球杆102が戻るときにOF
FからONにする。
【0049】即ち、ハンマ位置検出器106は、通常時
ON状態となっており、打球杆102が傾動して遮光板
105が介入することによりOFF状態となる。しかし
て、打球杆102が戻るときにOFFからONに変化
し、その変化したことにより打球杆102の位置を検出
するようになっている。なお、ハンマ位置検出器106
は、外部からの光によって作動しないようにカバー10
7によって覆われている。
【0050】また、打球杆102の支軸104の上辺部
には、上下摺動部材109に当接する当接部108が形
成されている。上下摺動部材109は、取付基板101
に上下方向にスライド可能に取り付けられ、打球杆10
2が発射位置138に臨む位置にあるときには、下降し
た位置にあり、打球杆102が傾動するにつれて上昇す
る。また、上下摺動部材109の上端部には、打球供給
装置130の後述する玉送り部材134に当接する当接
片部材110が延設されている。このため、上下摺動部
材109を介して打球杆102の往復回動に連動して玉
送り部材134が揺動することになる。
【0051】前記打球杆102に往復回動動作を付与す
る打球モータ112が取付基板101に設けられてい
る。そして、打球モータ112には、そのモータ軸の先
端に回転カム(図示しない)が固着している。しかし
て、この回転カムが取付基板101の前面側で止着され
た係合レバー(図示しない)と間欠的に係合して打球杆
102に往復運動を付与している。この際、取付基板1
01の後面側に上下交差状に固着される当接ゴム111
a,111bによって打球杆102の回動範囲が規制さ
れている。また、打球モータ112の後面には、触手回
路基板116が配置され、前記操作ハンドル10に設け
られるタッチスイッチ(図示しない)に遊技者が触れる
ことにより打球モータ112の回路が閉路されるように
なっている。
【0052】次に、図6を参照して、打球供給装置13
0の構造について説明する。打球供給装置130は、前
記前面扉板6の裏面に固定される枠状の取付板131と
前面扉板6の裏面に直接取り付けられる支持部材132
とから構成される。支持部材132は、前記前面扉板6
の前面に固定される打球供給皿7と一体的に形成される
取付ボスに直接止着されることにより取り付けられる。
また、支持部材132の前面は開放されており、その開
放面が前記取込装置300の発射誘導口304aと連通
するようになっている。更に、支持部材132の上面に
は、開口133が形成され、該開口133に後述する送
り玉感知部材139の後部凸部が侵入するようになって
いる。
【0053】更に、支持部材132の下部には、玉送り
部材134が回動自在に軸支されている。玉送り部材1
34の下面は、前記上下摺動部材109の当接片部材1
10と当接し、その上部には、取込装置300から供給
された打玉を停止移動させる玉送り傾斜面が形成されて
いる。また、玉送り部材134には、支持部材132に
開設された玉出口136の直前で前記玉送り部材134
で押し上げられて流下してきた玉を停止させる停止片1
35が一体的に形成されている。この停止片135は、
玉送り部材134が回動しない下降した位置にあるとき
には、玉出口136を開放するが、上昇したときには、
玉出口136を閉塞するようになっている。なお、玉出
口136は、前記発射レール137の発射位置138の
やや上流側に臨み、打玉がこの玉出口136から落下す
ることにより発射位置138に供給される。
【0054】一方、取付板131には、投受光方式の玉
計数センサ142が取り付けられている。この玉計数セ
ンサ142は、その後端部を支持されて揺動する送り玉
感知部材139の動作を検出するものである。送り玉感
知部材139は、その中程に前記開口133に侵入し得
る凸部が形成され、該凸部の上面には、付勢バネ143
が設けられている。また、送り玉感知部材139の先端
側には、アーム片140が形成され、そのアーム片14
0の先端に前記玉計数センサ142を作動させる遮光板
141が形成されている。しかして、送り玉感知部材1
39は、常には遮光板141が玉計数センサ142をO
FFとするように下降した位置となっており、打玉が玉
送り部材134で供給されるときに上方へ揺動して遮光
板141が玉計数センサ142から退避してONとさせ
るようになっている。また、取付板131の最上部に
は、玉計数センサ142からの配線を中継する端子14
4が設けられている。
【0055】以上、説明した遊技盤30、取込装置30
0、打球発射装置100、及び打球供給装置130を含
む弾球遊技機1は、遊技制御回路基板20を含む複数の
制御回路基板によって制御される。その制御回路基板
は、図7のブロック図に示すようになっている。即ち、
制御回路基板は、制御中枢としての遊技制御回路基板2
0と、払出制御回路基板201と、発射制御回路基板2
02と、を備えている。なお、払出制御回路基板201
には、遊技制御回路基板20のようにマイクロコンピュ
ータが設けられ、このマイクロコンピュータにより払出
制御及び取込制御が行われる。遊技制御回路基板20に
は、スタートスイッチ9からの遊技開始信号と、打込数
検出器203からの打込数検出信号と、取込装置300
の取込数検出器402からの取込数検出信号と、が入力
される。一方、遊技制御回路基板20からは、払出制御
回路基板201及び発射制御回路基板202に各制御信
号が出力される。また、発射制御回路基板202には、
遊技制御回路基板20からの制御信号と、払出制御回路
基板201からの制御信号と、が入力され、発射制御回
路基板202からは、打球モータ112に駆動制御信号
が出力される。また、払出制御回路基板201には、遊
技制御回路基板20からの制御信号と、取込数検出器4
02からの取込数検出信号と、発射用玉検出器401か
らの発射用玉数検出信号と、が入力され、払出制御回路
基板201からは、発射制御回路基板202、払出装置
16、取込装置300の取込モータ318及び通路切換
ソレノイド360に各制御信号が出力される。なお、遊
技制御回路基板20(遊技制御マイクロコンピュータ2
00)と払出制御回路基板201(払出制御及び取込制
御を行うサブ制御マイクロコンピュータ)との間の信号
通信は、遊技制御回路基板20から払出制御回路基板2
01への一方向通信となっている。また、図7に示すよ
うに、払出制御回路基板201とカードユニット204
とを通信させ、カード残高を引き落とし、弾球遊技機1
の払出装置から貸玉を払い出すようにしてもよい。ま
た、景品玉と貸玉を同一の払出装置から払い出すのであ
れば、取込装置300のような払出装置を採用すればよ
い。
【0056】しかして、上記したような遊技制御回路基
板20の構成において、スタートスイッチ9がONされ
て遊技開始信号が遊技制御回路基板20(遊技制御マイ
クロコンピュータ200)に出力されると、遊技制御回
路基板20から払出制御回路基板201に制御信号(取
込数信号)が出力され、これに伴って払出制御回路基板
201が取込モータ318及び通路切換ソレノイド36
0の各駆動を制御する。これにより、打球供給皿7から
取込装置300に25個の玉が取り込まれ、そのうちの
最初の9個が取込装置300の玉排出口304bから機
外に排出され、残りの16個が取込装置300の発射誘
導口304aから発射位置138に誘導されて遊技が開
始される。即ち、1ゲームにおいて実際に遊技領域32
に打ち込まれる玉は16個であるが、取込装置300に
25個の玉が取り込まれなければ遊技を行うことができ
ないようになっている(取り込まないうちは発射禁止状
態になっている)。なお、このような遊技開始の是非
は、取込数検出器402が25個の玉を検出したか否か
で行われる。そして、取込数検出器402の取込数検出
信号に基づいて取込装置300に取り込まれる玉が25
個あると判別された場合には、遊技制御回路基板20か
ら発射制御回路基板202に制御信号が出力されて打球
モータ112の駆動を許容して遊技が開始される。その
後、打込数検出器203によって16個の玉発射が検出
されると、遊技制御回路基板20から発射制御回路基板
202に発射停止信号を出力することで打球モータ11
2の駆動を強制的に停止(禁止)して1ゲームの遊技を
終了させる。一方、取込数検出器402の取込数検出信
号に基づいて打球供給皿7から取込装置300に取り込
まれる玉が25個未満であると判別された場合には、待
機状態となるが、取込数検出器402が25個の玉を検
出すれば遊技が開始される。つまり、25個未満の間
は、発射禁止状態となっていて、25個の玉を検出すれ
ば発射が許容されハンドル操作により玉が発射される。
【0057】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、遊技玉が通過可能な複数の通過入球口70a〜70
pを備えた遊技盤30面上に規定個数(本実施形態で
は、16個)の遊技玉を発射して遊技を行い、該規定個
数の遊技玉の発射を1ゲームとし、少なくとも該1ゲー
ム中に発射された遊技玉が通過した通過入球口の組合せ
によって成立する遊技結果に基づいて所定の遊技価値を
付与する遊技機としての弾球遊技機1において、前記1
ゲームを行うのに必要な遊技玉数を予め定めた所定個数
(本実施形態では、25個)とし、前記1ゲーム中に発
射される前記規定個数と前記所定個数とを異ならせたこ
とを特徴とする。このように構成することにより、1ゲ
ームを行うのに必要な遊技玉数(所定個数)と、1ゲー
ム中に発射される遊技玉数(規定個数)とを異ならせる
ことで、遊技性のバリエーションを広げることができ
る。
【0058】また、前記所定個数の遊技玉を取り込むこ
とで遊技玉の発射を許容する一方、前記規定個数の遊技
玉を発射したことで遊技玉の発射を禁止する制御を行う
制御手段(遊技制御回路基板20)を設けたことを特徴
とする。このように構成することにより、1ゲームを行
うのに必要な遊技玉数(所定個数)と、1ゲーム中に発
射される遊技玉数(規定個数)と、に基づいた正確な玉
発射制御を行うことができる。制御手段とは1つの基
板、1つの制御マイクロコンピュータに限定されるもの
ではなく、複数の基板、複数のマイクロコンピュータで
あってもよい。また、遊技制御回路基板に限らず、払出
制御回路基板であってもよい。
【0059】また、前記制御手段は、遊技動作を制御す
る遊技制御手段としての遊技制御回路基板20から構成
したことを特徴とする。このように構成することによ
り、遊技制御回路基板20によって遊技玉の発射制御を
行うことができる。
【0060】また、前記所定個数の遊技玉を取り込むた
めの取込装置300を備えると共に、該取込装置300
による遊技玉の取込動作を制御する取込制御手段として
の払出制御回路基板201を前記遊技制御回路基板20
と別体で設け、前記払出制御回路基板201は、前記遊
技制御回路基板20からの取込数信号を受けて該取込数
信号によって特定される取込数の遊技玉を取り込むよう
に前記取込装置300を制御することを特徴とする。こ
のように構成することにより、遊技制御手段から出力さ
れる取込数信号を変更するだけで取込装置300による
遊技玉の取込数を変えることができる。このため、機種
交換の際などに遊技制御手段を入れ替えることで、簡単
に遊技玉の取込数の設定を変更することができる。
【0061】なお、遊技制御手段と取込制御手段とし
て、遊技制御回路基板と払出制御回路基板を例として説
明したが、遊技制御手段及び取込制御手段をそれらの制
御をするマイクロコンピュータとしてもよく、それらが
同一基板上にあってもマイクロコンピュータが別々に設
けられていればよい。また、取込装置も本実施形態のも
のに限定せず、電気的駆動源(モータやソレノイド等)
を用いて遊技玉を取り込めるものであればよい。例え
ば、取込装置における遊技玉の取込条数を2条にした
り、機外排出用の取込装置と発射誘導用の取込装置とを
別々に設けてもよい。なお、このようなことは、払出装
置においても同様で、電気的駆動源(モータやソレノイ
ド等)を用いて遊技玉を払い出すものであれば、いずれ
の構成であってもよい。
【0062】また、前記遊技制御回路基板20と前記払
出制御回路基板201との間の信号通信は、前記遊技制
御回路基板20から前記払出制御回路基板201への一
方向通信によって行われることを特徴とする。このよう
に構成することにより、然も払出制御回路基板201を
介した遊技制御回路基板20への不正信号の入力を回避
することができ、ひいては遊技制御回路基板20に対す
る不正行為を防止することができる。
【0063】また、前記払出制御回路基板201は、景
品玉の払い出し制御も行うことを特徴とする。このよう
に構成することにより、遊技玉の取り込みを制御する払
出制御回路基板201によって景品玉の払い出し制御も
行えるので、別途、景品玉の払出制御手段を設ける必要
がなく、部品点数の削減を招来することができる。な
お、払出制御手段(基板、マイクロコンピュータ)と取
込制御手段(基板、マイクロコンピュータ)は、別体に
設けられていてもよい。
【0064】また、前記規定個数よりも前記所定個数の
ほうが多いことを特徴とする。このように構成すること
により、遊技場側の利益を向上することができる。な
お、1ゲームを行うのに必要な遊技玉数(所定個数)
は、必ずしも1ゲーム中に発射される遊技玉数(規定個
数)よりも多くする必要はなく、逆に、1ゲーム中に発
射される遊技玉数(規定個数)を1ゲームを行うのに必
要な遊技玉数(所定個数)よりも多く設定してもよい。
つまり、前記規定個数が16個であるのに対し、前記所
定個数を20個、10個などとしてもよいのである。ま
た、前記規定個数は16個に限ったものではない。ま
た、1得点に対して与えられる景品玉数も16個に限ら
ず前記所定個数と同じにするなどしてもよい。
【0065】なお、取込装置は、上記した実施形態の構
成(スプロケット式)に限定するものではない。以下に
取込装置の変形例について図8を参照して説明する。取
込装置410は、図8(A)(B)に示すように、取付
ベース411に集約して形成されている。この取付ベー
ス411の下部側方から中央にかけて直角状の玉流下路
412が形成され、該玉流下路412の屈曲部よりやや
下方に発射用玉検出器413が係止爪414により固定
されている。この発射用玉検出器413は、近接型のス
イッチであり、その前方に入賞玉が通過する通過穴が形
成されている。また、この発射用玉検出器413の通過
穴を挟むように先端が「コ」字状に形成される玉送り部
材415が支軸416を中心にして揺動自在に軸支さ
れ、その玉送り部材415の後端にソレノイド420の
プランジャ421に連結される連結杆422が固着され
ている。ソレノイド420は、取付ベース411に突設
される係止爪424によって着脱自在に装着されると共
に、そのプランジャ421にスプリング423が周設さ
れ、常にプランジャ421を下方に向けて付勢してい
る。一方、玉送り部材415の先端には、その下方に下
部停止部417が形成され、また、その上部に上部停止
部418が形成されている。更に、玉流下路412の屈
曲部上面には、薄い鉄板419が張り付けられている。
【0066】そして、上記した取込装置410が玉の取
り込みを停止する場合には、図8(A)に示すように、
ソレノイド420がOFF状態となる。これにより、玉
送り部材415の上部停止部418は、玉流下路412
内に突出していないが、下部停止部417は、発射用玉
検出器413の下方の玉流下路412に突出した状態と
なる。そして、玉流下路412を流下する先頭の玉P1
が発射用玉検出器413の通過穴に入った状態で下部停
止部417によって停留される。一方、取込装置410
が玉の取り込みを行う場合には、図8(B)に示される
ように、ソレノイド420がONする。これにより、上
部停止部418が玉流下路412内に侵入して次の玉P
2の発射用玉検出器413の通過穴への侵入を阻止する
と共に、下部停止部417が玉流下路412から退避す
るので、先頭の玉P1が開放されて下方に向かって流下
する。そして、所定数の玉が取込装置410から排出さ
れると、再度、図8(A)に示すソレノイド420のO
FF状態に戻る。なお、変形例の取込装置410の下流
には、前記取込装置300と同様に流路を切り換える図
示しない流路切換装置が備えられている。
【0067】また、上記した実施形態では、遊技盤面上
に発射される玉を1ゲーム毎に打球供給皿7から供給す
る構成としているが、これに限定するものではない。例
えば、遊技盤面上に発射される玉を封入し、この封入玉
を各ゲーム毎に遊技機内で循環して利用したりしてもよ
い。つまり、入球口に入球して遊技盤裏面で誘導された
玉が機外に排出されずに、発射位置に整列されて誘導さ
れるもので、その玉を再度発射するものである。また、
遊技盤面上に発射される玉を遊技機設置島の誘導樋から
直接補給して、打ち込まれた玉はそのまま機外に排出す
るようにしてもよい。但し、これらの場合には、各ゲー
ム毎で打球供給皿7から所定数(例えば25個)の玉を
取り込んで機外に排出するものである。つまり、上記変
形例は、遊技するために取り込まれる玉と、遊技盤に打
ち込まれる玉が別々に処理されるものである。また、実
施形態中では、可変表示器39a,39bの表示結果を
当り図柄と外れ図柄とに分けただけの構成としている
が、さらに当り図柄を確変当り図柄と非確変当り図柄と
に分けた構成としてもよい。即ち、当り図柄のうち確変
当り図柄で当った場合は、大当り遊技状態の終了後に可
変表示器39a,39bでの当り図柄の導出確率を通常
時よりも高くする確変制御を行うようにしてもよい。ま
た、このような確変当り図柄での1回の当りに基づい
て、確変制御を予め定めた複数回まで繰り返し行う構成
としてもよい。また、実施形態中、遊技機の構成として
遊技玉をハンマーで遊技領域に打ち込む弾球遊技機を例
示しているがこれに限らない。また、遊技玉を発射する
ための発射装置は、特に限定しない。例えば、上から玉
を落下させる方式のものなどでもよい。また、遊技領域
や玉を画像化した画像式遊技機であってもよい。また、
取り込んだ玉数をクレジット(玉数を記憶して、デジタ
ル表示する)して、そのクレジット数を所定個数分引き
落とすことでゲームが可能となるものでもよい。さら
に、記録媒体に記録された残高を玉数に変換した記憶値
や記録された玉数を所定個数分引き落とすことでゲーム
が可能になるものでもよい。つまり、実際の玉を取込む
ものに限らず記憶値を引き落とすものでもよい。取込数
検出器や発射用玉検出器は、主に近接スイッチなどを用
いるが、特に限定しない。例えば、マイクロスイッチな
どでもよい。また、規定個数とは、必ずしも一定の個数
でなくてもよく、例えば、特定遊技状態中は、この個数
が増加するものであってもよい。また、実施形態中で
は、本発明の遊技機をアレンジボール遊技機としている
が、これに限らず、雀球遊技機に本発明を適用してもよ
い。
【0068】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)遊技玉が通過可能な複数の通過入球口を備えた遊
技盤面上に規定個数の遊技玉を発射して遊技を行い、該
規定個数の遊技玉の発射を1ゲームとし、少なくとも該
1ゲーム中に発射された遊技玉が通過した通過入球口の
組合せによって成立する遊技結果に基づいて所定の遊技
価値を付与する遊技機において、前記1ゲームを行うの
に必要な遊技玉数を予め定めた所定個数とし、前記1ゲ
ーム中に発射される前記規定個数と前記所定個数とを異
ならせ、前記遊技盤面上に発射される玉を封入し、この
封入玉を各ゲーム毎に前記規定個数発射して循環すると
共に、前記所定個数を取込装置により取り込み、機外に
排出することを特徴とする。 (2)遊技玉が通過可能な複数の通過入球口を備えた遊
技盤面上に規定個数の遊技玉を発射して遊技を行い、該
規定個数の遊技玉の発射を1ゲームとし、少なくとも該
1ゲーム中に発射された遊技玉が通過した通過入球口の
組合せによって成立する遊技結果に基づいて所定の遊技
価値を付与する遊技機において、前記1ゲームを行うの
に必要な遊技玉数を予め定めた所定個数とし、前記1ゲ
ーム中に発射される前記規定個数と前記所定個数とを異
ならせ、前記遊技盤面上に発射される玉を遊技盤裏面側
の補給樋から直接補給して、前記規定個数の玉を発射し
て機外に排出すると共に、前記所定個数を取込装置によ
り取り込み、機外に排出することを特徴とする。 (3)遊技玉が通過可能な複数の通過入球口を備えた遊
技盤面上に規定個数の遊技玉を発射して遊技を行い、該
規定個数の遊技玉の発射を1ゲームとし、少なくとも該
1ゲーム中に発射された遊技玉が通過した通過入球口の
組合せによって成立する遊技結果に基づいて所定の遊技
価値を付与する遊技機において、前記1ゲームを行うの
に必要な遊技玉数を予め定めた所定個数とし、前記1ゲ
ーム中に発射される前記規定個数よりも前記所定個数を
多く設定し、前記遊技盤面上に発射される玉を各ゲーム
毎に玉受け皿から前記所定個数取り込み、そのうちの前
記規定個数を発射する一方、残りを機外に排出すること
を特徴とする。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技玉が通過可能な複
数の通過入球口を備えた遊技盤面上に規定個数の遊技玉
を発射して遊技を行い、該規定個数の遊技玉の発射を1
ゲームとし、少なくとも該1ゲーム中に発射された遊技
玉が通過した通過入球口の組合せによって成立する遊技
結果に基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機におい
て、前記1ゲームを行うのに必要な遊技玉数を予め定め
た所定個数とし、前記1ゲーム中に発射される前記規定
個数と前記所定個数とを異ならせたことを特徴とする。
このように構成することにより、1ゲームを行うのに必
要な遊技玉数(所定個数)と、1ゲーム中に発射される
遊技玉数(規定個数)とを異ならせることで、遊技性の
バリエーションを広げることができる。
【0070】また、請求項2の発明においては、前記所
定個数の遊技玉を取り込むことで遊技玉の発射を許容す
る一方、前記規定個数の遊技玉を発射したことで遊技玉
の発射を禁止する制御を行う制御手段を設けたことを特
徴とする。このように構成することにより、1ゲームを
行うのに必要な遊技玉数(所定個数)と、1ゲーム中に
発射される遊技玉数(規定個数)と、に基づいた正確な
玉発射制御を行うことができる。
【0071】また、請求項3の発明においては、前記制
御手段は、遊技動作を制御する遊技制御手段から構成し
たことを特徴とする。このように構成することにより、
遊技制御手段によって遊技玉の発射制御を行うことがで
きる。
【0072】また、請求項4の発明においては、前記所
定個数の遊技玉を取り込むための取込装置を備えると共
に、該取込装置による遊技玉の取込動作を制御する取込
制御手段を前記遊技制御手段と別体で設け、前記取込制
御手段は、前記遊技制御手段からの取込数信号を受けて
該取込数信号によって特定される取込数の遊技玉を取り
込むように前記取込装置を制御することを特徴とする。
このように構成することにより、遊技制御手段から出力
される取込数信号を変更するだけで取込装置による遊技
玉の取込数を変えることができる。このため、機種交換
の際などに遊技制御手段を入れ替えることで、簡単に遊
技玉の取込数の設定を変更することができる。
【0073】また、請求項5の発明においては、前記遊
技制御手段と前記取込制御手段との間の信号通信は、前
記遊技制御基板から前記取込制御手段への一方向通信に
よって行われることを特徴とする。このように構成する
ことにより、取込制御手段を介した遊技制御手段への不
正信号の入力を回避することができ、ひいては遊技制御
手段に対する不正行為を防止することができる。
【0074】また、請求項6の発明においては、前記取
込制御手段は、景品玉の払い出し制御も行うことを特徴
とする。このように構成することにより、遊技玉の取り
込みを制御する取込制御手段によって景品玉の払い出し
制御も行えるので、別途、景品玉の払出制御手段を設け
る必要がなく、部品点数の削減を招来することができ
る。
【0075】また、請求項7の発明においては、前記規
定個数よりも前記所定個数のほうが多いことを特徴とす
る。このように構成することにより、遊技場側の利益を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】弾球遊技機の背面図である。
【図3】弾球遊技機の遊技盤の正面図である。
【図4】遊技盤の背面図である。
【図5】同図(A)は取込装置の玉通路を玉排出口に切
り換えた状態を示す一部断面図であり、同図(B)は取
込装置の玉通路を発射誘導口に切り換えた状態を示す一
部断面図である。
【図6】打球発射装置と打球供給装置との関係を示す正
面図である。
【図7】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図8】同図(A)(B)は変形例における取込装置を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 7 打球供給皿 9 スタートスイッチ 16 払出装置 20 遊技制御回路基板(遊技制御手段) 30 遊技盤 70a〜70p 通過入球口 100 打球発射装置 112 打球モータ 130 打球供給装置 201 払出制御回路基板(取込制御手段) 202 発射制御回路基板 203 打込数検出器 204 カードユニット 300・410 取込装置 304a 発射誘導口 304b 玉排出口 318 取込モータ 360 通路切換ソレノイド 401 発射用玉検出器 402 取込数検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技玉が通過可能な複数の通過入球口を
    備えた遊技盤面上に規定個数の遊技玉を発射して遊技を
    行い、該規定個数の遊技玉の発射を1ゲームとし、少な
    くとも該1ゲーム中に発射された遊技玉が通過した通過
    入球口の組合せによって成立する遊技結果に基づいて所
    定の遊技価値を付与する遊技機において、 前記1ゲームを行うのに必要な遊技玉数を予め定めた所
    定個数とし、前記1ゲーム中に発射される前記規定個数
    と前記所定個数とを異ならせたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記所定個数の遊技玉を取り込むことで
    遊技玉の発射を許容する一方、前記規定個数の遊技玉を
    発射したことで遊技玉の発射を禁止する制御を行う制御
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、遊技動作を制御する遊
    技制御手段から構成したことを特徴とする請求項2記載
    の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記所定個数の遊技玉を取り込むための
    取込装置を備えると共に、該取込装置による遊技玉の取
    込動作を制御する取込制御手段を前記遊技制御手段と別
    体で設け、前記取込制御手段は、前記遊技制御手段から
    の取込数信号を受けて該取込数信号によって特定される
    取込数の遊技玉を取り込むように前記取込装置を制御す
    ることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技制御手段と前記取込制御手段と
    の間の信号通信は、前記遊技制御基板から前記取込制御
    手段への一方向通信によって行われることを特徴とする
    請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記取込制御手段は、景品玉の払い出し
    制御も行うことを特徴とする請求項4又は請求項5記載
    の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記規定個数よりも前記所定個数のほう
    が多いことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    かに記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224289A (ja) * 2001-02-02 2002-08-13 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005342423A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2012176308A (ja) * 2012-06-21 2012-09-13 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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