JP2794451B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2794451B2
JP2794451B2 JP1139916A JP13991689A JP2794451B2 JP 2794451 B2 JP2794451 B2 JP 2794451B2 JP 1139916 A JP1139916 A JP 1139916A JP 13991689 A JP13991689 A JP 13991689A JP 2794451 B2 JP2794451 B2 JP 2794451B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、可変表示装置の表示結果が予め定めた表
示結果となったことを条件に特定遊技状態となって可変
入賞球装置を開閉駆動する弾球遊技機に関し、特に、遊
技者側に属する所定の価値と引き替えに遊技者に付与す
る遊技価値を増減させることができる弾球遊技機に関す
るものである。
【従来の技術】
従来、弾球遊技によって成立する遊技結果に基づいて
所定の遊技価値を付与する弾球遊技機として、例えば、
遊技盤上に設けられた始動入賞口に打玉が入賞すると複
数の可変表示部を有する可変表示装置が可変開始し、そ
の可変表示が停止したときの組合せが所定の特定表示状
態になると特別遊技状態となって遊技者に大きな価値を
付与するものが知られている。このような弾球遊技機に
あっては、打玉が始動入賞口に入賞して可変表示装置が
可変表示する回数や、可変表示装置の組合せ態様等は、
常に同じであった。つまり、始動入賞口への打玉の入賞
によって遊技者に付与される可変表示装置に関する遊技
価値は常に一定であった。
【発明が解決しようとする課題】
このため、折角、打玉が始動入賞口に入賞しても、そ
れによって付与される遊技価値が常に一定であるため、
遊技が単調となり遊技者に飽きられ易いという問題があ
った。しかして、このような問題を解決するために、始
動入賞口への入賞により可変表示装置の作動態様を変化
させることが考えられるが、ただ単に変化させるだけで
は、遊技者側又は遊技場側のいずれか一方が不利となる
場合があり、バランスのとれた弾球遊技機を提供できな
いという問題があった。 この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、遊技者に付与される遊技価値
に変化を与えるとともに、その変化によって遊技者側に
も遊技場側にも不利にならないバランスのとれた弾球遊
技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球
遊技機は、 可変表示装置の表示結果が予め定めた表示結果となっ
たことを条件に特定遊技状態となって可変入賞球装置を
開閉駆動する弾球遊技機において、 遊技者によって選択され、且つ弾球遊技において遊技
内容の異なる複数の遊技モードのいずれかを選択可能な
遊技モード選択手段と、 該遊技モード選択手段の選択に応じて遊技者側に属す
る所定の価値の大きさを変化させる所定価値変化手段
と、 該所定価値変化手段により変化した所定の価値の大き
さに対応して前記可変入賞球装置の開閉駆動における開
閉条件を変化させる開閉条件変化手段と、 前記特定遊技状態となったときに、前記遊技モード選
択手段によって選択されている遊技モードに対応した開
閉条件で前記可変入賞球装置を制御する可変入賞球装置
制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【作用】
可変表示装置の表示結果が予め定めた表示結果となっ
たことを条件に特定遊技状態となったときに、遊技者に
よって選択されている遊技モードに対応した開閉条件で
可変入賞球装置を制御するように構成されるので、遊技
者側に属する所定の価値と遊技者に付与される可変入賞
球装置の開閉条件とが相関関係を持つように変化する。
つまり、遊技者側にとっても遊技場側にとっても一方的
に利益又は不利益を蒙るものではなく、バランスの取れ
た弾球遊技機を提供することができる。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。 弾球遊技機全体の構成 まず、第4図ないし第6図を参照して、この実施例が
適用される弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機に
ついて説明する。第4図は、パチンコ遊技機の正面図で
あり、第5図は、パチンコ遊技機の遊技盤に取付けられ
る可変表示装置の正面図であり、第6図は、パチンコ遊
技機の背面概略図である。図において、パチンコ遊技機
1の外枠2に開閉自在に額縁状の前面枠3が取付けら
れ、該前面枠3には、扉保持枠4が周設され、該扉保持
枠4には、ガラス板を有するガラス扉枠5及び前面扉板
6が一側を軸支されて開閉自在に取り付けられている。
ガラス扉枠5の後方であって、前記前面枠3の裏面に
は、遊技盤18が着脱自在に設けられている。また、前面
扉板6の表面には、排出された景品玉を貯留し、かつ打
玉の発射位置に一個宛供給する打球供給皿7が固定され
ている。打球供給皿7の上流側の内部空間には、遊技に
関連する効果音を発生する報知手段としてのスピーカー
8が内蔵されている。また、前面扉板6には、この実施
例の要部を構成する特別遊技を選択するための複数の遊
技選択ボタン12〜14が設けられている。すなわち、この
実施例においては、特別遊技として、後述する可変表示
装置21において成立する当りラインの数を変化(増加)
させて遊技が行えるように設定され、その当りラインの
数を遊技者が選択可能なように遊技選択ボタン12〜14が
設けられている。しかして、当りラインの数を1つ選択
する場合(この場合には、通常遊技)には、1ライン遊
技選択ボタン12を押圧し、当りラインの数を3つ選択す
る場合(この場合には、特別遊技)には、3ライン遊技
選択ボタン13を押圧し、当りラインの数を5つ選択する
場合(この場合には、特別遊技)には、5ライン遊技選
択ボタン14を押圧すればよい。そして、それぞれの遊技
選択ボタン12〜14が押圧されることにより、どの当りラ
インでの遊技が選択されているかを遊技者に分かるよう
に表示する1〜5ライン遊技表示器9a,9b,10a,10b,11a,
11bが点灯するようになっている。この実施例の場合に
は、一方の1〜5ライン遊技表示器9a,10a,11aが1〜5
ライン遊技選択ボタン12〜14に内蔵されており、他方の
1〜5ライン遊技表示器9b,10b,11bが打球供給皿7の上
部一側にまとめて設置されている。この場合、いずれか
一方の1〜5ライン遊技表示器だけを設けてもよい。な
お、前記遊技選択ボタン12〜14のうち、3ライン遊技選
択ボタン13及び5ライン遊技選択ボタン14を操作したと
きに特別遊技を選択することになるが、この特別遊技を
選択することにより、後述するように遊技者に付与され
る遊技価値は大きくなる。更に、上記ライン遊技選択ボ
タン12〜14に対応してライン遊技検出器12a〜14a(図示
しない;ただし第3図のタイムチャートに表示)が設け
られ、ライン遊技選択ボタン12〜14が遊技者によって操
作されたことを検出するようになっている。 また、この実施例においては、前記ライン遊技選択ボ
タン12〜14のうち、3ライン遊技選択ボタン13、及び5
ライン遊技選択ボタン14が押圧され、且つ後述する始動
入賞口38a〜38cに打玉が入賞したとき、後述する打球供
給装置110に設けられる打玉取込み機構122が動作したこ
とを表示する取込み表示器15が打球供給皿7の側面に臨
むように設けられている。打玉取込み機構122について
は、後に詳述するが、遊技者が特別遊技を選択して遊技
者に付与される遊技価値が大きくなったときに、これと
引き換えに遊技者側に属する所定の価値としての打玉を
所定数取込むように動作するものである。 前記前面枠3の下方部には、打球発射機構の一部を構
成する操作ハンドル16や、前記打球供給皿7に貯留しき
れなかった景品玉を貯留するための余剰玉受皿17が設け
られている。このうち、前記操作ハンドル16に対応する
ように前記前面枠3の裏面には、第6図に示すように打
球発射装置90が取り付けられている。この打球発射装置
90については、後に詳述する。 前記遊技盤18の表面には、発射された打玉を誘導する
ための打球誘導レール19aと、該打球誘導レール19aによ
って誘導された打玉が落下するための遊技領域20を区画
する遊技領域形成レール19bがほぼ円状に植立されてい
る。 遊技領域20のほぼ中央には、複数の可変表示部23a〜2
3cを有する可変表示装置21が設けられている。可変表示
装置21は、第5図に示されるように、前記遊技盤18に取
付けられる取付基板22を有し、その上部には、通常の入
賞口31が形成され、その入賞口31の下方には、後述する
可変入賞球装置32の開閉板34の開成回数を表示する開成
回数表示器30が設けられるとともに、その開成回数表示
器30の左右に後述する始動入賞口38a〜38cに入賞した入
賞玉数を最高4個まで記憶した旨を報知する始動入賞記
憶表示器29が設けられている。また、取付基板22の下方
部分には、正方形状の開口が開設され、該開口に前記複
数の可変表示部23a〜23cが臨むとともに、その可変表示
部23a〜23cの表面に描かれた識別情報(図柄)が3つ分
見えるような大きさに開設される。 また、可変表示部23a,23cの左右の取付基板22には、
当りラインを表示する複数の当りライン表示器24a,24b,
25a,25b,26a,26b、27a,27b,28a,28bが配置されている。
すなわち、この可変表示装置21においては、前面から見
える3つの識別情報の中央の横方向(当りライン表示器
24a−24bとを結ぶライン)、上下2つの横方向(当りラ
イン表示器25a−25b、26a−26bとを結ぶライン)、及び
2つの斜め方向(当りライン表示器27a−27b、28a−28b
とを結ぶライン)の5つの当りラインが設定されてお
り、このため、5つの当りラインのうち、前記ライン遊
技選択ボタン12〜14によって、どの当りラインが選択さ
れているかを点灯表示するために当りライン表示器24a
〜28bが設けられている。また、この当りライン表示器2
4a〜28bは、大当りが成立したとき、又は、大当りが出
現する可能性があるときには、点滅してその旨を報知す
るようにしてもよい。例えば、最後に停止する中央の可
変表示部23bが可変表示中で左右の可変表示部23a,23cが
停止しているときに、左右の可変表示部23a,23cの選択
された当りライン上のいずれかに大当りの識別情報が表
示されているときには、当該当りラインを表示するライ
ン表示器が点滅して大当りの可能性があることを遊技者
に報知するようにすればよい。 しかして、上記した可変表示装置21の構成において、
遊技者がライン遊技選択ボタン12〜14を操作して、いず
れかの遊技ラインを選択した場合に、1ライン遊技を選
択したときには、通常遊技が行われ、1つのライン上で
大当りの判定がなされるだけであり、3ライン遊技を選
択したときには、特別遊技が行われ、3つのライン上で
大当りの判定がなされ、5ライン遊技を選択したときに
は、特別遊技が行われ、5つのライン上で大当りの判定
がなされる。このため、1ライン遊技を選択したときよ
りも3ライン遊技を選択したときの方が、また、3ライ
ン遊技を選択したときよりも5ライン遊技を選択したと
きの方が大当りが出現する確率が大きくなる。つまり、
遊技者に付与される遊技価値が大きくなる。逆に、遊技
者に付与される遊技価値が大きくなるにつれて、この実
施例では、遊技者が有する打玉を後述する打玉取込み機
構122で取込む数が大きくなるようにしている。 第4図に戻って、遊技領域20には、可変表示装置21の
下方に入賞空間33を有する可変入賞球装置32が設けられ
ている。入賞空間33は、遊技盤18の表面に対して下端を
軸にして開放自在な開閉板34によって覆われている。そ
して、可変入賞球装置32の開閉板34は、前記可変表示装
置21の可変表示部23a〜23cの識別情報の組み合せが所定
の特定表示状態となったときに、特定遊技状態となり、
所定期間(例えば、30秒経過するまで、あるいは10個の
入賞玉が発生するまで)開放するように設定され、その
開放している間遊技領域20を落下する打玉を受止めるよ
うになっている。そして、入賞空間33内に設けられた特
定入賞口35に入賞すると、再度上記した開放状態を繰り
返し、特定入賞口35に入賞玉が発生する毎に最高10回繰
り返すことができるようになっている。また、入賞空間
33は、3つに分割され、中央の空間が前記特定入賞口35
を構成し、左右の空間が通常入賞口36a,36bを構成して
いる。なお、入賞空間33の一側後面には、後述する入賞
個数検出器50で検出した入賞玉数を表示する入賞個数表
示器37が設けられている。 また、遊技領域20の可変入賞球装置32の下方には、前
記可変表示部23a〜23cの可変表示を許容する始動入賞口
38a〜38cが設けられている。また、始動入賞口38a〜38c
には、始動入賞玉検出器51a〜51cが一体的に設けられ、
始動入賞口38a〜38cに入賞した打玉を検出して後述する
制御基板89に制御される制御回路に検出信号を送るよう
になっている。 更に、遊技領域20には、前記可変表示装置21の左右側
方及び下部側方に通常の入賞口39a,39b,40a,40bが設け
られている。なお、入賞口40a,40bは、前記可変表示装
置21の作動中又は前記した特定遊技状態になると内蔵さ
れたランプ(図示しない)が点灯あるいは点滅してその
旨を報知するようになっている。 また、遊技領域20には、落下する打玉の流下速度や方
向を変化せしめる風車や多数の障害釘が設けられるとと
もに、前記可変表示装置21の作動中又は前記した特定遊
技状態になったときに点灯又は点滅して遊技者にその旨
を報知する遊技効果ランプ42a,42bが設けられている。
この遊技効果ランプ42a,42bと同じ効果を奏するものと
して前記前面枠3の上部に設けられる枠ランプ43a,43b
や、前記風車のうち上部左右に配置されるランプ付風車
がある。なお、これらのランプ類は、特定遊技状態とな
ったときだけでなく、前記可変表示部23a〜23c等が回転
しているときにも異なる態様で点灯、あるいは点滅して
遊技の雰囲気を盛り上げるようになっている。更に、遊
技領域20の最下方には、上記したいずれの入賞領域にも
入賞しなかった打玉が遊技盤18の後方に導かれるアウト
口41が設けられている。 また、遊技領域20の外側であって、遊技盤18の上部一
側には、入賞玉が発生して、これに対応する景品玉が払
出されたときに点灯する払出表示ランプ44と、後述する
玉整列樋59に景品玉が不足して検出器61aをONさせたと
きに点灯して景品玉が不足した旨を報知する玉切れ表示
ランプ45が設けられている。 次に、第6図を参照してパチンコ遊技機1の背面の構
造について説明する。前記遊技盤18の裏面には、前記各
入賞領域に入賞した入賞玉を左右に振分けながら下方に
誘導する誘導径路が形成された入賞玉集合カバー体46が
固定されている。この入賞玉集合カバー体46のほぼ中央
には、前記可変表示装置21の駆動機構であるドラム駆動
機構52及び該ドラム駆動機構52を駆動する駆動モータ53
が後方に突出するように開口が開設され、更に、その下
方には、可変入賞球装置32の開閉板34を開閉駆動するた
めのソレノイド48が固定されている。なお、可変入賞球
装置32の裏側には、前記特定入賞口35に打玉が入賞した
ことを検出する特定入賞玉検出器49や、前記入賞空間33
に入賞した入賞玉を計数するための入賞個数検出器50も
設けられている。また、前記入賞玉集合カバー体46の裏
面上部には、遊技盤18に設けられる前記したスイッチや
ランプ及び駆動源等から延びる配線を中継する中継端子
基板47が取り付けられている。 また、パチンコ遊技機1の背面には、機構板54が開閉
自在に取り付けられている。この機構板54は、前記遊技
盤18に設けられた入賞口からの入賞玉を処理して、その
入賞玉に対応する所定個数の景品玉を排出するための各
種の機構が設けられるものである。しかして、機構板54
には、機構板54を閉じた状態で係止する固定部材55a〜5
5cによって固定支持されるようになっている。更に、機
構板54のほぼ中央には、窓開口56が開設され、この窓開
口56の下方位置に入賞玉集合樋57が形成されている。入
賞玉集合樋57に誘導された入賞玉は、後述する駆動モー
タ75を有する入賞玉処理装置74に導かれるようになって
いる。 機構板54の後面側には、パチンコ遊技機設置台の図示
しない補給機構から補給される景品玉を遊技者に払い出
すための各種の機構が設けられている。これらの機構に
ついて、以下説明すると、機構板54の上部には、景品玉
タンク58が固定されている。この景品玉タンク58には、
上記した補給機構から多量の景品玉が補給されるように
なっている。 景品玉タンク58の下方には、景品玉を整列させるため
の玉整列樋59が設けられている。この玉整列樋59は、景
品玉が2列に整列して自然流下するように傾斜して取り
付けられる。また、玉整列樋59の上流側には、景品玉量
感知板60が揺動自在に軸支され、この景品玉量感知板60
の上部に景品玉が不足してくると揺動して検出器61a,61
bを作動させる。検出器61aがONすると前記玉切れ表示ラ
ンプ45が点灯して払出されるべき景品玉が不足したこと
を遊技者に報知し、他方の検出器61bがONすると遊技場
に設置してある管理コンピュータに景品玉の補給指令信
号を送るようになっている。また、景品玉量感知板60が
揺動するとリンク機構62a,62bを介して後述する打球供
給装置110の玉送り部材114を不能動化して打球が供給さ
れないようにする。これにより景品玉が景品玉タンク58
に補給されるまで、打球の発射を停止して遊技を一時的
に中断するようになっている。 玉整列樋59の下流側には、屈曲樋63が接続されるよう
に取り付けられている。この屈曲樋63は、玉整列樋59を
流下してきた景品玉の流下方向を180度転換させるとと
もに、連続して流下している景品玉の玉圧を弱めるため
にある。また、屈曲樋63の屈曲部には、玉抜装置66が設
けられ、1日の営業が終了したときに操作して景品玉タ
ンク58及び玉整列樋59に貯留されていた景品玉を玉抜通
路67を介してパチンコ遊技機1の外部に排出するように
なっている。更に、屈曲樋63の下流側は、垂直樋64とな
っているが、この垂直樋64と前記玉抜装置66との間の傾
斜部分には、玉欠乏感知レバー65が揺動自在に設けられ
ている。この玉欠乏感知レバー65は、景品玉が載置して
いるときに、その後端を跳ね上げているが、景品玉が載
置していないときに、その後端を垂下させ、後述する景
品玉払出装置68の制御部材68aを係合して景品玉払出装
置68の動作を停止させるようになっている。 屈曲樋63の下流側には、景品玉払出装置68が接続され
ている。景品玉払出装置68は、所定個数の景品玉を受け
入れる景品玉収納筒69と、該景品玉収納筒69の上下に設
けられて所定個数づつの景品玉を区切る上部玉ストッパ
ー70及び下部玉ストッパー71と、該上部玉ストッパー70
及ぶ下部玉ストッパー71の開閉動作を制御する制御部材
68aと、該制御部材68aを上下動させる作動部材72とから
構成されている。そして、作動部材72に連結される連杆
73によって入賞玉処理装置74と連結されている。前記連
杆73によって連結される入賞玉処理装置74は、駆動モー
タ75と、該駆動モータ75によって回転する回転カム76
と、該回転カムによって横方向に回動して前記入賞玉集
合樋57から誘導される入賞玉を押圧する押出部材77と、
該押出部材77によって押出された入賞玉によって回動す
る回動部材78とから構成されている。そして、回動部材
78の回動によって連杆73が上昇して作動部材72を動作さ
せ、それによって所定個数の景品玉を払出すようになっ
ている。また、払出動作の終了した入賞玉は、払出検出
スイッチ79によって検出されて前記払出表示ランプ44を
点灯させるようになっている。なお、景品玉払出装置68
は、スプロケットをモータによって回転させて景品玉を
払出すものであってもよく、また、ソレノイドによって
スプロケットのロックを外し、それによって景品玉が自
然落下して払出されるように構成したものでも良い。 景品玉払出装置68から払出された景品玉は、景品玉放
出通路80に排出される。景品玉放出通路80には、その下
端に誘導開口81が開設され、この誘導開口81が前記打球
供給皿7に連通している。また、誘導開口81の一側に
は、余剰玉通路83と連絡するための連絡樋82が設けら
れ、余剰の景品玉を余剰玉通路83に誘導するようになっ
ている。余剰玉通路83は、その下端が前面枠3の裏面に
取付られる接続樋87に接続され、余剰の景品玉を前記余
剰玉受皿17に誘導するようになっている。また、余剰玉
通路83の一側側壁には、満タン感知板84が揺動自在に設
けられ、景品玉が余剰玉通路83に満杯となったときに揺
動するようになっている。満タン感知板84が揺動する
と、それに連結されたスライド線材85が後述する打球供
給装置110の玉送り部材114を固定して打球の発射が行わ
れないようにする。また、満タン感知板84が揺動する
と、その側方に設けられる満タン検出器86が作動して、
前記入賞玉処理装置74の駆動モータ75の回転を停止させ
て景品玉の払出動作も行われないようにする。 更に、機構板54には、前記アウト口41から排出される
アウト玉を誘導するアウト玉誘導樋88が取り付けられ、
このアウト玉誘導樋88に誘導されたアウト玉がパチンコ
遊技機1外に排出されるようになっている。また、機構
板54には、可変表示装置21や可変入賞球装置32を制御す
るための制御回路が形成された制御回路基板89が取付け
られている。 次に打玉を発射する打球発射装置90と、この実施例の
要部を構成する打球供給装置120の構成について第1A図
ないし第2図を参照して説明する。まず、打球発射装置
90について説明すると、打球発射装置90は、後述する発
射レール141の発射位置143にある打玉を弾発するための
駆動装置である。しかして、打球発射装置90は、方形状
の取付基板91に集約して設けられる。取付基板91には、
その先端に槌先93を有する打球杆92が支軸94の一端(取
付基板91の後面側)に回動自在に軸支されている。そし
て、槌先93が発射位置143に臨むようになっており、発
射位置143に待機する打玉を打ち出す。また、支軸94に
は、打球杆92に弾発力を付与する付勢バネ102が周設さ
れ、その付勢バネ102の一端が支軸94と一体回動する腕
部97に係止され、付勢バネ102の他端が後述する打球力
調整部材104によって回動する巻取部材103に係止されて
いる。また、打球杆92の下端には、当接部95が形成さ
れ、該当接部95に上下方向に摺動自在に設けられる連動
杆96が当接するようになっている。連動杆96の上端は、
後述する打球供給装置110の玉送り部材114の当接部116
と当接して玉送り部材114を揺動させるようになってい
る。 前記支軸94の他端(取付基板91の前面側)には、腕部
97が固着され、その腕部97の先端に当接ローラ98が回転
自在に取り付けられている。この当接ローラ98は、取付
基板91の後面側に固定される打球モータ100のモータ軸1
01に固着された回転カム99と係合するようになってお
り、打球モータ100が回転することにより回転カム99と
当接ローラ98とが係脱を繰り返して、前記支軸94及び打
球杆92を付勢バネ102の付勢力に抗して所定角度範囲内
で回動させる。 また、取付基板91の前面側には、前記操作ハンドル16
の回動動作により回動して、前記巻取部材103を回動せ
しめて打球杆92の弾発力を調整するための打球力調整部
材104が設けられている。この打球力調整部材104は、前
記操作ハンドル16の回動動作が伝達されて付勢バネ102
の打球力を調整するようになっている。また、打球力調
整部材104は、初期状態(操作ハンドル16を回動しない
状態)で打球力(弾発力)の微調整をすることができる
ようになっている。一方、取付基板91の後面側には、前
記打球杆92の回動範囲を規制する当接ゴム105a,105bが
上記交差状に固着されている。なお、打球発射装置は、
例えば、ロータリソレノイドで打球杆92を作動させるも
のや、直線ソレノイドで打玉を発射するものであっても
よい。 次に、打球供給装置110の構成について、第1A図及び
第1B図を参照して説明すると、打球供給装置110は、前
記前面扉板6の裏面に固着されて、前記打球供給皿7か
ら供給される打玉を1個づつ発射位置143に供給するも
のである。しかして、打球供給装置110は、取付基板111
に集約して設けられており、取付基板111に前記打球供
給皿7から流出する打玉を一列に流下させる打玉誘導通
路112が形成されている。打玉誘導通路112は、クランク
状に形成され、その先端側に打玉待機部113が形成され
ている。また、クランク状の下部の屈曲部に後述する分
岐通路131が分岐されている。ところで、打玉待機部113
は、打玉が1個はまり込むほどの大きさの穴として形成
され、その打玉待機部113に玉送り部材114の先端に上向
きに突設される押上凸部115が出没するようになってい
る。玉送り部材114は、取付基板111に突設される支軸12
0にその後端を遊嵌されて支軸120を中心にして回動自在
に軸支され、その先端に前記押上凸部115が形成されて
いる。押上凸部115の下方には、前記連動杆96の上端と
当接する当接部116を構成し、連動杆96の上下動に従動
して玉送り部材114を回動させるようになっている。ま
た、玉送り部材114の中程に停止片117が上向きに突設さ
れ、その停止片117が打玉を発射位置143に落下せしめる
玉出口121の直前に出没するようになっている。また、
押上凸部115と停止片117とに挟まれるように誘導路118
が取付基板111に突設され、玉送り部材114が上方向に回
動したときに、押上凸部115で押し上げられた打玉が誘
導路118に移動した後停止片117で停止されるようになっ
ている。そして、その後、玉送り部材114が下方向に回
動したとき停止片117で停止されていた打玉が打出口121
から発射レール141上に落下して発射位置143に供給され
る。なお、玉送り部材114は、取付基板111に突設された
ストッパー119によって下方向の回動を規制されてい
る。 ところで、この実施例においては、打球供給装置110
は、実施例の要部を構成する打玉取込み機構122を含ん
でいる。打玉取込み機構122は、前記したように遊技者
が特別遊技を選択して遊技者に付与される遊技価値が大
きくなったときに、これと引き換えに遊技者側に属する
所定の価値としての打玉を所定数取込むように動作する
ものである。このような動作を行わせるために、打玉取
込み機構122は、以下に示すような構造となっている。
すなわち、打玉取込み機構122は、所定数の打玉が打玉
誘導径路112にあるか否かを検出する打玉感知板123と、
その所定数の打玉を取込むための機構であるストッパー
部材126、流路変更部材132、及び取込みソレノイド137
とから構成される。 打玉感知板123は、打玉誘導径路112の上流側で前記打
球供給皿7からの供給口に臨むように揺動自在に上端の
支軸124で軸支され、その下方に打玉検出器125が配置さ
れている。しかして、打玉感知板123上に打玉が載置し
ている状態にあっては、打玉検出器125のアクチュエー
タが押圧されて、打玉検出器125をON状態とし、打玉が
載置されていない状態にあっては、打玉検出器125のア
クチュエータが押圧されないので、打玉検出器125をOFF
状態としている。しかして、打玉検出器125がON状態で
あるときには、特別遊技を行うことが可能である旨の信
号として利用される。 前記ストッパー部材126は、前記打玉誘導径路112に沿
うように「L」字状に形成され、その屈曲部を支軸127
で支持されて回動自在に軸支されている。ストッパー部
材126の上端には、前記打玉感知板123の下部に穿設され
た侵入孔129に出没するストッパー部128が突設され、ス
トッパー部材126の下部には、流路変更部材132の上面に
形成される後述する案内隆起面部136と当接する案内片1
30が形成されている。 前記流路変更部材132は、打玉誘導径路112の分岐通路
131に出没するように設けられ、その先端に誘導曲面133
が形成されている。このため、流路変更部材132が分岐
通路131に侵入している状態では、打玉誘導径路112を流
下する打玉は、誘導曲面133に誘導されて前記打玉待機
部113に誘導され、流路変更部材132が分岐通路131から
退避した状態では、打玉誘導径路112を流下する打玉
は、分岐通路131を通って取込み口140を介してパチンコ
遊技機1外へ誘導される。また、流路変更部材132に
は、その中央に長穴134が穿設され、該長穴134に係合す
るガイド突起135が係合して流路変更部材132の横方向の
摺動を案内している。更に、流路変更部材132の上面に
は、前記ストッパー部材126の案内片130と当接してスト
ッパー部材126を回動させる案内隆起面部136が形成され
ている。 一方、流路変更部材132の後端には、取込みソレノイ
ド137のプランジャ138が連結され、該プランジャ138に
周設されたスプリング139によって常に流路変更部材132
が分岐通路131に侵入するように付勢している。しかし
て、取込みソレノイド137が励磁されると、流路変更部
材132が分岐通路131から退避するとともに、ストッパー
部材126が案内片130と案内隆起面部136との当接により
回動してストッパー部128が侵入孔129に侵入する。この
ため、打玉誘導径路112に収納されていた所定数の打玉
(この実施例においては、7個)が分岐通路131を通っ
て取込み口140から外部に排出される。なお、所定個数
(7個)の打玉が取込まれても打玉待機部113の上流側
には、打玉が残るようにされている(この実施例では、
1個)。これは、打玉の取込み時に発射すべき打玉が無
くなってしまうことを防止するためである。 ところで、前記取込みソレノイド137が励磁される条
件は、遊技者が前記特別遊技を選択すべく3ライン遊技
選択ボタン13や5ライン遊技選択ボタン14を操作してい
る条件の元で、前記始動入賞口38a〜38cに打玉が入賞し
て可変表示装置21の可変表示部23a〜23cが可変表示を開
始したときに行われるものである。ただし、この場合で
あっても前記打玉感知板123によって打玉検出器125がON
状態であるときに限られ、打玉検出器125がOFF状態(第
1B図に示す状態)であるときには、例え、遊技者が特別
遊技を選択していても取込みソレノイド137は、励磁さ
れない。すなわち、特別遊技を行うことができず、通常
の遊技しか行えない。また、この実施例においては、3
ライン遊技選択ボタン13が操作されているときには、取
込みソレドイド137が1回励磁され、5ライン遊技選択
ボタン14が操作されているときには、取込みソレノイド
137が2回励磁される。そして、取込みソレノイド137が
励磁される毎に前記取込み表示器15が点灯される。 上記した打球供給装置110によって供給された打玉
は、発射レール141の発射位置143に供給される。発射レ
ール141は、取付基板142に固着されており、この取付基
板142を前記遊技盤18を取付ける遊技盤取付枠の下部前
面に取着することにより所定の位置に配置される。発射
レール141の上流側には、前記打球誘導レール19aとの間
で遊技盤18の遊技領域20に到達することなく戻ってきた
ファール玉を取込むファール口144が形成されている。
なお、ファール口144の上方には、ファール玉を確実に
ファール口144に誘導するためのファール玉誘導部材145
が垂下されている。 前記ファール口144から落下した打玉は、排出口147を
介して前記余剰玉受皿17に返却される。なお、排出口14
7の一側側方には、溢れ玉誘導部材146が配置され、前記
前面扉板6を開放したときに前記打球供給皿7又は前記
誘導開口81から落下する打玉を排出口147に誘導するよ
うになっている。 弾球遊技機の動作 以上、説明した弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊
技機1の動作について主として第3図を参照して説明す
る。第3図は、パチンコ遊技機1の遊技内容を示すタイ
ムチャートの一例である。図において、遊技者がライン
遊技選択ボタン12〜14のうち1ライン遊技選択ボタン12
を操作して1ライン遊技検出器12aをONした状態におい
ては、1ライン遊技表示器9a,9bが点灯して、可変表示
装置21の当りライン24a,24b上での識別情報の組合せが
判定される。この遊技状態を「A制御」とすれば、この
A制御においては、打玉取込み機構122の取込みソレノ
イド137は、駆動されない。 また、A制御によって可変表示装置21が作動している
状態の途中で、遊技者が3ライン遊技選択ボタン13を操
作して3ライン遊技検出器13aをONさせたときには、そ
の可変表示装置21の作動が終了した後の最初の可変表示
装置21の作動までの時間T1(ランダム)の間、可変表示
装置21の24a−24b、25a−25b、26a−26bの3ラインによ
る識別情報の組合せ判定遊技に移行しない。この3ライ
ンによる遊技を「B制御」とすれば、3ライン遊技選択
ボタン13を操作した後の最初の可変表示装置21の作動が
行われたときに、3ライン遊技表示器10a,10bが点灯す
る。そして、B制御においては、可変表示装置21が作動
する毎に取込みソレノイド137が1回所定時間T2(T
2は、所定個数の打玉が取込まれるのに十分な時間)励
磁されて所定数(7個)の打玉が取込まれる。ただし、
この場合、打玉検出器125がON状態でなければならな
い。また、取込みソレノイド137が励磁される毎に取込
み表示器15が点灯され、その旨を遊技者に報知してい
る。 更に、遊技者が5ライン遊技選択ボタン14を操作して
5ライン遊技検出器14aをONさせると、そのONさせたと
きが可変表示装置21が作動中であるときには、前記と同
様に次の作動までの時間T1を置いて5ライン遊技表示器
11a,11bが点灯する。しかして、5ラインによる遊技状
態を「C制御」とすれば、このC制御においては、可変
表示装置21が作動する毎に取込みソレノイド137が2回
励磁され所定個数の2倍の打玉が取込まれる。なお、こ
の場合、取込みソレノイド137がT2時間ONした後、所定
個数の打玉を収容するのに十分な時間T3経過後に、再度
取込みソレノイド137をT2時間ONするようになってい
る。 上記したC制御による遊技を行っている状態におい
て、打玉検出器125がOFF状態に変化すると、その変化し
たときが取込みソレノイド137が1回ONした後であれ
ば、2回目の取込みソレノイド137がONは行わず、B制
御に自動的に移行する。このとき、3ライン遊技表示器
10a,10bを点滅表示させ、その旨を遊技者に報知する。
更に、打玉検出器125がOFF状態を維持したままの状態に
おいて、可変表示装置21が作動したときには、B制御か
らA制御に自動的に移行し、通常の遊技しか行えないよ
うに制御される。このとき、1ライン遊技表示器9a,9b
を点滅表示させ、その旨を遊技者に報知する。また、こ
のような状態で景品玉が払出されたり、あるいは遊技者
新たに借り受けた打玉を打球供給皿7に投入した場合に
は、出玉検出器125が再度ONすると同時にC制御に戻
り、5ライン遊技表示器11a,11bが点灯して、その旨を
報知する。 上記したように、この実施例に係るパチンコ遊技機1
は、大当りが出現する確率を高めるべく3ライン遊技又
は5ライン遊技による特別遊技を選択することができ、
その特別遊技を選択したときには、遊技者に付与される
価値が大きくなる代りに遊技者側に属する所定数の打玉
を打玉取込み機構122によって取込まれる。このため、
遊技者側にとっても遊技場側にとっても一方的に利益又
は不利益を蒙るものではなく、バランスの取れたパチン
コ遊技機を提供することができる。 以上、実施例について説明してきたが、上記実施例に
おいては、遊技者側に属する所定の価値として遊技者が
有する打玉を取込むようにしたが、遊技者に支払われる
べき打玉を支払わないように構成しても良い。例えば、
特別遊技が選択されているときに始動入賞口38a〜38cに
入賞した入賞玉によっては、景品玉が遊技者に支出され
ないようにし、それをあたかも取込んだようにしてもよ
い。また、上記実施例においては、始動入賞口38a〜38c
に打玉が入賞して可変表示装置21が可変表示を開始した
ときに打玉取込み機構122が作動するようにしたが、特
定遊技状態、すなわち大当り状態と判定されたときに遊
技者側に属する所定の価値を取込み、大当り後の遊技価
値、例えば、継続回数を多くしたり、あるいは1回の開
閉板34の開成中に入賞可能な打玉数を多くしたり、開成
時間を多くする等の変化を与えるようにしてもよい。ま
た、特別遊技状態において入賞玉を検出する入賞玉検出
器からの信号に基づいて遊技者に付与されるべき遊技価
値としての景品玉数を変化するようにしてもよい。 また、遊技内容も上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、大当り状態となったときに開閉翼片が繰返
し開閉動作する、いわゆるヒコーキタイプの遊技機であ
ってもよし、あるいは打玉が通過した通過口の組合せに
基づいて所定の遊技価値を付与する遊技機であってもよ
い。 更に、例えば、遊技者側に属する所定の価値として、
遊技者に支払われる景品玉数とし、遊技者に付与される
遊技価値として可変表示装置の大当りとなる確率とした
場合に、特別遊技を選択している状態において、景品玉
数を13個から20個に変化させ、これに対応して大当りと
なる確率を1/200から1/300に変化させるようにしてもよ
い。すなわち、この場合には、遊技者側に属する所定の
価値を大きくする代りに遊技者に付与される遊技価値を
小さくするようにしている。 また、遊技者側に属する所定の価値としては、上記し
た打玉以外に本来遊技者の獲得すべき価値であればどの
ようなものでもよく、例えば、始動入賞口への入賞によ
る可変表示装置の可変表示回数が所定回数あったとき
に、その所定回数をすべて取込む代りに1回だけ可変表
示を行い、そのときの大当りとなる確率を増加させた
り、あるいは大当り後の継続回数や最大受け入れ玉数等
の遊技価値を増加させたりしてもよい。
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明に
係る弾球遊技機は、可変表示装置の表示結果が予め定め
た表示結果となったことを条件に特定遊技状態となった
ときに、遊技者によって選択されている遊技モードに対
応した開閉条件で可変入賞球装置を制御するように構成
されるので、遊技者側に属する所定の価値と遊技者に付
与される可変入賞球装置の開閉条件とが相関関係を持つ
ように変化する。つまり、遊技者側にとっても遊技場側
にとっても一方的に利益又は不利益を蒙るものではな
く、バランスの取れた弾球遊技機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第2図は、打玉取込み機構を含む打球供給
装置と打球発射装置との関係を示す正面図、第3図は、
弾球遊技機の遊技内容の一例を示すタイムチャート、第
4図は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正
面図、第5図は、パチンコ遊技機の遊技盤に設けられる
可変表示装置の正面図、第6図は、パチンコ遊技機の背
面概略図である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機) 13、14……ライン遊技選択ボタン(遊技モード選択手段
の一部) 21……可変表示装置 32……可変入賞球装置 24a〜28b……当りライン表示器 51a〜51c……始動入賞玉検出器 89……制御基板(開閉条件変化手段及び各種の制御手段
を含む) 122……打玉取込み機構(所定価値変化手段の一部)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変表示装置の表示結果が予め定めた表示
    結果となったことを条件に特定遊技状態となって可変入
    賞球装置を開閉駆動する弾球遊技機において、 遊技者によって選択され、且つ弾球遊技において遊技内
    容の異なる複数の遊技モードのいずれかを選択可能な遊
    技モード選択手段と、 該遊技モード選択手段の選択に応じて遊技者側に属する
    所定の価値の大きさを変化させる所定価値変化手段と、 該所定価値変化手段により変化した所定の価値の大きさ
    に対応して前記可変入賞球装置の開閉駆動における開閉
    条件を変化させる開閉条件変化手段と、 前記特定遊技状態となったときに、前記遊技モード選択
    手段によって選択されている遊技モードに対応した開閉
    条件で前記可変入賞球装置を制御する可変入賞球装置制
    御手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記所定価値変化手段は、前記可変表示装
    置が予め定めた表示結果となる確率を変化させる手段で
    あり、前記開閉条件変化手段は、前記確率が高い程前記
    開閉条件が遊技者にとって不利になるように変化させる
    手段であることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】前記所定価値変化手段は、遊技者の有する
    打玉の取込み数を変化させる手段であり、前記開閉条件
    変化手段は、前記打玉の取込み数が多い程前記開閉条件
    が遊技者にとって有利になるように変化させる手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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