JP4314605B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4314605B2
JP4314605B2 JP2002054165A JP2002054165A JP4314605B2 JP 4314605 B2 JP4314605 B2 JP 4314605B2 JP 2002054165 A JP2002054165 A JP 2002054165A JP 2002054165 A JP2002054165 A JP 2002054165A JP 4314605 B2 JP4314605 B2 JP 4314605B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
rib
ball
game ball
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002054165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003250993A (ja
Inventor
高明 市原
健太郎 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP2002054165A priority Critical patent/JP4314605B2/ja
Publication of JP2003250993A publication Critical patent/JP2003250993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4314605B2 publication Critical patent/JP4314605B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄変動を保留可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機の中には、パチンコ球が始動口に入賞すると液晶表示装置で図柄変動を始め、例えば特定の図柄パターン〔777〕等が表示されると大当たり遊技を行うものがある。ここで「図柄変動」は図柄群を用いて行う変動であり、「大当たり遊技」は大入賞口を例えば15回開閉して入賞機会を与える遊技である。始動口入賞によって始めた図柄変動を終えるには時間がかかるため、変動途中に別個のパチンコ球が始動口に入賞することがある。同様に、大当たり遊技も終えるまでに時間がかかるため、遊技途中に別個のパチンコ球が始動口に入賞することがある。これらの例ではすぐに図柄変動を始められないので、次回の図柄変動を可能にするべく保留機能を備える。この保留機能を実現した例としては、保留数を表示する7セグメント素子が該当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単に7セグメント素子で保留数を表示するだけでは実感がない。そこで、保留数の分だけパチンコ球を保留する手段として、特許2868299号公報に開示された打球保留装置を遊技盤上に設ける方法が考えられる。ところが当該打球保留装置で保留可能なパチンコ球は4個に制限されるため、5個以上を保留できない。保留筒の長さを変えれば5個以上を保留可能になるが、保留上限数は保留筒の長さに依存することになって自在に変化させることができない。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、遊技球によって保留数を実感することができ、しかも保留上限数を自在に変化させることが可能な保留機能を備えた遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである。
すなわち、遊技者のハンドル操作により上方に向けて発射された遊技球が落下する遊技盤面の中程で遊技球を一時的に保留し、保留した遊技球を、遊技球が入ることにより入賞となる始動入賞口への入賞に用いる遊技機であって、
前記遊技盤面には遊技球を一時的に保留する球保留装置が設置され、
前記遊技盤面の前記球保留装置より下方に、遊技球が入賞する前記始動入賞口が設置され、
前記球保留装置から前記始動入賞口まで遊技球を誘導するためのトンネル状の誘導路であって、前記球保留装置に隣接した位置に遊技球が入球する入口部を有し、前記始動入賞口の直上位置に、前記入口部から入球した遊技球が排出される出口部を有する誘導路を備え、
前記球保留装置は、
遊技球を下方から支えて保留するための遊技球の通路と、
前記通路の終端位置に配置され、通路上を流れてきた遊技球を通路の終端位置で留めるためのストッパー用リブと、
を備え、
前記通路は一方の側面が遊技盤面に接しており、他方の側面には、遊技球を側面から支えて保留するための前記球保留装置の一部としての保留用リブを備え、
前記通路は、幅が遊技球の略1個分であり、
前記ストッパー用リブは、前記通路に面する幅が遊技球の略1個分の板状の部材であり、
前記保留用リブは、前記通路に面する幅が遊技球の略1個分の板状の部材であり、該保留用リブは複数存在し、前記通路の終端位置から通路に沿って順に1つずつ並んで配置されており、
前記ストッパー用リブと複数の前記保留用リブはリブ毎に別個のソレノイドのロッドに固定されており、
遊技を実現するメイン制御基板は、複数の前記ソレノイドを各々励磁したり消磁したりすることによってロッドを往復運動させることにより、前記ストッパー用リブと前記複数の保留用リブの各々の姿勢を変化させ、
ロッドに固定されたリブがロッドの往復運動により取りうる姿勢は、リブの上面が少なくとも前記通路の上面よりも上方に突出される突出姿勢、またはリブの上面が前記通路の上面とほぼ同じ高さまで退避される退避姿勢のいずれかであり、
前記ストッパー用リブと、前記保留用リブが前記突出姿勢のときには、前記球保留装置は遊技球を一時的に保留可能であり、前記保留用リブが前記突出姿勢のときの前記通路の上面から前記保留用リブの上面までの高さは、遊技球の直径より短いものであって、
前記通路は、通路の終端位置にあるストッパー用リブに向けて下り傾斜しており、通路の終端位置に続いて、前記誘導路の入口部が開口しており、
前記メイン制御基板は、前記ストッパー用リブの姿勢を退避姿勢にすることにより、前記球保留装置による遊技球の保留を解除して遊技球を前記入口部に向けて排出し、
前記メイン制御基板は、前記複数の保留用リブの姿勢を前記通路の終端位置に近い方から突出姿勢にしたり前記通路の終端位置から遠い方から退避姿勢にしたりすることにより、遊技球を側面から支える保留用リブの数を調節して、前記球保留装置に保留可能な遊技球の上限数を遊技状態に応じて変更することを特徴とする。
本願発明によれば、上限数を変更することにより遊技が面白くなる。
ここで、下記の用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「図柄変動」は、図柄群を用いて変動を行うことを意味する。当該図柄群は、ほぼ同じ図柄または異なる図柄を任意に複数個で構成する。「図柄」は、例えば文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる特別図柄,普通図柄,装飾図柄(背景図柄)等が該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。
(2)「保留数」は、図柄変動を開始不能な期間中(例えば図柄変動中や大当たり遊技中等)において、検出器が遊技球を検出したことを契機に保留された図柄変動の数量を意味する
【0005】
図1に模式的に示すように、遊技球Bが入賞可能な始動入賞装置8と、遊技球Bが通行可能な通路2と、当該通路2上の遊技球Bを貯留可能な貯留部材1(図1では貯留部材1a,1b,1c,1d,1eに相当する)とを備えた保留装置6と、遊技球B(図1では遊技球Ba,Bb,Bc,Bdに相当する)を貯留する第1姿勢と遊技球Bの貯留を解除する第2姿勢との間で貯留部材1の姿勢を制御することによって図柄変動の保留上限数を報知可能な保留制御手段5と、保留装置6で貯留を解除された遊技球Bを始動入賞装置8の直上位置まで誘導して排出する誘導路7とを備えるものとしても良い
図1の例では、貯留部材1c,1d,1e,1fの状態が第1姿勢に相当し、貯留部材1a,1bの状態が第2姿勢に相当する。貯留部材のうちで、貯留部材1fはストッパーの役割を果たす。本例の保留装置6は壁面3を利用し、貯留部材1c,1d,1eが第1姿勢に制御されているので、3個の遊技球Bb,Bc,Bdを保留できる。壁面3は、例えば遊技盤面,表示装置の画面,役物装置の壁面等が該当する。この構成によれば、4個目の遊技球Baは貯留部材1bが第2姿勢になっているので保留できず、通路2から矢印Daに沿って落下してゆく。こうして遊技球Bを確認できるので保留を実感できる。また、貯留部材1a,1b,1c,1d,1eの各姿勢を第1姿勢にするか第2姿勢にするかによって、保留上限数を自在に変化させることができる。さらに遊技球Bは入口部7aから入って、始動入賞装置8の直上位置にある出口部7bから出てゆく。例えば貯留部材1fが第2姿勢になると遊技球Bdは入口部7aに入り、出口部7bから出て矢印Dbに沿って落下するので、始動入賞装置8に容易に入賞できる。保留した遊技球Bをより確実に始動入賞装置8に入賞させることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2では、貯留部材1は一の遊技球Bを貯留可能な大きさで形成するものとしても良い。図1の例では、貯留部材1cが遊技球Bbを保留し、貯留部材1dが遊技球Bcを保留し、貯留部材1eが遊技球Bdを保留する。このように貯留部材1を一の遊技球Bを貯留可能な大きさで形成すると、第1姿勢にある貯留部材1の数で保留上限数を報知できる。したがって、遊技者等は保留上限数を実感することができる。また、保留上限数を表示するための表示器が不要になるので、遊技機の製造コストを低減することが可能になる。
【0007】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3では、所定値(例えば4)までの保留数を表示可能な保留数表示部4を備えるものとしても良い。保留制御手段5は保留数のうち所定値を超える部分について貯留部材1を第1姿勢にして、保留数表示部4とともに保留上限数を報知するものとしても良い。保留数表示部4で所定値までの保留数を表示すれば、保留上限数を一定値にした場合には保留装置6を構成する貯留部材1の数を減らすことができる。一方、貯留部材1の数を一定数にした場合には、所定値を変化させることで保留上限数を自在に変化させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用し、所定のタイミングでストッパー用リブを上下させることによってパチンコ球の保留を解除する例である。当該実施の形態1は、図2〜図11を参照しながら説明する。
【0009】
まず図2は、カードユニット10(CRユニット)およびパチンコ機12の外観を正面図で示す。カードユニット10は、記録媒体(例えば磁気カードやICカード等)に記録された残高情報(有価価値情報)を入出力でき、当該残高情報の範囲内で遊技者が望む金額分に対応するパチンコ球(遊技球,遊技媒体)の貸し出しが可能に構成する。なお、カードユニット10の具体的な構成や作動等については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0010】
パチンコ機12の遊技盤14には、通行するパチンコ球を検出するゲートセンサ54を有するゲート56や、パチンコ球が通行可能な通行口48の下方に備えた始動口24、ソレノイド44によって開閉可能な開閉蓋28を有する大入賞口26、液晶表示器22や球保留装置60等を有する複合役物装置16、その他に一般の入賞口,風車,障害釘などを適宜に配置する。
ここで、始動入賞装置8に相当する始動口24は、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ46等を備える。また、大入賞口26は上述した開閉蓋28の他に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)内で継続可能なVゾーン(特別領域)や、当該Vゾーンに入ったパチンコ球を検出するVセンサ64等を備える。
【0011】
パチンコ球がゲート56を通行すると、液晶表示器22の画面上で普通図柄の図柄変動等を表示する。当該普通図柄の図柄変動等は、液晶表示器22とは別体に遊技盤14に備えた普通図柄表示器(例えばセグメント素子,液晶表示器,LEDを用いた表示器等)で表示する構成としてもよい。普通図柄を変動し始めてから所要期間(例えば30秒間)を経過すると停止し、当該普通図柄が当たり態様になったときは保留上限数を増やして突出姿勢に変更可能なリブの個数も増やし、ハズレになったときは保留上限数を減らして突出姿勢に変更可能なリブの個数も減らすように構成する。
【0012】
遊技盤14の下方には、タバコの吸い殻等を入れる灰皿38や、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿36、遊技者が接触しているか否かを検出するタッチセンサ34を有するハンドル32、上皿30の内部に設けられて音(音声,音楽,効果音等)を出すスピーカ40(音響装置)などを備える。遊技領域の周囲等には、遊技状態等に応じて発光するランプ類18(発光体)を備える。上皿30の上方には、球貸しを指示する球貸ボタン42、残高情報等を表示する情報表示器62、記録媒体の返却を指示する返却ボタン66等を備える。
【0013】
図3に拡大とともに一部を破断して図示する複合役物装置16は、装飾的に点灯や点滅を行う装飾ランプ68、特別図柄の図柄変動等を表示可能な液晶表示器22、パチンコ球を通路72,82に各々導く誘導口58,20、パチンコ球を一時的に保留可能な球保留装置60、球保留装置60で保留を解除されたパチンコ球を始動口24の直上位置で排出するように導く誘導路76、特別保留数(特別図柄にかかる図柄変動の保留数)を表示する保留数表示器50等を有する。
【0014】
誘導口58,20の近傍には、パチンコ球が入り易いようにするためにそれぞれ小片70,84を備える。通路72,82は、ともにほぼ直立の筒状に形成しているので、誘導口58,20から入ったパチンコ球は落下する。通路74,80は、複合役物装置16の中央部に向けて互いに下り傾斜させている。通路72は出口72aを通じて通路74に連絡し、通路82は通路80に連絡する。このうち通路80は、図面手前側に向けて下り傾斜させた傾斜面78に連絡する。よって誘導口58から入ったパチンコ球の多くは、矢印D2に沿って通路72から通路74を経て球保留装置60に向かう。本例の球保留装置60はパチンコ球PB(4個のパチンコ球B2,B4,B6,B8)を保留しているが、具体的な構成については後述する。また誘導口20から入ったパチンコ球の多くは、矢印D4に沿って通路82から通路80を経て傾斜面78から通行口48に向かう。
【0015】
通路74と傾斜面78との間に備えた誘導路76は誘導路7に相当し、保留を解除されたパチンコ球が入る入口部76aと、そのパチンコ球が出てゆく出口部76bとを備える。この誘導路76は、例えば図4に示すようにほぼコ字状に通路を形成する。出口部76bは通行口48と始動口24との間に備えるので、パチンコ球を始動口24の直上位置で排出する。よって、出口部76bから出たパチンコ球は始動口24に入賞する可能性が非常に高い。保留数表示部4に相当する保留数表示器50は、例えばLEDを所定個数(図3の例では4)用いる。
なお上述した液晶表示器やLEDに代えて、電球,ランプ,プラズマ表示器,LED表示器(すなわちLEDを格子状に配置した表示器)等を任意に用いてもよい。また、特別保留数は保留数表示器50に表示する形態に限らず、液晶表示器22の画面中に表示してもよい。さらに、始動口24に入賞可能なパチンコ球のルートは上述した矢印D2,D4のルートに限らず、二点鎖線で示す矢印D5のように障害釘83に沿って移動するルートもある。
【0016】
図4に例示する球保留装置60は、保留装置6に相当する。当該球保留装置60は、通路2に相当する通路74や、複数個のリブからなるリブ群86、各リブを動かす駆動源としてのソレノイド群52(図3等を参照)などを備える。本例のリブ群86は、7つのリブ86a,86b,86c,86d,86e,86f,86gからなる。このうちリブ86gはストッパーの役割を果たし、他のリブは保留数に応じてパチンコ球を保留するための保留部材の役割を果たす。
【0017】
ソレノイド群52は、これらのリブと同数のソレノイドからなる(図示を省略)。図5に示すように、例えばリブ86aをソレノイド52aのロッド52rに固定する。ソレノイド52aを励磁したり消磁することによってロッド52rを矢印D6に示すように往復運動させることができ、ひいてはリブ86aの姿勢を変化させることができる。リブ86aの姿勢としては、二点鎖線で示すように通路74の面よりも上方に突出させた突出姿勢(第1姿勢)と、実線で示すように上面を通路74の面とほぼ同じ高さに引っ込ませた退避姿勢(第2姿勢)とが該当する。このことは他のリブ86b,86c,86d,86e,86f,86gについても同様に構成し、同様の姿勢を取り得る。図4に示す状態では、リブ86a,86bが退避姿勢になっており、リブ86c,86d,86e,86f,86gは突出姿勢になっている。このうちリブ86c,86d,86e,86fに対応して、4個のパチンコ球B2,B4,B6,B8を保留している。
【0018】
次に、パチンコ機12によるパチンコ遊技を実現するために接続構成をした各種基板の一例について図6を参照しながら説明する。なお単に「接続する」という場合には、特に断らない限り電気的に接続することを意味する。
【0019】
CPU(プロセッサ)122を中心に構成したメイン制御基板120は、遊技制御プログラムや所要のデータ等を格納したROM124、乱数,特別保留数,変動パターン用のテーブル等のように一時的データを格納可能なRAM126等を備える。CPU122は、遊技制御プログラムを実行してパチンコ遊技を実現する。当該遊技制御プログラムには、後述するような始動口処理,保留処理,消化処理等の各手続きを実現するためのプログラムを含む。例えばROM124にはEPROMを用い、RAM126にはDRAMを用いるが、他種のメモリ(例えばEEPROM,SRAM,フラッシュメモリ等)を任意に用いてもよい。他の構成要素については周知の構成と同様であるので、図示と説明を省略する。
【0020】
メイン制御基板120には、タッチセンサ34や払出制御基板112からの信号を受けて発射用のモータ100を駆動制御する発射制御基板110や、駆動センサ104や計数センサ106等からの信号を受けて払い出し用のモータ102を駆動制御する払出制御基板112、カードユニット10や払出制御基板112と接続してデータの送受信や情報表示器62の表示等を制御するインタフェース基板114(図6には「I/F基板」と記載する)、液晶表示器22に表示する図柄を制御する図柄制御基板130、スピーカ40から出す音を制御する音声制御基板132、ランプ類18や装飾ランプ68等の表示を制御するランプ制御基板134などを接続する。これらの各基板は、いずれもメイン制御基板120と同様にCPUを中心に構成する。駆動センサ104は、モータ102やパチンコ球を払い出す払出装置等の駆動状態を監視する。計数センサ106は、実際に払い出したパチンコ球の個数をカウントする。駆動センサ104,計数センサ106,ゲートセンサ54,始動口センサ46,Vセンサ64等には、接触型センサ(例えばリードスイッチ,マイクロスイッチ,圧力センサ等)、あるいは非接触型センサ(例えば近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)を用いる。
【0021】
またメイン制御基板120には、上述した始動口センサ46等のほかに、パチンコ機12の外部装置に信号(例えば大当たり,図柄確定,確変中等の遊技情報を含む)を伝達可能な外部端子板108や、保留数表示器50などを直接に接続する。さらにメイン制御基板120から離れた位置に備えた装置(例えばソレノイド44、ゲートセンサ54、Vセンサ64、ソレノイド群52等)は、信号中継用の中継端子板136を介して接続する。ソレノイド44の作動を制御することで開閉蓋28を往復運動させることができ、ソレノイド群52の作動を制御することでリブ群86の各姿勢を変えることができる。
【0022】
なお図6に示す例では、図柄制御基板130,音声制御基板132,ランプ制御基板134はそれぞれメイン制御基板120から直接に制御する構成としたが、メイン制御基板120から図柄制御基板130を通じて音声制御基板132,ランプ制御基板134を制御する構成としてもよく、図柄制御基板130,音声制御基板132,ランプ制御基板134の各機能をまとめたサブ基板として構成してもよい。こうすれば一のサブ基板で液晶表示器22,スピーカ40,ランプ類18を制御するので、基板数の減少に対応して製造コストを低減できる。
【0023】
上述のように構成したパチンコ機12において、本発明を実現するべくメイン制御基板120で実行する手続きについて図7〜図9を参照しながら説明する。ここで図7には始動口24へのパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図8には変動不能等のときに図柄変動を保留する保留処理の手続きを、図9には保留していた図柄変動を変動可能のときに消化する消化処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。これらの手続きのうち、図8のステップS34と図9のステップS44〜S50は保留制御手段5に相当する。
【0024】
図7に示す始動口処理では、まず始動口24にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。例えば図2,図3,図6に示す始動口センサ46からの検出信号があれば入賞した(YES)と判別し、当該検出信号がなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口24にパチンコ球が入賞すると(YES)、当該入賞ごとに対応して各種乱数を読み込んでRAM126に記憶する〔ステップS12〕。ステップS12で読み込む乱数は、カウンタ等を用いたソフトウェア乱数と、発振器等を用いたハードウェア乱数とのいずれか一方または双方を用いる。RAM126に記憶する乱数は、例えば大当たりか否かを決定する大当たり判定用乱数RAや、図柄変動を停止した後に確定して表示する大当たり図柄を特定する大当たり図柄用乱数RB、図柄変動の開始から停止までの表示パターン等を特定する図柄表示用乱数RCなどが該当する。
【0025】
各種乱数をRAM126に記憶すると、入賞に対応する個数の賞球を払い出すべく払出制御基板112に対して払出コマンドを送信し〔ステップS14〕、特別保留数の増減等を行うべく保留処理を実行する〔ステップS16〕。当該保留処理の具体的な手続きについて、図8を参照しながら説明する。
【0026】
図8に示す保留処理では、まず特別保留数を増やす〔ステップS30〕。もし増加後の特別保留数が基準値を超えたならば(ステップS32のYES)、球保留装置60を用いて特別保留数の増加を報知することを兼ねて、リブ群86を構成するリブの一つを突出姿勢にし〔ステップS34〕、保留処理を終える。その一方、増加後の特別保留数が基準値以下であれば(ステップS32のNO)、保留数表示器50に表示をし〔ステップS36〕、保留処理を終える。
【0027】
ここで所定値に相当する「基準値」は保留数表示器50で表示する特別保留数の上限値であって、例えば4である。ステップS34でリブを突出姿勢にする順番は、図4の例ではリブ86f→リブ86e→リブ86d→リブ86c→リブ86b→リブ86aの通りである。例えば特別保留数が6のときはリブ86f,86eのみが突出姿勢になり、特別保留数が8のときはリブ86f,86e,86d,86cのみが突出姿勢になる。こうしてリブを突出姿勢にすることによって、通路74を通行するパチンコ球を保留することが可能になる。本例では基準値が4であって、かつリブ群86を構成するリブの個数が6であることを考慮すると、保留上限数の最大値は10(=4+6)になる。
【0028】
この保留上限数は、最小値(通常は0)から最大値までの範囲内で自由に設定できる。保留上限数の最大値や最小値は、遊技中に変化させると遊技が面白くなる。例えば保留上限数の最大値について、通常の遊技では8とし、確率変動中に特定の変動パターンを引き当てると10に変化させる。その他には、大当たり遊技の全部または一部において始動口24に入賞したパチンコ球の数に応じて上記最大値等を段階的に変化させたり、大当たり遊技開始時や確率変動時等に行う抽選によって上記最大値等を決定するようにしてもよい。
なお、例えば保留上限数の最大値が8であるときは、リブ86bとリブ86aが突出姿勢になることはない。このように保留上限数を変化させた場合には、突出姿勢に変更可能なリブの個数も変化する。
【0029】
上述した保留処理を終えて図7に戻ると、変動不能か否か、あるいは特別保留数が0以下であるか否かを判別する〔ステップS18〕。すなわち現在の遊技状態が図柄変動中であるときや大当たり遊技中であるとき等は変動不能と判別し、そのいずれの状態でもないときは変動可能と判別する。また、特別保留数が0以下であれば、既に保留にかかる図柄変動を全て終えている。もし図柄変動が可能な時期であって、特別保留数が1以上ならば(ステップS18のNO)、今後の処理に備えて特別保留数を減らすべく消化処理を行う〔ステップS20〕。当該消化処理の具体的な手続きについて図9を参照しながら説明する。
【0030】
図9に示す消化処理では、まず特別保留数を減らす〔ステップS40〕。もし減少後の特別保留数が基準値以上であれば(ステップS42のYES)、ストッパー用のリブ86gを一時的に退避姿勢にして保留しているパチンコ球を誘導路76に落下させ、再び当該リブ86gを突出姿勢にする〔ステップS46〕。リブ86gを一時的に退避姿勢にしてから突出姿勢にするまでの時間間隔は通路74の傾斜角度に応じて異なるが、例えば0.1秒間程度である。さらに特別保留数の減少を報知することを兼ねて、リブ群86を構成するリブの一つを退避姿勢にして〔ステップS50〕、保留処理を終える。その一方、減少後の特別保留数が基準値を下回っていれば(ステップS42のNO)、保留数表示器50に表示をし〔ステップS46〕、保留処理を終える。
【0031】
図4の例では、ステップS46でリブ86gを一時的に退避姿勢にするとパチンコ球B8が入口部76aから落下し、図10に示すように誘導路76に沿って矢印D8のように移動し、出口部76bから出て始動口24に入賞する可能性が非常に高い。そして、ステップS50でリブ86cを退避姿勢にすると、突出姿勢になっているのは三つのリブ86d,86e,86fになる。よって球保留装置60として保留可能なパチンコ球の数は3となり、4個目のパチンコ球が通路74を通行しても保留されることなく遊技盤14上に落下する。
【0032】
こうして保留の消化処理を終えると再び図7に戻って、液晶表示器22で図柄変動を始める〔ステップS22〕。すなわち図9のステップS52で決定した変動パターンを含む表示コマンドを図柄制御基板130に送信することで、図柄変動を実現する。こうして始めた図柄変動を終えるのには所定の表示期間(例えば60秒間等)を要するので、その表示期間中はステップS24,S26の実行を待機する必要がある。これに対して特別保留数が0以下のときは変動パターンを決定しないので、図柄変動を行わない。
【0033】
図柄変動を終えると、今回の抽選結果が大当たりか否かを判別する〔ステップS26〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機12では、大当たり判定用乱数RAに基づいて大当たり(すなわち乱数値=大当たり値)か否かを判別する。当該大当たり値の数量は大当たり確率に応じて一つまたは二以上の所定数からなり、ROM124等に記憶する。もし大当たりならば(YES)、大当たり遊技を実現して賞球を得る機会を遊技者に与えるべく大当たり処理を実行する〔ステップS28〕。当該大当たり処理は、例えば大入賞口26の開閉蓋28を一定期間(一例として30秒間)だけ開放し、当該大入賞口26等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払い出す等を行う。当該大当たり処理の具体的な手続きは周知であるので、その説明および図示を省略する。
これに対して、ステップS18で変動不能または基準値が0以下のときや(YES)、ステップS26で抽選結果がハズレであったときは(NO)、その時点で始動口処理を終える。
【0034】
上記実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(a1)パチンコ球PBが入賞可能な始動口24と、パチンコ球PBが通行可能な通路74と当該通路74上のパチンコ球PBを貯留可能なリブ群86とを備えた球保留装置60と、球保留装置60で貯留を解除されたパチンコ球PBを始動口24の直上位置まで誘導して排出する誘導路76とを備えた{図3,図4等を参照}。基準値を超える特別保留数の部分について、保留時にはリブを突出姿勢にし、保留解除時には退避姿勢にして保留上限数を報知可能に構成した{保留制御手段5;図8のステップS34、図9のステップS46,S50、図4,図10を参照}。リブ群86を構成するリブ86a,86b,86c,86d,86eの姿勢や、各リブによって保留されたパチンコ球を見た遊技者等は、保留数表示器50の表示と合わせて保留上限数を認識でき、保留状態を実感することができる。また、保留が解除されたパチンコ球PBは、図10に示すように通路74内を矢印D8に沿って通行し出口部76bから始動口24に落下してゆく。こうしてパチンコ球PBをほぼ確実に入賞させることができるので、実感した保留をほぼ確実に実現できる。
【0035】
(a2)リブ86a,86b,86c,86d,86eは、それぞれが一のパチンコ球PBを貯留可能な大きさで形成した{図3,図4等を参照}。図4の例では、リブ86cがパチンコ球B2を保留し、リブ86dがパチンコ球B4を保留し、リブ86eがパチンコ球B6を保留し、リブ86fがパチンコ球B8を保留している。このように各リブを一のパチンコ球PBを貯留可能な大きさで形成すると、突出姿勢になっているリブの数で保留上限数を報知できる。したがって、遊技者等は保留上限数を実感することができる。球保留装置60のみを複合役物装置16に備えた場合には、保留数表示器50が不要になるので、遊技機の製造コストを低減することができる。
【0036】
(a3)基準値までの特別保留数を表示する保留数表示器50を複合役物装置16に備えた{図3,図4等を参照}。保留数表示器50の表示とともに、球保留装置60は特別保留数のうち基準値を超える部分についてリブ群86(リブ86a,86b,86c,86d,86eのうちで一以上)を突出姿勢にすることで、遊技者等に保留上限数を報知することができる。基準値までの特別保留数を保留数表示器50に表示すれば、保留上限数を一定にした場合には、リブ群86を構成するリブの数を減らすことができる。その一方、リブの数を一定にした場合には、基準値を変えることで保留上限数を自在に変化させることができる。
【0037】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用し、ストッパー用リブと保持用リブとを連携して動かすことによってパチンコ球の保留を解除する例である。当該実施の形態2は、図11と図6を参照しながら説明する。なおパチンコ機12の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付す。
【0038】
図11(A)において、球保留装置60にはさらに保持用のリブ86hを備える。このリブ86hは通路74上であって、かつリブ86hとの間に1個のパチンコ球PBを収容可能な位置に備える。また図5に示すリブ86aと同様に、リブ86hをソレノイドのロッドに固定して姿勢を変更可能に構成する。
【0039】
上述したリブ86gとリブ86hを連携して動かす例について、図6と図11を参照しながら説明する。図6において、もし減少後の特別保留数が基準値以上であれば(ステップS42のYES)、図11(A)に示すようにリブ86hを突出姿勢にしてから〔ステップS44〕、図11(B)に示すようにリブ86gを退避姿勢にする〔ステップS46〕。こうすると先頭のパチンコ球B8は入口部76aから誘導路76に落下するが、後続のパチンコ球B6,B4,B2はリブ86hによって保持される。
【0040】
そして、リブ86gを突出姿勢にしてから〔ステップS46〕、リブ86hを退避姿勢にする〔ステップS48〕。こうすると、図11(C)に示すようにパチンコ球B6,B4,B2が前進してリブ86gで保持されるので、その後にリブ86cを退避姿勢にしても〔ステップS50〕、保留しているパチンコ球B6,B4,B2のいずれかが球保留装置60から落下することはない。
【0041】
上記実施の形態2によれば、リブ86gとリブ86hを連携して動かすことによって、保留していたパチンコ球を1個ずつ開放して確実に誘導路76に導くことができる{図11を参照}。なお、その他の要件,構成,作用,作動結果等については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述した(a1)〜(a3)を参照}。
【0042】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機12(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(b1)実施の形態1,2では、パチンコ機12に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって図柄変動を保留可能に構成した遊技機にも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても遊技球によって保留数を実感することができ、しかも保留上限数を自在に変化させることができる。
【0043】
(b2)実施の形態1,2では、球保留装置60は複数のリブからなるリブ群86を備えた{図3,図4等を参照}。この形態に代えて、図12に示すような板状部材90を備えてもよい。当該板状部材90は上辺を傾斜状に形成し、通路74の面よりも上方に突出させる突出量に応じて保留可能なパチンコ球PBの数を異ならせる。図12の例では、3個のパチンコ球B2,B4,B6を保留している状態を示す。矢印D10方向の突出量を自在に変化させるためには、板状部材90をラック92に固定し、当該ラック92と噛み合うピニオン94をモータ96(パルスモータが望ましい)の主軸96aに固定する。このようにラック&ピニオンで構成すれば、主軸96aの回転量を制御することによって板状部材90の突出量を変化させることができる。よってモータ96を制御するのみで実現できるので、リブごとにソレノイドを制御する必要がある実施の形態1,2に比べて、製造コストを低減することができる。
【0044】
(b3)実施の形態1,2では、特別保留数の増減に従って各リブの姿勢を変化させた{図8のステップS34、図9のステップS46,S50、図4,図10,図11を参照}。この形態に代えて、所定の条件が成立したことを契機として突出姿勢にある二以上のリブにかかる個数を特別保留数から減らすとともに、ストッパー用のリブ86gを突出姿勢にしたままの状態で、突出姿勢になっている二以上のリブ(あるいは全てのリブ)を一斉に退避姿勢にしてもよい。あるいは逆に所定の条件が成立したことを契機として退避姿勢にある二以上のリブにかかる個数を特別保留数で増やすとともに、ストッパー用のリブ86gを突出姿勢にしたままの状態で、退避姿勢になっている二以上のリブ(あるいは全てのリブ)を一斉に突出姿勢にしてもよい。所定の条件としては、所定の時(例えば大当たり遊技や確率変動等について開始時や終了時など)や、所定の期間(例えば大当たり遊技開始時から60秒間など)が該当する。リブ86gが突出姿勢になっているので誘導路76に落下することはないが、二以上のリブが一斉に退避姿勢になると球保留装置60から落下することになり、二以上のリブが一斉に突出姿勢になると保留可能な数が一気に増える。こうして複数の保留を一度に解消(いわゆるパンク)させたり、増やしたりすることができる。
【0045】
(b4)実施の形態1,2では、球保留装置60はパチンコ球PBを保留するためにリブを用いて構成した{図3,図4等を参照}。この形態に代えて、図13(A)に示すような昇降機能を備えた板状部材98を用いて球保留装置60を構成してもよい。この場合、板状部材98はリブ群86のリブと同数からなり、通路74上の面よりも低い位置を保留姿勢とし{図13(A)を参照}、通路74上の面とほぼ同じ高さを非保留姿勢とする{図13(B)を参照}。すなわち当該板状部材98を保留姿勢にしたときには通路74に凹部が形成される結果となり、この凹部にパチンコ球PBが入ることで保留する。図13(B)のように板状部材98を非保留姿勢にするとパチンコ球PBは通路74を通行し、誘導路76に導くことも可能になる。このようにリブ以外の部材を用いた場合であっても、実施の形態1,2と同様に保留や解除ができるので、実施の形態1,2と同様の効果を得ることができる。
【0046】
(b5)実施の形態1,2では、小片70,84を固定した{図2,図3を参照}。この形態に代えて、小片70,84の一方または双方を動かすように構成してもよい。具体的には、モータやソレノイド等の駆動源によって小片70や小片84を動かす。こうすればパチンコ球PBを通路74に導き易い状態にしたり、逆にパチンコ球PBを通路74に導き難い状態にすることができる。パチンコ球PBを保留させようと遊技するので、遊技の面白味が増す。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技球によって保留数を実感することができ、しかも保留上限数を自在に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】複合役物装置の構成例を説明する図である。
【図4】球保留装置の構成例を説明する図である。
【図5】リブを動かして姿勢を変えるための構成例を説明する図である。
【図6】各種の基板と装置にかかる概略構成例を示すブロック図である。
【図7】始動口処理の手続きを示すフローチャートである。
【図8】保留処理の手続きを示すフローチャートである。
【図9】消化処理の手続きを示すフローチャートである。
【図10】球保留装置の状態を説明する図である。
【図11】保持用リブによる後続球の落下防止を説明する図である。
【図12】一の部材で保留数を変化させる例を説明する図である。
【図13】球保留装置の構成例を説明する図である。
【符号の説明】
1(1a,1b,1c,1d,1e,1f) 貯留部材
2 通路
3 壁面
4 保留数表示部
5 保留制御手段
6 保留装置
7 誘導路
7a 入口部
7b 出口部
8 始動入賞装置
B(Ba,Bb,Bc,Bd) 遊技球
12 パチンコ機
20,58 誘導口
22 液晶表示器(壁面)
24 始動口(始動入賞装置)
50 保留数表示器(保留数表示部)
60 球保留装置(保留装置)
70,84 小片
72,74,80,82 通路
76 誘導路
76a 入口部
76b 出口部
78 傾斜面
86 リブ群
86a,86b,86c,86d,86e,86f,86g,86h リブ
90 板状部材
92 ラック
94 ピニオン
96 モータ(駆動源)
96a 主軸
PB(B2,B4,B6,B8) パチンコ球(遊技球)

Claims (1)

  1. 遊技者のハンドル操作により上方に向けて発射された遊技球が落下する遊技盤面の中程で遊技球を一時的に保留し、保留した遊技球を、遊技球が入ることにより入賞となる始動入賞口への入賞に用いる遊技機であって、
    前記遊技盤面には遊技球を一時的に保留する球保留装置が設置され、
    前記遊技盤面の前記球保留装置より下方に、遊技球が入賞する前記始動入賞口が設置され、
    前記球保留装置から前記始動入賞口まで遊技球を誘導するためのトンネル状の誘導路であって、前記球保留装置に隣接した位置に遊技球が入球する入口部を有し、前記始動入賞口の直上位置に、前記入口部から入球した遊技球が排出される出口部を有する誘導路を備え、
    前記球保留装置は、
    遊技球を下方から支えて保留するための遊技球の通路と、
    前記通路の終端位置に配置され、通路上を流れてきた遊技球を通路の終端位置で留めるためのストッパー用リブと、
    を備え、
    前記通路は一方の側面が遊技盤面に接しており、他方の側面には、遊技球を側面から支えて保留するための前記球保留装置の一部としての保留用リブを備え、
    前記通路は、幅が遊技球の略1個分であり、
    前記ストッパー用リブは、前記通路に面する幅が遊技球の略1個分の板状の部材であり、
    前記保留用リブは、前記通路に面する幅が遊技球の略1個分の板状の部材であり、該保留用リブは複数存在し、前記通路の終端位置から通路に沿って順に1つずつ並んで配置されており、
    前記ストッパー用リブと複数の前記保留用リブはリブ毎に別個のソレノイドのロッドに固定されており、
    遊技を実現するメイン制御基板は、複数の前記ソレノイドを各々励磁したり消磁したりすることによってロッドを往復運動させることにより、前記ストッパー用リブと前記複数の保留用リブの各々の姿勢を変化させ、
    ロッドに固定されたリブがロッドの往復運動により取りうる姿勢は、リブの上面が少なくとも前記通路の上面よりも上方に突出される突出姿勢、またはリブの上面が前記通路の上面とほぼ同じ高さまで退避される退避姿勢のいずれかであり、
    前記ストッパー用リブと、前記保留用リブが前記突出姿勢のときには、前記球保留装置は遊技球を一時的に保留可能であり、前記保留用リブが前記突出姿勢のときの前記通路の上面から前記保留用リブの上面までの高さは、遊技球の直径より短いものであって、
    前記通路は、通路の終端位置にあるストッパー用リブに向けて下り傾斜しており、通路の終端位置に続いて、前記誘導路の入口部が開口しており、
    前記メイン制御基板は、前記ストッパー用リブの姿勢を退避姿勢にすることにより、前記球保留装置による遊技球の保留を解除して遊技球を前記入口部に向けて排出し、
    前記メイン制御基板は、前記複数の保留用リブの姿勢を前記通路の終端位置に近い方から突出姿勢にしたり前記通路の終端位置から遠い方から退避姿勢にしたりすることにより、遊技球を側面から支える保留用リブの数を調節して、前記球保留装置に保留可能な遊技球の上限数を遊技状態に応じて変更することを特徴とする、
    遊技機。
JP2002054165A 2002-02-28 2002-02-28 遊技機 Expired - Fee Related JP4314605B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054165A JP4314605B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054165A JP4314605B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003250993A JP2003250993A (ja) 2003-09-09
JP4314605B2 true JP4314605B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=28665396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002054165A Expired - Fee Related JP4314605B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4314605B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4592269B2 (ja) * 2003-09-29 2010-12-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機、及び、シミュレーションプログラム
JP4368177B2 (ja) * 2003-10-01 2009-11-18 サミー株式会社 弾球遊技機
JP4649656B2 (ja) * 2005-05-25 2011-03-16 株式会社Mrd 遊技機の球供給構造
JP4965288B2 (ja) * 2007-03-14 2012-07-04 株式会社ジェイビー 弾球遊技機
JP4965289B2 (ja) * 2007-03-15 2012-07-04 株式会社ジェイビー 弾球遊技機
JP4507262B2 (ja) * 2007-07-09 2010-07-21 京楽産業.株式会社 パチンコ機の可変入賞装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003250993A (ja) 2003-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5165312B2 (ja) 遊技機
JP5215530B2 (ja) 遊技機
JP2007267881A (ja) 遊技機
JP5066645B2 (ja) パチンコ機
JP2008183191A (ja) 遊技機
JP4314605B2 (ja) 遊技機
JP2008206783A (ja) 遊技機
JP4623568B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008183194A (ja) 遊技機
JP4269205B2 (ja) 遊技機
JP7128679B2 (ja) 遊技機
JP4623569B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008206781A (ja) 遊技機
JP2008119328A (ja) 遊技機
JP2010017471A (ja) 遊技機
JP4120472B2 (ja) 遊技機
JP4224614B2 (ja) 遊技機
JP7357592B2 (ja) 遊技機
JP7429970B2 (ja) 遊技機
JP5214960B2 (ja) 遊技機
JP7127874B2 (ja) 遊技機
JP5081015B2 (ja) 遊技機
JP7127873B2 (ja) 遊技機
JP7262103B2 (ja) 遊技機
JP2008200325A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150529

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees