JP2006149507A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技領域をより拡大することが可能な弾球遊技機(パチンコ機)を提供する。
【解決手段】 本発明に係るパチンコ機PMは、所定の遊技領域PAが設けられた遊技盤10と、遊技盤10を収容保持する前枠2と、前枠2の前面側に取り付けられて遊技盤10を視認可能なガラス扉5と、上球皿50とを備え、上球皿50は、前枠2の前面側におけるガラス扉5の下方に取り付けられた当て板部51と、当て板部51の前面側に取り付けられて遊技球を貯留する球皿部52と、当て板部51の側方に設けられ、遊技領域PAにおける遊技球の入賞に応じて遊技球が球皿部52に賞球として排出される賞球排出口55とを有し、当て板部51において賞球供給口55より下流側に形成される第3上縁部59の高さが、当て板部51において賞球排出口55が設けられる側に形成される第1上縁部57の高さより低くなるように構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係るパチンコ機PMは、所定の遊技領域PAが設けられた遊技盤10と、遊技盤10を収容保持する前枠2と、前枠2の前面側に取り付けられて遊技盤10を視認可能なガラス扉5と、上球皿50とを備え、上球皿50は、前枠2の前面側におけるガラス扉5の下方に取り付けられた当て板部51と、当て板部51の前面側に取り付けられて遊技球を貯留する球皿部52と、当て板部51の側方に設けられ、遊技領域PAにおける遊技球の入賞に応じて遊技球が球皿部52に賞球として排出される賞球排出口55とを有し、当て板部51において賞球供給口55より下流側に形成される第3上縁部59の高さが、当て板部51において賞球排出口55が設けられる側に形成される第1上縁部57の高さより低くなるように構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、パチンコ機に代表される弾球遊技機に関し、さらに詳しくは、弾球遊技機に構成される上球皿の構造に関する。
弾球遊技機の代表例であるパチンコ機は、前面に遊技領域を形成する遊技盤を立設姿勢で収容保持した前枠に、前背面に遊技球の処理経路を一体に設けるとともに背面に各種制御基板が取り付けられる裏セット盤を背面から取り付けて構成され、遊技球発射装置により遊技領域上部に導いた遊技球を落下させる過程で遊技領域内に設けた入賞具に入賞させる遊技を行うように構成されている。
前枠の前面側には遊技球を貯留するための球皿が設けられ、球皿に貯留された遊技球が裏面側に設けられた球送り装置に導かれて1球ずつ遊技球発射装置に供給されるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。また、前枠の前面側上部にはガラス扉が開閉可能に取り付けられ、このガラス扉を通して遊技盤(遊技領域)を視認できるようになっている。
特開2003−111939号公報
ところで、近年、さらなる遊技性および演出性の向上のため、遊技領域を拡大したいという要望がある。しかしながら、従来のパチンコ機においては、遊技盤(遊技領域)の前面側を覆うガラス扉の下方に球皿が設けられており、球皿の上縁部の高さがほぼ一定であったため、遊技盤の遊技領域を下方へ拡大するのに限界があった。
本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり、遊技領域をより拡大することが可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る弾球遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)は、所定の遊技領域が設けられた遊技盤と、遊技盤を収容保持する前枠と、前枠に設けられ、遊技球を遊技領域に向けて発射する遊技球発射装置と、前枠の前面側に開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において遊技盤を視認可能なガラス扉と、前枠の前面側におけるガラス扉の下方に設けられ、遊技球を貯留しつつ遊技球発射装置へ流下させる球皿(例えば、実施形態における上球皿50)とを備え、球皿は、前枠の前面側におけるガラス扉の下方に取り付けられた当て板部と、当て板部の前面側に取り付けられて遊技球を貯留しつつ遊技球発射装置へ流下させる球皿部と、当て板部の側方に設けられ、遊技領域における遊技球の入賞に応じて遊技球が球皿部に賞球として排出される賞球排出口とを有し、当て板部における賞球供給口より下流側の上縁部(例えば、実施形態における第3上縁部59)の高さが、当て板部における賞球排出口が設けられる側の上縁部(例えば、実施形態における第1上縁部57)の高さより低くなるように構成される。
本発明によれば、当て板部における賞球供給口より下流側の上縁部の高さが、当て板部における賞球排出口が設けられる側の上縁部の高さより低くなるように構成されるため、前枠の前面側において球皿(当て板部)に覆われる部分の高さを低くすることが可能になる。そのため、当該球皿に覆われる部分の上方に位置する遊技盤、すなわち遊技領域(特に、遊技領域の下端中央)を下方へ延ばすことができ、これにより遊技領域をより拡大することが可能になる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る整流装置を備えた弾球遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1〜図3に示しており、まず、これらの図面を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを正面側から見た斜視図、図2はパチンコ機PMのガラス扉および上球皿を開放して示す斜視図、そして図3はパチンコ機PMを背面側から見た斜視図である。
パチンコ機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面(表面)上部側には、透明アクリル板やガラス板を有したガラス扉5が左端部のヒンジ(図示せず)を介して横開きおよび着脱が自在に取り付けられ、施錠装置4により常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉5の背後に位置する前枠上部には、遊技盤10を着脱自在に収容する収容枠(図示せず)が設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤10がガラス扉5を通して視認されるようになっている。また、前枠2の前面上部における左右には、スピーカ21がそれぞれ配設されている。
遊技盤10は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板を基板とし、円弧状のレール11等に囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されている。遊技領域PAには、多数本の遊技釘や風車(図示せず)とともに各種入賞装置(図示せず)等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部にアウト口12が設けられている。
前枠2の前面(表面)における上記ガラス扉5の下側には、上球皿50が左端のヒンジ機構22(図4を参照)により横開きおよび着脱可能に取り付けられ、常には右側に設けられたロック機構23(図4を参照)によりガラス扉5の下側において前枠2の前面を覆った状態で係止保持されている。また、図2に示すように、上球皿50に前面側が覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤25と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤25には、遊技盤10の遊技領域PA内に遊技球を発射する遊技球発射装置26や、遊技球発射装置26から発射された遊技球を遊技盤10に案内する発射レール(図示せず)、後述する球払出装置42から払い出された遊技球(賞球)が排出される通出口27等が設けられている。
前枠2の前面(表面)における上球皿50の下側には、図1に示すように、下球皿7が前方に突出して設けられている。この下球皿7は、上球皿50に貯留された遊技球(賞球)がオーバーフローしたときや、遊技者が上球皿50の球抜きレバー53を操作して上球皿50から遊技球を抜いたときに、前枠2側に形成された球皿通路28および下球皿出口29を介して送られてくる遊技球を受容して貯留するようになっている。また、下球皿7の右側には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8が取り付けられている。
前枠2の背面(裏面)上部には、図3に示すように、外枠1の背面側における右上部内側の形状に合わせて逆L字形に形成された第1裏セット盤40がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面右上部を覆う閉鎖状態に保持される。第1裏セット盤40には、遊技球を貯留するとともに貯留した遊技球を整列させて流下させる球貯留タンク41、入賞状態等に基づいて遊技球を払い出す球払出装置42、球払出装置42から払い出された遊技球を上球皿50に導く球払出通路43等の遊技球の処理機構が設けられている。
前枠2の背面(裏面)下部には、前枠2の背面下部を覆う第2裏セット盤45がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面下部を覆う閉鎖状態に保持される。第2裏セット盤45には、各制御装置および電子部品等に電力を供給する電源ユニット46や、遊技球の払出作動を制御する球払出制御装置47、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置(図示せず)等が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
次に、上球皿50について図4を追加参照しながら説明する。ここで、図4は上球皿50を背面側から見た斜視図である。上球皿50は、図1および図4に示すように、遊技補助盤25の前面(表面)を覆うように形成された当て板部51と、当て板部51の前方に突出して設けられ、遊技中に払い出された遊技球(賞球)を受容して貯留する球皿部52とを有して構成され、さらに球皿部52の右側(下流部)には球抜きレバー53が取り付けられる。また、当て板部51の裏面側には、図4に示すように、球皿部52に貯留された遊技球(賞球)を1球ずつ遊技球発射装置26(発射レール)に供給する整流装置30(球送り装置とも称される)が取り付けられている。
球皿部52は、ABS樹脂等の樹脂材料を用いて、射出成形等の成形手段により皿状に形成され、当て板部51の前面側にネジ等で固定される。また、球皿部52は、右方に向かうにつれて下方へ傾斜するように形成されており、遊技球(賞球)を貯留するとともに、貯留した遊技球(賞球)を傾斜下方(図1における右方向)に向けて一列に整列させつつ(整流装置30を介して)遊技球発射装置26に流下させるようになっている。
当て板部51は、ABS樹脂等の樹脂材料を用いて、射出成形等の成形手段により遊技補助盤25の前面を覆う板状に形成され、前述のヒンジ機構22により前枠2に対し横開きおよび着脱可能に取り付けられる。当て板部51の左上部には、通出口27と位置整合して前面側に賞球排出口55を有する通出樋54が形成されており、通出口27を通過した遊技球がこの通出樋54を通って賞球排出口55から球皿部52に賞球として排出されるようになっている。
ところで、当て板部51の上縁部は、図1および図4に示すような段差状に形成され、賞球排出口55の上方(当て板部51の左側)に位置して水平に延びる第1上縁部57と、第1上縁部57の右端に繋がるとともに右方に向かうにつれて下方へ傾斜する第2上縁部58と、第2上縁部58の右端に繋がるとともに球皿部52の下流側上方(当て板部51の中央から右側)に位置して水平に延びる第3上縁部59とから構成される。すなわち、賞球供給口55より下流側上方に位置する第3上縁部59の高さが、賞球排出口55の上方に位置する第1上縁部57の高さより低くなるように構成されている。
これにより、第3上縁部59の高さが第1上縁部57の高さより低くなるため、上球皿50(当て板部51)に前面側が覆われた遊技補助盤25の高さを低くすることが可能になる。そのため、遊技補助盤25の上方に位置する遊技盤10、すなわち遊技領域PA(特に、遊技領域PAの下端中央)を下方へ延ばすことができ、これにより遊技領域PAをより拡大することが可能になる。またこれにより、入賞装置(図示せず)が遊技領域PAの下部に設けられる場合、この入賞装置の高さ位置制限を緩和することが可能になる。なお、第3上縁部59の高さが第1上縁部57の高さより低くなるため、ガラス扉5(特に、ガラス扉5の下端中央)を下方へ延ばすことが可能になり、ガラス扉5を通じて下方へ拡大された遊技領域PAを視認することができる。
このように構成されるパチンコ機PMにおいて、ガラス扉5、上球皿50、第1および第2裏セット盤40,45等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿50に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル8が回動操作されると、上球皿50の球皿部52に貯留された遊技球は整流装置30を介して遊技補助盤25の発射レール(図示せず)に1球ずつ供給され、遊技球発射装置26により発射レール上の遊技球が1球ずつ遊技領域PAに打ち出されてパチンコゲームが展開される。そして、遊技領域PAに打ち出された遊技球が各種入賞装置(図示せず)のいずれかに入賞すると、球払出装置42から払い出された遊技球が球払出通路43および通出口27、通出樋54を通過したのち、賞球排出口55から球皿部52に賞球として排出される。
そして、以上のような構成のパチンコ機PMによれば、当て板部51において賞球供給口55より下流側に形成される第3上縁部59の高さが、当て板部51において賞球排出口55が設けられる側に形成される第1上縁部57の高さより低くなるように構成されるため、前枠2の前面側において上球皿50(当て板部51)に覆われる部分(遊技補助盤25)の高さを低くすることが可能になる。そのため、当該上球皿50に覆われる部分の上方に位置する遊技盤10、すなわち遊技領域PA(特に、遊技領域PAの下端中央)を下方へ延ばすことができ、これにより遊技領域PAをより拡大することが可能になる。
なお、上述の実施形態において、パチンコ機PMが上球皿50および下球皿7を備えて構成されているが、これに限られるものではなく、例えば、遊技球を貯留しつつ遊技球発射装置へ流下させる球皿が一つだけ設けられたパチンコ機にも本発明を適用することができる。
また、上述の実施形態において、賞球排出口55が当て板部51(上球皿50)の左側に設けられているが、これに限られるものではなく、当て板部51の右側に設けられてもよい。
さらに、上述の実施形態において、本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチンコ機PMを例に説明したが、これに限られるものではなく、例えば、アレンジボール機や雀球遊技機等の弾球遊技機にも本発明を適用することができる。
PM パチンコ機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
1 外枠
2 前枠
10 遊技盤
26 遊技球発射装置
50 上球皿(球皿)
51 当て板部
52 球皿部
55 賞球排出口
57 第1上縁部
58 第2上縁部
59 第3上縁部
PA 遊技領域
1 外枠
2 前枠
10 遊技盤
26 遊技球発射装置
50 上球皿(球皿)
51 当て板部
52 球皿部
55 賞球排出口
57 第1上縁部
58 第2上縁部
59 第3上縁部
Claims (1)
- 所定の遊技領域が設けられた遊技盤と、
前記遊技盤を収容保持する前枠と、
前記前枠に設けられ、遊技球を前記遊技領域に向けて発射する遊技球発射装置と、
前記前枠の前面側に開閉可能に取り付けられ、閉鎖状態において遊技盤を視認可能なガラス扉と、
前記前枠の前面側における前記ガラス扉の下方に設けられ、遊技球を貯留しつつ前記遊技球発射装置へ流下させる球皿とを備え、
前記球皿は、前記前枠の前面側における前記ガラス扉の下方に取り付けられた当て板部と、
前記当て板部の前面側に取り付けられて遊技球を貯留しつつ前記遊技球発射装置へ流下させる球皿部と、
前記当て板部の側方に設けられ、前記遊技領域における遊技球の入賞に応じて遊技球が前記球皿部に賞球として排出される賞球排出口とを有し、
前記当て板部における前記賞球供給口より下流側の上縁部の高さが、前記当て板部における前記賞球排出口が設けられる側の上縁部の高さより低くなるように構成されることを特徴とする弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004341673A JP2006149507A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004341673A JP2006149507A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006149507A true JP2006149507A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36628487
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004341673A Pending JP2006149507A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 弾球遊技機 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008253338A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2008253306A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2008253344A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2008253343A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004329283A (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-25 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
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2004
- 2004-11-26 JP JP2004341673A patent/JP2006149507A/ja active Pending
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