JP4456525B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、貯留払い出し手段から遊技媒体払い出し口への連通路が異なった経路で連通可能な遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機としては、具体的には、例えば、スロットマシンがある。そして、従来のスロットマシンは、回転リールの周囲の図柄を予め定めた所定の図柄の組み合わせに停止させることができた場合、入賞となって、所定枚数の遊技媒体としての遊技メダルを、遊技機前面の下部の1個の遊技媒体払い出し口(メダル払い出し口)から払い出し皿へ向かって払い出しているものが知られている(例えば、特許文献1。)。
また、近年、遊技媒体払い出し口からワイヤや棒状の異物を遊技機内部に差し込んで、遊技媒体払い出し口から遊技媒体を不正に取り出す、いわゆるゴト行為が行われる場合があった。
特開2003−290432号公報(第1図)
しかし、上記した従来の遊技機では、遊技媒体としての遊技メダルの払い出しが、1個の遊技媒体払い出し口からしか行われていない。そして、遊技媒体払い出し口と、貯留払い出し手段としてのホッパーユニットとは、1つの連続する通路により、常に、連通した状態を形成していた。このため、遊技媒体払い出し口からワイヤ状のものを、差し込むと、比較的、簡単に、貯留払い出し手段としてのホッパーユニットまで到達させることができ、ゴト行為を容易なものにしているという第1の問題点があった。
また、かかる1個の遊技媒体払い出し口から不正に遊技媒体としての遊技メダルが払い出されて、センサー等により、遊技媒体の払い出しを検出することができても、それがゴト行為でなく払い出しの不良や誤作動等により行われているものなのか、或いは、不正なゴト行為により遊技メダルが払い出されているのかのいずれであるのかを、特定するのが難しいといった第2の問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第1の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技媒体払い出し口から異物を差し込んで、貯留払い出し手段から不正に遊技媒体を搾取するようなゴト行為の発生を抑制することができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、上記した従来の技術の有する第2の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ゴト行為の特定を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項) 請求項記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項記載の発明は、上記した従来の技術の有する第2の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ゴト行為の特定を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項1) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(70)と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により前記図柄表示手段(41)を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段(51)と、投入された遊技媒体を貯留するとともに入賞の際、遊技媒体を遊技者に払い出すための貯留払い出し手段(65)と、前記図柄表示手段(41)を変動表示から停止表示へ移行させる停止制御を行うための遊技制御手段(27)とを備え、所定個数の遊技媒体の投入を遊技開始可能な条件として設定し、前記当選抽選手段(70)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ前記図柄表示手段(41)の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の態様になることにより入賞となって、所定個数の遊技媒体が払い出される遊技を実施可能な遊技機(10)において、入賞の結果、所定個数の遊技媒体を、前記貯留払い出し手段(65)から遊技者に向かって払い出すための遊技媒体払い出し口(240)と、前記遊技媒体払い出し口(240)から払い出された遊技媒体を受けて貯留するための払い出し皿(90)と、前記貯留払い出し手段(65)及び前記遊技媒体払い出し口(240)を連通させる連通路(120)と、入賞の結果、遊技媒体を前記貯留払い出し手段(65)から前記遊技媒体払い出し口(240)を介して前記払い出し皿(90)へ遊技者に向かって払い出すための払い出し制御手段(80)とを備え、前記連通路(120)は、この連通路(120)の少なくとも一部に、遊技媒体の経路を移動させる移動通路(130)と、前記移動通路(130)が連通可能な固定通路(140)とを備え、前記固定通路(140)は、前記移動通路(130)の移動位置に対応して複数の異なる経路に分岐しているが、最終的には1つの経路に合流して前記遊技媒体払い出し口(240)に連通するように形成され、前記移動通路(130)が、遊技媒体の経路を移動させることにより、前記貯留払い出し手段(65)と、前記遊技媒体払い出し口(240)との間の前記固定通路(140)の複数の異なる経路のうち、いずれか1つの経路を連通させ、それ以外の経路は、前記貯留払い出し手段(65)に至る経路の途中を遮断されているようにしたことを特徴とする。
また、ここで、「図柄表示手段(41)」とあるのは、回転リール(40)及びこの回転リール(40)を回転変動表示させるために回転駆動させるための駆動モーターを備えているリールユニット(60)のようなものを含む。なお、ここで、回転リール(40)は、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、回転リール(40)を有するが、遊技媒体としては球状のパチンコ球を使用する、いわゆるパロット等のその他の遊技機を含むものである。
また、ここで、「遊技媒体」とは、遊技機(10)内部への投入により遊技開始の条件となり、また、入賞により所定数が遊技者へ払い出される価値物であって、具体的には、例えば、円板状の遊技メダルであるが、それに限定されるものではなく、通常のコインでもよく、また、球状のボール球でもよいものである。
また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(40)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。
また、ここで、「それ以外の経路は、前記貯留払い出し手段に至る経路の途中を遮断されている」とは、貯留払い出し手段(65)と、遊技媒体払い出し口(240)とが、連続して通じておらず、いわゆる連通してなく、遊技媒体が、貯留払い出し手段(65)と、遊技媒体払い出し口(240)との間を移動することができない状態になっていることを意味する。したがって、「遮断」とは、壁等により通路の途中を遮るようなものに限定されるものではない。例えば、図1の実線で示すように、移動通路(130)が左端固定通路(141)に連通して、その他の3つの経路では、遊技媒体の貯留払い出し手段(65)及び遊技媒体払い出し口(240)間の移動が不可能な状態になっているような状態を遮断としているものである。したがって、「経路」が「遮断されている」とは、図1に示す中央左固定通路(142)、中央右固定通路(143)及び右端固定通路(144)のように、移動通路(130)が、左端固定通路(141)の固定通路投入口(145)へ連通するように移動して、かかる3つの通路の固定通路投入口(145)には、移動通路(130)が存在しないことにより、それら3つの経路は、途中で不連続になって、結果として経路として遮断されているようなものを含むものである。
(作用) 本発明は、移動通路(130)が、遊技媒体の経路を移動させることにより、貯留払い出し手段(65)と、遊技媒体払い出し口(240)との間の複数の異なる経路のうち、いずれか1つの経路を連通させている。そして、それ以外の経路は、貯留払い出し手段(65)に至る経路の途中を遮断されている。これにより、遊技媒体の経路を変更させることができて、貯留払い出し手段(65)と、遊技媒体払い出し口(240)との間を、異なった経路で連通させることができる。したがって、遊技媒体払い出し口(240)から貯留払い出し手段(65)へ向かってワイヤ等の異物を進入させても、異なった経路に進入して、貯留払い出し手段(65)まで到達しないようにすることができる。これにより、遊技媒体払い出し口(240)から異物を進入させるようなゴト行為を抑制することができる。
更に、固定通路(140)は、複数の異なる経路から、1つの経路に合流して遊技媒体払い出し口(240)へ連通している。
このため、外部から見て、固定通路(140)が複数の異なる経路に分かれているようなことは、全く解らず、いずれの経路を使用しているのかも理解することができない。これにより、遊技媒体払い出し口(240)からワイヤ等の異物を挿入して、内部へ差し込むことは、難しいものとなる。これにより、更に、そのようなゴト行為を難しいものにすることができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機(10)は、前記移動通路(130)を移動させるための通路駆動手段(150)と、前記通路駆動手段(150)の操作信号に基づいて、前記移動通路(130)の移動位置を検知して移動位置検知信号を出力する移動位置検知手段(160)と、前記移動通路(130)の現在の位置を確認する現在位置確認手段(170)と、前記移動位置検知手段(160)からの移動位置検知信号及び前記現在位置確認手段(170)からの現在位置確認信号が一致するか否かを判定する移動位置判断手段(180)と、前記移動位置判断手段(180)により、前記移動位置検知信号及び前記現在位置確認信号が一致していないと判定されたときに異常検知信号を出力する異常検知信号出力手段(190)とを備えていることを特徴とする。
なお、ここで、「移動位置検知信号及び現在位置確認信号」が「一致する」又は「一致していない」とは、信号自体が完全に一致する、又は一致しないことに加えて、それぞれの信号が表す意味内容が、一致する、又は一致しないことを含むものである。
(作用) 本発明は、移動位置検知手段(160)からの移動位置検知信号と、現在位置確認手段(170)からの現在位置確認信号とが一致していない場合、異常検知信号出力手段(190)が異常検知信号を出力する。かかる場合は、正常な払い出しではなく、ゴト行為が行われている可能性が高いため、異常検知信号の出力により、ゴト行為の特定を容易なものにすることができる。
(請求項) 請求項記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記連通路(120)は、前記移動通路(130)と、複数の固定通路(140)とを備え、前記移動通路(130)は、複数の前記固定通路(140)のうち、いずれか1つに連通するように形成され、前記遊技機(10)は、前記移動通路(130)の現在の位置を確認する現在位置確認手段(170)と、前記遊技媒体が、複数の前記固定通路(140)のうち、いずれの前記固定通路(140)を通過するかを検知可能な固定通路検知手段(200)と、前記現在位置確認手段(170)からの現在位置確認信号と、前記固定通路検知手段(200)からの固定通路(140)検知信号とが一致するか否かを判定する固定通路判断手段(210)と、前記固定通路判断手段(210)により、前記現在位置確認信号及び前記固定通路検知手段(200)が一致していないと判定されたときに異常検知信号を出力する異常検知信号出力手段(190)とを備えていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、現在位置確認手段(170)からの現在位置確認信号と、固定通路検知手段(200)からの固定通路検知信号とが一致していない場合、異常検知信号出力手段(190)が異常検知信号を出力する。かかる現在位置確認手段(170)からの現在位置確認信号と、固定通路検知手段(200)からの固定通路検知信号とが一致していない場合は、正常な払い出しではなく、ゴト行為が行われている可能性が高い。このため、両信号が一致していない場合異常検知信号の出力により、ゴト行為の特定を容易なものにすることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、遊技媒体払い出し口から異物を差し込んで、貯留払い出し手段から不正に遊技媒体を搾取するようなゴト行為の発生を抑制することができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、ゴト行為の特定を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
(請求項) 請求項記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項記載の発明によれば、ゴト行為の特定を容易なものにすることができるようにした遊技機を提供することができる。
本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態)
(図面の説明) 図1から図11までは、第1の形態を示すものである。図1は連通路の一部縦断面図、図2は移動通路及び固定通路の一部縦断面図、図3は遊技媒体払い出し口及び払い出し皿の縦断面図、図4は遊技機の一部縦断面図、図5は遊技機の外観正面図、図6は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図7は当選抽選手段及び払い出し通路抽選手段のブロック図、図8から図11までは遊技機の遊技の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10) 遊技機10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
上記回転リール40は、図5の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、図5の向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
遊技機10の正面側の下部には、入賞の結果、所定個数の遊技媒体を、貯留払い出し手段65から遊技者に向かって払い出すための遊技媒体払い出し口240が形成されている。この遊技媒体払い出し口240は、遊技機10の前面側の下部の払い出し皿90の上部に、左右方向に4個、並べて配置されている。 具体的には、この遊技媒体払い出し口240は、払い出し皿90の上部の正面から向かって左端に位置する左端払い出し口241と、この左端払い出し口241の右側に隣接する中央左払い出し口242と、この中央左払い出し口242の右側に隣接する中央右払い出し口243と、この中央右払い出し口243の右側に隣接する右端払い出し口244とを備えている。そして、この4つの遊技媒体払い出し口240の下方には、遊技媒体払い出し口240から払い出された遊技媒体を受けて貯留するための四角受皿状の払い出し皿90が形成されている。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図6参照)が内蔵されている。
(制御装置20) 上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
図5に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の報知装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21) 上記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(1)遊技制御手段27
(2)当選抽選手段70
(3)払い出し通路抽選手段100
(4)払い出し制御手段80
(5)移動位置判断手段180
(6)固定通路判断手段210
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22)
上記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカ67等の報知装置66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
そして、この演出制御装置22は、次の(1)及び(2)の手段として機能する。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した(1)及び(2)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
上記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、上記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段) 上記制御装置20の入力側には、図6に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50(停止操作手段51)
(6)移動位置検知手段160
(7)現在位置確認手段170
(8)固定通路検知手段200
なお、入力手段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 上記制御装置20の出力側には、図6に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)貯留払い出し手段65
(2)リールユニット60(図柄表示手段41)
(3)通路駆動手段150
(4)異常検知信号出力手段190
(5)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 上記投入スイッチ15は、図5に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16) 上記ベットスイッチ16は、図5に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17) 上記精算スイッチ17は、図5に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 上記スタートスイッチ30は、図5に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、当選抽選手段70の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、停止操作手段51であって、図柄表示手段41の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により図柄表示手段41を別個独立に停止操作が可能なものである。具体的には、上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。そして、ストップスイッチ50は、図5に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(移動位置検知手段160) 前記移動位置検知手段160は、後述する通路駆動手段150の操作信号に基づいて、後述する移動通路130の移動位置を検知して移動位置検知信号を出力するものである。この移動位置検知手段160は、通路駆動手段150のステッピングモーターである回転駆動モーター152の内部にあって、回転中心軸151の回転角度を検知することができるものである。
具体的には、払い出し通路抽選手段100の乱数を用いた抽選により、移動通路130の移動位置が決定され、移動位置信号が、通路駆動手段150へ出力される。具体的には、この移動位置信号の種類は、0度、40度、80度、120度の4つの移動位置に対応する信号からなるものである。そして、この4つの移動位置に対応する信号のいずれか1つが、通路駆動手段150の回転駆動モーター152へ出力される。そして、その後、回転駆動モーター152が移動通路130を回転駆動させて、その回転駆動モーター152内の回転検知手段により、検知された回転角度に対応した移動位置検知信号が、回転駆動モーター152から出力される。なお、この移動位置検知信号の種類も、0度、40度、80度、120度の4つの移動位置に対応する信号からなるものである。結果として、回転駆動モーター152が正常に作動している限り、払い出し通路抽選手段100の抽選により選択された回転角度に対応する移動位置検知信号が、出力されるものである。
(現在位置確認手段170) 前記現在位置確認手段170は、移動通路130の現在の位置を確認するためのものである。この現在位置確認手段170は、移動通路130の背面側に固定した遮蔽板172と、貯留払い出し手段65の前面側に固定した4つの光センサー171とを備えているものである。
前記遮蔽板172は、移動通路130の背面側の下部に位置して、貯留払い出し手段65側(奥側)に向かって延びる断面が略L字状のものである。
前記光センサー171は、貯留払い出し手段65の前面側に位置して、移動通路130とともに、回転移動する遮蔽板172の4つの位置に整合する箇所に固定されているものである。この光センサー171は、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、遮蔽板172が移動することにより、発光素子からの光が遮断され、遮蔽板172の位置を検知可能なものである。この光センサー171及び遮蔽板172により、移動通路130の現在位置を確認することが可能な現在位置確認手段170を形成しているものである。すなわち、4つの光センサー171のうち、いずれの光センサー171が、遮蔽板172によって遮蔽されているかを検知することにより、現在の移動通路130の位置を検知することができる。従って、移動通路130が、0度の左端固定通路141と、40度の中央左固定通路142と、80度の中央右固定通路143と、120度の右端固定通路144との4つの移動位置のうち、いずれの位置にあるのかを検知することができるものである。
(固定通路検知手段200) 前記固定通路検知手段200は、遊技媒体が、複数の固定通路140のうち、いずれの固定通路140を通過するかを検知可能なものである。この固定通路検知手段200は、固定通路140の途中に設けた光センサーからなるものである。この固定通路140は、固定通路140の前面側に発光素子(LED)を設け、固定通路140の背面側に受光素子(フォトトランジスタ)を設けてあるものである。そして、発光素子からの光が、受光素子に入り込んで、通常状態となる。そして、固定通路140の内部を遊技媒体が通過して、遊技媒体の通過により光が遮断されて、遊技媒体の通過を検知することができるものである。この固定通路検知手段200は、左端固定通路141、中央左固定通路142、中央右固定通路143及び右端固定通路144の全部に配置されてある。いずれの通路の固定通路検知手段200が検知するかによって、4つの固定通路140のうち、いずれの固定通路140に移動通路130が連通しているかを検知することができるものである。そして、いずれかの固定通路140が使用されているかが検知された場合には、現在使用されている固定通路140に対応する固定通路検知信号が出力されるように形成されている。
(貯留払い出し手段65) 前記貯留払い出し手段65は、いわゆるホッパーユニットであって、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すためのものである。この貯留払い出し手段65は、具体的には、特に図示していないが、遊技メダルを貯留するためのホッパー状の貯留部と、この貯留部の下部にあって、貯留部に貯留した遊技メダルを1枚ずつ送り出す送出部とを備えている。この送出部は、貯留部の下部に位置する円板状の送り出し円板と、この送り出し円板を回転駆動させるための回転駆動装置、いわゆるステッピングモーターとを備えている。この送り出し円板の周囲には、遊技メダルが挿入可能な孔が形成されている。そして、この送出部から送出された遊技メダルは、ホッパーユニットの前面側の貯留払い出し口230から前面側の連通路120に向かって排出される。この連通路120は、貯留払い出し手段65の遊技媒体払い出し口240と、払い出し皿90の上部の遊技媒体払い出し口240とを連通させるものである。
(連通路120) 前記連通路120は、貯留払い出し手段65及び遊技媒体払い出し口240を連通させるものである。そして、連通路120は、この連通路120の少なくとも一部に、遊技媒体の経路を移動させて、当該経路を変更する移動通路130を備えている。具体的には、連通路120は、遊技媒体の経路を移動させて、当該経路を変更する移動通路130と、この移動通路130が、いずれか1つに連通する複数の固定通路140とを備えている。この固定通路140は、左から順に、左端固定通路141と、中央左固定通路142と、中央右固定通路143と、右端固定通路144との4つの通路が、配置されている。
(移動通路130) 前記移動通路130は、貯留払い出し口230から排出された遊技媒体の経路を移動させて、当該経路を変更するためのものである。前記移動通路130が、遊技媒体の経路を移動させることにより、貯留払い出し手段65と、遊技媒体払い出し口240との間の複数の異なる経路のうち、いずれか1つの経路を連通させている。そして、移動通路130が移動することにより、1つの経路に連通し、それ以外の経路は、移動通路130の部分が抜けた状態となって、遊技媒体払い出し口240から貯留払い出し手段65に至る経路の途中が遮断された状態になっている。すなわち、移動通路130は、遊技媒体の経路を変更し、異なる経路に切り換えるためのものである。
前記移動通路130は、全体形状が略空洞筒状であって、内部に遊技メダルが移動可能に形成されている。この移動通路130は、上部の背面側に開口する移動通路投入口131が形成されてある。貯留払い出し口230から排出された遊技媒体は、この移動通路投入口131から移動通路130内部に入り込むように形成されている。そして、移動通路130は、下部の下端側に開口する移動通路排出口132が形成されている。移動通路排出口132は、この移動通路排出口132から排出された遊技媒体が、固定通路140の固定通路投入口145に入り込むことができるように形成されているものである。
前記移動通路130は、その前面側の通路駆動手段150によって、予め定めた所定角度(0度、40度、80度、120度)だけ回転可能に形成されている。この通路駆動手段150は、いわゆるステッピングモーターからなる回転駆動モーター152である。なお、この回転駆動モーター152は、所定駆動信号により、所定角度だけ回転する回転ソレノイドを使用しても良い。そして、この回転駆動モーター152は、貯留払い出し手段65から延びるモーター固定金具155によって移動通路130の前面側に固定されている。そして、この回転駆動モーター152の中心の回転中心軸151が、移動通路130の前面側に連結されていることにより、移動通路130も同様に予め定めた所定角度(0度、40度、80度、120度)だけ回転可能に形成されているものである。そして、移動通路130の回転角度が0度の場合、図1の実線で示されるような位置にあって、移動通路130は、左端固定通路141に連通し、移動通路130からの遊技媒体を左端固定通路141へ案内する。そして、移動通路130の回転角度が、前述した0度から左回転(反時計方向)へ40度回転した場合、移動通路130は、中央左固定通路142に連通し、移動通路130からの遊技媒体を中央左固定通路142へ案内する。そして、移動通路130の回転角度が、前述した0度から左回転(反時計方向)へ80度回転した場合、移動通路130は、中央右固定通路143に連通し、移動通路130からの遊技媒体を中央右固定通路143へ案内する。そして、移動通路130の回転角度が、前述した0度から左回転(反時計方向)へ120度回転した場合、移動通路130は、右端固定通路144に連通し、移動通路130からの遊技媒体を右端固定通路144へ案内する。なお、いずれの回転角度においても、貯留払い出し手段65の貯留払い出し口230が、移動通路130の移動通路投入口131内部に位置するように形成されている。
(固定通路140) 前記固定通路140は、移動通路130が、いずれか1つに連通するように形成されている通路である。この固定通路140は、図1に示すように、正面から向かって左側から順に、左端固定通路141、中央左固定通路142、中央右固定通路143、右端固定通路144の4つの通路からなる。そして、4つの固定通路140の上端には、貯留払い出し口230側に向かって開口する固定通路投入口145が、それぞれ形成されている。この固定通路投入口145は、移動通路130が対応する位置に移動してきた際、移動通路130の移動通路排出口132の全面を覆うように、移動通路排出口132よりも大きな開口面積を有するように形成されている。これにより、移動通路排出口132から排出された遊技媒体が、途中で引っかかることなく、固定通路投入口145へ入り込むことができるものである。この4つの固定通路投入口145は、移動通路130が、0度、40度、80度及び120度の4つの移動位置に、それぞれ対応するような位置に形成されている。そして、4つの固定通路140の下端には、移動通路130内部を通ってきた遊技媒体を払い出し皿90へ投入するための遊技媒体払い出し口240が形成されている。具体的には、左端固定通路141の下端には、左端払い出し口241が形成されている。そして、中央左固定通路142の下端には、中央左払い出し口242が形成されている。そして、中央右固定通路143の下端には、中央右払い出し口243が形成されている。そして、右端固定通路144の下端には、右端払い出し口244が形成されている。そして、この左端払い出し口241、中央左払い出し口242、中央右払い出し口243及び右端払い出し口244は、図5に示すように、払い出し皿90の上部に左右方向に4つ並ぶように配置されている。
(リールユニット60) 上記リールユニット60は、複数の図柄を変動表示又は停止表示するための複数の図柄表示手段41である。このリールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、モータによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。
(通路駆動手段150) 前記通路駆動手段150は、移動通路130を回転移動させるための回転駆動手段である。この通路駆動手段150は、移動通路130を、予め定めた所定角度(0度、40度、80度、120度)だけ回転可能に形成されている。この通路駆動手段150は、いわゆるステッピングモーターからなる回転駆動モーター152である。そして、この回転駆動モーター152は、貯留払い出し手段65から延びるモーター固定金具155によって移動通路130の前面側に固定されている。そして、この回転駆動モーター152の中心の回転中心軸151が、移動通路130の前面側に連結されていることにより、移動通路130も同様に予め定めた所定角度(0度、40度、80度、120度)だけ回転可能に形成されているものである。
(異常検知信号出力手段190) 前記異常検知信号出力手段190は、後述する移動位置判断手段180により、移動位置検知信号及び現在位置確認信号が一致していないと判定されたときに異常検知信号を報知装置66へ出力するものである。
また、異常検知信号出力手段190は、固定通路判断手段210により、現在位置確認信号及び固定通路検知手段200が一致していないと判定されたときに異常検知信号を報知装置66へ出力するものである。
そして、異常検知信号を入力した報知装置66は、表示装置68、スピーカ67及び報知ランプ69によりゴト行為が発生している可能性が高いことを、予め定めた音や、表示内容や、ランプの点灯、点滅により、周囲に報知する。
(報知装置66) 上記報知装置66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置されたドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知装置66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカ67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
(遊技制御手段27) 上記遊技制御手段27は、図柄表示手段41を変動表示から停止表示へ移行させる停止制御を行うためのものである。
先ず、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、貯留払い出し手段65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特別入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)の当選とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
ここで、「フラグ」とは、当選抽選手段70の抽選結果が所定の当選役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリーであり、小役当選の場合には、小役当選フラグを成立させ、抽選結果が特別当選である場合には特別当選フラグを成立させるものである。そして、この特別当選の当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
本実施の形態では、停止制御として、停止テーブルを使用している。このため、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順に青セブン、青セブン、青セブンと停止することにより、BBゲームに入賞するように設定されている。そして、かかるBBゲームの当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後に青セブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動して青セブンの当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、BBゲームの当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止
テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段70の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
なお、ここで、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、例えば、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれ青セブン、青セブン、青セブンとなることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
(当選抽選手段70) 上記当選抽選手段70は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段70による抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段70は、図7に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段71
(2)当選乱数抽出手段72
(3)当選判定テーブル73
(4)当選判定手段74
なお、当選抽選手段70としては、上記したものに限定されるものではない。
(当選乱数発生手段71) 上記当選乱数発生手段71は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるものである。
なお、ここで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例えば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「当選乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。このように形成すると、「当選乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「当選乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「当選乱数発生手段」或いは「当選乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
(当選乱数抽出手段72) 上記当選乱数抽出手段72は、当選乱数発生手段71が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル73) 上記当選判定テーブル73は、当選乱数発生手段71がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
(当選判定手段74) 上記当選判定手段74は、当選乱数抽出手段72が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル73の当選率データを基に当選乱数発生手段71がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。これにより、いずれかの当選役に当選したか否かの決定と、通常確率遊技中に、高確率遊技へ移行することに当選したか否かの決定とが実施される。
(払い出し通路抽選手段100) 前記払い出し通路抽選手段100は、複数の遊技媒体の経路のうち、いずれの経路を使用するかを、乱数を用いた抽選により選択するためのものである。
(1)通路抽選乱数発生手段101
(2)通路抽選乱数抽出手段102
(3)通路抽選判定テーブル103
(4)通路抽選判定手段104
なお、払い出し通路抽選手段100としては、上記したものに限定されるものではない。
(通路抽選乱数発生手段101) 上記通路抽選乱数発生手段101は、抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるものである。これは、当選抽選手段70で説明したものと同様に、実際に乱数を発生しているわけではないものの、抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。
(通路抽選乱数抽出手段102) 上記通路抽選乱数抽出手段102は、通路抽選乱数発生手段101が発生する乱数を、所定の条件(スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を通路抽出乱数データとする。
(通路抽選判定テーブル103) 上記通路抽選判定テーブル103は、通路抽選乱数発生手段101がとる乱数の全領域中、遊技媒体の経路の当選領域を有するものである。
なお、本形態では、4つの経路のうちのいずれか1つを抽選で選択することができるようなテーブルを形成している。具体的には、移動通路130の回転角度が0度であって左端固定通路141を使用する左側の経路と、移動通路130の回転角度40度であって中央左固定通路142を使用する経路と、移動通路130の回転角度が80度であって中央右固定通路143を使用する左から3つめの経路と、移動通路130の回転角度が120度であって右端固定通路144を使用する左から4つめの経路とのうちから、いずれか1つの抽選で選択するように設定されているものである。
もちろん、これに限定されるものではなく、左から1つめの経路を使用せずに、残りの左から2、3、4つめの3個の経路から抽選するようなテーブルを使用しても良い。また、左から2つめの経路を使用せずに、残りの左から1、3、4つめの3個の経路から抽選するようなテーブルを使用しても良い。また、左から3つめの経路を使用せずに、残りの左から1、2、4つめの3個の経路から抽選するようなテーブルを使用しても良い。また、右端の経路を使用せずに、残りの左から1、2、3つめの3個の経路から抽選するようなテーブルを使用しても良い。また、4個のうちの任意に選んだ2つの経路から1個の経路を抽選するようなテーブルを使用しても良いものである。このように、予め使用しない経路をいれておくと、かかる使用していない経路から、遊技媒体が払い出されたときは、直ぐに、正常状態ではない旨の判断ができて、ゴト行為の発生を、簡単に見つけることができる。
(通路抽選判定手段104) 上記通路抽選判定手段104は、通路抽選乱数抽出手段102が抽出した通路抽出乱数データと、通路抽選判定テーブル103の当選率データを基に通路抽選乱数発生手段101がとる乱数の全領域中の各当選経路の当選領域からなる通路当選判定領域データとを照合し、当該通路抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選経路を決定するものである。これにより、いずれかの経路に当選したか否かの決定が実施される。そして、通路抽選判定手段104は、通路駆動手段150の回転駆動モーター152へ、当選した経路に対応する移動通路130の回転角度に相当する操作信号が出力されるものである。具体的には、移動通路130を、0度、40度、80度、120度のいずれに回転させるかの操作信号が出力される。
(払い出し制御手段80) 前記払い出し制御手段80は、入賞の結果、遊技媒体を貯留払い出し手段65から遊技媒体払い出し口240を介して払い出し皿90へ遊技者に向かって払い出すためのものである。
(移動位置判断手段180) 前記移動位置判断手段180は、移動位置検知手段160からの移動位置検知信号及び現在位置確認手段170からの現在位置確認信号が一致するか否かを判定するためのものである。
移動位置検知手段160からの移動位置検知信号は、通路駆動手段150である回転駆動モーター152の回転角度が、0度、40度、80度、120度のうち、いずれかの角度に相当するかの信号である。そして、現在位置確認手段170からの現在位置確認信号は、遮蔽板172により遮蔽された光センサー171によって、移動通路130が、0度、40度、80度、120度のうち、いずれの角度に位置しているかの信号である。これらが一致するか否かとは、それらの信号が、移動通路130の4つの回転角度のうち、同一の回転角度に相当するものであるか否かを判断するものである。移動位置判断手段180は、移動位置検知信号及び現在位置確認信号の意味内容が、同一の回転角度に相当するものである場合には、移動位置検知信号及び現在位置確認信号は一致していると判定する。そして、移動位置判断手段180は、移動位置検知信号及び現在位置確認信号の意味内容が、同一の回転角度に相当しない場合には、移動位置検知信号及び現在位置確認信号は一致していないと判定する。そして、判定した結果は、異常検知信号出力手段190へ送付される。
(固定通路判断手段210) 前記固定通路判断手段210は、現在位置確認手段170からの現在位置確認信号と、固定通路検知手段200からの固定通路検知信号とが一致するか否かを判定するためのものである。
現在位置確認手段170からの現在位置確認信号は、遮蔽板172により遮蔽された光センサー171によって、移動通路130が、0度、40度、80度、120度のうち、いずれかの角度に相当するかを意味する信号である。
そして、固定通路検知手段200からの固定通路検知信号は、4個の固定通路140のうち、いずれの固定通路140に配置された固定通路検知手段200が作動するかによって、いずれの固定通路140内部に遊技媒体が移動しているかを意味する信号である。すなわち、4つの固定通路検知手段200のうち、いずれの固定通路検知手段200が作動するかによって、移動通路130が、0度、40度、80度、120度のうち、いずれかの角度に相当しているのか示すものである。これらが一致するか否かとは、それらの信号が、移動通路130の4つの回転角度のうち、同一の回転角度に相当するものであるか否かを判断するものである。固定通路判断手段210は、現在位置確認信号及び固定通路検知信号の意味内容が、同一の回転角度に相当するものである場合には、現在位置確認信号及び固定通路検知信号は一致していると判定する。そして、固定通路判断手段210は、現在位置確認信号及び固定通路検知信号の意味内容が、同一の回転角度に相当しない場合には、現在位置確認信号及び固定通路検知信号は一致していないと判定する。そして、判定した結果は、異常検知信号出力手段190へ送付される。
(演出データ記憶手段25) 上記演出データ記憶手段25は、報知装置66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、入賞時の報知装置66のスピーカ67から発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されているものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
(演出制御手段26) 上記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知装置66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
具体的には、小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのものである。
(遊技機10の動作) 次に、上記構成を備えた遊技機の遊技の動作の概略について、図8に示したフローを用いて説明する。
先ず、図8に示すステップ101において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段70により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、払い出し通路抽選手段100により、払い出し通路の経路の抽選が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ108に進む。
ステップ108において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、払い出し制御手段80により、遊技媒体の払い出しが行われる。そして、当該遊技が終了する。
前記ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ105に戻る。
前記ステップ108において、入賞していないと判定された場合、遊技が終了する。
上述したステップ102の当選抽選処理について、図9のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段70の当選乱数発生手段71により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段72により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段72の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、当選判定手段74により、抽出された乱数と、当選判定テーブル73の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段74により、抽出された乱数が、当選判定テーブル73のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ103の払い出し通路の抽選処理について、図10のフローを用いて説明する。
ステップ300において、払い出し通路抽選手段100の通路抽選乱数発生手段101により発生された乱数の中から通路抽選乱数抽出手段102により乱数が抽出される。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、抽出された乱数が通路抽選乱数抽出手段102の内部に記憶される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、通路抽選判定手段104により、抽出された乱数と、通路抽選判定テーブル103の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、通路抽選判定手段104により、抽出された乱数が、通路抽選判定テーブル103のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定され、使用する経路が決定される。そして、払い出し通路の抽選処理が終了する。
上述したステップ109の払い出し処理について、図11のフローを用いて説明する。
先ず、ステップ410において、入賞した当選役に基づいて、予め定めた所定枚数の遊技媒体が、貯留払い出し手段65の貯留払い出し口230から排出される。そして、排出された遊技媒体は、移動通路130及び固定通路140を通って、遊技媒体払い出し口240から払い出し皿90へ払い出される。そして、次のステップ411に進む。
ステップ411において、移動位置判断手段180により、移動位置検知手段160と、現在位置確認手段170との結果が、一致しているかか否かが判定される。すなわち、移動位置判断手段180により、移動位置検知手段160からの移動位置検知信号と、現在位置確認手段170からの現在位置確認信号とが、移動通路130の回転移動位置として、0度、40度、80度、120度のうち、一致した意味内容を示しているかが判定されるものである。そして、移動位置検知手段160と、現在位置確認手段170との結果は、一致していると判定された場合、次のステップ412に進む。
ステップ412において、固定通路判断手段210により、現在位置確認手段170と、固定通路検知手段200との結果は、一致しているか否かが判定される。すなわち、固定通路判断手段210により、現在位置確認手段170からの現在位置確認信号と、固定通路検知手段200からの固定通路検知信号とが、移動通路130の回転移動位置として、0度、40度、80度、120度のうちの、一致した意味内容を示しているかが判定されるものである。そして、現在位置確認手段170と、固定通路検知手段200との結果は、一致していると判定された場合、払い出し処理が終了する。
前記ステップ411において、移動位置判断手段180により、移動位置検知手段160と、現在位置確認手段170との結果は、一致していないと判定された場合、ステップ413に進む。
ステップ413において、異常検知信号出力手段190により、異常検知信号が報知装置66へ出力される。そして、異常検知信号が入力された報知装置66は、異常が発生していることを、スピーカ67、表示装置68及び報知ランプ69により、周囲に報知する。そして、次のステップ413に進む。
前記ステップ412において、現在位置確認手段170と、固定通路検知手段200との結果は、一致していないと判定された場合、次のステップ414に進む。
ステップ414において、異常検知信号出力手段190により、異常検知信号が報知装置66へ出力される。そして、異常検知信号が入力された報知装置66は、異常が発生していることを、スピーカ67、表示装置68及び報知ランプ69により、周囲に報知する。そして、払い出し処理が終了する。
(作用) 移動通路130が、遊技媒体の経路を移動させることにより、貯留払い出し手段65と、遊技媒体払い出し口240との間の複数の異なる経路のうち、いずれか1つの経路を連通させ、それ以外の経路は、貯留払い出し手段65に至る経路の途中を遮断されている。これにより、貯留払い出し手段65と、遊技媒体払い出し口240との間を、異なった経路で連通させることができる。したがって、遊技媒体払い出し口240から貯留払い出し手段65へ向かってワイヤ等の異物を進入させても、異なった経路に進入して、貯留払い出し手段65まで到達しないようにすることができる。これにより、遊技媒体払い出し口240から異物を進入させるようなゴト行為を抑制することができる。
そして、移動位置検知手段160からの移動位置検知信号と、現在位置確認手段170からの現在位置確認信号とが一致していない場合、異常検知信号出力手段190が異常検知信号を出力する。かかる移動位置検知手段160からの移動位置検知信号と、現在位置確認手段170からの現在位置確認信号とが一致していない場合は、正常な払い出しではなく、ゴト行為が行われている可能性が高いため、異常検知信号の出力により、ゴト行為の特定を容易なものにすることができる。
そして、複数の遊技媒体払い出し口240のうち、貯留払い出し手段65へ連通しているのは、そのうちのいずれか1つの遊技媒体払い出し口240だけである。このため、遊技媒体払い出し口240から貯留払い出し手段65へ異物を侵入させるためには、複数の遊技媒体払い出し口240のうちから、貯留払い出し手段65へ連通している遊技媒体払い出し口240を特定しなければならず、更に、ゴト行為を難しいものにすることができる。
そして、現在位置確認手段170からの現在位置確認信号と、固定通路検知手段200からの固定通路検知信号とが一致していない場合、異常検知信号出力手段190が異常検知信号を出力する。かかる現在位置確認手段170からの現在位置確認信号と、固定通路検知手段200からの固定通路検知信号とが一致していない場合は、正常な払い出しではなく、ゴト行為が行われている可能性が高いため、異常検知信号の出力により、ゴト行為の特定を容易なものにすることができる。
また、本形態は、4つの遊技媒体払い出し口240のいずれから払い出されるかは、予め定めた抽選確率により決定される。このため、かかる抽選確率を、4つの経路で均等にすると、遊技媒体の払い出し方向を、4方向に均等に分散させて、変更させることができる。これにより、1つの遊技媒体払い出し口240により、遊技媒体の払い出し方向が常に同一のものと比べて、遊技媒体を払い出し皿90の左右に均等に振り分けることができる。そして、遊技媒体の払い出し方向を常に同一にして、払い出し皿90の一カ所に遊技媒体が貯留して、払い出し皿90から溢れて、床に落下することを防止することができ、また、溢れた遊技媒体が、遊技媒体払い出し口240の前に溜まって、払い出し作業が不可能となるようなエラーの発生を防止することができる。そして、払い出し皿90の一カ所に遊技媒体や山のように貯留することを抑えることができるため、多数の遊技媒体の払い出しが行われた場合に、遊技者が頻繁に払い出し皿90の内部をかき分けるような手間を省くことができ、遊技への集中力を中断させてしまうことを回避することができる。更に、かき分け作業が少ないため、遊技者が遊技媒体を触る頻度を少なくすることができて、遊技媒体の表面の油が、遊技者の手に付着するようなことを抑えることができ、遊技を衛生的なものにすることができる。
本発明の理解を助けるための参考発明の第2の形態)
図12及び図13は、第2の形態を示すものであって、図12は遊技機の外観正面図、図13は連通路の一部縦断面図をそれぞれ示すものである。
本形態では、連通路120は、移動通路130と、固定通路140とを備えている。そして、移動通路130は、第1の形態と同一のものであるが、固定通路140は、第1の形態とは異なり、複数の独立した通路を有さず、横方向に幅広の通路となっているものである。そして、かかる幅広の固定通路140の内部において、移動通路130の回転により、遊技媒体の異なる経路を形成しているものである。
そして、遊技媒体払い出し口240は、移動通路130の先端の移動幅よりも大きく形成されている。
移動通路130は、貯留払い出し手段65から払い出された遊技媒体を幅広状の遊技媒体払い出し口240の横方向のいずれかの場所へ案内するために、貯留払い出し手段65と、複数の遊技媒体払い出し口240とを、連通させる経路を移動により形成しているものである。すなわち、移動通路130が、0度、40度、80度、120度と4つの回転角度の位置で回転可能に形成されてある。このため、かかる各回転角度の移動通路130から排出された遊技媒体は、幅広状の固定通路140の内部を、図13に示すように、4つの異なる方向の経路で払い出されるものである。なお、その他の構成等は、第1の形態と同様であり、それらの説明は省略する。
本形態では、上述したように形成されているため、貯留払い出し手段65から払い出された遊技媒体を、幅広状の遊技媒体払い出し口240の横方向のいずれかの場所へ案内するために、移動通路130を0度、40度、80度、120度に回転移動させている。このため、遊技媒体払い出し口240から貯留払い出し手段65へ向かって異物を差し込むためには、遊技媒体払い出し口240の奥方向内部のいずれかの場所へ移動した移動通路130の先端の移動通路130を特定して探さなければならない。これは、横方向に幅広状に拡がっている内部通路の中から移動通路排出口132を探す必要があるため、固定通路140内部に独立する4つの通路を設けているようなものよりも難しく、更に、ゴト行為を難しいものにすることができる。
本発明の第1の形態)
図14及び図15は、本発明の第1の形態であって、図14は遊技機の外観正面図、図15は連通路の一部縦断面図をそれぞれ示すものである。
本形態は、連通路120は、移動通路130と、固定通路140とを備えている。そして、移動通路130は、第1の形態と同様のものである。そして、固定通路140は、移動通路130の0度、40度、80度、120度の4つの回転角度位置に対応する位置に、4つの独立した通路を形成しているが、その後、4つの独立通路は、遊技媒体払い出し口240の直前で、1つの通路に合流するように形成されている。そして、固定通路140は、最終的には、1つの集合遊技媒体払い出し口250へ連通している。結果として、1つの集合遊技媒体払い出し口250から遊技媒体は、払い出し皿90へ払い出されるように形成されている。なお、その他の構成等は、第1の形態と同様であり、それらの説明は省略する。
本形態では、上述したように形成されているため、貯留払い出し手段65から払い出された遊技媒体を、幅広状の遊技媒体払い出し口240の横方向のいずれかの場所へ案内するために、移動通路130を0度、40度、80度、120度に回転移動させている。そして、固定通路140の途中では、それらの回転角度に対応する4つの異なる経路で、遊技媒体払い出し口240へ向かって遊技媒体を案内する。しかし、その後、1つの通路に合流して、最終的には、1つの集合遊技媒体払い出し口250から払い出される。したがって、外部から見て、固定通路140が4つに分かれているようなことは、全く解らず、遊技媒体の払い出される方向を見ても、いずれの経路を使用しているのか等を理解することができない。これにより、遊技媒体払い出し口240からワイヤ等挿入して、移動通路130の移動通路排出口132の内部へ差し込むことは、更に、難しいものとなる。これにより、更に、そのようなゴト行為を難しいものにすることができる。
(その他のバリエーション)
上述した本発明の理解を助けるための参考発明の第1、第2の形態及び本発明の第1の形態では、移動通路130の4つの回転位置に対応して、4つの異なる遊技媒体経路を形成しているが、それらのうちから、いずれか1つを抽選によって、選択して使用するようにしているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、移動通路130が、上述したように、0度、40度、80度、120度の4つの回転可能な回転角度位置を有していても、いずれか1つの回転角度は、全く使用しないように、予め設定しておいても良いものである。これにより、かかる使用しない経路から遊技媒体が払い出された場合は、直ぐに、異常発生や、ゴト行為の発生であることを理解することができる。
具体的には、例えば、本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態において、移動通路130の回転角度40度であって中央左固定通路142を使用する経路を除く、残りの3つの経路のうちのいずれか1つを抽選で選択するようなものである。すなわち、移動通路130の回転角度が0度であって、左端固定通路141を使用する左側の経路と、移動通路130の回転角度が80度であって、中央右固定通路143を使用する左から3つめの経路と、移動通路130の回転角度が120度であって、右端固定通路144を使用する左から4つめの経路とのうちから、いずれか1つ抽選で選択するように設定されているものである。これは、かかる3つの経路を抽選で選ぶように予め設定した通路抽選判定テーブル103を設けておくことにより、実現可能となるものである。
もちろん、これに限定されるものではなく、左から1つめの経路を使用せずに、残りの左から2、3、4つめの3個の経路から抽選するような通路抽選判定テーブル103を使用しても良い。また、左から3つめの経路を使用せずに、残りの左から1、2、4つめの3個の経路から抽選するような通路抽選判定テーブル103を使用しても良い。また、右端の経路を使用せずに、残りの左から1、2、3つめの3個の経路から抽選するような通路抽選判定テーブル103を使用しても良い。また、4個のうちの任意に選んだ2つの経路から1個の経路を抽選するような通路抽選判定テーブル103を使用しても良いものである。
本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、連通路を示す一部縦断面図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、移動通路及び固定通路を示す一部縦断面図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、遊技媒体払い出し口及び払い出し皿を示す縦断面図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、遊技機を示す一部縦断面図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、遊技機を示す入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、当選抽選手段及び払い出し通路抽選手段を示すブロック図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、遊技機を示す遊技の動作の概略を示すフローすものである。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、当選抽選処理を示すフローである。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、払い出し通路の抽選処理を示すフローである。 本発明の理解を助けるための参考発明の第1の形態であって、払い出し処理を示すフローである。 本発明の理解を助けるための参考発明の第2の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の理解を助けるための参考発明の第2の形態であって、連通路を示す一部縦断面図である。 本発明の第の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第の形態であって、連通路を示す一部縦断面図である。
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 投入口
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 25 演出データ記憶手段
26 演出制御手段 27 遊技制御手段
30 スタートスイッチ 40 回転リール
41 図柄表示手段 50 ストップスイッチ
51 停止操作手段 60 リールユニット
61 図柄 65 貯留払い出し手段
66 報知装置 67 スピーカ
68 表示装置 69 報知ランプ
70 当選抽選手段 71 当選乱数発生手段
72 当選乱数抽出手段 73 当選判定テーブル
74 当選判定手段 80 払い出し制御手段
90 払い出し皿 100 払い出し通路抽選手段
101 通路抽選乱数発生手段 102 通路抽選乱数抽出手段
103 通路抽選判定テーブル 104 通路抽選判定手段
110 経路抽選手段 111 経路乱数発生手段
112 経路乱数抽出手段 113 経路判定テーブル
114 経路判定手段 120 連通路
130 移動通路 131 移動通路投入口
132 移動通路排出口 140 固定通路
141 左端固定通路 142 中央左固定通路
143 中央右固定通路 144 右端固定通路
145 固定通路投入口 150 通路駆動手段
151 回転中心軸 152 回転駆動モーター
155 モーター固定金具 160 移動位置検知手段
170 現在位置確認手段 171 光センサー
172 遮蔽板 180 移動位置判断手段
190 異常検知信号出力手段 200 固定通路検知手段
210 固定通路判断手段 230 貯留払い出し口
240 遊技媒体払い出し口 241 左端払い出し口
242 中央左払い出し口 243 中央右払い出し口
244 右端払い出し口 250 集合遊技媒体払い出し口
260 広幅遊技媒体払い出し口

Claims (3)

  1. 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
    前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
    前記図柄表示手段の変動表示を停止表示へ移行させるために遊技者により前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な停止操作手段と、
    投入された遊技媒体を貯留するとともに入賞の際、遊技媒体を遊技者に払い出すための貯留払い出し手段と、
    前記図柄表示手段を変動表示から停止表示へ移行させる停止制御を行うための遊技制御手段とを備え、
    所定個数の遊技媒体の投入を遊技開始可能な条件として設定し、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ前記図柄表示手段の停止表示が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となって、所定個数の遊技媒体が払い出される遊技を実施可能な遊技機において、
    入賞の結果、所定個数の遊技媒体を、前記貯留払い出し手段から遊技者に向かって払い出すための遊技媒体払い出し口と、
    前記遊技媒体払い出し口から払い出された遊技媒体を受けて貯留するための払い出し皿と、
    前記貯留払い出し手段及び前記遊技媒体払い出し口を連通させる連通路と、
    入賞の結果、遊技媒体を前記貯留払い出し手段から前記遊技媒体払い出し口を介して前記払い出し皿へ遊技者に向かって払い出すための払い出し制御手段とを備え、
    前記連通路は、この連通路の少なくとも一部に、遊技媒体の経路を移動させる移動通路と、前記移動通路が連通可能な固定通路とを備え、
    前記固定通路は、前記移動通路の移動位置に対応して複数の異なる経路に分岐しているが、最終的には1つの経路に合流して前記遊技媒体払い出し口に連通するように形成され、
    前記移動通路が、遊技媒体の経路を移動させることにより、前記貯留払い出し手段と、前記遊技媒体払い出し口との間の前記固定通路の複数の異なる経路のうち、いずれか1つの経路を連通させ、
    それ以外の経路は、前記貯留払い出し手段に至る経路の途中を遮断されているようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、
    前記移動通路を移動させるための通路駆動手段と、
    前記通路駆動手段の操作信号に基づいて、前記移動通路の移動位置を検知して移動位置検知信号を出力する移動位置検知手段と、
    前記移動通路の現在の位置を確認する現在位置確認手段と、
    前記移動位置検知手段からの移動位置検知信号及び前記現在位置確認手段からの現在位置確認信号が一致するか否かを判定する移動位置判断手段と、
    前記移動位置判断手段により、前記移動位置検知信号及び前記現在位置確認信号が一致していないと判定されたときに異常検知信号を出力する異常検知信号出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記連通路は、前記移動通路と、複数の固定通路とを備え、
    前記移動通路は、複数の前記固定通路のうち、いずれか1つに連通するように形成され、
    前記遊技機は、
    前記移動通路の現在の位置を確認する現在位置確認手段と、
    前記遊技媒体が、複数の前記固定通路のうち、いずれの前記固定通路を通過するかを検知可能な固定通路検知手段と、
    前記現在位置確認手段からの現在位置確認信号と、前記固定通路検知手段からの固定通路検知信号とが一致するか否かを判定する固定通路判断手段と、
    前記固定通路判断手段により、前記現在位置確認信号及び前記固定通路検知手段が一致していないと判定されたときに異常検知信号を出力する異常検知信号出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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