JP2006230584A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006230584A
JP2006230584A JP2005047128A JP2005047128A JP2006230584A JP 2006230584 A JP2006230584 A JP 2006230584A JP 2005047128 A JP2005047128 A JP 2005047128A JP 2005047128 A JP2005047128 A JP 2005047128A JP 2006230584 A JP2006230584 A JP 2006230584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
error
error signal
door
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005047128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4563214B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Tanigawa
義和 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2005047128A priority Critical patent/JP4563214B2/ja
Publication of JP2006230584A publication Critical patent/JP2006230584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4563214B2 publication Critical patent/JP4563214B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】 エンプティーエラーのエラー停止を前面扉の開閉だけで行う。
【解決手段】 収納箱11の前面の右下側端部に、扉検知スイッチ24を取り付ける。扉検知スイッチ24は、前面扉12の下扉12bを開放するとCPU50aに扉開信号を出力し、下扉12bを閉じると扉閉信号を出力する。電源ボックス25の前面に、エラー停止スイッチ29、選択スイッチ30を設ける。選択スイッチ30を操作して、扉検知スイッチ24による開検知の後の閉検知に応答してCPU50aがエンプティーエラー信号及びオーバーフローエラー信号の出力を停止するように設定する。エンプティーエラーが発生した後に、下扉12bを開放し下扉12bを閉じると、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46へのエンプティーエラー信号の出力を停止し、払出枚数表示装置55の「E2」表示を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるスロットマシンは、メダルに一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。スロットマシンには、その筐体内部に、メダルの供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置等の様々な各種駆動装置、これら駆動装置を制御させるために対応させた主制御基板及び副制御基板を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。
筐体は、各種駆動装置を収納する収納箱と、収納箱の前面側に開閉自在に取り付けられる前面扉とを備える。筐体内部には、メダルを貯留する貯留タンクが設けられており、貯留タンクの下方には、スロットマシンで遊技を行ってメダルの払い出しを伴う当選役が入賞されたときに作動し、配当メダルをメダル受け皿に払い出すメダルホッパーが設けられている(例えば、特許文献1参照)。メダルホッパーは、主制御基板に接続されており、主制御基板により駆動が制御される。
貯留タンク内にメダルがなくなり、メダルホッパーが作動してもメダルが払い出されない場合には、エンプティーエラーとなり、表示パネルにエラー表示を行うとともに、エラー音を出力する。遊技者は、エンプティーエラーが発生したときには、遊技場の管理者を呼び出し、エラーを解除してもらう。
遊技場の管理者は、前面扉を開放して貯留タンクにメダルを補給し、エラー停止スイッチを操作した後に、前面扉を閉じて、エラー表示及びエラー音を停止する。
スロットマシンにおいては、上記したエンプティーエラーの他に、投入したメダルが逆流したときの遊技メダル逆流エラー等のエラー表示がされるようになっている。遊技メダル逆流エラーが発生した場合には、基本的には自動復帰するようになっているが、復帰しない場合には、投入されたメダルが正規のものか否かをセレクトするセレクターを検査する必要があり、エラーの原因となる異物等がある場合には、異物削除及び清掃を行う。
ところで、近年、正規の方法とは異なる方法によってメダルの投入を行う、いわゆる、ゴト行為が行われることがある。このゴト行為と1つとして、メダル投入口からメダルの投入を不正に行う際に用いられる器具(以下、「ゴト器具」と称する)を挿入することがある。このゴト器具をメダル投入口から挿入し、メダルを検知する光電センサを誤作動させ、実際にメダルの投入を行うことなくメダルを投入することができる。ゴト器具を用いてメダルの投入を行った遊技者は、クレジットされたメダルを引き出す、あるいは、投入したメダルによって遊技を行うなどの行為によって不正に利益を得ることができる。ゴト行為によって一部の遊技者が不正に利益を得ることは、遊技場の利益に損失が生じるばかりか、公平な遊技を行うことができないことを理由に遊技者の遊技への興味を失わせてしまうこともあり、ゴト行為を防止する機能をスロットマシンに付加することは、スロットマシンメーカーにとって大きな課題の1つとなっている。
特開2004−135844号公報
遊技メダル逆流エラーが表示された場合には、メダル投入口からゴト器具が挿入されたことが考えられるため、エラー表示の停止を遊技場の管理者以外に行うことができないようにする必要があるが、エンプティーエラーの場合には、ゴト行為によって発生する可能性がなく(ゴト行為を行う者にとって有益にならない)、さらには、エンプティーエラーは、遊技場の営業時間内に頻繁に発生するものであり、エラー停止スイッチを操作する作業が、遊技場の管理者にとっては煩わしいものであった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ゴト行為に対するセキュリティを維持しながらエンプティーエラーのエラー停止を前面扉の開閉だけで簡単に行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、遊技媒体を貯留する貯留タンクと、筐体の一部を構成し前記貯留タンクを収納する収納箱と、前記収納箱の前面側に開閉自在に取り付けられる前面扉と、エンプティーエラー信号を含む複数のエラー信号を出力するエラー信号出力手段と、前記複数のエラー信号を受けてその状態を報知する報知手段と、前記複数のエラー信号の出力を停止する停止操作手段とを備えた遊技機において、前記前面扉の開閉を検知する開閉検知手段と、前記貯留タンク内の遊技媒体の有無を検知する遊技媒体検知手段と、前記遊技媒体検知手段による無検知に応答して前記エラー信号出力手段が前記エンプティーエラー信号を出力したときに、前記開閉検知手段による開検知の後の閉検知に応答して前記エンプティーエラー信号の出力を停止するエラー信号出力停止手段と、を備えたことを特徴とする。なお、前記遊技媒体は、遊技を開始するときに遊技者が投入するものであり、例えば、メダル、コイン、パチンコ球等が挙げられる。また、前記開閉検知手段としては、光電センサ、押圧タイプのスイッチ、タッチセンサ等が挙げられる。さらに、前記遊技媒体検知手段としては、光電センサ、タッチセンサ、重量測定器等が挙げられる。また、前記報知手段としては、LED、スピーカ、LCD等が挙げられる。さらに、前記停止操作手段を、遊技場の管理者以外に操作することができない位置、例えば筐体内部に設けることが好ましい。
また、前記複数のエラー信号のうち、前記エラー信号出力停止手段により出力を停止するエラー信号を選択する選択手段を備えることが好ましい。なお、前記選択手段を、遊技場の管理者以外に操作することができない位置、例えば筐体内部に設けることが好ましい。
さらに、前記貯留タンク内の遊技媒体の容量が所定容量に到達したか否かを検知する容量検知手段を備え、前記エラー信号出力停止手段は、前記容量検知手段による到達検知に応答して前記エンプティーエラー信号の出力を停止することが好ましい。なお、前記容量検知手段としては、光電センサ、タッチセンサ等が挙げられる。前記所定容量としては、暫くの間はホッパーエンプティーエラーが発生しない程度の容量であることが好ましく、貯留タンクの貯留可能容量の50%以上が好ましい。
本発明の遊技機によれば、遊技媒体を貯留する貯留タンクと、筐体の一部を構成し貯留タンクを収納する収納箱と、収納箱の前面側に開閉自在に取り付けられる前面扉と、エンプティーエラー信号を含む複数のエラー信号を出力するエラー信号出力手段と、複数のエラー信号を受けてその状態を報知する報知手段と、複数のエラー信号の出力を停止する停止操作手段と、前面扉の開閉を検知する開閉検知手段と、貯留タンク内の遊技媒体の有無を検知する遊技媒体検知手段と、遊技媒体検知手段による無検知に応答してエラー信号出力手段がエンプティーエラー信号を出力したときに、開閉検知手段による開検知の後の閉検知に応答して前記エンプティーエラー信号の出力を停止するエラー信号出力停止手段と、を備えたから、エンプティーエラーが発生(エンプティーエラー信号の出力)した場合には、前面扉の開閉だけでエンプティーエラーの報知を停止することができ、遊技場の管理者の手間を軽減することができる。さらに、複数のエラー信号のうち、ゴト(不正)行為による被害の危険度が低いエラー信号であるエンプティーエラー信号のみの出力を前面扉の開閉で停止し、エンプティーエラー信号以外のエラー信号(ゴト行為による被害の危険度が高いエラー信号)を、前面扉の開閉では出力を停止することができず、遊技場の管理者以外に操作することができない停止操作手段を操作して出力を停止するようにしたから、ゴト行為に対するセキュリティを維持することができる。
また、複数のエラー信号のうち、エラー信号出力停止手段により出力を停止するエラー信号を選択する選択手段を備えたから、遊技場の管理者が、エラー信号出力停止手段により出力を停止するエラー信号を選択することができ、ゴト(不正)行為による被害の危険度が低いエラー信号、例えば貯留タンクから遊技媒体が溢れたことに応答して出力するオーバーフローエラー信号等を選択することにより、前面扉の開閉だけでオーバーフローエラーの報知を停止することができ、より一層遊技場の管理者の手間を軽減することができる。
さらに、貯留タンク内の遊技媒体の容量が所定容量に到達したか否かを検知する容量検知手段を備え、エラー信号出力停止手段は、容量検知手段による到達検知に応答してエンプティーエラー信号の出力を停止するから、貯留タンク内の遊技媒体の容量を所定容量以上にするだけでエンプティーエラーの報知を停止することができ、遊技場の管理者の手間を軽減することができる。
図1に本発明を用いた遊技機の1実施例であるスロットマシン10の外観を示す。スロットマシン10は、収納箱11及び前面扉12からなる筐体13を備えている。前面扉12は、収納箱11の前面側に開閉自在に取り付けられている。前面扉12は、上扉12aと下扉12bとを備え、それぞれ図示しないヒンジにより収納箱11の前面側に取り付けられ、回動させることができるようになっている。上扉12aには表示窓14が設けられ、表示窓14の奥に第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが回転自在に組み込まれたリールユニット23(図2参照)が配設されている。周知のように、第1〜第3リール15a〜15cの外周には複数種類の図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になる。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定される。表示窓14の下方には、メダル(遊技媒体)20(図2参照)の払い出し枚数を表示するメダル払出枚数表示部16が設けられており、遊技を行い、メダル20の払い出しを伴う当選役に当選した場合には、払出枚数表示装置55(図5参照)に当選役に応じたメダル枚数が表示され、メダル払出枚数表示部16を介して視認可能となる。
遊技の開始に先立ってメダル投入口17から1枚のメダル20(図2参照)を投入したときには中段の入賞有効ラインが一本有効化され、2枚では中段の入賞有効ラインに上段及び下段の入賞有効ラインを加えた横3本、3枚ではさらに斜めの入賞有効ラインを2本加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダル20は50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっている。なお、表示窓14から1リール当たり例えば4個ずつの図柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞有効ラインのほかに、各リールごとに図柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞有効ラインを設定することも可能である。
前面扉12の下扉12bには、第1〜第3リール15a〜15cを回転するためのスタートレバー18が設けられており、スタートレバー18の操作により第1〜第3リール15a〜15cが回転する。前面扉12の下扉12bに設けられたストップボタン19a、19b、19cは、これらを操作することにより、各ボタンに対応した第1〜第3リール15a〜15cが個別に停止される。すなわち、ストップボタン19a〜19cの操作はリールの停止操作となる。ストップボタン19a〜19cは、押下することにより操作する押下タイプのボタンから構成されている。ストップボタン19a〜19cの上方の操作パネルには、メダル20がクレジットされた状態で遊技を行うときに操作される1ベットボタン、MAXベットボタン、ペイアウトボタン等の各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
下扉12bの下部にはメダル受け皿21が設けられており、このメダル受け皿21には、遊技でメダルの払い出しを伴う当選役が入賞されたときに配当メダルが払い出し口22から払い出される。下扉12bの前面には、図示しない鍵を挿入するための鍵孔12cが形成されており、この鍵孔12cに鍵を挿入し鍵を反時計方向に回動することにより、前面扉12を開放する。
図2に示すように、収納箱11は、略中央部に収納箱11の内部を上下2つに仕切るための仕切り板11aが形成されており、この仕切り板11aにより、収納箱11の内部は、上収納部11bと下収納部11cとに仕切られている。上収納部11bには、第1〜第3リール15a〜15cが回転自在に組み込まれたリールユニット23が組み付けられている。
リールユニット23は、第1〜第3リール15a〜15cに対応したステッピングモータ及びバックランプ(図示せず)、第1〜第3リール15a〜15cの回転角を検知するフォトセンサ(図示せず)等が組み込まれて構成されており、後述する主制御基板50のCPU50aにより駆動が制御される。バックランプは第1〜第3リール15a〜15cの内側で、縦方向に3個ずつ配置されており、遊技を行った結果、入賞有効ライン上に当選絵柄が3つ並んで、ビックボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)が入賞した場合には、表示窓14に停止表示された当選絵柄を予め設定された特定のパターンで点灯、消灯、点滅させ、遊技者にBB又はRBに当選したことを報知する。なお、バックランプの照明による報知は、BB又はRB以外の当選役が当選されたことの報知や特定の当選役に当選した可能性を示唆する報知などを行うようにしても良い。
収納箱11の前面の右下側端部には、前面扉12の下扉12bの開閉検知を行う扉検知スイッチ(開閉検知手段)24が取り付けられている。扉検知スイッチ24は、円盤状の本体部24aと、本体部24a内部に収納されるオン位置と外部に突出するオフ位置との間で移動自在な円柱状の移動部24bとを備え、CPU50aに接続されている。移動部24bは、図示しないバネによりオフ位置に向けて付勢されている。本体部24aは、収納箱11に埋め込まれており、移動部24bのみが収納箱11の前面から突出した状態となっている。下扉12bが開放された状態では、移動部24bはオフ位置に位置し、下扉12bが閉じられた状態では、移動部24bはオン位置に位置する(図1参照)。移動部24bがオフ位置に位置するときには、扉検知スイッチ24からCPU50aに下扉12bが開放されていることを示す扉開信号が出力され(開検知)、移動部24bがオン位置に位置するときには、CPU50aに下扉12bが閉じられていることを示す扉閉信号が出力される(閉検知)。
図2及び図3に示すように、下収納部11cの内部には、電源ボックス25が設けられている。電源ボックス25の前面には、主電源のオン/オフの切換えを行う電源スイッチ26、キーシリンダ27、設定変更スイッチ28、後述する複数のエラー信号の出力を停止しエラーの報知を停止するエラー停止スイッチ(停止操作手段)29、複数のエラー信号のうちの扉検知スイッチ24による開検知の後の閉検知に応答して出力を停止するエラー信号を選択する選択スイッチ(選択手段)30が設けられている。電源スイッチ26、設定変更スイッチ28、エラー停止スイッチ29及び選択スイッチ30は、押下することにより操作する押下タイプのボタンから構成されている。電源スイッチ26の押下操作により、スロットマシン10の電源のオン/オフが行われる。
スロットマシン10は、ハズレ及び複数種類の当選役に対する当選確率が互いに異なるように設けられた複数の設定値(例えば、設定値「1」〜「6」)が選択可能にされている。設定変更スイッチ28は、上記した複数の設定値のうちいずれの設定値を選択するかを変更する際に操作するものであり、設定変更スイッチ28の操作により、設定値を変更する。
キーシリンダ27は、回動可能な回動部27aを備える。本実施形態では、回動部27aをオン位置まで回動した後に、電源スイッチ26を操作してスロットマシン10の主電源をオンすると、設定変更スイッチ28による設定値の変更が有効化され、この状態で設定変更スイッチ28を操作することにより、設定値を変更するようにされている。
エラー停止スイッチ(停止操作手段)29は、詳しくは後述する7種類(複数)のエラー信号の出力を停止し、エラーの報知を停止するものであり、エラー停止スイッチ29を操作するとエラー信号の出力が停止される。
選択スイッチ(選択手段)30は、7種類(複数)のエラー信号としてのメダル逆流エラー信号(エラー表示(以下、省略):「E1」)、エンプティーエラー信号(「E2」)、払い出しメダル詰まりエラー信号(「E3」)、ホッパーペイアウトスイッチエラー信号(「E4」)、オーバーフローエラー信号(「E5」)、投入メダル滞留エラー信号(「E6」)、CPUエラー信号(「E.E」)のうちの扉検知スイッチ24による開検知の後の閉検知に応答してCPU50a(図5参照)が出力を停止するエラー信号を選択するものであり、例えば5秒間の間に選択スイッチ30を何回操作したかにより、選択を行う。例えば、1回操作するとメダル逆流エラー信号が選択され、2回操作するとエンプティーエラー信号が選択され、3回操作すると払い出しメダル詰まりエラー信号が選択され、4回操作するとホッパーペイアウトスイッチエラー信号が選択され、5回操作するとオーバーフローエラー信号が選択され、6回操作すると投入メダル滞留エラー信号が選択され、7回操作するとCPUエラー信号が選択される。本実施形態では、エンプティーエラー信号とオーバーフローエラー信号とが選択された形態について説明する。すなわち、遊技場の管理者は、5秒間の間に選択スイッチ30を2回操作し、5秒経過した後、5秒間の間に選択スイッチ30を5回操作する。
下収納部11cの電源ボックス25の下方には、メダル投入口17から投入されたメダル20を貯留する貯留タンク31が設けられている。貯留タンク31は、メダル20を略1500枚貯留することができるサイズで形成されている。貯留タンク31の下方には、スロットマシン10で遊技を行ってメダル20の払い出しを伴う当選役が入賞されたときに作動し、メダル20をメダル受け皿21に払い出すメダルホッパー32が設けられている。メダルホッパー32は、後述する主制御基板50に接続されており、主制御基板50により駆動が制御される。
貯留タンク31には、払い出し口22にメダル20を送り出すメダル出口31aが設けられている。遊技を行ってメダル20の払い出しを伴う当選役が入賞した場合には、メダルホッパー32が駆動されて、当選役の種類に応じた枚数のメダル20がメダル出口31aから払い出し口22に送り出され、メダル受け皿21に払い出される。
メダル出口31aには、メダル20を検知する払出検知センサ33(図5参照)が設けられている。払出検知センサ33は、主制御基板50のCPU50aに接続されており、メダル20を検知したことに応答して払出検知信号をCPU50aに送る。
貯留タンク31の右側面には、貯留したメダル20が所定量以上に達すると、溢れたメダル20を、外部へ排出する四角筒状のメダル排出部34が設けられている。下収納部11cの貯留タンク31の右側には、メダル排出部34から排出されたメダル20を貯留するオーバーフロー貯留タンク35が設けられている。オーバーフロー貯留タンク35は、メダル20を略500枚貯留することができるサイズで形成されている。
図4に示すように、貯留タンク31の右側外壁面には非接触型検出器である反射型フォトセンサ36が設けられている。反射型フォトセンサ36は、投光部と受光部とから構成されており、投光部から発光されメダル20またはオーバーフロー貯留タンク35の内壁面で反射した反射光を受光部で受光する。反射型フォトセンサ36は、主制御基板50のCPU50aに接続されている。
オーバーフロー貯留タンク35は、メダル排出部34から排出されるメダル20が、落下中に反射型フォトセンサ36から発せられる光に当たることがないように配置される。オーバーフロー貯留タンク35の左側面には、反射型フォトセンサ36から発せられる光を通過するための光通過孔35aが形成されている。光通過孔35aは、オーバーフロー貯留タンク35に貯留されたメダル20の容量が所定容量(例えば、オーバーフロー貯留タンク35の貯留可能容量の80%である400枚分のメダル20の容量)に達したときに、通過した光がメダル20で反射するような位置に形成されている。また、光通過孔35aの径は、メダル20の径よりも小さくなるように形成されている。
図2に示すように、下扉12bの裏には、メダル投入口17の下方にメダルセレクタ41及びメダル案内部材42が設けられている。メダルセレクタ41には通路カバー43が取り付けられている。
メダルセレクタ41は、メダル投入口17から投入されたメダル20が正規のものか否かをメダル20の大きさ等によりセレクトするものであり、正規のメダルは、メダルセレクタ41、メダル案内部材42を通って貯留タンク31に送られる。メダルセレクタ41には、通過検知センサ44が設けられており、通過検知センサ44は、メダル投入口17から正規のメダルが投入された場合には、その通過を検知する。通過検知センサ44は、CPU50aに接続されており、メダル20を検知したことに応答して通過検知信号をCPU50aに送る。
通過検知センサ44は、第1メダルセンサ44a及び第2メダルセンサ44bから構成されている。第1及び第2メダルセンサ44a,44bは、例えば、投光部と受光部とを一体に備えた反射型の光電センサである。第1及び第2メダルセンサ44a,44bは、メダル20の進行方向に沿って上流側に第1メダルセンサ44a、下流側に第2メダルセンサ44bが配置されている。
メダル20が、第1メダルセンサ44aや第2メダルセンサ44bを通過した場合(メダル20が、第1メダルセンサ44aや第2メダルセンサ44bの投光部の光路を遮蔽した状態)には、各センサの投光部から投光した光が受光部で受光されず、各センサはオフとなる。これにより、メダル20の検出が開始される。また、メダル20が、第1メダルセンサ44aや第2メダルセンサ44bを通過していない場合(メダル20が第1メダルセンサ44aや第2メダルセンサ44bの投光部の光路を遮っていない状態のとき)には、各センサの投光部から投光した光が受光部で受光され、各センサはオンとなる。すなわち、第1及び第2メダルセンサ44a,44bがオンからオフとなるとメダル20の検出を開始し、オフからオンになると1枚のメダル20が検出される。
第1及び第2メダルセンサ44a,44bの配置についてさらに具体的に説明すると、第1及び第2メダルセンサ44a,44bは、メダル20がメダルセレクタ41を通過する際に、必ず第1及び第2メダルセンサ44a,44bによりメダル20を順次に検出できる間隔となるように配置されており、さらに、メダル20が連続投入(複数枚のメダル20が連なって通過するようにメダル投入口17からメダル20が投入された場合にも、1枚のメダル20を第1及び第2メダルセンサ44a,44bで順次に検出した後に、必ず第1及び第2メダルセンサ44a,44bが一度はオンになってから次のメダル20を検出できるような位置に配置されている。つまり、第1及び第2メダルセンサ44a,44bが一度に2枚以上のメダル20を検出しないようにしている。従って、メダル20の通過に要する予め定められた時間内において、第1メダルセンサ44a、第2メダルセンサ44bの順にメダル20の検出が行われずに、検出される順番が逆になっている場合には、メダル20の流下方向と逆流していることとなるため、メダル逆流エラーであると判断することができる。
不正なメダルがメダル投入口17から投入された場合には、メダルセレクタ41は、不正なメダルを外部に排出する。メダルセレクタ41から排出された不正なメダルは、通路カバー43に形成された切欠き43aから払出しシュート45に排出される。また、メダルが貯留されている枚数が上限枚数である50枚に達している場合や、遊技を行っている最中(スタートレバー18を操作して第1〜第3リール15a〜15cが回転してから、全ての第1〜第3リール15a〜15cが停止されるまでの状態)には、メダル投入口17から正規のメダルが投入されたときにも、メダルセレクタ41は、メダル20を払出しシュート45に排出する。払出しシュート45に排出されたメダル20は、払い出し口22から払い出される。
下扉12bの裏面の下側端部には、遊技中等に音声を発生することにより、遊技を興趣に溢れたものにするスピーカ(報知手段)46が2個設けられている。スピーカ46は、主制御基板50のCPU50aに接続されている。
図3に示すように、主制御基板50は基板収納ケース51に収納されており、基板収納ケース51は、上収納部11bの内部の背面に配設されている。これにより、主制御基板50に対して何人も接触できないよう防護している。
図5に示すように、スロットマシン10の作動は基本的に主制御基板50によって管制される。主制御基板50には、CPU50aの他に、ROM50b、電子抽選部50c、当選役決定部50dが設けられている。ROM50bには、CPU50aで実行する、例えば遊技実行プログラム等の制御プログラムや、これらプログラムを実行する際に必要な制御データ等が記憶されている。
通過検知センサ44は、メダル投入口17から投入されたメダル20を検知し、通過検知信号をCPU50aに送る。CPU50aは、メダル投入口17から投入された1〜3枚のメダルの枚数を通過検知センサ44からの通過検知信号に基づいて計数し、入賞有効ラインを有効化する本数を決定する。なお、クレジットの枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
メダル20の通過に要する予め定められた時間内において、第1メダルセンサ44a、第2メダルセンサ44bの順にメダル20の検出が行われずに、検出される順番が逆になっている場合には、メダル20が流下方向に対して逆流していることとなるため、通過検知センサ44は通過エラー信号をCPU50aに送る。CPU50aは、これに応答して、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にメダル逆流エラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にメダル逆流エラーである旨のエラー表示(「E1」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。
CPU50aは、スロットマシン10を常時監視しており、メダル20が詰まってメダル出口31aから払い出されないときには、払出枚数表示装置55及びスピーカ46に払い出しメダル詰まりエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にメダル詰まりエラーである旨のエラー表示(「E3」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。メダル払い出し中以外に、払い出しスイッチがオンになったときには、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にホッパーペイアウトスイッチエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にホッパーペイアウトスイッチエラーである旨のエラー表示(「E4」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。メダル20が通過検知センサ44に滞留したときには、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46に投入メダル滞留エラー信号を出力して、払出枚数表示装置55に投入メダル滞留エラーである旨のエラー表示(「E6」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。メイン基板関係の不具合が発生したときには、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にCPUエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にCPUエラーである旨のエラー表示(「E.E」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。
これら複数のエラー信号の出力を停止するには、エラー停止スイッチ29を操作する。エラー停止スイッチ29を操作すると、CPU50aにエラー停止信号が入力され、CPU50aは、これに応答してエラー信号の出力を停止し、エラーの報知を停止する。
また、上記した7種類のエラー信号とは別に、設定を打ち替える(変更し直す)必要のあるメイン基板関係の不具合が発生したときには、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にCPUエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にCPUエラーである旨のエラー表示(「E.C」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。この場合には、エラー停止スイッチ29を操作してもエラー信号の出力を停止することができず、設定を打ち替えることに応答して、CPU50aは、エラー信号の出力を停止し、エラーの報知を停止する。
スタート信号センサ52は、1〜3枚のメダルが投入された後、スタートレバー18が操作されたときに、スタートレバー18が操作されたことを示す遊技スタート信号をCPU50aに入力する。遊技スタート信号を受けて、CPU50aはROM50bに記憶された遊技を実行させるためのプログラムに基づいて第1〜第3リール15a〜15cを回転させるとともに遊技の処理を開始する。
第1〜第3リール15a〜15cが回転自在に組み込まれたリールユニット23の駆動及び停止制御は、CPU50aとリール駆動コントローラ53とによって行われる。第1〜第3リール15a〜15cは、それぞれ個別のステッピングモータの駆動軸に取り付けられており、CPU50aは、各ステッピングモータの駆動を制御することにより第1〜第3リール15a〜15cの制御を行う。
ストップボタンセンサ54a、54b、54cは、ストップボタン19a〜19cが操作されたときに、ストップボタン19a〜19cが操作されたことを示すストップ信号をCPU50aに入力する。スタートレバー18を操作して第1〜第3リール15a〜15cの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で、CPU50aはストップボタン19a〜19cの操作を有効化する。この後、ストップボタン19a〜19cを操作すると、ストップボタン19a〜19cに対応する第1〜第3リール15a〜15cの停止制御が開始される。
CPU50aは、スタート信号センサ52から送られてくる遊技スタート信号を受けて電子抽選部50cを作動させる。電子抽選部50cは乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを備え、遊技が開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部50dに入力される。当選役決定部50dでは、入力された値に応じて現在実行された遊技でどのような当選役を与えるかが決定される。
当選役決定部50dは、電子抽選部50cで抽選された乱数値がハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかを、ROM50bに記憶された当選テーブルを参照して決定する。ROM50bには、通常モード用の第1〜第6当選テーブルの他に、BBモードでの遊技、RBモードでの遊技等で用いられる当選テーブルが設けられており、BBモード及びRBモードでは、当選役決定部50dは対応した当選テーブルを参照して当選判定を行う。
メダルホッパー32は、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿21に払い出すか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM50bに格納されており、CPU50aがこれを読み取って対応した電気信号をメダルホッパー32に送り、メダルホッパー32を駆動する。
CPU50aは、メダルホッパー32を駆動して、上記した配当メダルの枚数分のメダル20を払いだすとともに、払出枚数表示装置(報知手段)55に配当メダルの枚数(例えば、15枚)を表示する。
払出検知センサ33は、主制御基板50のCPU50aに接続されており、メダルホッパー32の駆動によりメダル出口31aから払い出されたメダル20を検知したことに応答して払出検知信号をCPU50aに送る。CPU50aは、上記した配当メダルの枚数と払出検知センサ33により検知されたメダル20の枚数とを比較し、払出検知センサ33の検知枚数が少ない場合(例えば、配当メダルが15枚で、検知メダル枚数が10枚)には、貯留タンク31内にメダル20が貯留されていないエンプティーエラーが発生したと判断し、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にエンプティーエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にエンプティーエラーである旨のエラー表示(「E2」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。本実施形態では、貯留タンク31内のメダル20の有無を検知する遊技媒体検知手段は、払出検知センサ33とCPU50aとから構成され、CPU50aは、エンプティーエラー信号を含む複数のエラー信号を出力するエラー信号出力手段としても機能する。
エンプティーエラーが発生した場合には、遊技場の管理者は、鍵孔12cに鍵を挿入し鍵を反時計方向に回動して前面扉12の下扉12bを開放し、貯留タンク31にメダル20を補給し、下扉12bを閉じ鍵孔12cから鍵を抜く。下扉12bを開放すると、扉検知スイッチ24からCPU50aへ扉開信号が出力される(開検知)。そして、下扉12bを閉じると、扉検知スイッチ24からCPU50aへ扉閉信号が出力される(閉検知)。CPU50aは、扉開信号が入力された後に扉閉信号が入力されたことに応答して、払出枚数表示装置55及びスピーカ46へのエンプティーエラー信号の出力を停止し、払出枚数表示装置55の「E2」表示を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止する。本実施形態では、CPU50aは、エンプティーエラー信号の出力を停止するエラー信号出力停止手段としても機能する。
図4(A)に示すように、CPU50aは、反射型フォトセンサ36の受光部の出力レベルを所定間隔で監視しており、出力レベルが予め設定された所定レベルを上回った時、つまり、図4(B)に示すように、光がメダル20で反射した時に、オーバーフロー貯留タンク35に貯留されたメダル20の容量が400枚(所定容量)に達したと判定する。これに応答して、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にオーバーフローエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にオーバーフローエラーである旨のエラー表示(「E5」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。本実施形態では、貯留タンク31からメダル20がオーバーフローしたことを検知するオーバーフロー検知手段は、オーバーフロー貯留タンク35と、反射型フォトセンサ36と、CPU50aとから構成される。
オーバーフローエラーが発生した場合には、遊技場の管理者は、前面扉12の下扉12bを開放し、オーバーフロー貯留タンク35からメダル20を取り除き、下扉12bを閉じる。オーバーフロー貯留タンク35からメダル20を取り除くと、反射型フォトセンサ36の受光部の出力レベルが予め設定された所定レベルよりも低くなるため、CPU50aは、貯留されたメダル20の容量が400枚に達していないと判定するが、払出枚数表示装置55及びスピーカ46へのオーバーフローエラー信号の出力は継続する。下扉12bを開放すると、扉検知スイッチ24からCPU50aへ扉開信号が出力される(開検知)。そして、下扉12bを閉じると、扉検知スイッチ24からCPU50aへ扉閉信号が出力される(閉検知)。CPU50aは、扉開信号が入力された後に扉閉信号が入力されたことに応答して、払出枚数表示装置55及びスピーカ46へのオーバーフローエラー信号の出力を停止し、払出枚数表示装置55の「E5」表示を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止する。
上記のように構成されたスロットマシン10の作用について、図6のフローチャートを用いて説明を行う。エンプティーエラーが発生すると、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にエンプティーエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にエンプティーエラーである旨のエラー表示(「E2」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。また、オーバーフローエラーが発生した場合には、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46にオーバーフローエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55にオーバーフローエラーである旨のエラー表示(「E5」)を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。遊技場の管理者は、エンプティーエラーが発生した場合には、前面扉12の下扉12bを開放し、留タンク31にメダル20を補給し、下扉12bを閉じ、オーバーフローエラーが発生した場合には、下扉12bを開放し、オーバーフロー貯留タンク35からメダル20を取り除き、下扉12bを閉じる。CPU50aは、下扉12bを開放した後に閉じると、払出枚数表示装置55のエラー表示(「E2」及び「E5」)を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止する。また、エラー停止スイッチ29を操作した場合にも、CPU50aは、払出枚数表示装置55のエラー表示(「E2」及び「E5」)を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止する。
メダル逆流エラー(「E1」)、払い出しメダル詰まりエラー(「E3」)、ホッパーペイアウトスイッチエラー(「E4」)、投入メダル滞留エラー(「E6」)、CPUエラー(「E.E」)が発生すると、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46に対応したエラー信号を出力して、払出枚数表示装置55に対応したエラー表示を表示するとともに、スピーカ46から警告音を発する。これら複数のエラー信号の出力を停止するには、エラー停止スイッチ29を操作する。遊技場の管理者は、前面扉12の下扉12bを開放し、各エラーに対応した処理を施し、エラー停止スイッチ29を操作する。エラー停止スイッチ29を操作すると、CPU50aは、払出枚数表示装置55のエラー表示を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止する。そして、遊技場の管理者は、下扉12bを閉じる。
このように、ゴト(不正)行為による危険度が低いエラーであるエンプティーエラー及びオーバーフローエラーが発生した場合には、下扉12bを開放した後に閉じるだけで、払出枚数表示装置55の「E2」及び「E5」表示を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止することができ、エラー停止スイッチ29を操作する必要がなく、遊技場の管理者の手間を軽減することができる。
さらに、ゴト行為による被害の危険度が高いエラーであるメダル逆流エラー(「E1」)、払い出しメダル詰まりエラー(「E3」)、ホッパーペイアウトスイッチエラー(「E4」)、投入メダル滞留エラー(「E6」)、CPUエラー(「E.E」)が発生した場合には、下扉12bの開閉では、払出枚数表示装置55のエラー表示及びスピーカ46からの警告音の停止を行わずに、遊技場の管理者以外に操作することができないエラー停止スイッチ29を操作してエラー表示及び警告音の停止を行うから、ゴト行為に対するセキュリティを維持することができる。
図7及び図8に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。図7に示すように、この実施形態では、収納箱11の下収納部11cの左内壁面には、非接触型検出器である反射型フォトセンサ60が設けられている。反射型フォトセンサ60は、投光部と受光部とから構成されており、投光部から発光されメダル20または貯留タンク31の内壁面で反射した反射光を受光部で受光する。反射型フォトセンサ60は、主制御基板50のCPU50aに接続されている(図8参照)。
貯留タンク31は、メダルセレクタ41、メダル案内部材42を通って送られてくるメダル20が、落下中に反射型フォトセンサ60から発せられる光に当たることがないように配置される。貯留タンク31の左側面には、反射型フォトセンサ60から発せられる光を通過するための光通過孔31bが形成されている。光通過孔31bは、貯留タンク31に貯留されたメダル20の容量が所定容量(例えば、貯留タンク31の貯留可能容量の80%である1200枚分のメダル20の容量)に達したときに、通過した光がメダル20で反射するような位置に形成されている。また、光通過孔31bの径は、メダル20の径よりも小さくなるように形成されている。
図7(A)に示すように、CPU50aは、反射型フォトセンサ60の受光部の出力レベルを所定間隔で監視しており、出力レベルが予め設定された所定レベルを上回った時、つまり、図7(B)に示すように、光がメダル20で反射した時に、貯留されたメダル20の容量が1200枚(所定容量)に達したと判定する。これに応答して、CPU50aは、払出枚数表示装置55及びスピーカ46へのエンプティーエラー信号の出力を停止し、払出枚数表示装置55の「E2」表示を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止する。本実施形態では、貯留タンク31内のメダル20の容量が1200枚(所定容量)に到達したか否かを検知する容量検知手段は、貯留タンク31と、CPU50aと、反射型フォトセンサ60とから構成される。
このように、エンプティーエラーが発生した場合には、貯留タンク31に1200枚(所定容量)以上のメダル20を貯留するだけで、払出枚数表示装置55の「E2」表示を停止するとともに、スピーカ46からの警告音を停止することができ、これらを停止するための停止スイッチを操作する必要がなく、遊技場の管理者の手間を軽減することができる。
なお、上記実施形態では、貯留タンク31を、メダル20を1500枚貯留することができるサイズで形成し、CPU50aは、貯留タンク31の貯留容量が1200枚分のメダル20の容量以上となったことに応答して、払出枚数表示装置55及びスピーカ46へのエンプティーエラー信号の出力を停止するようにしたが、貯留タンク31のサイズは適宜変更可能であり、それに応じて、払出枚数表示装置55及びスピーカ46へのエンプティーエラー信号の出力を停止する契機となる容量も適宜変更されるものであるが、貯留タンク31のサイズが小さい(例えば、メダル20を100枚程度しか貯留することができない)場合には、頻繁にエンプティーエラーが発生してしまうため、貯留タンク31のサイズは、1000枚以上のメダル20を貯留可能なサイズであることが好ましい。
本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。 前面扉を開放した状態のスロットマシンを示す斜視図である。 収納箱と収納箱の内部に取り付けられた基板収納ケースと主制御基板とを示す斜視図である。 メダルと貯留タンクとオーバーフロー貯留タンクと反射型フォトセンサとを示す側面断面図である。 スロットマシン内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。 制御の流れを示すフローチャートである。 貯留タンクに向けて光を照射する反射型フォトセンサを設けた実施形態のメダルと貯留タンクと反射型フォトセンサとを示す側面断面図である。 図7に示す実施形態のスロットマシン内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
11 収納箱
12 前面扉
12a 上扉
12b 下扉
12c 鍵孔
13 筐体
20 メダル(遊技媒体)
24 扉検知スイッチ(開閉検知手段)
24a 本体部
24b 移動部
29 エラー停止スイッチ(停止操作手段)
30 選択スイッチ(選択手段)
31 貯留タンク
31a メダル出口
31b 光通過孔
33 払出検知センサ
34 メダル排出部
35 オーバーフロー貯留タンク
35a 光通過孔
36 反射型フォトセンサ
46 スピーカ(報知手段)
50 主制御基板
50a CPU
55 払出枚数表示装置(報知手段)
60 反射型フォトセンサ

Claims (3)

  1. 遊技媒体を貯留する貯留タンクと、筐体の一部を構成し前記貯留タンクを収納する収納箱と、前記収納箱の前面側に開閉自在に取り付けられる前面扉と、エンプティーエラー信号を含む複数のエラー信号を出力するエラー信号出力手段と、前記複数のエラー信号を受けてその状態を報知する報知手段と、前記複数のエラー信号の出力を停止する停止操作手段とを備えた遊技機において、
    前記前面扉の開閉を検知する開閉検知手段と、
    前記貯留タンク内の遊技媒体の有無を検知する遊技媒体検知手段と、
    前記遊技媒体検知手段による無検知に応答して前記エラー信号出力手段が前記エンプティーエラー信号を出力したときに、前記開閉検知手段による開検知の後の閉検知に応答して前記エンプティーエラー信号の出力を停止するエラー信号出力停止手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記複数のエラー信号のうち、前記エラー信号出力停止手段により出力を停止するエラー信号を選択する選択手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記貯留タンク内の遊技媒体の容量が所定容量に到達したか否かを検知する容量検知手段を備え、
    前記エラー信号出力停止手段は、前記容量検知手段による到達検知に応答して前記エンプティーエラー信号の出力を停止することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
JP2005047128A 2005-02-23 2005-02-23 遊技機 Expired - Fee Related JP4563214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005047128A JP4563214B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005047128A JP4563214B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006230584A true JP2006230584A (ja) 2006-09-07
JP4563214B2 JP4563214B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=37038877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005047128A Expired - Fee Related JP4563214B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4563214B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073416A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Olympia:Kk 遊技機
JP2008142098A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の不正行為報知方法並びにプログラム
JP2008194382A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Heiwa Corp 遊技機
JP2013198670A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2016036521A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 株式会社ニューギン 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073416A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Olympia:Kk 遊技機
JP2008142098A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の不正行為報知方法並びにプログラム
JP2008194382A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Heiwa Corp 遊技機
JP2013198670A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2016036521A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 株式会社ニューギン 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4563214B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5303218B2 (ja) 遊技機
JP2006192124A (ja) 遊技機
JP4563214B2 (ja) 遊技機
JP2007202969A (ja) 遊技機
JP2023078518A (ja) 遊技機
JP7461031B2 (ja) 遊技機
JP2005334315A (ja) 遊技機
JP2005118438A (ja) 遊技機
JP2006068068A (ja) 遊技機
JP4149371B2 (ja) 遊技機
JP2008125860A (ja) 遊技機
JP2006204405A (ja) メダルセレクタ及びそれを備えた遊技機
JP4563149B2 (ja) 遊技機
JP5467448B2 (ja) 遊技機
JP2010051645A (ja) 遊技機
JP4342454B2 (ja) 遊技機
JP2005304781A (ja) 不正行為防止装置及び該装置を備える遊技機
JP2007313235A (ja) 遊技機
JP2005245746A (ja) 遊技機
JP2023078517A (ja) 遊技機
JP2006068069A (ja) 遊技機
JP2006230693A (ja) 遊技機
JP2007020705A (ja) 遊技機
JP2009226112A (ja) メダル払い出し装置
JP2008049058A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090521

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090915

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091006

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20091106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100728

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4563214

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees