JP2006068068A - 遊技機 - Google Patents

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大亮 野崎
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Abstract

【課題】 不正行為により遊技が行われるのを防止しうるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 投入口31から遊技機1内に遊技媒体を投入することにより、所定の遊技を可能にした遊技機において、投入口31に投入される遊技媒体を一時的に貯留し、所定の操作に基づいて、貯留している遊技媒体を排出可能な貯留装置8と、貯留装置8から遊技媒体が排出されるのを検知することにより、所定の遊技を可能にする制御装置とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、投入口から遊技機内に遊技媒体を投入することによって、所定の遊技を可能にした遊技機に関する。
上述のような遊技機においては、遊技機の前面に設けたメダル投入口に、遊技媒体であるメダルを投入すると、遊技機内に設けられたメダルセレクターにより、メダルが正規の大きさ(直径)であるか否かを選別するとともに、メダルの通過路に設けられたメダル検知センサーがメダルの通過を検出することにより、メダル投入口に投入されたメダルをクレジットとして遊技機内に記憶させ、この状態で、スタートレバーを操作することにより、遊技が行われる(例えば特許文献1参照)。
特開2002−248210号公報
しかし、上述のような遊技機においては、メダル投入口から不正具を差し込んで、メダル検知センサーをメダルが恰も通過したかのように誤作動させ、仮想のメダル投入状態とする不正行為が行われる恐れがある。このような不正行為が行われると、恰も実際に多くのメダルが投入されて擬似クレジット状態にすることができるため、遊技場は大きな損害を被る。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、不正行為により遊技が行われるのを防止しうるようにした遊技機を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)投入口から遊技機内に遊技媒体を投入することにより、所定の遊技を可能にした遊技機において、前記投入口に投入される遊技媒体を一時的に貯留し、所定の操作に基づいて、貯留している遊技媒体を排出可能な貯留装置と、該貯留装置から遊技媒体が排出されるのを検知することにより、前記所定の遊技を可能にする制御装置とを備える。
(2)上記(1)項において、制御装置は、貯留装置に貯留される遊技媒体数をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第1メモリと、遊技の結果、遊技者に付与される遊技結果価値をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第2メモリとを含む。
(3)上記(2)項において、制御装置は、クレジット用第1メモリがクレジット数を記憶しているにもかかわらず、所定の操作に基づいて、貯留装置から遊技媒体が排出されたことを検知しないときには、遊技を不能にするエラー処理を実行する。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、制御装置は、遊技の精算に際し、貯留装置に貯留されている遊技媒体を払い出し制御する。
(5)上記(2)〜(4)項のいずれかにおいて、制御装置は、クレジット用第1メモリがクレジット数を記憶している場合、遊技の精算に際し、貯留装置から遊技媒体が排出されるのを検知しないときには、遊技を不能にするエラー処理を実行する。
(6)上記(2)〜(5)項のいずれかにおいて、制御装置は、遊技の結果、遊技者に付与される遊技結果価値をクレジット数としてクレジット用第2メモリに加算するに際し、クレジット用第1メモリと前記クレジット用第2メモリとのクレジット数の和が予め定めた上限を超える場合には、その超過分が遊技媒体として、遊技機内に設けられ、かつ遊技媒体を貯留及び払出可能なホッパーユニットから払い出されるように払い出し制御する。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
(a)請求項1記載の発明によると、貯留装置に貯留されている遊技媒体が排出されることで、所定の遊技を可能にしたことにより、貯留装置に貯留されている実際の遊技媒体が排出されない限り、遊技を行うことができないため、不正行為による遊技を確実に防止することができる。
(b)請求項2記載の発明によると、制御装置は、貯留装置に貯留される遊技媒体数をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第1メモリと、遊技の結果、遊技者に付与される遊技結果価値をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第2メモリとを含むことにより、クレジット用第1メモリのクレジット数をもって、貯留装置に貯留されている遊技媒体数を管理することができる。
(c)請求項3記載の発明によると、制御装置は、クレジット用第1メモリがクレジット数を記憶しているにもかかわらず、所定の操作に基づいて、貯留装置から遊技媒体が排出されないときには、遊技を不能にするエラー処理を実行することにより、遊技媒体を投入口に投入することなく不正に遊技を行うような不正行為を確実に防止することができる。
(d)請求項4記載の発明によると、制御装置は、遊技の精算に際し、貯留装置に貯留されている遊技媒体を払い出し制御することにより、例えば、偽の遊技媒体が投入口に投入されたとしても、投入された遊技媒体がそのまま遊技者に払い戻されるため、偽の遊技媒体を真の遊技媒体に交換されてしまうような不正行為を確実に防止することができる。
(e)請求項5記載の発明によると、制御装置は、クレジット用第1メモリがクレジット数を記憶している場合、遊技の精算に際し、貯留装置から遊技媒体が排出されるのを検知しないときには、遊技を不能にするエラー処理を実行することにより、例えば、投入口から不正具を差し込んで、恰も遊技媒体が投入口に投入されたかのように誤作動させて、クレジット用第1メモリのクレジット数を加算させるような不正行為を確実に阻止することができる。
(f)請求項6記載の発明によると、制御装置は、遊技の結果、遊技者に付与される遊技結果価値をクレジット数としてクレジット用第2メモリに加算するに際し、クレジット用第1メモリとクレジット用第2メモリとのクレジット数の和が予め定めた上限を超える場合には、その超過分が遊技媒体として、遊技機内に設けられたホッパーユニットを払い出し制御することにより、精算時の遊技媒体の払い出しに時間がかかってしまうようなことがない。
図1は、本発明の一実施形態を適用した遊技媒体をメダルとする遊技機をなすスロットマシンの正面図、図2は、図1におけるII−II線に沿う縦断面図である。なお、以下の説明では、図1において紙面手前側、図2において左側を遊技機の「前方」とし、図1において紙面奥側、図2において右側を「後方」とし、図1において左側、図2において紙面奥側を「左方」とし、図1において右側、図2において紙面手前側を「右方」とする。
遊技場の遊技島に据え付けられる遊技機(1)としてのスロットマシンは、前面が開放した正面視矩形の筐体(2)と、筐体(2)の左前端部に上下方向を向く上下1対のヒンジ軸(図示略)により開閉可能に枢支された前扉(3)とを備える。
前扉(3)の前面には、筐体(2)内に取り付けられたリールユニット(6)の各回転リール(61)の識別情報を3こまずつ視認可能な識別情報表示窓(3b)と、前扉(3)の後面に取り付けられた中部基板(5)の前面に実装され、7セグメント発光ダイオードにより形成されるクレジット表示器(5a)、ボーナス回数表示器(5b)、払出表示器(5c)(図6参照)に表示される各情報をそれぞれ視認可能なクレジット表示窓(3c)、ボーナス回数表示窓(3d)、払出表示窓(3e)とが設けられている。
前扉(3)における識別情報表示窓(3b)の下方には、遊技媒体であるメダルを1枚ずつ投入可能な投入口(31)と、遊技を行う際、メダルの賭数を最大限の3枚に設定するMAXベットボタン(32)と、メダルの賭数を1枚に設定する1枚ベットボタン(36)と、遊技を開始する際、全ての回転リール(61)を回転させるために操作されるスタートレバー(33)と、各回転リール(61)の回転を個別に停止させるときに操作される3個のストップボタン(34)と、遊技を精算するときに操作される精算ボタン(35)等が設けられている。なお、MAXベットボタン(32)、スタートレバー(33)、ストップボタン(34)、精算ボタン(35)、1枚ベットボタン(36)内には、各操作をそれぞれ検知可能な検知スイッチ(図示略)が内蔵されている。
前扉(3)の後面には、投入口(31)に投入されたメダルが正規の大きさ(直径)であるか否かを判別可能なメダルセレクター(7)と、メダルセレクター(7)の下流側に設けられ、メダルセレクター(7)を通過したメダルを一時的に貯留可能な貯留装置(8)とが設けられている。
メダルセレクター(7)におけるメダルが通過可能な通路(7a)には、遊技状況に応じて、投入口(31)に投入されたメダルの通過を遮断する電磁ソレノイドにより形成されるメダルブロッカー(73)が設けられている。また、メダルブロッカー(73)の下流側で、かつ貯留装置(8)の上流側には、メダルの通過を検知可能な光式の第1センサー(71)、第2センサー(72)が設けられている。また、メダルセレクター(7)の通路(7a)を通過したメダルを、第1センサー(71),第2センサー(72)が検知することにより、メダルが正規に通過したと判断されるようになっている。
筐体(2)内には、複数種類の図柄、数字等で構成される識別情報を変動及び停止表示可能な3個の回転リール(61)を有するリールユニット(6)と、貯留装置(8)の下流側に設けられ、かつ貯留装置(8)から排出されるメダル、及び遊技島に設置される自動循環供給装置(図示略)から供給されるメダルを貯留及び払出可能なホッパーユニット(9)と、遊技全体を統括的に制御する制御装置をなす主制御基板(10)と、各種電気機器へ電力を供給する電源装置(図示略)等が収容されている。
遊技機(1)は、各回転リール(61)が停止したときの、識別情報表示窓(3b)に表示される左、中、右の識別情報の組み合わせにより、入賞の有無、及び入賞の大小が確定される遊技を可能にしたもので、遊技の結果、入賞の場合には、遊技者に対して入賞の大小に応じた遊技結果価値をメダルとして付与される。
貯留装置(8)は、主に図3〜図5に示すように、有底円筒状の下部カバー(81)と、下部カバー(81)の上面に被さって固定される上部カバー(82)とから形成されるハウジング(83)を備え、ハウジング(83)内には、メダル(A)を放射方向に一枚ずつ起立状態で収容可能な複数(本実施形態においては53個)の区分室(84a)を有するロータ(84)が枢支される。
ハウジング(83)は、水平方向に対して、前及び右下がりに若干傾いた傾斜姿勢で前扉(3)の後面に固定されるとともに、上部カバー(82)の上面における最低位置には、メダルセレクター(7)の通路(7a)を通過したメダル(A)を導入可能なメダル導入口(83a)が設けられている。メダル導入口(83a)を通過したメダル(A)は、図4に示すように、メダル導入口(83a)の真下に位置するロータ(84)の区分室(84a)に収容される。
下部カバー(81)及び上部カバー(82)の外周面における最低位置には、ロータ(84)の区分室(84a)に収容されているメダル(A)を、ホッパーユニット(9)に向けて一枚ずつ排出可能なホッパー排出口(83b)が設けられている。
下部カバー(81)の底面におけるメダル導入口(83a)の真下には、ロータ(84)の区分室(84a)に収容されているメダル(A)を、前扉(3)の前面下部に設けられた受皿(3f)に向けて一枚ずつ排出可能な受皿排出口(83c)が設けられている。
下部カバー(81)の底面には、ロータ(84)を正逆回転駆動可能なモータ(85)と、受皿排出口(83c)を開閉可能な電磁ソレノイドにより形成される受皿シャッター(86)と、受皿排出口(83c)から排出されるメダル(A)を検知可能な光式の受皿センサー(87)が取り付けられている。
ハウジング(83)の外側面には、ホッパー排出口(83b)を開閉可能な電磁ソレノイドにより形成されるホッパーシャッター(88)と、ホッパー排出口(83b)から排出されるメダル(A)を検知可能な光式のホッパーセンサー(89)が取り付けられている。
投入口(31)に投入されたメダル(A)は、先ず、メダルセレクター(7)によりメダルの大きさが判別され、正規の大きさのメダルのみがメダルブロッカー(73)を通過した後、第1、2センサー(71)(72)により通過が検知され、貯留装置(8)のメダル導入口(83a)に導入される。
メダル導入口(83a)に導入したメダル(A)は、受皿シャッター(86)及びホッパーシャッター(88)がホッパー排出口(83b)及び受皿排出口(83c)を共に閉鎖している場合、メダル導入口(83a)の真下に位置するロータ(84)の区分室(84a)に収容される。メダル(A)がロータ(84)の区分室(84a)に収容されると、ロータ(84)は、モータ(85)により区分室(84a)1個分に相当する回転量だけ正転方向(図3において矢印B方向)へ回転させられ、次に導入されるメダル(A)を隣の区分室(84a)に収容可能な位置に停止する。したがって、ロータ(84)の全ての区分室(84a)にメダル(A)が収容されていない限り、メダル導入口(83a)に真下に位置する区分室(84a)は、空になっている。
モータ(85)により、ロータ(84)が区分室(84a)一個分に相当する回転量だけ逆転(図3においてC方向)させられると、区分室(84a)に収容されているメダル(A)は、ホッパーシャッター(88)がホッパー排出口(83b)を閉鎖し、かつ受皿シャッター(86)が受皿排出口(83c)を開放している場合には、受皿排出口(83c)から排出され、前扉(3)の後面に設けられた受皿誘導路(3g)を通って受皿(3f)に排出され、また、ホッパーシャッター(88)がホッパー排出口(83b)を開放し、かつ受皿シャッター(86)が受皿排出口(83c)を閉鎖しているときには、ホッパー排出口(83b)からホッパーユニット(9)に排出される。
ホッパーシャッター(88)は、所定の条件が成立した場合、例えば、ロータ(84)の区分室(84a)にメダル(A)が貯留され、かつ所定の操作、すなわちスタートレバー(33)が操作された場合、ホッパー排出口(83b)を開放し、それ以外のときはホッパー排出口(83b)を閉鎖している。
所定の操作によりホッパー排出口(83b)が開放した場合には、モータ(85)は逆転制御され、ホッパーユニット(9)へ排出するメダル(A)の枚数分に相当する回転量だけロータ(84)を逆転させて、区分室(84a)に収容されているメダル(A)を、ホッパー排出口(83b)からホッパーユニット(9)に排出させる。
受皿シャッター(86)は、所定の条件が成立した場合、例えば、精算スイッチ(35)が操作された場合、受皿排出口(83c)を開放して、ロータ(84)の区分室(84a)に収容されているメダル(A)を受皿排出口(83c)から受皿(3f)に排出可能にする。
次に、遊技機(1)に係わる制御を図6に基づいて説明する。主制御基板(10)は、遊技全体を統括的に制御するもので、制御プログラムおよびデータを記憶したROMと、CPUのワークエリアとして機能するRAMとともに一体型のワンチップCPUとして構成され、ROMに記憶された制御プログラムにより、一連の制御処理を実行するとともに、RAMにより形成される投入メダル用メモリ(10a)、クレジット用第1メモリ(10b)及びクレジット用第2メモリ(10c)を有している。
投入メダル用メモリ(10a)は、第1、2メダルセンサー(71)(72)がメダル通過を検知することにより、投入口(31)に投入された最初の3枚のメダルを投入用メダルとして、上限「3」まで加算記憶可能である。
クレジット用第1メモリ(10b)は、投入メダル用メモリ(10a)が上限「3」を記憶している場合、第1、2メダルセンサー(71)(72)によるメダル通過の検知信号に基づいて、投入口(31)に投入されたメダルをクレジットとして、上限「50」まで加算記憶可能である。
クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数は、不正に第1、2メダルセンサー(71)(72)が誤作動させられない限り、貯留装置(8)に貯留されているメダル数と一致する。但し、投入メダル用メモリ(10a)に投入用メダルが記憶されている場合には、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数に投入メダル用メモリ(10a)の投入用メダル数を加算した数が、貯留装置(8)に貯留されているメダル数と一致する。したがって、不正具を用いて第1、2メダルセンサー(71)(72)を誤作動させ、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数を加算させると、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数と貯留装置(8)に貯留されているメダル数との間に誤差が生じることとなる。
クレジット用第2メモリ(10c)は、遊技の結果、入賞した場合、遊技者に付与される遊技結果価値としてのメダルをクレジットとして加算記憶可能で、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数との和で上限「50」まで加算記憶可能となっている。
クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数とクレジット用第2メモリ(10c)のクレジット数との和は、合計クレジット数として、中部基板(5)のクレジット表示器(5a)に表示され、遊技者は、クレジット表示窓(3c)を見ることにより、そのときのクレジット数を確認することができる。
主制御基板(10)の入力ポート(図示略)には、MAXベットボタン(32)、スタートレバー(33)、ストップボタン(34)、精算ボタン(35)、1枚ベットボタン(36)の各スイッチと、ホッパーユニット(9)の払出センサー(9a)と、メダルセレクター(7)の第1、2メダルセンサー(71)(72)と、及び貯留装置(8)の受皿センサー(87)、ホッパーセンサー(88)とがそれぞれ接続されている。
主制御基板(10)の出力ポート(図示略)には、リールユニット(6)の各回転リール(61)を回転駆動させる各モータ(62)と、ホッパーユニット(9)のモータ(9b)と、メダルセレクター(7)のメダルブロッカー(73)と、中部基板(5)と、貯留装置(8)のモータ(85)、受皿シャッター(86)、ホッパーシャッター(88)とがそれぞれ接続され、これらは、主制御基板(10)によって制御される。また、主制御基板(10)には、外部集中端子板(11)を介して、遊技店の集中管理コンピュータ等に接続され、遊技機(1)の遊技状況を、集中管理室で確認できるようになっている。
次に、図7〜図10に示すフローチャートに基づいて、本実施形態に係わるメダルの流れ及び遊技の流れを説明する。図7は、メダルを投入口(31)に投入してから、メダルが貯留装置(8)に貯留されるまでの流れを示す。
先ず、遊技を行うために、遊技者がメダルを投入口(31)に投入すると、ステップ(S1)においてメダル投入が可能か否かが判断され、投入が可能な場合には、ステップ(S2)に移行し、また、メダル投入が不能な場合、例えば、主制御基板(10)によりエラー処理が実行されている場合には、ステップ(S11)に移行する。
ステップ(S2)において、主制御基板(10)は、メダルセレクター(7)のメダルブロッカー(73)を開制御して通路(7a)を開放してステップ(S3)に進む。ステップ(S3)においてホッパーシャッター(88)を閉制御してホッパー排出口(83b)を閉鎖し、続いて、ステップ(S4)において受皿シャッター(86)を開制御して受皿排出口(83c)を開放し、ステップ(S5)に進む。
ステップ(S5)においては、メダルセレクター(7)により、投入口(31)に投入されたメダルの大きさが判別され、正規の大きさのメダルであると判別されたYESの場合には、ステップ(S6)に移行し、また、正規の大きさのメダルでないと判別された場合には、ステップ(S13)に移行してエラー処理が実行された後、ステップ(S11)に進む。
ステップ(S6)において、メダルセレクター(7)の第1、2メダルセンサー(71)(72)によりメダルの通過が検知され、メダルの通過信号は主制御装置(10)に出力されると同時に、受皿シャッター(86)が閉制御されて受皿排出口(83c)を閉鎖し、ステップ(S7)に進む。
ステップ(S7)においては、一遊技の投入枚数に達しているか否かが判断される。具体的には、投入メダル用メモリ(10a)の投入メダル数が上限の「3」に達しているか否かが判断され、上限に達しているYESの場合には、ステップ(S8)に移行し、また、上限に達していないNOの場合には、ステップ(S14)に移行する。
ステップ(S8)においては、貯留装置(8)が満杯、すなわち貯留装置(8)に貯留されているメダル数が53枚に達しているか否かが判断される。この判断は、投入メダル用メモリ(10a)に記憶されている投入メダル数と、クレジット用第1メモリ(10b)に記憶されているクレジット数との和が「53」に達しているか否かによって判断される。貯留装置(8)が満杯でない場合には、ステップ(S9)に移行し、貯留装置(8)が満杯の場合には、ステップ(S11)に移行する。
ステップ(S9)においては、主制御基板(10)は、第1、2メダルセンサー(71)(72)のメダル通過検知信号に基づいて、クレジット用第1メモリ(10b)をインクリメント(1加算)し、ステップ(S10)に進む。
また、ステップ(S7)においてステップ(S14)に移行した場合には、ステップ(S14)において、主制御基板(10)は、第1、2メダルセンサー(71)(72)のメダル通過検知信号に基づいて、投入メダル用メモリ(10a)をインクリメントし、ステップ(S10)に進む。
ステップ(S10)においては、投入口(31)に投入されたメダルは、メダルセレクター(7)を通過して、貯留装置(8)の導入口(83a)から、導入口(83a)の真下に位置するロータ(84)の区分室(84a)に収容される。メダルがロータ(84)の区分室(84a)に収容されると、主制御基板(10)は、貯留装置(8)のモータ(85)を正転制御し、ロータ(84)を区分室(84a)一個分に相当する量だけ正転させ、次のメダルの収容に備える。
また、ステップ(S11)においては、主制御基板(10)は、メダルセレクター(7)のメダルブロッカー(73)を閉制御し、メダルセレクター(7)の通路(7a)を遮断する。これにより、投入口(31)に投入されたメダルは、通路(7a)から落下して、受皿誘導路(3g)を通って、前扉(3)の受皿(3f)に排出され、ステップ(S12)に進む。ステップ(S12)においては、受皿シャッター(86)を開制御する。
図8は、遊技を行うための操作から遊技の入賞処理までの流れを示す。先ず、ステップ(S21)において、ゲームスタートの条件が満たしたか否かが判断される。具体的には、投入メダル用メモリ(10a)が投入メダルを記憶しているとき、所定の操作、すなわち遊技を開始させるためのスタートレバー(33)が操作されたか否かによって判断される。条件を満たしたYESの場合には、ステップ(S22)に移行し、条件を満たしていないNOの場合には、リターンする。
なお、ステップ(S21)において、スタートレバー(33)が操作された場合、スタートレバー(33)の操作と同時に、主制御基板(10)は、リールユニット(6)のモータ(62)を制御して、回転リール(61)を回転させても良い。また、後述のステップ(S26)において、一遊技の投入枚数に達した時点で、回転リール(61)を回転させても良い。
ステップ(S22)において、主制御基板(10)は、所定の操作(スタートレバー(33)の操作)に基づいて、貯留装置(8)のホッパーシャッター(88)を開制御し、ホッパー排出口(83b)を開放する。続いて、ステップ(S23)に進んで、貯留装置(8)のモータ(85)を逆転制御し、ロータ(84)を区分室(84a)一個分に相当する量だけ逆転させ、ステップ(S24)に進む。
ステップ(S24)においては、ロータ(84)の逆転によって、ロータ(84)の区分室(84a)に貯留されているメダルがホッパー排出口(83b)から排出され、ホッパーセンサー(89)がONしてメダル排出を検知したか否かが判断される。ホッパーセンサー(89)がメダル排出を検知したYESの場合には、ステップ(S25)に移行し、また、ホッパーセンサー(89)がメダル排出を検知しないNOの場合には、ステップ(S29)に移行する。
ステップ(S25)において、主制御基板(10)は、ホッパーセンサー(89)のメダル排出の検知信号に基づいて、投入メダル用メモリ(10a)に記憶されている投入用メダル数をデクリメント(1減少)して、ステップ(S26)に進む。
ステップ(S26)においては、一遊技の投入枚数に達したか否かが判断され(MAXベットボタン(32)が操作された場合には3枚、1枚ベットボタン(36)が操作された場合には1枚)、投入枚数に達した場合には、ステップ(S27)に移行し、また、投入枚数に達しない場合には、ステップ(S29)に移行する。
ステップ(S26)の判断処理は、MAXベットボタン(32)を操作して、賭数を3枚にした場合には、ホッパーセンサー(89)によるメダルの排出信号に基づいて、投入メダル用メモリ(10a)が3回デクリメントされたか否かによって判断される。また、1枚ベットボタン(36)を操作して、賭数を1枚にした場合には、ホッパーセンサー(89)によるメダルの排出信号に基づいて、投入メダル用メモリ(10a)が1回デクリメントされたか否かによって判断される。
ステップ(S29)においては、エラーか否かが判断され、エラーと判断された場合には、ステップ(S30)に移行し、エラーでないと判断された場合には、ステップ(S24)に戻って、再度、ステップ(S24)、(S25)、(S26)の処理を繰り返す。
ステップ(S30)において、主制御基板(10)は、前述のステップ(S21)におけるスタートレバー(33)の操作と同時に、各回転リール(61)を回転させた場合には、即座に回転リール(61)の回転を停止させて、遊技を不能にするエラー処理を実行するとともに、メダルセレクター(7)のメダルブロッカー(73)を閉制御して、メダルセレクター(7)の通路(7a)を遮断する。また、必要に応じて、前扉(3)の前面に設けられたランプ(3h)を点滅させたり、エラーを発生した旨を、外部集中端子板(11)を介して、遊技店の集中管理コンピュータ等に伝送して、ステップ(S27)に進む。
ここでエラーが発生するケースとしては、投入メダル用メモリ(10a)に投入用メダルが記憶されているにもかかわらず、貯留装置(8)内にメダルが全く貯留されていないような状況が考えられる。しかし、通常、正規のメダルを投入口(31)に投入して、遊技を実行する場合には、このようなエラーは発生することはないが、不正具を用いて、メダルセレクター(7)の第1、2メダルセンサー(71)(72)を誤作動させ、メダルが投入口(31)に投入されないにもかかわらず、メダルが恰も第1、2メダルセンサー(71)(72)を通過したかのように誤作動させて、投入メダル用メモリ(10a)及びクレジット用第1メモリ(10b)に疑似クレジットさせた状態で、遊技を実行しようとしたときに発生する。
上述のように、不正に遊技を実行しようとしても、貯留装置(8)に貯留されているメダル、すなわち、投入口(31)に投入された真のメダルが、貯留装置(8)から排出されない限り、遊技を実行することができない。したがって、不正に遊技が行われることを確実に防止することができる。
ステップ(S27)において、主制御基板(10)は、貯留装置(8)から一遊技に必要なメダルが排出されたことに基づいて、貯留装置(8)のモータ(85)を停止制御してロータ(84)を停止させ、ステップ(S28)に進む。ステップ(S28)においては、ホッパーシャッター(88)を閉制御してホッパー排出口(83b)を閉鎖し、ステップ(S31)に進む。
ステップ(S31)において、主制御基板(10)は、各ストップボタン(34)の操作に基づいて、リールユニット(6)のモータ(62)を停止制御して、各回転リール(61)の回転を停止させ、ステップ(S32)に進む。
ステップ(S32)において、主制御基板(10)は、各回転リール(61)の識別情報の組み合わせが入賞か否かを判断し、遊技の結果、入賞の場合には、遊技者に遊技結果価値としてメダルを付与するため、ステップ(S33)に移行して、図9に示すメダルの払出処理のサブルーチンを実行する。また、入賞しない場合には、リターンする。
次に、図9に基づいて、メダルの払出処理について説明する。先ず。ステップ(S41)において、主制御基板(10)は、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数+クレジット用第2メモリ(10c)のクレジット数<50であるか否かを判断する。50未満の場合には、ステップ(S42)に移行し、遊技の結果、遊技者に付与されるメダルをクレジットとして、クレジット用第2メモリ(10c)をインクリメントし、この処理を、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数+クレジット用第2メモリ(10c)のクレジット数=50になるまで繰り返し、50に達した時点で、ステップ(S43)に移行する。
ステップ(43)において、主制御基板(10)は、遊技の結果、遊技者に付与されるメダルをクレジット数としてクレジット用第2メモリ(10c)にインクリメントするに際し、クレジット用第1メモリ(10b)とクレジット用第2メモリ(10c)とのクレジット数の和が上限「50」を超える場合には、その超過分のメダルを、ホッパーユニット(9)から前扉(3)の受皿(3f)に払い出されるように、ホッパーユニット(9)のホッパーモータ(9b)を払い出し制御する。
図10は、遊技を終了するために、精算スイッチ(35)が操作された場合の精算処理を示すフローチャートである。先ず、ステップ(S51)において精算ボタン(35)が操作されたか否かが判断され、YESの場合には、ステップ(S52)に移行し、NOの場合には、ステップ(S65)に移行する。
ステップ(S52)においては、投入メダル用メモリ(10a)が「0」であるか否かが判断され、YESの場合には、ステップ(S53)に移行し、NOの場合には、ステップ(S57)に移行する。
ステップ(S53)においては、クレジット用第1メモリ(10b)に記憶されているクレジットが「0」であるか否かが判断され、YESの場合には、ステップ(S54)に移行し、NOの場合には、ステップ(S64)に移行する。ステップ(S53)において、YESと判断された場合には、投入メダル用メモリ(10a)及びクレジット用第1メモリ(10b)のクレジットが共に「0」であるため、貯留装置(8)に貯留されているメダル数が「0」であることを意味する。
ステップ(S54)においては、クレジット用第2メモリ(10c)に記憶されているクレジット数が「0」であるか否かが判断され、NOの場合には、ステップ(S55)に移行し、YESの場合には、ステップ(S65)に移行する。なお、ステップ(S54)において、YESと判断された場合には、クレジット用メモリ(11)のクレジットが0であるため、精算されるメダルが無いことを意味する。
ステップ(S55)において、主制御基板(10)は、ホッパーモータ(9b)を駆動制御し、クレジット用第2メモリ(10c)に記憶されているクレジット数に対応するメダルを、ホッパーユニット(9)から前扉(3)の受皿(3f)に払い出し、ステップ(S56)に進む。
ステップ(S56)において、主制御基板(10)は、ホッパーユニット(9)から払い出されるメダルの払い出しを検知する払出しセンサー(9a)の検知信号に基づいて、クレジット用第2メモリ(11c)のクレジット数をデクリメントした後、ステップ(S52)に戻り、クレジット用第2メモリ(11c)のクレジット数が「0」になるまで、ステップ(S52)〜(56)の処理を繰り返す。
ステップ(S54)においてクレジット用第2メモリ(10c)が「0」になると、メダルの精算処理が終了したものとし、ステップ(S54)の判断処理でYESとなり、ステップ(S65)に移行する。ステップ(S65)において、受皿シャッター(86)を閉制御して受皿排出口(83c)を閉鎖し、続いて、ステップ(S66)において、ホッパーシャッター(88)を開制御してホッパー排出口(83b)を開放し、メダルの精算処理が終了する。
ステップ(S52)において、投入メダル用メモリ(10a)に記憶されている投入メダル数が「0」でないと判断され、ステップ(S57)に移行した場合には、ステップ(S57)において、投入メダル用メモリ(10a)の投入メダル数をデクリメントし、ステップ(S58)に進む。なお、ステップ(S52)において、投入メダル用メモリ(10a)の投入メダル数が「0」でないと判断されたことは、少なくとも投入メダル用メモリ(10a)に記憶されている投入メダル数のメダルが、貯留装置(8)に貯留されていることを意味する。
また、ステップ(S53)において、クレジット用第1メモリ(11b)のクレジット数が「0」でないと判断され、ステップ(S64)に移行した場合には、ステップ(S64)において、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数をデクリメントし、ステップ(S58)に進む。なお、ステップ(S53)において、クレジット用第1メモリ(11b)のクレジット数が「0」でないと判断されたことは、クレジット用第1メモリ(10b)に記憶されているクレジット数と同数のメダルが、貯留装置(8)に貯留されていることを意味する。
ステップ(S58)において、主制御基板(10)は、受皿シャッター(86)を開制御して受皿排出口(83c)を開放し、貯留装置(8)に貯留されているメダルを受皿(3f)に排出可能とする。続いて、ステップ(S59)に進んで、ホッパーシャッター(88)を閉制御してホッパー排出口(83b)を閉鎖し、貯留装置(8)に貯留されているメダルをホッパーユニット(9)に排出不能として、ステップ(S60)に進む。
ステップ(S60)において、主制御基板(10)は、貯留装置(8)のモータ(85)を逆転制御してロータ(84)を逆転させ、ロータ(84)の区分室(84a)に収容されているメダルを受皿排出口(83c)から排出させる。続いて、ステップ(S61)に進んで、エラーか否かが判断され、YESの場合には、ステップ(S63)に移行し、NOの場合には、ステップ(S62)に移行する。
ステップ(S62)においては、主制御基板(10)は、受皿センサー(87)が受皿排出口(83c)から排出されるメダルを検知してオンしたか否かを判断し、YESの場合には、ステップ(S52)に戻り、投入メダル用メモリ(10a)及びクレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数が「0」になるまで、処理を繰り返す。また、NOの場合には、ステップ(S60)に戻って、ステップ(S60)〜(S62)の処理を複数回繰り返し、それでも、受皿センサー(87)がメダル排出を検知してONしない場合には、ステップ(S61)においてエラーであると判断され、ステップ(S63)に移行して、主制御基板(10)の指令に基づいて、エラー処理が実行された後、ステップ(S65)、(S66)を介してリターンする。
ステップ(S61)においてエラーであると判断されるケースとしては、投入メダル用メモリ(10a)またはクレジット用第1メモリ(10b)にクレジットが記憶されていることに基づいて、貯留装置(8)にメダルが貯留されていると判断して、ロータ(84)を逆転制御させたにもかかわらず、受皿排出口(83c)からメダルが排出されない状況が考えられる。
上述のようなケースは、不正手段により、第1、2メダル通過センサー(71)(72)を恰もメダルが通過したかのように誤作動させて、投入メダル用メモリ(10a)またはクレジット用第1メモリ(10b)にクレジットさせたものと考えられるため、精算ボタン(35)を操作しても、メダルの払い戻しを受けることはできない。
上述のように、本実施形態においては、投入口(31)から遊技機(1)内にメダルを投入することにより、所定の遊技(識別情報の組み合わせにより入賞の有無が確定される)を可能にした遊技機において、投入口(31)に投入されるメダルを一時的に貯留し、所定の操作(スタートレバー(33)の操作)に基づいて、貯留しているメダルを排出可能な貯留装置(8)と、貯留装置(8)からメダルが排出されるのを検知(ステップ(S24)〜(S26))することにより、所定の遊技を可能にする制御装置(10)とを備えたことを特徴とするもので、これにより、貯留装置(8)に貯留されている実際のメダルが排出されない限り、遊技を行うことができないため、不正行為による遊技を確実に防止することができる。
また、本実施形態における制御装置(10)は、貯留装置(8)に貯留される遊技媒体数をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第1メモリ(10b)と、遊技の結果、遊技者に付与される遊技結果価値をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第2メモリ(10b)とを含むことにより、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数をもって、貯留装置(8)に貯留されているメダル数を管理することができる。
また、本実施形態における制御装置(10)は、クレジット用第1メモリ(10b)がクレジット数を記憶しているにもかかわらず、所定の操作に基づいて、貯留装置(8)からメダルが排出されないとき(ステップ(S24))には、遊技を不能にするエラー処理(ステップ(S30))を実行することにより、メダルを投入口(31)に投入することなく不正に遊技を行うような不正行為を確実に防止することができる。
また、本実施形態における制御装置(10)は、遊技の精算(精算ボタン(35)の操作)に際し、貯留装置(8)に貯留されているメダルを払い出し制御することにより、例えば、偽のメダルが投入口(31)に投入されたとしても、投入されたメダルがそのまま遊技者に払い戻されるため(ステップ(S58)〜ステップ(S60))、偽のメダルを真のメダルに交換されてしまうような不正行為を確実に防止することができる。
また、本実施形態における制御装置(10)は、クレジット用第1メモリ(10b)がクレジット数を記憶している場合(ステップ(S53)、(S64))、遊技の精算に際し、貯留装置(8)からメダルが排出されるのを検知しないとき(ステップ(S62)においてNOの場合)には、遊技を不能にするエラー処理(ステップ(S63))を実行することにより、例えば、投入口から不正具を差し込んで、恰もメダルが投入口(31)に投入されたかのように誤作動させて、クレジット用第1メモリ(10b)のクレジット数を加算させるような不正行為を確実に阻止することができる。
さらに、本実施形態における制御装置(10)は、遊技の結果(入賞した場合)、遊技者に付与されるメダルをクレジット数としてクレジット用第2メモリ(10c)に加算(ステップ(S42))するに際し、クレジット用第1メモリ(10b)とクレジット用第2メモリ(1c)とのクレジット数の和が予め定めた上限を超える場合(ステップ(S41)においてNOの場合)には、その超過分がメダルとして、遊技機(1)内に設けられたホッパーユニット(9)を払い出し制御することにより、精算時のメダルの払い出しに時間がかかってしまうようなことがない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)所定の操作を、スタートレバー(33)の操作に代えて、MAXベットボタン(32)または1枚ベットボタン(36)の操作とする。この場合には、MAXベットボタン(32)または1枚ベットボタン(36)が操作された時点で、貯留装置(8)に貯留されているメダルが、ホッパー排出口(83b)から排出されるようにする。
(ii)クレジット用第1メモリ(10b)、クレジット用第2メモリ(10c)に記憶されるクレジット数の上限を適宜変更したり、または、上限を設定しないこと。
(iii)貯留装置(8)を、実施形態以外の構成とすること。
(iv)遊技媒体をパチンコ玉とすること。
(v)メダルをロータ(84)の区分室(84a)に収容させる場合には、上述の実施形態と同様に、1枚のメダルがロータ(84)の区分室(84a)に収容される毎に、ロータ(84)を正転方向へ回転させ、また、ロータ(84)の区分室(84a)に収容されているメダルをホッパー排出口(83b)または受皿排出口(83c)から排出する場合にも、ロータ(84)を正転方向へ回転させるようにする。
本発明の一実施形態を適用した遊技機の正面図である。 図1におけるII−II線に沿う縦断面図である。 貯留装置の分解斜視図である。 斜め下方から見た貯留装置の斜視図である。 貯留装置の縦断面図である。 制御回路を示すブロック図である。 メダル投入の流れを示すフローチャートである。 遊技の流れを示すフローチャートである。 メダル払出処理を示すフローチャートである。 精算処理を示すフローチャートである。
符号の説明
(1)スロットマシン(遊技機)
(2)筐体
(3)前扉
(3b)識別情報表示窓
(3c)クレジット表示窓
(3d)ボーナス回数表示窓
(3e)払出表示窓
(3f)受皿
(3g)受皿誘導路
(3h)ランプ
(5)中部基板
(5a)クレジット表示器
(5b)ボーナス回数表示器
(5c)払出表示器
(6)リールユニット
(7)メダルセレクター
(7a)通路
(8)貯留装置
(9)ホッパーユニット
(9a)払出しセンサー
(9b)モータ
(10)主制御基板(制御装置)
(10a)投入メダル用メモリ
(10b)クレジット用第1メモリ
(10c)クレジット用第2メモリ
(11)外部集中端子板
(31)投入口
(32)MAXベットボタン
(33)スタートレバー
(34)ストップボタン
(35)精算ボタン
(36)1枚ベットボタン
(61)回転リール
(62)モータ
(71)第1メダルセンサー
(72)第2メダルセンサー
(73)メダルブロッカー
(81)下部カバー
(82)下部カバー
(83)ハウジング
(83a)メダル導入口
(83b)ホッパー排出口
(83c)受皿排出口
(84)ロータ
(84a)区分室
(85)モータ
(86)受皿シャッター
(87)受皿センサー
(88)ホッパーシャッター
(89)ホッパーセンサー

Claims (6)

  1. 投入口から遊技機内に遊技媒体を投入することにより、所定の遊技を可能にした遊技機において、
    前記投入口に投入される遊技媒体を一時的に貯留し、所定の操作に基づいて、貯留している遊技媒体を排出可能な貯留装置と、該貯留装置から遊技媒体が排出されるのを検知することにより、前記所定の遊技を可能にする制御装置とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 制御装置は、貯留装置に貯留される遊技媒体数をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第1メモリと、遊技の結果、遊技者に付与される遊技結果価値をクレジット数として加算記憶可能なクレジット用第2メモリとを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 制御装置は、クレジット用第1メモリがクレジット数を記憶しているにもかかわらず、所定の操作に基づいて、貯留装置から遊技媒体が排出されたことを検知しないときには、遊技を不能にするエラー処理を実行することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 制御装置は、遊技の精算に際し、貯留装置に貯留されている遊技媒体を払い出し制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 制御装置は、クレジット用第1メモリがクレジット数を記憶している場合、遊技の精算に際し、貯留装置から遊技媒体が排出されるのを検知しないときには、遊技を不能にするエラー処理を実行することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 制御装置は、遊技の結果、遊技者に付与される遊技結果価値をクレジット数としてクレジット用第2メモリに加算するに際し、クレジット用第1メモリと前記クレジット用第2メモリとのクレジット数の和が予め定めた上限を超える場合には、その超過分が遊技媒体として、遊技機内に設けられ、かつ遊技媒体を貯留及び払出可能なホッパーユニットから払い出されるように払い出し制御することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の遊技機。
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