JP2010207336A - スロットマシン - Google Patents
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【解決手段】メダル投入口から予め投入されたメダルと入賞によって獲得されたメダルとを合わせたクレジット数に応じて遊技が可能であり、所定の精算操作によって、このクレジット数のメダルを排出するスロットマシンにおいて、精算操作がされたときに、メダル投入口から投入されたメダルをホッパー7aと別体に一次的に貯留するメダル貯留筒30と、入賞によって獲得されたメダルを入賞メダル数として記憶する記憶部50aとを設け、精算操作がされたときには、メダル貯留筒30に貯留されているメダルと記憶部50aに記憶されている入賞メダル数に基づいたメダルとを合わせた数のメダルを排出する構成としてある。
【選択図】図3
Description
クレジットモードOFFでは、メダルが遊技毎に投入されることで、メダルを賭けることができる。そして、投入されたメダルは、所定の規格に適合する場合には、通常は、スロットマシン内部に設けられたメダルの貯留及び払い出しを行うホッパーへ誘導される。
また、クレジットモードONでは、メダル投入口から投入されたメダルや入賞によって獲得されたメダルを、ホッパーに貯留するとともにクレジットとして内部に記憶して、投入ボタンの操作により賭けることができる。そして、クレジットとして記憶されたメダルを、精算操作によって払い出すことができる。
このように、通常のスロットマシンでは、投入されたメダルや入賞によって獲得されたメダルがクレジットとして記憶され、このクレジット数分のメダルを精算操作によって、ホッパーから遊技者へ払い出すことができる。
このような技術を用いることによって、遊技者により投入された不正な遊技媒体が、貸し出し請求がされた際に再び遊技者へ貸し出されるため、不正な遊技媒体を発見することが容易になるとともに、不正な投入行為を抑止する効果が得られる。
ここで、以下の実施形態に示す本発明のスロットマシンは、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の制御、例えば、リールの回転/停止制御、入賞時の払い出し、内部抽せん等を行わせる。このように、本発明にかかるスロットマシンにおける各制御動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現されるものである。なお、プログラムは予め記憶媒体に格納され、コンピュータに実装された記憶媒体からコンピュータにプログラムを読み込ませて実行される。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係るスロットマシン本体の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るスロットマシンの概略正面図である。
スタートレバー3は、三つの各リール4の回転を開始させるスタート手段であり、傾動可能に設けられている。また、このスタートレバー3が遊技者の操作によって押下されることで、制御部にスタート信号が出力され、本体内部の各リール4a〜4cが一斉に又は順次回転するようになっている。
従って、遊技者は、これらスタートレバー3及び停止ボタン5を操作することにより、三つのリール4a〜4cを回転及び停止させて、各リール4a〜4cに付された図柄を所定の入賞配列となるように揃えるスロットマシン遊技を行うことができる。
そして、メダル投入口2の本体内部側には、メダルセレクター20が備えられている。このメダルセレクター20は、上端がメダル投入口2に連通し、スロットマシン1内部へメダルを誘導するように形成されている。また、スロットマシン1に投入されるメダルの規格は、直径、厚さ等がスロットマシン1によってそれぞれ決められている。そのため、正規の規格に適合しないメダルは、メダルセレクター20(メダル選別部26)によってメダル払出口8から遊技者へ返却される。なお、メダルセレクター20の詳細な構成については後述する。
これによって、遊技者は貯留メダル表示窓13を介して、貯留されているメダルを外部より視認できるため、遊技者が投入したメダルの量を物理的に把握することができる。さらに、貯留メダル表示窓13を設けたことにより、メダルの偽投入のような不正な行為の実行を心理的に行い難くする抑止効果をもたらし、メダルを不正に払い出す行為の防止に役立つことができる。
本実施形態における制御部50は、遊技におけるプログラムやデータが記憶された記憶部50a、各センサからの検出信号によって異常を判定する判定部50b、各センサや各装置のインターフェイスとして機能するI/O50cなどが設けられた制御基板として構成されている。
そして、後述するクレジット精算処理によって、クレジット数のうちの入賞によって獲得されたメダルは、この記憶部50aに記憶されている入賞メダル数に基づいて、ホッパー7aから払い出すようになっている。
判定部50bは、後述するメダル投入センサ23及びメダル貯留センサ25からの検出信号に基づいて異物の挿入などの異常を判定する。具体的な判定方法については後述する。
また、メダル投入センサ23及びメダル貯留センサ25は、透過型の光センサであって、発光部と受光部が対向して配置され、受光部で受ける受光量の変化によってメダルを検出するように構成されており、検出した際の検出信号を制御部50に出力する。
そして、このメダル投入センサ23からの検出信号とメダル貯留センサ25からの検出信号との計数差から、判定部50bは、不正な異物の挿入による異常を判定することができる。
メダル投入センサ23及びメダル貯留センサ25は、発光部と受光部とを対向して配置する透過型の光センサに限らず、本発明においては、反射型等の光センサを用いてもよい。
なお、メダル投入センサ23は本発明における投入メダル検出部に相当し、メダル貯留センサ25は本発明における貯留メダル検出部に相当する。
クレジット数は、メダル投入口2から予め投入されたメダル数と入賞によって獲得されたメダル数とを合算した数である。
そして、クレジット数のうちのメダル投入口2から予め投入されたメダル数は、メダル投入センサ23によって検出された計数値であって、クレジット数のうちの入賞によって獲得されたメダル数は、記憶部50aに記憶されている入賞メダル数である。したがって、メダル投入センサ23が通過するメダルを検出したときと、遊技において入賞したときに、クレジット数が加算されるとともにクレジット表示部11の表示枚数の更新がされる。
また、クレジット数は、上述したように入賞メダル数と別に記憶部50aに記憶されているとともに、最大のクレジット数(例えば、50枚)を設けてある。
そして、メダル振分器21及びクレジットメダル振分器22は、ソレノイドを備えており、このソレノイドの駆動に伴って流路を切替えるようになっている。
メダル振分器21及びクレジットメダル振分器22は、同一の構成であるため、以下では、メダル振分器21を例にして説明する。
具体的には、図4(b)に示すように、遊技の待機状態等による通常時では、ソレノイド21aの励磁が解除されて、この状態において投入されたメダルは、下端支持部21bとメダル流路24の壁面とに囲まれて流下し、メダル投入センサ23に到達するようになっている。
一方、図4(c)に示すように、リール回転中、再遊技当選時等の所定の遊技状態においては、ソレノイド21aが励磁されて、下端支持部21bが図中の下方に移動し、メダル流路24から離間される。これによって、メダルは流路が切替わって自重により落下し、メダル投入センサ23に検出されずに、メダル払出口8から返却されるようになっている。
このメダル貯留筒30は、筐体1b内部にホッパー7aと別体に設けられており、例えば、メダルを積層可能な透明樹脂からなる有底筒状で形成されている。また、底部にメダル払出口8と連通する底面開口30aを備えている。そして、クレジット精算ボタン9が押下されることで、メダル貯留筒30に貯留されているメダルが、底面開口30aを介して排出され、メダル払出口8へ払い出される。
さらに、メダル貯留筒30の出口近傍には、メダル貯留筒30側からメダルの排出を検出するメダル排出センサ31が備えられている。このメダル排出センサ31は、マイクロスイッチで構成され、メダル貯留筒30から送出されたメダルが、ガイドレール32へ導かれる際にスイッチがONとなることでメダルの排出を検出する。
また、メダル排出センサ31の構成は、マイクロスイッチに限らず、受光量の変化によってメダルを検出する透過型光センサ又は反射型光センサを用いてもよい。また、メダル貯留筒30から排出されるメダルを検出可能な場所であれば、設置位置は限らない。なお、メダル貯留部30の詳細な構成及びメダルの移送動作については後述する。
遊技を始める場合、遊技者はメダルMをメダル投入口2から投入する。そして、メダル投入口2を通過したメダルMは、メダルセレクター20に導かれるとともに、メダル流路24を流下する。
そして、流下するメダルMは、メダル選別部26によって選別される。正規の規格に適合しないメダル(例えば、直径が所定値よりも小さいメダル)の場合は、メダル選別部26のレール上から外れて落下することにより、メダル払出口8へ払い出される。なお、所定値よりも大きいメダルの場合は、メダル投入口2において投入が制限される。したがって、直径が所定値のメダル、すなわち、正規の規格に適合するメダルだけがメダル選別部26を通過することができる。
メダル選別部26を通過したメダルMは、メダル振分器21によって選別がされる。遊技の待機状態等における通常時では、メダルMは、メダル流路24を流下して、メダル投入センサ23によって検出される。一方、リール回転中、再遊技当選時などの所定の遊技状態の場合では、メダル払出口8へ導かれて遊技者へ返却される。
そして、メダル貯留筒30へ貯留されたメダルは、遊技の開始操作がされた場合には、一枚ずつガイドレール32へ送出されて、ホッパー7aへ移送される。また、クレジット精算ボタン9が押下された場合には、直接スロットマシン1外部に排出されて、メダル払出口8へ払い出される。
その結果、他の遊技場のメダルや不正に作られた偽造メダルを投入し、精算操作が行われた場合でも、投入したメダルそのものが排出されるので、このような不正な行為を抑制することができる。
図5は、メダル貯留機構の構成を示し、(a)は正面断面図であり、(b)はメダルの送出完了を示す平面図であり、(c)はメダルの送出可能を示す平面図である。図6は、図5(a)における断面図を示し、(a)はB−B断面図であり、(b)はC−C断面図である。
受け板37は、この押し出し板36の下方に設けられ、底面開口30aを開閉可能な板状部材から形成されており、通常時は、底面開口30aを閉塞するように位置して、メダル貯留筒30に貯留されているメダルの流出を阻止する。
そして、押し出し板36及び受け板37は、クレジット精算ボタン9が押下された場合には、メダル貯留筒30に貯留されているメダルを排出するため、底面開口30aを開放するように位置する。
逆止弁38は、メダル貯留筒30の側面開口30b近傍に設けられ、ガイドレール32の側壁側から内部へ向けて突出する係止爪を備えており、押し出し板36によって側面開口30bから押し出されるとともに係止爪を通過したメダルは、メダル貯留筒30側へ逆流することなく、順次ガイドレール32に沿ってホッパー7aへ誘導される。
その結果、モータ33a,33bが回転することによって、押し出し板36と受け板37をそれぞれ前後方向にスライド可能になり、進出・後退を切り替えて作動させることができる。
そして、制御部50は、モータ33aを逆転させることによって、押し出し板36が、送出完了位置からメダルを送出可能となる待機位置(図5(c)参照)まで後退し、次に押し出すメダルが自重により落下してセットされる。
また、これらの動作は、遊技に応じた賭け数分のメダルを押し出すまで繰り返される。
まず、制御部50は、クレジットモードのON/OFFの判定を行う(ステップS10)。クレジットモードOFFの場合は(ステップS10:NO)、クレジット精算処理が終了する。一方、クレジットモードONの場合は(ステップS10:YES)、クレジット精算報知用の払出音及びランプ点灯による報知動作を開始する(ステップS11)。ここで用いられる払出音やランプ点灯パターンは、通常のメダル払い出し時に用いるものとは異なるものであり、遊技場の店員や周囲の遊技者に注意を喚起できるものが好ましい。
例えば、ランプ点灯パターンをLEDによる点灯/消灯を頻繁に行うパターンとしたり、払出音を大きくする又は音声メッセージ等に変えることで周囲に注意を喚起する。さらに、クレジット精算処理によって払い出そうとするクレジット数が、予め設定された基準の枚数(例えば、15枚)を超える場合や所定時間内に所定回(例えば、2回)以上のクレジット精算処理が行われた等の場合に報知を行うこととしてもよい。これによって、不正な行為が行われる可能性が高い場合だけに報知し、不要な報知を回避することができる。
そのため、制御部50は、メダル貯留筒30の底面開口30aを開放させる(ステップS20)。具体的には、上述したようにモータ33a,33bが逆転することによって、押し出し板36及び受け板37がスライドして待機位置まで後退する。これによって、底面開口30aが開放するため、メダル貯留筒30内に貯留されたメダルが全て下方へ排出されて、メダル払出口8に払い出される。
そのため、まず、制御部50は、記憶部50aに記憶されている入賞メダル数に基づいて、この入賞メダル数が0であるか否かの判定行う(ステップS21)。判定の結果、入賞メダル数が0の場合は(ステップS21:YES)、メダル払出処理が終了する。すなわち、入賞によって獲得したメダルがクレジットされていない場合である。
一方、判定の結果、入賞メダル数が0ではない場合は(ステップS21:NO)、制御部50は、ホッパー7a内部に設けられたモータを駆動して、回転円板を駆動させる(ステップS22)。そして、ホッパー7aから入賞メダル数分のメダルが、メダル払出口8に一枚ずつ払い出される(ステップS23)。具体的には、記憶部50bに記憶されている入賞メダル数分のメダルが、ホッパー7aのモータの駆動に伴って、メダル払出口8に一枚ずつ払い出される。また、メダルの払い出しに同期して、ホッパー7a内部に設けられたセンサが払い出しを検出することによって、一枚払い出すごとに、入賞メダル数が1減算されて、クレジット表示部11の表示枚数の更新がされる。
そして、入賞メダル数が0になるまで払い出しが繰り返されることで、入賞メダル数が0になった場合に、ホッパー7aのモータが停止されて(ステップS24)、メダル払出処理が終了する。
例えば、クレジットモードONの場合に、メダル投入口2から正規のメダル5枚が投入されると、貯留メダル数とクレジット数は、各々「5」となる。次に、MAX投入ボタン10aが押下されて、貯留メダル数分のメダルから遊技に賭けられると、貯留メダル数とクレジット数は、各々「2」となる。このとき、上述したメダル貯留機構における移行手段が作動して、メダル貯留筒30からホッパー7aへ賭け数に応じたメダル数(3枚)のメダルが移行される。次に、スタートレバー3及び停止ボタン5が操作されることで、役抽選が実行し、例えば10枚役に入賞すると、入賞メダル数が「10」となり、クレジット数も「12」となる。
そのため、メダル投入センサ23が不正に操作されることでクレジット数が最大値まで増加されて、精算操作によって払い出そうとする行為がされても、精算操作で実際に払い出されるメダルは、メダル貯留筒30に貯留されているメダル投入口2から予め投入された現物のメダルと記憶部50aに記憶されている入賞によって獲得されたメダルとを合わせた数であるため、確実に不正行為を抑制することができる。
まず、制御部50は、クレジット数が賭け数より大きいか否かを判断し(ステップS30)、遊技開始可能なクレジット数が存在するか否かを判断する。判定の結果、クレジット数が賭け数より小さい場合(ステップS30:NO)、すなわち、クレジット数が遊技開始可能な賭け数分を満たしていない場合には、ベット処理が終了する。一方、クレジット数が賭け数より大きい場合は(ステップS30:YES)、続いて、制御部50は、クレジットモードのON/OFFの判定を行う(ステップS31)。判定の結果、クレジットモードOFFの場合は(ステップS31:NO)、ステップS37へ移り、スタートレバー3の操作がされるまで待機する。一方、クレジットモードONの場合は(ステップS31:YES)、続いて、制御部50は、入賞メダル数が0であるか否かの判定を行う(ステップS32)。そして、入賞メダル数が0ではない場合は(ステップS32:NO)、入賞メダル数から賭け数分を減算して(ステップS33)、ステップS37へ移る。
まず、クレジット数から賭け数分を減算する(ステップS34)。そして、制御部50は、上述したメダル貯留機構における移行手段を作動させることによって、メダル貯留筒30からホッパー7aへ賭け数に応じた数分のメダルを移行させる(ステップS35)。
そして、計数値と賭け数とが同数の場合は、賭け数分のメダルが移行されたと判定し(ステップS36:YES)、ステップS37へ移る。
一方、同数ではない場合は(ステップS36:NO)、エラー報知を行う(ステップS39)。このようなエラーは、賭け数分のメダルが、ホッパー7a方向へ送出されていない場合であって、例えば、メダル投入センサ23において不正にクレジット数が増加されて、メダル貯留筒30に賭け数分のメダルが貯留されていないときに発生する。
これによって、クレジット数のうちの入賞メダル数分から優先して遊技に用いることによって、メダル貯留筒30内のメダルをできる限り貯留しておくことができ、精算操作がされた場合に投入されたメダルそのものが排出可能な時間を長く持つことができる。例えば、偽造メダルが投入された場合では、精算操作によって偽造メダルそのものを排出可能な時間を長く持つことが可能となる。
メダル投入センサ23とメダル貯留センサ25は、受光量の変化に応じた検出信号をそれぞれ制御部50へ出力する。そして、制御部50は、メダル投入センサ23からの検出信号に基づいて投入メダル数を計数し、貯留メダル検出部25からの検出信号に基づいて貯留メダル数を計数する。
判定の結果、投入メダル数が貯留メダル数より多いときに不正な異物が挿入されたと判定する。これは、クレジットモードONの場合に、メダル投入口2から投入された数のメダルがメダル貯留筒30に貯留されていない場合であり、例えば、メダルを外部から糸吊りして逆流させる行為や、セルロイドなどの特殊器具をメダル投入センサ23付近で操作するような不正な行為がされたと認識することができる。
さらに、メダル投入センサ23とメダル貯留センサ25とからの検出信号により、投入メダル数と貯留メダル数とを計数し、比較することによって、不正な異物が挿入されたことを認識することが可能であり、クレジットが不正に操作される行為を防止することができる。
例えば、上述した実施形態においては、メダル貯留筒30に貯留されたメダルを板状部材によって移送する構成としたが、この移送手段を搬送ベルトやソレノイド・ブロッカによって構成することもできる。
また、メダル貯留筒30は、鉛直方向に筒状に形成されるとしたが、これに限らず、例えば、傾斜した形状や角筒状などで形成してもよい。
また、投入されたメダルをメダル投入センサ23において計数するとしたが、これに限らず、例えば、湾曲したメダル流路の端部に設けられたメダル貯留センサ25で計数してもよい。
7a ホッパー
9 クレジット精算ボタン
21 メダル振分器
22 クレジットメダル振分器
23 メダル投入センサ
25 メダル貯留センサ
30 メダル貯留筒
30a 底面開口
30b 側面開口
31 メダル排出センサ
32 ガイドレール
36 押し出し板
37 受け板
38 逆止弁
Claims (8)
- メダル投入口から予め投入されたメダルと入賞によって獲得されたメダルとを合わせたクレジット数に応じて遊技が可能であり、所定の精算操作によって、このクレジット数のメダルを排出するスロットマシンにおいて、
所定の条件に応じて貯留されているメダルを払い出す払出装置と別体に設けられ、メダル投入口から投入されたメダルを一次的に貯留する貯留部を備え、
所定の精算操作がされたときに、前記貯留部に貯留されているメダルを、前記クレジット数のうちの前記予め投入されたメダルとして排出することを特徴とするスロットマシン。 - 入賞によって獲得されたメダルを入賞メダル数として記憶する記憶部と、
前記払出装置に貯留されているメダルの払い出しを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記精算操作がされたときに、前記クレジット数のうちの前記入賞によって獲得されたメダルを前記記憶部に記憶された入賞メダル数に基づいて前記払出装置から払い出させる請求項1記載のスロットマシン。 - メダル投入口から投入されたメダルを検出する投入メダル検出部と、
前記貯留部の入口又は出口近傍に設けられ、貯留するメダルを検出する貯留メダル検出部と、を備え、
前記制御部は、前記投入メダル検出部と前記貯留メダル検出部とからの検出信号に基づいて、投入メダル数と貯留メダル数とを計数するとともに、前記投入メダル数が前記貯留メダル数より多いときに異常を判定する判定部を備えた請求項2記載のスロットマシン。 - 前記制御部は、遊技を行うときに、前記クレジット数のうちの前記入賞メダル数から優先して用いる請求項2又は3記載のスロットマシン。
- 前記貯留部をスロットマシン外部から視認可能に設けるとともに、透明部材で形成した請求項1〜4のいずれか一項に記載のスロットマシン。
- 遊技に応じた賭け数分のメダルを、前記貯留部から前記払出装置へ移送する移送手段を備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載のスロットマシン。
- 前記貯留部は、メダルを積層可能な有底筒状で形成され、底部に機外へメダルを排出するメダル払出口と連通する底面開口を備え、
前記移送手段は、所定の駆動源の作動に伴って、前記貯留部に積層された最下部に位置する一のメダルを、前記貯留部の側面開口から貯留部外へ押出すスライド部と、
当該スライド部によって、押出されたメダルを前記払出装置へ誘導するガイドレールと、
当該ガイドレールにおいて、前記側面開口近傍に設けられ、押出されたメダルの逆流を防ぐ逆止弁と、を備えた請求項6記載のスロットマシン。 - 前記スライド部は、ほぼ一のメダルの厚みを有し、メダル外周面に当接する板状部材からなり、前記貯留部の底面に沿って、進出・後退し、進出した時に一のメダルを貯留部外へ押出す請求項6又は7記載のスロットマシン。
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