JP2006006564A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ゴト具を用いた遊技媒体の疑似投入を検知可能であるとともに、遊技媒体の疑似投入によっては遊技を行うことができず、かつ精算により遊技機内部から遊技媒体を取り出すこともできない遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技媒体検知装置11と、前記遊技媒体払い出し装置5との間に、所定数の遊技媒体を貯留可能であるとともに、貯留されている遊技媒体を排出可能な遊技媒体貯留部2を設け、前記遊技媒体投入手段43が操作された場合には、前記遊技媒体貯留部2から前記遊技媒体払い出し装置5に遊技媒体を移送し、前記遊技媒体払い戻し手段44が操作された場合には、前記遊技媒体貯留部2から遊技機外部に遊技媒体を直接排出するよう形成するとともに、前記遊技媒体貯留部2から前記遊技媒体払い出し装置5に遊技媒体が移送されたときに、前記図柄変動開始手段41の操作を有効とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、メダルなどの遊技媒体を投入して遊技を行う遊技機における、いわゆる「ゴト」と呼ばれる不正行為を防止可能な遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、例えばスロットマシンのメダル投入口は、上方から遊技メダルを投入するためのメダル投入スリットを有するメダル投入口が設けられており、スロットマシン内部には、メダル投入スリットから投入された遊技メダルを検出するためのメダルセンサが設けられている。このメダルセンサは、遊技メダルの通過を検知する光センサであり、複数のセンサを所定距離離して並べて設置することにより、双方のセンサの検知間隔を制御装置が監視してメダルの通過によらないセンシングを発見できるように形成されていた(特許文献1参照)。
特願2002−336416号公報(段落0034)
ところが、近年、図12に示すようなゴト具100を用いた不正行為が行われるようになった。これは、メダルセレクターのメダル通路に合わせて湾曲した薄板状のゴト具100をメダル投入スリットから差し込み、先端部に取り付けた発光体110をメダルセンサ11の位置に合わせて配置し、その発光体110を遊技メダルの通過によるタイミングと同じように点滅させて、遊技メダルの擬似的投入を行うというものである。そして、メダル投入なしで遊技を行うのみならず、疑似投入によりクレジット表示のみを加算させ、精算スイッチを操作してクレジット分のメダルを払い戻すという悪質な行為を行う輩もいる。このようなゴト具を用いた不正行為に対抗するため、メダルセンサをさらに増やして、複数のセンサによりメダルを検知することが考えられるが、その新設したセンサに対応する位置に発光体を取り付けた新たなゴト具を用いられるおそれもある。
そこで、本願発明は、特に払い戻しメダルに着目し、ゴト具を用いた遊技媒体の疑似投入を検知可能であるとともに、遊技媒体の疑似投入によっては遊技を行うことができず、かつ精算スイッチにより遊技機内部から遊技媒体を取り出すこともできない遊技機を提供しようとするものである。
各請求項に記載された発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技媒体投入口(メダル投入口60)と、遊技媒体を貯留すると共に払い出すための遊技媒体払い出し装置(ホッパーユニット5)と、前記遊技媒体投入口(60)から投入される遊技媒体を検知するための遊技媒体検知装置(メダルセンサ11)と、前記遊技媒体検知装置(11)の検知信号をカウントし一定の数まで表示するための投入遊技媒体表示部(クレジット表示47)と、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段(回転リール30)と、前記図柄表示手段(3)の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段(スタートスイッチ41)と、その操作により前記投入遊技媒体表示部(47)の表示を所定数減算表示し、遊技機内部に貯留されている遊技媒体を、減算された数だけ投入遊技媒体として扱うための遊技媒体投入手段(ベットスイッチ43)と、その操作により前記投入遊技媒体表示部(47)の表示をゼロに戻し、表示されていた数の遊技媒体を遊技機から払い戻させるための遊技媒体払い戻し手段(精算スイッチ44)とを少なくとも備え、遊技媒体の投入、又は前記遊技媒体投入手段(43)の操作により、前記図柄変動開始手段(41)の操作が有効となり、複数の前記図柄表示手段(30)の図柄が、予め定められた態様に停止表示された場合に入賞し、遊技媒体を払い出すように形成した遊技機に係る。
そして、前記遊技媒体検知装置(11)と、前記遊技媒体払い出し装置(5)との間に、所定数の遊技媒体を貯留可能であるとともに、貯留されている遊技媒体を排出可能な遊技媒体貯留部(メダル貯留部2)を設け、前記遊技媒体投入手段(43)が操作された場合には、前記遊技媒体貯留部(2)から前記遊技媒体払い出し装置(5)に遊技媒体を移送し、前記遊技媒体払い戻し手段(44)が操作された場合には、前記遊技媒体貯留部(2)から遊技機外部に遊技媒体を直接排出するよう形成されているとともに、前記遊技媒体貯留部(2)から前記遊技媒体払い出し装置(5)に遊技媒体が排出されたときに、前記図柄変動開始手段(41)の操作が有効となることを特徴とする。
本発明に係る遊技機は、スロットマシンやパロット遊技機のように、遊技媒体を投入して遊技を行う遊技機である。ここで、「遊技媒体」とは、遊技に使用するメダルや遊技球(パチンコ球)、コインなどを含む。また、「遊技媒体投入口」とは、メダル投入口(60)などの、遊技媒体を投入するための開口部である。またここで、「図柄表示手段」としては、周囲に複数の図柄を表示した回転リール(30)の他に、液晶表示装置やCRTなどの画像表示装置を含む。
そして、本発明に係る遊技機は、いわゆる「クレジット」が可能に形成されており、遊技を行うために必要な投入遊技媒体よりも多くの遊技媒体を、予め遊技機内部に貯留しておくことができる。この、予め遊技機に投入してある遊技媒体数を表示するのが投入遊技媒体表示部すなわちクレジット表示部(47)であり、予め遊技機に投入してある遊技媒体数を、遊技を行うために使用させるのが遊技媒体投入手段いわゆるベットスイッチ(43)である。
前記図柄変動開始手段は、図柄表示手段(30)の図柄変動を開始させるためのスタートスイッチ(41)とすることができ、遊技機としては、変動表示されている図柄表示手段(30)の図柄を停止表示させるための図柄変動停止手段、例えばストップスイッチ(42)を有していてもよい。なお、「図柄変動開始手段(41)の操作が有効となる」とは、図柄変動開始手段(41)で図柄表示手段の図柄の変動表示を開始可能な状態になることであり、例えばスイッチが通電状態になって操作信号が出力されること、通電しているスイッチの操作信号が図柄表示手段(30)を作動させるための制御基板に出力可能になることを含む。
前記遊技媒体貯留部(2)は、遊技媒体を貯留するための容器であって、内部の遊技媒体を外に送り出すための遊技媒体送り装置(メダル送り装置22)を有していてもよい。またこの遊技媒体送り装置の内部にも、遊技媒体が貯留されるようになっていてもよい。さらに、遊技媒体貯留部(2)は、内部に貯留されている遊技媒体の数を認識するための検知装置を有していてもよい。例えば、入ってくる遊技媒体と排出される遊技媒体とを検知するセンサを設け、貯留遊技媒体数を把握できるように形成することができる。
なお、遊技媒体貯留部(2)から遊技媒体払い出し装置(5)又は遊技機外部に遊技媒体を排出させる手段としては、遊技媒体貯留部(2)に二つの排出口を設けることもできるし、遊技媒体貯留部(2)の排出口は一つにし、排出遊技媒体の移送通路に流路変更手段を設けてもよい。
(作用)
本発明においては、遊技媒体投入口(60)から投入された遊技媒体は、まず遊技媒体検知装置(11)により検知される。このとき、投入遊技媒体表示部(47)に表示される数値が、投入された遊技媒体数だけ加算される。そして、遊技媒体払い出し装置(5)に移送される前に、遊技媒体貯留部(2)に一時貯留される。
遊技媒体貯留部(2)に遊技媒体が貯留されている状態で、遊技媒体投入手段(43)が操作されると、遊技媒体貯留部(2)から所定の数量の遊技媒体が排出され、遊技媒体払い出し装置(5)に移送される。この時、投入遊技媒体表示部(47)に表示される数値が移送された遊技媒体数だけ減算されるとともに、図柄変動開始手段(41)の操作が有効となる。
また、遊技媒体貯留部(2)に遊技媒体が貯留されている状態で、遊技媒体払い戻し手段(44)が操作されると、遊技媒体貯留部(2)からすべての遊技媒体が直接遊技機外部に排出される。例えば、遊技媒体払い出し口(メダル排出口48)から払い出される。この時、投入遊技媒体表示部(47)に表示される数値がゼロになるまで減算表示される。
一方、遊技媒体貯留部(2)に遊技媒体が貯留されていない場合には、たとえ投入遊技媒体表示部(47)に貯留遊技媒体があることを示す表示(具体的には「1」以上の表示)がなされていても、遊技媒体投入手段(43)の操作で遊技媒体が遊技媒体払い出し装置(5)に移送されず、又は遊技媒体払い戻し手段(44)の操作で遊技媒体が払い出されることはない。従って、遊技媒体を投入しないで、遊技媒体検知装置(11)に細工をして、投入遊技媒体表示部(47)の表示だけさせても、図柄変動開始手段(41)の操作が有効とならないので遊技を行うことができず、遊技媒体の払い戻しもできない。
このように、本発明においては、遊技媒体検知装置(11)に基づく遊技媒体検知はいわば仮の投入信号であり、遊技媒体貯留部(2)に遊技媒体が投入されてはじめて、本来的な遊技媒体の投入として取り扱われるのである。
なお、本発明においては、いわゆるクレジットとなる遊技媒体は、すべて遊技媒体貯留部(2)に貯留されており、遊技媒体払い出し装置(5)は、もっぱら、一回の遊技を行うごとに投入される遊技媒体を受け入れ、入賞により払い出される遊技媒体を排出するものである。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記遊技媒体貯留部(2)に、内部に遊技媒体が存在していることを検知可能な貯留遊技媒体検知装置を設け、前記遊技媒体検知装置(11)が遊技媒体の投入を検知したにもかかわらず、前記貯留遊技媒体検知装置が遊技媒体を検知しない場合には、所定の警告を発するとともに、前記図柄変動開始手段(41)及び前記遊技媒体払い戻し手段(44)の操作を有効にしないように形成したことを特徴とする。
本発明は、遊技媒体の疑似投入による遊技や、不正な遊技媒体の取り出しを禁止するためのものである。
ここで、貯留遊技媒体検知装置は、遊技媒体貯留部(2)内部の遊技媒体の有無を検知可能であればよく、遊技媒体数を検出可能であってもよい。例えば、遊技媒体検知装置(11)を経て遊技媒体貯留部(2)に入ってくる遊技媒体を検知する投入センサ(21a)と、遊技媒体貯留部(2)から排出される遊技媒体を検知する排出センサ(21b)とにより、遊技媒体貯留部(2)内部の遊技媒体数を把握可能に形成することができる。また、貯留遊技媒体検知装置(21)は、遊技媒体貯留部(2)に設けられていてもよいし、遊技媒体貯留部(2)以外の場所に設けてあってもよい。
「所定の警告」とは、遊技機のスピーカから発する警報音や、警告灯の点滅など遊技機におけるエラー表示の他、ホールコンピュータへの通報なども含むものである。
(作用)
本発明によれば、例えば図12に示すようなゴト具100を用いて、遊技媒体検知装置(11)を発光体110でセンシングさせてクレジット表示を増加させようとしても、貯留遊技媒体検知装置が遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体を検知しないので、警告がなされるとともに、遊技を行ったり遊技媒体の払い戻しを行うことができない。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、遊技媒体投入口(60)と、遊技媒体を貯留すると共に払い出すための遊技媒体払い出し装置(5)と、前記遊技媒体投入口(60)から投入される遊技媒体を検知するための遊技媒体検知装置(11)と、前記遊技媒体検知装置(11)の検知信号をカウントし一定の数まで表示するための投入遊技媒体表示部(47)と、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段(30)と、前記図柄表示手段(30)の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段(41)と、その操作により前記投入遊技媒体表示部の表示を所定数減算表示し、遊技機内部に貯留されている遊技媒体を、減算された数だけ投入遊技媒体として扱うための遊技媒体投入手段(43)と、その操作により前記投入遊技媒体表示部(47)の表示をゼロに戻し、表示されていた数の遊技媒体を遊技機から払い戻させるための遊技媒体払い戻し手段(44)とを少なくとも備え、遊技媒体の投入、又は前記遊技媒体投入手段(43)の操作により、前記図柄変動開始手段(41)の操作が有効となり、複数の前記図柄表示手段(30)の図柄が、予め定められた態様に停止表示された場合に入賞となり、入賞により遊技媒体が払い出された場合には、前記投入遊技媒体表示部(47)の表示を加算し、加算により前記表示が一定の数を超える場合には、入賞遊技媒体数と加算表示された数との差数の遊技媒体を前記遊技媒体払い出し装置(5)から払い出すように形成した遊技機である。
ここで、「入賞遊技媒体数」とは、入賞役に応じて定められた払い出し遊技媒体数のことである。
そして、前記遊技媒体検知装置(11)と、前記遊技媒体払い出し装置(5)との間に、所定数の遊技媒体を貯留可能であるとともに、貯留されている遊技媒体を排出可能な遊技媒体貯留部(2)を設けてあり、この遊技媒体貯留部の内部に貯留されている遊技媒体数を検知するための貯留媒体数検知装置(貯留部センサ(21))を設けてある。そして、前記投入遊技媒体表示部(47)の表示が、前記貯留媒体数検知装置(21)の検知した遊技媒体数と同等の場合には、前記遊技媒体投入手段(43)の操作により、前記遊技媒体貯留部(2)から前記遊技媒体払い出し装置(5)に遊技媒体を移送して前記図柄変動開始手段(41)の操作を有効とし、前記遊技媒体払い戻し手段(44)の操作により、前記遊技媒体貯留部(2)から遊技機外部に遊技媒体を排出する。
一方、前記投入遊技媒体表示部(47)に表示される値が、前記貯留媒体数検知装置(21)の検知した遊技媒体数よりも大きい場合には、前記投入遊技媒体表示部(47)の値が、前記遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体数と入賞により前記投入遊技媒体表示部(47)に加算された数値との合計値と一致することを条件に、前記遊技媒体投入手段(43)の操作により、前記遊技媒体貯留部(2)から前記遊技媒体払い出し装置(5)に遊技媒体を移送することなく前記図柄変動開始手段(41)の操作を有効とし、前記遊技媒体払い戻し手段(44)の操作により、前記遊技媒体貯留部(2)及び/又は前記遊技媒体払い出し装置(5)から遊技機外部に遊技媒体を直接排出することを特徴とする。
本発明と、請求項1記載の発明との違いは、入賞により払い出される遊技媒体が、クレジットに加算される点である。例えば、遊技媒体としてのメダルを、最大50枚までクレジット可能に形成されている場合、遊技機内部にクレジットとして30のメダルが貯留されていたとき、入賞によりメダルが10枚払い出されたなら、その入賞メダルは遊技機から払い出されるのではなく、クレジットとして遊技機内部に貯留される。そしてその代わりに、遊技媒体表示部(47)の表示が「10」加算表示されるように形成してある。
本発明においては、投入遊技媒体表示部(47)に表示されている遊技媒体数と、遊技媒体貯留部(2)に貯留されている遊技媒体とが一致しない場合がある。そこで、投入遊技媒体表示部(47)の表示が、遊技媒体貯留部(2)に貯留されている遊技媒体よりも入賞によりクレジットに加算された分だけ多い場合には、遊技を行うことができ、遊技媒体の払い戻しもできるように形成したものである。
(作用)
本発明においては、遊技媒体貯留部(2)に投入遊技媒体表示部(47)に表示されている遊技媒体数と同数の遊技媒体が貯留されている状態で、遊技媒体投入手段(43)が操作されると、遊技媒体貯留部(2)から所定の数量の遊技媒体が排出され、遊技媒体払い出し装置(5)に移送される。この時、投入遊技媒体表示部(47)に表示される数値が移送された遊技媒体数だけ減算されるとともに、図柄変動開始手段(41)の操作が有効となる。また、遊技媒体払い戻し手段(44)が操作された場合には、遊技媒体貯留部(2)からすべての遊技媒体が直接遊技機外部に排出される。この時、投入遊技媒体表示部(47)に表示される数値がゼロになるまで減算表示される。
一方、遊技媒体貯留部(2)に投入遊技媒体表示部(47)に表示されている遊技媒体数と同数の遊技媒体が貯留されていない状態、あるいは遊技媒体貯留部(2)に遊技媒体が貯留されていない状態では、払い出し役の入賞により遊技媒体がクレジットに加算されている場合に限り、遊技媒体投入手段(43)の操作で投入遊技媒体表示部(47)の表示が減算されて図柄変動開始手段(41)の操作が有効となる。また、遊技媒体払い戻し手段(44)が操作された場合には、遊技媒体貯留部(2)に遊技媒体がある場合には遊技媒体貯留部(2)から、遊技媒体貯留部(2)に遊技媒体が無い場合又は無くなった場合には遊技媒体払い出し装置(5)から、投入遊技媒体表示部(47)の表示がゼロになるまで遊技媒体を排出させる。
そして、遊技媒体貯留部(2)に投入遊技媒体表示部(47)に表示されている遊技媒体数と同数の遊技媒体が無い場合であって、入賞によるクレジット加算が無い場合には、たとえ投入遊技媒体表示部(47)に貯留遊技媒体があることを示す表示がなされていても、遊技媒体投入手段(43)の操作で遊技媒体が遊技媒体払い出し装置(5)に移送されず、又は遊技媒体払い戻し手段(44)の操作で遊技媒体が払い出されることはない。従って、遊技媒体を投入しないで、遊技媒体検知装置(11)に細工をして、投入遊技媒体表示部(47)の表示だけさせても、図柄変動開始手段(41)の操作が有効とならないので遊技を行うことができず、遊技媒体の払い戻しもできない。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記貯留媒体数検知装置(21)として、前記遊技媒体貯留部に投入される遊技媒体を検知する投入検知装置(投入センサ(21a))と、前記遊技媒体貯留部から排出される遊技媒体を検知する排出検知装(排出センサ(21b))とを設け、前記遊技媒体検知装置(11)が遊技媒体の投入を検知したにもかかわらず、前記投入検知装置(21a)が遊技媒体を検知しない場合には、所定の警告を発するとともに、前記図柄変動開始手段(41)及び前記技媒体払い戻し手段(44)の操作を有効にしないように形成したことを特徴とする。
本発明は、遊技媒体の疑似投入による遊技や、不正な遊技媒体の取り出しを禁止するためのものである。
ここで、投入検知装置(21a)は、遊技媒体貯留部(2)が受け入れる遊技媒体の有無を検知可能であればよく、遊技媒体貯留部(2)に設けられていてもよいし、遊技媒体貯留部(2)以外の場所に設けてあってもよい。
「所定の警告」とは、遊技機のスピーカから発する警報音や、警告灯の点滅など遊技機におけるエラー表示の他、ホールコンピュータへの通報なども含むものである。
(作用)
本発明によれば、例えば図12に示すようなゴト具100を用いて、遊技媒体検知装置(11)を発光体110でセンシングさせてクレジット表示を増加させようとしても、投入検知装置(21a)が遊技媒体貯留部(2)に投入される遊技媒体を検知しないので、警告がなされるとともに、遊技を行ったり遊技媒体の払い戻しを行うことができない。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記遊技媒体投入手段(43)の操作時において、前記投入遊技媒体表示部(47)に表示される値が、前記遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体数よりも大きい場合には、前記遊技媒体投入手段(43)の操作により、前記遊技媒体貯留部(2)から前記遊技媒体払い出し装置(5)に遊技媒体を排出させることなく前記投入遊技媒体表示部(47)の表示を減算して前記図柄変動開始手段(41)の操作を有効とし、前記投入遊技媒体表示部(47)に表示される値が、前記遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体数と同等になった場合には、前記遊技媒体貯留部(2)から前記遊技媒体払い出し装置(5)に遊技媒体を移送して前記図柄変動開始手段(41)の操作を有効とすることを特徴とする。
本発明は、遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体数よりも投入遊技媒体表示部(47)の表示(クレジット)の方が多い場合には、クレジット扱いの遊技媒体を優先して遊技に使用するようにしたものである。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記した請求項3乃至5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項6記載の発明は、前記技媒体払い戻し手段(44)の操作に基づいて遊技媒体を払い出す場合において、前記遊技媒体払い出し装置(5)は、前記遊技媒体貯留部(2)内に遊技媒体が貯留されている場合には、前記投入遊技媒体表示部(47)の数値と前記遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体数との差数を払い出すことを特徴とする。
(作用)
本発明において、投入遊技媒体表示部(47)の数値と遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体数との差数の払い出しは、例えば、遊技媒体払い戻し手段(44)を操作するとまず遊技媒体貯留部(2)内の遊技媒体が排出され、遊技媒体貯留部(2)から全ての遊技媒体を排出した時点で投入遊技媒体表示部(47)に表示されている遊技媒体数を、投入遊技媒体表示部(47)の表示がゼロになるまで遊技媒体払い出し装置(5)から排出させることにより行うことができる。あるいは、遊技媒体貯留部(2)の貯留遊技媒体とクレジット遊技媒体との差数を、遊技媒体貯留部(2)及び遊技媒体払い出し装置(5)から同時に排出させるようにしてもよい。
本発明は、以上のように構成されているので、ゴト具を用いた遊技媒体の疑似投入を検知可能であるとともに、遊技媒体の疑似投入によっては遊技を行うことができず、かつ精算により遊技機内部から遊技媒体を取り出すこともできない遊技機を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態を、スロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はメダル貯留部の設置を示す概略図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3はメダル貯留部からのメダルの排出を示す断面図、図4は貯留部の他の例を示す概略図、図5はスロットマシンの入力、出力、制御を示すブロック図、図6乃至図10はメダル投入制御を示す流れ図、図11はメダル貯留部内のメダルとクレジットとの関係を示す説明図である。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図2に示すように、箱状の筐体1を有し、この筐体1の正面には前扉4が取り付けられている。また、筐体1の内部には、回転リール30を備えたリールユニット3と、特に図示しないが、スロットマシンSの全体の作動を制御するための制御装置と、遊技メダルを貯留すると共に払い出すためのホッパーユニット5が内蔵されている。
前扉4は、遊技者側に向かって臨む表示窓が形成されている板状の扉であり、表示窓中央上側には三個の回転リール30の図柄を見ることができる図柄表示窓46が形成されている。そして、図柄表示窓46の下方であり前扉4の略中央部は、スロットマシンSを作動させるための操作手段が設けられたカウンター状の操作部40となっている。また、前記前扉4の下部には、払い出しメダル又は払い戻しメダルを排出するためのメダル排出口48と、メダル排出口48から排出されたメダルを貯留するメダル受け皿45が形成されている。
前記操作部40の正面には、回転リール30の回転を開始させるためのスタートスイッチ41、各回転リール30に対応して設けられ回転リール30の回転を停止させるためのストップスイッチ42が、また操作部40の上面左側には、クレジットとして貯留されているメダルをメダル投入に代えるためのベットスイッチ43、クレジットメダルを払い戻すための精算スイッチ44がそれぞれ設けられている。そして、操作部40の右側には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口60が形成されている。
さらに、メダル投入口60の下方であって、前扉4の裏面側(筐体内側)には、メダル投入口60から投入された遊技メダルを選別、カウントし、適正な遊技メダルをホッパーユニット5に移送するためのメダルセレクター10が設けられている。また、メダルセレクター10とホッパーユニット5との間には、メダルセレクター10を通過したメダルを一時的に貯留するためのメダル貯留部2が設けられている。
そして、前記図柄表示窓46の下方には、クレジットメダルの枚数を表示するためのクレジット表示部47が設けられている。ここで、クレジットとは、メダル投入口60から投入されメダルセレクター1を通過した遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを遊技機内部に貯留することであり、スロットマシンSは、最大50枚まで、クレジット可能に形成されている。具体的には、メダル投入口50から遊技メダルを投入すると、あるいはメダル払い出しを伴う当選役が入賞すると、クレジット表示部47の表示が加算され、ベットスイッチ43を操作すると当該表示が減算されるようになっている。なお、クレジット表示部47の表示が「50」になると、それ以降の投入メダルはメダルセレクター1でキャンセルされてメダル受け皿45に払い戻され、また入賞による払い出しメダルはホッパーユニット5からメダル受け皿45に払い出される。
スロットマシンSは、遊技メダルの投入、又は遊技メダルがクレジットされている場合にはベットスイッチ43の操作を条件に、スタートスイッチ41の操作が有効となり、スタートスイッチ41の操作により三個の回転リール30が一斉に回転開始する。そして、ストップスイッチ42を操作して各回転リール30を停止させ、全ての回転リール30が停止したときに図柄表示窓46から視認できる図柄が、所定の入賞態様となった場合に入賞となり、遊技メダルが払い出されたり、有利な遊技が開始されたりするように形成されている。
(メダルセレクター10)
メダルセレクター10は、メダル投入口60の下方に設けられた箱状の部材であり、図1に示すように、内部にメダル通路12が形成されている。なおここで、図1はメダルセレクター10の正面(前扉4の裏側から見た場合の正面)概略図である。また、メダルセレクター10の上面には、メダル投入口60から投入された遊技メダルを受け入れるためのメダル受け口13が形成されており、側方には、メダル通路12を通過したメダルが排出されるためのメダル排出口14が設けられている。そして、メダル受け口13からメダル排出口14までの間には、ブロッカー装置15及びメダルセンサ11が設けられている。さらに、メダルセレクター10の側面には、前記メダル排出口14から排出された遊技メダルを、メダル貯留部2に移送するための移送通路50が取り付けられている。
メダル通路12は、遊技メダルを誘導するための通路であり、メダルセレクター10を構成するベース部とカバー部の間隙に形成されるものである。そして、メダル通路12の上端部はメダル受け口13となっており、上方のメダル投入口60から落下してくる遊技メダルを受け入れるようになっている。そして、メダル通路12は、上方から投入された遊技メダルを側方に誘導するように折れ曲がり、メダル排出口14に向かって下り傾斜を形成している。
ブロッカー装置15は、メダルセレクター10内部の遊技メダルをホッパーユニット5に移送させないための遊技メダルのキャンセル装置であって、特に図示しないが、ソレノイド及びブロッカーと呼ばれる突出爪を有し、通常時にはブロッカーがメダル通路12の表面から突出することなく、遊技メダルがメダル通路12を通過できるようになっている。しかし、クレジット超過など所定時には、ソレノイドが作動してブロッカーをメダル通路12の表面から突出させるので、遊技メダルは後述するメダルセンサ11に検出される前に、メダル通路12からはじかれて、メダルセレクター10の下部から落下するものである。なお、落下した遊技メダルは、前扉4の正面下部に形成されたメダル排出口48から排出され、メダル受け皿45に返却されるようになっている。
移送通路50は、図1に示すように、メダルセレクター10の側面に取り付けられたメダル移送路であり、メダル排出口14から排出される遊技メダルがメダル貯留部2の貯留庫20に落下するよう、側面及び底面が湾曲して形成されている。メダルセレクター10を通過した遊技メダルは、この移送通路50を経てメダル貯留部2に移送される。
(メダル貯留部2)
メダル貯留部2は、メダルセレクター10から排出された遊技メダルを、ホッパーユニット5に移送する途中で一時的に貯留しておくと共に、所定条件に応じて貯留してある遊技メダルを排出するためのものである。
具体的には、メダル貯留部2は、図1に示すように、遊技メダルを貯留可能な貯留庫20と、貯留庫20の下方に設けられ貯留庫20内の遊技メダルを一枚ずつ排出可能なメダル送り装置22と、メダル送り装置22を作動させるための駆動モータ23と、貯留庫20内部の遊技メダル数を検知するための貯留部センサ21とを備えている。
貯留庫20は、上下に開口する箱体であって、移送通路50を通過した遊技メダルが落下し、貯留されるものである。この貯留庫20は、遊技メダルを少なくとも50枚収納できる大きさを有し、メダル投入口60から最大クレジット数までメダルを投入した場合には、全てのメダルが貯留庫20に一時貯留されるようになっている。
メダル送り装置22は、図3に示すように、基材22Bに複数のメダル孔を有する送り出し円板22Aを内装してある。そして、貯留庫20に貯留されている遊技メダルを送り出し円板22Aのメダル孔に一枚ずつ取り込んで、駆動モータ23が送り出し円板22Aを図3の黒矢印方向に回転させることにより、基材22Bの側壁に形成されたホッパー側排出部24又は払い戻し側排出部25から遊技メダルを排出するようになっている。ホッパー側排出部24から排出された遊技メダルは、図中Bの矢印に示すように、ホッパーユニット5に移送される。払い戻し側排出部25から排出された遊技メダルは、図中Aの矢印方向に移送され、前扉4のメダル排出口48に排出される。
ここで、ホッパー側排出部24、払い戻し側排出部25のいずれの排出部にメダルを排出するかは、払い出し円板22の底部に設けられたピン26及びストッパー27の作動により決定される。すなわち、図3に示すように、ストッパー27a,27bは、それぞれ払い戻し側排出部25及びホッパー側排出部24に設けられ、ピン26a,26bは、それぞれストッパー27a,27bよりも送り出し円板22Aの回転方向側の底部に設けられており、ソレノイド(図示せず)を用いて基材22Bの底面よりも上方に突出及び下方に没入可能に形成されている。
そして、図3(A)に示すように、ストッパー27bが突出してホッパー側排出部24を塞いでいるときにはストッパー27aが没入して払い戻し側排出部25が開放され、このときピン26aは没入してピン26bが突出するようになっている。この状態においては、メダル孔に嵌入して移動してきた遊技メダルは、ピン26bに当接して、払い戻し側排出部25から押し出される。一方、図3(B)に示すように、ストッパー27aが突出して払い戻し側排出部25を塞いでいるときにはストッパー27bが没入してホッパー側排出部24が開放され、このときピン26bは没入してピン26aが突出するようになっている。この状態においては、メダル孔に嵌入して移動してきた遊技メダルは、ピン26aに当接して、ホッパー側排出部24から押し出される。駆動モータ23の作動や、ピン26及びストッパー27の出没は、後述する貯留部制御手段86の制御に基づいて行われる。
貯留部センサ21は、前記貯留庫20に入るメダルを検知するための投入センサ21aと、前記払い戻し側排出部25及びホッパー側排出部24から排出されるメダルを検知するための排出センサ21bとからなる。そして、投入センサ21aのIN信号と、排出センサ21bのOUT信号とから、貯留庫20内部のメダルの有無や枚数を把握することができるようになっている。
ここで、投入センサ21a及び排出センサ21bの具体的構成は問わない。投入センサ21aとしては、例えば、受光部及び発光部を有する遮光センサとすることができ、移送通路50から起立状態(メダルの表裏面が左右方向となる状態)で落下するメダルの外縁部付近を検知して、ON、OFFの波形によりメダル一枚の通過を認識可能に形成することができる。また、排出センサ21bは、遮光センサとしてもよいし、排出部へのメダルの移動や、排出部からのメダルの排出によりスイッチがONとなるリミットスイッチとしてもよい。
なお、図1では、投入センサ21aは貯留筒20の上端部に設けてあるが、貯留筒20に入るメダルを検知可能な場所であれば、設置位置はこの場所に限られない。例えば、移送通路50におけるメダル排出口14の反対側の端部に設けてもよい。また、排出センサ21bも、図示した例では払い戻し側排出部25及びホッパー側排出部24付近に設けてあるが、払い戻し側排出部25及びホッパー側排出部24から排出されたメダルを検知可能な場所であれば、設置位置はこの場所に限られない。例えば、ホッパーユニット5の上端部や、払い戻し側排出部25から前扉4のメダル排出口48までの間の通路に設けてもよい。
(メダル貯留部2の他の形態)
ここで、メダル貯留部2は、上記した送り出し円板22を有するもののほかに、図4に示すような、ベルト駆動式のメダル送り装置22を備えたものとすることができる。この場合、移送通路50は、メダル排出口14から立設状態(メダルの表裏面が前後となる向き)で排出される遊技メダルが、徐々に水平状態(メダルの表裏面が上下となる向き)となるよう、側面及び底面を湾曲させて形成する。また、貯留庫20は、遊技メダルが水平状態で積層貯留可能な筒型に形成する。また、この貯留庫20の下方に、一対のローラ28に掛け渡された平ベルト29と、ローラ28を回転させるための駆動モータ(図示せず)を有するメダル送り装置22を設置し、貯留庫20の下端部と平ベルト29の上面との間の隙間から、平ベルト29の上面に接している遊技メダルをベルトとの摩擦により一枚ずつ送り出すようにするものである。そして、ローラ28の回転方向を変更して平ベルト29の移動方向を変えることにより、図中Aの方向すなわちメダル排出口14に遊技メダルを移送したり、図中Bの矢印方向すなわちホッパーユニット5に遊技メダルを移送したりすることができる。なお、特に図示しないが、このメダル貯留部2にも、貯留部センサ21として、投入センサ21a及び排出センサ21bが適当な位置に設けられているものである。そして、ローラ28を回転させるための駆動モータの制御は、貯留部制御手段86が行うこととなる。
(制御装置8)
制御装置8は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、遊技制御装置80及び演出制御装置90を構成する。
遊技制御装置80は、主として遊技を司るものであり、演出制御装置90は、主として演出を司るものである。そして、制御装置8の入力段には、図5に示すように、メダルセンサ11、ベットスイッチ43、スタートスイッチ41、ストップスイッチ42、精算スイッチ44、貯留部センサ21が接続されている。また、制御装置8の出力段には、リールユニット3、ホッパーユニット5、クレジット表示部47、貯留部2(具体的には、駆動モータ23、ピン26a,26b及びストッパー27a,27bを作動させるソレノイド)、演出表示部70が接続されている。
ここで、演出表示部70は、演出制御手段95の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うものである。具体的には、演出表示部70は、図2に示すように、ランプ71及びスピーカ72及び画像表示装置73から構成されている。ランプ71及びスピーカ72は、発光体の点灯又は点滅、入賞音の発生により入賞等を報知するためのものである。画像表示装置73は、回転リール30の上方に設けられた窓部であり、LED、ドットマトリックス、液晶画面等を用いて、入賞の報知その他の演出を表示するためのものである。なお、画像表示装置73としては上記のものに限られず、例えば演出専用の回転リールを設け、リールの図柄や文字等により演出を表示するようにしてもよい。
(遊技制御装置80)
次に、遊技制御装置80について詳述する。
遊技制御装置80は、スタートスイッチ41及びストップスイッチ42の操作により、回転リール30の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置80は、次の(1)乃至(6)の手段として機能する。
(1)メダル投入制御手段81
(2)当選抽選手段82
(3)リール制御手段83
(4)入賞判定手段84
(5)ホッパー制御手段85
(6)貯留部制御手段86
なお、遊技制御手段81としては、上記した(1)乃至(6)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(メダル投入制御手段81)
メダル投入制御手段81は、メダルセンサ11からのメダル検知信号をカウントして、遊技を開始させるためのものである。そして、特に図示しないが、カウントメモリと、払い出しメモリと、クレジットメモリ及びカウント値出力手段を有しており、メダルセンサ11が正常にメダルを検知したらその検知をメダル投入と判断してカウントメモリのメダルカウントを加算して、あるいは入賞によるメダル払い出しがあった場合には払い出しメモリの払い出しカウントを加算して、クレジット表示部47の表示を加算表示させるとともに、投入信号を貯留部制御手段86に出力するものである。
ここで、正常な検知とは、メダルセンサ11に設けられた複数の検知部が所定の順番に検知され、検知間隔が予め設定された検知データの許容範囲内であることであって、この監視はメモリに記憶された検知データと、複数の検知部からの検知信号を比較することにより行う。メダルセンサ11の検知が正常でない場合にはエラー信号を発信して、所定の警報を発したり遊技を中止させることができる。
そして、カウントメモリのメダルカウントCm及び払い出しメモリの払い出しカウントCpの合計がクレジット値Cを表すものとなり、クレジットメモリに最大「50」まで記憶可能である。メダルカウントCm及び払い出しカウントCpは、貯留部制御手段86に出力されるとともに、クレジット値Cはクレジット表示部47に表示される。クレジットメモリの記憶値が「50」になると、メダルセレクター10のブロッカー装置15を作動させてメダルキャンセル状態にし、それ以降の投入メダルはメダルセンサ20で検知されないようにする。また、クレジットメモリの記憶値は、ベットスイッチ43又は精算スイッチ44の操作により減算される。
(当選抽選手段82)
当選抽選手段82は、予め定められた抽選確率に基づいて、当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。当選判定の抽選は、スタートスイッチ41の操作時に行われる。そして、乱数発生手段の発生する乱数の中から乱数抽出手段が抽出乱数データを取得し、当該抽出乱数データと、前記乱数発生手段がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有する当選判定テーブルとを比較して、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定する。
ここで、当選には、遊技メダルの払い出しを伴う払い出し役と、遊技メダルを払い出さないゼロ枚役と、遊技メダルの払い出しを伴うとともに有利な遊技に移行する特別当選役がある。払い出し役が入賞すると、当該当選役に応じた遊技メダルが払い出され、ゼロ枚役が入賞した場合には、遊技メダルは払い出されないが、その代わりに、次ゲームをメダル投入なしで行うことができる。特別当選役が入賞すると、所定枚数のメダルが払い出された後、レギュラーボーナスゲームやビッグボーナスゲームなどの特別遊技が開始される。
なお、当選抽選手段82は、複数の当選判定テーブルを有しており、スロットマシンSの遊技設定やメダルの賭け枚数、あるいは遊技状態(通常遊技か特別遊技か)により、当選判定テーブルを使い分けている。
(リール制御手段83)
リール制御手段83は、スタートスイッチ41の操作に基づいて回転リール30を回転させると共に、前記当選抽選手段82の抽選結果及びストップスイッチ42の操作タイミングに基づいて、回転リール30の停止を制御するためのものである。
具体的には、メダル投入制御手段81のカウントメモリが「1」以上の場合であって、ホッパーユニット5がメダルの払い出し中でないなど所定条件を満たしている場合には、スタートスイッチ41の操作信号を有効化し、回転リール30を回転させる。なお、スタートスイッチ41の操作信号が有効化するか否かは、貯留部制御手段86の投入カウントとメダル投入制御手段81のカウント値(クレジット数)との関係によっても変わってくるが、これについては後述する。
そして、当選判定の抽選結果がハズレの場合には、三個の回転リール60の図柄が如何なる入賞の態様にも揃わないように、抽選結果が所定の当選役に当選の場合には、三個の回転リール30の図柄が極力入賞の態様となるように、ストップスイッチ42を操作してから回転リール30が停止するまでの時間を遅らせる。
(入賞判定手段84)
入賞判定手段84は、当選判定の抽選結果が当選の場合に、ストップスイッチ42の操作で三個の回転リール60の当選図柄を入賞の態様に停止させることができたかどうかを判断し、当選図柄を入賞の態様に停止させることができた場合には入賞を決定し、メダル払い出しを伴う入賞の場合には、クレジット表示部47の表示を加算したり、メダル貯留部2及びホッパーユニット5に遊技メダルの払い出し信号を出力し、ボーナスゲーム入賞などの特別入賞の場合には、当選判定手段83に当選判定テーブルの変更をさせて特別遊技を開始させたりするためのものである。
(ホッパー制御手段85)
ホッパー制御手段85は、前記入賞判定手段84からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ44操作時のメダル投入制御手段81からの信号に基づいて、ホッパーユニット5を作動させるためのものである。
(貯留部制御手段86)
貯留部制御手段86は、メダル貯留部2の作動を制御するためのものである。そして、貯留部制御手段86は、特に図示しないが、投入カウンタ、モータ制御手段、ソレノイド制御手段を有しており、投入センサ21a及び排出センサ21bの検知信号に基づき、貯留庫20内のメダル数を把握しているとともに、スタートスイッチ41、ベットスイッチ43、あるいは精算スイッチ44の操作信号、及びメダル投入制御手段81からの出力信号に基づいて、送り出し円板22A及びピン26及びストッパー27の作動を制御するものである。
前記投入カウンタは、投入センサ21aの検知信号と排出センサ21bの検知信号をカウントし、両者の差を貯留庫20内に残留しているメダル数として把握する。モータ制御手段は、送り出し円板22Aを回転させて貯留庫20内のメダルを排出させるか否かを決定する。また、ソレノイド制御手段は、ピン26a,26bのうちいずれを突出させるか及びストッパー27a,27bのいずれを突出させるか、すなわち送り出し円板22Aの回転により貯留庫20内のメダルをホッパーユニット5側に排出するか、前扉4のメダル排出口48側に排出するかを決定する。
(メダル投入制御)
続いて、上記構成を有するスロットマシンSにおける、メダル投入制御手段81及び貯留部制御手段86によるメダル投入制御の一例を、図6乃至図10のフロー、及び図11の説明図に基づき説明する。なお、図中「C」はクレジット値すなわちメダルカウントCm(メダルセンサ11のメダル検知数)と払い出しカウントCp(入賞によりクレジットに加算される数値)との合計値、「K」は投入カウント値すなわち投入センサ21aの検知数と排出センサ21bの検知数の差を表している。また「n」はメダルの賭け枚数すなわちベット数を表し、「m」は入賞によりクレジットに加算される数値を表す。
まず、図6におけるステップ100において、メダルセレクター10のメダルセンサ11がメダルを検知したかどうかを判断する。メダルセンサ11がメダルを検知した場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、メダルセンサ11が正常にメダルを検知したかどうかを判断する。すなわち、複数ある検知部が所定の順番で検知信号を発しているか、検知間隔は正常か、などを判断する。メダルセンサ11が正常にメダルを検知しなかった場合には、所定のエラー処理が行われる。一方、メダルセンサ11が正常にメダルを検知した場合には、次のステップ102に進む。
ステップ102において、メダル投入制御手段81のメダルカウントCmを「1」加算する。このとき、クレジット表示部47の表示も「1」加算表示される。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、メダル貯留部2の投入センサ21aがメダルを検知したかどうかを判断する。投入センサ21aがメダルを検知しない場合には、所定のエラー処理を行う。これは、メダルセレクター10のメダルセンサ11がメダルを検知しているにもかかわらず、メダル貯留部2にメダルが移送されてこないことを意味するので、ゴト具を用いたメダルの疑似投入の可能性があるからである。エラー処理としては、所定の警報音を発生させたり、スタートスイッチ41の操作を無効として遊技を開始不能にさせたり、精算スイッチ44の操作を無効として、メダルの払い戻しをできなくすることなどが挙げられる。一方、投入センサ21aがメダルを検知した場合には、次のステップ104に進む。
ステップ104において、貯留部制御手段86が投入カウントKを「1」加算する。そして図7におけるステップ107に進む。
前記ステップ100において、メダルセンサ11がメダルを検知しない場合には、ステップ105に進む。
ステップ105において、入賞によるクレジットの加算があるかどうかを判断する。すなわち、入賞判定手段84が払い出し役の入賞を決定し所定のメダル払い出し要請をしているかどうかを判断する。入賞によるクレジットの加算がない場合には、ステップ100に戻る。入賞によるクレジットの加算がある場合には、次のステップ106に進む。
ステップ106において、払い出しカウントCpに「m」を加算する。具体的には、例えばクレジット値が「0」のときに10枚の入賞メダルが払い出されたならm=10であり、クレジット値が「47」のときに10枚の入賞メダルが払い出されたなら、クレジットの上限は50枚なので、m=50−47(ちなみに47枚はホッパーユニット5から払い出される)=3である。なお、このとき、クレジット表示部47の表示も「m」だけ加算表示される。そして、図7におけるステップ109に進む。
次に、図7におけるステップ107において、クレジット値Cが「3」までかどうかを判断する。Cが「3」までの場合には、次のステップ108に進む。
ステップ108において、スタートスイッチ41が操作されたかどうかを判断する。スタートスイッチ41が操作されない場合には、図6のステップ100に戻る。なお、ここでスタートスイッチ41の操作の有無を判断するのは、メダル投入口60から3枚までのメダルを投入した場合には、スタートスイッチ41の操作によりメダル貯留部2からホッパーユニット5にメダルを移送することができるようにするとともに、ベットスイッチ43を操作することなく、スタートスイッチ41の操作により1枚賭け遊技又は2枚賭け遊技又は3枚賭け遊技を開始させることができるようにするためである。一方、スタートスイッチ41が操作された場合には、ステップ110に進む。
前記ステップ106で払い出しカウントCpを加算した場合、及び前記ステップ107においてクレジット値Cが3まででない場合すなわちCが4以上の場合には、ステップ109に進む。
ステップ109において、ベットスイッチ43が操作されたかどうかを判断する。これは、入賞によりクレジット値が加算されている場合、及びスタートスイッチ41を操作することなくメダル投入口60からメダルを4枚以上投入した場合に、ベットスイッチ43の操作により、少なくとも3枚賭け遊技を開始させることができるようにするためである。ベットスイッチ43が操作された場合には、次のステップ110に進む。
ステップ110において、C=Kかどうかを判断する。すなわち、クレジット値(Cm+Cp)と、貯留庫20に貯留されているメダル数とが同じかどうかを判断する。C=Kの場合には、次のステップ111に進む。
ステップ111において、メダル貯留部2からホッパーユニット5にメダルをn枚移送する。すなわち、送り出し円板22Aを回転させて、図1及び図3における矢印Bの方向に、貯留庫20又はメダル送り装置22の内部にあるメダルをn枚排出する。そして次のステップ112に進む。
ステップ112において、投入カウントKからベット数「n」を減算し、メダルカウントCmからも「n」を減算する。そして次のステップ113に進む。
ステップ113において、クレジット値Cから「n」を減算する。このとき、クレジット表示部47の表示も「n」だけ減算表示される。そして次のステップ114に進む。
ステップ114において、スタートスイッチ41が有効となる。そして、次のステップ115に進む。
次のステップ115において、スタートスイッチ41が操作されたかどうかを判断する。スタートスイッチ41が操作されない場合には、ステップ115に戻る。一方、スタートスイッチ41が操作された場合、及び前記ステップ108において、すでにスタートスイッチ41が操作されている場合には、次のステップ116に進む。
ステップ116において、他のスタートスイッチ有効化条件を満たしていることを条件に、回転リール30が回転開始する。そしてメダル投入制御を終了する。
前記ステップ109においてベットスイッチ43が操作されない場合には、図8におけるステップ200に進む。
ステップ200において、精算スイッチ44が操作されたかどうかを判断する。精算スイッチ44が操作されない場合には、図6のステップ100に戻る。一方、精算スイッチ44が操作された場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、C=Kかどうかを判断する。すなわち、クレジット値と、貯留庫20に貯留されているメダル数とが同じかどうかを判断する。C=Kの場合には、次のステップ202に進む。
ステップ202において、メダル貯留部2からメダル排出口48にメダルを1枚排出する。すなわち、送り出し円板22Aを回転させて、図1及び図3における矢印Aの方向に、貯留庫20又はメダル送り装置22の内部にあるメダルを1枚排出する。このとき、投入カウントKは排出センサ21bの検知に基づいて減算され、K値の減算に基づいてメダルカウントCmも減算される。これは、常にK=Cmの関係を保っておくためである。なお、このとき、クレジット表示部47の表示も減算表示される。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、K=0かどうかを判断する。すなわち、メダル貯留部2内のメダルがすべて排出されたかどうかを判断する。K=0でない場合には、ステップ202に戻る。すなわち、貯留庫20及びメダル送り装置22の内部にメダルが無くなるまで、送り出し円板22Aを回転させる。一方、K=0の場合には、メダル投入制御を終了する。メダル貯留部2内のメダルがすべて排出されれば、メダルカウントCmも0となり、クレジット表示部47の表示も0となる。
次に、図7におけるステップ111において、C=Kでない場合の制御について、図9のフローに基づき説明する。
まず、図9におけるステップ300において、C>Kかどうかを判断する。すなわち、クレジット値が、メダル貯留部2に貯留されているメダル数よりも多いかどうかを判断する。C>Kの場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、クレジット値Cと投入カウントKとの差が、払い出しカウントCpと等しいかどうかを判断する。すなわち、過去の遊技で払い出し役の入賞によりクレジットに加算された分だけ、クレジットが増加しているのかどうかを判断する。C−K=Cpである場合には、次のステップ302に進む。
ステップ302において、払い出しカウントCpを「1」減算するとともに、クレジット値Cを「1」減算する。すなわち、クレジットC(Cm+Cp)のうち、入賞により加算されたクレジット分を優先的にベットに回すようになっている。そして、次のステップ303に進む。
ステップ303において、クレジット値Cがベット数nだけ減算されたかどうかを判断する。nだけ減算されていない場合には、次のステップ304に進む。
ステップ304において、Cp=0かどうかを判断する。すなわち、払い出しによりクレジットに加算された分がすべてベットされたかどうかを判断する。Cp=0でない場合には、ステップ302に戻る。一方、Cp=0の場合には、次のステップ305に進む。
ステップ305において、メダル貯留部2からホッパーユニット5にメダルを1枚移動させる。そして、次のステップ306に進む。
ステップ306において、投入カウントK及びメダルカウントCmを「1」減算するとともに、クレジット値Cも「1」減算する。そして次のステップ307に進む。
ステップ307において、クレジット値Cがベット数nだけ減算されたかどうかを判断する。nだけ減算されていない場合には、ステップ305に戻る。一方、nだけ減算された場合には、次のステップ308に進む。
前記ステップ303において、クレジット値Cがベット数nだけ減算されている場合にも、ステップ308に進む。
ステップ308において、スタートスイッチ41を有効化させる。そして、図7におけるステップ115に進む。
このように、ベットスイッチ43の操作時に、メダル貯留部2に貯留されているメダル枚数よりも、クレジット表示の方が大きい場合には、入賞によりクレジット加算がされている場合に限り、メダル貯留部2を作動させないでまずクレジットを減算してベットに回し、メダル貯留部2のメダルとクレジット表示とが同じになってもベット枚数に達しないときには、メダル貯留部2からホッパーユニット5にメダルを移送させて、その分だけクレジットを減算するようになっている。
ところで、前記ステップ300においてC>Kでない場合、及び前記ステップ301においてC−K=Cpでない場合には、所定のエラー処理がなされる。すなわち、クレジット数よりも多い枚数のメダルがメダル貯留部2に貯留されている場合と、払い出し役が入賞していないのにメダル貯留部2に貯留されているメダルよりもクレジット数が多い場合に、エラー処理とするようにしたものである。これは、本実施の形態においては、クレジット数とメダル貯留部2内のメダル数とは原則として一致しており、払い出し役が入賞してクレジットが加算された場合のみ、C>Kとなるように制御されていることから、前者の場合にはメダル送り装置22や貯留センサ21などの不具合、後者の場合にはゴト具を用いたメダルの疑似投入の可能性があるからである。
なお、エラー処理としては、所定の警報音を発生させたり、スタートスイッチ41の操作を無効として遊技を開始できなくさせたり、ホッパーユニット5を作動させないようにすることなどが挙げられる。
次に、図8におけるステップ201においてC=Kでない場合の制御について、図10のフローに基づき説明する。
まず、図10におけるステップ400、及びステップ401は、図9の場合と同様であるので、説明を省略する。
ステップ402において、K=0かどうかを判断する。すなわち、メダル貯留部2にメダルが残っているかどうかを判断する。K=0でない場合、つまりメダル貯留部2にメダルが残っている場合には、次のステップ403に進む。
ステップ403において、メダル貯留部2からメダル排出口48にメダルを1枚排出する。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、投入カウントK及びメダルカウントCmを「1」減算するとともに、クレジット値Cも「1」減算する。そして次のステップ405に進む。
ステップ405において、K=0かどうかを判断する。K=0でない場合には、ステップ403に戻る。一方、K=0の場合には、次のステップ406に進む。
前記ステップ402において、K=0の場合にも、ステップ406に進む。
ステップ406において、ホッパーユニット5からメダルを1枚払い出す。そして、次のステップ407に進む。
ステップ407において、払い出しカウントCpを「1」減算するとともに、クレジット値Cを「1」減算する。このとき、クレジット表示部47の表示も減算表示される。そして、次のステップ408に進む。
ステップ408において、Cp=0かどうかを判断する。Cp=0の場合には、メダル投入制御を終了する。一方、Cp=0でない場合には、ステップ406に戻る。
このように、精算スイッチ44の操作時に、メダル貯留部2に貯留されているメダル枚数よりも、クレジット表示の方が大きい場合には、入賞によりクレジット加算がされている場合に限り、まずメダル貯留部2内に貯留されているメダルを払い出し、メダル貯留部2のメダルをすべて払い出してもクレジットが残っているときには、ホッパーユニット5を作動させてメダルを払い出すようになっている。
なお、ステップ301及びステップ401の判断は、図6のステップ103により担保され得るので、省略することもできるが、ベット時及び払い出し時に再度不正のチェックをすることとなるので、監視をより強化することができる。
ここで、以上の制御の流れを、メダル貯留部2に貯留されているメダル数と、クレジット表示部47の表示との関係において表したのが図11である。ここでは、ベットスイッチ43の操作により、3枚のメダルが投入扱いになるものとする。
すなわち、スロットマシンSでは、初期状態においては、クレジット表示は「0」であり、メダル貯留部2(貯留庫20及びメダル送り装置22の双方)にはメダルは貯留されていない。当然、メダルカウントCm、払い出しカウントCp、投入カウントKの値も0である。そして、スタートスイッチ41を操作しないままメダル投入口60からメダルを投入し続けると、図11(A)に示すように、クレジット表示は最大50まで、メダル貯留部2には50枚のメダルが貯留される。このとき、Cm=K=50である。なお、50枚を超えて投入されたメダルは、メダルセレクター10でキャンセルされるので、メダル貯留部2に50枚以上のメダルが貯留されることはない。
次に、図11(A)の状態でベットスイッチ43を操作すると、図11(B)に示すように、メダル貯留部2から3枚のメダルがホッパーユニット5に移送され、投入カウントは3減算される。また、クレジット表示はマックスベット数の3だけ減算表示される。このとき、Cm=K=47である。そうして回転リール30が回転を開始する。なお、メダル投入3枚までは、スタートスイッチ41の操作によりメダル貯留部2が作動する。例えばメダルを1枚投入した時点でスタートスイッチ41を操作した場合には、メダル貯留部2に貯留された1枚のメダルがホッパーユニット5に移送されて投入カウントが1から0になるとともに、クレジット表示部47の表示が「1」から「0」となる。
さて、前記図11(B)の状態で開始された遊技において、10枚払い出し役が入賞したと仮定する。そうすると、払い出しメダルは、図11(C)に示すように、まずクレジット値が「50」になるまではクレジットとして貯留され、クレジットされた数と入賞による払い出し枚数との差枚数(具体的には7枚)は、ホッパーユニット5から払い出される。このとき、払い出しカウントCpは3であり、メダル貯留部2には、47枚のメダルが残っている。
ここで、前記図11(C)の状態で、ベットスイッチ43を操作すると、メダル貯留部2からメダルを移送することなく、クレジット値のみを3減算し、クレジット表示は「47」となる。ちなみに、クレジット値が「49」で、メダル貯留部2に47枚のメダルが残留しているときに3枚ベットすると、クレジット表示は「46」となるとともに、メダル貯留部2から1枚のメダルがホッパーユニット5に移送されて、K=46となる。つまり、投入カウントKと、メダルカウントCmとは、常に一致するようになっているのである。
一方、図11(C)の状態で、精算スイッチ44を操作した場合には、図11(D)に示すように、まずメダル貯留部2に貯留されている47枚のメダルが払い出されて投入カウントKが47から0になるとともに、クレジット数と払い出し枚数との差枚数3枚が、ホッパーユニット5から払い出される。そしてクレジット表示部47の表示は「50」から「0」となる。
なお、図11(C)に示す、クレジット表示「50」メダル貯留部2内のメダル数47の状態で遊技が終了し、次遊技以降払い出し役が入賞しないまま遊技が続行されると、クレジットは残っているがメダル貯留部2のメダルが全てホッパーユニット5に移送されてしまい、投入カウントKが0になる。このような場合には、ベットスイッチ43の操作時にはメダル貯留部2からホッパーユニット5にメダルを移送せずにクレジット表示のみを減算し、精算スイッチ44の操作時にはメダル貯留部2からメダルを払い出す代わりにホッパーユニット5からメダルを払い出す。
このように、本実施の形態によれば、メダル投入口60から投入した遊技メダルを一旦メダル貯留部2に貯留し、メダルセンサ11の検知数であるメダルカウントCmと、貯留部センサ21の検知数である投入カウントKとは、常に一致するようにしてある。そして、ベットスイッチ43によるメダル投入や精算時には、まずメダル貯留部2内部の遊技メダルから消費するようにしたことから、原則として、メダル貯留部2に遊技メダルが無い場合には、いくらクレジット表示部47にクレジット表示がされていても、遊技を行うことができず、また精算スイッチ44によりメダルを払い戻すこともできない。例外として、入賞により払い出しメダルがクレジットに加算されている場合のみ、メダル貯留部2に遊技メダルが無くても遊技を行うことができ、またクレジット表示に係る枚数のメダルを払い戻すことができるのである。ただし、クレジット値が、メダル貯留部2内部のメダル数(投入カウントK)に入賞によるクレジットへの払い出し数(払い出しカウントCp)を加えた値と一致しない場合には、エラー扱いとなる。
従って、本実施の形態に係るスロットマシンSに、図12に示すようなゴト具100を用いた疑似投入を行おうとしても、まずメダルセンサ11のみが反応した時点でエラー扱いとなって遊技を行うことも精算することもできない。また、遊技中に何らかのメダル投入に関する不正を行った場合には、ベットスイッチ43又は精算スイッチ44の操作時にエラーとなり、不正行為もすぐに発覚してしまう。
なお、本実施の形態では、入賞による払い出しをクレジットに加算するように形成してあったが、入賞メダルはすべてホッパーユニット5からメダル受け皿45に排出されるようにすれば、メダルカウントCmと投入カウントKとの整合性のみをチェックすればよいので、より簡易な制御とすることができる。すなわち、メダル貯留部2にメダルが無い場合には、如何なる場合もクレジットが0となるはずなので、メダルカウントCm(メダルセンサ11による検知の有無)と投入カウントK(投入センサ21aの検知の有無)が一致しないときには全てエラーとして処理できる。また、精算スイッチ44による払い戻しメダルは、すべてメダル貯留部2から払い出される。詳細な説明は省略するが、具体的には、図13のフローに示すような制御を行えばよい。
また、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。例えば、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機などにも応用できるものである。
本発明の実施の形態であって、メダルセンサ及び貯留部を示す概略図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、貯留部の下部断面図である。 本発明の実施の形態であって、貯留部の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの入力、出力及び制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入制御を示す流れ図である。 本発明の実施の形態であって、メダル貯留部内のメダルとクレジットとの関係を示す説明図である。 従来のメダルセレクターとゴト具を示す概略図である。 本発明の他の実施の形態であって、メダル投入制御を示す流れ図である。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 メダル貯留部(遊技媒体貯留部) 3 リールユニット
4 前扉 5 ホッパーユニット
8 制御装置
10 メダルセレクター 11 メダルセンサ(遊技媒体検知装置)
12 メダル通路 13 メダル受け口
14 メダル排出口 15 ブロッカー装置
20 貯留庫 21 貯留部センサ(貯留媒体数検知装置)
21a 投入センサ(投入検知装置) 21b 排出センサ(排出検知装置)
22 メダル送り装置 23 駆動モータ
24 ホッパー側排出部 25 払い戻し側排出部
26 ピン 27 ストッパー
28 ローラ 29 ベルト
30 回転リール(図柄表示手段)
40 操作部 41 スタートスイッチ(図柄変動開始手段)
42 ストップスイッチ 43 ベットスイッチ(遊技媒体投入手段)
44 精算スイッチ(遊技媒体払戻手段) 45 メダル受け皿
46 図柄表示窓 47 クレジット表示部(投入遊技媒体表示部)
48 メダル排出口
50 移送通路 60 メダル投入口
70 演出表示部 71 ランプ
72 スピーカ 73 画像表示装置
80 遊技制御装置 81 メダル投入制御手段
82 当選抽選手段 83 リール制御手段
84 入賞判定手段 85 ホッパー制御手段
86 貯留部制御手段 90 演出制御装置
100 ゴト具 110 発光体
C クレジット値 Cm メダルカウント
Cp 払い出しカウント K 投入カウント

Claims (6)

  1. 遊技媒体投入口と、
    遊技媒体を貯留すると共に払い出すための遊技媒体払い出し装置と、
    前記遊技媒体投入口から投入される遊技媒体を検知するための遊技媒体検知装置と、
    前記遊技媒体検知装置の検知信号をカウントし一定の数まで表示するための投入遊技媒体表示部と、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段と、
    その操作により前記投入遊技媒体表示部の表示を所定数減算表示し、遊技機内部に貯留されている遊技媒体を、減算された数だけ投入遊技媒体として扱うための遊技媒体投入手段と、
    その操作により前記投入遊技媒体表示部の表示をゼロに戻し、表示されていた数の遊技媒体を遊技機から払い戻させるための遊技媒体払い戻し手段とを少なくとも備え、
    遊技媒体の投入、又は前記遊技媒体投入手段の操作により、前記図柄変動開始手段の操作が有効となり、前記図柄表示手段の図柄が、予め定められた態様に停止表示された場合に入賞し、前記遊技媒体払い出し装置から遊技媒体を払い出すように形成した遊技機において、
    前記遊技媒体検知装置と、前記遊技媒体払い出し装置との間に、所定数の遊技媒体を貯留可能であるとともに、貯留されている遊技媒体を排出可能な遊技媒体貯留部を設け、
    前記遊技媒体投入手段が操作された場合には、前記遊技媒体貯留部から前記遊技媒体払い出し装置に遊技媒体を移送し、前記遊技媒体払い戻し手段が操作された場合には、前記遊技媒体貯留部から遊技機外部に遊技媒体を直接排出するよう形成されているとともに、
    前記遊技媒体貯留部から前記遊技媒体払い出し装置に遊技媒体が移送されたときに、前記図柄変動開始手段の操作が有効となることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技媒体貯留部に、内部に遊技媒体が存在していることを検知可能な貯留遊技媒体検知装置を設け、前記遊技媒体検知装置が遊技媒体の投入を検知したにもかかわらず、前記貯留遊技媒体検知装置が遊技媒体を検知しない場合には、所定の警告を発するとともに、前記図柄変動開始手段及び前記遊技媒体払い戻し手段の操作を有効にしないように形成したことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技媒体投入口と、
    遊技媒体を貯留すると共に払い出すための遊技媒体払い出し装置と、
    前記遊技媒体投入口から投入される遊技媒体を検知するための遊技媒体検知装置と、
    前記遊技媒体検知装置の検知信号をカウントし一定の数まで表示するための投入遊技媒体表示部と、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能な図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の図柄を変動表示させるための図柄変動開始手段と、
    その操作により前記投入遊技媒体表示部の表示を所定数減算表示し、遊技機内部に貯留されている遊技媒体を、減算された数だけ投入遊技媒体として扱うための遊技媒体投入手段と、
    その操作により前記投入遊技媒体表示部の表示をゼロに戻し、表示されていた数の遊技媒体を遊技機から払い戻させるための遊技媒体払い戻し手段とを少なくとも備え、
    遊技媒体の投入、又は前記遊技媒体投入手段の操作により、前記図柄変動開始手段の操作が有効となり、前記図柄表示手段の図柄が、予め定められた態様に停止表示された場合に入賞となり、
    入賞により遊技媒体が払い出された場合には、前記投入遊技媒体表示部の表示を加算し、
    加算により前記表示が一定の数を超える場合には、入賞遊技媒体数と加算表示された数との差数の遊技媒体を前記遊技媒体払い出し装置から払い出すように形成した遊技機において、
    前記遊技媒体検知装置と、前記遊技媒体払い出し装置との間に、所定数の遊技媒体を貯留可能であるとともに、貯留されている遊技媒体を排出可能な遊技媒体貯留部を設け、
    この遊技媒体貯留部の内部に貯留されている遊技媒体数を検知するための貯留媒体数検知装置を設け、
    前記投入遊技媒体表示部の表示が、前記貯留媒体数検知装置の検知した遊技媒体数と同等の場合には、前記遊技媒体投入手段の操作により、前記遊技媒体貯留部から前記遊技媒体払い出し装置に遊技媒体を移送して前記図柄変動開始手段の操作を有効とし、前記遊技媒体払い戻し手段の操作により、前記遊技媒体貯留部から遊技機外部に遊技媒体を排出し、
    前記投入遊技媒体表示部に表示される値が、前記貯留媒体数検知装置の検知した遊技媒体数よりも大きい場合には、前記投入遊技媒体表示部の値が、前記遊技媒体貯留部内の遊技媒体数と入賞により前記投入遊技媒体表示部に加算された数値との合計値と一致することを条件に、前記遊技媒体投入手段の操作により、前記遊技媒体貯留部から前記遊技媒体払い出し装置に遊技媒体を移送することなく前記図柄変動開始手段の操作を有効とし、前記遊技媒体払い戻し手段の操作により、前記遊技媒体貯留部及び/又は前記遊技媒体払い出し装置から遊技機外部に遊技媒体を直接排出することを特徴とする遊技機。
  4. 前記貯留媒体数検知装置として、前記遊技媒体貯留部に投入される遊技媒体を検知する投入検知装置と、前記遊技媒体貯留部から排出される遊技媒体を検知する排出検知装置とを設け、
    前記遊技媒体検知装置が遊技媒体の投入を検知したにもかかわらず、前記投入検知装置が遊技媒体を検知しない場合には、所定の警告を発するとともに、前記図柄変動開始手段及び前記技媒体払い戻し手段の操作を有効にしないように形成したことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記遊技媒体投入手段の操作時において、前記投入遊技媒体表示部に表示される値が、前記遊技媒体貯留部内の遊技媒体数よりも大きい場合には、前記遊技媒体投入手段の操作により前記投入遊技媒体表示部の表示を減算して前記図柄変動開始手段の操作を有効とし、 前記投入遊技媒体表示部に表示される値が、前記遊技媒体貯留部内の遊技媒体数と同等になった場合には、前記遊技媒体貯留部から前記遊技媒体払い出し装置に遊技媒体を移送して前記図柄変動開始手段の操作を有効とすることを特徴とする請求項3又は4記載の遊技機。
  6. 前記技媒体払い戻し手段の操作に基づいて遊技媒体を払い出す場合において、前記遊技媒体払い出し装置は、前記遊技媒体貯留部内に遊技媒体が貯留されている場合には、前記投入遊技媒体表示部の数値と前記遊技媒体貯留部内の遊技媒体数との差数を払い出すことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の遊技機。
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