JP4552560B2 - 報知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投入口に投入された遊技媒体の投入数を計数し、この計数結果の範囲内の遊技媒体を用いて遊技を継続することが可能な遊技機にて、投入数を不正に増加させる操作が行われた旨を報知する報知装置に関する。
従来より、一般的に、スロット遊技機は、投入されたメダルの貯留数(クレジット数)や遊技に賭けられたメダルのBET数、特典として遊技者に付与するメダルの付与数などを逐次カウントし、これらカウント値をそれぞれ表示すると共に、クレジット数の範囲内のメダルを用いて遊技を継続できるように構成されている。
特開2004−129688号公報(段落[0018]〜[0093]、図1)
ところで、スロット遊技機は、一般的に、メダルの投入口の内部に透過式の光センサを備え、互いに対面する光センサの発光部と受光部との間をメダルが通過して、発光部から受光部への光が遮断されることにより、投入されたメダルを検出するように構成されている。
ここで、近年、この仕組みを利用して、メダルの投入口にLEDを挿入し、あたかもメダルが投入されたようにこのLEDを点滅させることで、光センサにメダルの誤検出を生じさせ、メダルの投入数を不正に増加させる操作が横行し始めており、これに対する対応策が望まれている。
そこで、本発明は、その対応策の1つとして、投入口に投入された遊技媒体の投入数を計数し、この計数結果の範囲内の遊技媒体を用いて遊技を継続することが可能な遊技機にて、投入数を不正に増加させる操作が行われた旨を報知する報知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、遊技媒体を投入可能な投入口と、前記投入口に投入された遊技媒体の投入数を計数する投入数計数手段と前記投入口に投入された遊技媒体を排出する排出経路と、を備え、前記投入数計数手段で計数した投入数の範囲内の遊技媒体を賭けて遊技を継続することが可能な遊技機にて、前記投入数を不正に増加させる操作が行われた旨を報知する報知装置であって、前記出経路上にて遊技媒体の排出数を計数する排出数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果を累計する累計手段と、前記遊技機にて遊技に賭けられた遊技媒体の賭け数を計数する賭け数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果だけ前記累計手段における累計値を減算する賭け数減算手段と、前記累計値が0未満の予め指定された指定値を下回った場合に、その旨を報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
この報知装置では、累計手段が、投入口に投入された遊技媒体を排出する排出経路上にて遊技媒体の排出数を計数する排出数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果を累計する。又、賭け数減算手段が、遊技機にて遊技に賭けられた遊技媒体の賭け数を計数する賭け数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果だけ累計手段における累計値を減算する。そして、累計値が0未満の予め指定された指定値を下回った場合に、報知手段が、その旨を報知する。
つまり、この報知装置では、実際に投入口に遊技媒体が投入された場合には、それによって累計値が増加していくため、賭け数だけ累計値が減算されていっても、累計値が0を下回ることがない。そして、実際に投入口に遊技媒体が投入されることなく遊技媒体の投入数が不正に増加された場合には、累計値が増加することがないため、不正に増加された遊技媒体の賭け数だけ累計値が減算されていくと、累計値がやがて0を下回る。
これにより、この報知装置では、遊技媒体の投入数を不正に増加させる操作が行われたことを認識できるため、累計値や賭け数の誤差を予め考慮して指定値を設定しておけば、このような不正操作が行われた旨を報知することができる。
但し、排出数計数装置は、投入口付近に位置する排出経路上ではなく、例えば、遊技機が設置される遊技機島内部へ投入口に投入された遊技媒体を排出する排出口や、投入口に投入された遊技媒体を遊技機内部に貯留する貯留タンクへ排出する排出口のように、不正の影響を受けることなく排出数を計数可能な部位に位置する排出経路上にて排出数を計数する。つまり、排出数までもが不正に操作されてしまうことなく、遊技媒体の投入数を不正に増加させる操作が行われたことを確実に報知できるようにする。
ここで、この報知装置には、請求項2記載のように、遊技機が遊技の特典として投入数に加算する加算値を取得し、該加算値だけ累計値を加算する特典加算手段を備えることが望ましい。
このように報知装置を構成すれば、遊技者に払い出されることなく加算値として遊技者に遊技媒体が付与されたにも関わらず、累計値が増加せずに、累計値が次第に指定値を下回ってしまうことがない。即ち、遊技媒体の投入数を不正に増加させていないにも関わらず、そのような操作が行われた旨を誤報知してしまうことを防止できる。
又、この報知装置は、請求項3記載のように、前記遊技機は、前記投入口に投入された遊技媒体を遊技者に払い出す払い出し手段と、前記投入数から前記払い出し手段で払い出した遊技媒体の払出数を減算する投入数減算手段と、を備え、前記報知装置は、前記払い出し手段が遊技者に払い出した遊技媒体の払出数を計数する払出数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果だけ前記累計値を減算する払出数減算手段を備えることが望ましい。
このように報知装置を構成すれば、遊技媒体が遊技者に払い出されたにも関わらず、累計値がその分減算されずに、そのままになってしまうことがない。
これにより、払出の後に遊技媒体の投入数が不正に増加されたにも関わらず、累計値が指定値を下回らず、そのような操作が行われた旨を報知できない事態が発生することを防止できる。
又、遊技者が遊技媒体の投入数を不正に増加させたのち、遊技に賭けずに遊技媒体の払出を行った場合には、累計値が指定値を下回るため、このように不正に遊技媒体を得る操作が行われた旨を認識し、報知することもできる。
又、この報知装置は、請求項4記載のように、報知手段が作動した旨を記録する記録手段を備えると良い。
このように報知装置を構成すれば、遊技媒体を不正に増加させる操作が行われた旨を履歴として記録することができ、遊技場側は、そのような操作が行われたことのある遊技機を把握できる。そして、この履歴に基づいて、特に監視すべき遊技機を分別し、そのような操作が再度行われることを防止できる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1は、本実施形態における遊技場管理システム1の構成を示す構成ブロック図である。
図1に示すように、遊技場管理システム1は、遊技場の管理事務所に設置されたホールコンピュータ(以下、略して「ホールコン」という。)3と、遊技場内の遊技機島5に1基づつ設置された島コントローラ(以下、略して「島コン」という。)7と、遊技機島5に設置された複数の遊技機9と、遊技機島5に設置された複数の台コントローラ(以下、略して「台コン」という。)11とを備える。
ここで、ホールコン3は、各種データを表示する表示部3aと、予め設定されたプログラムに従って各種処理を実行する処理部3bと、各種データを記録する記録部3cと、各種データを印刷する印刷部3dとを備える。
そして、ホールコン3には、遊技場内の全ての島コン7と、遊技場内に設置された監視カメラ13と、ホールコン3からのアラーム信号を音声に変換し、遊技場の係員が所持するトランシーバー(図示せず)に無線送信する音声通報装置15とが接続されている。
又、島コン7は、周知の島コンと同様に構成され、島コン7には、ホールコン3と遊技機島5内の全ての台コン11とが接続されている。そして、島コン7は、接続された台コン11の各々に一定周期毎にアクセスして、各台コン11から遊技機9の稼働状態を示す各種稼働データを受信する一方、ホールコン3からの要求に応じて、受信した各種稼働データをホールコン3へ出力するように設定されている。
又、台コン11は、周知の台コンと同様に構成され、台コン11には、1基の遊技機9と、後述の計数装置51a(図2参照)とが接続されている。そして、台コン11は、接続された遊技機9及び計数装置51aから出力される各種稼働信号を一定周期毎に受信し、受信した各種稼働信号の状態に基づいて、遊技機9の各種稼働データを作成する一方、島コン7からの要求に応じて、作成した各種稼働データを遊技機9の台番号と共に島コン7へ出力するように設定されている。
ここで、図2は、遊技機9の構成及び遊技機島5の内部構造の概略を示す説明図である。
図2に示すように、遊技機9は、遊技球を用いてスロット遊技を行う周知のパロット遊技機と同様に構成されている。
即ち、遊技機9は、本体91の正面に、図柄を表示する図柄表示部92と、遊技者が遊技に関わる各種操作を行うための操作部93と、遊技球を貯留するための上皿94及び下皿95とを備える。
尚、図柄表示部92には、本体91に内蔵された3つの回胴(リール)92a,92b,92c上に記された図柄を遊技者に視認させるための3つの表示窓92d,92e,92fが設けられている。
又、操作部93には、回胴92a,92b,92cを回転させるためのスタートレバー93aと、回転させた回胴92a,92b,92cをそれぞれ停止させるためのストップボタン93b,93c,93dと、遊技球の投入数(クレジット)を表示する投入数表示部93eと、投入された遊技球から予め指定された数(本実施形態では5個)の遊技球を1単位(つまり、1BET)として遊技に賭けるためのBETボタン93fと、上皿94に貯留された遊技球を遊技機9に投入するための投入ボタン93hと、遊技機9に投入された遊技球を払い出させるための清算ボタン93kとが設けられている。
又、遊技機9は、本体91の背部に、遊技機島5の上部に設けられた補給装置51から補給される遊技球を貯留する供給タンク96と、遊技の特典として遊技者に払い出す遊技球を供給タンク96から取り込む払出装置97と、上皿94に設けられた投入口94aから遊技球を取り込む取込装置98と、遊技機9の各種稼働信号を外部へ出力する情報端子板99とを備える。
尚、払出装置97は、上皿94に設けられた払出口94bと下皿95に設けられた払出口95aとに至る払出経路97aに接続され、供給タンク96から遊技球を取り込み、払出経路97aへ排出する。
又、取込装置98は、遊技機島5の下部に設置されたアウトボックス52へ遊技球を排出する排出経路98aに接続され、投入口94aから取り込んだ遊技球を排出経路98aへ排出する。
又、情報端子板99は、本体91の背部に具備された主基板(図示せず)と、遊技機島5の上部に設置された台コン11とに接続され、主基板から入力される各種稼働信号を台コン11へ中継する。
ここで、情報端子板99には、主基板から稼働信号として、遊技に賭けるBET数を示すBET信号と、払出口94b,95aから払い出した遊技球の数(払出数)を示す払出信号と、遊技の特典として投入数に加算される加算値を示すクレジット加算信号とが入力される。
より具体的には、BET信号は、BET数(本実施形態では、最大BET数=3)と同数のパルスを連ねたパルス列信号からなり、本実施形態では、1パルスで5個の遊技球が遊技に賭けられたことを示す。
又、払出信号は、遊技球の払出数と同数のパルスを連ねたパルス列信号からなり、1パルスで1個の遊技球が払い出されたことを示す。
又、クレジット加算信号は、加算値と同数のパルスを連ねたパルス列信号からなり、1パルスで投入数が1だけ加算されたことを示す。
ところで、遊技機島5に設置された補給装置51は、周知の補給装置と同様に、遊技機島5の上部に設けられた補給樋53を流下する遊技球を取り込み、遊技機9へ補給するように構成されている。そして、補給装置51の下部に設けられた計数装置51aは、補給装置51が遊技球を補給する際に、遊技球を補給した旨を示すセーフ球信号を台コン11へ出力するように構成されている。より具体的には、セーフ球信号は、1回の補給を1パルスで示したパルス信号からなり、本実施形態では、1パルスで10個の遊技球が補給された旨を示す。
又、アウトボックス52は、周知のアウトボックスと同様に、投入口94aから投入された遊技球を貯留し、その貯留数が一定数(本実施形態では10個)に達した際に、貯留していた遊技球を遊技機島5の下部に設けられた回収樋54へ排出するように構成されている。但し、アウトボックス52は、遊技機島5から着脱自在に構成されている。そして、アウトボックス52の下部に設けられた計数装置52aは、アウトボックス52が遊技球を排出する際に、遊技球を排出した旨を示す投入排出信号を台コン11へ出力するように構成されている。より具体的には、投入排出信号は、1回の排出を1パルスで示したパルス信号からなり、本実施形態では、1パルスで10個の遊技球が排出された旨を示す。
このように構成された遊技機9では、投入ボタン93hが押下され、上皿94に貯留されていた遊技球が投入口94aへ投入されると、投入された遊技球が一定数毎にアウトボックス52から遊技機島5の回収樋54へ排出される。
尚、この際に、遊技機9の主基板が投入口94aに投入された遊技球の投入数を計数し、計数した投入数を投入数表示部93eに表示する一方、計数装置52aが投入排出信号を台コン11へ出力する。
そして、BETボタン93fが押下されると、遊技機9の主基板が投入数表示部93eに表示した投入数をBET数分減算すると共に、BET信号を台コン11へ出力する。
又、遊技の特典として投入数が加算される際には、遊技機9の主基板が投入数表示部93eに表示した投入数をその分加算すると共に、クレジット加算信号を台コン11へ出力する。但し、投入数が予め指定された上限値(本実施形態では、上限値=500)に達した場合には、上限値を超える分の遊技球を上皿94に設けられた払出口94b、もしくは下皿95に設けられた払出口95aへ払い出し、払出信号を台コン11へ出力する。
又、清算ボタン93kが押下されると、遊技機9の主基板が払出口94b、もしくは払出口95aから遊技球を払い出し、投入数表示部93eに表示した投入数をその分減算すると共に、払出信号を台コン11へ出力する。
又、払出口94b、もしくは払出口95aからの遊技球の払出に伴って、補給装置51が供給タンク96へ遊技球を一定数毎補給すると、計数装置51aがセーフ球信号を台コン11へ出力する。
ここで、台コン11は、これら稼働信号に基づいて、遊技球の補給数や排出数、賭け数、払出数、投入数の加算値を稼働データとして計数する。より具体的には、本実施形態では、各種稼働信号が上述のような形態であるため、台コン11は、遊技球の補給数及び排出数を10個単位で計数し、又、賭け数を5個単位で計数し、又、払出数及び投入数の加算値を1個単位で計数する。
以下、ホールコン3の処理部3bが実行する各種処理のうち、本発明に係る異常検出処理について詳述する。
ここで、図3は、異常検出処理の流れを示すフローチャートである。尚、処理部3bは、一定周期毎に本処理を起動する。
図3に示すように、本処理では、まず、接続された全ての島コン7に順次アクセスし、各島コン7が各台コン11から取得した各遊技機9の稼働データ(つまり、遊技球の補給数や排出数、賭け数、払出数、投入数の加算値)を各遊技機9の台番号と共に取得する(S10)。
続いて、各遊技機9毎に遊技球の補給数を累計したのち(S15)、各遊技機9毎に、取得した払出数だけ補給数の累計値を減算し(S20)、補給数の累計値が予め指定された第1指定値を上回っている遊技機9があるか否かを確認する(S25)。尚、この第1指定値は、遊技球の補給が行われるタイミングと払出が行われるタイミングとのズレを考慮して設定される値である(本実施形態では、第1指定値=10)。
そして、累計値が第1指定値を上回っている遊技機9がなければ(No:S25)、後述のS35へ直ちに移行する一方、累計値が第1指定値を上回っている遊技機9があれば(Yes:S25)、予め設定された異常報知処理を実行する(S30)。
この異常報知処理では、第1指定値を上回っている遊技機9の台番号を表示部3aに表示したり、第1指定値を上回っている遊技機9の台番号及び第1指定値を上回っている旨を音声通報装置15を介して、遊技場の係員に音声で報知する。
続いて、各遊技機9毎に遊技球の排出数を累計したのち(S35)、各遊技機9毎に、取得した賭け数及び払出数だけ排出数の累計値を減算すると共に(S40)、取得した投入数の加算値だけ排出数の累計値を加算する(S45)。
そして、排出数の累計値が0未満の予め指定された第2指定値を下回っている遊技機9があるか否かを確認する(S50)。尚、この第2指定値は、排出数や賭け数、払出数、加算値の誤差を考慮して設定される値である(本実施形態では、−100)。
ここで、全ての遊技機9における排出数の累計値が第2指定値以上であれば(S50:No)、本処理を直ちに終了する一方、累計値が第2指定値未満の遊技機9があれば(S50:Yes)、予め設定された不正報知処理を実行する(S55)。
この不正報知処理では、第2指定値未満の遊技機9の台番号を表示部3aに表示したり、監視カメラ13をその遊技機9に向けてズームしたり、第2指定値未満の遊技機9の台番号及び第2指定値を下回っている旨を音声通報装置15を介して、遊技場の係員に音声で報知する。
そして、予め設定された記録処理を実行したのち(S60)、本処理を終了する。
この記録処理では、台番号や発生日時などを記録部3cに記録すると共に、印刷部3cに印刷させる。
以上のように構成された本実施形態の遊技場管理システム1では、実際に遊技機9の投入口94aに遊技球が投入されたり、投入数の加算値が遊技者に与えられた場合には、それによって排出数の累計値が増加していくため、賭け数や払出数だけ累計値が減算されていっても、累計値が0を下回ることがない。そして、実際に投入口94aに遊技球が投入されることなく遊技球の投入数が不正に増加された場合には、排出数の累計値が増加することがないため、不正に増加された遊技球の賭け数や払出数だけ累計値が減算されていくと、累計値がやがて0を下回る。
これにより、本実施形態の遊技場管理システム1では、遊技球の投入数を不正に増加させる操作が行われたことを認識できるため、排出数の累計値や賭け数、払出数、投入数の加算値の誤差を予め考慮して第2指定値を設定しておけば、このような不正操作が行われた旨を報知することができる。
又、本実施形態の遊技場管理システム1では、加算値に応じて累計値を加算するため、遊技者に払い出されることなく加算値として遊技者に遊技球が付与されたにも関わらず、累計値が増加せずに、累計値が次第に第2指定値を下回ってしまうことがない。即ち、遊技球の投入数を不正に増加させていないにも関わらず、そのような操作が行われた旨を誤報知してしまうことを防止できる。
又、本実施形態の遊技場管理システム1では、払出数に応じて累計値を減算するため、、払出の後に遊技球の投入数が不正に増加されたにも関わらず、累計値が第2指定値を下回らず、そのような操作が行われた旨を報知できない事態が発生することを防止できる。
又、遊技球の投入数を不正に増加させたのち、遊技に賭けずに遊技球の払出を行った場合には、累計値が第2指定値を下回るため、このように不正に遊技球を得る操作が行われた旨を認識し、報知することもできる。
又、本実施形態の遊技場管理システム1では、不正操作が発生した遊技機9の台番号や発生日時などを記録部3cに記録したり、印刷部3cに印刷させるため、遊技球を不正に増加させる操作が行われた旨を履歴として記録することができ、遊技場側は、そのような操作が行われたことのある遊技機9を把握できる。そして、この履歴に基づいて、特に監視すべき遊技機9を分別し、そのような操作が再度行われることを防止できる。
尚、本実施形態では、遊技機9が本発明における遊技機に相当し、遊技場管理システム1が本発明における報知装置に相当する。
そして、本実施形態では、排出経路98aが本発明における排出経路に相当し、計数装置52aが本発明における排出数計数装置に相当し、台コン11と島コン7と処理部3bが実行する異常検出処理のS10及びS35が本発明における累計手段に相当する。
又、本実施形態では、遊技機9の主基板が本発明における賭け数計数装置に相当し、台コン11と島コン7と処理部3bが実行する異常検出処理のS10及びS40が本発明における賭け数減算手段に相当し、処理部3bが実行する異常検出処理のS55が本発明における報知手段に相当する。
又、本実施形態では、台コン11と島コン7と処理部3bが実行する異常検出処理のS10及びS45が本発明における特典加算手段に相当し、遊技機9の主基板が本発明における払出数計数装置に相当し、台コン11と島コン7と処理部3bが実行する異常検出処理のS10及びS40が本発明における払出数減算手段に相当し、処理部3bが実行する異常検出処理のS60が本発明における記録手段に相当する。
又、本実施形態では、第2指定値が本発明における指定値に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。但し、本実施形態の遊技場管理システム1は、第1実施形態の遊技場管理システム1における遊技機9の構成及びホールコン3の処理部3bが実行する処理の流れを一部変更したのみである。従って、ここでは、第1実施形態と共通する部分については、その説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
まず、図4は、本実施形態における遊技機9の構成及び遊技機島5の内部構造の概略を示す説明図である。
図4に示すように、本実施形態の遊技機9は、遊技の特典として投入数表示部93eに表示する投入数を加算することなく、遊技者に付与すべき遊技球を全て払い出し、台コン11へクレジット加算信号を出力しないように構成されている。
そして、本実施形態の台コン11は、遊技球の補給数や排出数、賭け数、払出数を稼働データとして計数する。
ここで、図5は、本実施形態におけるホールコン3の処理部3bが実行する異常検出処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、本処理では、第1実施形態の異常検出処理のS10〜S40と同様の処理を実行する(S100〜S130)。そして、第1実施形態の異常検出処理のS50〜S60と同様の処理を実行して(S135〜S145)、本処理を終了する。つまり、本実施形態の異常検出処理では、第1実施形態の異常検出処理のS45を削除した一連の処理を実行する。
以上のように構成された本実施形態の遊技場管理システム1によれば、遊技機9がクレジット加算信号を出力しない形態であっても、遊技球の投入数を不正に増加させる操作が行われたことを認識できるため、排出数の累計値や賭け数、払出数の誤差を予め考慮して第2指定値を設定しておけば、このような不正操作が行われた旨を報知することができる。
尚、本実施形態では、遊技機9が本発明における遊技機に相当し、遊技場管理システム1が本発明における報知装置に相当する。
そして、本実施形態では、排出経路98aが本発明における排出経路に相当し、計数装置52aが本発明における排出数計数装置に相当し、台コン11と島コン7と処理部3bが実行する異常検出処理のS100及びS125が本発明における累計手段に相当する。
又、本実施形態では、遊技機9の主基板が本発明における賭け数計数装置に相当し、台コン11と島コン7と処理部3bが実行する異常検出処理のS100及びS130が本発明における賭け数減算手段に相当し、処理部3bが実行する異常検出処理のS140が本発明における報知手段に相当する。
又、本実施形態では、遊技機9の主基板が本発明における払出数計数装置に相当し、台コン11と島コン7と処理部3bが実行する異常検出処理のS100及びS130が本発明における払出数減算手段に相当し、処理部3bが実行する異常検出処理のS145が本発明における記録手段に相当する。
又、本実施形態では、第2指定値が本発明における指定値に相当する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、台コン11には、1基の遊技機9が接続されていたが、複数の遊技機9が接続されていても良い。この場合、複数の遊技機9から入力される各種稼働信号に基づいて、各遊技機9の稼働データを作成するよう台コン11を設定すれば良い。
又、上記実施形態では、ホールコン3が異常検出処理を実行したが、島コン7が各遊技機島5毎に異常検出処理を実行しても良いし、台コン11が各遊技機9毎に異常検出処理を実行しても良い。
又、上記実施形態では、遊技機9は、各種稼働信号を台コン11に入力していたが、遊技機9に対応づけて遊技機島5に設置される呼出ランプユニットに入力しても良い。この場合、台コン11と同様の処理を行うように呼出ランプユニットを設定すれば良い。又、この場合、異常検出処理において第2指定値未満の遊技機9がある場合に、対応する呼出ランプユニットに呼出ランプの点灯を行わせても良い。
又、上記実施形態ではいずれも、アウトボックス52の計数装置52aを本発明における排出数計数装置として用い、遊技機9の主基板を本発明における賭け数計数装置及び払出数計数装置として用いたが、これらのように予め遊技機島5や遊技機9に設置されている装置を用いるのではなく、これらとは別に排出計数装置や賭け数計数装置、払出数計数装置に相当する装置を遊技機9に設置しても良い。
尚、本実施形態では、遊技機9は、パロット遊技機からなっていたが、スロット遊技機からなっていても良い。
第1実施形態における遊技場管理システム1の構成を示す構成ブロック図である。 第1実施形態における遊技機9の構成及び遊技機島5の内部構造の概略を示す説明図である。 第1実施形態におけるホールコン3の処理部3bが実行する異常検出処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における遊技機9の構成及び遊技機島5の内部構造の概略を示す説明図である。 第2実施形態におけるホールコン3の処理部3bが実行する異常検出処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…遊技場管理システム、3…ホールコン、3a…表示部、3b…処理部、3c…記録部、3d…印刷部、5…遊技機島、7…島コン、9…遊技機、11…台コン、13…監視カメラ、15…音声通報装置、51…補給装置、51a,52a…計数装置、52…アウトボックス、53…補給樋、54…回収樋、91…本体、92…図柄表示部、92a,92b,92c…回胴、92d,92e,92f…表示窓、93…操作部、93a…スタートレバー、93b,93c,93d…ストップボタン、93e…投入数表示部、93f…BETボタン、93h…投入ボタン、93k…清算ボタン、94…上皿、94a…投入口、94b,95a…払出口、95…下皿、96…供給タンク、97…払出装置、97a…払出経路、98…取込装置、98a…排出経路、99…情報端子板。

Claims (4)

  1. 遊技媒体を投入可能な投入口と、前記投入口に投入された遊技媒体の投入数を計数する投入数計数手段と前記投入口に投入された遊技媒体を排出する排出経路と、を備え、前記投入数計数手段で計数した投入数の範囲内の遊技媒体を賭けて遊技を継続することが可能な遊技機にて、前記投入数を不正に増加させる操作が行われた旨を報知する報知装置であって、
    前記出経路上にて遊技媒体の排出数を計数する排出数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果を累計する累計手段と、
    前記遊技機にて遊技に賭けられた遊技媒体の賭け数を計数する賭け数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果だけ前記累計手段における累計値を減算する賭け数減算手段と、
    前記累計値が0未満の予め指定された指定値を下回った場合に、その旨を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする報知装置。
  2. 前記遊技機が遊技の特典として前記投入数に加算する加算値を取得し、該加算値だけ前記累計値を加算する特典加算手段を備えることを特徴とする請求項1記載の報知装置。
  3. 前記遊技機は、前記投入口に投入された遊技媒体を遊技者に払い出す払い出し手段と、前記投入数から前記払い出し手段で払い出した遊技媒体の払出数を減算する投入数減算手段と、を備え、
    前記報知装置は、
    前記払い出し手段が遊技者に払い出した遊技媒体の払出数を計数する払出数計数装置の計数結果を取得し、該計数結果だけ前記累計値を減算する払出数減算手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の報知装置。
  4. 前記報知手段が作動した旨を記録する記録手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の報知装置。
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