JP3547683B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はパチンコ機に関し、特に、入賞し難い第1状態から入賞し易い第2状態に移行することにより遊技者にとって小さな遊技価値を付与することとなる普通電動役物を備えたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からパチンコ機には多種多様なものがあり、例えば遊技盤に遊技状態変換手段を設けたパチンコ機にも様々なのものがある。この遊技状態変換手段を大別すると、複数の図柄を表示可能な特別図柄表示装置を設け、この特別図柄表示装置が表示する図柄の組み合せ態様に基づいて大入賞口を開放するようにしたもの、所定条件が成立したときに回動翼片を繰り返し開閉することにより遊技者に有利な状態を創出するもの、権利状態にあるときに始動口に打球が入球すると大入賞口が開放するものがある。
【0003】
また、遊技盤に球誘導路を形成し、この球誘導路の途中に球検出器を配設したパチンコ機として、例えば実開昭55−72986号公報がある。このパチンコ機は、セーフポケットを、球入口を有すると共に、遊技盤面に臨む球出口を有する形状と成し、その球入口と球出口との間に球検出器を配設したものである。
【0004】
更に、遊技盤を流下する打球を可動部材の可動により他の入賞口へ誘導可能にしたものとして、例えば特開昭63−150085号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような遊技状態変換手段を単に設けたパチンコ機は遊技者に飽きられているのが現状であり、従来にない新規なゲームが可能なパチンコ機の開発が切望されている。そこで、上記遊技状態変換手段の他に、例えば電動役物を設けたものや、特別図柄表示装置を大型化したものが提案されているが、この場合、遊技盤上が繁雑になるばかりではなく、上記電動役物を作動するためのスイッチ類を配置しなければならない。また、釘や誘導部材等により誘導路を形成すると、その誘導路の方向に打球が偏在し、例えば遊技状態変換手段の始動手段を構成する始動口へ向けた誘導路を形成すると、始動口へは入球し易くなるが、他の入賞口等へは入球し難く、結局、ゲームのバランスを欠いてパチンコ遊技の興趣が向上しない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記に鑑み提案されたもので、請求項1に係る発明は、遊技盤上に、特別図柄始動スイッチを遊技球が通過することに基づいて複数種の図柄の内のいずれかを表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の表示結果に基づき、遊技者にとって有利な状態に変換可能な大入賞口と、普通図柄始動スイッチを遊技球が通過することに基づいて複数種の図柄の内のいずれかを表示する普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置の表示結果に基づき、入賞し難い第1状態から入賞し易い第2状態に移行することにより遊技者に遊技価値を付与する前記特別図柄始動スイッチを有する普通電動役物とを備えたパチンコ機において、前記普通図柄始動スイッチ前記特別図柄表示装置及び球案内部を有する中央役物に取り付け、普通図柄始動スイッチによって検出された遊技球遊技盤の背面側である前記中央役物の中の球案内部を通ってから遊技盤前面に戻し、前記普通電動役物を前記中央役物の下方に設けたことを特徴とするパチンコ機である。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記普通図柄始動スイッチは前記特別図柄表示装置の左右の位置にそれぞれ設けられていることを特徴とすパチンコ機である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面の実施の形態について説明すると、図1はパチンコ機の遊技盤1、特にガイドレール2で囲まれる遊技部3の正面図である。
【0008】
遊技部3には、ゲーム展開が遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能な遊技状態変換手段の構成要素である特別図柄表示装置4と、遊技者にとって小さな遊技価値を付与することとなる後述する可変入賞装置の作動手段を構成する普通図柄表示装置5及び該普通図柄表示装置5の普通図柄始動スイッチ6などを備える中央役物7を配置し、この中央役物7の下方に、入賞し難く遊技者に不利な第1状態と入賞し易く遊技者に有利な第2状態とに変換可能な可変入賞装置としての普通電動役物8を配置し、更にこの普通電動役物8の下方に、ゲーム展開が遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能な遊技状態変換手段の構成要素である大入賞口9を配置する。また、この大入賞口9の左右には、上記遊技状態変換手段を始動させるための始動手段を構成する特別図柄始動スイッチ10を臨ませた特別図柄始動口11を配置する。更に、遊技部3の適宜位置に、入賞口12や風車13、各種の表示灯14、並びに多数の障害釘15を配置し、最下位置にアウト口16を開設する。
【0009】
中央役物7は、図2ないし図6に示すように、開口部を有する取付基板17の上部前面側に鎧部18を突設し、該鎧部18の上縁に取付基板17の後方へ連通する天入賞口19を開設し、この鎧部18内に後述する普通図柄表示装置5と普通図柄始動記憶表示灯20を設ける。また、取付基板17の開口部の縁に沿って背面側に筒状の胴部21を延設し、この胴部21の後方に裏カバー22を被着すると共に、開口部の下方部分の一部を残して透明な前カバー23を被着して閉鎖空間部24を形成する。
【0010】
上記閉鎖空間部24内の上方部分には、横三連に7セグメント発光ダイオードからなる表示器を配設して特別図柄表示装置4を構成する。また、閉鎖空間部24の下部後方部分には、特別図柄始動記憶表示灯25を構成する発光ダイオードを配置し、4個入賞まで記憶できるようになっている特別図柄の始動記憶を表示する。更に閉鎖空間部24の下部には、凹状に緩く湾曲する棚板26を設け、該棚板26にはすり鉢状の円形凹部27を設け、この円形凹部27に例えば3個の落下口28を開設する。この棚板26の上面には、後縁の左右の角部から円形凹部27に向かって緩く下り傾斜する球案内溝29を設け、両後縁角部には上方から落下する球を球案内溝29へガイドする球案内リブ30を設ける。
【0011】
そして、上記棚板26の下方には、前縁が下がった底板31を設けて、上記前カバー23を被着した残りの部分を横長に開口する球出口32として遊技部3の前面に臨ませる。
【0012】
一方、上記鎧部18の下方で閉鎖空間部24の外側左右の取付基板17には球入口33を開設すると共に球受部34を突設し、上記閉鎖空間部24の上部側方を通るように球入口33から裏カバー22に向けて球案内樋35を形成する。そして、この球案内樋35の下端を上記閉鎖空間部24内に設けた棚板26の球案内リブ30の上方に開口させる。また、この球案内樋35の途中に、図示の実施の形態では球案内樋35の下端に、通過型の球検出器を設ける。この球検出器は、普通図柄表示装置5の図柄の変動表示を開始させるための普通図柄始動スイッチ6であり、普通電動役物8からなる可変入賞装置の作動手段を構成している。
【0013】
従って、遊技部3を流下する球が、球入口33へ入球し、球案内樋35を通って閉鎖空間部24に流入すると、球は途中の球検出器(普通図柄始動スイッチ6)に作用した後、棚板26の上に落下する。落下した球は球案内リブ30と球案内溝29とにより円形凹部27に流入し、流入した直後は流下勢が充分にあるので円形凹部27の縁に沿って周回するが、流下勢が弱まると何れかの落下口28から底板31上に落下し、球出口32から再び遊技部3へ戻り、遊技部3を流下する。尚、ここで、上記案内樋35、球案内リブ30、球案内溝29等は球案内部として機能している。そして、中央の落下口28から底板31に落下すると、底板31の中央部を通って球出口32の中央から遊技盤1の中央部へ流下し、下方に設けた後述する普通電動役物8に流入する確率が高い。また、図示の実施の形態では、左側の球入口33から流入する球の落下方向が安定するように球案内樋35の下縁から棚板26へ向けて球ガイド片30′を垂設している。
【0014】
上記中央役物7の下方に配置する普通電動役物8は、例えば図7(A)〜(D)に示すような構造を有している。即ち、遊技盤1に取り付けるベース板36と、球を遊技盤1の背面側に誘導する誘導部材として上記ベース板36に設けられたポケット37と、遊技者に不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能する開閉部材として上記ポケット37の上縁開口縁の左右に回動自在に設けられた一対の回動翼片38とを有し、閉止状態にある回動翼片38の先端部の間にスイッチ枠57に取り付けた球検出器(例えば、特別図柄始動スイッチ10)を有している。
【0015】
上記打球を受入れるポケット37はベース板36の中央部の下半部に固定され、当該ベース板36に開設した通孔39に連通し、上方の球検出器に飛入した球及び開放状態にある回動翼片38が形成する開口部に飛入した球を上記通孔39を通して遊技盤1の背面側に誘導するように構成してある。尚、図示の実施の形態では、球検出器を通過した球が、ポケット37内に落下するようになっているが、スイッチ枠57に底部仕切板を設けることにより、回動翼片38によりポケット37内に流入すると球とは別個に遊技盤1の背面側に誘導することもできる。
【0016】
そして、上記ポケット37の前面には飾板40を添設して当該ポケット37及び回動翼片38の前面側を覆うと共に、この飾板40に2本の支軸41を後方へ向けて植設し、回動翼片38を回動自在に軸支する。
【0017】
上記回動翼片38は軸支側基端部分に凹部38aを設け、該凹部38aにベース板36に開設した透孔を通して後述する揺動部材42の揺動突起42aを遊嵌させる。この回動翼片38を回動させる作動伝達機構は普通電動ソレノイド43の励磁によって摺動するプランジャ44の直線運動を回動翼片38の回動運動に変換させるもので、プランジャ44と連動杆45と上記した揺動部材42をピン46で枢着してなる。尚、連動杆45は普通電動ソレノイド43の左右に2本配置してあり、揺動部材42の左右両端に連絡してある。
【0018】
上記のように構成された普通電動役物8は、常態において普通電動ソレノイド43が消磁し、戻りスプリング47の付勢によってプランジャ44が後退し、揺動部材42の揺動突起42aが上向きとなり(図7(C))、回動翼片38は先端をスイッチ枠57の側面に当接させている(図7(A))。この状態では、遊技部3を流下する打球は球検出器にのみ飛入可能である。一方、普通電動ソレノイド43を励磁するとプランジャ44が摺動するので、連動杆45を介して揺動部材42が支軸48を支点に揺動して揺動突起42aを下向きに回動させ、回動翼片38を開放して球が流入し易い遊技者に有利な第2状態(図7(A)の破線の状態)に変換して開口部を形成し、遊技部3を流下する打球は球検出器に作用することなく、ポケット37に飛入でき、ベース板36の通孔39を通して遊技盤1の背面側に誘導可能である。
【0019】
上記のように構成した普通電動役物8によれば、回動翼片38が閉止した遊技者に不利な第1状態の時に球検出器に飛入する球と、回動翼片38が開放して遊技者に有利な第2状態の時に球検出器を通過することなく回動翼片38が形成する開口部に飛入する球とを分けることができ、同一の普通電動役物8内に入賞口の機能と始動口の機能を与えることができる。そして、上記球検出器に始動口としての機能を与えているので、始動口と所謂電動チューリップを一体化することができる。従って、遊技盤1上の取付スペースの削減や遊技盤1の裏面側における入賞球の処理、或は球検出器の設置や配線処理が簡単となり、取付作業や保守点検等が容易になり、実用的価値が高い。また、球検出器を通過した球と球検出器を通過することなく回動翼片38の間に飛入した球とで払い出す賞球数が異なるように設定することができる。
【0020】
尚、図示の実施の形態においては、普通電動役物8内にソレノイドを内蔵させているが、このソレノイドを遊技盤等に取り付け、リンク機構等を介して連絡する外付タイプとすることもできる。また、上記普通電動役物8は、この実施の形態では前述の特別図柄表示装置4の始動口に設定してあり、球検出器が特別図柄始動スイッチ10として機能する。
【0021】
そして、図示の実施の形態においては、上記した中央役物7の球入口33から普通電動役物8までは、一つの球が通ることのできる一連の球通路であり、この球通路上に可変入賞装置である普通電動役物8の作動手段である普通図柄始動スイッチ6と、遊技状態変換手段の始動手段である特別図柄始動スイッチ10とが位置する。
【0022】
一方、上記普通電動役物8の下方には、ゲーム展開が遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能な遊技状態変換手段の構成要素である大入賞口9を配置する。この大入賞口9は、特定条件が成立すると可動する可動部材49を有し、この可動部材49により通常は球が入球しないように構成してある。また、大入賞口9には継続スイッチ50を臨ませた特定領域を形成し、この特定領域を球が通過することを条件として、上記可動部材49の可動状態を継続するように構成する。更に、大入賞口9に流入した全ての球を検出するように、最下流側に10カウントスイッチ51を臨ませ、現在までに何個の球が大入賞口9へ流入したかを、取付ベース52の下部飾り部53に設けた10カウント表示灯54により可視表示する。尚、図示の実施の形態では、特定領域を取付ベース52の前面側のほゞ中央に突出状に形成し、この特定領域に通過型の球検出器を設けると共に、該球検出器の球通過口の上方に当該球通過口を覆うように閉止部材55を摺動可能に設け、この閉止部材55を駆動源である大入賞口ソレノイド(SOL)にレバー機構を介して連絡してある。また、上記特定領域の左右には可動部材49を設け、この可動部材49を上記駆動源にレバー機構を介して連絡してあり、図示の実施の形態によれば、上記可動部材49が特定領域に対して横方向に平行に移動するようにパンタグラフ状に構成してある。
【0023】
尚、上記大入賞口9は、実施の形態の構成に限らず、特定条件が成立したときに遊技者に有利な状態に変換可能であって、少なくとも継続スイッチ50が臨む特定領域と全ての球を検出可能な10カウントスイッチ51を備えていれば、どのような構成のものであってもよい。例えば、横長なゲートを有する所謂アタッカー形式の変動入賞装置等でもよい。
【0024】
遊技者が発射した打球が、遊技部3を流下して入賞口12、大入賞口9、天入賞口19等に入賞すると15個の賞球を払い出し、特別図柄始動口11(普通電動役物8を含む)に入賞すると7個の賞球を払い出すように設定してある。
【0025】
特別図柄始動口11に打球が入賞すると、特別図柄始動スイッチ10がオンし、特別図柄表示装置4が図柄の変動表示を開始し、所定時間(例えば約6.5秒以上)経過後、図柄を順次停止させ、当該特別図柄表示装置4が表示する図柄の組み合せ態様が予め定める当りの図柄と一致する場合、大入賞口9が例えば約30秒間開放する。尚、10カウントスイッチ51が大入賞口9に流入した球を10個検出すると、上記30秒が経過する前であっても大入賞口9は閉じる。上記大入賞口9の開放中に球が特定領域に流入して継続スイッチ50がオンすると、大入賞口9の開放を最高16回まで繰り返し行うことができる。即ち、遊技者に有利にゲームが展開し、遊技者は多大な利益を得ることができる。
【0026】
一方、遊技者が発射した打球が中央役物7に設けた球入口33に入球すると、球案内樋35を通って閉鎖空間部24に落下し、途中の普通図柄始動スイッチ6がオンする。普通図柄始動スイッチ6がオンすると、普通図柄表示装置5が変動表示を開始し、約6.5秒以上経過すると変動表示を停止し、このとき表示する図柄が予め設定した図柄と一致する場合に、普通電動役物8が約5.5秒間開放する。尚、普通図柄表示装置5が複数桁の表示装置である場合は、図柄の組み合せ態様が所定の組み合せになったとき普通電動役物8を開放する。
【0027】
普通電動役物8が開放すると、この普通電動役物8には、特別図柄始動スイッチ10が設けてあるので、上記した遊技者に有利な状態に移行するチャンスがある。しかも、この特別図柄始動スイッチ10のオンは最大4個までの記憶が可能であるので、より多くのチャンスが巡ってくる。尚、特別図柄始動記憶がある場合には、特別図柄表示装置4の下方に設けた特別図柄始動記憶表示灯25により遊技者に可視表示する。
【0028】
上記のようにして普通図柄始動スイッチ6をオンさせた球は閉鎖空間部24内に落下し、円形凹部27を周回することにより落下時間の引き延ばしを図り遊技者の期待感を高める。また、この球が再び遊技部3へ戻り、何れかの入賞口へ流入するチャンスがある。しかも、この実施の形態では、落下口28の下方に特別図柄始動口11を構成する普通電動役物8を配置してあるので、なおさら、遊技者の期待感を増大させる。
【0029】
上記のような構成のパチンコ機によれば、一連の球通路上に普通図柄表示装置5の普通図柄始動スイッチ6と、特別図柄表示装置4の特別図柄始動スイッチ10を配置したので、一つの打球が普通図柄始動スイッチ6と特別図柄始動スイッチ10との両スイッチに作用する可能性があり、一つの打球の価値が高まる。また、一連の球通路を形成してあるので、遊技者はこの球通路の方向に打球を集中させることができれば、特別図柄始動口11と普通図柄始動口56(球入口33)の両者を狙うことが可能になり、遊技の作戦を立て易い。一方、遊技店にしてみれば、遊技盤1の盤面に適度に打球が散るようにしておけばよいので、釘調整が容易になる。更に、特別図柄表示装置4を設けた中央役物7に普通図柄始動スイッチ6を並設しているので、普通図柄始動口56を遊技盤1に新たに設ける必要がなく、遊技盤1の盤面の構成を簡略にすることができるし、遊技盤1の裏面側における球誘導路や球寄せの構成が簡単になる。
【0030】
尚、上記実施の形態では、球検出器を通過した球を中央役物7の内部を通して、遊技盤1の前面側へ誘導しているが、球を一旦遊技盤1の背面側を通してから遊技盤1の前面側の例えば普通電動役物8等の上方へ誘導するようにしてもよい。また、上記実施の形態における普通電動役物8は、普通図柄表示装置5の図柄が所定の図柄に一致したときに開放するように設定してあるが、球検出器を通過することにより、直接開放するようにしてもよい。
【0031】
次に、上記のようなパチンコ遊技を制御する制御手段の一例を図8のブロック図により簡単に説明する。図8において、58はデータの演算等に使用されるRAM等からなる中央演算処理装置(CPU)、59はCPU58に所定のパルスを供給するクロック回路、60はCPU58をリセットするリセット回路、61は電源投入時にCPU58等を初期状態とする電源リセット回路、62は上記リセット回路60に所望のパルスを供給するための分周回路、63は上記CPU58を作動させるためのプログラム及びデータが格納されているメモリー(PROM)、64は入出力制御装置、65は特別図柄始動検出回路、66は継続入賞検出回路、67は普通図柄始動検出回路、68は10カウント検出回路、69は大入賞口の可動部材を駆動する大入賞口ソレノイド駆動回路、70は普通電動役物の回動翼片を駆動する普通電動ソレノイド駆動回路、71は各種表示灯を駆動するランプ駆動回路、72はゲームの状況に応じてスピーカ(SP)から効果音を発する電子音回路、73はLEDからなる表示灯を点灯するLED駆動回路、74は図柄表示装置を駆動する7セグLED駆動回路である。尚、上記ランプ駆動回路71、電子音回路72は、例えば普通図柄始動スイッチ6や特別図柄始動スイッチ10がオンしたときに、それぞれの表示灯を点灯或は点滅させたり、異なる効果音を出力して作動状態を区別している。
【0032】
以上、本発明を図面の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。
【0033】
【発明の効果】
以上要するに本発明に係るパチンコ機は、遊技盤上に、特別図柄始動スイッチを遊技球が通過することに基づいて複数種の図柄の内のいずれかを表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の表示結果に基づき、遊技者にとって有利な状態に変換可能な大入賞口と、普通図柄始動スイッチを遊技球が通過することに基づいて複数種の図柄の内のいずれかを表示する普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置の表示結果に基づき、入賞し難い第1状態から入賞し易い第2状態に移行することにより遊技者に遊技価値を付与する前記特別図柄始動スイッチを有する普通電動役物とを備えたパチンコ機において、前記普通図柄始動スイッチ前記特別図柄表示装置及び球案内部を有する中央役物に取り付け、普通図柄始動スイッチによって検出された遊技球遊技盤の背面側である前記中央役物の中の球案内部を通ってから遊技盤前面に戻し、前記普通電動役物を前記中央役物の下方に設けたので、一つの遊技球が普通図柄始動スイッチと、普通電動役物の両方に作用する可能性が生じ、遊技者が一つの打球に抱く価値感が高まり、興趣に富んだゲームが可能なパチンコ機となる。また、普通図柄始動スイッチによって検出された遊技球のみが遊技盤の背面側を通って普通電動役物の方向に導かれるので、特別図柄表示装置の大型化による弊害、即ち特別図柄表示装置の下方に設置される普通電動役物に遊技球が入賞しづらくなるといった問題も解消され、尚かつ、他の入賞口等にも多分に入賞の機会があるため、ゲームのバランスを保つことができ、遊技者及び遊技店の両者にとって満足のゆくパチンコ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】中央役物の正面図である。
【図3】中央役物の平面図である。
【図4】中央役物の縦断面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】棚板の平面図である。
【図7】普通電動役物を示し、(A)は正面図、(B)は横断面図、(C)は回動翼片が閉じた状態の縦断面図、(D)は回動翼片が開いた状態の縦断面図である。
【図8】制御手段のブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
4 遊技状態変換手段の構成要素としての特別図柄表示装置
5 可変入賞装置の作動手段の構成要素としての普通図柄表示装置
6 可変入賞装置の作動手段の構成要素としての普通図柄始動スイッチ
8 可変入賞装置を構成する普通電動役物
9 遊技状態変換手段の構成要素としての大入賞口
10 球検出器としての特別図柄始動スイッチ
36 ベース板
37 誘導部材としてのポケット
38 開閉部材としての回動翼片

Claims (2)

  1. 遊技盤上に、特別図柄始動スイッチを遊技球が通過することに基づいて複数種の図柄の内のいずれかを表示する特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の表示結果に基づき、遊技者にとって有利な状態に変換可能な大入賞口と、普通図柄始動スイッチを遊技球が通過することに基づいて複数種の図柄の内のいずれかを表示する普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置の表示結果に基づき、入賞し難い第1状態から入賞し易い第2状態に移行することにより遊技者に遊技価値を付与する前記特別図柄始動スイッチを有する普通電動役物とを備えたパチンコ機において、
    前記普通図柄始動スイッチ前記特別図柄表示装置及び球案内部を有する中央役物に取り付け、普通図柄始動スイッチによって検出された遊技球遊技盤の背面側である前記中央役物の中の球案内部を通ってから遊技盤前面に戻し、
    前記普通電動役物を前記中央役物の下方に設けたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記普通図柄始動スイッチは前記特別図柄表示装置の左右の位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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