JP2936425B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2936425B2
JP2936425B2 JP22114690A JP22114690A JP2936425B2 JP 2936425 B2 JP2936425 B2 JP 2936425B2 JP 22114690 A JP22114690 A JP 22114690A JP 22114690 A JP22114690 A JP 22114690A JP 2936425 B2 JP2936425 B2 JP 2936425B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、特別条件の成立により打球が入り難い第
1状態と打球が入り易い第2状態に変化する大入賞装置
を備えたパチンコ機に関する。
〈従来の技術〉 周知のように、遊技盤に設けた特別の入賞口に打球が
入り、次いで始動入賞口に打球が入賞することを条件と
して、大入賞装置の球受部材を遊技者に有利に変化させ
て遊技を行なうようにしたパチンコ機は従来から種々開
発されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、従来のこの種のパチンコ機においては、特別
の入賞口即ち権利入賞口の入賞率は一定し、しかも一般
に低く設定されているので、入賞し難く魅力に欠けてい
た。従って、遊技者にしてみれば、入賞率が高く、より
多くの賞球を獲得する期待感のもてるパチンコ機を望ん
でいる。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技盤に遊技
者にとって不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態と
に変換可能な大入賞装置と、始動入賞口を少なくとも備
えたパチンコ機において、上記遊技盤には、駆動源の作
動により遊技者に与える利益を変化させる普通電動役物
と、所定の条件で大入賞装置を第1状態から第2状態に
変化させる特別作動の権利を獲得できる権利入賞口及び
賞球を獲得可能な普通入賞口を設けた入賞室を備える入
賞装置と、前記普通電動役物の作動条件を創出可能な普
通電動役物スイッチが臨む特定検出手段を配設し、前記
普通電動役物により前記入賞装置の球入口を形成すると
共に、当該球入口から入賞室へ入球した球を権利入賞口
及び普通入賞口へ振り分け、電気的制御手段により、前
記大入賞装置と普通電動役物と特定検出手段を相互に関
連付けたことを特徴とする。
また、前記普通電動役物を、常態で球が入賞できる開
口構造とすることができる。
〈作用〉 電気的制御手段により、遊技盤に配設した大入賞装
置、普通電動役物、特定検出手段等が互いに関連し、権
利入賞口へ入球する確率が変化する。
〈実施例〉 以下、本発明を図面の実施例について説明する。
本発明に係るパチンコ機は、遊技盤2の表面にガイド
レール3で囲まれた遊技部4を有し、この遊技部4のほ
ぼ中央には入賞装置5と大入賞装置6とを有するセンタ
ー役物7を配設し、周辺部に風車8や所謂チューリップ
9などを配設し、最下部にはアウト口10を設けてある。
上記センター役物7は、第1図ないし第4図に示す実
施例によれば、取付基板11に開口部12を設け、該開口部
12の後方に入賞室13を連設し、該入賞室13内には権利ス
イッチ28が臨む権利入賞口14と普通入賞口15とを設ける
と共に、入賞室13内部を転動する打球に変化を与える障
害機構16を設けてなる。入賞室13の上方には球入口17を
設け、この球入口17と上記入賞室13の天井部後方とを誘
導路18を介して連通させる。
ところで、この実施例においては、上記球入口17を遊
技者に利益を付与可能な普通電動役物51で構成してい
る。即ち、普通電動役物51は所謂電動チューリップから
なり、この電動チューリップは、第2図及び第3図に示
すように、センター役物7の取付基板11の上方部分をベ
ース板52として、このベース板52の前面に打球を受入れ
るポケット53と、該ポケット53の上縁開口縁の左右に一
対の回動翼片54を設けて構成している。
上記ポケット53はベース板52の中央部の下半部に固定
され、当該ベース板52に開設した通孔52aに連通し、上
方開口部から流入する球をこの通孔52aを通して誘導路1
8から入賞室13へ流入可能に構成してある。そして、前
面には飾板53aを貼設して上記開口部を覆うと共に、こ
の飾板53aに2本の支軸を後方へ向けて植設し、前記回
動翼片54を回動自在に軸支する。
回動翼片54は軸支側基端部分に凹部54aを設け、該凹
部54aにベース板52に開設した透孔を通して後述する揺
動部材55の揺動突起55aを遊嵌させる。
上記回動翼片54を回動させる作動伝達機構56は電動役
物作動用ソレノイド57の励磁によってスライドするプラ
ンジャ58の直線運動を回動運動に変換させるもので、プ
ランジャ58と連動杆56aと上記した揺動部材55をピン56b
で枢着してなる。尚、連動杆56aは電動役物作動用ソレ
ノイド57の左右に2本配置してあり、揺動部材55の左右
両端に連絡してある。
また、上記ポケット53の開口上端には球検出器40を臨
ませ、回動翼片54の間に流入する球を検出可能とする。
上記のように構成された普通電動役物51は、常態にお
いて電動役物作動用ソレノイド57が消磁し、戻りスプリ
ング58aの付勢によってプランジャ58が後退し、揺動部
材55の揺動突起55aが上向きとなり、回動翼片54の間隔
は球が1個通過可能な状態となっている。一方、電動役
物作動用ソレノイド57を励磁するとプランジャ58がスラ
イドして連動杆56aを介して揺動部材55が支軸を支点に
揺動して揺動突起55aを下向きに回動させ、回動翼片54
を開放して、球が流入し易い状態に変換し、遊技者に利
益を与えることができる。
また、遊技者4には、普通電動役物スイッチ61が臨む
が特定検出手段60を設ける。例えば、この実施例では特
定検出手段60はンター役物7の両側に入賞口として設け
てあるが、遊技部4の他の位置でもよいし、所謂通過チ
ャッカーで構成してもよい。
一方、上記障害機構16は、例えば第2図ないし第4図
に示すように、モータ19を駆動源として入賞室13の後壁
20を貫通して回転するロータ21と、このロータ21の周縁
部に突設した複数の駆動ピン22…と、周縁部に打球が通
過できる間隔で配設した複数の係合ピン23…を係合させ
ることにより入賞室13の底部で傾斜状に回転る回転板24
と、この回転板24の上面に設けた直径の異なる複数の障
害ピン25…などからなる。尚、上記回転板24を透光性を
有した材質で構成し、障害ピン25及び係合ピン23の先端
面25′、23′を斜めに形成し、回転板24の下方からラン
プ26などにより照明すると、各ピン23、25が光ファイバ
ー様に作用して傾斜する先端面23′、25′が光輝いて装
飾効果が著しく向上する。
入賞装置5における普通入賞口15は入賞室13の後端部
の回転板の左右及び入賞室13の左右に位置し、この普通
入賞口15には球入口17から誘導路18を通って入賞室13に
入る打球が駆動ピン22に衝突したり上記障害機構16に誘
導されて入賞可能である。
また、権利入賞口14は入賞室13の前縁に位置するが、
図示の実施例では上端を緩い山形に傾斜させた区画部材
27により権利入賞口14及び普通入賞口15を形成し、権利
入賞口14に権利スイッチ28を臨ませている。上記のよう
にして構成した権利入賞口14の前面にはランプなどの表
示灯29を設ける。
従って、入賞装置5の球入口17としての普通電動役物
51に入った打球は誘導路18を介して入賞室13内に流入
し、普通入賞口15に入るか、障害機構16により権利入賞
口14に導かれる。
センター役物7の下方部分には、打球が入らない第1
状態と打球が入り易い第2状態とに変化する大入賞装置
6を設ける。この大入賞装置6は取付基板11に開設した
横長開口部30に回動可能なゲート31を設け、該ゲート31
を開閉用ソレノイド32の駆動により開口してなる。ゲー
ト31の両側縁には側板33を設け、この側板33の下端付近
に錘34を植設して前回りの付勢を与える。そして、開閉
用ソレノイド32が消磁している通常の状態では開閉用ソ
レノイド32のプランジャ35が下降して押圧レバー36を介
してゲート31に設けたカム片37を押圧するので、ゲート
31が上方に回動して横長開口部30を閉止した第1状態と
なる。一方、開閉用ソレノイド32を励磁すると、プラン
ジャ35が上昇してカム片37の押圧が解除されるので、ゲ
ート31が錘34の作用により下向きに回動して打球が入り
易い第2状態に変化する。
尚、上記実施例では入賞装置5と大入賞装置6とをセ
ンター役物7として一体に構成したが、入賞装置5と大
入賞装置6を遊技盤2に別個に設けてもよい。また図示
のセンター役物7には、入賞装置5と大入賞装置6との
間に発光ダイオードからなる始動入賞回数表示灯38を設
け、大入賞装置6の開放回数の表示を行なうようになっ
ている。尚、発光ダイオードの発光色を変えたり、点滅
表示等により当該発光ダイオードの設置数以上の可視表
示が可能である。
次に、上記のような構成のパチンコ機における遊技に
ついて簡単に説明する。
パチンコ機のハンドルを回すと打球発射装置が作動し
て打球を発射し、この打球が遊技部4を流下してセンタ
ー役物7の普通電動役物51からなる球入口17に入ると、
誘導路18を介して入賞室13内に流入する。このとき誘導
路18に臨ませた例えば球検出スイッチ40が打球を検出し
て、電気的制御手段に検出信号を送り、電気的制御手段
は賞球排出装置を作動させて所定数の例えば7個の賞球
を排出する。尚、この実施例の場合、始動入賞口43に入
球した場合も7個の賞球排出を行ない、他の入賞口は全
て13個の賞球を排出する。入賞室13内では、常時回転す
るモータ19によりロータ21が回転し、このロータ21の駆
動ピン22と係合ピン23が係合する回転板24が常時定速
(例えば一回転4.8秒)で回転している。入賞室13内に
流入した打球は回転板24上に落下するか、あるいは回転
するロータ21の駆動ピン22に衝突して左右の普通入賞口
15に入る。
障害機構16の回転板24上に落下した打球は、障害ピン
25に係止したり、衝突して流下方向を変えながら傾斜し
た回転板24上を転動して入賞室13の前縁に設けた権利入
賞口14に運良く入ると、所定の条件で大入賞装置6を第
1状態から第2状態に変化させる特別作動の権利を獲得
する。この権利状態において、所定の条件とは、例えば
遊技部4に設けた始動入賞口43に打球が入賞し、始動ス
イッチ84がオンすることであり、この始動スイッチ84が
オンすると、電気的制御手段が開閉用ソレノイド32を励
磁してゲート31を回動させて横長開口部30を約10秒経過
するか、または10カウントスイッチ44が10個の入賞を検
出するまで開放作動する特別作動を行ない、最大16回ま
で上記特別作動の権利を行使することができる。即ち、
始動入賞口43に16個入賞すると上記特別作動の権利は消
滅する。また、大入賞装置6は上記所定の条件が終了す
るか予め設定する特別条件が発生すると特別作動の権利
が消滅する。上記特別条件とは、例えば上記権利状態中
に球入口17に入った打球が権利入賞口14に再び入って権
利スイッチ28がオンすることである。
次に、上記のような遊技を第5図の電気的制御手段の
ブロック図及び第6図のフローチャートにより説明す
る。
第5図において、68はデータの演算等に使用されるRA
M等からなる中央演算処理装置(以下CPUという)、69は
CPU68に所定のパルスを供給するクロック回路、70はCPU
68をリセットするリセット回路、71は電源投入時にCPU6
8等を初期状態とする電源リセット回路、72は上記リセ
ット回路70に所望のパルスを供給するための分周回路、
73は上記CPU68を作動させるためのプログラム及びデー
タが格納されているメモリー(以下PROMという)、74は
入出力制御装置、75は特別入賞球検出回路、76は始動入
賞球検出回路、77は10カウント検出回路、78は開閉用ソ
レノイド駆動回路、79は普通電動役物を駆動する普通電
動役物駆動回路、81はランプ駆動回路、82は電子音回
路、83は各種表示灯を点灯するLED駆動回路である。更
に、84は始動入賞口43に設けた始動スイッチ、86は特定
入賞球検出回路、61は特定検出手段60の普通電動役物ス
イッチである。
第6図において、CPU68はタイマ回路から周期的に入
力される割込信号により起動され、ROMに書き込まれて
いる以下のプログラムを実行する。
CPU68は、割込信号が入力されるとステップ1におい
て、電源が初期投入されたかどうかを判定し、初期投入
の場合はステップ2において、RAMのクリアなどの初期
設定処理を実行する。初期投入でない場合は、ステップ
3にジャンプする。ステップ3では表示用のタイマに関
する処理を行い、次のステップ4において、各スイッチ
が短絡や断線などをしていないかチェックする。ステッ
プ4で短絡などスイッチの以上が検出されると、ステッ
プ5においてエラーと判断され、ステップ29へ進む。一
方、スイッチの異常が検出されなければ、ステップ101
へ進み、遊技盤面内に設けてある特定検出手段60(入賞
口でも通過口でもよい)に臨ませた普通電動役物スイッ
チ61がオンになったかどうか判定する。オンされていな
ければステップ6へジャンプするが、オンされていれば
ステップ102において普通電動役物51が開放しているか
どうか判定する。当然初期状態では開放していないので
あるが、本プログラムは、短時間に周期的に入力される
割込信号の周期以内で全ての処理が終了するようになっ
ているため、その時点の動作状態等を毎回チェックする
必要があるため、各所に同様の判定のステップが含まれ
ているので、この説明も実際の動作とは一致しない場合
があるが、各ステップの処理内容の説明を行っているも
のである。
ステップ102において、普通電動役物51が開放してい
ると判定すると、ステップ6へジャンプするが、開放し
ていないと判定すると、ステップ103において、普通電
動役物開放モードをセットする。
次のステップ6では、権利スイッチ28がオンされたか
どうかをチェックし、オンされていなければステップ8
へジャンプするが、オンされている場合には、ステップ
7において、権利の発生又は消滅の処理が実行される。
ここでは、権利スイッチ28のオン検出時に、権利中か権
利中でないかにより、権利の発生又は消磁それぞれの処
理を行う。権利中の場合には、当該権利を消滅させ、権
利中でない場合には、権利を発生させる。次のステップ
8では、権利中かどうかを判定し、権利中でない場合
は、ステップ14へジャンプする。権利中の場合は、ステ
ップ9において、始動スイッチ84がオンされたかどうか
判定し、オンされていなければステップ14へジャンプ
し、オンされていれば、ステップ10で始動入賞口43への
入賞数を継続数として加算処理し、次のステップ11でそ
の継続数が予め定められている最大数(本実施例では16
回)に達したかどうかを判定し、最大数に達している場
合には、ステップ12で当該権利を消滅させてから、ステ
ップ13で役始動をセットする。
ステップ14では、普通電動役物51が開放中かどうか判
定し、開放中の場合はステップ16へジャンプし、開放中
でなければ、ステップ15で普通電動役物用開放モード
(ステップ103でセットされる)がセットされているか
どうか判定する。セットされていなければステップ19へ
ジャンプし、セットされていれば、ステップ16におい
て、普通電動役物51を普通電動役物駆動回路79を介して
6秒間開放させるための出力をオンして開放させる。次
のステップ17では、6秒間の開放時間が終了したかどう
か判定し、終了していればステップ18において普通電動
役物開放モードがリセットされ、開放出力がオフされ開
放は終了する。本実施例では普通電動役物51を権利入賞
口14へ通じる球入口17として使用しているため、その開
放により権利スイッチ28への入賞が可能又は容易となる
ものである。
次のステップ19では、大入賞口開放フラグがセットさ
れているかどうか判定し、セットされていればステップ
22へジャンプし、セットされていなければステップ20に
おいて役始動(ステップ13でセットされる)がセットさ
れているかどうか判定される。役始動がセットされてい
ないとステップ30へジャンプし、セットされていればス
テップ21で大入賞口開放フラグがセットされる。
ステップ22において、10カウントスイッチ44による打
球の検出の有無と、検出が有った場合、その計数処理が
実行される。10カウントスイッチ44の検出がなされる
と、ステップ23で、ステップ22で計数した数が『10』に
達したかどうか判定し、『10』に達していれば、ステッ
プ26へジャンプするが、『10』に達していない場合、ス
テップ24において、大入賞口開放出力をセット(10秒
間)し、大入賞口を開放させる。ステップ25では、10秒
間にセットされた大入賞口開放出力が終了したか(10秒
間経過したか)どうか判定し、終了していなければステ
ップ30へジャンプし、終了していれば、ステップ26にお
いて、大入賞口開放フラグ及び大入賞口開放出力をリセ
ットして、大入賞口の開放を終了させるとともに、ステ
ップ13でセットされた役始動をリセットする。次のステ
ップ27では10カウント数が『0』かどうか、つまり大入
賞装置6からなる大入賞口の開放中に1個も打球が大入
賞口に入賞しなかったかどうか判定し、1個も入賞して
いない場合にはステップ28でエラーをセットして、ステ
ップ30へ進む。
ステップ29では、ステップ5でエラーと判定される
と、エラー処理を実行する。次のステップ30では、今回
の処理による状態に応じた表示灯の処理を行う。そして
エラーがセットされている場合ステップ32でエラーの表
示灯処理が施され、エラーでない場合ステップ33で各状
態に応じた表示がセットされる。次にステップ34では、
表示灯同様に各状態に応じた動作音が選択され、次のス
テップ34で選択された動作音をセットする。その後ステ
ップ36で、次の割込信号が入力されるのを待機する。そ
して割込信号が入力されると、上述したステップ1以下
の処理を実行する。
上記のような実施例によれば、普通電動役物51の作動
(開放)により、権利入賞口14の入賞率が高くなり、遊
技者の期待感を高めることができる。
上記した実施例では、普通電動役物51を権利入賞口14
へ通じる球入口17に位置させたが、当該普通電動役物51
を始動入賞口43に適用することもできる。この実施例に
おける普通電動役物51は、第9図ないし第12図に示すよ
うに、ベース板52の前面に打球を受入れるポケット53
と、該ポケット53の上縁開口縁の左右に一対の回動翼片
54を設けて構成している。
ポケット53はベース板52の中央部の下半部に固定さ
れ、当該ベース板52に開設した通孔52aに連通し、上方
開口部から流入する球をこの通孔52aを通して遊技盤の
後方へ流出可能に構成してある。そして、前面には飾板
53aを貼設して上記開口部を覆うと共に、この飾板53aに
2本の支軸を後方へ向けて植設し、前記回動翼片54を回
動自在に軸支する。
回動翼片54は軸支側基端部分に凹部54aを設け、該凹
部54aにベース板52に開設した透孔を通して後述する揺
動部材55の揺動衝突55aを遊嵌させる。
上記回動翼片54を回動さるせ作動伝達機構56は電動役
物作動用ソレノイド57の励磁によってスライドするプラ
ンジャ58の直線運動を回動運動に変換させるもので、プ
ランジャ58と連動杆56aと上記した揺動部材55をピン56b
で枢着してなる。尚、連動杆56aは電動役物作動用ソレ
ノイド57の左右に2本配置してあり、揺動部材55の左右
両端に連絡してある。
また、上記ポケット53の開口上端には始動スイッチ84
を臨ませ、回動翼片54の間に流入する球を検出可能とす
る。
上記のように構成された普通電動役物51としての所謂
電動チューリップは、常態において電動役物作動用ソレ
イド57が消磁し、戻りスプリング58aの付勢によってプ
ランジャ58が後退し、揺動部材55の揺動突起55aが上向
きとなり(第9図及び第11図)、回動翼片54は先端を閉
じて打球が流入できない遊技者に利益を与えられない状
態となっている。一方、電動役物作動用ソレノイド57を
励磁するとプランジャ58がスライドして連動杆56aを介
して揺動部材55が支軸を始点に揺動して揺動突起55aを
下向きに回動させ、回動翼片54aを開放して、球が流入
し易い状態に変換し、遊技者に利益を与えることができ
る(第12図)。
尚、この実施例における電動チューリップ51は状態で
回動翼片54の間に球が流入できないように閉じている
が、常態時の回動翼片54の間隔を球1個が通過可能な程
度として球の流入が可能なように構成してもよい。
また、第7図及び第8図において説明していない符号
は第1図ないし第4図に示した実施例における同一符号
と同一構成なので説明を省略する。
そして、遊技部4に配設した特定検出手段60への入球
または通過によって、上記普通電動役物51を作動させる
のである。
以下に、第13図のフローチャートを参照して、普通電
動役物51を始動入賞口43に適用する遊技を説明する。
CPU68はタイマ回路から周期的に割込信号により起動
され、ROMに書き込まれている以下のプログラムを実行
する。
CPU68は、割込信号が入力されるとステップ1におい
て、電源が初期投入されたかどうかを判定し、初期投入
の場合はステップ2においてRAMのクリアなどの初期設
定処理を実行する。初期投入でない場合は、ステップ3
にジャンプする。ステップ3では、表示用のタイマに関
する処理を行い、次のステップ4において、各スイッチ
が短絡や断線などをしていないかチェックする。ステッ
プ4で短絡などスイッチの異常が検出されると、ステッ
プ5においてエラーと判断され、ステップ29へ進む。一
方、スイッチの異常が検出されなければ、次のステップ
6では、権利スイッチ28がオンされたかどうかをチェッ
クし、オンされていなければステップ8へジャンプする
が、オンされている場合には、ステップ7において、権
利の発生又は消滅の処理が実行される。ここでは、権利
スイッチ28のオン検出時に、権利中か権利中でないかに
より、権利の発生又は消滅それぞれの処理を行う。権利
中の場合には、当該権利を消滅させ、権利中でない場合
には、権利を発生させる。
次に本実施例では権利スイッチ28が普通電動役物スイ
ッチ61を兼ねているので、ステップ301において、普通
電動役物51が作動中(本実施例では所定時間内に複数回
開閉動作する)かどうか判定し、作動中の場合にはステ
ップ8へジャンプし、作動中でない場合は、ステップ30
2において普通電動役物作動モードをセットする。
次のステップ8では、権利中かどうかを判定し、権利
中でない場合は、ステップ14へジャンプする。権利中の
場合は、ステップ9において始動スイッチ84がオンされ
たかどうか判定し、オンされていなければステップ14へ
ジャンプし、オンされていれば、ステップ10で始動入賞
口43への入賞数を継続数として加算処理し、次のステッ
プ11でその継続数が予め定められている最大数(本実施
例では16回)に達したかどうかを判定し、最大数に達し
ている場合には、ステップ12で当該権利を消滅させてか
ら、ステップ13で役始動をセットする。
ステップ14では、普通電動役物51が作動中かどうか判
定し、作動中(開放中)の場合はステップ16へジャンプ
し、作動中でなければ、ステップ15で普通電動役物作動
モード(ステップ302でセットされる)がセットされて
いるかどうか判定する。セットされていなければステッ
プ19へジャンプし、セットされていれば、ステップ16に
おいて、普通電動役物51を作動させるため普通電動役物
駆動回路79をオンして作動させる。次のステップ17で
は、普通電動役物51の作動が終了したかどうか判定し、
終了していればステップ18において普通電動役物作動モ
ードがリセットされ、作動出力がオフされ作動は終了す
る。本実施例では、普通電動役物51を始動入賞口43とし
て使用しているので、権利スイッチ28の検出により普通
電動役物51が開閉動作し、その動作中に入賞した打球に
より権利中の場合には、大入賞口即ち大入賞装置6が開
放される。従って、遊技者は容易に打球を大入賞装置6
へ入球させることができる。
次のステップ19では、大入賞口開放フラグがセットさ
れているかどうか判定し、セットされていればステップ
22へジャンプし、セットされていなければステップ20に
おいて役始動(ステップ13でセットされる)がセットさ
れているかどうか判定される。役始動がセットされてい
ないとステップ30へジャンプし、セットされていればス
テップ21で大入賞口開放フラグがセットされる。
ステップ22において、10カウントスイッチ44による打
球の検出の有無と、検出があった場合、その計数処理が
実行される。10カウントスイッチ44の検出がなされる
と、ステップ23で、ステップ22で計数した数が『10』に
達したかどうか判定し、『10』に達していれば、ステッ
プ26へジャンプするが、『10』に達していない場合、ス
テップ24において、大入賞口開放出力をセット(10秒
間)し、大入賞口を開放させる。ステップ25では、10秒
間にセットされた大入賞口開放出力が終了したか(10秒
間経過したか)どうか判定し、終了していなければステ
ップ30へジャンプし、終了していれば、ステップ26にお
いて、大入賞口開放フラグ及び大入賞口開放出力をリセ
ットして、大入賞口の開放を終了させるとともに、ステ
ップ13でセットされた役始動をリセットする。次のステ
ップ27では10カウント数が『10』かどうか、つまり大入
賞装置6からなる大入賞口の開放中に1個も打球が大入
賞口に入賞しなかったかどうか判定し、1個も入賞して
いない場合ステップ28でエラーをセットして、ステップ
30へ進む。
ステップ30では今回の処理による状態に応じた表示灯
の処理を行う。そしてエラーがセットされている場合ス
テップ32でエラーの表示灯処理が施され、エラーでない
場合ステップ33で各状態に応じた表示がセットされる。
次にステップ34では、表示灯同様に各状態に応じた動作
音が選択され、次のステップ34で選択された動作音をセ
ットする。その後ステップ36で、次の割込信号が入力さ
れるのを待機する。そして割込信号が入力されると、上
述したステップ1以下の処理を実行する。
以上、本発明を図面の実施例について説明したが、本
発明は上記した実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施
できる。例えば、特定検出手段として、打球を遊技盤の
後方へ取り込む入賞口形式のものを図示しているが、打
球を普通電動役物スイッチで検出したあとも遊技部内の
流下を続けることのできる所謂通過チャッカー、或いは
ゲート形式のものでもよい。また、普通電動役物の作動
は、間歇動作であってもよいし、連続動作であってもよ
い。
〈発明の効果〉 以上要するに本発明は、権利入賞口と普通入賞口を備
え、特別条件の成立により遊技者に不利な状態から遊技
者に有利な状態に変換可能なパチンコ機において、大入
賞装置、普通電動役物、特定検出手段等が相互に関連す
ると共に、普通電動役物が権利入賞口へ通じる球入口に
なって、権利入賞口へ入球する確率が変化するので、パ
チンコ遊技に厚味がでて、遊技者に飽きられることがな
く、且ついたずらに射幸心を煽ることのないパチンコ機
を提供する。また、遊技者は、大入賞装置、普通電動役
物等の作動関係を容易に視認でき、自己の遊技技術によ
ってより多くの賞球を獲得する技術介入の喜びを得るこ
とができる。更に、本発明に係るパチンコ機は、各部の
入賞率の設定等により遊技者と遊技店との利益バランス
を図ることも容易となり、ギャンブル性を押えた健全で
且つ興趣に富むパチンコ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は遊技盤の正面
図、第2図は上記遊技盤に配設したセンター役物の一部
欠截正面図、第3図は同上の縦断面図、第4図は大入賞
装置の縦断面図、第5図は電気的制御手段の一例のブロ
ック図、第6図は遊技の一例のフローチャート、第7図
は他の実施例を示す遊技盤の正面図、第8図は上記遊技
盤に配設したセンター役物の一部欠截正面図、第9図は
上記遊技盤に配設した普通電動役物の正面図、第10図は
同上の横断面図、第11図は第9図のXI−XI線断面図、第
12図は第9図のXII−XII線断面図、第13図は他の遊技の
フローチャートである。 2…遊技盤、6…大入賞装置、14…権利入賞口、15…普
通入賞口、51…普通電動役物、60…特定検出手段、61…
普通電動役物スイッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤に遊技者にとって不利な第1状態と
    遊技者に有利な第2状態とに変換可能な大入賞装置と、
    始動入賞口を少なくとも備えたパチンコ機において、 上記遊技盤には、駆動源の作動により遊技者に与える利
    益を変化させる普通電動役物と、所定の条件で大入賞装
    置を第1状態から第2状態に変化させる特別作動の権利
    を獲得できる権利入賞口及び賞球を獲得可能な普通入賞
    口を設けた入賞室を備える入賞装置と、前記普通電動役
    物の作動条件を創出可能な普通電動役物スイッチが臨む
    特定検出手段を配設し、 前記普通電動役物により前記入賞装置の球入口を形成す
    ると共に、当該球入口から入賞室へ入球した球を権利入
    賞口及び普通入賞口へ振り分け、 電気的制御手段により、前記大入賞装置と普通電動役物
    と特定検出手段を相互に関連付けたことを特徴とするパ
    チンコ機。
  2. 【請求項2】前記普通電動役物は、常態で球が入賞でき
    る開口構造となっていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のパチンコ機。
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