JP2946235B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2946235B2
JP2946235B2 JP21899890A JP21899890A JP2946235B2 JP 2946235 B2 JP2946235 B2 JP 2946235B2 JP 21899890 A JP21899890 A JP 21899890A JP 21899890 A JP21899890 A JP 21899890A JP 2946235 B2 JP2946235 B2 JP 2946235B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、遊技者にとって有利に遊技を進めること
のできる利益状態に変換可能なパチンコ機に関する。
〈従来の技術〉 周知のように、遊技者にとって有利に遊技を進めるこ
とのできる利益状態に変換可能なパチンコ機は、従来か
ら数多く提案されており、この種のパチンコ機に用いら
れる入賞装置は、通常、開閉可能な球受部材によって遊
技部と区画される凹室を有し、該凹室には特別の利益状
態を創出可能な特別入賞口と普通入賞となる一般入賞口
とが設けてある。また、上記凹室には球受部材が開放中
に凹室に流入した球を特別入賞口または普通入賞口へ振
り分けるために各種の振分手段が収設されている。例え
ば、特開昭63−229082号公報では、傾斜底板を前後方向
に揺動させたり、中央の仕切板を上下或いは左右方向に
回転させたりして、ストッパー片と共に球を貯留してい
る。また、実開昭61−63278号公報では、傾斜底板に駆
動源により可動する球誘導片を設けて、球が特別入賞口
へ入賞し易くなるように誘導可能としている。更に、実
開昭63−77087号公報では、凹室の中段に設けた仕切板
を前後方向に回転させて特別入賞口の入賞確率を変化さ
せている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来の入賞装置、例えば特開昭63−22
9082号公報に記載された入賞装置のように、中央の仕切
板が大きく回転するものは動作がダイナミックである。
しかし、仕切板の回転のために大きな回転空間が必要と
なるので、入賞装置自体も大型化し易い。そのため、傾
斜底板の動作方向が前後方向の揺動運動に限定されてい
る。また、実開昭61−63278号公報のものは、球誘導片
が常に遊技者に目視されているので、球の誘導方向を予
測でき意外性に欠け、パチンコ遊技の興趣が低い。
そして、従来のパチンコ機においては、遊技者にとっ
て有利な状態になるか不利な状態になるか、見方を変え
れば遊技店にとって不利か有利か、2つの状態しか取る
ことができないので、結局、ギャンブル性が増加し、い
たずらに射幸心を煽ることになっているのが現状であ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、所定条件の成
立した場合に、駆動源によって球受部材が作動して遊技
者にとって不利な状態から有利な状態に変換可能な変動
入賞装置と、当該変動入賞装置を電気的に制御する電気
的制御手段とを少なくとも備えたパチンコ機において、
遊技盤には、変動入賞装置を配設すると共に当該変動入
賞装置の変換条件に関わる球検出器が臨む始動検出手段
と、駆動源の作動によって遊技者に利益を付与可能な普
通電動役物と、該普通電動役物の作動条件に関わる作動
スイッチが臨む特定検出手段とを配設し、前記普通電動
役物と前記始動検出手段とを電気的に独立して作動可能
にしたことを特徴とする。
〈作用〉 遊技盤に配設した始動検出手段と普通電動役物とが、
電気的に独立して作動し、遊技者に与える利益が変化す
る。
〈実施例〉 以下、本発明を図面の実施例について説明する。
第1図は変動入賞装置1を配設したパチンコ機2の正
面図で、パチンコ機2の概略は、外枠3の一側に内枠4
をヒンジ5により開閉可能に蝶着すると共に、上記内枠
4に開設した窓部に金枠6を設け、窓部の上方部分には
遊技盤7を後方から臨ませ、窓部の下方部分には球を貯
留する上受皿8を有する上受皿セットを設け、また内枠
4の下方部分には発射杆(図示せず)を回転駆動して球
を遊技盤7の表面のガイドレール9で囲まれる遊技部10
内へ打ち込むためのグリップ11と上受皿8から溢れた球
を貯留する下受皿12等が配設された下受皿セットを設け
てなる。
また、上記遊技盤7のガイドレール9で囲まれた遊技
部10には変動入賞装置1と始動口スイッチ84…が臨んで
始動検出手段を構成している基板13に設けた複数の始動
口14…とアウト口15等が配設され、上記変動入賞装置1
の側方位置には特定入賞手段を構成する特定入賞口16が
配設され、更に図示していない多数の障害釘が配設され
ている。一方、ガイドレール9の外側には、賞球排出表
示灯17や打止め表示灯18など各種の表示装置が設けてあ
る。
そして、遊技者が発射した球が変動入賞装置1や始動
口14等に入賞したときには賞球排出装置(図示せず)に
よって入賞価値に応じた所定数の賞球が上受皿8へ排出
され、いずれにも入賞しなかった球はアウト口15に回収
されるように構成されている。
変動入賞装置1の概略は、遊技盤7の表面に取付ける
取付基板19のほぼ中央に開口部20を開設し、取付基板19
の表面の上部には複数の天入賞口21を有する鎧部22を開
口部20の上縁全幅に亘って突設し、取付基板19の表面の
下部には区画部材23で区画したポケット状の左右の一般
入賞口24及び特別入賞口25のための受枠26を突設する。
また、上記一般入賞口24の左右に流入阻止壁27を突設
し、開口部20の左右の取付基板19表面には一対の球受部
材28を回動軸29により回動自在に軸着する。尚、第1図
では、変動入賞装置1における鎧部22に添設する上飾板
と、特別入賞口25及び一般入賞口24並びに流入阻止壁27
に添設する下飾板等を省略している。また、上記上飾板
には表示窓を設け、この表示窓に後述する継続回数表示
灯32となるいわゆるデジタル表示器を臨ませる。更に、
上記取付基板19には複数の発光ダイオード等を設けて後
述する10カウント表示灯33を形成する。
上記取付基板19の裏側には、前面が開口したリヤケー
ス41を取付けることにより開口部20に連通した凹室42を
形成し、上記リヤケース41の裏面には、電気的制御装置
に電気的に接続した駆動源としての開閉用ソレノイド43
を設け、球受部材28の回動軸29の端部に嵌着したクラン
ク部材44のピンを作動板45の長孔46内に遊嵌する。
また、第1図に示したパチンコ機2に配設した変動入
賞装置1では、当該変動入賞装置1が遊技者に利益を供
与する普通電動役物としても機能するように上記球受部
材28を制御する普通電動役物作動用ソレノイド30が設け
てある。即ち、第2図に示すように、上記開閉用ソレノ
イド43の間に球受部材28の開放角度を制限するための普
通電動役物作動用ソレノイド30を設け、当該ソレノイド
30のプランジャ31を作動板45に臨ませ、例えば、この普
通電動役物作動用ソレノイド30を励磁したときに、開閉
用ソレノイド43のストロークが通常時のほゞの半分にな
るように設定する(第2図破線の状態)。
従って、上記のような変動入賞装置1によれば、開閉
用ソレノイド43が消磁した状態においては、左右の球受
部材28が戻りスプリング46の付勢力により各々ほぼ直立
状に起立して打球を受け止めない第1状態を維持し、電
気的制御装置からの給電により開閉用ソレノイド43を励
磁すると作動板45が上昇して球受部材28が第1図におい
て外向きに約90度近く回動して、第1図に実線で示すよ
うに、左右の球受部材28が外側端部を僅かに高く、対向
する内側端部を僅かに低くして停止する第2状態に変換
する。そして、開閉用ソレノイド43を消磁すると、戻り
スプリング46の付勢により球受部材28が内向きに戻り回
動して第1状態に復帰する。また、開閉用ソレノイド43
と普通電動役物作動用ソレノイド30を同時に励磁する
と、当該変動入賞装置1は普通電動役物として機能し、
作動板45の可動巾が制限されて、球受部材28が充分に開
かない第1図に破線で示す状態となる。しかし、この状
態においても、遊技者に利益を与えることができる。
一方、上記凹室42の内部中段、即ち、球受部材28の回
動軸29のやや下方位置には、後方に向いた緩い下り傾斜
を有する中仕切棚板47を設け、凹室42を上凹室42aと下
凹室42bとに分割する。上記中仕切棚板47の後縁とリヤ
ケース41の後壁との間には球が落下する落下部を設け
て、上凹室42aと下凹室42bとを連通させる。
また、凹室42の下方部分には傾斜した底板部49を設け
る。この底板部49の傾斜下端には一般入賞口24及び特別
入賞口25を臨ませ、上凹室42aに流入して落下部から下
凹室42bに落下した球を、特別入賞口25または一般入賞
口24へ導く。
尚、上凹室42aまたは下凹室42b内に、各種の球振分装
置や球貯留装置を設けて球の動きに変化を与えるように
してもよい。
第3図は他の実施例を示すパチンコ機2の正面図であ
って、この実施例では基板13に普通電動役物として所謂
電動チューリップ48を設けている。
この電動チューリップ48は、第5図ないし第8図に示
すように、ベース板35の前面に打球を受入れるポケット
36と、該ポケット36の上縁開口縁の左右に一対の回動翼
片37を有している。
ポケット36はベース板35の中央部の下半部に固定さ
れ、当該ベース板35に開設した通孔35aに連通し、上方
開口部から流入する球をこの通孔35aを通して遊技盤の
後方へ流出可能に構成してある。そして、前面には飾板
36aを貼設して上記開口部を覆うと共に、この飾板36aに
2本の支軸を後方へ向けて植設し、前記回動翼片37を回
動自在に軸支する。
回動翼片37は軸支側基端部分に凹部37aを設け、該凹
部37aにベース板35に開設した透孔を通して後述する揺
動部材38の揺動突起38aを遊嵌させる。
上記回動翼片37を回動させる作動伝達機構39は電動役
物作動用ソレノイド30の励磁によってスライドするプラ
ンジャ31の直線運動を回動運動に変換させるもので、プ
ランジャ31と連動杆39aと上記した揺動部材38をピン39b
で枢着してなる。尚、連動杆39aは電動役物作動用ソレ
ノイド30の左右に2本配置してあり、揺動部材38の左右
両端に連絡してある。
また、上記ポケット36の開口上端には球検出器40を臨
ませ、回動翼片37の間に流入する球を検出可能とする。
上記のように構成された普通電動役物としての所謂電
動チューリップは、常態において電動役物作動用ソレノ
イド30が消磁し、戻りスプリング31aの付勢によってプ
ランジャ31が後退し、揺動部材38の揺動突起38aが上向
きとなり(第5図及び第7図)、回動翼片37は先端を閉
じて打球が流入できない遊技者に利益を与えられない状
態となっている。一方、電動役物作動用ソレノイド30を
励磁するとプランジャ31がスライドして連動杆39aを介
して揺動部材38が支軸を支点に揺動して揺動突起38aを
下向きに回動させ、回動翼片37を開放して、球が流入し
易い状態に変換し、遊技者に利益を与えることができる
(第8図)。
尚、この実施例のおける電動チューリップ48は常態で
回動翼片37の間に球が流入できないように閉じている
が、常態時の回動翼片37の間隔を球1個が通過可能な程
度として球の流入が可能なように構成してもよい。ま
た、普通電動役物として電動チューリップ48を設けた第
3図に示す実施例における変動入賞装置1は第4図に示
すように電動役物作動用ソレノイドがないだけであるの
で、前記した実施例と同一符号を付して説明を省略す
る。
次に、上記のような構成の変動入賞装置1を配設した
パチンコ機2の具体的な遊技及び各部の動作を説明す
る。
第9図において、68はデータの演算等に使用されるRA
M等からなる中央演算処理装置(以下CPUという)、69は
CPU68に所定のパルスを供給するクロック回路、70はCPU
68をリセットするリセット回路、71は電源投入時にCPU6
8等を初期状態とする電源リセット回路、72は上記リセ
ット回路70に所望のパルスを供給するための分周回路、
73は上記CPU68を作動させるためのプログラム及びデー
タが格納されているメモリー(以下PROMという)、74は
入出力制御装置、75は継続入賞球検出回路、76は始動入
賞球検出回路、77は10カウント検出回路、78は開閉用ソ
レノイド駆動回路、79は普通電動役物を駆動する普通電
動役物駆動回路、81はランプ駆動回路、82は電子音回
路、83は各種表示灯を点灯するLED駆動回路である。更
に、84a,84bは各始動口14a,14bに設けた始動口スイッ
チ、85は10カウントスイッチ、86は特定入賞球検出回
路、87は特定検出手段の作動スイッチ、88は継続入賞ス
イッチである。
電源の投入によりCPU68はRAMのクリヤーや各部のチェ
ック等のステップ1の初期設定を行ない、異常がなけれ
ばパチンコ遊技を開始する。
遊技者が発射した打球が、アウト口15の上方の遊技部
10に形成した第1始動口14aまたは第2始動口14bに流入
すると、当該第1始動口14aに臨ませた第1始動口スイ
ッチ84a(第10図においては始動SWと略記する)または
第2始動口14bに臨ませた第2始動口スイッチ84b(第10
図においては始動SWと略記する)が流入した球を検出す
るので、CPU68はステップ2において始動口スイッチ84
a,84bのオン・オフを判別し、始動口スイッチ84…がオ
ンならばステップ3に進み、オフならばステップ101へ
進み、普通電動役物の作動条件を判別する。即ち、特定
入賞球検出回路86を介して特定入賞口16に臨ませた作動
スイッチ87のオン・オフを判別し、オフならばステップ
2へ戻る。
一方、作動スイッチ87がオンならば、ステップ102へ
分岐し、普通電動役物を例えば6秒間作動させる。即
ち、第1図に示すパチンコ機2においては、開閉用ソレ
ノイド43と普通電動役物作動用ソレノイド30とを普通電
動役物駆動回路79を介して共に励磁することにより、球
受部材28を第1図に破線で示すように小開きとする。ま
た、第3図に示すように所謂電動チューリップ48を設け
たパチンコ機2においては当該電動チューリップ48の電
動役物作動用ソレノイド30を励磁することにより、回動
翼片37を開放する。
そして、次のステップ103では、開放中の電動役物、
即ち小開きの球受部材28また電動チューリップ48の回動
翼片37の開放時間が6秒間経過したかを判別し、6秒間
経過するまでステップ103で待機し、6秒間経過すると
ステップ2へ復帰する。
尚、上記普通電動役物が作動中は始動口スイッチ84a,
84bの判別を行なわないようにしてあるので、実質的に
始動口スイッチ84a,84bは無効化されている。
ステップ3においてCPU68は、第1始動口スイッチ84a
または第2始動口スイッチ84bのオンにより、開閉用ソ
レノイド駆動回路78に駆動信号を送出して開閉用ソレノ
イド43を所定間隔、所定回数励磁して球受部材28を所定
時間開放する共に、RAM内の10カウントカウンタ及び継
続カウントカウンタをクリヤーする。尚、第1始動口ス
イッチ84aの場合は0.7秒2回、第2始動口スイッチ84b
の場合は0.4秒1回、球受部材28を開放するように設定
してある。
球受部材28が外向きに回動して凹室42が遊技部10と連
通している開放中に遊技部10を流下する球が球受部材28
によって上凹室42内に取り込まれると、この球は中仕切
棚板47の上面を落下部に向けて転動し、落下部から下凹
室42に入り、球は底板部49上を転動して特別入賞口25
か、または左右の一般入賞口24に入球する。
上記のようにして凹室42へ流入した球が運良く特別入
賞口25に入球すると、当該特別入賞口25に臨ませた継続
入賞スイッチ88(第10図においては継続SWと略記する)
がオンする。このとき、CPU68はステップ4において継
続入賞スイッチ88のオン・オフを判別しており、継続入
賞スイッチ88がオンならば、遊技者にとって特別利益状
態となる特別遊技に移行するため、ステップ5において
球受部材28を直ちに起立させ、ステップ6において各始
動口14の始動口スイッチ84を無効化する。
特別遊技が開始すると、CPU68はステップ7で継続カ
ウントカウンタを+1する。尚、このときのカウント
値、即ち継続回数はLED駆動回路83を介して継続回数表
示灯32により遊技者に可視表示される。尚、継続回数が
2桁になる場合は、表示色を変えて各桁を表示したり、
点灯と点滅や点滅間隔の相違で識別するようにするとよ
い。勿論2桁の継続回数表示灯32を設けてもよい。
そして、ステップ8において10カウントカウンタをク
リアし、ステップ9において球受部材28を所定時間内に
所定回数、例えば約28.5秒間に18回開閉させることを1
サイクルとする18回開閉動作処理を開始する。
そして、ステップ10で継続入賞スイッチ88のオン・オ
フを判定し、オンならばステップ11へ進む。このステッ
プ11では継続カウントカウンタのカウント値を判別し、
例えば『15』以下の場合はステップ7へ戻る。従って、
特別遊技の1サイクルを16回繰り返す。一方、上記カウ
ント値、即ち継続回数が16回の場合は、ステップ12に進
んで継続入賞スイッチ88を無効化し、ステップ13及びス
テップ14においては、特別遊技の終了条件を判別する。
即ち、ステップ10において継続入賞スイッチ88がオフの
場合は、ステップ13で凹室42に流入した球数を10カウン
トスイッチ85によりカウントし、カウント値が『9』以
下ならばステップ14に進んで球受部材28の開閉回数を判
別し、カウント値が『10』ならばステップ15に進んで18
回開閉動作処理を終了する。そして、ステップ16では無
効にした各始動口スイッチ84…を有効にし、新たに始動
口14…への入球を待つステップ2に戻る。尚、上記カウ
ント値は変動入賞装置1の取付基板19に設けた10カウン
ト表示灯33をLED駆動回路83を介して点灯させることに
より遊技者に可視表示する。
一方、球受部材28の始動口スイッチ84…による1回ま
たは2回の開放中に特別入賞口25への入球がない場合、
即ち、ステップ4において継続入賞スイッチ88がオフの
場合には、ステップ17に分岐して球受部材28の開放終了
を待ち、ステップ18において特別入賞口25即ち継続入賞
スイッチ88の有効タイマをスタートさせる。この有効時
間は例えば球受部材28の閉止後約3秒間である。そし
て、ステップ19においては、この有効時間内に再び始動
口14…への入球があるかどうかを判別し、入球があって
始動口スイッチ84…がオンしたならばステップ3に復帰
し、始動口スイッチ84…がオフならば次のステップ20で
継続入賞スイッチ88のオン・オフを判別し、オンならば
ステップ5に復帰し、オフならば次のステップ21に進
む。ステップ21では継続入賞スイッチ88の有効タイマの
終了を判別し、終了前ならばステップ19との間でループ
し、有効時間が終了したならばステップ2に復帰する。
特別遊技中及び始動口スイッチ84…のオンから継続入賞
スイッチ88の有効タイマが終了するまでの間は、特定検
出手段の作動スイッチ87のオン・オフの判別を行なわな
いようにしてあるので、実質的に作動スイッチ87は無効
化されている。
尚、CPU68は、他に電子音回路82を作動させて各始動
口14…への入球を知らせる効果音を発生させると共に、
ランプ駆動回路81を作動させて、ランプ群からなる表示
灯を点灯ないし点滅させて、始動口14への入球を視覚的
に表示すると共に、聴覚的にも表示する。また、凹室42
に設けた特別入賞口25に球が入賞すると、このときに
も、ランプ駆動回路81や電子音回路82を駆動してランプ
群からなる表示灯を点灯、点滅させて可視表示すると共
に、上記始動口14…への入球とは異なる効果音を発生さ
せ、遊技の雰囲気を盛り上げる。更に、普通電動役物の
開放中は、上記した場合と異なる態様で、視覚的、聴覚
的に表示を行なう。
また、本発明の第3図及び第4図に示すパチンコ機2
は、電動チューリップ48を第1始動口14aとして機能さ
せる第11図ないし第12図に示すフローチャートに従う以
下の遊技を行なうこともできる。
即ち、第11図に示すメインルーチンにおいて、電源の
投入によりCPU68はRAMのクリヤーや各部のチェック等の
ステップ1の初期設定を行ない、異常がなければパチン
コ遊技を開始する。
一方、第12図に示す割込処理では、遊技盤に設けた特
定入賞口16に臨ませた作動スイッチ87、或いは遊技盤に
配設した所謂チャッカー等、通過型の検出器からなる作
動スイッチのオンにより、普通電動役物としての電動チ
ューリップ48を作動させて打球を受け入れ易い状態に変
換するようにしたものである。
即ち、この普通電動役物の作動は、CPU68に周期的に
入力されるクロック回路69のパルスにより作動する割込
処理により制御される。この割込処理では、まず、ステ
ップ1001において遊技盤に配設した特定入賞口16の作動
スイッチ87のオン・オフを監視し、オンされていなけれ
ば当該割込処理を終了し、オンされているならば、ステ
ップ1002で普通電動役物が作動中かどうか、即ち開放中
かどうかを判別する。普通電動役物が作動中の場合は作
動スイッチ87がオンしても、これによる開放は行なわれ
ないので割込処理を終了する。一方、普通電動役物が作
動中でない場合には、ステップ1003において普通電動役
物作動処理を行ない、当該普通電動役物としての所謂電
動チューリップ48の作動用ソレノイド30を普通電動役物
駆動回路79を介して例えば6秒間励磁し、回動翼片37を
6秒間開放し、開放終了後当該割込処理を終了する。従
って、この電動チューリップ48が開放しているあいだ
は、第1始動口14aに打球が入球し易く、特別遊技への
移行が容易になり、遊技者にとって有利となる。
そして、遊技者が発射した打球が、アウト口15の上方
の電動チューリップ48からなる第1始動口14aまたは第
2始動口14bに流入すると、当該第1始動口14aに臨ませ
た即ち電動チューリップに設けた球検出器40からなる第
1始動口スイッチ84a(以下、単に第1始動スイッチ84a
という。また第11図においては始動SWと略記する)また
は第2始動口14bに臨ませた第2始動口スイッチ84b(第
11図においては始動SWと略記する)が流入した球を検出
するので、CPU68はステップ2において始動口スイッチ8
4a,84bのオン・オフを判別し、始動口スイッチ84…がオ
ンならばステップ3に進み、オフならばステップ2にお
いて待機する。
ステップ3においてCPU68は、第1始動口スイッチ84a
または第2始動口スイッチ84bのオンにより、開閉用ソ
レノイド駆動回路78に駆動信号を送出して開閉用ソレノ
イド43を所定間隔、所定回数励磁して球受部材28を所定
時間開放する共に、RAM内の10カウントカウンタ及び継
続カウントカウンタをクリヤーする。尚、第1始動口ス
イッチ84aの場合は0.7秒2回、第2始動口スイッチ84b
の場合は0.4秒1回、球受部材28を開放するように設定
してある。
球受部材28が外向きに回動して凹室42が遊技部10と連
通している開放中に遊技部10を流下する球が球受部材28
によって上凹室42a内に取り込まれると、この球は中仕
切棚板47の上面を落下部に向けて転動し、落下部から下
凹室42bに入り、球は底板部49上を転動して特別入賞口2
5か、または左右の一般入賞口24に入球する。
上記のようにして凹室42へ流入した球が運良く特別入
賞口25に入球すると継続入賞スイッチ88(第11図におい
ては継続SWと略記する)がオンする。このとき、CPU68
はステップ4において継続入賞スイッチ88のオン・オフ
を判別しており、継続入賞スイッチ88がオンならば、遊
技者にとって特別利益状態となる特別遊技に移行するた
め、ステップ5において球受部材28を直ちに起立させ、
ステップ7において各始動口14の始動口スイッチ84を無
効化する。
特別遊技が開始すると、CPU68はステップ7で継続カ
ウントカウンタを+1する。尚、このときのカウント
値、即ち継続回数はLED駆動回路83を介して継続回数表
示灯32により遊技者に可視表示される。尚、継続回数が
2桁になる場合は、表示色を変えて各桁を表示したり、
点灯と点滅や点滅間隔の相違で識別するようにするとよ
い。勿論2桁の継続回数表示灯32を設けてもよい。
そして、ステップ8において10カウントカウンタをク
リアし、ステップ9において球受部材28を所定時間内に
所定回数、例えば約28.5秒間に18回開閉させることを1
サイクルとする18回開閉動作処理を開始する。
そして、ステップ10で継続入賞スイッチ88のオン・オ
フを判定し、オンならばステップ11へ進む。このステッ
プ11では継続カウントカウンタのカウント値を判別し、
例えば『15』以下の場合はステップ7へ戻る。従って、
特別遊技の1サイクルを16回繰り返す。一方、上記カウ
ント値、即ち継続回数が16回の場合は、ステップ12に進
んで継続入賞スイッチ88を無効化し、ステップ13及びス
テップ14においては特別遊技の終了条件を判別する。即
ち、ステップ10において継続入賞スイッチ88がオフの場
合は、ステップ13で凹室42に流入した球数を10カウント
スイッチ85によりカウントし、カウント値が『9』以下
ならばステップ14に進んで球受部材28の開閉回数を判別
し、カウント値が『10』ならばステップ15に進んで18回
開閉動作処理を終了する。そして、ステップ16では無効
にした各始動口スイッチ84…を有効にし、新たに始動口
14…への入球を待つステップ2に戻る。尚、上記カウン
ト値は変動入賞装置1の取付基板19に設けた10カウント
表示灯33をLED駆動回路83を介して点灯させることによ
り遊技者に可視表示する。
一方、球受部材28の始動口スイッチ84…による1回ま
たは2回の開放中に特別入賞口25への入球がない場合、
即ち、ステップ4において継続入賞スイッチ88がオフの
場合には、ステップ17に分岐して球受部材28の開放終了
を待ち、ステップ18において特別入賞口25即ち継続入賞
スイッチ88の有効タイマをスタートさせる。この有効時
間は例えば球受部材28の閉止後約3秒間である。そし
て、ステップ19においては、この有効時間内に再び始動
口14…への入球があるかどうかを判別し、入球があって
始動口スイッチ84…がオンしたならばステップ3に復帰
し、始動口スイッチ84…がオフならば次のステップ20で
継続入賞スイッチ88のオン・オフを判別し、オンならば
ステップ5に復帰し、オフならば次のステップ21に進
む。ステップ21では継続入賞スイッチ88の有効タイマの
終了を判別し、終了前ならばステップ19との間でループ
し、有効時間が終了したならばステップ2に復帰する。
上記のような遊技によれば、特定検出手段の作動スイ
ッチのオンを条件として、始動口の一部が打球が入賞し
易いように変換するので、遊技に厚みがでて、単に始動
口への入球によって変動入賞装置を遊技者に有利に変換
するパチンコ機に比べ飽きることがないし、いたずらに
射幸心を煽ることもない。
以上、本発明を図面の実施例について説明したが、本
発明は上記した実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施
できる。例えば、特定検出手段として、打球を遊技盤の
後方へ取り込む入賞口形式のものを図示しているが、打
球を作動スイッチで検出したあとも遊技部内の流下を続
けることのできる所謂通過チャッカー、或いはゲート形
式のものでもよい。
〈発明の効果〉 以上要するに本発明は、所定条件の成立した場合に、
駆動源によって球受部材が作動して遊技者にとって不利
な状態から有利な状態に変換可能な変動入賞装置と、当
該変動入賞装置を電気的に制御する電気的制御手段とを
少なくとも備えたパチンコ機において、遊技盤には、変
動入賞装置を配設すると共に当該変動入賞装置の変換条
件に関わる球検出器が臨む始動検出手段と、駆動源の作
動によって遊技者に利益を付与可能な普通電動役物と、
該普通電動役物の作動条件に関わる作動スイッチが臨む
特定検出手段とを配設し、前記普通電動役物と前記始動
検出手段とを電気的に独立して作動可能にしたので、特
別入賞口と一般入賞口を備えた凹室を有する変動入賞装
置を設けたパチンコ機において、変動入賞装置と始動検
出手段が関連し、普通電動役物と特定検出手段等が関連
し、普通電動役物と始動検出手段とは電気的に独立して
作動可能なので、パチンコ遊技に厚味がでて、遊技者に
飽きられることがなく、且ついたずらに射幸心を煽るこ
とのないパチンコ機を提供する。また、遊技者は、変動
入賞装置、普通電動役物等の作動状態を判断し、自己の
遊技技術に基づいてより多くの賞球を獲得する技術介入
の喜びを得ることができる。更に、本発明に係るパチン
コ機は、各部の入賞率の設定等により遊技者と遊技店と
の利益バランスを図ることも容易となり、ギャンブル性
を抑えた健全で且つ興趣に富むパチンコ機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はパチンコ機の正
面図、第2図は上記パチンコ機に配設した変動入賞装置
の背面図、第3図は他の実施例によるパチンコ機の正面
図、第4図は同上のパチンコ機に配設した変動入賞装置
の背面図、第5図は普通電動役物の一例としての電動チ
ューリップの正面図、第6図は同上の横断面図、第7図
は回動翼片が閉止した状態の第5図におけるVII−VII線
断面図、第8図は回動翼片が開放した状態の第5図にお
けるVIII−VIII線断面図、第9図は電気的制御手段のブ
ロック図、第10図ないし第12図は夫々各実施例のフロー
チャートである。 1…変動入賞装置、2…パチンコ機、14…始動口、24…
一般入賞口、25…特別入賞口、28…球受部材、48…普通
電動役物としての電動チューリップ、87…特定検出手段
の作動スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定条件の成立した場合に、駆動源によっ
    て球受部材が作動して遊技者にとって不利な状態から有
    利な状態に変換可能な変動入賞装置と、当該変動入賞装
    置を電気的に制御する電気的制御手段とを少なくとも備
    えたパチンコ機において、 遊技盤には、変動入賞装置を配設すると共に当該変動入
    賞装置の変換条件に関わる球検出器が臨む始動検出手段
    と、駆動源の作動によって遊技者に利益を付与可能な普
    通電動役物と、該普通電動役物の作動条件に関わる作動
    スイッチが臨む特定検出手段とを配設し、前記普通電動
    役物と前記始動検出手段とを電気的に独立して作動可能
    にしたことを特徴とするパチンコ機。
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