JP2602663B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP2602663B2
JP2602663B2 JP62229288A JP22928887A JP2602663B2 JP 2602663 B2 JP2602663 B2 JP 2602663B2 JP 62229288 A JP62229288 A JP 62229288A JP 22928887 A JP22928887 A JP 22928887A JP 2602663 B2 JP2602663 B2 JP 2602663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
opening
winning ball
winning
display mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62229288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6472775A (en
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP62229288A priority Critical patent/JP2602663B2/ja
Publication of JPS6472775A publication Critical patent/JPS6472775A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602663B2 publication Critical patent/JP2602663B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、パチンコ遊技機等のパチンコ玉を弾発し
て遊技する弾球遊技機に関し、特に、遊技者にとって有
利となるように変化可能な可変入賞球装置を備えた弾球
遊技機において、前記可変入賞球装置内に設けられた繰
り返し条件検出手段が作動することによって、可変入賞
球装置を遊技者に有利なように作動させ、かつその作動
が、繰り返し条件検出手段の出力があるごとに再度最初
から行われるような弾球遊技機の改良に関する。
「従来の技術」 従来、パチンコ玉を使用して遊技する弾球遊技機、特
にパチンコ遊技機においては、遊技の興趣を盛り上げる
ために、例えば、一対の開閉翼片を備え、該開閉翼片に
よって導かれた入賞玉が運よく特定入賞領域に入賞し
て、繰り返し条件検出手段である特定入賞玉検出スイッ
チを動作させた場合には、開閉翼片が遊技者に有利なよ
うに、予め定められた規制条件が成立するまで(例え
ば、開閉翼片が18回開閉するか、または10個の入賞玉が
入賞するまで)開放し、しかもそのような開放状態を上
記特定入賞玉検出スイッチ(繰り返し条件検出手段)の
検出出力があるかぎり数回(例えば、8回)繰り返すこ
とができるようにして多数の景品玉を獲得するチャンス
を与えるようにしていた。
「発明が解決しようとする問題点」 上記した従来のパチンコ遊技機は、運よく特定入賞領
域に入賞して、遊技者に有利なように開閉翼片が開放し
ても、その開放中に再度特定入賞領域に入賞した場合に
は、前記した規制条件が成立する以前であってもその回
の開放状態を直ちに停止させ、次回の開放状態へ移行し
てしまうので、遊技が単調となる傾向にあった。また、
特定入賞領域に入賞玉があるごとに最初の開放状態に戻
ってしまうので、前記規制条件を満たすことなく、例え
ば、入賞玉が1〜2個発生しただけで次に入賞玉が特定
入賞領域に入賞し、このような状態が規定回数繰り返さ
れたとしても、結果的に見れば遊技者の獲得できた入賞
玉数は、規制条件を満たして規定回数繰り返されたとき
と比較して極端に少く、遊技者に満足感を与えることが
できなかった。
この発明は、上記した不都合を解消するようにしたも
でのあって、その目的とするところは、特定入賞領域に
入賞して、いわゆる特定遊技状態が発生した場合には、
遊技が単調とならず、しかも遊技者が期待する遊技価値
に近いものを付与する可能性がある弾球遊技機を提供す
ることにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、上記目的を達成するために、 入賞領域を形成した遊技盤と、 前記遊技盤上に配設され、遊技者にとって有利となる
第1の状態と、遊技者にとって不利となる第2の状態に
変化自在な可変入賞球装置と、 前記入賞領域のうち前記可変入賞球装置を第1の状態
にすることのできる特定入賞領域と、 前記特定入賞領域に入賞した入賞玉を検出する特定入
賞玉検出手段と、 前記特定入賞玉検出手段出力後において、前記可変入
賞球装置を繰り返して第1の状態にするための繰り返し
条件が成立したことを検出する繰り返し条件検出手段
と、 少なくとも特別表示態様と通常表示態様とを表示可能
な可変表示装置と、 前記特定入賞玉検出手段の出力があり、かつ前記可変
表示装置の表示状態が前記特別表示態様であることに応
じて前記可変入賞球装置を第1の状態となるように駆動
し、この第1の状態中に前記繰り返し条件検出手段出力
があることに応じて可変入賞球装置を予め定められた規
制条件が成立するまで第1の状態に維持した後第2の状
態にし、その後再度第1の状態に駆動する第1の駆動制
御手段と、 前記特定入賞玉検出手段の出力があり、かつ前記可変
表示装置の表示状態が前記通常表示態様であることに応
じて前記可変入賞球装置を第1の状態となるように駆動
し、この第1の状態中に前記繰り返し条件検出手段出力
があることに応じて直ちに可変入賞球装置を一旦第2の
状態とし、その後再度第1の状態に駆動する第2の駆動
制御手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
を要旨とするものである。
「作 用」 この発明は、弾球遊技機に複数の表示態様に表示可能
な可変表示装置を設け、該可変表示装置の表示態様が、
予め定められた特別表示態様および通常表示態様を表示
するようにし、特定入賞玉検出手段の検出出力があり、
かつ可変表示装置の表示態様が特別表示態様であった場
合には、可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の
状態に駆動し、その第1の状態中に繰り返し条件検出手
段出力があっても、規制条件を満たしてから遊技者にと
って不利な第2の状態にし、その後再度遊技者にとって
有利な第1状態に駆動制御されるように作用し、一方、
特定入賞玉検出手段の検出出力があり、かつ可変表示装
置の表示態様が通常表示態様であった場合には、従来と
同じく、可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の
状態に駆動し、その第1の状態中に繰り返し条件検出手
段出力があった場合には、規制条件を満たすことなく、
直ちに遊技者に不利な第2の状態にし、その後再度第1
状態に駆動制御されるように作用する。
「実施例」 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。
第1図ないし第8図は、この発明の一実施例を示す。
まず、第3図および第4図に基づいて、実施例が適用さ
れる弾球遊技機について説明する。第3図および第4図
は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機を示し、
第3図は、その正面図であり、第4図は、その背面図で
ある。第3図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形
成された前面枠2の開口には、金枠3が周設され、該金
枠3の一側にガラスを収納するガラス扉枠4および前面
板5が開閉自在に枢着される。前記前面枠2の裏面に
は、遊技板6および図示しない発射レール等を取り付け
る中枠7(第4図参照)が固着される。遊技板6は、中
枠7に対して着脱自在に取り付けられるとともに、その
表面に弾発されたパチンコ玉を遊技領域8に導く誘導レ
ール9、図示しない多数の障害釘、各種の入賞球装置等
が設けられている。より詳しく説明すると、遊技盤6の
遊技領域8には、通常入賞口52a,52b,10a,10b、始動入
賞口11,12a,12b、チューリップ式入賞口13a,13b、風車1
4a〜14f、一対の開閉翼片53a,53bを有する可変入賞球装
置50、特定遊技状態報知ランプ15a,15b、およびアウト
口16等がそれぞれ配設される。
前記遊技領域8に打ち込まれたパチンコ玉が前記通常
入賞口52a,52b,10a,10b、およびチューリップ式入賞口1
3a,13bに入賞すると、後述する景品玉払出装置42により
所定個数(例えば13個)の景品玉が払出されるようにな
っている。これら通常入賞口のうち52a,52bは、可変入
賞球装置50に設けられている。また、前記始動入賞口1
1,12a,12bにパチンコ玉が入賞すると、同様に景品玉払
出装置42から所定個数の景品玉が払出されるとともに、
始動入賞口11,12a,12bに関連して設けられた後述する始
動入賞玉検出スイッチ33,34a,34bの検出出力に応答して
前記可変入賞球装置50の開閉翼片53a,53bを相対的に短
い時間間隔で開閉動作させるようになっている。すなわ
ち、始動入賞口11にパチンコ玉が入賞することによっ
て、開閉翼片53a,53bが2回開閉動作を繰り返し、始動
入賞口12a,12bにパチンコ玉が入賞することによって、
開閉翼片53a,53bが1回開閉動作を繰り返す。そして、
この開閉動作中に開閉翼片53a,53bによって導かれた入
賞玉が可変入賞球装置50内に設けられた後述する特定入
賞口64に入賞し、かつディジタル表示器67の表示態様が
予め定められた表示態様となったときには、いわゆる特
定遊技状態となり、前記特定遊技状態報知ランプ15a,15
bが点滅してその旨を遊技者に報知するようになってい
る。なお、可変入賞球装置50については、後に詳細に説
明する。また、開閉翼片53a,53bの開閉動作を開始する
ものとして、前記した始動入賞口11,12a,12bに限らず、
たとえば遊技盤6上のある領域を打球が通過したときや
アウト玉が所定個数になったときでも良い。また、前記
風車14a〜14fのうち風車14a,14bは、いわゆるランプ付
き風車といわれるもので、この実施例の場合には、前記
した特定遊技状態になると、前記特定遊技状態報知ラン
プ15a,15bとともに点灯あるいは点滅するようになって
いる。
上記に説明した各種の入賞球装置に入らなかったパチ
ンコ玉は、誘導レール9の最下部に設けられたアウト口
16に取り込まれる。
前記前面板5には、打球供給皿17が取り付けられてい
る。打球供給皿17の上流側には景品玉払出装置42から排
出された景品玉が流出する景品玉出口18が、下流側には
貯溜されたパチンコ玉を1個宛打球発射レール(図示し
ない)の発射位置に導く供給口(図示しない)がそれぞ
れ形成されている。また、打球供給皿17の景品玉出口18
の下方の空間内に音声発生装置としてのスピーカー19が
収納されている。このスピーカー19は、特定遊技状態に
なったときや始動入賞口11,12a,12bや特定入賞口68等に
入賞玉が発生したときに、遊技の雰囲気を持ち上げるた
めの効果音を発生するためのものである。
前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊技領域8に
打ち出す打球発射機構20の一部を構成する操作ハンドル
21と、余剰の景品玉を貯溜する余剰景品玉受皿28とが取
り付けられている。余剰景品玉受皿28の後面には、余剰
玉が放出される余剰玉出口29が形成されている。
前記前面枠2の上部には、特定遊技状態になったとき
に、主として遊技場の店員にその旨を報知する枠ランプ
30a,30bが設けられている。
次に、第4図に基づいてパチンコ遊技機1の背面につ
いて説明する。第4図において、前記中枠7に対して前
記遊技盤6が遊技盤固定具31a〜31cによって着脱自在に
固定されている。この遊技盤6の裏面には、前記の各入
賞口の裏面を覆うように入賞玉通路カバー体32が取り付
けられている。この入賞玉通路カバー体32には、前記各
入賞口に入賞した玉を左右に振り分ける誘導通路が形成
されている。入賞玉通路カバー体32の下方には、前記始
動入賞口11,12a,12bに対応する始動入賞玉検出スイッチ
33,34a,34bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ3
3,34a,34bが前記可変入賞球装置50の開閉翼片53a,53bの
開閉動作を開始する信号を検出して後述する制御回路に
送るものである。
また、入賞玉通路カバー体32の中央下部には、前記可
変入賞球装置50によって導かれた入賞玉を誘導する誘導
経路35が形成されるが、ここには、後に詳述する特定入
賞玉検出スイッチ(V入賞玉検出スイッチ)66および10
カウント検出スイッチ45が設けられて、可変入賞球装置
50に入賞した入賞玉からの信号を制御回路に送ってい
る。
一方、遊技盤6の裏面全体を覆うように機構板(図示
しない)が開閉自在に設けられている。この機構板に
は、第4図において、一点鎖線で示すように、その前面
側に入賞玉を処理するための入賞玉処理機構が形成さ
れ、その後面側に景品玉を払出すための景品玉払出機構
が形成されている。入賞玉処理機構は、前記入賞玉通路
カバー体32に誘導されて左右に落下した入賞玉や前記可
変入賞球装置50内に入賞した入賞玉を受けて、一側に集
合せしめる集合樋36と、該集合樋36によって集められた
入賞玉を1個づつ処理する入賞玉処理器37と、該入賞玉
処理器37から排出される入賞玉を受けて、図示しない自
動杆を作動させて後述する景品玉払出装置42を作動させ
るための入賞玉通路38等から成る。また、景品玉払出機
構は、図示しない補給機構から補給される景品玉を貯溜
する景品玉タンク39と、該景品玉タンク39に貯溜されて
いる景品玉を二列に整列させて流下させる景品玉整列樋
40と、該景品玉整列樋40からの景品玉の流下方向を180
度変化させるとともにその玉圧を弱めるカーブ樋41と、
該カープ樋41からの景品玉を所定個数(13個)受け入れ
て、1つの入賞玉に対応してその所定個数の景品玉を払
出す景品玉払出装置42と、該景品玉払出装置42から払出
された景品玉を図示しない景品玉排出通路を介して前記
打球供給皿17に払出すための景品玉連絡開口43と、から
成る。
なお、図示しない機構板には、これまた図示しない制
御回路板が取り付けられ、この制御回路基板には、後述
する制御回路が含まれている。
前記前面枠2の下部裏面には、前記打球発射機構20の
一部を構成する駆動装置が固着される。この駆動装置
は、セット基板22上に、一定速度で回転する打球モータ
23と、該打球モータ23の回転軸に固定された間欠カム24
と、該カム24と係合する作動腕25と、該作動腕25を固着
し、かつ打球を弾発する打球杆26と、該打球杆26の下端
と係合して図示しない打球供給装置の玉送り片を動作せ
しめる玉送り作動部材27とから成る。更に、セット基板
22に隣接する前面枠2の下部裏面には、図示しない余剰
玉排出通路を介して余剰の景品玉を前記余剰景品玉受皿
28に導くための後続樋44が取り付けられている。
次に、第1図および第2図に基づいて、可変入賞球装
置50に付いて説明する。第1図は、可変入賞球装置50の
正面図であり、第2図は、その背面図である。図におい
て、前記遊技盤6に取り付けられる取付基板51には、そ
の上方に逆さ「コ」字状の上部障害枠54が突設され、そ
の下方に上向き「コ」字状の入賞玉受枠57が突設されて
いる。上部障害枠54の上辺には、前記通常入賞口52a,52
bが開口され、また、その前面に上部面飾り板55が固着
されている。この上部前面飾り板55の中央には、後述す
る継続回数(8回)を報知する継続回数表示LED56が前
面に臨むように配置されている。前記入賞玉受枠57は、
取付基板51の下半分を囲むように周設されており、その
前面には、下部前面飾り板58が固着されている。
上記入賞玉受枠57の両側上端部上方には、開閉翼片53
a,53bが開閉自在に軸支されている。この開閉翼片53a,5
3bは、取付基板51の前後方向に支持された回動軸59a,59
bを中心にして回動自在となっており、該回動軸59a,59b
の後端が、第2図に示されるように、電気的駆動源とし
てのソレノイド70と係合するようになっている。すなわ
ち、回動軸59a,59bと一体回動する連結ピン73a,73bが伝
達部材72に遊嵌係合され、該伝達部材72がソレノイド70
のプランジャー71と連結固定され、更に、伝達部材72に
は、復帰バネ74が連結されて、常に下方へ付勢されてい
る。従って、ソレノイド70が励磁されると伝達部材72が
上昇し、もって回動軸59a,59bが開閉翼片53a,53bを開放
(ほぼ水平方向に回動)させるように回動し、打球を受
け入れ易い状態となり、ソレノイド70が消磁されると復
帰バネ74の付勢力によりプランジャー71および伝達部材
72が下降するので、回動軸59a,59bが開閉翼片53a,53bを
閉成(ほぼ垂直方向に起立回動)させるように回動し、
打球を受け入れない状態となる。なお、電気的駆動源と
して、上記ソレノイド70に変えてモータを使用しても良
い。また、上記ソレノイド70は、取付基板51の後方に取
付けられる金属製のソレノイド取付板75に固定されてい
る。
上記のように軸支された開閉翼片53a,53bは、その上
端が前記上部障害枠54の両側下端部と僅かな間隔を有し
て対峙するようになっているため、開閉翼片53a,53bが
閉成状態にあるときには、上部障害枠54と開閉翼片53a,
53bと入賞玉受枠57とで囲まれる入賞空間60は、前記遊
技領域8と隔離された状態となる。このため、遊技領域
8に打ち込まれたパチンコ玉が可変入賞球装置50の入賞
空間60内に入るためには、開閉翼片53a,53bが回動して
ほぼ水平方向とならなければならない。
前記入賞空間60は、前後方向にも奥行幅を有する凹状
となっており、この入賞空間60を上下に分割する空間仕
切板61が横臥されている。空間仕切板61は、後方に向っ
て下り傾斜するように設けられており、開閉翼片53a,53
bによって導かれた入賞玉であって、空間仕切板61上に
乗った入賞玉は、後方へ転動して取付基板51の後面に形
成された図示しない流下樋を落下して前記誘導経路35に
導かれ、前記10カウント検出スイッチ45によって検出さ
れるようになっている。
空間仕切板61の中央には、飛行機の意匠が付与された
振り分け部材62が設けられている。この振り分け部材62
は、機首部分を上下方向に揺動するように構成され、開
閉翼片53a,53bによって導かれた入賞玉を開閉翼片53a,5
3bの回動角度との微妙な位置関係で後述する特定入賞口
64および通常入賞口65a,65bへ向けて落下させる。な
お、振り分け部材62を上記の説明のように揺動させるこ
となく固定しておいても良い。
開閉翼片53a,53bによって導かれた入賞玉は、前記し
たように空間仕切板61上を後方に転動するか、または開
閉翼片53a,53bから直接下方へ落下して入賞玉受枠57の
下方に形成された特定入賞口64および通常入賞口65a,65
bの方向に至る。特定入賞口64と通常入賞口65a,65bと
は、一対の仕切壁を有する仕切部材63によって区画形成
され、中央に特定入賞口64が、その左右に通常入賞口65
a,65bが形成されている。そして、特定入賞口64の出口
には、特定入賞玉検出スイッチ(V入賞玉検出スイッ
チ)66が設けられ(第4図参照)、特定入賞口64に入賞
した入賞玉を検出している。なお、特定入賞口64に対応
する特定入賞玉検出スイッチ66は、後述する第6図ない
し第8図のフロー図を説明する際にV入賞玉検出スイッ
チと称する。
なお、特定入賞玉検出スイッチ66は、後述するように
開閉翼片53a,53bが繰り返して第1の状態になるための
繰り返し条件を検出するための繰り返し条件検出スイッ
チを兼用しているものである。
また、特定入賞口64の上部後面には、可変表示装置と
してのディジタル可変表示器67が設けられている。この
ディジタル表示器67は、複数の表示態様、具体的には、
0〜9までの数字を表示できるようになっており、この
0〜9までの数字が遊技者に視認できないような速さで
可変表示されるようになっている。また、前記特定入賞
玉検出スイッチ66がONされたときであって、かつ停止し
たときのディジタル表示器67の表示態様が予め定められ
た表示態様であるときに特定遊技状態が発生するように
なされている。もし、開閉翼片53a,53bによって導かれ
た入賞玉が特定入賞玉検出スイッチ66をONさせた場合で
あっても、ディジタル表示器67の表示態様が予め定めら
れた表示態様でなければ、それは特定遊技状態とはなら
ない。更に、前記予め定められた表示態様のうち、特別
表示態様(例えば、奇数の数字が表示されたとき、ある
いは数字「7」が表示されたとき)が表示された場合に
は、特別表示状態となって、開閉翼片53a,53bの遊技者
にとって有利となる第1の状態を規制条件が成立するま
で継続し、その後、繰り返し条件が成立している限り所
定回数第1の状態を継続させる。一方、予め定められた
表示態様のうち、通常表示態様(例えば、偶数の数字が
表示されたとき、あるいは奇数の数字が表示されたと
き)が表示された場合には、通常表示状態となって、開
閉翼片53a,53bの遊技者にとって有利となる第1の状態
を規制条件が成立する前でも、繰り返し条件が成立した
時点で直ちに次回の第1の状態に移行し、この繰り返し
条件が成立するごとに上記の動作を繰り返す。
また、ディジタル表示器67の可変表示開始あるいは可
変表示停止の動作は、いろいろのタイミングによってな
され得るが、例えば、常に可変表示させておき、前記特
定入賞玉検出スイッチ66の検出信号に応じて可変表示停
止させたり、あるいは、前記始動入賞玉検出スイッチ3
3,34a,34bまたは特定入賞玉検出スイッチ66の検出信号
に応じて可変表示開始し、一定時間の経過または遊技者
によるストップボタン操作によって停止信号を導出さ
せ、該停止信号によって可変表示停止させたりすること
が考えられる。
上述のように特定入賞玉検出スイッチ66の検出信号が
あり、かつディジタル表示器67の表示態様が、予め定め
られた表示態様を表示したときには、前記開閉翼片53a,
53bは、相対的に短い時間間隔での開閉動作を18回行う
か、あるいは18回の開閉動作中に前記10カウント検出ス
イッチ45が10個の入賞玉を計数するまで遊技者にとって
有利な第1の状態となるように設定されており、上記第
1の状態中に再度特定入賞玉検出スイッチ66の検出信号
があるか、または、再度予め定められた表示態様になる
かすれば繰り返し条件が成立したこととなり、上記第1
の状態を最高8回まで繰り返されるように設定されてい
る。なお、この繰り返しの態様は後述するようにディジ
タル表示器67の最初の表示態様が特別表示態様である
か、通常表示態様であるかによって異なるように設定さ
れている。
なお、ディジタル表示器67の近傍には、ディジタル表
示器67の表示態様が予め定められた特別表示態様となっ
たことによって、その後、繰り返し条件が成立した場合
にそれが記憶されたことを表示する特定表示記録表示LE
D68や、前記10カウント検出スイッチ45によって検出さ
れた入賞玉数が最高10個表示される10カウント表示LED6
9が設けられている。
以上、説明してきた実施例の制御について第5図に基
づいて説明する。第5図は制御回路構成ブロック図であ
る。図において、制御回路は制御中枢としてのマイクロ
コンピュータ100を含む。マイクロコンピュータ100は以
下に述べるようなパチンコ遊技機1の全体の動作を制御
する機能を有する。このために、マイクロコンピュータ
100は、たとえば、数チップLSIで構成されており、その
中には制御動作を所定の手順で実行することのできるMP
U101と、MPU101の動作プログラムデータを格納するROM1
02と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM1
03とを含む。更に、マイクロコンピュータ100は、入力
信号を受けてMPU101に入力データを与える入力回路104
と、MPU101からの出力データを受けて外部に出力する出
力回路105と、MPU101から音データを受けるサウンドジ
ェネレータ106と、電源投入時にMPU101にリセットパル
スを与えるパワーオンリセット回路107と、MPU101にク
ロック信号を与えるクロック発生回路108と、クロック
発生回路108からのクロック信号を分周して割込パルス
を定期的にMPU101に与えるパルス分周回路(割込パルス
発生回路)109と、MPU101からのアドレスデータをデコ
ードするアドレスデコード回路110を含む。MPU101はパ
ルス分周回路109から定期的に与えられる割込パルスに
応じて、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能
となる。またアドレスデコード回路110はMPU101からの
アドレスデータをデコードし、ROM102、RAM103、入力回
路104、出力回路105、サウンドジェネレータ106にそれ
ぞれチップセレクト信号を与える。なお、この実施例で
は、ROM102は、その内容の書き換え、すなわち必要が生
じた場合には、その中に格納されたMPU101のためのプロ
グラムデータを変更することができるようにプログラマ
ブルROMが用いられる。そしてMPU101はROM102内に格納
されたプログラムデータに従って、かつ以下に述べる各
制御信号の入力に応答して、可変入賞球装置50等に対し
て制御信号を与える。
マイクロコンピュータ100には、入力信号として、次
のような信号が与えられる。まず、始動入賞口11,12a,1
2bのそれぞれに対応して設けられた始動入賞玉検出スイ
ッチ33,34a,34bの検出信号は始動入賞玉検出回路111に
与えられ、マイクロコンピュータ100に始動入賞玉検出
信号が与えられる。特定入賞玉検出スイッチ66で検出さ
れた検出信号は特定入賞玉検出回路112に与えられ、特
定信号または繰り返し信号としてマイクロコンピュータ
100に与えられる。10カウント検出スイッチ45で検出さ
れた検出信号は10カウント検出回路113に与えられ、入
賞玉計数信号としてマイクロコンピュータ100に与えら
れる。また、マイクロコンピュータ100は以下の回路及
び装置に制御信号を与える。まず、ソレノイド回路114
を介してソレノイド70に駆動信号を与え、開閉翼片53a,
53bの開閉を行う。ディジタル表示駆動回路115を介して
ディジタル表示器67に可変表示開始信号および可変表示
停止信号を与える。LED回路116を介して、ディジタル表
示器67の表示態様が予め定められた特別表示態様になっ
たことによって、その後、繰り返し条件が成立した場合
にそれが記憶されたことを表示する特定表示記録表示LE
D68や、開閉翼片53a,53bの第1の状態となる開閉動作の
繰り返し条件の成立回数を表示する継続回数表示LED56
や、10カウント検出スイッチ45によって検出された入賞
玉数を表示する10カウント表示LED69を点灯させるため
の制御信号を与える。ランプ回路117を介して、枠ラン
プ30a,30b、特定遊技状態報知ランプ15a,15b、ランプ付
風車14a,14bを点灯もしくは点滅させるための制御信号
を与える。更に、アンプ118を介してスピーカー19から
効果音を報知させる。なお、上記構成の各回路には、電
源回路119から所定の直流電圧が供給される。
第6図ないし第8図は、第5図に示す制御回路の動作
を示すフロー図である。
次に第1図ないし第8図を参照して、この実施例の具
体的な動作について説明する。
制御回路の電源がONされると、マイクロコンピュータ
100は、RAM103の記憶内容をイニシャライズし(ステッ
プS1)、その後、ディジタル表示駆動回路115を介して
ディジタル表示器67の可変表示を開始させて(ステップ
S2)、次の信号を待つ。パチンコ遊技機1でゲームが始
められ、遊技盤6の遊技領域8にパチンコ玉が打ち込ま
れると、マイクロコンピュータ100は、まず、打ち込ま
れたパチンコ玉が始動入賞口11に入賞したか否かを判別
する(ステップS3)。これは、始動入賞口11に設けられ
た始動入賞玉検出スイッチ33(始動入賞玉検出スイッチ
2;以下、このフロー図では始動入賞玉検出スイッチ2と
称す)の検出信号がマイクロコンピュータ100に送られ
ることによって成される。始動入賞玉検出スイッチ2が
ONされていないと判別された場合には、別の始動入賞口
12a,12bに入賞したか否か、すなわち始動入賞玉検出ス
イッチ34a,34b(始動入賞玉検出スイッチ1;以下、この
フロー図では始動入賞玉検出スイッチ1と称す)がONし
たか否かが判別される(ステップS4)。ステップS4にお
いて、始動入賞玉検出スイッチ1がONしていないと判別
された場合には、前記ステップS3へ戻る。一方、ステッ
プS3およびステップS4において始動入賞玉検出スイッチ
2および1がONと判別された場合には、マイクロコンピ
ュータ100は、ソレノイド回路114を介してソレノイド70
を駆動させて、開閉翼片53a,53bを相対的に短い時間間
隔で2回または1回開閉動作するように制御信号を送
り、更に、RAM103内に含まれる継続回数カウンタおよび
10カウントカウンタの記憶内容をクリアしてLED回路116
を介して継続回数表示LED56および10カウント表示LED69
の表示を消灯する(ステップS5およびステップS6)。次
いで、開閉翼片53a,53bが開閉中にパチンコ玉が開閉翼
片53a,53bに導かれ、かつその導かれた入賞玉が特定入
賞玉検出スイッチ(V入賞玉検出スイッチ;第6図ない
し第8図のフロー図においては、以下このように称す)
66に入賞したか否かが判別される(ステップS7)。これ
は、特定入賞口64に対応して設けられるV入賞玉検出ス
イッチ66を作動させたか否かによって判別される。特定
入賞玉検出スイッチ66がONされていないと判別されたと
きは、前記ステップS3へ戻る。また、V入賞玉検出スイ
ッチ66がONされていると判別された場合には、その検出
信号に応じてディジタル表示器67の可変表示を停止させ
る(ステップS8)。その後、ディジタル表示器67の停止
時の表示態様が奇数か否かが判別される(ステップ
S9)。表示態様が奇数であると判別された場合には、第
7図に示す処理に進む。また、表示態様が奇数ではな
い、すなわち偶数であると判別された場合には、第8図
に示す処理に進む。つまり、V入賞玉検出スイッチ66が
作動し、かつ可変表示装置であるディジタル表示器67の
停止時の表示態様が、奇数か偶数かによって異なる処理
を行うことになる。この場合、ディジタル表示器67の表
示態様が奇数のとき特別表示態様と設定され、偶数のと
き通常表示態様と設定されている。したがって、この実
施例の場合には、V入賞玉検出スイッチ66さえ作動させ
れば、遊技者にとっては、後述する種類の異なる遊技価
値を得ることができるようになっている。
前記ステップS9において、ディジタル表示器67の表示
態様が奇数となった場合の処理について第7図に基づい
て説明する。まず、ディジタル表示器67の表示態様が奇
数になると、いわゆる特別表示態様となり、開閉翼片53
a,53bの始動入賞口11,12a,12bへの入賞に起因する開閉
動作である1回または2回の開閉処理をクリアする(ス
テップS10)。次いで、RAM103内にある継続回数カウン
タの値に「1」を加え(ステップS11)、その値に相当
する数の継続回数表示LED56をLED回路116を介して点灯
させる。その後、予め定めた遊技価値を正確に駆動制御
開始するために、所定の準備期間(2〜5秒程度)を経
過させ(ステップS12)、また、再度10カウントカウン
タの記憶内容をクリアする(ステップS13)。そして、
上記の各処理が終了した後に、マイクロコンピュータ10
0は、ソレノイド回路114に駆動信号を送って、ソレノイ
ド70を駆動させる(ステップS14)。この駆動信号は、
微小時間幅を有するパルス信号として与えられるので、
ソレノイド70は、励磁、非励磁を交互に繰り返す。この
ため、開閉翼片53a,53bは、微小の時間間隔で開閉動作
を繰り返すことになるが、この開閉回数は最高18回に限
定される。なお、この開閉翼片53a,53bの開閉時間間隔
は、前記始動入賞口11,12a,12bに入賞したことに起因し
て開閉する1回または2回の開閉時間間隔と異ならせて
も良いし、同一であっても良い。更に、前記18回の開閉
動作の前半と後半との時間間隔を変化させても良い。
上記のような開閉翼片53a,53bの開閉動作が行われる
と、遊技領域8を落下する打球は、開閉翼片53a,53bに
よって導かれるものもあり、その導かれた入賞玉が入賞
空間60に入賞し、その入賞したパチンコ玉が特定入賞口
64に入賞したか否かがV入賞玉検出スイッチ66がONにな
ったかによって判別される(ステップS15)。そして、
V入賞玉検出スイッチ66がONとなっていると判別された
場合には、前記継続回数カウンタの値が「8」か否かを
判別し(ステップS16)、その値が「8」になっていな
い場合は、前記RAM103内に含まれるV入賞玉検出スイッ
チ66からの検出信号を記憶するV入賞記憶カウンタの値
が「1」になっているか否か、すなわち、すでにV入賞
があったか否かが判別され(ステップS17)、未だ記憶
されていない場合は、V入賞記憶カウンタの値を「1」
にする(ステップS18)。なお、この場合、V入賞記憶
カウンタの記憶の上限値を「2以上」に設定しても良
い。一方、ステップS16において継続回数カウンタの値
が「8」であると判別された場合、およびステップS17
においてV入賞記憶カウンタの値がすでに「1」になっ
ていると判別された場合は、そのV入賞を無効として処
理し(ステップS19)、次のステップS20へ進む。ステッ
プS20では、前記ステップS15でV入賞玉検出スイッチ66
がONとなっていないと判別された場合、および前記ステ
ップS18およびステップS19の処理を終了した場合におい
て、可変入賞球装置50内へ入賞したすべての入賞玉数が
10個以内であるか否かが判別される。これは、10カウン
ト検出スイッチ45によって検出された検出信号が、10カ
ウント検出回路113を介してマイクロコンピュータ100に
送られ、RAM103内に含まれる10カウントカウンタの値が
「10」であるか否かによってなされる。10カウントカウ
ンタの値が「10」になっていない場合は、開閉翼片53a,
53bの開閉動作回数が18回となっているか否かが判別さ
れ(ステップS21)、18回になっていないと判別された
場合には、前記ステップS15に戻り、ステップS15〜S21
の処理を繰り返す。一方、ステップS20において、10カ
ウントカウンタの値が「10」になっていると判別された
場合、またはステップS21において、開閉翼片53a,53bの
開閉回数が18回になったと判別された場合には、その回
の規制条件が成立したとして18回の開閉処理が終了され
(ステップS22)、その後、V入賞記憶カウンタの値が
「1」になっているか否かが判別される(ステップ
S23)。そして、その値が「1」であると判別された場
合には、V入賞記憶カウンタの値から「1」を減じて
「0」にし(ステップS24)、前記ステップS11に戻り、
以後の処理を繰り返す。なお、V入賞記憶カウンタの記
憶の上限値を「2以上」に設定した場合には、その回に
V入賞がなくても、前回に2以上のV入賞があれば、継
続して、開閉翼片53a,53bを第1の状態にすることがで
き、この継続はV入賞記憶カウンタの値が「0」になる
まで行われる。一方、ステップS23において、V入賞記
憶カウンタの値が「1」となっていないと判別された場
合には、前記ステップS2へ戻り、いわゆる特別表示態様
による特定遊技状態を終了する。
前記ステップS9において、ディジタル表示器67の表示
が奇数ではなく、偶数を表示した場合の処理について第
8図に基づいて説明する。まず、ディジタル表示器67の
表示態様が偶数を表示すると、いわゆる通常表示状態と
なり、開閉翼片53a,53bの始動入賞口11,12a,12bへの入
賞に起因する開閉動作である1回または2回の開閉処理
をクリアする(ステップS25)。次いで、RAM103内にあ
る継続回数カウンタの値に「1」を加え(ステップ
S26)、その値に相当する数の継続回数表示LED56をLED
回数116を介して点灯させる。その後、予め定めた遊技
価値を正確に駆動制御開始するために、所定の準備期間
(2〜5秒程度)を経過させ(ステップS27)、また、
再度10カウントカウンタの記憶内容をクリアする(ステ
ップS28)。そして、上記の各処理が終了した後に、マ
イクロコンピュータ100は、ソレノイド回路114に駆動信
号を送って、ソレノイド70を駆動させる(ステップ
S29)。この駆動信号は、微小時間幅を有するパルス信
号として与えられるので、ソレノイド70は、励磁、非励
磁を交互に繰り返す。このため、開閉翼片53a,53bは、
微小の時間間隔で開閉動作を繰り返すことになるが、こ
の開閉回数は最高18回に限定される。
上記のような開閉翼片53a,53bの開閉動作が行われる
と、遊技領域8を落下する打球は、開閉翼片53a,53bに
よって導かれるものもあり、その導かれた入賞玉が入賞
空間60に入賞し、その入賞したパチンコ玉がV入賞玉検
出スイッチ66をONさせたか否かが判別される(ステップ
S30)。そして、V入賞玉検出スイッチ66がONとなって
いると判別された場合には、前記継続回数カウンタの値
が「8」か否かを判別し(ステップS31)、その値が
「8」になっていない場合は、直ちに開閉翼片53a,53b
の開閉動作、すなわち、18回の開閉処理内容をクリアし
て(ステップS32)、前記ステップS26へ戻り、最初から
開閉動作を繰り返す。一方、ステップS31において継続
回数カウンタの値が「8」であると判別された場合は、
そのV入賞を無効として処理する(ステップS33)。ま
た、前記ステップS30において、V入賞玉検出スイッチ6
6がONされていないと判別された場合、および前記ステ
ップS33の処理を終了した場合には、次のステップS34
進む。ステップS34では、可変入賞球装置50内へ入賞し
たすべての入賞玉数が10個以内であるか否かが判別され
る(ステップS34)。これは、10カウント検出スイッチ4
5によって検出された検出信号が、10カウント検出回路1
13を介してマイクロコンピュータ100に送られ、RAM103
内に含まれる10カウントカウンタの値が「10」であるか
否かによってなされる。10カウントカウンタの値が「1
0」になっていない場合は、開閉翼片53a,53bの開閉動作
回数が18回となっているか否かが判別され(ステップS
35)、18回になっていないと判別された場合には、前記
ステップS30に戻り、ステップS30〜S35の処理を繰り返
す。一方、ステップS34において、10カウントカウンタ
の値が「10」になっていると判別された場合、またはス
テップS35において、開閉翼片53a,53bの開閉回数が18回
になったと判別された場合には、その回の規制条件が成
立したとして18回の開閉処理が終了され(ステップ
S36)、その後ステップS2へ戻り、いわゆる通常表示態
様による特定遊技状態が終了し、以後の処理を繰り返
す。
上記の動作説明から明らかなように、この実施例にお
いては、開閉翼片53a,53bに導かれて入賞空間60に入っ
た入賞玉が特定入賞玉検出スイッチ66を作動させると、
ディジタル表示器67の可変表示が停止し、その停止した
ときの表示態様が奇数を表示すると特別表示態様による
特定遊技状態となるように設定されており、開閉翼片53
a,53bが遊技者にとって有利な第1の状態になるととも
に、その途中で、再度前記特定入賞玉検出スイッチ66が
作動されると繰り返し条件が成立し、上記の第1の状態
は、予め定められた規制条件、すなわち開閉翼片53a,53
bの18回の開閉動作、あるいは10個の入賞玉が入賞する
までの開閉動作を満了させてから次の回の第1の状態へ
と進むようになっており、遊技者にとっては、安心して
多量の入賞球を獲得できるという満足感を享受すること
ができる。
一方、特定入賞玉検出スイッチ66が作動され、かつデ
ィジタル表示器67の表示態様が偶数を表示すると、通常
表示態様による特定遊技状態となるように設定されてお
り、開閉翼片53a,53bが遊技者にとって有利な第1の状
態になるが、その途中で、再度前記特定入賞玉検出スイ
ッチ66を作動させると繰り返し条件が成立し、上記第1
の状態は、規制条件を満了することなく、直ちに開閉動
作が停止させられることによって終了し、次回の第1の
状態へと進むようになっており、遊技者にとっては、上
記特別表示態様による特定遊技状態よりは満足感の少い
遊技となる。しかしながら、全体的に見れば、特定遊技
状態となった場合でも種類の異なる遊技を楽しむことが
できて、遊技の単調化を防止することができる。
第9図ないし第11図は、第1図ないし第5図に示すパ
チンコ遊技機1の他の動作を示すフロー図である。第6
図ないし第8図の動作と異なるところは、ディジタル表
示器67の可変表示が特定入賞玉検出スイッチ66がONした
ときに開始され、可変表示開始から一定時間の経過また
はパチンコ遊技機1前面に設けられた図示しない押ボタ
ンスイッチの操作によって導出される停止信号に応じて
可変停止するようになされている点と、ディジタル表示
器67によって表示される「0」〜「9」までの数字を、
特別表示態様と通常表示態様と一般表示態様とに分類
し、特別表示態様として「7」だけを設定し、通常表示
態様として奇数の数字(当然「7」は除く)を設定し、
一般表示態様として偶数の数字を設定している点であ
る。したがって、第9図ないし第11図に示す動作におい
ては、特定入賞玉検出スイッチ66を作動させても、ディ
ジタル表示器67の表示態様が奇数の数字を表示したとき
に特定遊技状態となり、特に、数字「7」を表示したと
きには、特別表示態様による特定遊技状態となって、遊
技者に最大の遊技価値を付与することができる。
次に第1図ないし第5図および第9図ないし第11図を
参照して、この実施例の他の動作について説明する。
制御回路の電源がONされると、マイクロコンピュータ
100は、RAM103の記憶内容をイニシャライズし(ステッ
プS1)、次の信号を待つ。パチンコ遊技機1でゲームが
始められ、遊技盤6の遊技領域8にパチンコ玉が打ち込
まれると、マイクロコンピュータ100は、まず、打ち込
まれたパチンコ玉が始動入賞口11に入賞したか否かを判
別する(ステップS2)。これは、始動入賞口11に設けら
れた始動入賞玉検出スイッチ33(始動入賞玉検出スイッ
チ2;以下、このフロー図では始動入賞玉検出スイッチ2
と称す)の検出信号がマイクロコンピュータ100に送ら
れることによって成される。始動入賞玉検出スイッチ2
がONされていないと判別された場合には、別の始動入賞
口12a,12bに入賞したか否か、すなわち始動入賞玉検出
スイッチ34a,34b(始動入賞玉検出スイッチ1;以下、こ
のフロー図では始動入賞玉検出スイッチ1と称す)がON
したか否かが判別される(ステップS3)。ステップS3
おいて、始動入賞玉検出スイッチ1がONしていないと判
別された場合には、前記ステップS2へ戻る。一方、ステ
ップS2およびステップS3において始動入賞玉検出スイッ
チ2および1がONと判別された場合には、マイクロコン
ピュータ100は、ソレノイド回路114を介してソレノイド
70を駆動させて、開閉翼片53a,53bを相対的に短い時間
間隔で2回または1回開閉動作するように制御信号を送
り、更に、RAM103内に含まれる継続回数カウンタおよび
10カウントカウンタの記憶内容をクリアしてLED回路116
を介して継続回数表示LED56および10カウント表示LED69
の表示を消灯する(ステップS4およびステップS5)。次
いで、開閉翼片53a,53bが開閉中にパチンコ玉が開閉翼
片53a,53bに導かれ、かつその導かれた入賞玉が特定入
賞玉検出スイッチ(この第9図ないし第11図において
は、前記第6図ないし第8図のフロー図と異なり、以下
このように称す)66に入賞したか否かが判別される(ス
テップS6)。これは、特定入賞口64に対応して設けられ
る特定入賞玉検出スイッチ66を作動させたか否かによっ
て判別される。特定入賞玉検出スイッチ66がONされてい
ないと判別されたときは、前記ステップS2へ戻る。ま
た、特定入賞玉検出スイッチ66がONされていると判別さ
れた場合には、ディジタル表示駆動回路115を介してデ
ィジタル表示器67の可変表示を開始させる(ステップ
S7)。ディジタル表示器67の可変表示が開始されると、
その開始から一定時間経過したか、または図示しない押
ボタンスイッチの操作による停止信号があったか否かが
判別される(ステップS8)。停止信号がない場合には、
停止信号があるまで待つ。また、停止信号があった場合
には、その停止信号に応じてディジタル表示器67の可変
表示を停止させる(ステップS9)。その後、ディジタル
表示器67の停止時の表示態様が奇数か否かが判別される
(ステップS10)。表示態様が奇数でない、すなわち偶
数であると判別された場合には、一般表示態様となり、
前記ステップS2へ戻り、以後の動作を繰り返す。一方、
表示態様が奇数であると判別された場合には、更に、そ
の表示態様が「7」を表示しているか否かを判別し(ス
テップS11)。「7」が表示されていると判別された場
合には、特別表示態様であると判断されて第11図に示す
処理に進む。また、表示態様が「7」ではない、すなわ
ち「7」を除く奇数であると判別された場合には、通常
表示態様であると判断されて第12図に示す処理に進む。
つまり、特定入賞玉検出スイッチ66が作動し、かつ可変
表示装置であるディジタル表示器67の停止時の表示態様
が、奇数か偶数かによって異なる処理を行い、更に、奇
数の数字のうちでも「7」が表示されているか否かによ
っても異なる処理が行われることになる。この場合、デ
ィジタル表示器67の表示態様が「7」のとき特別表示態
様と設定され、「7」を除く奇数のとき通常表示態様と
設定され、偶数のとき一般表示態様と設定されている。
したがって、この実施例の場合には、特定入賞玉検出ス
イッチ66を作動し、かつディジタル表示器67の表示態様
が奇数の数字を表示すれば、遊技者にとっては、後述す
る種類の異なる遊技価値を得ることができるようになっ
ている。
前記ステップS11において、ディジタル表示器67の表
示態様が「7」となった場合の処理について第10図に基
づいて説明する。まず、ディジタル表示器67の表示態様
が「7」になると、いわゆる特別表示態様となり、開閉
翼片53a,53bの始動入賞口11,12a,12bへの入賞に起因す
る開閉動作である1回または2回の開閉処理をクリアす
る(ステップS12)。次いで、RAM103内にある継続回数
カウンタの値に「1」を加え(ステップS13)、その値
に相当する数の継続回数表示LED56をLED回路116を介し
て点灯させる。その後、予め定めた遊技価値を正確に駆
動制御開始するために、所定の準備期間(2〜5秒程
度)を経過させ(ステップS14)、また、再度10カウン
トカウンタの記憶内容をクリアする(ステップS15)、
そして、上記の各処理が終了した後に、マイクロコンピ
ュータ100は、ソレノイド回路114に駆動信号を送って、
ソレノイド70を駆動させる(ステップS16)。この駆動
信号は、微小時間幅を有するパルス信号として与えられ
るので、ソレノイド70は、励磁、非励磁を交互に繰り返
す。このため、開閉翼片53a,53bは、微小の時間間隔で
開閉動作を繰り返すことになるが、この開閉回数は最高
18回に限定される。
上記のような開閉翼片53a,53bの開閉動作が行われる
と、遊技領域8を落下する打球は、開閉翼片53a,53bに
よって導かれるものもあり、その導かれた入賞玉が入賞
空間60に入賞し、その入賞したパチンコ玉が特定入賞口
64に入賞したか否かが特定入賞玉検出スイッチ66がONに
なったかによって判別される(ステップS17)。そし
て、特定入賞玉検出スイッチ66がONとなっていると判別
された場合には、ディジタル表示駆動回路115を介して
ディジタル表示器67の可変表示を開始させる(ステップ
S18)。ディジタル表示器67の可変表示が開始される
と、その開始から一定時間経過したか、または図示しな
い押ボタンスイッチの操作による停止信号があったか否
かが判別される(ステップS19)。停止信号がない場合
には、停止信号があるまで待つ。また、停止信号があっ
た場合には、その停止信号に応じてディジタル表示器67
の可変表示を停止させる(ステップS20)。その後、デ
ィジタル表示器67の停止時の表示態様が奇数か否かが判
別される(ステップS21)。表示態様が奇数であると判
別された場合には、前記継続回数カウンタの値が「8」
か否かを判別し(ステップS22)、その値が「8」にな
っていない場合は、前記RAM103内に含まれるディジタル
表示器67の表示が奇数であるときに導出される検出信号
を記憶する特定表示記憶カウンタの値が「1」になって
いるか否かが判別され(ステップS23)、未だ記憶され
ていない場合は、特定表示記憶カウンタの値を「1」に
する(ステップS24)。なお、この場合、特定表示記憶
カウンタの記憶の上限値を「2以上」に設定しても良
い。更に、前記ステップS18からステップS21までを削除
して、第7図に示される処理と同じように繰り返し条件
の成立を判定する際にはディジタル表示器67を作動させ
ないようにしても良い。
一方、ステップS22において継続回数カウンタの値が
「8」であると判別された場合、およびステップS23
おいて特定表示記憶カウンタの値がすでに「1」になっ
ていると判別された場合は、その特定表示を無効として
処理し(ステップS25)、次のステップS26へ進む。ステ
ップS26では、前記ステップS17で特定入賞玉検出スイッ
チ66がONとなっていないと判別された場合、および前記
ステップS24およびステップS25の処理を終了した場合に
おいて、可変入賞球装置50内へ入賞したすべての入賞玉
数が10個以内であるか否かが判別される。これは、10カ
ウント検出スイッチ45によって検出された検出信号が、
10カウント検出回路113を介してマイクロコンピュータ1
00に送られ、RAM103内に含まれる10カウントカウンタの
値が「10」であるか否かによってなされる。10カウント
カウンタの値が「10」になっていない場合は、開閉翼片
53a,53bの開閉動作回数が18回となっているか否かが判
別され(ステップS27)、18回になっていないと判別さ
れた場合には、前記ステップS17に戻り、ステップS17
S27の処理を繰り返す。一方、ステップS26において、10
カウントカウンタの値が「10」になっていると判別され
た場合、またはステップS27において、開閉翼片53a,53b
の開閉回数が18回となったと判別された場合には、その
回の規制条件が成立したとして18回の開閉処理が終了さ
れ(ステップS28)、その後、特定表示記憶カウンタ値
が「1」になっているか否かが判別される(ステップS
29)。そして、その値が「1」であると判別された場合
には、特定表示記憶カウンタの値から「1」を減じて
「0」にし(ステップS30)、前記ステップS13に戻り、
以後の処理を繰り返す。なお、特定表示記憶カウンタの
記憶の上限値を「2以上」に設定した場合には、その回
に特定表示(奇数の表示)がなくても、前回に2回以上
の特定表示があれば、継続して、開閉翼片53a,53bを第
1の状態にすることができ、この継続は特定表示記憶カ
ウンタの値が「0」になるまで行われる。一方、ステッ
プS29において、特定表示記憶カウンタの値が「1」と
なっていないと判別された場合には、前記ステップS2
戻り、いわゆる特別表示態様による特定遊技状態を終了
する。
前記ステップS11において、ディジタル表示器67の表
示が「7」を除く奇数を表示した場合の処理について第
11図に基づいて説明する。まず、ディジタル表示器67の
表示態様が「7」を除く奇数を表示すると、いわゆる通
常表示状態となり、開閉翼片53a,53bの始動入賞口11,12
a,12bへの入賞に起因する開閉動作である1回または2
回の開閉処理をクリアする(ステップS31)。次いで、R
AM103内にある継続回数カウンタの値に「1」を加え
(ステップS32)、その値に相当する数の継続回数表示L
ED56をLED回路116を介して点灯させる。その後、予め定
めた遊技価値を正確に駆動制御開始するために、所定の
準備期間(2〜5秒程度)を経過させ(ステップ
S33)、また、再度10カウントカウンタの記憶内容をク
リアする(ステップS34)。そして、上記の各処理が終
了した後に、マイクロコンピュータ100は、ソレノイド
回路114に駆動信号を送って、ソレノイド70を駆動させ
る(ステップS35)。この駆動信号は、微小時間幅を有
するパルス信号として与えられるので、ソレノイド70
は、励磁、非励磁を交互に繰り返す。このため、開閉翼
片53a,53bは、微小の時間間隔で開閉動作を繰り返すこ
とになるが、この開閉回数は最高18回に限定される。
上記のような開閉翼片53a,53bの開閉動作が行われる
と、遊技領域8を落下する打球は、開閉翼片53a,53bに
よって導かれるものもあり、その導かれた入賞玉が入賞
空間60に入賞し、その入賞したパチンコ玉が特定入賞玉
検出スイッチ66をONさせたか否かが判別される(ステッ
プS36)。そして、特定入賞玉検出スイッチ66がONとな
っていると判別された場合には、ディジタル表示駆動回
路115を介してディジタル表示器67の可変表示を開始さ
せる(ステップS37)。ディジタル表示器67の可変表示
が開始されると、その開始から一定時間経過したか、ま
たは図示しない押ボタンスイッチの操作による停止信号
があったか否かが判別される(ステップS38)。停止信
号がない場合には、停止信号があるまで待つ。また、停
止信号があった場合には、その停止信号に応じてディジ
タル表示器67の可変表示を停止させる(ステップ
S39)。その後、ディジタル表示器67の停止時の表示態
様が奇数か否かが判別される(ステップS40)。表示態
様が奇数であると判別された場合には、前記継続回数カ
ウンタの値「8」か否かを判別し(ステップS41)、そ
の値が「8」になっていない場合は、直ちに開閉翼片53
a,53bの開閉動作、すなわち、18回の開閉処理内容をク
リアして(ステップS42)、前記ステップS32へ戻り、最
初から開閉動作を繰り返す。なお、この場合にも、前記
ステップS37〜ステップS40までを省略しても良い。
一方、ステップS41において継続回数カウンタの値が
「8」であると判別された場合は、その特定表示を無効
として処理する(ステップS43)。また、前記ステップS
36において、特定入賞玉検出スイッチ66がONされていな
いと判別された場合、および前記ステップS43の処理を
終了した場合には、次のステップS44へ進む。ステップS
44では、可変入賞球装置50内へ入賞したすべての入賞玉
数が10個以内であるか否かが判別される(ステップ
S44)。これは、10カウント検出スイッチ45によって検
出された検出信号が、10カウント検出回路113を介して
マイクロコンピュータ100に送られ、RAM103内に含まれ
る10カウントカウンタの値が「10」であるか否かによっ
てなされる。10カウントカウンタの値が「10」になって
いない場合は、開閉翼片53a,53bの開閉動作回数が18回
となっているか否かが判別され(ステップS45)、18回
になっていないと判別された場合には、前記ステップS
36に戻り、ステップS36〜S45の処理を繰り返す。一方、
ステップS44において、10カウントカウンタの値が「1
0」になっていると判別された場合、またはステップS45
において、開閉翼片53a,53bの開閉回数が18回になった
と判別された場合には、その回の規制条件が成立したと
して18回の開閉処理が終了され(ステップS46)、その
後ステップS2へ戻り、いわゆる通常表示態様による特定
遊技状態が終了し、以後の処理を繰り返す。
上記の説明から明らかなように、この動作における実
施例は、開閉翼片53a,53bに導かれて入賞空間60に入っ
た入賞玉が特定入賞玉検出スイッチ66を作動させると、
ディジタル表示器67の可変表示が開始し、その後、停止
信号によって停止され、その停止したときの表示態様が
「7」を表示すると特別表示態様による特定遊技状態と
なるように設定されており、開閉翼片53a,53bが遊技者
にとって有利な第1の状態になるとともに、その途中
で、再度前記特定入賞玉検出スイッチ66が作動され、か
つディジタル表示器67の停止時の表示態様が奇数である
と繰り返し条件が成立し、上記の第1の状態は、予め定
められた規制条件、すなわち開閉翼片53a,53bの18回の
開閉動作、あるいは10個の入賞玉が入賞するまでの開閉
動作を満了させてから次の回の第1の状態へと進むよう
になっており、遊技者にとっては、安心して多量の入賞
球を獲得できるという満足感を享受することができる。
一方、特定入賞玉検出スイッチ66が作動され、かつデ
ィジタル表示器67の表示態様が「7」を除く奇数を表示
すると、通常表示態様による特定遊技状態となるように
設定されており、開閉翼片53a,53bが遊技者にとって有
利な第1の状態になるが、その途中で、再度前記特定入
賞玉検出スイッチ66が作動され、かつディジタル表示器
67の停止時の表示態様が奇数であると繰り返し条件が成
立し、上記第1の状態は、規制条件を満了することな
く、直ちに開閉動作が停止させられることによって終了
し、次回の第1の状態へと進むようになっており、遊技
者にとっては、上記特別表示態様による特定遊技状態よ
りは満足感の少い遊技となる。しかしながら、全体的に
見れば、特定遊技状態となった場合でも種類の異なる遊
技を楽しむことができて、遊技の単調化を防止すること
ができる。なお、この実施例の場合、特定入賞玉検出ス
イッチ66が作動されても、ディジタル表示器67の表示態
様が偶数を表示した場合には、一般表示態様となって、
遊技者には、何等有利となる遊技価値を与えることはな
い。また、このように特定入賞玉検出スイッチ66が作動
されても、一般表示態様のときに、いわゆる特定遊技状
態とならないものにおいては、前記通常入賞口65a,65b
をなくして全体を特定入賞口64とし、可変入賞球装置50
内に入賞した玉は、すべて特定入賞玉検出スイッチ66を
作動させるように変形しても良い。このように変形すれ
ば、特定遊技状態になるか否かは、すべてディジタル表
示器67の表示態様によって決定されることになる。
上述の実施例においては、可変表示装置として、ディ
ジタル表示器67を例示したが、これに変えて、複数の発
光源を順次点灯移動するようにしたルーレット形式のも
のや、LCD(液晶)や、機械的なドラムやリーフ式の可
変表示装置であっても良く、更に、これらの可変表示器
を複数設けてその組み合わせによって特別表示態様や通
常表示態様を表示するようにした可変表示装置であって
も良い。また、可変表示装置を可変入賞球装置50とは別
体に、例えば、遊技盤6上に設けても良い。
また、前記特定入賞口64において、上述の実施例に
は、その大きさが一定であるため、特定入賞口と通常入
賞口とに入賞する確率は、少なくとも遊技中に変化させ
ることができないものを示したが、第12図ないし第14図
に示されるような、特定入賞口または通常入賞口の大き
さを変化させることができるものであっても良い。
簡単に、第12図ないし第14図の可変入賞球装置150に
ついて説明すると、可変入賞球装置150は、第12図およ
び第13図に示されるように基本的に前述の実施例の可変
入賞球装置50と変わりなく、ただ特定入賞口の大きさが
変化する点で異なる。そこで、その特定入賞口の大きさ
を変化させることができる構成について、特に、第14図
に基づいて説明する。まず、第14図(a)(b)に示す
ように、モータ180の出力軸181の先端には、楕円板182
が固着され、該楕円板182に形成されている楕円形状の
係合溝183に対し、係合ピン184a,184bが係合した状態で
仕切部材163a,163bが配設されている。この仕切部材163
a,163bは、左右に摺動可能に取り付けられており、前記
出力軸181と一体となって楕円板182が回転することによ
り、係合ピン184a,184bが係合溝183を摺動し、仕切部材
163a,163bがそれぞれ逆方向に動かされるように構成さ
れている。つまり、第14図(a)(b)に示す状態で仕
切部材163a,163bの間隔が最も狭く、したがって特定入
賞口164に最も入賞し難い状態となっており、第14図
(c)(d)に示す状態で仕切部材163a,163bの間隔が
最も広く、したがって、特定入賞口164に入賞し易い状
態となっているとともに、通常入賞口165a,165bへは入
賞し難い状態となっている。
上記のように構成された可変入賞球装置150において
は、モータ180の回転制御を遊技状態と関連付けて行え
ば、遊技中においても特定入賞口164の大きさを変化さ
せることができるので、特定入賞口164と通常入賞口165
a,165bとに入賞する確率を変化させることができ、より
一層、遊技の興趣を盛り上げることができる。そして、
上記のような特定入賞口の大きさを変化させることがで
きる構造を前記した実施例に適用して繰り返し条件の成
立確率を変化させるようにしても良い。
更に、上述の実施例においては、可変入賞球装置にお
ける第1の状態として、開閉翼片を用いて、相対的に短
い時間間隔で開閉を所定回数繰り返す状態を示したが、
これに限らず、たとえば、開閉翼片を連続的に所定時間
開放するようにした状態でも良く、また、開閉翼片に変
えて、前後方向に開閉する開閉板や、左右方向に摺動す
る摺動部材を用いても良い。
「発明の効果」 この発明は、弾球遊技機に複数の表示態様に表示可能
な可変表示装置を設け、該可変表示装置の表示態様が、
予め定められた特別表示態様および通常表示態様を表示
するようにし、特定入賞玉検出手段の検出出力があり、
かつ可変表示装置の表示態様が特別表示態様であった場
合には、可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の
状態に駆動し、その第1の状態中に繰り返し条件検出手
段出力があっても、規制条件を満たしてから遊技者にと
って不利な第2の状態にし、その後再度遊技者にとって
有利な第1状態に駆動制御されるので、遊技者が期待す
る遊技価値を与えることができ、一方、特定入賞玉検出
手段の検出出力があり、かつ可変表示装置の表示態様が
通常表示態様であった場合には、可変入賞球装置を遊技
者にとって有利な第1の状態に駆動し、その第1の状態
中に繰り返し条件検出手段出力があった場合には、規制
条件を満たすことなく、直ちに遊技者に不利な第2の状
態にし、その後再度第1状態に駆動制御されるので、全
体的に見れば遊技が単調とならず、遊技者に対して興趣
をもって遊技することができる弾球遊技機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第8図は実施例を示し、第1図は可変入賞
球装置の正面図、第2図は可変入賞球装置の背面図、第
3図はパチンコ遊技機の正面図、第4図はパチンコ遊技
機の背面図、第5図は制御回路構成ブロック図、第6図
ないし第8図は実施例の動作を示すフロー図である。 第9図ないし第11図は実施例における他の動作を示すフ
ロー図である。 第12図ないし第14図は特定入賞領域の大きさを変化させ
ることができる可変入賞球装置を示し、第12図は可変入
賞球装置の正面図、第13図は可変入賞球装置の斜視図、
第14図は特定入賞領域の大きさを変化させる機構を説明
するための説明図である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機)、6……遊技盤、
8……遊技領域、11,12a,12b……始動入賞口、33,34a,3
4b……始動入賞玉検出スイッチ、50,150……可変入賞球
装置、64……特定入賞口、67……ディジタル表示器(可
変表示装置)、66……特定入賞玉検出スイッチ、100…
…マイクロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞領域を形成した遊技盤と、 前記遊技盤上に配設され、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と、遊技者にとって不利となる第2の状態に変
    化自在な可変入賞球装置と、 前記入賞領域のうち前記可変入賞球装置を第1の状態に
    することのできる特定入賞領域と、 前記特定入賞領域に入賞した入賞玉を検出する特定入賞
    玉検出手段と、 前記特定入賞玉検出手段出力後において、前記可変入賞
    球装置を繰り返して第1の状態にするための繰り返し条
    件が成立したことを検出する繰り返し条件検出手段と、 少なくとも特別表示態様と通常表示態様とを表示可能な
    可変表示装置と、 前記特定入賞玉検出手段の出力があり、かつ前記可変表
    示装置の表示状態が前記特別表示態様であることに応じ
    て前記可変入賞球装置を第1の状態となるように駆動
    し、この第1の状態中に前記繰り返し条件検出手段出力
    があることに応じて可変入賞球装置を予め定められた規
    制条件が成立するまで第1の状態に維持した後第2の状
    態にし、その後再度第1の状態に駆動する第1の駆動制
    御手段と、 前記特定入賞玉検出手段の出力があり、かつ前記可変表
    示装置の表示状態が前記通常表示態様であることに応じ
    て前記可変入賞球装置を第1の状態となるように駆動
    し、この第1の状態中に前記繰り返し条件検出手段出力
    があることに応じて直ちに可変入賞球装置を一旦第2の
    状態とし、その後再度第1の状態に駆動する第2の駆動
    制御手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
JP62229288A 1987-09-12 1987-09-12 弾球遊技機 Expired - Lifetime JP2602663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62229288A JP2602663B2 (ja) 1987-09-12 1987-09-12 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62229288A JP2602663B2 (ja) 1987-09-12 1987-09-12 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6472775A JPS6472775A (en) 1989-03-17
JP2602663B2 true JP2602663B2 (ja) 1997-04-23

Family

ID=16889772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62229288A Expired - Lifetime JP2602663B2 (ja) 1987-09-12 1987-09-12 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602663B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60145171A (ja) * 1983-12-31 1985-07-31 株式会社ソフイア パチンコ遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6472775A (en) 1989-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4548653B2 (ja) 弾球遊技機
JP2602663B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0199582A (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JP2872780B2 (ja) 弾球遊技機
JP2673350B2 (ja) 弾球遊技機
JP2602662B2 (ja) 弾球遊技機
JP2840101B2 (ja) 弾球遊技機
JP2731903B2 (ja) 弾球遊技機
JP2706804B2 (ja) 弾球遊技機
JP3504186B2 (ja) パチンコ機
JP3215408B2 (ja) 弾球遊技機
JP2627155B2 (ja) 弾球遊技機
JP2796982B2 (ja) 弾球遊技機
JP2946235B2 (ja) パチンコ機
JP2834820B2 (ja) 弾球遊技機
JP2825853B2 (ja) 弾球遊技機
JP2814407B2 (ja) 遊技機
JP2908851B2 (ja) 弾球遊技機
JP3044385B2 (ja) パチンコ機
JP2955335B2 (ja) 弾球遊技機
JP2676145B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0326285A (ja) 弾球遊技機
JP2010187794A (ja) 遊技台
JPH02246992A (ja) 弾球遊技機
JPH02218383A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080129

Year of fee payment: 11